JP2002127873A - 自動車盗難防止用照合システム - Google Patents

自動車盗難防止用照合システム

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JP2002127873A
JP2002127873A JP2000328166A JP2000328166A JP2002127873A JP 2002127873 A JP2002127873 A JP 2002127873A JP 2000328166 A JP2000328166 A JP 2000328166A JP 2000328166 A JP2000328166 A JP 2000328166A JP 2002127873 A JP2002127873 A JP 2002127873A
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JP2000328166A
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Tetsuaki Sashita
哲明 指田
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/30Detection related to theft or to other events relevant to anti-theft systems
    • B60R25/33Detection related to theft or to other events relevant to anti-theft systems of global position, e.g. by providing GPS coordinates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規の所有者にとって手間のかからない自動
車盗難防止用照合システムを提供する。 【解決手段】 カーナビゲーションシステム1から得ら
れた自動車の現在位置と、位置登録部11に予め登録し
ておいた正規保管場所とが不一致の状態が一定の時間を
超えて継続した場合に限定して、パスワードの照合を行
うようにし、一定時間以内に自動車が正規保管場所に戻
される場合には、自動車が盗難状態にないものとみなし
てパスワードの照合を行わないようにしているので、必
ず本人確認のための照合を行っていた従来に比べて、自
動車が正常な状態で運用されているときの正当な所有者
の労力を軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車盗難防止
用照合システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の盗難防止策として、運転者に固
有のパスワードを設定しておき、運転前に運転者がパス
ワードを入力し、このパスワードの照合を行う照合シス
テムがある。あるいは、運転者の指紋または声紋等を予
め登録しておき、この指紋等の照合を行うものもある。
【0003】このような照合システムでは、運転前に入
力されたパスワードや指紋等が、予め登録してあるもの
と合致しない場合に、エンジンの始動を禁止するように
なっており、窃盗犯が盗難車を運転しようとしても運転
できなくなるため、盗難を防止するための抑止を図るこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の照合システムで
は、運転開始の度に、必ずパスワードや指紋等の照合の
ための操作を行わなければならないため、運転者にとっ
ては作業負担が増えることになる。また、急いで自動車
を発進したいような場合にも照合作業を要求されるため
不便であった。
【0005】そこで、この発明の課題は、運転前の運転
者の負担を軽減し得る自動車盗難防止用照合システムを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、自動車の正規保管場所を登録
する位置登録部と、現在位置検出手段で検出された自動
車の現在位置が前記位置登録部に予め登録された正規保
管場所に合致するか否かを比較判断する位置比較部と、
前記位置比較部の比較結果に基づいて、自動車の現在位
置と前記正規保管場所とが不一致である状態が一定期間
を超えて継続するか否かを判断し、一定期間を超えてい
た場合に本人確認の照合を行う照合判断部と、前記照合
判断部での照合結果に基づいて本人確認ができなかった
場合にエンジンの始動を禁止する自動車走行制御手段と
を備えるものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自動車盗難防止用照合システムであって、前記本人確
認は、所定の操作パネルに入力されたパスワードの照合
