JP4032478B2 - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶装置、特に反射型と半透過反射型の液晶装置に関し、さらにこの液晶装置を搭載した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
PDA等の情報ツールや携帯電話、ウォッチ等の携帯型電子機器用途には、消費電力が小さい反射型液晶装置や半透過反射型液晶装置が適している。しかしながら、従来の反射型液晶装置や半透過型液晶装置には、表示が暗いという課題があった。
【0003】
このような課題を解決する一手段として、複屈折性の誘電体多層膜からなる反射偏光子を利用する方法が、特表平9−506985号公報や、国際公開された国際出願WO97/01788、Conference Record of the 1997 International Display Research Conference,M-98,1997等に開示されている。
【0004】
この複屈折性の誘電体多層膜は、所定の直線偏光成分を反射し、それ以外の偏光成分を透過する機能を有する。このような反射偏光子を反射型液晶装置や半透過反射型液晶装置に利用すると、従来から広く利用されている金属反射板と異なり所定の偏光成分の光を全反射する上、吸収型の偏光板のように光を吸収しないために、大変明るい表示が得られるという特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の複屈折性の誘電体多層膜を利用した反射偏光子を用いると、表示コントラストが低下するという課題があった。このような課題が生じる原因は、斜め方向から入射した光に対する反射偏光子の偏光度が低いためである。
【0006】
そこで本発明は、反射偏光子の反射軸の配置を工夫することによって、明るくコントラストの高い反射型あるいは半透過反射型の液晶装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶装置は、一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された光吸収層とを備える液晶装置であって,前記反射偏光子は、面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、該反射偏 光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、前記反射偏光子は、前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるようにで配設されていることを特徴とする。
【0008】
また、一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、 前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された照明装置とを備える液晶装置であって,前記反射偏光子は、面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、前記反射偏光子は、前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲で あるようにで配設されていることを特徴とする。
【0009】
ここで偏光板は所定の直線偏光成分を吸収し残りの偏光成分を透過する機能を有し、反射偏光子は所定の直線偏光成分を反射し残りの偏光成分を透過する機能を有する。
【0010】
尚、ほぼ平行であるとは、概ね縦方向±30度の範囲を指すが、より望ましくは±15度の範囲を指す。この範囲を逸脱すると、通常の照明環境下で高いコントラストが得られない。何故ならば、一般に反射偏光子は、その反射軸を含む面内で振動する光に対して高い偏光度を示すからである。
【0011】
また、前記反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なることを特徴とする。
【0012】
面内の主屈折率にはnxとnyが存在するが、この反射偏光子は延伸により作成されるものであることから、主たる延伸方向と平行な方向の屈折率をnx、直角な方向の屈折率をnyと区別することにする。多くの物質は光学的に正であるからnx>nyであるが、ポリスチレンのように光学的に負の物質ではnx<nyとなる。請求項2は第一の層のnz/nyと第二の層のnz/nyが異なることを指す。このように構成したため、請求項2記載の反射偏光子は、特にy−z平面で斜めから入射する光に対する偏光度が悪くなるが、x−z平面(即ち反射軸を含む平面)で斜めから入射する光に対しては高い偏光度を維持する。この効果は斜めから入射する光に対する両層の屈折率のマッチングによって説明できる。
【0013】
また、本発明の電子機器は、一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された光吸収層とを備える液晶装置を表示部として備える電子機器であって、
