JP2002150676A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2002150676A
JP2002150676A JP2000344396A JP2000344396A JP2002150676A JP 2002150676 A JP2002150676 A JP 2002150676A JP 2000344396 A JP2000344396 A JP 2000344396A JP 2000344396 A JP2000344396 A JP 2000344396A JP 2002150676 A JP2002150676 A JP 2002150676A
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data
processing
music
digital
data processing
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JP2000344396A
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Kenji Miwa
健次 三輪
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Storage Device Security (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著作権を有する音楽コンテンツなどのデジタ
ルデータを管理、利用するデータ処理装置において、装
置の変更などを行った際にも、変更前と同様にデジタル
データを扱うことができるデータ処理装置を提供する。 【解決手段】 デジタルデータに対して再生処理やコピ
ー処理を行う制御部22と、処理対象のデジタルデータ
に含まれている利用制限情報に基づいて、該制御部22
による処理動作を規制する制御ユニット22とを備える
とともに、該制御ユニット22が、物理的に取り外しが
可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権を有する音
楽コンテンツなどのデジタルデータを管理するととも
に、該デジタルデータの各種利用を行うデータ処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽コンテンツの録音・再生機器
としては、アナログ録音・再生機器およびデジタル録音
・再生機器が普及している。アナログ録音・再生機器と
は、例えばカセットテープなどを記録媒体とし、アナロ
グデータとして録音および再生を行う機器であり、デジ
タル録音・再生機器とは、例えばDAT(Digital Audi
o Tape)やMD(Mini Disc )を記録媒体とし、デジタ
ルデータとして録音および再生を行う機器である。
【0003】従来のアナログ録音・再生機器では、記録
媒体に記録されているデータのコピーに関する使用制限
は、物理的に施されていない。一方、DATやMDなど
を用いたデジタル録音・再生機器では、データのコピー
に関する使用制限として、SCMS(Serial Copy Mana
gement System )方式が用いられている。このSCMS
方式は、コピー可能な世代の管理を行う方式であり、例
えばオリジナルからのデジタルコピーは許可されるが、
デジタルコピーしたコンテンツをさらにデジタルコピー
することは禁止される(アナログコピーは可能)という
ものである。
【0004】ここで、デジタルデータは、音楽データを
0または1のデジタルデータとして扱うデータ形式であ
る。よって、非圧縮の音楽データを、非圧縮のデータ形
式で記録するDATにデジタルコピー(ダビング)する
場合は、0または1のデジタルデータがそのままコピー
されることになり、音質の劣化が発生しないことにな
る。また、データを約1/5に圧縮して記録するMDで
あっても、圧縮アルゴリズムが人間の聴覚心理モデルを
用いた、聴覚にて知覚できない音データを削除する等の
アルゴリズムを用いたものであるので、民生用途として
は、ほぼ音質劣化を伴わずに、原音に近い音質でコピー
が可能となっている。
【0005】以上のように、デジタルデータのコピー
は、オリジナルからの音質劣化がほとんど生じないもの
であるので、著作権の保護という立場から、デジタルデ
ータのコピーに対して何らかの制限を行う必要が生じ
る。このような理由により、DATやMDなどを用いた
デジタル録音・再生機器では、上記のSCMS方式のよ
うなコピーに関する使用制限が設けられている。
【0006】また、DATおよびMDは、オーディオ専
用機器で使用される記録媒体であり、オーディオ専用機
器では、DATおよびMDに記録された音楽コンテンツ
データを予め規定した使用規則(例えばSCMS方式)
内で使用するよう設計されている。そして、この使用規
則は、オーディオ専用機器内で設定されているものであ
り、実質的に使用規則の改ざんを行うことはできないも
のとなっている。
【0007】また、DATおよびMDのオーディオ専用
機器から、コピーを行う先の接続可能機種がオーディオ
専用機器に限られるようなコピー環境では、再生する実
時間に相当する時間でコピーを行わなければならないと
いう制限もついている。このような制限によっても、例
えば短時間での大量のコピーデータの作成が実質的に困
難となり、著作権等を侵害する違法コピーを抑制するこ
とができる。
【0008】一方、近年では、音楽コンテンツのデータ
がPC(Personal Computer )によって扱われる用途が
広がってきている。これは、PCの記録装置であるハー
ドディスクドライブ等の記録装置の大容量化、半導体技
術の発達による高速演算処理が可能なCPUの普及、デ
ータ処理技術の発達による音楽コンテンツデータの高圧
縮化の技術発展などにより、PCによって音楽コンテン
ツのデータを扱うことが実用的になってきたことに起因
している。
【0009】また、PCは、インターネット等の通信イ
ンフラの整備、およびこのようなネットワークにおける
通信速度の向上により、PC−PC間の通信、またはP
C−サーバー間の通信での音楽コンテンツデータの転送
が実用的なものとなってきている。これにより、PCを
用いた音楽コンテンツデータの利用がさらに拡大してき
ている。
【0010】PCによって利用可能な音楽コンテンツの
利用形態としては、音楽コンテンツの著作権保護を考慮
に入れない利用形態と、音楽コンテンツの著作権保護を
考慮し、違法コピーを制限するような管理を行う利用形
態とがある。
【0011】著作権保護を行わない音楽コンテンツの利
用形態としては、例えば以下に示すような例が挙げられ
る。まず、音楽CDに格納されているデジタル音楽デー
タを、著作権保護の処理を施さずに圧縮等処理し、記録
装置に格納する利用形態がある。また、インターネット
等のネットワークに接続された他のコンピュータから、
著作権保護の処理が施されていない音楽データをダウン
ロードし、記録装置に格納する利用形態がある。
【0012】以上のようにして記録装置に格納された音
楽データは、PC上で再生を行うか、または該音楽デー
タを携帯機器にコピーし、携帯機器にて再生を行うかに
よって利用されることになる。さらに、PCに格納した
著作権保護の処理が施されていない音楽データは、圧縮
処理が行われている場合には、そのデータサイズが比較
的小さいものであるので、ネットワークを経由しての他
のPCへ容易に転送することが可能である。またこのよ
うな音楽データは、著作権保護の処理(暗号化等)が施
されていないので、他のPCでの利用(再生)も容易で
ある。
【0013】一方、著作権保護の機能を施した音楽コン
テンツの利用方法としては、次のようなものがある。ま
ず、予め音楽コンテンツの著作権保護機能を有する音楽
コンテンツデータの処理・管理・制御用ソフトウェアを
PCに格納しておく。そして、該ソフトウェアによっ
て、音楽CDに格納された音楽コンテンツを圧縮する際
には、著作権情報を埋め込む電子透かし(ウォーターマ
ーク)処理、圧縮処理、および暗号化処理が施される。
また、インターネット等のネットワークに接続された他
のコンピュータから著作権保護を施したデータをダウン
ロードする際は、事前に受信側のPCの認証処理および
認証されたPCでのみデータが扱えるように暗号化等の
