JP2002126970A - 工作機械 - Google Patents
工作機械Info
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- JP2002126970A JP2002126970A JP2000326804A JP2000326804A JP2002126970A JP 2002126970 A JP2002126970 A JP 2002126970A JP 2000326804 A JP2000326804 A JP 2000326804A JP 2000326804 A JP2000326804 A JP 2000326804A JP 2002126970 A JP2002126970 A JP 2002126970A
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Abstract
ことで、移動テーブルのーブルのスムーズな移動を確保
し、工作機械の加工精度を良好に維持する。 【解決手段】 ガイドレール13に沿って往復移動する
テーブル14の両端には、伸縮自在な蛇腹18,19が
取付けられている。ワーク16を砥石車17で研削する
ために、テーブル14が往復移動すると、例えば蛇腹1
8内の気圧が上昇し、蛇腹19内の気圧が降下しようと
するが、基台12に形成された孔20が、蛇腹18,1
9内の空気を流通させるので、その気圧が均等化され
る。よって、蛇腹19に、外部から埃等を含んだ空気が
侵入しない。
Description
粉の付着がないように蛇腹を設けた研削盤等の工作機械
に関するものである。
たガイドレールに沿って往復移動するテーブルを備えて
いる。テーブル上にワークが固定され、該テーブルを移
動させつつ、回転する砥石車で該ワークを研削する。
等が発生して飛散する。この切粉、砥石屑或いは塵埃等
がガイドレールに付着すると、該切粉がテーブルのスム
ーズな往復移動を妨げる原因になるとともに、研削の精
度を劣化させる原因にもなる。そこで、往復移動するテ
ーブルの両端と基台との間に、伸縮自在な蛇腹を、ガイ
ドレールの周囲をカバーするように取付け、該蛇腹によ
ってガイドレールへの切粉等の付着を防止していた。
機械では、蛇腹が伸縮するため、ふいごのようになり、
伸びる側の蛇腹内の気圧が下がり、隙間を介して外部か
ら空気が流入する。この外部から蛇腹内に流入する空気
に塵埃や細かな切粉が巻きこまれると、これらがガイド
レールに付着することになり、蛇腹を有するにもかかわ
らず、前記の問題を解決できなかった。
たものであり、その目的は、蛇腹内に塵埃或いは切粉の
進入を防ぐことが可能な工作機械を提供することであ
る。
めに、請求項1に記載の発明は、基台上に敷設されたガ
イドレールに乗せられ、該ガイドレールに沿って往復移
動可能なワーク支持用のテーブルと、前記テーブル上に
載置されたワークに対して加工を施す工具と、前記テー
ブルの移動方向両側に配置され、かつそれぞれ一端が前
記テーブルの端部に固定されるとともに他端が前記基台
に固定され、該テーブルの往復移動に追従して伸縮しつ
つ、前記ガイドレールを密封状態で保護する第1及び第
2の蛇腹とを備えた工作機械において、前記第1の蛇腹
内の第1の空間と前記第2の蛇腹内の第2の空間との間
をつなぐ空気流通路を設けたことを要旨とする。
工作機械において、前記空気流通路は、前記基台に形成
したことを要旨とする。請求項3に記載の発明は、請求
項1記載の工作機械において、前記空気流通路は、前記
テーブルに形成したことを要旨とする。
工作機械において、前記空気流通路は、前記第1の空間
及び第2の空間とを連結するパイプで構成したことを要
旨とする。
いずれかに記載の工作機械において、前記工具が回転砥
であることを要旨とする。以上のように、請求項1〜請
求項4に記載の発明によれば、テーブルが往復移動して
ワークに対する加工が施される。このテーブルが往復移
動することにより、第1の蛇腹により形成される第1の
空間、または第2の蛇腹により形成される第2の空間の
いずれか一方の気圧が上昇し、他方の気圧が下降しよう
とする。空気流通路は、気圧の上昇する空間から気圧の
下降しようとする空間に空気を流すので、両方の空間の
気圧が常に均一化され、外部から蛇腹内への空気の流入
を減じることができる。従って、切粉や砥石屑等の空間
内への侵入を抑制できる。
かな切粉や砥石屑を生じる回転砥石であるため、有効で
ある。
械の一実施形態を図1(a),(b)に従って説明す
る。
削盤であり、基枠11上に水平に搭置された基台12を
備えている。基台12の上には、2本のガイドレール1
3が平行に敷設されている。ガイドレール12の上に、
テーブル14が乗せられている。テーブル14の上に、
支持具15が搭置され、ワーク16が支持具15によっ
て支持される。ワーク16の上方に回転砥石となる砥石
車17が取付けられている。
動機構を有し、このテーブル移動機構がテーブル14を
ガイドレール13に沿って往復移動させるようになって
いる。テーブル14とともに往復移動するワーク16
が、砥石車17によって研削される構成になっている。
の一端が取付けられている。蛇腹18は、テーブル14
の端部から露出したガイドレール13を切粉から守るも
のであり、該蛇腹18の他端は基台12に取付けられ、
該蛇腹18が基台12の表面とともにガイドレール13
を包囲して保護している。テーブル14の他端には、第
2の蛇腹19の一端が取付けられている。蛇腹19の他
端が基台12に取付けられ、該蛇腹19が基台12の表
面とともにガイドレール13を包囲して保護している。
そして、両蛇腹18,19内に第1及び第2の密閉空間
21,22が形成されている。
路となる孔20が形成されている。この孔20により、
第1の空間21と第2の空間22とが連通している。次
に、この工作機械の動作を説明する。
4をガイドレール13に沿って往復移動させる。この移
動に伴い、ワーク16も往復移動する。回転する砥石車
