JP2004056496A - 携帯電話機用ディスプレイ装置及び携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスプレイ表示画面における所定領域をミラー(鏡)として利用可能な携帯電話機用ディスプレイ装置及びこれを搭載した携帯電話機を提供する。
【解決手段】表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯されている時には前記表示画面全領域において画像表示が行われる。
【選択図】 図3
【解決手段】表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯されている時には前記表示画面全領域において画像表示が行われる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に使用されるディスプレイ装置に関し、特に、ディスプレイ表示画面における所定領域をミラー(鏡)として利用可能な携帯電話機用ディスプレイ装置及びこれを搭載した携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話機(本願においては、携帯通信データ処理装置、PHS電話機等、ディスプレイ装置を有する種々の携帯通信装置を含めて「携帯電話機」という)は、あらゆる年齢層の人に普及してきている。携帯電話は、もはや単に電話による会話をするだけの道具ではなく、インターネット等に接続することにより各種情報の取得、電子メールの交換、ゲーム、物品の購入等の便利で有効な手段としても使用されるに至っている。
【0003】
このように、携帯電話機は、今日において必須の携帯アイテムになっており、携帯可能で使用場所を選ばず電波が通じ通信が可能なあらゆる場所で使用されている。そして、携帯電話は呼び出しがある(着呼があると)と直ぐ応答するために、携帯電話機の取り出しが容易なポケットや、ハンドバッグの取り出しやすい場所に携帯され使用されている。
【0004】
一方、特に若年層の女性にとって携帯電話と並ぶ必須の携帯アイテムは、ミラーである。ミラーによって、頻繁に化粧や髪型等のチェックが行われている。このことから、ミラーも容易に取り出しやすい場所に携帯される必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、携帯電話はポケットやバッグ内に収納され、ミラーもハンドバッグ等の中に携帯されている。携帯電話機は、着信があると直ぐに対応することが可能なように何時でも取り出し易い場所に収納されており、携帯電話の使用の際に携帯電話を使用して容易に化粧や髪型のチェックが可能となれは、携帯電話の利便性はさらに向上することとなる。
【0006】
このために、ミラーを電話機の裏面等に貼り付けたとしても、ミラーの重量で携帯電話機の総重量が重くなってしまい、最近の携帯電話機に求められている小型化、軽量化を表わす性能を大きく損なうこととなる。
【0007】
このため、本発明は、ディスプレイ表示画面における所定領域をミラー(鏡)として利用可能な携帯電話機用ディスプレイ装置及びこれを搭載した携帯電話機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、その第1の態様として、表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯されている時には前記表示画面全領域において画像表示が行われることを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置を提供するものである。
【0009】
さらに、本発明は、第2の態様として、表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、前記表示画面の所定領域において、前記半透明ミラー層と前記バックライト間の光の透過を可能にし又は遮断する制御が可能なアパーチャー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯され画像表示されている時には、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行い、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示することを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置を提供するものである。
【0010】
これによって、携帯電話の電源をオフにしているときには、携帯電話の表示画面の全領域がミラーとなり、携帯電話の電源がオンになっている場合であっても、表示画面における所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行ったり、表示画面全領域において画像表示すること選択的に可能にしているのである。
【0011】
ところで、前記液晶層には、前記バックライトが消灯されると同時に前記液晶層を透明とするための信号が印加されることにより、ミラーとしての機能を確実にしている。そして、この液晶層を透明とするための信号印加のための電力消費は極めて少ないことから、このためにバッテリの消費を増大させることはない。
【0012】
ここで、前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成されたり、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成されるものである。
【0013】
しかし、より望ましくは、前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれていることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記アパーチャー層は、電圧の印加によって光の透過を遮断する液晶シャッター手段により構成され、この液晶シャッター手段とこれを作動させるためのアパーチャー用信号発生回路とにより構成されている。
【0015】
そして、前記液晶シャッターが光の透過を遮断している際には、前記液晶層には当該液晶層を透明とするための信号が印加されるのである。
【0016】
本発明は、上記した携帯電話用ディスプレイ装置を備えたことを特徴とする携帯電話機を提供するものである。
【0017】
そして、前記携帯電話機の電源スイッチが切られた時には、前記液晶前記バックライトが消灯されると同時に前記液晶層を透明とするための信号が印加される。
【0018】
