JPH11242214A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

液晶装置及び電子機器

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JPH11242214A
JPH11242214A JP10046047A JP4604798A JPH11242214A JP H11242214 A JPH11242214 A JP H11242214A JP 10046047 A JP10046047 A JP 10046047A JP 4604798 A JP4604798 A JP 4604798A JP H11242214 A JPH11242214 A JP H11242214A
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polarizing plate
light
crystal device
type polarizing
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
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    • G02F1/133536Reflective polarizers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射型表示の明るさを損なうことなく、しかも
反転しない透過型表示を行うことが出来る半透過反射型
液晶装置を提供する。 【解決手段】少なくとも、第1の吸収型偏光板と、透明
電極を備えた一対の基板間に液晶組成物を挟んで成る液
晶セルと、第1の反射型偏光板と、第2の吸収型偏光板
と、バックライトとを備え、これらを前記の順に配置し
たことを特徴とする液晶装置であって、前記第1の反射
型偏光板が、所定の反射軸方向に振動する光の5%以上
45%以下を透過しそれ以外の光を反射し、反射軸に直
交する方向に振動する光の大部分を透過する機能を有
し、かつ前記第1の反射型偏光板の反射軸が前記第2の
吸収型偏光板の吸収軸と直交することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置、特に半
透過反射型液晶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶装置は基本的に受光型の表示装置で
あるために、暗闇で観察しようとすると、何らかの補助
光源が必要である。そこで液晶セル背面にバックライト
を配置し、必要に応じて反射型表示と透過型表示を切り
替えて使う方式が考案された。これが半透過反射型液晶
装置である。
【0003】従来の半透過反射型液晶装置の構成を図9
を用いて説明する。図9において、901は第1の吸収
型偏光板、902は位相差フィルム、903は上側ガラ
ス基板、904は透明電極、905は液晶層、906は
下側ガラス基板、907は第2の吸収型偏光板、908
は半透過反射板、909はバックライトである。半透過
反射板908は、例えばパール顔料ビーズを樹脂中に分
散したシートであり、入射光量の7割を反射し残りを透
過する(別のタイプでは5割を反射し残りを透過する)
機能がある。反射型表示と透過型表示の切り替えは、バ
ックライトのオン/オフによって行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半透過反射型液晶装置には、反射型表示が暗く、単
純な反射型液晶装置に比べて5〜7割の明るさしか得ら
れないという課題があった。これはもちろん半透過反射
板を利用しているためである。
【0005】この課題を解決するために、国際公開され
た国際出願(国際公開の番号:WO97/01788)
等では、反射型偏光板を利用して明るい反射型表示と、
明るい透過型表示を両立させる方法が提案されている。
その構成を図10を用いて説明する。図10において、
1001は吸収型偏光板、1002は位相差フィルム、
1003は上側ガラス基板、1004は透明電極、10
05は液晶層、1006は下側ガラス基板、1007は
光散乱板、1008は反射型偏光板、1009は光吸収
板、1010はバックライトである。光吸収板には、透
