JP2002126160A - 遊技機における図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持体の製造方法、及び遊技機における図柄表示装置のリール - Google Patents
遊技機における図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持体の製造方法、及び遊技機における図柄表示装置のリールInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リール1を製造するための作業効率を良くで
き、かつ、回転バランスが良く、回転時にぶれが生じに
くいリールを構成することができる図柄支持体3を得
る。 【解決手段】 遊技機における図柄表示装置のリール1
の図柄を支持する図柄支持体3を、軸方向に所定の幅D
を有し、周囲に継ぎ部の無い筒体より構成する。この筒
体は、周囲に継ぎ部の無い長尺中空体を成形した後に、
当該長尺中空体を径方向に切断することにより製造す
る。
き、かつ、回転バランスが良く、回転時にぶれが生じに
くいリールを構成することができる図柄支持体3を得
る。 【解決手段】 遊技機における図柄表示装置のリール1
の図柄を支持する図柄支持体3を、軸方向に所定の幅D
を有し、周囲に継ぎ部の無い筒体より構成する。この筒
体は、周囲に継ぎ部の無い長尺中空体を成形した後に、
当該長尺中空体を径方向に切断することにより製造す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパチンコ
機やスロットマシンのような遊技機における図柄表示装
置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持
体の製造方法、及び上記図柄支持体を備えたリールに関
するものである。
機やスロットマシンのような遊技機における図柄表示装
置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持
体の製造方法、及び上記図柄支持体を備えたリールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のパチンコ機やスロットマ
シン等の遊技機における図柄表示装置のリールの構成を
示す分解斜視図である。このリール1Aは、合成樹脂等
により筒状に形成されたリールフレーム2Aの筒の外周
に、当該筒の外周における軸方向の幅に対応する幅長を
有する帯状シートからなる図柄支持体3Aを巻き付ける
ように貼り付けて成るものである。上記リールフレーム
2Aは、筒の外周を形成する外周骨格部2aと、この外
周骨格部2aに取付けられた複数本のスポーク部2b
(図3では90°間隔で4本のスポーク部2bが設けら
れている)と、これらスポーク部2bを介して筒の中心
位置にくるよう設けられる取付部2cとを備える。この
取付部2cには、ステッピングモータ等の駆動軸を取付
けるための取付孔2dが形成されている。上記図柄支持
体3Aは、例えば、ポリカーボネート等の光透過性の合
成樹脂製より成り、リールフレーム2Aの筒の外周に巻
き付けて貼り付けた時に外周面となる面3aには、転写
印刷等により、特定の図柄4が印刷されている。上記図
柄支持体3Aの貼り付けは、リールフレーム2Aの筒の
外周に巻き付けて貼り付けた時に内周面となる面3b
に、予め両面接着テープ5を貼り付けておいて貼り付け
る。あるいは、図柄支持体3Aの内周面となる面3bに
接着剤を塗布しておいてから貼り付ける。
シン等の遊技機における図柄表示装置のリールの構成を
示す分解斜視図である。このリール1Aは、合成樹脂等
により筒状に形成されたリールフレーム2Aの筒の外周
に、当該筒の外周における軸方向の幅に対応する幅長を
有する帯状シートからなる図柄支持体3Aを巻き付ける
ように貼り付けて成るものである。上記リールフレーム
2Aは、筒の外周を形成する外周骨格部2aと、この外
周骨格部2aに取付けられた複数本のスポーク部2b
(図3では90°間隔で4本のスポーク部2bが設けら
れている)と、これらスポーク部2bを介して筒の中心
位置にくるよう設けられる取付部2cとを備える。この
取付部2cには、ステッピングモータ等の駆動軸を取付
けるための取付孔2dが形成されている。上記図柄支持
体3Aは、例えば、ポリカーボネート等の光透過性の合
成樹脂製より成り、リールフレーム2Aの筒の外周に巻
き付けて貼り付けた時に外周面となる面3aには、転写
印刷等により、特定の図柄4が印刷されている。上記図
柄支持体3Aの貼り付けは、リールフレーム2Aの筒の
外周に巻き付けて貼り付けた時に内周面となる面3b
に、予め両面接着テープ5を貼り付けておいて貼り付け
る。あるいは、図柄支持体3Aの内周面となる面3bに
接着剤を塗布しておいてから貼り付ける。
【0003】また、上述したようなリールフレーム2A
の筒の外周に帯状シートからなる図柄支持体3Aを巻き
付けるように貼り付けるのではなく、図4,図5に示す
ように、図柄支持体3Bにおける軸方向の両方の側部3
s,3s側を円形保持枠2B,2Cで保持するようにし
て構成されるリール1Bもある。このリール1Bの図柄
支持体3Bは、帯状シートの両端3x,3xを粘着テー
プ5A等で接着して筒状を保つように形成される。この
図柄支持体3Bの両方の側部3s,3sには、周方向に
おいて所定間隔で複数の孔6が設けられている。また、
円形保持枠2B,2Cの周囲には軸方向に突出するフラ
ンジ7が設けらている。このフランジ7の内面7uには
上記孔6に挿入するピン8が設けられている。また、フ
ランジ7の内面7uと対向する保持片9が設けられる。
