JP2002127221A - 射出成形機用自動給油装置 - Google Patents

射出成形機用自動給油装置

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JP2002127221A JP2000324819A JP2000324819A JP2002127221A JP 2002127221 A JP2002127221 A JP 2002127221A JP 2000324819 A JP2000324819 A JP 2000324819A JP 2000324819 A JP2000324819 A JP 2000324819A JP 2002127221 A JP2002127221 A JP 2002127221A
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正志 寺山
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亘 佐藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/83Lubricating means

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出成形機の潤滑油供給箇所によって選択さ
れた潤滑油分配弁から潤滑油が供給される安価で容積の
小さい潤滑油供給装置を提供する。 【解決手段】 潤滑油供給装置は、潤滑油を貯蔵するタ
ンク4と、このタンク4に吸引側を接続した潤滑油ポン
プ2と、この潤滑油ポンプ2を駆動する電動機3と、こ
の電動機3を制御する制御装置9と、前記潤滑油ポンプ
9の吐出側に接続された切替弁5とを有し、この切替弁
5により複数の給油箇所に潤滑油を分配するための少な
くとも1つの進行型潤滑油分配弁6と、少なくとも1の
並列型潤滑油分配弁7とが選択可能に潤滑油ポンプ2の
吐出側に接続されているので、給油箇所に対応させて最
適な進行型潤滑油分配弁6と並列型潤滑油分配弁7の組
み合わせができ、潤滑油供給装置を小型化、低価格化が
実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形機の各回転
部・摺動部等の給油箇所に潤滑油を自動的に供給する装
置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、合成樹脂製品の成型には射出成形
機が用いられるが、この射出成形機は1台で大体40〜
50箇所に及ぶ回転部や摺動部の給油箇所があり、各給
油箇所に必要に応じて潤滑油が供給される。この潤滑油
の供給方法は予め設定された量の潤滑油が所定の時間経
過後または所定の射出回数ごとに潤滑油ポンプから各回
転部や摺動部に自動的に供給されるようになっている。
【0003】従来の潤滑油供給装置1Aは図7に示すよ
うに潤滑油を貯蔵するタンク4と、この潤滑油を圧送す
る潤滑油ポンプ2と、前記タンク4に一方の開口端を配
置し他方の開口端を潤滑油ポンプ2の吸引口に接続され
た配管18と、前記潤滑油ポンプ2の吐出口に配管12
を介して接続口の1つが接続されている切替弁25と、
切替弁25のもう1つの接続口に配管28を介して接続
されている潤滑油分配弁26と、この潤滑油分配弁26
から分岐し射出成形機の各給油箇所(図示せず)に接続
された複数の分岐管26aと、配管12から分岐接続さ
れた配管19と、この配管19に設けられた圧力設定弁
20と、この潤滑油分配弁26に取り付けられた圧力セ
ンサー27と、潤滑油ポンプ2を駆動する電動機3と、
これらの機器からなる潤滑油分配装置を制御する制御装
置9等から構成されており、潤滑油分配弁26には一般
に特開昭50−31262号に開示されているような進
行型分配弁または実開昭56−91991号に開示され
ているような定量弁が1つの分岐管に複数接続された並
列型分配弁が使用されている。
【0004】また、この潤滑油供給装置1Aは射出成形
機の所定の射出回数ごとに射出成形機の制御装置(図示
せず)から送られてくる信号によって、電動機3が一定
の時間起動され、潤滑油ポンプ2が駆動される。これに
よって、潤滑油タンク4から潤滑油が潤滑油ポンプ2に
吸引され、昇圧された後、切替弁25を通り潤滑油分配
