JP2002124024A - データ複製利用システム、データ複製装置、データ利用装置、データ複製利用方法、データ複製方法、データ利用方法及び記録媒体 - Google Patents

データ複製利用システム、データ複製装置、データ利用装置、データ複製利用方法、データ複製方法、データ利用方法及び記録媒体

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JP2002124024A
JP2002124024A JP2000311640A JP2000311640A JP2002124024A JP 2002124024 A JP2002124024 A JP 2002124024A JP 2000311640 A JP2000311640 A JP 2000311640A JP 2000311640 A JP2000311640 A JP 2000311640A JP 2002124024 A JP2002124024 A JP 2002124024A
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Yasushi Sato
寧 佐藤
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの適正な複製を図るためのデータ複製
利用システム及びデータ複製利用方法等を提供すること
である。 【解決手段】 操作者がデータの記録を指示すると、C
D−R3に記録する対象のデータが、暗号化部12に供
給される。暗号化部12は暗号鍵を用いてこのデータを
暗号化し、暗号化されたデータはCD−Rドライブ装置
13によりCD−R3に記録される。暗号鍵は半導体メ
モリ4に記憶される。CD−R3がCDプレーヤ2のC
Dドライブ装置21にセットされ、半導体メモリ4が半
導体メモリ用スロット22にセットされ、操作者がデー
タの再生を指示すると、CDドライブ装置21がCD−
R3より暗号化されたデータを読み出し、復号化部23
が、半導体メモリ4が記憶する暗号鍵を用い、このデー
タを復号化する。そして、復号化されたデータが表す音
声等が再生される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ複製利用
システム及びデータ複製利用方法に関し、特に、著作物
上の権利を保護しながら適正な複製を図るためのデータ
複製利用システム及びデータ複製利用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)やDVD(Digita
l Versatile Disc)等の記録媒体にデジタル形式のデー
タとして記録されているデータを、CD−R(CD-Recor
dable)やCD−RW(CD-ReWritable)等の、ユーザに
よる書き込みが可能な記録媒体に複製して利用すること
が広く行われている。具体的には、例えば、CDに記録
されている音声データのうち所望のものを、CD−Rレ
コーダを用いて所望の順序でCD−Rに複製し、このC
D−Rに複製された音声データを、CDプレーヤーを用
いて再生する、という利用の態様がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人が創作した
データは一般に著作権等の権利により保護されており、
このようなデータを複製して販売する等の行為は、デー
タの著作者等の権利を侵害する場合がある。従って、デ
ータの無限定な複製を防止し、適正な複製を図る必要が
ある。
【0004】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、データの適正な複製を図るためのデータ複製
利用システム及びデータ複製利用方法と、このようなデ
ータ複製利用システムやデータ複製利用方法を実現する
ためのデータ複製装置、データ利用装置、データ複製方
法及びデータ利用方法とを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
この発明の第1の観点にかかるデータ複製利用システム
は、データを外部の記録媒体に記録するデータ複製部
と、当該記録媒体に記録された当該データを取得するデ
ータ利用部と、より構成され、前記データ複製部は、外
部から前記データを入力する入力手段と、入力された前
記データを暗号鍵を用いて暗号化する暗号化手段と、暗
号化された前記データを前記記録媒体に書き込むデータ
