JP2002122422A - 測長機 - Google Patents

測長機

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JP2002122422A
JP2002122422A JP2000316614A JP2000316614A JP2002122422A JP 2002122422 A JP2002122422 A JP 2002122422A JP 2000316614 A JP2000316614 A JP 2000316614A JP 2000316614 A JP2000316614 A JP 2000316614A JP 2002122422 A JP2002122422 A JP 2002122422A
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length measuring
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JP2000316614A
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English (en)
Inventor
Ken Namieno
憲 波江野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル等の被測定物の長さを容易かつ正確に
測定することができ、また測定によって得られたデータ
を容易に管理することのできる測長機を提供する。 【解決手段】 被測定物30の長さを測定する測長機1
0であって、前記被測定物30を支持する基台11と、
この基台11の一端部側に設けられて、前記被測定物3
0の横側において該被測定物30の長さ方向に移動可能
な移動体12と、この移動体12に設けられて、前記被
測定物30の一方の端面に当接する第1当接部13と、
前記基台11の他端部側に設けられて、該基台11に支
持された前記被測定物30の他方の端面に当接する第2
当接部14と、前記第1当接部13と第2当接部14と
の間の距離を測定する測定手段15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型連結パ
ネルの製造に用いるパネル等の被測定物の長さを測定す
る測長機に関する。
【0002】
【背景の技術】住宅の工業化に伴って、住宅の屋根や壁
等を予めパネルとして工場で製造し、このようなパネル
を建築現場において組み立てていくことにより、住宅の
施工を行うようにしたパネル工法が近年盛んとなってい
る。そして、工業化をさらに進めるために、例えば、特
開平7−189365号公報に記載のように、複数のパ
ネルを、予めある程度工場で連結して、大型連結パネル
とし(これをサブアッシまたはサブアッセンブリと呼
ぶ)、このような大型連結パネルを建築現場で組み立て
て、現場での工期を一層短縮するようにした技術が盛ん
になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記大型連
結パネルは、基準寸法M(モジュール:例えば910m
m)をもとに長さを設定したパネル同士を組み合わせ
て、接合することで、所望の幅になるように製造されて
いる。また、このように、パネル同士を組み合わせて、
接合する前に、該パネルは、長さが設定された値である
かどうかを確認するために測定される。その際、従来に
おいては、巻尺や定規等を用いて、手で測定を行ってい
た。しかしながら、手で行う測定では、作業者に負担が
かかるうえ、測定誤差が生じ易く、さらには、測定によ
って得られたデータを管理するのに非常に手間がかかっ
ていた。
【0004】本発明の課題は、パネル等の被測定物の長
さを容易かつ正確に測定することができ、また測定によ
って得られたデータを容易に管理することのできる測長
機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図9に示す
ように、被測定物30の長さを測定する測長機10であ
って、前記被測定物30を支持する基台11と、この基
台11の一端部側に設けられて、前記被測定物30の横
側において該被測定物30の長さ方向に移動可能な移動
体12と、この移動体12に設けられて、前記被測定物
30の一方の端面に当接する第1当接部13と、前記基
台11の他端部側に設けられて、該基台11に支持され
た前記被測定物30の他方の端面に当接する第2当接部
14と、前記第1当接部13と第2当接部14との間の
距離を測定する測定手段15とを備えていることを特徴
とする。
【0006】請求項1記載の発明によれば、基台11に
よって被測定物30を支持したうえで、該被測定物30
の他方の端面を第2当接部14に当接し、次に、前記移
動体12を被測定物30の長さ方向に移動させて、該移
動体12に設けられた第1当接部13を前記被測定物3
0の一方の端面に当接する。そして、これら第1当接部
13と第2当接部14との距離を測定手段15によって
測定することによって、被測定物30の一方の端面から
他方の端面までの距離、すなわち、被測定物20の長さ
