JP2002125640A - 固形物の連続処理装置 - Google Patents

固形物の連続処理装置

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JP2002125640A JP2000332238A JP2000332238A JP2002125640A JP 2002125640 A JP2002125640 A JP 2002125640A JP 2000332238 A JP2000332238 A JP 2000332238A JP 2000332238 A JP2000332238 A JP 2000332238A JP 2002125640 A JP2002125640 A JP 2002125640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧加熱殺菌室のような圧力制御室内への固
形物の搬入、及び圧力制御室内で殺菌処理などを施され
た固形物の圧力制御室からの搬出を、加減圧の操作工程
の複雑な制御機構を必要とせず、単純な工程で連続的に
行うことが可能で、かつシンプルな機構でまた設備の小
型化が可能な連続処理装置を提供すること 【解決手段】 圧力制御部を設けた管状搬送体と、前記
管状搬送体内に設けた圧力制御部の上流側及び下流側の
少なくとも一方にラビリンスシールが形成されるように
管状搬送体の断面積よりも僅かに小さい面積を有する絞
り片を設けたリテーナーと、管状搬送体内において固形
物を収容した複数のリテーナーを搬送させるリテーナー
搬送装置を備えた固形物の連続処理装置であって、略平
行に配置した複数本の管状搬送体の一本の管状搬送体の
終端部と他一本の管状搬送体の始端部を、前記リテーナ
ーの走行方向が反対方向になるようにリテーナー折返部
を介して接続し、前記管状搬送体の少なくとも一本を一
定の角度で傾斜させ、前記管状搬送体を多段に設置した
ことを特徴とする固形物の連続処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形物の連続処理
装置、さらに詳しくは、リテーナーに収容した固形物を
管状のリテーナー搬送体内で搬送しながら処理して排出
する固形物の連続処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(1) 容器に食品を充填し、密封した
後加圧加熱殺菌を施したレトルト製品が上市されてい
る。かかる製品は、食品が容器内に密封された状態で加
圧加熱処理されるため、容器内に、加熱臭がこもり、食
品の味覚が低下するという問題があった。
【0003】(2)この問題を解決するために、一容器
に充填した食品を、容器を密封することなく加圧加熱殺
菌し、その後に、無菌包装するという新規な無菌包装製
品の開発が進められている。このような無菌包装製品の
製造装置として、例えば特開平9−84567号公報に
開示されているように、固形食品材料物をカップに充填
し、カップを複数個づつカセットに収納した後、このカ
セットを殺菌機に投入して固形物を蒸気で直接殺菌し、
殺菌後、クリーンブース内でカセットからカップを取り
出して、固形物を調味液とともに容器に充填して密封包
装するバッチ処理の固形物含有食品の殺菌装置が提案さ
れている。
【0004】しかしながら、前記特開平9−84567
号公報に開示されているようなバッチ処理装置では、殺
菌処理の生産性を高めるために、加圧と殺菌と減圧を制
御するための制御機構を備えた殺菌釜を準備する必要性
があり、バッチ処理装置の設備サイズが大きくなり、設
備費用が膨大のものになる問題があった。また、このよ
うなバッチ処理装置においては、殺菌処理を施した食品
を直ちにリテーナーから製品用容器に移し替えることが
できず、すなわち製品用容器への移し替えを待機するリ
テーナーを存在させなければならない。この待機のため
に、食品を殺菌後無菌包装する装置内は、事前に装置滅
菌され、無菌環境に保持されている。しかし、万一、当
該滅菌処理が不十分な箇所があった場合には、このよう
な移し替え待機中のリテーナーにおいても、食品の菌汚
染が発生するおそれが高いという問題があった。
【0005】(3)特開平7−67595号公報には、
加圧加熱殺菌を連続的に行う装置として、それぞれ上流
側に入口、下流側に出口を有する食品供給部、直線筒加
熱器、直線筒冷却器、排出部からなり、それぞれの出口
と入口とを密閉ゲートを介して、互いに平行あるいは直
角に接続した食品殺菌装置を開示している。前記食品供
給部等の各部の入口ゲートの上流側に剛性の容器を押し
込むための押し込み装置を設けている。
【0006】前記特開平7−67595号公報に開示さ
れているような連続処理装置においては、加圧加熱装置
(殺菌釜)に固形食品材料を充填したリテーナーを搬入す
る場合、殺菌された固形食品材料を収容したリテーナー
を殺菌釜から搬出する場合、常圧状態から加圧状態への
圧力の制御と、加圧状態から常圧状態へ減圧させる制御
とが必要であった。このような処理装置では、具体的に
は、殺菌釜の上流側及び下流側にそれぞれ設けた調圧室
の2つの遮断扉(バルブ)を、リテーナーを搬入するとき
と、リテーナーを搬出するときに、交互に開閉しなけれ
ばならなかった。このため、処理装置の操作が煩雑であ
り、さらに操作に一定の時間を必要とする問題があっ
た。
【0007】(4) また、密閉ゲートを設けることな
く連続的に加圧加熱処理する装置としては、特開昭52
−64470号に連続蒸米装置が開示されている。この
装置は、無端式に連続させたコンベヤベルトに走行方向
において一定間隔をおいて仕切板を設け、また前記コン
ベヤベルトの側方には側板を配置して複数の連続した収
容室を形成している。前記コンベヤベルトの走行路の一
部は蒸気加熱室を通過し、前記蒸気加熱室のコンベヤベ
ルトの入口部及び出口部は前記仕切板が微小の隙間を保
つ寸法のゲートを形成している。
【0008】この連続蒸米装置においては、コンベヤベ
ルトの構造が複雑になり、特にその洗浄が困難である問
題がある。また、コンベヤベルトは非常に長いものが必
要になり、連続蒸米装置が大型になることに加えて、コ
ンベヤベルトの熱膨張による撓みによる操作制御の困難
化やメンテナンスの困難化が避けられない。さらに、蒸
気加熱室の外部にコンベヤベルトの駆動部を設けなけれ
ばならず、連続蒸米装置の無菌性を維持することが困難