前記反射偏光子は、面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、前記反射偏光子は、前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるようにで配設されている
ことを特徴とする。
【0014】
また、一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された照明装置とを備える液晶装置を表示部として備える電子機器であって、前記反射偏光子は、面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、前記反射偏光子は、前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるようにで配設されていることを特徴とする。
【0015】
このように構成したため、本発明の電子機器は、小さい消費電力で高画質な表示を得ることが出来る。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
(実施例1)
図1は、本発明の請求項1または請求項2記載の発明に係る液晶装置において利用した反射偏光子の構造の要部を示す図である。反射偏光子は、基本的に複屈折性の誘電体多層膜であって、二種類の高分子層101と102を交互に積層して成る。二種類の高分子は、一つは光弾性率が大きい材料から、もう一つは光弾性率が小さい材料から選ばれるが、その際に両者の常光線の屈折率が概ね等しくなるよう留意する。例えば、光弾性率の大きい材料としてPEN(2,6−ポリエチレン・ナフタレート)を、小さい材料としてcoPEN(70−ナフタレート/30−テレフタレート・コポリエステル)を選ぶ。両フィルムを交互に積層し、図1の直交座標系103のx軸方向に約5倍延伸したところ、x軸方向の屈折率がPEN層において約1.88、coPEN層において約1.64となった。またy軸方向の屈折率はPEN層でもcoPEN層でも約1.64であった。この積層フィルムに法線方向から光が入射すると、y軸方向に振動する光の成分はそのままフィルムを透過する。これが透過軸である。一方x軸方向に振動する光の成分は、PEN層とcoPEN層が、ある一定の条件を満たす場合に限って、反射される。これが反射軸である。その条件とは、PEN層の光路長(屈折率と膜厚の積)と、coPEN層の光路長(屈折率と膜厚の積)の和が光の波長の2分の1に等しいことである。このようなPEN層とcoPEN層を各々数十層以上、出来れば百層以上、厚みにして30μmほど積層させると、x軸方向に振動する光の成分のほぼ全てを反射させることが出来る。
【0018】
このようにして作成された理想的な反射偏光子は、設計された単一の波長の光でしか偏光能を生じない。もちろん実際には、PEN層とcoPEN層の厚みにばらつきが生じるため、ある程度の波長幅で偏光能が生じるが、それでも数十nmの幅である。そこで、可視光の広い波長領域にわたって偏光能を持たせるためには、偏光反射波長範囲が異なる複数の反射偏光子を、軸を揃えて積層する。このように構成した反射偏光子は、可視光のほぼ全域にわたって90%以上の高い偏光度を示した。
【0019】
以上は法線方向から反射偏光子に入射する光の挙動に対する説明であった。本発明の主眼は斜め方向から入射する光の挙動にある。図2は、本発明の反射偏光子を構成する2種類の層101と102の屈折率特性を示す図である。201は光弾性率が大きい材料を延伸した第一の層101の屈折率楕円体を、202は光弾性率が小さい材料を延伸した第二の層102の屈折率楕円体を示す。各々の楕円体の3つの主屈折率をnx、ny、nzとする。但し、層の面(x−y平面231)内で主たる延伸方向と平行な方向の屈折率211と221をnx、層の面内で主たる延伸方向と直角な方向の屈折率212と222をny、膜厚方向の屈折率213と223をnzとする。但し主たる延伸方向とは、先ほどの説明では図1のx軸方向に相当し、二軸延伸した場合にはより延伸率の大きい方向を指す。
【0020】
さて、実施例1の反射偏光子の各層の屈折率を精密に測定した結果、層101については、 nx=1.877、ny=1.641、nz=1.533であった。また層102については、 nx=1.642、ny=1.640、nz=1.616であり、ほとんど等方的であった。但しこの測定は層101と層102を別々に作成して同様に延伸したフィルムを測定した値である。
【0021】
このように、層101は面内に屈折率異方性(nx−ny=0.235)を有し、層102は面内に屈折率異方性(nx−ny=0.002)をほとんど有しない。しかも層101におけるnzとnyの比nz/ny=0.9242は、層102におけるnzとnyの比nz/ny=0.9854よりもかなり小さい。
【0022】
