JPH07309433A - ロータリーフィーダ - Google Patents

ロータリーフィーダ

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JPH07309433A
JPH07309433A JP6100291A JP10029194A JPH07309433A JP H07309433 A JPH07309433 A JP H07309433A JP 6100291 A JP6100291 A JP 6100291A JP 10029194 A JP10029194 A JP 10029194A JP H07309433 A JPH07309433 A JP H07309433A
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rotary feeder
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義雄 朝田
Yasuo Hashimoto
康夫 橋本
Koji Yamamoto
康二 山本
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YAMAMOTO VINYTER
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なった環境間で物品を確実に移動させるこ
とができるようにする。 【構成】 中心軸22a回りに回転可能に軸支された円
筒体22と、円筒体22の周面にシール状態で摺接され
る円弧形状の摺接体23とからなり、円筒体22の外周
面には所定ピッチで被殺菌物品Bを収容するための複数
の引継ぎ室222が形成され、摺接体23には被殺菌物
品Bを受け入れるための受入通路が設けられ、引継ぎ室
222に収容された被殺菌物品Bが円筒体22の回転に
伴って受入通路に対向した状態で受入通路に搬出される
ように構成され、円筒体22を所定ピッチ毎に中心軸2
2a回りに間歇回転させかつ引継ぎ室222と受入通路
231とが互いに対向した位相で円筒体22の回転を一
時停止させる駆動手段24と、一時停止時に引継ぎ室2
22内の被殺菌物品Bを受入通路231に搬出する物品
押出し機構26とが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なった環境間に設け
られ、一方の環境から他方の環境に物品を移送するとき
に用いられるロータリーフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、大気圧中の環境から高圧環境に物
品を移送したり、逆に高圧環境から大気圧環境に物品を
移送するなど、異なった環境間で物品を移動させるとき
には、両環境の境界部分にシール構造が採用された気密
室が設けられる。この気密室が一方の環境に開放されて
いるときは他方の環境に対しては閉止状態とされ、他方
の環境に開放されているときはその逆となるように操作
され、交互に開放と閉止とを繰り返しつつ気密室を介し
て一方の環境から他方の環境に物品を移動させることが
行われる。
【0003】物品を異なった環境間で移動させて所定の
処理を行うものとしては、例えばレトルト食品や各種薬
品等の加熱殺菌装置を挙げることができる。加熱殺菌は
常圧下で行われることが多いが、レトルト食品の場合
は、食品の鮮度を損なわないために短時間で殺菌処理を
施すことが望まれることから、高圧環境下で加熱殺菌処
理することがある。高圧にすることによって食品を10
0℃以上の高温にすることができ、より迅速な殺菌処理
が可能になるとともに、高圧下であるため加熱手段にマ
イクロ波を利用して急激に温度を上昇させても、食品の
突沸によるレトルト容器の破損が有効に阻止される。こ
のような加熱殺菌装置においても、高圧の加熱殺菌処理
装置に対する食品の出入に上記のような気密室が適用さ
れている。
【0004】マイクロ波を利用した高圧環境下でのレト
ルト食品等の加熱殺菌装置としては、例えば実公昭60
−8710号公報や実公昭60−21975号公報によ
って開示されたものが知られている。これらの公報には
高圧環境のマイクロ波照射室、温度保持室、冷却室が内
部に連設されたものが示されている。レトルト食品等は
各室にベルトで移動されるようになっている。マイクロ
波照射室の上流側には食品の搬入部が設けられていると
ともに、冷却室の下流側には搬出部が形成され、これら
搬入部および搬出部は気密室方式が適用されており、シ
ャッターの開閉動作で食品に気密室を通過させるように
なっている。
【0005】しかし、このような気密室を用いる方式で
は、シール構造のドアーの開閉操作に手間取り、両環境
間の移動速度が制約されるため、例えば、低圧環境から
高圧環境に物品を移送して高圧環境下で所定の処理を施
す場合など、気密室の通過が律速となって処理能力を向
上させることができなくなるという問題点を有してい
る。
【0006】かかる不都合を解消するものとしてロータ
リーフィーダがある。ロータリーフィーダは、軸心回り
に回転するように構成された円筒体の外周面に物品を収
容する収容室(引継ぎ室)が周方向に等ピッチで凹設さ
れてなるものである。異なる環境の境界部には上記円筒
体の表面にシール状態で摺接する円弧状の摺接体が設け
られている。そして、この摺接体の周方向の略中央部に
は物品の通過通路が設けられている。
【0007】従って、一方の環境から回転している円筒
体の引継ぎ室に物品を収容することによって、引継ぎ室
は、摺接体の通過通路に到達した時点で他の環境に向け
て開放状態になるため、そこから物品を取り出すことに
よって一方の環境から他方の環境への物品の移送が完了
する。
【0008】このように、ロータリーフィーダを用いる
と、前記気密室の場合必要であったドアの開閉操作が不
要になるため、回転している円筒体の引継ぎ室に順次物
品を送り込むだけで迅速に異なった環境間を移動させる
ことが可能になり、異なった圧力環境下での所定の処理
能力が格段に向上する。このような異なった環境間に配
設されるロータリーフィーダについては、例えば特開昭
60−120970号公報や特開昭61−211222
号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭60
−120970号公報に記載されたロータリーフィーダ
は、異なった環境にそれぞれ設けられるコンベヤベルト
の境界部分に、周面および下面に開口を有する収容室の
凹設された円筒体が垂直軸回りに回転可能に設けられた
ものであり、円筒体の下面が上流側および下流側のコン
ベヤベルトの表面に摺接するように配置されてなるもの
である。
【0010】かかる円筒体を回転させることにより、上
流側から送られてきた物品は周面の開口から収容室内に
収容され、円筒体の所定角度の回転で物品は下流側のコ
ンベヤベルトに載置状態になり、180°回転したとこ
ろで下流側のコンベヤベルトの移動によって収容室から