を容易かつ正確に測定することができる。
【0007】ここで、被測定物30としては、パネル工
法に用いられるパネル等が挙げられる。
【0008】また、ここで、測定手段15としては、リ
ニアエンコーダ等が挙げられ、移動体12を移動させる
ためには、リニアシリンダ等が用いられる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の測
長機20において、例えば、図3〜図7に示すように、
前記第1当接部13は、前記基台11に支持された被測
定物30の一方の端面と対向する位置と、該一方の端面
から横に離れた位置との間で往復動可能に設けられ、前
記第2当接部14は、前記基台11に支持された被測定
物30の他方の端面と対向する位置と、該他方の端面か
ら横に離れた位置との間で往復動可能に設けられている
ことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明によれば、被測定物3
0を基台11上に配置する際には、先ず、被測定物30
の他方の端面に当接するように延出した第2当接部14
に、被測定物30を当接させる。次に、被測定物30の
一方の端面に当接するように延出した第1当接部13が
設けられている移動体12を移動させ、前記第1当接部
13に、被測定物30を当接させる。そして、測定手段
15による測定の後、前記第2当接部14を被測定物3
0から横に離れた元の位置まで戻し、前記被測定物30
を送出する。そのため被測定物30を、上下方向に移動
する必要がなくなるため、前記被測定物30の搬入や送
出が容易となる。
【0011】ここで、第1当接部13および第2当接部
14は、ピストンロッドおよびシリンダを備えたシリン
ダ装置を用いる等して往復動可能となるように製造され
ている。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の測長機10において、例えば、図1〜図9に示す
ように、基台11には、前記被測定物30を該基台11
の一端部側から他端部側に搬送する搬送手段16が設け
られていることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、例えば、図
1および図2に示すように、被測定物30は、搬送手段
16によって、前記基台11の一端部側から、他端部側
まで搬送されるために、搬送に際して、作業者を必要と
しないため、作業効率が良くなる。
【0014】ここで、被測定物30を搬送する際の、搬
送手段16としては、複数のローラからなるローラコン
ベヤや、ベルトコンベヤ等が挙げられる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の測長機10において、例えば、図10に
示すように、前記測定手段15には、前記第1当接部1
3が被測定物30の一方の端面に当接し、かつ、第2当
接部14が前記被測定物30の他方の端面に当接した際
におけるこれら第1当接部13と第2当接部14との間
の距離を測定してなる測定値と、測定すべき被測定物3
0の長さの規定値とを比較して、前記測定値が該規定値
の範囲内にあるか否かを判別する判別手段17が接続さ
れていることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明によれば、判別手段1
7によって、第1当接部13と第2当接部14との間の
距離を測定してなる測定値と、測定すべき被測定物30
の長さの規定値とを比較して、前記測定値が該規定値の
範囲内にあるか否かを判別する。そのため、従来には作
業者がしていた被測定物30の長さの規定値と実測値を
比較して、規定範囲内にあるかどうかを判断する作業が
不要となるために、測長が容易になり、作業効率が向上
する。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の測
長機10において、例えば図10に示すように、前記判
別手段17には、被測定物30の測定値が規定値の範囲
外である場合に、そのことを作業者に報知する報知手段
18が接続されていることを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、判別手段1
7によって、被測定物30の測定値が規定値の範囲外で
ある場合に、作業者は報知手段によってそれを知ること
ができる。したがって、判断手段17からの情報を離れ
た場所にいても知ることができるため、作業の効率を向
上することができる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の測長機において、例えば図10に示すよ
うに、前記測定手段15には、前記第1当接部13が被
測定物30の一方の端面に当接し、かつ、第2当接部1
4が前記被測定物30の他方の端面に当接した際におけ
るこれら第1当接部13と第2当接部14との間の距離
を測定してなる測定値を、前記被測定物30に対応付け
て記憶する記憶手段19が接続されていることを特徴と
する。
【0020】請求項6記載の発明によれば、記憶手段1
9によって、第1当接部13と第2当接部14との間の
