JP2002120340A - 紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器 - Google Patents
紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器Info
- Publication number
- JP2002120340A JP2002120340A JP2000314562A JP2000314562A JP2002120340A JP 2002120340 A JP2002120340 A JP 2002120340A JP 2000314562 A JP2000314562 A JP 2000314562A JP 2000314562 A JP2000314562 A JP 2000314562A JP 2002120340 A JP2002120340 A JP 2002120340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- resin
- paper
- paper container
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性に優れ、
更に、ピンホ−ルの発生に伴いシ−ル不良、液漏れ等を
回避し、内容物の変質等を防止すると共に保存性、貯蔵
性等に優れた紙容器製函用積層材およびそれを使用して
製函した紙容器液体紙容器を提供することである。 【解決手段】 少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂から
なる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からな
る最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、およ
び、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層
材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面
側に、ASTM 1248−78による密度が0.92
6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層し
たことを特徴とする紙容器製函用積層材およびそれを使
用して製函した紙容器に関するものである。
Description
材およびそれを使用して製函した紙容器に関し、更に詳
しくは、製函時の加熱シ−ル等により発生するピンホ−
ル等を皆無とし、シ−ル不良、液漏れ等を回避し、更
に、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性に優
れ、内容物の変質等を防止すると共に保存性、貯蔵性等
に優れた紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函
した紙容器に関するものである。
−、液体調味料、その他等の液体飲食物を充填包装する
ために、種々の形態からなる液体紙容器が、開発され、
提案されている。而して、上記の液体紙容器を製造する
には、、通常、まず、少なくとも、ポリオレフィン系樹
脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂層)/紙基材/ポリオレフィ
ン系樹脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂層)、あるいは、少な
くとも、ポリオレフィン系樹脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂
層)/紙基材/バリア性層/ポリオレフィン系樹脂層
(ヒ−トシ−ル性樹脂層)の順で積層して積層材を製造
し、次いで、該積層材を使用し、該積層材に折り罫等を
施すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜き加工し、
次に、内容物の浸透、液漏れ等を防止するために、その
端面に、例えば、スカイブ・ヘミング処理等を施して端
面処理を行い、しかる後、シ−ル部にフレ−ム処理、あ
るいは、ホットエア−処理等を行いフレ−ムシ−ル、あ
るいは、ホットエア−シ−ル等により胴貼りを行って、
筒状のスリ−ブを製造する。次に、上記で製造した筒状
のスリ−ブを、内容物を充填するメ−カ−等に納入し、
該筒状のスリ−ブを内容物充填機に供給し、次いで、内
容物の充填に先立って、まず、筒状のスリ−ブのボトム
の内面をホットエア−により炙り、プレスシ−ルを行っ
て底部を製函して液体用紙容器を製造し、しかる後、上
方の開口部から内容物を充填した後、その上方の内面を
ホットエア−で炙り、次いで、プレスシ−ルを行ってト
ップ部を形成して、内容物を充填包装した密閉液体紙容
器を製造するものである。
ような液体紙容器の製造において、底部あるいはトップ
部を形成するために、筒状のスリ−ブのトップあるいは
ボトムの内面にホットエア−等を吹きつけてヒ−トシ−
ルすると、紙容器を構成する積層材の内面において、炙
りピンホ−ルが、極めて容易に発生するという問題点が
あり、その温度コントロ−ルが極めて困難なものである
という問題点がある。而して、上記のように熱ピンホ−
ルが発生すると、シ−ル不良、液漏れ等を発生し、これ
に伴い内容物の変質と共に保存性、貯蔵性等の安定性に
欠けるという問題点があり、場合によっては、その商品
価値を著しく低下し、廃棄しなければならないという問
題点がある。ところで、一般的に、紙容器において発生
するピンホ−ルとしては、積層材を使用し、該積層材に
折り罫等を施すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜
き加工する際に発生する罫バリピンホ−ル、あるいは、
内容物を充填するときに、筒状のスリ−ブのトップおよ
びボトムをホットエア−により炙る際に発生する炙りピ
ンホ−ル等が知られている。而して、上記の炙りピンホ
−ルについてその発生の過程等を含めて以下に更に詳し
く説明する。前述のように、製函に際し、まず、紙容器
のトップ部あるいは底部を形成するために、筒状のスリ
−ブのトップあるいはボトムの内面に、加熱チャンバ−
の吹き出し口からホットエア−を吹きつける。ところ
で、上記で筒状のスリ−ブのトップあるいはボトムの内
面に吹きつけたホットエア−は、その内面にあるポリオ
レフィン系樹脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂層)を構成する
ポリオレフィン系樹脂(ヒ−トシ−ル性樹脂)を溶融す
るが、更に、ホットエア−による熱は、紙基材まで到達
し、該紙基材を加熱し、而して、紙基材が加熱される
と、紙基材中に含まれている水分等が、加熱され、これ
が蒸気となって積層材の内外面側に抜けようとし、これ
により、紙基材の内外面に積層されている樹脂フィルム
を押し上げて、膨らむという発泡化現象を示す。更に、
ホットエア−による熱が加わると、紙基材に積層されて
いる内面側の樹脂フィルムは、水分の蒸発による蒸気圧
に耐えられなくなり、その膨らんだ樹脂フィルムが破れ
ることになり、これにより炙りピンホ−ルが発生するも
のであると考えられている。例えば、外面側から、低密
度ポリエチレン樹脂層、紙基材、接着性樹脂層、バリア
性層、低密度ポリエチレンフィルム等を順次に積層した
構成からなる積層材を使用し、これを製函して製造した
液体紙容器において、上記の炙りピンホ−ルの発生過程
を観察すると、上記と同様に、まず、初期において、接
着性樹脂層において、これが膨れて発泡化現象を発生
し、その膨れにつられるようにバリア性層、更に、低密
度ポリエチレンフィルムが膨らんで発泡化し、次いで、
最終的に、上記の膨らんで発泡化した気泡が破裂して炙
りピンホ−ルが発生することを確認することができるも
のである。そこで本発明は、上記のような炙りピンホ−
ル等の発生を皆無とし、かつ、酸素ガス、水蒸気等の透
過を阻止するバリア性に優れ、ピンホ−ルの発生に伴い
シ−ル不良、液漏れ等を回避し、内容物の変質等を防止
すると共に保存性、貯蔵性等に優れた紙容器製函用積層
材およびそれを使用して製函した紙容器液体紙容器を提
供することである。
な液体紙容器における炙りピンホ−ルの発生を防止すべ
く種々研究の結果、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる
最外層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂
からなる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂か
らなる最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、お
よび、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積
層材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内
面側に、ASTM 1248−78による密度が0.9
26〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層
して紙容器製函用積層材を製造し、而して、該紙容器製
函用積層材を使用し、まず、該紙容器製函用積層材に折
り罫等を施すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜き
加工し、次に、内容物の浸透、液漏れ等を防止するため
に、その端面に、例えば、スカイブ・ヘミング処理等を
施して端面処理を行い、しかる後、シ−ル部にフレ−ム
処理、あるいは、ホットエア−処理等を行いフレ−ムシ
−ル、あるいは、ホットエア−シ−ル等により胴貼りを
行って筒状のスリ−ブを製造し、次いで、上記で製造し
た筒状のスリ−ブを、内容物充填機に供給し、次に、内
容物の充填に先立って、まず、筒状のスリ−ブのボトム
の内面をホットエア−により炙り、プレスシ−ルを行っ
て底部を製造し、次いで、内容物を充填した後、トップ
の内面をホットエア−で炙り、プレスシ−ルを行ってト
