JP2002120050A - ベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法および銅合金線材の製造方法 - Google Patents
ベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法および銅合金線材の製造方法Info
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Abstract
圧延法により無酸素銅線材を低コストで製造する。 【解決手段】 連続溶解炉14から製出される溶銅4を、
保持炉13および樋2を通してタンディッシュ6内に連続
的に導き、タンディッシュ6に取付けた注湯ノズル7か
ら、ベルト17とホイール18により構成される回転移動鋳
型10内に注入し、注入された溶銅4を冷却固化させて鋳
塊16とし、この鋳塊16を鋳型10から連続的に引出してそ
のまま線材に連続圧延するベルト&ホイール式連続鋳造
圧延法による無酸素銅線材の製造方法であって、樋2お
よびタンディッシュ6内に粒状木炭(固体還元剤)12を
配してこれらを脱酸槽11となし、脱酸槽11内で溶銅4中
に含まれる酸素を粒状木炭12と反応させてガスとして除
去し、さらに注湯ノズル7先端部から前方の鋳型10内空
間を還元性ガス雰囲気にすることにより溶銅4中の酸素
を除去して無酸素銅線材とする。
Description
ルト&ホイール式連続鋳造圧延法により無酸素銅線材ま
たは銅合金線材を低コストで製造する方法に関する。
る銅導体は、性能と信頼性の向上を目的に溶接により接
続されるようになり、それに伴い、銅導体には溶接部に
ガスボイドが生じない無酸素銅が使用されるようになっ
てきた。また電子機器の小型化が進む中で銅導体には細
線化が求められ、この点からも延性や加工性に優れる無
酸素銅が注目されてきている。
ロッドの外周に無酸素溶銅を固化させ、これを連続的に
圧延するディップフォーミング法、(2)無酸素溶銅上
に鋳型を垂直に配置し、前記鋳型内で冷却固化した鋳塊
を連続的に引き上げるアップキャスト法、(3)無酸素
溶銅が保持された鋳造炉側壁に鋳型を水平に取付け、前
記鋳型内で冷却固化した鋳塊を連続的に引出す横型連続
鋳造法などがある。これらの製造方法はいずれも設備が
小型なため溶銅周囲を無酸化雰囲気とすることが容易で
あるが、生産能力が(1)の場合で最大11ton/h
r、他は1〜2ton/hr程度と小さい。
無酸素溶銅を連続鋳造機で大径鋳塊に鋳造し、これを短
く切断し、再加熱して線材に押出す方法がある。この方
法でも、生産能力は、再加熱を要する押出工程に律速さ
れるため、やはり5〜7ton/hrと小さい。以上に
述べたように、従来の無酸素銅線材の製造方法はいずれ
も、製造能力が1〜11ton/hrと小さく、このた
め製造コストが高くなった。
ては、移送中の溶銅に水素ガスを含む還元性ガスを接触
またはバブリングさせて脱酸し、その後不活性ガス雰囲
気に曝して残留水素を除去する方法(特開平2−141
540号公報)、移送中の溶銅を還元性雰囲気に曝し、
前記雰囲気の還元力を溶銅中の酸素量に応じて制御する
方法(特開平5−337615号公報)、溶銅を蛇行移
送して溶銅と還元性ガスの接触面積を広げる方法(特開
平11−757号公報)などが知られている。
フピッチ銅線材の製造には、生産能力が30ton/h
r以上のベルト&ホイール式連続鋳造圧延方法(例えば
SCR法)が用いられている。この方法は、図5に示す
ように、縦型連続溶解炉(シャフト炉)14から出湯す
る溶銅を、保持炉15内に滞留させ、保持炉15内の溶
銅を樋2を通してタンディッシュ6内に連続的に導き、
タンディッシュ6内の溶銅をタンディッシュ6に取付け
た注湯ノズル7から、ベルト17とホイール18により
構成される回転移動鋳型(以下適宜、鋳型と略記する)
10内に注入し、注入された溶銅を冷却固化させて鋳塊
16とし、この鋳塊16を鋳型10から連続的に引出し
てそのまま連続圧延(図示せず)し線材とする方法であ