過率が50%前後の半透明フィルム等が用いられる。
【0006】しかしながら、反射型偏光板で反射された
光と透過した光は、偏光方向が互いに直交している。従
って、このような半透過反射型液晶装置では、反射型表
示と透過型表示とで表示が反転する。つまり、反射型表
示で白地に黒の表示であったものが、透過型表示では黒
地に白の表示になったりするわけである。このような表
示の反転は、バックライトに色を付ける等の工夫をすれ
ば、それなりに面白い表示になるが、用途が限定され
る。一般的には、やはり反転しない透過型表示が望まし
い。
【0007】そこで本発明は、反射型表示の明るさを損
なうことなく、しかも反転しない透過型表示を行うこと
が出来る半透過反射型液晶装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶装置
は、少なくとも、第1の吸収型偏光板と、透明電極を備
えた一対の基板間に液晶組成物を挟んで成る液晶セル
と、第1の反射型偏光板と、第2の吸収型偏光板と、バ
ックライトとを備え、これらを前記の順に配置したこと
を特徴とする液晶装置であって、前記第1の反射型偏光
板が、所定の反射軸方向に振動する光の5%以上45%
以下を透過しそれ以外の光を反射し、反射軸に直交する
方向に振動する光の大部分を透過する機能を有し、かつ
前記第1の反射型偏光板の反射軸が前記第2の吸収型偏
光板の吸収軸と直交することを特徴とする。反射軸方向
に振動する偏光成分の透過率が5%よりも小さいと、バ
ックライト光の利用効率が悪くなり、消費電力が大きく
なる。また同透過率が45%よりも大きいと、反射型表
示が暗くなる。より好ましくは、前記第1の反射型偏光
板が所定の反射軸方向に振動する偏光成分の5%以上2
3%以下の光を透過する機能を有することが望ましい。
ここで言う透過率とは、白色光によって測定した視感透
過率であって、CIE1931XYZ表色系のY刺激値
を指す。バックライトが白色光でない場合には、バック
ライトの色光によって測定した視感透過率を指す。
【0009】なお吸収型偏光板とは、所定の直線偏光成
分を吸収し残りの偏光成分を透過する機能を有する偏光
板であって、従来の液晶装置で一般に用いられている偏
光板を指す。一方、反射型偏光板とは、所定の直線偏光
成分を反射し残りの光を透過する機能を有する偏光板で
ある。例えば、面内に屈折率異方性を有する第一の層と
面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積
層して構成される反射型偏光板や、コレステリック液晶
高分子と1/4波長板を組み合わせた反射型偏光板が知
られている。このように構成したため、請求項1記載の
液晶装置は、明るい反射型表示と、表示が反転しない透
過型表示を行うことができる。
【0010】請求項2記載の液晶装置は、請求項1記載
の液晶装置であって、前記第1の反射型偏光板が、特定
の色の直線偏光のみを選択的に反射する機能を有し、し
かもその色が前記バックライトの発光色と概ね一致して
いることを特徴とする。なおバックライトの発光色と
は、通常は光源の発光色を指すが、バックライトと第1
の反射型偏光板との間にカラーフィルムあるいはカラー
偏光板を備えている場合には、これらのフィルムを通過
した色を指すことにする。このように構成したため、請
求項2記載の液晶装置は、鮮やかなカラーの反射型表示
と、同色の透過型表示を行うことができる。
【0011】請求項3記載の液晶装置は、少なくとも、
第1の吸収型偏光板と、透明電極を備えた一対の基板間
に液晶組成物を挟んで成る液晶セルと、第1の反射型偏
光板と、第2の吸収型偏光板と、バックライトとを備
え、これらを前記の順に配置したことを特徴とする液晶
装置であって、前記第1の反射型偏光板が、前記バック
ライトの発光色と異なる色の直線偏光のみを選択的に反
射する機能を有し、かつその反射軸が前記第2の吸収型
偏光板の吸収軸と直交することを特徴とする。このよう
に構成したため、請求項3記載の液晶装置は、鮮やかな
カラーの反射型表示と、別の色ではあるが反転しない明
るい透過型表示を行うことができる。
【0012】請求項4記載の液晶装置は、請求項1乃至
請求項3記載の液晶装置であって、さらに第2の反射型
偏光板を、その反射軸が前記第2の吸収型偏光板の吸収
軸と平行になるように、前記第2の吸収型偏光板とバッ
