JP4708195B2 - 縦型射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、縦方向に金型の型開閉を行い成形体を成形する縦型射出成形機、特に、ターンテーブルと共に回動される下側金型を停止する時に、型締めなどを行う所定位置にターンテーブルを停止することが可能な縦型射出成形機に関する。
従来から、ターンテーブルを回転させることにより、1つの上側金型に対して、ターンテーブルに取り付けた2つの下側金型のそれぞれを型開閉可能な対向する位置に移動させ、縦方向に型締めを行う、いわゆる2ステーション方式の縦型射出成形機が用いられている。こうした上側金型と複数の下側金型とを型締めするいわゆる2ステーション方式等の縦型射出成形機においては、成形体を成形する型締め工程の間に、型締めされている下側金型の反対側に配置された下側金型にインサート成形用の金属製の部品を組み付け、その組み付け後にターンテーブルを所定位置に回転し、金属製の部品を組み付けた下側金型と上側金型とを型締めすることで、金属製のインサート部品と樹脂とを一体成形する製造方法が採られている。
ところで、金属製のインサート部品と樹脂とを一体成形する成形体を生産するには、一方の金型に予めインサート部品を組み付けた後に金型同士を型締めすることから、ターンテーブルの回転により回転移動される下側金型を、上側金型と型締め可能な所定の位置にズレたりすることのないよう停止させる必要がある。図6はこうした従来技術に関連する2ステーション方式の縦型射出成形機の要部を示す説明図であり、同図を参照しながら以下に説明すると、この縦型射出成形機においては、サーボモータ104により、2つの下側金型100,101を取り付けたターンテーブル102がタイミングベルト103を介して正逆回転駆動されるようになっている。図示しない上側金型と型締めされる各下側金型100,101の取り付けられたターンテーブル102の下面には、ストッパピン105が一体に設けられている。そして、サーボモータ104を駆動することにより、ターンテーブルが回転されると、ターンテーブル102の回転と共に回転移動するストッパピン105がストッパ106に接触され(図6に示した状態)、下側金型100とその上方の上側金型との型締め工程が終了するまでの間、所定のトルクでストッパピン105をストッパ106に押し付け、上側金型に対して型締め可能な位置に下側金型を保持する。なお、こうした従来技術に関連する構造のものが、特許文献1に射出成形機のターンテーブルとして開示されている。
特開2002−172646号公報
しかし、図6に示す縦型射出成形機は、ターンテーブルの正逆回転によりストッパピンが成形の度に繰り返しストッパに押し付けられることから、ストッパピンとストッパとの接触部のそれぞれが磨耗してしまい、縦型射出成形機を長期に亘り稼動すると、位置決めを行うストッパピンなどの部品の磨耗によって、所定位置に各下側金型を停止することが困難となる。しかも、接触部が磨耗した状態で縦型成形機を稼動し続けると、型締めする金型が所定位置からズレてしまい、場合によっては型締め時に金型が破損する虞すらある。また、定期的にストッパピンやストッパなどの磨耗部品の交換を行う必要が生じてしまうことから、磨耗部品の交換作業に手間と時間が掛かってしまい、部品の交換作業などの為にいちいち縦型成形機の稼動を中断しなければならず、金属製などのインサート部品と樹脂とを一体成形する縦型射出成形機においては、製造される成形体の製造コストが高くなってしまう。
また、ストッパピンがストッパに衝突すると、ストッパピンやストッパだけでなくターンテーブルの駆動系が破損する虞がある。したがって、ストッパピンがストッパに当接する寸前でターンテーブルを確実に停止させる必要があるため、停止に至るまでの減速距離を大きくとる必要があるが、減速距離を大きくとるとターンテーブルの回転開始から停止までの時間が長くかかってしまい、その結果全体の成形サイクルの時間が長くなってしまうという問題がある。また、図6に示すターンテーブルに2つの金型の取り付けられた、2ステーション方式の縦型射出成形機のように、ターンテーブル上の2つの金型が、ターンテーブルの回動に従い180°毎に繰り返し往復回動する場合は、機台などに固定されたストッパにストッパピンを接触させ下側金型を所定位置に停止させればよいが、3ステーションや4ステーションの場合は、前者は120°ずつ、後者は90°ずつ同じ方向に回転させる必要があるため、ストッパを利かしたり解除する複雑な構造や制御などが必要となり、信頼性が低下し且つコストアップを招いてしまう。
また、図6では、ストッパピンをストッパに押し付けることによりターンテーブルを停止しているが、こうした構造を適用せずに、回動されるターンテーブルをその駆動源であるサーボモータの制御によってのみ停止させるとなると、ターンテーブルの停止位置は所定の範囲内に停止することができなくなるばかりでなく、ターンテーブルの稼動時間の経緯とともに停止位置が大きくばらつきが起きてしまうという現象が生じた。そこで、発明者らは種々の試験を行なった結果、ターンテーブルの停止位置のばらつきのメカニズムについて下記の結論に至った。