る。図5で20はガイドロールである。
ら製出される溶銅中の酸素量は約100ppm、保持炉
15出口で約150ppm、タンディッシュ6出口で約
300ppm、鋳型10内では、溶銅4が、注湯ノズル
7先端から約200mm下の鋳型10内の溶銅4面に落
下して注入されるため、落下中に酸素が侵入して鋳塊1
6には約350ppmの酸素が含まれる。
前記ベルト&ホイール式連続鋳造圧延法により鋳造する
と、当然のことながら、合金元素が酸化して酸化物(ノ
ロ)が多量に発生して製造が困難になる。このため前記
銅合金は溶銅を保持炉内で脱酸し、その後、合金化して
バッチ式に鋳造し、得られる鋳塊を線材に熱間で押出し
て製造されている。この方法も、押出工程で再加熱する
ため生産能力が低い。
生産能力の高いベルト&ホイール式連続鋳造圧延法によ
り無酸素銅線材を低コストで製造することを思い立ち、
下記予備実験を行ってその可能性を探った。即ち、シャ
フト炉、保持炉、樋、タンディッシュ、注湯ノズルなど
の加熱または保温に用いられるガスバーナーの空気混合
比を燃焼可能な範囲で絞ることにより、シャフト炉出口
からタンディッシュ出口に至る間の溶銅中の酸素量を5
0ppm程度に低減できることを知見し、さらに樋内と
タンディッシュ内の溶銅に固体還元剤を配することによ
り溶銅中の酸素量を10ppm以下に低減し得ることを
見いだし、さらに研究を進めて本発明を完成させるに至
った。本発明は、生産性に優れるベルト&ホイール式連
続鋳造圧延法により、無酸素銅線材または銅合金線材を
低コストで製造することを目的とする。
連続溶解炉から製出される溶銅を、保持炉内に滞留さ
せ、前記保持炉内の溶銅を樋を通してタンディッシュ内
に連続的に導き、前記タンディッシュ内の溶銅を前記タ
ンディッシュに取付けた注湯ノズルから、ベルトとホイ
ールにより構成される回転移動鋳型内に注入し、注入さ
れた溶銅を冷却固化させて鋳塊とし、この鋳塊を前記鋳
型から連続的に引出してそのまま線材に連続圧延するベ
ルト&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の
製造方法であって、前記樋およびタンディッシュ内に固
体還元剤を配してこれらを脱酸槽となし、前記脱酸槽内
で溶銅中に含まれる酸素を前記固体還元剤と反応させて
ガスとして除去し、さらに前記注湯ノズル先端部から前
方の鋳型内空間(注湯部)を還元性ガス雰囲気にするこ
とにより溶銅中の酸素を除去して無酸素銅線材とするこ
とを特徴とするベルト&ホイール式連続鋳造圧延法によ
る無酸素銅線材の製造方法である。
する固体還元剤の量を、前記脱酸槽内の溶銅量の40〜
80容量%にすることを特徴とする請求項1記載のベル
ト&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製
造方法である。
箇所に加熱手段を設け、前記脱酸槽の少なくとも入口と
出口に多孔質材製堰を設け、前記脱酸槽に内蓋を設ける
ことを特徴とする請求項1または2記載のベルト&ホイ
ール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法で
ある。
端部から前方の鋳型内空間(注湯部)を一酸化炭素ガス
を0.3容量%以上含む還元性ガス雰囲気にすることを
特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載のベルト
&ホイール式連続鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造
方法である。
出される溶銅を、保持炉内に滞留させ、前記保持炉内の
溶銅を樋を通してタンディッシュ内に連続的に導き、前
記タンディッシュ内の溶銅を前記タンディッシュに取付
けた注湯ノズルから、ベルトとホイールにより構成され
る回転移動鋳型内に注入し、注入された溶銅を冷却固化
させて鋳塊とし、この鋳塊を前記鋳型から連続的に引出
してそのまま線材に連続圧延するベルト&ホイール式連
続鋳造圧延法による銅合金線材の製造方法であって、前
