JP2002123498A - 通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置及び通信制御方法

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JP2002123498A
JP2002123498A JP2001192856A JP2001192856A JP2002123498A JP 2002123498 A JP2002123498 A JP 2002123498A JP 2001192856 A JP2001192856 A JP 2001192856A JP 2001192856 A JP2001192856 A JP 2001192856A JP 2002123498 A JP2002123498 A JP 2002123498A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】一時的に実行を中断した共同作業支援システム
における共有データについて、実行を再開した後に正し
く一貫性が保たれるようにするものである。 【解決手段】 データ共有制御部456は、複数の装置
でデータの共有管理を行い、共有データを一意に識別す
るための識別子の作成、データの配送、データの変更権
利管理、データの変更指示の処理を行い、ユーザ識別部
458は、グループに属するユーザに対して一意に識別
するための識別子を作成し、ユーザ識別子は、装置識別
子と対応付けユーザ装置対応リストとして管理を行い、
利用者がデータ共有中断を指示すると、アプリケーショ
ン中断メッセージを、グループ内の全ての装置に同報す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信端末間
の通信制御装置及び通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機ネットワークで接続された計算機
を用いて実行されるアプリケーションに、計算機を用い
た共同作業支援システムがある。
【0003】共同作業支援システムにおいては、種々の
データを装置間で共有する必要がある。上述のように一
度通信コネクションが切断されたり、一時的に中断した
場合には、その間にデータの更新がなされることによっ
て共有データの一貫性が失われる場合がある。
【0004】また、作業を一時的に中断した後に再び再
開した時には、参加しているメンバーが中断以前と一致
していないという可能性もある。再開時から新たに参加
しているメンバーがいる場合には、そのメンバーは当然
再開以前の共有データを保持していないため、この場合
にもメンバー間で保持する共有データに差が生じること
になり、そのままでは会議の再開が正常に行えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記で記載したよう
に、共同作業支援システムにおいて、通信コネクション
が切断されたり、アプリケーション自体の動作を中断す
る場合などには、矛盾なく保持しなければならないはず
の共有データの一貫性が失われるという問題が発生す
る。
【0006】そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなさ
れたものであり、一時的に実行を中断した共同作業支援
システムにおける共有データについて、実行を再開した
後に正しく一貫性が保たれるようにするためのものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明の通信制御装
置は、相互に通信可能でかつ相互にデータを共有して通
信を行うためにグループを構成する通信端末であって、
通信可能な他の通信端末を調査する調査手段と、グルー
プを構成する他の通信端末と通信中に、グループによる
通信の中断を指示する中断指示手段と、この中断指示手
段によって中断指示された場合に、グループに過去属し
ていたユーザの識別情報及びグループに現在属するユー
ザの識別情報よりなるユーザ存在履歴情報を保存する記
憶手段と、グループの再開を指示する再開指示手段と、
この再開指示手段によって再開指示された場合に、前記
ユーザ存在履歴情報を前記記憶手段から読出す読出し手
段と、この読出し手段によって読出されたユーザ存在履
歴情報と、前記調査手段によって調査された通信可能な
他の通信端末のユーザ識別情報との比較を行い、両方に
属するユーザ識別情報を指定する比較指定手段と、この
比較指定手段によって指定されたユーザ識別情報によっ
てグループを作成して再開するグループ作成手段とより
なるものである。
【0008】第2の発明の通信制御装置は、相互に通信
可能でかつ相互にデータを共有して通信を行うためにグ
ループを構成する通信端末であって、グループを構成す
る他の通信端末と通信中に、グループによる通信の中断
を指示する中断指示手段と、この中断指示手段によって
中断指示された場合に、共有データの中から一定の共有
データを選択して保存する第1記憶手段と、この第1記
憶手段に保存された共有データの識別子及び削除された
共有データの識別子よりなる共有データ保存状況情報を
保存する第2記憶手段とよりなるものである。
【0009】第3の発明の通信制御装置は、複数の通信
端末間でグループを生成し、このグループ内で通信を行
うことによって共有作業を行う通信端末であって、前記
グループ内での共有データを更新する際に変更された内
容の差分を検出し、この差分内容にデータ差分識別子を
付与する差分管理手段と、編集中の共有データ及び前記
差分内容を管理するデータ管理手段と、前記グループ内
からの通信端末の離脱を検知する離脱検知手段と、この
離脱検知手段が検知した離脱時に、この離脱時の差分内
容に関するデータ差分識別子に離脱した通信端末のユー
ザ識別子を付与し記憶する差分情報記憶手段と、前記離
脱した通信端末が前記グループ内への再参加時に、この
再参加した通信端末からの最新データ情報獲得要求を受
信する情報獲得要求受信手段と、この情報獲得要求受信
手段が最新データ情報獲得要求を受信すると、前記差分
情報記憶手段に記憶している前記再参加した通信端末の
ユーザ識別子に該当するデータ差分識別子を使用して前
記データ管理手段からこの離脱時の差分内容を引出す差
分内容引出し手段と、この差分内容引出し手段が引出し
た差分内容と、前記データ管理手段の再参加時に編集中
の共有データとから再参加時差分情報を計算する差分識
別手段と、前記再参加した通信端末へ前記差分識別手段
が計算した再参加時差分情報を送信する送信手段とより
なる。
【0010】第4の発明の通信制御装置は、複数の通信
端末間でグループを生成し、このグループ内で通信を行
うことによって共有作業を行う通信端末であって、前記
グループ内で編集中の共有データを管理するデータ管理
手段と、前記グループ内からの通信端末の離脱を検知す
る離脱検知手段と、この離脱検知手段が検知した離脱時
に編集中の共有データと前記離脱した通信端末のユーザ
識別子を保存する履歴情報管理手段と、前記離脱した通
信端末が前記グループ内への再参加時に、この再参加し
た通信端末からの最新データ情報獲得要求を受信する情
報獲得要求受信手段と、この情報獲得要求受信手段が最
新データ情報獲得要求を受信すると、前記離脱時に保持
していた前記履歴情報管理手段の共有データと、前記デ
ータ管理手段の再参加時に編集中の共有データとの再参
加時差分情報を計算する差分識別手段と、前記再参加し
た通信端末へ前記差分識別手段が計算した再参加時差分
情報を送信する送信手段とよりなるものである。
【0011】
【作 用】第1の発明の通信制御装置について説明す
る。
【0012】調査手段は、通信可能な他の通信端末を調
査する。
【0013】中断指示手段は、グループを構成して他の
通信端末と通信中に、グループによる通信の中断を指示
する。
【0014】記憶手段は、この中断指示手段によって中
断指示された場合に、グループに過去属していたユーザ
の識別情報及びグループに現在属するユーザの識別情報
よりなるユーザ存在履歴情報を保存する。
【0015】再開指示手段は、グループの再開を指示す
る。
【0016】読出し手段は、この再開指示手段によって
再開指示された場合に、前記ユーザ存在履歴情報をを前
記記憶手段から読出す。
【0017】比較指定手段は、この読出し手段によって
読出されたユーザ存在履歴情報と、前記調査手段によっ
て調査された通信可能な他の通信端末のユーザ識別情報
との比較を行い、両方に属するユーザ識別情報を指定す
る。
【0018】グループ作成手段は、この比較指定手段に
よって指定されたユーザ識別情報によってグループを作
成して再開する。
【0019】第2の発明の通信制御装置について説明す
る。
【0020】中断指示手段は、グループを構成して他の
通信端末と通信中に、グループによる通信の中断を指示
する。
【0021】第1記憶手段は、この中断指示手段によっ
て中断指示された場合に、共有データの中から一定の共
有データを選択して保存する。
【0022】第2記憶手段は、この第1記憶手段に保存
された共有データの識別子及び削除された共有データの
識別子よりなる共有データ保存状況情報を保存する。
【0023】第3の発明の通信制御装置について説明す
る。
【0024】差分管理手段は、前記グループ内での共有
データを更新する際に変更された内容の差分を検出し、
この差分内容にデータ差分識別子を付与する。
【0025】データ管理手段は、現在編集中の共有デー
タ及び前記差分内容を管理する。
【0026】離脱検知手段は、前記グループ内からの通
信端末の離脱を検知する。
【0027】差分情報記憶手段は、この離脱検知手段が
検知した離脱時に、この離脱時の差分内容に関するデー
タ差分識別子に離脱した通信端末のユーザ識別子を付与
し記憶する。
【0028】情報獲得要求受信手段は、前記離脱した通
信端末が前記グループ内への再参加時に、この再参加し
た通信端末からの最新データ情報獲得要求を受信する。
【0029】差分内容引出し手段は、この情報獲得要求
受信手段が最新データ情報獲得要求を受信すると、前記
差分情報記憶手段に記憶している前記再参加した通信端
末のユーザ識別子に該当するデータ差分識別子を使用し
て前記データ管理手段からこの離脱時の差分内容を引出
す。
【0030】差分識別手段は、この差分内容引出し手段
が引出した差分内容は、前記データ管理手段の再参加時
に編集中の共有データとから再参加時差分情報を計算す
る。
【0031】送信手段は、前記再参加した通信端末へ前
記差分識別手段が計算した再参加時差分情報のみを送信
する。
【0032】第3の発明においては、編集によって生じ
る共有データの差分を管理することにより、ユーザの再
参加時には現在の共有データと離脱時の共有データとの
差分を求めることが可能になる。このようにして得られ
る差分のみを送信することによって、ユーザ間の共有デ
ータを同一にするために、共有データ全体を送信する場
合に比べて少ないデータを送信すればよいという効果を
実現することが可能である。
【0033】第4の発明の通信制御装置について説明す
る。
【0034】データ管理手段は、前記グループ内で現在
編集中の共有データを管理する。
【0035】離脱検知手段は、前記グループ内からの通
信端末の離脱を検知する。
【0036】履歴情報管理手段は、この離脱検知手段が
検知した離脱時に編集中の共有データと前記離脱した通
信端末のユーザ識別子を保存する。
【0037】情報獲得要求受信手段は、前記離脱した通
信端末が前記グループ内への再参加時に、この再参加し
た通信端末からの最新データ情報獲得要求を受信する。
