JP2002122828A - 眼光学レンズの評価方法、評価装置、および記憶媒体 - Google Patents

眼光学レンズの評価方法、評価装置、および記憶媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼光学レンズのアッベ数の差を面積の広狭で
表示させて、アッベ数の差を視覚的に理解することを容
易にする。 【解決手段】 眼鏡レンズの各点における色収差の度合
いを示すアッベ数を入力し、その入力値に基づいて円、
楕円または閉曲線で区画形成される快適視認領域データ
を求める。このデータは、アッベ数の異なる複数の眼鏡
レンズについて複数求める。眼鏡フレームの玉型形状画
像80が表示された同一画面上に、円、楕円または閉曲
線81a、82aで区画形成された複数の快適視認領域
81、82を比較できるように描き、その領域面積の広
狭でアッベ数の差による視認性の違いを評価できるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼光学レンズの評価
方法、装置、および記憶媒体に係り、特に眼光学レンズ
のアッベ数を視認化したものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】眼鏡レンズの硝材に要求される条件は、
高屈折率、高アッベ数、低比重、高加工性、高染色性、
対衝撃性および対薬品性などである。その中で、光学的
条件として、特に屈折率とアッベ数が重要になる。眼鏡
レンズは、強度数になった場合に高屈折率のものほど薄
く仕上げられるので、見た目がよく、かつ軽量化が図れ
る。また高アッベ数ほど周辺視した場合に色収差が発生
しないので良い。
【0003】これまでは高屈折率で高アッベ数の硝材開
発が困難であったために、高屈折率のものほど低アッベ
数になる傾向の眼鏡レンズが多かった。しかし、近年、
製造技術の進歩とともに、眼鏡レンズ硝材に適した高屈
折率で高アッベ数の材料が開発され、これらの光学条件
の共に優れた材料を使った眼鏡レンズが商品化されるよ
うになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に眼鏡レンズの
屈折率の差は、同じ眼鏡度数で比較した場合に、外観形
状に肉厚として現れるので、眼鏡装用者に屈折率の差を
理解してもらうことは容易であった。しかし、眼鏡レン
ズのアッベ数の差は、そのような外観形状としては現わ
れないので、眼鏡装用者に理解してもらうことが困難で
あった。例えば、眼鏡レンズのアッベ数を理解させるた
めに、網膜像をシミュレートしたアッベ数による実際の
視認イメージ画像を、スネレン氏の指標で表示させるこ
とは行われている。この視認イメージ画像は周辺が色の
ずれたボケた像になり、その色のずれかたの度合いがア
ッベ数の値に依存する。
【0005】ところで、眼鏡専門店等では、アッベ数の
違いによる像の見え方の違いから、眼鏡装用者の眼鏡レ
ンズが、優れた硝材によって形成された眼鏡レンズであ
るということを、眼鏡装用者に容易に理解してもらっ
て、眼鏡レンズの優秀性を強調し、他眼鏡レンズとの差
別化を図りたいという要請がある。しかし、上述した視
認イメージ画像においては、実際の網膜像に近いかたち
でスネレン視標に現われる僅かな色ずれの度合いを把握
しようとするため、アッベ数の差による色のずれの度合
いを見分けることは非常に難しい。従って、眼鏡専門家
であればともかく、素人の眼鏡装用者が視認イメージ画
像でアッベ数の違いを認識することは困難であった。
【0006】そこで、本発明は、眼光学レンズのアッベ
数の差を面積の広狭で表示させることによって、上述し
た従来技術の問題点を解消して、アッベ数の差を視覚的
に理解することが容易な眼光学レンズの評価方法、装
置、記憶媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、眼光
学レンズの各点における色収差の度合いを示すアッベ数
を入力し、その入力値に基づいて指定視力値を確保でき
る快適視認領域を求め、その快適視認領域の広狭によっ
