JP2002120822A - 箱 - Google Patents

Info

Publication number
JP2002120822A
JP2002120822A JP2000316010A JP2000316010A JP2002120822A JP 2002120822 A JP2002120822 A JP 2002120822A JP 2000316010 A JP2000316010 A JP 2000316010A JP 2000316010 A JP2000316010 A JP 2000316010A JP 2002120822 A JP2002120822 A JP 2002120822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
flap
flaps
box
boundary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000316010A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kato
敏夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NICHIEI SHIKO KK
Original Assignee
NICHIEI SHIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NICHIEI SHIKO KK filed Critical NICHIEI SHIKO KK
Priority to JP2000316010A priority Critical patent/JP2002120822A/ja
Publication of JP2002120822A publication Critical patent/JP2002120822A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラフトテープ等の開口部を確実かつ簡単に
閉塞することができる箱を提供する。 【解決手段】 本発明の箱は、第1及び第2のフラップ
21,22の各切り欠き部21c,22cにより形成さ
れる係合口25に、第3のフラップ23の先端突出部2
3dを係合させることにより、封止用部材を用いること
なく開口部を確実かつ簡単に閉塞することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は箱に関し、特に1枚
のシート材からなる組立式の箱において、収容物品を出
し入れする開口部を開閉自由に閉塞するフラップの構成
に特徴を有する箱に関する。
【0002】
【従来の技術】物品の梱包用又は保管用の箱として段ボ
ール箱が一般に知られており、かかる段ボール箱は、通
常、1枚の段ボール紙を所定の形状に裁断し、各側板か
ら突出する各フラップを内方に略直角に折り曲げること
により組み立てられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
段ボール箱では、物品を収容した後に、開口部を閉塞す
るフラップが開放しないように、隣接するフラップ同士
をクラフトテープ等の封止用部材を用いて接合してい
る。このため、例えば、梱包工場などのように、大量の
梱包作業を行う現場では、封止用部材を用いて開口部を
閉塞する作業に大変な手間と時間を費やしているのが実
状である。また、梱包された物品を箱から取り出す際に
は、フラップを開放させるために、封止用部材を取り外
さなければならないため、その作業が面倒である。ま
た、取り外した封止用部材は再利用ができないため廃棄
されるが、大量に梱包物が納入される工場などでは、か
かる廃棄物が大量に発生してしまうという問題がある。
【0004】一方、上記した問題を解消するために、図
9(a)に示したように、開口部100を閉塞する各フ
ラップ110〜140のうち、第1及び第2のフラップ
110,120のそれぞれ対応する位置に切り込み11
0a,110b,120a,120bを形成し、第3及
び第4のフラップ130,140には、幅方向の略中央
に舌片130a,140aをそれぞれ形成して構成され
る段ボール箱が知られている。図9(b)に示したよう
に、第1及び第2のフラップ110,120を閉じるこ
とによって、各切り込み110a,110b,120
a,120bにより差込口150A,150Bを形成
し、第3及び第4のフラップ130,140を閉じると
きに、各舌片130a,140aをそれぞれ該差込口1
