JPH1164631A - 偏光手段及び液晶装置及び電子機器 - Google Patents

偏光手段及び液晶装置及び電子機器

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JPH1164631A
JPH1164631A JP9218536A JP21853697A JPH1164631A JP H1164631 A JPH1164631 A JP H1164631A JP 9218536 A JP9218536 A JP 9218536A JP 21853697 A JP21853697 A JP 21853697A JP H1164631 A JPH1164631 A JP H1164631A
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light
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polarization
polarizing
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Osamu Okumura
治 奥村
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】明るく偏光度の高い偏光手段と、明るくコント
ラストの高い液晶装置、消費電力の小さい電子機器を提
供する。 【解決手段】複数の反射偏光子を偏光軸を揃えて積層し
て構成される偏光手段であって、前記反射偏光子がそれ
ぞれ異なる波長範囲の所定の直線偏光成分を反射し残り
の光を透過することを特徴とする。また前記反射偏光子
が複屈折性物質と等方性物質を交互に多数積層して構成
されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光手段に関し、さ
らにこの偏光手段を用いた液晶装置に関し、さらにこの
液晶装置を搭載した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】PDA等の情報ツールや携帯電話、ウォ
ッチ等の携帯型電子機器用途には、消費電力が小さい反
射型液晶装置や半透過反射型液晶装置が適している。し
かしながら、従来の反射型液晶装置や半透過型液晶装置
には、表示が暗いという課題があった。
【0003】このような課題を解決する一手段として、
複屈折性の誘電体多層膜を利用した偏光手段を利用する
方法が、国際公開された国際出願(国際出願の番号:W
O97/01788)や、特表平9−506985号公
報に開示されている。
【0004】この複屈折性の誘電体多層膜は、所定の直
線偏光成分を反射し、それ以外の偏光成分を透過する機
能を有する。このような偏光手段は、金属反射板と異な
り所定の偏光成分の光を全反射し、また吸収型の偏光板
と異なり光を吸収しないため、大変に明るいという特徴
を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の複屈折性の誘電体多層膜を利用した偏光手段に
も、偏光度が低く、視角による色変化が大きいという課
題があった。またこれを用いた従来の液晶装置には、コ
ントラストが取れないといった課題があった。
【0006】そこで本発明は、明るく偏光度の高い偏光
手段を提供することを目的とする。また本発明は、明る
くコントラストの高い液晶装置、消費電力の小さい電子
機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の偏光手段
は、複数の反射偏光子を偏光軸を揃えて積層して構成さ
れる偏光手段であって、前記反射偏光子がそれぞれ異な
る波長範囲の所定の直線偏光成分を反射し、残りの光を
透過することを特徴とする。このように構成したため、
請求項1記載の偏光手段は、広い波長範囲で偏光度の高
い偏光を提供することが出来る。また軸を揃えることに
よって、各々の反射偏光子の複屈折が他の反射偏光子の
偏光度に影響を与えずに済む。各々の軸は少なくとも1
度以内、望ましくは0.5度以内の範囲で平行であるこ
とが望ましい。
【0008】請求項2記載の偏光手段は、請求項1記載
の偏光手段であって、前記反射偏光子が複屈折性物質と
等方性物質を交互に多数積層して構成されることを特徴
とする。このように構成したため、請求項2記載の偏光
手段は、光を吸収することなく、所定の偏光成分につい