取り出されるため、このようなロータリーフィーダを介
して異なった環境間に連続的に物品を移動させることが
可能になる。
【0011】しかしながら、上記のようなロータリーフ
ィーダは、その下面とコンベヤベルトの上面とが互いに
直交する方向に移動しているため、シール性に難点が存
在し、例えば一方の環境と他方の環境との間の圧力差が
非常に大きいような場合には、実質的に適用が困難であ
る。シール性を向上させようとすれば、構造が極めて複
雑になる。
【0012】また、コンベヤベルト自体がシール材の役
目を担っているため、メッシュ材からなるコンベヤベル
ト(メッシュベルト)は使用することができない。物品
処理の必要性からメッシュベルトが用いられることは多
いが、メッシュベルトを適用することができないとなる
と、適用範囲が限られたものになるという不都合が存在
する。
【0013】また、上記特開昭61−211222号公
報に記載されたロータリーフィーダは、円筒体が水平軸
回りに回転可能に設けられたものであり、物品は円筒体
の外周面に凹設された物品収容室に上方から重力によっ
て収容され、円筒体の回転で上記物品収容室が下方に位
置したとき重力によって物品が異なった環境内に排出さ
れるようになっている。
【0014】しかしながら、かかるロータリーフィーダ
は、排出時に物品が天地反転するため、対象物品の種類
に制約が存在する。また、物品の収容および排出を重力
にのみ依存しているため、物品収容室に収容された物品
は、その形状によっては排出が期待され得ず、このため
ロータリーフィーダによる異なった環境間での物品の円
滑な引継ぎ操作が行われ得ないおそれがあるという問題
点を有している。
【0015】また、特開昭61−211222号公報に
記載のロータリーフィーダは、水平軸回りに縦回りする
ため、このロータリーフィーダを利用する装置は、物品
の搬入側を高位置に配設して、搬出側を低位置に配設す
る必要がある等レイアウト上の制約を受け易く、その結
果適用範囲が狭いものになるという問題点を有してい
る。
【0016】従って、このようなロータリーフィーダ
を、上記実公昭60−8710号公報あるいは実公昭6
0−21975号公報に開示されたマイクロ波加熱殺菌
装置に適用したとしても、装置全体が上下方向に非常に
高いものになり、一旦食品を高所まで移動させてから加
熱装置内に収容しなければならず、その分設備コストお
よび運転コストが増加するという不都合が存在し、従っ
て、実質的には特開昭61−211222号公報開示の
ロータリーフィーダを上記のようなマイクロ波加熱殺菌
装置に適用することは困難である。
【0017】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、異なった環境間で物品を確実に移動
させることが可能であり、設置する上でのレイアウト上
の制約が少ないロータリーフィーダを提供することを目
的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ロータリーフィーダは、回転可能に軸支され、その周側
面に少なくとも1個の横穴状の物品収容室が形成された
円筒体と、内周側の摺接面が上記円筒体の周側面と等し
い曲率を有する円弧形状に形成され、かつ摺接面の周方
向であって上記円筒体の回転時に上記物品収容室と対向
する一の箇所にこの物品収容室と連通する物品通路が外
周面に貫通されてなる摺接体とからなるロータリーフィ
ーダにおいて、上記物品収容室内で径方向に往復動可能
な物品押出し片を有する物品押出し機構と、上記物品収
容室と上記物品通路とが対向したとき上記物品押出し片
を径方向外方へ移動させるべく物品押出し機構を作動さ
せる駆動手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0019】本発明の請求項2記載のロータリーフィー
ダは、請求項1記載のロータリーフィーダにおいて、上
記物品押出し機構は、上記物品押出し片を先端に有し、
後端側が上記物品収容室の奥壁を貫通して上記円筒体の
中心方向に向けて延設されてなる押出しロッドと、上記
駆動手段の駆動により上記押出しロッドを上記円筒体の
中心から上記物品収容室方向に向けて移動させるロッド
駆動部とを備えてなることを特徴とするものである。
【0020】本発明の請求項3記載のロータリーフィー
ダは、請求項2記載のロータリーフィーダにおいて、上
記ロッド駆動部は、上記押出しロッドと対向し、上記円
筒体の中心から上記物品通路方向に向けて移動可能なロ
ッド押圧部材と、上記ロッド押圧部材を移動させる駆動
源とからなっていることを特徴とするものである。
【0021】本発明の請求項4記載のロータリーフィー
ダは、請求項1乃至3のいずれかに記載のロータリーフ
ィーダにおいて、上記摺接体の摺接面の周方向であっ
て、上記物品通路に対して上記円筒体の回転方向上流側
となる位置に予備調整室が形成されていることを特徴と
するものである。
【0022】本発明の請求項5記載のロータリーフィー
ダは、請求項1乃至4のいずれかに記載のロータリーフ
ィーダにおいて、上記物品収容室と上記物品通路とが対
向したとき、所定時間だけ停止するように上記回転体を
間歇回転させる回転手段を備えていることを特徴とする
ものである。
【0023】
【作用】上記請求項1記載のロータリーフィーダによれ
ば、中心軸回りに回転可能に軸支された周側面に横穴状
の物品収容室を有する円筒体は、異なった環境の境界部
に配置された摺接体に摺接しているため、この摺接部分
のみをシール構造にすることによって容易に円筒体の回
転によっても一方の環境条件が他方の環境条件に影響を
与えることのないシール状態にすることができる。
【0024】従って、一方の環境下で円筒体の物品収容
室に収容された物品は、両環境が互いに遮断された状態
で駆動手段の回転により他の環境に向かって回転移動さ
せられる。そして、駆動手段は、物品収容室とたの環境
に連通した受入通路とが互いに対向した位相で物品搬出
機構を作動させることにより、物品収容室内の物品は受
入通路を介して他の環境内に導入される。
【0025】上記請求項2記載のロータリーフィーダに
よれば、物品押出し機構は、物品押出し片を先端に有
し、後端側が上記物品収容室の奥壁を貫通して上記円筒
体の中心方向に向けて延設されてなる押出しロッドと、
駆動手段の駆動により押出しロッドを円筒体の中心から
物品収容室方向に向けて移動させるロッド駆動部とを備
えてなるものであるため、駆動手段を駆動させることに
よってロッド駆動部の作用により、押出しロッドは円筒
体の中心から径方向に外側に移動し、物品収容室内に収
容されている物品は先端の物品押出し片によって外部に
押し出される。
【0026】上記請求項3記載のロータリーフィーダに
よれば、ロッド駆動部は、押出しロッドと対向し、円筒
体の中心から物品通路方向に向けて移動可能なロッド押
圧部材と、ロッド押圧部材を移動させる駆動源とから構
成されているため、駆動源を駆動させることによってロ
ッド押圧部材が円筒体の中心から物品通路に向けて移動