また、前記バックライトが点灯されて画像表示されている時に、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行うミラー・モードか、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示するディスプレイ・モードかを選択するためのモード選択手段を具備する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の携帯電話機用ディスプレイ装置及び携帯電話機の実施の形態例を図に基づいて詳しく説明する。
【0020】
図1に示す携帯電話機1は、折りたたみ可能な携帯電話機1を示し、(A)は、本発明に係る携帯電話機1の全体の正面図で、携帯電話機1を開いた状態を示し、(B)は、携帯電話機1の全体の側面図を示し略半分閉じた状態を示している。携帯電話機1は、液晶ディスプレイ装置2と機能キーやテンキーなどからなる入力操作部4と本体3とアンテナ6とで構成されている。
【0021】
図2は、図1中の携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図2において、本発明に係る携帯電話機1は、セルラー移動電話システム(PDC方式/PHS方式)である。
【0022】
携帯電話機1は、PDC方式、PHS方式として、その構成は既知である。例えば、周波数切替シンセサイザ、受信電界強度(RSSI)検出部を備えた無線送受信部31と、変調/復調部32と、時分割/多重分離部33と、コーデック(符号化/復号化)部34と、送話用マイクロフォン35と、受話用スピーカ36と、マイクロプロセッサ38と、メモリ40と、着信表示発光ダイオードや液晶ディスプレイなどの液晶ディスプレイ装置2と、機能キーやテンキーなどからなる入力操作部4と、外部機器との接続を可能にするI/F部39と、を有している。
【0023】
ここで、液晶ディスプレイ装置2について説明する。ディスプレイのディバイスは、発光ダイオードを用いたディバイス(LED)と、液晶を用いたディバイス(LCD)が広く民生用或いは産業用の電子機器に用いられている。発光ダイオードを用いたディバイス(LED)は、基本素子がGaP、GaAsP、GaAIAsなどの化合物半導体単結晶で作られたpn接合形のダイオードで順方向の電圧印加時に光を放出する。放出光の波長は材料の特性で決まり、可視光を放つLEDがディスプレイとして用いられる。発色光としては、赤色、橙色、黄色、黄緑色のものが量産されている。一般に、LEDの発光部は0.3mm角程度の微小なpn接合面であるが、その構成方法の違いからモノリシック形のディスプレイとハイブリッド形のディスプレイの2種類に分類される。前者は小型表示、後者は大形表示を対象としている。
【0024】
一方、液晶ディスプレイに使用されている液晶は、液状の棒状の有機物分子からなり、その分子配列の仕方によって、マグネチック、コレステリック、スメクチックの3種類に分類される。何れも規則的な配列を取るため、電気的、磁気的、光学的その他の物理的性質に異方性を示す。液晶表示ディバイス(LCD)では、このうち主としてネマチック液晶が用いられ、その誘電率や導電率などの電気的異方性と屈折率などの光学的異方性が利用される。液晶の種類や利用する光学効果によってLCDには、いろいろな方法があるが、代表的なものは動的散乱方式、複屈折方式、ねじれマチック方式、ゲストホスト方式、強誘電性液晶方式がある。このうちで、ねじれマチック方式(TN)方式が現在広く使われている。これは次のような動作原理に基づくものである。
【0025】
即ち、オフ状態では液晶の分子配向を90°ねじらせてあるため、ねじれに沿って入射偏光面が90°回転し、偏光子を通過する。即ち明るい。これに電圧を印加すると、ねじれが解けて分子は電界方向に再配列し、偏光面は回転しなくなるので偏光子を通過できなくなる。即ち暗い。したがって、電圧の有無によって暗状態と、明状態を切り替えることができる。
【0026】
LCDは、電気化学反応による液晶の劣化を防ぐために交流電圧で駆動する必要がある。簡単な表示器では表示電極に直接交流電圧を印加するスタティック駆動法が用いられる。これに対して多桁の数字表示器などでは、リード線の数を減らすためにいくつかの表示電極をまとめて時分割駆動するマルチプレクス駆動法が用いられる。マルチプレクス駆動の大規模のものがマトリックスLCDである。
【0027】
このLCDの駆動は、複数の走査線電極であるX、Yの透明電極を有し、X電極に順次走査パルスを印加し、そのラインの表示パターンに応じてY電極から一斉に信号電圧パルスを印加することによって行われる。
【0028】
また、液晶のカラー表示において、LCD自体でマルチカラーの表示機能を持つものは複屈折方式(ECB)のみである。しかし、この方式は表示カラーがセルギャップ、温度、電圧などによって敏感に変化するので一般的な表示ディバイスには応用しにくい。これに対して、白黒表示のLCDの内面に赤、緑、青の微細なフィルタをつけてフルカラー化する方式が使用されている。これは通常のマトリックスLCD又は、アクティブマトリックスLCDの各画素にホトプロセスを用いて形成するものであり、3原色のカラードットを独立に制御することが出来る。この方式は現在多くの電子機器に使用されているが、偏光子やカラーフィルタによる光の吸収が大きく、パネルの透過率が5乃至7パーセントと低いのでバックライト(照明)が必要である。
【0029】
このような表示機能を有する液晶は、腕時計、電子式卓上計算機、文字図形表示、携帯電話機1、テレビジョンなどのディスプレイとして実用化され広く普及している。液晶ディスプレイ装置には、反射板を使用して液晶パネル20の全面から入射した光を反射させる反射形と、背面から光を入射させる透過形とがある。透過形の場合、周囲光を入射させる方式と、専用の光源(バックライト)を使用する方式とがある。反射系は、腕時計、電卓に利用され透過形はテレビション、携帯電話、PC等のディスプレイ装置に利用されている。液晶はマトリックス駆動が行われ、液晶マトリックスは、640X200ドット、640X400ドットなどの文字図形用、360X240ドットのテレビジョン用等の所定のドット数の液晶マトリックスパネルが使用されている。液晶マトリックスパネルには、パネル内にスイッチング用半導体素子及び信号を蓄積するための記憶素子(TFT)を含むアクティブマトリックス方式と、これを含まないパッシブマトリックス方式がある。パッシブマトリックス方式は、製造プロセスは比較的簡単であるが、大きなコントラストを得ることは困難である。アクティブマトリックス方式は、製造プロセスは複雑であるが、大きなコントラスト比を得ることができる。
【0030】