クライトの間に配置したことを特徴とする。このように
構成したため、請求項4記載の液晶装置は、より明るい
透過型表示を行うことができる。
【0013】請求項5記載の電子機器は、請求項1乃至
請求項4記載の液晶装置を表示装置として搭載したこと
を特徴とする。このように構成したため、請求項5記載
の電子機器は、小さい消費電力で、暗闇でも見える明る
い表示を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の請求項1記載
の発明に係る液晶装置の構造の要部を示す図である。ま
ず構成を説明する。図1において、101は第1の吸収
型偏光板、102は位相差板、103は上側ガラス基
板、104は液晶層、105は下側ガラス基板、106
は光散乱板、107は反射型偏光板、108は第2の吸
収型偏光板、109はバックライトの導光体、110は
バックライトの光源、111はITOからなる走査電
極、112はITOからなる信号電極である。ここで上
側ガラス基板103と下側ガラス基板105の間を広く
離して描いてあるが、これは図を明解にするためであっ
て、実際には数μmから十数μmの狭いギャップを保っ
て対向している。なお図示した構成要素以外にも、液晶
配向膜や上下ショート防止膜、スペーサーボール、アン
チグレア膜、液晶ドライバーIC、駆動回路等の要素も
不可欠であるが、これらは本願発明を説明する上で特に
必要が無いため、省略した。
【0016】次に各構成要素について説明する。吸収型
偏光板101と108は、所定の直線偏光成分を吸収
し、それ以外の偏光成分を透過する機能を有しており、
従来の液晶装置で通常に用いられてきたものと同様であ
る。
【0017】位相差板102は、例えばポリカーボネー
ト樹脂の一軸延伸フィルムであって、特にSTN液晶の
着色を補償するために利用される。TN液晶の場合には
省略されることが多い。
【0018】液晶層104は210°〜270°ねじれ
たSTN液晶組成物から成るが、表示容量が小さい場合
には90°ねじれたTN液晶組成物を用いても良い。ね
じれ角は上下ガラス基板における配向処理の方向と、液
晶に添加するカイラル剤の分量で決定する。
【0019】光散乱板106には、ビーズを分散したプ
ラスチックフィルムが利用できる。また105と107
を直接接着し、その接着層中にビーズを混入して、光散
乱板の代わりとしても良い。光散乱板は、反射型偏光板
の鏡面反射光を拡散する目的で配置されるが、無くても
表示が可能である。またその位置は、105と107の
間以外にも、104に接した位置や、101と102の
間、101の上面であっても良い。
【0020】バックライトとしては、図1に示したよう
な導光板109と光源110の組み合わせが最も一般的
である。導光板には拡散板や集光プリズムを積層しても
よい。光源には冷陰極管やLED(発光ダイオード)が
利用できる。このような導光体と光源の組み合わせの代
わりに、面光源であるEL(エレクトロルミネセント)
等を利用してもよい。反射型偏光板107としては、複
屈折性の誘電体多層膜を利用した。この複屈折性の誘電
体多層膜は、所定の直線偏光成分を反射し、それ以外の
偏光成分を透過する機能を有する。このような複屈折性
の誘電体多層膜の詳細については、国際公開された国際
出願(国際公開の番号:WO97/01788)や、特
表平9−506985号公報等に開示されている。
【0021】次に、反射型偏光板の構造について説明す
る。図2は、反射型偏光板の構造の要部を説明する図で
ある。反射型偏光板は、基本的に複屈折性の誘電体多層
膜であって、二種類の高分子層201と202を交互に
積層して成る。二種類の高分子は、一つは光弾性率が大
きい材料から、もう一つは光弾性率が小さい材料から選
ばれるが、選択の際には両者を延伸したときの常光線の
屈折率が概ね等しくなるよう留意する。例えば、光弾性
率の大きい材料としてPEN(2,6−ポリエチレン・
ナフタレート)を、小さい材料としてcoPEN(70
−ナフタレート/30−テレフタレート・コポリエステ
ル)を選ぶことができる。両フィルムを交互に積層し、
図2の直交座標系203のx軸方向に約5倍に延伸した
ところ、x軸方向の屈折率がPEN層において1.8
8、coPEN層において1.64となった。またy軸
方向の屈折率はPEN層でもcoPEN層でもほぼ1.
