JP2002120340A - 紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器 - Google Patents

紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙容器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炙りピンホ−ル等の発生を皆無とし、かつ、
酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性に優れ、
更に、ピンホ−ルの発生に伴いシ−ル不良、液漏れ等を
回避し、内容物の変質等を防止すると共に保存性、貯蔵
性等に優れた紙容器製函用積層材およびそれを使用して
製函した紙容器液体紙容器を提供することである。 【解決手段】 少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂から
なる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からな
る最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、およ
び、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層
材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面
側に、ASTM 1248−78による密度が0.92
6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層し
たことを特徴とする紙容器製函用積層材およびそれを使
用して製函した紙容器に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙容器製函用積層
材およびそれを使用して製函した紙容器に関し、更に詳
しくは、製函時の加熱シ−ル等により発生するピンホ−
ル等を皆無とし、シ−ル不良、液漏れ等を回避し、更
に、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性に優
れ、内容物の変質等を防止すると共に保存性、貯蔵性等
に優れた紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函
した紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酒、ジュ−ス、ミネラルウオ−タ
−、液体調味料、その他等の液体飲食物を充填包装する
ために、種々の形態からなる液体紙容器が、開発され、
提案されている。而して、上記の液体紙容器を製造する
には、、通常、まず、少なくとも、ポリオレフィン系樹
脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂層)/紙基材/ポリオレフィ
ン系樹脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂層)、あるいは、少な
くとも、ポリオレフィン系樹脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂
層)/紙基材/バリア性層/ポリオレフィン系樹脂層
(ヒ−トシ−ル性樹脂層)の順で積層して積層材を製造
し、次いで、該積層材を使用し、該積層材に折り罫等を
施すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜き加工し、
次に、内容物の浸透、液漏れ等を防止するために、その
端面に、例えば、スカイブ・ヘミング処理等を施して端
面処理を行い、しかる後、シ−ル部にフレ−ム処理、あ
るいは、ホットエア−処理等を行いフレ−ムシ−ル、あ
るいは、ホットエア−シ−ル等により胴貼りを行って、
筒状のスリ−ブを製造する。次に、上記で製造した筒状
のスリ−ブを、内容物を充填するメ−カ−等に納入し、
該筒状のスリ−ブを内容物充填機に供給し、次いで、内
容物の充填に先立って、まず、筒状のスリ−ブのボトム
の内面をホットエア−により炙り、プレスシ−ルを行っ
て底部を製函して液体用紙容器を製造し、しかる後、上
方の開口部から内容物を充填した後、その上方の内面を
ホットエア−で炙り、次いで、プレスシ−ルを行ってト
ップ部を形成して、内容物を充填包装した密閉液体紙容
器を製造するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような液体紙容器の製造において、底部あるいはトップ
部を形成するために、筒状のスリ−ブのトップあるいは
ボトムの内面にホットエア−等を吹きつけてヒ−トシ−
ルすると、紙容器を構成する積層材の内面において、炙
りピンホ−ルが、極めて容易に発生するという問題点が
あり、その温度コントロ−ルが極めて困難なものである
という問題点がある。而して、上記のように熱ピンホ−
ルが発生すると、シ−ル不良、液漏れ等を発生し、これ
に伴い内容物の変質と共に保存性、貯蔵性等の安定性に
欠けるという問題点があり、場合によっては、その商品
価値を著しく低下し、廃棄しなければならないという問
題点がある。ところで、一般的に、紙容器において発生
するピンホ−ルとしては、積層材を使用し、該積層材に
折り罫等を施すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜
き加工する際に発生する罫バリピンホ−ル、あるいは、
内容物を充填するときに、筒状のスリ−ブのトップおよ
びボトムをホットエア−により炙る際に発生する炙りピ
ンホ−ル等が知られている。而して、上記の炙りピンホ
−ルについてその発生の過程等を含めて以下に更に詳し
く説明する。前述のように、製函に際し、まず、紙容器
のトップ部あるいは底部を形成するために、筒状のスリ
−ブのトップあるいはボトムの内面に、加熱チャンバ−
の吹き出し口からホットエア−を吹きつける。ところ
で、上記で筒状のスリ−ブのトップあるいはボトムの内
面に吹きつけたホットエア−は、その内面にあるポリオ
レフィン系樹脂層(ヒ−トシ−ル性樹脂層)を構成する
ポリオレフィン系樹脂(ヒ−トシ−ル性樹脂)を溶融す
るが、更に、ホットエア−による熱は、紙基材まで到達
し、該紙基材を加熱し、而して、紙基材が加熱される
と、紙基材中に含まれている水分等が、加熱され、これ
が蒸気となって積層材の内外面側に抜けようとし、これ
により、紙基材の内外面に積層されている樹脂フィルム
を押し上げて、膨らむという発泡化現象を示す。更に、
ホットエア−による熱が加わると、紙基材に積層されて
いる内面側の樹脂フィルムは、水分の蒸発による蒸気圧
に耐えられなくなり、その膨らんだ樹脂フィルムが破れ
ることになり、これにより炙りピンホ−ルが発生するも
のであると考えられている。例えば、外面側から、低密
度ポリエチレン樹脂層、紙基材、接着性樹脂層、バリア
性層、低密度ポリエチレンフィルム等を順次に積層した
構成からなる積層材を使用し、これを製函して製造した
液体紙容器において、上記の炙りピンホ−ルの発生過程
を観察すると、上記と同様に、まず、初期において、接
着性樹脂層において、これが膨れて発泡化現象を発生
し、その膨れにつられるようにバリア性層、更に、低密
度ポリエチレンフィルムが膨らんで発泡化し、次いで、
最終的に、上記の膨らんで発泡化した気泡が破裂して炙
りピンホ−ルが発生することを確認することができるも
のである。そこで本発明は、上記のような炙りピンホ−
ル等の発生を皆無とし、かつ、酸素ガス、水蒸気等の透
過を阻止するバリア性に優れ、ピンホ−ルの発生に伴い
シ−ル不良、液漏れ等を回避し、内容物の変質等を防止
すると共に保存性、貯蔵性等に優れた紙容器製函用積層
材およびそれを使用して製函した紙容器液体紙容器を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な液体紙容器における炙りピンホ−ルの発生を防止すべ
く種々研究の結果、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる
最外層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂
からなる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂か
らなる最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、お
よび、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積
層材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内
面側に、ASTM 1248−78による密度が0.9
26〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層
して紙容器製函用積層材を製造し、而して、該紙容器製
函用積層材を使用し、まず、該紙容器製函用積層材に折
り罫等を施すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜き
加工し、次に、内容物の浸透、液漏れ等を防止するため
に、その端面に、例えば、スカイブ・ヘミング処理等を
施して端面処理を行い、しかる後、シ−ル部にフレ−ム
処理、あるいは、ホットエア−処理等を行いフレ−ムシ
−ル、あるいは、ホットエア−シ−ル等により胴貼りを
