JP2002126533A - 排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法 - Google Patents
排ガス浄化用触媒および排ガス浄化方法Info
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Abstract
350℃で充分なDeNOx活性を有する排ガス浄化用
触媒を提供する。また、200〜600℃という広い温
度範囲でDeNOx活性を維持する方法を提供する。 【解決手段】 第一の排ガスからのNOx除去触媒は、
白金およびテルル並びにアルミニウム、ガリウムおよび
インジウムから選ばれる元素を耐熱性無機化合物に担持
している。第二の触媒は、第一の触媒が更にセリウム、
ジルコニウムおよびホウ素から選ばれる元素を含有する
ものである。第三の触媒は、第一または第二の触媒が更
にゼオライトを含有するものである。排ガスからのNO
x除去方法は、上記いずれかの触媒の上流に300℃以
上でより活性な触媒を設け、上流から下流にNOx含有
排ガスおよび還元剤を通す。
Description
としてディーゼルエンジンの排ガスから窒素酸化物を除
去するための触媒および方法に関する。特に還元剤とし
て、種々の炭化水素の混合物である軽油などを用いて
も、従来の触媒に比較して高い窒素酸化物除去活性を有
する触媒に関する。
ンから排出される燃焼排ガス中にはススや窒素酸化物
(NOx)が含まれており、これら排ガス成分の除去技
術の開発が進められてきている。排ガスからのNOxの
除去方法としては、還元剤を用いてNOxを窒素にまで
還元して除去する方法があり、このための還元剤および
還元用触媒が種々提案されている。
元剤としては、アンモニア、炭化水素などが提案されて
いるが、特に自動車用ディーゼルエンジンの排ガスを浄
化する場合は炭化水素を用いれば、ディーゼルエンジン
用燃料である軽油をそのまま還元剤として用いることが
できるという利点がある。
の空気過剰率が高く、そのために排ガス中には酸素が6
〜10%という高濃度で含まれているため、還元剤の炭
化水素が燃焼で消費されてしまい、NOxの還元に有効
に利用されない。そこで、炭化水素の燃焼をできるだけ
抑制し、NOxの還元反応を優先的に進めるような選択
性の高い、窒素酸化物除去活性(DeNOx活性)の高
い触媒が求められている。
属をアルミナなどの担体に担持した触媒を始め、種々の
触媒が提案されている。しかし、例えばPt触媒は20
0℃程度の低温でもDeNOx活性があるが、250℃
以上になると還元剤である炭化水素の燃焼反応が優先的
に起こり、NOx除去率が低下する。
を添加した触媒、さらにPt−Te系触媒にアルカリ金
属、アルカリ土類金属、ホウ素、リン、タングステン、
モリブデン、スズおよびセリウムから選ばれる1種以上
の元素および/またはゼオライトを添加した触媒を用い
れば、250℃以上の温度領域でも還元剤である炭化水
素の燃焼反応が抑制され、NOxの還元反応が進行して
NOx除去率が向上することを見出し、これら触媒につ
いて特許出願している(特願平9−276595および
PCT/JP00/01039)。
活性は、ディーゼルエンジン用燃料の軽油をそのまま還
元剤として用いた場合、高温では純粋の炭化水素を還元
剤として用いた場合と変わらないが、約250℃以下の
低温度の領域になると低下するという問題がある。
媒の問題点を解決するもので、還元剤として軽油を用い
た場合でも200〜350℃の温度領域で充分なDeN
Ox活性を有する排ガス浄化用触媒を提供することを目
的としている。また、ディーゼルエンジンの排ガスがと
り得る200〜600℃という広い温度範囲でDeNO
x活性を維持する方法を提供することを目的とする。
白金およびテルル、並びにアルミニウム、ガリウムおよ
びインジウムから選ばれる少なくとも1種の元素が耐熱
性無機化合物に担持されてなることを特徴とする排ガス
からの窒素酸化物除去用触媒である。