し、このロッド押圧部材の移動による押圧を得て押出し
ロッドは径方向に外側に移動し、物品収容室内に収容さ
れた物品を確実に物品通路に排出する。
【0027】上記請求項4記載のロータリーフィーダに
よれば、摺接体の摺接面の周方向であって、物品通路に
対して円筒体の回転方向上流側となる位置に物品収容室
と連通する予備調整室が形成されているため、この予備
調整室の雰囲気を移送先の環境の雰囲気に設定しておく
ことにより、円筒体の引継ぎ室がこの予備調整室に対向
した時点で引継ぎ室の雰囲気が調整室の雰囲気を得て予
め移送先の雰囲気になり、引継ぎ室が受入通路に対向し
た状態で雰囲気差による衝撃が物品に伝わらず、物品の
損傷を防止する上で有効である他、移送先の環境の雰囲
気に変動が起らず常に一定に維持される。
【0028】上記請求項5記載のロータリーフィーダに
よれば、回転手段は、物品収容室と物品通路とが対向し
たとき、所定時間だけ停止するように回転体を間歇回転
させるように構成されているため、物品収容室が受入通
路に対向し一時停止した状態で、物品押出し機構を作動
させることによって、物品収容室内に収容されている物
品を確実に受入通路内に導入することが可能になる。
【0029】
【実施例】図1は、本発明に係るロータリーフィーダが
適用されたマイクロ波高圧加熱殺菌装置の一例を示す平
面図であり、図2はその側面図、図3はマイクロ波高圧
加熱殺菌装置の内部を例示する縦断面視の説明図であ
る。また、図4は図1のA−A線断面図である。これら
の図に示すように、マイクロ波高圧加熱殺菌装置1は、
殺菌処理室Rが形成された断面視で円形の高圧筒体10
と、この高圧筒体10の両端部に設けられた一対のロー
タリーフィーダ2とからなる基本構成を有する。
【0030】上記高圧筒体10は、ステンレススチール
で形成され、最大6kg/cm2Gに耐える耐圧構造に
なっている。本実施例の場合、高圧筒体10は、内径が
1200mm、長さが11180mmに寸法設定されて
いる。
【0031】上記一対のロータリーフィーダ2は、上流
側(図1および図2の右側)のものがレトルト食品等レ
トルト容器に封入されている被殺菌物品Bを高圧筒体1
0内の殺菌処理室Rに導入する搬入装置2aとして用い
られ、下流側のものが殺菌済み物品B′を系外に搬出す
る搬出装置2bとして用いられている。従って、被殺菌
物品Bは搬入装置2aを介して殺菌処理室R内に導入さ
れ、殺菌処理室R内で所定の加熱殺菌が施されて殺菌済
み物品B′になり、搬出装置2bを介して外部に搬出さ
れるようになっている。
【0032】上記高圧筒体10は、上流側からマイクロ
波加熱部3、恒温部4、冷却部5および乾燥部6に区分
されている。上記マイクロ波加熱部3では、マイクロ波
の照射によって上記被殺菌物品Bを所定温度まで昇温す
るマイクロ波加熱工程P1が実行され、上記恒温部4で
は、一旦昇温された被殺菌物品Bを所定温度に所定時間
だけ保持する恒温工程P2が実行され、上記冷却部5で
は、被殺菌物品Bを水没して水冷する冷却工程P3が実
行され、上記乾燥部6においては、上記冷却部5で冷却
された被殺菌物品Bの包装容器を乾燥する乾燥工程P4
が実行されるようになっている。
【0033】そして、上記マイクロ波加熱部3、恒温部
4、冷却部5および乾燥部6の内部には、図3に示すよ
うに、それぞれマイクロ波加熱室30、恒温室40、冷
却室50および乾燥室60からなる殺菌処理室Rが形成
されているとともに、上記各室30,40,50,60
はそれぞれ仕切壁Wによって隣接した他の室と区分され
ている。これら仕切壁Wの中央部に連絡孔W1(図4)
が穿設されており、これらの連絡孔W1を貫通してメッ
シュ材で形成されたコンベアベルトC(図3)が張設さ
れている。このコンベアベルトCによって被殺菌物品B
は上記各室30,40,50,60内を順次縦断移動す
るようになっている。
【0034】上記コンベアベルトCは、搬入装置2aに
よって殺菌処理室R内に導入された被殺菌物品Bを受け
取って下流側に移送するべくマイクロ波加熱室30およ
び恒温室40にまたがって設けられた第一ベルトC1
と、恒温室40と冷却室50との間にあって第一ベルト
C1によって送られてきた被殺菌物品Bを引き継ぐ第二
ベルトC2と、この第二ベルトC2によって引き継がれ
た被殺菌物品Bを冷却室50内に貯留された冷却水M中
で移送する第三ベルトC3と、上記第二ベルトC2およ
びこの第三ベルトC3の上側に対向配設され被殺菌物品
Bの冷却水M中での搬送を確実に行わせる第四ベルトC
4と、乾燥室60内に設けられかつ浮き上がった状態を
第四ベルトC4に誘導されて搬出される被殺菌物品Bを
受け取って搬出装置2b側に移送する第五ベルトC5
と、第四ベルトC4に誘導されつつ冷却水Mから浮き上
がった被殺菌物品Bを受け止めて第五ベルトC5上に誘
導する第6ベルトC6とから構成されている。
【0035】これらのコンベアベルトC(C1〜C6)
は、殺菌処理室R内に設けられた所定のローラ11によ
って支持されているとともに、図略の駆動手段によって
周回駆動されている。そして、それぞれのベルト速度は
基本的には等しく、その速度は各室内における被殺菌物
品Bの滞留時間を考慮して設定されている。
【0036】上記マイクロ波加熱部3の外側方には、マ
グネトロンを用いてなる複数のマイクロ波発振器31が
設置されており、このマイクロ波発振器31から延設さ
れた導波管32が、先端の開口部32aを介してマイク
ロ波加熱室30に接続されている。従って、マイクロ波
発振器31を駆動させることによって、マグネトロンで
発生したマイクロ波は導波管32を通って開口部32a
からマイクロ波加熱室30内に導入され、マイクロ波加
熱室30内を移動中の被殺菌物品Bはこのマイクロ波を
受けて急速に加熱されることになる。
【0037】本実施例においては、マイクロ波発振器3
1は、1台当りの出力が5KWのものが合計16台用い
られている。それぞれのマイクロ波発振器31の発振周
波数は2450MHzである。これらのマイクロ波発振
器31は、図4に示すように、マイクロ波加熱部3の上
側方に8台、下側方に8台、合計で16台が配設され、
上側方の8台から延設された導波管32の先端部はマイ
クロ波加熱室30の天井部に下流側に向かって千鳥状に
接続されているとともに、下側方の8台から延設された
導波管32の先端部はマイクロ波加熱室30の底部に下
流側に向かって千鳥状に接続されている。
【0038】マイクロ波加熱室30の底部には、図略の
コンプレッサーから空気タンクを介して送り出された圧
縮空気をマイクロ波加熱室30内に導入する圧縮空気配
管33が接続されている。この圧縮空気配管33を介し
てマイクロ波加熱室30内に圧縮空気が導入され、この
マイクロ波加熱室30を介して殺菌処理室R内が所定の
高圧環境になるように圧力設定されている。本実施例に
おいては、殺菌処理室R内の圧力は4kg/cm2Gに
なるように制御されている。
【0039】上記圧力制御を行うために、圧縮空気配管
33には制御弁34が設けら、図略の圧力センサーが検
