JP2002126595A - 自動車ボディの処理装置および処理方法 - Google Patents

自動車ボディの処理装置および処理方法

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JP2002126595A
JP2002126595A JP2000319762A JP2000319762A JP2002126595A JP 2002126595 A JP2002126595 A JP 2002126595A JP 2000319762 A JP2000319762 A JP 2000319762A JP 2000319762 A JP2000319762 A JP 2000319762A JP 2002126595 A JP2002126595 A JP 2002126595A
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Masakatsu Masaki
正勝 正木
Takeshi Sakamaki
剛 坂巻
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Toyota Industries Corp
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    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
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    • B05C5/0212Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work for applying liquid or other fluent material to separate articles only at particular parts of the articles
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ボディを構成するパネルの接合部にシ
ーラを塗布するための装置として従来ワークをフローテ
ィング状態に支持して、シーラ塗布用のノズルに倣わせ
る塗布装置が提供されていたが、これではワークが自動
車ボディ等の大物である場合には支持装置が大型化、複
雑化する問題があった。本発明は、自動車ボディにシー
ラを塗布する場合に、自動車ボディの支持装置を大型
化、複雑化することのないシーラの塗布装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 自動車ボディBのパネルの接合部J,J
に沿って相対的に移動する支持部10と、該支持部10
に上下左右に移動可能に取り付けたシーラ塗布部20,
30を備え、支持部10を接合部J,Jに沿って移動さ
せてシーラ塗布部20,30のシーラ吐出ノズルを接合
部J,Jに倣わせつつシーラを塗布する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車ボディの
例えばルーフパネルとルーフサイドパネルとの接合部に
沿って通称シーラと称するシーリング材を塗布する処
理、あるいはこのシーラ塗布処理に先立って接合部に圧
縮エアを吹き付けて清掃する処理等をする際に好適な処
理装置および処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば上記ルーフパネルとルーフ
サイドパネルとの接合部(以下、単にパネルの接合部と
もいう)にシーラを塗布するための塗布装置として、例
えば実開平2−12484号公報に開示されたものがあ
った。この従来の塗布装置は、一定の軌跡で移動するシ
ーラ塗布用の塗布ヘッドの下方に、ワークを上方へばね
付勢した状態で上下に変位可能なフローティング状態に
セットし、塗布ヘッドに取り付けたガイドローラーをワ
ークの接合部(シーラ塗布部)に沿って転動させつつ塗
布ヘッドを移動させて、該シーラ塗布部にシーラを塗布
する構成となっていた。この従来のシーラ塗布装置によ
れば、塗布ヘッドを一定の軌跡で移動させればワークが
上下に変位して倣うため、塗布ヘッドとワークのシーラ
塗布部との相対位置が常時一定に保持され、従って曲面
形状をなすシーラ塗布部であっても人手によることなく
効率よくシーラを塗布することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシーラ塗布装置は、ワーク側をフローティング状態
に支持してシーラ塗布ヘッドに倣わせる必要があるた
め、比較的小型のパネル同士の接合部にシーラを塗布す
る場合には容易に適用することができるが、例えばルー
フパネルとルーフサイドパネルの接合部にシーラを塗布
する場合には、自動車ボディの全体をフローティング状
態に支持する必要があり、これではワーク支持装置が大