試験結果によれば、このばらつきの原因は、ターンテーブルの減速停止時において、ターンテーブルの回転抵抗がターンテーブルの回転慣性力に比べて小さい場合は、サーボモータは減速に入っているのにターンテーブル側はその回転抵抗に打ち勝って慣性により回転を続けようとするため、ターンテーブルは所定の停止位置をオーバーランして停止してしまい、サーボモータによるターンテーブルの位置決め制御を行ってもオーバーラン側で停止する状態になってしまう。一方、ターンテーブルの回転抵抗が回転慣性力に比べて大きくなると前記とは逆の方向に力が作用する結果、ターンテーブルは所定の停止位置の手前で停止する傾向となる。このようにターンテーブルの回転抵抗は、その回転軸受け部やターンテーブルの摺動部の潤滑状態に影響され、特に摺動抵抗の大きいターンテーブルの摺動部の潤滑状態により大きく左右されることを付きとめ、潤滑剤の供給が充分で潤滑状態が良好であれば回転抵抗は小さく、潤滑剤が少なくなって潤滑状態が悪くなってくると回転抵抗は大きくなることから、ターンテーブルの停止位置がばらつく最たる主要原因は、ターンテーブルの摺動部の潤滑状態が変化することにより摺動抵抗が大きく変化するためであることを認識した。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、ターンテーブルの摺動抵抗をほぼ一定に保つためにターンテーブルの摺動部に定期的に潤滑剤を供給し、繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止することが可能な縦型射出成形機を提供することを目的とする。
請求項1に係る縦型射出成形機は、下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型の取り付けられるターンテーブルとを備え、該ターンテーブルはマイクロコンピュータにより制御されるサーボモータと連動して回動されるように構成され、このターンテーブル又は前記保持プレートを昇降させ前記両金型の型開閉を行う縦型射出成形機において、前記下側金型を前記ターンテーブルに1つ又はそれ以上取り付けると共に前記上側金型を前記保持プレートに取り付けた前記縦型射出成形機の稼動時に、ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付けて前記下側金型を前記上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないで、前記サーボモータに取り付けられたエンコーダにより位置および速度のフィードバック制御することにより当該サーボモータを所定の位置に停止させて、前記ターンテーブルの位置決めをする構成とし、前記マイクロコンピュータの制御により潤滑剤供給装置を定期的に駆動制御し、回動される前記ターンテーブルの摺動部に前記潤滑剤供給装置から定期的に潤滑剤を供給し、前記摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止可能とし、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに前記ターンテーブルと共に回動される前記下側金型の1つ、又はそれ以上の下側金型の1つずつを、前記上側金型と型閉じ可能な位置に停止することを特徴とする。
請求項1の構成によれば、摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことができ、縦型射出成形機の稼動時に上側金型と繰り返し型閉じされる下側金型を所定の位置に停止することが可能となる。
請求項2に係る縦型射出成形機は、請求項1記載の縦型射出成形機において、前記キャビティに溶融樹脂を射出する射出回数を計測すると共にこの計測された射出回数に基づいて前記潤滑剤供給装置を駆動制御する前記マイクロコンピュータを設け、このマイクロコンピュータにより予め設定した射出回数毎に前記潤滑剤供給装置を定期的に駆動させ、前記摺動部に潤滑剤を供給することにより摺動抵抗をほぼ一定に保ち、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに、繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止可能としたことを特徴とする。
請求項2の構成によれば、縦型射出成形機の稼動時におけるキャビティへの溶融樹脂の射出回数に基づき、マイクロコンピュータが潤滑剤供給装置を駆動制御して、定期的に摺動部に潤滑剤を供給するので、縦型射出成形機が長期に亘り稼動されることで、ターンテーブルが繰り返し回動されても、上側金型と繰り返し型閉じされる所定の位置に下側金型を長期に亘って停止することが可能となる。