ップ部を形成して内容物を充填包装した密閉液体紙容器
を製造したところ、製函時の加熱シ−ル等により発生す
るピンホ−ル等を皆無とし、シ−ル不良、液漏れ等を回
避し、更に、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリ
ア性に優れ、内容物の変質等を防止すると共に保存性、
貯蔵性等に優れた紙容器製函用積層材およびそれを使用
して製函した紙容器を製造し得ることを見出して本発明
を完成したものである。
性樹脂からなる最外層、紙基材からなる基材層、およ
び、熱可塑性樹脂からなる最内層、または、少なくと
も、熱可塑性樹脂からなる最外層、紙基材からなる基材
層、バリア性層、および、熱可塑性樹脂からなる最内層
を順次に積層した積層材からなり、更に、上記の紙基材
からなる基材層の内面側に、ASTM 1248−78
による密度が0.926〜0.965からなるポリエチ
レン系樹脂層を積層したことを特徴とする紙容器製函用
積層材およびそれを使用して製函した紙容器に関するも
のである。
等を用いて更に詳しく説明する。まず、本発明にかかる
紙容器製函用積層材の層構成についてその一二例を例示
して図面を用いて説明すると、図1および図2は、本発
明にかかる紙容器製函用積層材についてその一例の層構
成を示す概略的断面図である。次に、本発明にかかる紙
容器の構成についてその一例を例示して図面を用いて説
明すると、図3、図4、図5、および、図6は、上記の
図1に示す紙容器製函用積層材を使用し、本発明にかか
る紙容器の製函についてその製函工程の構成を示す各製
函工程における紙容器の構成を示す概略的斜視図であ
る。
図1に示すように、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる
最外層1、紙基材からなる基材層2、および、熱可塑性
樹脂からなる最内層3を順次に積層した積層材からな
り、更に、上記の紙基材からなる基材層2の内面側に、
ASTM 1248−78による密度が0.926〜
0.965からなるポリエチレン系樹脂層4を積層した
構成からなることを基本構造とするものである。更に、
本発明にかかる紙容器製函用積層材について別の例を例
示すると、図2に示すように、少なくとも、熱可塑性樹
脂からなる最外層1、紙基材からなる基材層2、バリア
性層5、および、熱可塑性樹脂からなる最内層3を順次
に積層した積層材からなり、更に、上記の紙基材からな
る基材層2の内面側に、ASTM1248−78による
密度が0.926〜0.965からなるポリエチレン系
樹脂層4を積層した構成からなる紙容器製函用積層材A
1 を例示することができる。上記の例示は、本発明にか
かる紙容器製函用積層材についてその一二例を例示した
ものであり、これによって本発明は限定されるものでは
ない。例えば、本発明においては、図示しないが、上記
のような紙容器製函用積層材の構成において、本発明に
かかる紙容器の包装目的、充填包装する内容物、その使
用目的、用途等によって、更に、他の基材を任意に積層
して、種々の形態からなる積層材を設計して製造するこ
とができるものである。
容器の構成についてその一例を例示して説明すると、上
記の図1に示す紙容器製函用積層材Aを使用した例の場
合で説明すると、図3に示すように、まず、上記の図1
に示す紙容器製函用積層材Aを使用し、該紙容器製函用
積層材Aに、所望の紙容器の形状に合わせて、縦あるい
は横または斜め等に折り罫11を刻設すると共に打ち抜
き加工して、糊代部12等を有するブランク板Bを製造
する。次に、図4に示すように、常法により、上記で製
造したブランク板Bの端面に、内容物の浸透、液漏れ等
を防止するために、例えば、スカイブ・ヘミング処理等
を施して端面処理を行った後、糊代部12(図3参照)
にフレ−ム処理、あるいは、ホットエア−処理等を行
い、該糊代部12を構成する熱可塑性樹脂からなる最内
層3(図1、図2参照)を形成する熱可塑性樹脂を溶融
し、その溶融面に、上記のブランク板Bの他方の端部1
3(図3参照)を重ね合わせてフレ−ムシ−ル、あるい
は、ホットエア−シ−ル等により胴貼りシ−ル部14を
形成して、筒状のスリ−ブCを製造する。次に、図5に
示すように、上記で製造した筒状のスリ−ブCを、内容
物を充填するメ−カ−等に納入し、該筒状のスリ−ブC
を内容物充填機(図示せず)に供給し、次いで、内容物
の充填に先立って、まず、筒状のスリ−ブCのボトムの
内面をホットエア−により炙り、その内面の熱可塑性樹
脂からなる最内層3を形成する熱可塑性樹脂を溶融させ
て、プレスシ−ルを行って底シ−ル部15を形成して、
上方に開口部16を有する包装用容器Dを製造する。し
かる後、図6に示すように、上記の包装用容器Dの開口
部16から内容物17を充填した後、トップの内面をホ
ットエア−で炙り、その内面の熱可塑性樹脂からなる最
内層3を形成する熱可塑性樹脂を溶融させて、プレスシ
−ルを行って屋根型トップシ−ル部18を形成して、内
容物17を充填包装した本発明にかかる密閉液体紙容器
Eを製造するものである。上記の例示は、本発明にかか
る紙容器についてその一例を例示したものであり、これ
によって本発明は限定されるものではない。例えば、本
発明においては、図示しないが、本発明にかかる紙容器
の形状としては、ブロック型のもの、筒状型のもの、そ
の他等の任意の形状を取り得るものである。
容器製函用積層材、紙容器等を構成する材料、製造法等
について更に詳しく説明すると、まず、本発明にかかる
紙容器製函用積層材、紙容器等を構成する熱可塑性樹脂
層からなる最外層としては、例えば、熱によって溶融し
相互に融着し得る熱可塑性樹脂からなる樹脂層を使用す
ることができる。具体的には、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を使用
して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共
重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、
ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコ
ン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフ
ィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の熱可塑性
樹脂からなる樹脂層を使用することができる。而して、
本発明において、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂層と
しては、上記のような熱可塑性樹脂の1種ないし2種以
上を使用し、これを単独ないし共押出機等を用いて、紙
基材からなる基材層等の一方の面に溶融押出積層して形
成することができる。あるいは、本発明においては、上
記のような熱可塑性樹脂の1種ないし2種以上を使用
し、予め、その樹脂のフィルムないしシ−トを製造し、
次いで、その樹脂のフィルムないしシ−トを、紙基材か
らなる基材層等の一方の面にラミネ−ト用接着剤層等を
介してドライラミネ−ト積層することにより、上記の熱
可塑性樹脂からなる樹脂層を形成することができる。な
お、本発明において、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂
層の厚さとしては、5〜200μm位、好ましくは、1
0〜100μm位が望ましいものである。
容器製函用積層材、紙容器等を構成する紙基材からなる
基材層としては、これが紙容器を構成する基本素材とな
ることから、賦型性、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有
するものを使用することができ、例えば、強サイズ性の
晒または未晒の紙基材、あるいは、純白ロ−ル紙、クラ
フト紙、板紙、加工紙、その他等の各種の紙基材を使用
することができる。また、本発明において、上記の紙基
材としては、坪量約80〜600g/m2位のもの、好
ましくは、坪量約100〜450g/m2 位のものを使
用することができる。なお、本発明において、上記の紙
基材には、例えば、文字、図形、絵柄、記号、その他等
の所望の印刷絵柄を通常の印刷方式にて任意に形成する
ことができるものである。
層材、紙容器等を構成する熱可塑性樹脂層からなる最内
層としては、上記の熱可塑性樹脂からなる最外層と同様
に、例えば、熱によって溶融し相互に融着し得る熱可塑
性樹脂からなる樹脂層を使用することができる。具体的
には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエ
チレン、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−
α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−ア
クリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポ
リエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン
酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、その他等の熱可塑性樹脂からなる樹脂層を使
用することができる。而して、本発明において、上記の
熱可塑性樹脂からなる樹脂層としては、上記のような熱
可塑性樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これを単独
ないし共押出機等を用いて、紙基材からなる基材層等の
他方の面に溶融押出積層して形成することができる。あ
るいは、本発明においては、上記のような熱可塑性樹脂
の1種ないし2種以上を使用し、予め、その樹脂のフィ
ルムないしシ−トを製造し、次いで、その樹脂のフィル
ムないしシ−トを、紙基材からなる基材層等の他方の面
にラミネ−ト用接着剤層等を介してドライラミネ−ト積
層することにより、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂層
を形成することができる。更に、本発明においては、上
記の樹脂のフィルムないしシ−トを、紙基材からなる基