型化、複雑化する問題があり、また大型のワークをフロ
ーティング状態で支持する結果、塗布部に沿って精確に
シーラを塗布することが困難になる問題があった。本発
明は、自動車ボディのような大型のワークであっても、
ワーク支持装置の大型化、複雑化を招くことなく、また
シーラ塗布部やエア吹き付け部に沿ってシーラ塗布用の
塗布ヘッドやエアガンを精確に移動させることができる
処理装置および処理方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
各請求項に記載した構成の処理装置または処理方法とし
た。請求項1記載の処理装置および請求項6記載の処理
方法によれば、処理ヘッドが自動車ボディの処理部に倣
って移動するので、従来のように自動車ボディをフロー
ティング状態で支持する必要がなく、従って自動車ボデ
ィの支持装置を大型化することなく、該自動車ボディの
曲面形状等に沿って処理を施すことができる。この処理
装置は、例えばルーフパネルとルーフサイドパネルとの
接合部にシーラを塗布する処理、あるいはこのシーラ塗
布処理に先立って該パネル接合部を清掃するために圧縮
エアを吹き付ける処理等に好適に用いることができる。
また、この処理装置により処理を施すことができる自動
車ボディの処理部としては、上記ルーフパネルとルーフ
サイドパネルとの接合部、フロアパネルの接続部、ある
いはドアパネル等のヘミング処理部等が考えられ、さら
にはパネルの接合部に限定されず、一定の処理を施す必
要のある部位に適用することができる。また、この処理
装置は、大型部品、小型部品を問わず様々なパネルの接
合部等に広く適用することができる。従って、本明細書
において、自動車ボディには、自動車ボディの全体のみ
ならず、自動車ボディに組み付けられる前のドアパネ
ル、フードパネル、トランクリッド等の主としてパネル
部品の他、各種の艤装部品の全てを含む。
【0005】請求項2記載の処理装置によれば、上記作
用効果に加えて、生産ライン上を移動する自動車ボディ
に対して、該自動車ボディを停止させることなく、当該
処理装置により該自動車ボディに対して処理を施すこと
ができる。
【0006】請求項3記載の処理装置によれば、前記作
用効果に加えて、例えば自動車ボディが生産ライン上を
移動する場合に、該自動車ボディの移動速度はそのまま
にして支持部の移動速度を調整することにより、両者の
相対速度(ならい速度)を処理に合わせて適切に設定す
ることができる。
【0007】請求項4記載の処理装置によれば、請求項
1記載の構成による作用効果に加えて、簡単な構成によ
り処理ヘッドを処理部に対して自動車ボディの幅方向
(車幅方向)に倣わせることができる。
【0008】請求項5記載の処理装置によれば、上記作
用効果に加えて、簡単な構成により処理ヘッドを処理部
に対して車幅方向および上下方向に倣わせることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。本実施形態では、自動車ボ
ディBのルーフパネルRとルーフサイドパネルSの接合
部(以下、単にパネル接合部Jという)に沿ってシーラ
Cを塗布するための処理装置(シーラ塗布装置1)を例
示して説明する。本実施形態において、上記パネル接合
部Jは凹形状の溝部を有している。また、以下の説明で
は、自動車ボディBの正面から向かって見た場合を基準
にして左右を区別する。従って、図1〜図5において左
側(自動車ボディBの右側)を左側とし、右側(自動車
ボディBの左側)を右側とする。
【0010】本実施形態のシーラ塗布装置1は、自動車
ボディBの搬送ラインに沿って往復動する支持部10
と、該支持部10に設けられた左右一対のシーラ塗布部
20,30を備えている。支持部10は、ロッドレスタ
イプのスライドシリンダ11により自動車ボディBの搬
送ラインに沿った一定の範囲を往復動可能に設けられて
いる。スライドシリンダ11は、自動車の搬送ラインの
上方において、工場の天井から吊り下げ状態に取り付け
た架台2に取り付けられている。支持部10の左右両側
部からは、左右一対のアーム21,31がそれぞれ側方
へ張り出すように取り付けられている。この両アーム2
1,31の先端に上記シーラ塗布部20,30が設けら
れている。両シーラ塗布部20,30は、左右対称に構
成されているので、以下図1〜図4において主として左
側のシーラ塗布部20について説明する。この左側のシ
ーラ塗布部20の詳細が図5および図6に示されてい
る。なお、右側のシーラ塗布部30の各構成部品につい
ては、対応する左側のシーラ塗布部20に用いた符号を
30番台の符号に代えて用い、図5および図6では括弧
を付して示した。
【0011】左アーム21の先端下面には、支持ブロッ
ク22が取り付けられている。この支持ブロック22を
介してならいフレーム23が左右方向(車幅方向)にス
ライド可能かつ上下方向に傾動可能に支持されている。
このならいフレーム23は、帯板形状を有する左右の縦