50A,150Bに差し込んで開口部100を閉塞する
ものである。
【0005】かかる段ボール箱によれば、クラフトテー
プ等の封止用部材を用いなくても開口部を閉塞すること
ができる。しかしながら、各舌片130a,140aを
それぞれ差込口150A,150Bに差し込むには、第
3及び第4のフラップ130,140をそれぞれ内側に
湾曲させて差し込む必要があるので面倒であり、また、
第3のフラップ130の舌片130aを一方の差込口1
50Aに差し込んだ後に、さらに第4のフラップ140
の舌片140aを他方の差込口150Bに差し込まなけ
ればならないので時間もかかるという欠点がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、封止用部材を用いることなく開口部を確実かつ簡単
に閉塞することができる箱を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明は、各側板から突出する各フ
ラップを内方に略直角に折り曲げることにより組み立て
られる箱において、対向する各側板に突出形成された一
対のフラップは、それぞれ、該各側板と略同一の幅を有
し、かつ一方の側端から他方の側端方向中途までの突出
長さが、他の部位における突出長さよりも短くなるよう
に切り欠き形成された切り欠き部を有し、各側板との境
界辺に沿って略直角に内方に折り曲げ、各切り欠き部を
対向させることにより、各側板に隣接するいずれか一方
の側板との境界位置から開口する係合口を形成可能であ
り、前記各側板に隣接するいずれか一方の側板に突出形
成されたフラップは、その幅方向略中央に、前記係合口
の開口幅と略同じ幅であると共に、該一方の側板との境
界辺に沿って略直角に内方に折り曲げた際に、外面が、
前記係合口の周縁部奥側の内面に当接することにより係
合可能な先端突出部を有し、前記境界辺から先端突出部
までの部位において幅方向両側に位置する裾部の内面が
前記係合口の周縁部両側の外面に当接可能であることを
特徴とする箱を提供する。
【0008】請求項2記載の本発明は、前記各側板に隣
接する他方の側板に突出形成されたフラップは、前記係
合口を形成可能な一対のフラップよりも内側に位置する
ように、側板との境界辺に沿って折り曲げられているこ
とを特徴とする請求項1記載の箱を提供する。
【0009】請求項3記載の本発明は、前記係合口の周
縁部奥側の内面と前記先端突出部の外面との重なり範囲
の奥行き方向長さが、5〜20mmの範囲であることを
特徴とする請求項1又は2記載の箱を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づき本発明をさらに詳しく説明する。まず、本発明の
一の実施形態にかかる箱の全体の構成について説明す
る。図1は本実施形態にかかる箱の展開図であり、この
図に示したように、本実施形態の箱は1枚のシート材か
らなる。かかるシート材としては、段ボール紙が典型例
として挙げられるが、これに限定されるものではなく、
厚紙やプラスチックシートなどであってもよい。
【0011】本実施形態にかかる箱は、展開状態におい
て、横方向に一列に連続して設けられた第1乃至第4の
側板11〜14と、それぞれ第1乃至第4の側板11〜
14から上方へ突出する第1乃至第4のフラップ21〜
24と、それぞれ第1乃至第4の側板11〜14から下
方へ突出する第5乃至第8のフラップ31〜34とを有
して構成される。
【0012】第1乃至第4の側板11〜14のうち、第
3の側板13を挟んでその両側に位置する第1及び第2
の側板11,12は、ともに略同じの大きさの略四角形
に形成されている。第3及び第4の側板13,14は、
ともに第1及び第2の側板11,12の幅よりも小さい
幅を有する略四角形に形成されている。第2の側板12
には、その側端12cから外方へ突出する突出片15が
連設されている。
【0013】かかる第1乃至第4の側板11〜14は、
図1及び図2に示したように、第4の側板14を第1の
側板11との境界辺Aに沿って内方に略直角に折り曲げ
て配置し、また、第3の側板13を第1の側板11との
境界辺Bに沿って内方に略直角に折り曲げて配置した
後、さらに、第2の側板12を第3の側板13との境界
辺Cに沿って内方に略直角に折り曲げて配置する。そし
て、突出片15を第2の側板との境界辺D(第2の側板
の側端12c)に沿って内方に略直角に折り曲げた後、
該突出片15の外面を第4の側板14の側端14c付近
の内面に接着剤等を用いて接合する。それにより、第1