て高い反射率を有することが出来る。
【0009】請求項3記載の偏光手段は、請求項1また
は請求項2記載の偏光手段であって、前記反射偏光子の
反射波長範囲が、これとは別のいずれかの反射偏光子の
反射波長範囲と相互に重なり合うことを特徴とする。 こ
のように構成したため、請求項3記載の偏光手段は、可
視光範囲で一様の偏光度を有し、視角方向による着色も
少ない偏光を提供することが出来る。
【0010】請求項4記載の偏光手段は、請求項1乃至
請求項3記載の偏光手段であって、前記偏光手段が3枚
の反射偏光子からなり、それぞれ主に青、緑、赤の波長
の偏光を反射することを特徴とする。このように構成し
たため、請求項4記載の偏光手段は、カラー液晶装置に
効率よく光を反射することが出来る。
【0011】請求項5記載の偏光手段は、請求項1乃至
請求項4記載の偏光手段であって、前記偏光手段を構成
する反射偏光子の内少なくとも一枚は近紫外域の偏光を
反射することを特徴とする。但し近紫外光の反射は、ほ
ぼ法線方向から入射した光が法線方向に反射する際に生
じるものとする。なお近紫外域の光とは、理化学辞典
(岩波書店1994年発行、第4版)の「紫外線」の項
の記述によれば、下限が波長300nmで上限が可視光
の短波長端360〜400nmである光を指す。請求項
5の偏光手段においては、特に330nm以上、より好
ましくは350nm以上、400nm以下の近紫外線偏
光を反射する偏光子であることが望ましい。このように
構成したため、請求項5記載の偏光手段は、視角方向に
よる着色が少ない。この効果は、反射偏光子の反射光
が、面に対して浅い角度から入射する光に対しては、長
波長側にシフトするという事実に由来している。従っ
て、可視光ぎりぎりの範囲しか反射しない反射偏光子で
構成される偏光手段では、斜めから見たときに黄色みを
帯びる。そこで近紫外域の光を反射する反射偏光子を利
用すると、この反射偏光子は斜めから見ると紫〜青色の
光を反射するから、偏光手段の着色が小さくなる。
【0012】請求項6記載の偏光手段は、請求項1乃至
請求項5記載の偏光手段であって、前記反射偏光子が、
光入射側から反射波長が短い順に積層されていることを
特徴とする。 このように構成したため、請求項5記載の
偏光手段は、光の散乱が起こりにくく、しかも高い偏光
度を有する偏光を提供することが出来る。また青っぽい
色づきも生じにくい。
【0013】請求項7記載の偏光手段は、請求項6記載
の偏光手段であって、前記偏光手段に隣接して、光吸収
体を備えたことを特徴とする。このように構成したた
め、請求項7記載の偏光手段は、偏光度の高い偏光を提
供することが出来る。
【0014】請求項8記載の偏光手段は、請求項6また
は請求項7記載の偏光手段であって、前記偏光手段に隣
接して、光散乱体を備えたことを特徴とする。このよう
に構成したため、請求項8記載の偏光手段は、明るい偏
光を提供することが出来る。
【0015】請求項9記載の液晶装置は、少なくとも、
所定の直線偏光成分を吸収し残りの偏光成分を透過する
偏光板と、透明電極を備えた一対の基板間に液晶組成物
を挟んで成る液晶セルと、請求項1乃至請求項8記載の
偏光手段とを備え、これらを前記の順に配置したことを
特徴とする。このように構成したため、請求項9記載の
液晶装置は、明るく色づきの少ない反射型、あるいは半
透過反射型表示を提供することが出来る。
【0016】請求項10記載の電子機器は、請求項9記
載の液晶装置を、表示部として備えたことを特徴とす
る。このように構成したため、請求項10記載の電子機
器は、消費電力が少なく、見やすい表示を得ることが出
来る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の請求項1か
ら請求項4と請求項6記載の発明に係る偏光手段の構造
の要部を示す図である。まず構成を説明する。図1にお
いて、101は主として青色偏光を反射する反射偏光
子、102は主として緑色偏光を反射する反射偏光子、
103は主として赤色偏光を反射する反射偏光子、10
4は透明ベースフィルムである。101、102、10
3、104は、それぞれ互いに光学的に接着されてい
る。光学的に接着するとは、それぞれの要素の屈折率に
近い屈折率を有する透明接着剤を利用するか、あるいは
接着剤を用いずに加熱積層することによって、余分な表
面反射が起こらないように接着することである。
【0019】透明ベースフィルムとしては、TAC(ト
