JP2002123300A - 音声再生装置、及び音声再生方法 - Google Patents

音声再生装置、及び音声再生方法

Info

Publication number
JP2002123300A
JP2002123300A JP2000312729A JP2000312729A JP2002123300A JP 2002123300 A JP2002123300 A JP 2002123300A JP 2000312729 A JP2000312729 A JP 2000312729A JP 2000312729 A JP2000312729 A JP 2000312729A JP 2002123300 A JP2002123300 A JP 2002123300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume
audio data
adjustment amount
encoded audio
reproduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000312729A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Okazaki
隆義 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000312729A priority Critical patent/JP2002123300A/ja
Publication of JP2002123300A publication Critical patent/JP2002123300A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が音量の調整のために特別な操作を必
要とすることなく、また次以降の音声の再生では音量調
整に必要な時間を意識することなく、一定の音量で音声
を聴くことができる音声再生装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 再生制御手段104が、音声再生中に次
以降に音声再生する符号化音声データの読み出しもでき
るよう符号化音声データ読み出し手段103を制御し、
音声再生を行っている最中に、次以降に音声再生する符
号化音声データの調整量を調整量演算手段106におい
て求めて調整量記憶手段107に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された音声
信号を音声再生する際に、自動的に音量の調整を行う音
声再生装置、及び音声再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】符号化音声データ(符号化された音声信
号)を記録する記録媒体として、コンパクトディスク
(以下、CDと称す)やミニディスク(以下、MDと称
す)等がある。これらの記録媒体に音声信号として音楽
が記録されているとする。これらの記録媒体をそれぞれ
の再生装置(CDプレーヤー等)を用いそのままのヴォ
リュームで音声再生すると、曲やディスク毎によって収
録音量が異なっているため、再生音量が変わることがあ
った。
【0003】従って、利用者が全ての曲を一定の音量で
聴くためには、曲を選択するときやディスクを交換する
度に利用者自身が最適な音量となるように音声再生装置
の音量つまみを操作して再生音量を調整しなければなら
なかった。さらに、利用者が初めて聴くディスクや曲で
は最適な音量が予め解らず、音楽を聴いている最中に最
適な音量を求めて音量を調整しなければならなかった。
【0004】また、個人で楽しむために、好みの曲を編
集してダビングする場合には、複数ディスクに記録され
ている複数の曲を同様な音量となるように1曲1曲録音
音量の調整をしなければならなかった。
【0005】そこで、音声再生装置の自動音量調整方法
として、曲を音声再生する度に音量設定情報を演算して
音量調整を行うことで自動的に音量調整を行う方法等が
考案されている。しかしながら、1曲1曲音声再生する
度に音量情報を演算するため、音声再生中に曲と曲との
つなぎの部分の時間が空いてしまうという問題点があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点を解決するもので、音声再生前にその音声信号から
最大音量若しくは平均音量を求め、基準となる最大音量
若しくは基準とすべき平均音量との差である調整量を算
出し、その調整量をもとに自動的に再生音量を調整し、
かつ音声の再生中に次以降の音声の調整量を求めるた
め、利用者は音量調整のために特別な操作を必要とする
ことなく、また次以降の音声の再生に対しては音量調整
に必要な時間を意識することなく、一定の音量で音声を
聴くことができる音声再生装置、及び音声再生方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の音声再生装置は、符号化音声データの音量を自動