従って、図柄支持体3Bの両方の側部3s,3sを、各
円形保持枠2B,2Cのフランジ7の内面7uと保持片
9との間に挿入するとともに、ピン8を孔6に挿入する
ことで、図柄支持体3Aを円形保持枠2B,2Cに取付
けることができ、これにより、リール1Bが組立てられ
る。尚、円形保持枠2Bには、ステッピングモータ等の
駆動軸を取付けるための取付孔2eが形成された取付部
2fがスポーク部2gを介して円の中央に位置するよう
に設けられている。
の筒の外周に帯状シートからなる図柄支持体3Aを巻き
付けるように貼り付けるのではなく、図4,図5に示す
ように、図柄支持体3Bにおける軸方向の両方の側部3
s,3s側を円形保持枠2B,2Cで保持するようにし
て構成されるリール1Bもある。このリール1Bの図柄
支持体3Bは、帯状シートの両端3x,3xを粘着テー
プ5A等で接着して筒状を保つように形成される。この
図柄支持体3Bの両方の側部3s,3sには、周方向に
おいて所定間隔で複数の孔6が設けられている。また、
円形保持枠2B,2Cの周囲には軸方向に突出するフラ
ンジ7が設けらている。このフランジ7の内面7uには
上記孔6に挿入するピン8が設けられている。また、フ
ランジ7の内面7uと対向する保持片9が設けられる。
従って、図柄支持体3Bの両方の側部3s,3sを、各
円形保持枠2B,2Cのフランジ7の内面7uと保持片
9との間に挿入するとともに、ピン8を孔6に挿入する
ことで、図柄支持体3Aを円形保持枠2B,2Cに取付
けることができ、これにより、リール1Bが組立てられ
る。尚、円形保持枠2Bには、ステッピングモータ等の
駆動軸を取付けるための取付孔2eが形成された取付部
2fがスポーク部2gを介して円の中央に位置するよう
に設けられている。
【0004】また、図6(a),(b)に示すような、
プーリを用いたベルト駆動タイプのリール1Cもある。
これは2つのプーリ21,22にベルト状に図柄支持体
3Cを掛け渡し、プーリ21をモータ23で駆動するこ
とにより、図柄支持体3Cを回すものである。尚、図6
(a)はリール1Cの正面図、図6(b)は側面図であ
る。
プーリを用いたベルト駆動タイプのリール1Cもある。
これは2つのプーリ21,22にベルト状に図柄支持体
3Cを掛け渡し、プーリ21をモータ23で駆動するこ
とにより、図柄支持体3Cを回すものである。尚、図6
(a)はリール1Cの正面図、図6(b)は側面図であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
図柄支持体3Aは、帯状シートであるため、上記のよう
に両面接着テープ5や接着剤を用いてリールフレーム2
Aの筒の外周に貼り付けなければならない。この場合、
接着剤が乾燥したりして起こる接着不良や、一寸したズ
レによる貼り間違いの度に、新しい図柄支持体3Aを用
意しなければならず、リール1Aを製造するための作業
効率が悪いといった課題があった。
図柄支持体3Aは、帯状シートであるため、上記のよう
に両面接着テープ5や接着剤を用いてリールフレーム2
Aの筒の外周に貼り付けなければならない。この場合、
接着剤が乾燥したりして起こる接着不良や、一寸したズ
レによる貼り間違いの度に、新しい図柄支持体3Aを用
意しなければならず、リール1Aを製造するための作業
効率が悪いといった課題があった。
【0006】また、図4の図柄支持体3Bは、筒状を保
つように帯状シートの両端3x,3xを粘着テープ等で
接着しなければならず、この接着作業が難しいととも
に、接着作業が失敗する度に、新しい図柄支持体3Bを
用意しなければならなくなるので、上述と同じように、
リール1Bを製造するための作業効率が悪いといった課
題があった。また、図6の図柄支持体3Cも、帯状シー
トの両端を強力接着剤などで接着等しなければならず、
同様に、リール1Cを製造するための作業効率が悪いと
いった課題があった。
つように帯状シートの両端3x,3xを粘着テープ等で
接着しなければならず、この接着作業が難しいととも
に、接着作業が失敗する度に、新しい図柄支持体3Bを
用意しなければならなくなるので、上述と同じように、
リール1Bを製造するための作業効率が悪いといった課
題があった。また、図6の図柄支持体3Cも、帯状シー
トの両端を強力接着剤などで接着等しなければならず、
同様に、リール1Cを製造するための作業効率が悪いと
いった課題があった。
【0007】また、リール1A,1B,1Cは回転する
ので、回転時の回転バランスを損なわない構造であるこ
とが望ましい。しかし、図柄支持体3A,3B,3Cの
いずれも帯状シートの両端側同士をつなぐために、帯状
シートの両端をつないだ継ぎ部3Y(図4参照),3Z
(図6参照)や、両端を重ね合せた重合継ぎ部等が生じ
てしまうので、これらの継ぎ部により回転バランスが悪
い図柄支持体3A,3B,3Cとなり、回転時にぶれが
生じやすいリール1A,1B,1Cとなってしまうとい
う課題があった。
ので、回転時の回転バランスを損なわない構造であるこ
とが望ましい。しかし、図柄支持体3A,3B,3Cの
いずれも帯状シートの両端側同士をつなぐために、帯状
シートの両端をつないだ継ぎ部3Y(図4参照),3Z
(図6参照)や、両端を重ね合せた重合継ぎ部等が生じ
てしまうので、これらの継ぎ部により回転バランスが悪
い図柄支持体3A,3B,3Cとなり、回転時にぶれが
生じやすいリール1A,1B,1Cとなってしまうとい
う課題があった。
【0008】また、図6の図柄支持体3Cの場合、帯状
シートの両端の接着等による重合継ぎ部は、他の部分と
曲げ剛性が異なるため、回転時に図柄支持体3Cの外周
面がばたつき、図柄の視認性に悪影響を与えたり、繰り