を行うようにされたものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、自動車の走行を
制御する自動車走行制御手段と、自動車の正規保管場所
を登録する位置登録部と、現在位置検出手段で検出され
た自動車の現在位置が前記位置登録部に予め登録された
正規保管場所に合致するか否かを比較判断する位置比較
部と、前記位置比較部の比較結果に基づいて、自動車の
現在位置と前記正規保管場所とが不一致である状態が一
定期間を超えて継続するか否かを判断し、一定期間を超
えていた場合に、少なくとも自動車に固有に付された識
別コードと自動車の現在位置の情報とを所定の無線通信
部を通じて所定のセキュリティセンターに送信し、セキ
ュリティセンターからの所定の信号が返信されたときに
前記自動車走行制御手段にて自動車の通常的な走行を可
能な状態に設定する照合判断部とを備えるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】{第1の実施の形態}一般に、自
動車が窃盗犯によって盗まれると、その盗難にあった自
動車が、盗難される前の保管場所に戻ってくることはな
いと考えられる。このことを考慮すると、自動車の所有
者の正規の駐車場等の正規保管場所と現在位置が一致し
た場合には、そのことをもって、その自動車が盗難状態
に無いと推測できる。
【0010】一方、自動車が正規保管場所に位置しない
状態が長期間継続する場合は、自動車が盗難にあってい
る可能性がある。
【0011】このことから、この発明の第1の実施の形
態に係る自動車盗難防止用照合システムでは、自動車が
正規保管場所に位置しない状態が一定の時間を超えて継
続した場合に限定して、パスワードや指紋等の照合を行
うようにし、一定時間以内に自動車が正規保管場所に戻
される場合には、自動車が盗難状態にないものとみなし
てパスワードや指紋等の照合を行わないようにする。
【0012】<構成>図1はこの自動車盗難防止用照合
システムが適用された自動車の主要な構成を示すブロッ
ク図、図2は自動車盗難防止用照合システムの構成を示
すブロック図である。
【0013】この自動車盗難防止用照合システムSS
は、図1の如く、カーナビゲーションシステム(現在位
置検出手段)1で検出された自動車の現在位置が予め登
録された登録位置に合致しない状態が一定期間継続する
場合に、その旨を検出し、エンジン2の始動前にパスワ
ードの照合を行い、パスワードの照合結果が一致してい
たときにエンジン2の始動を許可する一方、不一致であ
ったときにエンジン2の始動を禁止するようにし、一定
期間内に一度でも自動車が登録位置に位置していると判
断したときには、エンジン2の始動のための照合判断工
程を省略するようにしたものである。
【0014】具体的に、この自動車盗難防止用照合シス
テムは、図2の如く、自動車の正規保管場所を登録する
位置登録部11と、カーナビゲーションシステム1から
得られた自動車の現在位置と位置登録部11に登録され
た正規保管場所とを比較する位置比較部12と、位置比
較部12で自動車の現在位置が正規保管場所と一致した
時点及び最後にパスワードの照合結果が適正であった時
点のうちのいずれか遅い時点からの経過時間を計時手段
13での計時及び記憶部14での記憶等に基づいて演算
する経過時間演算部15と、経過時間演算部15で演算
された経過時間が一定の時間を超えている場合において
本人確認のためのパスワードの照合を行う照合判断部1
7と、照合判断部17からの信号に基づいてエンジン2
の始動を行うエンジン始動回路(自動車走行制御手段)
18とを備える。
【0015】位置登録部11は、インストゥルメントパ
ネル等に設置された所定の操作パネル(カーナビゲーシ
ョンシステムの操作部を含む)19での操作により、カ
ーナビゲーションシステム1の地図情報に対応する方式
のデータとして、内蔵のメモリ内に正規保管場所を登録
するようになっている。
【0016】位置比較部12は、カーナビゲーションシ
ステム1から得られた自動車の現在位置と位置登録部1
1に登録された正規保管場所とを比較し、一致していた
場合にアクティブな信号を経過時間演算部15に出力す
る。尚、位置比較部12における比較動作は一定の時間
間隔や、自動車のエンジン停止時等の特定の状態(以下
「位置比較タイミング」と称す)毎に行われる。
【0017】経過時間演算部15は、エンジンスイッチ
16がオフの状態であり且つメイン電源がオンの状態の
ときに、位置比較部12からアクティブな信号が与えら
れた時点で、その時点の日付け及び時刻を計時手段13
での計時結果に基づいて認識し、当該日付け及び時刻の
データを「適正状態最終時点」のデータとして記憶部1
4に更新的に記憶させる機能と、照合判断部17からの
エンジン始動許可の信号(後述)が与えられた時点で、
