JPH11277600A - グリ−ス自動給脂装置のコントロ−ル方法 - Google Patents

グリ−ス自動給脂装置のコントロ−ル方法

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JPH11277600A
JPH11277600A JP8415398A JP8415398A JPH11277600A JP H11277600 A JPH11277600 A JP H11277600A JP 8415398 A JP8415398 A JP 8415398A JP 8415398 A JP8415398 A JP 8415398A JP H11277600 A JPH11277600 A JP H11277600A
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JP
Japan
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grease
greasing
pump
automatic
shots
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JP8415398A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Takashi
龍一 鷹觜
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モ−タにより駆動されるポンプを備え、該ポ
ンプによりグリ−スを射出成形機等の機器のボ−ルねじ
部等の要給脂部に供給するグリ−ス自動給脂装置におい
て、ポンプへのグリ−スを供給(補充)する作業を簡
単、確実にして、ポンプへのグリ−スの供給が中断して
射出成形機等の機器の各部の潤滑に支障を来たす不都合
を解消する。 【解決手段】 要給脂部と配管を介し連結されたグリ−
ス自動給脂装置56と、該自動グリ−ス給脂装置56の
駆動用ポンプを制御する為の制御コントロ−ラ63を有
し、前記駆動用ポンプの供給/休止の時間設定を、要給
脂部を備えた機器の時計機能を用い、設定部62により
機器に設けられた表示部61上で任意に設定可能にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モ−タにより駆動
されるポンプを備え、該ポンプによりグリ−スカ−トリ
ッジに充填されたグリ−スを一ケ所又は複数箇所から自
動的に給脂するグリ−ス自動給脂装置、例えば、射出成
形機のボ−ルねじ部等の各部へグリ−スを自動的に給脂
するのに好適なグリ−ス自動給脂装置のコントロ−ル方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機等に採用されている従来のグ
リ−スの給脂方法は、射出成形機の各所にニップルを設
け、手差して行うものが多かった。これは、ハンドポン
プ式として知られているハンドグリ−スガンに容量40
0cc程度のグリ−スカ−トリッジを装着し、各所に設け
られたニップルから手差しで給脂作業を行っていた。
【0003】また、モ−タにより駆動されるポンプを備
え、該ポンプによりグリ−ス充填用シリンダに充填され
たグリ−スを各部に供給する自動ポンプ式のものも知ら
れている。
【0004】従来の上記ハンドポンプ式や自動ポンプ式
のものは、自動ポンプ式のものであっても、これらのポ
ンプへのグリ−ス供給(補充)は手差しで行われる構成
であり、手間と時間がかかり、面倒な作業であった。こ
のため、所定の時間経過後又は所定の運転ショット数に
達した場合に、定期的に機器の各部に給脂を行うために
は、ポンプへグリ−スを手差しで供給する頻度が相当多
くなるが、上述のとおり、この手差しで供給する作業は
手間と時間がかかり、面倒な作業であるため、残念なが
らこの作業を怠ったり、忘れてしまったりすることが多
くなる傾向にあった。
【0005】このようにポンプへのグリ−スの供給(補
充)が中断されることが多くなると、場合によっては射
出成形機等の各部の潤滑に支障を来たすおそれがあり、
機器の性能を十分に発揮できなくなるようなことが生ず
る、という問題があった。
【0006】また、電動式射出成形機においては、運転