て前記眼光学レンズのアッベ数の差による視認性の違い
を評価することを特徴とする眼光学レンズの評価方法で
ある。快適視認領域の広狭は数字等で判断しても、ある
いは画面表示してその面積から判断しても良い。本発明
によれば、眼光学レンズのアッベ数の違いによる見え方
の違いを、網膜像としてではなく、指定視力値を確保で
きる快適視認領域として把握するようにしたので、アッ
ベ数の違いによる見え方の違いが直感的に理解できるよ
うになる。請求項2の発明は、前記求めた快適視認領域
を画像表示することを特徴とする請求項1に記載の眼光
学レンズの評価方法である。請求項3の発明は、前記快
適視認領域が円、楕円あるいは閉曲線で区画形成された
領域である請求項1または2に記載の眼光学レンズの評
価方法である。請求項4の発明は、仕様の異なる複数の
眼光学レンズのアッベ数から求めた複数の快適視認領域
を、同一の画面内に比較できるように画像表示すること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の眼光
学レンズの評価方法である。複数の快適視認領域を、例
えば同一の画面内に重ねて画像表示すると、比較が容易
になり、アッベ数の違いによる像の見え方の違いが直感
的に理解できるようになる。請求項5の発明は、前記眼
鏡フレームの玉型形状を画像表示した同一の画面内に、
前記眼光学レンズの光学中心を中心に前記快適視認領域
を描いて画像表示するようにした請求項1ないし4のい
ずれかに記載の眼光学レンズの評価方法である。請求項
6の発明は、前記快適視認領域を、アッベ数、視力値、
球面度数、乱視度数、乱視軸角度、加入度数、玉型レイ
アウトのIN/OUT、UP/DOWNの少なくともい
ずれか一つを変化させて、その快適視認領域の変動をシ
ミュレーションすることを可能とする請求項1ないし5
のいずれかに記載の眼光学レンズの評価方法である。前
記加入度数は累進多焦点レンズと相関のある光学系デー
タである。請求項7の発明は、前記快適視認領域を求め
たアッベ数に基づいて、この快適視認領域に対応する実
際の視認イメージ画像を作成し、この視認イメージ画像
を快適視認領域と同一の画面内に比較できるように画像
表示した請求項1ないし6のいずれかに記載の眼光学レ
ンズの評価方法である。請求項8の発明は、前記視認イ
メージ画像にはランドルト氏環またはスネレン視標を用
いている請求項7に記載の眼光学レンズの評価方法であ
る。請求項9の発明は、玉型形状内部の任意の点を指定
し、その点におけるプリズム量に基づいて一方の眼光学
レンズの指定した任意の点における視力値を確保できる
ような視認領域を求め、その視力値と対応した他方の眼
光学レンズの等価視認領域を同一画面内に比較できるよ
うに表示することを特徴とする眼光学レンズの評価方法
である。ここで等価視認領域は、眼光学レンズの任意の
点におけるプリズム量とアッベ数から求めた視認領域で
あり、眼光学レンズの各点における指定視力値を確保で
きるように求めた快適視認領域とは異なる。また、任意
の点は一点でもよいし、複数点でも良い。請求項10の
発明は、前記任意の点における実際の視認イメージ画像
を作成し、その視認イメージ画像を前記等価視認領域と
同一画面内に比較できるように表示することを特徴する
請求項9に記載の眼光学レンズの評価方法である。請求
項11の発明は、アッベ数、レンズ度数、視力値などの
眼光学レンズの光学系データおよび玉型形状を入力する
入力手段と、前記入力手段から入力された前記データに
基づいて前記視力値を確保できる快適視認領域を求める
演算手段と、前記演算手段で求めた快適視認領域を前記
玉型形状とともに同一画面内に比較できるように画像表
示する表示手段とを備えた眼光学レンズの評価装置であ
る。請求項12の発明は、前記快適視認領域が、眼光学
レンズの光学中心を中心とし、下式で表される半径hの
円で区画形成される領域である請求項11に記載の眼光
学レンズの評価装置である。 h≦kνe/|D| 但し、k:定数 νe:アッベ数 D:レンズ度数 請求項13の発明は、眼光学レンズのアッベ数を測定す
るアッベ数測定装置と、眼光学レンズのレンズ度数を測