電圧を印加しない時、液晶パネルに入射する光は偏光板を通るので1方向に振動する光だけが通過し液晶の中で90°回転する。十分大きな電圧を印加すると回転しなくなる。2枚の偏光板を直交させると電圧を印加しない時は明るく、電圧を印加すると暗くなる。このタイプをノーマリオープンという。2枚の偏光版を平行させると、電圧を印加しない時には暗く、電圧を印加すると明るくなる。このタイプをノーマリクローズという。
【0031】
画像を鮮明に表示するためにはノーマリーオープンの構成が適している。上記のことから、携帯電話機の液晶ディスプレイは、表示の明るさ精密さからアクティブマトリックス方式の液晶パネルが使用されている。
【0032】
ここで、上記した液晶パネルを利用した本発明の携帯電話用液晶ディスプレイ装置2について説明する。携帯電話用液晶ディスプレイ装置2は、携帯電話機1の筐体と、筐体に配設された液晶パネル20で構成されている。
【0033】
図3は、液晶パネル20の構成を示す。液晶パネル20は、表面側から奥側に偏光板21と、光透過パネル22と、カラーフィルタ(GRB)23と、透明電極24と、液晶層25と、光透過パネル22と、偏光板21と、半透明ミラー層26(以下、半透明ミラー26という。)と、バックライト層28(以下、バックライト28という。)が配設されて構成されている。
【0034】
ここで、液晶層25には、バックライト28が消灯されると同時にこの液晶層25を透明とするための信号が印加される。
【0035】
また、半透明ミラー26は、その第1の形態としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成される。また、前記半透明ミラー26の第2の形態としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成されるようにしてもよい。
【0036】
しかし、望ましくは、前記半透明ミラー26は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれて形成される。
【0037】
そして、図4は、半透明ミラー27の構成を示す。半透明ミラー27は、図4に示すようにミラーベースとなる透明の基板45上に液晶25の間隔と略同程度の間隔で細い金属光沢(例えば銀色)の線46が埋め込まれている。
【0038】
図4において、点線の矢印Zは、縦横に埋め込んだ金属光沢を有する線46が基板45の全面に埋め込まれることを示す。バックライト28を点灯した時は、細い金属光沢の線46の間から光が液晶25に入射する。入射する光により液晶パネル20面が明るくなり印加された液晶25の画像を見ることができる。
【0039】
バックライト28を消灯した時は、携帯電話本体2のMPU38は液晶25を透明にするための透明信号を電極24に送信し液晶を透明にする。液晶パネル20に入射した光は、偏光板21、液晶25を透過して半透明ミラー26に埋め込まれた細い金属光沢の線46を照射し、金属光沢の線46に反射した反射光と光透過パネル21によりミラーの機能を有することとなる。
【0040】
上記した構成により、本発明の液晶ディスプレイ装置2は、図3に示す本発明の第1の実施形態例において、次の2の状態(ミラー・モード及びディスプレイ・モード)を保持することができる。
(1)ミラー・モードは、バックライト28を消灯して液晶25の層が透明となる状態である。
(2)ディスプレイ・モードは、バックライト28が点灯し、液晶25の層に画像が表示される状態である。
【0041】
これにより、液晶パネル20は、バックライト28の点灯と消灯を指定するだけの簡単な操作でミラー・モード及びディスプレイ・モードの画像が表示可能なディスプレイ装置2として機能し、バックライト28の消灯を指定するだけの簡単な操作で液晶ディスプレイ7は、ミラーとして使用することが可能となる。
【0042】
図5は、本発明に係る液晶パネル20の第2の実施の形態の構成を示す。
【0043】
液晶パネル20は、表面側から奥側に偏光板21と、光透過パネル22と、カラーフィルタ(GRB)23と、透明電極24と、液晶25と、光透過パネル22と、偏光板21と、半透明ミラー層26(以下、半透明ミラー26という。)と、アパーチャー層27と、バックライト層28(以下、バックライト28という。)が配設されて構成されている。
【0044】
この第2の形態においては、アパーチャー層27によってバックライト28からの光の透過を制御することにより所定の領域にミラーを形成する構成を備えている。
【0045】
ここで、上記した第1の形態に係る液晶パネル20と同様に、液晶層25には、バックライト28が消灯されると同時にこの液晶層25を透明とするための信号が印加される。また、半透明ミラー26は、その第1の形態としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成される。さらにこの半透明ミラー26としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成されるようにしてもよい。
【0046】
しかし、望ましくは、前記半透明ミラー26は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれて形成される。
【0047】
さらに、アパーチャー層27は、電圧の印加によって光の透過を遮断する液晶シャッター手段により構成され、この液晶シャッター手段を作動させるためのアパーチャー用信号発生回路(図6における符号47)とにより構成されている。ここで、この液晶シャッター手段27が光の透過を遮断している際には、液晶層25には当該液晶層25を透明とするための信号が印加される。
【0048】
図6に示すように、アパーチャー層27は、印加信号により光の透過が制御される液晶シャッターベース50と、アパーチャー信号発生回路41とで構成されている。液晶シャッターベース50は、上記した液晶パネル20と略同じ構成である。液晶シャッターベース50の液晶に印加信号を印加することにより、印加された液晶は、バックライト28からの光を遮断する。そして印加を切ると光を透過させる機能を有する。アパーチャー層27は、複数の予め設定されたパターン(例えば円形)に基づいてアパーチャー信号を発生するアパーチャー信号発生回路41を有している。アパーチャー信号発生回路41は、携帯電話本体3のMPU38に接続されている。
【0049】
このように、アパーチャー層27は、液晶シャッターと同様の機能を有し、複数の予め設定されたパターン(例えば、円形)に基づいてアパーチャー信号を発生し、液晶シャッターを制御して所定の領域でのシャッターを開閉することにより、バックライト28からの光の透過と遮断を行う。
【0050】
ここで、アパーチャー層27の構成を動作とともに説明する。複数の予め設定されたパターンは、MPU38に格納されており、キーボード4からの入力による選択、又は液晶ディスプレイ7に表示されたパターン番号、名称等の表示項目を選択することにより選択されたパターン信号がアパーチャー用信号発生回路41に送信される。