の側板11と第2の側板12が相互に対向し、また、第
3の側板13と第4の側板14が相互に対向して配置さ
れる。
【0014】第1乃至第4のフラップ21〜24は、第
1乃至第4の側板11〜14を上記のように組み立てる
ことにより上部に形成される開口部を開閉自由に閉塞す
るものである。図1に示したように、第1及び第2のフ
ラップ21,22は、第1及び第2の側板11,12の
各上辺11a,12aからそれぞれ上方へ突出するよう
に形成されており、第1及び第2の側板11,12と略
同じの幅をそれぞれ有すると共に、一方の側端21a,
22aから他方の側端21b,22b方向中途までの突
出長さMが、他の部位における突出長さNよりも短くな
るように切り欠き形成された切り欠き部21c,22c
をそれぞれ備えて構成されている。
【0015】第3のフラップ23は、第3の側板13の
上辺13aから上方へ突出するように形成されており、
その幅が、第3の側板13との境界辺G(第3の側板1
3の上辺13a)から中途23bに至るまでの部位(裾
部)23cにおいては、上方へ向かうに従って徐々に小
さくなるような形状に形成され、中途23bから先端2
3aに至るまでの部位(先端突出部)23dにおいて
は、中途23bにおける幅を有する形状に形成されてい
る。すなわち、第3のフラップ13は、その幅方向略中
央に、裾部23cよりも小さい幅を有し、上方へ突出す
る先端突出部23dを備えて構成されている。
【0016】第4のフラップ24は、第4の側板14の
上辺14aから上方へ突出するように形成されており、
第4の側板14と略同じの幅を有する略四角形に形成さ
れて構成されている。かかる第1乃至第4のフラップ2
1〜24による開口部の閉塞方法については後述する。
【0017】第5乃至第8のフラップ31〜34は、互
いに組み合わされることにより本実施形態にかかる箱の
底部を構成するものであるが、これらのフラップの形状
及び組み合わせ方法は限定されるものではなく、適宜の
形状・組み合わせ方法を採用することができる。本実施
形態では、図1に示したように、第5及び第6のフラッ
プ31,32が第1及び第2の側板11,12の各下辺
11b,12bからそれぞれ下方へ突出するように形成
され、また、第7及び第8のフラップ33,34が第3
及び第4の側板13,14の各下辺13b,14bから
それぞれ下方へ突出するように形成されている。第5及
び第6のフラップ31,32には、それぞれ一方の角部
31a,32a付近を外方へ向かって略180°折り曲
げるための折り目31b,32bが斜めに入れられてお
り、さらにその折り目31b,32b上に、各角部31
a,32aを折り曲げ易くするための切り込み31c,
32cが形成されている。
【0018】かかる第5乃至第8のフラップ31〜34
は、まず、第7及び第8のフラップ33,34を第3及
び第4の側板との各境界辺K,Iに沿ってそれぞれ内方
に略180°折り曲げて配置する。次に、第5及び第6
のフラップ31,32を第1及び第2の側板11,12
との各境界辺J,Lに沿ってそれぞれ内方に略180°
折り曲げて配置すると共に、該第5及び第6のフラップ
31,32の一方の角部31a,32a付近を折り目3
1b,32bに沿ってそれぞれ外方へ向かって略180
°折り曲げる。そして、第1の側板11と第4の側板1
4との境界辺Aと、第2の側板12と第3の側板13と
の境界辺Cとをそれぞれ鋭角に折り曲げて、第1の側板
11と第4の側板14、及び第2の側板12と第3の側
板13をそれぞれ対面させるように配置して、第5及び
第6のフラップ31,32の一方の角部31a,32a
付近の各内面と、第7及び第8のフラップ33,34の
各外面の一部(図1において、クロスハッチングで示し
た部位)33a,34aとを接着剤等を用いてそれぞれ
接合する。それにより、箱形に組み立てる前又は箱を分
解した時においては、図3に示したように、第1の側板
11と第4の側板14との境界辺Aと、第2の側板12
と第3の側板13との境界辺Cの2箇所を鋭角に屈曲さ
せることにより、第5乃至第8のフラップ31〜34
を、それぞれ第1乃至第4の側板11〜14の内側に配
置して折り畳むことができるので、全体を厚さの薄いコ
ンパクトな形状とすることができる。従って、嵩張るこ
とがなく、保管や運搬等に便利である。一方、箱形に組
み立てる時には、図3(c)に示したように、第1の側
板11と第4の側板14との境界辺Aと、第2の側板1
2と第3の側板13との境界辺Cを近接させるように
(図3(c)において、矢印方向に)外力を加えると、