記樋およびタンディッシュ内に固体還元剤を配してこれ
らを脱酸槽となし、前記脱酸槽内で溶銅中に含まれる酸
素を前記固体還元剤と反応させてガスとして除去し、酸
素除去後の溶銅に合金元素を連続的に添加し、さらに前
記注湯ノズル先端部から前方の前記鋳型内空間を還元性
ガス雰囲気にすることにより銅合金溶湯の酸素を除去し
て銅合金線材とすることを特徴とするベルト&ホイール
式連続鋳造圧延法による銅合金線材の製造方法である。
端部から前方の鋳型内空間(注湯部)を一酸化炭素ガス
を0.3容量%以上含む還元性ガス雰囲気にすることを
特徴とする請求項5記載のベルト&ホイール式連続鋳造
圧延法による銅合金線材の製造方法である。
の酸素は、溶銅が樋からタンディッシュまでの脱酸槽内
を通過する間に、前記脱酸槽内に配された固体還元剤と
反応して炭酸ガスとなり溶銅中を浮上して溶銅外へ放出
される。またこの脱酸後の溶銅は、注湯ノズル先端部か
ら前方の還元性ガス雰囲気に保たれた鋳型内空間(注湯
部)を進む(落下する)ので、注湯ノズルから落下する
溶銅および鋳型内溶銅は、さらに脱酸が促進される。還
元性雰囲気を空燃比を制御した可燃性ガスの燃焼炎とす
ることで鋳造温度の低下も防止される。
通常の市販品を始めとする任意の木炭(ナラ木炭、備長
炭など)が使用できる。また等方性黒鉛も使用可能であ
る。その形状は、任意であるが、粒状のものは、溶銅と
の接触面積が大きく、脱酸が迅速になされ望ましい。溶
銅に対する固体還元剤の配合率は、40容量%未満では
溶銅と固体還元剤との接触面積が少ないため十分な脱酸
効果が得られず、80容量%を超えると溶銅の流れが悪
くなり十分な鋳造速度を確保できなくなる。従って40
〜80容量%が望ましい。なお、前記固体還元剤の配合
率(容量%)は、粒状固体還元剤の平均粒径が30mm
の場合であり、粒径の異なる粒状固体還元剤を用いる場
合は表面積が同じになるように配合率を換算する。
ことにより次の利点が得られる。 (1)脱酸槽を予熱することにより初期通過溶銅の固化
が防止される。 (2)固体還元剤を予め赤熱化しておくことにより鋳造
初期から良好に脱酸できる。 (3)操業中の溶銅温度および脱酸効果を適正に維持で
きる。 前記加熱手段は脱酸槽の長さ方向に均等に設けるのが加
熱が効率良くなされ望ましい。加熱にはガスバーナー、
電熱など任意の手段が適用できる。ガスバーナーは空気
混合比を極力絞って燃焼させるのが溶銅の酸化が防止さ
れ望ましい。
なくとも入口と出口に設けることにより、異物混入の少
ない高品質の溶銅が得られる。つまり入口の堰は溶解炉
や保持炉内で混入したノロなどの異物の脱酸槽内への侵
入を阻止し、出口の堰は脱酸槽内の固体還元剤から発生
する灰分の流出を阻止すると共に、脱酸槽内を通過する
溶銅の整流効果をも有し、部分的に留まることなく流動
し、固体還元剤との十分な反応が実現する。前記堰は線
材の要求品質に応じて、脱酸槽の入口および出口(タン
ディッシュの出口)以外の任意の箇所に設けることがで
きる。多孔質材製堰には通常の市販品を始めとして任意
の材質品が使用できる。
内蓋により固体還元剤の浮上を抑え固体還元剤を溶銅中
に沈めて脱酸効率を高めるのが望ましい。内蓋は脱酸槽
の長手方向全長にわたり設けるのが、脱酸が効率良くな
され、また外気の侵入が防止できて望ましい。鋳造中に
固体還元剤を補給する場合は、脱酸槽内への外気の侵入
を抑えるため迅速に行う必要がある。
渡って孔埋めして(多孔質性を失わせて)、脱酸槽内の
内蓋の下側に脱酸反応後のガス(炭酸ガス)が層状に滞
留するようにすると、外気の侵入がさらに防止できる。
線的に流動させても十分な脱酸効果が得られるが、脱酸
槽の深さの1/3程度の堰を、樋の底部に設けることに
より、溶銅を蛇行(乱流化)させて、固体還元剤と溶銅
中酸素との反応を促進させ、脱酸効率を高めることが可
能である。
以下の銅を指すが、この発明では、酸素量が60ppm
以下10ppm超の低酸素銅も含むものとする。
は、酸素が所定量以下に除去されたあとの任意の箇所で
添加できるが、タンディッシュ出口近傍で添加するのが
良い。添加する合金元素の形状は、粒状、線状など任意