請求項3に係る縦型射出成形機は、請求項1又は2記載の縦型射出成形機において、前記下側金型は、回動されるターンテーブルの回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ同一線上に対向させ少なくとも2つ取り付け可能に構成したことを特徴とする。
請求項3の構成によれば、2つの下側金型をターンテーブルに取り付けることで、ターンテーブルを180°毎に回動させ、上側金型に対し2つの下側金型のそれぞれを所定位置に停止することができる。
請求項4に係る縦型射出成形機は、請求項1又は2記載の縦型射出成形機において、前記下側金型は、前記ターンテーブルの回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ十字線上に4つ等間隔に取り付け可能に構成したことを特徴とする。
請求項4の構成によれば、ターンテーブルに4つの下側金型を取り付けた回動されるターンテーブルを、一定方向に順次90°毎に回動させ、上側金型に対し各下側金型を所定位置に停止することができる。従って、例えばターンテーブルを180°毎に正逆回転させる従来の縦型射出成形機に比べ、下側金型の移動距離を半分にすることが可能となるので下側金型の回動移動時間も半減でき、成形体の生産効率を向上することが可能となる。
請求項5に係る縦型射出成形機は、下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型の取り付けられるターンテーブルとを備え、該ターンテーブルはマイクロコンピュータにより制御されるサーボモータと連動して回動されるように構成され、このターンテーブル又は前記保持プレートを昇降させ前記上側金型と下側金型との型開閉を行う縦型射出成形機において、任意の不等分の間隔で前記ターンテーブルに前記下側金型を複数取り付け、ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付けて前記下側金型を前記上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないで、前記サーボモータに取り付けられたエンコーダにより位置および速度のフィードバック制御することにより当該サーボモータを所定の位置に停止させて、前記ターンテーブルの位置決めをする構成とし、前記マイクロコンピュータの制御により潤滑剤供給装置を定期的に駆動制御し、回動される前記ターンテーブルの摺動部に前記潤滑剤供給装置から定期的に潤滑剤を供給し、前記摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに前記ターンテーブルと共に回動される前記下側金型を所定の位置に停止可能としたことを特徴とする。
請求項5の構成によれば、摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことができ、下側金型を所定の位置に停止することが可能となる。
請求項1に係る縦型射出成形機の発明によれば、下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型の取り付けられるターンテーブルとを備え、該ターンテーブルはマイクロコンピュータにより制御されるサーボモータと連動して回動されるように構成され、このターンテーブル又は前記保持プレートを昇降させ前記両金型の型開閉を行う縦型射出成形機において、前記下側金型を前記ターンテーブルに1つ又はそれ以上取り付けると共に前記上側金型を前記保持プレートに取り付けた前記縦型射出成形機の稼動時に、ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付けて前記下側金型を前記上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないで、前記サーボモータに取り付けられたエンコーダにより位置および速度のフィードバック制御することにより当該サーボモータを所定の位置に停止させて、前記ターンテーブルの位置決めをする構成とし、前記マイクロコンピュータの制御により潤滑剤供給装置を定期的に駆動制御し、回動される前記ターンテーブルの摺動部に前記潤滑剤供給装置から定期的に潤滑剤を供給し、前記摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止可能とし、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに前記ターンテーブルと共に回動される前記下側金型の1つ、又はそれ以上の下側金型の1つずつを、前記上側金型と型閉じ可能な位置に停止するので、縦型射出成形機の稼動時に上側金型と繰り返し型閉じされる下側金型をズレたりすることなく所定の位置に停止することが可能となる。しかも、従来の縦型射出成形機のように、ターンテーブルの回転と共に回転移動するストッパピンを固定されたストッパに接触させ、ストッパピンをストッパに押し付けて下側金型を所定の型締め可能な停止位置に保持する方法を採らずに済むので、ストッパピンやストッパなどの磨耗により、これら磨耗した部品の交換作業を行わずに済むから、メインテナンス作業の負担を軽減でき、生産効率の向上を図った縦型射出成形機を得ることができる。