著作権保護の処理が施された音楽圧縮データをダウンロ
ードし、記録装置に格納する。
【0014】格納された著作権保護処理を施された音楽
データは、該PC上で再生されるか、または、該PCと
接続される携帯機器によって再生されることになる。こ
の携帯機器において音楽データの利用を行うためには、
まず該携帯機器が、著作権保護機能が設けられている機
器である必要がある。そして、PCにおいて、上記の著
作権保護機能を有する音楽データの処理・管理・制御用
ソフトウェアによって、音楽データとともに音楽再生用
の暗号を解くための情報、および、使用規則等の情報な
どを上記携帯機器に転送する。
【0015】著作権保護処理を施された音楽データは、
著作権保護機能を有する音楽データの処理・管理・制御
用ソフトウェア以外を用いて使用した場合は、暗号化さ
れたデータの復号に関する処理が出来ないため、正常に
再生することができない。また、著作権保護処理を施さ
れた音楽データには、使用が許可されたPCの認証情報
が含まれているので、たとえ著作権保護機能を有する音
楽データの処理・管理・制御用ソフトウェアを用いたと
しても、使用するPCが、再生しようとしている音楽デ
ータに記憶されているPCの認証情報と異なっていれ
ば、該音楽データの再生を行うことはできない。よっ
て、著作権保護処理を施された音楽データを、例えば他
のPCへコピーをしたとしても、コピー先のPCにおい
ては、該音楽データの再生などの利用はできない。
【0016】なお、昨今では、汎用機器であるPCか
ら、著作権保護を施した音楽コンテンツ処理機能に特化
した、ハードディスク等の大容量記録装置を搭載したオ
ーディオ専用機器も発表されている。このようなオーデ
ィオ専用機器においても、上記のPCの場合と同様の著
作権保護に関するデータ処理が行われることになる。
【0017】ところで、PCにおいて、音楽コンテンツ
のデータを扱うためには、大容量の記録装置とCPUの
高い処理能力および高度な圧縮技術が必要である。非圧
縮音源の場合、音楽CDを例にすると、音楽コンテンツ
のデジタルデータは、L/Rのステレオ音源が44.1
KHzのサンプリング周波数で16bit(2byt
e)で量子化されている。このデータ形式の場合、1分
間の音楽データのデータ量は約10MB(2(byte)×4
4100(Hz)×2(ch)×60(sec) )となり、一般的な
楽曲としての1曲分として4分間の場合には、1曲あた
り約40MBの記憶容量が必要となる。
【0018】このように、非圧縮の音楽データは、デー
タサイズがかなり大きくなるので、上記のような圧縮技
術が必要となってくる。例えば、MDに対して用いられ
る圧縮方式では、元のデータサイズが約5分の1に圧縮
されるものとなっている。さらに、PCで用いられる圧
縮方式では、約10分の1に圧縮されるものとなってい
る。
【0019】PCの場合には、上記圧縮処理及び再生時
の伸張処理はCPUによって処理されので、CPUに高
い処理能力が求められる。また、圧縮したデータであっ
てもデータサイズは比較的大きいので、多くの音楽デー
タをPC内に保存しておく場合には、やはり大容量の記
録装置が必要になる。
【0020】このように、高性能のCPU、および大容
量の記録装置を備えたPCが普及する以前には、少ない
データ量で、かつ簡易な圧縮技術で圧縮されているか、
または非圧縮のデータを使用していたので、音楽の音質
としてはかなり低いレベル(例えばAMラジオレベルや
電話レベル相当)であった。よって、PCでの音楽利用
は一般的ではなく、著作権に関しても対応されていなか
った。これに対して、近年では、高性能なPCが普及
し、音質に対しても高音質(例えばCDレベル相当)で
の処理が可能になっている。これにより、上記のよう
に、著作権保護に対応した音楽コンテンツの暗号化処
理、および使用制限処理が必要とされるようになってい
る。また、同様に、高性能のLSIや大容量のハードデ
ィスクドライブを備えたオーディオ専用機器において
も、上記のような著作権保護に関する処理が必要とされ
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】現行の著作権保護に対
応した音楽データの利用方法では、PCまたは著作権保
護に対応した管理および処理プログラムが、機器または
プログラムに割り当てられた識別用のコード(IDコー
ド)を有し、該PCと該プログラムでのみ管理可能な暗
号化処理が施された音楽データを記録装置に格納してい
る。したがって、暗号化処理が施された音楽データの
み、あるいは、該音楽データとともに、著作権保護に対
応した管理および処理プログラムを他のPCにコピー・
転送しても、コピー先のPCでは、該音楽データを利用
できなかった。
【0022】すなわち、このような著作権保護に反する
違法なコピーを防ぐ目的による各種利用制限によって、
正式なユーザに対しても、様々な利用制限がかかること
になり、使い勝手がよくない状況が発生している。例え
ば、ユーザがPCを買い替えた場合には、古いPCに対
応したIDコードが記録されているデータは、新しいP
Cでは使用できないという問題がある。また、PCが故
障した場合等の不測の事態に備えるために、例えば他の
PCへのデータのバックアップ処理ができないという問
題もある。
【0023】また、上記のような利用制限が、PC以
外、例えば大容量の記録装置(例えばハードディスク記
録装置等)を備えたオーディオ専用装置に対しても適応
されるようになっており、上記のような問題が、このよ
うなオーディオ専用装置を利用する場合にも生じるよう
になっている。
【0024】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、著作権を有する音楽コンテ
ンツなどのデジタルデータを管理、利用するデータ処理
装置において、装置の変更などを行った際にも、変更前
と同様にデジタルデータを扱うことができるデータ処理
装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るデータ処理装置は、デジタルデータ
に対する処理動作を行うデータ処理手段と、上記データ
処理手段による処理動作を規制する処理制御手段とを備
え、上記処理制御手段が、上記デジタルデータに含まれ
ている利用制限情報に基づいて上記データ処理手段によ
る処理動作を規制するとともに、該処理制御手段が、物
理的に取り外しできることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、処理制御手段は、デ
ジタルデータに含まれる利用制限情報に基づいて、デー
タ処理手段におけるデジタルデータに対する処理動作を
規制している。これにより、デジタルデータは、利用制
限情報に則した処理が行われることになるので、該デジ
タルデータの著作権の保護を的確に実現することができ
る。
【0027】そして、データ処理手段における処理動作
を規制する処理制御手段は、当該データ処理装置に対し
て物理的に取り外し可能な構成となっている。これによ
り、例えば、ユーザが、データ処理装置の買換えなどを
行って、新たなデータ処理装置を使用する場合にも、処
理制御手段を古いデータ処理装置から新たなデータ処理
装置に付け替えることによって、古いデータ処理装置に
おいて使用していたデータを、新たなデータ処理装置に
おいても問題なく使用することが可能となる。したがっ
て、デジタルデータの著作権保護を確実に行うととも
に、装置の交換時などにも、過去に使用していたデータ
をそのまま使用することが可能なデータ処理装置を提供
することができる。
【0028】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記処理制御手段が、ユーザによる
内容の書換えが不可能である構成としてもよい。
【0029】上記の構成によれば、ユーザは、処理制御
手段の内容を書き換えることが出来ないので、データ処
理手段に対する処理動作の規制内容を変更することがで
きないことになる。よって、デジタルデータに含まれて
いる利用制限情報が完全に守られることになるので、デ
ジタルデータの著作権保護をより確実なものとすること
ができる。
【0030】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記処理制御手段が、上記データ処
理手段による処理動作を規制するコントローラを備えて
いる構成としてもよい。