出したマイクロ波加熱室30内の圧力が4kg/cm2
G未満のときには制御弁34が開放され、4kg/cm
2G以上のときは閉止されるようになっている。
【0040】そして、被殺菌物品Bのマイクロ波加熱室
30内における滞留時間は、本実施例の場合60秒に設
定されており、この60秒間に被殺菌物品Bは約40℃
から約140℃にまで昇温されるようになっている。な
お、マイクロ波加熱室30内は4kg/cm2Gの高圧
環境になっているため、100℃を越えても水が突沸す
ることはなく、140℃まで加熱することができるの
で、水を多く含んだレトルト食品に対しても、包装容器
を破損することなく加熱処理を行い得る。
【0041】なお、殺菌性能は、殺菌温度とその温度が
継続される時間との積で決まるため、殺菌温度が高いと
きには、恒温工程P2における被殺菌物品Bの滞留時間
を短く設定することが可能であり、殺菌温度が低いとき
には上記滞留時間を長く設定する必要がある。本実施例
においては、殺菌温度を140℃にしているため、上記
恒温室40内には、熱風発生装置41が設けられてい
る。この熱風発生装置41は、第一ベルトC1の下方に
設けられた送風ファン42と、この送風ファン42が送
り出した空気を案内し、かつ送風空気を熱風にする電気
ヒータを内部に有する加熱ダクト43と、第一ベルトC
1を挟むように設けられ加熱ダクト43からの熱風を被
殺菌物品Bに吹き付ける上下一対のフード44とから構
成されている。
【0042】上記熱風の温度はマイクロ波加熱室30か
ら搬出された被殺菌物品Bの最終温度(約140℃)に
等しくなるように温度設定されている。従って、恒温室
40内に導入された被殺菌物品Bは、上下一対のフード
44から供給される熱風によってマイクロ波加熱室30
における最終加熱温度が保持されることになる。この加
熱温度の保持によって被殺菌物品Bの実質的な殺菌処理
が行われる。本実施例の場合、被殺菌物品Bの恒温室4
0内の滞留時間が約60秒になるように恒温室40の移
動方向長が設定されている。
【0043】なお、殺菌性能は、殺菌温度とその温度が
継続される時間との積で決まるため、殺菌温度が高いと
きには、恒温工程P2における被殺菌物品Bの滞留時間
を短く設定することが可能であり、殺菌温度が低いとき
には上記滞留時間を長く設定する必要がある。本実施例
においては、殺菌温度を140℃にしているため、被殺
菌物品Bの恒温工程P2の滞留時間は60秒に設定され
ているが、殺菌温度を低く設定した場合には、低くした
度合いに応じて恒温工程P2の滞留時間を長くすればよ
い。
【0044】上記冷却室50には、その下部に冷却室5
0の下部内壁面と左右の下部仕切壁Wとで囲まれた冷却
水Mを貯留する冷却水槽51が形成されている。また、
冷却室50の天井部にはバルブ52aを備えた吸水配管
52が設けられているとともに、底部にはバルブ53a
を備えた排水配管53が設けられており、これらのバル
ブ52a,53aを開閉操作することによって冷却水槽
51内の水位が調節されるようになっている。
【0045】また、冷却室50の最上流の第二ベルトC
2は、その下流端が冷却水槽51の冷却水M内に水没す
るように傾斜して設けられている。第三ベルトC3は全
体が水没されている。
【0046】そして、上記第二ベルトC2、第三ベルト
C3および第四ベルトC4の周回速度は同じに設定され
ているため、被殺菌物品Bは、まず第四ベルトC4と第
二ベルトC2とに挟持された状態で水没を開始し、つぎ
に第四ベルトC4と第三ベルトC3とに挟持された状態
で冷却水M中を移動して冷却される。本実施例において
は、被殺菌物品Bの冷却室50内の滞留時間は120秒
に設定されている。そして、この120秒間の移動中に
被殺菌物品Bは約140℃から約40℃にまで冷却され
る。
【0047】上記乾燥室60は、第四ベルトC4に誘導
されて冷却水M中から浮き上がった被殺菌物品Bを水際
で第五ベルトC5および第6ベルトC6に挟み込んで拾
い上げるとともに、第五ベルトC5によって下流側に移
送するものである。
【0048】一方、乾燥部6の外周面上部にはケーシン
グ62によって囲繞されたエアーブロー方式の送風機6
1が設けられている。この送風機61は、乾燥室60内
の圧縮空気を循環移動させるためのものであり、送風機
61の送風側には乾燥室60内に連通した送風ダクト6
3が設けられ、この送風ダクト63の先端部に吹出フー
ド64が付設されている。この吹出フード64の開口面
は上記第6ベルトC6のベルト面に対向するように位置
設定されている。
【0049】従って、この吹出フード64から吹き下ろ
された送風は、メッシュ材の網目を通って被殺菌物品B
の包装容器に吹き付けられるため、包装容器の表面に付
着している水滴は払い落されて乾燥室60の底部に貯留
されるとともに、包装容器は乾燥される。なお、乾燥室
60の底部にはバルブ65aを備えた排水配管65が設
けられており、乾燥室60の底部に溜った水を適宜バル
ブ65aを操作して排出することができるようになって
いる。
【0050】図5は、ロータリーフィーダからなる導入
口および排出口を示す断面図である。この図に示すよう
に、高圧筒体10の上流端には被殺菌物品Bを殺菌処理
室R内に導入するための導入口12が設けられていると
ともに、同下流端には被殺菌物品Bを搬出する搬出口1
3が設けられている。そして、上記導入口12には搬入
装置2aとしての本発明に係るロータリーフィーダ2が
設けられているとともに、上記搬出口13には搬出装置
2bとしての上記同様のロータリーフィーダ2が設けら
れている。
【0051】以下本発明のロータリーフィーダ2につい
て詳細に説明する。図6は、本発明に係るロータリーフ
ィーダの一例を示す一部切欠き側面図であり、図7は、
図6のB−B線断面図である。これらの図に示すよう
に、ロータリーフィーダ2は、支持母体である架台21
と、この架台21の上部に設けられかつ架台21の中央
部に立設された中心軸22a回りに回転可能に設定され
た平面視で円形の円筒体22と、この円筒体22の外周
面にシール状態で摺接するように架台21上に設けられ
た平面視が円弧形状の摺接体23と、上記円筒体22を
回転駆動させる駆動手段24とを備えた基本構成を有し
ている。
【0052】上記架台21は、下部に配設された基盤2
11と、上部に設けられた架台上板212とから構成さ
れ、架台上板212は、基盤211の四隅に立設された
支持柱213を介して基盤211に支持された状態にな
っている。基盤211と架台上板212との間には、駆
動手段24を配設する配設空間240が形成されてい
る。
【0053】基盤211の中央部には下部軸受214が
設けられているとともに、架台上板212には上記下部
軸受214に対応した上部軸受215が設けられてい
る。中心軸22aはベアリング216を介して下部軸受
214および上部軸受215に軸支され、上部軸受21
5から上方に突出した状態で軸心回りに回転自在になっ
ている。
【0054】上記駆動手段24は、配設空間240内に