である。さらにまた、収容室は連続しているため、各収
容室において加圧加熱処理した米等を収容室毎に製品容
器に移し替えることが困難であり、利用できる被処理物
が限定されてしまう。
【0009】(5)搬送中に各種の処理をする装置にお
いて、設備全体を小型化するために、被搬送物の搬送路
に進行方向を変更させる折返し部等を設け、限られたス
ペース内に各種装置を配置する工夫がなされている。被
処理物が液体である場合には、液体を搬送する配管自体
をそのまま折返すことにより比較的容易に搬送路の方向
修正を行うことができる。しかし、搬送物が固形物であ
る場合には、特別な折返し機構の設置が必要となる。搬
送物の姿勢を変えることなく移載する折返し機構として
は、例えば特開昭55−161718号公報に開示され
いる。反対方向に移動する2つの平行隣接する各コンベ
ヤの端部に対向させコンベヤ搬送路と直交する面内で回
転する回転盤を設け、該回転盤の支軸及び回転盤に取り
付けられた複数の受台の各支軸に設けたスプロケットに
チェーンを掛け渡し、回転盤の回転に伴って受台を水平
に保持し、被搬送物(瓦)を水平に維持して移載する装置
が知られている。
【0010】しかしながら、前記特開昭55−1617
18号公報に開示されているような折返し機構は、受台
を水平に保持するためにスプロケット、チェーン等の設
備が必要になるため、装置の構造が複雑になる。そのた
め、例えば食品装置等、菌汚染の問題が生じないように
シンプルな構造が求められる装置において、当該複雑な
機構を備えた折返し機構を採用することは好ましくな
い。
【0011】
【発明の目的】発明の目的は、従来のこのような課題を
解決するために、加圧加熱殺菌室のような圧力制御室内
への固形物の搬入、及び圧力制御室内で殺菌処理などを
施された固形物の圧力制御室からの搬出を、加減圧の操
作工程の複雑な制御機構を必要とせず、単純な工程で連
続的に行うことが可能で、かつシンプルな機構でまた設
備の小型化が可能な連続処理装置を提供することを目的
とする。本発明はまた、処理に要する水蒸気や熱エネル
ギーの損失を極めて少なくして効率的に使用し、かつ処
理後の被処理物について迅速に次の処理を開始すること
ができる連続処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決する手段】本発明は、圧力制御部を設けた
管状搬送体と、前記管状搬送体内に設けた圧力制御部の
上流側及び下流側の少なくとも一方にラビリンスシール
が形成されるように管状搬送体の断面積よりも僅かに小
さい面積を有する絞り片を設けたリテーナーと、管状搬
送体内において固形物を収容した複数のリテーナーを搬
送させるリテーナー搬送装置を備えた固形物の連続処理
装置であって、略平行に配置した複数本の管状搬送体の
一本の管状搬送体の終端部と他一本の管状搬送体の始端
部を、前記リテーナーの走行方向が反対方向になるよう
にリテーナー折返部を介して接続し、前記管状搬送体の
少なくとも一本を一定の角度で傾斜させ、前記管状搬送
体を多段に設置したことを特徴とする固形物の連続処理
装置である。
【0013】ここで、ラビリンスシールとは、一般的に
は、多数の絞り片を配置して狭い流路を形成し、狭い流
路と広い空間を所定の区間において交互に形成して圧力
が段階的に上昇又は低下する区間を設け、該区間におい
て実質的に圧力の遮断を行うシールであり、より具体的
には、圧力制御処理室の搬入路及び搬出路の内壁部と被
処理物の搬送部との間に、極めて狭い絞り流路を間隔を
置いて形成し、流体のもれを実質上防止する構成であ
る。
【0014】本発明の実施態様は、以下のとおりであ
る。前記リテーナー折返部が、支軸に吊設された複数の
リテーナー支持部材を備え、水平軸を中心として回転す
る回転体を有し、前記回転体の回転により、前記リテー
ナー支持部材を下方から上昇させ、前記リテーナー支持
部材の上昇領域にある前記管状搬送体の終端部の延長線
上に設置されたリテーナー受取り部に配置されたリテー
ナーを持ち上げ、前記リテーナー支持部材に載置された
リテーナーを水平状態に維持させたまま移動させ、前記
リテーナー支持部材の下降領域にある他の管状搬送体の
始端部の延長線上に設置されたリテーナー送出し部に移
載させることを特徴とする。
【0015】前記リテーナー折返部が、リテーナーを磁
力によって間欠的に搬送し、リテーナーの磁性部材とリ
テーナー折返部の搬送部の磁性部材の所定吸着関係が成
立したときに該搬送部が搬送を開始することを特徴とす
る。前記リテーナー折返部の回転体が間欠的に回転する
ことを特徴とする。前記リテーナー搬送装置が、リテー
ナーを磁力によって搬送することを特徴とする。前記リ
テーナー搬送装置が、間欠搬送を行い、リテーナーの磁
性部材とリテーナー搬送装置の磁性部材の所定吸着関係
が成立したときに搬送を開始することを特徴とする。前
記管状搬送体が、1度ないし5度傾斜していることを特
徴とする。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、加圧加熱殺菌室のよう
な圧力制御室内への固形物の搬入、圧力制御室内で殺菌
処理等を施された固形物の圧力制御からの搬出すなわち
加減圧の操作工程を複雑な制御機構を必要とせず、単純
な工程で連続的に行うことができ、かつ複数の管状搬送
体を一定の角度で傾斜させ、管状搬送体の折返し設置し
ているため、限られたスペース内に全設備を設置するこ
とができる効果を有する。また、本発明の連続処装置
は、複数の管状搬送体から構成されるため、被処理物の
性質に応じて、加圧加熱殺菌処理などを施す圧力制御部
の領域を任意に設定することができる効果を有する。
【0017】また、本発明の連続処理装置において管状
搬送体に蒸気を供給して加圧加熱殺菌処理を施す場合、
管状搬送体を一定の角度で傾斜させているため、蒸気に
より生じるドレンの排出が容易になり、ドレンによる管
状搬送体内の菌汚染の発生を防止することができる効果
を有する。また、装置洗浄後の水抜きを容易に行うこと
ができる効果を有する。傾斜が1度より小さいとドレン
を効率的に排出できず、また5度より大きいとリテーナ
ーの搬送に要する力が大きくなり、大きな搬送駆動源を
備えなければならない。
【0018】また、本発明の連続処理装置における折返
し部の構造により、リテーナーを支軸に吊設しているた
め、折返し部の構造をシンプルにすることができ、装置