行って筒状のスリ−ブを製造し、次いで、上記で製造し
た筒状のスリ−ブを、内容物充填機に供給し、次に、内
容物の充填に先立って、まず、筒状のスリ−ブのボトム
の内面をホットエア−により炙り、プレスシ−ルを行っ
て底部を製造し、次いで、内容物を充填した後、トップ
の内面をホットエア−で炙り、プレスシ−ルを行ってト
ップ部を形成して内容物を充填包装した密閉液体紙容器
を製造したところ、製函時の加熱シ−ル等により発生す
るピンホ−ル等を皆無とし、シ−ル不良、液漏れ等を回
避し、更に、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリ
ア性に優れ、内容物の変質等を防止すると共に保存性、
貯蔵性等に優れた紙容器製函用積層材およびそれを使用
して製函した紙容器を製造し得ることを見出して本発明
を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、少なくとも、熱可塑
性樹脂からなる最外層、紙基材からなる基材層、およ
び、熱可塑性樹脂からなる最内層、または、少なくと
も、熱可塑性樹脂からなる最外層、紙基材からなる基材
層、バリア性層、および、熱可塑性樹脂からなる最内層
を順次に積層した積層材からなり、更に、上記の紙基材
からなる基材層の内面側に、ASTM 1248−78
による密度が0.926〜0.965からなるポリエチ
レン系樹脂層を積層したことを特徴とする紙容器製函用
積層材およびそれを使用して製函した紙容器に関するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に図面
等を用いて更に詳しく説明する。まず、本発明にかかる
紙容器製函用積層材の層構成についてその一二例を例示
して図面を用いて説明すると、図1および図2は、本発
明にかかる紙容器製函用積層材についてその一例の層構
成を示す概略的断面図である。次に、本発明にかかる紙
容器の構成についてその一例を例示して図面を用いて説
明すると、図3、図4、図5、および、図6は、上記の
図1に示す紙容器製函用積層材を使用し、本発明にかか
る紙容器の製函についてその製函工程の構成を示す各製
函工程における紙容器の構成を示す概略的斜視図であ
る。
【0007】本発明にかかる紙容器製函用積層材Aは、
図1に示すように、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる
最外層1、紙基材からなる基材層2、および、熱可塑性
樹脂からなる最内層3を順次に積層した積層材からな
り、更に、上記の紙基材からなる基材層2の内面側に、
ASTM 1248−78による密度が0.926〜
0.965からなるポリエチレン系樹脂層4を積層した
構成からなることを基本構造とするものである。更に、
本発明にかかる紙容器製函用積層材について別の例を例
示すると、図2に示すように、少なくとも、熱可塑性樹
脂からなる最外層1、紙基材からなる基材層2、バリア
性層5、および、熱可塑性樹脂からなる最内層3を順次
に積層した積層材からなり、更に、上記の紙基材からな
る基材層2の内面側に、ASTM1248−78による
密度が0.926〜0.965からなるポリエチレン系
樹脂層4を積層した構成からなる紙容器製函用積層材A
1 を例示することができる。上記の例示は、本発明にか
かる紙容器製函用積層材についてその一二例を例示した
ものであり、これによって本発明は限定されるものでは
ない。例えば、本発明においては、図示しないが、上記
のような紙容器製函用積層材の構成において、本発明に
かかる紙容器の包装目的、充填包装する内容物、その使
用目的、用途等によって、更に、他の基材を任意に積層
して、種々の形態からなる積層材を設計して製造するこ
とができるものである。
【0008】次に、本発明において、本発明にかかる紙
容器の構成についてその一例を例示して説明すると、上
記の図1に示す紙容器製函用積層材Aを使用した例の場
合で説明すると、図3に示すように、まず、上記の図1
に示す紙容器製函用積層材Aを使用し、該紙容器製函用
積層材Aに、所望の紙容器の形状に合わせて、縦あるい
は横または斜め等に折り罫11を刻設すると共に打ち抜
き加工して、糊代部12等を有するブランク板Bを製造
する。次に、図4に示すように、常法により、上記で製
造したブランク板Bの端面に、内容物の浸透、液漏れ等
を防止するために、例えば、スカイブ・ヘミング処理等
を施して端面処理を行った後、糊代部12(図3参照)
にフレ−ム処理、あるいは、ホットエア−処理等を行
い、該糊代部12を構成する熱可塑性樹脂からなる最内
層3(図1、図2参照)を形成する熱可塑性樹脂を溶融
し、その溶融面に、上記のブランク板Bの他方の端部1
3(図3参照)を重ね合わせてフレ−ムシ−ル、あるい
は、ホットエア−シ−ル等により胴貼りシ−ル部14を
形成して、筒状のスリ−ブCを製造する。次に、図5に
示すように、上記で製造した筒状のスリ−ブCを、内容
物を充填するメ−カ−等に納入し、該筒状のスリ−ブC
を内容物充填機(図示せず)に供給し、次いで、内容物
の充填に先立って、まず、筒状のスリ−ブCのボトムの
内面をホットエア−により炙り、その内面の熱可塑性樹
脂からなる最内層3を形成する熱可塑性樹脂を溶融させ
て、プレスシ−ルを行って底シ−ル部15を形成して、
上方に開口部16を有する包装用容器Dを製造する。し
かる後、図6に示すように、上記の包装用容器Dの開口
部16から内容物17を充填した後、トップの内面をホ
ットエア−で炙り、その内面の熱可塑性樹脂からなる最
内層3を形成する熱可塑性樹脂を溶融させて、プレスシ
−ルを行って屋根型トップシ−ル部18を形成して、内
容物17を充填包装した本発明にかかる密閉液体紙容器
Eを製造するものである。上記の例示は、本発明にかか
る紙容器についてその一例を例示したものであり、これ
によって本発明は限定されるものではない。例えば、本
発明においては、図示しないが、本発明にかかる紙容器
の形状としては、ブロック型のもの、筒状型のもの、そ
の他等の任意の形状を取り得るものである。
【0009】次に、本発明において、本発明にかかる紙
容器製函用積層材、紙容器等を構成する材料、製造法等
について更に詳しく説明すると、まず、本発明にかかる
紙容器製函用積層材、紙容器等を構成する熱可塑性樹脂
層からなる最外層としては、例えば、熱によって溶融し
相互に融着し得る熱可塑性樹脂からなる樹脂層を使用す
ることができる。具体的には、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を使用
して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリ
プロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノ
マ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共
重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、
ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ−ル酸、イタコ
ン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフ
ィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ(メタ)アクリ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その他等の熱可塑性
樹脂からなる樹脂層を使用することができる。而して、
本発明において、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂層と
しては、上記のような熱可塑性樹脂の1種ないし2種以
上を使用し、これを単独ないし共押出機等を用いて、紙
基材からなる基材層等の一方の面に溶融押出積層して形
成することができる。あるいは、本発明においては、上
記のような熱可塑性樹脂の1種ないし2種以上を使用
し、予め、その樹脂のフィルムないしシ−トを製造し、
次いで、その樹脂のフィルムないしシ−トを、紙基材か
らなる基材層等の一方の面にラミネ−ト用接着剤層等を
介してドライラミネ−ト積層することにより、上記の熱
可塑性樹脂からなる樹脂層を形成することができる。な
お、本発明において、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂
層の厚さとしては、5〜200μm位、好ましくは、1
0〜100μm位が望ましいものである。
【0010】次に、本発明において、本発明にかかる紙
容器製函用積層材、紙容器等を構成する紙基材からなる
基材層としては、これが紙容器を構成する基本素材とな
ることから、賦型性、耐屈曲性、剛性、腰、強度等を有
するものを使用することができ、例えば、強サイズ性の
晒または未晒の紙基材、あるいは、純白ロ−ル紙、クラ
フト紙、板紙、加工紙、その他等の各種の紙基材を使用
することができる。また、本発明において、上記の紙基
材としては、坪量約80〜600g/m2位のもの、好
ましくは、坪量約100〜450g/m2 位のものを使
用することができる。なお、本発明において、上記の紙
基材には、例えば、文字、図形、絵柄、記号、その他等
の所望の印刷絵柄を通常の印刷方式にて任意に形成する
ことができるものである。
【0011】次にまた、本発明にかかる紙容器製函用積
層材、紙容器等を構成する熱可塑性樹脂層からなる最内