書込手段と、前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着され
た外部のメモリ装置が有する記憶領域に書き込む暗号鍵
書込手段と、を備え、前記データ利用部は、前記記録媒
体から、当該記録媒体に記録された前記データを読み取
るデータ読取手段と、前記暗号鍵を、自己に着脱可能に
装着された前記メモリ装置から読み取る暗号鍵読取手段
と、前記データ読取手段が読み取った前記データを、前
記暗号鍵読取手段が読み取った前記暗号鍵を用いて復号
化する復号化手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0006】このようなデータ複製利用システムによれ
ば、データ複製部により、暗号化された状態で複製され
たデータは、暗号鍵を記憶したメモリ装置が装着された
データ利用部によらなければ復号化されない。従って、
暗号鍵を記憶したメモリ装置を所持しない者が復号化さ
れたデータを得ることが防止され、データの著作者の権
利が守られ、データの適正な複製が図られる。
【0007】また、この発明の第2の観点にかかるデー
タ複製装置は、外部からデータを入力する入力手段と、
入力された前記データを暗号鍵を用いて暗号化する暗号
化手段と、暗号化された前記データを外部の記録媒体に
書き込むデータ書込手段と、前記暗号鍵を、自己に着脱
可能に装着された外部のメモリ装置が有する記憶領域に
書き込む暗号鍵書込手段と、を備える、ことを特徴とす
る。
【0008】このようなデータ複製装置によれば、デー
タが暗号化された状態で複製され、複製されたこのデー
タは、暗号鍵を記憶したメモリ装置から暗号鍵を読み取
らなければ復号化されない。従って、暗号鍵を記憶した
メモリ装置を所持しない者が復号化されたデータを得る
ことが防止され、データの著作者の権利が守られ、デー
タの適正な複製が図られる。
【0009】前記データは、例えば、オーディオ信号に
よりPCM(Pulse Code Modulation)変調を行って得
られるPCM信号を表すものであってもよい。
【0010】また、この発明の第3の観点にかかるデー
タ利用装置は、外部の記録媒体から、当該記録媒体に記
録された、暗号鍵を用いて暗号化されたデータを読み取
るデータ読取手段と、前記暗号鍵を、自己に着脱可能に
装着されたメモリ装置から読み取る暗号鍵読取手段と、
前記データ読取手段が読み取った前記データを、前記暗
号鍵読取手段が読み取った前記暗号鍵を用いて復号化す
る復号化手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0011】このようなデータ利用装置は、暗号鍵を記
憶したメモリ装置から暗号鍵を読み取らなければ復号化
されないよう暗号化された態様で複製されたデータを復
号化する。従って、暗号鍵を記憶したメモリ装置を所持
しない者が復号化されたデータを得ることが防止され、
データの著作者の権利が守られ、データの適正な複製が
図られる。
【0012】前記データは、コンテンツを表すものであ
ってもよい。この場合、前記データ利用装置は、前記復
号化手段が復号化したデータが表す前記コンテンツを再
生する再生手段を更に備えていてもよい。
【0013】前記データは、例えば、オーディオ信号に
よりPCM(Pulse Code Modulation)変調を行って得
られるPCM信号を表すものであってもよい。
【0014】また、この発明の第4の観点にかかるデー
タ複製利用方法は、データを入力し、入力された前記デ
ータを暗号鍵を用いて暗号化し、暗号化された前記デー
タを記録媒体に書き込み、前記暗号鍵を、メモリ装置に
アクセスする装置に着脱可能となるよう形成された当該
メモリ装置が有する記憶領域に書き込み、前記記録媒体
から、当該記録媒体に記録された、前記暗号化されたデ
ータを読み取り、前記暗号鍵を、前記メモリ装置から読
み取り、前記記録媒体から読み取った前記暗号化された
データを、前記メモリ装置から読み取った前記暗号鍵を
用いて復号化する、ことを特徴とする。
【0015】このようなデータ複製利用方法によれば、
暗号化された状態で記録媒体に記録されたデータは、暗
号鍵を記憶したメモリ装置から暗号鍵を読み取らなけれ
ば復号化されない。従って、暗号鍵を記憶したメモリ装
置を所持しない者が復号化されたデータを得ることが防
止され、データの著作者の権利が守られ、データの適正
な複製が図られる。
【0016】また、この発明の第5の観点にかかるデー
タ複製方法は、データを入力し、入力された前記データ
を暗号鍵を用いて暗号化し、暗号化された前記データを