内の無菌性を高めることができる効果を有する。また、
本発明の連続処理装置における折返し部の構造により、
リテーナーを水平状態に維持させたまま移動させるリテ
ーナー支持部材が下降した位置にある時、リテーナーR
をリテーナー送出し部に正確に移載(位置決め)させるこ
とができる。そのため、当該リテーナーを、リテーナー
に設けた絞り片との間に僅かのすき間しか形成されない
管状搬送体内に確実に送り出すことができる効果を有す
る。また、本発明によれば、処理に要する水蒸気や熱エ
ネルギーの損失を極めて少なくして効率的に使用し、か
つ処理後の被処理物について迅速に次の処理を開始する
ことができる効果を有する。また、本発明は、リテーナ
ー搬送装置を磁力搬送するように構成することにより、
リテーナー搬送機構の駆動部を管状搬送体の外部に配置
することができ、連続処理装置の無菌性を容易に確実に
維持することができる効果を有する。このリテーナー搬
送装置はまた磁力吸着を確実に行うことができ、駆動部
とリテーナーの位置ずれを有効に防止してリテーナーを
確実に搬送できる効果を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づいて本
発明の好ましい実施形態を説明する。図1は、本発明の
実施形態である連続処理装置の全体を示す平面図であ
る。図2は、図1に示す連続処理装置の搬送パイプ及び
折返部の正面図である。図3は、図2に示す連続処理装
置の搬送パイプ及びそれに接続された複数の折返部の右
側面図である。図4は、リテーナーの斜視図である。図
5は、搬送パイプに取り付けられたリテーナー搬送駆動
系の断面図である。図6は、搬送折返部の側面一部断面
図である。図7は、図6の搬送折返部の正面図である。
図8は、搬送折返部のリテーナー支持部に設けた支持方
向安定部の側面説明図である。図9は、搬送折返部のリ
テーナー支持部に設けた支持方向安定部の正面説明図で
ある。図10は、図6の水平断面図である。図11は、
容器供給部及び容器被せ部の垂直断面図である。図12
は、リテーナ容器反転部の水平断面図である。図13
は、図12の線XIII一XIIIに沿った垂直断面図である。
図14は、当て止め部及び容器取出部の垂直断面図であ
る。図15は、リテーナー回転防止ローラーの斜視図で
ある。図16は、リテーナー支持部の斜視図である。図
17は、ラチェット機構の説明図である。
【0020】連続処理装置1は、図1ないし図3に示す
ように、リテーナーRを搬送する管状搬送体すなわち断
面が円形の搬送パイプ14をエンドレスに連結した搬送
路に、洗浄された固形物を充填したリテーナーRを供給
するリテーナー供給部10、リテーナーRを搬送し加圧
蒸気によってリテーナーR内の固形物を殺菌する搬送処
理部16、搬送処理部16内で搬送路を折返しさせる複
数の折返部20、容器Cを容器供給部21から受け取り
リテーナーRに被せる容器被せ部22、容器Cを被せた
リテーナーRを反転させ、リテーナーR内の殺菌済固形
物を容器Cに移し替えるリテーナー容器反転部24、容
器Cを被せたリテーナーRの内壁に付着したままの殺菌
済固形物の残留物をリテーナーRに衝撃を与えることに
よって容器C内へ落下させる当て止め部28、及び容器
取出部30を、リテーナー搬送方向に沿って順次配置し
てなる。
【0021】容器Cを容器供給部21から受け取りリテ
ーナーRに被せる容器被せ部22、容器Cを被せたリテ
ーナーRを反転させ、リテーナーR内の殺菌済固形物を
容器Cに移し替えるリテーナー容器反転部24、容器C
を被せたリテーナーRの内壁に付着したままの殺菌済固
形物の残留物をリテーナーRに衝撃を与えることによっ
て容器C内へ落下させる当て止め部28、容器取出部3
0、及び後述する容器シール部710は、エアシャワー
32を備えたクリーンルーム34内に配置されている。
連続処理装置1は、図1ないし図3に示すように、搬送
パイプ14Aないし14Hを順次折返すように連結して
なる。すなわち、連結された搬送パイプ14Aは、固形
物を常圧で予備加熱する。連結された搬送パイプ14B
は、段階的に圧力が上昇するラビリンスシールを形成し
てその下流側の加圧状態を保持する。搬送パイプ14B
の下流側に連結された搬送パイプ14Cないし14G
は、蒸気供給部を適宜配置することにより所望の加熱加
圧状態を形成して固形物を殺菌する。14Hは、段階的
に圧力が下降するラビリンスシールを形成してその上流
側の加圧状態を保持する。
【0022】リテーナー供給部10は、所定に大きさに
切断され洗浄された固形物を充填したリテーナーRを順
次供給する。
【0023】リテーナーRは、図4に示すように、水平
に延びたリテーナーフレーム100の前後にラビリンス
シールを形成するための絞り片すなわち円盤状ラビリン
スプレート102を取り付けてなる。リテーナーフレー
ム100の左右の各縁部には適当な間隔をおいて5個の
リテーナー永久磁石104がN極、S極を交互にして埋
め込まれている。リテーナーフレーム100は保持板1
06を取り外し可能に保持し、該保持板106は中央部
に楕円開口108が形成され、該楕円開口108にリテ
ーナーバスケット109が配置されている。リテーナー
バスケット109は、概ね楕円筒形の収容部110を有
し、底部112に複数の蒸気通過孔116を設け、外側
にリテーナーフレーム100に係合するフランジ120
が設けられている。リテーナーバスケット109の上方
部はフランジ120の上面より上方に突出している。容
器被せ部22において、容器Cをリテーナーバスケット
109に被せると、リテーナーバスケットの上方に突出
した部分が、容器の側壁の上方内側面に接触した状態
で、すなわちリテーナーと容器の間に隙間がない状態
で、両者が嵌合される。又、上記リテーナーバスケット
の上方に突出した部分は、容器を被せた時に、容器の底
部コーナー部が、搬送パイプ、すなわち筒状搬送体の内
壁部にほぼ接触した状態になるよう形成される。これに
より、リテーナーと容器が密着した状態で、これらを反
転させることができる。
【0024】ラビリンスプレート102には、リテーナ
ーフレーム100を取り付けるための2本のネジ13
0、ラビリンスプレート102を互いに固定するために
支柱部材を取付ける3本のネジ141、及び保持板10
6をリテーナーフレーム100に固定するための固定ハ
ンドル131が取り付けられている。ラビリンスプレー
ト102にはさらに、前後のリテーナーRに対し一定の