【0031】上記の構成によれば、データ処理手段にお
ける処理動作は、処理制御手段におけるコントローラに
よって規制されることになる。よって、処理制御手段に
よるデータ処理手段に対する規制をより堅牢なものとす
ることができるので、著作権保護に関するセキュリティ
をさらに向上させることが可能となる。
【0032】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、データを入力するデータ入力手段
と、データを記録する記録手段とをさらに備え、上記デ
ータ処理手段が、上記データ入力手段から入力されたデ
ータに、利用制限情報を付加するとともに、上記データ
処理手段によって利用制限情報が付加されたデジタルデ
ータが、上記記録手段に記録される構成としてもよい。
【0033】上記の構成によれば、データ入力手段から
入力されたデータは、データ処理手段によって利用制限
情報が付加された上で記録手段に記録されることにな
る。よって、データ入力手段から入力されたデータを記
録手段に記録する際には、利用制限情報が付加された状
態で記録されることになるので、データ入力手段から入
力されるデータの著作権保護を実現することができる。
【0034】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記処理制御手段にID情報が記録
されているとともに、上記データ処理手段が、上記デー
タ入力手段から入力されたデータに、上記ID情報を含
めた利用制限情報を付加する構成としてもよい。
【0035】上記の構成によれば、データ入力手段から
入力されたデータは、データ処理手段によって、処理制
御手段に記録されているID情報を含んだ利用制限情報
が付加された上で、記録手段に記録されることになる。
よって、記録手段に記録されているデジタルデータは、
利用制限情報に含まれているID情報に対応した処理制
御手段でしか利用できないことになる。すなわち、例え
ば記録手段が取り外し可能であったとしても、記録され
ているデータは他の装置では利用することができないこ
とになる。よって、データ入力手段から入力されるデー
タの著作権保護をより確実に実現することができる。
【0036】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記処理制御手段に、上記記録手段
に記録されている各デジタルデータの利用制限情報が記
録されている構成としてもよい。
【0037】上記の構成によれば、記録手段に記録され
ている各デジタルデータの利用制限情報が、処理制御手
段に記録されることになる。例えば、記録手段に記録さ
れているデジタルデータに付加されている利用制限情報
が何らかの方法により改ざんされる、というような違法
行為が行われた場合にも、処理制御手段に記録されてい
る各デジタルデータの利用制限情報を参照することによ
って、これを検知することが可能となる。よって、著作
権保護に関するセキュリティを向上させることが可能と
なる。
【0038】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記データ入力手段から入力される
データが、その種類に応じて分類分けされて上記記録手
段に記録されるとともに、上記データ処理手段が、上記
記録手段に記録されているデジタルデータを処理する際
に、該デジタルデータの分類に応じて、処理動作の規制
内容を変化させる構成としてもよい。
【0039】上記の構成によれば、データ入力手段から
入力されるデータは、その種類に応じて分類されて記録
手段に記録されるとともに、その分類に応じて、記録手
段に記録されているデジタルデータを処理する際の規制
内容が変化することになる。よって、データ入力手段か
ら入力されるデータが、著作権保護を確実に行うべきデ
ータである場合には、該データの処理に対する規制を厳
しくする一方、著作権保護の必要性があまりないデータ
である場合には、該データの処理に対する規制を緩やか
にする、というような制御が可能となる。したがって、
データ入力手段から入力されるデータの種類に応じて、
より柔軟に処理の規制を行うことが可能となる。
【0040】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、外部機器との間でデータの送受信を
行うインターフェースをさらに備え、上記データ処理手
段が、上記記録手段に記録されているデジタルデータ
を、上記インターフェースを介して上記外部機器に転写
する際に、該デジタルデータに含まれている利用制限情
報に基づいて転写を行う構成としてもよい。
【0041】上記の構成によれば、データ処理手段が、
デジタルデータに含まれている利用制限情報に基づい
て、外部機器に転写を行うことになるので、不正コピー
などが行われることを防止することができる。
【0042】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記データ処理手段が、上記記録手
段に記録されているデジタルデータを、上記インターフ
ェースを介して上記外部機器に転写する際に、該外部機
器の認証を行う構成としてもよい。
【0043】上記の構成によれば、データ処理手段によ
って外部機器にデジタルデータの転写が行われる際に
は、該外部機器の認証が行われることになる。よって、
該外部機器が、著作権保護に関する規制を行うことがで
きないような機器である場合には、転写処理を禁止する
などの処理を行うことができるので、より確実に著作権
の保護を実現することができる。
【0044】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記の構成において、上記データ処理手段が、上記記録手
段に記録されているデジタルデータの再生を行うととも
に、該デジタルデータに含まれている利用制限情報に基
づいて再生が行われる構成としてもよい。
【0045】上記の構成によれば、データ処理手段によ
って、記録手段に記録されているデジタルデータの再生
が行われる際には、該デジタルデータに含まれている利
用制限情報に基づいて行われるので、例えば利用制限情
報として、再生可能回数や再生可能期限などが設定され
ている場合に、これを実現することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図7に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0047】図2(a)および図2(b)は、本実施形
態に係る音楽管理再生システムの外観の概略を示す模式
図である。同図(a)は、該音楽管理再生システムをP
Cを中心としたシステムによって構成した場合を示して
おり、同図(b)は、該音楽管理再生システムをオーデ
ィオ専用機器を中心としたシステムによって構成した場
合を示している。
【0048】図2(a)に示す音楽管理再生システム
は、PC本体1、モニター2、キーボード3、マウス
4、スピーカー5、通信線6、および携帯端末7などを
備えた構成となっている。PC本体1は、OS上で各種
プログラムを動作させることによって、様々な処理を行
うことができるコンピュータであり、音楽CD8を読み
込むためのCD−ROMドライブ9、各種データを記憶
するハードディスクドライブ10、およびPC本体1か
ら着脱可能な制御ユニット19などを備えている。な
お、CD−ROMドライブ9およびハードディスクドラ
イブ10は、PC本体1に内蔵されるものでもよいし、
外付けタイプでもよい。また、CD−ROMドライブ9
は、CD以外の音楽記録用記録媒体を読み込むことがで
きるものであってもよい。
【0049】モニター2は、PC本体1における各種処
理内容を表示するためのディスプレイである。キーボー
ド3およびマウス4は、PC本体1に対して各種入力動
作を行うための入力デバイスである。スピーカー5は、
PC本体1において音楽データを再生した際に、D/A
変換された音楽信号を空気振動に変換するための装置で
ある。通信線6は、PC本体1から、例えばインターネ
ットなどの通信ネットワークを介して外部のコンピュー
タに接続する際に、データの送信経路として用いられる
ものである。
【0050】携帯端末7は、PC本体1に記憶されてい
る音楽データを該携帯端末7に転送し、該音楽データを
再生するための装置であり、ユーザが外出する際に携帯