このように、第一の層におけるnz/nyと、第二の層におけるnz/nyが大きく異なるように構成することによって、y−z平面内で斜めから入射した光242の内、y−z平面内で振動する光に対する屈折率は、第一の層と第二の層とで食い違ってくる。従って反射軸であるx軸方向に振動する光には影響がないが、これに直角な方向に振動する光は入射角度が大きくなるほど反射される光が増え、偏光度が劣化する。一方、x−z平面内で斜めから入射した光241は、透過軸であるy軸方向に振動する光に対して、第一の層と第二の層の屈折率が一致しているため、偏光度の劣化が小さい。
【0023】
図3は、偏光度の入射光角度依存性を示す図である。(a)がx−z平面内における入射光角度依存性、(b)がy−z平面内における入射光角度依存性である。それぞれ301と311の曲線が実施例1で用いた反射偏光子の特性である。(a)よりも(b)の方が入射角依存性が大きく偏光度が劣化しやすいが、これは本来透過されるべき偏光が反射されるからである。
【0024】
比較のため、第一の層と第二の層のnz/nyがほぼ等しくなるように、注意深く延伸した反射偏光子の特性を302と312に示す。この反射偏光子の屈折率は、層101についてnx=1.874、ny=1.644、nz=1.621、層102について nx=1.642、ny=1.640、nz=1.616であった。このような反射偏光子を作成することは技術的困難を伴うが、それでもやはり(a)よりも(b)の方が入射角依存性が大きい傾向にある。従って本発明の効果はこのような反射偏光子を用いた液晶装置でも得られる。
【0025】
図4は本発明の請求項1または請求項2記載の発明に係る液晶装置の構造の要部を示す図である。まず構成を説明する。図4において、401は偏光板、402は位相差フィルム、403は上側ガラス基板、404は液晶層、405は下側ガラス基板、406は光散乱体、407は反射偏光子、408は光吸収体、409はITOからなる走査電極、410はITOからなる信号電極である。401と402、402と403、405と406、406と407、407と408は、それぞれ互いに糊で接着している。また縦の基板間は広く離して描いてあるが、これは図を明解にするためであって、実際には数μmから十数μmの狭いギャップを保って対向している。なお図示した構成要素以外にも、液晶配向膜や絶縁膜、スペーサー・ボール、ドライバーIC、駆動回路等の要素も不可欠であるが、これらは本発明を説明する上で特に必要が無く、却って図を複雑にし理解し難くする恐れがあるため、省略した。
【0026】
次に各構成要素について順に説明する。偏光板401は所定の直線偏光成分を吸収し、それ以外の偏光成分を透過する機能を有している。これは現在最も一般に利用されているタイプの偏光板であって、ヨウ素等のハロゲン物質や二色性染料をポリ・ビニル・プチラール等の高分子フィルムに吸着させて作製する。
【0027】
位相差フィルム402は、例えばポリ・カーボネート樹脂の一軸延伸フィルムであって、STN型液晶装置の表示の着色を補償するために利用される。TN型液晶装置の場合には省略されることが多い。
【0028】
液晶層404は180度から270度ねじれたSTNネマチック液晶組成物から成る。表示容量が小さい場合には90°ねじれたTN液晶組成物を用いても良い。ねじれ角は縦ガラス基板表面における配向処理の方向と、液晶に添加するカイラル剤の分量で決定する。
【0029】
光散乱体406には、透明ビーズを分散したプラスチックフィルムが利用できる。接着剤中にビーズを混入して光散乱体の代用とし、405を直接407に接着しても良い。また特定の角度から入射した光のみを散乱する光制御板を利用してもよい。このような光制御板は住友化学工業株式会社からルミスティ(商品名)として発売されている。なおここで言う光散乱とは、偏光を乱さない程度の弱い散乱を指す。光散乱板は、鏡面に近い反射偏光子の反射光を適度に拡散させる目的で配置する。
【0030】
反射偏光子407については、既に詳しく説明した。
【0031】
光吸収板408には、黒色ビニールシートや黒紙を接着するか、黒色塗料を直接塗布して利用する。なお、黒色以外にも比較的暗い色ならば、青色や茶色、灰色など好みによって利用できる。この光吸収板は不要な偏光を吸収する目的で配置するが、半透過反射型液晶装置等で、この偏光を利用しようとする場合には、半透明な光吸収板や偏光板を利用すれば良い。
【0032】
次に具体的な液晶パネルの条件を紹介する。まず図4における液晶層404のリターデーション(複屈折率と層厚の積)を1.00μm、位相差フィルム402のリターデーションを0.65μmに設定した。図5は各軸の関係を示す図であり、501は偏光板401の偏光軸(透過軸)、502は位相差フィルムの遅相軸(延伸軸)、503は上側ガラス基板のラビング軸、504は下側ガラス基板のラビング軸、505は反射偏光子の反射軸である。また510は液晶パネルの縦方向を示す。ここで、501が502と成す角度511を右32度に、502が503と成す角度512を左77度に、504が503となす角度、即ち液晶のねじれ角513を左240度に、505が504となす角度514を左46度に設定した。2本のラビング軸503と504は左右対称であるから、反射偏光子の反射軸505が、液晶パネルの左右方向510となす角度515は右14度になり、ほぼ縦方向に平行であると言って良い。