的に調整しながら音声再生する音声再生装置であって、
符号化音声データと管理情報を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段若しくは外部記録媒体からの符号化音声デー
タの読み出しを音声再生で必要な読み出し速度よりも高
速に行うことができる符号化音声データ読み出し手段
と、音声再生中に次以降の符号化音声データも読み出す
ことができるよう前記符号化音声データ読み出し手段を
制御する再生制御手段と、前記符号化音声データ読み出
し手段が読み出した符号化音声データから最大音量若し
くは予め記録されている調整量を検出する音量検出手段
と、前記音量検出手段が検出した最大音量と符号化音声
データで規定されている最大音量との差より調整量を算
出する調整量演算手段と、符号化音声データから得た調
整量若しくは算出した調整量を記憶する調整量記憶手段
と、前記調整量記憶手段に記憶された調整量に従って符
号化音声データの再生音量を調整する音量調整手段とを
備えることを特徴とする。
【0008】本発明における請求項2記載の音声再生装
置は、符号化音声データの音量を自動的に調整しながら
音声再生する音声再生装置であって、符号化音声データ
と管理情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段若しく
は外部記録媒体からの符号化音声データの読み出しを音
声再生で必要な読み出し速度よりも高速に行うことがで
きる符号化音声データ読み出し手段と、音声再生中に次
以降の符号化音声データも読み出すことができるよう前
記符号化音声データ読み出し手段を制御する再生制御手
段と、前記符号化音声データ読み出し手段が読み出した
符号化音声データから平均音量若しくは予め記録されて
いる調整量の検出を行うか、あるいは平均音量の算出を
行うかする音量検出手段と、前記音量検出手段が検出若
しくは算出した平均音量と音声再生装置に予め設定され
ている平均音量との差より調整量を算出する調整量演算
手段と、符号化音声データから得た調整量若しくは算出
した調整量を記憶する調整量記憶手段と、前記調整量記
憶手段に記憶された調整量に従って符号化音声データの
再生音量を調整する音量調整手段とを備えることを特徴
とする。
【0009】本発明における請求項3記載の音声再生装
置は、請求項2記載の音声再生装置であって、前記調整
量記憶手段に記憶された調整量に基いて調整した再生音
量が符号化音声データで規定されている最大音量を超え
るか否かを確認する再生音量確認手段と、再生音量が符
号化音声データで規定されている最大音量を超えないよ
う前記再生音量確認手段の結果に基いて調整量の値を調
整する前記音量調整手段とを備えることを特徴とする。
【0010】本発明における請求項4記載の音声再生方
法は、符号化音声データの音量を自動的に調整しながら
音声再生する音声再生方法であって、管理情報と符号化
音声データを記憶手段に記憶させ、符号化音声データ読
み出し手段により符号化音声データの読み出しを行い、
音量検出手段により前記符号化音声データ読み出し手段
が読み出した符号化音声データから最大音量若しくは予
め記録されている調整量の検出を行い、調整量演算手段
により前記音量検出手段が検出した最大音量と符号化音
声データに規定されている最大音量との差から調整量を
算出し、符号化音声データより得た調整量若しくは算出
した調整量を調整量記憶手段に記憶させ、前記調整量記
憶手段に記憶された調整量を音量調整手段に読み込ま
せ、前記符号化音声データ読み出し手段が音声再生する
ための符号化音声データの読み出しを行うとともに次以
降に音声再生する符号化音声データの読み出しも行える
よう再生制御手段によって制御し、音声再生中に次以降
に再生する符号化音声データの調整量を求めることによ
って、各符号化音声データの音声再生時における音量を
一定とすることを特徴とする。
【0011】本発明における請求項5記載の音声再生方
法は、符号化音声データの音量を自動的に調整しながら
音声再生する音声再生方法であって、管理情報と符号化
音声データを記憶手段に記憶させ、符号化音声データ読
み出し手段により符号化音声データの読み出しを行い、
音量検出手段により前記符号化音声データ読み出し手段
が読み出した符号化音声データから平均音量若しくは予
め記録されている調整量の検出、あるいは平均音量の算
出を行い、調整量演算手段によって前記音量検出手段が
検出若しくは算出した平均音量と音声再生装置に予め設
定されている平均音量との差から調整量を算出し、符号
化音声データより得た調整量若しくは算出した調整量を
調整量記憶手段に記憶させ、前記調整量記憶手段に記憶
された調整量を音量調整手段に読み込ませ、前記符号化
音声データ読み出し手段が音声再生するための符号化音
声データの読み出しを行うとともに次以降に音声再生す
る符号化音声データの読み出しも行えるよう再生制御手
段によって制御し、音声再生中に次以降に再生する符号
化音声データの調整量を求めることによって、各符号化
音声データの音声再生時における音量を一定とすること