【0038】差分識別手段は、この情報獲得要求受信手
段が最新データ情報獲得要求を受信すると、前記離脱時
に保持していた前記履歴情報管理手段の共有データと、
前記データ管理手段の再参加時に編集中の共有データと
の再参加時差分情報を計算する。
【0039】送信手段は、前記再参加した通信端末へ前
記差分識別手段が計算した再参加時差分情報のみを送信
する。
【0040】第4の発明においては、ユーザが会議から
離脱した時点における共有データを保持し、差分識別手
段によってユーザの再参加時にはそのユーザが離脱した
時点における共有データと現在の共有データの差分を計
算することで必要な差分を求めることが可能となる。こ
のようにして得られる差分のみを送信することによっ
て、ユーザ間の共有データを同一にするために、共有デ
ータ全体を送信する場合に比べて少ないデータを送信す
ればよいという効果を実現することが可能である。
【0041】
【実施例】<第1,2の参考発明>まず、本参考発明の
参考実施例の概要を図1に基づいて説明する。
【0042】通信相手特定部1は、自機器と直接通信可
能な機器を特定することを、機器間で相互に各機器の所
有する通信路の状態を反映した情報を交換することによ
って行う。
【0043】通信情報制御部2は、その情報に基づい
て、実際にユーザの転送している情報に対し、該通信相
手が通信不可能と判断された場合には、通信相手特定部
1から通信相手消滅信号を受けて、該通信相手との通信
を中止し、必要な制御情報をクリアする。
【0044】通信情報格納部3は、通信情報制御部2に
よる制御に基いて、転送情報を通信相手へ送出する。
【0045】無線通信処理部4は、各機器の通信相手特
定部1の間で交換する制御情報及びユーザからの転送情
報を無線通信可能な信号へ変換する。
【0046】また、通信情報制御部2は、ユーザ情報が
通信相手の異常などで通信不可となった場合には、自制
御部内の転送制御情報をクリアにすると共に、通信相手
特定部1に対して該機器を通信可能機器のグループから
削除する指示を送る。
【0047】さらに、通信相手特定部1は、通信情報制
御部2から通信可能機器のグループからある機器を削除
する指示が到着した場合には、自特定部1に保持する情
報と比較することで削除する判断を行い、削除するなら
ば、通信可能機器のグループの機器リストから該機器を
削除する。
【0048】この場合、各機器の通信相手特定部1間で
交換する制御情報とユーザからの転送情報は、無線通信
処理部4へ入力され相手先へ送られるが、それらは同じ
無線通信用の周波数などの同一無線チャネル中に、時分
割で多重化されたり、パケットのヘッダに情報の種類を
示すフィールドを設けて識別したりする。また、別の周
波数など無線チャネルレベルで制御情報とユーザ転送情
報を分離してそれぞれ通信することもできる。
【0049】これにより、ユーザ情報の転送を制御する
手段が、通信可能機器を識別する処理部からの情報を有
効に利用することで、通信不可能な機器に対する信頼性
のある通信のセッションを早急に寸断する。同報通信の
場合も、通信相手消滅信号を受けることで敏速な通信の
セッションの寸断や、該機器を同報先から削除すること
が可能となる。また、ユーザ情報の転送に失敗した場合
に、その情報を通信可能機器を識別する処理部へ反映さ
せることで、通信不可能機器に対する無駄な送信を回避
することが可能となる。
【0050】(参考実施例1)本参考発明の第1の参考
実施例を図面に基づいて説明する。
【0051】図2は、本参考実施例に係わる通信制御装
置の構成例を示すものである。
【0052】この通信制御装置は、通信相手限定部11
と、通信情報制御部12と、通信情報格納部13を備え
ている。
【0053】通信相手特定部11は、自機器が、保有し
ている通信可能な機器の情報を各機器と交換したり、各
機器から得たそれぞれの機器の通信可能な機器の情報に
基づいて通信可能な機器を選定する処理を行う。通信相
手特定部11の内部の具体的な例としては、図3に示す
構成となる。
【0054】図3の通信相手特定部11は、自装置情報
管理部111と、収集情報管理部112と、通信相手限
定部113を備えている。
【0055】自装置情報管理部111は、自通信装置に
基づく情報を処理、管理、格納、他通信装置へ配布する
機能を持つ。
【0056】収集情報管理部112は、他の通信装置か
ら受信したその装置に基づく情報及びその装置が収集し
た情報を処理、管理、格納、他通信装置へ配布する機能
を持つ。
【0057】通信相手限定部113は、自装置情報管理
部111、収集情報管理部112に格納された情報に基
づき、自装置と通信可能な装置群を限定し、その情報を
管理、格納、他通信装置へ配布する機能を持つ。
【0058】他の通信装置から、その装置の通信装置に
基づく情報を受信した場合、自装置情報管理部111は
その装置者名を受けて、それを装置者情報として管理格
納し、収集情報管理部112は、自管理部が管理格納す
る収集情報を、受信した通信装置に基づく情報及びその
装置が収集した情報により更新し、管理格納する。
【0059】収集情報管理部112の収集情報が更新さ
れる毎に通信相手限定部113は、自装置情報管理部1
11、収集情報管理部112それぞれに格納された装置
者情報、収集情報に基づき、自通信装置と通信可能な通
信装置を限定し、そのリストを装置限定情報として格納
し、及び、他の通信装置へ配布する。
【0060】情報の更新が発生した場合には、その内容
に基づきユーザや、通信情報制御部12へ通知する。
【0061】図4には、各部で管理格納する情報テーブ
ルの一例を示す。
【0062】装置者情報管理テーブルには、その装置の
通信装置に基づく情報、及びその装置が収集した情報を
発信した通信装置の物理識別子及び伝送誤り率などその
装置の受信属性情報を格納する例を示している。
【0063】収集情報管理テーブルには、その装置の通
信装置に基づく情報、及びその装置が収集した情報か
ら、発信者の物理識別子単位で、その装置が通信可能な
装置リストなどそれぞれが所有する情報を格納する例を
示している。
【0064】装置限定情報管理テーブルには、通信相手
限定部113によって限定された装置群リスト、及びそ
の各装置と通信をするための属性情報を格納する例を示
している。
【0065】ユーザは情報を転送する場合には、例え
ば、装置者情報管理テーブルに記載されている相手への
送信、グループへ同報する場合には装置限定情報管理テ
ーブルに記載されている相手への送信をするようにす
る。
【0066】通信情報制御部12は、ユーザが発信する
転送情報を確実に通信相手先へ転送するために信頼性の
ある通信処理を行う。
【0067】具体的には、通信相手との間で情報の送受
確認、通信情報格納部13に格納する待ち情報の格納場
所の管理を行う。また、通信相手特定部11から現在通
信している相手の消滅信号を受けると、通信情報制御部
12や通信情報格納部13に格納されている該機器に対
する情報をクリアする。
【0068】通信情報格納部13は、ユーザからの転送
情報を通信情報制御部12からの指示に従って格納、及
び通信ネットワークへ送出する機能を持つ。
【0069】ユーザが情報を希望相手先へ通信する場合
には、その相手または相手群と通信可能かどうかを通信
相手特定部11から受ける。
【0070】通信可能ならその相手に対する識別子を受
けて、それを転送情報に付加情報としてセットして通信
情報制御部12、通信情報格納部13へ送出する。
【0071】ユーザ転送情報を受けた通信情報制御部1
2は、識別子の情報を受けて、その相手に対するコネク
ションの制御を行うべく通信情報格納部13へ制御信号
を送出する。
【0072】具体的には、転送情報が即送出可能ならネ
ットワークへ送出し、一時待機ならばそれの通信情報格
納部13中の格納場所を指示する。待機中の情報も送出
可能になれば通信情報制御部12の指示に従い、通信情
報格納部13からネットワークへ送出される。
【0073】ここで、通信相手特定部11は、自限定部
内で交換、保有する情報を処理した結果、通信可能であ
った機器が不可能になったと判断した場合、その情報を
通信相手消滅信号として通信情報制御部12へ転送す
る。
【0074】通信相手消滅信号を受けた通信情報制御部
12は、その相手に対する通信を行っていれば、その相
手に対するコネクションの制御情報及び、通信情報格納
部13に格納されている該コネクションの転送情報をク
リアする処理を行う。
【0075】ユーザは、通信相手特定部11から現在情
報を転送している相手の消滅の通知を受けることで、そ
の相手への通信を中止することになる。そのため、通信
相手特定部11から通信相手消滅信号を受けて通信情報
制御部12や通信情報格納部13の該当情報をクリアす
るだけで、後にそのコネクションに対する情報の入力は
なくなることになる。
【0076】図5に本通信制御方法の具体的な処理の流
れを図示する。
【0077】機器A120において、通信相手特定部1
21は周辺の機器と情報を交換することで、通信可能な
機器を特定する。図ではB、C、Dの機器と通信可能で
あると示している。そのため、機器A120は機器B1
30と通信可能であり、ユーザ情報はB宛に送信可能で
ある(ステップ1)。
【0078】機器A120の通信相手特定部121が各
機器との相互情報交換により、機器Bと通信が不可能に
なったと判断すると(ステップ2)、通信相手特定部1
21は通信情報制御部122へ機器Bと通信不可になっ
た相手消滅信号を送出する(ステップ3)。
【0079】相手消滅信号を受けた通信情報制御部12
2は、機器Bに対するユーザデータの送信制御情報を更
新、削除するため通信情報制御部122、通信情報格納
部123の該当情報を更新、削除する(ステップ4)。
【0080】(参考実施例2)本参考発明の第2の参考
実施例を図面に従って説明する。
【0081】図6は、本参考実施例の係わる通信制御装
置の構成例を示すものである。
【0082】本装置は、通信相手特定部21、通信情報
制御部22、通信情報格納部23、通信情報退避部24
を備えている。
【0083】通信相手特定部21は、自機器が、保有し
ている通信可能な機器の情報を各機器と交換したり、各
機器から得たそれぞれの機器の通信可能な機器の情報に
基づいて通信可能な機器を選定する処理を行い、格納情
報に変更が生じた場合には、通信情報制御部22へ通知
する機能を持つ。
【0084】通信情報制御部22は、ユーザが発信する
転送情報を確実に通信相手先へ転送するために信頼性の
ある通信処理を行う。
【0085】具体的には、通信相手との間で情報の送受
確認、通信情報格納部23に格納する待ち情報の格納場
所の管理を行う。
【0086】また、通信相手特定部21から現在通信し
ている相手の消滅信号を受けると、通信情報制御部22
や通信情報格納部23に格納されている該機器に対する
情報を通信情報退避部24へ転送する機能と、通信相手
特定部21から現在情報を退避している相手の生成信号
を受けると、通信情報退避部24へ格納されている該当
情報を通信情報制御部22や通信情報格納部23に転送
する機能を持つ。
【0087】通信情報格納部23は、ユーザからの転送
情報を通信情報制御部22からの指示に従って格納、及
び通信ネットワークへ送出する機能を持つ。
【0088】ユーザが情報を希望相手先へ通信する場合
には、その相手または相手群と通信可能かどうかを通信
相手特定部21から受ける。通信可能ならその相手に対
する識別子を受けて、それを転送情報に付加情報として
セットして通信情報制御部22、通信情報格納部23へ
送出する。ユーザ転送情報を受けた通信情報制御部22
は、識別子の情報を受けて、その相手に対するコネクシ
