JP2002126104A - マイクロ波治療器 - Google Patents

マイクロ波治療器

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JP2002126104A
JP2002126104A JP2000325773A JP2000325773A JP2002126104A JP 2002126104 A JP2002126104 A JP 2002126104A JP 2000325773 A JP2000325773 A JP 2000325773A JP 2000325773 A JP2000325773 A JP 2000325773A JP 2002126104 A JP2002126104 A JP 2002126104A
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microwave
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irradiation
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JP2000325773A
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English (en)
Inventor
Keisuke Shimizu
敬輔 清水
Satoru Inakagata
悟 田舎片
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の人及び電気機器への悪影響を軽減し、
加熱効率を向上することのできるマイクロ波治療器を提
供する。 【解決手段】 人体不在状態が連続して5分以上継続す
れば(S9)、治療中のマイクロ波出力(50W)より
も低い出力(例えば20W)になるように制御し(S1
1)、更に、人体不在状態を示す状態が連続して5分以
上継続すれば(S23)、患者不在とみなして発振部2
への電力供給を停止する(S25)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体患部にマイク
ロ波を照射して温熱治療を施すマイクロ波治療器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波治療器は、アンテナ(照射手
段)から照射されたマイクロ波エネルギーが生体組織
(患部)に吸収されることによって患部を加熱し、温熱
治療を施すものである。従って、マイクロ波治療器は、
伝導熱や赤外線等の輻射熱を用いた治療器と比較して、
深部までの加熱が可能であり、且つ、患者の衣服の上か
らでも照射が可能であるという特徴を有している。
【0003】一方、特公平03−19789号公報に
は、マイクロ波が人体に当って生じる反射波を計測する
構成が開示されており、マイクロ波を照射しようとする
患者の衣服に対して、小電力のマイクロ波を照射しなが
ら探知器を照射軸心を中心として回転移動させたとき、
反射波の増減を示す電流計の針が振れれば衣服の中に金
属繊維が織り込まれていると判断するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、マイクロ波治療
器は、治療対象外の人への漏れ電磁界の影響や他の電気
機器への電波障害を及ぼす可能性があり、更に、人体と
のインピーダンス整合が低下すると加熱効率が低下する
という治療上の注意事項や問題点がある。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、周囲の人及び電気機器への悪影響を軽減し、加熱効
率を向上することのできるマイクロ波治療器を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のマイクロ波治
療器は、マイクロ波を発生する発振部と、発振部を駆動
するための電力を供給する電源部と、人体にマイクロ波
を照射するための照射手段を備えた照射部と、発振部か
ら照射部へマイクロ波を伝送する伝送部とを備えたマイ
クロ波治療器であって、照射手段によって照射されるマ
イクロ波の照射方向の所定領域内に人体があるか否かを
検知する人体検知手段と、前記人体検知手段の検知信号
に基づいて前記電源部の出力を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記人体検知手段によって人体が
無い状態が予め設定された所定時間以上連続して検出さ
れた場合に、前記電源部の出力を所定の値に低下させる
出力低下処理を行なうことを特徴としている。
【0007】請求項2のマイクロ波治療器は、前記制御
手段が前記出力低下処理の後、人体検知手段によって人
体が有る状態が予め設定された所定時間以上連続して検
出された場合に、電源部の出力を所定の値に戻すことを
特徴としている。
【0008】請求項3のマイクロ波治療器は、前記制御
手段が前記出力低下処理の後、人体検知手段によって人
体が無い状態が予め設定された所定時間以上連続して検
出された場合に、前記電源部の出力を停止する出力停止