条件が異なると、グリ−スの消費量が変化し、給脂を行
うのに最適な給脂インタ−バルが変化するので、最適な
タイミングで給脂を行うことが困難であった。したがっ
て、給脂インタ−バル設定値を超える時点において、給
脂を行う必要がない場合には、過剰なグリ−スをボ−ル
ねじ部等に給脂することになり、射出成形機の周辺を汚
してしまうだけでなく、潤滑剤を無駄に消費してしま
う、という問題があった。
【0007】一方、給脂インタ−バルに到達する前の時
点において、給脂を行う必要がある場合には、グリ−ス
が不足し、ボ−ルねじが異常に発熱してボ−ルねじの寿
命を短くしてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モ−タによ
り駆動されるポンプを備え、該ポンプによりグリ−スを
射出成形機等の機器のボ−ルねじ部等の要給脂部に供給
するグリ−ス自動給脂装置において、ポンプへのグリ−
スを供給(補充)する作業を簡単、確実にして、ポンプ
へのグリ−スの供給が中断して射出成形機等機器の各部
の潤滑に支障を来たす不都合を解消することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るグリ−ス自
動給脂装置にコントロ−ル方法は、要給脂部と配管を介
し連結されたグリ−ス自動給脂装置と、該グリ−ス自動
給脂装置の駆動用ポンプを制御する為の制御コントロ−
ラ63を有し、前記駆動用ポンプのグリ−スの供給/休
止の時間設定を、要給脂部を有する機器の時計機能を用
い、設定部62により機器に設けられた表示部61上で
任意に設定可能にしたことを特徴とする。また、要給脂
部と配管を介し連結されたグリ−ス自動給脂装置と、該
グリ−ス自動給脂装置の駆動用ポンプを制御する為の制
御コントロ−ラ63を有し、要給脂部を有する機器側で
運転ショット数をカウントし、該運転ショット数が設定
部62により予め設定されたショット数に達したら、グ
リ−ス供給の開始を前記制御コントロ−ラが前記駆動用
ポンプに指示するようにした。さらに、要給脂部と配管
を介し連結されたグリ−ス自動給脂装置と、該自動給脂
装置の駆動用ポンプを制御する為の制御コントロ−ラ6
3を有し、機器の制御電源を「ON」にしたときに必ず
ポンプが作動し、かつ、制御電源が「ON」のまゝショ
ット数がカウントされない場合には所定時間経過後にポ
ンプが作動し、かつ、所定時間内に予め設定したショッ
ト数に達しない場合にポンプが作動するようにし、グリ
−スを供給するようにして、成形サイクルが長い場合又
は要給脂部を有する機器を長時間停止させておいた場合
に対処可能にした。要給脂部を有する機器が射出成形機
である。
【0010】
【発明の実施の形態】上記課題を解決する手段の一つを
本出願人は先に開示した(特願平10−1825号(以
下先発明という))。これは電動式射出成形機におい
て、ボ−ルねじ軸と、ボ−ルねじ軸と螺合するボ−ルね
じナットと、ボ−ルねじ軸及びボ−ルねじナットのうち
の一方の温度を検出する温度センサと、温度センサによ
って検出された温度が設定値を超えたときに、表示部に
警告文を表示して作業員に給脂を促す警告手段とを有す
るものであった。
【0011】さらに、前記温度センサによって検出され
た温度が、前記設定値より高い他の設定値を超えたとき
に、電動式射出成形機を停止させる停止手段を有するも
のであった。本発明は上記先発明をさらに改良したもの
である。
【0012】本発明はこれを要約すると、(a)成形機の
時計機能を使って、設定画面で任意に時間をセットする
ようにしたこと、(b)運転ショット数をカウントし、設
定ショット数に達したら指令を出すようにしたこと、及
び(c)サイクルが非常に長い場合等の対策として、制御
電源を「ON」にしておき、ショット数カウントと時間
とで行うようにした点を特徴とするものである。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る方法の実施に使用する
電動式射出成形機の概略図、図2(a)は同じく外観を示
す斜視図、(b)は表示部設定画面の一例を示す拡出図で
ある。図3は、グリ−ス自動給脂装置の平面図である。
【0014】図1において、11は射出装置、12は射
出装置11と対向させて配設された型締装置、13は射
出装置11及び型締装置12を支持する成形機フレ−