を特徴とする。
【0012】本発明における請求項6記載の音声再生方
法は、請求項5記載の音声再生方法であって、前記調整
量記憶手段に記憶された調整量に基いて調整した再生音
量が符号化音声データで規定されている最大音量を超え
るか否かを再生音量確認手段にて確認し、前記再生音量
確認手段の結果に基いて再生音量が符号化音声データで
規定されている最大音量を超えないよう調整量の値を調
整することを特徴とする。
【0013】本発明によれば、再生音量を自動的に調整
し、かつ音声の再生中に次以降の音声の調整量を求める
ため、利用者は音量調整のために特別な操作を必要とす
ることなく、また次以降の音声の再生に対しては音量調
整に必要な時間を意識することなく、一定の音量で音声
を聴くことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明における実施の形態1の
音声再生装置の基本構造を示すブロック図である。図1
において、101は符号化音声データと管理情報(符号
化音声データの記録開始位置等)を記憶する記憶手段、
102は再生を行う予定の符号化音声データとその順序
を利用者が設定する操作手段、103は記憶手段101
若しくは外部記録媒体(ディスク状記録媒体等)からの
符号化音声データの読み出しを、音声再生速度で必要な
読み出し速度よりも高速に行うことができる符号化音声
データ読み出し手段、104は現在再生を行っている符
号化音声データの読み出しを行いながら次以降に再生す
る予定の符号化音声データの読み出しもできるよう符号
化音声データ読み出し手段103を制御する再生制御手
段、105は符号化音声データから最大音量若しくは予
め記録されている調整量を検出する音量検出手段、10
6は符号化音声データで規定されている最大音量と符号
化音声データ読み出し手段103で読み出された符号化
音声データの最大音量との差より調整量を算出する調整
量演算手段、107は符号化音声データから得た調整量
若しくは算出した調整量を記憶する調整量記憶手段、1
08は調整量記憶手段から符号化音声データの調整量を
読み込み、符号化音声データの音量を調整する音量調整
手段である。
【0015】図2及び図3は、本実施の形態1の音声再
生装置の動作を説明するフローチャート図である、以
下、符号化音声データとしてリニアPCMの規格によっ
てディジタル信号化された音楽(PCMオーディオデー
タ)を想定し、音声再生を行う予定の全ての曲を一旦記
憶手段101に記憶して音声再生する場合の動作を、図
2及び図3を用いて説明する。但し、管理情報として曲
数、曲毎の格納開始アドレス、曲毎の時間データ等が記
憶手段101に記憶されているものとする。また、記憶
手段101は音声再生装置内蔵の半導体メモリでもよい
し、外部記録媒体である半導体カードでもよい。
【0016】利用者が操作手段102を用いて音声再生
を行おうとする曲(指定曲)とその順番を設定すると、
再生制御手段104は符号化音声データ読み出し手段1
03に記憶手段101に記憶されている管理情報から第
1曲目の格納開始アドレスを検出して該当するPCMオ
ーディオデータの読み出しを開始するよう指示する(ス
テップ201)。
【0017】符号化音声データ読み出し手段103は記
憶手段101から第1曲目のPCMオーディオデータを
ブロック単位毎に読み出してEFM復調等の復調処理を
行い、誤り訂正符号を用いて誤り(バースト誤り等)を
訂正するとともに、インターリーブ処理により順序が並
び替えられた信号系列を元の順序に戻す処理(ディイン
ターリーブ処理)を行い、音量検出手段105に出力す
る(ステップ202)。音量検出手段105はこのPC
Mオーディオデータに補足情報として調整量のデータが
記録されているかどうか判断し(ステップ203)、調
整量のデータが記録されていない場合は、このPCMオ
ーディオデータの音声データから最大音量レベルの検出
を行う(ステップ204)。調整量のデータが記録され
ている場合は、調整量記憶手段107にそのまま記憶す
る(ステップ206)。なお、補足情報として最大音量
が予め記録されている場合には、この補足情報をそのま
ま抽出すればよい。
【0018】PCMオーディオデータは0データが0レ
ベルを示し、プラス側の最大音量レベルは0x7fレベ
ル、マイナス側の最大音量レベルは0x80レベルと規
定されている。そこで音量検出手段105は、最大音量
として1曲分のPCMオーディオデータの音声データか
らプラス側とマイナス側の最大音量レベルを検出する。
【0019】第1曲目の最大音量が検出されると、調整
量演算手段106において調整量の算出を行う(ステッ
プ205)。調整量の算出は、PCMオーディオデータ
で規定されている最大音量レベルと指定曲の最大音量レ
ベルの差の絶対値をプラス側とマイナス側それぞれにお
いて算出し、これを調整量のデータとする。
【0020】調整量記憶手段107に記憶された第1曲
目の調整量のデータを音量調整手段108が読み出すと
(ステップ207)、再生制御手段104は符号化音声