駆動軸242を垂直方向に向けた状態で配置されたモー
タ241と、上記駆動軸242に一体に取り付けられた
小歯車243と、この小歯車243に噛合されかつ上記
中心軸22aに一体に取り付けられた大歯車244とか
ら構成されている。従って、モータ241に電力を供給
して駆動軸242を回転駆動させることにより、この駆
動軸242の回転駆動は小歯車243および大歯車24
4を介して中心軸22aに歯車比で減速された状態で中
心軸22aに伝達される。
【0055】本実施例の場合、モータ241は、120
°毎の間歇駆動を行うようになっている。具体的には、
円筒体22には周方向の基準位置が設定されており、こ
の基準位置を検出する位置検出センサが設けられてい
る。そして、この位置センサーの検出結果をもとに常に
120°毎の間歇駆動が行われるようになっている。
【0056】上記円筒体22は、その底面に中心軸22
aの上部軸受215から突出した部分に貫入固定される
連結部221が一体回転可能に設けられ、外周面には、
開口部222aから被殺菌物品Bを収容可能にする略直
方体形状でかつ所定の収容容積を有する引継ぎ室(物品
収容室)222が同一ピッチで合計三個凹設されてい
る。この引継ぎ室222に図略の上流側の装置から被殺
菌物品Bが収容され、円筒体22の中心軸22a回りの
時計方向の回転によって引継ぎ室222内に収容された
被殺菌物品Bは高圧筒体10の方向に運ばれるようにな
っている。
【0057】上記摺接体23は、その内周面23aが平
面視で略半円の円弧形状を呈しており、円筒体22の外
周面と摺接摺接する位置に配設され、円筒体22との間
には、さらにシールが施され、両者の間の気密化が確実
に図られている。
【0058】この摺接体23の略中央部には、高圧筒体
10の方向に突出した筒状の接続部230が設けられて
おり、この接続部230には円筒体22の引継ぎ室22
2内の被殺菌物品Bを殺菌処理室R内に受け入れるため
の受入通路231が、引継ぎ室222の開口部222a
と対向可能な位置に穿設されている。この受入通路23
1には、図8および図9に示すような、内部に受け入れ
た被殺菌物品Bを殺菌処理室R内に引き継いで導入する
引継コンベヤ25が設けられている。
【0059】上記引継コンベヤ25は、左右一対の支持
板251と、これら一対の支持板251間に配設された
複数の従動ローラ252と、支持板251の中央下部間
に配設された一つの駆動ローラ253と、これらのロー
ラに張設された引継ベルト254から構成されている。
この駆動ローラ253は、接続部230の側壁を貫通し
て設けられた駆動軸253aの軸心回りに一体回転可能
に軸支されている。この駆動軸253aの外部に突出し
た部分には歯車253bが取り付けられており、図略の
駆動モータの回転駆動がこの歯車253bを介して駆動
軸253aに伝達されるようになっている。
【0060】従って、この駆動軸253aの回転によっ
て駆動ローラ253は軸心回りに時計方向に回転し、駆
動ローラ253および従動ローラ252に張設されてい
る引継ベルト254が周回移動することによって、引継
ベルト254の上面に載置された被殺菌物品Bは殺菌処
理室R内に導入される。
【0061】本実施例においては、上記従動ローラ25
2および駆動ローラ253はステンレススチールあるい
はアルミニウム等の金属製とされ、これらを支持する一
対の支持板251はガラス繊維とポリテトラフルオロエ
チレンとで形成されたいわゆるフローグラスラミネート
板が適用されている。また、上記引継ベルト254には
ガラス繊維からなる基材にシリコンゴムを含浸させて得
られる複合材が適用されている。
【0062】そして、本発明においては、上記円筒体2
2の引継ぎ室222内に収容された被殺菌物品Bを強制
的に摺接体23の受入通路231内に搬出する物品押出
し機構26が設けられている。
【0063】この物品押出し機構26は、図6および図
10に示すように、摺接体23の上縁部に固定され、円
筒体22の略半分を覆った支持板261と、この支持板
261の先端縁部中央に横向けにして固定されたシリン
ダ262と、このシリンダ262のロッド263の先端
部に垂下状態で固定された押出し扞264と、各引継ぎ
室222の奥壁面222bの貫通孔222cを貫通して
円筒体22の中心方向に延びるように摺動自在に設けら
れた押出しロッド27とから構成されている。
【0064】上記支持板261にはシリンダロッド26
3の移動範囲に亘って案内長孔261aが設けられてお
り、押出し扞264はこの案内長孔261aを上方から
貫通した状態でシリンダロッド263から円筒体22内
に垂下されている。シリンダ262の先端下部には摺接
体23の接続部230に向かって水平に延びるガイド扞
265が設けられており、このガイド扞265にはシリ
ンダロッド263から垂下した押出し扞264の往復動
をガイドするガイド溝265aが設けられている。従っ
て、シリンダ262を作動させてロッド263を往復動
させれば、この移動によって押出し扞264は支持板2
61の案内長孔261aおよびガイド扞265のガイド
溝265aに案内され安定した状態で往復移動する。
【0065】奥壁面222bの中央部に穿設された貫通
孔222cは、大径部と小径部とからなり、大径部に
は、ゴム製のシール環27aおよび合成樹脂製の鍔状の
耐圧シール片27bが嵌着され、シール性を確保してい
る。
【0066】押出しロッド27は、奥壁面222bと円
筒体22の中心までの距離より少し短い寸法を有し、ま
たその先端部(引継ぎ室222内に没入している側)に
は貫通孔222cより大径の押出し板(物品押出し片)
271が設けられているとともに、同基端側には押圧片
(ロッド押圧部材)272が取り付けられている。な
お、本発明のロッド駆動部は、上記押出しロッド27に
設けられた押圧片272と、この押出し扞264を移動
させる駆動源としてのシリンダ262とから構成されて
いる。押出しロッド27には押圧片272と引継ぎ室2
22の奥壁面222bの裏側面との間にコイルバネ27
3が嵌め込まれており、押出しロッド27はこのコイル
バネ273の付勢力により付勢された状態で円筒体22
の中心部に向けて最も突出した位置にくるようになって
いる。
【0067】従って、3本の押出しロッド27の押圧片
272が円筒体22の中心部に集合し、この中心付近に
これら三つの押圧片272によって包囲された、図7に
示すような、三角形状の包囲空間28が形成されてい
る。そして、この包囲空間28に上記押出し扞264の
下端部が位置するように寸法設定されている。
【0068】従って、円筒体22の引継ぎ室222のい
ずれかが摺接体23の受入通路231に対向した状態
で、シリンダ262を作動させてシリンダロッド263
を突出すれば、押出し扞264の下端部はその押出しロ
ッド27の押圧片272をコイルバネ273の付勢力に
抗して押圧するため、この押圧によって押出しロッド2
7は引継ぎ室222内に没入し、押出し板271が、図
7に二点鎖線で示すように、引継ぎ室222内の被殺菌