材層等の他方の面に、アンカ−コ−ト材層、低密度ポリ
エチレン等の溶融押出樹脂層等を介して、押出サンドラ
ミネ−ト積層することにより、上記の熱可塑性樹脂から
なる樹脂層を形成することができる。なお、本発明にお
いて、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂層の厚さとして
は、5〜200μm位、好ましくは、10〜100μm
位が望ましいものである。
な熱可塑性樹脂の中でも、特に、メタロセン触媒を用い
て重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を使用す
ることが好ましいものである。上記のメタロセン触媒を
用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体とし
ては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサ
ンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモ
キサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセ
ン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレフィ
ン共重合体を使用することができる。メタロセン触媒
は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触媒
と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることから
シングルサイト触媒とも呼ばれているものである。具体
的には、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三
井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米
国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMICA
L)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米
国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製
の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品
名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタロセン触媒
を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を
使用することができる。その樹脂層としては、単層ない
し多層で使用することができ、その厚さとしては、5μ
mないし300μm位、好ましくは、10μmないし1
00μm位が望ましい。本発明において、上記のような
メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフ
ィン共重合体を使用する場合には、紙容器等を製造する
ときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であるという利点を
有するものである。また、本発明において、熱可塑性樹
脂からなる最内層としては、内容物中に含まれる香料、
あるいは、内容物中に含まれるビタミン類等を保護する
観点から、保香性を有し、かつ、ヒ−トシ−ル性を有す
るエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体、または、ポリ
エステル系樹脂等からなる最内層を形成することが好ま
しいものである。
容器製函用積層材、紙容器等を構成するバリア性層とし
ては、酸素ガス、水蒸気、水、その他等の透過を阻止す
るもの、あるいは、太陽光、紫外線、その他等の透過を
阻止するもの、その他等を使用することができる。具体
的には、例えば、水蒸気、水等の透過を阻止するバリア
性層としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体等のポリオレフィン系樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができる。上記のポリオレフィン系樹脂の
フィルムないしシ−トの膜厚としては、約5〜50μm
位のものを使用することができる。また、本発明におい
て、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性層と
しては、例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニ
ルアルコ−ル系樹脂、エチレン−ビニルアルコ−ル共重
合体、ポリアクリロニトリル系樹脂、ナイロンMXD6
等のポリアミド系樹脂等のバリア性を有する樹脂のフィ
ルムないしシ−ト、アルミニウム箔等の金属箔、アルミ
ニウム等の金属の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、酸化
珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、その他等
の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、その他
等を使用することができる。上記において、バリア性を
有する樹脂のフィルムないしシ−トの膜厚としては、約
5〜30μm位のもの、また、金属箔の膜厚としては、
約5〜30μm位のもの、金属の蒸着膜あるいは無機酸
化物の蒸着膜の膜厚としては、約50〜3000Å位の
もの等を使用することができる。更に、本発明におい
て、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を
加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種
の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することが
できる。これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合
わせて使用することができる。
る紙容器製函用積層材、紙容器等を構成するASTM
1248−78による密度が0.926〜0.965か
らなるポリエチレン系樹脂層としては、具体的には、例
えば、中密度ポリエチレン系樹脂層、または、高密度ポ
リエチレン系樹脂層を使用することができる。而して、
上記の中密度、または、高密度のポリエチレン系樹脂層
の膜厚としては、10〜60μm位が好ましいものであ
る。上記において、密度が、0.926未満であると、
耐ピンホ−ル適性の効果が少なくなることから好ましく
なく、また、密度が、0.965を越えると、剛性が増
し、成形不良となることから好ましくなく、而して、本
発明において、密度としては、0.930〜0.945
位が最も望ましいものである。また、上記において、ポ
リエチレン系樹脂層を構成するポリエチレン系樹脂の融
点としては、約115〜135℃位が好ましく、更に、
本発明において、ポリエチレン系樹脂層を構成するポリ
エチレン系樹脂の融点は、前述の熱可塑性樹脂からなる
最外層を構成する熱可塑性樹脂の融点とその差が大きい
程望ましいものである。更にまた、本発明において、上
記のポリエチレン系樹脂層の膜厚としては、更に、15
〜50μm位、より好ましくは、25〜40μm位が望
ましいものであり、而して、膜厚が、10μm、更に、
15μm、更には、25μm未満であると、耐ピンホ−
ル適性の効果が失われ、また、60μm、更に、50μ
m、更には、40μmを越えると、剛性を増し、成形不
良が生じ、また、コストアップ要因となることから好ま
しくないものである。なお、本発明においては、上記の
ようにASTM 1248−78による密度が0.92
6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層として、
中密度ポリエチレン系樹脂層、または、高密度ポリエチ
レン系樹脂層を使用することにより、その理由は定かで
はないが、最外層を構成する熱可塑性樹脂との融点差に
より、より融点の高い上記のポリエチレン系樹脂層が蒸
気圧等に対する保持層となることにより、耐ピンホ−ル
性等の作用が奏されてものであると推定されるものであ
る。
器は、物理的にも化学的にも過酷な条件におかれること
から、包装用容器を構成する包装材料には、厳しい包装
適性が要求され、変形防止強度、落下衝撃強度、耐ピン
ホ−ル性、耐熱性、密封性、品質保全性、作業性、衛生
性、その他等の種々の条件が要求され、このために、本
発明においては、上記のような諸条件を充足する材料を
任意に選択して使用することができ、具体的には、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタク
リル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリア
クリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロ
ニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹
脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ
−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、
ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィ
ルムないしシ−トから任意に選択して使用することがで
きる。本発明において、上記のフィルムないしシ−ト
は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等の
いずれのものでも使用することができる。また、その厚
さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲か