【0051】
アパーチャー用信号発生回路41から所定の形に印加するアパーチャー信号を液晶シャッターベース50に送信して所定の形の光を遮断した不透明の領域を形成する。液晶シャッターベース50の所定の形をした不透明領域52(光の遮断された領域)以外は透明部分51でバックライト28の光を通す。液晶ディスプレイ7には、光を通した部分には通常の画像が表示され、バックライト28の光が遮断された不透明領域52は、バックライト28を消灯した状態と同様にミラー面となる。この時、アパーチャー信号により液晶も同時に所定の形に印加されるが、これは液晶のアパーチャー層27に対応するアパーチャー領域を透明にするためである。
【0052】
これにより、液晶ディスプレイ7の表面を所定の形でミラー面の領域とすることが可能となり、ミラー面の領域以外の面は通常の液晶ディスプレイ7として機能する。したがって、液晶ディスプレイ7上ではミラーと送信された画像とを夫々単独で、又は、同時に表示することが出来るので、送信された画像とミラーに映された自分の顔等をスーパーインポーズしてみることが出来る。
【0053】
なお、アパーチャー領域(不透明領域52)を表示画面全領域とすることにより、バックライトの点灯と消灯によるミラー・モード、ディスプレイ・モードと同様の機能が実施できる。尚、アパーチャー領域を表示画面全領域とする場合、即ち液晶ディスプレイ7全面がミラーの場合は、アパーチャー層は必要とせず、アパーチャー層が配設されていなくても実現可能である。アパーチャー層が無い場合でも、ミラー・モードとディスプレイ・モードの選択が可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明は、表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、前記表示画面の所定領域において、前記半透明ミラー層と前記バックライト間の光の透過を可能にし又は遮断する制御が可能なアパーチャー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯され画像表示されている時には、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行い、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示することを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置を提供するものである。
【0055】
これによって、携帯電話の電源をオフにしているときには、携帯電話の表示画面の全領域がミラーとなり、携帯電話の電源がオンになっている場合であっても、表示画面における所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行ったり、表示画面全領域において画像表示すること選択的に可能にすることを実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話機の全体図を示し、
(A)は、携帯電話機を開いた状態の全体の正面図を示し、
(B)は、(A)に示した携帯電話機の略半分閉じた状態の側面図を示している。
【図2】携帯電話機の構成のブロック図を示す。
【図3】本発明に係る液晶パネルの構成を示す。
【図4】本発明に係る半透明ミラーの構成を示す。
【図5】本発明に係る液晶パネルの構成を示す。
【図6】本発明に係るアパーチャー層の構成を示す。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 液晶ディスプレイ装置
3 本体
4 入力操作部
5 カメラ
6 アンテナ
7 液晶ディスプレイ
8 レンズ
9 フリーアーム
21 偏光板
22 光透過パネル
26 半透明ミラー
27 アパーチャー層
28 バックライト
41 アパーチャー用信号発生回路
46 細い金属光沢を有する線
50 液晶シャッターベース
52 不透明領域(アパーチャー領域)
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に使用されるディスプレイ装置に関し、特に、ディスプレイ表示画面における所定領域をミラー(鏡)として利用可能な携帯電話機用ディスプレイ装置及びこれを搭載した携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯電話機(本願においては、携帯通信データ処理装置、PHS電話機等、ディスプレイ装置を有する種々の携帯通信装置を含めて「携帯電話機」という)は、あらゆる年齢層の人に普及してきている。携帯電話は、もはや単に電話による会話をするだけの道具ではなく、インターネット等に接続することにより各種情報の取得、電子メールの交換、ゲーム、物品の購入等の便利で有効な手段としても使用されるに至っている。
【0003】
このように、携帯電話機は、今日において必須の携帯アイテムになっており、携帯可能で使用場所を選ばず電波が通じ通信が可能なあらゆる場所で使用されている。そして、携帯電話は呼び出しがある(着呼があると)と直ぐ応答するために、携帯電話機の取り出しが容易なポケットや、ハンドバッグの取り出しやすい場所に携帯され使用されている。
【0004】
一方、特に若年層の女性にとって携帯電話と並ぶ必須の携帯アイテムは、ミラーである。ミラーによって、頻繁に化粧や髪型等のチェックが行われている。このことから、ミラーも容易に取り出しやすい場所に携帯される必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このため、携帯電話はポケットやバッグ内に収納され、ミラーもハンドバッグ等の中に携帯されている。携帯電話機は、着信があると直ぐに対応することが可能なように何時でも取り出し易い場所に収納されており、携帯電話の使用の際に携帯電話を使用して容易に化粧や髪型のチェックが可能となれは、携帯電話の利便性はさらに向上することとなる。
【0006】
このために、ミラーを電話機の裏面等に貼り付けたとしても、ミラーの重量で携帯電話機の総重量が重くなってしまい、最近の携帯電話機に求められている小型化、軽量化を表わす性能を大きく損なうこととなる。
【0007】
このため、本発明は、ディスプレイ表示画面における所定領域をミラー(鏡)として利用可能な携帯電話機用ディスプレイ装置及びこれを搭載した携帯電話機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、その第1の態様として、表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯されている時には前記表示画面全領域において画像表示が行われることを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置を提供するものである。