物品Bを外部に押し出し、それを接続部230内の引継
ベルト254上に搬出する。
【0069】上記摺接体23の内周面23aには、円筒
体22の回転方向に対して接続部230よりも上流側に
引継ぎ室222の容積と略同じ容積を有する圧力調節室
(予備調整室)232が設けられている。この圧力調節
室232には外周面に連通する吸気孔232aが形成さ
れており、この吸気孔232aを介して図略のエアコン
プレッサから殺菌処理室R内と同じ圧力の圧縮空気が供
給されるようになっている。従って、円筒体22の回転
によって引継ぎ室222が圧力調節室232に対向した
位置に到達すると、この圧力調節室232内の圧縮空気
が引継ぎ室222内に導入され、予め引継ぎ室222内
の圧力は殺菌処理室R内と同じ圧力になる。
【0070】また、上記摺接体23の内周面23aの接
続部230よりも回転方向下流側には、周面に連通する
排気孔233aを有する排気室233が設けられてお
り、円筒体22の回転によって引継ぎ室222がこの排
気室233に到達すると、内部の高圧空気が排気室23
3から排気孔233aを介して外部に排出されるように
なっている。
【0071】なお、上記圧力調節室232の上流端から
摺接体23の上流端までの円弧長Lは、引継ぎ室222
の開口部222aの周方向よりも長寸法に設定されてい
る。こうすることによって圧力調節室232と外気とが
引継ぎ室222を介して連通することがなくなり、圧力
調節室232内の高圧を維持することが可能になる。
【0072】そして、円筒体22の外周面の近傍には、
引継ぎ室222内の被殺菌物品Bの有無を検出する検出
機構8が設けられている。この検出機構8は、架台21
に垂直支持された支持軸81回りに回動可能に軸支され
た回動アーム82と、この回動アーム82の先端側に軸
82a回りに回転自在に軸支された検出ローラ83と、
回動アーム82の中間部に設けられた抑止ローラ84
と、回動アーム82の基端側に設けられた検出片85
と、この検出片85と可動片86aとの離接動作によっ
てON、OFFされるリミットスイッチ86とから構成
されている。
【0073】上記回動アーム82は、図略の付勢手段に
よって支持軸81回りに時計方向に付勢されている。リ
ミットスイッチ86は、引継ぎ室222内に被殺菌物品
Bが存在するときは、検出片85が可動片86aに当接
する直前のOFF状態にあり、一方、引継ぎ室222内
に被殺菌物品Bが存在しないときには、検出ローラ83
が引継ぎ室222内に没入するため、検出片85が可動
片86aを押圧してON状態とする位置に配設されてい
る。
【0074】なお、上記抑止ローラ84は、引継ぎ室2
22内に被殺菌物品Bが存在しないときに、円筒体22
の外周面に当接し、回動アーム82が引継ぎ室222内
に過剰に没入するのを抑止するためのものである。
【0075】また、本実施例においては、引継ぎ室22
2内の被殺菌物品Bの有無検出にリミットスイッチ86
が適用されているが、接触式のスイッチに限定されるも
のではなく、磁気的、あるいは光学的原理が適用された
近接スイッチを用いるようにしてもよい。
【0076】そして、本発明においては、円筒体22
は、いずれかの引継ぎ室222が図7に示すように受入
通路231に対向した基準状態から、駆動手段24によ
って120°毎に間歇回転されるようになっており、こ
の120°の回転の後に所定時間回転が停止されるよう
になっている。そしてこの回転停止時間中に、図5に示
す(a)の位置にある引継ぎ室222に図外の上流側の
移送装置から送られてきた被殺菌物品Bが収容されると
ともに、(c)の位置にある被殺菌物品Bが物品押出し
機構26の押出し扞264によって押し出され、受入通
路231内の引継ベルト254によって高圧筒体10内
に導入されるようになっている。
【0077】この間(b)の位置においては、上記検出
機構8によって引継ぎ室222内の被殺菌物品Bの有無
が検出が行われ、引継ぎ室222内に被殺菌物品Bが存
在しないときは警報の発信やディスプレイへの異常表
示、あるいはマイクロ波高圧加熱殺菌装置1の緊急停止
制御が行われるようになっている。
【0078】以下搬出装置2bについて説明する。但し
搬出装置2bにおける被殺菌物品Bの移送方向は搬入装
置2aの場合とは逆になっている。
【0079】すなわち、図5における高圧筒体10の下
流端(図3に示す乾燥部6の搬出口13)から搬出され
た被殺菌物品Bは、接続部230′の送出通路231′
を介して(d)の位置の引継ぎ室222′に引継コンベ
ヤ25によって送り込まれるようになっている。搬出装
置2bの円筒体22′は、図5において軸心回りに反時
計方向に所定時間間隔で120°毎の間歇回転をするよ
うに駆動設定されており、(d)の位置で引継ぎ室22
2′に収容された被殺菌物品Bは、(e)の位置で物品
押出し機構26′の押出し扞264′によって系外に排
出される。なお、搬出装置2bの円筒体22′は、上記
搬入装置2aの円筒体22と同じ回転周期に設定されて
いる。
【0080】このように、搬入装置2aの場合は押出し
扞264が受入通路231の方向に向かって往復動を行
うように動作させているのに対して、搬出装置2bの場
合は、物品押出し機構26′の押出し扞264′は、被
殺菌物品Bを外部に排出する(c)の方向に向かって往
復動を行うように動作させている点が、搬出装置2bが
搬入装置2aとの相違点である。
【0081】また、(f)の位置においては、引継ぎ室
222′内の被殺菌物品Bの有無が検出機構8と同様の
検出機構8′によって確認検出され、引継ぎ室222′
の内部に被殺菌物品Bが残留しているときは警報発信等
が行われるようになっている。また、上記排気室233
と同様の排気室233′が摺接体23′の周方向の下流
側に設けられている。
【0082】そして、摺接体23′には圧力調節室23
2′が設けられており、(f)の位置にあった引継ぎ室
222′が圧力調節室232′に対向した状態で、圧力
調節室232′内の圧縮空気が引継ぎ室222′内に導
入され、内部の圧力が予め高圧筒体10内の圧力に昇圧
されるようになっている。従って、引継ぎ室222′が
(d)の位置にセットされたときには、引継ぎ室22
2′内の圧力は高圧筒体10内の圧力と等しくなってお
り、引継ぎ室222′に向かって高圧筒体10内の高圧
空気が流れ込むようなことはなく、高圧筒体10内の圧
力変動が抑止された状態になっているため、被殺菌物品
Bの引継ぎ室222′への収容操作が円滑に行われる。
【0083】本発明は、以上詳述したように、マイクロ
波高圧加熱殺菌装置1の上流端および下流端には引継ぎ
室内に収容された被殺菌物品Bおよび被殺菌物品Bを異
なった圧力環境下に強制的に搬出する物品押出し機構が
採用されたロータリーフィーダ2が設けられているた
め、確実かつ円滑に被殺菌物品Bを高圧環境の高圧筒体
10内に供給することが可能であるとともに、所定の加
熱殺菌処理の施された被殺菌物品Bを高圧筒体10から
系外に排出することが可能になる。
