JP2002122860A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JP2002122860A JP2002122860A JP2000315661A JP2000315661A JP2002122860A JP 2002122860 A JP2002122860 A JP 2002122860A JP 2000315661 A JP2000315661 A JP 2000315661A JP 2000315661 A JP2000315661 A JP 2000315661A JP 2002122860 A JP2002122860 A JP 2002122860A
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- polarizing plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】携帯電話機等のディスプレイ表示部の表示素子
が、それ自体が鏡として機能可能な液晶表示素子を提供
することを目的とする。 【構成】透明電極３１／３１ａを備える基板３／３ａで
液晶層２を挟持して、その背面に偏光板４を介してバッ
クライト８を設けている透過型の液晶表示素子１であっ
て、その液晶表示素子１の前面に半透過型偏光板５を設
けている。これにより、バックライト８がオンのときだ
け液晶組成物からなる液晶層２に表示された情報が見え
る。すなわち、バックライト８がオンのときだけ携帯電
話機９のディスプレイ１０に表示されている文字等を判
読することができ、また、バックライト８がオフのとき
は半透過型偏光板５の作用によりそのディスプレイ１０
表示部が鏡として使用できる。
が、それ自体が鏡として機能可能な液晶表示素子を提供
することを目的とする。 【構成】透明電極３１／３１ａを備える基板３／３ａで
液晶層２を挟持して、その背面に偏光板４を介してバッ
クライト８を設けている透過型の液晶表示素子１であっ
て、その液晶表示素子１の前面に半透過型偏光板５を設
けている。これにより、バックライト８がオンのときだ
け液晶組成物からなる液晶層２に表示された情報が見え
る。すなわち、バックライト８がオンのときだけ携帯電
話機９のディスプレイ１０に表示されている文字等を判
読することができ、また、バックライト８がオフのとき
は半透過型偏光板５の作用によりそのディスプレイ１０
表示部が鏡として使用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子に関し、
特に携帯電話機等の携帯情報機器のディスプレイ表示部
に用いられる液晶表示素子に関するものである。
特に携帯電話機等の携帯情報機器のディスプレイ表示部
に用いられる液晶表示素子に関するものである。
【０００２】
【従来技術と問題点】近年、液晶表示素子をディスプレ
イ表示部に用いている機器は多く、ＣＤラジカセ等のオ
ーディオ機器、また、デスクトップタイプのパソコンや
テレビのディスプレイデバイスとして利用されている。
また、爆発的な普及を見みせるＰＨＳや携帯電話機等の
ディスプレイ表示部にも使用されており、最近では、そ
のディスプレイ表示部がダイヤルボタン等の入力操作部
とほぼ同じスペースで設けられ、各種の情報と共にメー
ル文字が表示されるようになっている。
イ表示部に用いている機器は多く、ＣＤラジカセ等のオ
ーディオ機器、また、デスクトップタイプのパソコンや
テレビのディスプレイデバイスとして利用されている。
また、爆発的な普及を見みせるＰＨＳや携帯電話機等の
ディスプレイ表示部にも使用されており、最近では、そ
のディスプレイ表示部がダイヤルボタン等の入力操作部
とほぼ同じスペースで設けられ、各種の情報と共にメー
ル文字が表示されるようになっている。
【０００３】このディスプレイ表示部は、携帯電話機が
待機状態のときには通信感度・電池残量・日付等の情報
がバック照明なしに表示されているだけであって、携帯
電話機本体を広く占有する割にはファッション性や機能
性に乏しいものであった。特に若い男女においては、携
帯電話機が有する基本的な機能と共にファッション性や
アクセサリー機能を重視する傾向があって、その機能の
一例としては、ディスプレイ上のイラストを動かした