処理を行なうことを特徴としている。
【0009】請求項4のマイクロ波治療器は、マイクロ
波を発生する発振部と、発振部を駆動するための電力を
供給する電源部と、人体にマイクロ波を照射するための
照射手段を備えた照射部と、発振部から照射部へマイク
ロ波を伝送する伝送部とを備えたマイクロ波治療器であ
って、照射手段によって照射されるマイクロ波の照射方
向の所定領域内に人体があるか否かを検知する人体検知
手段と、前記人体検知手段の検知信号に基づいて前記電
源部の出力を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、前記人体検知手段によって人体が無い状態が予め設
定された所定時間以上連続して検出された場合に、前記
電源部の出力を停止する出力停止処理を行なうことを特
徴としている。
【0010】請求項5のマイクロ波治療器は、前記出力
停止処理の後に電源部の出力を所定の値に戻す操作手段
を有することを特徴としている。請求項6のマイクロ波
治療器は、前記制御手段が前記出力停止処理の後、前記
人体検知手段によって人体が有る状態が予め設定された
所定時間以上連続して検出された場合に、電源部の出力
を所定の値に戻すことを特徴としている。
【0011】請求項7のマイクロ波治療器は、前記制御
手段が前記人体検知手段によって人体が無い状態が検出
されている場合には、電源部の出力の開始を禁止するこ
とを特徴としている。
【0012】請求項8のマイクロ波治療器は、前記人体
検知手段が前記発振部から前記照射手段へ伝送されるマ
イクロ波である進行波のパワーを測定するものであるこ
とを特徴としている。請求項9のマイクロ波治療器は、
前記人体検知手段が前記照射手段の入力端で反射される
マイクロ波である反射波のパワーを測定するものである
ことを特徴としている。請求項10のマイクロ波治療器
は、前記人体検知手段が前記発振部から前記照射手段へ
伝送されるマイクロ波である進行波と前記照射手段の入
力端で反射されるマイクロ波である反射波とのパワーの
比を測定するものであることを特徴としている。請求項
11のマイクロ波治療器は、前記人体検知手段が前記照
射部に設けられた赤外線センサであることを特徴として
いる。請求項12のマイクロ波治療器は、前記人体検知
手段が前記照射部に設けられた超音波式センサであるこ
とを特徴としている。
【0013】請求項13のマイクロ波治療器は、前記人
体検知手段が前記照射部に設けられた撮像センサである
ことを特徴としている。請求項14のマイクロ波治療器
は、前記人体検知手段が、前記照射手段から照射された
マイクロ波が物体にあたって反射された反射波を受信す
る受信手段を前記照射部に備えることを特徴としてい
る。
【0014】請求項15のマイクロ波治療器は、前記照
射部が人体との良好なインピーダンス整合状態を保持す
る照射部位置決め手段を備えることを特徴としている。
請求項16のマイクロ波治療器は、照射部位置決め手段
がインピーダンス整合状態の良好となる人体の位置を示
すための少なくとも2つ以上の光源を備えていること特
徴としている。
【0015】請求項17のマイクロ波治療器は、前記所
定時間の値を自在に設定可能な時間設定手段を有するこ
とを特徴としている。
【0016】請求項1の発明によれば、人体検知手段に
よって人体が無い状態(人体不在状態と呼ぶ)が予め設
定された所定時間以上連続して検出された場合に、電源
部の出力を低下させることができるので、被治療者(患
者)が不在状態の時等に治療対象外の人や他の電気機器
に対する悪影響を低減することができ、更に、電源のオ
ン・オフによる突入電流が発振部へ影響を与え劣化させ
る可能性を低減することができる。
【0017】請求項2及び6の発明によれば、人体検知
手段によって人体が有る状態(人体検知状態と呼ぶ)が
予め設定された所定時間以上連続して検出されなければ
照射を開始しないので、照射部の前方を通り過ぎる等の
原因で誤って照射を開始することが無い。
【0018】請求項3及び4の発明によれば、人体検知
手段によって人体が無い状態(人体不在状態と呼ぶ)が
予め設定された所定時間以上連続して検出された場合
に、電源部の出力を停止することによって発振を停止す
ることができるので、被治療者(患者)が不在状態の時
等に治療対象外の人や他の電気機器に対する不要な照射
を確実に無くすることができる。
【0019】請求項5の発明によれば、操作手段を操作
しないことによって電源部の出力を所定の値に戻さない
ことで、電源部の出力の停止状態すなわち発振の停止状
態を保持することができるので、人体検知手段の誤動作
等による発振を防止することができる。
【0020】請求項7の発明によれば、人体検知状態で
なければ発振部に電力が供給されないので、治療対象外
の人や他の電気機器に対する不要な照射を更に確実に無
くすることができる。
【0021】請求項8〜14の発明によれば、照射手段
によって照射されるマイクロ波の照射方向の所定領域内
に人体があるか否かを検知することの可能な人体検知手
段を実現することができる。
【0022】請求項11の発明によれば、人体検知手段
が、照射手段によって照射されるマイクロ波の照射方向