返し曲げが集中することにより重合継ぎ部周辺の耐久性
が低下するといった課題もある。
シートの両端の接着等による重合継ぎ部は、他の部分と
曲げ剛性が異なるため、回転時に図柄支持体3Cの外周
面がばたつき、図柄の視認性に悪影響を与えたり、繰り
返し曲げが集中することにより重合継ぎ部周辺の耐久性
が低下するといった課題もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の遊技機における
図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体は、
軸方向に所定の幅を有し、周囲に継ぎ部の無い筒体より
構成した。また、本発明の上記図柄支持体の製造方法
は、周囲に継ぎ部の無い長尺中空体を成形した後に、当
該長尺中空体を径方向に切断することにより上記図柄支
持体としての筒体を製造するようにした。また、ブロー
成形法により上記長尺中空体を成形し、当該長尺中空体
を径方向に切断することにより上記図柄支持体としての
筒体を製造するようにした。また、上記図柄支持体とし
ての筒体は、光透過性の合成樹脂により成形されたもの
であることとした。また、上記図柄支持体としての筒体
は、ポリエチレンテレフタレートにより成形されたもの
であることとした。また、上記図柄支持体としての筒体
の軸方向の両方の側部には、当該筒体の回転時の回転バ
ランスを損なわないように、一対以上の切り欠き部又は
孔部を設けた。また、本発明のリールは、上記いずれか
に記載の図柄支持体としての筒体又上記いずれかに記載
の図柄支持体の製造方法により得られた図柄支持体とし
ての筒体を備えることを特徴とする。
図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体は、
軸方向に所定の幅を有し、周囲に継ぎ部の無い筒体より
構成した。また、本発明の上記図柄支持体の製造方法
は、周囲に継ぎ部の無い長尺中空体を成形した後に、当
該長尺中空体を径方向に切断することにより上記図柄支
持体としての筒体を製造するようにした。また、ブロー
成形法により上記長尺中空体を成形し、当該長尺中空体
を径方向に切断することにより上記図柄支持体としての
筒体を製造するようにした。また、上記図柄支持体とし
ての筒体は、光透過性の合成樹脂により成形されたもの
であることとした。また、上記図柄支持体としての筒体
は、ポリエチレンテレフタレートにより成形されたもの
であることとした。また、上記図柄支持体としての筒体
の軸方向の両方の側部には、当該筒体の回転時の回転バ
ランスを損なわないように、一対以上の切り欠き部又は
孔部を設けた。また、本発明のリールは、上記いずれか
に記載の図柄支持体としての筒体又上記いずれかに記載
の図柄支持体の製造方法により得られた図柄支持体とし
ての筒体を備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下、本発明の実施の形態1を説明する。尚、図3〜図
6の従来例と同一部分については同一符号を用いて詳説
を省略する。図1は、本発明のリールの分解斜視図であ
り、本発明のリール1は、合成樹脂等により筒状に形成
されたリールフレーム2の筒の外周に、後述する本発明
の図柄支持体3としての筒体又は本発明の製造方法によ
り得られる図柄支持体3としての筒体を嵌着して成るも
のである。尚、リールフレーム2は、後述する突起11
を有する以外は、図3のリールフレーム2Aと同じあ
る。また、図柄支持体3としての筒体の外周又は内周に
は、後述するように、別途、図柄4が設けられる。本発
明の図柄支持体3は、軸方向に所定の幅Dを有し、周囲
に継ぎ部の無い筒体より成るものである。即ち、上述し
た継ぎ部3Yや、重合継ぎ部といった継ぎ部が無い筒体
より成る。尚、図柄支持体3としての筒体の軸方向の両
方の側部3n,3nには、それぞれ切り欠き部10,1
0が設けられている。この切り欠き部10,10は、当
該図柄支持体3としての筒体の回転バランスを損なわな
いように、外周上において180°離れて設けられ、側
部3n,3n毎に1つずつ設けられている。
6の従来例と同一部分については同一符号を用いて詳説
を省略する。図1は、本発明のリールの分解斜視図であ
り、本発明のリール1は、合成樹脂等により筒状に形成
されたリールフレーム2の筒の外周に、後述する本発明
の図柄支持体3としての筒体又は本発明の製造方法によ
り得られる図柄支持体3としての筒体を嵌着して成るも
のである。尚、リールフレーム2は、後述する突起11
を有する以外は、図3のリールフレーム2Aと同じあ
る。また、図柄支持体3としての筒体の外周又は内周に
は、後述するように、別途、図柄4が設けられる。本発
明の図柄支持体3は、軸方向に所定の幅Dを有し、周囲
に継ぎ部の無い筒体より成るものである。即ち、上述し
た継ぎ部3Yや、重合継ぎ部といった継ぎ部が無い筒体
より成る。尚、図柄支持体3としての筒体の軸方向の両
方の側部3n,3nには、それぞれ切り欠き部10,1
0が設けられている。この切り欠き部10,10は、当
該図柄支持体3としての筒体の回転バランスを損なわな
いように、外周上において180°離れて設けられ、側
部3n,3n毎に1つずつ設けられている。
【0011】次に、上記図柄支持体3の製造方法につい
て説明する。例えば、ポリエチレンテレフタレート(以
下、「PET」という)を成形材料として、ブロー成形
法により長尺中空体を成形し、当該長尺中空体を径方向
に切断すること、即ち、輪切りにすることにより上記図
柄支持体3としての筒体を製造する。一例としては、図
2(a)に示すように、ブロー成形機によりPETを成
形材料としてパリソン30(一次成形品)を作り、この