【0009】
さらに、本発明は、第2の態様として、表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、前記表示画面の所定領域において、前記半透明ミラー層と前記バックライト間の光の透過を可能にし又は遮断する制御が可能なアパーチャー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯され画像表示されている時には、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行い、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示することを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置を提供するものである。
【0010】
これによって、携帯電話の電源をオフにしているときには、携帯電話の表示画面の全領域がミラーとなり、携帯電話の電源がオンになっている場合であっても、表示画面における所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行ったり、表示画面全領域において画像表示すること選択的に可能にしているのである。
【0011】
ところで、前記液晶層には、前記バックライトが消灯されると同時に前記液晶層を透明とするための信号が印加されることにより、ミラーとしての機能を確実にしている。そして、この液晶層を透明とするための信号印加のための電力消費は極めて少ないことから、このためにバッテリの消費を増大させることはない。
【0012】
ここで、前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成されたり、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成されるものである。
【0013】
しかし、より望ましくは、前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれていることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記アパーチャー層は、電圧の印加によって光の透過を遮断する液晶シャッター手段により構成され、この液晶シャッター手段とこれを作動させるためのアパーチャー用信号発生回路とにより構成されている。
【0015】
そして、前記液晶シャッターが光の透過を遮断している際には、前記液晶層には当該液晶層を透明とするための信号が印加されるのである。
【0016】
本発明は、上記した携帯電話用ディスプレイ装置を備えたことを特徴とする携帯電話機を提供するものである。
【0017】
そして、前記携帯電話機の電源スイッチが切られた時には、前記液晶前記バックライトが消灯されると同時に前記液晶層を透明とするための信号が印加される。
【0018】
また、前記バックライトが点灯されて画像表示されている時に、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行うミラー・モードか、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示するディスプレイ・モードかを選択するためのモード選択手段を具備する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の携帯電話機用ディスプレイ装置及び携帯電話機の実施の形態例を図に基づいて詳しく説明する。
【0020】
図1に示す携帯電話機1は、折りたたみ可能な携帯電話機1を示し、(A)は、本発明に係る携帯電話機1の全体の正面図で、携帯電話機1を開いた状態を示し、(B)は、携帯電話機1の全体の側面図を示し略半分閉じた状態を示している。携帯電話機1は、液晶ディスプレイ装置2と機能キーやテンキーなどからなる入力操作部4と本体3とアンテナ6とで構成されている。
【0021】
図2は、図1中の携帯電話機1の構成を示すブロック図である。図2において、本発明に係る携帯電話機1は、セルラー移動電話システム(PDC方式/PHS方式)である。
【0022】
携帯電話機1は、PDC方式、PHS方式として、その構成は既知である。例えば、周波数切替シンセサイザ、受信電界強度(RSSI)検出部を備えた無線送受信部31と、変調/復調部32と、時分割/多重分離部33と、コーデック(符号化/復号化)部34と、送話用マイクロフォン35と、受話用スピーカ36と、マイクロプロセッサ38と、メモリ40と、着信表示発光ダイオードや液晶ディスプレイなどの液晶ディスプレイ装置2と、機能キーやテンキーなどからなる入力操作部4と、外部機器との接続を可能にするI/F部39と、を有している。
【0023】
ここで、液晶ディスプレイ装置2について説明する。ディスプレイのディバイスは、発光ダイオードを用いたディバイス(LED)と、液晶を用いたディバイス(LCD)が広く民生用或いは産業用の電子機器に用いられている。発光ダイオードを用いたディバイス(LED)は、基本素子がGaP、GaAsP、GaAIAsなどの化合物半導体単結晶で作られたpn接合形のダイオードで順方向の電圧印加時に光を放出する。放出光の波長は材料の特性で決まり、可視光を放つLEDがディスプレイとして用いられる。発色光としては、赤色、橙色、黄色、黄緑色のものが量産されている。一般に、LEDの発光部は0.3mm角程度の微小なpn接合面であるが、その構成方法の違いからモノリシック形のディスプレイとハイブリッド形のディスプレイの2種類に分類される。前者は小型表示、後者は大形表示を対象としている。
【0024】
一方、液晶ディスプレイに使用されている液晶は、液状の棒状の有機物分子からなり、その分子配列の仕方によって、マグネチック、コレステリック、スメクチックの3種類に分類される。何れも規則的な配列を取るため、電気的、磁気的、光学的その他の物理的性質に異方性を示す。液晶表示ディバイス(LCD)では、このうち主としてネマチック液晶が用いられ、その誘電率や導電率などの電気的異方性と屈折率などの光学的異方性が利用される。液晶の種類や利用する光学効果によってLCDには、いろいろな方法があるが、代表的なものは動的散乱方式、複屈折方式、ねじれマチック方式、ゲストホスト方式、強誘電性液晶方式がある。このうちで、ねじれマチック方式(TN)方式が現在広く使われている。これは次のような動作原理に基づくものである。