ョンの制御を行うべく通信情報格納部23へ制御信号を
送出する。
【0089】具体的には、転送情報が即送出可能ならネ
ットワークへ送出し、一時待機ならばそれの通信情報格
納部23中の格納場所を指示する。待機中の情報も送出
可能になれば通信情報制御部22の指示に従い、通信情
報格納部23からネットワークへ送出される。
【0090】通信相手特定部21は、自特定部内で交
換、保有する情報を処理した結果、通信可能であった機
器が不可能になったと判断した場合、その情報を通信相
手消滅信号として通信情報制御部22へ転送する。
【0091】通信相手消滅信号を受けた通信情報制御部
22は、その相手に対する通信を行っていれば、その相
手に対するコネクションの制御情報及び、通信情報格納
部23に格納されている該コネクションの転送情報を通
信情報退避部24へ転送する処理を行い、通信情報制御
部22、通信情報格納部23中の該当情報を削除する。
【0092】ユーザは、通信相手特定部21から現在情
報を転送している相手の消滅の通知を受けることで、そ
の相手への通信を中止することになる。そのため、通信
相手特定部21から通信相手消滅信号を受けて通信情報
制御部22や通信情報格納部23の該当情報を退避する
だけで、後にそのコネクションに対する情報の入力はな
くなることになる。
【0093】情報を退避した機器と再び通信が可能とな
った場合、通信相手特定部21は、該機器の生成信号を
通信情報制御部22へ転送する。
【0094】該機器の生成信号を受けた通信情報制御部
22は、該機器の情報が通信情報退避部24に退避され
ているかの判断を行い、退避しているならば、通信情報
退避部24から通信情報制御部22、通信情報格納部2
3へ該当情報を転送する。それにより一時的に通信不可
能となった場合などでは不通になる直前の状態に復帰す
ることが可能となり、ユーザから見れば通信路の一時寸
断と同じ扱いになる。
【0095】図7に本通信制御方法の具体的な処理の流
れを図示する。
【0096】機器A220において、通信相手特定部2
21は周辺の機器と情報を交換することで、通信可能な
機器を特定する。図ではB、C、Dの機器と通信可能で
あると示している。そのため、機器A220は機器B2
30と通信可能であり、ユーザ情報はB宛に送信可能で
ある(ステップ1)。
【0097】機器A220の通信相手特定部221が各
機器との相互情報交換により、機器Bと通信が不可能に
なったと判断すると(ステップ2)、通信相手特定部2
21は通信情報制御部222へ機器Bと通信不可になっ
た相手消滅信号を送出する(ステップ3)。
【0098】相手消滅信号を受けた通信情報制御部22
2は、機器Bに対するユーザデータの送信制御情報を退
避するため通信情報制御部222、通信情報格納部22
3の該当情報を退避する指示を出す(ステップ4)。こ
の時は、機器Bとの通信は不可能となる。
【0099】再び、機器A220の通信相手特定部22
1が各機器との相互情報交換により、機器Bと通信が可
能になったと判断すると(ステップ5)、通信相手特定
部221は通信情報制御部222へ機器Bと通信可にな
った相手生成信号を送出する(ステップ6)。
【0100】相手生成信号を受けた通信情報制御部22
2は、退避していた機器Bに対するユーザデータの送信
制御情報を復元するため通信情報制御部222、通信情
報格納部223へ、通信情報退避部224に退避された
該当情報を転送する指示を出す(ステップ7)。
【0101】機器Bの通信制御情報が復元されたこと
で、機器Aは、機器Bが消滅した時の状態に復帰するこ
とができる。つまり、機器Aのユーザから見れば、B宛
のデータを送信している最中に機器Bが消滅した場合、
短時間の一定時間内にその機器との通信が可能な状態に
戻れば、一時的に通信路に障害が発生したのと同じよう
なふるまいをする。信頼性のある通信処理により到達情
報を送信側でバッファリングしているため、それを再現
するだけでよくスムーズな通信ができる。
【0102】(参考実施例3)本参考発明の第3の参考
実施例を図面に従って説明する。
【0103】図8は、本参考実施例の係わる通信制御装
置の構成例を示すものである。
【0104】本装置は、通信相手特定部31、同報通信
情報制御部32、通信情報格納部33を備えている。
【0105】通信相手特定部31は、自機器が、保有し
ている通信可能な機器の情報を各機器と交換したり、各
機器から得たそれぞれの機器の通信可能な機器の情報に
基づいて通信可能な機器を選定する処理を行い、格納情
報に変更が生じた場合には、通信情報制御部32へ通知
する機能を持つ。また、通信可能な機器を選定した結
果、その機器群及び選定されたいくつかの機器部分群を
グループとして同報通信情報制御部32の同報先リスト
に格納する。
【0106】同報通信情報制御部32は、ユーザが発信
する転送情報を確実に通信相手先へ転送するために信頼
性のある同報通信処理を行う。
【0107】具体的には、通信相手との間で情報の送受
確認、通信情報格納部33に格納する待ち情報の格納場
所の管理を行う。また、通信相手特定部31から現在通
信している相手の消滅信号を受けると、該機器宛の送信
は完了扱いにした後に、同報リストの機器群から該機器
のエントリを削除する処理を行い通常の処理を続ける。
【0108】別な方法としては、消滅信号を受けた時点
で通信を終了扱いにし、同報通信情報制御部32、通信
情報格納部33中の該同報情報を更新、削除する。
【0109】通信情報格納部33は、ユーザからの同報
転送情報を通信情報制御部22からの指示に従って格
納、及び通信ネットワークへ送出する機能を持つ。
【0110】ユーザが情報を希望相手先へ通信する場合
には、その相手または相手群と通信可能かどうかを通信
相手特定部31から受ける。また、同報先は、ユーザか
ら同報先の機器を複数指定することによりそれを同報リ
ストに登録するか、図4の装置限定情報管理テーブルに
記載されている機器群のような、通信相手特定部31で
作成された機器情報に基いて構成された同報先をリスト
に登録することで決定される。
【0111】ユーザからの転送情報が同報の場合、それ
が通信可能ならその相手に対する同報識別子を同報通信
情報制御部32から受けて、それを転送情報に付加情報
としてセットして通信情報制御部32、通信情報格納部
33へ送出する。
【0112】ユーザ転送情報を受けた同報通信情報制御
部32は、同報識別子の情報を受けて、その相手に対す
るコネクションの制御を行うべく通信情報格納部33へ
制御信号を送出する。
【0113】具体的には、転送情報が即送出可能ならネ
ットワークへ送出し、一時待機ならばそれの通信情報格
納部33中の格納場所を指示する。
【0114】待機中の情報も送出可能になれば同報通信
情報制御部32の指示に従い、通信情報格納部33から
ネットワークへ送出される。
【0115】通信相手特定部31は、自特定部内で交
換、保有する情報を処理した結果、通信可能であった機
器が不可能になったと判断した場合、その情報を通信相
手消滅信号として同報通信情報制御部32へ転送する。
【0116】通信相手消滅信号を受けた同報通信情報制
御部32は、その相手に対する通信を行っていれば、ひ
とまずその相手に対しては送信成功扱いにして処理を進
め、すべての同報先から前パケットに対する受信確認が
到着し、次の情報パケットを送信可能となった時に、該
機器に対する送信を中止すべく同報先から該機器のエン
トリを削除する。
【0117】または、同報通信情報制御部32、通信情
報格納部33に格納されている対象の同報情報を削除す
る手法もある。
【0118】このため、ある機器の移動などでその機器
への情報転送が不可能になった場合においても、送信側
では該機器を削除した同報先で同報のコネクションを再
設定する必要がなく、自動的に該機器宛が削除されるた
め、スムーズな同報通信が可能となる。
【0119】具体的な処理の流れに関しては、参考実施
例1の場合と同様であり、機器消滅信号が発生した場合
の処理が、該機器を同報メンバーから削除したり、該同
報通信を中止すべく同報情報を削除する処理を行うよう
になる。
【0120】(参考実施例4)本参考発明の第4の参考
実施例を図面に従って説明する。
【0121】図9は、本参考実施例の係わる通信制御装
置の構成例を示すものである。本装置は通信相手特定部
41、同報通信情報制御部42、通信情報格納部43、
通信情報退避部44を備えている。
【0122】通信相手特定部41は、自機器が、保有し
ている通信可能な機器の情報を各機器と交換したり、各
機器から得たそれぞれの機器の通信可能な機器の情報に
基づいて通信可能な機器を選定する処理を行い、格納情
報に変更が生じた場合には、同報通信情報制御部42へ
通知する機能を持つ。また、通信可能な機器を選定した
結果、その機器群及び選定されたいくつかの機器部分群
をグループとして同報通信情報制御部42の同報先リス
トに格納する。
【0123】同報通信情報制御部42は、ユーザが発信
する転送情報を確実に通信相手先へ転送するために信頼
性のある同報通信処理を行う。
【0124】具体的には、通信相手との間で情報の送受
確認、通信情報格納部43に格納する待ち情報の格納場
所の管理を行う。
【0125】また、通信相手特定部41から現在通信し
ている相手の消滅信号を受けると、同報先から該機器の
エントリを削除する処理や、または該同報を中止する処
理を行い、同報通信情報制御部42や通信情報格納部4
3に格納されている該機器に対する情報を通信情報退避
部44へ転送する機能と、通信相手特定部41から現在
情報を退避している相手の生成信号を受けると、通信情
報退避部44へ格納されている該当情報を同報通信情報
制御部42や通信情報格納部43に転送する機能を持
つ。
【0126】通信情報格納部43は、ユーザからの同報
転送情報を同報通信情報制御部42からの指示に従って
格納、及び通信ネットワークへ送出する機能を持つ。
【0127】ユーザが情報を希望相手先へ通信する場合
には、参考実施例3の場合における通信処理と基本的に
同じである。
【0128】違うのは通信相手特定部41が、自特定部
内で交換、保有する情報を処理した結果、通信可能であ
った機器が不可能になったと判断した場合である。
【0129】その場合、その情報を通信相手消滅信号と
して同報通信情報制御部42へ転送する。通信相手消滅
信号を受けた同報通信情報制御部42は、その相手に対
する通信を行っていれば、まずは、その相手に対するコ
ネクションの制御情報及び、通信情報格納部43に格納
されている該コネクションの転送情報を通信情報退避そ
して、該機器を削除した相手先で同報を続ける場合に
は、参考実施例3と同様の対象機器が消滅した場合の同
報先から該機器のエントリを削除する処理を行う。該機
器を含めた機器群での同報通信しか考えられていない場
合には、同報通信情報制御部42、通信情報格納部43
中の該当情報を削除する。
【0130】削除した機器と再び通信が可能となった場
合、通信相手特定部41は、該機器の生成信号を同報通
信情報制御部42へ転送する。
【0131】該機器の生成信号を受けた同報通信情報制
御部42は、該機器を含む同報転送のための情報が通信
情報退避部44に退避されているかの判断を行い、退避
しているならば、通信情報退避部44から同報通信情報
制御部42、通信情報格納部43へ該当情報を転送す
る。
【0132】それにより一時的に通信不可能となった場
合などでは不通になる直前の状態に復帰することが可能
となり、ユーザから見れば通信路の一時寸断と同じ扱い
になる。
【0133】(参考実施例5)本参考発明の第5の参考
実施例を図面に従って説明する。
【0134】図10は、本参考実施例に係わる通信制御