り、また着信を知らせるメロディーを変更できるように
している。
待機状態のときには通信感度・電池残量・日付等の情報
がバック照明なしに表示されているだけであって、携帯
電話機本体を広く占有する割にはファッション性や機能
性に乏しいものであった。特に若い男女においては、携
帯電話機が有する基本的な機能と共にファッション性や
アクセサリー機能を重視する傾向があって、その機能の
一例としては、ディスプレイ上のイラストを動かした
り、また着信を知らせるメロディーを変更できるように
している。
【０００４】そのディスプレイ表示部においては、近頃
その広さを利用してかディスプレイ表示部を覗き込んで
身だしなみのチェックをする若者もおり、ディスプレイ
表示部を鏡代わりにしているのである。すなわち、電車
等の車内において、ポケットやバックからコンパクトを
取り出して使用することなく、さりげなく携帯電話機の
ディスプレイを見ながら身だしなみを整えているのであ
る。
その広さを利用してかディスプレイ表示部を覗き込んで
身だしなみのチェックをする若者もおり、ディスプレイ
表示部を鏡代わりにしているのである。すなわち、電車
等の車内において、ポケットやバックからコンパクトを
取り出して使用することなく、さりげなく携帯電話機の
ディスプレイを見ながら身だしなみを整えているのであ
る。
【０００５】このことから、発明者は携帯電話機の新た
なアクセサリー性を見い出し、ディスプレイ部分が所定
の操作または手段により鏡として機能するよう種々の方
法を検討した。一般的な方法としては、ディスプレイ部
分に鏡または鏡の機能を有する部材を別途装着する方法
が考えられるが、この方法は取り扱い性と共にスマート
さに欠け、さらには重量の増加またコストアップといっ
た欠点があることから、発明者はさらなる検討を重ね
た。
なアクセサリー性を見い出し、ディスプレイ部分が所定
の操作または手段により鏡として機能するよう種々の方
法を検討した。一般的な方法としては、ディスプレイ部
分に鏡または鏡の機能を有する部材を別途装着する方法
が考えられるが、この方法は取り扱い性と共にスマート
さに欠け、さらには重量の増加またコストアップといっ
た欠点があることから、発明者はさらなる検討を重ね
た。
【０００６】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、ディスプレイ表示部の表示素子が、それ自体が鏡と
して機能可能な液晶表示素子を提供することを目的とす
るものである。
で、ディスプレイ表示部の表示素子が、それ自体が鏡と
して機能可能な液晶表示素子を提供することを目的とす
るものである。
【０００７】
【問題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子
は、電極を備える基板で液晶組成物からなる液晶層が挟
持され、その背面に偏光板を介して照明手段を設けた透
過型の液晶表示素子であって、該液晶表示素子の前面に
第２の偏光板、すなわち半透過型の偏光板を設けている
ことを特徴とする液晶表示素子である。
は、電極を備える基板で液晶組成物からなる液晶層が挟
持され、その背面に偏光板を介して照明手段を設けた透
過型の液晶表示素子であって、該液晶表示素子の前面に
第２の偏光板、すなわち半透過型の偏光板を設けている
ことを特徴とする液晶表示素子である。
【０００８】また、電極を備える基板で液晶組成物から
なる液晶層が挟持され、その背面に偏光板を介して照明
手段を設けた透過型の液晶表示素子であって、前記それ
ぞれの基板の本体と電極との間にはマイクロレンズアレ
イが設けられており、且つそれぞれのレンズは前記偏光
板に有するそれぞれの孔の中心線上に位置していること
を特徴とする液晶表示素子であり、更には、観察側のマ
イクロレンズアレイの間隙部に光反射層を形成した液晶
表示素子である。
なる液晶層が挟持され、その背面に偏光板を介して照明
手段を設けた透過型の液晶表示素子であって、前記それ
ぞれの基板の本体と電極との間にはマイクロレンズアレ
イが設けられており、且つそれぞれのレンズは前記偏光
板に有するそれぞれの孔の中心線上に位置していること
を特徴とする液晶表示素子であり、更には、観察側のマ
イクロレンズアレイの間隙部に光反射層を形成した液晶
表示素子である。
【０００９】さらに、電極を備える基板で液晶組成物か