【0025】
即ち、オフ状態では液晶の分子配向を90°ねじらせてあるため、ねじれに沿って入射偏光面が90°回転し、偏光子を通過する。即ち明るい。これに電圧を印加すると、ねじれが解けて分子は電界方向に再配列し、偏光面は回転しなくなるので偏光子を通過できなくなる。即ち暗い。したがって、電圧の有無によって暗状態と、明状態を切り替えることができる。
【0026】
LCDは、電気化学反応による液晶の劣化を防ぐために交流電圧で駆動する必要がある。簡単な表示器では表示電極に直接交流電圧を印加するスタティック駆動法が用いられる。これに対して多桁の数字表示器などでは、リード線の数を減らすためにいくつかの表示電極をまとめて時分割駆動するマルチプレクス駆動法が用いられる。マルチプレクス駆動の大規模のものがマトリックスLCDである。
【0027】
このLCDの駆動は、複数の走査線電極であるX、Yの透明電極を有し、X電極に順次走査パルスを印加し、そのラインの表示パターンに応じてY電極から一斉に信号電圧パルスを印加することによって行われる。
【0028】
また、液晶のカラー表示において、LCD自体でマルチカラーの表示機能を持つものは複屈折方式(ECB)のみである。しかし、この方式は表示カラーがセルギャップ、温度、電圧などによって敏感に変化するので一般的な表示ディバイスには応用しにくい。これに対して、白黒表示のLCDの内面に赤、緑、青の微細なフィルタをつけてフルカラー化する方式が使用されている。これは通常のマトリックスLCD又は、アクティブマトリックスLCDの各画素にホトプロセスを用いて形成するものであり、3原色のカラードットを独立に制御することが出来る。この方式は現在多くの電子機器に使用されているが、偏光子やカラーフィルタによる光の吸収が大きく、パネルの透過率が5乃至7パーセントと低いのでバックライト(照明)が必要である。
【0029】
このような表示機能を有する液晶は、腕時計、電子式卓上計算機、文字図形表示、携帯電話機1、テレビジョンなどのディスプレイとして実用化され広く普及している。液晶ディスプレイ装置には、反射板を使用して液晶パネル20の全面から入射した光を反射させる反射形と、背面から光を入射させる透過形とがある。透過形の場合、周囲光を入射させる方式と、専用の光源(バックライト)を使用する方式とがある。反射系は、腕時計、電卓に利用され透過形はテレビション、携帯電話、PC等のディスプレイ装置に利用されている。液晶はマトリックス駆動が行われ、液晶マトリックスは、640X200ドット、640X400ドットなどの文字図形用、360X240ドットのテレビジョン用等の所定のドット数の液晶マトリックスパネルが使用されている。液晶マトリックスパネルには、パネル内にスイッチング用半導体素子及び信号を蓄積するための記憶素子(TFT)を含むアクティブマトリックス方式と、これを含まないパッシブマトリックス方式がある。パッシブマトリックス方式は、製造プロセスは比較的簡単であるが、大きなコントラストを得ることは困難である。アクティブマトリックス方式は、製造プロセスは複雑であるが、大きなコントラスト比を得ることができる。
【0030】
電圧を印加しない時、液晶パネルに入射する光は偏光板を通るので1方向に振動する光だけが通過し液晶の中で90°回転する。十分大きな電圧を印加すると回転しなくなる。2枚の偏光板を直交させると電圧を印加しない時は明るく、電圧を印加すると暗くなる。このタイプをノーマリオープンという。2枚の偏光版を平行させると、電圧を印加しない時には暗く、電圧を印加すると明るくなる。このタイプをノーマリクローズという。
【0031】
画像を鮮明に表示するためにはノーマリーオープンの構成が適している。上記のことから、携帯電話機の液晶ディスプレイは、表示の明るさ精密さからアクティブマトリックス方式の液晶パネルが使用されている。
【0032】
ここで、上記した液晶パネルを利用した本発明の携帯電話用液晶ディスプレイ装置2について説明する。携帯電話用液晶ディスプレイ装置2は、携帯電話機1の筐体と、筐体に配設された液晶パネル20で構成されている。
【0033】
図3は、液晶パネル20の構成を示す。液晶パネル20は、表面側から奥側に偏光板21と、光透過パネル22と、カラーフィルタ(GRB)23と、透明電極24と、液晶層25と、光透過パネル22と、偏光板21と、半透明ミラー層26(以下、半透明ミラー26という。)と、バックライト層28(以下、バックライト28という。)が配設されて構成されている。
【0034】
ここで、液晶層25には、バックライト28が消灯されると同時にこの液晶層25を透明とするための信号が印加される。
【0035】
また、半透明ミラー26は、その第1の形態としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成される。また、前記半透明ミラー26の第2の形態としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成されるようにしてもよい。
【0036】
しかし、望ましくは、前記半透明ミラー26は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれて形成される。
【0037】
そして、図4は、半透明ミラー27の構成を示す。半透明ミラー27は、図4に示すようにミラーベースとなる透明の基板45上に液晶25の間隔と略同程度の間隔で細い金属光沢(例えば銀色)の線46が埋め込まれている。
【0038】
図4において、点線の矢印Zは、縦横に埋め込んだ金属光沢を有する線46が基板45の全面に埋め込まれることを示す。バックライト28を点灯した時は、細い金属光沢の線46の間から光が液晶25に入射する。入射する光により液晶パネル20面が明るくなり印加された液晶25の画像を見ることができる。
【0039】
バックライト28を消灯した時は、携帯電話本体2のMPU38は液晶25を透明にするための透明信号を電極24に送信し液晶を透明にする。液晶パネル20に入射した光は、偏光板21、液晶25を透過して半透明ミラー26に埋め込まれた細い金属光沢の線46を照射し、金属光沢の線46に反射した反射光と光透過パネル21によりミラーの機能を有することとなる。
【0040】
上記した構成により、本発明の液晶ディスプレイ装置2は、図3に示す本発明の第1の実施形態例において、次の2の状態(ミラー・モード及びディスプレイ・モード)を保持することができる。
(1)ミラー・モードは、バックライト28を消灯して液晶25の層が透明となる状態である。
(2)ディスプレイ・モードは、バックライト28が点灯し、液晶25の層に画像が表示される状態である。
【0041】