定するレンズメータと、眼鏡フレームの玉型形状を測定
するフレームトレーサと、前記アッベ数測定装置、前記
レンズメータ、および前記フレームトレーサからの測定
データを前記演算手段に入力する外部入力手段と、アッ
ベ数を始めとした任意の光学系データを前記演算手段に
入力する手入力手段とを備えた請求項11または12に
記載の眼光学レンズの評価装置である。請求項14の発
明は、コンピュータを動作させるプログラムを記憶した
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記プ
ログラムは眼光学レンズの光学系データを取り込んで処
理させる手段と、前記外部データに基づき指定視力値を
確保できる快適視認領域を求めさせる手段と、前記求め
た快適視認領域を表示させる手段とを有することを特徴
とする記憶媒体である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図4は眼光学レンズである眼鏡レンズの評価装置
のブロック図を示す。この評価装置は、指定視力値を確
保できる快適視認領域を求めるための眼鏡レンズのアッ
ベ数を始めとした光学系データの入力を行う入力手段1
0と、アッベ数等の光学系データに基づく眼鏡レンズの
快適視認領域を求めるアッベ数シミュレータ20と、こ
のアッベ数シミュレータ20で求めた快適視認領域を出
力させる出力手段30とから構成される。ここで、快適
視認領域とは、主にアッベ数により規定されて指定視力
値を確保できる眼鏡レンズ上に区画形成される領域をい
う。
【0009】アッベ数シミュレータ20は、後述するシ
ミュレーションプログラムによりアッベ数等の光学系デ
ータに基づいて、快適視認領域データ、視認イメージ画
像データ等を出力できるようになっている。なお、視認
イメージ画像は網膜像をシミュレートした画像であり、
これについては公知である(例えば特開平8−2664
72号公報など)。アッベ数シミュレータ20は、パー
ソナルコンピュータで構成することができる。
【0010】入力手段10は2系統あり、1つは外部入
力手段11であり、2つは手入力手段12であって、こ
れらを選択していずれの入力手段からも入力できるよう
になっている。外部入力手段11は、アッベ数測定装置
13、レンズメータ14、フレームトレーサ15からの
出力をアッベ数シミュレータ20に取り込むための手段
である。アッベ数シミュレータ20は、これらの外部入
力手段11から例えばRS232Cケーブルなどの通信
ケーブル16を介して、外部からのデータを取込み可能
になっている。
【0011】手入力手段12は、例えばキーボード、マ
ウス、トラックボール、トラックパッド、ペン入力装
置、ポインティングデバイスなどで構成される。これら
の装置を利用して、眼鏡レンズのアッベ数、レンズ度
数、玉型形状などのデータを手入力によってアッベ数シ
ミュレータ20に入力するようになっている。
【0012】出力手段30は、表示制御装置31、およ
びこの表示制御装置31によって制御されるCRT、液
晶ディスプレイ、あるいはプリンタやプロッタなどの表
示装置32によって構成され、アッベ数シミュレータ2
0から出力される快適視認領域データに基づいて、快適
視認領域を表示するようになっている。
【0013】アッベ数シミュレータ20に接続される装
置のうちの、アッベ数測定装置13は、分散能の逆数で
あるアッベ数を求める。アッベ数νeは、e線を基準と
した場合、以下の式で求められる。 νe=(ne −1)/(nF'−nC') (1) ここで、neはe線(Hg)に対する媒質の屈折率であ
り、nF'はF’線(Cd)に対する媒質の屈折率であ
り、nC'はC’線(Cd)に対する媒質の屈折率であ
る。
【0014】また、レンズメータ14は、測定光学系中
に挿入した眼鏡レンズの球面度数、乱視度数、乱視軸角
度、加入度数等の光学系データを自動的に測定し、外部
にそのデータを出力する。
【0015】また、フレームトレーサ15は、保持した
眼鏡フレームの輪郭をトレースして、その玉型形状デー
タを自動的に取得し、その取得したデータを外部に出力