リ・アセチル・セルロース)やDAC(セルロース・ア
セテート)のフィルムが適している。透明ベースフィル
ムは、反射偏光子の裂けを防止し、偏光手段に腰を与え
て液晶装置の表面等に張りやすくするために利用する
が、これは本発明の必須要素ではなく省いても良い。ま
たこれとは別に、101の上部にTAC等の透明保護フ
ィルムを備えても良い。
【0020】次に、反射偏光子101、102、103
の内部構造について説明する。図2は、反射偏光子の構
造の要部を説明する図である。反射偏光子は、基本的に
は複屈折性の誘電体多層膜であって、二種類の高分子層
201と202を交互に積層して成る。二種類の高分子
は、一つは光弾性率が大きい材料から、もう一つは光弾
性率が小さい材料から選ばれるが、その際に両者の常光
線の屈折率が概ね等しくなるよう留意する。例えば、光
弾性率の大きい材料としてPEN(2,6−ポリエチレ
ン・ナフタレート)を、小さい材料としてcoPEN
(70−ナフタレート/30−テレフタレート・コポリ
エステル)を選ぶ。両フィルムを交互に積層し、図2の
直交座標系203のx軸方向に約5倍に延伸したとこ
ろ、x軸方向の屈折率がPEN層において1.88、c
oPEN層において1.64となった。またy軸方向の
屈折率はPEN層でもcoPEN層でもほぼ1.64で
あった。この積層フィルムに法線方向から光が入射する
と、y軸方向に振動する光の成分はそのままフィルムを
透過する。これが透過軸である。一方x軸方向に振動す
る光の成分は、PEN層とcoPEN層が、ある一定の
条件を満たす場合に限って、反射される。これが反射軸
である。その条件とは、PEN層の光路長(屈折率と膜
厚の積)と、coPEN層の光路長(屈折率と膜厚の
積)の和が光の波長の2分の1に等しいことである。こ
のようなPEN層とcoPEN層を各々数十層以上、出
来れば百層以上、厚みにして30μmほど積層させる
と、x軸方向に振動する光の成分のほぼ全てを反射させ
ることが出来る。
【0021】このようにして、作成された理想的な反射
偏光子は、設計された単一の波長の光でしか偏光能を生
じない。もちろん実際には、PEN層とcoPEN層の
厚みにばらつきが生じるため、ある程度の波長幅に偏光
能が生じるが、それでも数十nmの幅である。とても可
視光の全波長領域にわたって偏光能を持たせることは出
来ない。
【0022】そこで本発明では、図1に示したように、
偏光反射波長範囲が異なる複数の反射偏光子を、軸を揃
えて積層することにより、広い波長領域で偏光能を持た
せた。ここで軸を揃えることは、大変に重要である。何
故ならば、反射偏光子はその構造上、大きなリターデー
ションを有している。その値は2μm〜8μmほどであ
り、光の波長の何倍にも達する。従って、図1の上方か
ら光が入射した場合、下の層103で反射された赤色の
直線偏光は、上の層101と102のリターデーション
によって、楕円偏光に変換されてしまう。これでは偏光
手段として機能しない。またこれを液晶装置と組み合わ
せても、高いコントラストが得られない。そこで10
1、102、103の軸を正確に平行に配置することに
よって、この現象を回避した。各々の軸は少なくとも1
度以内、望ましくは0.5度以内の範囲で平行であるこ
とが望ましい。
【0023】図3は図1の反射偏光子101、102、
103の偏光特性を示す図である。301、302、3
03は、それぞれ101、102、103の反射軸方向
の反射スペクトルであり、311、312、313は、
それぞれ101、102、103の透過軸方向の反射ス
ペクトルである。101はおよそ380nm〜530n
mの光を反射し、102はおよそ490nm〜600n
mの光を反射し、103は570nm〜770nmの光
を反射する。それぞれの反射波長範囲は、互いに30〜
40nmほど重なり合っている。
【0024】反射波長範囲の長波長端と短波長端は、反
射偏光子の各層厚みのばらつき具合によって変動する。
そこで反射偏光子の反射波長範囲に相互に重なりを持た
せることによって、製造ばらつきに関わらず可視光範囲
で一定の偏光度を確保することが出来る。
【0025】また反射偏光子は、光の入射方向が変わる
と見かけの層厚みが異なるため、反射波長範囲が変わ
る。ところが反射偏光子を延伸して作成する際には、温
度や材料の配合、延伸速度等、ちょっとしたことで膜厚
方向の屈折率が変動しやすい。膜厚方向の屈折率は視角
特性に大きな影響を及ぼすため、視角による反射色の変