ム、14は該成形機フレ−ム13によって支持されると
ともに、射出装置11を支持する射出装置フレ−ム、2
4は射出装置フレ−ム14の長手方向に沿って配設され
たガイド、32は固定金型33及び可動金型34から成
る金型装置である。
【0015】そして、射出装置フレ−ム14によってボ
−ルねじ軸18が回転自在に支持され、ボ−ルねじ軸1
8の一端がモ−タ19に連結されている。また、ボ−ル
ねじ軸18とボ−ルねじナット20とが螺合されてボ−
ルねじ55が形成され、ボ−ルねじナット20と射出装
置11とがスプリング21及びブラケット22を介して
連結される。したがって、モ−タ19を正方向又は逆方
向に回転させると、モ−タ19の回転運動は、ボ−ルね
じ55によって直線運動に変換され、直線運動がブラケ
ット22に伝達される。そして、ブラケット22がガイ
ド24に沿って矢印A方向に移動し、射出装置11が進
退させられる。
【0016】また、ブラケット22には、前方(図1に
おける左方向)に向けて加熱シリンダ15が固定され、
加熱シリンダ15の前端(図1における左端)に射出ノ
ズル16が配設される。そして、加熱シリンダ15にホ
ッパ17が配設されるとともに、加熱シリンダ15の内
部にスクリュ−23が進退自在にかつ回転自在に配設さ
れ、スクリュ−23の後端(図1における右端)がロ−
ドセル25によって回転自在に支持されている。
【0017】ロ−ドセル25には第1サ−ボモ−タ26
が取り付けられ、第1サ−ボモ−タ26を駆動すること
によって発生した回転が、タイミングベルト27を介し
てスクリュ−23に伝達されるようになっている。
【0018】また、射出装置フレ−ム14においては、
スクリュ−23と平行にボ−ルねじ軸28が回転自在に
支持され、ボ−ルねじ軸28と第2サ−ボモ−タ29と
がタイミングベルト30を介して連結されている。そし
て、ボ−ルねじ軸28の前端は、射出プッシャプレ−ト
25aに固定されたボ−ルねじナット31と螺合してボ
−ルねじ52が形成される。なお、射出プッシャプレ−
ト25bはロ−ドセル25に固定されている。したがっ
て、第2サ−ボモ−タ29を駆動することによって発生
した回転がタイミングベルト30を介してボ−ルねじ軸
28に伝達され、ボ−ルねじ軸28が回転する。これに
より、ボ−ルねじナット31が矢印B方向に移動する。
【0019】次に、以上の構成の射出装置11の動作に
ついて説明する。まず、計量工程においては、第1サ−
ボモ−タ26を駆動し、タイミングベルト27を介して
スクリュ−23を回転させ、該スクリュ−23を所定の
位置まで後退(図1における右方に移動)させる。この
とき、ホッパ17から供給された樹脂は、加熱シリンダ
15内において加熱されて溶融させられ、スクリュ−2
3の後退に伴ってスクリュ−23の前方に溜められる。
【0020】次に、射出工程においては、射出ノズル1
6を固定金型33に押し付け、第2サ−ボモ−タ29を
駆動し、タイミングベルト30を介してボ−ルねじ軸2
8を回転させる。このとき、ロ−ドセル25はボ−ルね
じ軸28の回転に伴って移動し、スクリュ−23を前進
(図1における左方に移動)させるので、スクリュ−2
3の前方に溜っている樹脂は射出ノズル16から射出さ
れ、固定金型33と可動金型34との間に形成されたキ
ャビティ空間35に充填される。その時の反力をロ−ド
セル25が受け圧力検出する。
【0021】次に、型締装置12について説明する。型
締装置12は、固定プラテン36、トグルサポ−ト3
7、固定プラテン36とトグルサポ−ト37との間に設
けたタイバ−38、固定プラテン36と対向して配設さ
れ、タイバ−38に沿って進退(図における左右方向に
移動)自在に配設された可動プラテン39、及び可動プ
ラテン39とトグルサポ−ト37との間に配設されたト
グル機構40を備える。そして、前記固定プラテン36
及び可動プラテン39に、互いに対向させて固定金型3
3及び可動金型34がそれぞれ取り付けられる。
【0022】トグル機構40は、図示されないサ−ボモ
−タによってクロスヘッド41をトグルサポ−ト37と
可動プラテン39との間で進退させることによって可動
プラテン39をタイバ−38に沿って進退させ、可動金
型34を固定金型33に対して接離させて、型閉じ、型
締め及び型開きを行う。