データ読み出し手段103に再度第1曲目のPCMオー
ディオデータの読み出しを指示するとともに、次以降の
指定曲に該当するPCMオーディオデータの読み出し
(図3に示す処理A)を指示する。符号化音声データ読
み出し手段103はこの指示に従うとともに、読み出し
た第1曲目のPCMオーディオデータから音声データの
抽出を行い再生制御手段104を介して音量調整手段1
08に出力する。音量調整手段108は第1曲目の音声
データ(音量レベル)に調整量記憶手段107から読み
込んだ調整量を加算若しくは減算し(プラス側の音量レ
ベルにはプラス側の調整量を加算し、マイナス側の音量
レベルにはマイナス側の調整量を減算し、0レベルはそ
のままで出力する)、音声再生を行う(ステップ20
8)。
【0021】先に述べたように符号化音声データ読み出
し手段103はPCMオーディオデータを記憶手段10
1からブロック単位毎に読み出してEFM復調等の処理
を行う。このため、PCMオーディオデータから抽出さ
れた音声データもブロック単位毎に間欠的に再生制御手
段104に出力されることになる。そこで、再生制御手
段104内にバッファメモリ(図示せず)を設け、ブロ
ック単位毎に出力される音声データをこのバッファメモ
リに一旦蓄えることによって音量調整手段108へ連続
的に出力し、音声再生を実現している。但し、バッファ
メモリの設置位置は再生制御手段内に限るものではな
い。
【0022】また、同様の理由(符号化音声データ読み
出し手段103がPCMオーディオデータをブロック単
位毎に読み出す)により、符号化音声データ読み出し手
段103から記憶手段101に記憶されている第1曲目
のPCMオーディオデータに対して読み出し要求がない
時間帯が生じる。そこで、この時間帯を利用して次以降
の指定曲があるならば、次以降の指定曲のPCMオーデ
ィオデータに対して第1曲目と同様に最大音量検出処理
を実行し、調整量記憶手段108に次以降の指定曲の調
整量のデータを次々記録させていく(図3に示す処理A
を参照)。
【0023】図3に示す処理Aは、まず現再生曲の次に
再生する曲の指定が操作手段105によってなされてい
るかどうか再生制御手段104によって判断し(ステッ
プ301)、指定されているならばステップ302から
ステップ306までの処理を実行する(ステップ302
からステップ306までの処理は、ステップ202から
ステップ206までの処理と同じである)。ステップ3
06で次の指定曲の調整量のデータが調整量記憶手段1
07に記憶されると、ステップ301に戻り現再生曲の
次の次に再生する曲の指定が操作手段105によってな
されているかどうか再生制御手段104によって判断す
る。処理Aはステップ301で曲の指定がなされていな
いと判断するか、現再生曲の音量調整(音声再生)が終
了するまで続けられ、この間現再生曲以降の指定曲の調
整量のデータを調整量記憶手段107に次々と記憶して
いく。
【0024】第1曲目の音声再生が終了すると、調整量
記憶手段107に次の指定曲の調整量のデータが記憶さ
れているかどうか再生制御手段104が判断し(ステッ
プ209)、記憶されていない場合は、第1曲目の音声
再生終了までの間に次の指定曲の調整量のデータが調整
量記憶手段107に記憶されていないものとみなし、次
の指定曲の調整量のデータが調整量記憶手段107に記
憶されるまで処理Aを実行し(ステップ210)、記憶
されるとステップ207に戻って次の指定曲の音声再生
を行う。ステップ210(処理A)で、次の指定曲の指
定が操作手段105によってなされていないと再生制御
手段104が判断すると(ステップ301)、ステップ
201で指定された全ての曲の再生が終了したものとみ
なし、音声再生装置の音声再生動作を終了する(図3の
エンド)。
【0025】なお、PCMオーディオデータではなく、
MPEG1オーディオレイヤ3等の圧縮符号化された音
声データの場合には、音量検出手段105にて音声デー
タをデコード処理し、PCMオーディオデータに変換し
て最大音量レベルを検出することで実現できる。また、
D/Aコンバータでアナログオーディオ信号に変換され
た後に音量調整手段108が調整量に従って増幅量を変
化させてもよい。
【0026】本実施の形態1では、記憶手段101に音
声再生を行う予定の符号化音声データの全てを一旦記憶
して音声再生する場合の動作を説明したが、例えばCD
等のディスク状記録媒体(外部記録媒体)に記録された
符号化音声データを直接音声再生する場合には、記憶手
段101に管理情報として曲数と曲毎のディスク状記録
媒体上での格納開始アドレスを、また符号化音声データ
として現再生曲のみを記憶手段101に記憶しておき、
現再生曲の音声再生中に、次以降の指定曲の音量検出処
理をディスク状記録媒体から行うことで実現できる。ま
た、音楽等の曲に限ることなく、語学研修等の番組単位
などでも実現できる。
【0027】以上のように本実施の形態1によれば、複
数の音声間で最大音量が一定となるよう自動的に音声の
音量を調整するため、利用者自らが音量調整することな