【0033】
このようにして作製した液晶装置は、通常の偏光板を2枚利用した液晶装置と比較して、30%以上明るいという特徴を有している。その理由は二つある。一つは金属アルミニウムの反射率が90%弱しかないのに対し、本発明の反射偏光子は反射軸に平行な光のほぼ100%を反射するからである。もう一つの理由は、通常の吸収型偏光板がヨウ素等のハロゲン物質や染料等の二色性物質を利用しており、その二色比が必ずしも高くないために、およそ20%の光を無駄にしていることである。
【0034】
またこの液晶装置は、特に上方向(12時方向)から光が入射した際に、表示コントラストが高いという特徴がある。これは、上方向から光が入射したときに、反射偏光子407の偏光度が高いためである。一般に反射型液晶装置では、観察者がパネル正面あるいは下方向(6時方向)に位置するから、上方向から入射した光が最も観察者に届きやすい。従って、上方向から入射した光に対するコントラストが高いことは、大変好ましいことである。
【0035】
また反射偏光子の反射軸方向が液晶パネルの縦方向にほぼ平行であることは、高価な反射偏光子がその原反から効率よく取れることを意味し、コスト的にも有利である。
【0036】
(実施例2)
本発明の請求項1または請求項2記載の発明に係るもう一つの液晶装置の例を示す。図6はその構造の要部を示す図である。まず構成を説明する。図6において、601は偏光板、602は対向基板、603は液晶組成物、604は素子基板、605は光散乱板、606は反射偏光子、607は光吸収板、608はバックライトの導光板、609は光反射板、610はバックライトの光源であり、対向基板602上にはカラーフィルタ611と、対向電極(走査線)612を設け、素子基板604上には信号線613、画素電極614、MIM素子615を設けた。ここで601と602、604と605、605と606、606と607は、互いに離して描いてあるが、これは図を明解にするためであって、実際には糊で接着している。また対向基板602と素子基板604の間も広く離して描いてあるが、これも同様の理由からであって実際には数μmから十数μm程度のギャップしかない。また、図6は液晶装置の一部を示しているため、3本の走査線612と3本の信号線616が交差して出来る3×3のマトリクス、即ち9ドット分しか図示していないが、実際にはさらに多くのドットを有する。
【0037】
対向電極612と画素電極614は透明なITOで形成した。信号線613は金属Taで形成した。MIM素子は絶縁膜Ta2O5を金属Taと金属Crで挟んだ構造である。液晶組成物603は90度ねじれたネマチック液晶である。611は加法混色の三原色である赤色(図中「R」で示した)と緑色(図中「G」で示した)と青色(図中「B」で示した)の3色から成り、モザイク状に配列した。
【0038】
なお、ここではMIMアクティブマトリクス方式の液晶装置を例として挙げたが、単純マトリクス方式の液晶装置を採用しても、本発明の効果に変わりはない。その場合は、信号線を対向電極同様の短冊状ITOで形成して、MIM素子と画素電極を設けない。またTNモードの代わりに、実施例1と同様なSTNモードを採用する。
【0039】
偏光板601、反射偏光子606には、実施例1と同様のものを利用した。
【0040】
半光吸収板607としては、灰色の半透明フィルムが利用できる。灰色の半透明フィルムとしては、可視光の全波長範囲の光に対して10%以上80%以下、より好ましくは50%以上70%以下の透過率を有する散乱性のフィルムが適している。このようなフィルムは、例えば(株)辻本電機製作所から光拡散フィルムD202(商品名)という名称で発売されている。また部分的に透明な光吸収フィルム、つまり肉眼では観察できない直径数μmの微細な穴を多数設けた黒色フィルム等も利用できる。また吸収型の偏光板を反射偏光子606と軸をずらして配置しても良い。
【0041】
バックライトの導光体608には透明性の良いアクリル樹脂の平板を用い、その表面に白色塗料を印刷した。導光体の背面には白色の光反射板609を配置して後方に漏れる光を前方に戻す。
【0042】
次に具体的な液晶パネルの条件を紹介する。まず図6における液晶層603のリターデーション(複屈折率と層厚の積)を0.42μmに設定した。図7は各軸の関係を示す図であり、701は偏光板601の偏光軸(透過軸)、702は上側ガラス基板のラビング軸、703は下側ガラス基板のラビング軸、704は反射偏光子606の反射軸である。また710は液晶パネルの縦方向(水平方向)を示す。ここで、701と703、702と704はそれぞれ平行であって、両者が互いに成す角度711を90度に設定した。このとき、反射偏光子606の反射軸704が、液晶パネルの縦方向710となす角度は、0度になる。
【0043】