である。この発明は、SnまたはAgなどを微量含有す
る銅合金の製造に適している。
る。 (実施例1)図1に示したベルト&ホイール式連続鋳造
圧延法により、酸素量が10ppm以下の無酸素銅線材
(8mmφの荒引線)を製造した。即ち、縦型連続溶解
炉(シャフト炉)14から製出される溶銅を、保持炉1
5内に滞留させ、保持炉15内の溶銅4を樋2を通して
タンディッシュ6内に連続的に導き、タンディッシュ6
内の溶銅をタンディッシュ6に取付けた注湯ノズル7か
ら、ベルト17とホイール18により構成される鋳型1
0内に注入し、注入された溶銅4を冷却固化させて鋳塊
16とし、この鋳塊16を鋳型10から連続的に引出し
てそのまま線材(図示せず)に連続圧延した。
複数のガスバーナー1が樋2の長さ方向に均等な間隔で
設置され、樋2の入口側と出口側に多孔質材製堰3が配
置され、溶銅4上部に内蓋5が配置されている。樋2内
の溶銅4は、樋2の出口側の下部に取付けた出湯筒13
を経て図3に示すタンディッシュ6内に供給される。タ
ンディッシュ6は、図3に示すように、複数のガスバー
ナー(1個のみ図示)が所要箇所に均等な間隔で設置さ
れ、入口側と出口側に多孔質材製堰3が配置され、溶銅
4上部に内蓋5が配置されている。タンディッシュ6内
の溶銅4は、タンディッシュ6の下部に取付けられた注
湯ノズル7から鋳型10内へ注湯される。注湯ノズル7
は、図4(イ)に示すように、その先端部分の外周に複
数のガスバーナー1が配置されており、これらのガスバ
ーナー1から噴射される空燃比制御炎8により、還元性
ガス雰囲気となり、注湯ノズル7から出湯する溶銅4お
よび鋳型10内溶銅4を覆い外気の侵入を防止する。
(樋2およびタンディッシュ6)11内に粒状木炭12
を所定量配し、内蓋5を被せ、脱酸槽11の長さ方向に
設置したガスバーナー1を点火して脱酸槽11および粒
状木炭12を予熱し、脱酸槽11内面および粒状木炭1
2が赤熱化したところで、保持炉15から溶銅4を出湯
した。粒状木炭には平均粒径が30mmのものを用い
た。保持炉15から出湯する溶銅4は、入口側の多孔質
材製堰3を経て樋2内に入り、樋2内を通り、出口側の
多孔質材製堰3を経てタンディッシュ6へ導かれ、タン
ディッシュ6の入口側と出口側の多孔質材製堰3を経
て、タンディッシュ6の下部に取付けた注湯ノズル7か
ら鋳型10内に注湯された。脱酸槽(樋2およびタンデ
ィッシュ6)11内では、粒状木炭12は内蓋5に押さ
れて溶銅4中に没し、溶銅4は脱酸槽11内を通り抜け
る間に粒状木炭(炭素)12と反応して炭酸ガスとなり
溶銅4中を浮上し放出された。脱酸槽11内の溶銅4温
度はガスバーナー1により適温に保持された。縦型連続
溶解炉14、保持炉15、樋2、タンディッシュ6など
の加熱または保温に用いられるガスバーナー1の空気混
合比は燃焼可能な範囲で絞った。
湯ノズル7先端部の外周に配置した複数のガスバーナー
1から噴射する空燃比制御炎8により外気と遮断し、還
元を促した。また注湯ノズル7から出湯する溶銅4は適
温に保持された。鋳型10内に注入された溶銅4は鋳型
10内で冷却固化して鋳塊16となり、連続的に引出さ
れ、そのまま鋳型10前方に設置された連続圧延機(図
示せず)により線材に熱間圧延された。
酸槽11内の溶銅4に対する比率は30〜80容量%の
範囲内で種々に変化させた。また注湯ノズル7先端部か
ら前方の鋳型空間部(注湯部)は、ブタンガス、アセチ
レンガス、一酸化炭素、プロパンガスまたは水素ガスの
各燃焼炎で還元性ガス雰囲気を形成した。
ンディッシュ、注湯ノズルなどの加熱または保温に用い
られるガスバーナーの空気混合比を燃焼可能な範囲で絞
り、樋、タンディッシュ、注湯ノズルには従来のものを
用いた。その他は実施例1と同じ方法により銅線材を製
造した。
る溶銅4中の酸素量を酸素測定センサー19により連続
測定し記録した。測定箇所は、樋2の入口側、出口側お
よびタンディッシュ6の出口側の3箇所とした(図1参
照)。また鋳塊の酸素量をLECO社製の酸素分析計に