その時点の日付け及び時刻を計時手段13での計時結果
に基づいて認識し、当該日付け及び時刻を上記「適正状
態最終時点」のデータとして記憶部14に更新的に記憶
させる機能と、上記「適正状態最終時点」からの経過時
間を一定周期毎に演算して当該経過時間を照合判断部1
7に出力する機能とを有している。尚、適正状態最終時
点は、初期値としては位置比較部12での正規保管場所
の登録が行われた時点の日付及び時刻の情報が使用され
る。
【0018】照合判断部17は、自動車のアクセサリー
キーをオンにした後にエンジン2が始動する前の状態の
ときに、経過時間演算部15から与えられた経過時間が
予め定められた一定の時間以内である場合にエンジン始
動回路18にエンジン始動許可の信号を送信する第1の
エンジン許可機能と、経過時間演算部15から与えられ
た経過時間が一定の時間を超えている場合(以下「経過
時間超過状態」と称す)にエンジン始動回路18に対し
てエンジン始動許可の信号を送信しないエンジン不許可
機能と、経過時間超過状態のときに図示しない表示装置
での表示または音声出力装置での音声案内等により操作
パネル19でのパスワードの入力を要求するパスワード
入力要求機能と、操作パネル19で入力されたパスワー
ドが予め登録されている正規パスワードに一致している
場合にエンジン始動回路18及び経過時間演算部15に
エンジン始動許可の信号を送信する第2のエンジン許可
機能と、不一致であった場合に異常状態としてエンジン
始動不許可の状態のまま処理を終了する異常検出機能と
を有している。尚、異常検出機能が異常状態を検出した
ときは、表示装置または音声出力装置(図示せず)によ
って、例えば「パスワードが異なっています」という報
知を行うようになっている。
【0019】エンジン始動回路18は、照合判断部17
からエンジン始動許可の信号が与えられたときにエンジ
ン2の始動を許可する機能と、照合判断部17からエン
ジン始動許可の信号が与えられなかったときにエンジン
スイッチ16の操作に拘わらずエンジン2を始動しない
機能(以下「エンジン始動ロック状態」と称す)とを有
している。
【0020】なお、位置登録部11、位置比較部12、
経過時間演算部15及び照合判断部17は、ROMおよ
びRAM等が接続された一般的なCPU内において所定
のソフトウェアプログラムによって動作する機能要素で
あり、これらの各要素の各機能はソフトウェアプログラ
ムによって規定されている。
【0021】尚、図1中の符号1aはGPSアンテナを
示している。
【0022】<動作>上記構成の自動車盗難防止用照合
システムの動作を図3に示したフローチャートに沿って
説明する。
【0023】まず、この自動車盗難防止用照合システム
が自動車に設置された時点で、ステップS01におい
て、デフォルト状態(初期状態)としてエンジン始動ロ
ック状態が解除される。これにより、盗難時に自動車盗
難防止用照合システムが取り外される事態が発生する
と、自動車はエンジン始動ロック状態に戻されるため、
窃盗犯による自動車の走行を禁止できるものである。
【0024】次に、自動車の所有者は、ステップS02
において、操作パネル19での操作により、カーナビゲ
ーションシステム1の地図情報に対応する方式のデータ
として、正規保管場所を位置登録部11に登録する。
【0025】このとき、経過時間演算部15は、ステッ
プS03において、この時点の日付及び時刻の情報を計
時手段13から認識し、適正状態最終時点の初期データ
として記憶部14に記憶させておく。これにより、経過
時間演算部15での経過時点の演算における始期が初期
的に定められ、アクセサリーキーがオンの状態となり電
源が自動車盗難防止用照合システムSSに供給されてい
る時点で、経過時間演算部15での経過時点の演算が開
始される(タイマースタート)。
【0026】次に、ステップS04において、位置比較
部12が一定時間間隔毎や自動車の停止時等の特定の状
態になったとき等の所定の位置比較タイミングであるこ
とを検出すると、ステップS05において、カーナビゲ
ーションシステム1から得られた自動車の現在地と位置
登録部11に登録された正規保管場所とを比較する。そ
して、これらが一致していた場合には、アクティブな信
号を経過時間演算部15に出力する。
【0027】経過時間演算部15は、位置比較部12か
らアクティブな信号が与えられた時点で、その時点の日
付け及び時刻を計時手段13での計時結果に基づいて認
識し、当該日付け及び時刻のデータを「適正状態最終時
点」のデータとして記憶部14に更新的に記憶させてタ
イマーリセット(ステップS06)を行い、その後、ス
テップS04からの処理を繰り返す。
【0028】一方、ステップS05において、位置比較
部12の比較結果が、カーナビゲーションシステム1か
ら得られた自動車の現在地と位置登録部11に登録され