セリウム、ジルコニウムおよびホウ素から選ばれる少な
くとも1種の元素を含有した、排ガスからの窒素酸化物
除去用触媒である。
触媒が更にゼオライトを含有した、排ガスからの窒素酸
化物除去用触媒である。
は、本発明のいずれかの触媒が充填された触媒層の上流
側に300℃以上で前記触媒よりも高い窒素酸化物除去
活性を有する触媒が充填された触媒層を設け、この上流
側触媒層に窒素酸化物含有排ガスおよび還元剤を通し、
次いで該上流側触媒層出口ガスを下流側触媒層に通すこ
とを特徴とする。
の第一の触媒は、活性成分として、白金およびテルル、
さらにアルミニウム、ガリウムおよびインジウムから選
ばれる少なくとも1種の元素を耐熱性無機化合物に担持
している。
機化合物の量に対し、白金が好ましくは0.1〜5重量
%、より好ましくは0.5〜2重量%、テルルが好まし
くは0.05〜5重量%、より好ましくは0.1〜2重
量%、アルミニウム、ガリウムおよびインジウムから選
ばれる少なくとも1種の元素の合計が好ましくは0.1
〜40重量%、より好ましくは0.3〜30重量%であ
る。
られる触媒のDeNOx活性は低下する。また、5重量
%を越えても担持量に見合うだけの活性の向上は得られ
ない。
ウムおよびインジウムから選ばれる少なくとも1種の元
素の担持量がそれぞれ0.05重量%未満、0.1重量
%未満ではこれらの添加効果が見られず、それぞれ5重
量%、40重量%を越えるとDeNOx活性が低下する
ことがあるので好ましくない。
上記の第一の触媒の活性成分に加えてセリウム、ジルコ
ニウムおよびホウ素から選ばれる少なくとも1種の元素
を含有する。
選ばれる少なくとも1種の合計含有量は、触媒総量に対
して、酸化物または複合酸化物として好ましくは0.1
〜30重量%、より好ましくは0.5〜20重量%であ
る。第一の触媒に上記成分が添加された第二の触媒は、
第一の触媒に比べ、更にDeNOx活性の向上を図るこ
とができる。
ではその添加効果が認められず、また30重量%を越え
てもその添加効果は30重量%の場合とほとんど変わら
ない。
上記の第一の触媒または第二の触媒の活性成分に加えて
ゼオライトを含有する。ゼオライトを添加した第三の触
媒はDeNOx活性が更に向上し、還元剤によるNOx
の還元反応をより促進する。ゼオライトの含有量は、触
媒総量に対して好ましくは1〜50重量%、より好まし
くは3〜30重量%である。ゼオライトの含有量が1重
量%未満ではその添加効果が認められず、また50重量
%を越えてもその添加効果は50重量%の場合とほとん
ど変わらない。
ては、通常触媒用担体として用いられているものであれ
ば何れでもよく、例えば、アルミナ、シリカ、チタニ
ア、またはこれらの複合酸化物であるシリカ・アルミ
ナ、アルミナ・チタニアなどが挙げられるが、好ましい
担体はアルミナである。
く、従来から知られている方法により調製することがで
きる。例えば、第一の触媒の調製法としては、耐熱性無
機化合物に白金、テルルおよびその他のアルミニウム等
から選ばれる活性成分の水溶性化合物を含む混合水溶液
を含浸させたのち乾燥し、300〜600℃で焼成する
ことにより、所望の活性成分が担持された触媒が得られ
る。この場合、粉末状の耐熱性無機化合物に活性成分を
担持させたのち所望の形状に成型するか、または所望の
形状に成型された耐熱性無機化合物に活性成分を担持す
る、などいずれの手法でも良い。
よびテルルの水溶性化合物とアルミニウム等から選ばれ
たその他の活性成分のうちの一部の水溶性化合物とを含
む混合水溶液を含浸させたのち乾燥、焼成する。次いで
この焼成物に、残りの活性成分の化合物を混合するか、
残りの活性成分を含有する水溶液を含浸したのち乾燥、
焼成することにより、第一の触媒を調製することもでき
る。
白金、テルルなどの第一の触媒の活性成分を前記と同様
の方法で耐熱性無機化合物に担持したのち、この成分が
担持された耐熱性化合物と、セリウム酸化物、ジルコニ
ウム酸化物、ホウ素酸化物若しくはセリウム、ジルコニ