層としては、上記の熱可塑性樹脂からなる最外層と同様
に、例えば、熱によって溶融し相互に融着し得る熱可塑
性樹脂からなる樹脂層を使用することができる。具体的
には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエ
チレン、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン−
α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−ア
クリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポ
リエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マ
レイン酸、フマ−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン
酸で変性した酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、その他等の熱可塑性樹脂からなる樹脂層を使
用することができる。而して、本発明において、上記の
熱可塑性樹脂からなる樹脂層としては、上記のような熱
可塑性樹脂の1種ないし2種以上を使用し、これを単独
ないし共押出機等を用いて、紙基材からなる基材層等の
他方の面に溶融押出積層して形成することができる。あ
るいは、本発明においては、上記のような熱可塑性樹脂
の1種ないし2種以上を使用し、予め、その樹脂のフィ
ルムないしシ−トを製造し、次いで、その樹脂のフィル
ムないしシ−トを、紙基材からなる基材層等の他方の面
にラミネ−ト用接着剤層等を介してドライラミネ−ト積
層することにより、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂層
を形成することができる。更に、本発明においては、上
記の樹脂のフィルムないしシ−トを、紙基材からなる基
材層等の他方の面に、アンカ−コ−ト材層、低密度ポリ
エチレン等の溶融押出樹脂層等を介して、押出サンドラ
ミネ−ト積層することにより、上記の熱可塑性樹脂から
なる樹脂層を形成することができる。なお、本発明にお
いて、上記の熱可塑性樹脂からなる樹脂層の厚さとして
は、5〜200μm位、好ましくは、10〜100μm
位が望ましいものである。
【0012】ところで、本発明においては、上記のよう
な熱可塑性樹脂の中でも、特に、メタロセン触媒を用い
て重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を使用す
ることが好ましいものである。上記のメタロセン触媒を
用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体とし
ては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサ
ンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモ
キサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセ
ン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレフィ
ン共重合体を使用することができる。メタロセン触媒
は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触媒
と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることから
シングルサイト触媒とも呼ばれているものである。具体
的には、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三
井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米
国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMICA
L)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米
国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製
の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品
名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタロセン触媒
を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を
使用することができる。その樹脂層としては、単層ない
し多層で使用することができ、その厚さとしては、5μ
mないし300μm位、好ましくは、10μmないし1
00μm位が望ましい。本発明において、上記のような
メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフ
ィン共重合体を使用する場合には、紙容器等を製造する
ときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であるという利点を
有するものである。また、本発明において、熱可塑性樹
脂からなる最内層としては、内容物中に含まれる香料、
あるいは、内容物中に含まれるビタミン類等を保護する
観点から、保香性を有し、かつ、ヒ−トシ−ル性を有す
るエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体、または、ポリ
エステル系樹脂等からなる最内層を形成することが好ま
しいものである。
【0013】次に、本発明において、本発明にかかる紙
容器製函用積層材、紙容器等を構成するバリア性層とし
ては、酸素ガス、水蒸気、水、その他等の透過を阻止す
るもの、あるいは、太陽光、紫外線、その他等の透過を
阻止するもの、その他等を使用することができる。具体
的には、例えば、水蒸気、水等の透過を阻止するバリア
性層としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体等のポリオレフィン系樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができる。上記のポリオレフィン系樹脂の
フィルムないしシ−トの膜厚としては、約5〜50μm
位のものを使用することができる。また、本発明におい
て、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性層と
しては、例えば、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニ
ルアルコ−ル系樹脂、エチレン−ビニルアルコ−ル共重
合体、ポリアクリロニトリル系樹脂、ナイロンMXD6
等のポリアミド系樹脂等のバリア性を有する樹脂のフィ
ルムないしシ−ト、アルミニウム箔等の金属箔、アルミ
ニウム等の金属の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、酸化
珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、その他等
の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、その他
等を使用することができる。上記において、バリア性を
有する樹脂のフィルムないしシ−トの膜厚としては、約
5〜30μm位のもの、また、金属箔の膜厚としては、
約5〜30μm位のもの、金属の蒸着膜あるいは無機酸
化物の蒸着膜の膜厚としては、約50〜3000Å位の
もの等を使用することができる。更に、本発明におい
て、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を
加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種
の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することが
できる。これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合
わせて使用することができる。
【0014】次にまた、本発明において、本発明にかか
る紙容器製函用積層材、紙容器等を構成するASTM
1248−78による密度が0.926〜0.965か
らなるポリエチレン系樹脂層としては、具体的には、例
えば、中密度ポリエチレン系樹脂層、または、高密度ポ
リエチレン系樹脂層を使用することができる。而して、
上記の中密度、または、高密度のポリエチレン系樹脂層
の膜厚としては、10〜60μm位が好ましいものであ
る。上記において、密度が、0.926未満であると、
耐ピンホ−ル適性の効果が少なくなることから好ましく
なく、また、密度が、0.965を越えると、剛性が増
し、成形不良となることから好ましくなく、而して、本
発明において、密度としては、0.930〜0.945
位が最も望ましいものである。また、上記において、ポ
リエチレン系樹脂層を構成するポリエチレン系樹脂の融
点としては、約115〜135℃位が好ましく、更に、
本発明において、ポリエチレン系樹脂層を構成するポリ
エチレン系樹脂の融点は、前述の熱可塑性樹脂からなる
最外層を構成する熱可塑性樹脂の融点とその差が大きい