64であった。この積層フィルムにその法線方向から光
が入射すると、y軸方向に振動する光の成分はそのまま
フィルムを透過する。これが透過軸である。一方、x軸
方向に振動する光の成分は、PEN層とcoPEN層
が、ある一定の条件を満たす場合に限って、反射され
る。これが反射軸である。その条件とは、PEN層の光
路長(屈折率と膜厚の積)と、coPEN層の光路長の
和が、光の波長の2分の1に等しいことである。このよ
うなPEN層とcoPEN層を各々数十層以上、出来れ
ば百層以上、厚みにして30μmほど積層させると、反
射軸方向に振動する光の成分のほぼ全てを反射させるこ
とが出来る。またその層数を変化させることによって、
反射率を加減することも出来る。但し、このようにして
作成された反射型偏光板は、設計された単一の波長の光
でしか偏光能を生じない。より広い波長領域で偏光能を
持たせるためには、設計波長が異なる複数の反射型偏光
板を軸を揃えて積層する。
【0022】十分に厚く積層した反射型偏光板は、通常
の偏光板+アルミニウム反射板構成の反射偏光手段と比
較して、30%以上明るい。その理由は二つある。一つ
は金属アルミニウムの反射率が90%弱しか無いのに、
反射型偏光板は誘電体ミラーであるために所定の直線偏
光をほぼ100%反射するからである。もう一つの理由
は、通常の吸収タイプの偏光板がヨウ素等のハロゲン物
質や染料等の二色性色素を利用しており、その二色比が
必ずしも高くないために、10%以上の光を無駄にして
いることである。
【0023】図3に、実施例1で用いた反射型偏光板の
偏光特性を示す。図の横軸は光の波長、縦軸は各軸方向
に振動する光の透過率である。301は反射軸方向に振
動する光の分光透過率、302は反射軸に直交する方向
に振動する光の分光透過率を示す。視感透過率を計算す
ると、301が約7%、302が約84%であった。実
施例1で用いた反射型偏光板は、誘電体多層膜の層数を
十分に厚く積層していないために、偏光度が低く、反射
軸方向に振動する光が一部透過している。
【0024】反射型偏光板としては、他にもコレステリ
ック相を呈する液晶ポリマーを、1/4波長板と組み合
わせて用いることもできる。このような反射型偏光板の
詳細については、特開平8−271892号公報等に開
示されている。
【0025】続いて液晶装置の機能について図4を用い
て説明する。図4において、401は第1の吸収型偏光
板、402は位相差板、403は上側ガラス基板、40
5は下側ガラス基板、407は反射型偏光板、408は
第2の吸収型偏光板、409はバックライトである。
【0026】まずバックライト409が発光していない
場合、即ち反射型表示の場合を考える。上方より入射し
た光421と422は、第1の吸収型偏光板401によ
って直線偏光に変換される。その後、位相差板と液晶セ
ルによって様々に変調されるが、反射型偏光板407に
入射する際には、ほぼ直線偏光に戻る。但し液晶セルが
オフ状態にある領域411とオン状態にある領域412
とでは、その直線偏光は互いに直交している。そこでオ
フ状態の直線偏光を反射し、オン状態の時の直線偏光を
透過するよう、あらかじめ反射型偏光板の軸を配置して
おく。オフ状態では、反射型偏光板を反射した直線偏光
が、先程と同じ経路を通って上方に出射するため、明表
示となる。一方オン状態では、反射型偏光板を透過した
直線偏光が、第2の吸収型偏光板408に吸収されるた
め、暗表示になる。何故ならば、第2の吸収型偏光板の
吸収軸が、反射型偏光板の反射軸と直交している(即ち
透過軸と平行になっている)からである。液晶セルがオ
ン状態とオフ状態の中間の状態にあるときには、両者が
混じり合って中間調表示となる。
【0027】次にバックライトが発光している場合、即
ち透過型表示の場合を考える。半透過反射型液晶装置で
透過型表示を行う状況では、周囲が十分に暗いと考えら
れるから、上方からの入射光は無視できる。バックライ
ト409から発せられた光423と424は、第2の吸
収型偏光板408によって直線偏光となる。この直線偏
光は反射型偏光板407の反射軸方向に振動する光であ
るから、多くの光が反射されるが、図3に示したように
約7%の光が透過する。また反射した光もバックライト
表面等で散乱して、その一部が再び反射型偏光板に達す
るため、結局約18%の光が反射型偏光板を透過するこ
とになる。透過した光は反射型表示と同じ経路を通っ
て、明〜暗の表示を行う。