く常に一定の音量で楽しむことができ、また、音声再生
中に次以降に再生する音声の最大音量を検出することが
できるため、次以降に再生する音声に対しては音量検出
のための時間を意識することがない音声再生装置を提供
することができる。また、音量調整手段108を記録装
置に接続し別の記録媒体に記録を行えば、この別の記録
媒体を再生する際の音声再生装置が本実施の形態1にお
ける音声再生装置でなくとも同様の効果が得られる。
【0028】(実施の形態2)図4は本発明における実
施の形態2の音声再生装置の基本構造を示すブロック図
である。実施の形態1(図1参照)との違いは、複数の
音声間で最大音量を一定とするよう音量調整を行うので
はなく、平均音量を一定とするよう音量調整を行う点で
ある。そのため音量検出手段405は平均音量若しくは
予め記録されている調整量の検出、または平均音量の算
出を行う。即ち、符号化音声データに補足情報として平
均音量が予め記録されている場合には、この補足情報を
そのまま抽出して調整量演算手段406に出力すればよ
く、また符号化音声データに補足情報として調整量のデ
ータが記録されている場合には、抽出して調整量記憶手
段407にそのまま記憶すればよい。符号化音声データ
に補足情報として平均音量若しくは調整量が記録されて
いない場合は、符号化音声データの音声データから平均
音量の算出を行う。調整量演算手段406は音量検出手
段405から入力された平均音量と再生装置において予
め設定されている基準となる平均音量との差を算出し、
これを以って調整量のデータとする。なお、基準となる
平均音量は、音声再生を行う前に利用者が予め設定して
おいてもよい。
【0029】本実施の形態2では音声再生装置において
予め設定されている平均音量に全ての音声の平均音量を
合わせる処理を行うが、この処理によって符号化音声デ
ータに予め規定されている最大音量を超える音量が生
じ、音声再生時に歪んだ音が出力される可能性がある。
そこで本実施の形態2では、再生音量確認手段409を
追加した。再生音量確認手段409は、音声データを音
量調整した結果、符号化音声データに予め規定されてい
る最大音量を超える音量が存在するかどうか判断する手
段であり、最大音量を超える音量が存在した場合には、
音量調整手段408に調整量を少なくするよう調整量減
少要求を出力する。
【0030】図5及び図6は、本実施の形態2の音声再
生装置の動作を説明するフローチャート図である。実施
の形態1と同様、記憶手段401に音声再生を行う予定
の符号化音声データの全てを一旦記憶して音声再生する
場合の動作を説明する。
【0031】実施の形態1(図2及び図3参照)との違
いは、音量検出手段405が行う処理に該当する図5の
ステップ504と図6(処理B;実施の形態1の処理A
に相当する)のステップ604が平均音量を検出若しく
は算出している点と、調整量演算手段406が行う処理
に該当する図5のステップ505と図6のステップ60
5が、指定曲の平均音量と音声再生装置において予め設
定されている基準となる平均音量との差を算出し、これ
を以って調整量のデータとする点と、ステップ507に
おいて音量調整手段408だけでなく再生音量確認手段
409も再生曲の調整量を読み出している点と、再生音
量確認手段409が行う先読み確認がステップ508に
追加されている点である。
【0032】先読み確認とは、符号化音声データ読み出
し手段403が一定時間に相当する分の現再生曲の符号
化音声データを読み出し、音量調整手段408に入力す
るより先に再生音量確認手段409に入力し、調整量の
データに従って加算した結果が符号化音声データに予め
規定されている最大音量レベルを超えるかどうか確認す
ることである。規定されている最大音量レベルを超えて
いる場合には、音量調整手段408に調整量減少要求を
出力する。例えば一定時間を10秒間とする。まず音声
再生を行う前に、符号化音声データ読み出し手段403
が読み出した10秒分の符号化音声データに対して再生
音量確認手段409が先読み確認を行い、音声開始から
10秒間のうちに規定されている最大音量レベルを超え
る時点があるかどうか判断し、あればその時点(音声開
始から何秒後か)を保持しておく。例えばその時点がX
秒後(X=0〜10)だとする。音声再生が始まると、
再生音量確認手段409は音量調整手段408にX秒後
の調整量を0とするよう調整量減少要求を出力する。調
整量を0にするとは、X秒後の音量を元の音量のままで
音声再生することを意味する。しかし、X秒後の音量だ
け元の音量であるとそこだけ不自然に大きかったり小さ
かったりする可能性があるため、一定の時間をかけて段
階的に調整量を0にし、調整量減少要求がなくなってか
ら、一定の時間をかけて段階的に調整量の値を元に戻し
て音量調整を継続するようにする。
【0033】音声再生が始まると符号化音声データ読み
出し手段403は、現再生曲の曲頭からの符号化音声デ
ータと10秒先からの符号化音声データの読み出しを行
う(但し、処理Bも実行する)。符号化音声データ読み
出し手段403が10秒分の符号化音声データを読み出