ら選択して使用することができる。更に、本発明におい
ては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、
インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性
状の膜でもよい。その他、例えば、セロハン等のフィル
ム、合成紙等も使用することができる。
紙容器製函用積層材、紙容器等を構成するいずれかの基
材には、所望の印刷模様層を形成することができるもの
である。而して、上記の印刷模様層としては、通常のイ
ンキビヒクルの1種ないし2種以上を主成分とし、これ
に、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止
剤、充填剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を
任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、
溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整
し、次いで、該インキ組成物を使用し、例えば、グラビ
ア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリ−ン印刷、
転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式を使用
し、前述のコ−ティング薄膜の上に、文字、図形、記
号、模様等からなる所望の印刷模様を印刷して、本発明
にかかる印刷模様層を形成することができる。
を使用して本発明にかかる紙容器製函用積層材を製造す
る方法について説明すると、かかる方法としては、通常
の包装材料をラミネ−トする方法、例えば、ウエットラ
ミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ド
ライラミネ−ション法、押出ラミネ−ション法、Tダイ
押出成形法、Tダイ共押出ラミネ−ション法、インフレ
−ション法、共押出インフレ−ション法、その他等で行
うことができる。而して、本発明においては、上記の積
層を行う際に、各積層する材料の面に、必要ならば、例
えば、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレ−
ム処理、その他等の前処理を任意に施すことができる。
また、本発明においては、例えば、イソシアネ−ト系
(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェ
ン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤等も任
意に施すことができる。更に、本発明においては、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、エポキシ系樹脂、フェノ−ル系樹脂、(メタ)アク
リル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレンある
いはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂あるいは
その共重合体ないし変性樹脂、セルロ−ス系樹脂、その
他等をビヒクルの主成分とする樹脂組成物を使用してプ
ライマ−剤層を形成することができる。なお、本発明に
おいては、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−
ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ
−ティングしてプライマ−コ−ト剤層を形成することが
でき、而して、そのコ−ティング量としては、0.1〜
10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル、ブチル、2−
エチルヘキシルエステル等のホモポリマ−、あるいは、
これらとメタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチ
レン等との共重合体等からなるポリアクリル酸エステル
系接着剤、シアノアクリレ−ト系接着剤、エチレンと酢
酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル
酸等のモノマ−との共重合体等からなるエチレン共重合
体系接着剤、セルロ−ス系接着剤、ポリエステル系接着
剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹
脂またはメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、
フェノ−ル樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレ
タン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロ
ロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム等からなるゴム系接着剤、シリコ−ン系接着剤、アル
カリ金属シリケ−ト、低融点ガラス等からなる無機系接
着剤、その他等のラミネ−ト用接着剤を使用することが
てきる。上記の接着剤の組成系は、水性型、溶液型、エ
マルジョン型、分散型等のいずれの組成物形態でもよ
く、また、その性状は、フィルム・シ−ト状、粉末状、
固形状等のいずれの形態でもよく、更に、接着機構につ
いては、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等
のいずれの形態でもよいものである。而して、本発明に
おいては、上記の接着剤を、例えば、ロ−ルコ−ト法、
グラビアロ−ルコ−ト法、キスコ−ト法、その他等のコ
−ト法、あるいは、印刷法等によって施し、次いで、溶
剤等を乾燥させてラミネ−ト用接着剤層を形成すことが
でき、そのコ−ティングないし印刷量としては、0.1
〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
容器製函用積層材を積層するために、例えば、熱によっ
て溶融し相互に融着し得る各種の樹脂による溶融押出樹
脂層等を使用することができ、具体的には、例えば、低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセ
ン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共
重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペン
テンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまた
はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸
変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ
(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その
他等の樹脂を使用し、その溶融押出樹脂層等を接着剤層
として使用することができる。而して、本発明におい
て、上記の接着性樹脂層としては、例えば、押出機等を
使用し、その樹脂の1種ないし2種以上を単層ないし多
層に押し出して溶融押出樹脂膜等を形成し、その溶融押
出樹脂層を介して、上記の各種の材料を積層することが
てきるものである。なお、本発明において、上記の接着
性樹脂層の膜厚としては、5μm〜100μm位、好ま
しくは、10μm〜50μm位が望ましいものである。
上記において、膜厚が、5μm未満であると、炙りピン
ホ−ルが発生し易い傾向にあることから好ましくなく、
また、膜厚が、100μmを越えると、底部およびトッ
プ部の成形性が非常に悪くなることから好ましくないも
のである。
る紙容器としては、例えば、ブリックタイプ、フラット
タイプあるいはゲ−ベルトップタイプ等の液体用紙容器
等を製造することができる。また、その形状は、角形容
器、丸形等の円筒状の紙缶等のいずれのものでも製造す
ることができる。
は、例えば、各種の飲食品、接着剤、粘着剤等の化学
品、化粧品、医薬品等の雑貨品、その他等の種々の物品
を充填包装することができるものである。而して、本発
明において、本発明にかかる紙容器は、特に、例えば、
酒、果汁飲料等のジュ−ス、ミネラルウオ−タ−、醤
油、ソ−ス、ス−プ等の液体調味料、あるいは、カレ
−、シチュ−、ス−プ、その他等の種々の液体飲食物を
充填包装する包装用容器として有用なものである。
体的に説明する。 実施例1 (1).坪量300g/m2 の紙を使用し、その紙の一
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して厚さ15μmの低密度ポリ
エチレン樹脂層を形成した。次に、上記の紙の他方の面
に、フレ−ム処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面
に、中密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/c
c、メルトインデックス(MI)=10.0、融点=1
27℃〕と低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923
g/cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点
=111℃〕とを使用し、その中密度ポリエチレン樹脂
層がフレ−ム処理面に対向するように共押出して、厚さ
25μmの中密度ポリエチレン層と厚さ15μmの低密
度ポリエチレン樹脂層とからなる共押出フィルムを溶融
共押出積層して、下記の層構成からなる本発明にかかる
紙容器製函用製層材を製造した。厚さ15μmの低密度
ポリエチレン樹脂層/坪量300g/m2 の紙/厚さ2
5μmの中密度ポリエチレン樹脂層と厚さ15μmの低
密度ポリエチレン樹脂層とからなる共押出フィルム (2).次に、上記で製造した紙容器製函用積層材を使
用し、ゲ−ベルトップ型の液体紙容器の形状に合わせ