請求項2に係る縦型射出成形機の発明によれば、請求項1において、前記キャビティに溶融樹脂を射出する射出回数を計測すると共にこの計測された射出回数に基づいて前記潤滑剤供給装置を駆動制御する前記マイクロコンピュータを設け、このマイクロコンピュータにより予め設定した射出回数毎に前記潤滑剤供給装置を定期的に駆動させ、前記摺動部に潤滑剤を供給することにより摺動抵抗をほぼ一定に保ち、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに、繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止可能としたことから、縦型射出成形機を長期に亘り継続して稼動することができる。
請求項3に係る縦型射出成形機の発明によれば、請求項1又は2において、前記下側金型は、回動されるターンテーブルの回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ同一線上に対向させ少なくとも2つ取り付け可能に構成したから、ターンテーブルに2つの下側金型を取り付け、ターンテーブルを180°毎に回動させ、上側金型に対し各下側金型を所定位置に長期に亘って停止することができ、従来のターンテーブルの停止方法のように、ストッパなどの部品の磨耗により相互にズレることなく金型同士を型締めすることができる。
請求項4に係る縦型射出成形機の発明によれば、請求項1又は2において、前記下側金型は、前記ターンテーブルの回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ十字線上に4つ等間隔に取り付け可能に構成したから、ターンテーブルを180°毎に正逆回転させずに、90°毎にターンテーブルを回動させ、上側金型に対し、4つの下側金型を順次型締めすることができるので、下側金型の移動距離を小さくすることで下側金型の回動移動時間も短縮化でき、成形体の生産を効率良く行うことができるので、その製造コストを安価に抑えることが可能となる。
請求項5に係る縦型射出成形機の発明によれば、下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型の取り付けられるターンテーブルとを備え、該ターンテーブルはマイクロコンピュータにより制御されるサーボモータと連動して回動されるように構成され、このターンテーブル又は前記保持プレートを昇降させ前記上側金型と下側金型との型開閉を行う縦型射出成形機において、任意の不等分の間隔で前記ターンテーブルに前記下側金型を複数取り付け、ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付けて前記下側金型を前記上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないで、前記サーボモータに取り付けられたエンコーダにより位置および速度のフィードバック制御することにより当該サーボモータを所定の位置に停止させて、前記ターンテーブルの位置決めをする構成とし、前記マイクロコンピュータの制御により潤滑剤供給装置を定期的に駆動制御し、回動される前記ターンテーブルの摺動部に前記潤滑剤供給装置から定期的に潤滑剤を供給し、前記摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに前記ターンテーブルと共に回動される前記下側金型を所定の位置に停止可能としたので、従来の縦型射出成形機のように、ストッパピンをストッパに押し付けて下側金型を停止位置に停止する方法を採らずに済むので、ストッパピンやストッパなどの磨耗により、これら磨耗した部品の交換作業を行わずに済むから、メインテナンス作業の負担を軽減した縦型射出成形機を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1〜図5により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施例において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1は本発明の一例を示す縦型射出成形機の正面図、図2は縦型射出成形機の平面図、図3は縦型射出成形機の要部を上方から視た状態を示す断面図、図4は縦型射出成形機の要部を示す断面図であり、図5はターンテーブルの停止精度を表すグラフである。