パリソン30内にエアーGを吹き込んでボトル形状の長
尺中空体31(二次成形品)を成形する(即ち、PET
ボトルを成形する)。そして長尺中空体31の中腹部を
等間隔で切断していくことで、上記図柄支持体3の土台
となる筒体をいくつか得ることができる。この場合、図
2(b)に示すように、長尺中空体31のボトル底を切
り取って底開口部32としておき、切断機において、回
転機構部40に長尺中空体31の上部開口部33を取付
けるとともに、長尺中空体31の底開口部32よりまな
板ローラ50を長尺中空体31の内部に入れて長尺中空
体31の内周面に押し当てる。この状態において回転機
構部40を駆動させながら、カッタ60(回転カッタ等
でもよい)を長尺中空体31の外周面に押し当てて長尺
中空体31の中腹部を切断することにより、筒体を複数
得ることができる。そして、切り出したそれぞれの筒体
の両側部3n,3nに、上述したような切り欠き部1
0,10を形成することにより、上記図柄支持体3とし
ての筒体を複数個得ることができる。
て説明する。例えば、ポリエチレンテレフタレート(以
下、「PET」という)を成形材料として、ブロー成形
法により長尺中空体を成形し、当該長尺中空体を径方向
に切断すること、即ち、輪切りにすることにより上記図
柄支持体3としての筒体を製造する。一例としては、図
2(a)に示すように、ブロー成形機によりPETを成
形材料としてパリソン30(一次成形品)を作り、この
パリソン30内にエアーGを吹き込んでボトル形状の長
尺中空体31(二次成形品)を成形する(即ち、PET
ボトルを成形する)。そして長尺中空体31の中腹部を
等間隔で切断していくことで、上記図柄支持体3の土台
となる筒体をいくつか得ることができる。この場合、図
2(b)に示すように、長尺中空体31のボトル底を切
り取って底開口部32としておき、切断機において、回
転機構部40に長尺中空体31の上部開口部33を取付
けるとともに、長尺中空体31の底開口部32よりまな
板ローラ50を長尺中空体31の内部に入れて長尺中空
体31の内周面に押し当てる。この状態において回転機
構部40を駆動させながら、カッタ60(回転カッタ等
でもよい)を長尺中空体31の外周面に押し当てて長尺
中空体31の中腹部を切断することにより、筒体を複数
得ることができる。そして、切り出したそれぞれの筒体
の両側部3n,3nに、上述したような切り欠き部1
0,10を形成することにより、上記図柄支持体3とし
ての筒体を複数個得ることができる。
【0012】そして、得られた図柄支持体3としての筒
体を、リールフレーム2の筒の外周に嵌着することによ
りリール1を組立てることができる。リールフレーム2
の筒の外周には、上記切り欠き部10,10に係合する
突起11,11が設けられており、切り欠き部10,1
0を突起11,11に係合させることにより、図柄支持
体3としての筒体は、リールフレーム2の筒の周方向及
び軸方向にずれる(移動する)ことがないように、嵌着
されることになる。従って、接着剤を使用せずに、図柄
支持体3を固定することができる。尚、図柄支持体3を
嵌着する時、一方の突起11が邪魔になるが、図柄支持
体3は薄いので多少伸ばして復元力により嵌着させるこ
とが可能である。また、この嵌着作業は、手作業で行な
ってもよいし、専用の機械で行なってもよい。
体を、リールフレーム2の筒の外周に嵌着することによ
りリール1を組立てることができる。リールフレーム2
の筒の外周には、上記切り欠き部10,10に係合する
突起11,11が設けられており、切り欠き部10,1
0を突起11,11に係合させることにより、図柄支持
体3としての筒体は、リールフレーム2の筒の周方向及
び軸方向にずれる(移動する)ことがないように、嵌着
されることになる。従って、接着剤を使用せずに、図柄
支持体3を固定することができる。尚、図柄支持体3を
嵌着する時、一方の突起11が邪魔になるが、図柄支持
体3は薄いので多少伸ばして復元力により嵌着させるこ
とが可能である。また、この嵌着作業は、手作業で行な
ってもよいし、専用の機械で行なってもよい。
【0013】また、図柄4は、予め、長尺中空体31の
外周面に印刷ローラ等で印刷しておいてもよいし、ある
いは長尺中空体31の内周面にバブルジェット(登録商
標)印刷等で印刷しておいてもよい。また、切断後の図
柄支持体3としての筒体の外周面又は内周面に印刷する
ようにしてもよい。
外周面に印刷ローラ等で印刷しておいてもよいし、ある
いは長尺中空体31の内周面にバブルジェット(登録商
標)印刷等で印刷しておいてもよい。また、切断後の図
柄支持体3としての筒体の外周面又は内周面に印刷する
ようにしてもよい。
【0014】尚、図柄4の形成方法としては、帯状のビ
ニールシート等に予め図柄4を印刷しておいて、この帯
状のビニールシート等の両端をつないで筒状に形成され
たものの内周側あるいは外周側に、上記図柄支持体3を
嵌着するようにしてもよい。これにより、図柄支持体3
の外周側あるいは内周側に図柄4を形成することができ
る。
ニールシート等に予め図柄4を印刷しておいて、この帯
状のビニールシート等の両端をつないで筒状に形成され
たものの内周側あるいは外周側に、上記図柄支持体3を
嵌着するようにしてもよい。これにより、図柄支持体3
の外周側あるいは内周側に図柄4を形成することができ
る。
【0015】実施の形態1によれば、周囲に継ぎ部が無
く、両方の側部3n,3nには、回転バランスを損なわ
ないように、それぞれ切り欠き部10,10が設けられ
た筒体より図柄支持体3を構成したので、リールフレー
ム2の筒の外周に嵌着するだけでよく、リール1を製造