て、縦あるいは横または斜め等に折り罫を刻設すると共
に打ち抜き加工して、糊代部を有するブランク板を製造
し、次いで、上記で製造したブランク板の端面に、内容
物の浸透、液漏れ等を防止するために、スカイブ・ヘミ
ング処理を施して端面処理を行った後、糊代部にフレ−
ム処理を行い、該糊代部の低密度ポリエチレン樹脂層等
を溶融し、その溶融面に、上記のブランク板の他方の端
部を重ね合わせてフレ−ムシ−ルにより胴貼りシ−ル部
を形成して筒状のスリ−ブを製造した。次に、上記で製
造した筒状のスリ−ブのボトムの内面をホットエア−に
より炙り、その内面の低密度ポリエチレン樹脂層を溶融
させて、プレスシ−ルを行って底シ−ル部を形成し、し
かる後、他方の開口部から果汁ジュ−スを充填した後、
トップの内面をホットエア−で炙り、その内面の低密度
ポリエチレン樹脂層を溶融させて、プレスシ−ルを行っ
てゲ−ベルトップシ−ル部を形成して、内容物を充填包
装した本発明にかかる密閉液体紙容器を製造した。上記
で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル等の発生
は認められず、更に、酸素ガス、水蒸気等に対するバリ
ア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容物の変質は
認められず、また、ラミネ−ト強度等に優れ、市場にお
ける流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れているもので
あった。
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して厚さ15μmの低密度ポリ
エチレン樹脂層を形成した。次に、上記の紙の他方の面
に、フレ−ム処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面
に、中密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/c
c、メルトインデックス(MI)=10.0、融点=1
27℃〕と、ナイロンMXD6樹脂〔商品名、三菱瓦斯
化学株式会社製、密度、1.22g/cc、メルトイン
デックス(MI)=7、融点=243℃〕と、無水マレ
イン酸変性の接着性ポリオレフィン樹脂〔密度、0.9
1g/cc、メルトインデックス(MI)=9.5〕
と、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/c
c、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=11
1℃〕との4種類の樹脂を使用し、これらをフィ−ドブ
ロック型多層Tダイ共押し出し機を用いて、その中密度
ポリエチレン樹脂層の面が上記のフレ−ム処理面に対向
するように直接溶融共押出積層して、下記の層構成から
なる本発明にかかる紙容器製函用積層材を製造した。厚
さ15μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料300g
/m2 の紙/厚さ20μmの中密度ポリエチレン樹脂層
/厚さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレフ
ィン樹脂層/厚さ6μmのナイロンMXD6樹脂層/厚
さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレフィン
樹脂層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層 (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、本発明にかかる密閉液体紙容器を製造し
た。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して、厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した。他方、厚さ12μmの2
軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、
これをプラズマ化学気相成長装置の送り出しロ−ルに装
着し、次いで、下記に示す条件で、上記の2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムのコロナ処理面に、厚
さ200Åの酸化珪素の蒸着膜を形成した。 (蒸着条件) 蒸着面;コロナ処理面 導入ガス量;ヘキサメチルジシロキサン:酸素ガス:ヘ
リウム=1.0:3.0:3.0(単位:slm) 真空チャンバ−内の真空度;2〜6×10-6mBar 蒸着チャンバ−内の真空度;2〜5×10-3mBar 冷却・電極ドラム供給電力;10kW ライン速度;100m/min 次に、上記で膜厚200Åの酸化珪素の蒸着膜を形成し
た直後に、その酸化珪素の蒸着膜面に、グロ−放電プラ
ズマ発生装置を使用し、パワ−9kw、酸素ガス
(O2 ):アルゴンガス(Ar)=7.0:2.5(単
位:slm)からなる混合ガスを使用し、混合ガス圧6
×10-5Torr、処理速度420m/minで酸素/
アルゴン混合ガスプラズマ処理を行って、酸化珪素の蒸
着膜面の表面張力を54dyne/cm以上向上させて
たプラズマ処理面を形成して透明バリア性フィルムを製
造した。 (2).次に、上記の(1)で厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を積層した紙の他方の面に、フレ−ム
処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面に、上記の
(1)で製造した透明バリア性フィルムを、その酸化珪
素の蒸着膜のプラズマ処理面を対向させ、かつ、その層
間に、中密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/
cc、メルトインデックス(MI)=10.0、融点=
127℃〕を使用し、これを溶融押出しながら、厚さ3
0μmの中密度ポリエチレン樹脂層を介して、上記の紙
基材と透明バリア性フィルムとを溶融押出積層した。 (3).更に、上記の(2)で溶融押出積層した透明バ
リア性フィルムを、その2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルムの面にコロナ処理面を施し、そのコロナ
処理面に、2液硬化型のウレタン系アンカ−コ−ト剤を
使用し、これを、グラビアロ−ルコ−ト法により、膜厚
0.1g/m2 (乾燥状態)になるようにコ−ティング
してアンカ−コ−ト剤層を形成し、次に、該アンカ−コ
−ト剤層の面に、低密度ポリエチレンを使用し、これを
溶融押出しながら、厚さ20μmの低密度ポリエチレン
樹脂層を介して、厚さ40μmのメタロセン触媒を使用
して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィル
ムを溶融押出積層して、下記の層構成からなる本発明に
かかる紙容器製函用積層材を製造した。厚さ20μmの
低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400g/m2の紙基
材/厚さ30μmの中密度ポリエチレン樹脂層/酸化珪
素の蒸着膜・2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルム/アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μmの低密度ポリ
エチレン樹脂層/厚さ40μmのメタロセン触媒を使用
して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィル
ム (4).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、ゲ−ベルトップ型の液体紙容器の形状に合わせ
て、縦あるいは横または斜め等に折り罫を刻設すると共
に打ち抜き加工して、糊代部を有するブランク板を製造
し、次いで、上記で製造したブランク板の端面に、内容
物の浸透、液漏れ等を防止するために、スカイブ・ヘミ
ング処理を施して端面処理を行った後、糊代部にフレ−
ム処理を行い、該糊代部のメタロセン触媒を使用して重
合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィルム等を
溶融し、その溶融面に、上記のブランク板の他方の端部
を重ね合わせてフレ−ムシ−ルにより胴貼りシ−ル部を
形成して筒状のスリ−ブを製造した。次に、上記で製造
した筒状のスリ−ブのボトムの内面をホットエア−によ
り炙り、その内面のメタロセン触媒を使用して重合した
エチレン−α・オレフィン共重合体フィルム等を溶融さ
せて、プレスシ−ルを行って底シ−ル部を形成し、しか
る後、他方の開口部から果汁ジュ−スを充填した後、ト
ップの内面をホットエア−で炙り、その内面のメタロセ
ン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共
重合体フィルム等を溶融させて、プレスシ−ルを行って
ゲ−ベルトップシ−ル部を形成して、内容物を充填包装
した本発明にかかる密閉液体紙容器を製造するものであ
る。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して、厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した。次に、上記で厚さ20μ
mの低密度ポリエチレン樹脂層を形成した紙の他方の面
に、フレ−ム処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面
に、その一方の面にアルミニウムの蒸着膜を有する厚さ
12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムからなるバリア性フィルムを使用し、その2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレ−トフィルムの面にコロナ処理を
施し、そのコロナ処理面を対向させ、その層間に、中密