第1乃至第4の側板11〜14が、図2に示したように
四方に配置されるように変形していくと共に、それに連
動して、第5乃至第8のフラップ31〜34がそれぞれ
外方へ向かって傾倒していく。そして最終的には、図4
に示したように、第5及び第6のフラップ31,32の
他方の角部31d,32dが第7及び第8のフラップ3
3,34の上にそれぞれ被さるように組み合わされて、
箱の底部が構成される。このように本実施形態によれ
ば、第5乃至第8のフラップ31〜34同士を個々に組
み合わせなくても、折り畳まれた状態から第1の側板1
1と第4の側板14との境界辺Aと、第2の側板12と
第3の側板13との境界辺Cを近接させるように外力を
加えるだけの作業で、簡単かつ非常に短時間で箱の底部
を構成することができる。
【0019】次に、図5〜図8に基づき第1乃至第4の
フラップ21〜24による開口部の閉塞方法について説
明する。本実施形態の箱は、各種の装置、機械器具若し
くはそれらの部品又は書籍、雑誌、文書若しくは図面な
ど、種々の物品の梱包用又は保管用の箱として利用され
るものであり、第1乃至第4の側板11〜14によりそ
の上部に形成される開口部を通じて内部に物品が収容さ
れたならば、まず、図5(a)に示したように、第4の
フラップ24を第4の側板14との境界辺E(第4の側
板14の上辺14a)に沿って内方に略直角に折り曲げ
る。次に、図5(b)に示したように、第1及び第2の
フラップ21,22を第1及び第2の側板11,12と
の各境界辺F,H(第1及び第2の側板11,12の各
上辺11a,12a)に沿ってそれぞれ内方に略直角に
折り曲げる。それにより、第1及び第2のフラップ2
1,22にそれぞれ形成された切り欠き部21c,22
cが対向して配置されることとなり、該各切り欠き部2
1c,22cによって、第1及び第2の側板11,12
に隣接する第3の側板13との境界位置から開口する略
コ字状の係合口25が形成される。そして最後に、図6
に示したように、第3のフラップ23を第3の側板13
との境界辺G(第3の側板13の上辺13a)に沿って
内方に略直角に折り曲げるが、この際、第3のフラップ
23は、内方に向かって押し倒されることにより、図6
及び図7に示したように、幅方向略中央に形成された先
端突出部23dの先端(第3のフラップ23の先端23
a)付近が上記係合口25の周縁部奥側25aの下方に
潜り込んで、該先端突出部23dの先端付近の外面が上
記係合口25の周縁部奥側25aの内面に当接すること
により係合し、また、境界辺Gから先端突出部23dま
での部位において幅方向両側に位置する裾部23c,2
3cの内面が上記係合口25の周縁部両側25b,25
bの外面にそれぞれ当接して配置される。それにより、
第1乃至第4のフラップ21〜24のいずれかが開放し
ようとしても、第4のフラップ24は第1及び第2のフ
ラップ21,22により押さえられ、第1及び第2のフ
ラップ21,22は第3のフラップ23により押さえら
れ、さらに第3のフラップ23は第1及び第2のフラッ
プと係合することにより押さえられるため、箱の開口部
が確実に閉塞される。
【0020】このように本実施形態の箱によれば、閉塞
時において、第1、第2及び第4のフラップ21,2
2,24を内方に向かって押し倒した後に、これらのフ
ラップとほぼ同様に第3のフラップ23を内方に向かっ
て押し倒すだけの作業で開口部を確実に閉塞することが
できる。従って、クラフトテープ等の封止用部材を用い
る必要がない。また、図9に示したような従来の差し込
み式の箱では、第3及び第4のフラップ130,140
をそれぞれ内側に湾曲させて差し込む必要があり、ま
た、第3及び第4のフラップ130,140の各舌片1
30a,140aをそれぞれ差込口150A,150B
に差し込まなければならないので手間や時間がかかって
いたが、本実施形態によれば、第3のフラップ23を湾
曲させることなく押し倒せばよく、また、それだけの作
業で開口部を閉塞することができるため、従来よりも簡
単かつ短時間で開口部を閉塞することができる。
【0021】なお、図6に示したように、第3のフラッ
プ23の先端突出部23dは、係合口25の開口幅と略
同じ幅を有して形成されている。また、係合口25の周
縁部奥側25aの内面と上記先端突出部23dの外面と
の重なり範囲の奥行き方向の長さPは、5〜20mmの
範囲であることが好ましい。かかる重なり範囲の奥行き
方向の長さPが長すぎると、第3のフラップ23を単に
内方に向かって押し倒しただけでは先端突出部23dを