する。
【0016】上述したような眼鏡レンズの評価装置にお
いて、図5に示すように、入力手段10から、次の〜
に示す光学系データおよび玉型形状を順次アッベ数シ
ミュレータ20に取り込んでシミュレーションを行う。
【0017】アッベ数(νe) νeはe線を基準としたアッベ数である。 レンズ度数(S、C、Ax、Px、Py、ADD) Sは球面度数、Cは乱視度数、Axは乱視軸角度、Px
は水平方向のプリズム度数、Pyは垂直方向のプリズム
度数、ADDは加入度数である。 玉型形状 玉型形状は眼鏡フレームの輪郭の形状データである。 玉型レイアウト(IN/OUT、UP/DOWN) 玉型レイアウトは玉型形状の幾何学中心と光学中心の変
位量であり、IN/OUTはX軸方向の値、UP/DO
WNはY軸方向の値である。 視力値 視力の値であり、眼鏡レンズにあっては0.7以上の視
力を得ることがよいとされている。
【0018】アッベ数シミュレータ20は、上述したア
ッベ数測定装置13、レンズメータ14、およびフレー
ムトレーサ15から、通信ケーブル16を介して各種光
学系データの外部取込みを行う。各データは、後述する
シミュレーションプログラム起動上の画面で変更可能で
ある。手入力で行う場合は、キーボードなどの手入力手
段12を介して、上記光学系データをアッベ数シミュレ
ータ20に入力する。
【0019】アッベ数シミュレータ20は、後述するシ
ミュレーション演算を行って、レンズ上の快適視認領
域データ、視認イメージ画像データをそれぞれ求め
る。
【0020】これらのデータは、アッベ数シミュレータ
20から出力手段30に送られる。出力手段30を構成
する表示制御手段31は、レンズ上の快適視認領域、
視認イメージ画像を表示装置32の表示画面上に表示
する。表示装置32に表示された一方の視認イメージ画
像は、実際に発生する色収差の影響を含めた像である。
また他方の快適視認領域は、光学中心を中心に描かれた
画像である。視認イメージ画像は、複数設定された波長
ごとの光学系データを用い、原画像データから各波長ご
との単色網膜像データを作成し、それらの単色網膜像デ
ータを合成することにより網膜像を求めたものである。
この視認イメージ画像については公知であるので、以
下、快適視認領域の求め方について説明する。
【0021】アッベ数シミュレータ20で行う演算に係
るアッベ数と色収差について説明する。A.アッベ数と色偏角差 e線屈折率neおよびアッベ数νeから任意波長λの屈折
率n(λ)を計算するために、式(1) n(λ)=1+(ne-1){1+B(λ)+A(λ)/νe} (2) を使う。
【0022】ここで、 A(λ)=-1.4955487241077+0.0885672084113λ2 +0.3649396625563/(λ2-0.035)+0.0057200161544/(λ2-0.035)2 B(λ)=0.0008271206802-0.0070364882344λ2 +0.0011576188189/(λ2-0.035)-0.0002166266192(λ2-0.035)2 (3) である。
【0023】アッベ数の定義は νe=(ne-1)/(nF'-nC') (4) であるから、 B(F')=B(C')、A(F')-A(C')=1 (5) が成り立つ。
【0024】図6に示す角度iのプリズムによる光線偏
角は δ(λ)={n(λ)-1}i =(ne-1)i{1+B(λ)+A(λ)/νe} =(P/100){1+B(λ)+A(λ)/νe} (6) さらにF’線とC’線の偏角差は Δδ=δ(F')-δ(C') =(P/100)[B(F')-B(C')+{A(F')-A(C')}/νe] =(0.01P)/νe (7) となる。
【0025】B.色偏角差と視力 式(5)で求めた色偏角差Δδが大きいと色の滲みが大
きくなり視力が低下する。色偏角差Δδと視力Vaの関
係の経験式は下記のようになる。
【0026】 Va=0.001389/Δδ=0.1389νe/P (8) ただし、P:プリズムディオプタ 例えば、0.7以上の視力を得ようとすれば、プリズム
の偏光方向の能力を図るのに使われる単位であるプリズ