間隔を保持するための突き当て部材132、ラビリンス
プレート102を搬送パイプ14の内面に対し均一な間
隔を保持して摺動させるための複数の合成樹脂製のスケ
ート部材140Aないし140E、及びリテーナーRの
位置を検出させるためのリテーナー検出用永久磁石14
4が設けられている。スケート部材140Aないし14
0Eは、ラビリンスプレート102の頂上部のスケート
部材140A,リテーナー永久磁石144を避けた左右
位置のスケート部材140B、140C、下方の2位置
のスケート部材140D、140Eである。頂上部に配
置したスケート部材140AはリテーナーRが搬送パイ
プ14内で上下反転したときにも安定して搬送するため
に有効であり、また左右位置に配置したスケート部材1
40B、140CはリテーナーRが一方のみの駆動チエ
ーン210の駆動永久磁石202によって安定して搬送
するために有効である。スケート部材のラビリンスプレ
ート102への取付けは、スケート部材におけるねじ等
による取付位置と搬送パイプ14内面への接触面との距
離が小さい程、スケート部材の熱膨張の影響を小さくで
き、好ましい。
【0025】リテーナー検出用永久磁石144は、前後
のラビリンスプレート102のそれぞれに、それらを前
方、後方から見たときに同じ位置になるような位置(す
なわち、リテーナー水平断面の対角位置)に配置され
る。リテーナー検出用永久磁石144をこのように配置
することによって、後述する搬入リテーナーセンサー3
55、搬出リテーナーセンサー381を搬送パイプ14
等の一方の側のみに配置した構成においても、リテーナ
ーRを前後方向入れ替えた使用を可能にし、またリテー
ナーRの上下反転状態を容易に検出できる利点を有す
る。ラビリンスプレート102は、3本の支柱部材14
1によって固定されているので、高い圧力負荷がかかっ
た場合においても、ラビリンスプレート102は強固に
互いに平行に保たれ、ラビリンスシールを確実に形成す
ることができる。
【0026】搬送処理部16は、図5に示すように、搬
送パイプ14が架台200によって支持されている。搬
送パイプ14の端部は、折返部20に連結されている。
搬送パイプ14は、ステンレス製で、内面を滑らかな円
筒面に仕上げてなる。複数の直線状の搬送パイプ14
は、図1の平面図において互いに平行に、図2の正面図
において傾斜又は水平であるように配置されている。1
度ないし5度、例えば1.5度傾斜した搬送パイプ14
においては、蒸気によるドレインが重力により容易に一
方向に流出し、搬送パイプ14内が菌汚染されるおそれ
が少ない。又、例えば図14に示すように搬送パイプ1
4のラビリンスシールを形成する部分の圧力制御領域を
除く領域の内面に、リテーナーRの搬送方向に沿って延
びた複数の溝14Aを設ける.これにより、搬送パイプ
内に圧力差が生じ、これにより搬送パイプ内においてリ
テーナーが所定の位置からズレることが防止できる。
又、ドレンの排出をより効率的に行うことができる。
【0027】搬送パイプ14にはまた、リテーナーRが
ラビリンスシールを形成した部分における圧力差によっ
て搬送方向と逆の方向の走行を阻止するために、図17
に示すように、リテーナーRが所定搬送方向には走行可
能であるが、反対方向の走行を機械的に阻止するラチェ
ット機構15を適所に設け、リテーナーRの飛び出しや
逆走行による事故を未然に防いでいる。特に、段階的に
圧力が上昇するラビリンスシールを形成している搬送パ
イプ14Bの始端側に設置することが望ましい。一方、
搬送パイプ14には、複数箇所で温度及び圧力を制御さ
れた水蒸気が入れられ、この蒸気の温度、圧力、によっ
て固形物が殺菌等の処理が行われる。上述したように、
搬送パイプ14への水蒸気の供給位置を選択することに
よって、処理領域の長さ(大きさ)や位置を任意に選択
することができる。
【0028】搬送パイプ14の両側には、駆動チエーン
210が平行して配置され、駆動チエーン210にはリ
テーナー永久磁石104と同じ間隔で駆動永久磁石20
2が取り付けられている。両側の駆動チエーン210
は、駆動モータ211、可撓性駆動力伝達系212によ
って同速で駆動される。駆動チエーン210の近傍に
は、駆動チエーン210の走行を検出するための光電式
の駆動チエーン走行センサー(図示せず)が設けられて
いる。駆動チエーン走行センサー(図示せず)の出力に
よって駆動チエーン210の間欠走行を制御するように
構成されている。これにより、例えば、駆動チエーン2
10の駆動永久磁石202の磁極SNSNSと、リテイ
ナー永久磁石104の磁極NSNSNとの強力な磁力吸
着関係を成立させ、駆動チエーン210はリテイナーR
を強力な吸着力によって搬送パイプ14内で搬送する。
【0029】駆動チエーン210は、図5に示すよう
に、駆動永久磁石202を保持する磁石ホルダー230
の上下端部にガイドローラー232が取り付けられ、ガ
イドローラー232はガイドレール236内を走行す
る。このガイドローラー232及びガイドレール236
の構成によって、走行中の駆動永久磁石202と搬送パ
イプ14の間隔、すなわち駆動永久磁石202とリテー
ナー永久磁石104の間隔を高精度に一定に保つことが
できる。駆動チエーン210はまた、駆動永久磁石20
2の上方あるいは下方に磁力線を遮断する金属板(図示
せず)を配置して、後述する搬入リテーナーセンサー3
55、搬出リテーナーセンサー381等の磁力線センサ
ーの誤検出を防止している。このような金属板は、同様
の目的で後述するリテーナー永久磁石104、折返搬入
永久磁石362,364、390、折返搬出永久磁石3
74,375、900,376に設けることが望まし
い。
【0030】駆動チエーン210のない部分、例えばリ
テーナー供給部10、駆動チエーン210の間のリテー
ナー引渡し部、折返部20へのリテーナー引渡し部及び
受け取り部等にリテーナー回転防止ローラー250が配
置されている。リテーナー回転防止ローラー250は、
図15に示すように、回転自在の回転軸252に支持さ
れたデスク254の周縁に、リテーナーフレーム100
の縁部に埋め込まれた5個のリテーナー永久磁石104
の間隔にほぼ等しい間隔でN極、S極を交互に位置する
ように複数の永久磁石260を埋め込んで構成されてい
る。従って、リテーナー回転防止ローラー250の近傍
をリテーナーRが通過すると、そのリテーナー永久磁石