することによって、任意の場所で音楽データの再生を行
うことが可能となる。PC本体1と携帯端末7との間の
データ転送は、例えばUSB(Universal Serial Bus)な
どの通信ケーブルによって行われる。
【0051】一方、図2(b)に示す音楽管理再生シス
テムは、CD/DVDユニット11、アンプ部12、ス
ピーカー13、通信線14、および携帯端末7などを備
えた構成となっている。CD/DVDユニット11は、
音楽CDあるいは音楽DVDを再生することが可能なオ
ーディオ専用機器である。なお、該CD/DVDユニッ
ト11が、映像を含んだDVDを再生することが可能で
ある場合には、該映像を出力するためのテレビモニター
が備えられていてもよい。また、CD/DVDユニット
11が、CDやDVD以外の音楽記録用記録媒体を読み
込むことができるものであってもよい。
【0052】このCD/DVDユニット11は、該CD
/DVDユニット11から着脱可能な制御ユニット1
7、ハードディスクドライブ18、メモリカードドライ
ブ15を備えている。ハードディスクドライブ18は、
CDやDVDから取り込んだ音楽データや、通信線14
を介してダウンロードした音楽データなどを記憶するた
めの記録媒体である。メモリカードドライブ15は、携
帯端末7などにおいて記録媒体として使用されるメモリ
カードの読み書きを行うためのドライブ装置である。
【0053】アンプ部12は、CD/DVDユニット1
1によって音楽の再生が行われた際に、電気信号を増幅
するための装置である。スピーカー13は、アンプ部1
2で増幅された電気信号を空気振動に変換する装置であ
る。
【0054】携帯端末7とCD/DVDユニット11と
の間でのデータの転送は、上記メモリカードを介して行
う方法と、直接USBなどの通信ケーブルを接続して行
う方法とが考えられる。また、例えばBlue Toothや赤外
線通信などの無線によってデータの送受信を行う形態で
も構わない。
【0055】次に、図2(a)および図2(b)で示し
た音楽管理再生システムにおける主要な構成の詳細につ
いて説明する。なお、図2(a)および図2(b)に示
す構成では、外観的には互いに異なるものとなっている
が、以下に示す主要部の構成においては、両者もほぼ同
じ構成となる。また、以下では、図2(a)および図2
(b)に示していない構成も示しているが、そのような
構成は、図2(a)および図2(b)に示す構成では図
示していない構成であるものとする。
【0056】図1は、該音楽管理再生システムの主要部
の概略構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、音楽管理再生システムは、ハードディスクドライブ
(記録手段)21、制御部(データ処理手段)22、表
示装置23、キー/スイッチ24、制御ユニット(処理
制御手段)25、ADC(Analog-Digital Comverter)2
6、DAC(Digital-Analog Comverter)27、AMP2
8、オーディオCDドライブ29、スピーカー30、M
Dドライブ31、携帯端末IF(Interface) /メモリカ
ードIF(インターフェース)32、携帯端末/メモリ
カード33、ネットワークIF(インターフェース)3
4、および外部I/O35を備えた構成となっている。
【0057】制御部22は、演算処理を行うためのCP
U36、およびCPU36による演算処理において用い
られる主記憶装置としてのRAM(Random Access Memor
y)37を備えており、各種データ処理や転送処理(詳細
は後述する)を行うブロックである。なお、この制御部
22は、PCによって実現されるシステムにおいては、
該PCのCPUおよびRAMが用いられることになり、
各処理はプログラムによって実行されることになる。ま
た、オーディオ専用機器において実現されるシステムに
おいては、制御部22は、上記のような処理を行う専用
LSI(Large Scale Integrated Circuit)によって実現
されることになる。
【0058】ハードディスクドライブ21は、制御部2
2において各種処理が行われたデジタルデータを記憶す
るためのブロックである。なお、デジタルデータを記憶
するための構成としては、本実施形態のようにハードデ
ィスクに限定されるものではなく、どのような記録媒体
を利用しても構わない。
【0059】表示装置23は、音楽管理再生システムに
おいて各種処理を行う際に、どのような処理が行われて
いるかを表示するためのブロックである。例えば図2
(a)に示す構成においては、表示装置23はモニター
2に相当することになる。また、図2(b)に示す構成
では、図示はしていないが、CD/DVDユニット11
に、表示装置23に相当するモニターが設けられること
になる。
【0060】キー/スイッチ24は、該音楽管理再生シ
ステムに対して何らかの操作を行う際の入力手段に相当
するものである。例えば図2(a)に示す構成において
は、キー/スイッチ24は、キーボードやマウスに対応
するものであり、図2(b)に示す構成では、図示はし
ていないが、CD/DVDユニット11などに設けられ
た各種スイッチやボタンに対応するものである。
【0061】制御ユニット25は、メモリやLSIなど
によって構成されるものであり、音楽データの再生や転
送を行う際の制御を行うブロックであり、図2(a)に
示す構成では、制御ユニット19に相当するものであ
り、図2(b)に示す構成では、制御ユニット17に相
当するものである。この制御ユニット25は、本体装置
から着脱可能な構成となっており、例えばある1つの本
体装置から、別の本体装置に移動させる、というような
ことも可能となっている。この制御ユニット25の詳細
については後述する。
【0062】ADC26は、入力されたアナログ信号を
デジタル信号に変換して出力する、いわゆるA/Dコン
バータである。また、DAC27は、入力されたデジタ
ル信号をアナログ信号に変換して出力する、いわゆるD
/Aコンバータである。
【0063】AMP28は、音楽データの再生時に、出
力される電気信号の増幅を行うための増幅器である。ま
た、スピーカー30は、AMP28によって増幅された
電気信号に基づいて音声を出力するものである。なお、
スピーカー30は、図1のブロック図では2個記載した
が、本発明ではスピーカーの個数及び種類は限定される
ものではない。例えば1個のスピーカーでモノラル出力
する構成でもよいし、複数のスピーカーを用いてサラウ
ンド再生を行う構成でもよい。また、スピーカーによる
出力ではなく、ヘッドフォンによる出力でもよい。
【0064】オーディオCDドライブ29は、音楽CD
に記録されている音楽データを取り出すブロックであ
る。また、MDドライブは、MDに記録されている音楽
データを取り出すブロックである。Line−In36
は、アナログによる音楽データを入力するための入力端
子である。また、Line−Out37は、音楽データ
の再生時に、出力されるアナログ信号をそのまま外部機
器に転送する際に用いられる出力端子である。
【0065】携帯端末IF/メモリカードIF32は、
携帯端末7あるいはメモリカード16との間でデータ転
送を行う際のインターフェースとなるブロックである。
携帯端末/メモリカード33は、図2(a)および図2
(b)で示す構成における携帯端末7およびメモリカー
ド16に対応するものである。
【0066】ネットワークIF34は、例えばインター
ネットなどの通信ネットワークを介して、外部のコンピ
ュータとの間でデータの転送を行う際のインターフェー
スとなるブロックである。出力I/O35は、例えば図
2(a)および図2(b)で示す構成における通信線6
あるいは14との接続端子に相当するものである。
【0067】以上のような構成において、デジタル音源
用入力としては、CD、MD等を記載しているが、DV
D、DAT等の音源を接続した構成としてもよい。ま
た、圧縮デジタル音楽情報転送用に携帯端末、メモリカ
ード、及びネットワークIFを介したネットワークを記
載しているが、圧縮済み音楽情報転送対応を施したMD
等であってもよい。
【0068】なお、図1に示したブロック図は、本発明
に関連する部分のみを示しているものであり、例えば、
オーディオ専用機器として従来から備えられるCDから
MDへのダビング等の接続は割愛してある。
【0069】次に、上記制御ユニット25の構成につい