の所定領域内に人体があるか否かを検知するだけでな
く、患部温度の測定ができるので、適切な治療が可能と
なる。
【0023】請求項13の発明によれば、人体検知手段
が、照射手段によって照射されるマイクロ波の照射方向
の所定領域内に人体があるか否かを検知するだけでな
く、照射される人体の部位をおおよそ特定することがで
きるので、治療対象部位を的確に治療できる。
【0024】請求項15及び16の発明によれば、人体
とのインピーダンス整合を好適な状態に保持することが
できるので、効果的な治療を施すことが可能となる。
【0025】請求項17の発明によれば、時間設定手段
により所定時問を任意に設定することができるので、患
者の都合等に応じた所定時問の設定が可能になり使い勝
手が向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図7に
よって説明する。
【0027】第1実施形態(図1〜図3参照) 図1は、第1実施形態のマイクロ波治療器の構成を示す
ブロック図である。マイクロ波治療器は、マイクロ波を
発生するマイクロ波治療器本体1と、マイクロ波を患部
に照射する照射部6と、マイクロ波をマイクロ波治療器
本体1から照射部6(照射手段7)へ伝送する同軸ケー
ブル等からなる伝送部5とから構成されている。
【0028】マイクロ波治療器本体1は、マイクロ波を
発生する例えばマグネトロンからなる発振部2と、発振
部2を駆動させるための電力を供給する電源部3と、後
述する人体検知手段8からの検知信号に基づいて電源部
3の出力を制御する制御手段4とを備えている。また、
照射部6は、人体に向けてマイクロ波を照射するための
照射手段7と、照射方向の所定領域内に人体があるか否
かを検知する人体検知手段8とを備えている。なお、人
体検知手段8の検知信号は、制御手段4に入力されてい
る。照射手段7としては、例えば、ヘリカルアンテナを
好適に用いることができる。
【0029】人体検知手段8は、例えば、赤外線センサ
である焦電赤外線検出器であって、患者がマイクロ波を
患部に照射している時には、人体から放射される赤外線
の変化を検出して、例えば、Hレベル(=人体検知状
態)を出力する。また、患者がマイクロ波を患部に照射
していない時には、人体から放射される赤外線の変化が
検出されず、例えば、Lレベル(=人体不在状態)を出
力する。
【0030】制御手段4は、人体検知手段8からの検知
信号に基づいて、電源部3の出力を、例えば、患部を治
療するための照射を行なうための照射モード(例えば出
力50W)と、電力を低減し不要な照射を行なわないた
めの省電力モード(例えば出力20W)と、発振器2へ
の電力の供給を停止するための停止モード(出力0W)
との3段階に切り替える制御を行なう。
【0031】本実施形態においては、制御手段4は、電
源部3の出力電力を制御し、その電力制御によって発振
部2が発振するマイクロ波の出力を制御しているが、発
振部2の発振を間欠で行なうことによって発振するマイ
クロ波を断続させ、少なくともその断続比または断続周
期のいずれか一方を制御することで発振部2が発振する
マイクロ波の出力を制御する形態であっても良い。
【0032】なお、本実施形態では人体検知手段8に焦
電赤外線検出器を用いたが、他の赤外線センサであるサ
ーモパイルを用いた形態であっても良い。この場合に
は、照射部6の前方に患者が位置して治療を受けている
状態では、患者から発せられる赤外線の入射によってサ
ーモパイルに起電力が発生するので、照射部6の前方に
人体がいるか否かを検知することが可能である。更に、
零接点補償するためのサーミスタを併用すれば、人体が
あるか否かを検知だけでなく、照射部6と照射する患部
との間に衣服等が無い場合には、患部の温度を測定する
ことも可能となる。
【0033】また、本実施形態では人体検知手段8に焦
電赤外線検出器を用いたが、超音波式センサを用いた形
態であっても良く、例えば、超音波式センサから放射し
た信号が患者にあたって反射してくるまでの時間を測定
すれば、照射部6の前方に患者が位置して治療を受けて
いる場合には、患者の何らかの体動に応じて反射してく
るまでの時間が変化するが、患者が不在になった場合に
は反射してくるまでの時間が常に一定となるか又は反射
波が無くなるので、照射部6の前方に人体がいるか否か
を検知することが可能である。
【0034】更に、本実施形態では人体検知手段8に焦
電赤外線検出器を用いたが、CCDカメラ等の撮像セン
サを用いた形態でも良い。この場合には、パターン認識
等のソフトウエア技術を適用することによって、照射部
6の前方に人体がいるか否かを検知できることはもちろ
んのこと、照射部6の前方にある人体の部位(照射部
位)まである程度特定することが可能となる。例えば、
照射部6の前面部に設けられたCCDカメラから頭部の
画像が入力され、パターン認識等によって頭部と認識さ
れると、治療対象部位とは異なる部位であると判断でき
る。
【0035】図2は、人体検知手段8の検知出力に基づ
く制御手段4の制御動作の一例を示すフローチャートで
ある。まず、照射モードから省電力モードへの移行及び
省電力モードから停止モードへの移行の判断に用いられ