程望ましいものである。更にまた、本発明において、上
記のポリエチレン系樹脂層の膜厚としては、更に、15
〜50μm位、より好ましくは、25〜40μm位が望
ましいものであり、而して、膜厚が、10μm、更に、
15μm、更には、25μm未満であると、耐ピンホ−
ル適性の効果が失われ、また、60μm、更に、50μ
m、更には、40μmを越えると、剛性を増し、成形不
良が生じ、また、コストアップ要因となることから好ま
しくないものである。なお、本発明においては、上記の
ようにASTM 1248−78による密度が0.92
6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層として、
中密度ポリエチレン系樹脂層、または、高密度ポリエチ
レン系樹脂層を使用することにより、その理由は定かで
はないが、最外層を構成する熱可塑性樹脂との融点差に
より、より融点の高い上記のポリエチレン系樹脂層が蒸
気圧等に対する保持層となることにより、耐ピンホ−ル
性等の作用が奏されてものであると推定されるものであ
る。
【0015】なお、本発明においては、通常、包装用容
器は、物理的にも化学的にも過酷な条件におかれること
から、包装用容器を構成する包装材料には、厳しい包装
適性が要求され、変形防止強度、落下衝撃強度、耐ピン
ホ−ル性、耐熱性、密封性、品質保全性、作業性、衛生
性、その他等の種々の条件が要求され、このために、本
発明においては、上記のような諸条件を充足する材料を
任意に選択して使用することができ、具体的には、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタク
リル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリア
クリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロ
ニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹
脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ
−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、
ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィ
ルムないしシ−トから任意に選択して使用することがで
きる。本発明において、上記のフィルムないしシ−ト
は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等の
いずれのものでも使用することができる。また、その厚
さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲か
ら選択して使用することができる。更に、本発明におい
ては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、
インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性
状の膜でもよい。その他、例えば、セロハン等のフィル
ム、合成紙等も使用することができる。
【0016】次に、本発明においては、本発明にかかる
紙容器製函用積層材、紙容器等を構成するいずれかの基
材には、所望の印刷模様層を形成することができるもの
である。而して、上記の印刷模様層としては、通常のイ
ンキビヒクルの1種ないし2種以上を主成分とし、これ
に、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定
剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止
剤、充填剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を
任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、
溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整
し、次いで、該インキ組成物を使用し、例えば、グラビ
ア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリ−ン印刷、
転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式を使用
し、前述のコ−ティング薄膜の上に、文字、図形、記
号、模様等からなる所望の印刷模様を印刷して、本発明
にかかる印刷模様層を形成することができる。
【0017】次に、本発明において、上記のような材料
を使用して本発明にかかる紙容器製函用積層材を製造す
る方法について説明すると、かかる方法としては、通常
の包装材料をラミネ−トする方法、例えば、ウエットラ
ミネ−ション法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ド
ライラミネ−ション法、押出ラミネ−ション法、Tダイ
押出成形法、Tダイ共押出ラミネ−ション法、インフレ
−ション法、共押出インフレ−ション法、その他等で行
うことができる。而して、本発明においては、上記の積
層を行う際に、各積層する材料の面に、必要ならば、例
えば、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、フレ−
ム処理、その他等の前処理を任意に施すことができる。
また、本発明においては、例えば、イソシアネ−ト系
(ウレタン系)、ポリエチレンイミン系、ポリブタジェ
ン系、有機チタン系等のアンカ−コ−ティング剤等も任
意に施すことができる。更に、本発明においては、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、エポキシ系樹脂、フェノ−ル系樹脂、(メタ)アク
リル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレンある
いはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂あるいは
その共重合体ないし変性樹脂、セルロ−ス系樹脂、その
他等をビヒクルの主成分とする樹脂組成物を使用してプ
ライマ−剤層を形成することができる。なお、本発明に
おいては、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−
ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ
−ティングしてプライマ−コ−ト剤層を形成することが
でき、而して、そのコ−ティング量としては、0.1〜
10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
【0018】また、本発明においては、例えば、ポリ酢
酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル、ブチル、2−
エチルヘキシルエステル等のホモポリマ−、あるいは、
これらとメタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチ
レン等との共重合体等からなるポリアクリル酸エステル
系接着剤、シアノアクリレ−ト系接着剤、エチレンと酢
酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル
酸等のモノマ−との共重合体等からなるエチレン共重合
体系接着剤、セルロ−ス系接着剤、ポリエステル系接着
剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹
脂またはメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、
フェノ−ル樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレ
タン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロ
ロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム等からなるゴム系接着剤、シリコ−ン系接着剤、アル
カリ金属シリケ−ト、低融点ガラス等からなる無機系接
着剤、その他等のラミネ−ト用接着剤を使用することが
てきる。上記の接着剤の組成系は、水性型、溶液型、エ
マルジョン型、分散型等のいずれの組成物形態でもよ
く、また、その性状は、フィルム・シ−ト状、粉末状、
固形状等のいずれの形態でもよく、更に、接着機構につ
いては、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等
のいずれの形態でもよいものである。而して、本発明に
おいては、上記の接着剤を、例えば、ロ−ルコ−ト法、
グラビアロ−ルコ−ト法、キスコ−ト法、その他等のコ
−ト法、あるいは、印刷法等によって施し、次いで、溶
剤等を乾燥させてラミネ−ト用接着剤層を形成すことが
でき、そのコ−ティングないし印刷量としては、0.1
〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
【0019】また、本発明において、本発明にかかる紙
容器製函用積層材を積層するために、例えば、熱によっ
て溶融し相互に融着し得る各種の樹脂による溶融押出樹