ウムおよびホウ素の2種以上の複合酸化物並びに/また
はゼオライトとを所定の割合で混合する方法、あるいは
耐熱性無機化合物とセリウム酸化物、ジルコニウム酸化
物若しくはホウ素酸化物および/またはゼオライトを所
定の割合で混合して成型し、この成型物に第一の触媒の
活性成分を、第一の触媒の場合と同様の方法で担持する
方法などが挙げられる。
ルコニウムまたはホウ素の水溶性化合物の水溶液を耐熱
性無機化合物に含浸させてもよい。この場合、水溶液は
白金、テルルなどの第一触媒用の活性成分の水溶性化合
物の混合水溶液と同時に含浸させて乾燥、焼成してもよ
く、あるいは第一触媒の活性成分を前記の方法で耐熱性
化合物に担持させたのち、セリウム、ジルコニウムまた
はホウ素の水溶性化合物の水溶液を含浸させて乾燥、焼
成してもよい。
質としては、通常の水溶性化合物であれば特に制限はな
い。白金化合物としては、ジニトロジアンミン白金、塩
化白金、塩化白金アンモニウムなどが挙げられ、テルル
化合物としては、テルル酸、亜テルル酸ナトリウム、塩
化テルルなどが挙げられる。アルミニウム、ガリウム、
インジウムの化合物としては、硝酸アルミニウム、硝酸
ガリウム、硝酸インジウムなどの無機酸の塩、塩基性酢
酸アルミニウム、塩基性酢酸ガリウムなどの有機酸の塩
が挙げられる。また、アルミニウムアルコキシドなどの
金属アルコキシドも用いることができる。
は、酸化セリウム、酸化ジルコニウム酸化ホウ素などの
酸化物が挙げられる。耐熱性無機化合物に含浸させる場
合には、ホウ酸、またはセリウム、ジルコニウム、ホウ
素の無機酸の塩若しくは有機酸の塩などの、水溶性化合
物が用いられる。
えばY型、L型、ZSM型、モルデナイト、ベータ、ア
ルミノフォスフェート、シリコアルミノフォスフェート
が挙げられる。特に、耐水熱性の点からはSiO2 /A
l2O3=10(モル比)以上のハイシリカゼオライトが
好ましい。
して用いられ、好ましくはハニカム状の触媒構造体とし
て用いられる。この場合、耐熱性無機化合物を適当なバ
インダーと共にハニカム状に成型したのち、このハニカ
ム状構造体に前記の活性成分を担持する方法、または無
機化合物に活性成分を担持したのち、バインダーを加え
てハニカム状に成型するなどの方法がある。
の耐熱性無機化合物はハニカム状に成型することが困難
なことがある。このような場合、コージライト等のセラ
ミックまたは金属からなるハニカム構造体を、前記の方
法で活性成分が担持された耐熱性無機化合物の粉末を含
む懸濁液に浸漬してハニカム構造体の表面に懸濁液をコ
ートし、乾燥、焼成する、いわゆるウォッシュコート法
により、ハニカム構造体の表面に目的の活性成分が担持
された触媒構造体が得られる。
ニカム状の触媒構造体など適宜の形状の成型体に成型
し、適当な反応器に充填して使用される。この成型体が
充填された触媒層に窒素酸化物を含む排ガスおよび還元
剤が導入され、窒素酸化物が還元されて排ガスから窒素
酸化物が除去される。還元剤としては、アンモニア、炭
化水素などの通常用いられている還元剤が用いられる
が、本発明においては炭化水素が好ましく、特に液状炭
化水素が好ましく用いられる。この場合の反応温度は、
200〜350℃の範囲が好ましい。
を除去する場合、還元剤用の炭化水素としてディーゼル
エンジン用燃料である軽油を用いることができれば、還
元剤用の設備の省略化などの点で好ましい。従来のPt
系触媒でも軽油を還元剤として用いることもできるが、
約250℃以下の低温度の領域になるとDeNOx活性
が低下するという問題がある。
たときの低温領域でのDeNOx活性の低下という問題
はなく、200〜350℃の範囲で十分なDeNOx活
性を維持することができる。
ときも充分なDeNOx活性を発揮し得るのは、従来の
触媒が軽油中に含まれる芳香族成分により被毒するのに
対し、本発明の触媒は活性成分としてPtおよびTeに
加えて前記の活性成分を含有することにより、芳香族成
分に対する酸化能力が高くなるとともに被毒しにくいた
めと推測される。