らなる液晶層が挟持され、その背面に偏光板を介して照
明手段を設けた透過型の液晶表示素子であって、前記照
明手段と隣接する側の基板の本体と電極との間にはマイ
クロレンズアレイが設けられ、且つそれぞれのレンズは
前記偏光板に有するそれぞれの孔の中心線上に位置して
おり、また、他方の基板の本体と電極との間にはマイク
ロレンズとなる液晶組成物からなる第２の液晶層が設け
られていることを特徴とする液晶表示素子であり、更に
は、観察側のマイクロレンズアレイの間隙部に光反射層
を形成した液晶表示素子である。
らなる液晶層が挟持され、その背面に偏光板を介して照
明手段を設けた透過型の液晶表示素子であって、前記照
明手段と隣接する側の基板の本体と電極との間にはマイ
クロレンズアレイが設けられ、且つそれぞれのレンズは
前記偏光板に有するそれぞれの孔の中心線上に位置して
おり、また、他方の基板の本体と電極との間にはマイク
ロレンズとなる液晶組成物からなる第２の液晶層が設け
られていることを特徴とする液晶表示素子であり、更に
は、観察側のマイクロレンズアレイの間隙部に光反射層
を形成した液晶表示素子である。
【００１０】この素子は、携帯電話機の液晶表示部や壁
掛けテレビの液晶表示部のほか、鏡面として利用できる
液晶表示部全般に利用される。本発明の液晶表示素子を
説明すると、基本的に、液晶組成物からなる液晶層は液
晶駆動用電力を印加するための透明電極を有するガラス
等の基板で挟持されており、また、透明電極と液晶層と
の間には配向膜が設けられている。この液晶層の背面に
偏光板を介して照明手段が設けられている。また、基板
の周辺は樹脂系の接着剤で封止されているのが普通であ
る。
掛けテレビの液晶表示部のほか、鏡面として利用できる
液晶表示部全般に利用される。本発明の液晶表示素子を
説明すると、基本的に、液晶組成物からなる液晶層は液
晶駆動用電力を印加するための透明電極を有するガラス
等の基板で挟持されており、また、透明電極と液晶層と
の間には配向膜が設けられている。この液晶層の背面に
偏光板を介して照明手段が設けられている。また、基板
の周辺は樹脂系の接着剤で封止されているのが普通であ
る。
【００１１】前記電極には電力を供給するための駆動回
路が接続される。そして、液晶表示素子の背面に設けら
れている照明手段がＯＮされることによって液晶層が照
明されて、液晶によって表示されている文字や数字等の
視認性が向上する。照明手段も特に限定するものではな
く好適なものを使用すればよく、またその配置も液晶表
示素子に密接状態にまた適当な隙間を開けて配置すれば
よい。
路が接続される。そして、液晶表示素子の背面に設けら
れている照明手段がＯＮされることによって液晶層が照
明されて、液晶によって表示されている文字や数字等の
視認性が向上する。照明手段も特に限定するものではな
く好適なものを使用すればよく、またその配置も液晶表
示素子に密接状態にまた適当な隙間を開けて配置すれば
よい。
【００１2】そして、本発明の請求項１に係わるもの
は、液晶表示素子の前面に第２の偏光板を設ているもの
で、その偏光板は半透過型偏光板を用いるのが最適であ
る。また、その配置取付も適宜好適な方法で行えばよ
く、液晶表示素子と一体的に設けてもよい。
は、液晶表示素子の前面に第２の偏光板を設ているもの
で、その偏光板は半透過型偏光板を用いるのが最適であ
る。また、その配置取付も適宜好適な方法で行えばよ
く、液晶表示素子と一体的に設けてもよい。
【００１3】また、本発明の請求項２に係わるものは、
液晶層を挟持しているそれぞれの基板の本体と電極との
間にマイクロレンズアレイが設けられており、そのそれ
ぞれのレンズは、偏光板に有する複数の孔のそれぞれの
中心線上に位置するように設けられている。マイクロレ
ンズアレイとはマイクロレンズの集合体である。マイク
ロレンズアレイの各レンズは一方側が膨らんでいる半月
状であり、その膨らんでいる側を液晶層側にして本体と
電極との間に設けられる。そして、その液晶層を中心に
して、照明手段側のマイクロレンズを通過した光が他方
のマイクロレンズに集光するようにする。また、液晶表
示素子の前面に第２の偏光板を設けてもよい。
液晶層を挟持しているそれぞれの基板の本体と電極との
間にマイクロレンズアレイが設けられており、そのそれ
ぞれのレンズは、偏光板に有する複数の孔のそれぞれの