ムディオプタPは、 P≦0.1389νe/0.7=0.19844νe (9) となる。
【0027】レンズ度数Dが決まれば、 |D|h/10≦0.19844νe (10) ただし、hは0.7以上の視力値を確保できる快適視認領域
円の半径なので、レンズ範囲内の光学中心を中心にした
円の半径hは、 h/≦1.9844νe/|D| (11) となる。
【0028】したがって、具体的に数値を代入すると、
次のような結果を得る。D=−6の場合、0.7以上の
視力を確保できるレンズ範囲の半径は、 νe=58の場合、19.2mmつまりφ38.4 νe=42の場合、13.9mmつまりφ27.8 νe=38の場合、12.6mmつまりφ25.2 νe=31の場合、10.2mmつまりφ20.4
【0029】アッベ数シミュレータ20で用いられる上
記シミュレーションプログラムは、媒体に記憶された状
態で提供される。プログラムを記憶した媒体としては、
例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、メモリカ
ード等を用いることができる。媒体に記録されたプログ
ラムは、アッベ数シミュレータ20に組込まれている記
憶装置、例えばハードディスク装置にインストールされ
ることにより、このプログラムを実行して、眼鏡レンズ
の各点における色収差による視認性低下を算出し、その
結果に基づいて快適視認領域を求め、その視認領域の広
狭によって眼鏡レンズのアッベ数の違いによる視認性の
違いを評価する眼光学レンズ装置の構築に寄与する。
【0030】図1にアッベ数シミュレータ20からの出
力データに基づいて表示装置に表示された快適視認領域
の表示画面の一例を示す。アッベ数等の異なる2種類の
快適視認領域が同一画面上に比較表示されている。な
お、この表示画面は単なる例示に過ぎず、種々変更可能
である。
【0031】図1に示すように、表示画面50には、画
面のSTARTボタン51が表示され、これを押すこと
により、アッベ数シミュレータ20とアッベ数測定装置
13、レンズメータ14、およびフレームトレーサ15
とが接続される。これらから眼鏡レンズの光学系データ
がアッベ数シミュレータ20に取り込まれて、取り込ま
れた各データが各データ表示窓61〜67に表示され
る。
【0032】Previous_Abbe窓61には、
後に変更して設定されるアッベ数と比較される以前に設
定したアッベ数アッベ数が表示される。Recent_
Abbe窓62には後に変更したときのアッベ数が表示
される。
【0033】Sph窓63には球面度数が、Cyl窓6
4には乱視度数が、Ax窓65には乱視軸角度が、Dx
66にはプリズム量のX値が、Dy窓67にはプリズム
量のY値がそれぞれ表示される。図示例では、Cyl窓
64の値がゼロであるので乱視がなく、またDx窓6
6、Dy窓67の値もゼロであり、プリズム値の補正も
ない眼鏡レンズの場合が示されている。また、比較され
るアッベ数は44.0と31.0であり、アッベ数差が
13.0と比較的大きい場合を例示している。
【0034】アッベ数シミュレータ20に入力されて表
示窓61〜67に取り込まれたデータを確定するにはS
ETボタン53を、クリアする場合はCLEARボタン
54をそれぞれ押す。手入力のときは、STARTボタ
ン51は押さずに、ダイレクトにデータ表示窓61〜6
7内にデータを打ち込み、セットボタン53を押す。
【0035】データが確定したら、最初に設定したアッ
ベ数に基づいたシミュレーション演算が行われる。な
お、視力値を0.7とした。演算結果に基づいて、画面
左側の右半分エリアBに実際の視認イメージ画像72で
あるスネレン氏の指標のEが、輪郭に滲みを伴って表示
される。すなわち、視認イメージ画像72はF線、e
線、C線を合成した網膜像である。図に示すように、F
線(青)、e線(黄緑色)、C線(赤)の網膜像の位置
はずれている。この色のずれかたの度合いが、アッベ数
の値に依存することになり、アッベ数の違う眼鏡レンズ
を装用した際に、色収差による色のずれに相違が現われ
ることとなっている。