104とリテーナー回転防止ローラー250の永久磁石
260が吸着し合い、リテーナーRは永久磁石260に
よって定められる所定の吸着方向に維持されて搬送され
る。これにより、駆動チエーンのない部分において、リ
テーナーRが搬送パイプ14の中心軸を中心として回転
してしまうことを防止することができる。
【0031】折返部20は、図6ないし図10に示すよ
うに、底部300を有する円筒形ハウジング302を横
向きに配置し、該円筒形ハウジング302の開口部を、
凸構造の蓋部材304によって開閉可能に密閉してな
る。蓋部材304には、前方(図6及び図10の左側方
向)の左右端部に、搬送パイプ14に連通された搬入円
筒部材310及び他の搬送パイプ14に連通された搬出
円筒部材312が固着されている。円筒形ハウジング3
02内の搬入円筒部材312の先端部には、後述するリ
テーナー支持部330の2本の支持部材340が両側を
通過することができる幅と長さの樋状支持部材357が
設けられている。
【0032】底部300の内部中心には、図7に示すよ
うに、十字型アーム部材320の各アーム322によっ
て支持されたリング部材321が回転可能に取り付けら
れている。リング部材321には、8個のリテーナー支
持部330が等間隔を置いて揺動可能に吊設されてい
る。リテーナー支持部330は、図16に示すように、
軸部332、軸部332から軸部332の軸線に直交す
る方向に延び略三角形を形成する半径部336、半径部
336の先端部から軸部332の軸線と平行に前方へ延
びた2本の支持部材340からなる。搬入円筒部材31
0から搬入されたリテーナーRは、樋状支持部材357
によって支持されるまで搬送される。樋状支持部材35
7によって支持されたリテーナーRは、そこへ回転移動
してきた2本の支持部材340によって持ち上げられ、
円軌道で搬送される。
【0033】円筒形ハウジング302の底部300の後
側すなわち外側には、図6に示すように、十字型アーム
部材320を間欠的に回転させるためのモータ350及
び駆動軸352が配置されている。折返部20の調整や
洗浄のために、円筒形ハウジング302は、固定の蓋部
304から分離して図6に一点鎖線によって示す位置へ
移動可能である。角度範囲180°を円軌道で搬送され
たリテーナーは、反対側に設けられた樋状支持部材35
7の両側を支持部材が上方から通過する時に、該樋状支
持部材357上に載置され、そこから搬出円筒部材31
2に搬出される。これによって、支持部材340は樋状
支持部材357との正しい位置関係で確実にリテーナー
Rを受け渡しをすることができる。
【0034】円筒形ハウジング302の底部300の内
側には、支持部材340を揺動させることなく水平状態
を保持したままリテーナーRを円軌道に沿って搬送する
ために、図6に示すように、永久磁石のN極を円周に沿
って隙間なく並べた磁気レール800が配置されてい
る。円形の延びた他磁気レール800の直径はリテーナ
ー支持部330の軸部332を設けた円周の直径に等し
く、磁気レール800の中心は、十字型アーム部材の中
心から垂直下方向にリテーナー支持部材330の中心よ
り後述する揺動アーム812の軸間長さlずれた点に位
置する。リテーナー支持部330の後方すなわちリング
部材321の後側には、図6に示すように、軸部332
と軸線を同じくして一体の揺動軸部810が設けられて
いる。揺動軸部810には、図8及び図9に示すよう
に、軸間長さlの揺動アーム812が固着され、揺動ア
ーム812の下端に磁石板814が軸支されている。磁
気レール800の近傍でこれに対面する磁石板814
は、図8に示すように、軸点817を中心とする点対称
形であって、その後面を縦横3等分して、後面の中心に
縦に永久磁石のS極が3個並び、その両側にN極が3個
づつ並ぶように配置してある。
【0035】このような構成によって、磁気レール80
0のN極と磁気板814のS極の吸着及び磁気レール8
00のN極とN極との反力によって、磁石板814は磁
気レール800の位置に対応した回転姿勢に位置し、磁
気板814のS極の列は常に磁気レール800の上にあ
る。そして、磁気レール800とリテーナー支持部材3
30の軸部332の軸線との距離が揺動アーム812の
軸間長さlに等しいから、揺動アーム812は常に垂直
であり、リテーナーRはリテーナー支持部340によっ
て傾くことなく支持される。特に、リテーナーが載置さ
れる樋状支持部材の位置において揺動する支持部材の揺
動幅を最も小さくすることができるため、リテーナーの
載置を確実に行うことができる。
【0036】搬入円筒部材310及び搬出円筒部材31
2内において、搬送パイプ14内の圧力と折返部20内
の圧力の差やリテーナーRの慣性力によって、リテーナ
ーRが所定位置に停止せず又所定位置から移動すること
を防ぎ、かつ所定時機にリテーナーRをリテーナー支持
部330へ送るために、搬入円筒部材310及び搬出円
筒部材312の左右外側には、図10に示すように、リ
テーナーRをリテーナー受け取り部332へ送るための
折返搬入部354及びリテーナー送り出し部333から
リテーナーRを取り出して搬送パイプ14へ送るための
折返搬出部356を有する。
【0037】折返搬入部354は、搬送方向に摺動可能
な搬入フレーム360に、搬送方向においてリテーナー
Rの長さより少し長い中心間隔をおいて配置された一対
の折返搬入永久磁石362,364と、搬入フレーム3
60を搬送方向に沿って往復移動させる搬入エアシリン
ダ366を取り付けてなる。折返搬入永久磁石362、
364は、これらをリテーナー永久磁石104への吸着
位置と非吸着位置に移動させるための搬入磁石エアシリ
ンダ368,370を介して搬入フレーム360に支持
されている。
【0038】折返搬入部354にはまた、図10に示す
ように、位置(イ)にあるリテーナーRが折返搬入永久
磁石362、364によって吸着されていないときのみ
リテーナーRを磁力によって吸着する折返搬入保持磁石
390が配置されている。折返搬入保持磁石390は、
保持磁石シリンダー392によってリテーナーRの吸着
位置と非吸着位置に変位可能に支持されている。折返搬
入保持磁石390は、リテーナーRを磁気吸着して、リ
テーナーRが搬送パイプ14内の圧力と円筒形ハウジン
グ302内の圧力の差によって移動することを阻止す
る。
【0039】折返搬入部354にはさらに、搬送パイプ