フレーム23a,23bと、該縦フレーム23a,23
b間の前端部付近、中間部付近および後端部付近の3箇
所に架け渡して固定した3本の横フレーム23c,23
d,23eを備えている。以下、前端部付近の横フレー
ム23cを前横フレーム23cといい、中間部付近の横
フレーム23dを中横フレーム23dといい、後端部付
近の横フレーム23eを後ろ横フレーム23eという。
【0012】上記中横フレーム23dが上記支持ブロッ
ク22に左右方向にスライド可能かつ回転可能に支持さ
れることにより、当該ならいフレーム23が車幅方向に
スライド可能に支持され、かつこの中横フレーム23d
を中心にして上下に傾動可能に支持されている。従っ
て、本実施形態における中横フレーム23dが、請求項
2,3に記載したスライドバーに相当する。このならい
フレーム23の側方であって、左アーム21の下面側に
は幅方向戻しシリンダ25が取り付けられている。この
幅方向戻しシリンダ25は、中横フレーム23dと同軸
に取り付けられている。このため、幅方向戻しシリンダ
25が突き出し側に作動すると、そのロッド先端部25
aが中横フレーム23dと同軸上を移動して右側の縦フ
レーム23bの側面に突き当てられ、これによりならい
フレーム23が図5において二点鎖線で示す原位置(車
幅方向外側の位置)に移動する。ならいフレーム23が
原位置に移動した状態では、幅方向戻しシリンダ25は
引き込み側に作動し、これにより当該ならいフレーム2
3が車幅方向に変位可能な状態となる。この変位は、特
別の駆動手段によりなされるのではなく、当該シーラ塗
布部20(塗布ヘッド24のノズル24c)がパネル接
合部Jに倣うことによりなされる。この点については後
述する。
【0013】両縦フレーム23a,23b間の前端部付
近に架け渡し状に取り付けた前横フレーム23cにはね
じ軸が用いられている。この前横フレーム23cの軸方
向ほぼ中央に、シーラ塗布用の塗布ヘッド24が固定さ
れている。この塗布ヘッド24は、固定ナット24a,
24bの締め込み位置を調整することにより、前横フレ
ーム23cの軸方向の位置を調整することができる。塗
布ヘッド24の前面には、シーラCを吐出するためのノ
ズル24cが前方へ突き出すように設けられている。ま
た、図示は省略したが塗布ヘッド24の後面には当該塗
布ヘッド24にシーラCを供給するためのホースが接続
されている。この塗布ヘッド24が特許請求の範囲に記
載した処理ヘッドに相当する。
【0014】次に、図6に示すように左アーム21の先
端部にはベース26を介して傾動シリンダ27が取り付
けられている。この傾動シリンダ27は、そのロッドを
下方に向けた状態で取り付けられている。この傾動シリ
ンダ27が突き出し方向に作動すると、そのロッド先端
部27aが下方へ変位してならいフレーム23の後ろ横
フレーム23eに突き当てられ、これにより該後ろ横フ
レーム23eが下方へ変位して当該ならいフレーム23
が中横フレーム23dを中心にして、塗布ヘッド24を
上方へ変位させる方向に傾動する。以下、傾動シリンダ
27が突き出し方向に作動して、塗布ヘッド24が上方
へ変位した位置を当該シーラ塗布部20の傾動方向の原
位置とする。塗布ヘッド24が原位置に位置する状態が
図6において二点鎖線で示されている。傾動シリンダ2
7が引き込み方向に作動すると、ならいフレーム23は
塗布ヘッド24の自重および中横フレーム23dが後ろ
横フレーム23e寄りの位置に取り付けられていること
により、塗布ヘッド24を下方へ変位させる方向に傾動
する。ならいフレーム23が下方へ傾動して塗布ヘッド
24が下方へ変位すると、ノズル24cの先端部が、前
記パネル接合部Jに乗り掛かる。
【0015】前記したように幅方向戻しシリンダ25
は、中横フレーム23dと同軸に取り付けられており、
かつこの中横フレーム23dを中心にしてならいフレー
ム23が上下に傾動する。従って、上下の傾動位置に関
係なく幅方向戻しシリンダ25の突き出し作動によりな
らいフレーム23を原位置に移動させることができる。
また、ならいフレーム23の車幅方向のスライド位置に
関係なく、傾動シリンダ27の作動により該ならいフレ
ーム23を上下に傾動させることができる。塗布ヘッド
24のノズル24cの先端側には、該ノズル24cから
吐出したシーラCの塗布状態を整えるためのはけ28が
取り付けられている。
【0016】次に、図3に示すように左アーム21の長
手方向(左右方向)中程の位置には、センサベース40
が取り付けられている。このセンサベース40は、自動
車ボディBの前後方向に長い帯板形状を有している。こ
のセンサベース40には、3個の光電センサ41〜43
が取り付けられている。この3個のセンサ41〜43
は、図3において上側から下側に向けて移動する自動車
ボディBの位置を検知して、当該シーラ塗布装置1の動
作を制御するための信号を発する。以下、自動車ボディ
Bの進行方向後ろ側(図3において上側)から、第1光