図1に示す縦型射出成形機1は縦方向に金型を開閉させ、樹脂に金属部品などのインサート部品を一体成形する成形体を成形するものであり、この縦型射出成形機1の機台2には中間保持プレート10が固定されており、その上側には離間して上側保持プレート13を有し、図4に示すように、上側保持プレート13と下側保持プレート11とに架設した3本の円柱形のタイバー12が中間保持プレート10に挿通され、上側保持プレート13と下側保持プレート11が縦方向に昇降可能に設けられている。なお、下側保持プレート11は、機台2に固定された中間保持プレート10とトグルリンク機構17で連結されており、トグルリンク機構17のトグルリンクの伸縮により下側保持プレート11が昇降し、これにより下側保持プレート11とタイバー12で連結されている上側保持プレート13が昇降し、型開閉を行う。
図3に示すように、前記中間保持プレート10には、その上部に回動可能な円盤状のターンテーブル14が取り付けられており、ターンテーブル14の上部に取り付けられた下側金型15のそれぞれと、上側保持プレート13の下部に取り付けられた1つの上側金型16とを型閉じすることによりキャビティを形成する。なお、縦方向に昇降される下側保持プレート11は、図示しないモータなどの駆動手段により前述したトグルリンク機構17のトグルリンクが伸縮されることにより昇降され、上側金型16の取り付けられた上側保持プレート13を昇降させることにより下側金型15に対し上側金型16を型開閉する。
また、上側保持プレート13の上方には射出ユニット20を備えており、この射出ユニット20に構成される射出ノズル21の先端側が、上側保持プレート13に取り付けられた上側金型16の樹脂注入口13aに押し付けた状態で、キャビティに溶融樹脂を供給するようになっている。なお、図1及び図4においては、射出ユニット20の射出ノズル21が樹脂注入口13aに接触されていない状態となっているが、射出時にはボールネジ機構42によりモータ44の回転をネジ軸43に螺合した図示せぬナット体により直線運動に変換して射出ユニット20を下降させて、射出ノズル21の先端が樹脂注入口13aに当接される、いわゆるノズルタッチされるようになっていることは、言うまでもない。
次に、さらにターンテーブル14について説明すると、このターンテーブル14は、制御手段たるマイクロコンピュータ23(以下、マイコンと称す)がサーボモータ25を駆動し、このサーボモータ25と連動して回動されるようになっている。本発明の一例では、ターンテーブル14の回動中心は3本の縦方向に配置されたタイバー12のうち、縦型射出成形機1の正面側に配置された1つを軸として回動されるようになっており、図3及び図4に示すようにターンテーブル14の孔部14aが、3本のタイバー12のうちの1つに嵌合されており、サーボモータ25を駆動することにより、ターンテーブル14とサーボモータ25とに懸装したタイミングベルト26を介し、中間保持プレート10に載置されたターンテーブル14が摺動されながら回動されるもので、詳しくは、ターンテーブル14の下面が、中間保持プレート10の上面に一体的に複数設けられたメタル部27に当接された状態で摺動されながら回動されるようになっている。なお、サーボモータ25には、エンコーダ29が取り付けられており、このエンコーダ29により位置および速度のフィードバック制御することによりサーボモータ25を所定の位置に停止させて、ターンテーブル14の位置決めをする。
30は、グリスなどの潤滑剤を、メタル部27及び後述する支持プレート35とターンテーブル14との摺動部Sに吐出供給する潤滑剤供給装置としてのポンプである。このポンプ30には、耐圧チューブ31の一端が接続されると共に、その反対側の耐圧チューブ31の他端は、中間保持プレート10に形成した供給孔28に、貫通孔の形成されたニップルを螺合して接続されていて、マイコン23により、キャビティへの樹脂の射出回数を600ショットなどの予め設定した一定間隔で、ポンプ30から耐圧チューブ31を介して定期的にターンテーブル14の摺動部Sに潤滑剤を供給するよう制御され、摺動部Sの摺動抵抗をほぼ一定の数値に維持することが可能となっており、縦型射出成形機1が継続的に稼動状態にある時、上側金型16と対向する下方の型閉じ可能な所定位置に、ターンテーブル14に取り付けた複数の下側金型15のそれぞれを順次停止することができる。
また、下側金型15の取り付けられるターンテーブル14の下面側には、図4に示すように、中間保持プレート10に支持プレート35が一体に設けられており、ターンテーブル14の回動時にこのターンテーブル14と摺動される中間保持プレート10に設けられた支持プレート35は、上側金型16が下側金型15に下降される型締め時に、その型締め力に耐え得るよう支持するものである。
また、前記射出ユニット20の樹脂の計量時には、スクリュー40を所定方向に回転させることにより、加熱シリンダ41の上部の基端側に供給された樹脂原料を混練・可塑化しつつ、スクリュー40のネジ送り作用によってスクリュー40の先端側の射出ノズル21に樹脂を送り込み、スクリュー40の先端側に溶融樹脂が蓄えられるのに伴って、スクリュー40は背圧を制御されつつ後退され、スクリュー40の先端側に所定量の溶融樹脂が蓄えられた時点で、スクリュー40の回転を停止する。