装置の構成例を示すものである。通信相手特定部51
と、通信情報制御部52と、通信情報格納部53を備え
ている。
【0135】通信相手特定部51は、自機器が、保有し
ている通信可能な機器の情報を各機器と交換したり、各
機器から得たそれぞれの機器の通信可能な機器の情報に
基づいて通信可能な機器を選定する処理を行う。また、
通信情報制御部52から通信可能な設定がされている機
器に対する通信不可手続きが行われた場合、該機器を通
信不可にする処理を行う。
【0136】通信情報制御部52は、ユーザが発信する
転送情報を確実に通信相手先へ転送するために信頼性の
ある通信処理を行う。
【0137】具体的には、通信相手との間で情報の送受
確認、通信情報格納部53に格納する待ち情報の格納場
所の管理を行う。また、通信相手先の機器への情報転送
が失敗した場合、該機器への通信は不可能と判断し、通
信相手特定部51へ現在通信している相手を通信不可に
する手続きを行う。
【0138】通信情報格納部53は、ユーザからの転送
情報を通信情報制御部52からの指示に従って格納、及
び通信ネットワークへ送出する機能を持つ。
【0139】ユーザが情報を希望相手先へ通信する場合
には、その相手または相手群と通信可能かどうかを通信
相手特定部51から受ける。
【0140】通信可能ならその相手に対する識別子を受
けて、それを転送情報に付加情報としてセットして通信
情報制御部52、通信情報格納部53へ送出する。
【0141】ユーザ転送情報を受けた通信情報制御部5
2は、識別子の情報を受けて、その相手に対するコネク
ションの制御を行うべく通信情報格納部53へ制御信号
を送出する。
【0142】具体的には、転送情報が即送出可能ならネ
ットワークへ送出し、一時待機ならばそれの通信情報格
納部53中の格納場所を指示する。待機中の情報も送出
可能になれば通信情報制御部52の指示に従い、通信情
報格納部53からネットワークへ送出される。
【0143】ここで、ユーザ転送情報の送信処理を行っ
た結果、相手からの受信確認が来ない場合のような受信
側機器への通信が不可能になった場合、通信情報制御部
52は、その相手に対するコネクションの制御情報及
び、通信情報格納部53に格納されている該コネクショ
ンの転送情報をクリアする処理を行う。
【0144】そして、該機器と通信不可能になったこと
を示す情報を通信相手特定部51へ転送し、これを受け
た通信相手特定部51は、該機器を通信不可にする処理
を行う。その処理以後は通信相手特定部51内の決定で
通信可能な状態であっても、一旦通信不可の設定を行
う。再びその機器が通信可能になる状態になるまでは通
信不可になる。
【0145】(参考実施例6)本参考発明の第6の参考
実施例を図面に従って説明する。
【0146】図11は、本参考実施例の係わる通信制御
装置の構成例を示すものである。本装置は通信相手特定
部61、同報通信情報制御部62、通信情報格納部63
を備えている。
【0147】通信相手特定部61は、自機器が、保有し
ている通信可能な機器の情報を各機器と交換したり、各
機器から得たそれぞれの機器の通信可能な機器の情報に
基づいて通信可能な機器を選定する処理を行い、格納情
報に変更が生じた場合には、同報通信情報制御部62へ
通知する機能を持つ。
【0148】また、通信可能な機器を選定した結果、そ
の機器群及び選定された幾つかの機器部分群をグループ
として同報通信情報制御部62の同報先リストに格納す
る。そして、同報通信情報制御部62から通信可能な設
定がされている機器に対する通信不可手続きが行われた
場合、該機器を通信不可にする処理を行う。
【0149】同報通信情報制御部62はユーザが発信す
る転送情報を確実に通信相手先へ転送するために信頼性
のある同報通信処理を行う。
【0150】具体的には、通信相手との間で情報の送受
確認、通信情報格納部63に格納する待ち情報の格納場
所の管理を行う。
【0151】また、同報通信において、1または複数の
相手先の機器への情報転送が失敗した場合、該機器への
通信は不可能と判断し、通信相手特定部61へ該機器を
通信不可にする手続きを行う。
【0152】そして、該機器宛の送信は完了扱いにした
後に、同報リストの機器群から該機器のエントリを削除
する処理を行い通常の処理を続ける。別な方法として
は、消滅信号を受けた時点で通信を終了扱いにし、同報
通信情報制御部62、通信情報格納部63中の該同報情
報を更新、削除する。
【0153】通信情報格納部63は、ユーザからの同報
転送情報を通信情報制御部62からの指示に従って格
納、及び通信ネットワークへ送出する機能を持つ。
【0154】ユーザが情報を希望相手先へ通信する場合
には、その相手または相手群と通信可能かどうかを通信
相手特定部61から受ける。
【0155】また、同報先は、ユーザから同報先の機器
を複数指定することによりそれを同報リストに登録する
か、図4の装置限定情報管理テーブルに記載されている
機器群のような、通信相手特定部61で作成された機器
情報に基づいて構成された同報先をリストに登録するこ
とで決定される。
【0156】ユーザからの転送情報が同報の場合、それ
が通信可能ならその相手に対する同報識別子を同報通信
情報制御部62から受けて、それを転送情報に付加情報
としてセットして同報通信情報制御部62、通信情報格
納部63へ送出する。
【0157】ユーザ転送情報を受けた同報通信情報制御
部62は、同報識別子の情報を受けて、その相手に対す
るコネクションの制御を行うべく通信情報格納部63へ
制御信号を送出する。
【0158】具体的には、転送情報が即送出可能ならネ
ットワークへ送出し、一時待機ならばそれの通信情報格
納部63中の格納場所を指示する。待機中の情報も送出
可能になれば同報通信情報制御部62の指示に従い、通
信情報格納部63からネットワークへ送出される。
【0159】ここで、ある転送情報パケットに対する同
報先からの受信確認が到着しない場合など、受信側機器
または機器群への通信が不可能になった場合、同報通信
情報制御部62は、ひとまずその相手に対しては送信成
功扱いにして処理を進め、すべての同報先から前パケッ
トに対する受信確認が到着し、次の情報パケットを送信
可能となった時に、該機器に対する送信を中止すべく同
報先から該機器のエントリを削除する。
【0160】または、同報を中止すべく、同報通信情報
制御部62、通信情報格納部63に格納されている対象
の同報情報を削除する手法もある。
【0161】そして、該機器または機器群と通信不可能
になったことを示す情報を通信相手特定部61へ転送
し、これを受けた通信相手特定部61は、該機器を通信
不可にする処理及び同報機器群を選定するテーブル情報
から該機器を削除する処理を行う。その処理以後は通信
相手特定部61内の決定で通信可能な状態であっても、
一旦通信不可の設定を行う。再びその機器が通信可能に
なる状態になるまでは通信不可になる。
【0162】<第3〜5の参考発明> (参考実施例1)図12は、本参考実施例における情報
処理装置400の構成例である。この情報処理装置40
0は、任意の場所において持ち寄った複数の計算機の間
で相互にデータを送受信する通信コネクションを設定し
て通信できる。
【0163】アプリケーション処理部401は、アプリ
ケーションを実行する部分であり、通信制御部402は
通信制御を行う部分である。
【0164】無線送受信部403は、通信制御部402
から発生される各種の制御情報とユーザ情報とを無線を
通じて送受信するための各種処理を行う部分である。
【0165】アプリケーション処理部401から通信制
御部402へは、送信ユーザ情報が宛先ヘッダ生成部3
12に、またグループ設定命令とグループ指定情報がグ
ループ設定部313に入力される。
【0166】一方、通信制御部402からアプリケーシ
ョン処理部401へは、通信可能な装置の情報が通信可
能装置情報記憶部315から入力されるとともに、宛先
ヘッダ識別部317からコネクション識別部318を介
して受信コネクション情報が入力される。
【0167】装置識別情報発生部311からは、定期的
に自己の装置識別信号が発生され、制御チャネル変調部
321を介して多重化回路323に出力される。送信ユ
ーザ情報はアプリケーション処理部401から宛先ヘッ
ダ生成部312に入力される。
【0168】アプリケーション処理部401からは同時
に、その情報を送信する通信コネクションを指定するコ
ネクション指定情報がコネクション設定部319に入力
される。
【0169】コネクション設定部319は、受入したコ
ネクション指定情報に基づいてコネクション識別情報を
宛先ヘッダ生成部312に出力するとともに、グループ
指定情報をグループ設定部313に出力する。
【0170】グループ設定部313は、受入したグルー
プ指定情報に基づいて、そのグループに属する相手通信
装置の識別情報を宛先ヘッダ生成部312に出力する。
【0171】宛先ヘッダ生成部312は、送信ユーザ情
報にコネクション識別情報と相手装置の識別情報を宛先
ヘッダとして付与し、情報チャネル変調部322に出力
する。情報を送信する情報チャネルと制御信号を送信す
る制御チャネルは、例えば、周波数分割等によりチャネ
ル分離されており、情報チャネル変調部322及び制御
チャネル変調部321は、各々のチャネルに応じた変調
を行う。
【0172】情報チャネル変調部322及び制御チャネ
ル変調部321から出力された信号は、多重化回路32
3により多重されRF変調器324を介してアンテナ3
31から送信される。
【0173】一方、アンテナ331で受信された他局か
らの各種情報信号は、逓減部326でベースバンド帯域
に変換された後、制御チャネル復調部328と情報チャ
ネル復調部329に導かれ、各々、制御情報とユーザ情
報が復調される。
【0174】情報チャネル復調部329から出力される
ユーザ情報信号は、宛先ヘッダ識別部317にてユーザ
情報に付与されている宛先ヘッダが検索され、該受信情
報が自局宛の情報か否かが識別される。自局宛の場合に
は受信したユーザ情報をアプリケーション処理部401
に出力し、自局宛でない場合は廃棄する。
【0175】以上により、自局の装置識別番号の送信
と、グループ設定がなされた装置間でのユーザ情報の送
受信が行われる。
【0176】同図において、グループ設定は以下のよう
にしてなされる。
【0177】前述したように装置識別情報発生部311
から発生される装置識別信号は、定期的に無線送受信部
403を介してアンテナ331から送信されている。
【0178】一方、他の装置から送信されてきた装置識
別情報は、無線送受信部403を介して制御チャネル復
調部328に導かれる。
【0179】制御チャネル復調部328からは、所定の
復調を行って得られた装置識別情報が通信可能装置識別
部314に出力される。
【0180】通信可能装置識別部314は、受入した制
御情報の中に装置識別情報があり、かつ、この信号があ
る一定時間内に繰り返し受信されると、この通信装置と
の通信が可能であると判別し、装置識別情報を比較回路
316と通信可能装置記憶部315に出力する。
【0181】比較回路316は、通信可能装置識別部3
14から入力される信号と通信可能装置記憶部315に
記憶されている装置識別情報とを比較し、その比較結果
に応じて制御信号を通信可能装置記憶部315に出力す
る。
【0182】比較結果が一致しているときは、通信可能
装置記憶部315の内容を書き換える必要はないので、
比較回路316から通信可能装置記憶部315へは制御
信号は送られない。一方、比較結果が不一致のときに
は、通信可能装置記憶部315の内容を更新する。
【0183】このように、この情報処理装置が近くに来