電センサ41、第2光電センサ42および第3光電セン
サ43という。第1〜第3光電センサ41〜43の相互
の位置(自動車ボディB進行方向の間隔)は、自動車ボ
ディBの位置に対して当該シーラ塗布装置1の各部が適
切なタイミングで動作するように設定されている。この
第1〜第3光電センサ41〜43の機能については後述
する。
【0017】以上のように構成した本実施形態のシーラ
塗布装置1によれば、以下説明する動作によりパネル接
合部Jに対してシーラCが塗布される。図1は支持部1
0が原位置に位置する待機状態を示している。この待機
状態では、支持部10はスライドシリンダ11の前側に
位置している。また、この待機状態では、左右の幅方向
戻しシリンダ25,35は突き出し側に作動してならい
フレーム23,33はそれぞれ車幅方向外側に位置して
いる。このため、左右の塗布ヘッド24,34従ってノ
ズル24c,34cの間隔は最も広くなっている。この
待機状態における両ノズル24c,34cの間隔は、自
動車ボディBにおけるパネル接合部J,Jの前端部(シ
ーラ塗布部の始端部)間の間隔に一致するように設定さ
れている。さらに、この待機状態では、傾動シリンダ2
7,37が突き出し側に作動してならいフレーム23,
33が塗布ヘッド24,34側を上側へ変位させた状態
となっており、これにより当該シーラ塗布部20,30
と自動車ボディBとの干渉が回避される状態となってい
る。
【0018】上記待機状態において、当該シーラ塗布装
置1の下方に自動車ボディBが図1において上側から下
側に向けて進入する。自動車ボディBの進入に伴って、
先ず前記第1光電センサ41により自動車ボディBのル
ーフパネルRの前端が検知される。第1光電センサ41
の出力するオン信号に基づいて左右の傾動シリンダ2
7,37が引き込み方向に作動し、これにより左右のな
らいフレーム23,33が左右の塗布ヘッド24,34
の自重等により下側に変位し、従ってそれらのノズル2
4c,34cが斜め下方に向けた状態とされる。
【0019】自動車ボディBがさらに進行すると、第2
光電センサ42によってルーフパネルRの前端部が検知
され、これに基づいてスライドシリンダ11が後退側に
作動し、これにより支持部10ひいては左右のシーラ塗
布部20,30が自動車ボディBのリヤ側に向かって移
動する。左右のシーラ塗布部20,30が移動を開始し
た直後に、左右のノズル24c,34cの先端部がパネ
ル接合部J,Jの内側に入り込む。一方、これとほぼ同
時に第3光電センサ43によりルーフパネルRの前端部
が検知され、これに基づいて両塗布ヘッド24,34へ
のシーラCの供給が開始されて両ノズル23c,24c
の先端からシーラCが吐出され始めるとともに、左右の
幅方向戻しシリンダ25,35が引き込み側に作動し
て、左右のならいフレーム23,33が車幅方向にスラ
イド可能な状態となる。この状態のまま自動車ボディB
が前進する一方、支持部10が後退することによりパネ
ル接合部J,JにそれぞれシーラCが迅速に塗布されて
いく。
【0020】上記したように第3光電センサ43がオン
した段階で、左右のならいフレーム23,33は、左右
アーム21,31に対して車幅方向にスライド可能かつ
それぞれの中横フレーム23d,33dを中心にして上
下に傾動可能に支持された状態となる。また、左右の塗
布ヘッド24,34のノズル24c,34cの先端部
が、それぞれ凹形状の溝部をなすパネル接合部J,Jの
内側に入り込んでいる。このため、左右のシーラ塗布部
20,30が自動車ボディBのリヤ側に向けて移動する
過程では、左右のならいフレーム23,33は、両パネ
ル接合部J,Jの車幅方向の間隔の変化(一般的には徐
々に狭くなる)および高さ方向の変化(一般的には徐々
に高くなった後徐々に低くなる)に倣って車幅方向にス
ライドし、また中横フレーム23d,33dを中心にし
て上下に傾動する。すなわち、ノズル24c,34cの
先端部がパネル接合部J,Jの側壁および底部に係合す
ることにより、両シーラ塗布部20,30が両パネル接
合部J,Jに倣って変位する。
【0021】以上のようにノズル23c,24cをパネ
ル接合部J,Jに倣わせつつシーラCの塗布処理が進行
する。支持部10がスライドシリンダ11のスライド後
端側に近づいてシーラCの塗布処理が最終段階に至る
と、ルーフパネルRの上方から第2光電センサ42が外
れて該第2光電センサ42がオフし、これに基づいて、
左右の塗布ヘッド24,34へのシーラCの供給が停止
される。また、第2光電センサ42がオフすると、左右
の傾動シリンダ27,37が突き出し側に作動して両な
らいフレーム23,33が上方に傾動し、かつ左右の幅
方向戻しシリンダ25,35が突き出し側に作動して両
ならいフレーム23,33が車幅方向外側(相互に遠ざ
かる方向)に移動し、これにより両ならいフレーム2
3,33が原位置に戻される。両ならいフレーム23,
33が原位置に戻されると、スライドシリンダ11が逆