【0028】従来の国際公開された国際出願(国際公開
の番号:WO97/01788)等で開示されている半
透過反射型液晶装置では、反射型偏光板の偏光度が高
く、しかも第2の吸収型偏光板を設けないか、設けたと
してもその吸収軸が反射型偏光板の反射軸と平行になっ
ていた。従ってバックライトから発せられた光は、反射
型偏光板の反射軸と直交する成分のみ透過する。この直
線偏光は、外部から入射し反射型偏光板で反射された直
線偏光と互いに直交している。従って、従来の液晶装置
では、反射型表示と透過型表示とで表示が反転してい
た。ところが本発明の液晶装置では、バックライトから
発せられた光は、反射型偏光板の反射軸と平行の成分の
み透過するから、反射型表示と透過型表示とで表示が反
転しない。
【0029】図5に、透過率が異なる様々な反射型偏光
板を利用した際の、明るさを測定した結果を示す。図の
横軸は反射型偏光板の反射軸方向に振動する光の透過
率、縦軸は明るさであって、501が透過型表示の明る
さ、502が反射型表示の明るさである。反射型表示の
明るさは、透過率が増えるに伴って直線的に減少する
が、透過型表示の明るさは、透過率が増える割合以上に
増加する。これは先に説明したように、バックライトを
発し反射型偏光板で反射された光が、バックライト表面
等で散乱して再利用された効果である。
【0030】図5の結果から、反射型偏光板の反射軸方
向に振動する光の透過率の最適値を判断する。参考のた
めに、市販の半透過反射板の明るさを見てみよう。例え
ば日東電工株式会社には3種類の半透過反射板P1、P
2、P3があるが、その透過の明るさは、それぞれ1
4.8%、37.5%、34.6%、また反射の明るさ
は、それぞれ69.0%、55.2%、64.6%であ
る。他社の半透過反射板の明るさも大同小異である。従
って透過の明るさは最低15%、反射の明るさは最低5
5%あれば実用になると言える。図5の結果にこれを当
てはめると、反射型偏光板の反射軸方向に振動する光の
透過率は5%以上、45%以下が適当であることがわか
る。この範囲よりも小さいと、バックライト光の利用効
率が悪くなり、消費電力が大きくなる。この範囲よりも
大きいと、反射型表示が暗くなる。5%から45%の範
囲内で、反射型表示を重視するなら透過率を低めに、透
過型表示を重視するなら透過率を高めに設定すればよ
い。最近の半透過反射型液晶装置は、反射型表示を重視
する傾向があるから、より好ましくは5%以上23%以
下の光を透過することが望ましい。23%という値は、
従来よりも30%以上明るい反射型偏光板を用いて、従
来並みの明るさが得られる透過率としてはじき出したも
のである。
【0031】(実施例2)実施例2は、本発明の請求項
2記載の発明に係る液晶装置である。その構造は図1に
示した実施例1の半透過反射型液晶装置と概ね同様であ
るが、利用した反射型偏光板と、バックライト光源が異
なる。
【0032】図6に、実施例2で用いた反射型偏光板の
偏光特性と、バックライト光源の発光強度の分光特性を
示す。図の横軸は光の波長、左側の縦軸は各軸方向に振
動する光の透過率、右側の縦軸は相対発光強度である。
601は反射軸方向に振動する光の分光透過率、602
は反射軸に直交する方向に振動する光の分光透過率を示
す(左側縦軸)。この反射型偏光板は、緑色光だけを選
択的に反射する。また603はバックライト光源の発光
強度の分光特性を示す(右側縦軸)。バックライトには
緑色LEDを利用した。このように反射型偏光板の反射
色とバックライトの発光色は概ね一致している。
【0033】反射型偏光板の視感透過率を、バックライ
ト光源を用いて測定したところ、反射軸方向に振動する
光に対して約5%、反射軸に直交する方向に振動する光
に対して約83%であった。
【0034】以上のように構成したため、実施例2の液
晶装置は、鮮やかな緑色背景に黒色の反射型表示と、同
じく緑色背景に黒色の透過型表示を行うことが出来る。
【0035】(実施例3)実施例3は、本発明の請求項
3記載の発明に係る液晶装置である。その構造は図1に
示した実施例1の半透過反射型液晶装置と概ね同様であ
るが、利用した反射型偏光板と、バックライト光源が異
なる。また利用した反射型偏光板は実施例3と同じもの
である。
【0036】図6に、実施例3で用いた反射型偏光板の
偏光特性と、バックライト光源の発光強度の分光特性を
示す。図の横軸は光の波長、左側の縦軸は各軸方向に振
