JP2002120419A - 紙送り機構及びこの紙送り機構を用いた画像記録装置 - Google Patents
紙送り機構及びこの紙送り機構を用いた画像記録装置Info
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- JP2002120419A JP2002120419A JP2000315727A JP2000315727A JP2002120419A JP 2002120419 A JP2002120419 A JP 2002120419A JP 2000315727 A JP2000315727 A JP 2000315727A JP 2000315727 A JP2000315727 A JP 2000315727A JP 2002120419 A JP2002120419 A JP 2002120419A
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Abstract
にプラテン上で搬送させる紙送り機構及びこの紙送り機
構を用いた画像形成装置を得る。 【解決手段】 プラテン30の上面には、用紙の搬送方
向に沿って所定の間隔で矩形状の凹部40が凹設されて
おり、凹部40内には可動リブ42が収納可能となって
いる。凹部40の底部と可動リブ42の裏面には、コイ
ルスプリングが当接しており、可動リブ42を凹部40
から押し出す方向へ付勢している。このコイルスプリン
グのバネ力は、封筒の自重によって収縮可能としてい
る。このため、封筒が搬送されるとき、可動リブ42が
沈み込むので、封筒は普通紙よりも下方で搬送されるこ
ととなる。これにより、封筒が搬送されるとき、記録ヘ
ッド28のノズル面28Aを摺擦しないようにすること
ができ、ノズル面28Aの摺擦による記録ヘッド28の
故障を防止することができる。
Description
紙送り機構及びこの紙送り機構を用いた画像記録装置に
関するものである。
9797号公報では、図9に示すように、記録ヘッド1
00から吐出されたインクによって印字される記録媒体
Pが搬送されるプラテン102の上面には、複数の孔部
(図示省略)が形成されており、プラテン102の下方
に配置された吸気装置104によって、記録媒体Pをプ
ラテン102面へ吸引するようにしている。
媒体Pの搬送方向に沿って複数のリブ102Aが延設さ
れている。このため、記録媒体Pはリブ102Aの頂面
に当接した状態で搬送される。
媒体Pが膨潤して波打つが、リブ102Aとリブ102
Aの間に位置する凹溝102Bによって、波打ち分が吸
収される。
封筒体とがあり、それぞれ厚みが異なるため、印字面と
ノズル面100Aとの距離が異なってしまう。このた
め、普通紙に合わせてリブ102Aの高さを決めると、
封筒体を搬送した場合、波打ちによって浮き上がった部
分によってノズル面100Aが摺擦される恐れがあり、
また、封筒体に合わせてリブ102Aの高さを決める
と、普通紙とノズル面との離間距離が必要以上に長くな
ってしまい、画像の精度が落ちてしまう。
慮し、浮き上がりを防止し、かつ、記録媒体の種類を問
わず、画像精度を維持して、記録媒体を確実にプラテン
上で搬送させる紙送り機構及びこの紙送り機構を用いた
画像記録装置を提供することを課題とする。
は、インクが吐出する記録ヘッドの移動軌跡と対面して
プラテンが配置されており、このプラテンによって記録
媒体が搬送される。プラテンの上面には、複数の固定リ
ブ及び複数の可動リブが、記録媒体の搬送方向に延設さ
れ、且つ、搬送方向と直交する方向に所定間隔で配置さ
れており、可動リブは記録媒体に押されると沈み込むよ
うにしている。
筒体を、可動リブ上で搬送させることによって、可動リ
ブが沈み込んだ分、封筒体の厚み分が吸収されるので、
プラテン上をスライドする記録ヘッドのノズル面が封筒
体を摺擦しないようにすることができ、ノズル面の摺擦
による記録ヘッドの故障を防止することができる。
で搬送することにより、ノズル面と印字面との高さ方向
の離間距離を一定とすることができるので、用紙の種類
に拘らず、画質の精度を一定とすることができる。
勢手段によって記録ヘッドに向かって付勢され、ストッ
パーによって移動量が制限される。
置された領域を記録媒体の一つである封筒体の幅と略同
一としている。このように、可動リブの領域を必要最小
限とすることによって、固定リブの領域を増やし、普通
紙を搬送するときの画質の精度を保持している。
置された領域の両側に固定リブを配置している。これに
より、例えば、普通紙の場合、両端部が固定リブで搬送
される。このため、可動リブの沈み込みによって普通紙
が若干撓んだとしても、両端部を固定リブで搬送するこ
とで、普通紙のコシを利用して画質に影響を与えない範
囲に撓み量を抑えることができる。
基準位置を可動リブが配置された領域の端部とし、可動
リブが配置された領域で封筒体を搬送する。これによ
り、封筒体の端部が固定リブの領域に掛からないように
している。
送していない状態で、可動リブの頂面と固定リブの頂面
とを同じ高さにしている。これにより、普通紙を搬送す
る場合、固定リブの領域と可動リブの領域とで、記録ヘ
ッドのノズル面と印字面との離間距離がバラツかないよ
うにしている。
流側には、記録媒体を挟持搬送する搬送ローラ対が配設
されている。この搬送ローラ対とプラテンとの間には、
記録媒体の上面を押えて姿勢を正し、記録媒体をプラテ
ンへ案内する記録媒体押え部材を設けている。これによ
り、搬送ローラ対から搬送された記録媒体の先端部のカ
ールを抑えると共に、記録媒体が確実にプラテンへ案内
される。
部材の先端部の位置を固定リブの頂面よりも0.2mm
〜0.5mm高くしている。これによって、記録媒体を
固定リブの頂面へスムーズに案内することができる。
り、封筒体の厚みは、約2mmであるため、記録媒体押
え部材と固定リブの頂面との高低差を0.2mm〜0.