するための作業効率を良くでき、また、回転バランスが
良いので、回転時にぶれが生じにくいリールを構成する
ことができる。また、切り欠き部10,10を備えてい
るので、リールフレーム2の筒の周方向及び軸方向にず
れる(移動する)ことがないように、嵌着できる。ま
た、図柄支持体3の製造方法としては、単に、上記長尺
中空体31を径方向に切断すればよいので、図柄支持体
3を簡単に製造できる。また、長尺中空体31の成形材
料としてPETを用いたため、長尺中空体において図柄
支持体3として切り出した部分以外の余剰部分のリサイ
クル(再利用)が可能となる。また、PETは光透過性
を有するので、図柄を照射する方式としてバックライト
方式を採用できるリール1を構成できるようになる。ま
た、ブロー成形法で成形することにより薄い均一の肉厚
の長尺中空体31を精度よく成形することが可能とな
り、図柄支持体3の土台となる質の揃った筒体を一度に
複数得ることができる。
く、両方の側部3n,3nには、回転バランスを損なわ
ないように、それぞれ切り欠き部10,10が設けられ
た筒体より図柄支持体3を構成したので、リールフレー
ム2の筒の外周に嵌着するだけでよく、リール1を製造
するための作業効率を良くでき、また、回転バランスが
良いので、回転時にぶれが生じにくいリールを構成する
ことができる。また、切り欠き部10,10を備えてい
るので、リールフレーム2の筒の周方向及び軸方向にず
れる(移動する)ことがないように、嵌着できる。ま
た、図柄支持体3の製造方法としては、単に、上記長尺
中空体31を径方向に切断すればよいので、図柄支持体
3を簡単に製造できる。また、長尺中空体31の成形材
料としてPETを用いたため、長尺中空体において図柄
支持体3として切り出した部分以外の余剰部分のリサイ
クル(再利用)が可能となる。また、PETは光透過性
を有するので、図柄を照射する方式としてバックライト
方式を採用できるリール1を構成できるようになる。ま
た、ブロー成形法で成形することにより薄い均一の肉厚
の長尺中空体31を精度よく成形することが可能とな
り、図柄支持体3の土台となる質の揃った筒体を一度に
複数得ることができる。
【0016】また、ブロー成形法で成形された長尺中空
体31より得られる各図柄支持体3は、正確な円筒形状
を保ったもの,即ち、保形性の優れた筒体なので、これ
を支持するリールフレームは、簡単な構成で軽量なもの
でよい。例えば、図7(a)に示すような簡単な構成の
リールフレーム2M(図1に示すような円筒状の外周骨
格部2aを備えず、例えば4本のスポーク部2bの先端
に図柄支持体3の幅に対応する支持片2eを備えただけ
のリールフレーム)を用いて図柄支持体3を正確な円筒
形状に支持できるようになる。従って、軽量で、回転バ
ランスが良く、回転制御が容易に行なえるリールを得る
ことができるようになる。また、リールを大径化したと
しても、同様に簡単な構成のリールフレームを用いて図
柄支持体3を正確な円筒形状に支持できるので、この場
合でも、軽量で、回転バランスが良く、回転制御が容易
に行なえるリールを得ることができるようになる。尚、
簡単な構成のリールフレームを用いることにより、図柄
支持体3の嵌着作業も容易になる。また、簡単な構成の
リールフレームを使用すればよいので、図柄支持体3の
交換作業も容易になる。これに対して、従来のように、
帯状シートの両端をつないで円筒状にした図柄支持体3
A等では、保形性に劣るので、上述したようなリールフ
レーム2Mでは当該図柄支持体を円筒状に正確に支持す
ることはできない(図7(b)参照)。よって、図7
(c)に示すように、スポーク部2bの数を増やした
り、あるいは、外周骨格部2aの頑丈なリールフレーム
2Nを用いなければならなくなる。従って、リールの軽
量化が図れず、また、継ぎ部3Fがある以上、回転バラ
ンスが悪いので、回転制御が困難なリールとなってしま
う。また、リールを大径化した場合、リールの重量の増
加が大きく、回転制御が非常に困難なリールとなってし
まう。
体31より得られる各図柄支持体3は、正確な円筒形状
を保ったもの,即ち、保形性の優れた筒体なので、これ
を支持するリールフレームは、簡単な構成で軽量なもの
でよい。例えば、図7(a)に示すような簡単な構成の
リールフレーム2M(図1に示すような円筒状の外周骨
格部2aを備えず、例えば4本のスポーク部2bの先端
に図柄支持体3の幅に対応する支持片2eを備えただけ
のリールフレーム)を用いて図柄支持体3を正確な円筒
形状に支持できるようになる。従って、軽量で、回転バ
ランスが良く、回転制御が容易に行なえるリールを得る
ことができるようになる。また、リールを大径化したと
しても、同様に簡単な構成のリールフレームを用いて図
柄支持体3を正確な円筒形状に支持できるので、この場
合でも、軽量で、回転バランスが良く、回転制御が容易
に行なえるリールを得ることができるようになる。尚、
簡単な構成のリールフレームを用いることにより、図柄
支持体3の嵌着作業も容易になる。また、簡単な構成の
リールフレームを使用すればよいので、図柄支持体3の
交換作業も容易になる。これに対して、従来のように、
帯状シートの両端をつないで円筒状にした図柄支持体3
A等では、保形性に劣るので、上述したようなリールフ
レーム2Mでは当該図柄支持体を円筒状に正確に支持す
ることはできない(図7(b)参照)。よって、図7
(c)に示すように、スポーク部2bの数を増やした
り、あるいは、外周骨格部2aの頑丈なリールフレーム
2Nを用いなければならなくなる。従って、リールの軽
量化が図れず、また、継ぎ部3Fがある以上、回転バラ
ンスが悪いので、回転制御が困難なリールとなってしま
う。また、リールを大径化した場合、リールの重量の増