弁26に圧送され、この潤滑油分配弁26から一定量の
潤滑油が射出成形機の各給油箇所にそれぞれ分配され
る。
【0005】その際、圧力センサー27によって潤滑油
分配弁26に圧送されてきた潤滑油の圧力が検知され、
この圧力が所定の圧力に達していない場合は潤滑油分配
弁26が正常に作動しないため、警報等がなされるなど
の処理がなされている。また、潤滑油ポンプ2から吐出
される潤滑油は、圧力設定弁20によって所定の圧力に
減圧された後、一部は切替弁に供給され、その他は潤滑
油タンク4に放出されるようになっている。
【0006】従来の射出成形機では、さほどの高速射出
が要求されておらず、潤滑油供給に対する信頼度の要求
が、さほど高くないため並列型分配弁が主に使用されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近の高速
射出化のニーズに対応するために電動式射出成形機で
は、ボールネジ部は、極めて高負荷・高速度・高頻度で
作動され、従来以上に適切な間隔で適切な量の潤滑油を
供給する必要性が高くなっている。一方、ボールネジ等
以外の給油箇所は高速射出化のニーズに対応しても給油
間隔、給油量等、従来と比べさほど正確な給油は必要と
されない。このように、各潤滑油供給部によって必要と
される潤滑油供給量、給油時間等の信頼度の差が従来と
比べ顕著になっており、従来のような一種類の並列型分
配弁のみでは対応できない。
【0008】即ち、並列型分配弁は構造が簡単で、容積
が小さく、潤滑油吐出口数の増減が容易に行え、価格的
に安価であるが、複数の潤滑油吐出口から給油がほぼ同
時に行われ、どれか一つ又は複数の潤滑油吐出口に接続
された各給油箇所に詰まりが生じた場合にも、その他の
部分に潤滑油の供給動作は行われるため、給油がされな
い部分があっても検出されず、また、潤滑油の粘度によ
っては潤滑油ポンプから並列型分配弁にいたる配管抵抗
が高くなるため圧力低下が生じ、潤滑油ポンプ吐出口か
ら離れた位置の定量弁が確実に作動しない場合があるな
どの問題点があり、特に正確な潤滑油の供給が必要な箇
所には使用できない問題点がある。
【0009】一方、進行型分配弁は給油が順次行われる
ため、給油の正確性が高いが、この分配弁の機構が複雑
であり容積が大きく、また価格的に高価であるため、多
数の給油箇所がある射出成形機の潤滑油供給装置への適
用が難しい問題点や小形射出成形機の潤滑油供給装置に
は適用が難しい等の問題点がある。
【0010】そこで、本発明は前記従来の潤滑油供給装
置の問題点を解決して、正確な給油の必要な部分には適
切な給油間隔で適切な量の潤滑油が供給でき、その他の
部分の給油は適度に行える安価で、容積が小さく、給油
口数の増減に容易に対応できる射出成形機用潤滑油供給
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の射出成形機用自動給油
装置1は、潤滑油を貯蔵するタンク4と、このタンク4
に吸引側を接続した潤滑油ポンプ2と、この潤滑油ポン
プ2を駆動する電動機3と、この電動機3を制御する制
御装置9と、前記潤滑油ポンプ2の吐出側に接続された
切替弁5とを有し、この切替弁5により複数の給油箇所
に潤滑油を分配するための少なくとも1つの進行型潤滑
油分配弁6と、少なくとも1つの並列型潤滑油分配弁7
が選択可能に接続されていることを特徴とする。
【0012】この射出成形機用潤滑油供給装置1では、
ボールネジ等の正確な給油が必要な箇所には進行型潤滑
油分配弁6によって適切な給油間隔で適正な量の潤滑油
の供給が行え、その他の部分には並列型潤滑油分配弁7
によって潤滑油の供給が行える。また、進行型潤滑油分
配弁6の大きさは正確な潤滑油供給が必要な箇所に潤滑
油を供給するための必要最小限のサイズにすることがで
き、価格を必要最小限にすることができる。
【0013】請求項2に記載の射出成形機用潤滑油供給
装置1は、請求項1に記載の潤滑油供給装置において、
進行型潤滑油分配弁6の潤滑油吐出口59〜62のうち
最後に潤滑油が吐出される吐出口61と、並列型潤滑油
分配弁7の潤滑油供給口23から最も離れた位置にある
接続口22とを逆止弁11を介して配管14によって連
通したことを特徴とする。
【0014】この射出成形機用潤滑油供給装置1では、
進行型潤滑油分配弁6の潤滑油供給動作が1循する際の