動する光の透過率、右側の縦軸は相対発光強度である。
601は反射軸方向に振動する光の分光透過率、602
は反射軸に直交する方向に振動する光の分光透過率を示
す(左側縦軸)。この反射型偏光板は、緑色光だけを選
択的に反射する。また604はバックライト光源の発光
強度の分光特性を示す(右側縦軸)。バックライトには
赤色LEDを利用した。このように反射型偏光板の反射
色は、バックライトの発光色と異なっている。
【0037】以上のように構成したため、実施例3の液
晶装置は、鮮やかな緑色背景に黒色の反射型表示と、鮮
やかな赤色背景に黒色の透過型表示を行うことが出来
る。またこの透過型表示は、反射型偏光板が偏光能を持
たない波長領域で行われるため、大変明るいという特徴
がある。
【0038】(実施例4)上記実施例で説明した液晶装
置は、カラー表示を行うことも可能である。実施例4
は、本発明の請求項4記載の発明に係る液晶装置である
が、特にカラー表示を行う場合の構成について説明す
る。
【0039】まず構成を説明する。図7において、70
1は第1の吸収型偏光板、702は位相差板、703は
上側ガラス基板、704は液晶層、705は下側ガラス
基板、706は光散乱板、707は第1の反射型偏光
板、708は第2の吸収型偏光板、709は第2の反射
型偏光板、710は導光板、711は光源であり、上側
ガラス基板703上にはカラーフィルタ712と、IT
Oからなる走査電極713を設け、下側ガラス基板70
5上にはITOからなる信号電極714を設けた。ここ
で上側ガラス基板703と下側ガラス基板705の間を
広く離して描いてあるが、これは図を明解にするためで
あって、実際には数μmから十数μm程度のギャップし
かない。また、図7は液晶装置の一部を示しているた
め、3本の走査電極と3本の信号電極が交差して出来る
3×3のマトリクス、即ち9ドット分しか図示していな
いが、実際にはさらに多くのドットを有する。
【0040】カラーフィルタ712は加法混色の三原色
である赤色(図中「R」で示した)と緑色(図中「G」
で示した)と青色(図中「B」で示した)の3色から成
り、モザイク状に配列した。またその色は、通常の透過
型カラー液晶装置で用いられるものよりも、ずっと淡く
明るいものを利用した。なお、ここでは単純マトリクス
方式の液晶装置を例として挙げたが、アクティブマトリ
クス方式の液晶装置を採用しても、本発明の効果に変わ
りはない。
【0041】第1の反射型偏光板やバックライトは、実
施例1と同じものを同じ配置で利用した。第2の反射型
偏光板には、第1の反射型偏光板よりも偏光度が高いも
のを、その反射軸が前記第2の吸収型偏光板の吸収軸と
平行になるように配置した。このように構成したことに
よって、バックライトから発せられた光の半分は第2の
反射型偏光板で反射され、バックライト表面で散乱され
て再利用されるため、明るい透過型表示が出来る。
【0042】(実施例5)本発明の請求項5記載の電子
機器の例を3つ示す。本発明の液晶装置は、様々な環境
で用いられ、しかも低消費電力が必要とされる携帯機器
に適している。
【0043】図8(a)は携帯電話であり、本体801
の前面上方部に表示部802が設けられる。携帯電話
は、屋内屋外を問わずあらゆる環境で利用される。しか
も、少なくともスタンバイ状態で200時間以上、電池
がもつことが必要である。従って携帯電話に利用される
表示装置は、消費電力が小さい反射型表示をメインに、
必要に応じて補助光を利用した透過型表示ができる半透
過反射型液晶装置が最も望ましい。本発明の液晶装置
は、反射型表示でも透過型表示でも従来の半透過反射型
液晶装置より明るく、鮮やかである。
【0044】図8(b)はウォッチであり、本体803
の中央に表示部804が設けられる。ウォッチ用途にお
ける重要な観点はファッション性である。本発明の液晶
装置は、バックライトの色を変えることによって、反射
型表示の見やすさを損なうことなしに、色とりどりの透
過型表示が楽しめる。外装のイメージに合わせて、様々
なカラー表示が行えることは、デザイン上有利である。
【0045】図8(c)は携帯情報機器であり、本体8
05の上側に表示部806、下側に入力部807が設け
られる。携帯情報機器は、表示部の前面にタッチ・キー
を設けることが多いため、表示が暗くなりがちである。
従って、従来は反射型液晶装置か、透過型液晶装置が主
に用いられていた。しかしながら前者は暗闇で見えず、
後者は消費電力が大きくて電池寿命が短くなるという問