るタイマーがクリア(ゼロリセット)される(S1)。
つぎに、電源部3の出力が照射モード(50W)とされ
る(S3)。ついで、前記タイマーの経過時間の測定が
開始される(S5)。そして、人体検知手段8の出力
が、人体検知状態(Hレベル)であるか人体不在状態
(Lレベル)であるかの判断が行なわれる(S7)。
【0036】人体検知手段8の検知出力が、人体検知状
態(Hレベル)である場合には、ステップS1に戻り、
タイマーがクリア(ゼロリセット)される。人体検知手
段8の検知出力が、人体不在状態(Lレベル)である場
合には、タイマーの経過時間が、所定時間(例えば5
分)以上となったか否かの判定が行なわれる(S9)。
タイマーの経過時間が、5分未満の場合にはステップS
7に戻る。タイマーの経過時間が、5分以上であった場
合には、省電力モードから照射モードへの移行の判断に
用いられる復帰タイマーがクリア(ゼロリセット)され
て(S10)、電源部3の出力が省電力モード(20
W)とされる(S11)。すなわち、照射が開始された
のち、人体不在状態が5分以上継続した場合には、電源
部3の出力が省電力モード(20W)とされる。
【0037】更に、人体検知手段8の検知出力が、人体
検知状態(Hレベル)であるか人体不在状態(Lレベ
ル)であるかの判断が行なわれる(S13)。人体検知
手段8の検知出力が、人体検知状態(Hレベル)である
場合には、前記復帰タイマーの経過時間の測定が開始さ
れて(S15)、復帰タイマーの経過時間が、所定時間
(例えば1分)以上となったか否かの判定が行なわれる
(S17)。復帰タイマーの経過時間が、1分以上であ
った場合には、ステップS1へ戻り、電源部3の出力が
省電力モードから照射モードへ変更される(S3)。復
帰タイマーの経過時間が、1分未満であった場合には、
ステップS13へ戻る。すなわち、電源部3の出力が省
電力モード(20W)となった後、人体検知状態が1分
以上継続した場合には、電源部3の出力が照射モード
(50W)とされる。
【0038】一方、人体検知手段8の検知出力が、人体
不在状態(Lレベル)である場合には、タイマーの経過
時間が、所定時間(例えば10分)以上となったか否か
の判断が行なわれる(S23)。タイマーの経過時間が
10分以上であった場合には、復帰タイマーがクリア
(ゼロリセット)されて(S24)、電源部3の出力が
省電力モード(20W)から停止モード(0W)へ変更
される(S25)。また、タイマーの経過時間が10分
未満であった場合には、ステップS10へ戻る。すなわ
ち、電源部3の出力が省電力モード(20W)となった
後、人体不在状態が5分以上継続した場合には、電源部
3の出力が停止モード(0W)とされる。
【0039】更に、人体検知手段8の検知出力が、人体
検知状態(Hレベル)であるか人体不在状態(Lレベ
ル)であるかの判断が行なわれる(S27)。人体検知
手段8の検知出力が、人体検知状態(Hレベル)である
場合には、前記復帰タイマーの経過時間の測定が開始さ
れて(S29)、復帰タイマーの経過時間が、例えば、
1分以上となったか否かの判定が行なわれる(S3
1)。復帰タイマーの経過時間が、1分以上であった場
合には、ステップS1へ戻り、電源部3の出力が停止モ
ード(0W)から照射モード(50W)へ変更される
(S3)。復帰タイマーの経過時間が、1分未満であっ
た場合には、ステップS27へ戻る。すなわち、電源部
3の出力が停止モード(0W)となった後、人体検知状
態が1分以上継続した場合には、電源部3の出力が照射
モード(50W)とされる。一方、人体検知手段8の検
知出力が、人体不在状態(Lレベル)である場合には、
ステップS24に戻り、復帰タイマーがクリア(ゼロリ
セット)される。
【0040】つぎに、図2に示すフローチャートの動作
の解説を行なう。人体検知手段8からの検知出力が人体
不在状態(Lレベル)を持続した場合であっても5分が
経過するまでは、やはり所定のマイクロ波出力が発振部
2から出力される。これは、照射部6の前方に患者が位
置しているにも関わらず、人体検知手段8が人体不在状
態と誤判断する可能性を考慮したものである。
【0041】そして、人体不在状態が連続して5分以上
継続すれば、治療中のマイクロ波出力よりも低い出力
(例えば20W)になるように制御し、更に、人体不在
状態を示す状態が連続して5分以上継続すれば、患者不
在とみなして発振部2への電力供給を停止する。
【0042】図2に示すフローによれば、患者が不在状
態の時には治療対象外の人や他の電気機器に対する不要
な照射を無くすることができる。ここで、電力供給をい
きなり停止せずに、一旦、省電力モードに入るのは、電
源のオン・オフによる突入電流がマグネトロンヘ影響を
与え劣化させる可能性を極力減らすことを考慮したもの
である。
【0043】更に、省電力モード(あるいは停止モー
ド)となった後、人体検知状態が連続して1分以上継続
すれば、照射モード(50W)に戻す制御を行うのであ
るが、この時、人体検知状態であっても所定時間以上
(例えば1分)が経過するまでは、前記省電力モード
(あるいは停止モード)を維持し、その後、照射モード
(50W)に移行するようにしている。これは、照射部