度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/cc、メル
トインデックス(MI)=10.0、融点=127℃〕
を使用し、これを溶融押出しながら、厚さ30μmの中
密度ポリエチレン樹脂層を介して、上記の紙基材とバリ
ア性フィルムとを溶融押出積層した。 (2).更に、上記の(1)で溶融押出積層したバリア
性フィルムを、そのアルミニウムの蒸着膜に、2液硬化
型のウレタン系アンカ−コ−ト剤を使用し、これを、グ
ラビアロ−ルコ−ト法により、膜厚0.1g/m2 (乾
燥状態)になるようにコ−ティングしてアンカ−コ−ト
剤層を形成し、次に、該アンカ−コ−ト剤層の面に、低
密度ポリエチレンを使用し、これを溶融押し出ししなが
ら、厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層を介し
て、厚さ40μmの厚さ40μmのメタロセン触媒を使
用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィ
ルムを溶融押出積層して、下記の層構成からなる本発明
にかかる紙容器製函用積層材を製造した。厚さ20μm
の低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400g/m2の紙
基材/厚さ30μmの中密度ポリエチレン樹脂層/2軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム・アルミニウ
ムの蒸着膜 /アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μmの低
密度ポリエチレン樹脂層/厚さ40μmのメタロセン触
媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合
体フィルム (3).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、本発明にかかる密閉液体紙容器を製造し
た。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して、厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した。 (2).次に、上記の実施例3で製造した透明バリア性
フィルムを使用し、その透明バリア性フィルムの酸化珪
素の蒸着膜のプラズマ処理面に、2液硬化型のポリウレ
タン系ラミネ−ト用接着剤を使用し、これを、グラビア
ロ−ルコ−ト法により、膜厚4.5g/m2 (乾燥状
態)になるようにコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤
層を形成し、次に、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、厚
さ12μmのエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体フィ
ルムをドライラミネ−ト積層した。更に、上記の透明バ
リア性フィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムの面に、上記と同様に、2液硬化型のポリウレ
タン系ラミネ−ト用接着剤を使用し、これを、グラビア
ロ−ルコ−ト法により、膜厚4.5g/m2 (乾燥状
態)になるようにコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤
層を形成し、次に、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、厚
さ60μmのメタロセン触媒を使用して重合したエチレ
ン−α・オレフィン共重合体フィルムをドライラミネ−
ト積層した。 (3).次に、上記で(1)で厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した紙の他方の面に、フレ−ム
処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面に、上記の
(2)で透明バリア性フィルムにドライラミネ−ト積層
した厚さ12μmのエチレン−ビニルアルコ−ル共重合
体フィルムの面にコロナ処理を施し、そのコロナ処理面
を対向させ、その層間に、中密度ポリエチレン樹脂〔密
度、0.937g/cc、メルトインデックス(MI)
=9.5、融点=120℃〕を使用し、これを溶融押出
しながら、厚さ30μmの中密度ポリエチレン樹脂層を
介して、上記の紙基材と透明バリア性フィルムとを溶融
押出積層して、下記の層構成からなる本発明にかかる紙
容器製函用積層材を製造した。厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層/坪料400g/m2の紙基材/厚さ
30μmの中密度ポリエチレン樹脂層/厚さ12μmの
エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体フィルム/ラミネ
−ト用接着剤層/酸化珪素の蒸着膜・2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルム/ラミネ−ト用接着剤層/
厚さ60μmのメタロセン触媒を使用して重合したエチ
レン−α・オレフィン共重合体フィルム (4).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例3と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、本発明にかかる密閉液体紙容器を製造し
た。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕と使
用し、それ以外は、上記の実施例1と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ15μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪量300
g/m2 の紙/厚さ40μmの低密度ポリエチレン樹脂
層 (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使
用し、それ以外は、上記の実施例2と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ15μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料300
g/m2 の紙/厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂
層/厚さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレ
フィン樹脂層/厚さ6μmのナイロンMXD6樹脂層/
厚さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレフィ
ン樹脂層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層 (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使
用し、それ以外は、上記の実施例3と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400
g/m2の紙基材/厚さ30μmの低密度ポリエチレン
樹脂層/酸化珪素の蒸着膜・2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム/アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μ
mの低密度ポリエチレン樹脂層/厚さ40μmのメタロ
セン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体フィルム (2).次いで、上記で製造した紙容器性函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例3と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使
用し、それ以外は、上記の実施例4と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400
g/m2の紙基材/厚さ30μmの低密度ポリエチレン
樹脂層/2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
・アルミニウムの蒸着膜/アンカ−コ−ト剤層/厚さ2
0μmの低密度ポリエチレン樹脂層/厚さ40μmのメ
タロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフ
ィン共重合体フィルム (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
樹脂〔密度、0.937g/cc、メルトインデックス
(MI)=9.5、融点=120℃〕の代りに低密度ポ
リエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルトイ
ンデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使用
し、それ以外は、上記の実施例5と全く同様にして、下
記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。厚
さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400g
/m2の紙基材/厚さ30μmの低密度ポリエチレン樹
脂層/厚さ12μmのエチレン−ビニルアルコ−ル共重
合体フィルム/ラミネ−ト用接着剤層/酸化珪素の蒸着
膜・2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/ラ
ミネ−ト用接着剤層/厚さ60μmのメタロセン触媒を
使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フ