最後に吐出される潤滑油が並列型潤滑油分配弁7の潤滑
油供給口23から最も離れた位置にある接続口22に供
給されることにより、前工程で圧力解放され圧力が低下
している並列型潤滑油分配弁7及び切替弁5と並列型潤
滑油分配弁7とを結ぶ配管15等の部分に残留する潤滑
油が予圧されるため、並列型潤滑油分配弁7の作動が短
期間に行われ、また、並列型潤滑油分配弁7を構成する
各定量弁の位置による圧力差が少なくなるため作動不良
が解消される。
【0015】請求項3に記載の射出成形機用潤滑油供給
装置1は、請求項2に記載の潤滑油供給装置において、
前記接続口22に圧力センサー10が取り付けられたこ
とを特徴とする。
【0016】この射出成形機用潤滑油供給装置1では、
前記接続口22に圧力センサー10が取り付けられてい
るため、進行型潤滑油分配弁6の全ての潤滑油吐出口か
ら潤滑油が吐出されたか否の確認と、並列型潤滑油分配
弁7の潤滑油ポンプ2から最も離れた位置にある定量弁
70が所定の圧力によって作動されているか否かの確認
が1つのセンサー10で確認できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づき以下に説明する。図1に示される本発明の潤滑油供
給装置1は、潤滑油ポンプ2、電動機3、潤滑油タンク
4、切替弁5、進行型潤滑油分配弁6、並列型潤滑油分
配弁7、圧抜き弁8、制御装置9、センサー10、逆止
弁11、圧力設定弁20、各機器を連通する配管12〜
19より構成されている。
【0018】潤滑油ポンプ2は、電動機3に連結されて
おり、その吸引口に接続された配管18を介して潤滑油
タンク4内に貯蔵された潤滑油を吸引するようになって
いる。
【0019】この潤滑油ポンプ2の吐出口は配管12を
介して切替弁5の一つの接続口(Pポート)に接続され
ており、この切替弁5は、制御装置9からの電気によっ
て励磁するソレノイド21とバネで切り替え作動される
4ポート2位置電磁切換弁であり、常時はバネにより図
示の右側位置に切換られており、前記配管12と後述の
配管13が連通し、ソレノイド21が励磁されると、左
側の位置に切り替わり、配管12と後述の配管15が連
通されるようになっている。また、配管12には配管1
9が分岐接続され、この配管19は圧力設定弁20を介
して潤滑油タンク4に連通している。
【0020】切替弁5の他の接続口の1つに配管13の
一方の開口端が接続され、配管13の他方の開口端は進
行型潤滑油分配弁6の潤滑油の流入口49に接続されて
いる。
【0021】この進行型潤滑油分配弁6は図3に示すよ
うに、潤滑油の流入口49と複数の吐出口59、60、
61、62を有した弁本体6aに、複数のシリンダa
1、a2を直列に連結した第1のシリンダ列と複数のシ
リンダb1、b2を直列に連結した第2のシリンダ列と
を縦方向に並行に配列し、これらシリンダ列内にプラン
ジャA、Bをそれぞれ内装する構造になっており、これら
シリンダ列内に前記流入口49から供給される潤滑油が
それぞれのプランジャによって順次潤滑油吐出口62、
60、59、61から吐出される構造になっている。
【0022】進行型潤滑油分配弁6から潤滑油が吐出さ
れる潤滑油吐出口59,60,62は、それぞれ、射出
成形機の型締め軸、突き出し軸、射出軸の各ボールネジ
部の給油口に接続されており、最後に潤滑油が吐出され
る潤滑油吐出口61は、配管14および逆止弁11を介
して並列型潤滑油分配弁7の接続口22に接続されてい
る。この接続口22は潤滑油供給口23から最も離れた
位置に配置されている。
【0023】また、前記切替弁5の残りの接続口には配
管15を介して配管16に連通され、配管16の一端は
前記並列型潤滑油分配弁7の潤滑油供給口23に連通さ
れ、他端は圧力逃がし弁8に連通され、この逃がし弁8
は配管17を介して潤滑油タンク4内に連通されてい
る。
【0024】前記並列型潤滑油分配弁7は、図4(a)
に示すように、1つの潤滑油の流入口69を有するシリ
ンダよりなる弁本体63と、この弁本体63に上下可動
に内装された中空のプランジャ64と、このプランジャ
64を下方に付勢する付勢バネ65と、この付勢バネ6
5を圧縮するための中空の止めネジ66と、前記プラン
ジャ64の内側に挿入された計量パイプ67と、前記流
入口69と弁本体63を仕切るフロート弁68等を主体