スからNOxを除去する場合、NOxと還元剤の炭化水
素との混合比は、NOx1容量部当たり炭化水素がメタ
ン換算で1〜50容量部の範囲から選ばれる。
性な別のNOx除去触媒とを組み合わせた本発明の排ガ
スからのNOx除去方法について詳述する。
合、その排ガスの温度は200〜600℃という広い範
囲で変化するため、この広い温度領域での排ガス浄化能
力が要求されるが、本発明の触媒は350℃を越えるよ
うな高温では充分なDeNOx活性を示さない。
浄化の場合、本発明のNOx除去方法においては、本発
明の触媒が充填された触媒層の上流側に、300℃以上
の温度領域で充分なDeNOx活性を示す触媒が充填さ
れた別の触媒層を設ける。そして、まずNOx含有排ガ
スと炭化水素(好ましくは軽油)との混合物を前記の3
00℃以上の温度領域で高活性な触媒層に通し、この上
流側触媒層の出口ガスを次いで本発明の触媒が充填され
た触媒層に通す。
により、排ガス温度が300℃以上の場合は上流測の高
温活性触媒によりNOxが除去され、300℃より低い
温度の排ガスの場合は主として下流側の本発明の触媒に
よってNOxが除去される。その結果、200〜600
℃という広範囲の温度領域での排ガスの浄化が可能にな
る。
の高温で充分なDeNOx活性を示す触媒としては、従
来から知られている高温活性触媒であれば特に制限はな
い。例えば、Ag、Cu、Co、Fe、Znなどの活性
金属がアルミナ、シリカ、シリカアルミナ、ゼオライト
などに担持された触媒が用いられる。
gに、Ptに換算して2.0gのジニトロジアンミン白
金、Teに換算して0.4gのテルル酸およびAlに換
算して1.0gの硝酸アルミニウム9水和物を含む水溶
液200mlを加えた。よく混合したのち蒸発乾固し、
450℃で2時間焼成した。得られた粉末にヒドラジン
溶液を加えて還元処理したのち、110℃で2時間乾燥
して、アルミナ担持白金・テルル・アルミニウム触媒を
得た。上記で得られた触媒の粉末とアルミナゾル(濃度
10wt%)の混合物に、触媒濃度が35重量%になる
ように純水を加えて調整し、ボールミルで湿式粉砕して
ウオッシュコート用スラリーを調製した。このスラリー
に、市販のコージライト製ハニカム構造体(ガス流通セ
ル数400個、直径20mm、長さ16mm)を浸漬し
たのち引き上げ、表面の余分のスラリーをエアブローで
除去した。次いで、このスラリー被覆ハニカム構造体を
120℃で2時間乾燥し、500℃で3時間焼成するこ
とにより、ハニカム構造体表面に触媒が150g/L担
持された触媒構造体Aを得た。
1.0gの硝酸ガリウム水和物を用いた以外は実施例1
と同様の操作により、触媒構造体Bを得た。
1.0gの硝酸インジウム3水和物を用いた以外は実施
例1と同様の操作により、触媒構造体Cを得た。
ム触媒の粉末とゼオライト(H型ZSM−5、SiO2
/Al2 O3 =50(モル比))を90:10(重量
比)の割合で十分に混合した。得られた粉末状触媒を実
施例1と同様の操作でハニカム構造体に担持させ、触媒
構造体Dを得た。
O2)を用いた以外は実施例4と同様の操作により、触
媒構造体Eを得た。
O2)を用いた以外は実施例4と同様の操作により、触
媒構造体Fを得た。
ニウム触媒の粉末、酸化セリウム(CeO2)およびゼ
オライト(H型ZSM−5、SiO2 /Al2O3 =5
0(モル比))を80:10:10(重量比)の割合で
十分に混合した。得られた粉末状触媒を実施例1と同様
の操作でハニカム構造体に担持させ、触媒構造体Gを得
た。
外は実施例3と同様の操作により、触媒構造体Hを得
た。
えた以外は実施例3と同様の操作により、触媒構造体I
を得た。
様の操作により、触媒構造体Jを得た。
様の操作により、触媒構造体Kを得た。
ウム触媒の粉末と酸化セリウム(CeO2)を、90:
10(重量比)の割合で十分に混合した。得られた粉末
状触媒を実施例1と同様の操作でハニカム構造体に担持
させ、触媒構造体Lを得た。
よび硝酸インジウムの混合水溶液に、さらにホウ素0.