て、互いに送信している無線電波が一定以上の電界強度
で受信されるようになると、定期的に送信している装置
識別情報が受信され、通信可能装置記憶部315にその
装置識別情報が新たに書き加えられる。
【0184】通信可能装置記憶部315の内容は、アプ
リケーション処理部401とグループ設定部313にも
導かれている。アプリケーション処理部401は、通信
可能装置記憶部315から示される通信可能装置から通
信を希望する一つまたは複数個の相手を選びだし、グル
ープ設定部313に設定命令信号を出力する。
【0185】グループ設定部313は、この設定命令信
号に従って、通信可能装置記憶部315から示される装
置識別情報と設定するグループとの対応表を作成し保持
する。かくして、グループに属する情報処理装置間での
論理的通信リンクが設定される。
【0186】通信可能装置識別部314では、通信可能
装置記憶部315に記憶されている情報処理装置の識別
情報が定期的に送信されてくるか否かも観測し、所定時
間の間に全く通信端末識別情報が受信されなくなると通
信不可能と判断し、通信可能装置記憶部315から該装
置を取り除く。通信不可能と判断された装置の装置識別
情報はグループ設定部313にも送出され、必要ならば
グループ設定部313が保持するグループと装置識別情
報の対応表からも該装置の装置識別情報は削除される。
【0187】グループ設定がなされると次にコネクショ
ン設定が行われる。
【0188】アプリケーション処理部401は、グルー
プ設定部313によって設定されたグループを選択しコ
ネクション設定部319にコネクション設定命令信号を
送出する。コネクション設定部319は、このコネクシ
ョン設定命令に従ってグループ識別情報とコネクション
識別情報の対応表を作成し保持する。
【0189】アプリケーション処理部401がデータを
送信するときは、前述したように、送信ユーザ情報を宛
先ヘッダ生成部312に出力するとともに、その送信相
手を示すグループを指定する信号をグループ設定部31
3に出力し、そのグループに属する通信端末にだけ同報
的にユーザ情報が送られる。
【0190】さらに、情報処理装置400はレジューム
制御部404を有している。
【0191】レジューム制御部404は、情報処理装置
400の電源のONとOFFを監視し、電源がOFFに
されたことを検出するとアプリケーション処理部401
及び通信制御部402の状態情報、アプリケーション処
理部401では実行中のプログラムやそのレジスタの内
容、通信制御402では通信可能装置記憶部315に記
憶されている通信可能装置のリストやグループ設定部3
13に記憶されているグループに関する情報やコネクシ
ョン設定部319に記憶されている設定済みのコネクシ
ョンに関する情報を2次記憶装置405に退避した後
に、アプリケーション処理部401、通信制御部402
の電源をOFFにし、動作を停止させる。
【0192】レジューム制御部404は、電源がONに
されたことを検出すると、2次記憶装置405に退避し
ておいた状態情報を再び読みだして、ユーザ情報部40
1、通信制御部402にロードして、動作を再開させ
る。ただし、図中では、通信制御部402内から状態情
報を読み出し、あるいはロードするために用いる制御線
は、図が煩雑になるため省略されている。
【0193】本参考実施例においては、レジューム制御
部404は、電源がOFFになることを検出すると、通
信可能装置記憶部315に記憶されている情報処理装置
に対して自身がレジューム状態になることを通知するた
めにレジュームメッセージを送信した後、2次記憶装置
405にレジューム状態から復帰するために必要な情報
を退避して電源をOFFにする。このとき、レジューム
メッセージは単純にネットワークに対してブロードキャ
ストするだけでも良い。または、自身と同じグループに
属している情報処理装置に対してだけ選択的に送信する
こともできる。
【0194】一方、レジュームメッセージを受信した場
合には、レジュームメッセージを送信した装置が属する
グループ及びそのグループに対して設定されている通信
コネクションを、それぞれグループ設定部313とコネ
クション設定部319から検索してレジューム中である
ことを登録する。
【0195】そのために、グループ設定部313では、
図13に示すようにグループ識別子とそのグループに属
する情報処理装置のリスト及びレジューム中である場合
に1にセットされるフラグからなるテーブルを保持す
る。
【0196】図13に示した例では、装置7がレジュー
ム中であるために、グループ1とグループ10にレジュ
ーム中であることを示すフラグがセットされている。レ
ジューム中であることを示すフラグが1にセットされて
いる場合には、通信可能装置識別部314からその装置
が通信不能になったことを通知された場合にもグループ
の構成を変更しない。
【0197】通信コネクション設定部319においても
同様に、コネクションの識別子と、そのコネクションが
設定されているグループがレジューム中である場合にセ
ットされるフラグからなるテーブルを保持する。
【0198】アプリケーション処理部401からユーザ
情報を送信する時には、コネクション設定部ではそのコ
ネクションの設定されたグループがレジューム中である
か否かを調べ、レジューム中である場合にはユーザ情報
の送信を行わない。また、レジューム中である間は、こ
のコネクションに関してはタイムアウトを検出しても切
断などの処理を行わない。
【0199】次に、レジューム状態であった情報処理装
置400が再び電源がONになってレジューム状態から
復帰した場合の処理について述べる。
【0200】レジューム制御部404は、レジューム状
態から復帰したことを検出すると、他の情報処理装置に
レジューム復帰メッセージを送信する。
【0201】レジューム復帰メッセージを受信した情報
処理装置は、グループ設定部313、及び、コネクショ
ン設定部319においてレジューム中となっていたフラ
グを0にクリアし、アプリケーション処理部401から
のユーザ情報の送信を再開する。
【0202】以上の手順を図14に示す。
【0203】図14は、情報処理装置A、B、Cの間で
通信を行っており、その途中で情報処理装置Bがレジュ
ーム状態になり、その後レジューム状態から復帰した場
合である。
【0204】このように、レジュームの開始時と終了時
に他の情報処理装置に通知し、通信コネクションを中断
しておくことによって、レジューム状態から復帰した際
にもレジューム状態になる以前の状態と継続して通信を
行うことが可能になる。
【0205】(参考実施例2)第2の参考実施例につい
て述べる。
【0206】図15は、本参考実施例の通信可能端末記
憶部315における通信可能装置のリストの更新に関す
る手順を示したフローチャートである。
【0207】レジューム制御部404は、レジューム状
態から復帰したことを検出すると通信可能装置記憶部3
15にレジューム状態から復帰したことを通知する。
【0208】通信可能装置記憶部315では、レジュー
ム状態から復帰したことを通知されると復帰動作中であ
ることを示すフラグをセットする。
【0209】フラグがセットされていない時、通信可能
装置記憶部315は比較回路316の比較結果が不一致
であるならば、保持している通信可能装置のリストを通
信可能装置識別部314からの入力によって更新する。
【0210】しかし、フラグがセットされている時に
は、通信可能装置記憶部315は比較回路316の比較
結果が不一致であっても、通信可能装置識別部314の
出力を無視する。フラグがセットされている時比較回路
316の比較結果が一致すると、フラグをクリアし、レ
ジューム状態からの復帰動作を終了する。
【0211】通信可能装置記憶部315がこのように動
作することによって、レジューム状態からの復帰が完全
に同時でなく、先にレジューム状態から復帰した情報処
理装置において、未だレジューム状態のままである装置
が通信不可能であると判定されて、その情報処理装置と
の間の通信コネクションが切断されてしまうということ
が回避される。その結果、レジューム状態からの復帰時
刻が装置によって異なる場合においても、レジューム状
態の前後において連続した通信を実現することが可能と
なる。
【0212】(参考実施例3)第3の参考実施例につい
て述べる。
【0213】本参考実施例においては、レジューム制御
部404が、レジューム状態になることを検出すると、
アプリケーション処理部401の状態情報のみを2次記
憶装置405に退避した後に電源供給を停止する。
【0214】通信制御部402と無線送受信部403に
対しては電源を停止せず、レジューム状態中であっても
レジューム復帰メッセージを受信して必要な処理を行う
ことが可能な受信待ち受け状態にある。
【0215】レジューム制御部404は、レジューム状
態から復帰したことを検出すると、レジューム状態から
復帰したことを他の情報処理装置に通知するためにレジ
ューム復帰メッセージを送信する。
【0216】一方、レジューム制御部404はレジュー
ム状態において受信したメッセージがレジューム復帰メ
ッセージであると判断すると、ユーザ情報処理部に2次
記憶装置405に退避しておいた状態情報をロードし、
実行を再開させる。
【0217】このようにすることで、総ての情報処理装
置がレジューム状態から復帰するタイミングを同期させ
ることができるようになるため、動作を再開した時に他
の情報処理装置が未だレジューム状態にあるため通信が
できないと判断して通信コネクションを切断してしまう
といったことがおこらずに、レジューム状態の前後にお
いて連続した動作を行うことが可能となる。
【0218】<第1,2の本発明> (実施例1)図16は、図12のアプリケーション処理
部401の構成を説明する図である。
【0219】アプリケーション管理部452は、ユーザ
識別子とユーザの名前、所属等のユーザに関する情報、
さらにユーザがグループ内に存在するかどうかを対応さ
せ、図17に示すユーザ情報リストとして管理する。ま
た、共有データ識別子と記憶領域識別子を対応させ、図
18に示す共有データ管理リストとして管理する。更
に、共有データ識別子と外部記憶装置454に保存した
ファイル名を対応させた図19に示す共有データ保存状
況データの管理を行う。
【0220】データ共有制御部456は、複数の装置で
データの共有管理を行う。ここでは、共有データを一意
に識別するための識別子の作成、データの配送、データ
の変更権利管理、データの変更指示の処理を行う。
【0221】ユーザ識別部458は、グループに属する
ユーザに対して一意に識別するための識別子を作成す
る。ユーザ識別子は、装置識別子と対応付け、図20に
示すユーザ装置対応リストとして管理する。
【0222】外部記憶装置454は、データの保存を行
う。表示部は共有データの表示、ユーザへのメッセージ
の表示を行う。
【0223】アプリケーション実行部460は、アプリ
ケーション処理部450の処理を統括する。
【0224】通信制御部462は、グループ管理部46
4、ユーザ情報獲得部466を有する。
【0225】ユーザ情報獲得部466は、指定された装
置識別子を持つ装置のユーザ情報の獲得処理を実行す
る。
【0226】アプリケーション処理部450には、表示
部468を有する。
【0227】このアプリケーション処理部450を使用
して、最初にデータ共有アプリケーションの中断方法を
説明する。
【0228】利用者がデータ共有中断を指示すると、ア
プリケーション中断メッセージを、グループ内の全ての
装置に同報する。
【0229】次に、グループ内の全ての装置で、アプリ
ケーション処理部450のユーザ情報リストの内容を外