【0023】トグル機構40は、クロスヘッド41に対
して揺動自在に支持されたトグルレバ−42、トグルサ
ポ−ト37に対して揺動自在に支持されたトグルレバ−
43、可動プラテン39に対して揺動自在に支持された
トグルア−ム44とからなり、トグルレバ−42,43
間、及びトグルレバ−43とトグルア−ム44との間が
それぞれリンク結合される。
【0024】また、ボ−ルねじ軸45がトグルサポ−ト
37に対して回転自在に支持され、ボ−ルねじ軸45と
クロスヘッド41に固定されたボ−ルねじナット46と
が螺合してボ−ルねじ53が形成される。そして、ボ−
ルねじ軸45を回転させるために、トグルサポ−ト37
の側面にサ−ボモ−タが取り付けられる。
【0025】したがって、サ−ボモ−タを駆動すると、
サ−ボモ−タの回転運動が、ボ−ルねじ53によって直
線運動に変換され、直線運動がクロスヘッド41に伝達
され、該クロスヘッド41が矢印C方向に移動する。す
なわち、クロスヘッド41を前進(図1における右方に
移動)させると、トグル機構40が伸展して可動プラテ
ン39が前進し、型閉じ及び型締めが行われ、クロスヘ
ッド41を後退(図1における左方に移動)させると、
トグル機構40が屈曲して可動プラテン39が後退し、
型開きが行われる。
【0026】また、可動プラテン39の背面には、エジ
ェクタ装置48が配設され、エジェクタ装置48は、可
動金型34を貫通して延び、前端(図1における右端)
をキャビティ空間35に臨ませる図示されないエジェク
タピン、エジェクタピンの後方(図1における左方)に
配設された図示されないエジェクタロッド、エジェクタ
ロッドの後方に配設され、図示されないサ−ボモ−タに
よって回転されるボ−ルねじ軸49、及びボ−ルねじ軸
49と螺合するボ−ルねじナッと50を有し、ボ−ルね
じ軸49及びボ−ルねじナット50によってボ−ルねじ
54が形成される。
【0027】したがって、サ−ボモ−タを駆動すると、
サ−ボモ−タの回転運動が、ボ−ルねじ54によって直
線運動に変換され、直線運動がエジェクタロッドに伝達
され、エジェクタロッド及びエジェクタピンが矢印D方
向に移動する。
【0028】ところで、各ボ−ルねじ51,52,53
及び54は、比較的高負荷で、かつ、小ストロ−クで使
用されるだけでなく、常に同じ位置で使用されることが
多いため条件的に厳しい。そのためボ−ルねじ51〜8
4に対し最適なる給脂を行なうことが重要となる
【0029】ところが、電動式射出成形機の運転条件が
異なると、グリ−スの消費量が変化し、給脂を行うのに
最適な給脂インタ−バルが変化する。したがって、最適
なタイミングで給脂を行うことができない場合には、過
剰な潤滑剤がボ−ルねじ51〜54に給脂されて電動式
射出成形機の周辺を汚したり、グリ−スが不足してボ−
ルねじ51〜54が異常に発熱し、電動式射出成形機の
寿命を短くする。
【0030】このような問題に対処すべく、先発明にお
いては、電動式射出成形機のボ−ルねじ軸と、このボ−
ルねじ軸と螺合するボ−ルねじナットと、ボ−ルねじ軸
及びボ−ルねじナットのうちの一方の温度を検出する温
度センサと、温度センサによって検出された温度が設定
値を超えたときに、表示部に警告文を表示して作業員に
給脂を促す警告手段とを有するものであった。
【0031】さて、以下本発明の特徴点について説明す
る。56はグリ−ス自動給脂装置である。グリ−ス自動
給脂装置56はモ−タに駆動されるポンプを備え、この
ボンプにより、配管57、グリ−スバルブ58を経て、
配管59又は60を経由して、図1に示される実施の形
態ではボ−ルねじ51,52,53,54等の要給脂部
に接続されている。
【0032】図3は、グリ−ス自動給脂装置56の一例
である。図3で1はポンプ、2はポンプ1を駆動するモ
−タである。モ−タ2で駆動されるポンプ1により、交
換可能なグリ−スカ−トリッジ3に充填されたグリ−ス
を多数の要給脂部に自動供給することができる。グリ−
スカ−トリッジ3はカ−トリッジケ−ス4内に装着さ
れ、上部でコイルばね5を介し蓋6で押圧されている。
【0033】カ−トリッジケ−ス4は例えば透明の合成
樹脂成形品で本体部は筒状をなし、頂部に蓋6がビス6
aにより固着されている。外形が円錐台状をなしたコイ
ルばねの下端に皿状の押当部材7が取付けられ、この押