し、この10秒分の符号化音声データに対して再生音量
確認手段409が先読み確認を行うのに掛かる時間は1
0秒よりも短いので、10秒経過する前に次の10秒間
(音声再生開始の10秒後から20秒後の間)の先読み
確認は終了することになる。10秒経過したら、さらに
先の10秒間を先読み確認する。以上の処理を再生曲の
音声再生が終了するまで続ける。
【0034】音声再生開始から10秒以降に行う調整量
減少要求も規定されている最大音量レベルを超える時点
の調整量を0にするよう指示するものである。このとき
も一定の時間をかけて段階的に音量の調整を行う。
【0035】一定の時間をかけるのは、利用者に違和感
を感じさせないようにするのが目的であるのでこの一定
の時間はできるだけ長い方がよい。この一定の時間は、
再生音量確認手段409による先読み確認に掛かる時間
に依存する。つまり、先読み確認に掛かかる時間が短い
程一定の時間を長くできる。例えば先読み確認に掛かる
時間を3秒とすると、最大で7秒かけて段階的に調整量
を0にすることができる。
【0036】また、先読み確認を行う10秒の間に数ヶ
所規定されている最大音量レベルを超える時点が存在す
る場合は、調整量をその間(最初に規定されている最大
音量レベルを超える時点と最後に規定されている最大音
量レベルを超える時点の間)常に0とすればよい。
【0037】なお、PCMオーディオデータ以外に、M
PEG1オーディオレイヤ3等の圧縮符号化された音声
データの場合には、音量検出手段405にて音声データ
をデコード処理し、PCMオーディオデータに変換して
最大音量レベルを検出することで実現できる。また、D
/Aコンバータでアナログオーディオ信号に変換された
後に音量調整手段408が調整量に従って増幅量を変化
させてもよい。
【0038】本実施の形態2では、記憶手段401に音
声再生を行う予定の符号化音声データの全てを一旦記憶
して音声再生する場合の動作を説明したが、実施の形態
1と同様に、例えばCD等のディスク状記録媒体(外部
記録媒体)に記録された符号化音声データを直接音声再
生する場合も実現できる。また、音楽等の曲に限ること
なく、語学研修等の番組単位などでも実現できる。
【0039】以上のように本実施の形態2によれば、複
数の音声間で平均音量が一定となるよう自動的に調整す
るため、利用者自らが音量調整することなく常に一定の
音量で楽しむことができるとともに、音声の弱音部分の
聞き取りを容易にし、また、音声再生中に次以降に再生
する音声の平均音量を検出することができるため、最初
の音声以降の音声に対する音量検出のための時間を意識
することがない音声再生装置を提供することができる。
また、音量調整手段408を記録装置に接続し別の記録
媒体に記録を行えば、この別の記録媒体を再生する際の
音声再生装置が本実施の形態2における音声再生装置で
なくとも同様の効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、再生音量を最大音量若
しくは平均音量から自動的に調整し、かつ音声の再生中
に次以降の音声の調整量を求めるため、利用者は音量の
調整のために特別な操作を必要とすることなく、また次
以降の音声の再生では音量調整に必要な時間を意識する
ことなく、一定の音量で音声を聴くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における音声再生装置の
構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における音声再生装置の
動作を示すフローチャート図
【図3】本発明の実施の形態1における音声再生装置の
2曲目以降の調整量を求める動作を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における音声再生装置の
構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2における音声再生装置の
動作を示すフローチャート図
【図6】本発明の実施の形態2における音声再生装置の
2曲目以降の調整量を求める動作を示すフローチャート
【符号の説明】
101、401 記憶手段 102、402 操作手段 103、403 符号化音声データ読み出し手段 104、404 再生制御手段 105、405 音量検出手段 106、406 調整量演算手段 107、407 調整量記憶手段 108、408 音量調整手段 409 再生音量確認手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化音声データの音量を自動的に調整し
    ながら音声再生する音声再生装置であって、 符号化音声データと管理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段若しくは外部記録媒体からの符号化音声デ
    ータの読み出しを音声再生で必要な読み出し速度よりも
    高速に行うことができる符号化音声データ読み出し手段