中心線上に位置するように設けられている。マイクロレ
ンズアレイとはマイクロレンズの集合体である。マイク
ロレンズアレイの各レンズは一方側が膨らんでいる半月
状であり、その膨らんでいる側を液晶層側にして本体と
電極との間に設けられる。そして、その液晶層を中心に
して、照明手段側のマイクロレンズを通過した光が他方
のマイクロレンズに集光するようにする。また、液晶表
示素子の前面に第２の偏光板を設けてもよい。
【００１4】さらに、本発明の請求項３に係わるもの
は、照明手段と隣接する側の基板の本体と電極との間に
マイクロレンズアレイが設けられ、そのそれぞれのレン
ズは、偏光板に有する複数の孔のそれぞれの中心線上に
位置するように設けられている。また、他方の基板の本
体と電極との間には液晶組成物からなる第２の液晶層が
設けられ、電気的な作用によりマイクロレンズとなる。
マイクロレンズアレイとはマイクロレンズの集合体であ
る。
は、照明手段と隣接する側の基板の本体と電極との間に
マイクロレンズアレイが設けられ、そのそれぞれのレン
ズは、偏光板に有する複数の孔のそれぞれの中心線上に
位置するように設けられている。また、他方の基板の本
体と電極との間には液晶組成物からなる第２の液晶層が
設けられ、電気的な作用によりマイクロレンズとなる。
マイクロレンズアレイとはマイクロレンズの集合体であ
る。
【００１5】マイクロレンズアレイの各レンズは一方側
が膨らんでいる半月状であり、その膨らんでいる側を液
晶層側にして本体と電極との間に設けられる。そして、
第２の液晶層がマイクロレンズとなったとき、照明手段
側のマイクロレンズを通過した光が第２の液晶層のマイ
クロレンズに集光するようにする。また、液晶表示素子
の前面に第２の偏光板を設けてもよい。
が膨らんでいる半月状であり、その膨らんでいる側を液
晶層側にして本体と電極との間に設けられる。そして、
第２の液晶層がマイクロレンズとなったとき、照明手段
側のマイクロレンズを通過した光が第２の液晶層のマイ
クロレンズに集光するようにする。また、液晶表示素子
の前面に第２の偏光板を設けてもよい。
【００１6】
【作用】本発明の液晶表示素子は以上のように構成され
ているので、請求項１の液晶表示素子において、照明手
段がオンのときは、照射された光は隣接する偏光板およ
び基板等を通過して液晶層にあたる。そこで液晶表示さ
れている文字等によって一部の光が遮断されると共に、
他の光は液晶層および基板等を通過して半透過型偏光板
にあたる。そこで所定の光だけが外部に透過して液晶層
に液晶表示されている文字等が現れる。照明手段がオフ
のときは、外光が半透過型偏光板にあたり、その外光は
半透過型偏光板によって所定の量の光が反射されて、半
透過型偏光板上に鏡面効果が発生する。
ているので、請求項１の液晶表示素子において、照明手
段がオンのときは、照射された光は隣接する偏光板およ
び基板等を通過して液晶層にあたる。そこで液晶表示さ
れている文字等によって一部の光が遮断されると共に、
他の光は液晶層および基板等を通過して半透過型偏光板
にあたる。そこで所定の光だけが外部に透過して液晶層
に液晶表示されている文字等が現れる。照明手段がオフ
のときは、外光が半透過型偏光板にあたり、その外光は
半透過型偏光板によって所定の量の光が反射されて、半
透過型偏光板上に鏡面効果が発生する。
【００１7】請求項２の液晶表示素子において、照明手
段がオンのときは、照射された光は隣接する偏光板およ
び基板等を通過して液晶層にあたるが、そのとき第１の
マイクロレンズにより屈折させられて液晶層にあたる。
そこで液晶表示されている文字等によって一部の光が遮
断されると共に、他の光は液晶層を通過する。その通過
した光は第２のマイクロレンズに焦点してさらに基板等
を通過して半透過型偏光板にあたる。そこで所定の光だ
けが外部に透過して液晶層に液晶表示されている文字等
が現れる。
段がオンのときは、照射された光は隣接する偏光板およ
び基板等を通過して液晶層にあたるが、そのとき第１の
マイクロレンズにより屈折させられて液晶層にあたる。
そこで液晶表示されている文字等によって一部の光が遮
断されると共に、他の光は液晶層を通過する。その通過
した光は第２のマイクロレンズに焦点してさらに基板等
を通過して半透過型偏光板にあたる。そこで所定の光だ