ィルム (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例3と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
液体紙容器について、シ−ル適性と炙りピンホ−ルにつ
いてテストした。 (1).シ−ル適性のテスト これは、液体紙容器充填機にて、トップシ−ルおよびボ
トムシ−ルを行い、シ−ルチエック液にて、シ−ル性の
確認を行ってテストした。 (2).炙りピンホ−ルのテスト これは、液体紙容器充填機にて成型した液体紙容器のト
ップシ−ル部およびボトムシ−ル部でのあぶりピンホ−
ルの有無を確認した。上記のテスト結果について下記の
表1に示す。
し、○は、シ−ル、炙りピンホ−ルの良好領域を表し、
△は、シ−ル、炙りピンホ−ルの可能領域を表し、×
は、シ−ル、炙りピンホ−ルの不良領域を表す。
ように、シ−ル性と炙りピンホ−ルから認められる、シ
−ルの良好な温度領域は、比較例のものと比べると、実
施例のものは、倍程度に温度領域が広がることが認めら
れた。
は、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外層、紙基材
からなる基材層、および、熱可塑性樹脂からなる最内
層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
層、紙基材からなる基材層、バリア性層、および、熱可
塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層材からな
り、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面側に、A
STM 1248−78による密度が0.926〜0.
965からなるポリエチレン系樹脂層を積層して紙容器
製函用積層材を製造し、而して、該紙容器製函用積層材
を使用し、まず、該紙容器製函用積層材に折り罫等を施
すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜き加工し、次
に、内容物の浸透、液漏れ等を防止するために、その端
面に、例えば、スカイブ・ヘミング処理等を施して端面
処理を行い、しかる後、シ−ル部にフレ−ム処理、ある
いは、ホットエア−処理等を行いフレ−ムシ−ル、ある
いは、ホットエア−シ−ル等により胴貼りを行って筒状
のスリ−ブを製造し、次いで、上記で製造した筒状のス
リ−ブを、内容物充填機に供給し、次に、内容物の充填
に先立って、まず、筒状のスリ−ブのボトムの内面をホ
ットエア−により炙り、プレスシ−ルを行って底部を製
造し、次いで、内容物を充填した後、トップの内面をホ
ットエア−で炙り、プレスシ−ルを行ってトップ部を形
成して内容物を充填包装した密閉液体紙容器を製造し
て、製函時の加熱シ−ル等により発生するピンホ−ル等
を皆無とし、シ−ル不良、液漏れ等を回避し、更に、酸
素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性に優れ、内
容物の変質等を防止すると共に保存性、貯蔵性等に優れ
た紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙
容器を製造し得ることができるというものである。
の一例の層構成を示す概略的断面図である。
の一例の層構成を示す概略的断面図である。
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂から
なる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からな
る最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、およ
び、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層
材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面
側に、ASTM 1248−78による密度が0.92
6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層し
たことを特徴とする紙容器製函用積層材。 - 【請求項2】 ポリエチレン系樹脂層が、中密度ポリエ
チレン樹脂層、または、高密度ポリエチレン樹脂層から
なることを特徴とする上記の請求項1に記載する紙容器
製函用積層材。 - 【請求項3】 ポリエチレン系樹脂層が、膜厚10〜6
0μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜2に
記載する紙容器製函用積層材。 - 【請求項4】 バリア性層が、アルミニウム箔、アルミ
ニウム、酸化珪素、もしくは、酸化アルミニウの蒸着膜
を有する樹脂のフィルム、ポリビニルアルコ−ル共重合
体膜、ポリ塩化ビニリデン系樹脂膜、ポリアクリロニト
リル系樹脂膜、または、ナイロンMXD6樹脂膜からな
ることを特徴とする上記の請求項1〜3に記載する紙容
器製函用積層材。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂からなる最内層が、シング
ルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィ
ン共重合体からなることを特徴とする上記の請求項1〜
4に記載する紙容器製函用積層材。 - 【請求項6】 熱可塑性樹脂からなる最内層が、保香性
を有し、かつ、ヒ−トシ−ル性を有するエチレン−ビニ
ルアルコ−ル共重合体、または、ポリエステル系樹脂か
らなることを特徴とする上記の請求項1〜4に記載する
紙容器製函用積層材。 - 【請求項7】 少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂から
なる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からな
る最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、およ
び、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層
材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面
側に、ASTM 1248−78による密度が0.92
6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層し
た構成からなる紙容器製函用積層材を使用し、これから
紙容器製函用ブランク板を製造し、更に、該紙容器製函
用ブランク板を製函したことを特徴とする紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314562A JP4788031B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000314562A JP4788031B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002120340A true JP2002120340A (ja) | 2002-04-23 |
JP4788031B2 JP4788031B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=18793792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000314562A Expired - Fee Related JP4788031B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4788031B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003101732A1 (en) * | 2002-06-04 | 2003-12-11 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Packaging material, packaging case and method for producing packaging material |
JP2004330420A (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-25 | Nippon Matai Co Ltd | 紙容器用積層体及びその製造方法 |
JP2006199033A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-08-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙容器 |
JP2009248457A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | ラミネートチューブ胴部形成用積層シートおよびラミネートチューブ |
JP2010241458A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Nitto Denko Corp | 樹脂フィルム付きトレイ、その製造方法、光学フィルムの収納構造体 |
JP2011152798A (ja) * | 2004-09-15 | 2011-08-11 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | ポリエステル積層体 |
JP2012532043A (ja) * | 2009-07-08 | 2012-12-13 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 非フォイル系包装用ラミネート、その製造方法、及びそのラミネートから作製される包装容器 |
CN103568436A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-12 | 虞海盈 | 一种食品用包装材料 |