5mmとすることによって、普通紙の場合、先端部を記
録ヘッド側へカールしないように防止することができ、
封筒体の場合、記録媒体押え部材によって確実にプラテ
ン側へ押え付けることができる。
面には、記録ヘッドに設けられたノズル面の移動軌跡と
対面して複数の吸引孔が設けられており、吸引手段によ
って吸引孔を通じて記録媒体を吸引している。
体は、吸引孔を通じて吸引され、固定リブの頂面に当接
した状態で搬送されるので、記録媒体の印字面と記録ヘ
ッドのノズル面との離間距離が常に一定となる。従っ
て、印字された画像が乱れることはない。
て、記録媒体の表面が膨潤して波打ちが生じても、吸気
手段によってプラテンの上面へ吸引されるため、膨潤し
た分は固定リブの頂面とプラテンの上面との高低差によ
って吸収される。このため、記録媒体が記録ヘッド側に
浮き上がることがないので、記録媒体によってノズル面
が摺擦されることはない。
た領域内で搬送されるため、プラテンの上面に当接した
状態で搬送される。従って、固定リブの頂面に当接した
状態で搬送される場合と比較して、吸引力が高くなり、
記録媒体の浮き上がりを押えることができる。
スプリングであり、封筒体が搬送されると、可動リブが
沈み込むバネ力としている。このように、付勢手段とし
てスプリングを用いるだけで、可動リブを沈み込み可能
としているため、機構が簡単である。一方、ストッパー
はプラテン面に形成された長孔から突出する可動リブと
一体成形されており、プラテンの裏面に当接して可動リ
ブの移動量を制限する。
スプリングであり、可動リブが記録媒体押え部材の押圧
力によって、封筒体を介して可動リブが沈み込むバネ力
としている。
部材の押圧力を可動リブに伝達することによって、封筒
体よりもコシのない普通紙によって、可動リブが沈み込
まないようにしている。
配置された領域のプラテンの上面を、固定リブが配置さ
れた領域のプラテンの上面よりも記録ヘッドのノズル面
から離間させている。
動リブの領域のプラテンの上面を固定リブの領域のプラ
テンの上面よりもノズル面から離間させることによっ
て、可動リブの沈み込み量を確保して封筒体の厚み分を
吸収させている。これにより、封筒体が搬送するときに
ノズル面が封筒体を摺擦しないようにしている。
置に請求項1〜11の何れかに記載の紙送り機構を備え
ている。
備えた紙送り装置10について説明する。
ら挿入された記録媒体としての用紙(普通紙、封筒な
ど)は、インクジェット記録装置(図示省略)内に配設
された搬送路12を経て、紙送り装置10内に案内され
る。この紙送り装置10の側板10Aには、搬送ローラ
14が回転可能に軸支されており、図示しない駆動手段
によって駆動力が伝達され、用紙が搬送される。
と対向する位置には、ピンチローラ16が配設されてい
る。このピンチローラ16は所定の距離を置いて複数の
シャフト18に複数軸支されており、搬送ローラ14に
対して従動可能となっている。
らは、用紙の搬送方向へ向かって板状の用紙押え部材2
0が複数張り出している。この用紙押え部材20はピン
チローラ16の上方に位置しており、用紙押え部材20
の裏面には、円弧状のピンチローラ逃げ部22が凹設さ
れ、このピンチローラ逃げ部22内にピンチローラ16
が配置される。
送方向に沿って貫通孔24が設けられており、この貫通
孔24の奥方には、ピンチローラ16のシャフト18が
位置している。
は、扇状に広がるスプリング26の一端部が固定されて
おり、スプリング26の他端部は貫通孔24を通過し
て、シャフト18に当接している。
として一端部と他端部とで互いに押し広げる方向へ付勢
されており、スプリング26の一端部を固定すること
で、他端部には要部26Aを中心に一端部から離間する
方向への付勢力が得られる。
の他端部が当接することによって、ピンチローラ16と
搬送ローラ14との間には、ニップ力が得られ、用紙を
挟持搬送することができる。
ーラ14の軸芯よりも、若干下流側に位置している。こ
れにより、搬送された用紙の先端部は、搬送路12の位
置よりも下方へ案内される。このため、搬送された用紙
の先端部が、用紙押え部材20の下流側に配設された記