脂層等を使用することができ、具体的には、例えば、低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセ
ン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共
重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペン
テンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまた
はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸
変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ
(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その
他等の樹脂を使用し、その溶融押出樹脂層等を接着剤層
として使用することができる。而して、本発明におい
て、上記の接着性樹脂層としては、例えば、押出機等を
使用し、その樹脂の1種ないし2種以上を単層ないし多
層に押し出して溶融押出樹脂膜等を形成し、その溶融押
出樹脂層を介して、上記の各種の材料を積層することが
てきるものである。なお、本発明において、上記の接着
性樹脂層の膜厚としては、5μm〜100μm位、好ま
しくは、10μm〜50μm位が望ましいものである。
上記において、膜厚が、5μm未満であると、炙りピン
ホ−ルが発生し易い傾向にあることから好ましくなく、
また、膜厚が、100μmを越えると、底部およびトッ
プ部の成形性が非常に悪くなることから好ましくないも
のである。
【0020】次にまた、本発明において、本発明にかか
る紙容器としては、例えば、ブリックタイプ、フラット
タイプあるいはゲ−ベルトップタイプ等の液体用紙容器
等を製造することができる。また、その形状は、角形容
器、丸形等の円筒状の紙缶等のいずれのものでも製造す
ることができる。
【0021】本発明において、本発明にかかる紙容器に
は、例えば、各種の飲食品、接着剤、粘着剤等の化学
品、化粧品、医薬品等の雑貨品、その他等の種々の物品
を充填包装することができるものである。而して、本発
明において、本発明にかかる紙容器は、特に、例えば、
酒、果汁飲料等のジュ−ス、ミネラルウオ−タ−、醤
油、ソ−ス、ス−プ等の液体調味料、あるいは、カレ
−、シチュ−、ス−プ、その他等の種々の液体飲食物を
充填包装する包装用容器として有用なものである。
【0022】
【実施例】上記の本発明について実施例を挙げて更に具
体的に説明する。 実施例1 (1).坪量300g/m2 の紙を使用し、その紙の一
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して厚さ15μmの低密度ポリ
エチレン樹脂層を形成した。次に、上記の紙の他方の面
に、フレ−ム処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面
に、中密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/c
c、メルトインデックス(MI)=10.0、融点=1
27℃〕と低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923
g/cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点
=111℃〕とを使用し、その中密度ポリエチレン樹脂
層がフレ−ム処理面に対向するように共押出して、厚さ
25μmの中密度ポリエチレン層と厚さ15μmの低密
度ポリエチレン樹脂層とからなる共押出フィルムを溶融
共押出積層して、下記の層構成からなる本発明にかかる
紙容器製函用製層材を製造した。厚さ15μmの低密度
ポリエチレン樹脂層/坪量300g/m2 の紙/厚さ2
5μmの中密度ポリエチレン樹脂層と厚さ15μmの低
密度ポリエチレン樹脂層とからなる共押出フィルム (2).次に、上記で製造した紙容器製函用積層材を使
用し、ゲ−ベルトップ型の液体紙容器の形状に合わせ
て、縦あるいは横または斜め等に折り罫を刻設すると共
に打ち抜き加工して、糊代部を有するブランク板を製造
し、次いで、上記で製造したブランク板の端面に、内容
物の浸透、液漏れ等を防止するために、スカイブ・ヘミ
ング処理を施して端面処理を行った後、糊代部にフレ−
ム処理を行い、該糊代部の低密度ポリエチレン樹脂層等
を溶融し、その溶融面に、上記のブランク板の他方の端
部を重ね合わせてフレ−ムシ−ルにより胴貼りシ−ル部
を形成して筒状のスリ−ブを製造した。次に、上記で製
造した筒状のスリ−ブのボトムの内面をホットエア−に
より炙り、その内面の低密度ポリエチレン樹脂層を溶融
させて、プレスシ−ルを行って底シ−ル部を形成し、し
かる後、他方の開口部から果汁ジュ−スを充填した後、
トップの内面をホットエア−で炙り、その内面の低密度
ポリエチレン樹脂層を溶融させて、プレスシ−ルを行っ
てゲ−ベルトップシ−ル部を形成して、内容物を充填包
装した本発明にかかる密閉液体紙容器を製造した。上記
で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル等の発生
は認められず、更に、酸素ガス、水蒸気等に対するバリ
ア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容物の変質は
認められず、また、ラミネ−ト強度等に優れ、市場にお
ける流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れているもので
あった。
【0023】実施例2 (1).坪量300g/m2 の紙を使用し、その紙の一
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して厚さ15μmの低密度ポリ
エチレン樹脂層を形成した。次に、上記の紙の他方の面
に、フレ−ム処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面
に、中密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/c
c、メルトインデックス(MI)=10.0、融点=1
27℃〕と、ナイロンMXD6樹脂〔商品名、三菱瓦斯
化学株式会社製、密度、1.22g/cc、メルトイン
デックス(MI)=7、融点=243℃〕と、無水マレ
イン酸変性の接着性ポリオレフィン樹脂〔密度、0.9
1g/cc、メルトインデックス(MI)=9.5〕
と、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/c
c、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=11
1℃〕との4種類の樹脂を使用し、これらをフィ−ドブ
ロック型多層Tダイ共押し出し機を用いて、その中密度
ポリエチレン樹脂層の面が上記のフレ−ム処理面に対向
するように直接溶融共押出積層して、下記の層構成から
なる本発明にかかる紙容器製函用積層材を製造した。厚
さ15μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料300g
/m2 の紙/厚さ20μmの中密度ポリエチレン樹脂層
/厚さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレフ
ィン樹脂層/厚さ6μmのナイロンMXD6樹脂層/厚
さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレフィン
樹脂層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層 (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、本発明にかかる密閉液体紙容器を製造し
た。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
【0024】実施例3 (1).坪量400g/m2 の紙を使用し、その紙の一
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して、厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した。他方、厚さ12μmの2
軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、
これをプラズマ化学気相成長装置の送り出しロ−ルに装
着し、次いで、下記に示す条件で、上記の2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムのコロナ処理面に、厚
さ200Åの酸化珪素の蒸着膜を形成した。 (蒸着条件) 蒸着面;コロナ処理面 導入ガス量;ヘキサメチルジシロキサン:酸素ガス:ヘ
リウム=1.0:3.0:3.0(単位:slm) 真空チャンバ−内の真空度;2〜6×10-6mBar 蒸着チャンバ−内の真空度;2〜5×10-3mBar 冷却・電極ドラム供給電力;10kW ライン速度;100m/min 次に、上記で膜厚200Åの酸化珪素の蒸着膜を形成し
た直後に、その酸化珪素の蒸着膜面に、グロ−放電プラ
ズマ発生装置を使用し、パワ−9kw、酸素ガス
(O2 ):アルゴンガス(Ar)=7.0:2.5(単