距離を測定してなる測定値を、前記被測定物30に対応
付けて記憶する。そのため、従来であれば、手書きやコ
ンピュータにキー入力をすること等で管理されていた測
定値を、自動的に行えるようになるため、容易かつ正確
に測定値の管理ができるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図10に示すように、
本発明の一実施の形態に係る測長機10は、パネル(被
測定物)30の長さを測定するものであり、前記パネル
30を支持する基台11と、この基台11上に設けられ
て、前記パネル30の長さ方向に平行に設けられたリニ
アシリンダ1上を移動可能な移動体12と、この移動体
12に設けられて、前記パネル30の一方の端面に当接
する第1当接部13と、前記パネル30を介して前記リ
ニアシリンダ1と対向するように、前記パネル30の長
さ方向に平行に設けられたフレーム6上に設けられ、前
記パネル30の他方の端面に当接する第2当接部14
と、前記第1当接部13と第2当接部14との間の距離
を測定する測定手段15と、この測定手段15によって
測定された測定値を処理するコンピュータCを備えてい
る。
【0022】また、前記基台11には、前記パネル30
を該基台11の一端部側から他端部側に搬送するために
複数の搬送ローラ(搬送手段)16が設けられている。
【0023】また、図3〜図5に示すように、基台11
上にはリニアシリンダ1が設けられている。このリニア
シリンダ1は、図3において紙面と対向する方向(図4
および図5において左右方向)に延在するもので、この
リニアシリンダ1によって移動体12が該リニアシリン
ダ1の長尺方向に移動するようになっている。さらに、
前記基台11上には、レール2が、リニアシリンダ1の
横に該リニアシリンダ1と平行に設けられている。一
方、前記移動体12の下面には係合部12aが設けられ
ており、この係合部12aは前記レール2に、図3にお
いて紙面と直交する方向(図4および図5において左右
方向)に移動自在に係合している。また、基台11上の
下面には取付部材12bを介して補助ローラ12cが設
けられており、この補助ローラ12cは前記レール2の
側面を転動できるようになっている。そして、前記移動
体12は前記リニアシリンダ1によって移動されるとと
もに、前記係合部12aがレール2に沿って移動し、か
つ、補助ローラ12cがレール2の側面を転動すること
によって、図3において紙面と直交する方向(図4およ
び図5において左右方向)に円滑かつ安定的に移動でき
るようになっている。
【0024】また、前記移動体12には、図5に示すよ
うに、シリンダ3aおよびピストン3bから構成される
シリンダ装置3が設けられており、該ピストン3bは連
結板5によってロッド4と連結されている。該ロッド4
は、シリンダ3aと平行に配置されており、移動体12
に設けられた支持部4aによってAB方向に移動自在に
支持されている。また、該ロッド4の先端部には、第1
当接部13が取り付けられており、測定時には、パネル
30の一方の端面に当接するようになっている。また、
図2、図7および図8に示すように、前記基台11の他
端部側には横フレーム6aが設けられている。この横フ
レーム6aは、図8において搬送ローラ16により右側
に配置されており、この横フレーム6aには、縦フレー
ム6bが立設されている。この縦フレーム6bの上端部
には、図6に示すように、シリンダ3aおよびピストン
3bから構成されたシリンダ装置3が設けられており、
該ピストン3bは連結板5によってロッド4と連結され
ている。該ロッド4は、シリンダ3aと平行に配置され
ており、移動体12に設けられた支持部4aによってA
B方向に移動自在に支持されている。また、該ロッド4
の先端部には、第2当接部14が取り付けられており、
測定時には、パネル30の他方の端面に当接するように
なっている。
【0025】ここで、前記測定手段15として、リニア
エンコーダが用いられている(図示せず)。このリニア
エンコーダは、レール2上に設けられる移動体12の移
動距離を測定するための変位スケールと、該変位スケー
ルを読み取るセンサから構成されており、該変位スケー
ルは、基台11上に、リニアシリンダ1に沿って設けら
れ、該センサは移動体12に設けられている。このリニ
アエンコーダは、前記変位スケールに所定間隔で磁気
的、光学的、あるいは電気的性質等の異なる素子を付
し、その素子を前記センサが移動することで認知するこ
とにより、それら素子の物理的特性の差を読み取って、
位置情報を検出する。そして、前記測定手段15は、図
10に示すように、コンピュータCに接続されている。
【0026】次に、前記測長機10を用いたパネル30
の長さの測定について詳細に説明する。図1および図2
に示すように、まず、パネル30は、1.5M(モジュ
ール)〜5M(モジュール)であり、製造ライン上を搬
送され、長さを測定されるために、縦起こされた状態で
搬送されてくる。ここで、M(モジュール)は基準寸法
であり、ここでは910mmとしている。なお、後述す
るように、搬送されるパネル30の長さの測定値と、そ
の規定値とを比較するために、各パネル30には、それ