【0084】また、引継ぎ室内は、異なった環境に向か
う前に予め異なった環境の圧力になるように操作される
ため、高圧筒体10内の圧力が引継ぎ室の到来によって
乱されることがなく、高圧筒体10内は極めて圧力変動
の少ない状態になり、高圧筒体10内における加熱殺菌
操作が極めて安定した状態で行い得るようになる。
【0085】図11は、殺菌処理室内の各工程における
被殺菌物品の経時的な温度変化を示すグラフである。以
下この図および図3を基に、搬入装置2aによって被殺
菌物品Bが殺菌処理室R内に導入された後の各工程につ
いて説明する。
【0086】搬入装置2aによって約4kg/cm2
の殺菌処理室R内に供給された被殺菌物品Bは、まず第
一ベルトC1によってマイクロ波加熱室30内に導入さ
れ、このマイクロ波加熱室30内でマイクロ波発振器3
1から発せられたマイクロ波を受けて加熱されるマイク
ロ波加熱工程P1の加熱昇温処理が施される。この工程
においては、被殺菌物品Bは約60秒滞留され、その間
に40℃の被殺菌物品Bは約140℃まで加熱される。
【0087】そして、この約140℃にまで加熱された
被殺菌物品Bは、第一ベルトC1によってつぎの恒温室
40に導入され、ここで恒温工程P2の処理が施され
る。すなわち、被殺菌物品Bは熱風発生装置41からの
熱風を受けて約60秒間140℃が保持される。この温
度保持によって被殺菌物品Bに実質的な殺菌処理が施さ
れる。
【0088】その後、被殺菌物品Bは第二ベルトC2に
引き継がれて冷却室50内で冷却工程P3の処理が施さ
れる。冷却工程P3においては、被殺菌物品Bは第三ベ
ルトC3と第四ベルトC4とに挟持された状態で冷却水
槽51内の冷却水M中に約120秒間浸漬されて40℃
まで水冷される。この水冷操作によって生存している微
生物の再繁殖が有効に抑止される。
【0089】そして、40℃まで水冷された被殺菌物品
Bは、つぎの乾燥室60に第五ベルトC5および第6ベ
ルトC6に挟持された状態で導入され、乾燥工程P4の
処理が施される。すなわち、この乾燥工程P4において
は、被殺菌物品Bの包装容器は送風機61からの送風を
得て乾燥され、殺菌済み物品B′として搬出口13から
搬出装置2bを介して系外に排出される。
【0090】図12は、ロータリーフィーダの他の例を
示す平面視の断面図である。この例のロータリーフィー
ダ2xは、円筒体22xに設けられる引継ぎ室222x
が6室に設定されている点が先の例のものと異なってい
るが、6室であることに関連した機構上の相違を除いて
その他の構成は上記ロータリーフィーダ2と同じであ
る。引継ぎ室222xの数を増加させたことによって、
高圧筒体10内からの被殺菌物品Bおよび被殺菌物品B
の入出操作をより迅速に行うことが可能になる。
【0091】なお、本発明のロータリーフィーダ2は、
円筒体に設けられる引継ぎ室の数が3室または6室に限
定されるものではなく、移送速度と処理物の大小とに応
じて適宜設定可能であり、1室でもよく、また2室ある
いは4〜5室でもよいし、さらに6室以上であってもよ
い。
【0092】なお、円筒体22は間歇回転に限定される
ものではなく、確実な被殺菌物品Bの搬入、搬出が可能
な回転速度を付与することによって、連続回転にするこ
とができる。また、連続回転の場合、被殺菌物品Bの搬
入、搬出時にスピードダウンする速度可変方式を採用し
てもよい。
【0093】また、上記実施例においては、ロータリー
フィーダ2は、マイクロ波高圧加熱殺菌装置1に適用さ
れ、常圧環境下と高圧環境下との境界部分に取り付けら
れているが、本発明のロータリーフィーダは、マイクロ
波高圧加熱殺菌装置にのみ適用されることに限定される
ものではなく、あらゆる異なった環境の境界部分に設置
することが可能である。例えば、減圧下で行われる処理
としては、紡績工場における紡糸染色後のボビンを対象
とした乾燥等の処理や、チーズ等の食品の減圧乾燥処理
があるが、このような処理工程の前後に本発明のロータ
リーフィーダ2を適用することができる。また、異なる
環境は圧力環境に限らず、温度環境や湿度環境、さらに
は空気の清浄度等雰囲気全般に適用可能である。
【0094】また、被殺菌物品Bの引継ぎ室222、2
22に対する搬入、搬出にシリンダ262が適用される
ことに限定されるものではなく、電動のソレノイドカム
機構やリンク機構を採用してもよい。
【0095】さらに、シリンダ262は1台が兼用され
ているが、1台の兼用に限定されるものではなく、各引
継ぎ室222に対応した専用のシリンダ等のアクチュエ
ータを、円筒体22に共回りするように設けてもよい。
【0096】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のロータリーフィ
ーダによれば、一方の環境下で円筒体の引継ぎ室に収容
された物品は、円筒体の回転によって他方の環境下に移
動されるとともに、物品排出機構の作動によって強制的
に他方の環境下に搬出されるようになっているため、従
来のように物品の排出を重力に頼ったりベルトの移動に
頼ることなく、異なった環境間で確実にかつ迅速に物品
を移動させることが可能になる。また、従来の上記重力
利用のロータリーフィーダのように、円筒体を垂直軸回
りに回転させる必要はなく、円筒体の姿勢は任意に設定
可能であり、従って、ロータリーフィーダの配置レイア
ウトの選択自由度が大幅に拡大するから、このロータリ
ーフィーダを適用した装置は、ロータリーフィーダの姿
勢に制約されることなく、その装置に適した姿勢を自由
に採用することが可能になり、その装置や設置空間の特
性を最大限に有効活用することができ好都合である。
【0097】また、上記円筒体は、異なった環境の境界
部に配置された摺接体に摺接しているため、この摺接部
分のみをシール構造にすることによって容易に円筒体の
回転によっても一方の環境条件が他方の環境条件に影響
を与えることのないシール状態にすることができ、シー
ル性を向上させる上で有効である。
【0098】本発明の請求項2記載のロータリーフィー
ダによれば、物品押出し機構は、物品押出し片を先端に
有し、後端側が上記物品収容室の奥壁を貫通して上記円
筒体の中心方向に向けて延設されてなる押出しロッド
と、駆動手段の駆動により押出しロッドを円筒体の中心
から物品収容室方向に向けて移動させるロッド駆動部と
を備えてなるものであるため、駆動手段を駆動させるこ
とによってロッド駆動部の作用により、押出しロッドは
円筒体の中心から径方向に外側に移動し、物品収容室内
に収容されている物品は先端の物品押出し片によって確
実に外部に押し出される。
【0099】本発明の請求項3記載のロータリーフィー
ダによれば、ロッド駆動部は、押出しロッドと対向し、
円筒体の中心から物品通路方向に向けて移動可能なロッ
ド押圧部材と、ロッド押圧部材を移動させる駆動源とか
ら構成されているため、駆動源を駆動させることによっ
てロッド押圧部材が円筒体の中心から物品通路に向けて
移動し、このロッド押圧部材の移動による押圧を得て押