【0036】前記実際の視認イメージ画像72に対応
し、上述したアッベ数シミューレタで求めた快適視認領
域82が、画面右半分エリアCに、眼鏡フレームの玉型
形状画像80の光学中心Oを中心にした円、楕円ないし
閉曲線で囲まれた面積の大きさとして表示される。すな
わち、アッベ数が、滲みとか濃淡ではなく、光学中心O
を中心とした、円、楕円ないし閉曲線で区画形成された
面積として把握されるようになっている。なお、閉曲線
は、眼鏡レンズが累進多焦点レンズから構成される場合
に対応する。
【0037】ここで、画面右半分エリアCに表示された
眼鏡装用者の眼鏡レンズ上での快適視認領域82を、ア
ッベ数、視力値、球面度数、乱視度数、乱視軸角度、加
入度数、IN/OUT、UP/DOWNの少なくとも1
つを変化させて、その領域82の変動をシミュレーショ
ンすることが可能である。また、前記アッベ数、視力
値、球面度数、乱視度数、乱視軸角度、加入度数、IN
/OUT、UP/DOWNは任意の値を入力することも
可能である。
【0038】このように種々のデータに基づく快適視認
領域82を表示させることができるが、そのうちの比較
対象とすべき特定のアッベ数に基づく快適視認領域81
を記憶させて、この快適視認領域81と、後に設定する
アッベ数に基づく快適視認領域82とを比較表示させる
ことも可能である。単独表示は眼鏡レンズの特性評価を
容易にする。比較表示は仕様の異なる眼鏡レンズの優劣
を容易につけることができる。GET_IMAGEボタ
ン52を押すと、現在表右半分に示されているアッベ数
およびスネレンEの視認イメージ画像71が保存され
て、画面左側の左半分エリアAの画面上に移動する。ま
た、そのときの快適視認領域81は、表示画面の右側半
分エリア81にそのまま残る。なお、GET_IMAG
Eボタン52を押さなければ、Recent_Abbe
窓61および視認イメージ画像72、そして快適視認領
域82は、新しい設定データをセットする毎に、上書き
されて順次更新されることとなる。
【0039】Previous_Abbe窓61に表示
されたアッベ数に基づく視認イメージ画像71を保存
後、Recent_Abbe窓62に新しいアッベ数を
設定すると、この新しいアッベ数に基づいた実際の視認
イメージ画像72が画面左側の右半分エリアBに表示さ
れる。そして、画面右側エリアCにRecent快適視
認領域82が、Previous快適視認領域81に重
ねて表示される。したがって、前記アッベ数に基づき実
際の視認イメージ画像71、72も快適視認領域81、
82と同時に表示され、表示された視認イメージ画像7
2は比較のために隣接するエリアAにエリアBから移動
表示し、後に取込まれる視認イメージ画像72との比較
も可能なように複数表示できる。
【0040】ここで、快適視認領域81、82は、眼鏡
フレームの玉型形状画像80で囲まれた領域内にアッベ
数差に応じた2つの同心円81a、82aで表示され
る。2つの同心円81a、81aの中心は、図示例では
便宜上、フレーム中心になっているが、実際には光学中
心を中心にして描かれる。画面の左側エリアA、Bに表
示されたアッベ数の差に応じた2つの視認イメージ画像
71、72間の違いは視覚的には理解できないが、画面
右側エリアCに表示されたアッベ数の差に応じた2つの
快適視認領域81、82間の違いは、面積の広狭の違い
として現われるので容易に理解できる。図面では便宜
上、2つの同心円81a、82aを実線と点線とで描き
分けたが、実際には色で識別できるようにすると良い。
例えば、Previous_Abbe窓61の色を赤、
Recent_Abbe窓62の色を青とし、それらに
対応して2つの円81a、82aも赤と青というように
色分けすると理解がより容易になり、眼鏡レンズのアッ
ベ数の差による視認性の違いを簡単に評価ないし理解で
きるようになる。
【0041】前述した図1ではアッベ数の差が比較的大
きい場合の比較例を示した。図2はアッベ数が図1の場
合よりも接近して39.0と31.0(その差が8.
0)とを比較した表示画面を示している。図3はアッベ
数がさらに接近して36.0と33.0(その差3.