係合口25の周縁部奥側25aの下方に潜り込ませるこ
とが困難となり、また、開放させる際にも第3のフラッ
プ23を開放させ難くなるという不具合が生じるおそれ
がある一方、かかる重なり範囲の奥行き方向の長さPが
短すぎると、先端突出部23dの外面を係合口25の周
縁部奥側25aの内面に当接させることができなくなっ
たり、当接させることができてもかかりが悪いために、
係合の度合いが弱くなってしまい、意図しないときに第
3のフラップ23等が開放してしまうという不具合が生
じ易くなるからである。
【0022】また、図6及び図7に示したように、第4
のフラップ24が、第1及び第2のフラップ21,22
よりも内側に位置するように、第4の側板14との境界
辺Eに沿って折り曲げられているのは、第3のフラップ
23の先端突出部23dを係合口25に係合させやすく
するためである。すなわち、仮に第4のフラップ24が
上記位置に配置されていないとすると、第3のフラップ
23を押し倒した際に、該第3のフラップ23に押され
て第1及び第2のフラップ21,22が、図8(a)に
示したように、内方に沈み込んでしまい、先端突出部2
3dを係合口25に係合させ難くなるおそれがある。そ
のため、本実施形態では、図8(b)に示したように、
第4のフラップ24を第1及び第2のフラップ21,2
2よりも内側に配置して、該第4のフラップ24によっ
て第1及び第2のフラップ21,22を下方から支持さ
せることにより第1及び第2のフラップ21,22の沈
み込みを防止している。
【0023】一方、閉塞された開口部を開放する場合に
は、第1及び第2のフラップ21,22を内方に向かっ
て軽く押し込むことにより、第3のフラップ23の先端
突出部23dと係合口25との係合状態を解除して、第
3のフラップ23を上方に立ち上げる。その後、第1、
第2及び第4のフラップ21,22,24を順次上方に
立ち上げることにより開口部が開放される。このように
本実施形態の箱によれば、開放作業も容易である。ま
た、封止用部材を用いていないため、開放させる際にゴ
ミが発生することもない。さらに、封止用部材を剥がし
た跡なども残ることがなく、きれいな状態で繰り返して
使用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の箱によれ
ば、封止用部材を用いることなく開口部を確実かつ簡単
に閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一の実施形態にかかる箱の展開
図である。
【図2】図2は同実施形態にかかる箱を構成する第1乃
至第4の側板の組立時の状態を示す横断面図である。
【図3】図3は同実施形態にかかる箱の折り畳み状態を
示す図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、
(c)は(a)のX−X部断面図である。
【図4】図4は同実施形態にかかる箱の底部を上方から
見た図である。
【図5】図5は同実施形態にかかる箱を構成する第1乃
至第4のフラップによる開口部の閉塞方法を説明するた
めの図である。
【図6】図6は同実施形態にかかる箱の開口部を閉塞し
た状態を示す平面図である。
【図7】図7は図6のY−Y部部分断面図である。
【図8】図8は同実施形態にかかる箱を構成する第4の
フラップの作用を説明するための図である。
【図9】図9は従来の箱を示す図である。
【符号の説明】
11 第1の側板 12 第2の側板 13 第3の側板 14 第4の側板 15 突出片 21 第1のフラップ 22 第2のフラップ 23 第3のフラップ 24 第4のフラップ 21c,22c 切り欠き部 23d 先端突出部 25 係合口 31 第5のフラップ 32 第6のフラップ 33 第7のフラップ 34 第8のフラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各側板から突出する各フラップを内方に
    略直角に折り曲げることにより組み立てられる箱におい
    て、 対向する各側板に突出形成された一対のフラップは、そ
    れぞれ、該各側板と略同一の幅を有し、かつ一方の側端
    から他方の側端方向中途までの突出長さが、他の部位に
    おける突出長さよりも短くなるように切り欠き形成され
    た切り欠き部を有し、各側板との境界辺に沿って略直角
    に内方に折り曲げ、各切り欠き部を対向させることによ
    り、各側板に隣接するいずれか一方の側板との境界位置
    から開口する係合口を形成可能であり、 前記各側板に隣接するいずれか一方の側板に突出形成さ