CN103568430A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-12 | 虞海盈 | 一种食品用层压包装材料的制造方法 |
JP2015024540A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 凸版印刷株式会社 | 積層体およびその製造方法 |
JP6036918B1 (ja) * | 2015-05-13 | 2016-11-30 | 凸版印刷株式会社 | 積層体及びこれを用いた包装容器 |
US9902124B2 (en) | 2011-07-26 | 2018-02-27 | Sig Technology Ag | Robust planar composite with an intermediate layer of increased vicat softening temperature |
US9902524B2 (en) | 2011-07-26 | 2018-02-27 | Sig Technology Ag | Planar composite with layers of plastic of different Vicat softening temperatures |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000225670A (ja) * | 1999-02-05 | 2000-08-15 | Dainippon Printing Co Ltd | ヒートシール用複合フィルム並びにそれを用いた積層材及び紙容器 |
-
2000
- 2000-10-16 JP JP2000314562A patent/JP4788031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000225670A (ja) * | 1999-02-05 | 2000-08-15 | Dainippon Printing Co Ltd | ヒートシール用複合フィルム並びにそれを用いた積層材及び紙容器 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003101732A1 (en) * | 2002-06-04 | 2003-12-11 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Packaging material, packaging case and method for producing packaging material |
JP2004330420A (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-25 | Nippon Matai Co Ltd | 紙容器用積層体及びその製造方法 |
JP2011152798A (ja) * | 2004-09-15 | 2011-08-11 | Mitsubishi Gas Chemical Co Inc | ポリエステル積層体 |
JP2006199033A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-08-03 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙容器 |
JP4627720B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2011-02-09 | 大日本印刷株式会社 | 紙容器 |
JP2009248457A (ja) * | 2008-04-07 | 2009-10-29 | Dainippon Printing Co Ltd | ラミネートチューブ胴部形成用積層シートおよびラミネートチューブ |
JP2010241458A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Nitto Denko Corp | 樹脂フィルム付きトレイ、その製造方法、光学フィルムの収納構造体 |
JP2012532043A (ja) * | 2009-07-08 | 2012-12-13 | テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム | 非フォイル系包装用ラミネート、その製造方法、及びそのラミネートから作製される包装容器 |
US11446907B2 (en) | 2009-07-08 | 2022-09-20 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Non-foil packaging laminate, method for manufacturing of the packaging laminate and packaging container produced thereof |
US9902124B2 (en) | 2011-07-26 | 2018-02-27 | Sig Technology Ag | Robust planar composite with an intermediate layer of increased vicat softening temperature |
US9902524B2 (en) | 2011-07-26 | 2018-02-27 | Sig Technology Ag | Planar composite with layers of plastic of different Vicat softening temperatures |
JP2015024540A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 凸版印刷株式会社 | 積層体およびその製造方法 |
CN103568436A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-12 | 虞海盈 | 一种食品用包装材料 |
CN103568430A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-02-12 | 虞海盈 | 一种食品用层压包装材料的制造方法 |
JP2016210156A (ja) * | 2015-05-13 | 2016-12-15 | 凸版印刷株式会社 | 積層体及びこれを用いた包装容器 |
JP6036918B1 (ja) * | 2015-05-13 | 2016-11-30 | 凸版印刷株式会社 | 積層体及びこれを用いた包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4788031B2 (ja) | 2011-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010536677A (ja) | 軟質包装複合材料 | |
JP2002120340A (ja) | 紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器 | |
JP4857809B2 (ja) | 包装体 | |
JP2003334893A (ja) | レトルト処理用紙容器の積層体およびレトルト処理用紙容器 | |
JP2016106063A (ja) | 積層フィルム及び包装材 | |
JP2005199514A (ja) | 多層積層樹脂フィルムおよびそれを使用した積層材 | |
JP4760494B2 (ja) | 紙容器 | |
JP4727782B2 (ja) | 液体紙容器 | |
JP6375805B2 (ja) | 積層フィルム及び包装材 | |
JP2000263727A (ja) | 積層材およびそれを使用した包装用容器 | |
JP4777493B2 (ja) | 液体紙容器 | |
JP2007320060A (ja) | イ−ジ−ピ−ルシ−ラント | |
JP2000263725A (ja) | 積層材およびそれを使用した包装用容器 | |
JP4443702B2 (ja) | 熱収縮性断熱ラベル及びその製造方法 | |
JP4857871B2 (ja) | 紙容器 | |
JP6750400B2 (ja) | 積層体及びそれよりなる蓋材 | |
JP2004017449A (ja) | 紙容器用積層体およびそれを用いた紙容器 | |
JP2004017993A (ja) | 紙容器 | |
JP2000355071A (ja) | バリア性フィルム及びそれを使用した積層材、並びにバリア性フィルムの製造方法及び装置 | |
JP4811546B2 (ja) | 液体紙容器 | |
JP4811545B2 (ja) | 液体紙容器 | |
JP2000233479A (ja) | 積層材およびそれを使用した包装用容器 | |
JP4811544B2 (ja) | 液体紙容器 | |
JP2000263726A (ja) | 積層材およびそれを使用した包装用容器 | |
JPH09327888A (ja) | 紙容器形成用積層体およびそれを使用した液体用紙容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100330 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100615 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100909 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20100922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110602 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110704 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4788031 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |