JP2002120887A - ディスク収納袋、ディスク収納袋の製造方法、及びディスク収納箱 - Google Patents
ディスク収納袋、ディスク収納袋の製造方法、及びディスク収納箱Info
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- JP2002120887A JP2002120887A JP2000316742A JP2000316742A JP2002120887A JP 2002120887 A JP2002120887 A JP 2002120887A JP 2000316742 A JP2000316742 A JP 2000316742A JP 2000316742 A JP2000316742 A JP 2000316742A JP 2002120887 A JP2002120887 A JP 2002120887A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスクを収納しても嵩張らないディスク収
納袋と、ディスクを出し入れ可能にディスク収納袋を収
納するディスク収納箱とを提供する。 【解決手段】 ディスク収納袋2は、台紙4と台紙4の
一方の面に貼り付けられた樹脂フィルム6とからなる収
納部8が、折線14,16を介して複数連設されて形成
されている。即ち、折線14では谷折りされ、折線16
では山折りされることにより、各出入孔10を一方に向
けた状態で、各収納部8が折り重ねられてディスク収納
袋2が形成される。一方、ディスク収納箱30は、一端
に開口部34を有し、外観が略直方体状の箱本体32
と、開口部34を介して箱本体32に出し入れ可能に収
納され、ディスク収納袋2を収納する引き出し36とか
ら構成され、共に紙製である。
納袋と、ディスクを出し入れ可能にディスク収納袋を収
納するディスク収納箱とを提供する。 【解決手段】 ディスク収納袋2は、台紙4と台紙4の
一方の面に貼り付けられた樹脂フィルム6とからなる収
納部8が、折線14,16を介して複数連設されて形成
されている。即ち、折線14では谷折りされ、折線16
では山折りされることにより、各出入孔10を一方に向
けた状態で、各収納部8が折り重ねられてディスク収納
袋2が形成される。一方、ディスク収納箱30は、一端
に開口部34を有し、外観が略直方体状の箱本体32
と、開口部34を介して箱本体32に出し入れ可能に収
納され、ディスク収納袋2を収納する引き出し36とか
ら構成され、共に紙製である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクやフロ
ッピーディスク等の扁平なディスクを収納するディスク
収納袋、及び、ディスク収納袋を収納するディスク収納
箱に関する。
ッピーディスク等の扁平なディスクを収納するディスク
収納袋、及び、ディスク収納袋を収納するディスク収納
箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD,DVD等の光ディスク
やフロッピーディスク等の扁平なディスクを、開閉可能
なプラスチック製ケースに収納した状態で保管すること
が広く行われている。そして、このような光ディスクを
収納したケースは、専用のラック等に並べて保管される
ことが多い。
やフロッピーディスク等の扁平なディスクを、開閉可能
なプラスチック製ケースに収納した状態で保管すること
が広く行われている。そして、このような光ディスクを
収納したケースは、専用のラック等に並べて保管される
ことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なケースは、通常、収納されるディスクに比べて厚く形
成されており、複数保有すると嵩張るという問題があ
る。また、このような保管スペースが無くなってしまっ
た場合には、机の上等に積み重ねて一時仮置きすること
も考えられるが、ケースが崩れ落ちたり、所望のケース
(ディスク)を見つけだすのに手間取ってしまうといっ
た問題点がある。
なケースは、通常、収納されるディスクに比べて厚く形
成されており、複数保有すると嵩張るという問題があ
る。また、このような保管スペースが無くなってしまっ
た場合には、机の上等に積み重ねて一時仮置きすること
も考えられるが、ケースが崩れ落ちたり、所望のケース
(ディスク)を見つけだすのに手間取ってしまうといっ
た問題点がある。
【0004】また、ディスクをこのようなケースに出し
入れするには、ケースの蓋をいちいち開閉する必要があ
るため、複数のディスクを出し入れするのに手間取るこ
とがあった。そこで、本発明は、複数のディスクを収納
しても嵩張ることのないディスク収納袋を提供し、しか
も、ディスク収納袋からディスクを簡単に出し入れ可能
なディスク収納箱を提供することを目的とする。
入れするには、ケースの蓋をいちいち開閉する必要があ
るため、複数のディスクを出し入れするのに手間取るこ
とがあった。そこで、本発明は、複数のディスクを収納
しても嵩張ることのないディスク収納袋を提供し、しか
も、ディスク収納袋からディスクを簡単に出し入れ可能
なディスク収納箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用、および効果】上述
の目的を達成するため、請求項1に記載の本発明のディ
スク収納袋は、長尺状の第1シートと、この第1シート
と略同形状の第2シートとを重ねて、それぞれ長手方向
に沿った両端側を互いに貼り付け、更に、第1シートと
第2シートとの間に二つの扁平なディスクを長手方向に
沿って並べて収納できるように、二つの該ディスクの径
の大きさに対応した間隔で該台紙と該樹脂フィルムとを
互いに貼り付けて接合部を形成し、しかも、前記二つの
ディスクを前記接合部で区切られた各収納部に出し入れ
するための出入孔を隣接する各該接合部の中間位置に形
成すると共に、該出入孔の長手方向に対して直交方向の
両端及び前記接合部に、それぞれ前記出入孔を一方向に
向けて折曲可能な折線を長手方向に直交する方向に沿っ
て形成したことを特徴とする。
の目的を達成するため、請求項1に記載の本発明のディ
スク収納袋は、長尺状の第1シートと、この第1シート
と略同形状の第2シートとを重ねて、それぞれ長手方向
に沿った両端側を互いに貼り付け、更に、第1シートと
第2シートとの間に二つの扁平なディスクを長手方向に
沿って並べて収納できるように、二つの該ディスクの径
の大きさに対応した間隔で該台紙と該樹脂フィルムとを
互いに貼り付けて接合部を形成し、しかも、前記二つの
ディスクを前記接合部で区切られた各収納部に出し入れ
するための出入孔を隣接する各該接合部の中間位置に形
成すると共に、該出入孔の長手方向に対して直交方向の
両端及び前記接合部に、それぞれ前記出入孔を一方向に
向けて折曲可能な折線を長手方向に直交する方向に沿っ
て形成したことを特徴とする。
【0006】即ち、本発明のディスク収納袋は、第1シ
ートと第2シートとからなる袋状の収納部が、長手方向
に沿って複数形成され、折線に沿って交互に折り曲げて
使用されるものである。このように構成されたディスク
収納袋は、第1シートと第2シートとから形成されてい
るため、全体的に薄く形成することができ、複数の収納
部を備えているにも関わらず、ディスクを収納しても嵩
張ることがない。しかも、全体的に軽く形成することが
できるため、取り扱いが極めて楽である。また、出入孔
を介してディスクを各収納部に出し入れでき、その操作
は極めて簡単である。
ートと第2シートとからなる袋状の収納部が、長手方向
に沿って複数形成され、折線に沿って交互に折り曲げて
使用されるものである。このように構成されたディスク
収納袋は、第1シートと第2シートとから形成されてい
るため、全体的に薄く形成することができ、複数の収納
部を備えているにも関わらず、ディスクを収納しても嵩
張ることがない。しかも、全体的に軽く形成することが
できるため、取り扱いが極めて楽である。また、出入孔
を介してディスクを各収納部に出し入れでき、その操作
は極めて簡単である。
【0007】また、折線をミシン目にて形成してもよ
く、そうすれば折線(ミシン目)に沿って切り取ること
が可能となり、例えば、一つの収納部を単独で使用する
ことも可能となる。そして、収納部としては、ディスク
全体が覆われる程度の深さを有するように形成してもよ
いが、出入孔からディスクの一部が突出する程度の深さ
を有するように形成しておけば、収納したディスクの確
認(例えば、ディスクに付されたラベルの確認)を一層
容易に行える上に、ディスクを取り出す作業を楽に行え
るようになる。
く、そうすれば折線(ミシン目)に沿って切り取ること
が可能となり、例えば、一つの収納部を単独で使用する
ことも可能となる。そして、収納部としては、ディスク
全体が覆われる程度の深さを有するように形成してもよ
いが、出入孔からディスクの一部が突出する程度の深さ
を有するように形成しておけば、収納したディスクの確
認(例えば、ディスクに付されたラベルの確認)を一層
容易に行える上に、ディスクを取り出す作業を楽に行え
るようになる。
【0008】そして、このようなディスク収納袋を形成
するには、第1シートに第2シートを貼り付けた後に出
入孔及び折線を形成し、例えば、実際に使用する際等
に、この折線に沿って折り曲げるようにしてもよく、そ
の作業は極めて簡単であり、しかも、低コストで製造可
能である。
するには、第1シートに第2シートを貼り付けた後に出
入孔及び折線を形成し、例えば、実際に使用する際等
に、この折線に沿って折り曲げるようにしてもよく、そ
の作業は極めて簡単であり、しかも、低コストで製造可
能である。
【0009】ここで、上記第1シート及び第2シートと
しては、紙、不織布、樹脂フィルム等種々のものが適用
可能であるが、例えば請求項2に記載のように、第1シ
ートが紙からなり、第2シートが樹脂フィルムからなる
ものを採用することが考えられる。すなわち、第1シー
トを台紙にしてこれに樹脂フィルムからなる第2シート
を貼り付ける態様をとることにより、台紙部分で低コス
ト化を図ることができ、さらに樹脂フィルムからなるポ
ケットにディスクを入れることにより、ディスク表面に
付されたデザインや題目を外部から容易に確認すること
ができるからである。このため、所望のディスクの取り
出しが容易となる。
しては、紙、不織布、樹脂フィルム等種々のものが適用
可能であるが、例えば請求項2に記載のように、第1シ
ートが紙からなり、第2シートが樹脂フィルムからなる
ものを採用することが考えられる。すなわち、第1シー
トを台紙にしてこれに樹脂フィルムからなる第2シート
を貼り付ける態様をとることにより、台紙部分で低コス
ト化を図ることができ、さらに樹脂フィルムからなるポ
ケットにディスクを入れることにより、ディスク表面に
付されたデザインや題目を外部から容易に確認すること
ができるからである。このため、所望のディスクの取り
出しが容易となる。
【0010】そして、これら台紙と樹脂フィルムとを互
いに貼り付けるには、例えば、接着剤を用いたり、或い
は、樹脂フィルムを台紙に溶着するようにしてもよい。
また、各出入孔を、例えば、折り曲げる前の長尺状の状
態にてそれぞれ打ち抜く等して形成するようにしてもよ
いが、後述のように、折り曲げた後の状態(折り重ねた
状態)にて、出入孔となる部分側の端部を一括して打ち