た正規保管場所とが不一致であった場合には、ステップ
S07に進む。
【0029】ステップS07では、経過時間演算部15
が、記憶部14内の「適正状態最終時点」からの経過時
間を一定周期毎に演算し、当該経過時間を照合判断部1
7に出力する。そして、照合判断部17では、経過時間
演算部15から与えられた経過時間が予め定められた一
定の時間以内であるか否かを判断する。
【0030】経過時点が一定の時間以内であると判断さ
れる場合は、エンジン始動回路18にエンジン始動許可
の信号を送信する。したがって、この状態ではエンジン
始動回路18はエンジン始動ロック状態には移行せず、
故にエンジンスイッチ16がオンになるとエンジン2を
始動することになる。しかる後、ステップS04からの
処理を繰り返す。
【0031】一方、ステップS07において、照合判断
部17が経過時間演算部15からの出力に基づいて経過
時間超過状態(タイマーの経過時間が一定の時間を超え
ている状態)を検出した場合は、ステップS08に進
み、エンジン始動回路18に対してエンジン始動許可の
信号を送信しない。この状態では、エンジン始動回路1
8はエンジン始動ロック状態であり、エンジンスイッチ
16の操作に拘わらずエンジン2は始動しない。
【0032】次に、ステップS09において、エンジン
2の停止後に、エンジン2を始動するためにイグニッシ
ョンスイッチを操作する。
【0033】このとき、ステップS10において、照合
判断部17は、所定の表示装置での表示または音声出力
装置での音声案内等により、操作パネル19でのパスワ
ードの入力を操作者に対して要求する。これに応じて、
操作パネル19にパスワードが入力されると、照合判断
部17は、入力されたパスワードが予め登録されている
正規パスワードに一致しているか否かを比較判断する。
そして、比較結果が一致していた場合は、エンジン始動
回路18及び経過時間演算部15にエンジン始動許可の
信号を送信し、ステップS11に進む。
【0034】ステップS11では、照合判断部17から
エンジン始動許可の信号が与えられた時点で、エンジン
始動回路18はエンジン始動ロック状態を解除する。し
たがって、この状態ではエンジン始動回路18はエンジ
ン始動ロック状態には移行せず、故にエンジンスイッチ
16がオンになるとエンジン2を始動することになる。
【0035】しかる後、ステップS06に進む。ステッ
プS06では、照合判断部17からのエンジン始動許可
の信号に基づいて、経過時間演算部15がその時点の日
付け及び時刻のデータを「適正状態最終時点」のデータ
として記憶部14に更新的に記憶させてタイマーリセッ
トを行い、その後、ステップS04からの処理を繰り返
す。
【0036】一方、ステップS10において、操作パネ
ル19で入力されたパスワードが正規パスワードに対し
て不一致である旨を照合判断部17が判断した場合は、
ステップS12に進む。ステップS12では、表示装置
または音声出力装置(図示せず)によって、例えば「パ
スワードが異なっています」という報知を行った後、エ
ンジン始動ロック状態のまま処理を終了する。
【0037】かかる自動車盗難防止用照合システムが搭
載された自動車は、盗難にあっても、窃盗犯は、次にエ
ンジン2を始動しようとするときに、一定時間後に正規
のパスワードを入力しない限り走行できなくなるので、
盗難の抑止に有効である。
【0038】このように、自動車が正規保管場所に位置
しない状態が一定の時間を超えて継続した場合に限定し
て、パスワードの照合を行うようにし、一定時間以内に
自動車が正規保管場所に戻される場合には、自動車が盗
難状態にないものとみなしてパスワードの照合を行わな
いようにしているので、必ず本人確認のための照合を行
っていた従来に比べて、自動車が正常な状態で運用され
ているときの正当な所有者の労力を軽減できる。
【0039】また、エンジン2の作動中ではなく、エン
ジン2の停止を確認してから、自動車の現在位置照合及
びパスワード照合を行うようにしているので、エンジン
2の作動中にエンジン2が停止してしまう自体を防止で
きるとともに、一度エンジン2を切ったら、次にエンジ
ン2がかからなくなることになり、窃盗犯による盗難の
抑止に極めて有効である。
【0040】この場合において、カーナビゲーションシ
ステム1の地図情報を利用するだけで、自動車が盗難状
態にあるか否かを容易に判断できるので、簡単な構成の
自動車盗難防止用照合システムを提供できる。
【0041】{第2の実施の形態} <構成>図4はこの発明の第2の実施の形態に係る自動
車盗難防止用照合システムを示すブロック図である。な
お、図4では第1の実施の形態と同様の機能を有する要
素については同一符号を付している。
【0042】この実施の形態の自動車盗難防止用照合シ
ステムは、第1の実施の形態と同様に、自動車が正規保
管場所にない期間が一定時間を超えた場合に、エンジン
始動回路18のエンジン始動ロック状態を解除しないも
のであるが、そのエンジン始動ロック状態の解除条件と
して、パスワードの照合を照合判断部17で行うのでは
なく、所定の送信情報を無線通信部21を通じて所定の
外部のセキュリティセンター22に送信し、このセキュ
リティセンター22で自動車が盗難にあっていないか否
かを照合するようにしたものである。そして特に、この
自動車盗難防止用照合システムでは、無線通信部21か
らセキュリティセンター22に送信する送信情報のなか
に、カーナビゲーションシステム1から得られた自動車
の現在位置情報を併せて送信するようにし、盗難のあっ
た自動車の現在位置をセキュリティセンター22で確認
できるようになっている。
【0043】無線通信部21から送信される送信情報と
しては、予め個々の自動車に固有に付された個別ID
(識別コード)と、上述のようにカーナビゲーションシ
ステム1から得られた自動車の現在位置情報の他、任意
のマジックナンバーを含むものとする。このマジックナ
ンバーとしては、例えば自動車の操作パネル19で操作
者が入力したパスワードである。
【0044】また、送信情報内に含められる自動車の現
在位置情報としては、例えば緯度及び経度の情報であっ
てもよいし、所番地の情報であってもよく、あるいは、
他の方式で符号化された情報であってもよい。
【0045】そして、照合判断部17は、これらの情報
を併せて所定の方式の符号化データに変換し、無線通信
部21を通じてセキュリティセンター22に無線送信す
る。
【0046】セキュリティセンター22側では、符号化
データを無線受信し、その符号化データを逆変換して、
自動車の個別ID(識別番号)と、自動車の現在位置情
報と、マジックナンバーとを復元する。そして、セキュ
リティセンター22では、個別IDに基づいて、その自
動車について盗難届けが提出されていないかどうかを判
断し、盗難届けが提出されていた自動車であった場合に
は、自動車の現在位置情報を確認する。
【0047】一方、盗難届けが提出されていない場合に
は、エンジン始動ロック状態を解除するための所定の解
除コマンドデータを当該自動車に無線送信する。自動車
側では、無線通信部21で解除コマンドデータを無線受
信し、照合判断部17で解除コマンドデータを認識し
て、これに基づいてエンジン始動回路18に対してエン
ジン始動ロック状態の解除を指令する。
【0048】このように、この実施の形態では、第1の
実施の形態の利点に加えて、盗難車の所在地をセキュリ
ティセンター22で把握することが可能であり、ひいて
は盗難に対する迅速な措置をとることが可能になる利点
がある。
【0049】尚、この実施の形態の場合、パスワードの
入力を行うことなく、自動車の個別ID及び現在位置情
報のみを送信情報としてセキュリティセンター22に送
信するようにしてもよい。そうすれば、第1の実施の形
態の場合では、正規の所有者がパスワードを忘れてしま
った場合に運転ができなくなるのに対して、この実施の
形態では、セキュリティセンター22で盗難届がでてい
ないことを確認した後に、エンジン始動ロックの解除の
ための解除コマンドデータを送信することで、その所有
者が滞り無く運転を行うことが可能となる。
【0050】また、上記各実施の形態では、パスワード
を照合の手段としていたが、その他、指紋や声紋で本人
確認を行うようにしてもよいこと勿論である。
【0051】さらに、上記実施の形態では、自動車の現
在位置を検出する現在位置検出手段としてカーナビゲー
ションシステム1を適用していたが、GPS等を使用し
て自動車の現在位置を検出する装置であればどのような
ものを適用しても差し支えない。
【0052】さらにまた、上記実施の形態では、自動車
が盗難された旨を判断した場合に、エンジン始動回路
(自動車走行制御手段)18がエンジン2の始動を禁止
するようにしていたが、その他、例えばエンジン2の回
転数を一定の回転数以下に制限して自動車走行を徐行し
かできなくしたり、エンジン2の始動後に一定時間が経
過すると自動的にエンジン2を停止させるなど、通常の
自動車走行に対して制限を加えるのであればどのように
してもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、自動車
が正規保管場所に位置しない状態が一定の時間を超えて
継続した場合に限定して、例えば請求項2のようにパス
ワードの照合を行うようにし、一定時間以内に自動車が
正規保管場所に戻される場合には、自動車が盗難状態に
ないものとみなしてパスワードの照合を行わないように
しているので、必ず本人確認のための照合を行っていた
従来に比べて、自動車が正常な状態で運用されていると