加が大きく、回転制御が非常に困難なリールとなってし
まう。
【0017】また、リール1は、リールフレーム2の筒
の外周に図柄支持体3を嵌着するだけで製造できるの
で、製造が容易であり、しかも、回転ぶれが生じにく
く、図柄支持体3のずれも生じない品質の高いものが得
られる。
の外周に図柄支持体3を嵌着するだけで製造できるの
で、製造が容易であり、しかも、回転ぶれが生じにく
く、図柄支持体3のずれも生じない品質の高いものが得
られる。
【0018】尚、長尺中空体31はブロー成形法以外の
成形法で成形してもかまわない。また、ボトル形状の長
尺中空体31ではなく、ずん胴形状に成形した長尺中空
体を切断することにより図柄支持体3としての筒体を得
るようにしてもよい。また、光透過性を有する合成樹脂
であればPET以外の成形材料を用いて長尺中空体を成
形してもよい。この場合でも、図柄を照射する方式とし
てバックライト方式を採用できる図柄支持体を得ること
ができる。
成形法で成形してもかまわない。また、ボトル形状の長
尺中空体31ではなく、ずん胴形状に成形した長尺中空
体を切断することにより図柄支持体3としての筒体を得
るようにしてもよい。また、光透過性を有する合成樹脂
であればPET以外の成形材料を用いて長尺中空体を成
形してもよい。この場合でも、図柄を照射する方式とし
てバックライト方式を採用できる図柄支持体を得ること
ができる。
【0019】また、上記ではカッタ60で切断する例を
示したが、切断する方法は問わない。例えば、レーザや
型抜き等の方法で切断してもよい。
示したが、切断する方法は問わない。例えば、レーザや
型抜き等の方法で切断してもよい。
【0020】また、上記では、回転バランスを損なわな
いように、図柄支持体3の両方の側部3n,3nに、そ
れぞれ1つづつ(即ち、1対)切り欠き部10を設けた
場合を示したが、回転バランスを損なわなければ、図柄
支持体3の両方の側部3n,3nに、それぞれ複数個ず
つ(即ち、2対以上)切り欠き部10を設け、これに対
応するようにリールフレーム2に突起11を設けるよう
にしてもよい。尚、切り欠き部10の代わりに、孔部を
設けるようにしても同様な効果が得られる。
いように、図柄支持体3の両方の側部3n,3nに、そ
れぞれ1つづつ(即ち、1対)切り欠き部10を設けた
場合を示したが、回転バランスを損なわなければ、図柄
支持体3の両方の側部3n,3nに、それぞれ複数個ず
つ(即ち、2対以上)切り欠き部10を設け、これに対
応するようにリールフレーム2に突起11を設けるよう
にしてもよい。尚、切り欠き部10の代わりに、孔部を
設けるようにしても同様な効果が得られる。
【0021】また、上記では、切り欠き部10,10を
有する図柄支持体3について説明したが、上記長尺中空
体から切り出した筒体そのものを図柄支持体として用い
てもよい。そして、この切り欠き部10,10を有しな
い図柄支持体をリールフレーム2に嵌着するようにして
もよい。このような図柄支持体であっても、リールを製
造するための作業効率を良くでき、また、回転バランス
が良いので、回転時にぶれが生じにくいリールを構成す
ることができる。尚、この図柄支持体の場合、図柄支持
体がリールフレーム2の筒の周方向及び軸方向にずれる
可能性があるが、リールフレーム2に対して、ピンや接
着剤などで当該図柄支持体を数箇所固定するようにすれ
ばよい。
有する図柄支持体3について説明したが、上記長尺中空
体から切り出した筒体そのものを図柄支持体として用い
てもよい。そして、この切り欠き部10,10を有しな
い図柄支持体をリールフレーム2に嵌着するようにして
もよい。このような図柄支持体であっても、リールを製
造するための作業効率を良くでき、また、回転バランス
が良いので、回転時にぶれが生じにくいリールを構成す
ることができる。尚、この図柄支持体の場合、図柄支持
体がリールフレーム2の筒の周方向及び軸方向にずれる
可能性があるが、リールフレーム2に対して、ピンや接
着剤などで当該図柄支持体を数箇所固定するようにすれ
ばよい。
【0022】実施の形態2 実施の形態1では、図柄支持体をリールフレーム2の筒
の外周に嵌着するタイプのリール1を説明したが、従来
の図4に示した図柄支持体3Bの代わりに、本発明によ
る周囲に継ぎ部が無い筒体より構成される図柄支持体を
用いてリールを構成すれば、図4に示したリール1Bと
比較して、継ぎ部3Yを無くせるので、リールを製造す
るための作業効率を良くでき、また、回転時にぶれが生
じにくいリールを構成することができる。この場合、切
り欠き部10の代わりに、図4に示したような孔6を設
ければよい。
の外周に嵌着するタイプのリール1を説明したが、従来
の図4に示した図柄支持体3Bの代わりに、本発明によ
る周囲に継ぎ部が無い筒体より構成される図柄支持体を
用いてリールを構成すれば、図4に示したリール1Bと
比較して、継ぎ部3Yを無くせるので、リールを製造す
るための作業効率を良くでき、また、回転時にぶれが生
じにくいリールを構成することができる。この場合、切
り欠き部10の代わりに、図4に示したような孔6を設
ければよい。
【0023】実施の形態3 また、径の大きい筒体により本発明の図柄支持体を構成
して、当該図柄支持体を図6に示した図柄支持体3Cの
代わり用いれば、図6に示したベルト駆動タイプのリー
ル1Cと比較して、継ぎ部3Zを無くせるので、リール
を製造するための作業効率を良くでき、また、回転時に
ぶれが生じにくいリールを構成することができる。この
場合、切り欠き部10は不要である。また、継ぎ部3Z
が無いので、図柄の視認性に悪影響を与えたり、継ぎ部
周辺の耐久性が低下するようなことがなくなる。