14内の圧力と円筒形ハウジング302内の圧力の差が
生じることがあり、これによって位置(ア)及び(イ)
にあるリテーナーRが移動することを減少させるため
に、図10に示すように、搬送パイプ14と円筒形ハウ
ジング302内を結ぶバイパス管377を設けている。
折返搬入部354はまた、搬入円筒部材310の外側に
リテーナーRの存在を検出するためにリテーナーRのリ
テーナー検出用永久磁石144を検出する搬入リテーナ
ーセンサー355が設けられている。
【0040】折返搬出部356は、図10に示すよう
に、搬出フレーム372に、搬送方向においてリテーナ
ーRの長さより少し長い中心間隔をおいて配置された一
対の折返搬出永久磁石374、375と、搬出フレーム
372を搬送方向に沿って往復移動させる搬出エアシリ
ンダ380を取り付けてなる。折返搬出永久磁石37
4、375は、これらをリテーナー永久磁石104への
吸着位置と非吸着位置に移動させるための搬出磁石エア
シリンダ394,396を介して支持されている。
【0041】折返搬出部356にはまた、位置(キ)に
あるリテーナーRが折返搬出永久磁石374、375に
よって吸着されていないときのみリテーナーRを磁力に
よって吸着して移動を阻止する折返搬出固定磁石376
が配置されている。折返搬出固定磁石376は、保持磁
石シリンダー378によってリテーナーRの吸着位置と
非吸着位置に変位可能に支持されている。折返搬出固定
磁石376は、リテーナーRを吸着して、リテーナーR
が搬送パイプ14内の圧力と円筒形ハウジング302内
の圧力の差によって移動することを阻止する。
【0042】折返搬出部356にはさらに、位置(カ)
及び(キ)にあるリテーナーRが搬送パイプ14内の圧
力と円筒形ハウジング302内の圧力の差によって移動
することを阻止するために、図6及び図10に示すよう
に、搬送パイプ14と円筒形ハウジング302内を結ぶ
バイパス管377を設けている。折返搬出部356にも
また、搬出円筒部材312の外側にリテーナーRの走行
を検出するための搬出リテーナーセンサー381が設け
られている。搬出リテーナーセンサー381は、折返搬
入部354の搬入リテーナーセンサー355と同じ構成
である。折返搬出部356にはさらに、折返搬出部35
6のリテーナーRの搬送力を高めるために、補助搬出フ
レーム377Aに、補助折返搬出永久磁石900と、補
助搬出フレーム377Aを搬送方向に沿って往復移動さ
せる補助搬出エアシリンダ902を取り付けている。補
助折返搬出永久磁石900は、これらをリテーナー永久
磁石104への吸着位置と非吸着位置に移動させるため
の補助搬出磁石エアシリンダ910を介して支持されて
いる。
【0043】折返部20の作動は以下のとおりである。
折返搬入部354においては、搬入リテーナーセンサー
355によってリテーナーRが搬入円筒部材310の位
置(ア)に存在することが検出されると、駆動チエーン
210の走行を停止させ、前後のリテーナーRが相互衝
突することを防止している。一方、リテーナーRが搬送
パイプ14から押出されて上述した構成の搬入円筒部材
310の位置(ア)に到着したことが検出されると、搬
入磁石シリンダ368、370が伸長して折返搬入永久
磁石362、364がリテーナー永久磁石104を吸着
する。
【0044】次に、搬入エアシリンダ366を作動させ
て既に位置(イ)に搬送されていて折返搬入永久磁石3
64によって吸着されているリテーナーRを前進させて
樋状支持部材357へ搬送する。これと同時に位置
(ア)にあって折返搬入永久磁石362によって吸着さ
れているリテーナーRは、位置(イ)へ移動させられ
る。一方、モータ350を作動させて、十字型アーム部
材320が回転して何も支持していない空のリテーナー
支持部330が樋状支持部材357によって支持されて
いたリテーナーRを下から掬い上げる。これらのリテー
ナーRの搬入作動の間、折返搬入保持磁石390は、保
持磁石シリダー392によってリテーナーRの非吸着位
置に保持されている。
【0045】続いて、モータ350が作動して、十字型
アーム部材320を45°づつ間欠的に回転させ180
°回転させた時点において、前記リテーナーRを搬出円
筒部材312に対向した位置に移動させ、支持部材34
0によって支持されていたリテーナーRを折返搬出部3
56の樋状支持部357に載せる。この十字型アーム部
材320の回転作動と並行して、折返搬入部354が次
の搬入の準備作動を行う。すなわち、保持磁石シリダー
392が作動して搬入保持磁石390がリテーナーRを
吸着してその位置に保持する。この状態で、搬入磁石エ
アシリンダ368,370が短縮し、折返搬入永久磁石
362、364がリテーナーRを吸着しなくなり、次に
搬入エアシリンダ366が短縮する。その後、搬入磁石
エアシリンダ368,370が伸長して折返搬入永久磁
石362、364がリテーナーRを吸着し、一方保持磁
石シリダー392が作動して搬入保持磁石390がリテ
ーナーRを吸着しなくなり、図10に示す状態に戻る。
【0046】折返搬出部356においては、折返搬出永
久磁石374、375がリテーナー永久磁石104を吸
着していない状態で搬出エアシリンダ380を伸長作動
させて搬出フレーム372を円筒形ハウジング302の
側方まで移動させ、搬出磁石エアシリンダ394,39
6を作動させて折返搬出永久磁石374、375が位置
(カ)にあるリテーナー支持部330から樋状支持部材
357に乗り移ったリテーナーRのリテーナー永久磁石
104を吸着するようにする。次に、搬出エアシリンダ
380を縮小作動させ、位置(カ)にあるリテーナー受
け部357に載っているリテーナーRを搬出円筒部材3
12の位置(キ)へ移動させる。これと同時に、位置
(キ)にあったリテーナーRは、これを吸着している折
返搬出永久磁石374の搬出エアシリンダ380と補助
折返搬出永久磁石900の補助搬出エアシリンダ902
の両方の伸長によって、位置(ク)へ搬送される。位置
(ク)にあったリテーナーRは、位置(ク)に移動させ
られたリテーナーRによって搬送パイプ14の位置
(ケ)へ押出される。位置(ケ)にリテーナーが押し出
されるまでは、駆動チエーン210の走行は停止してお
り、駆動チエーン210の停止位置は駆動チエーン21
0の駆動永久磁石202が上述した押出されるリテーナ
ーRのリテーナー永久磁石104と所定の吸着関係とな
るように決められている。そして、リテーナーが位置