て詳細に説明する。図3ないし図6は、制御ユニット2
5の構成例をそれぞれ示す説明図である。図3に示す制
御ユニット25は、メモリ41によって構成されるもの
である。このメモリ41は、書換え可能で、かつ電源供
給が途絶えても記憶内容が揮発しないメモリによって構
成されている。このようなメモリの例としては、例えば
EEPROM(Electrically Erasable and Programmabl
e Read Only Memory) などが挙げられる。このメモリ4
1は、制御ユニットID、および制御データリスト情報
が記憶されている。
【0070】制御ユニットIDは、個々の制御ユニット
に対してそれぞれユニークなIDが設定されているもの
である。制御データリスト情報は、ハードディスクドラ
イブ21内に記憶されているデジタルデータのうち、当
該制御ユニット25によって、後述する再生処理や転送
処理が制御されるデジタルデータのリストが記憶されて
いる情報である。
【0071】図4に示す制御ユニット25は、メモリ4
1およびメモリ42によって構成されるものである。メ
モリ41は、上記に示したとおりであり、メモリ42
は、メモリ41と同様の構成のメモリであるが、記憶さ
れている情報が異なるものである。メモリ42に記憶さ
れている情報は、ハードディスクドライブ21内に記憶
されているデジタルデータのそれぞれにおいて設定され
ている利用制限情報、例えば再生可能回数、再生可能期
限、コピー可能回数などのコンテンツ情報が、各デジタ
ルデータごとに記憶されているものである。
【0072】なお、ハードディスクドライブ21内に記
憶されている圧縮データには、それぞれ上記の利用制限
情報が含まれた形で記憶されている。よって、これらの
デジタルデータの再生や転送を行う際には、該当するデ
ジタルデータの利用制限情報を該デジタルデータから読
みだすことによって利用制限をかけることができる。す
なわち、制御ユニット25において、各デジタルデータ
の利用制限情報を保存しなくても、利用制限に関する制
御は可能である。しかしながら、例えば、ハードディス
クドライブ21内に記憶されているデジタルデータにお
ける暗号化アルゴリズムを解析し、これを改ざんする、
というような違法行為が行われる可能性も考えられる。
そこで、図4に示す制御ユニット25のように、メモリ
42にも各デジタルデータの利用制限情報を記憶してお
くことによって、このようなデータ改ざんが行われた場
合にも、これを検知することができる。すなわち、メモ
リ42を設けることによって、著作権保護に関するセキ
ュリティを向上させることが可能となる。
【0073】以上のような構成の制御ユニット25は、
上述したように、本体装置に対して物理的に取り外し可
能な構成となっている。これにより、例えば、ユーザ
が、音楽管理再生システムの買換えなどを行って、新た
な装置を使用する場合にも、制御ユニット25を古い装
置から新たな装置に付け替えることによって、古い装置
において使用していたデータを、新たな装置においても
問題なく使用することが可能となる。したがって、装置
の交換時などにも、過去に使用していたデータをそのま
ま使用することが可能となる。
【0074】また、制御ユニット25に記録されている
内容は、基本的にユーザによって書き換えることが出来
ないので、制御部22に対する処理動作の規制内容を変
更することができないことになる。よって、デジタルデ
ータに含まれている利用制限情報が完全に守られること
になるので、デジタルデータの著作権保護をより確実な
ものとすることができる。
【0075】また、図5に示す制御ユニット25、およ
び図6に示す制御ユニット25は、それぞれ図3に示す
制御ユニット25、および図4に示す制御ユニット25
に、コントローラ43を加えた構成となっている。この
コントローラ43は、例えば専用LSIなどのハードウ
ェアによって構成されており、上記制御部22によっ
て、制御ユニット25内のメモリ41あるいはメモリ4
2に記憶されている情報が読みだされる際に、所定の手
順で、かつ暗号などを施した状態で制御部22に情報を
わたす、というような処理を行うものである。
【0076】コントローラ43を設けていない場合に
は、上記制御部22から、直接制御ユニット25におけ
るメモリ41やメモリ42にアクセスし、情報を取り出
すことになるので、特にPCによってシステムを構築す
る場合などに、何らかの手段によって、これらの情報を
改ざんした形で利用する、というような違法行為が行わ
れる可能性が考えられる。これに対して、コントローラ
43を設けることによって、このような情報の改ざんが
困難になるので、著作権保護に関するセキュリティをさ
らに向上させることが可能となる。なお、言うまでもな
く、このようなコントローラ43を、オーディオ専用機
器によるシステムにおいて用いてもかまわない。
【0077】なお、図3および図5に示す制御ユニット
25のように、該制御ユニット25内にコンテンツ情報
が記憶されていない場合、すなわち、本体の記憶装置に
のみコンテンツ情報が記憶されている場合には、機器更
新時には、音楽コンテンツのデータとともに、転送元の
機器における各データの利用制限情報を転送先の機器に
転送することになる。この際に、音楽コンテンツのデー
タは複写転送、すなわち転送元にデータを残すような転
送でもよいが、利用制限情報は、移動転送、すなわち、
転送元にデータを残さないような転送を行う必要があ
る。これは、利用制限情報を複写転送した場合には、転
送元の機器にも利用制限情報が残っていることになり、
この状態で転送元の機器に制御ユニット25を取り付け
れば、音楽コンテンツのデータの利用(再生やコピー処
理など)が可能となってしまうからである。
【0078】次に、図1に示した各構成の機能および動
作について詳細に説明する。まず、音楽データの入力に
関わる構成について説明する。制御部22に対しては、
種々の音源からの音楽データに基づいたデジタルデータ
が入力される。例えばオーディオCDドライブ29やM
Dドライブ31で読み取られたデジタル音楽データは、
そのままデジタルデータの形式で制御部22に入力され
る。また、Line−In端子36から入力されたアナ
ログ信号は、ADC26によってアナログ−デジタル変
換されて、デジタルデータとして制御部22に入力され
る。
【0079】そして、上記のように種々の音源から入力
された音楽情報は、制御部22において、データ量を削
減するためのデータ圧縮処理および暗号化処理が施され
る。データ圧縮処理および暗号化処理は、それぞれ専用
のLSI(Large Scale Integrated Circuit)で処理する
場合もあれば、高性能CPUにてソフト処理される場合
もある。例えば、PCによって構成されるシステムで
は、CPUによる圧縮・暗号化処理が行われ、オーディ
オ専用機器によって構成されるシステムでは、LSIに
よる圧縮・暗号化処理が行われる。
【0080】このようにして圧縮および暗号化されたデ
ジタルデータは、ハードディスクドライブ21に格納さ
れる。このハードディスクドライブ21に格納されたデ
ジタルデータは、制御ユニット25のメモリ41に記憶
されている制御ユニットIDの情報を含めた形で暗号化
されている。すなわち、ハードディスクドライブ21に
格納されたデジタルデータは、暗号化を行った制御ユニ
ット25が備えられた環境でのみ利用することができる
情報となっている。したがって、ハードディスクドライ
ブ21は、基本的に取り外しが不可能となっているが、
たとえ取り外しが可能であり、他の装置で利用したとし
ても、他の装置では、記憶されているデジタルデータの
利用を行うことは不可能となっている。
【0081】オーディオCDドライブ29においてCD
から入力される音楽データは、転写回数制限等の制限情
報が付加されて、圧縮されたデジタルデータに変換され
る。また、MDドライブ31においてMDから入力され
る音楽データは、該音楽データのSCMS等の使用制限
が遵守された状態で、圧縮されたデジタルデータに変換
される。すなわち、MDからの音楽データをハードディ
スクドライブ21に格納した場合、デジタルコピーが行
われた回数が1回分減少されたものとして、該圧縮デー
タの利用制限情報が書き換えられることになる。このよ
うな処理は、制御部22において、ハードウェア的(L
SIによる場合)あるいはソフトウェア的(CPUによ
る場合)に記録されている使用制限に関するプログラム