化が反射偏光子によって変動する可能性が高い。このよ
うな場合にも反射偏光子の反射波長範囲に相互に重なり
を持たせることによって、製造ばらつきに関係なく可視
光範囲で一定の偏光度を確保することが出来る。
【0026】このようにして作製した偏光手段は、可視
光のほぼ全域にわたって95%以上の高い偏光度を示し
た。その上、従来の吸収型偏光板+アルミニウム反射板
構成の偏光手段と比較して、30%以上明るいという特
徴がある。その理由は二つある。一つは金属アルミニウ
ムの反射率が90%弱しかないのに対し、本発明の偏光
手段は反射軸に平行な光のほぼ100%を反射するから
である。もう一つの理由は、通常の吸収型偏光板がヨウ
素等のハロゲン物質や染料等の二色性物質を利用してお
り、その二色比が必ずしも高くないために、およそ20
%の光を無駄にしていることである。
【0027】実施例1では、最適な例を示すために、
青、緑、赤の3層の反射偏光子を利用し、この順に積層
した。もちろん他の色の組み合わせ、例えば紫、シア
ン、オレンジ、紅や、青、黄、赤といった反射偏光子を
利用し、これらを順不同に積層してもよい。
【0028】(実施例2)実施例2は、本発明の請求項
4記載の発明に係る偏光手段である。
【0029】実施例2の偏光手段も、実施例1と同様の
構造を有し、図1に示したように、主として青色偏光を
反射する反射偏光子101、主として緑色偏光を反射す
る反射偏光子102、主として赤色偏光を反射する反射
偏光子103、透明ベースフィルム104から成る。各
々の反射偏光子は、図2に示したように、やはりPEN
層201とcoPEN層202の積層から成る。但しそ
の光路長が違うため、実施例1とは異なる偏光特性を有
する。
【0030】図4は図1の反射偏光子101、102、
103の偏光特性を示す図である。401、402、4
03は、それぞれ101、102、103の反射軸方向
の反射スペクトルであり、411、412、413は、
それぞれ101、102、103の透過軸方向の反射ス
ペクトルである。101はおよそ430nm〜510n
mの光を反射し、102はおよそ520nm〜580n
mの光を反射し、103は600nm〜680nmの光
を反射する。それぞれの反射波長範囲の重なりは殆ど無
い。
【0031】このようにして作成した偏光手段は、カラ
ー液晶装置に利用した場合に大きな効果を有する。40
1、402、403の反射波長範囲は、それぞれカラー
液晶装置の青、緑、赤のカラーフィルタの高透過率領域
と一致する。従って本発明の偏光手段を利用すると、鮮
やかなカラー表示が可能になる。また紫、シアン、黄色
といった別の色の反射偏光子の組み合わせと比較して、
反射偏光子の反射波長範囲の製造ばらつきが、明るさや
色に大きな影響を及ぼさないという点でも優れている。
もちろんカラーフィルタを用いずに、STNの複屈折干
渉を利用したカラー液晶装置と組み合わせても、鮮やか
な色が表示できるという点で効果がある。
【0032】(実施例3)実施例3は、本発明の請求項
5記載の発明に係る偏光手段である。
【0033】実施例3の偏光手段も、実施例1と同様の
構造を有し、図1に示したように、主として青色偏光を
反射する反射偏光子101、主として緑色偏光を反射す
る反射偏光子102、主として赤色偏光を反射する反射
偏光子103、透明ベースフィルム104から成る。各
々の反射偏光子は、図2に示したように、やはりPEN
層201とcoPEN層202の積層から成る。但しそ
の光路長が違うため、実施例1とは異なる偏光特性を有
する。
【0034】図5は図1の反射偏光子101、102、
103の偏光特性を示す図である。501、502、5
03は、それぞれ101、102、103の反射軸方向
の反射スペクトルであり、511、512、513は、
それぞれ101、102、103の透過軸方向の反射ス
ペクトルである。101はおよそ330nm〜500n
mの光を反射し、102はおよそ450nm〜650n
mの光を反射し、103は550nm〜790nmの光
を反射する。それぞれの反射波長範囲は、互いに50〜
100nmほど重なり合っている。また101の反射波
長範囲は、近紫外領域にまたがっている。
【0035】このようにして作成した偏光手段は、斜め
方向から入射した光に対しても偏光能を有するため、色
づきが生じないという特徴を有する。
【0036】一般的に偏光手段には、意図的に着色表示
を行う場合を除けば、可視光の全波長範囲で偏光能を有