抜く等して形成するようにしてもよい。
いに貼り付けるには、例えば、接着剤を用いたり、或い
は、樹脂フィルムを台紙に溶着するようにしてもよい。
また、各出入孔を、例えば、折り曲げる前の長尺状の状
態にてそれぞれ打ち抜く等して形成するようにしてもよ
いが、後述のように、折り曲げた後の状態(折り重ねた
状態)にて、出入孔となる部分側の端部を一括して打ち
抜く等して形成するようにしてもよい。
【0011】また、折り曲げる際には、出入孔を同一方
向に向けて、しかも、各収納部のフィルム面側同士が対
向するように接合部の折線を折り曲げてもよく、或い
は、各収納部の台紙面側同士が対向するように接合部の
折線を折り曲げてもよい。台紙面側同士を対向させてお
けば、収納した(或いは、収納すべき)ディスクの名前
や内容等を台紙に記しておいた際には、接合部の折線に
おける台紙面側に沿って折り返す等の操作を行った場合
に、台紙が現れるようになり、記した内容を速やかに確
認することが可能となる。
向に向けて、しかも、各収納部のフィルム面側同士が対
向するように接合部の折線を折り曲げてもよく、或い
は、各収納部の台紙面側同士が対向するように接合部の
折線を折り曲げてもよい。台紙面側同士を対向させてお
けば、収納した(或いは、収納すべき)ディスクの名前
や内容等を台紙に記しておいた際には、接合部の折線に
おける台紙面側に沿って折り返す等の操作を行った場合
に、台紙が現れるようになり、記した内容を速やかに確
認することが可能となる。
【0012】更に、隣り合う収納部の台紙の色や、フィ
ルムの色を異ならせるようにしてもよい。そうすれば、
ディスクを収納した(或いは、収納すべき)収納部の位
置を色にて確認することが可能となる。一方、接合部に
形成する折線を、請求項3に記載のように、この接合部
の中心位置から変位した位置にすると共に、出入孔及び
出入孔に形成される折線を、接合部に形成される折線の
中心位置にそれぞれ形成するようにしてもよい。
ルムの色を異ならせるようにしてもよい。そうすれば、
ディスクを収納した(或いは、収納すべき)収納部の位
置を色にて確認することが可能となる。一方、接合部に
形成する折線を、請求項3に記載のように、この接合部
の中心位置から変位した位置にすると共に、出入孔及び
出入孔に形成される折線を、接合部に形成される折線の
中心位置にそれぞれ形成するようにしてもよい。
【0013】このようにすれば、長手方向に沿って配置
される収納部の深さを一つおきに異ならせることが可能
となり、例えば、出入孔から突出させるディスクの高さ
を、収納部の配列順に高低を繰り返すようにして異なら
せることも可能となる。従って、高く突出したディスク
同士の間隔が、いわば、広がった状態に近くなり、この
ため、この高く突出したディスクの確認や取り出し作業
を一層容易に行えるようになる。
される収納部の深さを一つおきに異ならせることが可能
となり、例えば、出入孔から突出させるディスクの高さ
を、収納部の配列順に高低を繰り返すようにして異なら
せることも可能となる。従って、高く突出したディスク
同士の間隔が、いわば、広がった状態に近くなり、この
ため、この高く突出したディスクの確認や取り出し作業
を一層容易に行えるようになる。
【0014】また、上記接合部の全域において、第1シ
ートと第2シートとを貼着するようにしてもよいが、請
求項4に記載のように、当該接合部を、第1シートと第
2シートとを互いに貼着する第1接合部及び第2接合部
から構成し、上記接合部に形成される折線を、第1接合
部と第2接合部との間に形成することもできる。
ートと第2シートとを貼着するようにしてもよいが、請
求項4に記載のように、当該接合部を、第1シートと第
2シートとを互いに貼着する第1接合部及び第2接合部
から構成し、上記接合部に形成される折線を、第1接合
部と第2接合部との間に形成することもできる。
【0015】かかる構成では、出入孔から挿入されたデ
ィスクは、第1接合部又は第2接合部において係止され
ることになる。そして、かかる構成によれば、接合部の
全域を貼着する必要がないため、特に接着剤等を用いて
接合部を形成する場合にはこれを節約することができ、
ディスク収納袋全体のコスト低減を図ることができる。
ィスクは、第1接合部又は第2接合部において係止され
ることになる。そして、かかる構成によれば、接合部の
全域を貼着する必要がないため、特に接着剤等を用いて
接合部を形成する場合にはこれを節約することができ、
ディスク収納袋全体のコスト低減を図ることができる。
【0016】この場合、請求項5に記載のように、第1
接合部及び第2接合部の少なくとも一方が、この直交方
向に部分的に延設されている態様とすれば、接合部をよ
り小さく構成することができ、上述したコスト低減の観
点からは好ましい。ただし、ディスクを安定して内部に
収納するために、第1接合部及び第2接合部は、共にそ
の長手方向に対して直交方向の中央位置を含むように形
成されることが必要となる。
接合部及び第2接合部の少なくとも一方が、この直交方
向に部分的に延設されている態様とすれば、接合部をよ
り小さく構成することができ、上述したコスト低減の観
点からは好ましい。ただし、ディスクを安定して内部に
収納するために、第1接合部及び第2接合部は、共にそ
の長手方向に対して直交方向の中央位置を含むように形
成されることが必要となる。
【0017】以上に述べたディスク収納袋の製造方法と
しては、請求項6に記載のように、長手方向に搬送され
る第1シートに沿って第2シートを重ねると共に、この
重ねられた両シートの長手方向に沿った両端側及び上記
各接合部を順次貼着する貼着工程と、この貼着工程によ
り貼着された両シートの所定位置に折線を順次形成する
折線形成工程と、この折線形成工程により形成された折
線に沿って両シートを順次折り重ねることにより、該折
線を対向する2辺に順次配置する折曲工程と、折曲工程
により折線が配置された対向する2辺の一方を、プレス
装置にて両シートの重畳方向に打ち抜くことにより、複
数の出入孔を同時に形成する打抜工程と、を備えたこと
を特徴とするものが考えられる。
しては、請求項6に記載のように、長手方向に搬送され
る第1シートに沿って第2シートを重ねると共に、この
重ねられた両シートの長手方向に沿った両端側及び上記
各接合部を順次貼着する貼着工程と、この貼着工程によ
り貼着された両シートの所定位置に折線を順次形成する
折線形成工程と、この折線形成工程により形成された折
線に沿って両シートを順次折り重ねることにより、該折
線を対向する2辺に順次配置する折曲工程と、折曲工程
により折線が配置された対向する2辺の一方を、プレス
装置にて両シートの重畳方向に打ち抜くことにより、複
数の出入孔を同時に形成する打抜工程と、を備えたこと
を特徴とするものが考えられる。
【0018】このように、シートを折曲工程にて折り重
ねた後、この折り重ねられたシートの一辺を同時に打ち
抜く方法をとることにより、複数の出入孔が瞬時にして
形成される。このため、これら複数の出入孔をシートの
搬送の過程で個々に打ち抜いて形成する方法をとる場合
よりも工程時間が大幅に短縮され、製造効率を飛躍的に
高めることができる。この結果、ディスク収納袋自体の
コスト低減を図ることができる。
ねた後、この折り重ねられたシートの一辺を同時に打ち
抜く方法をとることにより、複数の出入孔が瞬時にして
形成される。このため、これら複数の出入孔をシートの
搬送の過程で個々に打ち抜いて形成する方法をとる場合
よりも工程時間が大幅に短縮され、製造効率を飛躍的に
高めることができる。この結果、ディスク収納袋自体の
コスト低減を図ることができる。
【0019】ただし、このように複数の出入孔を同時に
打ち抜く場合には、折り重ねられたシートの一辺を同時
に打ち抜くため、この打抜力を付与できるだけの打抜装
置を別途用意することが必要となり、製造装置全体が大
がかりなものとなる場合がある。
打ち抜く場合には、折り重ねられたシートの一辺を同時
に打ち抜くため、この打抜力を付与できるだけの打抜装
置を別途用意することが必要となり、製造装置全体が大
がかりなものとなる場合がある。
【0020】その場合には、逆に請求項7に記載のよう
に、上記貼着工程の後、打抜工程を上記折線形成工程の
前又は後に設定し、上記両シートにおける折線の形成位
置を一つおきに打ち抜くことにより上記出入孔を順次形
成し、これら折線形成工程及び打抜工程の後、折線形成
工程により形成された折線に沿って両シートを順次折り
重ねる折曲工程を実施するようにするとよい。
に、上記貼着工程の後、打抜工程を上記折線形成工程の
前又は後に設定し、上記両シートにおける折線の形成位
置を一つおきに打ち抜くことにより上記出入孔を順次形
成し、これら折線形成工程及び打抜工程の後、折線形成
工程により形成された折線に沿って両シートを順次折り
重ねる折曲工程を実施するようにするとよい。
【0021】ところで、本発明(請求項1〜5)のディ
スク収納袋にディスクを収納した状態で、このディスク
収納袋を保管するには、例えば、机やタンスの引き出し
にそのまま収納するようにしてもよく、或いは、蓋付き
の箱等を用いてその中に収納するようにしてもよい。
スク収納袋にディスクを収納した状態で、このディスク
収納袋を保管するには、例えば、机やタンスの引き出し
にそのまま収納するようにしてもよく、或いは、蓋付き
の箱等を用いてその中に収納するようにしてもよい。
【0022】また、請求項8に記載のように、一端に開
口部を有する箱本体と、この開口部を介して箱本体に出
し入れされ、ディスク収納袋を内側に収納する引き出し
とを備え、しかも、引き出しの側壁の少なくとも一つに
は、内側に傾斜した斜面が形成されたディスク収納箱を
用いるようにしてもよい。
口部を有する箱本体と、この開口部を介して箱本体に出
し入れされ、ディスク収納袋を内側に収納する引き出し
とを備え、しかも、引き出しの側壁の少なくとも一つに
は、内側に傾斜した斜面が形成されたディスク収納箱を
用いるようにしてもよい。
【0023】このようなディスク収納箱を用いることに
より、引き出しにディスク収納袋を収納して保管するこ
とができ、しかも、ディスク収納袋にディスクを出し入
れする際には、この引き出しを出し入れすればよく、そ
の操作は極めて簡単である。そして、このディスク収納
箱自体を複数保有する場合には、積み重ねて保管するこ
とができる上に、しかも、積み重ねた状態でも、引き出
しを出し入れできるため、ディスクの出し入れ自体を自
由に行える。
より、引き出しにディスク収納袋を収納して保管するこ
とができ、しかも、ディスク収納袋にディスクを出し入
れする際には、この引き出しを出し入れすればよく、そ
の操作は極めて簡単である。そして、このディスク収納
箱自体を複数保有する場合には、積み重ねて保管するこ
とができる上に、しかも、積み重ねた状態でも、引き出
しを出し入れできるため、ディスクの出し入れ自体を自
由に行える。
【0024】また、内側に傾斜した斜面により、ディス
ク収納袋が引き出しの中で倒れてしまうのを防止でき
る。しかも、ディスク収納袋をこの斜面にもたれさせる
ようにして収納することができるため、ディスク収納袋
の出入孔を上側(または、斜め上側)を向けた状態を保
持することができ、ディスク収納袋が倒れた状態で引き
出しに保管されるのを防止することができる。
ク収納袋が引き出しの中で倒れてしまうのを防止でき
る。しかも、ディスク収納袋をこの斜面にもたれさせる
ようにして収納することができるため、ディスク収納袋
の出入孔を上側(または、斜め上側)を向けた状態を保
持することができ、ディスク収納袋が倒れた状態で引き
出しに保管されるのを防止することができる。
【0025】そして、このような斜面は、一つ設けるよ
うにしてもよいが、互いに対向する位置(即ち、内壁の
両側)に計二つ設けるようにしてもよい。ここで、この
ようなディスク収納箱を、請求項9に記載のように、斜
面を引き出しの一端から延設された長尺状のシートを内
側に折り曲げることにより形成するようにしてもよい。
うにしてもよいが、互いに対向する位置(即ち、内壁の
両側)に計二つ設けるようにしてもよい。ここで、この
ようなディスク収納箱を、請求項9に記載のように、斜
面を引き出しの一端から延設された長尺状のシートを内
側に折り曲げることにより形成するようにしてもよい。
【0026】この場合、上記ディスク収納箱の材質とし
ては種々のものが考えられるが(特に上記長尺状のシー
ト部については紙以外にも、不織布、樹脂フィルム等種
々のものが適用可能である)、例えば紙製とすれば、折
り曲げやすくしかも頑丈に形成できる上に、ディスク収
納箱自体の軽量化を図ることができ、更に、廃棄しても
環境を汚染することがない。しかも、長尺状の紙片を折
り曲げるだけで上記した斜面を簡単に形成できる。
ては種々のものが考えられるが(特に上記長尺状のシー
ト部については紙以外にも、不織布、樹脂フィルム等種
々のものが適用可能である)、例えば紙製とすれば、折
り曲げやすくしかも頑丈に形成できる上に、ディスク収
納箱自体の軽量化を図ることができ、更に、廃棄しても
環境を汚染することがない。しかも、長尺状の紙片を折
り曲げるだけで上記した斜面を簡単に形成できる。
【0027】また、一枚の紙製のシートを所定形状に切
断することにより、斜面を含めディスク収納箱の各部を
成す紙片を互いに連設した状態にしておいてもよく、そ
うすれば、各紙片を折り曲げる等してディスク収納箱を
形成することも可能となる。
断することにより、斜面を含めディスク収納箱の各部を
成す紙片を互いに連設した状態にしておいてもよく、そ
うすれば、各紙片を折り曲げる等してディスク収納箱を
形成することも可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した各実施
例を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明におい
て、実施例1では、ディスクを収納するためのディスク
収納袋を説明し、実施例2では、ディスク収納袋を収納
するためのディスク収納箱について説明する。
例を図面に基づいて説明する。尚、以下の説明におい
て、実施例1では、ディスクを収納するためのディスク
収納袋を説明し、実施例2では、ディスク収納袋を収納
するためのディスク収納箱について説明する。
【0029】(実施例1)図1は、本実施例のディスク
収納袋2を示し、(a)は斜視図、(b)は、(a)中
に示したA−A断面図を表す。尚、ディスク収納袋2
は、CD−ROM(以下、単に「ディスク」という)を
収納するために構成されたものである。
収納袋2を示し、(a)は斜視図、(b)は、(a)中
に示したA−A断面図を表す。尚、ディスク収納袋2
は、CD−ROM(以下、単に「ディスク」という)を
収納するために構成されたものである。
【0030】即ち、ディスク収納袋2は、台紙4(第1
シート)と台紙4の一方の面に貼り付けられた樹脂フィ
ルム6(第2シート)とからなる収納部8が、後述する
折線14,16を介して複数連設された状態で形成され
ている。しかも、図1(b)に示すように、ディスク収
納袋2では、樹脂フィルム6側の面が互いに対向するよ
うに配置された一対の収納部8を一ブロックBとし、こ
のブロックBが複数連設された状態となっている。
シート)と台紙4の一方の面に貼り付けられた樹脂フィ
ルム6(第2シート)とからなる収納部8が、後述する
折線14,16を介して複数連設された状態で形成され
ている。しかも、図1(b)に示すように、ディスク収
納袋2では、樹脂フィルム6側の面が互いに対向するよ
うに配置された一対の収納部8を一ブロックBとし、こ
のブロックBが複数連設された状態となっている。
【0031】そして、各収納部8の上端(図中上方)
は、中央部分が下方側に向かって切り取られており、こ
の切り取られた部分に出入孔10が形成されている。
尚、この出入孔10を介して、ディスク200を収納部
8に収納したり、或いは、収納部8から取り出すことが
できる。
は、中央部分が下方側に向かって切り取られており、こ
の切り取られた部分に出入孔10が形成されている。
尚、この出入孔10を介して、ディスク200を収納部
8に収納したり、或いは、収納部8から取り出すことが
できる。
【0032】次に、ディスク収納袋2の形成手順につい
て、図1及び図2に基づいて説明する。まず、図2
(a)に示すように、長尺状の台紙4の上に、この台紙
4と同形状の樹脂フィルム6を重ね、図2(b)に示す
ように、長手方向に沿った両側と、ディスク200をこ
の長手方向に沿って並べて配置した際に、これらディス
ク200二枚分の径を合計した大きさに略相当する分の
間隔を空けて、長手方向に直交する方向に沿った部分
(長方形状の部分)を、互いに貼り合わせる。このと
き、樹脂フィルム6を台紙4に対して溶着することによ
り貼り合わせる。
て、図1及び図2に基づいて説明する。まず、図2
(a)に示すように、長尺状の台紙4の上に、この台紙
4と同形状の樹脂フィルム6を重ね、図2(b)に示す
ように、長手方向に沿った両側と、ディスク200をこ
の長手方向に沿って並べて配置した際に、これらディス
ク200二枚分の径を合計した大きさに略相当する分の
間隔を空けて、長手方向に直交する方向に沿った部分
(長方形状の部分)を、互いに貼り合わせる。このと
き、樹脂フィルム6を台紙4に対して溶着することによ
り貼り合わせる。
【0033】その後、長手方向に直交する方向に沿って
貼り合わせた部分である接合部12の中心位置に折線1
4を形成する。(即ち、長手方向に直交する方向に沿っ
て折線14を形成する)。また、各接合部12の中間位
置に、長手方向に直交する方向に沿って折線16を形成
する。ここで、各折線14,16を、切り取り可能なミ
シン目により形成する。
貼り合わせた部分である接合部12の中心位置に折線1
4を形成する。(即ち、長手方向に直交する方向に沿っ
て折線14を形成する)。また、各接合部12の中間位
置に、長手方向に直交する方向に沿って折線16を形成
する。ここで、各折線14,16を、切り取り可能なミ
シン目により形成する。
【0034】また、隣接する各接合部12の中間位置
(各折線14の中間位置)における台紙4及び樹脂フィ
ルム6を一括して「O」字状(図中、「O」字状に点線
にて囲んだ領域)に切り取ることにより、上記した出入
孔10を形成する。その後、後述するように、これら折
線14及び折線16に沿って折り曲げることにより、図
1に示すディスク収納袋2が形成される。
(各折線14の中間位置)における台紙4及び樹脂フィ
ルム6を一括して「O」字状(図中、「O」字状に点線
にて囲んだ領域)に切り取ることにより、上記した出入
孔10を形成する。その後、後述するように、これら折
線14及び折線16に沿って折り曲げることにより、図
1に示すディスク収納袋2が形成される。
【0035】ここで、以下の説明において、「山折り」
とは、図2(b)における紙面の上面側が凸となる折曲
を意味し、「谷折り」とは、同紙面の上面側が凹となる
折曲を意味する 即ち、折線14では谷折りされ、折線16では山折りさ
れる。これにより、図2(c)に示すように、各出入孔
10が一方(図中上方)を向いた状態で、各収納部8が
折り重ねられることにより、ディスク収納袋2が形成さ
れる。また、このとき、隣り合うブロックB同士は、樹
脂フィルム6側の面が対向するようにして折り曲げられ
る。
とは、図2(b)における紙面の上面側が凸となる折曲
を意味し、「谷折り」とは、同紙面の上面側が凹となる
折曲を意味する 即ち、折線14では谷折りされ、折線16では山折りさ
れる。これにより、図2(c)に示すように、各出入孔
10が一方(図中上方)を向いた状態で、各収納部8が
折り重ねられることにより、ディスク収納袋2が形成さ
れる。また、このとき、隣り合うブロックB同士は、樹
脂フィルム6側の面が対向するようにして折り曲げられ
る。
【0036】以上説明したディスク収納袋2は、形成材
料として薄い台紙4及び樹脂フィルム6が用いられてい
るだけであり、ディスク200を収納するための複数の
収納部8を有しているものの、全体として薄く形成する
ことができる。このため、複数のディスク200を収納
しても嵩張らない。しかも、全体として比較的軽量に形
成することができるため、複数のディスク200を収納
しても、その取り扱いを楽に行える。
料として薄い台紙4及び樹脂フィルム6が用いられてい
るだけであり、ディスク200を収納するための複数の
収納部8を有しているものの、全体として薄く形成する
ことができる。このため、複数のディスク200を収納
しても嵩張らない。しかも、全体として比較的軽量に形
成することができるため、複数のディスク200を収納
しても、その取り扱いを楽に行える。
【0037】また、ブロックB同士は、折線14を介し
て図2(c)中上方側に向かって開くことができ、しか
も、開いた際には、ブロックBの樹脂フィルム6側の面
が上方を向くようになる。このため、ディスクにラベル
等が貼付されている場合には、樹脂フィルム6を通して
ラベルに記された内容を目で見て容易に確認することが
できる。
て図2(c)中上方側に向かって開くことができ、しか
も、開いた際には、ブロックBの樹脂フィルム6側の面
が上方を向くようになる。このため、ディスクにラベル
等が貼付されている場合には、樹脂フィルム6を通して
ラベルに記された内容を目で見て容易に確認することが
できる。
【0038】更にまた、折線14,16は共にミシン目
にて形成されているため、これら折線14,16に沿っ
て切り取れば、一つの収納部8を独立した状態で使用す
ることが可能となり、そうすれば、例えば、その状態で
バッグの中に収納して持ち運ぶことができて携帯にも便
利である。
にて形成されているため、これら折線14,16に沿っ
て切り取れば、一つの収納部8を独立した状態で使用す
ることが可能となり、そうすれば、例えば、その状態で
バッグの中に収納して持ち運ぶことができて携帯にも便
利である。
【0039】(実施例2)次に、上記したディスク収納
袋2を収納するためのディスク収納箱30について説明
する。図3は、本実施例のディスク収納箱30を示し、
(a)は斜視図、(b)は(a)中に示したB方向から
それぞれディスク収納箱を構成する箱本体の後側面図を
表す。
袋2を収納するためのディスク収納箱30について説明
する。図3は、本実施例のディスク収納箱30を示し、
(a)は斜視図、(b)は(a)中に示したB方向から
それぞれディスク収納箱を構成する箱本体の後側面図を
表す。
【0040】即ち、ディスク収納箱30は、一端に開口
部34を有し、外観が略直方体状の箱本体32と、開口
部34を介して箱本体32に出し入れ可能に収納され、
ディスク収納袋2を収納する引き出し36とから構成さ
れている。ここで、箱本体32及び引き出し36は、い
ずれも紙製である。
部34を有し、外観が略直方体状の箱本体32と、開口
部34を介して箱本体32に出し入れ可能に収納され、
ディスク収納袋2を収納する引き出し36とから構成さ
れている。ここで、箱本体32及び引き出し36は、い
ずれも紙製である。
【0041】この内、箱本体32は、開口部34の両端
に半円状に切り取られた指入れ部38を有し、この指入
れ部38を介して引き出し36を容易に出し入れできる
ようになっている。一方、引き出し36は、上端開口部
40の両端中央部寄りの部分が台形状に切り取られるこ
とにより切欠42が形成され、この切欠42を介して収
納したディスク収納袋2の上端側が突出するようになっ
ている。このため、ディスク収納袋2の収納部8に収納
したディスク200の確認作業や、ディスク200の出
し入れ作業を容易に行えるようになっている。
に半円状に切り取られた指入れ部38を有し、この指入
れ部38を介して引き出し36を容易に出し入れできる
ようになっている。一方、引き出し36は、上端開口部
40の両端中央部寄りの部分が台形状に切り取られるこ
とにより切欠42が形成され、この切欠42を介して収
納したディスク収納袋2の上端側が突出するようになっ
ている。このため、ディスク収納袋2の収納部8に収納
したディスク200の確認作業や、ディスク200の出
し入れ作業を容易に行えるようになっている。
【0042】また、引き出し36の正面(即ち、正面部
106)の中央上部寄りの部分には、引き出し36の出
し入れ作業を簡単にするために、指を引掛可能な円形状
の引掛孔44が穿設されている。更に、引き出し36に
は、内側に向かって傾斜した斜面46,48が形成され
ており、図3(a)に示すように、ディスク面が配置さ
れたディスク収納袋2を、これら斜面46,48にもた
れさせるようにして収納することができる。このため、
ディスク収納袋2が引き出し36の内側で倒れてしまう
ことなく、ディスク200の確認や出し入れ等を容易に
行えるようになる。
106)の中央上部寄りの部分には、引き出し36の出
し入れ作業を簡単にするために、指を引掛可能な円形状
の引掛孔44が穿設されている。更に、引き出し36に
は、内側に向かって傾斜した斜面46,48が形成され
ており、図3(a)に示すように、ディスク面が配置さ
れたディスク収納袋2を、これら斜面46,48にもた
れさせるようにして収納することができる。このため、
ディスク収納袋2が引き出し36の内側で倒れてしまう
ことなく、ディスク200の確認や出し入れ等を容易に
行えるようになる。
【0043】次に、ディスク収納箱30の形成手順につ
いて、図3〜図5に基づいて説明する。ここで、箱本体
32及び引き出し36は、それぞれ紙製の一枚のシート
材からなり、図4(箱本体32に対応)及び図5(引き
出し36に対応)の展開図に示す形状のシート材を折り
曲げる等して組み立てることにより、それぞれ図3
(a)に示すように形成されるものである。
いて、図3〜図5に基づいて説明する。ここで、箱本体
32及び引き出し36は、それぞれ紙製の一枚のシート
材からなり、図4(箱本体32に対応)及び図5(引き
出し36に対応)の展開図に示す形状のシート材を折り
曲げる等して組み立てることにより、それぞれ図3
(a)に示すように形成されるものである。
【0044】まず、図4の展開図に示されたシート材5
0に基づいて箱本体32の各部の構成を説明する。ここ
で、シート材50においては、図中上方が箱本体32の
開口部34側となるように構成されている。そして、シ
ート材50では、図中左方にある左内フラップ52は、
その右方の左側壁部54から連設され、更にその右方へ
順に、底部56、右側壁部58、上部60が、それぞれ
谷折りされる折線62,64,66,68を介して連設
されている。
0に基づいて箱本体32の各部の構成を説明する。ここ
で、シート材50においては、図中上方が箱本体32の
開口部34側となるように構成されている。そして、シ
ート材50では、図中左方にある左内フラップ52は、
その右方の左側壁部54から連設され、更にその右方へ
順に、底部56、右側壁部58、上部60が、それぞれ
谷折りされる折線62,64,66,68を介して連設
されている。
【0045】そして、左側壁部54の下方には、左後側
壁部70が、谷折りされる折線72を介して連設されて
いる。尚、左後側壁部70の右下側において、紙面反対
側の面には糊代70aが設けられ、この糊代70aの領
域は山折りされる折線74を介して区分されている。
壁部70が、谷折りされる折線72を介して連設されて
いる。尚、左後側壁部70の右下側において、紙面反対
側の面には糊代70aが設けられ、この糊代70aの領
域は山折りされる折線74を介して区分されている。
【0046】一方、底部56の下方には、下後側壁部7
6が、谷折りされる折線78を介して連設されている。
尚、下後側壁部76の右上側には、左後側壁部70の糊
代70aに対応した糊代76aが設けられている。ま
た、右側壁部58の下方には、右後側壁部80が、谷折
りされる折線82を介して連設されている。尚、右後側
壁部80の右下側において、紙面反対側の面には糊代8
0aが設けられ、この糊代80aの領域は山折りされる
折線84を介して区分されている。
6が、谷折りされる折線78を介して連設されている。
尚、下後側壁部76の右上側には、左後側壁部70の糊
代70aに対応した糊代76aが設けられている。ま
た、右側壁部58の下方には、右後側壁部80が、谷折
りされる折線82を介して連設されている。尚、右後側
壁部80の右下側において、紙面反対側の面には糊代8
0aが設けられ、この糊代80aの領域は山折りされる
折線84を介して区分されている。
【0047】そして、上部60の下方には、上後側壁部
86が、谷折りされる折線88を介して連設されてい
る。尚、上後側壁部86の右上側には、右後側壁部80
の糊代80aに対応した糊代86aが設けられている。
ここで、左側壁部54及び右側壁部58は、全体の外観
が略長方形状に形成されるものの、上端中央部分は、指
入れ部38を形成するために半円状に切り取られてい
る。また、左後側壁部70及び右後側壁部80は、それ
ぞれ切欠部70b,80bを形成するために、下端中央
部分が三角形状に切り取られている。
86が、谷折りされる折線88を介して連設されてい
る。尚、上後側壁部86の右上側には、右後側壁部80
の糊代80aに対応した糊代86aが設けられている。
ここで、左側壁部54及び右側壁部58は、全体の外観
が略長方形状に形成されるものの、上端中央部分は、指
入れ部38を形成するために半円状に切り取られてい
る。また、左後側壁部70及び右後側壁部80は、それ
ぞれ切欠部70b,80bを形成するために、下端中央
部分が三角形状に切り取られている。
【0048】そして、左内フラップ52、下後側壁部7
8及び上後側壁部88は、略台形状に形成されている。
以上のように構成されたシート材50を用いて箱本体3
2を組み立てる手順について、図3及び図4を用いて説
明する。
8及び上後側壁部88は、略台形状に形成されている。
以上のように構成されたシート材50を用いて箱本体3
2を組み立てる手順について、図3及び図4を用いて説
明する。
【0049】まず、左側壁部54及び右側壁部58を、
その壁面が底部56の壁面に直交するようにそれぞれ折
線62,68に沿って折り曲げ、次いで、上部60を、
その壁面が底部56の壁面に平行となるように(対向す
るように)折線68に沿っており曲げる。
その壁面が底部56の壁面に直交するようにそれぞれ折
線62,68に沿って折り曲げ、次いで、上部60を、
その壁面が底部56の壁面に平行となるように(対向す
るように)折線68に沿っており曲げる。
【0050】そして、左後側壁部70及び下後側壁部7
6を、その壁面がそれぞれ左側壁部54及び底部56の
壁面に直交するようにそれぞれ折線72,78に沿って
折り曲げ、更に、糊代70a,76aを互いに接着す
る。同様に、右後側壁部80及び上後側壁部86を、そ
の壁面がそれぞれ右側壁部58及び上部60の壁面に直
交するようにそれぞれ折線82,88に沿って折り曲
げ、更に、糊代80a,86aを互いに接着する。
6を、その壁面がそれぞれ左側壁部54及び底部56の
壁面に直交するようにそれぞれ折線72,78に沿って
折り曲げ、更に、糊代70a,76aを互いに接着す
る。同様に、右後側壁部80及び上後側壁部86を、そ
の壁面がそれぞれ右側壁部58及び上部60の壁面に直
交するようにそれぞれ折線82,88に沿って折り曲
げ、更に、糊代80a,86aを互いに接着する。
【0051】このとき、下後側壁部76を接着した状態
の左後側壁部70と、上後側壁部86を接着した状態の
右後側壁部80とは、図3(b)に示すように、各切欠
部70b,80bを介して、左後側壁部70の左側の領
域(図4中における左側の領域)が上後側壁部86の後
側に配置され、右後側壁部80の左側の領域(図4中に
おける左側の領域)が下後側壁部76の後側に配置され
るようにする。
の左後側壁部70と、上後側壁部86を接着した状態の
右後側壁部80とは、図3(b)に示すように、各切欠
部70b,80bを介して、左後側壁部70の左側の領
域(図4中における左側の領域)が上後側壁部86の後
側に配置され、右後側壁部80の左側の領域(図4中に
おける左側の領域)が下後側壁部76の後側に配置され
るようにする。
【0052】その後、左内フラップ52を、その壁面が
左側壁部54の壁面に直交するように折線62に沿って
折り曲げ、上部60の右端部の内壁面(図4中紙面後
方)に接着して固定する。以上のようにして、図3に示
す箱本体32が完成される。
左側壁部54の壁面に直交するように折線62に沿って
折り曲げ、上部60の右端部の内壁面(図4中紙面後
方)に接着して固定する。以上のようにして、図3に示
す箱本体32が完成される。
【0053】ところで、このように構成された箱本体3
2では、左後側壁部70及び右後側壁部80に形成され
た折線74,84を山折り(即ち、箱本体32の内側に
向かって山折り)しつつ、左側壁部54の内壁と右側壁
部58の内壁とを密着させるようにして、折線62,6
4,66,68を介して折り畳むことができる。
2では、左後側壁部70及び右後側壁部80に形成され
た折線74,84を山折り(即ち、箱本体32の内側に
向かって山折り)しつつ、左側壁部54の内壁と右側壁
部58の内壁とを密着させるようにして、折線62,6
4,66,68を介して折り畳むことができる。
【0054】しかも、折り畳んだ状態から、図3(a)
に示す完成した状態にするには、折り畳んだ手順を逆に
たどればよく、そうすれば、上記したように、各切欠部
70b,80bを介して、左後側壁部70の左側の領域
(図4中における左側の領域)が上後側壁部86の後側
に配置され、右後側壁部80の左側の領域(図4中にお
ける左側の領域)が下後側壁部76の後側に配置される
ようになる。
に示す完成した状態にするには、折り畳んだ手順を逆に
たどればよく、そうすれば、上記したように、各切欠部
70b,80bを介して、左後側壁部70の左側の領域
(図4中における左側の領域)が上後側壁部86の後側
に配置され、右後側壁部80の左側の領域(図4中にお
ける左側の領域)が下後側壁部76の後側に配置される
ようになる。
【0055】尚、このように各片同士がワンタッチで組
み合わされて壁部や底部等が形成される構造は、一般的
に、「地獄底」と呼ばれている。次に、図5の展開図に
示されたシート材100に基づいて引き出し36の各部
の構成を説明する。ここで、シート材100において
は、図中上方が引き出し36の開口部40側となるよう
に構成されている。
み合わされて壁部や底部等が形成される構造は、一般的
に、「地獄底」と呼ばれている。次に、図5の展開図に
示されたシート材100に基づいて引き出し36の各部
の構成を説明する。ここで、シート材100において
は、図中上方が引き出し36の開口部40側となるよう
に構成されている。
【0056】そして、シート材100では、図中左方に
ある左内フラップ102は、その右方の左側壁部104
から連設され、更にその右方へ順に、正面部106、右
側壁部108、後面部110が、それぞれ谷折りされる
折線112,114,116,118を介して連設され
ている。
ある左内フラップ102は、その右方の左側壁部104
から連設され、更にその右方へ順に、正面部106、右
側壁部108、後面部110が、それぞれ谷折りされる
折線112,114,116,118を介して連設され
ている。
【0057】そして、左側壁部104の下方には、左側
底部120が、谷折りされる折線122を介して連設さ
れている。尚、左側底部120の右下側において、紙面
反対側の面には糊代120aが設けられ、この糊代12
0aの領域は山折りされる折線124を介して区分され
ている。
底部120が、谷折りされる折線122を介して連設さ
れている。尚、左側底部120の右下側において、紙面
反対側の面には糊代120aが設けられ、この糊代12
0aの領域は山折りされる折線124を介して区分され
ている。
【0058】一方、正面部106の下方には、正面側底
部126が、谷折りされる折線128を介して連設され
ている。尚、正面側底部126の右上側には、左側底部
120の糊代120aに対応した糊代126aが設けら
れている。また、右側壁部108の下方には、右側底部
130が、谷折りされる折線132を介して連設されて
いる。尚、右側底部130の右下側において、紙面反対
側の面には糊代130aが設けられ、この糊代130a
の領域は山折りされる折線134を介して区分されてい
る。
部126が、谷折りされる折線128を介して連設され
ている。尚、正面側底部126の右上側には、左側底部
120の糊代120aに対応した糊代126aが設けら
れている。また、右側壁部108の下方には、右側底部
130が、谷折りされる折線132を介して連設されて
いる。尚、右側底部130の右下側において、紙面反対
側の面には糊代130aが設けられ、この糊代130a
の領域は山折りされる折線134を介して区分されてい
る。
【0059】そして、後面部110の下方には、後面側
底部136が、谷折りされる折線138を介して連設さ
れている。尚、後面側底部136の右上側には、右側底
部130の糊代130aに対応した糊代136aが設け
られている。一方、正面部106の上方には、紙面反対
側が斜面46となる斜面部140が、谷折りされる折線
142を介して連設されている。そして、この斜面部1
40の両側には、それぞれ支持フラップ144,146
が、谷折りされる折線148,150を介して連設され
ている。更に、斜面部140の上方には、支持フラップ
152が、谷折りされる折線154を介して連設されて
いる。
底部136が、谷折りされる折線138を介して連設さ
れている。尚、後面側底部136の右上側には、右側底
部130の糊代130aに対応した糊代136aが設け
られている。一方、正面部106の上方には、紙面反対
側が斜面46となる斜面部140が、谷折りされる折線
142を介して連設されている。そして、この斜面部1
40の両側には、それぞれ支持フラップ144,146
が、谷折りされる折線148,150を介して連設され
ている。更に、斜面部140の上方には、支持フラップ
152が、谷折りされる折線154を介して連設されて
いる。
【0060】また、後面部110の上方には、紙面反対
側が斜面48となる斜面部156が、谷折りされる折線
158を介して連設されている。そして、この斜面部1
56の両側には、それぞれ支持フラップ160,162
が谷折りされる折線164,166を介して連設されて
いる。更に、斜面部156の上方には、支持フラップ1
68が、谷折りされる折線170を介して連設されてい
る。
側が斜面48となる斜面部156が、谷折りされる折線
158を介して連設されている。そして、この斜面部1
56の両側には、それぞれ支持フラップ160,162
が谷折りされる折線164,166を介して連設されて
いる。更に、斜面部156の上方には、支持フラップ1
68が、谷折りされる折線170を介して連設されてい
る。
【0061】ここで、左側壁部104及び右側壁部10
8は、全体の外観が略長方形状に形成されるものの、上
端中央部分は、切欠42を形成するために台形状に切り
取られている。正面部106は、同じく全体の外観が略
長方形状に形成されるものの、中央上端寄りの部分に
は、引掛孔44を形成するために円形状に切り取られて
いる。
8は、全体の外観が略長方形状に形成されるものの、上
端中央部分は、切欠42を形成するために台形状に切り
取られている。正面部106は、同じく全体の外観が略
長方形状に形成されるものの、中央上端寄りの部分に
は、引掛孔44を形成するために円形状に切り取られて
いる。
【0062】そして、左内フラップ102は台形状に形
成され、後面部110及び斜面部140,156は単に
長方形状に形成されている。また、支持フラップ14
4,146は互いに左右対称となる三角形状に形成さ
れ、同様に支持フラップ160,162についても三角
形状に形成されている。そして、支持フラップ152,
168は、長方形状に形成されている。
成され、後面部110及び斜面部140,156は単に
長方形状に形成されている。また、支持フラップ14
4,146は互いに左右対称となる三角形状に形成さ
れ、同様に支持フラップ160,162についても三角
形状に形成されている。そして、支持フラップ152,
168は、長方形状に形成されている。
【0063】尚、斜面部140,156の長手方向に沿
った側の長さは、正面部106や後面部110の長手方
向に沿った側の長さ(即ち、引き出し36の高さ)より
も長くなるように形成されている。左側底部120及び
右側底部130は、それぞれ切欠部120b,130b
を形成するために、下端中央部分が三角形状に切り取ら
れている。そして、正面側底部126及び後面側底部1
36は、略台形状に形成されている。
った側の長さは、正面部106や後面部110の長手方
向に沿った側の長さ(即ち、引き出し36の高さ)より
も長くなるように形成されている。左側底部120及び
右側底部130は、それぞれ切欠部120b,130b
を形成するために、下端中央部分が三角形状に切り取ら
れている。そして、正面側底部126及び後面側底部1
36は、略台形状に形成されている。
【0064】以上のように構成されたシート材100を
用いて引き出し36を組み立てる手順について、図3及
び図5を用いて説明する。まず、支持フラップ144,
146を、その壁面がそれぞれ斜面部140の壁面に直
交するように折線148,150に沿って折り曲げ、同
様にして支持フラップ160,162を、その壁面がそ
れぞれ斜面部156の壁面に直交するように折線16
4,166に沿って折り曲げる。更に、支持フラップ1
52の両端側が、折り曲げられた支持フラップ144,
146の上端に当接するように、折線154を介して折
り曲げ、同様にして支持フラップ168の両端側が、折
り曲げられた支持フラップ160,162の上端に当接
するように、折線170に沿って折り曲げる。
用いて引き出し36を組み立てる手順について、図3及
び図5を用いて説明する。まず、支持フラップ144,
146を、その壁面がそれぞれ斜面部140の壁面に直
交するように折線148,150に沿って折り曲げ、同
様にして支持フラップ160,162を、その壁面がそ
れぞれ斜面部156の壁面に直交するように折線16
4,166に沿って折り曲げる。更に、支持フラップ1
52の両端側が、折り曲げられた支持フラップ144,
146の上端に当接するように、折線154を介して折
り曲げ、同様にして支持フラップ168の両端側が、折
り曲げられた支持フラップ160,162の上端に当接
するように、折線170に沿って折り曲げる。
【0065】次いで、図5中に示す支持フラップ14
4,146及び支持フラップ160,162の両端が、
それぞれ正面部106及び後面部110の端部側に当接
するように、この状態の斜面部140,156を、それ
ぞれ正面部106及び後面部110側に折線142,1
58に沿って折り曲げる。
4,146及び支持フラップ160,162の両端が、
それぞれ正面部106及び後面部110の端部側に当接
するように、この状態の斜面部140,156を、それ
ぞれ正面部106及び後面部110側に折線142,1
58に沿って折り曲げる。
【0066】そして、左側壁部104及び右側壁部10
8を、その壁面が正面部106の壁面に直交するように
それぞれ折線114,116に沿って折り曲げ、次い
で、後面部110を、その壁面が正面部106の壁面に
平行となるように(対向するように)折線118に沿っ
ており曲げる。尚、この状態では、いわば左側壁部10
4,正面部106,右側壁部108,後面部110から
なる筒状を成している。
8を、その壁面が正面部106の壁面に直交するように
それぞれ折線114,116に沿って折り曲げ、次い
で、後面部110を、その壁面が正面部106の壁面に
平行となるように(対向するように)折線118に沿っ
ており曲げる。尚、この状態では、いわば左側壁部10
4,正面部106,右側壁部108,後面部110から
なる筒状を成している。
【0067】そして、左側底部120及び正面側底部1
26を、その壁面がそれぞれ左側壁部104及び正面部
106の壁面に直交するようにそれぞれ折線122,1
28に沿って折り曲げ、更に、糊代120a,126a
を互いに接着する。同様に、右側底部130及び後面側
底部136を、その壁面がそれぞれ右側壁部108及び
後面部110の壁面に直交するようにそれぞれ折線13
2,138に沿って折り曲げ、更に、糊代130a,1
36aを互いに接着する。
26を、その壁面がそれぞれ左側壁部104及び正面部
106の壁面に直交するようにそれぞれ折線122,1
28に沿って折り曲げ、更に、糊代120a,126a
を互いに接着する。同様に、右側底部130及び後面側
底部136を、その壁面がそれぞれ右側壁部108及び
後面部110の壁面に直交するようにそれぞれ折線13
2,138に沿って折り曲げ、更に、糊代130a,1
36aを互いに接着する。
【0068】このとき、上記した箱本体32の場合と同
様に、正面側底部126を接着した状態の左側底部12
0と、後面側底部136を接着した状態の右側底部13
0とは、各切欠部120b,130bを介して、左側底
部120の左側の領域(図5中における左側の領域)が
正面側底部126の後側に配置され、右側底部130の
左側の領域(図5中における左側の領域)が後面側底部
136の後側に配置されるようにする。
様に、正面側底部126を接着した状態の左側底部12
0と、後面側底部136を接着した状態の右側底部13
0とは、各切欠部120b,130bを介して、左側底
部120の左側の領域(図5中における左側の領域)が
正面側底部126の後側に配置され、右側底部130の
左側の領域(図5中における左側の領域)が後面側底部
136の後側に配置されるようにする。
【0069】その後、左内フラップ102を、その壁面
が左側壁部104の壁面に直交するように折線112に
沿って折り曲げ、後面部110の右端部の内壁面(図5
中紙面反対側)に接着して固定する。以上のようにし
て、図3に示す引き出し36が形成される。このように
構成された引き出し36では、箱本体32の場合と同様
にして折り畳みできるようになっている。即ち、左側底
部120及び右側底部130に形成された折線124,
134を山折り(即ち、引き出し36の内側に向かって
山折り)しつつ、左側壁部104の内壁と右側壁部10
8の内壁とを密着させるようにして、折線112,11
4,116,118を介して折り畳むことができる。
が左側壁部104の壁面に直交するように折線112に
沿って折り曲げ、後面部110の右端部の内壁面(図5
中紙面反対側)に接着して固定する。以上のようにし
て、図3に示す引き出し36が形成される。このように
構成された引き出し36では、箱本体32の場合と同様
にして折り畳みできるようになっている。即ち、左側底
部120及び右側底部130に形成された折線124,
134を山折り(即ち、引き出し36の内側に向かって
山折り)しつつ、左側壁部104の内壁と右側壁部10
8の内壁とを密着させるようにして、折線112,11
4,116,118を介して折り畳むことができる。
【0070】しかも、折り畳んだ状態から、図3(a)
に示す完成した状態にするには、折り畳んだ手順を逆に
たどればよい。この場合においても、底部全体が箱本体
32の後面側側壁の場合と同様に「地獄底」を成すよう
に構成されているため、ワンタッチで底部が完成する。
に示す完成した状態にするには、折り畳んだ手順を逆に
たどればよい。この場合においても、底部全体が箱本体
32の後面側側壁の場合と同様に「地獄底」を成すよう
に構成されているため、ワンタッチで底部が完成する。
【0071】以上説明した手順により、図3(a)に示
すディスク収納箱30を構成する箱本体32及び引き出
し36をそれぞれ組み立てることができる。そして、こ
のように構成されたディスク収納箱30では、ディスク
収納袋2を引き出し36に収納した状態でディスク20
0の出し入れができる。しかも、複数のディスク収納箱
30を積み重ねて保管することができ、保管場所が比較
的少なくて済む。
すディスク収納箱30を構成する箱本体32及び引き出
し36をそれぞれ組み立てることができる。そして、こ
のように構成されたディスク収納箱30では、ディスク
収納袋2を引き出し36に収納した状態でディスク20
0の出し入れができる。しかも、複数のディスク収納箱
30を積み重ねて保管することができ、保管場所が比較
的少なくて済む。
【0072】また、箱本体32及び引き出し36は紙製
であるため、全体として比較的軽量に形成することがで
き、その取り扱いを楽に行える。更に、箱本体32及び
引き出し36はそれぞれ折り畳み可能に構成され、しか
も、折り畳んだ手順を逆にたどれば箱本体32及び引き
出し36が完成され、その作業は極めて単純で簡単であ
る。そして、例えば、使用中でない複数のディスク収納
箱30を保有している場合には、折り畳んだ状態で積み
重ねて保管することができるため、嵩張らず保管場所が
比較的少なくて済む。ここで、箱本体32及び引き出し
36を折り畳んでおけば、例えば、雑誌の付録として添
えておいても嵩張ることがない。
であるため、全体として比較的軽量に形成することがで
き、その取り扱いを楽に行える。更に、箱本体32及び
引き出し36はそれぞれ折り畳み可能に構成され、しか
も、折り畳んだ手順を逆にたどれば箱本体32及び引き
出し36が完成され、その作業は極めて単純で簡単であ
る。そして、例えば、使用中でない複数のディスク収納
箱30を保有している場合には、折り畳んだ状態で積み
重ねて保管することができるため、嵩張らず保管場所が
比較的少なくて済む。ここで、箱本体32及び引き出し
36を折り畳んでおけば、例えば、雑誌の付録として添
えておいても嵩張ることがない。
【0073】また、箱本体32及び引き出し36は、紙
製のシート材50,100から形成されるため、箱本体
32及び引き出し36(即ち、ディスク収納箱30)自
体を安価なものとすることができ、しかも、箱本体32
及び引き出し36を廃棄しても全体が紙で形成されてい
るため環境を汚染することがない。
製のシート材50,100から形成されるため、箱本体
32及び引き出し36(即ち、ディスク収納箱30)自
体を安価なものとすることができ、しかも、箱本体32
及び引き出し36を廃棄しても全体が紙で形成されてい
るため環境を汚染することがない。
【0074】以上本発明の各実施例を説明したが、本発
明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内で種々の態様を採用することができる。例えば、実施
例1では、ディスク収納袋2を形成するために、各ブロ
ックBでは、折線14にて谷折りにし、折線16では山
折りにすることにより、図2(c)に示すように、折り
曲げた際の隣り合うブロックB同士では、樹脂フィルム
6側の面が対向するようにした。
明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内で種々の態様を採用することができる。例えば、実施
例1では、ディスク収納袋2を形成するために、各ブロ
ックBでは、折線14にて谷折りにし、折線16では山
折りにすることにより、図2(c)に示すように、折り
曲げた際の隣り合うブロックB同士では、樹脂フィルム
6側の面が対向するようにした。
【0075】これとは逆に、折線14では山折りし、折
線16では谷折りにすることにより、図6(a),
(b)に示すように、隣り合うブロックB同士では、台
紙4側の面が対向するようにしてもよい。このようにす
ることにより、ブロックB同士(収納部8同士)を、折
線14を介して図6(a)中上方側に向けて開いた際に
は、ブロックBの台紙4側の面が上方側を向くようにな
る。このため、例えば、収納部8に収納されたディスク
のファイル名等をこの台紙4に記しておけば、ブロック
B同士を開いた際に目で見て容易に確認することができ
る。
線16では谷折りにすることにより、図6(a),
(b)に示すように、隣り合うブロックB同士では、台
紙4側の面が対向するようにしてもよい。このようにす
ることにより、ブロックB同士(収納部8同士)を、折
線14を介して図6(a)中上方側に向けて開いた際に
は、ブロックBの台紙4側の面が上方側を向くようにな
る。このため、例えば、収納部8に収納されたディスク
のファイル名等をこの台紙4に記しておけば、ブロック
B同士を開いた際に目で見て容易に確認することができ
る。
【0076】また、図7(a)に示すように、一つのブ
ロックB’自体の大きさは、図2(b)に示すブロック
Bの大きさと同じで、このブロックB’において図中右
方の収納部180の深さをディスク1枚分の径と同じに
し、図中左方の収納部182の深さをディスク1枚分の
径よりも小さくするようにしてもよい。
ロックB’自体の大きさは、図2(b)に示すブロック
Bの大きさと同じで、このブロックB’において図中右
方の収納部180の深さをディスク1枚分の径と同じに
し、図中左方の収納部182の深さをディスク1枚分の
径よりも小さくするようにしてもよい。
【0077】このようにすれば、ブロックB’をブロッ
クBの場合と同様にして折り曲げ、その後、各収納部1
80,182にディスク200を収納した場合には、図
7(b)に示すように、収納部180に収納したディス
ク200に比べて収納部182に収納したディスク20
0の突出した高さが高くなり、収納したディスク200
の確認作業や取り出し作業を容易に行えるようになる。
クBの場合と同様にして折り曲げ、その後、各収納部1
80,182にディスク200を収納した場合には、図
7(b)に示すように、収納部180に収納したディス
ク200に比べて収納部182に収納したディスク20
0の突出した高さが高くなり、収納したディスク200
の確認作業や取り出し作業を容易に行えるようになる。
【0078】そして、このようなブロックB’を形成す
るには、例えば、図2(b)に示した接合部12の左端
部の位置と同じ位置に、ブロックB’の接合部184の
左端部を設け、接合部184の右端部の位置を、接合部
12の右端部の位置よりも、右方寄りの位置に設けるこ
とにより、接合部12よりも幅(即ち、ブロックBの長
手方向に沿った方向の幅)が広い接合部184を形成す
る。
るには、例えば、図2(b)に示した接合部12の左端
部の位置と同じ位置に、ブロックB’の接合部184の
左端部を設け、接合部184の右端部の位置を、接合部
12の右端部の位置よりも、右方寄りの位置に設けるこ
とにより、接合部12よりも幅(即ち、ブロックBの長
手方向に沿った方向の幅)が広い接合部184を形成す
る。
【0079】次いで、各接合部184の左方に偏心した
位置に折線14を設け、各折線14の中心位置に折線1
6を設けると共に、各折線14の中間位置に出入孔10
を形成すればよい。さらに、実施例1では、図2(b)
に示すように、一対の収納部8より構成される一ブロッ
クBを画定する接合部12として、長手方向に直交する
部分の全域を溶着させた態様を示したが、必ずしもこの
ように構成する必要はない。例えば図8(a)に示すよ
うに、接合部212を折線14の両側にそれぞれ形成し
た第1接合部212aと第2接合部212bから構成す
る態様をとってもよい。この場合、第1接合部212a
及び第2接合部212bは、共にその長手方向に対して
直交方向の中央位置を含むようにこの直交方向に部分的
に延設されている。このような構成では、出入孔10か
ら挿入されたディスクは、第1接合部212a又は第2
接合部212bにおいて係止されることになる。
位置に折線14を設け、各折線14の中心位置に折線1
6を設けると共に、各折線14の中間位置に出入孔10
を形成すればよい。さらに、実施例1では、図2(b)
に示すように、一対の収納部8より構成される一ブロッ
クBを画定する接合部12として、長手方向に直交する
部分の全域を溶着させた態様を示したが、必ずしもこの
ように構成する必要はない。例えば図8(a)に示すよ
うに、接合部212を折線14の両側にそれぞれ形成し
た第1接合部212aと第2接合部212bから構成す
る態様をとってもよい。この場合、第1接合部212a
及び第2接合部212bは、共にその長手方向に対して
直交方向の中央位置を含むようにこの直交方向に部分的
に延設されている。このような構成では、出入孔10か
ら挿入されたディスクは、第1接合部212a又は第2
接合部212bにおいて係止されることになる。
【0080】従って、かかる構成によれば、第1接合部
212a又は第2接合部212bの配設位置を自由に設
定することができる。例えば、図8(b)に示すよう
に、第第2接合部212bの位置を折線14の位置から
遠ざけることにより、図7(a)に示したものと同様の
態様を実現することができる。そしてこの場合には、図
7(a)の接合部184として示したようにその領域を
大きくとる必要もなく、単に第2接合部212bの位置
をずらすだけでよいため、溶着工程が簡素化される。ま
た、溶着ではなく接着剤等を用いて接合部を形成する場
合には、接着剤の使用量を削減することができ、製造コ
ストの低減にもつながる。
212a又は第2接合部212bの配設位置を自由に設
定することができる。例えば、図8(b)に示すよう
に、第第2接合部212bの位置を折線14の位置から
遠ざけることにより、図7(a)に示したものと同様の
態様を実現することができる。そしてこの場合には、図
7(a)の接合部184として示したようにその領域を
大きくとる必要もなく、単に第2接合部212bの位置
をずらすだけでよいため、溶着工程が簡素化される。ま
た、溶着ではなく接着剤等を用いて接合部を形成する場
合には、接着剤の使用量を削減することができ、製造コ
ストの低減にもつながる。
【0081】また、実施例1では、ディスク収納袋2の
形成方法の一例を示したが、図9の概念図に示すような
製造ラインを構築すれば、ディスク収納袋2を効率的に
製造することができる。すなわち、図9に示すように、
当該製造ラインでは、給紙ローラ301から供給される
台紙4が、その搬送過程において、まず印刷装置302
を通過することにより、予め設定されたディスクの題目
等が所定の間隔で印刷される。そして、その後糊版30
3を通過する。この糊版303を構成するローラには予
め糊付着領域が設定されており、台紙4の長手方向に沿
った両端側及び上述した各接合部の領域に糊付けが行わ
れる。そして、この状態の台紙4に対してフィルム供給
ローラ304から供給される樹脂フィルム6が重ねら
れ、圧着されることにより、台紙4と樹脂フィルム6と
が糊付けされたシートが形成される。
形成方法の一例を示したが、図9の概念図に示すような
製造ラインを構築すれば、ディスク収納袋2を効率的に
製造することができる。すなわち、図9に示すように、
当該製造ラインでは、給紙ローラ301から供給される
台紙4が、その搬送過程において、まず印刷装置302
を通過することにより、予め設定されたディスクの題目
等が所定の間隔で印刷される。そして、その後糊版30
3を通過する。この糊版303を構成するローラには予
め糊付着領域が設定されており、台紙4の長手方向に沿
った両端側及び上述した各接合部の領域に糊付けが行わ
れる。そして、この状態の台紙4に対してフィルム供給
ローラ304から供給される樹脂フィルム6が重ねら
れ、圧着されることにより、台紙4と樹脂フィルム6と
が糊付けされたシートが形成される。
【0082】そして、当該シートが更に搬送されて折線
形成装置305を通過することで、シートの所定位置に
上述した折線14,16が順次形成される。そして、シ
ートはこの折線形成装置305を通過した後、折曲装置
306に導入される。この折曲装置306内では、折線
形成装置305により形成された折線14,16に沿っ
てシートを順次折り重ねることにより、これら折線1
4、16を対向する2辺に順次配置する。このようにし
てディスク収納袋の半製品2’が形成される。
形成装置305を通過することで、シートの所定位置に
上述した折線14,16が順次形成される。そして、シ
ートはこの折線形成装置305を通過した後、折曲装置
306に導入される。この折曲装置306内では、折線
形成装置305により形成された折線14,16に沿っ
てシートを順次折り重ねることにより、これら折線1
4、16を対向する2辺に順次配置する。このようにし
てディスク収納袋の半製品2’が形成される。
【0083】その後、図9(b)に示すように、折曲装
置306により各折線14,16が配置された対向する
2辺のうち折線16が配置された側を、プレス装置Pに
てシートの重畳方向に打ち抜くことにより、図9(c)
に示すように複数の出入孔10が同時に形成される。
置306により各折線14,16が配置された対向する
2辺のうち折線16が配置された側を、プレス装置Pに
てシートの重畳方向に打ち抜くことにより、図9(c)
に示すように複数の出入孔10が同時に形成される。
【0084】このような製造ラインを構築することで、
複数の出入孔10が瞬時にして形成されるため、複数の
出入孔10をシートの搬送の過程で個々に打ち抜いて形
成する方法をとるよりも工程時間が大幅に短縮すること
ができる。尚、本工程では、台紙4と樹脂フィルム6と
を糊付けする例を示したが、実施例1のように台紙4と
樹脂フィルム6とを溶着してもよく、その場合は、搬送
行程において溶着装置が設置される。
複数の出入孔10が瞬時にして形成されるため、複数の
出入孔10をシートの搬送の過程で個々に打ち抜いて形
成する方法をとるよりも工程時間が大幅に短縮すること
ができる。尚、本工程では、台紙4と樹脂フィルム6と
を糊付けする例を示したが、実施例1のように台紙4と
樹脂フィルム6とを溶着してもよく、その場合は、搬送
行程において溶着装置が設置される。
【0085】また、実施例2では、箱本体32及び引き
出し36の構造として「地獄底」構造を採用した例を示
したが、これ以外の構造を採用することも可能である。
そこで、図10及び図11に基づいて箱本体232の変
形例を説明する。尚、当該変形例は、実施例2の箱本体
32の「地獄底」構造に相当する部分を除いては、箱本
体32と同様の構造を有するため、同様の構造部分につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
出し36の構造として「地獄底」構造を採用した例を示
したが、これ以外の構造を採用することも可能である。
そこで、図10及び図11に基づいて箱本体232の変
形例を説明する。尚、当該変形例は、実施例2の箱本体
32の「地獄底」構造に相当する部分を除いては、箱本
体32と同様の構造を有するため、同様の構造部分につ
いては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0086】図10に示すように、左側壁部54の下方
には、左後側壁部270が、谷折りされる折線72を介
して連設されている。この左後側壁部270は、左側壁
部54のほぼ半分の高さを有する台形状の右下側を切り
欠いた形状をなし、その先端に係合部270aが形成さ
れている。この係合部270aは、左後側壁部270の
幅のほぼ半分の幅を有する。
には、左後側壁部270が、谷折りされる折線72を介
して連設されている。この左後側壁部270は、左側壁
部54のほぼ半分の高さを有する台形状の右下側を切り
欠いた形状をなし、その先端に係合部270aが形成さ
れている。この係合部270aは、左後側壁部270の
幅のほぼ半分の幅を有する。
【0087】一方、底部56の下方には、左後側壁部2
70よりもやや高い台形状の下後側壁部276が、谷折
りされる折線78を介して連設されている。この下後側
壁部276の先端縁の中央には、所定幅の係合凹部27
6aが形成されている。また、右側壁部58の下方に
は、右後側壁部280が、谷折りされる折線82を介し
て連設されている。この右後側壁部280は、上記左後
側壁部270と左右対称な形状を有し、右側壁部58の
ほぼ半分の高さを有する台形状の左下側を切り欠いた形
状をなし、その先端に係合部280aが形成されてい
る。この係合部280aは、右後側壁部280の幅のほ
ぼ半分の幅を有する。
70よりもやや高い台形状の下後側壁部276が、谷折
りされる折線78を介して連設されている。この下後側
壁部276の先端縁の中央には、所定幅の係合凹部27
6aが形成されている。また、右側壁部58の下方に
は、右後側壁部280が、谷折りされる折線82を介し
て連設されている。この右後側壁部280は、上記左後
側壁部270と左右対称な形状を有し、右側壁部58の
ほぼ半分の高さを有する台形状の左下側を切り欠いた形
状をなし、その先端に係合部280aが形成されてい
る。この係合部280aは、右後側壁部280の幅のほ
ぼ半分の幅を有する。
【0088】そして、上部60の下方には、上後側壁部
286が、谷折りされる折線88を介して連設されてい
る。この上後側壁部286は、下後側壁部276とほぼ
同じ高さを有する台形状に形成されており、この上後側
壁部286の先端縁には係合凸部286aが形成されて
いる。この係合凸部286aは、その幅が上記係合凹部
276aの幅とほぼ等しくなっており、これら係合凸部
286aと係合凹部276aとは互いに係合可能に構成
されている。
286が、谷折りされる折線88を介して連設されてい
る。この上後側壁部286は、下後側壁部276とほぼ
同じ高さを有する台形状に形成されており、この上後側
壁部286の先端縁には係合凸部286aが形成されて
いる。この係合凸部286aは、その幅が上記係合凹部
276aの幅とほぼ等しくなっており、これら係合凸部
286aと係合凹部276aとは互いに係合可能に構成
されている。
【0089】そして、箱本体32を組み付ける際には、
実施例2と同様に、まず図10における折線62,6
4,66,68をそれぞれ折り曲げることにより、筒状
体を形成する。続いて図11(a)に示すように、下後
側壁部276を、その壁面が底部56の壁面に直交する
ように折線78に沿って折り曲げ、その後図11(b)
に示すように、左後側壁部270及び右後側壁部280
を、各々の壁面がそれぞれ左側壁部54、右側壁部58
の壁面に直交するように折線72、82に沿って折り曲
げる。このとき、下後側壁部276の係合凹部276a
に対し、左後側壁部270の係合部270aと右後側壁
部280の係合部280aが、それぞれ所定量オーバラ
ップする態様となる。
実施例2と同様に、まず図10における折線62,6
4,66,68をそれぞれ折り曲げることにより、筒状
体を形成する。続いて図11(a)に示すように、下後
側壁部276を、その壁面が底部56の壁面に直交する
ように折線78に沿って折り曲げ、その後図11(b)
に示すように、左後側壁部270及び右後側壁部280
を、各々の壁面がそれぞれ左側壁部54、右側壁部58
の壁面に直交するように折線72、82に沿って折り曲
げる。このとき、下後側壁部276の係合凹部276a
に対し、左後側壁部270の係合部270aと右後側壁
部280の係合部280aが、それぞれ所定量オーバラ
ップする態様となる。
【0090】そして、この状態から上後側壁部286
を、その壁面が上部60の壁面に直交するように折線8
8に沿って折り曲げ、その係合凸部286aを係合凹部
276aに係合させる。このように組み付けることによ
り、下後側壁部276、左後側壁部270、右後側壁部
280、及び上後側壁部286が、互いに係止される態
様で固定される。
を、その壁面が上部60の壁面に直交するように折線8
8に沿って折り曲げ、その係合凸部286aを係合凹部
276aに係合させる。このように組み付けることによ
り、下後側壁部276、左後側壁部270、右後側壁部
280、及び上後側壁部286が、互いに係止される態
様で固定される。
【0091】以上の変形例においては、実施例2にて示
した「地獄底」構造の場合に比較して、折線(図4の折
線74や84)を付与する工程や糊付け工程等を設ける
必要がない。このため、箱本体32を低廉に製造するこ
とができる。また、図10の展開図に示した状態で需要