記録媒体に書き込み、前記暗号鍵を、メモリ装置にアク
セスする装置に着脱可能となるよう形成された当該メモ
リ装置が有する記憶領域に書き込む、ことを特徴とす
る。
【0017】このようなデータ複製方法によれば、デー
タが暗号化された状態で複製され、複製されたこのデー
タは、暗号鍵を記憶したメモリ装置から暗号鍵を読み取
らなければ復号化されない。従って、暗号鍵を記憶した
メモリ装置を所持しない者が復号化されたデータを得る
ことが防止され、データの著作者の権利が守られ、デー
タの適正な複製が図られる。
【0018】また、この発明の第6の観点にかかるデー
タ利用方法は、記録媒体から、当該記録媒体に記録され
た、暗号鍵を用いて暗号化されているデータを読み取
り、前記暗号鍵を、メモリ装置にアクセスする装置に着
脱可能となるよう形成された当該メモリ装置から読み取
り、前記記録媒体から読み取った前記暗号化されたデー
タを、前記メモリ装置から読み取った前記暗号鍵を用い
て復号化する、ことを特徴とする。
【0019】このようなデータ利用方法によれば、暗号
鍵を記憶したメモリ装置から暗号鍵を読み取らなければ
復号化されないよう暗号化された態様で複製されたデー
タが復号化される。従って、暗号鍵を記憶したメモリ装
置を所持しない者が復号化されたデータを得ることが防
止され、データの著作者の権利が守られ、データの適正
な複製が図られる。
【0020】また、この発明の第7の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、記録媒体にデータ
を書き込む記録媒体ドライブ装置を備えるコンピュータ
を、外部からデータを入力する入力手段と、入力された
前記データを暗号鍵を用いて暗号化する暗号化手段と、
暗号化された前記データを前記記録媒体に書き込むデー
タ書込手段と、前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着さ
れた外部のメモリ装置が有する記憶領域に書き込む暗号
鍵書込手段と、して機能させるためのプログラムを記録
したことを特徴とする。
【0021】このような記録媒体に記録されたコンピュ
ータは、データを暗号化した状態で複製し、複製された
このデータは、暗号鍵を記憶したメモリ装置から暗号鍵
を読み取らなければ復号化されない。従って、暗号鍵を
記憶したメモリ装置を所持しない者が復号化されたデー
タを得ることが防止され、データの著作者の権利が守ら
れ、データの適正な複製が図られる。
【0022】また、この発明の第8の観点にかかるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、記録媒体からデー
タを読み取る記録媒体ドライブ装置を備えるコンピュー
タを、前記記録媒体から、当該記録媒体に記録された、
暗号鍵を用いて暗号化されたデータを読み取るデータ読
取手段と、前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着された
メモリ装置から読み取る暗号鍵読取手段と、前記データ
読取手段が読み取った前記データを、前記暗号鍵読取手
段が読み取った前記暗号鍵を用いて復号化する復号化手
段と、して機能させるためのプログラムを記録したこと
を特徴とする。
【0023】このような記録媒体に記録されたコンピュ
ータは、暗号鍵を記憶したメモリ装置から暗号鍵を読み
取らなければ復号化されないよう暗号化された態様で複
製されたデータを復号化する。従って、暗号鍵を記憶し
たメモリ装置を所持しない者が復号化されたデータを得
ることが防止され、データの著作者の権利が守られ、デ
ータの適正な複製が図られる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係るデータ複製利用システム、データ
複製装置、データ利用装置、データ複製利用方法、デー
タ複製方法及びデータ利用方法を、CD−R(CD-Recor
dable)にデータを記録し、このデータを再生するため
のCD−R記録再生システムを例として説明する。
【0025】図1は、この発明の実施の形態に係るCD
−R記録再生システムの構成を示す図である。図示する
ように、このCD−R記録再生システムは、CD−Rレ
コーダ1と、CDプレーヤ2とより構成されている。
【0026】CD−Rレコーダ1は、図1に示すよう
に、データ入力部11と、暗号化部12と、CD−Rド
ライブ装置13と、半導体メモリ用スロット14とより