けが外部に透過して液晶層に液晶表示されている文字等
が現れる。
【００１8】照明手段がオフのときは、外光が第２のマ
イクロレンズにあたり、その外光はレンズの平滑面によ
って所定の量の光が反射されて、マイクロレンズ上に鏡
面効果が発生する。また、マイクロレンズの間隙部分に
光反射層を形成しておくと、その部分は完全に鏡面とし
て働くため、効果は顕著である。
イクロレンズにあたり、その外光はレンズの平滑面によ
って所定の量の光が反射されて、マイクロレンズ上に鏡
面効果が発生する。また、マイクロレンズの間隙部分に
光反射層を形成しておくと、その部分は完全に鏡面とし
て働くため、効果は顕著である。
【００19】請求項３の液晶表示素子において、照明手段
がオンのときは、照射された光は隣接する偏光板および
基板等を通過して液晶層にあたるが、そのとき第１のマ
イクロレンズにより屈折させられて液晶層にあたる。そ
こで液晶表示されている文字等によって一部の光が遮断
されると共に、他の光は液晶層を通過する。その通過し
た光は第２の液晶層内の液晶組成物が電気的作用を受け
てレンズ化したマイクロレンズに焦点してさらに基板等
を通過して半透過型偏光板にあたる。そこで所定の光だ
けが外部に透過して液晶層に液晶表示されている文字等
が現れる。
がオンのときは、照射された光は隣接する偏光板および
基板等を通過して液晶層にあたるが、そのとき第１のマ
イクロレンズにより屈折させられて液晶層にあたる。そ
こで液晶表示されている文字等によって一部の光が遮断
されると共に、他の光は液晶層を通過する。その通過し
た光は第２の液晶層内の液晶組成物が電気的作用を受け
てレンズ化したマイクロレンズに焦点してさらに基板等
を通過して半透過型偏光板にあたる。そこで所定の光だ
けが外部に透過して液晶層に液晶表示されている文字等
が現れる。
【００20】照明手段がオフのときは、外光が電気的作用
を受けてレンズ化したマイクロレンズにあたり、その外
光はレンズの平滑面によって所定の量の光が反射され
て、第２の液晶層のマイクロレンズ上に鏡面効果が発生
する。また、マイクロレンズの間隙部分に光反射層を形
成しておくと、その部分は完全に鏡面として働くため、
効果は顕著である。
を受けてレンズ化したマイクロレンズにあたり、その外
光はレンズの平滑面によって所定の量の光が反射され
て、第２の液晶層のマイクロレンズ上に鏡面効果が発生
する。また、マイクロレンズの間隙部分に光反射層を形
成しておくと、その部分は完全に鏡面として働くため、
効果は顕著である。
【００２1】
【実施例】本発明の液晶表示素子を以下図面に従って説
明すると、図１は、半透過型偏光板が前面に設けられた
液晶表示素子の断面図であり、１は液晶表示素子、２は
液晶組成物からなる液晶層である。その液晶層２は、液
晶駆動用電力を印加するための透明電極３１／３１ａが
液晶層２側に設けられている基板３と基板３ａとで挟持
されており、また、透明電極３１／３１ａと液晶層２と
の間には配向膜３２がある。
明すると、図１は、半透過型偏光板が前面に設けられた
液晶表示素子の断面図であり、１は液晶表示素子、２は
液晶組成物からなる液晶層である。その液晶層２は、液
晶駆動用電力を印加するための透明電極３１／３１ａが
液晶層２側に設けられている基板３と基板３ａとで挟持
されており、また、透明電極３１／３１ａと液晶層２と
の間には配向膜３２がある。
【００２2】４は偏光板、５は所定の光だけを外部に透
過させるための半透過型偏光板である。８は照明用のバ
ックライトである。バックライト８がオンのときは、照
射された光により液晶部２に表示されている文字等を半
透過型偏光板５を透して目視することができる。また、
バックライト８がオフのときは、半透過型偏光板５によ
って外光の所定の量の光が反射されて半透過型偏光板５
上に鏡面効果が発生し、液晶表示素子１を鏡として使用
することができる。
過させるための半透過型偏光板である。８は照明用のバ
ックライトである。バックライト８がオンのときは、照
射された光により液晶部２に表示されている文字等を半
透過型偏光板５を透して目視することができる。また、
バックライト８がオフのときは、半透過型偏光板５によ
って外光の所定の量の光が反射されて半透過型偏光板５
上に鏡面効果が発生し、液晶表示素子１を鏡として使用
することができる。