    と、 音声再生中に次以降の符号化音声データも読み出すこと
    ができるよう前記符号化音声データ読み出し手段を制御
    する再生制御手段と、 前記符号化音声データ読み出し手段が読み出した符号化
    音声データから最大音量若しくは予め記録されている調
    整量を検出する音量検出手段と、 前記音量検出手段が検出した最大音量と符号化音声デー
    タで規定されている最大音量との差より調整量を算出す
    る調整量演算手段と、 符号化音声データから得た調整量若しくは算出した調整
    量を記憶する調整量記憶手段と、 前記調整量記憶手段に記憶された調整量に従って符号化
    音声データの再生音量を調整する音量調整手段とを備え
    ることを特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】符号化音声データの音量を自動的に調整し
    ながら音声再生する音声再生装置であって、 符号化音声データと管理情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段若しくは外部記録媒体からの符号化音声デ
    ータの読み出しを音声再生で必要な読み出し速度よりも
    高速に行うことができる符号化音声データ読み出し手段
    と、 音声再生中に次以降の符号化音声データも読み出すこと
    ができるよう前記符号化音声データ読み出し手段を制御
    する再生制御手段と、 前記符号化音声データ読み出し手段が読み出した符号化
    音声データから平均音量若しくは予め記録されている調
    整量の検出を行うか、あるいは平均音量の算出を行うか
    する音量検出手段と、 前記音量検出手段が検出若しくは算出した平均音量と音
    声再生装置に予め設定されている平均音量との差より調
    整量を算出する調整量演算手段と、 符号化音声データから得た調整量若しくは算出した調整
    量を記憶する調整量記憶手段と、 前記調整量記憶手段に記憶された調整量に従って符号化
    音声データの再生音量を調整する音量調整手段とを備え
    ることを特徴とする音声再生装置。
  3. 【請求項3】前記調整量記憶手段に記憶された調整量に
    基いて調整した再生音量が符号化音声データで規定され
    ている最大音量を超えるか否かを確認する再生音量確認
    手段と、再生音量が符号化音声データで規定されている
    最大音量を超えないよう前記再生音量確認手段の結果に
    基いて調整量の値を調整する前記音量調整手段とを備え
    ることを特徴とする請求項2記載の音声再生装置。
  4. 【請求項4】符号化音声データの音量を自動的に調整し
    ながら音声再生する音声再生方法であって、 管理情報と符号化音声データを記憶手段に記憶させ、 符号化音声データ読み出し手段により符号化音声データ
    の読み出しを行い、 音量検出手段により前記符号化音声データ読み出し手段
    が読み出した符号化音声データから最大音量若しくは予
    め記録されている調整量の検出を行い、 調整量演算手段により前記音量検出手段が検出した最大
    音量と符号化音声データに規定されている最大音量との
    差から調整量を算出し、 符号化音声データより得た調整量若しくは算出した調整
    量を調整量記憶手段に記憶させ、 前記調整量記憶手段に記憶された調整量を音量調整手段
    に読み込ませ、 前記符号化音声データ読み出し手段が音声再生するため
    の符号化音声データの読み出しを行うとともに次以降に
    音声再生する符号化音声データの読み出しも行えるよう
    再生制御手段によって制御し、 音声再生中に次以降に再生する符号化音声データの調整
    量を求めることによって、各符号化音声データの音声再
    生時における音量を一定とすることを特徴とする音声再
    生方法。
  5. 【請求項5】符号化音声データの音量を自動的に調整し
    ながら音声再生する音声再生方法であって、 管理情報と符号化音声データを記憶手段に記憶させ、 符号化音声データ読み出し手段により符号化音声データ
    の読み出しを行い、 音量検出手段により前記符号化音声データ読み出し手段
    が読み出した符号化音声データから平均音量若しくは予
    め記録されている調整量の検出、あるいは平均音量の算
    出を行い、 調整量演算手段によって前記音量検出手段が検出若しく
    は算出した平均音量と音声再生装置に予め設定されてい
    る平均音量との差から調整量を算出し、 符号化音声データより得た調整量若しくは算出した調整
    量を調整量記憶手段に記憶させ、 前記調整量記憶手段に記憶された調整量を音量調整手段
    に読み込ませ、 前記符号化音声データ読み出し手段が音声再生するため
    の符号化音声データの読み出しを行うとともに次以降に
    音声再生する符号化音声データの読み出しも行えるよう
    再生制御手段によって制御し、 音声再生中に次以降に再生する符号化音声データの調整