構成されている。CD−Rドライブ装置13にはCD−
R3が着脱可能にセットされ、また、半導体メモリ用ス
ロット14には、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶素
子を備える半導体メモリ4が着脱可能にセットされる。
なお、半導体メモリ4は、例えば、メモリースティック
(商標)、SD(Secure Digital)メモリーカード、M
MC(MultiMedia Card)、又はIC(Integrated Circ
uit)カード等より構成されていてもよい。
【0027】データ入力部11は、IEEE-1394インター
フェース等のインターフェース回路、あるいはTosLink
等の光学的インターフェース装置、あるいはCD(Comp
act Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記
録媒体からデータを読み出す記録媒体ドライブ装置等よ
り構成されている。データ入力部11は、CD−R3に
記録する対象のデータを外部より取得して、暗号化部1
2に供給する。
【0028】なお、データ入力部11が外部より取得す
るデータは、音声を表すオーディオ信号を用いてPCM
(Pulse Code Modulation)変調を行うことにより得ら
れるPCM信号を表すものとする。
【0029】暗号化部12は、DSP(Digital Signal
Processor)やCPU(Central Processing Unit)あ
るいはその他の集積回路等より構成されており、また、
押しボタン等の入力装置を備えている。暗号化部12
は、データ入力部11から供給された、CD−R3に記
録する対象のデータを取得する。そして、操作者が暗号
化部12の入力装置を操作することによりデータの記録
を指示すると、データ入力部11から供給されたこのデ
ータを暗号化するための暗号鍵を作成して、作成した暗
号鍵を用いて、対称鍵暗号の手法によりこのデータを暗
号化する。なお、対称鍵暗号の手法は、データを暗号化
するために用いた暗号鍵と同一の暗号鍵を用いて当該デ
ータを復号化することが可能であるような態様の暗号化
の手法である。
【0030】そして、暗号化部12は、暗号化されたデ
ータをCD−Rドライブ装置13に供給し、暗号化され
たこのデータの書き込みの指示をCD−Rドライブ装置
13に供給する。また、暗号化部12は、このデータの
暗号化に用いた暗号鍵を、半導体メモリ用スロット14
にセットされた半導体メモリ4が備える不揮発性記憶素
子の記憶領域に格納する。
【0031】CD−Rドライブ装置13は、暗号化部1
2が供給した指示に従い、自己にセットされたCD−R
3に、暗号化部12より供給されたデータを記録する。
【0032】CDプレーヤ2は、図1に示すように、C
Dドライブ装置21と、半導体メモリ用スロット22
と、復号化部23と、コンバータ24と、増幅器25
と、スピーカ26とより構成されている。CDドライブ
装置21にはCD−R3が着脱可能にセットされ、ま
た、半導体メモリ用スロット22には半導体メモリ4が
着脱可能にセットされる。
【0033】CDドライブ装置21は、復号化部23が
供給する後述のデータ読み出しの指示に従い、自己にセ
ットされたCD−R3に記録されたデータを読み出し、
復号化部23に供給する。
【0034】復号化部23は、DSPやCPUあるいは
その他の集積回路等より構成されており、また、押しボ
タン等の入力装置を備えている。復号化部23は、操作
者が復号化部23の入力装置を操作することによりデー
タの再生を指示すると、データの読み出しの指示をCD
ドライブ装置21に供給し、CDドライブ装置21が読
み出して自己に供給したデータを取得する。また、復号
化部23は、半導体メモリ用スロット22にセットされ
た半導体メモリ4が記憶する暗号鍵を、半導体メモリ4
より読み出す。そして、復号化部23は、半導体メモリ
4から読み出した暗号鍵を用いて、CDドライブ装置2
1から供給されたデータを復号化し、復号化されたPC
M信号をコンバータ24に供給する。
【0035】コンバータ24は、PCM復調器より構成
されており、復号化部23より供給されたPCM信号を
復調し、復調により得られたオーディオ信号を増幅器2
5に供給する。増幅器25は、コンバータ24より供給
されたオーディオ信号を増幅し、増幅されたオーディオ
信号によりスピーカ26を駆動することにより、スピー
カ26に、当該オーディオ信号が表す音声を再生させ
る。
【0036】このCD−R記録再生システムにおいて