これにより、液晶パネル20は、バックライト28の点灯と消灯を指定するだけの簡単な操作でミラー・モード及びディスプレイ・モードの画像が表示可能なディスプレイ装置2として機能し、バックライト28の消灯を指定するだけの簡単な操作で液晶ディスプレイ7は、ミラーとして使用することが可能となる。
【0042】
図5は、本発明に係る液晶パネル20の第2の実施の形態の構成を示す。
【0043】
液晶パネル20は、表面側から奥側に偏光板21と、光透過パネル22と、カラーフィルタ(GRB)23と、透明電極24と、液晶25と、光透過パネル22と、偏光板21と、半透明ミラー層26(以下、半透明ミラー26という。)と、アパーチャー層27と、バックライト層28(以下、バックライト28という。)が配設されて構成されている。
【0044】
この第2の形態においては、アパーチャー層27によってバックライト28からの光の透過を制御することにより所定の領域にミラーを形成する構成を備えている。
【0045】
ここで、上記した第1の形態に係る液晶パネル20と同様に、液晶層25には、バックライト28が消灯されると同時にこの液晶層25を透明とするための信号が印加される。また、半透明ミラー26は、その第1の形態としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成される。さらにこの半透明ミラー26としては、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成されるようにしてもよい。
【0046】
しかし、望ましくは、前記半透明ミラー26は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれて形成される。
【0047】
さらに、アパーチャー層27は、電圧の印加によって光の透過を遮断する液晶シャッター手段により構成され、この液晶シャッター手段を作動させるためのアパーチャー用信号発生回路(図6における符号47)とにより構成されている。ここで、この液晶シャッター手段27が光の透過を遮断している際には、液晶層25には当該液晶層25を透明とするための信号が印加される。
【0048】
図6に示すように、アパーチャー層27は、印加信号により光の透過が制御される液晶シャッターベース50と、アパーチャー信号発生回路41とで構成されている。液晶シャッターベース50は、上記した液晶パネル20と略同じ構成である。液晶シャッターベース50の液晶に印加信号を印加することにより、印加された液晶は、バックライト28からの光を遮断する。そして印加を切ると光を透過させる機能を有する。アパーチャー層27は、複数の予め設定されたパターン(例えば円形)に基づいてアパーチャー信号を発生するアパーチャー信号発生回路41を有している。アパーチャー信号発生回路41は、携帯電話本体3のMPU38に接続されている。
【0049】
このように、アパーチャー層27は、液晶シャッターと同様の機能を有し、複数の予め設定されたパターン(例えば、円形)に基づいてアパーチャー信号を発生し、液晶シャッターを制御して所定の領域でのシャッターを開閉することにより、バックライト28からの光の透過と遮断を行う。
【0050】
ここで、アパーチャー層27の構成を動作とともに説明する。複数の予め設定されたパターンは、MPU38に格納されており、キーボード4からの入力による選択、又は液晶ディスプレイ7に表示されたパターン番号、名称等の表示項目を選択することにより選択されたパターン信号がアパーチャー用信号発生回路41に送信される。
【0051】
アパーチャー用信号発生回路41から所定の形に印加するアパーチャー信号を液晶シャッターベース50に送信して所定の形の光を遮断した不透明の領域を形成する。液晶シャッターベース50の所定の形をした不透明領域52(光の遮断された領域)以外は透明部分51でバックライト28の光を通す。液晶ディスプレイ7には、光を通した部分には通常の画像が表示され、バックライト28の光が遮断された不透明領域52は、バックライト28を消灯した状態と同様にミラー面となる。この時、アパーチャー信号により液晶も同時に所定の形に印加されるが、これは液晶のアパーチャー層27に対応するアパーチャー領域を透明にするためである。
【0052】
これにより、液晶ディスプレイ7の表面を所定の形でミラー面の領域とすることが可能となり、ミラー面の領域以外の面は通常の液晶ディスプレイ7として機能する。したがって、液晶ディスプレイ7上ではミラーと送信された画像とを夫々単独で、又は、同時に表示することが出来るので、送信された画像とミラーに映された自分の顔等をスーパーインポーズしてみることが出来る。
【0053】
なお、アパーチャー領域(不透明領域52)を表示画面全領域とすることにより、バックライトの点灯と消灯によるミラー・モード、ディスプレイ・モードと同様の機能が実施できる。尚、アパーチャー領域を表示画面全領域とする場合、即ち液晶ディスプレイ7全面がミラーの場合は、アパーチャー層は必要とせず、アパーチャー層が配設されていなくても実現可能である。アパーチャー層が無い場合でも、ミラー・モードとディスプレイ・モードの選択が可能である。
【0054】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明は、表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、前記表示画面の所定領域において、前記半透明ミラー層と前記バックライト間の光の透過を可能にし又は遮断する制御が可能なアパーチャー層と、を備え、前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、前記バックライトが点灯され画像表示されている時には、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行い、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示することを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置を提供するものである。
【0055】
これによって、携帯電話の電源をオフにしているときには、携帯電話の表示画面の全領域がミラーとなり、携帯電話の電源がオンになっている場合であっても、表示画面における所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行ったり、表示画面全領域において画像表示すること選択的に可能にすることを実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯電話機の全体図を示し、
(A)は、携帯電話機を開いた状態の全体の正面図を示し、