    れたフラップは、その幅方向略中央に、前記係合口の開
    口幅と略同じ幅であると共に、該一方の側板との境界辺
    に沿って略直角に内方に折り曲げた際に、外面が、前記
    係合口の周縁部奥側の内面に当接することにより係合可
    能な先端突出部を有し、前記境界辺から先端突出部まで
    の部位において幅方向両側に位置する裾部の内面が前記
    係合口の周縁部両側の外面に当接可能であることを特徴
    とする箱。
  2. 【請求項2】 前記各側板に隣接する他方の側板に突出
    形成されたフラップは、前記係合口を形成可能な一対の
    フラップよりも内側に位置するように、側板との境界辺
    に沿って折り曲げられていることを特徴とする請求項1
    記載の箱。
  3. 【請求項3】 前記係合口の周縁部奥側の内面と前記先
    端突出部の外面との重なり範囲の奥行き方向長さが、5
    〜20mmの範囲であることを特徴とする請求項1又は
    2記載の箱。
JP2000316010A 2000-10-17 2000-10-17 Pending JP2002120822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000316010A JP2002120822A (ja) 2000-10-17 2000-10-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000316010A JP2002120822A (ja) 2000-10-17 2000-10-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002120822A true JP2002120822A (ja) 2002-04-23

Family

ID=18795018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000316010A Pending JP2002120822A (ja) 2000-10-17 2000-10-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002120822A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022006910A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 大王パッケージ株式会社 箱用シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022006910A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 大王パッケージ株式会社 箱用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3206842U (ja) 箱用シート
JP4889942B2 (ja) 再封緘機能付き包装箱
JP3213645U (ja) 段ボール箱
JP3866122B2 (ja) 段ボール箱
JP2008056262A (ja) 包装用箱
JP2002120822A (ja)
JP4886604B2 (ja) 変形包装箱
JP3081846B1 (ja) 再封可能紙箱
JP3177596U (ja) 包装箱
JP5464920B2 (ja) 閉口維持機能付包装用箱
JP3235354U (ja) 不正開封防止機能付き包装箱
JP4647962B2 (ja) 包装箱
JP2000326955A (ja) 包装用箱
JP3198545U (ja) 差込封緘箱
JP3235356U (ja) 緩衝仕切り付き包装箱
JP3224237U (ja) 再封機能付き包装箱
JP4387751B2 (ja) 包装用箱
JP5227101B2 (ja) 分割機能付包装用箱
JP4799099B2 (ja) ロック部カバー付包装用箱
JPWO2007058226A1 (ja) 梱包箱の結合構造
JP2004269031A (ja) 改ざん防止包装用箱
JPH07205954A (ja) ダンボール製梱包箱
JP5331595B2 (ja) 開封補助機能付包装用箱
JP2002046733A (ja) 包装箱
JP2003146324A (ja) 折構造体における2つの面部の結合構造,この結合構造を持つ折構造体,および折構造体組立用シート