は、CD−Rレコーダ1の操作者がCD−Rレコーダ1
を操作してデータの記録を指示すると、外部からCD−
Rレコーダ1のデータ入力部11に供給されている、C
D−R3に記録される対象のデータは、暗号化部12に
より暗号化された上、CD−Rドライブ装置13により
CD−R3に記録される。一方、暗号化に用いた暗号鍵
は半導体メモリ4に記憶される。
【0037】このCD−R3に記録されたデータを再生
する場合は、CDプレーヤ2の操作者等が、暗号化され
たデータが記録されたCD−R3をCDドライブ装置2
1にセットし、暗号鍵が記憶された半導体メモリ4をC
Dプレーヤ2の半導体メモリ用スロット22にセットす
る。そして、CDプレーヤ2の操作者がCDプレーヤ2
を操作してデータの再生を指示すると、CDドライブ装
置21が暗号化されたデータを読み出す。そして、復号
化部23が、読み出されたこのデータを、半導体メモリ
4が記憶している暗号鍵を用いて復号化する。そして、
復号化されたデータが表す音声が再生される。
【0038】このCD−R3に記録された、暗号化され
たデータは、このデータを復号化する機能を有しないC
Dプレーヤ等によっては再生されない。また、このCD
−R記録再生システムのCDプレーヤ2によっても、C
D−R3に記録されたデータの暗号化に用いられた暗号
鍵を記憶した半導体メモリ4がCDプレーヤ2にセット
されなければ、このデータは再生されない。従って、C
D−R3に記録されたデータの暗号化に用いられた暗号
鍵を記憶した半導体メモリ4を所持しない者がこのCD
−R3に記録されたデータを再生した結果を得ることが
防止され、データの著作者の権利が守られ、データの適
正な複製が図られる。
【0039】なお、このCD−R記録再生システムの構
成は上述のものに限られない。たとえば、同一の装置が
CD−Rレコーダ1及びCDプレーヤ2の両方の機能を
行うようにしてもよい。
【0040】また、CD−Rレコーダ1のCD−Rドラ
イブ装置13は、CD−R3の他(あるいはCD−R3
の代わりに)、CD−RW(CD-ReWritable)や、DV
D−RAM(DVD-Random Access Memory)や、DVD−
RW(DVD-ReWritable)や、DVD+RWや、MD(Mi
niDisc)や、MO(Magneto Optical disk)や、その他
書き込み可能な任意の記録媒体にデータを記録するもの
であってもよい。また、CDプレーヤ2のCDドライブ
装置21は、CD−R3の他(あるいはCD−R3の代
わりに)、CD−RWや、DVD−RAMや、DVD−
RWや、DVD+RWや、MDや、MOや、その他書き
込み可能な任意の記録媒体からデータを読み出すもので
あってもよい。
【0041】また、CD−Rレコーダ1が暗号化する対
象のデータや、CDプレーヤ2が復調及び再生するデー
タは、PCM信号からなるものである必要はなく、例え
ば、MP3(MPEG1 audio layer 3)形式や、AAC(A
dvanced Audio Coding)形式や、TwinVQ(Transf
orm-domain Weighted INterleave Vector Quantizatio
n)形式や、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic
Coding)形式や、ATRAC3形式のデータであって
もよい。また、CD−Rレコーダ1が暗号化する対象の
データや、CDプレーヤ2が復調及び再生するデータは
音声を表すものである必要もない。CD−Rレコーダ1
が暗号化する対象のデータや、CDプレーヤ2が復調及
び再生するデータは、音声に限られず、他の任意のコン
テンツ(例えば、画像)を表す信号や、プログラム等を
表す信号を任意の手法で変調したものを表すデータでも
よい。
【0042】また、CDプレーヤ2は、復号化して復調
した信号が表すコンテンツを再生する装置を必ずしも備
えている必要はない。また、CDプレーヤ2は、復調
(及び再生)する対象のデータを操作者の操作に従って
選択し、復号化部23に選択結果を通知するためのスイ
ッチ等を備えていてもよい。この場合、復号化部23
は、通知された選択結果が示すデータのみを復号化して
コンバータ24に供給するようにすればよい。
【0043】以上、この発明の実施の形態を説明した
が、この発明にかかるデータ複製利用システム、データ
複製装置及びデータ利用装置は、専用のシステムによら
ず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能であ
る。例えば、CD−Rドライブ装置及び半導体メモリ用
のスロットを備えるパーソナルコンピュータに、上述の
データ入力部11及び暗号化部12の動作を実行するた
めのプログラムを格納した媒体(CD−ROM、DVD
−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク等)から該
プログラムをインストールすることにより、上述の処理
を実行するCD−Rレコーダ1を構成することができ
る。例えば、CDドライブ装置及び半導体メモリ用のス
ロットを備えるパーソナルコンピュータに、上述の復号
化部23及びコンバータ24の動作を実行するためのプ
ログラムを格納した媒体から該プログラムをインストー
ルすることにより、上述の処理を実行するCDプレーヤ
2を構成することができる。
【0044】また、例えば、通信回線の掲示板(BB
S)にこれらのプログラムを掲示し、これを通信回線を
介して配信してもよく、また、これらのプログラムを表
す信号により搬送波を変調し、得られた変調波を伝送
し、この変調波を受信した装置が変調波を復調して該プ
ログラムを復元するようにしてもよい。そして、これら
のプログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケ
ーションプログラムと同様に実行することにより、上述
の処理を実行することができる。
【0045】なお、OSが処理の一部を分担する場合、
あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構
成するような場合には、記録媒体には、その部分をのぞ
いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発
明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各
機能又はステップを実行するためのプログラムが格納さ
れているものとする。
【0046】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、データの適正な複製を図るためのデータ複製利用シ
ステム及びデータ複製利用方法と、このようなデータ複
製利用システムやデータ複製利用方法を実現するための
データ複製装置、データ利用装置、データ複製方法及び
データ利用方法とが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るCD−R記録再生
システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 CD−Rレコーダ 11 データ入力部 12 暗号化部 13 CD−Rドライブ装置 14 半導体メモリ用スロット 2 CDプレーヤ 21 CDドライブ装置 22 半導体メモリ用スロット 23 復号化部 24 コンバータ 25 増幅器 26 スピーカ 3 CD−R 4 半導体メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを外部の記録媒体に記録するデータ
    複製部と、当該記録媒体に記録された当該データを取得
    するデータ利用部と、より構成され、 前記データ複製部は、 外部から前記データを入力する入力手段と、 入力された前記データを暗号鍵を用いて暗号化する暗号
    化手段と、 暗号化された前記データを前記記録媒体に書き込むデー
    タ書込手段と、 前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着された外部のメモ
    リ装置が有する記憶領域に書き込む暗号鍵書込手段と、
    を備え、 前記データ利用部は、 前記記録媒体から、当該記録媒体に記録された前記デー
    タを読み取るデータ読取手段と、 前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着された前記メモリ
    装置から読み取る暗号鍵読取手段と、 前記データ読取手段が読み取った前記データを、前記暗
    号鍵読取手段が読み取った前記暗号鍵を用いて復号化す
    る復号化手段と、を備える、 ことを特徴とするデータ複製利用システム。
  2. 【請求項2】外部からデータを入力する入力手段と、 入力された前記データを暗号鍵を用いて暗号化する暗号
    化手段と、 暗号化された前記データを外部の記録媒体に書き込むデ