することが求められる。可視光の波長範囲とは、理化学
辞典(岩波書店1994年発行、第4版)の「可視光
線」の光の記述によれば、下限が360〜400nm、
上限が760nm〜830nmであるが、この内特に重
要なのは、人間の視感度が高い400nm〜760nm
の範囲である。
【0037】ところが一般に、反射偏光子は斜め方向か
ら光が入射すると見かけの層厚みが厚くなるため、反射
波長範囲が長波長側にシフトする。従って、400nm
近傍の紫色光に対する偏光能が失われやすい。そこで当
初から近紫外光に対して偏光能を持つように設計してお
けば、斜めから入射した可視光に対しては全て偏光能を
持つことが出来る。
【0038】例えば法線方向から30度傾斜した方向か
ら入射した光が400nm以上の光に対して偏光能を持
つためには、法線方向で380nm以上の光に対して偏
光能を持つように作れば良い。同様に40度傾斜した方
向から入射した光の場合には370nm以上の光、50
度傾斜した方向から入射した光の場合には360nm以
上の光、60度傾斜した方向から入射した光の場合には
350nm以上の光、70度傾斜した方向から入射した
光の場合には340nm以上の光、80度傾斜した方向
から入射した光の場合には330nm以上の光に対して
偏光能を持つよう作れば良い。
【0039】図5に示したスペクトルは、法線方向から
80度傾斜した光に対して、501が400nm〜60
0nmの波長範囲に、502が540nm〜790nm
の波長範囲に、503が670nm〜960nmの波長
範囲にシフトするが、それでも可視光のほぼ全波長範囲
をカバーするため、色づきを生じない。
【0040】(実施例4)図6は、本発明の請求項6記
載の発明に係る偏光手段の構造を示し、機能を説明する
ための図である。まず構成を説明する。図6において、
601は主として青色偏光を反射する反射偏光子、60
2は主として緑色偏光を反射する反射偏光子、603は
主として黄色偏光を反射する反射偏光子、604は主と
して赤色偏光を反射する反射偏光子である。601、6
02、603、604は、それぞれ互いに糊605で光
学的に接着されている。各々の反射偏光子は、図2に示
したように、PEN層201とcoPEN層202の積
層から成る。
【0041】図7は図6の反射偏光子601、602、
603、604の偏光特性を示す図である。701、7
02、703、704は、それぞれ601、602、6
03、604の反射軸方向の反射スペクトルであり、7
11、712、713、714は、それぞれ601、6
02、603、604の透過軸方向の反射スペクトルで
ある。601はおよそ380nm〜500nmの光を反
射し、602はおよそ490nm〜600nmの光を反
射し、603はおよそ550nm〜660nmの光を反
射し、604は610nm〜780nmの光を反射す
る。それぞれの反射波長範囲は、互いに10〜50nm
ほど重なり合っている。
【0042】実施例4の偏光手段は、光入射側が最も反
射波長が短くなるよう、反射波長の順に積層されている
ことを特徴とする。 このように構成したため、光の散乱
が起こりにくく、しかも高い偏光度を有する偏光を提供
することが出来た。また青っぽい色づきも生じにくい。
このような効果は、二つの要因によって生じる。
【0043】一つは反射偏光子自体のリターデーション
の影響である。反射偏光子はその構造上、必ずリターデ
ーションを有するが、積層された複数の反射偏光子の軸
が互いに少しでもずれていると、そのリターデーション
の影響で直線偏光が楕円偏光に変換される。従ってリタ
ーデーションが大きい層を上(即ち光入射側)に、リタ
ーデーションが小さい層を下に配置した方が、リターデ
ーションの影響が少ない。リターデーションが小さい層
とは、一般的に反射波長が短い層である。何故ならば、
反射波長はPEN層とcoPEN層の光路長の2倍で決
まるが、同じ偏光度を得るためには同等の層数が必要で
あるため、反射波長が短いほど膜厚が薄くなるからであ
る。従って、反射波長が短い順に積層することが、リタ
ーデーションの影響を減らす上で効果的である。
【0044】もう一つは反射偏光子あるいはその接着層
中に期せずして分散している微粒子(塵)の影響であ
る。図6の606は微粒子を示している。微粒子は光を
散乱するが、特に波長が短い青色光を強く散乱する。良
く知られているように、空が青く見えるのは、空気中の
微粒子や分子によって波長の短い青色光が散乱されるた
めである。そこで青色反射偏光子を一番上(光入射側)
に配置して、入射光611の内、青色光の一偏光成分6
12を先に反射しておけば、残った光613は青色成分
が少なく、それだけ散乱しにくくなる。
【0045】(実施例5)実施例5は、本発明の請求項
7と請求項8記載の発明に係る偏光手段であり、実施例
1乃至実施例4で記載した偏光手段を、液晶装置等に応
用する際のより具体的な形態を示したものである。
【0046】まず構成を説明する。図8において、80
1は光散乱体、802は主として青色偏光を反射する反
射偏光子、803は主として緑色偏光を反射する反射偏
光子、804は主として赤色偏光を反射する反射偏光
子、805は透明ベースフィルム、806は光吸収体で
ある。これらの要素はすべて、互いに光学的に接着され
ている。802から805の要素は、実施例1から実施
例4で説明したものを利用した。
【0047】光散乱体801には、型押ししたプラスチ
ック板や、ビーズを分散したプラスチック板等が利用で
きる。また接着剤中にビーズを混入して、直接液晶装置
等に接着しても良い。また特定の角度から入射した光の
みを散乱する光制御板を利用してもよい。このような光
制御板は住友化学工業株式会社からルミスティ(商品
名)として発売されている。なおここで言う光散乱と
は、偏光を乱さない程度の弱い散乱を指す。光散乱板
は、鏡面に近い偏光手段の反射光を適度に拡散させる目
的で配置する。
【0048】光吸収板806には、黒色ビニールシート
や黒紙を接着するか、黒色塗料を直接塗布して利用す
る。なお、黒色以外にも比較的暗い色ならば、青色や茶
色、灰色など好みによって利用できる。この光吸収板は
不要な偏光を吸収する目的で配置するが、半透過反射型
液晶装置等で、この偏光を利用しようとする場合には、
半透明な光吸収板を利用すれば良い。
【0049】(実施例6)図9は本発明の請求項9記載
の発明に係る液晶装置の構造の要部を示す図である。ま
ず構成を説明する。図9において、901は偏光板、9
02は位相差フィルム、903は上側ガラス基板、90
4は透明電極、905は液晶層、906はシール部、9
07は下側ガラス基板、908は光散乱体、909は偏
光手段、910は光吸収体である。901と902、9
02と903、907と908、908と909、90
9と910は、それぞれ互いに糊で接着している。また
上下の透明電極904の間は広く離して描いてあるが、
これは図を明解にするためであって、実際には数μmか
ら十数μmの狭いギャップを保って対向している。なお
図示した構成要素以外にも、液晶配向膜や絶縁膜、スペ
ーサー・ボール、ドライバーIC、駆動回路等の要素も
不可欠であるが、これらは本発明を説明する上で特に必
要が無く、却って図を複雑にし理解し難くする恐れがあ
るため、省略した。
【0050】次に各構成要素について順に説明する。吸
収型偏光板901は所定の直線偏光成分を吸収し、それ
以外の偏光成分を透過する機能を有している。これは現
在最も一般に利用されているタイプの偏光板であって、
ヨウ素等のハロゲン物質や二色性染料をポリ・ビニル・
プチラール等の高分子フィルムに吸着させて作製する。
【0051】位相差フィルム902は、例えばポリ・カ
ーボネート樹脂の一軸延伸フィルムであって、STN型
液晶装置の表示の着色を補償するために利用される。T
N型液晶装置の場合には省略されることが多い。
【0052】液晶層905は180度から270度ねじ
れたSTNネマチック液晶組成物から成る。表示容量が
小さい場合には90°ねじれたTN液晶組成物を用いて
も良い。ねじれ角は上下ガラス基板表面における配向処
理の方向と、液晶に添加するカイラル剤の分量で決定す
る。
【0053】光散乱体908、偏光手段909、光吸収
体910には、実施例1乃至実施例5で説明したものを
利用した。
【0054】このようにして作製した液晶装置は、通常
の偏光板を利用した液晶装置と比較して、30%以上明
るく、コントラストも高いという特徴を有している。ま
た、特にカラーフィルタを内蔵してカラー表示を行う場
合には、鮮やかな色が表示できるというメリットもあ
る。
【0055】(実施例7)図10は本発明の請求項10
記載の発明に係る液晶装置の構造の要部を示す図であ
る。まず構成を説明する。図10において、1001は
偏光板、1002は位相差フィルム、1003は上側ガ
ラス基板、1004は透明電極、1005は液晶層、1
006はシール部、1007は下側ガラス基板、100