に基づいて行われる。
【0082】外部I/O35からは、インターネットな
どの通信ネットワークを介して、例えば外部サーバコン
ピュータから、圧縮処理が施されたデジタルデータ(圧
縮データ)が入力される。そして、この圧縮データは、
ネットワークIF34を介して制御部22に入力され
る。この圧縮データに、利用制限情報が付加されている
場合には、その利用制限に遵守した状態で利用制限情報
が書き換えられて、ハードディスクドライブ21に格納
される。
【0083】携帯端末/メモリカード33からは、携帯
端末7に記憶されている圧縮データ、あるいは携帯端末
7で記録媒体として用いられるメモリカード16に記憶
されている圧縮データが、携帯端末IF/メモリカード
IF32から入力される。これらの機器からの転送を行
う際には、著作権を保護する目的で、携帯端末7あるい
はメモリカード16が備える認証機能を利用した認証処
理が行われた上で、制御部22において、音楽情報の暗
号化および使用規則に準拠した処理が施される。
【0084】なお、ここでは既存のオーディオ専用機器
ではないパーソナルコンピュータからなるシステムも含
めた機器とのデータ転送も含まれているので、従来のオ
ーディオ専用機器においては遵守されていた、著作権保
護を目的とする使用制限に合致しない形式の音楽データ
が、携帯端末7やメモリカード16から転送される場合
もある。この場合には、上記の認証処理や暗号化処理な
どは行われずに、ハードディスクドライブ21に格納さ
れることになる。
【0085】Line−In36から入力されるアナロ
グ音楽データは、従来では使用制限の伴わないデータで
あり、その取り扱いは機器によって変化することにな
る。すなわち、転写制限等の制限を付加する構成として
もよいし、制限を付加しない構成としてもよい。
【0086】次に、音楽データの再生を行う際の動作に
ついて説明する。ハードディスクドライブ21に記憶さ
れているデジタルデータの再生を行う際には、まず、制
御ユニット25のメモリ41に記憶されている制御ユニ
ットIDが呼び出される。そして、再生をしようとして
いるデジタルデータに含まれている制御ユニットID情
報との対比が行われて、両者が一致した場合にのみ再生
が許可される。再生が許可されない場合には、該デジタ
ルデータの再生処理が中止される。
【0087】制御ユニットIDの対比によって、再生処
理が許可された場合には、以下の手順で音楽データの再
生が行われる。まず、ハードディスクドライブ21に記
録されている、暗号化処理および圧縮処理が施された音
楽データに対して、制御部22において、暗号復号処理
およびデータ伸張処理が施される。この際に、再生しよ
うとしているデジタルデータに含まれている利用制限情
報を参照することによって、該音楽データが使用規則に
より再生不可能であると判断された場合には、再生処理
が中止される。また、制御ユニット25がメモリ42を
備えている場合には、このメモリ42に含まれているコ
ンテンツ情報を参照することによって、再生処理の禁止
/許可が判定される。
【0088】なお、制御ユニットIDの対比による再生
処理の禁止/許可の判定、およびコンテンツ情報を参照
することによる再生処理の禁止/許可の判定は、いずれ
も音楽データの再生前の判定であるので、これらの処理
の順序は入れ替わってもその効果は同じである。
【0089】次に、暗号復号処理およびデータ伸張処理
によって再生可能な状態となったデジタル音楽データ
は、DAC27においてデジタル−アナログ変換が行わ
れる。そして、AMP28において増幅された後、スピ
ーカー30から音声として出力される。
【0090】次に、音楽データのコピー処理について説
明する。ハードディスクドライブ21に記憶されている
デジタルデータを外部機器、例えば携帯端末7やメモリ
カード16に対してコピー処理を行う際には、まず、制
御ユニット25のメモリ41に記憶されている制御ユニ
ットIDが呼び出される。そして、コピーをしようとし
ているデジタルデータに含まれている制御ユニットID
情報との対比が行われて、両者が一致した場合にのみコ
ピーが許可される。コピーが許可されない場合には、該
デジタルデータのコピー処理が中止される。
【0091】制御ユニットIDの対比によって、コピー
処理が許可された場合には、以下の手順で音楽データの
コピー処理が行われる。まず、コピー先の外部機器、例
えば圧縮携帯端末7やメモリカード16との認証処理が
行われる。この認証処理は、コピー先の機器が著作権保
護に対応した機器であるか否かを判定する処理である。
ここで認証に成功した場合には、ハードディスクドライ
ブ21に記録されている、暗号化処理および圧縮処理が
施された音楽データが、携帯端末IF/メモリカードI
F32を介して転送される。この際に、コピー処理しよ
うとしているデジタルデータに含まれている利用制限情
報を参照することによって、該音楽データが使用規則に
よりコピー不可能であると判断された場合には、コピー
処理が中止される。また、制御ユニット25がメモリ4
2を備えている場合には、このメモリ42に含まれてい
るコンテンツ情報を参照することによって、コピー処理
の禁止/許可が判定される。コピー処理が終了した後
は、ハードディスクドライブ21に記録されている、コ
ピー処理されたデジタルデータの利用制限情報におけ
る、コピー可能回数の更新が行われる。
【0092】なお、制御ユニットIDの対比によるコピ
ー処理の禁止/許可の判定、およびコンテンツ情報を参
照することによるコピー処理の禁止/許可の判定は、い
ずれもデジタルデータのコピー処理前の判定であるの
で、これらの処理の順序は入れ替わってもその効果は同
じである。
【0093】次に、上記音楽管理再生システムにおい
て、使用される音楽データを、音源の種類に応じて複数
に分類し、各分類ごとに、著作権保護に関する利用制限
のレベルを変化させて管理方法を切り換える方法につい
て説明する。なお、以下では、上記の分類方法の例、お
よび、各分類毎の著作権保護に関する利用制限の例を示
すが、これらはあくまで一例であり、分類基準及び制御
に関する詳細は、機器及び著作権関連の環境によって変
更されうるものである。
【0094】まず、上記音楽管理再生システムにおいて
扱われる音楽データを、その音楽データの発信元、すな
わち音源の種類に応じて、例えば以下のように分類す
る。
【0095】第1の分類は、高音質のオーディオCD等
のデジタル音源であって、その録音源が複写物ではない
音楽データを音源にした音楽データによって構成される
分類である。
【0096】第2の分類は、高音質のMD等のデジタル
音源であって、使用規則情報が付加された信号を音源に
し、圧縮しない状態でのデジタル録音によって生成され
る音楽データによって構成される分類である。なお、M
Dに記憶されている音楽データは、圧縮された状態で記
録されているものであるが、該音楽データをデジタル録
音する際には、圧縮されたデータを伸張して非圧縮状態
のデジタルデータが録音されることになる。
【0097】第3の分類は、通信ネットワーク、デジタ
ル音楽放送、携帯端末、およびメモリカード等からのデ
ジタル音源であって、使用規則情報が付加され、かつ情
報が圧縮された状態で転送された音楽データによって構
成される分類である。
【0098】第4の分類は、Line−In36からの
アナログ音楽データ、例えば、FM放送等の無線ラジ
オ、オーディオカセットテープ、アナログレコード等か
ら入力される比較的音質レベルの低いアナログ音楽デー
タを音源とした音楽データによって構成される分類であ
る。なお、上記のアナログ音楽データは、使用規則情報
が付加されていないものとする。
【0099】なお、上記のような分類は、あくまで一例
であり、上記のような分類基準および分類数に限定する
ものではない。例えば、MDにて情報が圧縮された状態
で高速に転送された音楽データは、上記分類では第2の
分類から第3の分類に変更されることになる。また、M
Dに記録された音楽データが複写制限制御であるSCM
Sにより、デジタルコピーが禁止された音楽データであ
る場合には、MDドライブのアナログ出力から出力され
たアナログ信号を、Line−In36から入力するこ
とになる。この場合に生成された音楽データは、第4の
分類に相当することになる。また、アナログ音源であっ
ても使用規則を伴う音源等も考えられるので、この場合
には、新たな分類が設定されることになる。