【００２3】図２は、マイクロレンズアレイが基板に設
けられた液晶表示素子の断面図であり、液晶組成物から
なる液晶層２が、配向膜３２を介して透明電極３１／３
１ａが液晶層２側に設けられている基板３と基板３ａと
で挟持されており、さらに、基板３と透明電極３１およ
び基板３ａと透明電極３１ａとの間にマイクロレンズア
レイ６／マイクロレンズアレイ６ａが設けられている。
けられた液晶表示素子の断面図であり、液晶組成物から
なる液晶層２が、配向膜３２を介して透明電極３１／３
１ａが液晶層２側に設けられている基板３と基板３ａと
で挟持されており、さらに、基板３と透明電極３１およ
び基板３ａと透明電極３１ａとの間にマイクロレンズア
レイ６／マイクロレンズアレイ６ａが設けられている。
【００２4】マイクロレンズ６１／６１ａは半月状であ
り、その膨らみ側が液晶層２側になっている。４０／４
０ａは偏光板で、孔４１／４１ａが設けられている。ま
た、マイクロレンズ６１／６１ａは、孔４１／４１ａの
ほぼ中心線上に位置されている。バックライト８がオン
のときは、照射された光により液晶部２に表示されてい
る文字等を偏光板４０ａを透して目視することができ
る。
り、その膨らみ側が液晶層２側になっている。４０／４
０ａは偏光板で、孔４１／４１ａが設けられている。ま
た、マイクロレンズ６１／６１ａは、孔４１／４１ａの
ほぼ中心線上に位置されている。バックライト８がオン
のときは、照射された光により液晶部２に表示されてい
る文字等を偏光板４０ａを透して目視することができ
る。
【００２5】また、バックライト８がオフのときは、マ
イクロレンズアレイ６ａのマイクロレンズ６１ａの平滑
面によって所定の量の外光が反射されて、マイクロレン
ズ６１ａ上に鏡面効果が発生し、液晶表示素子１を鏡と
して使用することができる。また、マイクロレンズの間
隙部分に光反射層を形成しておくとその部分は完全に鏡
面として働くため効果は顕著である。また、マイクロレ
ンズの間隙部分に光反射層を形成しておくと、その部分
は完全に鏡面として働くため、効果は顕著である。
イクロレンズアレイ６ａのマイクロレンズ６１ａの平滑
面によって所定の量の外光が反射されて、マイクロレン
ズ６１ａ上に鏡面効果が発生し、液晶表示素子１を鏡と
して使用することができる。また、マイクロレンズの間
隙部分に光反射層を形成しておくとその部分は完全に鏡
面として働くため効果は顕著である。また、マイクロレ
ンズの間隙部分に光反射層を形成しておくと、その部分
は完全に鏡面として働くため、効果は顕著である。
【００２6】図３は、一方のマイクロレンズアレイが液
晶からなる液晶表示素子の断面図であり、液晶組成物か
らなる液晶層２が、配向膜３２を介して透明電極３１／
３１ａが液晶層２側に設けられている基板３と基板３ａ
とで挟持されており、基板３と透明電極３１との間には
マイクロレンズアレイ６が、また、基板３ａと透明電極
３１ａとの間には電気的作用を受けてレンズ化する液晶
組成物からなる液晶層７が設けられている。７１は液晶
組成物が電気的作用を受けてレンズ化したマイクロレン
ズを示す。
晶からなる液晶表示素子の断面図であり、液晶組成物か
らなる液晶層２が、配向膜３２を介して透明電極３１／
３１ａが液晶層２側に設けられている基板３と基板３ａ
とで挟持されており、基板３と透明電極３１との間には
マイクロレンズアレイ６が、また、基板３ａと透明電極
３１ａとの間には電気的作用を受けてレンズ化する液晶
組成物からなる液晶層７が設けられている。７１は液晶
組成物が電気的作用を受けてレンズ化したマイクロレン
ズを示す。
【００２7】バックライト８がオンのときは、照射され
た光により液晶部２に表示されている文字等を偏光板４
０ａを透して目視することができる。また、バックライ
ト８がオフのときは、電気的作用を受けてレンズ化した
液晶層７のマイクロレンズ７１の平滑面によって所定の
量の外光が反射されて、マイクロレンズ７１上に鏡面効
果が発生し、液晶表示素子１を鏡として使用することが
できる。また、マイクロレンズの間隙部分に光反射層を
形成しておくと、その部分は完全に鏡面として働くた
め、効果は顕著である。
た光により液晶部２に表示されている文字等を偏光板４
０ａを透して目視することができる。また、バックライ
ト８がオフのときは、電気的作用を受けてレンズ化した