位:slm)からなる混合ガスを使用し、混合ガス圧6
×10-5Torr、処理速度420m/minで酸素/
アルゴン混合ガスプラズマ処理を行って、酸化珪素の蒸
着膜面の表面張力を54dyne/cm以上向上させて
たプラズマ処理面を形成して透明バリア性フィルムを製
造した。 (2).次に、上記の(1)で厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を積層した紙の他方の面に、フレ−ム
処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面に、上記の
(1)で製造した透明バリア性フィルムを、その酸化珪
素の蒸着膜のプラズマ処理面を対向させ、かつ、その層
間に、中密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/
cc、メルトインデックス(MI)=10.0、融点=
127℃〕を使用し、これを溶融押出しながら、厚さ3
0μmの中密度ポリエチレン樹脂層を介して、上記の紙
基材と透明バリア性フィルムとを溶融押出積層した。 (3).更に、上記の(2)で溶融押出積層した透明バ
リア性フィルムを、その2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レ−トフィルムの面にコロナ処理面を施し、そのコロナ
処理面に、2液硬化型のウレタン系アンカ−コ−ト剤を
使用し、これを、グラビアロ−ルコ−ト法により、膜厚
0.1g/m2 (乾燥状態)になるようにコ−ティング
してアンカ−コ−ト剤層を形成し、次に、該アンカ−コ
−ト剤層の面に、低密度ポリエチレンを使用し、これを
溶融押出しながら、厚さ20μmの低密度ポリエチレン
樹脂層を介して、厚さ40μmのメタロセン触媒を使用
して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィル
ムを溶融押出積層して、下記の層構成からなる本発明に
かかる紙容器製函用積層材を製造した。厚さ20μmの
低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400g/m2の紙基
材/厚さ30μmの中密度ポリエチレン樹脂層/酸化珪
素の蒸着膜・2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルム/アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μmの低密度ポリ
エチレン樹脂層/厚さ40μmのメタロセン触媒を使用
して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィル
ム (4).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、ゲ−ベルトップ型の液体紙容器の形状に合わせ
て、縦あるいは横または斜め等に折り罫を刻設すると共
に打ち抜き加工して、糊代部を有するブランク板を製造
し、次いで、上記で製造したブランク板の端面に、内容
物の浸透、液漏れ等を防止するために、スカイブ・ヘミ
ング処理を施して端面処理を行った後、糊代部にフレ−
ム処理を行い、該糊代部のメタロセン触媒を使用して重
合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィルム等を
溶融し、その溶融面に、上記のブランク板の他方の端部
を重ね合わせてフレ−ムシ−ルにより胴貼りシ−ル部を
形成して筒状のスリ−ブを製造した。次に、上記で製造
した筒状のスリ−ブのボトムの内面をホットエア−によ
り炙り、その内面のメタロセン触媒を使用して重合した
エチレン−α・オレフィン共重合体フィルム等を溶融さ
せて、プレスシ−ルを行って底シ−ル部を形成し、しか
る後、他方の開口部から果汁ジュ−スを充填した後、ト
ップの内面をホットエア−で炙り、その内面のメタロセ
ン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共
重合体フィルム等を溶融させて、プレスシ−ルを行って
ゲ−ベルトップシ−ル部を形成して、内容物を充填包装
した本発明にかかる密閉液体紙容器を製造するものであ
る。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
【0025】実施例4 (1).坪量400g/m2 の紙を使用し、その紙の一
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して、厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した。次に、上記で厚さ20μ
mの低密度ポリエチレン樹脂層を形成した紙の他方の面
に、フレ−ム処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面
に、その一方の面にアルミニウムの蒸着膜を有する厚さ
12μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムからなるバリア性フィルムを使用し、その2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレ−トフィルムの面にコロナ処理を
施し、そのコロナ処理面を対向させ、その層間に、中密
度ポリエチレン樹脂〔密度、0.929g/cc、メル
トインデックス(MI)=10.0、融点=127℃〕
を使用し、これを溶融押出しながら、厚さ30μmの中
密度ポリエチレン樹脂層を介して、上記の紙基材とバリ
ア性フィルムとを溶融押出積層した。 (2).更に、上記の(1)で溶融押出積層したバリア
性フィルムを、そのアルミニウムの蒸着膜に、2液硬化
型のウレタン系アンカ−コ−ト剤を使用し、これを、グ
ラビアロ−ルコ−ト法により、膜厚0.1g/m2 (乾
燥状態)になるようにコ−ティングしてアンカ−コ−ト
剤層を形成し、次に、該アンカ−コ−ト剤層の面に、低
密度ポリエチレンを使用し、これを溶融押し出ししなが
ら、厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層を介し
て、厚さ40μmの厚さ40μmのメタロセン触媒を使
用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フィ
ルムを溶融押出積層して、下記の層構成からなる本発明
にかかる紙容器製函用積層材を製造した。厚さ20μm
の低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400g/m2の紙
基材/厚さ30μmの中密度ポリエチレン樹脂層/2軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム・アルミニウ
ムの蒸着膜 /アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μmの低
密度ポリエチレン樹脂層/厚さ40μmのメタロセン触
媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合
体フィルム (3).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、本発明にかかる密閉液体紙容器を製造し
た。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
【0026】実施例5 (1).坪量400g/m2 の紙を使用し、その紙の一
方の面に、フレ−ム処理を施した後、そのフレ−ム処理
面に、低密度ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/
cc、メルトインデックス(MI)=3.7、融点=1
11℃〕を溶融押出積層して、厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した。 (2).次に、上記の実施例3で製造した透明バリア性
フィルムを使用し、その透明バリア性フィルムの酸化珪
素の蒸着膜のプラズマ処理面に、2液硬化型のポリウレ
タン系ラミネ−ト用接着剤を使用し、これを、グラビア
ロ−ルコ−ト法により、膜厚4.5g/m2 (乾燥状
態)になるようにコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤
層を形成し、次に、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、厚
さ12μmのエチレン−ビニルアルコ−ル共重合体フィ
ルムをドライラミネ−ト積層した。更に、上記の透明バ
リア性フィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルムの面に、上記と同様に、2液硬化型のポリウレ
タン系ラミネ−ト用接着剤を使用し、これを、グラビア
ロ−ルコ−ト法により、膜厚4.5g/m2 (乾燥状
態)になるようにコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤
層を形成し、次に、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、厚
さ60μmのメタロセン触媒を使用して重合したエチレ
ン−α・オレフィン共重合体フィルムをドライラミネ−
ト積層した。 (3).次に、上記で(1)で厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層を形成した紙の他方の面に、フレ−ム