録ヘッド28のノズル面28A側(上方)へカールしな
いように防止している。
紙の搬送方向と直交してガイドレール(図示省略)が配
置されており、紙送り装置10の側板10Aに固定され
ている。このガイドレールには記録ヘッド28が搭載さ
れたキャリッジ(図示省略)が取り付けられており、ガ
イドレールに沿ってスライド可能となっている。
されており、記録ヘッド28の先端部に設けられたノズ
ル面28Aからインクが吐出し、搬送された用紙上に付
着して絵や文字等の印字が可能となる。
位置には、プラテン30が配設されており、このプラテ
ン30上を用紙が搬送される。プラテン30の用紙押え
部材20側には、斜め下方へ向かって搬送ローラ14側
へ傾斜するガイド面32が設けられており、用紙の先端
部が当接すると、用紙はガイド面32を倣ってプラテン
30の上面へ案内される。
36及び可動リブ42が用紙の搬送方向に延設されてお
り、固定リブ36及び可動リブ42は搬送方向と直交す
る方向に所定間隔で配置されている。
動リブ領域38には、図3及び図4に示すように、用紙
の搬送方向と直交する方向に所定の間隔で矩形状の凹部
40(長孔)が凹設されており、凹部40の深さは、可
動リブ42及び可動リブ42が突設された略角柱状の台
座41の肉厚よりも若干深くなっている。
の周壁よりも若干長くなっており、台座41は凹部40
の周壁との間に隙間を空けた状態で凹部40内を上下移
動可能となっており、可動リブ42は、プラテン30の
上面に位置するプラテン面30Aから沈み込んだ状態で
収納される。
が設けられており、この取付孔44の縁部には、互いに
内側に向かって被係合片46が張り出している。一方、
台座41の裏面の両端部からは、弾性片48が垂下して
おり、この弾性片48は取付孔44に挿通可能な大きさ
となっている。
部50が突出しており、この爪部50の先端部50A同
士の離間距離は、被係合片46の先端面46A同士の離
間距離よりも狭くなっている。
させるとき、爪部50の基部50B側が被係合片46の
先端面46Aを摺動し、爪部50が先端部50A側へ行
くに従って、弾性片48が除々に弾性変形する。爪部5
0の先端部50Aが被係合片46の先端面46Aの下縁
部を越えると、爪部50は復元し、これにより、爪部5
0が被係合片46に係合可能となる。
面46Aまでの離間距離は、被係合片46の肉厚よりも
長くなっており、爪部50が被係合片46に係合(爪部
50が被係合片46の裏面に当接)した後、可動リブ4
2は凹部40内を下方へ移動可能となっている。
部52が凹設されており、装着部52には付勢手段とし
てのコイルスプリング54の一端部が装着される。コイ
ルスプリング54の他端部は、台座41の裏面に突設さ
れた装着部56に装着されており、可動リブ42を凹部
40から押し出す方向へ付勢している。このコイルスプ
リング54の付勢力によって爪部50が被係合片46と
係合する(爪部50が被係合片46の裏面に当接す
る)。
プリング54の付勢力に抗する方向へ押圧すると、可動
リブ42は凹部40内へ収納されてプラテン面30Aよ
りも沈み込み、押圧力を解除すると、可動リブ42はプ
ラテン面30Aから突出する。このとき、爪部50が被
係合片46と係合し、可動リブ42の移動量が制限され
る。
が、固定リブ36の頂面の高さと略同一となるようにし
ている。これにより、図5に示すように、普通紙43を
搬送する場合、固定リブ36の領域と可動リブ42の領
域とで、プラテン30の上方をスライドする記録ヘッド
28のノズル面28Aと印字面との離間距離がバラツか
ないようにしている。
8を封筒45の幅(短手方向)と略同一としており、こ
の可動リブ領域38で封筒45を搬送するようにしてい
る。このように、可動リブ42の領域を必要最小限とす
ることによって、固定リブ36の領域を増やし、普通紙
43(図5参照)を搬送するときの画質の精度を保持し
ている。
に、可動リブ42に設けられたコイルスプリング54の
バネ力は、封筒45の自重によって収縮可能としてい
る。このため、封筒45が搬送されるとき、可動リブ4
2が沈み込むので、封筒45は普通紙43よりも下方で
搬送されることとなる。
め、可動リブ42が沈み込むことで、封筒45の厚み分
が吸収される。これにより、封筒45が搬送されると
き、記録ヘッド28のノズル面28Aが摺擦しないよう
にすることができ、ノズル面28Aの摺擦による記録ヘ
ッド28の故障を防止することができる。
の間に配置されており、普通紙43の両端部は、固定リ
ブ36で搬送される。これにより、可動リブ領域38に
よる可動リブ42の沈み込みによって普通紙43が若干
撓んだとしても、両端部が固定リブ36で搬送されるこ
とで、普通紙43のコシを利用して画質に影響を与えな
い範囲の撓み量に抑えることができる。
43のレジ基準位置Pからズラし、可動リブ領域38の
端部に合わせて可動リブ領域38内で封筒45を搬送す
るようにしている。これにより、封筒45の端部が固定
リブ36に掛からないようにしている。
材20の先端部20Aは尖鋭しており、先端部20Aの
位置を固定リブ36の頂面よりも0.2mm〜0.5m
m高くしている。これによって、用紙を固定リブ36の
頂面へスムーズに案内することができる。
り、封筒体の厚みは、約2mmであるため、用紙押え部
材20と固定リブ36の頂面との高低差を0.2mm〜
0.5mmとすることによって、普通紙の場合、先端部
を記録ヘッド28側へカールしないように防止すること
ができる。
通紙43は搬送ローラ14及びピンチローラ16の挟持
搬送され、図7(B)に示すように、ガイド面32へ案
内される。仮に、仮想線で示すように、普通紙43の先
端部がカールした場合でも、押え部材20の先端部20
Aによって記録ヘッド28側への移動は規制され、ガイ
ド面32へ案内される。
に、普通紙43はガイド面32に倣って、プラテン面3
0の上面へ案内され、固定リブ36の頂面及び可動リブ
42の頂面に当接した状態で搬送される。
封筒45の場合、搬送ローラ14及びピンチローラ16
の挟持搬送により、二枚重ねの封筒45の上面(印字
面)と下面とが密着した状態で搬送され、用紙押え部材
20の先端部20Aに到達すると、封筒45はさらに押
え付けられ、用紙押え部材20の先端部20Aによって
ガイド面32へ案内されると共に、図6及び図8(C)
に示すように、封筒45自体のコシにより、プラテン面
30Aから突出した可動リブ42が確実に沈み込む。
力を利用することで、可動リブ42の頂面をプラテン面
30Aと面一にすることができる。このため、封筒45
はプラテン面30Aで搬送されるため、図6に示すよう
に、普通紙が搬送される位置(固定リブ36の頂面)よ
りも低い位置で搬送され、記録ヘッド28のノズル面2
8Aが封筒45の上面を摺動することはない。
によって可動リブ42を凹部40内に沈み込ませるよう
にしているため、封筒45よりもコシのない普通紙43
では、用紙押え部材20によって可動リブ42が沈み込
むことはない。
域38と固定リブ領域34とでノズル面28Aからの高
さ方向の離間距離を変えており、固定リブ領域34と比
較して可動リブ領域38ではノズル面28Aからの離間
距離が長くなっている。これにより、可動リブ42の沈
み込み量が確保され、封筒45の厚み分が吸収される。
このため、封筒45を搬送するときにノズル面28Aが
摺擦することがない。
紙43よりも下方で搬送することにより、ノズル面28
Aと印字面との高さ方向の離間距離を一定とすることが
できるので、用紙の種類に拘らず、画質の精度を一定と
することができる。
及び可動リブ42の一端側には、下方へ向かって傾斜す
る傾斜面36A、42Aがそれぞれ形成されており、ガ
イド面32側に配置されている。
6A、42Aを形成することによって、ガイド面32を
倣って搬送された用紙がスムーズにプラテン30上へ案
内される。また、可動リブ42では、さらに、傾斜面4
2Aによって可動リブ42を凹部40内へ沈み込ませ易
くしている。
ン30の下方には、吸引装置61が配設されており、プ
ラテン30と吸引装置61に設けられた吸引ファン60
との間はダクト62により覆われている。また、プラテ
ン面30Aには複数の吸引孔64が形成されており、吸