    ータ書込手段と、 前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着された外部のメモ
    リ装置が有する記憶領域に書き込む暗号鍵書込手段と、
    を備える、 ことを特徴とするデータ複製装置。
  3. 【請求項3】前記データは、オーディオ信号によりPC
    M(Pulse Code Modulation)変調を行って得られるP
    CM信号を表す、 ことを特徴とする請求項2に記載のデータ複製装置。
  4. 【請求項4】外部の記録媒体から、当該記録媒体に記録
    された、暗号鍵を用いて暗号化されたデータを読み取る
    データ読取手段と、 前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着されたメモリ装置
    から読み取る暗号鍵読取手段と、 前記データ読取手段が読み取った前記データを、前記暗
    号鍵読取手段が読み取った前記暗号鍵を用いて復号化す
    る復号化手段と、を備える、 ことを特徴とするデータ利用装置。
  5. 【請求項5】前記データは、コンテンツを表すものであ
    って、 前記復号化手段が復号化したデータが表す前記コンテン
    ツを再生する再生手段を更に備える、 ことを特徴とする請求項4に記載のデータ利用装置。
  6. 【請求項6】前記データは、オーディオ信号によりPC
    M(Pulse Code Modulation)変調を行って得られるP
    CM信号を表す、 ことを特徴とする請求項5に記載のデータ利用装置。
  7. 【請求項7】データを入力し、 入力された前記データを暗号鍵を用いて暗号化し、 暗号化された前記データを記録媒体に書き込み、 前記暗号鍵を、メモリ装置にアクセスする装置に着脱可
    能となるよう形成された当該メモリ装置が有する記憶領
    域に書き込み、 前記記録媒体から、当該記録媒体に記録された、前記暗
    号化されたデータを読み取り、 前記暗号鍵を、前記メモリ装置から読み取り、 前記記録媒体から読み取った前記暗号化されたデータ
    を、前記メモリ装置から読み取った前記暗号鍵を用いて
    復号化する、 ことを特徴とするデータ複製利用方法。
  8. 【請求項8】データを入力し、 入力された前記データを暗号鍵を用いて暗号化し、 暗号化された前記データを記録媒体に書き込み、 前記暗号鍵を、メモリ装置にアクセスする装置に着脱可
    能となるよう形成された当該メモリ装置が有する記憶領
    域に書き込む、 ことを特徴とするデータ複製方法。
  9. 【請求項9】記録媒体から、当該記録媒体に記録され
    た、暗号鍵を用いて暗号化されているデータを読み取
    り、 前記暗号鍵を、メモリ装置にアクセスする装置に着脱可
    能となるよう形成された当該メモリ装置から読み取り、 前記記録媒体から読み取った前記暗号化されたデータ
    を、前記メモリ装置から読み取った前記暗号鍵を用いて
    復号化する、 ことを特徴とするデータ利用方法。
  10. 【請求項10】記録媒体にデータを書き込む記録媒体ド
    ライブ装置を備えるコンピュータを、 外部からデータを入力する入力手段と、 入力された前記データを暗号鍵を用いて暗号化する暗号
    化手段と、 暗号化された前記データを前記記録媒体に書き込むデー
    タ書込手段と、 前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着された外部のメモ
    リ装置が有する記憶領域に書き込む暗号鍵書込手段と、 して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】記録媒体からデータを読み取る記録媒体
    ドライブ装置を備えるコンピュータを、 前記記録媒体から、当該記録媒体に記録された、暗号鍵
    を用いて暗号化されたデータを読み取るデータ読取手段
    と、 前記暗号鍵を、自己に着脱可能に装着されたメモリ装置
    から読み取る暗号鍵読取手段と、 前記データ読取手段が読み取った前記データを、前記暗
    号鍵読取手段が読み取った前記暗号鍵を用いて復号化す
    る復号化手段と、 して機能させるためのプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
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