処理を施し、次いで、そのフレ−ム処理面に、上記の
(2)で透明バリア性フィルムにドライラミネ−ト積層
した厚さ12μmのエチレン−ビニルアルコ−ル共重合
体フィルムの面にコロナ処理を施し、そのコロナ処理面
を対向させ、その層間に、中密度ポリエチレン樹脂〔密
度、0.937g/cc、メルトインデックス(MI)
=9.5、融点=120℃〕を使用し、これを溶融押出
しながら、厚さ30μmの中密度ポリエチレン樹脂層を
介して、上記の紙基材と透明バリア性フィルムとを溶融
押出積層して、下記の層構成からなる本発明にかかる紙
容器製函用積層材を製造した。厚さ20μmの低密度ポ
リエチレン樹脂層/坪料400g/m2の紙基材/厚さ
30μmの中密度ポリエチレン樹脂層/厚さ12μmの
エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体フィルム/ラミネ
−ト用接着剤層/酸化珪素の蒸着膜・2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレ−トフィルム/ラミネ−ト用接着剤層/
厚さ60μmのメタロセン触媒を使用して重合したエチ
レン−α・オレフィン共重合体フィルム (4).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例3と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、本発明にかかる密閉液体紙容器を製造し
た。上記で製造した密閉液体紙容器は、炙りピンホ−ル
等の発生は認められず、更に、、酸素ガス、水蒸気等に
対するバリア性に優れ、かつ、保香性に優れ、その内容
物の変質は認められず、また、ラミネ−ト強度等に優
れ、市場における流通に耐え、かつ、貯蔵保存等に優れ
ているものであった。
【0027】比較例1 (1).上記の実施例1において、中密度ポリエチレン
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕と使
用し、それ以外は、上記の実施例1と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ15μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪量300
g/m2 の紙/厚さ40μmの低密度ポリエチレン樹脂
層 (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
【0028】比較例2 (1).上記の実施例2において、中密度ポリエチレン
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使
用し、それ以外は、上記の実施例2と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ15μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料300
g/m2 の紙/厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂
層/厚さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレ
フィン樹脂層/厚さ6μmのナイロンMXD6樹脂層/
厚さ6μmの無水マレイン酸変性の接着性ポリオレフィ
ン樹脂層/厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層 (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
【0029】比較例3 (1).上記の実施例3において、中密度ポリエチレン
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使
用し、それ以外は、上記の実施例3と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400
g/m2の紙基材/厚さ30μmの低密度ポリエチレン
樹脂層/酸化珪素の蒸着膜・2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム/アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μ
mの低密度ポリエチレン樹脂層/厚さ40μmのメタロ
セン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体フィルム (2).次いで、上記で製造した紙容器性函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例3と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
【0030】比較例4 (1).上記の実施例4において、中密度ポリエチレン
樹脂〔密度、0.929g/cc、メルトインデックス
(MI)=10.0、融点=127℃〕の代りに低密度
ポリエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルト
インデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使
用し、それ以外は、上記の実施例4と全く同様にして、
下記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。
厚さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400
g/m2の紙基材/厚さ30μmの低密度ポリエチレン
樹脂層/2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
・アルミニウムの蒸着膜/アンカ−コ−ト剤層/厚さ2
0μmの低密度ポリエチレン樹脂層/厚さ40μmのメ
タロセン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフ
ィン共重合体フィルム (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例1と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
【0031】比較例5 (1).上記の実施例5において、中密度ポリエチレン
樹脂〔密度、0.937g/cc、メルトインデックス
(MI)=9.5、融点=120℃〕の代りに低密度ポ
リエチレン樹脂〔密度、0.923g/cc、メルトイ
ンデックス(MI)=3.7、融点=111℃〕を使用
し、それ以外は、上記の実施例5と全く同様にして、下
記の層構成からなる紙容器製函用積層材を製造した。厚
さ20μmの低密度ポリエチレン樹脂層/坪料400g
/m2の紙基材/厚さ30μmの低密度ポリエチレン樹
脂層/厚さ12μmのエチレン−ビニルアルコ−ル共重
合体フィルム/ラミネ−ト用接着剤層/酸化珪素の蒸着
膜・2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/ラ
ミネ−ト用接着剤層/厚さ60μmのメタロセン触媒を
使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体フ
ィルム (2).次いで、上記で製造した紙容器製函用積層材を
使用し、以下、上記の実施例3と全く同様にして、ブラ
ンク板の形成、筒状のスリ−ブの形成、底シ−ル部の形
成、内容物の充填、および、ゲ−ベルトップシ−ル部の
形成等を経て、密閉液体紙容器を製造した。
【0032】実験例 上記の実施例1〜5、および、比較例1〜5で製造した
液体紙容器について、シ−ル適性と炙りピンホ−ルにつ
いてテストした。 (1).シ−ル適性のテスト これは、液体紙容器充填機にて、トップシ−ルおよびボ
トムシ−ルを行い、シ−ルチエック液にて、シ−ル性の
確認を行ってテストした。 (2).炙りピンホ−ルのテスト これは、液体紙容器充填機にて成型した液体紙容器のト
ップシ−ル部およびボトムシ−ル部でのあぶりピンホ−
ルの有無を確認した。上記のテスト結果について下記の
表1に示す。
【0033】(表1) 上記の表1において、炙りは、炙りピンホ−ルを意味
し、○は、シ−ル、炙りピンホ−ルの良好領域を表し、
△は、シ−ル、炙りピンホ−ルの可能領域を表し、×
は、シ−ル、炙りピンホ−ルの不良領域を表す。
【0034】上記の表1に示すテスト結果から明らかな
ように、シ−ル性と炙りピンホ−ルから認められる、シ
−ルの良好な温度領域は、比較例のものと比べると、実
施例のものは、倍程度に温度領域が広がることが認めら
れた。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外層、紙基材
からなる基材層、および、熱可塑性樹脂からなる最内
層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
層、紙基材からなる基材層、バリア性層、および、熱可
塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層材からな
り、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面側に、A
STM 1248−78による密度が0.926〜0.