者に提供することもでき、その場合は製造コストがかか
らない分安価に提供することができる。
した「地獄底」構造の場合に比較して、折線(図4の折
線74や84)を付与する工程や糊付け工程等を設ける
必要がない。このため、箱本体32を低廉に製造するこ
とができる。また、図10の展開図に示した状態で需要
者に提供することもでき、その場合は製造コストがかか
らない分安価に提供することができる。
【0092】また同様に、引き出し36についても、図
12に示すように、上述した変形例の構造を適用するこ
とが可能である。この場合、図12に示した引き出し3
6の下後側壁部226、左後側壁部220、右後側壁部
230、及び上後側壁部236が、図10に示した箱本
体32の下後側壁部276、左後側壁部270、右後側
壁部280、及び上後側壁部286に、それぞれ対応す
る。ただし、これらは同様の構造及び機能を有するた
め、ここではその説明を省略する。
12に示すように、上述した変形例の構造を適用するこ
とが可能である。この場合、図12に示した引き出し3
6の下後側壁部226、左後側壁部220、右後側壁部
230、及び上後側壁部236が、図10に示した箱本
体32の下後側壁部276、左後側壁部270、右後側
壁部280、及び上後側壁部286に、それぞれ対応す
る。ただし、これらは同様の構造及び機能を有するた
め、ここではその説明を省略する。
【図1】 実施例1のディスク収納袋2の概略構成を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】 ディスク収納袋2の形成手順を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】 実施例2のディスク収納箱30の概略構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】 箱本体32の展開図である。
【図5】 引き出し36の展開図である。
【図6】 ディスク収納袋の他の例を示す説明図であ
る。
る。
【図7】 ディスク収納袋の他の例を示す説明図であ
る。
る。
【図8】 ディスク収納袋の他の例を示す説明図であ
る。
る。
【図9】 ディスク収納袋の製造工程の一例を示す説明
図である。
図である。
【図10】 箱本体32の変形例の展開図である。
【図11】 箱本体32の変形例の組み付け方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図12】 引き出し36の変形例の展開図である。
2…ディスク収納袋、4…台紙、6…樹脂フィルム、8
…収納部、10…出入孔、12…接合部、14,16…
折線、30…ディスク収納箱、32…箱本体、34…開
口部、36…引き出し、140,156…斜面部、14
2,158…折線、200…ディスク。
…収納部、10…出入孔、12…接合部、14,16…
折線、30…ディスク収納箱、32…箱本体、34…開
口部、36…引き出し、140,156…斜面部、14
2,158…折線、200…ディスク。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B31B 23/66 B31B 23/66 B65D 5/38 B65D 5/38 A 85/00 85/00 F G11B 23/03 601 G11B 23/03 601G Fターム(参考) 3E036 AA01 AA15 CA01 CA06 EA01 FA05 3E060 AA03 AB32 BA23 DA17 EA09 EA20 3E068 AA10 AB01 AC07 BB06 CC09 CD02 CE02 DD18 DE18 EE32 3E075 BA42 CA02 DB07 DB12 DD02 DD12 DD32 DD45 DD46 GA04
Claims (9)
- 【請求項1】 長尺状の第1シートと、該第1シートと
略同形状の第2シートとを重ねて、それぞれ長手方向に
沿った両端側を互いに貼り付け、更に、該第1シートと
該第2シートとの間に二つの扁平なディスクを長手方向
に沿って並べて収納できるように、二つの該ディスクの
径の大きさに対応した間隔で該第1シートと該第2シー
トとを互いに貼り付けて接合部を形成し、 しかも、前記二つのディスクを前記接合部で区切られた
各収納部に出し入れするための出入孔を、隣接する各該
接合部の中間位置に形成すると共に、該出入孔の前記長
手方向に対して直交方向の両端及び前記接合部に、それ
ぞれ前記出入孔を一方向に向けて折曲可能な折線を前記
長手方向に直交する方向に沿って形成したことを特徴と
するディスク収納袋。 - 【請求項2】 前記第1シートが紙からなり、前記第2
シートが樹脂フィルムからなることを特徴とする請求項
1記載のディスク収納袋。 - 【請求項3】 前記接合部に形成される折線は、該接合
部の中心位置から変位した位置に形成され、前記出入孔
及び該出入孔に形成される折線は、該接合部に形成され
る折線の中心位置にそれぞれ形成されていることを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載のディスク収納袋。 - 【請求項4】 前記接合部は、前記第1シートと前記第
2シートとを互いに貼着する第1接合部及び第2接合部
から構成され、 前記接合部に形成される折線は、該第1接合部と該第2
接合部との間に形成されたことを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載のディスク収納袋。 - 【請求項5】 前記第1接合部及び前記第2接合部の少
なくとも一方は、前記両シートの長手方向に対して直交
方向の中央位置を含むように、該直交方向に部分的に延
設されていることを特徴とする請求項4記載のディスク
収納袋。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のディス
ク収納袋の製造方法であって、 前記長手方向に搬送される前記第1シートに沿って前記
第2シートを重ねると共に、該重ねられた両シートの前
記長手方向に沿った両端側及び前記各接合部を順次貼着
する貼着工程と、 該貼着工程により貼着された前記両シートの所定位置に
前記折線を順次形成する折線形成工程と、 該折線形成工程により形成された折線に沿って該両シー
トを順次折り重ねることにより、該折線を対向する2辺
に順次配置する折曲工程と、 該折曲工程により前記折線が配置された対向する2辺の
一方を、プレス装置にて前記両シートの重畳方向に打ち
抜くことにより、前記複数の出入孔を同時に形成する打
抜工程と、 を備えたことを特徴とするディスク収納袋の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載のディス
ク収納袋の製造方法であって、 前記長手方向に搬送される前記第1シートに沿って前記
第2シートを重ねると共に、該重ねられた両シートの前
記長手方向に沿った両端側及び前記各接合部を順次貼着
する貼着工程と、 該貼着工程により貼着された前記両シートの所定位置に
前記折線を順次形成する折線形成工程と、 該貼着工程により貼着された前記両シートの前記折線の
形成位置を一つおきに打ち抜くことにより、前記出入孔
を順次形成する打抜工程と、 前記折線形成工程及び前記打抜工程の後、前記折線形成
工程により形成された折線に沿って該両シートを順次折
り重ねる折曲工程と、 を備えたことを特徴とするディスク収納袋の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載のディス
ク収納袋に前記ディスクを出し入れ可能に、当該ディス
ク収納袋を収納するディスク収納箱であって、一端に開
口部を有する箱本体と、 前記開口部を介して箱本体に出し入れされ、前記ディス
ク収納袋を内側に収納する引き出しとを備え、 前記引き出しの側壁の少なくとも一つには、内側に傾斜
した斜面が形成されていることを特徴とするディスク収
納箱。 - 【請求項9】 当該ディスク収納箱の前記斜面は、前記
引き出しの一端から延設された長尺状のシートを内側に
折り曲げられることにより形成されていることを特徴と
する請求項8に記載のディスク収納箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316742A JP2002120887A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | ディスク収納袋、ディスク収納袋の製造方法、及びディスク収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000316742A JP2002120887A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | ディスク収納袋、ディスク収納袋の製造方法、及びディスク収納箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002120887A true JP2002120887A (ja) | 2002-04-23 |
Family
ID=18795643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000316742A Pending JP2002120887A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | ディスク収納袋、ディスク収納袋の製造方法、及びディスク収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002120887A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010009303A2 (en) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | Meadwestvaco Corporation | Package for media discs |
KR101564687B1 (ko) * | 2007-07-17 | 2015-11-06 | 지.디 쏘씨에타'퍼 아지오니 | 경성의 스윙 오픈 담배패킷 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000316742A patent/JP2002120887A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101564687B1 (ko) * | 2007-07-17 | 2015-11-06 | 지.디 쏘씨에타'퍼 아지오니 | 경성의 스윙 오픈 담배패킷 |
WO2010009303A2 (en) * | 2008-07-18 | 2010-01-21 | Meadwestvaco Corporation | Package for media discs |
WO2010009303A3 (en) * | 2008-07-18 | 2010-05-06 | Meadwestvaco Corporation | Package for media discs |
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