(ケ)に押し出されたときに、上記駆動チエーンが走行
を開始する。
【0047】その後、保持磁石シリダー378が伸長し
て搬出保持磁石376がリテーナーRを吸着してその位
置に保持する。この状態で、搬出磁石エアシリンダ39
4、396が短縮し、折返搬出永久磁石374、375
がリテーナーRを吸着しなくなり、次に搬出エアシリン
ダ380が伸長する。同様に、補助折返搬出エアシリン
ダ810が短縮して、補助折返搬出永久磁石800がリ
テーナーRを吸着しなくなり、補助搬出エアシリンダ8
02が短縮して、補助搬送フレーム377Aが図10に
示すもとの位置に戻る。
【0048】容器供給部21は、図11に示すように、
堆積された容器Cを一個ずつ搬送殺菌部400に送る。
搬送殺菌部400は、搬送ベルト401がエンドレスに
移動して容器Cを連続的あるいは間欠的に搬送する。搬
送殺菌部400は、搬送ベルト401による搬送路が低
くなって凹部を形成している部分であって、該凹部にお
いてその上流側の無菌空気供給口402から供給され、
無菌空気供給口402の上流側及び下流端側に配置され
た排気口404,406から排気される無菌空気に曝す
こと、及び搬送路の上下に配置されたUVランプ410
によって紫外線照射することによって容器Cを殺菌す
る。搬送ベルト401を凹部を形成しかつ殺菌部400
よりも上方に排気口404を設けることによって、搬送
パイプ14から流れる蒸気の界面403を排気口404
の位置に安定させることができる。このように構成する
ことによって殺菌部400内に蒸気やそのドレンが流れ
込むことがなく、確実かつ安定した殺菌処理を行うこと
ができる。
【0049】容器被せ部22は、図11に示すように、
殺菌された容器Cを容器吸着器420によって吸着し、
容器吸着器420を支持する搬送油圧シリンダ422に
よって吸着した容器Cを、搬送パイプ14内の所定位置
へ搬送されてきたリテーナーRに被せる。容器Cをリテ
ーナーRに被せると、容器Cの底部コーナー部が搬送パ
イプ14の内壁部にほぼ接触した状態になることが望ま
しい。また、リテーナーRの開口部周縁には、容器Cの
側壁の上方内側面に嵌合する嵌合部を設けることが望ま
しい。
【0050】リテーナー容器反転部24は、図12及び
図13に示すように、搬送パイプ14の周囲に、モータ
500によって回転させられる反転ドラム510と、搬
送エアシリンダ512によって搬送方向に往復移動する
搬送枠514を有する。反転ドラム510には、1対の
吸着エアシリンダ520によってリテーナー永久磁石1
04との吸着位置及び非吸着位置へ移動可能な1対の反
転永久磁石522が載置されている。搬送枠514に
は、2対の吸着エアシリンダ530、532によってリ
テーナーRのリテーナー永久磁石104との吸着位置、
非吸着位置へ移動可能な2対の反転搬送永久磁石53
4,538が載置されている。
【0051】このように構成されたリテーナー容器反転
部24は、容器Cを被せられたリテーナーRが図12の
位置(サ)まで押されて搬送されると、吸着エアシリン
ダ520によって反転永久磁石522がリテーナー永久
磁石104の吸着位置へ移動させられる。次に、モータ
500が作動して反転ドラム510を180°回転さ
せ、反転ドラム510の回転に伴って容器Cを被せられ
たリテーナーRが180°回転させられ、容器Cをリテ
ーナーRの下側で上向きにする。このようにして、リテ
ーナーR内の殺菌済固形物が容器Cに移し替えられる。
【0052】続いて、吸着エアシリンダ530、532
を作動させて非吸着位置にあった反転搬送永久磁石53
4,538をリテーナー永久磁石104の吸着位置へ移
動させる。次に、搬送エアシリンダ512を作動させて
位置(サ)にあった転搬送永久磁石534及びこれによ
って吸着されているリテーナー永久磁石104を有する
リテーナーRを反転搬送永久磁石538によって吸着さ
れているリテーナーRの位置(シ)へ搬送させる。反転
搬送永久磁石538によって吸着されて位置(シ)にあ
ったリテーナーRは、当て止め部28へ搬送される。
【0053】当て止め部28は、反転させたリテーナー
R内に付着して残留している殺菌済固形物を容器Cに取
出すために、図14に示すように、搬送パイプ14にお
ける長さがリテーナーRの長さに等しく下側180°に
広がる領域が落下開口600として抜けており、ここに
上面の中央部が高く前後方向が徐々に下がり、さらに前
後方向にドレン溝650を設けた円筒面受け部材612
が打ち当てのシリンダ610よって昇降自在に配置され
ている。このように構成された当て止め部28は、リテ
ーナー検出装置(図示せず)によってリテーナーRが所
定位置に到着したことが検出されると、シリンダ610
が短縮してリテーナーRが載った容器Cを載置している
円筒面受け部材612と一体の部材652が、高さ位置
調整可能な突き当て部材654に衝突して、急停止す
る。
【0054】この急停止による衝撃によって、リテーナ
ー容器反転部245において容器Cが被せられたリテー
ナーRが反転させられて下向きになったにもかかわらず
リテーナーRの底部等に付着したままであった殺菌済の
固形物が落下して、上向きの容器Cに移し替えられる。
その後、シリンダ610が伸長して円筒面受け部材61
2が搬送パイプ14の内面と一致した位置に戻り、容器
C及びリテーナーRが搬送できるようになる。
【0055】容器取出部30においては、図1に示すよ
うに、リテーナーRと容器Cとを分離する。リテーナー
Rは搬送パイプ14を介してリテーナー洗浄部700に
搬送される。容器Cは、容器シール部710においてシ
ールされて、梱包装置(図示せず)へ続く製品コンベヤ
720へ送られる。リテーナー洗浄部700で洗浄され
たリテーナーRは、リテーナーコンベアでリテーナー供
給部10に搬送される。
【0056】上述した構成においてさらに、リテーナー
追跡装置を設けることによってリテーナー搬送の異常を
早期に検知して、装置の大きな破損を防いだり、被処理
物の無駄を最小限に抑えることができる。リテーナー追
跡装置は、折返部20、容器被せ部22、リテーナー容
器反転部24、当て止め部28等において、リテーナー
Rのあるべき規定位置と、リテーナー検出用永久磁石1
44を利用して検出したリテーナーRの位置とを比較し
てリテーナーRが所定の移動を行っているか否かを判断
する。リテーナー検出用永久磁石144を検出するため