また、縦型射出成形機1の稼動時におけるキャビティへの溶融樹脂の射出時には、図示しないボールネジ機構のネジ軸とそれと螺合する図示しないナット体により、ネジ軸の回転を直線運動に変換することにより、スクリュー40を前進駆動し、この駆動により、スクリュー40の先端側に蓄えられた溶融樹脂を上側金型16と下側金型15とで形成されたキャビティに、射出・充填するようになっている。
また、上側保持プレート13に上側金型16を取り付けると共に、この上側金型16と型締めされる2つの下側金型15をターンテーブル14に取り付けた、本実施例における2ステーション方式の縦型射出成形機1においては、下側金型15が、図3に示すように、ターンテーブル14の回動する中心を結ぶ直径方向であって、且つターンテーブル14の上部に取り付け、1つの上側金型16に対して2つの下側金型15を、ターンテーブル14上に180°の等間隔で対向して配置し、上側金型16と一方の下側金型15との型閉じ(型締め)状態から型開きされた後、マイコン23の制御によりサーボモータ25を駆動しターンテーブル14上の他方の下側金型15が上側金型16と対向するよう、ターンテーブル14を180°回動させ、その回動後に再び下側金型15と上側金型16との金型の型締めを行う。そして、射出ノズル21からキャビティに溶融樹脂を射出した後にキャビティ内の樹脂の冷却行う。なお、型締めされている一方の下側金型15の180°反対側に配置されている他方の下側金型15には、ロボットやオペレータなどの手作業により金属製などのインサート成形用の部品が組み付けられることから、こうした組み付け工程を繰り返すことにより樹脂にインサート部品を一体成形した成形体を成形することができる。
次に、回動されるターンテーブルの停止位置精度について説明する。図5は、ターンテーブルの停止位置と射出回数との関係を示すターンテーブルの停止精度を示すグラフである。前述したように、繰り返しキャビティに溶融樹脂の射出を行い継続的に成形体を成形する縦型射出成形機1の稼動状態にある際、マイコン23の制御によりポンプ30を定期的に駆動制御し、このポンプ30から溶融樹脂の射出回数を600ショット毎に、中間保持プレート10の上面に一体的に複数設けられたメタル部27及び支持プレート35とターンテーブル14との摺動部Sに潤滑剤を供給することにより、グラフに示す結果が得られた。このグラフにおいては、予め設定したターンテーブル14の停止位置を縦軸の「0」とし、その設定した停止位置と実際の停止位置との差である停止位置のばらつきを、ターンテーブル14のオーバーラン側の停止位置を正の数値、手前側の停止位置を負の数値として表し、横軸には溶融樹脂の射出回数を表している。そして、600ショットごとの射出回数で定期的にポンプ30から摺動部Sに定量の潤滑剤を供給することにより、縦型射出成形機1の継続的な稼動状態にある際に、摺動部Sの摺動抵抗をほぼ一定の状態に保つことができ、回動されるターンテーブル14を極僅かな所定の許容数値(±50μメートル)の停止位置のばらつきの範囲内、実際には±40μメートル未満で確実に停止することができる。従って、ターンテーブル14に180°などの等間隔で取り付けた複数の下側金型15を上側金型16と対向する所定位置に確実に停止することが可能となり、インサート部品と一体成形などされる成形体の生産を効率的に行うことができるので、従来のようにメインテナンスなどの為に成形機の稼動を停止するといった生産効率の悪化を回避することができる。
なお、上述した一例では、ターンテーブル14上に2つの下側金型15を取り付けた2ステーション方式の縦型射出成形機1を示したが、ターンテーブル14に単一の下側金型15を取り付けた1ステーション方式や、前述したようにターンテーブル14に90°間隔で十字型に4つの下側金型15を取り付けた4ステーション方式においても同様の効果を奏することが可能であり、従来の縦型射出成形機のように、ターンテーブルを正逆180°毎に回転させ、ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付け、下側金型を上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないから、例えば、ターンテーブル14に取り付けた4つの下側金型15を、ターンテーブル14を正逆回転するのではなく一定方向に90°単位などで回転させ型締めを行うことも可能であり、この場合も前述した効果を奏することができる。
また、上述した縦型射出成形機1では、上側金型16を取り付けた上側保持プレート13を昇降させて型開閉を行うようにしているが、中間保持プレート10を昇降させて型開閉を行うようにしてもよく、また、インサート部品の組み付けタイミングも任意に選択可能である。
また、マイコン23の制御を、600ショット毎などの射出回数ではなく、縦型射出成形機1の稼動時間をマイコン23により算出させた所定時間間隔で、潤滑剤を供給するようにしても良く、この場合も稼動時における摺動抵抗をほぼ一定に保つことが可能となる。