して、当該図柄支持体を図6に示した図柄支持体3Cの
代わり用いれば、図6に示したベルト駆動タイプのリー
ル1Cと比較して、継ぎ部3Zを無くせるので、リール
を製造するための作業効率を良くでき、また、回転時に
ぶれが生じにくいリールを構成することができる。この
場合、切り欠き部10は不要である。また、継ぎ部3Z
が無いので、図柄の視認性に悪影響を与えたり、継ぎ部
周辺の耐久性が低下するようなことがなくなる。
【0024】尚、本発明の図柄支持体としての筒体は、
光透過性を有する合成樹脂以外の合成樹脂で構成しても
よく、また、金属等で構成してもよい。
光透過性を有する合成樹脂以外の合成樹脂で構成しても
よく、また、金属等で構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の図柄支持
体によれば、軸方向に所定の幅を有し、周囲に継ぎ部の
無い筒体より構成したので、リールを製造するための作
業効率を良くでき、かつ、回転バランスが良く、回転時
にぶれが生じにくいリールを構成することができる図柄
支持体を得ることができる。また、ベルト駆動タイプの
リールの図柄支持体として用いることにより、図柄の視
認性に悪影響を与えたり、継ぎ部周辺の耐久性が低下す
るようなことのない図柄支持体が得られる。また、本発
明の図柄支持体の製造方法によれば、周囲に継ぎ目のな
い長尺中空体を成形した後に、当該長尺中空体を径方向
に切断するだけなので、上記図柄支持体を簡単に製造で
きる。また、ブロー成形法により上記長尺中空体を成形
することにより、薄い均一の肉厚の長尺中空体を精度よ
く成形することが可能となり、肉厚が均一で質の揃った
回転バランスの良い図柄支持体を一度に複数製造でき
る。また、上記図柄支持体としての筒体の成形材料とし
て、光透過性の合成樹脂を用いることにより、バックラ
イト方式を採用できるリールを構成できるようになる。
特に、上記図柄支持体としての筒体の成形材料として、
ポリエチレンテレフタレートを用いることにより、バッ
クライト方式を採用できるリールを構成できるととも
に、成形材料のリサイクルが可能となる。また、上記図
柄支持体としての筒体の軸方向の両方の側部に、当該筒
体の回転時の回転バランスを損なわないように、一対以
上の切り欠き部又は孔部を設けたので、さらに、リール
に対する位置ずれを防止できるとともに、回転時にぶれ
が生じにくいリールを構成することができる図柄支持体
を得ることができる。また、本発明のリールは、上記図
柄支持体としての筒体を備えるので、リールを製造する
ための作業効率を良くでき、かつ、回転バランスが良
く、回転時にぶれが生じにくいリールを提供できる。
体によれば、軸方向に所定の幅を有し、周囲に継ぎ部の
無い筒体より構成したので、リールを製造するための作
業効率を良くでき、かつ、回転バランスが良く、回転時
にぶれが生じにくいリールを構成することができる図柄
支持体を得ることができる。また、ベルト駆動タイプの
リールの図柄支持体として用いることにより、図柄の視
認性に悪影響を与えたり、継ぎ部周辺の耐久性が低下す
るようなことのない図柄支持体が得られる。また、本発
明の図柄支持体の製造方法によれば、周囲に継ぎ目のな
い長尺中空体を成形した後に、当該長尺中空体を径方向
に切断するだけなので、上記図柄支持体を簡単に製造で
きる。また、ブロー成形法により上記長尺中空体を成形
することにより、薄い均一の肉厚の長尺中空体を精度よ
く成形することが可能となり、肉厚が均一で質の揃った
回転バランスの良い図柄支持体を一度に複数製造でき
る。また、上記図柄支持体としての筒体の成形材料とし
て、光透過性の合成樹脂を用いることにより、バックラ
イト方式を採用できるリールを構成できるようになる。
特に、上記図柄支持体としての筒体の成形材料として、
ポリエチレンテレフタレートを用いることにより、バッ
クライト方式を採用できるリールを構成できるととも
に、成形材料のリサイクルが可能となる。また、上記図
柄支持体としての筒体の軸方向の両方の側部に、当該筒
体の回転時の回転バランスを損なわないように、一対以
上の切り欠き部又は孔部を設けたので、さらに、リール
に対する位置ずれを防止できるとともに、回転時にぶれ
が生じにくいリールを構成することができる図柄支持体
を得ることができる。また、本発明のリールは、上記図
柄支持体としての筒体を備えるので、リールを製造する
ための作業効率を良くでき、かつ、回転バランスが良
く、回転時にぶれが生じにくいリールを提供できる。
【図1】 本発明の実施の形態1によるリールの分解斜
視図である。
視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による図柄支持体の製
造方法を説明するための図である。
造方法を説明するための図である。
【図3】 従来のリールの分解斜視図である。
【図4】 従来の別のタイプのリールの分解斜視図であ
る。
る。
【図5】 図4のリールの縦断面図である。
【図6】 従来の別のタイプのリールの正面図、側面図
である。
である。
【図7】 本発明の実施の形態1によるリールと従来の
リールとを比較説明するための図である。
リールとを比較説明するための図である。
1 リール、2 リールフレーム、3 図柄支持体、1
0 切り欠き部、31 長尺中空体。
0 切り欠き部、31 長尺中空体。
Claims (7)
- 【請求項1】 遊技機における図柄表示装置のリールの
図柄を支持する図柄支持体であって、 軸方向に所定の幅を有し、周囲に継ぎ部の無い筒体より
成ることを特徴とする図柄支持体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の図柄支持体の製造方法