に構成された定量弁70が、図5に示すように複数並列
に分岐管80に接続されてなるものである。
【0025】前記止めネジ66は前記弁本体63に螺着
され、この止めネジ66のネジ部71の螺入量によって
前記プランジャ64の下方への付勢力が調整可能になっ
ており、この止めネジ66にはシール用のパッキン72
が装着されており、上記止めネジ66の螺着部73から
の潤滑油の外部への漏れを防止している。
【0026】また、前記計量パイプ67の一端は前記止
めネジ66に螺合されており、この螺合部より下方に計
量パイプ67の内外を連通する穴74が複数あけられて
おり、他端には周方向に沿って複数の穴76が開けられ
た止めリング75が装着されており、前記プランジャ6
4が付勢ばね65によって下方に付勢され、前記止めリ
ング75に当接することによって、前記複数の穴76は
プランジャ64によって塞がれるようになっている。
【0027】前記フロート弁68は、弁本体63のシリ
ンダ出口側の潤滑油の背圧によって前記流入口69の弁
座部77に押圧されており、前記潤滑油ポンプ3が作動
し、弁本体63の流入口69に加圧された潤滑油が供給
されると、この圧力と前記背圧の差圧によって押し上げ
られ、潤滑油が前記弁本体63の内壁と計量パイプ67
の外壁との空間100に潤滑油が供給される構造になっ
ている。
【0028】また、電動機3、切替弁5のソレノイド2
1、圧抜き弁8のソレノイド24は制御装置9の出力端
(図示せず)に電気的に接続されおり、センサー10の
出力端は制御装置9の入力端(図示せず)に接続されて
いる。また、制御装置9は射出成形機の制御装置(図示
せず)と電気的に接続されており、電気信号の送受信が
なされるようになっている。
【0029】この潤滑油供給装置1の作用を図1〜図5
に基づいて説明すると、射出成形機の制御装置(図示せ
ず)から予め定められた射出回数ごとに信号が制御装置
9に送られ(図2のステップS1)、この信号に基づき
電動機3が起動され、制御装置9内のタイマーT1(図
示せず)が作動される(図2のステップS2)。この電
動機3の起動によって潤滑油ポンプ2が起動され、潤滑
油タンク4に貯蔵されている潤滑油が配管18を通り潤
滑油ポンプ2に吸引される。
【0030】潤滑油ポンプ2に吸引された潤滑油は所定
の圧力まで昇圧され潤滑油ポンプ2の吐出側の配管12
を通り切替弁5に圧送される。このとき、潤滑油ポンプ
2の始動時は進行型潤滑油分配弁6と配管12、13が
連通されるように切換弁5が図示の位置になっており、
潤滑油は進行型潤滑油分配弁6に供給される(図2のス
テップS3)。
【0031】進行型潤滑油分配弁6に圧送された潤滑油
は前記図3に示されるように、潤滑油の流入口49に供
給された潤滑油は中央の流路50から流路51を経てプ
ランジャAの右側に圧送され、プランジャAが左に移動
される。このとき、前工程でシリンダa1に充填されて
いる潤滑油がプランジャAによて押圧され流路52、5
7を通じて潤滑油吐出口62から吐出され給油箇所に供
給される(図3(a))。
【0032】プランジャAが左端まで移動されると流路
58と流路50が連通されプランジャBの右側に潤滑油
が圧送され、プランジャBが左側に移動する。このと
き、前工程でシリンダb1に充填されている潤滑油が流
路53、55を通じて潤滑油吐出口60から吐出され給
油箇所に供給される(図3(b))。
【0033】プランジャBが左端まで移動されると流路
50と流路52が連通されプランジャAの左側に潤滑油
が圧送され、プランジャAが右側に移動する。このと
き、前工程でシリンダa2に充填されている潤滑油が押
圧され流路51、54を経て潤滑油吐出口59から吐出
され給油箇所に供給される(図3(c))。
【0034】同様にプランジャAが右端まで移動される
と流路50と流路53が連通されプランジャBの左側に
潤滑油が圧送され、プランジャBが右側に移動する。こ
のとき、前工程でシリンダーb2に充填されている潤滑
油が押圧され流路58、56を経て潤滑油吐出口61か
ら吐出され給油箇所に供給される。
【0035】上記潤滑油吐出口59、60、62からそ
れぞれ正確な潤滑油供給が必要な箇所である型締め軸、
突き出し軸、射出軸の各ボールネジ部に潤滑油が供給さ
れ、最後に潤滑油吐出口61から吐出された潤滑油は逆
止弁11を通り接続口22に供給される。