8は光散乱体、1009は偏光手段、1010は半光吸
収体、1011は導光体、1012は光源である。10
01と1002、1002と1003、1007と10
08、1008と1009は、それぞれ互いに糊で接着
している。
【0056】次に各構成要素について順に説明する。吸
収型偏光板1001、位相差フィルム1002、液晶層
1005には実施例6で説明したものを利用した。また
光散乱体1008、偏光手段1009には、実施例1乃
至実施例5で説明したものを利用した。
【0057】半光吸収板1010としては、灰色の半透
明フィルムが利用できる。灰色の半透明フィルムとして
は、可視光の全波長範囲の光に対して10%以上80%
以下、より好ましくは50%以上70%以下の透過率を
有する散乱性のフィルムが適している。このようなフィ
ルムは、例えば(株)辻本電機製作所から光拡散フィル
ムD202(商品名)という名称で発売されている。こ
のフィルムは外観が灰色で、59%の透過率を有する。
また部分的に透明な光吸収フィルム、例えば肉眼では見
えないほど微細な穴を多数設けた黒色フィルム等も利用
できる。
【0058】光源1012としては、LED(発光ダイ
オード)や冷陰極管を、導光板1011と組み合わせて
用いても良いが、最初からELの様な平面光源を利用し
ても良い。このバックライトは、要は外光の反射が少な
いことが肝心である。図10の半光吸収板1010、導
光板1011、光源1012の構成は、その一例であ
る。その他にも、例えば半光吸収板を設けずに導光板の
裏に光吸収板を設けるような構成であっても良い。また
透明状態あるいは暗い散乱状態から発光するように設計
されたELランプを利用すればもっと簡単な構成で済
む。
【0059】このようにして作製した液晶装置は、半透
過反射型液晶装置であるにも関わらず、実施例7の反射
型液晶装置と同等の明るさで、通常の偏光板を利用した
反射型液晶装置と比較すると30%以上明るい表示が得
られた。また通常の偏光板を利用した従来の半透過反射
型液晶装置と比較すると、およそ2倍も明るい表示が得
られた。
【0060】(実施例8)本発明の請求項10記載の電
子機器の例を3つ示す。
【0061】本発明の液晶装置は、様々な環境で用いら
れ、しかも低消費電力が必要とされる携帯機器に適して
いる。
【0062】図11(a)は携帯電話であり、本体11
01の前面上方部に表示部1102が設けられる。携帯
電話は、屋内屋外を問わずあらゆる環境で利用される。
特に自動車内で利用されることが多いが、夜間の車内は
大変暗い。従って携帯電話に利用される表示装置は、消
費電力が低い反射型表示をメインに、必要に応じて補助
光を利用した透過型表示ができる半透過反射型液晶装置
が望ましい。本発明の液晶装置は、反射型表示でも透過
型表示でも従来の液晶装置より明るく、鮮やかである。
【0063】図11(b)はウォッチであり、本体11
03の中央に表示部1104が設けられる。ウォッチ用
途における重要な観点は、高級感である。本発明の液晶
装置は、明るいことはもちろん、光の波長による特性変
化が少ないために色づきも小さい。また視角による背景
色の変化も少ない。従って、従来の液晶装置と比較し
て、大変に高級感ある表示が得られる。
【0064】図11(c)は携帯情報機器であり、本体
1105の上側に表示部1106、下側に入力部110
7が設けられる。また表示部の前面にはタッチ・キーを
設けることが多い。通常のタッチ・キーは表面反射が多
いため、表示が見づらい。従って、従来は携帯型と言え
ども透過型液晶装置を利用することが多かった。ところ
が透過型液晶装置は、常時光源を利用する消費電力が大
きく、電池寿命が短かかった。このような場合にも本発
明の液晶装置は、反射型、半透過反射型でも表示が明る
く鮮やかであるため、携帯情報機器に利用することが出
来る。もちろん消費電力も小さいため、電池寿命が5〜
10倍も長くなるというメリットがある。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、明
るく偏光度の高い偏光手段を提供することが出来る。ま
た本発明は、明るくコントラストの高い液晶装置、消費
電力の小さい電子機器を提供することを目的とする
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例2、実施例3におけ
る偏光手段の、構造の要部を示す図である。