0)のときの表示画面を示している。これらの表示画面
からわかるように、本実施の形態のようにアッベ数に応
じた指定視力値を確保できる快適視認領域を円、楕円ま
たは閉曲線の面積で表示することで、アッベ数の差が接
近してもアッベ数の差による見え方の違いを視覚的に明
瞭に現わすことに成功していることがわかる。
【0042】以上述べたように、実施の形態によれば、
アッベ数の違いによる像の見え方の違いを、眼鏡レンズ
を装着した際の色収差を含めた網膜像のシミュレーショ
ンで表示するのではなく、眼鏡フレームの玉型形状画像
上に面積に換算した指定視力値を確保できる快適視認領
域としてシミュレーション表示するようにしている。し
たがって、アッベ数の違いを面積差で直感的かつ明瞭に
視認できるようになり、その結果、眼鏡レンズのアッベ
数の差を眼鏡装用者に理解してもらうことが容易にな
り、ひいては眼鏡レンズの優劣を直感的につけることが
容易になった。また、アッベ数を始めとした眼鏡レンズ
の光学的データの変更前後の快適視認領域を、同一画面
に重ねて表示できるようにしたので、アッベ数の違いに
よる見え方の違いの比較検討も容易にできるようになっ
た。その結果、これまで理解が進まなかったアッベ数に
対する眼鏡装用者の理解を促進することができる。
【0043】また、快適視認領域を区画形成する円、楕
円ないし閉曲線の中心を、眼鏡レンズの光学中心と一致
させて表示させるようにしたので、単に快適視認領域の
広狭だけでなく、その指定視力値を確保できるが領域
が、眼鏡レンズ上のどの範囲に確保されるかも容易に理
解することができる。したがって、眼鏡装用者に、これ
まで難しいとされた仕様のことなる眼鏡レンズのアッベ
数の相違を明瞭化することができ、他眼鏡レンズとの差
別化を図ることが容易になる。
【0044】なお、上述した実施の形態では、眼鏡レン
ズの各点におけるアッベ数に基づいて一方の眼鏡レンズ
の指定視力値を確保できる快適視認領域を求め、その視
力値と対応した他方の眼鏡レンズの快適視認領域を同一
画面内に比較できるように表示したが、玉型形状内部の
任意の点を指定し、その点におけるプリズム量に基づい
て一方の眼光学レンズの指定した任意の点における視力
値を確保できるような視認領域を求め、その視力値と対
応した他方の眼光学レンズの等価視認領域を同一画面内
に比較できるように表示してもよい。この場合におい
て、任意の点における実際の視認イメージ画像を作成
し、その視認イメージ画像を等価視認領域と同一画面内
に比較できるように表示するとさらによい。
【0045】また、以上述べたシミュレーション結果
は、倍率色収差のみを考慮し、便宜上、球面収差、コマ
収差、非点収差は考慮していない。倍率色収差の計算
も、厳密な光線追跡ではなく、光線偏角がプリズムディ
オプタに正比例すると仮定した近似式で求めている。実
用上は、眼鏡装用者の理解を容易にするという目的を達
することができるので、これで十分であるが、考慮して
いない光学的データを取入れた高精度のシミュレーショ
ンを行うことも可能である。
【0046】また、上記の実施の形態では、装用する光
学レンズを眼鏡レンズとして、光学系を構成したが、コ
ンタクトレンズあるいは眼内レンズを光学レンズとして
光学系を構成し、シミュレーション画像を得るようにす
れば、コンタクトレンズの選定、あるいは眼内レンズの
選定にも有用である。また、前記視認イメージ画像には
スネレンEに代えてランドルト氏環風景画像を用いるこ
とも可能である。また、表示画面のレイアウトは実施の
形態のものに限定されないことはもちろんであり、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。ま
た、同時に画面表示される快適視認領域は、1つまたは
2つに限定されず、3つ以上でも良い。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、眼光学レンズのアッベ
数の違いによる見え方の違いを、指定視力値を確保でき
る快適視認領域として面積で現わすようにしたので、従
来困難であったアッベ数ないしアッベ数の差を容易に理
解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の眼光学レンズの評価装置によるア
ッベ数差が大のときの表示画面を示す図である。
【図2】実施の形態の眼光学レンズの評価装置によるア
ッベ数差が中のときの表示画面を示す図である。
【図3】実施の形態の眼光学レンズの評価装置によるア
ッベ数差が小のときの表示画面を示す図である。
【図4】実施の形態の眼光学レンズの評価装置のブロッ
ク図である。
【図5】実施の形態の眼光学レンズのシミュレーション
手順を説明する図である。
【図6】角度iのプリズムによる光線偏角の説明図であ
る。
【符号の説明】
80 眼鏡フレームの玉型形状画像 61、62 窓 81、82 快適視認領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 紀久 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内 (72)発明者 依田 寿郎 東京都新宿区中落合2丁目7番5号 ホー ヤ株式会社内 Fターム(参考) 2G086 HH02 HH07 2H006 DA01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼光学レンズの各点における色収差の度合