きの正当な所有者の労力を軽減できる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、自動車が
正規保管場所に位置しない状態が一定の時間を超えて継
続した場合に限定して、自動車に固有に付された識別コ
ードと自動車の現在位置の情報とを所定の無線通信部を
通じて所定のセキュリティセンターに送信し、セキュリ
ティセンターからの所定の信号が返信されたときに前記
エンジン始動回路をエンジン始動可能な状態に設定する
ので、自動車からの無線通信がセキュリティセンターに
対して行われたときに、例えば受信した情報のうちの識
別コードに対応する自動車について盗難届が提出されて
いないかどうかを調査し、盗難届が提出されていた場合
に、その盗難車の所在地をセキュリティセンターで把握
することが可能となる。したがって、盗難に対する迅速
な措置をとることが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る自動車盗難
防止用照合システムが適用された自動車の主要な構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る自動車盗難
防止用照合システムを示すブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態に係る自動車盗難
防止用照合システムの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明の第2の実施の形態に係る自動車盗難
防止用照合システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
SS 自動車盗難防止用照合システム 1 カーナビゲーションシステム 2 エンジン 11 位置登録部 12 位置比較部 13 計時手段 14 記憶部 15 経過時間演算部 16 エンジンスイッチ 17 照合判断部 18 エンジン始動回路 19 操作パネル 21 無線通信部 22 セキュリティセンター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 49/00 E05B 49/00 K T 65/12 65/12 A (72)発明者 指田 哲明 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB05 BB47 BB57 BB61 CC26 DD01 DD09 DD10 EE02 FF02 FF06 FF08 HH01 JJ00 JJ03 KK03 LL00 TT01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の正規保管場所を登録する位置登
    録部と、 現在位置検出手段で検出された自動車の現在位置が前記
    位置登録部に予め登録された正規保管場所に合致するか
    否かを比較判断する位置比較部と、 前記位置比較部の比較結果に基づいて、自動車の現在位
    置と前記正規保管場所とが不一致である状態が一定期間
    を超えて継続するか否かを判断し、一定期間を超えてい
    た場合に本人確認の照合を行う照合判断部と、 前記照合判断部での照合結果に基づいて本人確認ができ
    なかった場合に自動車の走行に対して所定の制限を加え
    る自動車走行制御手段とを備える自動車盗難防止用照合
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車盗難防止用照合
    システムであって、 前記本人確認は、所定の操作パネルに入力されたパスワ
    ードの照合を行うようにされた自動車盗難防止用照合シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 自動車の走行を制御する自動車走行制御
    手段と、 自動車の正規保管場所を登録する位置登録部と、 現在位置検出手段で検出された自動車の現在位置が前記
    位置登録部に予め登録された正規保管場所に合致するか
    否かを比較判断する位置比較部と、 前記位置比較部の比較結果に基づいて、自動車の現在位
    置と前記正規保管場所とが不一致である状態が一定期間
    を超えて継続するか否かを判断し、一定期間を超えてい
    た場合に、少なくとも自動車に固有に付された識別コー
    ドと自動車の現在位置の情報とを所定の無線通信部を通
    じて所定のセキュリティセンターに送信し、セキュリテ
    ィセンターからの所定の信号が返信されたときに前記自
    動車走行制御手段にて自動車の通常的な走行を可能な状
    態に設定する照合判断部とを備える自動車盗難防止用照
    合システム。
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