部記憶装置454に保存する。
【0230】以上がアプリケーションの中断処理であ
る。この処理をさらに図22のフローチャートを用いて
詳細に説明する。
【0231】(ステップA1)アプリケーション中断メ
ッセージを、グループ内の全ての装置に同報する。
【0232】(ステップA2)アプリケーション処理部
450のユーザ情報リストの内容を外部記憶装置454
に保存する。
【0233】(ステップA3)共有データの数をmと
し、共有データ処理カウンタをnとする。nの初期値を
1とする。共有データ数mを設定する。
【0234】(ステップA4)n番目の共有データを保
存するかどうかユーザに確認する。保存する場合はステ
ップA5を実行、そうでない場合はステップA6を実行
する。
【0235】(ステップA5)ファイル名を指定して外
部記憶装置454に共有データを保存する。共有データ
保存状況データに共有データ識別子と指定したファイル
名を対応させ記憶させる。ステップA7を実行する。
【0236】(ステップA6)共有データ保存状況デー
タに共有データ識別子と保存しない状態を示す符号、た
とえばNULLを対応させ記憶させる。ステップA7を
実行する。
【0237】(ステップA7)共有データ処理カウンタ
nを1つ増やし、共有データ数mと比較する。m≧nな
らステップA4を実行する。そうでなければ終了する。
【0238】前記の過程を実行することにより、どの共
有データを保存しているかをデータ共有再開時に知るこ
とが可能となる。
【0239】次に再開の方法を図23のフロチャートを
用いて説明する。
【0240】任意のユーザがアプリケーションの起動を
行い、再開を指定することにより、以下の処理を実行す
る。
【0241】(ステップB1)再開させるデータ共有作
業に対応した、ユーザ情報リストデータを外部記憶装置
454から読み込む。ユーザ情報リスト内部のユーザ状
態を、不在にする。
【0242】(ステップB2)自分のユーザ情報と一致
する情報を検索し、対応するユーザ識別子を自ユーザ識
別子とする。また、対応する状態を存在とする。
【0243】(ステップB3)ユーザ識別部より、通信
可能装置識別子リストを獲得する。装置数をmとする。
通信済みの装置数をnとしn=1とする。
【0244】(ステップB4)通信可能装置識別リスト
のn番目の装置に、ユーザ情報送信命令を送信する。
【0245】(ステップB5)返送されたユーザ情報と
ユーザ情報リスト内のユーザ情報とを比較する。一致し
た場合はステップB6を、一致するものが無い場合はB
7を実行する。
【0246】(ステップB6)一致した情報に対応する
ユーザ識別子をステップB4の装置識別子と対応させ、
ユーザ装置対応表に登録する。
【0247】また、ユーザ情報リストのユーザ状態を存
在に変更する。
【0248】(ステップB7)共有データ処理カウンタ
nを1つ増やし、装置数mと比較する。m≧nならステ
ップB4を実行する。
【0249】(ステップB8)ユーザ情報リスト内を調
べ、存在しているユーザ識別子のリストを作成する。ユ
ーザ装置対応表を用いて装置識別子に変換し、グループ
管理部にグループ作成を要求する。
【0250】本実施例に示す各処理を実行することによ
り、データ共有中断時と再開時にユーザが異なる場合で
もアプリケーションを再開することが可能である。
【0251】(実施例2)第2の実施例のデータ共有再
開処理を、図24のフローチャートを用いて説明する。
【0252】図16のアプリケーション処理部450に
おいて、データ共有アプリケーションは再開され、グル
ープ内に通信コネクションは設定されている。
【0253】(ステップC1)各装置で共有データ保存
状況データを外部記憶装置454より読み込む。共有デ
ータの数をmとし、共有データ処理カウンタをnとす
る。nの初期値を1とする。
【0254】(ステップC2)n番目の共有データの保
存状況を調べる。共有データ識別子に、NULLが対応
付けられている場合は、ステップC4を実行する。
【0255】(ステップC3)対応付けられたデータを
ファイル識別子として、外部記憶装置454へアクセス
する。共有データが消去されている場合には、アクセス
は失敗する。アクセスの結果が失敗の場合は、ステップ
C5を実行する。
【0256】(ステップC4)共有データを装置に読み
込み、記憶領域識別子と、共有データ識別子を対応付
け、アプリケーション処理部450が共有データ用管理
リストに加える。ステップC6を実行する。
【0257】(ステップC5)アプリケーション管理部
452は、記憶領域識別子に特定の値、例えばNULL
を与え、共有データ識別子と対応付け、共有データ用管
理リストに加える。ステップC6を実行する。
【0258】(ステップC6)共有データ処理カウンタ
nを1つ増やし、共有データ数mと比較する。m≧nな
らステップC2を実行する。
【0259】(ステップC7)nを1に設定する。
【0260】(ステップC8)アプリケーション管理部
452が、共有データ用管理リストのn番目の対応を調
べる。共有データ識別子にNULLが対応付けられてい
る場合は、ステップC10を実行する。
【0261】(ステップC9)共有データ処理カウンタ
nを1つ増やし、共有データ数mと比較する。n>mの
場合は、処理を終了する。それ以外はステップC8を実
行する。
【0262】(ステップC10)データ所持ユーザを識
別するためのリストを作成する(図21参照)。リスト
を作成するときにユーザ識別子の若い番号のユーザから
加える。自分の識別子にデータ無しを示すフラグを対応
付ける。
【0263】(ステップC11)グループ内のユーザか
ら特定の一人を選定する。選定方法は、前記データ所持
リストを調べ、データ無しフラグが付けられていないユ
ーザの中で、一番若い番号を有するユーザを選ぶ方法が
考えられる。
【0264】ユーザ識別部458からユーザに対応付け
された処理装置識別子を得る。処理装置識別子を用い
て、データ送信要求メッセージと共有データ識別子とを
選定された装置に送信する。
【0265】前記選定された装置が、データ転送要求メ
ッセージを受信した場合は、アプリケーション管理部4
52を調べ、共有データ記憶領域識別子の値がNULL
なら、データ転送不可能メッセージを、そうでなければ
データ転送可能メッセージを通信制御部に送る。そし
て、指定された共有データの転送処理を実行する。
【0266】(ステップC12)前記選定された装置か
ら、返事を調べる。データ転送メッセージの場合は、ス
テップC13を、データ転送不可能メッセージの場合
は、ステップC14を実行する。
【0267】(ステップC13)データ受信処理を行
い、記憶領域識別子と、共有データ識別子を対応付け、
アプリケーション処理部450が、共有データ用管理リ
ストに加える。ステップC9を実行する。
【0268】(ステップC14)データ所持ユーザリス
トのステップC11で選定されたユーザ識別子にデータ
無しフラグを対応付ける。
【0269】(ステップC15)共有データ処理カウン
タnを1つ増やし、共有データ数mと比較する。m≧n
ならステップC11を実行する。
【0270】(ステップC16)データがグループ内に
存在しないことをユーザに通知する。ステップC9を実
行する。
【0271】このような過程を実行することにより、デ
ータ共有再開時に、必要な共有データを外部記憶装置4
54に保存していない場合でもデータ共有再開が可能で
ある。
【0272】グループ内の全員が共有データを保存して
いなかった場合は、次に述べる実施例により対処する。
【0273】(実施例3)第3の実施例のデータ共有再
開処理を、図25のフローチャートを用いて説明する。
【0274】新規ユーザからのグループ参加要求は受理
され、グループに加えられた後に以下の処理の実行を行
う。
【0275】(ステップD1)新規参加装置を除く、各
装置で装置識別子を調べ、特定の1台を選定する。選定
の方法は、装置識別子の1番若い装置を選ぶ方法が考え
られる。
【0276】(ステップD2)アプリケーション管理部
452の共有データ管理リストを調べ、共有データ数を
m、処理済みのデータ数をnとする。n=1に設定す
る。
【0277】(ステップD3)アプリケーション管理部
452が、共有データ用管理リストのn番目の対応を調
べる。共有データ識別子にNULLが対応付けられてい
る場合は、ステップD5を実行する。
【0278】(ステップD4)共有データ処理カウンタ
nを1つ増やし、共有データ数mと比較する。n≧mの
場合は、処理を終了する。それ以外はステップD3を実
行する。
【0279】(ステップD5)ユーザ識別部458から
新規ユーザに対応付けされた処理装置識別子を得る。処
理装置識別子を用いて、データ同報要求メッセージと共
有データ識別子とを選定された装置に送信する。
【0280】前記新規参加装置が、データ同報要求メッ
セージを受信した場合は、アプリケーション管理部45
2を調べ、共有データ記憶領域識別子の値がNULLな
ら、データ同報不可能メッセージを、そうでなければデ
ータ同報可能メッセージを通信制御部に送る。そして、
指定された共有データの同報処理を実行する。
【0281】(ステップD6)新規参加装置から、返事
を調べる。データ同報メッセージの場合は、ステップD
7を、データ同報不可能メッセージの場合は、ステップ
D8を実行する。
【0282】(ステップD7)データ受信処理を行い、
記憶領域識別子と、共有データ識別子を対応付け、アプ
リケーション処理部450が共有データ用管理リストに
加える。ステップD4を実行する。
【0283】(ステップD8)データがグループ内に存
在しないことをユーザに通知する。ステップD4を実行
する。
【0284】このような過程を実行することにより、デ
ータ共有再開時に、必要な共有データを外部記憶装置4
54に保存していない場合でもデータ共有再開が可能で
ある。
【0285】<第3,4の本発明> (実施例1)本実施例を図面に従って説明する。
【0286】図26は、本実施例に係わる通信装置の構
成例を示すものである。
【0287】通信装置510は、アンテナ511、無線
送受信部520、通信制御部521、情報制御手段52
2、グループ管理部523及び差分制御手段524を備
える。
【0288】通信装置510は、アンテナ511と無線
送受信部520、通信制御部521により、他の通信装
置と通信を行う。
【0289】情報制御手段522は、他の通信装置と共
同作業を行うために必要な情報を、通信制御部521と
送受信する。
【0290】グループ管理部523は、現在共同作業に
参加しているメンバーの管理を行う。
【0291】差分制御手段524は、ファイル管理部5
30、差分管理手段531、差分情報記憶部532、差
分識別手段533を備え、一度グループから離脱したメ
ンバーが再参加した場合、離脱時に保持していた共同フ
ァイルと現在の共同ファイルの差分情報を送出する。
【0292】ファイル管理部530では、他のメンバー
からのファイル更新情報に基づき共同ファイルの更新を
行ったり、共同ファイルに書き込みを行った場合、ファ
イルの更新情報を情報制御部522を通じて他のメンバ
ーに送信する。
【0293】差分管理手段531ではタイマーなどを持
ち、図27のような手順で、定期的に更新された共同フ
ァイルの差分を計算(ステップE1)し、これにファイ
ル差分識別子を付与し(ステップE2)、差分情報記憶
部532に図37のようなテーブルに記憶しておく(ス
テップE3)。
【0294】グループから離脱する場合、図28のよう
な手順で離脱するメンバーは差分情報記憶部532の最
新ファイル差分識別子とメンバー識別子を含んだ離脱情
報をグループ内のメンバーにブロードキャストする。も