6の前方をただ通り過ぎただけのようなケースを患者が
いる状態であると誤って判断しないようにしたものであ
る。
【0044】本実施形態では、照射モードから省電力モ
ードへ、更に、省電力モードから停止モードヘと順に移
行するように制御を行っているが、治療者が不在状態の
時に治療対象外の人や他の電気機器に対する不要な照射
を素早く無くすことを優先させたい場合等には、省電力
モードを無くし、人体不在状態が所定時間以上続いた時
点で照射モードから停止モードに移行する形態であって
も良い。
【0045】また、本実施形態では、停止モードに入っ
た後に、再び、所定時間以上の人体検知状態があれば、
照射モード(50W)に戻す制御を行っているが、マイ
クロ波治療器本体1に設けられたスイッチ(図示略)を
操作しなければ照射モードとはしない形態であっても良
い。この場合には、人体検知手段8が誤作動することで
不要な照射が起こる可能性をより確実に無くすることが
可能となる。
【0046】また、本実施形態では、照射開始時には、
人体検出手段8の検知出力をチェックしていないが、照
射開始時に人体検出手段8の検知出力をチェックして、
人体検知状態でなければ照射を開始しないようにする形
態でも良い。この場合には、更により確実に不要な照射
を無くすることが可能となる。
【0047】更に、本実施形態では、照射モードから省
電力モードへ、省電力モードから停止モードヘ、また
は、省電力モードまたは停止モードから照射モードへ移
行するための所定時問は予め設定されているが、マイク
ロ波治療器本体1に設けられた設定スイッチ(図示略)
により設定できるようにした形態でも良い。この場合に
は、照射モードから省電力モードへ、省電力モードから
停止モードヘ、または、省電力モードまたは停止モード
から照射モードへ移行するための所定時問を、操作者の
都合に応じて設定することが可能となる。
【0048】図3および図4は、人体検知手段8の検知
出力と電源部3の出力とのタイミングチャートである。
図3は患者が照射部6の前方から10分以上離れた場合
のものであり、図4は患者が照射部6の前方から7分離
れて戻ってきた場合のものである。いずれの場合も電源
部3の初期状態は、照射モード(50W)にある。
【0049】図3において、横軸の時間軸の原点(0分
の位置)までは、人体検知手段8の検知出力が、連続し
て人体不在状態(Lレベル)である時間が5分未満であ
るので、電源部3は照射モード(50W)を維持してい
る。つぎに、時間軸の原点(0分の位置)から5分の位
置まで、人体検知手段8の検知出力が5分間連続して人
体不在状態(Lレベル)であるので、時間軸の5分の位
置で、電源部3は照射モード(50W)から省電力モー
ド(20W)に移行している。更に、時間軸の5分の位
置から10分の位置まで、人体検知手段8の検知出力が
5分間(時間軸の原点から積算して10分間)連続して
人体不在状態(Lレベル)であるので、時間軸の10分
の位置で、電源部3は省電力モード(20W)から停止
モード(0W)に移行している。
【0050】図4において、横軸の時間軸の原点(0分
の位置)までは、人体検知手段8の検知出力が、連続し
て人体不在状態(Lレベル)である時間が5分未満であ
るので、電源部3は照射モード(50W)を維持してい
る。つぎに、時間軸の原点(0分の位置)から5分の位
置まで、人体検知手段8の検知出力が5分間連続して人
体不在状態(Lレベル)であるので、時間軸の5分の位
置で、電源部3は照射モード(50W)から省電力モー
ド(20W)に移行している。次いで、時間軸の7分の
位置から8分の位置まで、人体検知手段8の検知出力が
1分間連続して人体検出状態(Hレベル)であるので、
時間軸の8分の位置で、電源部3は省電力モード(20
W)から照射モード(50W)に移行している。時間軸
の8分の位置以降は、人体検知手段8の検知出力が、連
続して人体不在状態(Lレベル)である時間が5分未満
であるので、電源部3は照射モード(50W)を維持し
ている。
【0051】第2実施形態(図5参照)図5は、第2実
施形態のマイクロ波治療器の構成を示すブロック図であ
る。人体検知手段8が、受信手段9と、受信手段9に接
続される検波手段10とから構成されていること以外
は、上記第1実施形態と同じ構成となっている。受信手
段9は、照射手段7から照射されたマイクロ波が人体等
にあたって反射してきた反射波を受信するためのもので
あり、例えば、アンテナである。検波手段10は、受信
手段9よって受信されたマイクロ波のパワー信号を検波
するものである。
【0052】照射部6の前方に患者がいない場合には、
照射手段7から照射されたマイクロ波は壁などに反射し
てその一部が受信手段9で受信される。この時、検波手
段10で検出される電力値はほぼ一定の値を示す。一
方、照射部6の前方に人体(患者)が位置している場合
には、照射手段7から照射されたマイクロ波は患者に反
射してその一部が受信手段9で受信される。この時、患
者の何らかの体動に応じて受信手段9によって受信され
るマイクロ波が変化するため、検波手段10によって検
出される電力値が変化することになる。従って、検波手
段10によって検出される電力値の変化の有無によっ