以上のように本発明に係る縦型射出成形機1は、ターンテーブルの摺動抵抗をほぼ一定に保つためにターンテーブル14の摺動部Sに定期的に潤滑剤を供給し、その結果、繰り返し回動されるターンテーブル14を所定位置に停止することが可能であり、下部に上側金型16の取り付けられる保持プレートたる上側保持プレート13と、上部に、上側金型16とキャビティを形成する下側金型15の取り付けられるターンテーブル14とを備え、ターンテーブル14又は上側保持プレート13を昇降させ前記両金型の型開閉を行う縦型射出成形機1において、下側金型15をターンテーブル14に1つ又はそれ以上取り付けると共に上側金型16を上側保持プレート13に取り付けた縦型射出成形機1の稼動時に、回動されるターンテーブル14の摺動部Sに潤滑剤供給装置たるポンプ30から定期的に潤滑剤を供給し、摺動部Sの摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより繰り返し回動されるターンテーブル14を所定位置に停止することが可能となり、ターンテーブル14と共に回動される下側金型15の1つ、又はそれ以上の下側金型15の1つずつを、上側金型16と型閉じ可能な位置に停止する。よって、従来の縦型射出成形機のように、ターンテーブルの回転と共に回転移動するストッパピンをストッパに接触させ、ストッパピンをストッパに押し付けて下側金型を所定の型締め可能な停止位置に保持する方法を採らずに済むので、ストッパピンやストッパなどの磨耗による部品の交換作業を行わずに済むから、メインテナンス作業の負担を軽減することができ、長期間に亘り稼動することが可能な生産効率の向上を図った縦型射出成形機1を得ることができる。
また、キャビティに溶融樹脂を射出する射出回数を計測すると共にこの計測された射出回数に基づいて潤滑剤供給装置たるポンプ30を駆動制御する制御手段としてのマイコン23を設け、このマイコン23により予め設定した600ショットなどの射出回数毎にポンプ30を定期的に駆動させ、摺動部Sに潤滑剤を供給する。これにより、縦型射出成形機1の稼動時におけるキャビティへの溶融樹脂の射出回数に基づき、マイコン23がポンプ30を駆動制御して、定期的に摺動部Sに潤滑剤を供給するので、縦型射出成形機1が長期に亘り稼動されることで、ターンテーブル14が繰り返し回動されても、上側金型16と繰り返し型閉じされる所定の位置に下側金型15を長期に亘って停止することが可能となる。
また、下側金型15は、図3に示すように、回動されるターンテーブル14の回動中心を基準として直径方向に等間隔であって且つその中心を結ぶ同一線上に対向させ少なくとも2つ取り付け可能に構成したので、このように2つの下側金型15をターンテーブル14に取り付けた際、ターンテーブルを180°毎に等角度で回動させ、上側金型16に対し2つの下側金型15のそれぞれを所定位置に停止することができる。従って、従来のターンテーブルの停止方法のように、ストッパなどの部品の磨耗により相互にズレることなく金型同士を型締めすることができる。
さらに、下側金型15を、ターンテーブル14の回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ十字線上に4つ、90°の等間隔に取り付けた際には、ターンテーブル14を、一定方向に順次90°毎に回動させ、上側金型16に対し各下側金型15を所定位置に停止することが可能になる。従って、例えば従来の縦型射出成形機のようにターンテーブルを180°毎に正逆回転させる構造に比べ、下側金型15の移動距離を半分にすることが可能となるので下側金型15の回動移動時間も半減でき、インサート部品と一体成形される成形体であっても、その生産効率を向上することができるから、製造コストを安価に抑えることが可能となる。
また、回動されるターンテーブル14の回動中心から直径方向に等間隔であって、且つその回動中心を中心として、相互に任意の不等分の間隔角度でターンテーブル14に下側金型15を複数取り付けた場合であっても、回動されるターンテーブル14の摺動部Sにポンプ30から定期的に潤滑剤を供給することで、摺動部Sの摺動抵抗をほぼ一定に保つことによりターンテーブル14と共に回動される下側金型15を所定の位置に停止することが可能となる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。図1〜図5では、2ステーション方式の縦型射出成形機1を示したが、2ステーションに限らず、前述した4ステーション、ターンテーブルに3つの下側金型を120°間隔で取り付け、一定方向に順次120°毎に回動して型締めする3ステーション、或いは5ステーションや6ステーションなどの任意の複数ステーションに適用することも可能である。