反射軸が液晶パネルの縦方向となす角度が0度からはずれると、特性がどのように変化するかを次のようにして確かめた。まず光源を12時方向、法線方向からの傾き角45度に固定する。そして液晶パネルをその法線方向を軸に左右90度まで回転し、コントラスト比を測定した。即ち、図7において、710を固定し、701、702、703、704を同時に左右90度まで回転し、コントラスト比を測定した。その結果を図8に示す。横軸は液晶パネルの回転角度であるが、これは反射軸が液晶パネルの縦方向となす角度と等しい。この角度が0度のとき、コントラスト比は最大値6.2を取る。±15度まではほぼ同じコントラストを維持するが、±30度を超えるとコントラスト比は急激に低下している。従って、反射偏光子の反射軸は、液晶パネルの縦方向と平行な方向±30度の範囲、より望ましくは±15度の範囲にあることが好ましい。この範囲を逸脱すると、一般的な照明環境下で高いコントラストが維持できなくなる。この範囲内で、他の様々な要因、例えば液晶の明視方向等を勘案しつつ、反射軸方向を決定すればよい。
【0044】
このようにして作製した液晶装置は、通常の偏光板を2枚利用した液晶装置と比較して、30%以上明るい。また、特に上方向(12時方向)から光が入射した際に、表示コントラストが高いという特徴がある。また反射偏光子の反射軸方向が液晶パネルの縦方向にほぼ平行であることは、高価な反射偏光子がその原反から効率よく取れることを意味し、コスト的にも有利である。
【0045】
(実施例3)
本発明の請求項3記載の電子機器の例を3つ示す。
【0046】
本発明の液晶装置は、様々な環境下で用いられ、しかも低消費電力が必要とされる携帯機器に適している。
【0047】
図9(a)は携帯電話であり、本体901の前面上方部に表示部902が設けられる。携帯電話は、屋内屋外を問わずあらゆる環境で利用される。特に自動車内で利用されることが多いが、夜間の車内は大変暗い。従って携帯電話に利用される表示装置は、消費電力が低い反射型表示をメインに、必要に応じて補助光を利用した透過型表示ができる半透過反射型液晶装置が望ましい。本発明の液晶装置は、反射型表示でも透過型表示でも従来の液晶装置より明るく、コントラスト比が高い。
【0048】
図9(b)はウォッチであり、本体903の中央に表示部904が設けられる。ウォッチ用途における重要な観点は、高級感である。本発明の液晶装置は、明るくコントラストが高いことはもちろん、光の波長による特性変化が少ないために色づきも小さい。従って、従来の液晶装置と比較して、大変に高級感ある表示が得られる。
【0049】
図9(c)は携帯情報機器であり、本体905の上側に表示部906、下側に入力部907が設けられる。また表示部の前面にはタッチ・キーを設けることが多い。通常のタッチ・キーは表面反射が多いため、表示が見づらい。従って、従来は携帯型と言えども透過型液晶装置を利用することが多かった。ところが透過型液晶装置は、常時バックライトを利用するため消費電力が大きく、電池寿命が短かかった。このような場合にも本発明の液晶装置は、反射型でも半透過反射型でも表示が明るく鮮やかであるため、携帯情報機器に利用することが出来る。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、反射偏光子を利用し、その反射軸の配置を工夫することによって、明るくコントラストの高い反射型あるいは半透過反射型の液晶装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における液晶装置で用いた反射偏光子の、構造の要部を示す図である。
【図2】本発明の実施例1における液晶装置で用いた反射偏光子を構成する2種類の層の屈折率特性を示す図である。
【図3】本発明の実施例1における液晶装置で用いた反射偏光子の、偏光度の入射角依存性を示す図である。
【図4】本発明の実施例1における液晶装置の、構造の要部を示す図である。
【図5】本発明の実施例1における液晶装置の、各軸の関係を示す図である。
【図6】本発明の実施例2における液晶装置の、構造の要部を示す図である。
【図7】本発明の実施例2における液晶装置の、各軸の関係を示す図である。
【図8】本発明の実施例2における液晶装置において、光源を12時方向の傾き角45度に固定し、液晶パネルを回転したときのコントラスト比の変化を示す図である。
【図9】本発明の実施例3における電子機器の、外観を示す図である。(a)携帯電話、(b)ウォッチ、(c)携帯情報機器。
【符号の説明】
101 光弾性率が大きい材料を延伸した層
102 光弾性率が小さい材料を延伸した層
103 直交座標系、x軸方向が延伸方向であり反射軸
201 層101の屈折率楕円体
202 層102の屈折率楕円体
211 層101の面内で主たる延伸方向と平行な方向の屈折率nx
212 層101の面内で主たる延伸方向と直角な方向の屈折率ny
213 層101の膜厚方向の屈折率nz
221 層102の面内で主たる延伸方向と平行な方向の屈折率nx
222 層102の面内で主たる延伸方向と直角な方向の屈折率ny
223 層102の膜厚方向の屈折率nz
231 x−y平面(反射偏光子表面と平行な面)