当部材7を介し、グリ−スカ−トリッジ3の頂部を常時
下方向に押圧している。
【0034】グリ−スカ−トリッジ3は、側胴部が蛇腹
状をなし、公知カ−トリッジより径が大でより多くのグ
リ−スを充填することができる。たとえば約700ccを
充填することができる。グリ−スカ−トリッジ3の側胴
部は比較的肉厚で、上部を手で持って回転して本体部の
グリ−ス貯溜部9の上部に設けた雌ねじ部8′に取付け
る。グリ−スカ−トリッジ3の下部には雄ねじ部8が設
けられており、この雄ねじ部8をグリ−ス貯溜部9に設
けた雌ねじ部8′にねじ込んで取付ける構成となってい
る。雌ねじ部8′にグリ−スカ−トリッジ3を取付けた
のち、前記カ−トリッジケ−ス4内に円錐台状のコイル
ばね5を挿入し、皿状の押当部材7を介しグリ−スカ−
トリッジ3を押しつけ、カ−トリッジケ−ス4を回転し
てねじ込むことにより本体部に固定する。カ−トリッジ
ケ−ス4の下端には角形フランジを有し、これに対しこ
れを取付ける本体部側には、角形フランジの隅部が嵌る
横溝が設けられた突出部が設けられており、カ−トリッ
ジケ−ス4を回転することにより、この横溝に沿って滑
らせ嵌合する。
【0035】グリ−スカ−トリッジ3の上記雄ねじ部8
は開口しているので、グリ−ス貯溜部9の上部に取付け
る前には、ねじ付キャップ(図示しない)をし、内部に
充填したグリ−スの漏れを防止している。
【0036】例えばアルミダイキャスト製の本体部には
複数個の取付孔64が設けられていて、これを介し、射
出成形機本体にボルトにより固定される。10はグリ−
スの吐出口で、こゝから配管57を介し射出成形機のボ
−ルねじ51〜54等に給脂される。
【0037】61は成形機フレ−ム13に設けた表示部
画面(図2(a)参照)で、図2(b)に示すように、稼働状
況欄61aやグリ−ス給脂条件欄61bが設けられてい
る。たとえば稼働状況欄には運転時間(2時間19分)
と運転ショット数(20,000ショット)等が表示さ
れる。又グリ−ス給脂条件欄には予め設定したショット
数(100,000ショット)や時間(500時間)等
が表示される。
【0038】さて、以上のような構成の電動式射出成形
機におけるグリ−ス自動給脂装置のコントロ−ル方法に
ついて以下にのべる。 (コントロ−ル方法の第1の実施形態)従来成形機各部
へグリ−スを自動的に給脂するようにしたグリ−ス自動
給脂装置においては、通常は供給/休止の時間を設定す
るタイマ−付きのポンプを用いて給脂を行っていた。第
1の実施の形態に係る方法は、上記の時間設定を成形機
の時計機能、即ち表示部61の画面に表示される運転時
間を使って、表示61の画面上において、設定部62に
より予め設定しておいた時間、例えば500時間に達し
たならば給脂するよう任意に時間設定できるようにし
た。かくして制御コントロ−ラ63によりグリ−ス自動
給脂装置56を作動させてグリ−スを円滑に供給できる
ようにした。
【0039】(コントロ−ル方法の第2の実施形態)グ
リ−スの給脂の間隔や給脂量は、運転条件により変えら
れる方が好ましい。このため成形機側で運転ショット数
をカウントし、あらかじめ設定部62により設定された
ショット数に達したならば、グリ−ス供給を開始するよ
う制御コントロ−ラ63を介しグリ−ス自動給脂装置5
6に指令を出すことができるようにした。
【0040】(コントロ−ル方法の第3実施形態)上記
の場合で、特にサイクルが長い場合(例えば、レンズ成
形の場合等)では、設定ショット数に到達するのに時間
がかかりすぎる。また、成形機を長期間停止、放置して
いた場合等にはグリ−ス劣化等の問題が生じる。このよ
うな場合には、成形機の制御電源を「ON」にしたと
き、必ずポンプが動作し、グリ−スを供給する。そして
制御電源を「ON」のままショット数がカウントされ
ない場合には、所定時間経過後にポンプが動作し、グリ
−ス供給する。さらに所定時間内に、あらかじめ設定
した給脂ショット数に到達しない場合には、ポンプが制
御コントロ−ラ63により自動的に動作し、グリ−ス供
給するようにした。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明により所定の時間に達し
たとき、請求項2により所定のショット数に達したと
き、自動的に給脂できるようにしたので、ポンプへのグ