ぞれを識別できるように、バーコードが記入されたラベ
ルが貼付されている。このバーコードには、パネル30
の種類やサブアッシの種類等の情報が書き込まれてお
り、作業者がそのバーコードをバーコード読取り器43
で読み取ることで、各パネル30の該情報はRAM41
に格納される。次に、該RAM41に格納された各パネ
ル30の情報に対応する規定値が、ハードディスク(記
憶手段)19内の規定値記憶部19bから呼び出され、
RAM41に格納される。
【0027】このようにして搬送されてきたパネル30
は、基台11上に支持される。ここで、前述するよう
に、フレーム6上に設けられ、往復動可能の第2当接部
14は、図6および図7の二点鎖線で示すように、パネ
ル30の他方の端面と対向する位置まで延出される。そ
のうえで、パネル30は、第2当接部14に当接するま
で搬送される。なお、ここで、図示しないが、パネル3
0の側面にも該パネル30を支持する複数の搬送ローラ
が設けられている。なお、前記第1当接部13は、測定
前には、図9に示すように、原点位置Gに位置してお
り、この原点位置Gと第2当接部14との間の距離L
は、ハードディスク(記憶手段)19内の、原点距離記
憶部19cに記憶されており、測定の際はこの距離Lの
値が原点距離記憶部19cから呼び出されて、RAM4
1に格納される。
【0028】次に、CPU42から、測定開始の指令を
下す。それによって、第1当接部13がパネル30一方
の端面に当接可能な位置まで延出される。そして、リニ
アシリンダ1が駆動し、移動体12は、パネル30の長
さ方向にレール2上を移動し、前記第1当接部13は、
図1、図2および図9に示すように、パネル30の端面
に当接する。この際、第1当接部13および第2当接部
14は、パネル30を挟むようにして、該パネル30の
両端面に当接する。また、移動体12がリニアシリンダ
1によって移動する際において、該移動体12に設けら
れたセンサが、変位スケールに沿って移動する。そし
て、センサが変位スケールに沿って移動する際に、該セ
ンサは変位スケールを検出して、所定間隔で信号を発
し、この信号がCPU42に送られ、該CPU42で前
記第1当接部13の移動距離mが計算され、RAM41
に格納される。次に、前記RAM41に格納された第1
当接部の移動距離mと、すでに格納されている第1当接
部13と第2当接部14の距離Lとに基づいてCPU4
2でパネル30の長さの測定値(=L−m)が算出され
る。
【0029】次に、CPU42内の判別手段17におい
て、測定値と規定値とが比較され、前記測定値が該規定
値の範囲内にあるか否かを判別される。この際、前記測
定値が規定値の範囲内から逸脱している場合には、CP
U42から指示が下され、ランプ(報知手段)18が点
灯し、作業者はそのパネル30をライン上から外し、再
加工や廃棄などの後工程を行えば良い。
【0030】次に、前述のような工程を経て、測定が終
了し、規定値の範囲内であったパネル30の測定値は、
該パネル30と関連付けられ、ハードディスク(記憶手
段)19内の測定値記憶部19aに記憶される。
【0031】このようにして、長さの測定が終了したパ
ネル30は、搬送ローラ16によって、次工程まで送出
される。この際、第2当接部14は、前記パネル30の
送出ができるように、元の場所であるフレーム6側に位
置するようにする。
【0032】以上のような工程を順次繰り返して行うこ
とで、パネル30の長さを次々に測定していき、その測
定値をパネル30に関連付けて、次々に測定値記憶部1
9aに記憶していく。そして、必要に応じて、記憶され
た測定値を表示手段20に表示させる。
【0033】以上のように、本発明の実施の形態によれ
ば、第1当接部13と第2当接部14との距離をリニア
エンコーダによって測定することによって、パネル30
の一方の端面から他方の端面までの距離、すなわち、該
パネル30の長さを容易かつ正確に測定することができ
る。
【0034】また、第1当接部13はレール2上とパネ
ル30の一方の端面と対向する位置をの間で往復動可能
となるように移動体12に設けられ、第2当接部14
は、パネル30の他方の端面と対向する位置と、フレー
ム6との間で往復動可能に設けられているため、パネル
30を上下方向に移動する必要がなくなるため、前記被
測定物30の搬入や送出が容易となる。
【0035】さらに、判別手段17によって、パネル3
0の長さの測定値と、規定値とを比較して、前記測定値
が該規定値の範囲内にあるか否かを判別するため、従来
には作業者がしていたパネル30の長さの規定値と実測
値を比較して、規定範囲内にあるかどうかを判断する作
業が不要となるために、測定が容易になり、作業効率が
向上する。
【0036】また、判別手段17によって、パネル30
の測定値が規定値の範囲外である場合に、作業者はラン
プ18が点灯することによってそれを知ることができ
る。したがって、判別手段17からの情報を離れた場所
にいても知ることができるため、作業の効率を向上する
ことができる。
【0037】また、ハードディスク19によって、第1
当接部13と第2当接部14との間の距離を測定してな