17がワーク16に対して相対的に移動し、該ワー16
の表面を研削する。
動に追従して伸縮し、テーブル14の両端から露出する
ガイドレール13の上方を覆い、研削で飛散する切粉が
該ガイドレール13に付着することを防止する。
側の空間21または蛇腹19側の空間22のいずれか一
方の気圧が上昇し、他方の気圧が降下しようとする。孔
20は、気圧が上昇し始める空間21または22側か
ら、気圧が降下し始める空間22または21側へ空気を
流通させる。そのため、空間21,22の気圧が均等化
され、蛇腹18,19内に外部から埃や切粉を含んだ空
気が侵入することが防止される。
よれば、以下のような特徴を得ることができる。 ・空間21,22に連通する孔20を設けたので、空間
21,22の気圧を均一化でき、テーブル14が往復移
動しても埃や切粉の蛇腹18,19内への侵入を防ぐこ
とができ、テーブル14の移動動作をスムーズに維持き
るとともに、研削における精度を良好に保つことができ
る。
形成したので、他の空気流通路を別に用意する必要がな
く、また、作業性を悪化させることもない。なお、上記
実施形態は以下のように変更してもよい。
る研削盤について説明したが、切削盤等の他の工作機械
にも適用可能である。 ○図2のように、テーブル14に空間21,22に連通
する孔をあけ、その孔を孔20の代わりの空気流通路に
することも可能である。このようにしても上記実施形態
と同様の効果が期待できる。
し、該パイプ23で蛇腹18,19間をつなぐようにし
てもよい。この場合、パイプ23が蛇腹18,19の外
側に出る構成になるが、パイプ23という簡単な部材で
塵埃や切粉の対策をとれるので、コスト上昇を抑えるこ
とができる。なお、パイプ23としては、蛇腹に接続さ
れるものであるため、可撓性を有するものが好ましい。
第1の空間と第2の蛇腹側の第2の空間とに連通する空
気流通路を設けたので、該空気流通路が気圧の上昇する
空間から気圧の下降しようとする空間に空気を流し、両
方の空間の気圧が均一化される。そのため、埃や切粉の
蛇腹内への侵入を防ぐことができ、テーブルの移動動作
をスムーズに維持きるとともに、加工における精度を良
好に保つことができる。
作機械の要部正面図と及び一部を切り欠いた要部側面
図。
6…ワーク、17…工具としての砥石車、18,19…
蛇腹、20…空気流通路としての孔、21,22…第1
及び第2の空間。
Claims (5)
- 【請求項1】 基台上に敷設されたガイドレールに乗せ
られ、該ガイドレールに沿って往復移動可能なワーク支
持用のテーブルと、 前記テーブル上に載置されたワークに対して加工を施す
工具と、 前記テーブルの移動方向両側に配置され、かつそれぞれ
一端が前記テーブルの端部に固定されるとともに他端が
前記基台に固定され、該テーブルの往復移動に追従して
伸縮しつつ、前記ガイドレールを密封状態で保護する第
1及び第2の蛇腹とを備えた工作機械において、 前記第1の蛇腹内の第1の空間と前記第2の蛇腹内の第
2の空間との間をつなぐ空気流通路を設けたことを特徴
とする工作機械。 - 【請求項2】 前記空気流通路は、前記基台に形成した
ことを特徴とする請求項1記載の工作機械。 - 【請求項3】 前記空気流通路は、前記テーブルに形成
したことを特徴とする請求項1記載の工作機械。 - 【請求項4】 前記空気流通路は、前記第1の空間及び
第2の空間とを連結するパイプで構成したことを特徴と
する請求項1記載の工作機械。 - 【請求項5】 前記工具が回転砥であることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000326804A JP4749535B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000326804A JP4749535B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | 工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002126970A true JP2002126970A (ja) | 2002-05-08 |
JP4749535B2 JP4749535B2 (ja) | 2011-08-17 |
Family
ID=18803933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000326804A Expired - Lifetime JP4749535B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | 工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4749535B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007253310A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Tdk Corp | ガイド装置及び研削装置並びにそれを用いた希土類金属磁石の加工方法 |
JP2008149384A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Toshiba Mach Co Ltd | 伸縮式防塵カバー付き移動台装置 |
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- 2000-10-26 JP JP2000326804A patent/JP4749535B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4749535B2 (ja) | 2011-08-17 |
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