液晶層７のマイクロレンズ７１の平滑面によって所定の
量の外光が反射されて、マイクロレンズ７１上に鏡面効
果が発生し、液晶表示素子１を鏡として使用することが
できる。また、マイクロレンズの間隙部分に光反射層を
形成しておくと、その部分は完全に鏡面として働くた
め、効果は顕著である。
【００２8】図４は、携帯電話機への使用状態を示す図
であり、（ａ）図は、バックライトが点灯した時の状態
を示すもので、ディスプレイ表示部に通常表示される情
報を目視することができる。（ｂ）図は、バックライト
が消灯した時の状態を示すもので、ディスプレイ表示部
に通常表示される情報は目視できなくなると共に、ディ
スプレイ表示部を鏡として使用することができる。
であり、（ａ）図は、バックライトが点灯した時の状態
を示すもので、ディスプレイ表示部に通常表示される情
報を目視することができる。（ｂ）図は、バックライト
が消灯した時の状態を示すもので、ディスプレイ表示部
に通常表示される情報は目視できなくなると共に、ディ
スプレイ表示部を鏡として使用することができる。
【００29】
【効果】本発明の液晶表示素子は以上のように構成され
ているので、携帯電話機のバックライトがオフのときは
ディスプレイ表示部を鏡として利用することができる。
従って、電車等の車内でもポケットやバックからコンパ
クトを取り出すことなく、さりげなく携帯電話機のディ
スプレイ表示部を見ることによって周囲を気にすること
なく身だしなみを整えることができる。
ているので、携帯電話機のバックライトがオフのときは
ディスプレイ表示部を鏡として利用することができる。
従って、電車等の車内でもポケットやバックからコンパ
クトを取り出すことなく、さりげなく携帯電話機のディ
スプレイ表示部を見ることによって周囲を気にすること
なく身だしなみを整えることができる。
【００３0】また、本発明はバックライトがオフされて
いる状態のときにディスプレイ表示部そのものが自動的
に鏡に変化するので、鏡の機能を有する部材を別途備え
るような構造的改造と違うため携帯電話機に対するデザ
イン的制約もない。従って、熾烈な販売競争を展開して
いる携帯電話機に新たなファッション的機能を追加する
ことができるため、特に若者の身だしなみに関係したニ
ーズに合致し、販売を有利に展開することができる。さ
らに、近年は人に付き纏い、危害を加える等のいわゆる
ストーカー犯罪が社会問題化している。ストーカー問題
に限らず一般にも、人気の少ない道路等で後方を確認し
て追跡者の有無を確かめたいという要求は多い。しか
し、いきなり振り返ったり鏡を取り出して確認したりす
れば、殊に相手が犯罪者であった場合には徒にこれを刺
激し、却って危害を加えられる原因にもなりかねない。
この場合に、携帯電話の表示部が鏡の機能を有すれば、
単に携帯電話の送受信を装ってさりげなく後方を確認す
ることも可能になり、非常に有効であると考えられる。
更に、本発明は壁掛けテレビなど広い応用分野を持って
いる。
いる状態のときにディスプレイ表示部そのものが自動的
に鏡に変化するので、鏡の機能を有する部材を別途備え
るような構造的改造と違うため携帯電話機に対するデザ
イン的制約もない。従って、熾烈な販売競争を展開して
いる携帯電話機に新たなファッション的機能を追加する
ことができるため、特に若者の身だしなみに関係したニ
ーズに合致し、販売を有利に展開することができる。さ
らに、近年は人に付き纏い、危害を加える等のいわゆる
ストーカー犯罪が社会問題化している。ストーカー問題
に限らず一般にも、人気の少ない道路等で後方を確認し
て追跡者の有無を確かめたいという要求は多い。しか
し、いきなり振り返ったり鏡を取り出して確認したりす
れば、殊に相手が犯罪者であった場合には徒にこれを刺
激し、却って危害を加えられる原因にもなりかねない。
この場合に、携帯電話の表示部が鏡の機能を有すれば、
単に携帯電話の送受信を装ってさりげなく後方を確認す
ることも可能になり、非常に有効であると考えられる。
更に、本発明は壁掛けテレビなど広い応用分野を持って
いる。
【図１】 半透過型偏光板が前面に設けられた液晶表示
素子の断面図
素子の断面図
【図２】 マイクロレンズアレイが基板に設けられた液
晶表示素子の断面図
晶表示素子の断面図
【図３】 一方のマイクロレンズアレイが液晶からなる
液晶表示素子の断面図
液晶表示素子の断面図