て、照射方向の所定領域内に人体があるか否かを検知す
ることが可能となる。
【0053】第3実施形態(図6参照) 図6は、第3実施形態のマイクロ波治療器の構成を示す
ブロック図である。人体検知手段8が、発振部2と伝送
部5との問に設けられた方向性結合手段11と、方向性
結合手段11の副線路に設けられた端部11cに接続さ
れた検波手段10とから構成されていること以外は上記
第1実施形態と同じ構成となっている。
【0054】方向性結合手段11は、発振部2からのマ
イクロ波が主線路に設けられた端部11aから入力さ
れ、主線路に設けられた端部11bから伝送部5を介し
て照射手段7に伝送されるとともに、副線路に設けられ
た端部11cへ伝送されるものである。ここで、照射手
段7に伝送されるマイクロ波(進行波と呼ぶ)と端部1
1cへ伝送されるマイクロ波とのパワーは比例する。検
波手段10は、端部11cから入力されるマイクロ波の
パワーを測定するものである。
【0055】照射部6の前方に患者が位置している場合
には、患者の何らかの体動に応じてインピーダンス整合
状態が変化し、その結果、進行波(伝送部5から照射手
段7に入力されるマイクロ波)および反射波(照射手段
7の入力端で反射するマイクロ波)のパワーが変化す
る。それに対して、照射部6の前方に患者がいない場合
には、インピーダンス整合状態が変化しないため、進行
波及び反射波のパワーは変化しない。従って、検波手段
10によって測定される進行波のパワーが変化するか否
かによって、照射方向の所定領域内に人体があるか否か
を検知することが可能となる。
【0056】本実施形態では、進行波のパワーを測定す
る場合について説明したが、方向性結合手段11の主線
路に設けられた端部11aと端部11bとを逆につなぎ
かえれば反射波を測定することができる。この場合に
も、検波手段10によって測定されるパワーが変化する
か否かによって、照射方向の所定領域内に人体があるか
否かを検知することが可能となる。
【0057】また、方向性結合手段11を2つ用い、互
いに方向が逆になるように直列に接続し、それぞれの副
線路の端部に検波器を接続すれば、進行波および反射波
のパワーを同時に測定することが可能となる。この場合
には、進行波と反射波とのパワーの比の対数をとったも
の(定在波比と呼ぶ)を測定し、定在波比が変化するか
否かによって照射方向の所定領域内に人体があるか否か
を検知することが可能となる。進行波のパワーの増加し
た(減少した)時、反射波のパワーは減少する(増加す
る)ので、定在波比を測定するほうが、進行波または反
射波のいずれか一方のパワーを測定する場合よりもイン
ピーダンス整合状態の変化を検出し易い。
【0058】第4実施形態(図7参照) 図7は、第4実施形態のマイクロ波治療器の一部の構成
を示す外形図である。本実施形態は、人体に対して好適
なインピーダンス整合状態を保持するための照射部位置
決め手段12を照射部6の前面部に設けたものである。
【0059】上述したように、照射部6の前方に患者が
位置し、照射手段7から放射されたマイクロ波を受けて
治療を行っている場合、患者の何らかの体動に応じてイ
ンピーダンス整合状態が変化し、その結果、進行波(発
振部2から照射手段7に入力されるマイクロ波)および
反射波(照射手段7の入力端で反射するマイクロ波)の
強度が変化する。インピーダンス整合状態が悪化する
と、反射波が増大し、その結果、人体に照射されるマイ
クロ波エネルギーの減少(治療効率の低下)や、反射波
による発振部2の故障の可能性が生じる。
【0060】インピーダンス整合状態に影響を与える要
因は様々であるが、照射部6と人体患部との距離は大き
な要因の一つであり、この距離を所定の距離に保持する
ことによって好適なインピーダンス整合状態を保持する
ことが可能となり、効果的な治療を行うことができる。
【0061】本実施例における照射部位置決め手段12
は、図7に示すように照射部6の前面部に取り付けられ
ている2つの可視LEDから成っており、両LEDから
発した光線の交点Xから照射部6の前面に対しての垂線
OXが所定の距離(例えば10cm)となるように両L
EDの向きを調整している。なお、マイクロ波治療器
は、患部P1が交点Xの位置にある状態で、人体Pとの
インピーダンス整合状態が好適となるように設計されて
いる。従って、治療を受けようとする患者は、前記交点
Xを患部P1に合わせることによって、照射部6と患部
P1との距離を10cmに保持することが可能となり、
効率の良い治療を受けることが可能となるものである。
【0062】なお、本実施形態では照射部位置決め手段
12には可視LEDを用いたが、このほか、レーザや電
球を用いたものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、人体検知手段
によって人体が無い状態が予め設定された所定時間以上
連続して検出された場合に、電源部の出力を低下させる
ことができるので、被治療者(患者)が不在状態の時等
に治療対象外の人や他の電気機器に対する悪影響を低減
することができ、更に、電源のオン・オフによる突入電
流が発振部へ影響を与え劣化させる可能性を低減するこ