出しロッドは径方向に外側に移動し、物品収容室内に収
容された物品を確実に物品通路に排出する。
【0100】本発明の請求項4記載のロータリーフィー
ダによれば、摺接体の摺接面の周方向であって、物品通
路に対して円筒体の回転方向上流側となる位置に物品収
容室と連通する予備調整室が形成されているため、この
予備調整室の雰囲気を移送先の環境の雰囲気に設定して
おくことにより、円筒体の引継ぎ室がこの予備調整室に
対向した時点で引継ぎ室の雰囲気が調整室の雰囲気を得
て予め移送先の雰囲気になり、引継ぎ室が受入通路に対
向した状態で雰囲気差による衝撃が物品に伝わらず、物
品の損傷を防止する上で有効である他、移送先の環境の
雰囲気に変動が起らず常に一定に維持され好都合であ
る。
【0101】本発明の請求項5記載のロータリーフィー
ダによれば、回転手段は、物品収容室と物品通路とが対
向したとき、所定時間だけ停止するように回転体を間歇
回転させるように構成されているため、物品収容室が受
入通路に対向し一時停止した状態で、物品押出し機構を
作動させることによって、物品収容室内に収容されてい
る物品を確実に受入通路内に導入することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にマイクロ波高圧加熱殺菌装置を例示す
る平面図である。
【図2】図1のマイクロ波高圧加熱殺菌装置の側面図で
ある。
【図3】図1に示すマイクロ波高圧加熱殺菌装置の高圧
筒体の内部を例示する縦断面視の説明図である。
【図4】図1のマイクロ波高圧加熱殺菌装置のA−A線
断面図である。
【図5】ロータリーフィーダと高圧筒体との接続状態を
例示する説明図である。
【図6】ロータリーフィーダの一例を示す一部切欠き側
面図である。
【図7】図6のロータリーフィーダのB−B線断面図で
ある。
【図8】引継コンベヤを示す側面視の断面図である。
【図9】引継コンベヤを示す平面視の断面図である。
【図10】物品押出し機構を示す一部断面側面図であ
る。
【図11】殺菌処理室内の各工程における被殺菌物品の
経時的な温度変化を示すグラフである。
【図12】ロータリーフィーダの他の例を示す平面視の
断面図である。
【符号の説明】
1 マイクロ波高圧加熱殺菌装置 11 ローラ11 12 導入口 13 搬出口 2 ロータリーフィーダ 2a 搬入装置 2b 搬出装置 21 架台 211 基盤 212 架台上板 213 支持柱 214 下部軸受 215 上部軸受 216 ベアリング 22 円筒体 22a 中心軸 221 連結部 222 引継ぎ室(物品収容室) 222a 基端壁面 222b 奥壁面 222c 貫通孔 23 摺接体 230 接続部 231 受入通路 232 圧力調節室(予備調整室) 232a 吸気孔 233 排気室 233a 排気孔 24 駆動手段 240 配設空間 241 モータ 242 駆動軸 243 小歯車 244 大歯車 25 引継コンベヤ 251 支持板 252 従動ローラ 253 駆動ローラ 253a 駆動軸 253b 歯車 254 引継ベルト 26 物品押出し機構 261 支持板 261a 案内長孔 262 シリンダ 263 シリンダロッド 264 押出し扞 265 ガイド扞 265a ガイド溝 27 押出しロッド 27a シール環 27b シール片 271 押出し板(物品押出し片) 272 押圧片 273 コイルバネ 3 マイクロ波加熱部 30 マイクロ波加熱室 31 マイクロ波発振器 32 導波管 32a 開口部 33 圧縮空気配管 34 制御弁 4 恒温部 40 恒温室 41 熱風発生装置 42 送風ファン 43 加熱ダクト 44 フード 5 冷却部 50 冷却室 51 冷却水槽 52 吸水配管 53 排水配管 6 乾燥部 60 乾燥室 61 送風機 62 ケーシング 63 送風ダクト 64 吹出フード 8 検出機構 81 支持軸 82 回動アーム 83 検出ローラ 84 抑止ローラ 85 検出片 86 リミットスイッチ 86a 突片 B 被殺菌物品 C コンベアベルト C1 第一ベルト C2 第二ベルト C3 第三ベルト C4 第四ベルト C5 第五ベルト C6 第6ベルト R 殺菌処理室 P1 マイクロ波加熱工程 P2 恒温工程 P3 冷却工程 P4 乾燥工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23L 3/26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に軸支され、その周側面に少な
    くとも1個の横穴状の物品収容室が形成された円筒体
    と、内周側の摺接面が上記円筒体の周側面と等しい曲率
    を有する円弧形状に形成され、かつ摺接面の周方向であ
    って上記円筒体の回転時に上記物品収容室と対向する一
    の箇所にこの物品収容室と連通する物品通路が外周面に
    貫通されてなる摺接体とからなるロータリーフィーダに
    おいて、上記物品収容室内で径方向に往復動可能な物品
    押出し片を有する物品押出し機構と、上記物品収容室と
    上記物品通路とが対向したときか、上記物品収容室が上
    記摺接体と対向していない所定の角度位置にきたときの
    いずれか一方で、上記物品押出し片を径方向外方へ移動
    させるべく物品押出し機構を作動させる駆動手段とを備
    えてなることを特徴とするロータリーフィーダ。
  2. 【請求項2】 上記物品押出し機構は、上記物品押出し
    片を先端に有し、後端側が上記物品収容室の奥壁を貫通
    して上記円筒体の中心方向に向けて延設されてなる押出
    しロッドと、上記駆動手段の駆動により上記押出しロッ
    ドを上記円筒体の中心から上記物品収容室方向に向けて
    移動させるロッド駆動部とを備えてなることを特徴とす
    る請求項1記載のロータリーフィーダ。
  3. 【請求項3】 上記ロッド駆動部は、上記押出しロッド
    と対向し、上記円筒体の中心から上記物品通路方向に向
    けて移動可能なロッド押圧部材と、上記ロッド押圧部材
    を移動させる駆動源とからなっていることを特徴とする
    請求項2記載のロータリーフィーダ。
  4. 【請求項4】 上記摺接体の摺接面の周方向であって、
    上記物品通路に対して上記円筒体の回転方向上流側とな
    る位置に予備調整室が形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載のロータリーフィー
    ダ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のロー
    タリーフィーダにおいて、上記物品収容室と上記物品通
    路とが対向したとき、所定時間だけ停止するように上記
    回転体を間歇回転させる回転手段を備えていることを特
    徴とするロータリーフィーダ。
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