232 x−z平面(反射偏光子の延伸方向と膜厚方向を両方含む面)
233 y−z平面(反射偏光子の延伸方向と直角な方向と膜厚方向を両方含む面)
241 x−z平面内で斜めから入射した光
242 y−z平面内で斜めから入射した光
Claims (4)
- 一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、
前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、
前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、
前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された光吸収層と
を備える液晶装置であって,
前記反射偏光子は、
面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、
該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、
前記反射偏光子は、
前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるように配設されている
ことを特徴とする液晶装置。 - 一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、
前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、
前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、
前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された照明装置と
を備える液晶装置であって,
前記反射偏光子は、
面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、
該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、
前記反射偏光子は、
前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるように配設されている
ことを特徴とする液晶装置。 - 一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、
前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、
前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、
前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された光吸収層と
を備える液晶装置を表示部として備える電子機器であって、
前記反射偏光子は、
面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、
該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、
前記反射偏光子は、
前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるように配設されている
ことを特徴とする電子機器。 - 一対の基板間に液晶が挟持された液晶パネルと、
前記液晶パネルの一方の側に配置された偏光板と、
前記液晶パネルに対して前記偏光板とは反対の側に配置される反射偏光子と、
前記反射偏光子に対して前記液晶パネルと反対の側に配置された照明装置と
を備える液晶装置を表示部として備える電子機器であって、
前記反射偏光子は、
面内に屈折率異方性を有する第一の層と面内に屈折率異方性を有しない第二の層を交互に多数積層して構成され、反射軸と透過軸を有しており、
該反射偏光子の前記積層方向をz軸とした時の直交座標系の各軸方向をx軸、y軸とし、前記x軸を前記反射軸、前記y軸を前記透過軸とし、前記x軸と前記z軸からなる平面をx−z平面、前記y軸と前記z軸からなる平面をy−z平面と定義した場合に、該反射偏光子の第一の層及び第二の層の3つの主屈折率nx、ny、nzの内、膜厚方向の屈折率nzと面内で延伸方向に直角な方向の屈折率nyの比が、前記両層で互いに異なり、前記x−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性は、前記y−z平面内で斜めから入射した光の該反射偏光子による反射光の偏光度の入射光角度依存性よりも小さい特性を有し、
前記反射偏光子は、
前記液晶装置における表示画面の12時方向と6時方向である縦方向に対して、前記反射軸と前記縦方向がなす角度が±30度の範囲であるように配設されている
ことを特徴とする電子機器。
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