【0036】接続口22に圧送された潤滑油の圧力がセ
ンサー10によって監視され(図2のステップS4)、
前記タイマーT1の作動時間内に検知されないか、検出
されても所定の圧力に達していない場合は警報装置(図
示せず)によって警報が出される(図2のステップS
5)。これによって、前記進行型潤滑油分配弁6の潤滑
油吐出口の全てから正常に潤滑油が吐出されている状態
にないことが作業者によって確認されると共に、次の射
出行程に移行する段階で、この前記警報の信号が射出成
形機側の制御装置に送信され、この射出成形機の制御装
置にとって射出成形機が自動的に停止される。
【0037】また、接続口22に供給される潤滑油の圧
力が所定圧力に達している場合には、圧力センサー10
の信号によって、制御装置9から切替弁5のソレノイド
21への電気が供給されると、ソレノイド21が励磁さ
れて切替弁5が左側位置に切り替えられる(図2のステ
ップS6)。これによって、潤滑油ポンプ2から圧送さ
れた潤滑油は配管15及び分岐管80を通って定量弁7
0の潤滑油の流入口69に圧送される(図4(a))
(図2のステップS7)。
【0038】潤滑油の流入口69から定量弁70の内部
に圧送された潤滑油によってフロート弁68が前記射出
成形機の各給油箇所の潤滑油の背圧に抗して計量パイプ
67に当接するまで押し上げられ、プランジャ64は付
勢バネ65の付勢力に抗して止めネジ66側に押し上げ
られる。
【0039】これによって、前工程でプランジャ64と
止めネジ66との空間101に充填されている潤滑油が
連通穴74を通して吐出口78から吐出され(図4
(b))、射出成形機の各給油箇所に供給される。上記
複数の定量弁70は同時に作動されるため各給油箇所に
はほぼ同時に潤滑油が供給される。
【0040】なお、接続口22、潤滑油流入口69、配
管15の潤滑油の圧力は進行型潤滑油分配弁6の潤滑油
吐出口61から供給された潤滑油によって予圧されてお
り、並列型潤滑油分配弁7が作動されるために必要な潤
滑油圧力に容易に達するため、上記作動は容易に行われ
る。プランジャ64がその上端を止めネジ66に当接す
るまで押し上げられると、潤滑油の給油箇所への供給は
停止される(図4(c))
【0041】並行型潤滑油分配弁7によって潤滑油が供
給された後、圧力センサー10によって配管15、16
内の圧力上昇が確認されると(図2のステップS8)、
潤滑油ポンプ2を駆動する電動機3が停止され、切替弁
5のソレノイド21が消磁され配管13と配管12が連
通した状態に戻される(図2のステップ9)。その際、
圧抜き弁8のソレノイド24が励磁され配管16と配管
17が連通され配管15、16及び並列型潤滑油分配弁
7の定量弁70の潤滑油流入口69部の潤滑油圧力が解
放され(図2のステップS10)、これらの部分の圧力
がほぼ大気圧まで低下し、定量弁70のフロート弁68
が各給油箇所の背圧によって弁座77に押圧され、潤滑
油流入口69が閉鎖される。圧抜き弁8が切り替えられ
前記タイマーT1の設定時間が経過した後に、潤滑油ポ
ンプ2を駆動する電動機3が停止されると共に、圧抜き
弁8のソレノイド24が消磁し、配管16の潤滑油タン
ク4への連通が遮断される(図2のステップ13)。
【0042】その後、プランジャ64が付勢バネ65に
よって下方に押し下げられるため、プランジャ64とフ
ロート弁68の間にある潤滑油が加圧され、計量パイプ
67の中を通って付勢バネ65のある部分101に送ら
れ、潤滑油供給の1サイクルが完了する(図4
(d))。
【0043】また、センサー10によって並列型潤滑油
分配弁7に潤滑油ポンプ2から供給された潤滑油の圧力
が前記タイマーT1の作動中に検出されないか、または
検出されても所定の圧力に達していないときは(図2の
ステップS8)、前記警報装置(図示せず)が作動さ
れ、作業者に並行型潤滑油分配弁7が正常に作動されて
いないことが知らされる(図2のステップS11)。こ
の前記警報の信号が射出成形機側の制御装置に送信さ
れ、この射出成形機の制御装置によって射出成形機が自
動的に停止される。これによって、射出成形機を停止し
潤滑油配管系統のチェックなどの必要な対策を講じるこ
とができる。
【0044】尚、前記実施の形態では切替弁5に4ポー
ト2位置電磁切替弁を使用しているが、図6のように4