965からなるポリエチレン系樹脂層を積層して紙容器
製函用積層材を製造し、而して、該紙容器製函用積層材
を使用し、まず、該紙容器製函用積層材に折り罫等を施
すと共に所望の形状にブランク板を打ち抜き加工し、次
に、内容物の浸透、液漏れ等を防止するために、その端
面に、例えば、スカイブ・ヘミング処理等を施して端面
処理を行い、しかる後、シ−ル部にフレ−ム処理、ある
いは、ホットエア−処理等を行いフレ−ムシ−ル、ある
いは、ホットエア−シ−ル等により胴貼りを行って筒状
のスリ−ブを製造し、次いで、上記で製造した筒状のス
リ−ブを、内容物充填機に供給し、次に、内容物の充填
に先立って、まず、筒状のスリ−ブのボトムの内面をホ
ットエア−により炙り、プレスシ−ルを行って底部を製
造し、次いで、内容物を充填した後、トップの内面をホ
ットエア−で炙り、プレスシ−ルを行ってトップ部を形
成して内容物を充填包装した密閉液体紙容器を製造し
て、製函時の加熱シ−ル等により発生するピンホ−ル等
を皆無とし、シ−ル不良、液漏れ等を回避し、更に、酸
素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性に優れ、内
容物の変質等を防止すると共に保存性、貯蔵性等に優れ
た紙容器製函用積層材およびそれを使用して製函した紙
容器を製造し得ることができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる紙容器製函用積層材についてそ
の一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図2】本発明にかかる紙容器製函用積層材についてそ
の一例の層構成を示す概略的断面図である。
【図3】上記の図1に示す積層材を使用し、本発明にか
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
【図4】上記の図1に示す積層材を使用し、本発明にか
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
【図5】上記の図1に示す積層材を使用し、本発明にか
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
【図6】上記の図1に示す積層材を使用し、本発明にか
かる液体紙容器の製函についてその製函工程の構成を示
す各製函工程における液体紙容器の構成を示す概略的斜
視図である。
【符号の説明】
A 紙容器製函用積層材 A1 紙容器製函用積層材 B ブランク板 C 筒状のスリ−ブ D 包装用容器 E 密閉液体紙容器 1 熱可塑性樹脂からなる最外層 2 紙基材からなる基材層 3 熱可塑性樹脂からなる最内層 4 ポリエチレン系樹脂層 5 バリア性層 11 折り罫 12 糊代部 13 端部 14 胴貼りシ−ル部 15 底シ−ル部 16 上方に開口部 17 内容物 18 屋根型トップシ−ル部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA05 AB04 BA01 BC01 BC04 DA23 EA03 EA13 3E067 AA03 AB26 AB28 AC01 BA06A BB01A BB14A BB25A BC06A CA06 CA07 EA06 EB22 FA01 FC01 4F100 AA19D AA20D AB10D AB33D AK01A AK01C AK01D AK04E AK05E AK06 AK16D AK27D AK41C AK47D AK62C AK69C AK69D BA04 BA05 BA10A BA10C BA13 DA01 DG10B EH20 EH66D GB16 GB23 JA13E JB16A JB16C JD02D JD03 JD04 JD16C JK14 JL08C JL12C YY00E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
    層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂から
    なる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からな
    る最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、およ
    び、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層
    材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面
    側に、ASTM 1248−78による密度が0.92
    6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層し
    たことを特徴とする紙容器製函用積層材。
  2. 【請求項2】 ポリエチレン系樹脂層が、中密度ポリエ
    チレン樹脂層、または、高密度ポリエチレン樹脂層から
    なることを特徴とする上記の請求項1に記載する紙容器
    製函用積層材。
  3. 【請求項3】 ポリエチレン系樹脂層が、膜厚10〜6
    0μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜2に
    記載する紙容器製函用積層材。
  4. 【請求項4】 バリア性層が、アルミニウム箔、アルミ
    ニウム、酸化珪素、もしくは、酸化アルミニウの蒸着膜
    を有する樹脂のフィルム、ポリビニルアルコ−ル共重合
    体膜、ポリ塩化ビニリデン系樹脂膜、ポリアクリロニト
    リル系樹脂膜、または、ナイロンMXD6樹脂膜からな
    ることを特徴とする上記の請求項1〜3に記載する紙容
    器製函用積層材。
  5. 【請求項5】 熱可塑性樹脂からなる最内層が、シング
    ルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィ
    ン共重合体からなることを特徴とする上記の請求項1〜
    4に記載する紙容器製函用積層材。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂からなる最内層が、保香性
    を有し、かつ、ヒ−トシ−ル性を有するエチレン−ビニ
    ルアルコ−ル共重合体、または、ポリエステル系樹脂か
    らなることを特徴とする上記の請求項1〜4に記載する
    紙容器製函用積層材。
  7. 【請求項7】 少なくとも、熱可塑性樹脂からなる最外
    層、紙基材からなる基材層、および、熱可塑性樹脂から
    なる最内層、または、少なくとも、熱可塑性樹脂からな
    る最外層、紙基材からなる基材層、バリア性層、およ
    び、熱可塑性樹脂からなる最内層を順次に積層した積層
    材からなり、更に、上記の紙基材からなる基材層の内面
    側に、ASTM 1248−78による密度が0.92
    6〜0.965からなるポリエチレン系樹脂層を積層し
    た構成からなる紙容器製函用積層材を使用し、これから
    紙容器製函用ブランク板を製造し、更に、該紙容器製函
    用ブランク板を製函したことを特徴とする紙容器。
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