    いを示すアッベ数を入力し、 その入力値に基づいて指定視力値を確保できる快適視認
    領域を求め、 その快適視認領域の広狭によって前記眼光学レンズのア
    ッベ数の差による視認性の違いを評価することを特徴と
    する眼光学レンズの評価方法。
  2. 【請求項2】前記求めた快適視認領域を画像表示するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の眼光学レンズの評価方
    法。
  3. 【請求項3】前記快適視認領域が円、楕円あるいは閉曲
    線で区画形成された領域である請求項1または2に記載
    の眼光学レンズの評価方法。
  4. 【請求項4】仕様の異なる複数の眼光学レンズのアッベ
    数から求めた複数の快適視認領域を、同一の画面内に比
    較できるように画像表示することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の眼光学レンズの評価方法。
  5. 【請求項5】前記眼鏡フレームの玉型形状を画像表示し
    た同一の画面内に、前記眼光学レンズの光学中心を中心
    に前記快適視認領域を描いて画像表示するようにした請
    求項1ないし4のいずれかに記載の眼光学レンズの評価
    方法。
  6. 【請求項6】前記快適視認領域を、アッベ数、視力値、
    球面度数、乱視度数、乱視軸角度、加入度数、玉型レイ
    アウトのIN/OUT、UP/DOWNの少なくとも一
    つを変化させて、その快適視認領域の変動をシミュレー
    ションすることを可能とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の眼光学レンズの評価方法。
  7. 【請求項7】前記快適視認領域を求めたアッベ数に基づ
    いて、この快適視認領域に対応する実際の視認イメージ
    画像を作成し、この視認イメージ画像を快適視認領域と
    同一の画面内に比較できるように画像表示した請求項1
    ないし6のいずれかに記載の眼光学レンズの評価方法。
  8. 【請求項8】前記視認イメージ画像にはランドルト氏環
    またはスネレン視標を用いている請求項7に記載の眼光
    学レンズの評価方法。
  9. 【請求項9】玉型形状内部の任意の点を指定し、その点
    におけるプリズム量に基づいて一方の眼光学レンズの指
    定視力値を確保できる等価の視認領域を求め、 同様にして求めた他方の眼光学レンズの等価視認領域を
    同一画面内に比較できるように表示することを特徴とす
    る眼光学レンズの評価方法。
  10. 【請求項10】前記任意の点における実際の視認イメー
    ジ画像を作成し、その視認イメージ画像を前記等価視認
    領域と同一画面内に比較できるように表示することを特
    徴する請求項9に記載の眼光学レンズの評価方法。
  11. 【請求項11】アッベ数、レンズ度数、視力値などの眼
    光学レンズの光学系データおよび玉型形状を入力する入
    力手段と、 前記入力手段から入力された前記データに基づいて前記
    視力値を確保できる快適視認領域を求める演算手段と、 前記演算手段で求めた快適視認領域を前記玉型形状とと
    もに同一画面内に比較できるように画像表示する表示手
    段とを備えた眼光学レンズの評価装置。
  12. 【請求項12】前記快適視認領域が、眼光学レンズの光
    学中心を中心とし、下式で表される半径hの円で区画形
    成される領域である請求項11に記載の眼光学レンズの
    評価装置。 h≦kνe/|D| 但し、 k:定数 νe:アッベ数 D:レンズ度数
  13. 【請求項13】眼光学レンズのアッベ数を測定するアッ
    ベ数測定装置と、 眼光学レンズのレンズ度数を測定するレンズメータと、 眼鏡フレームの玉型形状を測定するフレームトレーサ
    と、 前記アッベ数測定装置、前記レンズメータ、および前記
    フレームトレーサからの測定データを前記演算手段に入
    力する外部入力手段と、 アッベ数を始めとした任意の光学系データを前記演算手
    段に入力する手入力手段とを備えた請求項11または1
    2に記載の眼光学レンズの評価装置。
  14. 【請求項14】コンピュータを動作させるプログラムを
    記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体におい
    て、 前記プログラムは眼光学レンズの光学系データを取り込
    んで処理させる手段と、 前記外部データに基づき指定視力値を確保できる快適視
    認領域を求めさせる手段と、 前記求めた快適視認領域を表示させる手段とを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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