とができる。
【0064】請求項2及び6の発明によれば、人体検知
手段によって人体が有る状態が予め設定された所定時間
以上連続して検出されなければ照射を開始しないので、
照射部の前方を通り過ぎる等の原因で誤って照射を開始
することが無い。
【0065】請求項3及び4の発明によれば、人体検知
手段によって人体が無い状態が予め設定された所定時間
以上連続して検出された場合に、電源部の出力を停止す
ることによって発振を停止することができるので、被治
療者(患者)が不在状態の時等に治療対象外の人や他の
電気機器に対する不要な照射を確実に無くすることがで
きる。
【0066】請求項5の発明によれば、操作手段を操作
しないことによって電源部の出力を所定の値に戻さない
ことで、電源部の出力の停止状態すなわち発振の停止状
態を保持することができるので、人体検知手段の誤動作
等による発振を防止することができる。
【0067】請求項7の発明によれば、人体検知状態で
なければ発振部に電力が供給されないので、治療対象外
の人や他の電気機器に対する不要な照射を更に確実に無
くすることができる。
【0068】請求項8〜14の発明によれば、照射手段
によって照射されるマイクロ波の照射方向の所定領域内
に人体があるか否かを検知することの可能な人体検知手
段を実現することができる。
【0069】請求項11の発明によれば、人体検知手段
が、照射手段によって照射されるマイクロ波の照射方向
の所定領域内に人体があるか否かを検知するだけでな
く、患部温度の測定ができるので、適切な治療が可能と
なる。
【0070】請求項13の発明によれば、人体検知手段
が、照射手段によって照射されるマイクロ波の照射方向
の所定領域内に人体があるか否かを検知するだけでな
く、照射される人体の部位をおおよそ特定することがで
きるので、治療対象部位を的確に治療できる。
【0071】請求項15及び16の発明によれば、人体
とのインピーダンス整合を好適な状態に保持することが
できるので、効果的な治療を施すことが可能となる。
【0072】請求項17の発明によれば、時間設定手段
により所定時問を任意に設定することができるので、患
者の都合等に応じた所定時問の設定が可能になり使い勝
手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のマイクロ波治療器の構成を示
すブロック図である。
【図2】 制御手段の制御動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図3】 人体検知手段の検知出力と電源部の出力との
タイミングチャートである。
【図4】 人体検知手段の検知出力と電源部の出力との
タイミングチャートである。
【図5】 第2実施形態のマイクロ波治療器の構成を示
すブロック図である。
【図6】 第3実施形態のマイクロ波治療器の構成を示
すブロック図である。
【図7】 第4実施形態のマイクロ波治療器の一部の構
成を示す外形図である。
【符号の説明】
1 マイクロ波治療器本体 2 発振部 3 電源部 4 制御手段 5 伝送部 6 照射部 7 照射手段 8 人体検知手段 9 受信手段 10 検波手段 11 方向性結合手段 12 照射部位置決め手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を発生する発振部と、発振部
    を駆動するための電力を供給する電源部と、人体にマイ
    クロ波を照射するための照射手段を備えた照射部と、発
    振部から照射部へマイクロ波を伝送する伝送部とを備え
    たマイクロ波治療器であって、照射手段によって照射さ
    れるマイクロ波の照射方向の所定領域内に人体があるか
    否かを検知する人体検知手段と、前記人体検知手段の検
    知信号に基づいて前記電源部の出力を制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は、前記人体検知手段によって
    人体が無い状態が予め設定された所定時間以上連続して
    検出された場合に、前記電源部の出力を所定の値に低下
    させる出力低下処理を行なうことを特徴とするマイクロ
    波治療器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記出力低下処理の
    後、人体検知手段によって人体が有る状態が予め設定さ
    れた所定時間以上連続して検出された場合に、電源部の
    出力を所定の値に戻すことを特徴とする請求項1に記載
    のマイクロ波治療器。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記出力低下処理の
    後、人体検知手段によって人体が無い状態が予め設定さ
    れた所定時間以上連続して検出された場合に、前記電源
    部の出力を停止する出力停止処理を行なうことを特徴と
    する請求項1に記載のマイクロ波治療器。
  4. 【請求項4】 マイクロ波を発生する発振部と、発振部
    を駆動するための電力を供給する電源部と、人体にマイ
    クロ波を照射するための照射手段を備えた照射部と、発