本発明の一例を示す縦型射出成形機の正面図である。 同上、縦型射出成形機の平面図である。 同上、縦型射出成形機の要部を上方から視た状態を示す断面図である。 同上、縦型射出成形機の要部を示す断面図である。 同上、ターンテーブルの停止精度を表すグラフである。 同上、従来から用いられている縦型射出成形機の要部を示す概略説明図である。
符号の説明
1 縦型射出成形機
13 上側保持プレート(保持プレート)
14 ターンテーブル
15 下側金型
16 上側金型
23 マイコン(制御手段)
25 サーボモータ
30 ポンプ(潤滑剤供給装置)
S 摺動部

Claims (5)

  1. 下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型の取り付けられるターンテーブルとを備え、該ターンテーブルはマイクロコンピュータにより制御されるサーボモータと連動して回動されるように構成され、このターンテーブル又は前記保持プレートを昇降させ前記両金型の型開閉を行う縦型射出成形機において、
    前記下側金型を前記ターンテーブルに1つ又はそれ以上取り付けると共に前記上側金型を前記保持プレートに取り付けた前記縦型射出成形機の稼動時に、
    ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付けて前記下側金型を前記上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないで、前記サーボモータに取り付けられたエンコーダにより位置および速度のフィードバック制御することにより当該サーボモータを所定の位置に停止させて、前記ターンテーブルの位置決めをする構成とし、
    前記マイクロコンピュータの制御により潤滑剤供給装置を定期的に駆動制御し、回動される前記ターンテーブルの摺動部に前記潤滑剤供給装置から定期的に潤滑剤を供給し、前記摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止可能とし、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに前記ターンテーブルと共に回動される前記下側金型の1つ、又はそれ以上の下側金型の1つずつを、前記上側金型と型閉じ可能な位置に停止することを特徴とする縦型射出成形機。
  2. 前記キャビティに溶融樹脂を射出する射出回数を計測すると共にこの計測された射出回数に基づいて前記潤滑剤供給装置を駆動制御する前記マイクロコンピュータを設け、このマイクロコンピュータにより予め設定した射出回数毎に前記潤滑剤供給装置を定期的に駆動させ、前記摺動部に潤滑剤を供給することにより摺動抵抗をほぼ一定に保ち、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに、繰り返し回動されるターンテーブルを所定位置に停止可能としたことを特徴とする請求項1記載の縦型射出成形機。
  3. 前記下側金型は、回動されるターンテーブルの回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ同一線上に対向させ少なくとも2つ取り付け可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の縦型射出成形機。
  4. 前記下側金型は、前記ターンテーブルの回動中心から等間隔であって、且つその中心を結ぶ十字線上に4つ等間隔に取り付け可能に構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の縦型射出成形機。
  5. 下部に上側金型の取り付けられる保持プレートと、上部に前記上側金型とキャビティを形成する下側金型の取り付けられるターンテーブルとを備え、該ターンテーブルはマイクロコンピュータにより制御されるサーボモータと連動して回動されるように構成され、このターンテーブル又は前記保持プレートを昇降させ前記上側金型と下側金型との型開閉を行う縦型射出成形機において、
    任意の不等分の間隔で前記ターンテーブルに前記下側金型を複数取り付け、
    ストッパピンをストッパに接触させた状態で押し付けて前記下側金型を前記上側金型と対向する所定位置に停止する構造を採らないで、前記サーボモータに取り付けられたエンコーダにより位置および速度のフィードバック制御することにより当該サーボモータを所定の位置に停止させて、前記ターンテーブルの位置決めをする構成とし、
    前記マイクロコンピュータの制御により潤滑剤供給装置を定期的に駆動制御し、回動される前記ターンテーブルの摺動部に前記潤滑剤供給装置から定期的に潤滑剤を供給し、前記摺動部の摺動抵抗をほぼ一定に保つことにより、ストッパピンをストッパにより所定位置に停止する構造を採らずに前記ターンテーブルと共に回動される前記下側金型を所定の位置に停止可能としたことを特徴とする縦型射出成形機。
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