しくは、離脱情報を特定のメンバーに送信することも考
えられる(ステップF1)。
【0295】離脱情報を受け取ったグループ内のメンバ
ーは、図29のような手順で離脱情報に含まれているフ
ァイル差分識別子に対応する差分情報記憶部532のフ
ァイル差分識別子に離脱したメンバー識別子を付与し
(ステップG1、G2)、そして、差分情報記憶部53
2に図38のようなテーブルに記憶しておく(ステップ
G3)。
【0296】離脱したメンバーがグループに再参加した
場合、図30のステップH1のように最新ファイル情報
獲得要求を情報制御手段522よりグループ内のメンバ
ーにブロードキャストする。もしくは、特定のメンバー
に送信する。また、最新ファイル獲得要求を参加要求と
ともに送信することが考えられる。
【0297】最新ファイル情報獲得要求を受け取ったグ
ループ内のメンバーは、図31のような手順で処理を実
行する。差分情報記憶部532から再参加したメンバー
のメンバー識別子を検索し(ステップI1)、メンバー
識別子が存在すれば存在離脱時からの差分情報を獲得
し、差分識別手段533で現在編集中の共同ファイルと
の差分を計算する(ステップI2、I3)。
【0298】差分識別手段533で計算された差分情報
から最新ファイル情報を作成し(ステップI4)、再参
加したメンバーに送信する(ステップI6)。最新ファ
イル情報に参加許可情報や現在のファイル差分識別子を
含めて送信することも考えられる。また、この時、その
他のグループ内のメンバーに再参加したメンバーに参加
許可したことをブロードキャストで通知してもよい。こ
の場合、他のメンバーが再参加したメンバーに参加許可
を行った場合には、最新ファイル情報などの送信を停止
することが考えられる(ステップI5)。
【0299】この他に、差分情報比較手段を用いて、差
分情報の情報量がある閾値以下のときのみ最新ファイル
情報を送信し、閾値以上の場合全ファイルを最新ファイ
ル情報として送信することや、共同ファイルの種類や大
きさによって差分情報を送信するか全ファイルを送信す
るかを決定するということが考えられる(ステップI
4)。この時、最新ファイル情報が差分情報であるか全
ファイルであるかを識別する識別子を付与することも考
えられる。
【0300】再参加したメンバーが最新ファイル情報を
受け取ると、図30のステップH3のように現在編集中
の最新ファイルに更新する。また、最新ファイル情報に
ファイル差分識別子がある場合、差分情報記憶部532
のファイル差分識別子も同時に更新することが考えられ
る。
【0301】最新ファイル情報が返ってこない場合は、
最新ファイル情報の再送もしくは共同ファイルの全情報
の取り寄せを行う。再送のタイミングはタイマーを持た
せ、タイムアウトした場合に行う。
【0302】図32は、離脱情報を送信するフローチャ
ートであり、グループから離脱要求があれば、差分情報
記憶部のファイル差分識別子を保存し(ステップJ
1)、現在編集中のファイルを保存する(ステップJ
2)。
【0303】(実施例2)第2の実施例を次に説明す
る。
【0304】図26も、本実施例に係わる通信装置の構
成例を示すものであり、その構成は、第1の実施例と同
様である。
【0305】以下、異なる点について説明する。
【0306】離脱したメンバーがグループに再参加した
場合、図30のステップH1のように最新ファイル情報
獲得要求を情報制御手段522よりグループ内のメンバ
ーにブロードキャストする。もしくは、特定のメンバー
に送信する。また、最新ファイル獲得要求を参加要求と
ともに送信することが考えられる。
【0307】最新ファイル情報獲得要求を受け取ったグ
ループ内のメンバーは、差分情報記憶部532から再参
加したメンバーの離脱時からの差分情報を獲得し、差分
識別手段533で現在編集中の共同ファイルとの差分を
計算する。
【0308】最新ファイル情報獲得要求を受け取ったグ
ループ内のメンバーは、図33のような手順で処理を実
行する。差分情報記憶部532から再参加したメンバー
のファイル差分識別子を検索し(ステップK1)、ファ
イル差分識別子が存在すれば、差分識別手段533で現
在編集中の共同ファイルとの差分を計算し(ステップK
3)、差分情報とする(ステップK5)。ファイル差分
識別子がなければ、現在編集中のファイルをコピーし
(ステップK4)差分情報とする(ステップK5)。
【0309】差分情報から最新ファイル情報を作成し
(ステップK6)、再参加したメンバーに送信する(ス
テップK8)、最新ファイル情報に参加許可情報や現在
のファイル差分識別子を含めて送信することも考えられ
る。また、この時、その他のグループ内のメンバーに再
参加したメンバーに参加許可したことをブロードキャス
トで通知してもよい。この場合、他のメンバーが再参加
したメンバーに参加許可を行った場合には、最新ファイ
ル情報などの送信を停止することが考えられる(ステッ
プK7)。
【0310】この他に、差分情報比較手段を用いて、差
分情報の情報量がある閾値以下のときのみ最新ファイル
情報を送信し、閾値以上の場合全ファイルを最新ファイ
ル情報として送信することや、共同ファイルの種類や大
きさによって差分情報を送信するか全ファイルを送信す
るかを決定するということが考えられる(ステップK
6)。この時、最新ファイル情報が差分情報であるか全
ファイルであるかを識別する識別子を付与することも考
えられる。
【0311】再参加したメンバーが最新ファイル情報を
受け取ると、図29のステップH3のように現在編集中
の最新ファイルに更新する。また、最新ファイル情報に
ファイル差分識別子がある場合、差分情報記憶部532
のファイル差分識別子も同時に更新することが考えられ
る。
【0312】最新ファイル情報が返ってこない場合は、
最新ファイル情報の再送もしくは共同ファイルの全情報
の取り寄せを行う。再送のタイミングはタイマーを持た
せ、タイムアウトした場合に行う。
【0313】(実施例3)第3の実施例を次に説明す
る。
【0314】図34は、本実施例に係わる通信装置の構
成例を示すものである。
【0315】通信装置510は、アンテナ511、無線
送受信部520、通信制御部521、情報制御手段52
2、グループ管理部523及び差分制御手段524を備
える。
【0316】通信装置510は、アンテナ511と無線
送受信部520、通信制御部521により、他の通信装
置と通信を行う。
【0317】情報制御手段522は、他の通信装置と共
同作業を行うために必要な情報を、通信制御部521と
送受信する。
【0318】グループ管理部523は、現在共同作業に
参加しているメンバーの管理を行う。
【0319】ファイル管理部530では、他のメンバー
からのファイル更新情報に基づき共同ファイルの更新を
行ったり、共同ファイルに書き込みを行った場合、ファ
イルの更新情報を情報制御部522を通じて他のメンバ
ーに送信する。
【0320】グループから離脱する場合、図28のよう
な手順で離脱するメンバーはメンバー識別子を含んだ離
脱情報をグループ内のメンバーにブロードキャストす
る。もしくは、離脱情報を特定のメンバーに送信するこ
とも考えられる(ステップF1)。
【0321】離脱情報を受け取ったグループ内のメンバ
ーは、図35のような手順で現在編集中の共同ファイル
をコピーし(ステップL1)、これに離脱したメンバー
識別子を付与し(ステップL2)、ファイル記憶部53
4に記憶する(ステップL3)。この他にタイマーなど
で定期的に共同ファイルのコピーを取り一時記憶部に共
同ファイルを記憶し、離脱情報を受け取った時一時記憶
部の共同ファイルに離脱したメンバーの識別子を付与し
てファイル記憶部534に記憶することが考えられる。
【0322】離脱したメンバーがグループに再参加した
場合、図30のステップH1のように最新ファイル情報
獲得要求を情報制御手段522よりグループ内のメンバ
ーにブロードキャストする。もしくは、特定のメンバー
に送信する。また、最新ファイル獲得要求を参加要求と
ともに送信することが考えられる。
【0323】最新ファイル情報獲得要求を受け取ったグ
ループ内のメンバーは、図36のような手順で処理を実
行する。ファイル記憶部534から再参加したメンバー
のメンバー識別子を検索し(ステップM1)、メンバー
識別子が存在すれば存在離脱時からの差分情報を獲得
し、差分識別手段533で現在編集中の共同ファイルと
の差分を計算する(ステップM2、M3)。
【0324】差分識別手段533で計算された差分情報
から最新ファイル情報を作成し(ステップM4)、再参
加したメンバーに送信する(ステップM6)。最新ファ
イル情報に参加許可情報などを含めて送信することも考
えられる。また、この時、その他のグループ内のメンバ
ーに再参加したメンバーに参加許可したことをブロード
キャストで通知してもよい。この場合、他のメンバーが
再参加したメンバーに参加許可を行った場合には、最新
ファイル情報などの送信を停止することが考えられる
(ステップM5)。
【0325】この他に、差分情報比較手段を用いて、差
分情報の情報量がある閾値以下のときのみ最新ファイル
情報を送信し、閾値以上の場合全ファイルを最新ファイ
ル情報として送信することや、共同ファイルの種類や大
きさによって差分情報を送信するか全ファイルを送信す
るかを決定するということが考えられる(ステップM
4)。この時、最新ファイル情報が差分情報であるか全
ファイルであるかを識別する識別子を付与することも考
えられる。
【0326】再参加したメンバーが最新ファイル情報を
受け取ると、図30のステップH3のように現在編集中
の最新ファイルに更新する。
【0327】最新ファイル情報が返ってこない場合は、
最新ファイル情報の再送もしくは共同ファイルの全情報
の取り寄せを行う。再送のタイミングはタイマーを持た
せ、タイムアウトした場合に行う。
【0328】
【発明の効果】第1の発明においては、データ共有中断
時にデータ共有を行うグループに属した、あるいは、属
するユーザ識別情報を保存し、データ共有再開時に通信
可能装置を調べ、該当装置にユーザ情報要求を行い、こ
のように得られたユーザ識別情報と、前記中断時に保存
したユーザ識別情報を比較し、両方に属するユーザを指
定してグループの作成を行うことにより、中断時と再開
時の利用者が異なる場合でもデータ共有の再開が可能と
なる。
【0329】第2の発明においては、データ中断時に、
共有データを選択保存し、ファイル名を共有データ識別
子と対応付けて共有データ保存状況として保存し、デー
タ再開時に共有データ保存状況を読みだし、前記ファイ
ル名で共有データの読みだしを行い、保存されていない
場合は、共有データ識別子を添えて、グループ内の特定
の装置にデータ転送要求を送ることにより、共有データ
を獲得することにより、再開時に全ての共有データを保
存していない場合でもデータの共有が可能となる。
【0330】第3の発明においては、編集によって生じ
る共有データの差分を管理することにより、ユーザの再
参加時には現在の共有データと離脱時の共有データとの
差分を求めることが可能になる。このようにして得られ
る差分のみを送信することによって、ユーザ間の共有デ
ータを同一にするために、共有データ全体を送信する場
合に比べて少ないデータを送信すればよいという効果を
実現することが可能となる。
【0331】第4の発明においては、ユーザが会議から
離脱した時点における共有データを保持し、差分識別手
段によってユーザの再参加時にはそのユーザが離脱した
時点における共有データと現在の共有データの差分を計
算することで必要な差分を求めることが可能となる。こ
のようにして得られる差分のみを送信することによっ