【図2】本発明の実施例1、実施例2、実施例3、実施
例4における偏光手段で用いた反射偏光子の、構造の要
部を示す図である。
【図3】本発明の実施例1における偏光手段で用いた反
射偏光子の、偏光特性を示す図である。
【図4】本発明の実施例2における偏光手段で用いた反
射偏光子の、偏光特性を示す図である。
【図5】本発明の実施例3における偏光手段で用いた反
射偏光子の、偏光特性を示す図である。
【図6】本発明の実施例4における偏光手段の構造と機
能を示す図である。
【図7】本発明の実施例4における偏光手段で用いた反
射偏光子の、偏光特性を示す図である。
【図8】本発明の実施例5における偏光手段の、構造の
要部を示す図である。
【図9】本発明の実施例6における液晶装置の、構造の
要部を示す図である。
【図10】本発明の実施例7における液晶装置の、構造
の要部を示す図である。
【図11】本発明の実施例8における電子機器の、外観
を示す図である。(a)携帯電話、(b)ウォッチ、
(c)携帯情報機器。
【符号の説明】
101 主として青色偏光を反射する反射偏光子 102 主として緑色偏光を反射する反射偏光子 103 主として赤色偏光を反射する反射偏光子 104 透明ベースフィルム 201 光弾性率が大きい材料の層 202 光弾性率が小さい材料の層 203 直交座標系、x軸方向が延伸方向 301 101の反射軸方向の反射スペクトル 302 102の反射軸方向の反射スペクトル 303 103の反射軸方向の反射スペクトル 311 101の透過軸方向の反射スペクトル 312 102の透過軸方向の反射スペクトル 313 103の透過軸方向の反射スペクトル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の反射偏光子を偏光軸を揃えて積層し
    て構成される偏光手段であって、前記反射偏光子がそれ
    ぞれ異なる波長範囲の所定の直線偏光成分を反射し、残
    りの光を透過することを特徴とする偏光手段。
  2. 【請求項2】請求項1記載の偏光手段であって、前記反
    射偏光子が複屈折性物質と等方性物質を交互に多数積層
    して構成されることを特徴とする偏光手段。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の偏光手段で
    あって、前記反射偏光子の反射波長範囲が、これとは別
    のいずれかの反射偏光子の反射波長範囲と相互に重なり
    合うことを特徴とする偏光手段。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3記載の偏光手段であ
    って、前記偏光手段が3枚の反射偏光子から構成され、
    それぞれ主に青、緑、赤の波長の偏光を反射することを
    特徴とする偏光手段。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4記載の偏光手段であ
    って、前記偏光手段を構成する反射偏光子の内少なくと
    も一枚は近紫外域の偏光を反射することを特徴とする偏
    光手段。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5記載の偏光手段であ
    って、前記反射偏光子が、光入射側から反射波長が短い
    順に積層されていることを特徴とする偏光手段。
  7. 【請求項7】請求項6記載の偏光手段であって、前記反
    射偏光板に隣接して、光吸収体を備えたことを特徴とす
    る偏光手段。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7記載の偏光手段で
    あって、前記偏光手段に隣接して、光散乱体を備えたこ
    とを特徴とする偏光手段。
  9. 【請求項9】少なくとも、所定の直線偏光成分を吸収し
    残りの偏光成分を透過する偏光板と、透明電極を備えた
    一対の基板間に液晶組成物を挟んで成る液晶セルと、請
    求項1乃至請求項8記載の偏光手段とを備え、これらを
    前記の順に配置したことを特徴とする液晶装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の液晶装置を、表示部とし
    て備えたことを特徴とする電子機器。
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