5g(B2O3として触媒総量の1.6wt%)を含むホ
ウ酸を加えた以外は、実施例3と同様の操作により触媒
構造体Mを得た。
1と同様の操作により、触媒構造体Nを得た。
0.5gのホウ酸を用いた以外は実施例1と同様の操作
により、触媒構造体Oを得た。
体A〜Oのそれぞれを反応器に充填し、表1の条件で窒
素酸化物除去試験を行った。結果を表2に示す。
ナ基準)担持されたAg/Al2 O3 触媒の粉末を、実
施例1と同様の方法で市販コージライト製ハニカム構造
体(ガス流通セル数400個、直径20mm、長さ8m
m)の表面に担持して、触媒が150g/L担持した触
媒構造体Wを調製した。また、ハニカム構造体の長さを
8mmとした以外は、実施例2と同様の操作により触媒
構造体Xを調製した。
体WおよびXを直列に充填し、反応温度を500℃まで
変化させた以外は試験例1と同じ条件で、反応ガスを触
媒構造体W側から流通させて、窒素酸化物除去試験を行
った。結果を表3に示す。
触媒は、還元剤として純粋な炭化水素を用いる場合のみ
ならず軽油を用いた場合でも、200〜350℃の温度
領域で充分なDeNOx活性を示す。
によれば、300℃以上で高いDeNOx活性を有する
Ag、Cu系触媒と、本発明の触媒とを組み合わせるこ
とにより、200〜600℃という広い温度領域でDe
NOx活性を高く維持できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 白金およびテルル、並びにアルミニウ
ム、ガリウムおよびインジウムから選ばれる少なくとも
1種の元素が耐熱性無機化合物に担持されてなることを
特徴とする排ガスからの窒素酸化物除去用触媒。 - 【請求項2】 更にセリウム、ジルコニウムおよびホウ
素から選ばれる少なくとも1種の元素を含有することを
特徴とする請求項1記載の触媒。 - 【請求項3】 更にゼオライトを含有することを特徴と
する請求項1または2記載の触媒。 - 【請求項4】 耐熱性無機化合物の量に対して、白金の
担持量が0.1〜5重量%、テルルの担持量が0.05
〜5重量%、アルミニウム、ガリウムおよびインジウム
から選ばれる少なくとも1種の元素の合計担持量が0.
1〜40重量%であることを特徴とする請求項1ないし
3いずれかに記載の触媒。 - 【請求項5】 セリウム、ジルコニウムおよびホウ素か
ら選ばれる少なくとも1種の元素の合計含有量が、触媒
総量に対し酸化物として0.1〜30重量%であること
を特徴とする請求項2記載の触媒。 - 【請求項6】 ゼオライトの含有量が、触媒総量に対し
て1〜50重量%であることを特徴とする請求項3記載
の触媒。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の触
媒が充填された触媒層の上流側に300℃以上で前記触
媒よりも高い窒素酸化物除去活性を有する触媒が充填さ
れた触媒層を設け、この上流側触媒層に窒素酸化物含有
排ガスおよび還元剤を通し、次いで該上流側触媒層出口
ガスを下流側触媒層に通すことを特徴とする排ガスから
の窒素酸化物除去方法。
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1119513A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-01-26 | Agency Of Ind Science & Technol | 窒素酸化物接触還元除去触媒及び窒素酸化物の接触還元除去方法 |
WO2000050169A1 (fr) * | 1999-02-23 | 2000-08-31 | Nikki Chemical Co., Ltd. | Catalyseur et procede d'extraction d'oxydes d'azote |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000332375A patent/JP4646377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
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WO2000050169A1 (fr) * | 1999-02-23 | 2000-08-31 | Nikki Chemical Co., Ltd. | Catalyseur et procede d'extraction d'oxydes d'azote |
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