リ−スの供給が中断して射出成形機等の各部の潤滑に支
障を来たす不都合を解消することができる。又請求項3
により、特に成形に時間がかゝる場合、あるいは長時間
休んだ場合等でも、機器に適切に給脂できるので、機器
の潤滑に支障を来すことがなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法の実施に使用する電動式射出
成形機の概略図。
【図2】(a)は上記電動式射出成形機の外観を示す斜視
図、(b)は表示部設定画面の一例を示す拡大図。
【図3】グリ−ス自動給脂装置の一例を示す正面図。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 モ−タ 3 グリ−スカ−トリッジ 4 カ−トリッジケ
−ス 5 コイルばね 6 蓋 7 押当部材 8 雌ねじ部 9 グリ−ス貯溜部 10 (グリ−スの)
吐出口 11 射出装置 12 型締装置 13 成形機フレ−ム 14 射出装置フレ
−ム 15 加熱シリンダ 16 射出ノズル 17 ホッパ 18 ボ−ルねじ軸 19 モ−タ 20 ボ−ルねじナ
ット 21 スプリング 22 ブラケット 23 スクリュ− 24 ガイド 25 ロ−ドセル 25a,25b 射出プッ
シャプレ−ト 26 第1サ−ボモ−タ 27 タイミングベ
ルト 28 ボ−ルねじ軸 29 第2サ−ボモ
−タ 30 タイミングベルト 31 ボ−ルねじナ
ット 32 金型装置 33 固定金型 34 可動金型 35 キャビティ空
間 36 固定プラテン 37 トグルサポ−
ト 38 タイバ− 39 可動プラテン 40 トグル機構 41 クロスヘッド 42,43 トグルレバ− 44 トグルア−ム 45 ボ−ルねじ軸 46 ボ−ルねじナ
ット 48 エジェクタ装置 49 ボ−ルねじ軸 50 ボ−ルねじナット 51,52,53,54,55 ボ−ルねじ 56 グリ−ス自動給脂装置 57 配管 58 グリ−スバルブ 59,60 配管 61 表示部 62 設定部 63 制御コントロ−ラ 64 取付孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要給脂部と配管を介し連結されたグリ−
    ス自動給脂装置(56)と、該グリ−ス自動給脂装置の駆動
    用ポンプを制御する為の制御コントロ−ラ(63)を有し、
    前記駆動用ポンプのグリ−スの供給/休止の時間設定
    を、要給脂部を有する機器の時計機能を用い、設定部(6
    2)により機器に設けられた表示部(61)上で任意に設定可
    能にしたことを特徴とするグリ−ス自動給脂装置のコン
    トロ−ル方法。
  2. 【請求項2】 要給脂部と配管を介し連結されたグリ−
    ス自動給脂装置と、該グリ−ス自動給脂装置の駆動用ポ
    ンプを制御する為の制御コントロ−ラ(63)を有し、要給
    脂部を有する機器側で運転ショット数をカウントし、該
    運転ショット数が設定部(62)により予め設定されたショ
    ット数に達したら、グリ−ス供給の開始を前記制御コン
    トロ−ラ(63)が前記駆動用ポンプに指示するようにした
    ことを特徴とするグリ−ス自動給脂装置のコントロ−ル
    方法。
  3. 【請求項3】 要給脂部と配管を介し連結されたグリ−
    ス自動給脂装置と、該自動給脂装置の駆動用ポンプを制
    御する為の制御コントロ−ラ(63)を有し、機器の制御電
    源を「ON」にしたときに必ずポンプが作動し、かつ、
    制御電源が「ON」のまゝショット数がカウントされな
    い場合には所定時間経過後にポンプが作動し、かつ、所
    定時間内に予め設定したショット数に達しない場合にポ
    ンプが作動するようにし、グリ−スを供給するようにし
    て、成形サイクルが長い場合又は要給脂部を有する機器
    を長時間停止させておいた場合に対処可能にしたことを
    特徴とするグリ−ス自動給脂装置のコントロ−ル方法。
  4. 【請求項4】 要給脂部を有する機器が射出成形機であ
    る請求項1,請求項2又は請求項3記載のグリ−ス自動
    給脂装置のコントロ−ル方法。
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