のセンサー、例えば搬入リテーナーセンサー355、搬
出リテーナーセンサー381を配置することが構造上困
難な場合には、このセンサーに替えてリテーナー永久磁
石104を検出するリテーナー永久磁石検出センサー
(図示せず)を備え、該リテーナー永久磁石検出センサ
ー(図示せず)の出力を利用してリテーナー追跡や折返
部20を制御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施態様である連続処理装置
の全体を示す平面図である。
【図2】図2は、図1に示す連続処理装置の正面図であ
る。
【図3】図3は、図1に示す連続処理装置の右側面図で
ある。
【図4】図4は、リテーナーRの斜視図である。
【図5】図5は、搬送パイプに取り付けられたリテーナ
ー搬送駆動系の断面図である。
【図6】図6は、搬送折返部の側面図である。
【図7】図7は、図6の搬送折返部の正面図である。
【図8】図8は、搬送折返部のリテーナー支持部に設け
た支持方向安定部の側面説明図である。
【図9】図9は、搬送折返部のリテーナー支持部に設け
た支持方向安定部の正面説明図である。
【図10】図10は、図6の水平断面図である。
【図11】図11は、容器供給部及び容器被せ部の垂直
断面図である。
【図12】図12は、リテーナー容器反転部の水平断面
図である。
【図13】図13は、図12の線XIII一XIIIに沿った垂
直断面図である。
【図14】図14は、当て止め移替部及び容器取出部の
垂直断面図である。
【図15】図15は、リテーナー回転防止ローラーの斜
視図である。
【図16】図16は、リテーナー支持部の斜視図であ
る。
【図17】図17は、ラチェット機構の説明図である。
【符号の説明】 R リテーナー C 容器 1 連続処理装置 14 搬送パイプ 10 リテーナー供給部 12 固形物供給部 16 搬送調理部 20 折返部 21 容器供給部 22 容器被せ部 24 リテーナー容器反転部 28 当て止め移替部 30 容器取出シール部 32 エアシャワー 34 クリーンルーム 100 リテーナーフレーム 102 円盤状ラビリンスプレート 104 リテーナー永久磁石 109 リテーナーバスケット 140 スケート部材 144 リテーナー検出用永久磁石 210 駆動チエーン 300 底部 302 円筒形ハウジング 304 蓋部材 310 搬入円筒部材 312 搬出円筒部材 320 十字型アーム部材 330 リテーナー支持部 332 折返搬入部 354 折返搬入部 356 折返搬出部 510 反転ドラム 520 吸着エアシリンダ 522 反転永久磁石 612 円筒面受け部材 700 リテーナー洗浄部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 2/06 A61L 2/06 K B65G 51/26 B65G 51/26 (72)発明者 藤田 明文 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 山田 守夫 神奈川県横浜市保土ヶ谷区権太坂1−51− 4 Fターム(参考) 3F021 AA01 BA03 CA06 DA02 4B021 LA07 LA26 LA32 LP01 LP07 LT02 LT03 4C058 AA21 BB04 BB05 CC04 EE02 EE23 EE26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力制御部を設けた管状搬送体と、前記
    管状搬送体内に設けた圧力制御部の上流側及び下流側の
    少なくとも一方にラビリンスシールが形成されるように
    管状搬送体の断面積よりも僅かに小さい面積を有する絞
    り片を設けたリテーナーと、管状搬送体内において固形
    物を収容した複数のリテーナーを搬送させるリテーナー
    搬送装置を備えた固形物の連続処理装置であって、 略平行に配置した複数本の管状搬送体の一本の管状搬送
    体の終端部と他一本の管状搬送体の始端部を、前記リテ
    ーナーの走行方向が反対方向になるようにリテーナー折
    返部を介して接続し、前記管状搬送体の少なくとも一本
    を一定の角度で傾斜させ、前記管状搬送体を多段に設置
    したことを特徴とする固形物の連続処理装置。
  2. 【請求項2】 前記リテーナー折返部が、支軸に吊設さ
    れた複数のリテーナー支持部材を備え、水平軸を中心と
    して回転する回転体を有し、 前記回転体の回転により、前記リテーナー支持部材を下
    方から上昇させ、前記リテーナー支持部材の上昇領域に
    ある前記管状搬送体の終端部の延長線上に設置されたリ
    テーナー受取り部に配置されたリテーナーを持ち上げ、 前記リテーナー支持部材に載置されたリテーナーを水平
    状態に維持させたまま移動させ、 前記リテーナー支持部材の下降領域にある他の管状搬送
    体の始端部の延長線上に設置されたリテーナー送出し部
    に移載させることを特徴とする請求項1に記載の固形物
    の連続処理装置。
  3. 【請求項3】 前記リテーナー折返部の搬送部が、リテ
    ーナーを磁力によって間欠的に搬送し、リテーナーの磁
    性部材とリテーナー折返部の搬送部の磁性部材の所定吸
    着関係が成立したときに該搬送部が搬送を開始すること
    を特徴とする請求項2に記載の固形物の連続処理装置。
  4. 【請求項4】 前記リテーナー折返部の回転体が間欠的
    に回転することを特徴とする請求項3に記載の固形物の
    連続処理装置。
  5. 【請求項5】前記リテーナー搬送装置が、リテーナーを
    磁力によって搬送することを特徴とする請求項1に記載
    の固形物の連続処理装置。
  6. 【請求項6】 前記リテーナー搬送装置が、間欠搬送を
    行い、リテーナーの磁性部材とリテーナー搬送装置の磁
    性部材の所定吸着関係が成立したときに搬送を開始する
    ことを特徴とする請求項5に記載の固形物の連続処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記管状搬送体が、1度ないし5度傾斜
    していることを特徴とする請求項1に記載の固形物の連
    続処理装置。
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