引ファン60によってプラテン面30Aに負圧を発生さ
せる。
紙は、吸引孔64を通じて吸引され、図5に示すよう
に、普通紙43では固定リブ36の頂面に当接した状態
で搬送されるので、普通紙43と記録ヘッド28のノズ
ル面28Aとの高さ方向の離間距離が常に一定となる。
このため、印字された画像が乱れることはない。
って、普通紙43の表面が膨潤して波打ちが生じても、
吸引ファン60(図4参照)によってプラテン面30A
へ吸引されるため、膨潤した分は固定リブ36の頂面と
プラテン面30Aとの高低差によって吸収される。この
ため、普通紙43が記録ヘッド28側に浮き上がること
がなく、ノズル面28Aが普通紙43を摺擦することは
ない。
合、可動リブ領域38内で搬送されるため、プラテン面
30Aに当接した状態で搬送される。従って、固定リブ
36の頂面に当接した状態で搬送される場合と比較し
て、吸引力が高くなり、封筒58の浮き上がりを押える
ことができる。
ラテン30の下流側には、搬送ローラ66が所定の間隔
を置いて複数配置されている。この搬送ローラ66は紙
送り装置10の側板10Aに回転可能に軸支されてお
り、図示しない駆動手段によって駆動力が伝達される。
68が対向して配設されており、このスターホイール6
8はシャフト70に回転可能に軸支され、搬送ローラ6
6に対して従動可能となっている。このため、プラテン
30上を通過した用紙は、スターホイール68と搬送ロ
ーラ66の間で搬送され、紙送り装置10から排出され
る。
い。さらに、本形態をシートを反転して排出する画像記
録装置に応用して用いても良い。
1及び請求項2に記載の発明では、プラテン上をスライ
ドする記録ヘッドのノズル面が封筒体を摺擦しないよう
にすることができ、ノズル面の摺擦による記録ヘッドの
故障を防止することができる。また、ノズル面から印字
面までの高さ方向の離間距離を一定とすることができる
ので、用紙の種類に拘らず、画質の精度を一定とするこ
とができる。
域を必要最小限とすることによって、固定リブの領域を
増やし、普通紙を搬送するときの画質の精度を保持して
いる。請求項4に記載の発明では、可動リブの沈み込み
によって普通紙が若干撓んだとしても、両端部を固定リ
ブで搬送することで、普通紙のコシを利用して画質に影
響を与えない範囲に撓み量を抑えることができる。
が固定リブの領域に掛からないようにしている。請求項
6に記載の発明では、普通紙を搬送する場合、固定リブ
の領域と可動リブの領域とで、記録ヘッドのノズル面と
印字面との離間距離がバラツかないようにしている。請
求項7に記載の発明では、搬送ローラ対から搬送された
記録媒体の先端部のカールを抑えると共に、記録媒体が
確実にプラテンへ案内される。
定リブの頂面へスムーズに案内することができる。ま
た、普通紙の場合、先端部を記録ヘッド側へカールしな
いように防止することができ、封筒体の場合、記録媒体
押え部材によって確実にプラテン側へ押え付けることが
できる。
字面と記録ヘッドのノズル面との離間距離が常に一定と
なるので、印字された画像が乱れることはない。また、
記録媒体が記録ヘッド側に浮き上がることがないので、
記録媒体によってノズル面が摺擦されることはない。ま
た、封筒体の場合、プラテンの上面に当接した状態で搬
送されるため、固定リブの頂面に当接した状態で搬送さ
れる場合と比較して、吸引力が高くなり、記録媒体の浮
き上がりを押えることができる。
である。請求項11に記載の発明では、封筒体よりもコ
シのない普通紙によって、可動リブが沈み込まないよう
にしている。請求項12に記載の発明では、可動リブの
沈み込み量を確保して封筒体の厚み分を吸収させ、封筒
体が搬送するときにノズル面が封筒体を摺擦しないよう
にしている。
示す斜視図である。
示す説明図である。
斜視図である。
面図である。
ときの可動リブの状態を示す正面図である。
きの可動リブの状態を示す正面図である。
ラ及びピンチローラで普通紙を挟持搬送している状態を
示し、(B)は、用紙押え部材で普通紙の上面を規制し
ている状態を示し、(C)は、普通紙がプラテン上へ案
内される状態を示している。