題があった。本発明の液晶装置はこのような用途にも適
しており、低パワーで明るい表示ができ、バックライト
を点ければ暗闇で見ることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、反
射型表示の明るさを損なうことなく、しかも反転しない
透過型表示を行うことが出来る半透過反射型液晶装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における液晶装置の構造の要
部を示す図である。
【図2】本発明の実施例1で用いた反射型偏光板の構造
の要部を示す図である。
【図3】本発明の実施例1で用いた反射型偏光板の偏光
特性を示す図である。
【図4】本発明の実施例1における液晶装置の機能を説
明する図である。
【図5】本発明の実施例1において、透過率が異なる様
々な反射型偏光板を利用した際の、明るさを測定した結
果を示す図である。
【図6】本発明の実施例2及び実施例3で用いた反射型
偏光板の偏光特性と、バックライト光源の発光強度の分
光特性を示す図である。
【図7】本発明の実施例4における液晶装置の構造の要
部を示す図である。
【図8】本発明の実施例5における電子機器の、外観を
示す図である。(a)携帯電話、(b)ウォッチ、
(c)携帯情報機器。
【図9】従来の半透過反射型液晶装置の構造の要部を示
す図である。
【図10】国際公開された国際出願(国際公開の番号:
WO97/01788)等で開示されている、従来の半
透過反射型液晶装置の構造の要部を示す図である。
【符号の説明】
101 第1の吸収型偏光板 102 位相差板 103 上側ガラス基板 104 液晶層 105 下側ガラス基板 106 光散乱板 107 (第1の)反射型偏光板 108 第2の吸収型偏光板 109 バックライトの導光体 110 バックライトの光源 111 走査電極 112 信号電極 201 光弾性率が大きい材料の層 202 光弾性率が小さい材料の層 203 直交座標系、x軸方向が延伸方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、第1の吸収型偏光板と、透明
    電極を備えた一対の基板間に液晶組成物を挟んで成る液
    晶セルと、第1の反射型偏光板と、第2の吸収型偏光板
    と、バックライトとを備え、これらを前記の順に配置し
    たことを特徴とする液晶装置であって、 前記第1の反射型偏光板が、所定の反射軸方向に振動す
    る光の5%以上45%以下を透過しそれ以外の光を反射
    し、反射軸に直交する方向に振動する光の大部分を透過
    する機能を有し、かつ前記第1の反射型偏光板の反射軸
    が前記第2の吸収型偏光板の吸収軸と直交することを特
    徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶装置であって、 前記第1の反射型偏光板が、特定の色の直線偏光のみを
    選択的に反射する機能を有し、しかもその色が前記バッ
    クライトの発光色と概ね一致していることを特徴とする
    液晶装置。
  3. 【請求項3】少なくとも、第1の吸収型偏光板と、透明
    電極を備えた一対の基板間に液晶組成物を挟んで成る液
    晶セルと、第1の反射型偏光板と、第2の吸収型偏光板
    と、バックライトとを備え、これらを前記の順に配置し
    たことを特徴とする液晶装置であって、 前記第1の反射型偏光板が、前記バックライトの発光色
    と異なる色の直線偏光のみを選択的に反射する機能を有
    し、かつその反射軸が前記第2の吸収型偏光板の吸収軸
    と直交することを特徴とする液晶装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3記載の液晶装置であ
    って、 さらに第2の反射型偏光板を、その反射軸が前記第2の
    吸収型偏光板の吸収軸と平行になるように、前記第2の
    吸収型偏光板とバックライトの間に配置したことを特徴
    とする液晶装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4記載の液晶装置を表
    示装置として搭載したことを特徴とする電子機器。
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