【0100】以上のような分類に基づいて、上記の制御
ユニット25によって再生処理およびコピー処理が禁止
された音楽データであっても、以下に示すような管理方
法によって、再生処理およびコピー処理の制御が行われ
る。なお、以下に示す管理方法はあくまで一例であっ
て、従来のオーディオ専用機器における利用制限、およ
びPC環境での利用制限などを考慮して設定されるもの
であれば、どのような管理方法でもよい。
【0101】まず、上記の第1の分類に含まれる音楽デ
ータの場合、Line−Out37からのアナログ出
力、およびスピーカー30からの出力による再生は許可
され、デジタルデータによるコピー処理は禁止される。
【0102】第2の分類に含まれる音楽データの場合、
第1の分類の音楽データと同様に、Line−Out3
7からのアナログ出力、およびスピーカー30からの出
力による再生は許可され、デジタルデータによるコピー
処理は禁止される。
【0103】第3の分類に含まれる音楽データの場合、
使用規則情報において再生制限およびコピー制限が設定
されている場合には、その内容を問わず、再生およびコ
ピー処理が禁止される。一方、使用規則情報において再
生制限がなく、コピー制限が無制限となっている場合に
は、アナログならびにデジタルの再生、およびコピー処
理が許可される。
【0104】第4の分類に含まれる音楽データの場合、
Line−Out37からのアナログ出力、およびスピ
ーカー30からの出力による再生は許可され、デジタル
データによるコピー処理は禁止される。
【0105】以上のように、使用される音楽データを、
音源の種類に応じて複数に分類し、各分類ごとに、著作
権保護に関する利用制限のレベルを変化させて管理方法
が切り換えられることになる。よって、音源からのデー
タが、著作権保護を確実に行うべきデータである場合に
は、該データの処理に対する規制を厳しくする一方、著
作権保護の必要性があまりないデータである場合には、
該データの処理に対する規制を緩やかにする、というよ
うな制御が可能となる。したがって、音源の種類に応じ
て、より柔軟に再生やコピー処理の規制を行うことが可
能となる。
【0106】なお、上記のように、音楽データを、音源
の種類に応じて分類する場合には、該音楽データをハー
ドディスクドライブ21に記憶する際に、以下に示すよ
うに、各音楽データを各分類ごとのフォルダに分けて記
憶してもよい。すなわち、図7に示すように、ハードデ
ィスクドライブ21の記憶領域において、分類の数に応
じたフォルダ(例えば分類の数がmの場合には、m個の
フォルダ)を設け、各フォルダに、該フォルダに対応す
る分類の管理情報を示す管理情報ファイル、該フォルダ
に含まれる音楽データの情報を示すコンテンツ情報ファ
イル、および該フォルダに含まれる音楽データからなる
コンテンツファイルが記憶される。
【0107】このように、1つの分類に属する音楽デー
タを1つのフォルダにまとめて記録しておくことによ
り、再生処理やコピー処理を行う際の参照が容易となる
とともに、音楽データを記録する際にも処理が容易とな
る。
【0108】なお、分類記録の手法としては、別途分類
管理用ファイルを予め準備し、音楽データを記録する度
に、該分類管理ファイル内に記録した音楽データの分類
情報を更新し、再生時に該分類管理ファイルを参照する
手法もある。
【0109】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るデータ処理
装置は、デジタルデータに対する処理動作を行うデータ
処理手段と、上記データ処理手段による処理動作を規制
する処理制御手段とを備え、上記処理制御手段が、上記
デジタルデータに含まれている利用制限情報に基づいて
上記データ処理手段による処理動作を規制するととも
に、該処理制御手段が、物理的に取り外しできる構成で
ある。
【0110】これにより、デジタルデータは、利用制限
情報に則した処理が行われることになるので、該デジタ
ルデータの著作権の保護を的確に実現することができ
る。また、例えば、ユーザが、データ処理装置の買換え
などを行って、新たなデータ処理装置を使用する場合に
も、処理制御手段を古いデータ処理装置から新たなデー
タ処理装置に付け替えることによって、古いデータ処理
装置において使用していたデータを、新たなデータ処理
装置においても問題なく使用することが可能となる。し
たがって、デジタルデータの著作権保護を確実に行うと
ともに、装置の交換時などにも、過去に使用していたデ
ータをそのまま使用することが可能なデータ処理装置を
提供することができるという効果を奏する。
【0111】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記処理制御手段がユーザによる内容の書換えが不可能で
ある構成としてもよい。
【0112】これにより、上記の構成による効果に加え
て、デジタルデータに含まれている利用制限情報が完全
に守られることになるので、デジタルデータの著作権保
護をより確実なものとすることができるという効果を奏
する。
【0113】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記処理制御手段が、上記データ処理手段による処理動作
を規制するコントローラを備えている構成としてもよ
い。
【0114】これにより、上記の構成による効果に加え
て、データ処理手段における処理動作は、処理制御手段
におけるコントローラによって規制されることになる。
よって、処理制御手段によるデータ処理手段に対する規
制をより堅牢なものとすることができるので、著作権保
護に関するセキュリティをさらに向上させることが可能
となる。
【0115】また、本発明に係るデータ処理装置は、デ
ータを入力するデータ入力手段と、データを記録する記
録手段とをさらに備え、上記データ処理手段が、上記デ
ータ入力手段から入力されたデータに、利用制限情報を
付加するとともに、上記データ処理手段によって利用制
限情報が付加されたデジタルデータが、上記記録手段に
記録される構成としてもよい。
【0116】これにより、上記の構成による効果に加え
て、データ入力手段から入力されたデータを記録手段に
記録する際には、利用制限情報が付加された状態で記録
されることになるので、データ入力手段から入力される
データの著作権保護を実現することができるという効果
を奏する。
【0117】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記処理制御手段にID情報が記録されているとともに、
上記データ処理手段が、上記データ入力手段から入力さ
れたデータに、上記ID情報を含めた利用制限情報を付
加する構成としてもよい。
【0118】これにより、上記の構成による効果に加え
て、記録手段に記録されているデジタルデータは、利用
制限情報に含まれているID情報に対応した処理制御手
段でしか利用できないことになるので、データ入力手段
から入力されるデータの著作権保護をより確実に実現す
ることができるという効果を奏する。
【0119】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記処理制御手段に、上記記録手段に記録されている各デ
ジタルデータの利用制限情報が記録されている構成とし
てもよい。
【0120】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えば、記録手段に記録されているデジタルデータ
に付加されている利用制限情報が何らかの方法により改
ざんされる、というような違法行為が行われた場合に
も、処理制御手段に記録されている各デジタルデータの
利用制限情報を参照することによって、これを検知する
ことが可能となる。よって、著作権保護に関するセキュ
リティを向上させることが可能となるという効果を奏す
る。
【0121】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記データ入力手段から入力されるデータが、その種類に
応じて分類分けされて上記記録手段に記録されるととも
に、上記データ処理手段が、上記記録手段に記録されて
いるデジタルデータを処理する際に、該デジタルデータ
の分類に応じて、処理動作の規制内容を変化させる構成
としてもよい。
【0122】これにより、上記の構成による効果に加え
て、データ入力手段から入力されるデータが、著作権保