る測定値を、前記パネル30に対応付けて記憶するた
め、従来であれば、手書きやコンピュータにキー入力を
すること等で管理されていた測定値を、自動的に行える
ようになるため、容易かつ正確に測定値の保管ができる
ようになる。
【0038】なお、以上の実施の形態においては、パネ
ル30の長さの規定値はハードディスク(記憶手段)1
9内の規定値記憶部19bに記憶されているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、各パネル30に貼付
されたバーコードに規定値を記憶しておき、このバーコ
ードをバーコード読取り器で読み取った際に、規定値を
RAM41に格納しても良い。
【0039】また、本実施の形態においては、パネル3
0に貼付されたバーコードをバーコード読取り器で読み
取ることで、各パネル30の該情報はRAM41に格納
され、該パネル30に対応する規定値が、ハードディス
ク(記憶手段)19内の規定値記憶部19bから呼び出
されRAM41に格納されるが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、予め、搬送されるパネルの順序を決
めておき、それに応じた規定値を規定値記憶部19bか
ら呼び出して、RAM41に格納しても良い。
【0040】また、本実施の形態において、被測定物は
サブアッシ品等に用いるパネルであるが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、長さの測定が必要な被測定
物であれば、任意のものを用いることができる。
【0041】また、本実施の形態においては、パネル3
0の長さの規定値は、ハードディスク(記憶手段)19
内の規定値記憶部19bに記憶されていたが、本発明は
これに限定されるものではなく、コンピュータCに備え
られたキーボードから規定値を入力し、その規定値をC
PU42に送るようにしても良い。さらに、前期規定値
は、キーボード等から入力するのではなく、パネル30
の実測値から演算によって割り出しても良い。この場
合、上述したように、パネル30の長さは、モジュール
(1M=910mm)に基づいて設計されているため、
パネル30の長さを測定すると、その実測値に近い長さ
をモジュール値(例えば1M、1.5M、2M…等)と
してCPU42で演算することができる。そして、この
演算で求められた値を規定値として、RAM41に格納
したうえで、判別手段17で前期実測値と比較すれば良
い。
【0042】また、本実施の形態においては、必要に応
じて、コンピュータに接続されている表示手段によっ
て、測定値記憶部に記憶されたパネルの測定値を表示さ
せることが可能であるが、本発明においては、さらに、
このコンピュータにプリンター等の文字出力手段を接続
し、前記測定値をプリントアウトして見ることを可能と
しても良い。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、被測定物
の他方の端面を第2当接部に当接し、前記移動体を被測
定物の長さ方向に移動させて、該移動体に設けられた第
1当接部を前記被測定物の一方の端面に当接する。そし
て、これら第1当接部と第2当接部との距離を測定手段
によって測定することによって、被測定物の一方の端面
から他方の端面までの距離、すなわち、被測定物の長さ
を容易かつ正確に測定することができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1と
同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、被測定
物の他方の端面に当接するように延出した第2当接部
に、被測定物を当接させ、該被測定物の一方の端面に当
接するように延出した第1当接部が設けられている移動
体を移動させ、前記第1当接部に、被測定物を当接させ
る。そのため被測定物を、上下方向に移動する必要がな
くなるため、前記被測定物の搬入や送出が容易となる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、被測定物は、搬送手段によって、前記基台の一端部
側から、他端部側まで搬送されるために、搬送に際し
て、作業者を必要としないため、作業効率が良くなる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論
のこと、判別手段によって、被測定物の長さの測定値
と、規定値とを比較して、前記測定値が該規定値の範囲
内にあるか否かを判別する。そのため、従来には作業者
がしていた被測定物の長さの規定値と実測値を比較し
て、規定範囲内にあるかどうかを判断する作業が不要と
なるために、測長が容易になり、作業効率が向上する。
【0047】請求項5記載の発明によれば、請求項4と
同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、判別手
段によって、被測定物の測定値が規定値の範囲外である
場合に、作業者は報知手段によってそれを知ることがで
きる。したがって、判断手段からの情報を離れた場所に
いても知ることができるため、作業の効率を向上するこ