    振部から照射部へマイクロ波を伝送する伝送部とを備え
    たマイクロ波治療器であって、照射手段によって照射さ
    れるマイクロ波の照射方向の所定領域内に人体があるか
    否かを検知する人体検知手段と、前記人体検知手段の検
    知信号に基づいて前記電源部の出力を制御する制御手段
    とを備え、前記制御手段は、前記人体検知手段によって
    人体が無い状態が予め設定された所定時間以上連続して
    検出された場合に、前記電源部の出力を停止する出力停
    止処理を行なうことを特徴とするマイクロ波治療器。
  5. 【請求項5】 前記出力停止処理の後に電源部の出力を
    所定の値に戻す操作手段を有することを特徴とする請求
    項3または請求項4に記載のマイクロ波治療器。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記出力停止処理の
    後、前記人体検知手段によって人体が有る状態が予め設
    定された所定時間以上連続して検出された場合に、電源
    部の出力を所定の値に戻すことを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載のマイクロ波治療器
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記人体検知手段によ
    って人体が無い状態が検出されている場合には、電源部
    の出力の開始を禁止することを特徴とする請求項1〜6
    のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
  8. 【請求項8】 前記人体検知手段は、前記発振部から前
    記照射手段へ伝送されるマイクロ波である進行波のパワ
    ーを測定するものであることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
  9. 【請求項9】 前記人体検知手段は、前記照射手段の入
    力端で反射されるマイクロ波である反射波のパワーを測
    定するものであることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載のマイクロ波治療器。
  10. 【請求項10】 前記人体検知手段は、前記発振部から
    前記照射手段へ伝送されるマイクロ波である進行波と前
    記照射手段の入力端で反射されるマイクロ波である反射
    波とのパワーの比を測定するものであることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
  11. 【請求項11】 前記人体検知手段は、前記照射部に設
    けられた赤外線センサであることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
  12. 【請求項12】 前記人体検知手段は、前記照射部に設
    けられた超音波式センサであることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
  13. 【請求項13】 前記人体検知手段は、前記照射部に設
    けられた撮像センサであることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
  14. 【請求項14】 前記人体検知手段は、前記照射手段か
    ら照射されたマイクロ波が物体にあたって反射された反
    射波を受信する受信手段を前記照射部に備えることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のマイクロ波治
    療器。
  15. 【請求項15】 前記照射部は、人体との良好なインピ
    ーダンス整合状態を保持する照射部位置決め手段を備え
    ることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の
    マイクロ波治療器。
  16. 【請求項16】 照射部位置決め手段は、インピーダン
    ス整合状態が良好となる人体の位置を示すための少なく
    とも2つ以上の光源を備えていること特徴とする請求項
    15記載のマイクロ波治療器。
  17. 【請求項17】 前記所定時間の値を自在に設定可能な
    時間設定手段を有することを特徴とする請求項1〜4、
    請求項6のいずれかに記載のマイクロ波治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013094346A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Techno Link Co Ltd 生体刺激装置
CN109545365A (zh) * 2018-11-26 2019-03-29 武汉华兴澳医疗器械有限公司 微波治疗机在耳鼻咽喉科的临床应用中的数据采集系统

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