護を確実に行うべきデータである場合には、該データの
処理に対する規制を厳しくする一方、著作権保護の必要
性があまりないデータである場合には、該データの処理
に対する規制を緩やかにする、というような制御が可能
となる。したがって、データ入力手段から入力されるデ
ータの種類に応じて、より柔軟に処理の規制を行うこと
が可能となるという効果を奏する。
【0123】また、本発明に係るデータ処理装置は、外
部機器との間でデータの送受信を行うインターフェース
をさらに備え、上記データ処理手段が、上記記録手段に
記録されているデジタルデータを、上記インターフェー
スを介して上記外部機器に転写する際に、該デジタルデ
ータに含まれている利用制限情報に基づいて転写を行う
構成としてもよい。
【0124】これにより、上記の構成による効果に加え
て、不正コピーなどが行われることを防止することがで
きるという効果を奏する。
【0125】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記データ処理手段が、上記記録手段に記録されているデ
ジタルデータを、上記インターフェースを介して上記外
部機器に転写する際に、該外部機器の認証を行う構成と
してもよい。
【0126】これにより、上記の構成による効果に加え
て、外部機器が、著作権保護に関する規制を行うことが
できないような機器である場合には、転写処理を禁止す
るなどの処理を行うことができるので、より確実に著作
権の保護を実現することができるという効果を奏する。
【0127】また、本発明に係るデータ処理装置は、上
記データ処理手段が、上記記録手段に記録されているデ
ジタルデータの再生を行うとともに、該デジタルデータ
に含まれている利用制限情報に基づいて再生が行われる
構成としてもよい。
【0128】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えば利用制限情報として、再生可能回数や再生可
能期限などが設定されている場合に、これを実現するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る音楽管理再生シス
テムの主要部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記音楽管理再生システムの外観の概略を示す
模式図であり、同図(a)は、PCを中心としたシステ
ム、同図(b)は、オーディオ専用機器を中心としたシ
ステムを示している。
【図3】制御ユニットの第1の構成例を示すブロック図
である。
【図4】制御ユニットの第2の構成例を示すブロック図
である。
【図5】制御ユニットの第3の構成例を示すブロック図
である。
【図6】制御ユニットの第4の構成例を示すブロック図
である。
【図7】音楽データをハードディスクドライブに記憶す
る際に、各音楽データを各分類ごとのフォルダに分けて
記憶する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
7 携帯端末 16 メモリカード 21 ハードディスクドライブ(記録手段) 22 制御部(データ処理手段) 25 制御ユニット(処理制御手段) 29 オーディオCDドライブ 30 スピーカー 31 MDドライブ 33 携帯端末/メモリカード 41・42 メモリ 43 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/00 G11B 19/04 501H // G11B 19/04 501 G10L 9/00 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデータに対する処理動作を行うデ
    ータ処理手段と、 上記データ処理手段による処理動作を規制する処理制御
    手段とを備え、 上記処理制御手段が、上記デジタルデータに含まれてい
    る利用制限情報に基づいて上記データ処理手段による処
    理動作を規制するとともに、該処理制御手段が、物理的
    に取り外しできることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】上記処理制御手段が、ユーザによる内容の
    書換えが不可能であることを特徴とする請求項1記載の
    データ処理装置。
  3. 【請求項3】上記処理制御手段が、上記データ処理手段
    による処理動作を規制するコントローラを備えているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のデータ処理装
    置。
  4. 【請求項4】データを入力するデータ入力手段と、 データを記録する記録手段とをさらに備え、 上記データ処理手段が、上記データ入力手段から入力さ
    れたデータに、利用制限情報を付加するとともに、上記
    データ処理手段によって利用制限情報が付加されたデジ
    タルデータが、上記記録手段に記録されることを特徴と
    する請求項1、2、または3記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】上記処理制御手段にID情報が記録されて
    いるとともに、上記データ処理手段が、上記データ入力
    手段から入力されたデータに、上記ID情報を含めた利
    用制限情報を付加することを特徴とする請求項4記載の
    データ処理装置。
  6. 【請求項6】上記処理制御手段に、上記記録手段に記録
    されている各デジタルデータの利用制限情報が記録され
    ていることを特徴とする請求項4または5に記載のデー
    タ処理装置。
  7. 【請求項7】上記データ入力手段から入力されるデータ
    が、その種類に応じて分類分けされて上記記録手段に記
    録されるとともに、上記データ処理手段が、上記記録手
    段に記録されているデジタルデータを処理する際に、該
    デジタルデータの分類に応じて、処理動作の規制内容を
    変化させることを特徴とする請求項4、5、または6記
    載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】外部機器との間でデータの送受信を行うイ
    ンターフェースをさらに備え、 上記データ処理手段が、上記記録手段に記録されている
    デジタルデータを、上記インターフェースを介して上記
    外部機器に転写する際に、該デジタルデータに含まれて
    いる利用制限情報に基づいて転写を行うことを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかに記載のデータ処理装
    置。
  9. 【請求項9】上記データ処理手段が、上記記録手段に記
    録されているデジタルデータを、上記インターフェース
    を介して上記外部機器に転写する際に、該外部機器の認
    証を行うことを特徴とする請求項8記載のデータ処理装
    置。
  10. 【請求項10】上記データ処理手段が、上記記録手段に
    記録されているデジタルデータの再生を行うとともに、
    該デジタルデータに含まれている利用制限情報に基づい
    て再生が行われることを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載のデータ処理装置。
JP2000344396A 2000-11-10 2000-11-10 データ処理装置 Pending JP2002150676A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074819A1 (ja) 2005-12-28 2007-07-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コンテンツデータ記録再生装置

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WO2007074819A1 (ja) 2005-12-28 2007-07-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. コンテンツデータ記録再生装置

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