ポート3位置電磁切替弁5aにしてもよい、この場合圧
力逃がし弁8が省略できる。また、センサー10によっ
て進行型潤滑油分配弁6または並列型潤滑油分配弁7の
作動異常が検知された場合、射出成形機の作動を自動的
に止めているが、作業者が手動で停止させてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明は以
下の効果を奏する。請求項1に記載の潤滑油供給装置に
よれば、潤滑油ポンプ2から圧送された潤滑油が切替弁
5によって選択可能に接続された進行型潤滑油分配弁6
と並行型潤滑油分配弁7に圧送され、給油箇所によって
選択された潤滑油分配弁から潤滑油が給油される。した
がって、正確な潤滑油の供給が必要な前記型締め軸、突
き出し軸、射出軸の各ボールネジ部等への給油には進行
型潤滑油分配弁6が選択され、その他の給油箇所には並
行型潤滑油分配弁7が選択されて給油される。これによ
って、給油箇所に対応させて最適な進行型潤滑油分配弁
6と並列型潤滑油分配弁7の組み合わせができ、潤滑油
供給装置を小形化することができ、その低価格化を実現
することができる。
【0046】請求項2に記載の潤滑油供給装置によれ
ば、進行型潤滑油分配弁6の最後に潤滑油が吐出される
吐出口61から逆止弁11を介して並列型潤滑油分配弁
7の潤滑油供給口23から最も離れた位置にある接続口
22に潤滑油が供給されるため、並列型潤滑油分配弁7
の内部の圧力は予圧されて、潤滑油ポンプ2から圧送さ
れてくる潤滑油により、前記各定量弁70が作動される
ために必要な潤滑油圧力に容易に達し、この各定量弁7
0が短期間のうちに作動される。また、単に潤滑油ポン
プ2から圧送された潤滑油供給口23からのみ供給した
場合と比べ、この部分での圧力低下の度合いが軽減され
るため、定量弁70の作動不良が防止される。
【0047】請求項3に記載の潤滑油供給装置によれ
ば、並行型潤滑油分配弁7の接続口22にセンサー10
が取り付けられており、進行型潤滑油分配弁6の全潤滑
油吐出口から潤滑油が射出成形機の正確な潤滑油の供給
が必要な箇所に潤滑油が供給されているか否かの確認が
なされ、また、このセンサー10によって並列型潤滑油
分配弁7に供給された潤滑油の圧力も検知できるため、
センサー1つで潤滑油供給装置全体の作動状況が簡単に
確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態の回路図である
【図2】 この発明の作動順序を表す概略フローチャー
【図3】 進行型分配弁の動作を示す図である
【図4】 並列型潤滑油分配弁の定量弁の動作を示す図
である
【図5】 並列型潤滑油分配弁を表す図である
【図6】 この発明の他の実施の形態の回路図である
【図7】 従来例の回路図である
【符号の説明】
1…潤滑油供給装置 2…潤滑油ポンプ 3…電動機 4…潤滑油タンク 5…切替弁 5a…切替弁 6…進行型潤滑油分配弁 7…並列型潤滑油分配弁 8…圧抜き弁 9…制御装置 10…センサー 11…逆止弁 20…安全弁 25…切替弁 70…定量弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を貯蔵するタンクと、このタン
    クに吸引側を接続した潤滑油ポンプと、この潤滑油ポン
    プを駆動する電動機と、この電動機を制御する制御装置
    と、前記潤滑油ポンプの吐出側に接続された切替弁とを
    有する潤滑油供給装置であって、 前記切替弁により、複数の給油箇所に潤滑油を分配する
    ための少なくとも1つの進行型潤滑油分配弁と、少なく
    とも1つの並列型潤滑油分配弁とが、選択可能に潤滑油
    ポンプの吐出側に接続されていることを特徴とする射出
    成形機用自動給油装置。
  2. 【請求項2】 前記進行型潤滑油分配弁の潤滑油吐出
    口のうち最後に潤滑油が吐出される吐出口と、前記並列
    型潤滑油分配弁の潤滑油供給口から最も離れた位置にあ
    る接続口とを逆止弁を介して連通した請求項1に記載の
    射出成形機用自動給油装置。
  3. 【請求項3】 前記接続口に圧力センサーが更に取り
    付けられた請求項2に記載の射出成形機用自動給油装置
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