    量を求めることによって、各符号化音声データの音声再
    生時における音量を一定とすることを特徴とする音声再
    生方法。
  6. 【請求項6】前記調整量記憶手段に記憶された調整量に
    基いて調整した再生音量が符号化音声データで規定され
    ている最大音量を超えるか否かを再生音量確認手段にて
    確認し、前記再生音量確認手段の結果に基いて再生音量
    が符号化音声データで規定されている最大音量を超えな
    いよう調整量の値を調整することを特徴とする請求項5
    記載の音声再生方法。
JP2000312729A 2000-10-13 2000-10-13 音声再生装置、及び音声再生方法 Pending JP2002123300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000312729A JP2002123300A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 音声再生装置、及び音声再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000312729A JP2002123300A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 音声再生装置、及び音声再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002123300A true JP2002123300A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18792259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000312729A Pending JP2002123300A (ja) 2000-10-13 2000-10-13 音声再生装置、及び音声再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002123300A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013482A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ガイダンス報知装置、ガイダンス報知用集積回路、ガイダンス報知方法、及びガイダンス報知用プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013482A1 (ja) * 2005-07-27 2007-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ガイダンス報知装置、ガイダンス報知用集積回路、ガイダンス報知方法、及びガイダンス報知用プログラム
JP2007034658A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ガイダンス報知装置、ガイダンス報知用集積回路、ガイダンス報知方法、及びガイダンス報知用プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3360873B2 (ja) ディスク記録装置及び方法
JP2002123300A (ja) 音声再生装置、及び音声再生方法
JP2002109824A (ja) ディジタル音声信号の記録方法、およびその装置
JP3787934B2 (ja) 再生装置
JPH0916200A (ja) 音声記録再生装置
JPS6124085A (ja) デイジタル・オ−デイオ・デイスク再生装置
JPH02101691A (ja) イントロ・スキャン方法
JPH0828043B2 (ja) オーディオ機器の再生方法
JP3061323B2 (ja) ディスク記録再生装置の記録再生制御回路
JP2799084B2 (ja) Cdプレ−ヤ−のミュ−ト方法
JP4163399B2 (ja) オーディオ圧縮データ再生装置
JPH0962285A (ja) デジタル再生装置
JP3462603B2 (ja) ミキシング装置及びミキシング方法
JP2686162B2 (ja) 記録ディスク再生装置
JPH1145554A (ja) 音楽素材収録方法およびその装置
JP2962132B2 (ja) ディスク再生装置
JP3711614B2 (ja) ディスク装置
JP2556723Y2 (ja) ディスク録音システム
JPH08255430A (ja) ディスク記録再生装置
JP2980393B2 (ja) 音響回路
JPH02295400A (ja) Cdプレーヤにおける音場再生方法
JPH05225682A (ja) 光学式ディスク再生装置
JP4341169B2 (ja) ファイル再生装置およびそれに使用されるフォルダ認識方法
JP2005293652A (ja) ディジタルオーディオ再生装置
JP2779495B2 (ja) 情報再生方式