【図４】 携帯電話機への使用状態を示す図
【符号の説明】 １−液晶表示素子，２−液晶層，３−基板，３ａ−基
板，３１−透明電極，３１ａ−透明電極，３２−配向
膜，３２ａ−配向膜，４−偏光板，４０−偏光板，４０
ａ−偏光板，４１−孔，４１ａ−孔，５−半透過型偏光
板，６−マイクロレンズアレイ，６ａ−マイクロレンズ
アレイ，６１−マイクロレンズ，６１ａ−マイクロレン
ズ，７−液晶層，７１−マイクロレンズ，８−バックラ
イト，９−携帯電話機，１０−ディスプレイ，１１−ア
ンテナ
板，３１−透明電極，３１ａ−透明電極，３２−配向
膜，３２ａ−配向膜，４−偏光板，４０−偏光板，４０
ａ−偏光板，４１−孔，４１ａ−孔，５−半透過型偏光
板，６−マイクロレンズアレイ，６ａ−マイクロレンズ
アレイ，６１−マイクロレンズ，６１ａ−マイクロレン
ズ，７−液晶層，７１−マイクロレンズ，８−バックラ
イト，９−携帯電話機，１０−ディスプレイ，１１−ア
ンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｎ 5/66 １０２ Ｈ０４Ｎ 5/66 １０２Ａ
Claims (7)
- 【請求項１】電極を備える基板間に液晶層が挟持され、
その背面に偏光板を介して照明手段を設けた透過型の液
晶表示素子であって、該液晶表示素子の前面に半透過型
の偏光板を設けていることを特徴とする液晶表示素子 - 【請求項２】電極を備える基板で液晶組成物からなる液
晶層が挟持され、その背面に偏光板を介して照明手段を
設けた透過型の液晶表示素子であって、前記それぞれの
基板の本体と電極との間にはマイクロレンズアレイが設
けられており、且つそれぞれのレンズは前記偏光板に有
するそれぞれの孔の中心線上に位置していることを特徴
とする液晶表示素子 - 【請求項３】観察側のマイクロレンズアレイの間隙部に
は光反射層が形成されてなることを特徴とする請求項２
の液晶表示素子 - 【請求項４】電極を備える基板で液晶組成物からなる液
晶層が挟持され、その背面に偏光板を介して照明手段を
設けた透過型の液晶表示素子であって、前記照明手段と
隣接する側の基板の本体と電極との間にはマイクロレン
ズアレイが設けられ、且つそれぞれのレンズは前記偏光
板に有するそれぞれの孔の中心線上に位置しており、ま
た、他方の基板の本体と電極との間にはマイクロレンズ
となる液晶組成物からなる第２の液晶層が設けられてい
ることを特徴とする液晶表示素子 - 【請求項５】観察側のマイクロレンズアレイの間隙部に
は光反射層が形成されてなることを特徴とする請求項４
の液晶表示素子 - 【請求項６】前記液晶表示素子の前面に第２の偏光板を
設けていることを特徴とする請求項２または請求項３の
液晶表示素子 - 【請求項７】請求項１または請求項２または請求項３記
載の液晶表示素子をディスプレイ表示部に用いているこ
とを特徴とする携帯電話機又は壁掛けテレビ
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|---|---|---|---|
| JP2000315661A JP2002122860A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000315661A JP2002122860A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 液晶表示素子 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002122860A true JP2002122860A (ja) | 2002-04-26 |
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ID=18794728
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|---|---|---|---|
| JP2000315661A Pending JP2002122860A (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
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