て、ユーザ間の共有データを同一にするために、共有デ
ータ全体を送信する場合に比べて少ないデータを送信す
ればよいという効果を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考発明の概念を示すブロック図である。
【図2】参考発明の参考実施例1のブロック図である。
【図3】参考実施例1における通信相手限定部の構成例
を示す図である。
【図4】参考実施例1における通信相手限定部の管理格
納情報の格納構成例を示す図である。
【図5】参考実施例1における具体的な処理の流れの例
を示す図である。
【図6】参考実施例2における情報の退避を行う場合の
構成例を示す図である。
【図7】参考実施例2における具体的な処理の流れの例
を示す図である。
【図8】参考実施例3における同報通信を行う場合の構
成例を示す図である。
【図9】参考実施例4における同報通信を行い、かつ、
情報の退避を行う場合の構成例を示す図である。
【図10】参考実施例5における信頼性のある通信制御
により通信相手特定情報を更新する場合の構成例を示す
図である。
【図11】参考実施例6における信頼性のある同報通信
制御により通信相手特定情報を更新する場合の構成例を
示す図である。
【図12】情報処理装置の構成図である。
【図13】グループ設定部が有するグループ設定に関す
るテーブルである。
【図14】グループ設定部が有するグループ設定に関す
るテーブルである。
【図15】通信可能端末リストの更新手順に関する流れ
図である。
【図16】アプリケーション処理部の構成例である。
【図17】ユーザ情報リスト構成例である。
【図18】共有データ管理リスト構成例である。
【図19】共有データ保存状況データ構成例である。
【図20】ユーザ装置対応表例である。
【図21】ユーザ所持ユーザ識別子リスト例である。
【図22】データ共有アプリケーション再開フローチャ
ートである。
【図23】データ中断処理フローチャートである。
【図24】データ共有再開方法フローチャートである。
【図25】データ共有再開処理フローチャートである。
【図26】通信装置の構成図である。
【図27】ファイル差分記憶方法のフローチャートであ
る。
【図28】離脱情報を送信する方法のフローチャートで
ある。
【図29】離脱情報受信時の処理方法のフローチャート
である。
【図30】グループ再参加時の最新ファイルへの更新方
法のフローチャートである。
【図31】最新ファイル情報の送信方法のフローチャー
トである。
【図32】離脱情報を送信する方法のフローチャートで
ある。
【図33】最新ファイル情報の送信方法のフローチャー
トである。
【図34】通信装置の構成図である。
【図35】離脱情報受信時の処理方法のフローチャート
である。
【図36】最新ファイル情報の送信方法のフローチャー
トである。
【図37】差分情報の格納テーブルである。
【図38】差分情報とメンバー識別子の格納テーブルで
ある。
【符号の説明】
401 アプリケーション処理部 402 通信制御部 403 無線送受信部 404 レジューム制御部 510 情報処理装置本体 511 アンテナ 520 無線送受信部 521 通信制御部 522 情報制御手段 523 グループ管理部 524 差分制御手段 530 ファイル管理部 531 差分管理手段 532 差分情報記憶部 533 差分識別手段 534 ファイル記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 伸三 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番30号 梅田スカイビル タワーウエスト 株式会 社東芝関西支社内 (72)発明者 多鹿 陽介 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番30号 梅田スカイビル タワーウエスト 株式会 社東芝関西支社内 Fターム(参考) 5B045 DD17 JJ08 JJ45 5B089 GA21 GB01 GB03 JA16 KA01 KA12 KB06 KG06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に通信可能でかつ相互にデータを共有
    して通信を行うためにグループを構成する通信端末であ
    って、 通信可能な他の通信端末を調査する調査手段と、 グループを構成する他の通信端末と通信中に、グループ
    による通信の中断を指示する中断指示手段と、 この中断指示手段によって中断指示された場合に、グル
    ープに過去属していたユーザの識別情報及びグループに
    現在属するユーザの識別情報よりなるユーザ存在履歴情
    報を保存する記憶手段と、 グループの再開を指示する再開指示手段と、 この再開指示手段によって再開指示された場合に、前記
    ユーザ存在履歴情報を前記記憶手段から読出す読出し手
    段と、 この読出し手段によって読出されたユーザ存在履歴情報
    と、前記調査手段によって調査された通信可能な他の通
    信端末のユーザ識別情報との比較を行い、両方に属する
    ユーザ識別情報を指定する比較指定手段と、 この比較指定手段によって指定されたユーザ識別情報に
    よってグループを作成して再開するグループ作成手段と
    よりなることを特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】相互に通信可能でかつ相互にデータを共有
    して通信を行うためにグループを構成する通信端末であ
    って、 グループを構成する他の通信端末と通信中に、グループ
    による通信の中断を指示する中断指示手段と、 この中断指示手段によって中断指示された場合に、共有
    データの中から一定の共有データを選択して保存する第
    1記憶手段と、 この第1記憶手段に保存された共有データの識別子及び
    削除された共有データの識別子よりなる共有データ保存
    状況情報を保存する第2記憶手段とよりなることを特徴
    とする通信制御装置。
  3. 【請求項3】グループの再開を指示する再開指示手段
    と、 この再開指示手段によって再開指示された場合に、共有
    データ保存状況情報を前記第2記憶手段より読出す読出
    し手段と、 この読出し手段によって読出された共有データ保存状況
    情報から削除された共有データの識別子を抽出する抽出
    手段と、 この抽出手段によって抽出された識別子に関する共有デ
    ータをグループ内の他の通信端末に対して送信要求を行
    う送信要求手段とよりなることを特徴とする請求項2記
    載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】複数の通信端末間でグループを生成し、こ
    のグループ内で通信を行うことによって共有作業を行う
    通信端末であって、 前記グループ内での共有データを更新する際に変更され
    た内容の差分を検出し、この差分内容にデータ差分識別
    子を付与する差分管理手段と、 編集中の共有データ及び前記差分内容を管理するデータ
    管理手段と、 前記グループ内からの通信端末の離脱を検知する離脱検
    知手段と、 この離脱検知手段が検知した離脱時に、この離脱時の差
    分内容に関するデータ差分識別子に離脱した通信端末の
    ユーザ識別子を付与し記憶する差分情報記憶手段と、 前記離脱した通信端末が前記グループ内への再参加時
    に、この再参加した通信端末からの最新データ情報獲得
    要求を受信する情報獲得要求受信手段と、 この情報獲得要求受信手段が最新データ情報獲得要求を
    受信すると、前記差分情報記憶手段に記憶している前記
    再参加した通信端末のユーザ識別子に該当するデータ差
    分識別子を使用して前記データ管理手段からこの離脱時
    の差分内容を引出す差分内容引出し手段と、 この差分内容引出し手段が引出した差分内容と、前記デ
    ータ管理手段の再参加時に編集中の共有データとから再
    参加時差分情報を計算する差分識別手段と、 前記再参加した通信端末へ前記差分識別手段が計算した
    再参加時差分情報を送信する送信手段とよりなることを
    特徴とする通信制御装置。
  5. 【請求項5】複数の通信端末間でグループを生成し、こ
    のグループ内で通信を行うことによって共有作業を行う
    通信端末であって、 前記グループ内で編集中の共有データを管理するデータ
    管理手段と、 前記グループ内からの通信端末の離脱を検知する離脱検
    知手段と、 この離脱検知手段が検知した離脱時に編集中の共有デー
    タと前記離脱した通信端末のユーザ識別子を保存する履
    歴情報管理手段と、 前記離脱した通信端末が前記グループ内への再参加時
    に、この再参加した通信端末からの最新データ情報獲得
    要求を受信する情報獲得要求受信手段と、 この情報獲得要求受信手段が最新データ情報獲得要求を
    受信すると、前記離脱時に保持していた前記履歴情報管
    理手段の共有データと、前記データ管理手段の再参加時
    に編集中の共有データとの再参加時差分情報を計算する
    差分識別手段と、 前記再参加した通信端末へ前記差分識別手段が計算した
    再参加時差分情報を送信する送信手段とよりなることを
    特徴とする通信制御装置。
  6. 【請求項6】相互に通信可能でかつ相互にデータを共有
    して通信を行うためにグループを構成する通信端末であ
    って、 グループを構成する他の通信端末と通信中に、グループ
    による通信の中断を指示し、 この中断指示された場合に、グループに過去属していた
    ユーザの識別情報及びグループに現在属するユーザの識
    別情報よりなるユーザ存在履歴情報を保存し、 グループによる通信の再開を指示し、 この再開指示された場合に、前記ユーザ存在履歴情報を
    前記記憶手段からよみだし、 通信可能な他の通信端末を調査し、 読み出された前記ユーザ存在履歴情報と、 調査された前記通信可能な他の通信端末のユーザ識別情
    報との比較を行い、両方に属するユーザ識別情報を指定
    し、 この指定されたユーザ識別情報によってグループを作成
    して再開することを特徴とする通信制御方法。
  7. 【請求項7】複数の通信端末間でグループを生成し、こ
    のグループ内で通信を行うことによって共有作業を行う
    通信端末であって、 前記グループ内での共有データを更新する再に変更され
    た内容の差分を検出し、この差分内容にデータ差分識別
    子を付与し、 前記グループ内からの通信端末の離脱を検知し、 この検知した離脱時に、この離脱時の差分内容に関する
    データ差分識別子に離脱した通信端末のユーザ識別子を
    付与して記憶し、 前記離脱した通信端末が前記グループ内への再参加時
    に、この再参加した通信端末からの最新データ情報獲得
    要求を受信し、 この最新データ情報獲得要求を受信すると、記憶してい
    る前記再参加した通信端末のユーザ識別子に該当するデ
    ータ差分識別子を使用して前記再参加した通信端末の離
    脱時の差分内容を引出し、 この引出した差分内容と、前記再参加時の共有データと
    から再参加時差分情報を計算し、 前記再参加した通信端末へ前記再参加時差分情報を送信
    することを特徴とする通信制御方法。
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