(B)は、(A)に示した携帯電話機の略半分閉じた状態の側面図を示している。
【図2】携帯電話機の構成のブロック図を示す。
【図3】本発明に係る液晶パネルの構成を示す。
【図4】本発明に係る半透明ミラーの構成を示す。
【図5】本発明に係る液晶パネルの構成を示す。
【図6】本発明に係るアパーチャー層の構成を示す。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2 液晶ディスプレイ装置
3 本体
4 入力操作部
5 カメラ
6 アンテナ
7 液晶ディスプレイ
8 レンズ
9 フリーアーム
21 偏光板
22 光透過パネル
26 半透明ミラー
27 アパーチャー層
28 バックライト
41 アパーチャー用信号発生回路
46 細い金属光沢を有する線
50 液晶シャッターベース
52 不透明領域(アパーチャー領域)
Claims (13)
- 表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、
前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、を備え、
前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、
前記バックライトが点灯されている時には前記表示画面全領域において画像表示が行われることを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置。 - 表示画面の表面を形成する光透過パネル、カラーフィルタ、透明電極、液晶層、偏光板及びバックライトから構成された携帯電話機用の液晶ディスプレイ装置において、
前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、
前記表示画面の所定領域において、前記半透明ミラー層と前記バックライト間の光の透過を可能にし又は遮断する制御が可能なアパーチャー層と、を備え、
前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、
前記バックライトが点灯され画像表示されている時には、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行い、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示することを特徴とする携帯電話機用ディスプレイ装置。 - 前記液晶層には、前記バックライトが消灯されると同時に前記液晶層を透明とするための信号が印加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明素材が塗布されて形成された請求項1又は2に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板と当該ミラー基板の表面に半透明フィルムが貼付されて形成された請求項1又は2に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 前記半透明ミラー層は、透明なミラー基板を有し、前記ミラー基板の表面において、前記液晶のドット間隔数と略同じ本数の金属光沢を有する縦方向及び横方向の細線が埋め込まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 前記アパーチャー層は、電圧の印加によって光の透過を遮断する液晶シャッター手段により構成されたことを特徴とする請求項2に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 前記アパーチャー層は、前記液晶シャッター手段と当該液晶シャッター手段を作動させるためのアパーチャー用信号発生回路とにより構成されていることを特徴とする請求項7に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 前記液晶シャッターが光の透過を遮断している際には、前記液晶層には当該液晶層を透明とするための信号が印加されることを特徴とする請求項8に記載の携帯電話機用ディスプレイ装置。
- 液晶ディスプレイを搭載した携帯電話機であって、
前記液晶ディスプレイ装置は、
表示画面の表面を形成する光透過パネルと、カラーフィルタと、透明電極と、液晶層と、偏光板と、バックライトとを有し、
前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、を備え、
前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、
前記バックライトが点灯されている時には前記表示画面全領域において画像表示が行われることを特徴とする携帯電話機。 - 液晶ディスプレイを搭載した携帯電話機であって、
前記液晶ディスプレイ装置は、
表示画面の表面を形成する光透過パネルと、カラーフィルタと、透明電極と、液晶層と、偏光板と、バックライトとを有し、
前記偏光板と前記バックライトの間にあって、前記バックライトの消灯時には前記光透過パネルの表面側から入射する光を反射し、前記バックライトの点灯時には前記バックライトの光を透過して画像表示を可能にする半透明ミラー層と、前記表示画面の所定領域において、前記半透明ミラー層と前記バックライト間の光の透過を可能にし又は遮断する制御が可能なアパーチャー層と、を備え、
前記バックライトの消灯時には前記表示画面の全領域がミラーとなり、
前記バックライトが点灯され画像表示されている時には、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行い、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示することを特徴とする携帯電話機。 - 前記携帯電話機の電源スイッチが切られた時には、前記液晶前記バックライトが消灯されると同時に前記液晶層を透明とするための信号が印加されることを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯電話機。
- 前記バックライトが点灯されて画像表示されている時に、前記アパーチャー層における光の遮断制御により前記所定領域のみがミラーとなって他の領域において画像表示を行うミラー・モードか、前記アパーチャー層における光の透過制御により前記表示画面全領域において画像表示するディスプレイ・モードかを選択するためのモード選択手段を具備することを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯電話機。
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