であって、 周囲に継ぎ部の無い長尺中空体を成形した後に、当該長
尺中空体を径方向に切断することにより上記図柄支持体
としての筒体を製造するようにしたことを特徴とする図
柄支持体の製造方法。 - 【請求項3】 ブロー成形法により上記長尺中空体を成
形し、当該長尺中空体を径方向に切断することにより上
記図柄支持体としての筒体を製造するようにしたことを
特徴とする請求項2に記載の図柄支持体の製造方法。 - 【請求項4】 上記図柄支持体としての筒体は、光透過
性の合成樹脂により成形されたものであることを特徴と
する請求項1に記載の図柄支持体。 - 【請求項5】 上記図柄支持体としての筒体は、ポリエ
チレンテレフタレートにより成形されたものであること
を特徴とする請求項1に記載の図柄支持体。 - 【請求項6】 上記図柄支持体としての筒体の軸方向の
両方の側部には、当該筒体の回転時の回転バランスを損
なわないように、一対以上の切り欠き部又は孔部が設け
られていることを特徴とする請求項1、4、5のいずれ
かに記載の図柄支持体。 - 【請求項7】 請求項1、4、5、6のいずれかに記載
の図柄支持体としての筒体又は請求項2、3のいずれか
に記載の図柄支持体の製造方法により得られた図柄支持
体としての筒体を備えることを特徴とする遊技機におけ
る図柄表示装置のリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000321628A JP2002126160A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 遊技機における図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持体の製造方法、及び遊技機における図柄表示装置のリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000321628A JP2002126160A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 遊技機における図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持体の製造方法、及び遊技機における図柄表示装置のリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002126160A true JP2002126160A (ja) | 2002-05-08 |
Family
ID=18799716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000321628A Pending JP2002126160A (ja) | 2000-10-20 | 2000-10-20 | 遊技機における図柄表示装置のリールの図柄を支持する図柄支持体、この図柄支持体の製造方法、及び遊技機における図柄表示装置のリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002126160A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006158645A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Samii Kk | 遊技機のリール |
JP2006158644A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Samii Kk | 遊技機のリール |
JP2007000172A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Samii Kk | 遊技機のリール装置 |
US7614950B2 (en) * | 2003-02-10 | 2009-11-10 | Igt | Gaming device having rotatable tubular award indicators |
-
2000
- 2000-10-20 JP JP2000321628A patent/JP2002126160A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7614950B2 (en) * | 2003-02-10 | 2009-11-10 | Igt | Gaming device having rotatable tubular award indicators |
JP2006158645A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Samii Kk | 遊技機のリール |
JP2006158644A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Samii Kk | 遊技機のリール |
JP2007000172A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Samii Kk | 遊技機のリール装置 |
JP4721179B2 (ja) * | 2005-06-21 | 2011-07-13 | サミー株式会社 | 遊技機のリール装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040325 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040921 |