方向に作動して当該シーラ塗布装置1が前側の原位置に
戻され、以上で一連の動作が完了する。
【0022】以上のように構成した本実施形態のシーラ
塗布装置1によれば、シーラ塗布用のノズル24c,3
4cがパネル接合部Jに倣って車幅方向および上下方向
に変位する構成であり、従来のようにワーク(自動車ボ
ディ)側をフローティング状態に支持して倣わせる構成
ではないので、自動車ボディBの支持構造の大型化、複
雑化をまねくことがなく、またノズル24c,34cを
パネル接合部J,Jに精確に倣わせて高品質なシーラ塗
布処理を行うことができる。
【0023】以上説明した実施形態には、種々変更を加
えることができる。例えば、シーラCの塗布処理を施す
部位(処理部)を、ルーフパネルRとルーフサイドパネ
ルSの接合部(パネル接合部J)とした場合を例示した
が、フロアパネル等のその他のパネルの接合部の各種処
理にも適用することができる。また、前記実施形態で
は、自動車ボディBと塗布ヘッド24の双方が移動し
て、自動車ボディBのパネル接合部J(処理部)に塗布
ヘッド24,34(処理ヘッド)を倣わせる構成を例示
したが、一方を固定して他方のみを移動させることによ
り両者間に相対的な変位を与える構成としてもよい。ま
た、支持部10が自動車ボディBの前側から後ろ側に向
けて相対移動する構成を例示したが、逆に支持部を自動
車ボディBの後ろ側から前側に移動させて処理部に対し
て所定の処理を施す構成としてもよい。要は、自動車ボ
ディB若しくは処理ヘッドの少なくとも一方が移動する
ことにより他方に対して相対的に変位する構成であれば
よい。さらに、自動車ボディBに施す処理としてシーラ
の塗布処理を例示したが、本発明は例えば塗布ヘッド2
4,34に代えていわゆるエアガンを装着し、このエア
ガンを処理部に倣わせることにより、自動車ボディBの
各部の清掃処理に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、シーラ塗布
装置および自動車ボディの平面図である。
【図2】本発明の実施形態を示す図であり、シーラ塗布
装置および自動車ボディの正面図である。
【図3】シーラ塗布装置の平面図である。
【図4】シーラ塗布装置の正面図である。
【図5】左側のシーラ塗布部の正面図である。
【図6】図5の(6)−(6)線矢視図であって、左側
のシーラ塗布部の側面図である。
【符号の説明】
B…自動車ボディ R…ルーフパネル、S…ルーフサイドパネル J…パネル接合部(ルーフパネルとルーフサイドパネル
の接合部) C…シーラ 1…シーラ塗布装置 10…支持部 11…スライドシリンダ(ロッドレスタイプ) 20…シーラ塗布部(左側) 23…ならいフレーム 24…塗布ヘッド、24c…ノズル 25…幅方向戻しシリンダ 27…傾動シリンダ 30…シーラ塗布部(右側) 41…第1光電センサ 42…第2光電センサ 43…第3光電センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディの処理部に沿って相対的に
    移動する支持部と、該支持部に移動可能に取り付けら
    れ、前記処理部に処理を施す処理ヘッドを備え、前記支
    持部を前記処理部に沿って相対移動させて前記処理ヘッ
    ドを前記処理部に沿って倣わせつつ、該処理ヘッドによ
    り前記処理部を処理する構成とした自動車ボディの処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の処理装置であって、自動
    車ボディが移動して、該自動車ボディに対して支持部が
    相対的に移動する構成とした自動車ボディの処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の処理装置であって、自動
    車ボディおよび支持部の双方を移動させて、前記自動車
    ボディに対して前記支持部を相対的に移動させる構成と
    した自動車ボディの処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の処理装置であって、自動
    車ボディの幅方向に沿って支持部に設けた左右スライド
    バーを介して処理ヘッドを前記幅方向に倣わせる構成と
    した自動車ボディの処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の処理装置であって、処理
    ヘッドを左右スライドバーを介して上下に傾動可能に支
    持した自動車ボディの処理装置。
  6. 【請求項6】 自動車ボディの処理部に沿って支持部を
    相対的に移動させて、該支持部に移動可能に設けた処理
    ヘッドを前記処理部に沿って倣わせつつ、該処理ヘッド
    により前記処理部を処理することを特徴とする自動車ボ
    ディの処理方法。
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