ラ及びピンチローラで封筒を挟持搬送している状態を示
し、(B)は、用紙押え部材で封筒の上面を押え付けて
いる状態を示し、(C)は、用紙押え部材の押圧力によ
って封筒を介して可動リブが凹部内へ沈み込んだ状態を
示している。
ング)) 60 吸引ファン(吸引手段) 61 吸引装置(吸引手段) 62 ダクト(吸引手段) 64 吸引孔 P レジ基準位置 Q レジ基準位置
Claims (13)
- 【請求項1】 インクが吐出する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの移動軌跡と対面して配置され、記録媒
体が搬送されるプラテンと、 前記プラテンの上面に、前記記録媒体の搬送方向に延設
され、且つ、搬送方向と直交する方向に所定の間隔で配
置された複数の固定リブと、 前記プラテンの上面に、前記記録媒体の搬送方向に延設
され、且つ、搬送方向と直交する方向に所定の間隔で配
置されて、記録媒体に押されて沈み込む複数の可動リブ
と、 を有することを特徴とする紙送り機構。 - 【請求項2】 前記可動リブが、可動リブを前記記録ヘ
ッドに向かって付勢する付勢手段と、前記可動リブの移
動量を制限するストッパーと、を備えたことを特徴とす
る請求項1に記載の紙送り機構。 - 【請求項3】 前記可動リブが配置された領域が、前記
記録媒体の一つである封筒体の幅と略同一であることを
特徴とする請求項1又は2に記載の紙送り機構。 - 【請求項4】 前記可動リブが配置された領域の両側に
前記固定リブを配置したことを特徴とする請求項2又は
3に記載の紙送り機構。 - 【請求項5】 前記封筒体のレジ基準位置を前記可動リ
ブが配置された領域の端部とし、前記領域内で封筒体を
搬送することを特徴とする請求項3又は4に記載の紙送
り機構。 - 【請求項6】 前記記録媒体を搬送していない状態で、
前記可動リブの頂面と前記固定リブの頂面とが同じ高さ
であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の
紙送り機構。 - 【請求項7】 前記プラテンの上流側に配設され、前記
記録媒体を挟持搬送する搬送ローラ対を備え、 前記搬送ローラ対と前記プラテンとの間に、前記記録媒
体の上面を押えて姿勢を正し、プラテンへ案内する記録
媒体押え部材を設けたことを特徴とする請求項2〜6の
何れかに記載の紙送り機構。 - 【請求項8】 前記記録媒体押え部材の先端部の位置
が、前記固定リブの頂面よりも、0.2mm〜0.5m
m高いことを特徴とする請求項7に記載の紙送り機構。 - 【請求項9】 前記記録ヘッドに設けられたノズル面の
移動軌跡と対面して前記プラテンの上面に設けられた複
数の吸引孔と、 前記吸引孔を通じて前記記録媒体を吸引する吸引手段
と、 を有することを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載
の紙送り機構。 - 【請求項10】 前記付勢手段がスプリングであり、前
記封筒体が搬送されると、前記可動リブが沈み込むバネ
力とされ、 前記ストッパーが、前記プラテン面に形成された長孔か
ら突出する可動リブと一体成形され、プラテンの裏面に
当接して可動リブの移動量を制限する爪部であることを
特徴とする請求項2〜9の何れかに記載の紙送り機構。 - 【請求項11】 前記付勢手段がスプリングであり、前
記可動リブが前記記録媒体押え部材の押圧力によって、
前記封筒体を介して可動リブが沈み込むバネ力としたこ
とを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の紙送り機
構。 - 【請求項12】 前記可動リブが配置された領域のプラ
テンの上面が、前記固定リブが配置された領域のプラテ
ンの上面よりも前記記録ヘッドのノズル面から離間して
形成されたことを特徴とする請求項1〜11の何れかに
記載の紙送り機構。 - 【請求項13】 請求項1〜12の何れかに記載の紙送
り機構を備えたことを特徴とする画像記録装置。
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