とができる。
【0048】請求項6記載の発明によれば、請求項1〜
5のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論
のこと、記憶手段によって、第1当接部と第2当接部と
の間の距離を測定してなる測定値を、前記被測定物に対
応付けて記憶する。そのため、従来であれば、手書きや
コンピュータにキー入力をすること等で管理されていた
測定値を、自動的に行えるようになるため、容易かつ正
確に測定値の保管ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る測長機の主要部の構
成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る測長機の主要部の構
成を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る測長機に用いられる
移動体と第1当接部の構成を示す横断面図である。
【図4】同、側面図である。
【図5】同、平面透視図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る測長機に用いられる
第2当接部の構成を示す平面図である。
【図7】同、横断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る測長機に用いる第1
当接部および第2当接部と被測定物との位置関係を説明
する横断面図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る測長機に用いられる
第1当接部および第2当接部の、測定前および測定時に
おける被測定物との位置関係を説明する説明図である。
【図10】本発明の一実施形態に係る測長機に備えたコ
ンピュータのブロック図である。
【符号の説明】
10 測長機 30 被測定物 11 基台 12 移動体 13 第1当接部 14 第2当接部 15 測定手段 16 搬送手段 17 判別手段 18 報知手段 19 記憶手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の長さを測定する測長機であっ
    て、 前記被測定物を支持する基台と、 この基台の一端部側に設けられて、前記被測定物の横側
    において該被測定物の長さ方向に移動可能な移動体と、 この移動体に設けられて、前記被測定物の一方の端面に
    当接する第1当接部と、 前記基台の他端部側に設けられて、該基台に支持された
    前記被測定物の他方の端面に当接する第2当接部と、 前記第1当接部と第2当接部との間の距離を測定する測
    定手段とを備えていることを特徴とする測長機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の測長機において、 前記第1当接部は、前記基台に支持された被測定物の一
    方の端面と対向する位置と、該一方の端面から横に離れ
    た位置との間で往復動可能に設けられ、 前記第2当接部は、前記基台に支持された被測定物の他
    方の端面と対向する位置と、該他方の端面から横に離れ
    た位置との間で往復動可能に設けられていることを特徴
    とする測長機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の測長機におい
    て、 前記基台には、前記被測定物を該基台の一端部側から他
    端部側に搬送する搬送手段が設けられていることを特徴
    とする測長機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の測長機
    において、 前記測定手段には、前記第1当接部が被測定物の一方の
    端面に当接し、かつ、第2当接部が前記被測定物の他方
    の端面に当接した際におけるこれら第1当接部と第2当
    接部との間の距離を測定してなる測定値と、測定すべき
    被測定物の長さの規定値とを比較して、前記測定値が該
    規定値の範囲内にあるか否かを判別する判別手段が接続
    されていることを特徴とする測長機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の測長機において、 前記判別手段には、被測定物の測定値が規定値の範囲外
    である場合に、そのことを作業者に報知する報知手段が
    接続されていることを特徴とする測長機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の測長機
    において、 前記測定手段には、前記第1当接部が被測定物の一方の
    端面に当接し、かつ、第2当接部が前記被測定物の他方
    の端面に当接した際におけるこれら第1当接部と第2当
    接部との間の距離を測定してなる測定値を、前記被測定
    物に対応付けて記憶する記憶手段が接続されていること
    を特徴とする測長機。
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