より測定した。また、タンディッシュ出口の溶銅4の水
素量aと鋳塊の水素量bを水素分析計により測定し、そ
の差(b−a)を求めた。結果を表1に示す。
o.1〜20は、いずれも脱酸槽(樋およびタンディッ
シュ)内で脱酸が良好に行われたため、溶銅中の酸素量
はタンディッシュ出口で10ppm以下となり、特に木
炭配合率が40容量%以上においては6ppm以下と極
めて少なくなり、無酸素銅鋳塊および線材が得られた。
また多孔質材製堰により異物が除去されて鋳塊および線
材とも高品質であった。線材の製造速度は30ton/
hrであり、製造コストも安価であった。これに対し、
空気混合比を絞っただけで木炭を用いない比較例では、
樋およびタンディッシュにおいて脱酸されず、鋳造時に
酸素が侵入して鋳塊(線材)中の酸素量はいずれも10
0ppmを超えた。一方、タンディッシュ出口の溶銅中
の水素量aと鋳塊の水素量bとの差(b−a)は、水素
ガス燃焼炎としたとき0.07〜0.11ppm増加
し、他のガス燃焼炎では±0.02ppmと略一定とな
り、酸素ガスと水素ガスの両方を考慮した場合、注湯部
の雰囲気はブタンガス、アセチレンガス、一酸化炭素ガ
スまたはプロパンガスの燃焼炎が良いことが分かる。
素が増加して鋳塊に水素ガス泡が残存し、線材の品質が
低下する。この水素の除去には、溶銅に不活性ガスを吹
込む方法、溶銅を真空中で還流させる方法などが知られ
ている。脱水素は、脱酸処理後に行っても、脱酸処理と
同時に行っても良い。
素量を分析したところ、0. 54ppmであった。これ
に対し、前記実施例1(No.3)と同じ条件で脱酸
し、タンディッシュ出口の溶銅にArガスを15リット
ル/分の流量でバブリングしたのち、鋳造した鋳塊の水
素量は0. 45ppmに減少し、より高品質の鋳塊が得
られた。
たタンディッシュ出口の溶銅に粒状の金属Snを連続的
に添加してCu−0. 7mass%Sn合金を鋳造し、これ
を線材に連続圧延した。溶銅に対する木炭の配合率は4
0または60容量%とし、注湯部はブタンガス燃焼炎ま
たはプロパンガス燃焼炎で覆った。
ンディッシュ、注湯部などの加熱または保温用ガスバー
ナーの空気混合比は燃焼可能な範囲でできるだけ絞っ
た。その他は、実施例2と同じ方法によりCu−0. 7
mass%Sn合金線材を製造した。
び鋳塊の酸素量を実施例1と同じ方法により測定した。
またSnの酸化ロス量を測定した。Snの酸化ロス量
は、鋳塊からSnの酸化物を採取して測定した。結果を
表2に示す。
o.22、23はいずれもSnの酸化ロスが少なく、高
品質の銅合金を効率良く製造できた。また硬質の酸化S
nの混入が少ないため、線材(荒引線)の加工工具の損
耗も少なかった。
3、15、19では、タンディッシュ出口の溶銅より鋳
塊の方が酸素含有量が低くなっており、このことから注
湯部を可燃性ガスの空燃比制御炎とすることで還元効果
が得られることが示唆され、さらにブタンガス燃焼炎と
プロパンガス燃焼炎のガス分析を行って、還元効果には
燃焼炎中のCO(一酸化炭素)ガスが強く影響すること
を見いだした。そこで、還元効果の発現に必要な燃焼炎
中のCOガス濃度を把握するための実験を行った。即
ち、脱酸槽内の粒状木炭の比率を80容量%にしてタン
ディッシュ出口部での溶銅中の酸素量を3ppm前後に
調整し、この溶銅を実施例1と同様にして鋳塊に冷却固
化した。この際、注湯部の燃焼炎中のCOガス濃度を0
〜15容量%の範囲で種々に変化させた。前記COガス
濃度と鋳塊中の酸素量との関係を表3に示す。
焼炎中のCOガス濃度が0容量%のときはタンディッシ
ュ出口と鋳塊とで酸素量が同じで還元効果は認められな
いが、COガス濃度が0.3容量%以上になると還元効
果が明瞭に現れた。これは注湯部や鋳型内湯面において
溶銅中の酸素が燃焼炎中のCOガスと接触して還元され
たためである。
&ホイール式連続鋳造圧延法における溶銅中の酸素をそ
の移送過程で固体還元剤により脱酸して無酸素溶銅と
し、または前記無酸素溶銅に合金元素を連続的に添加し
て銅合金とすることに特徴があり、無酸素銅線材または
銅合金線材を容易に大量生産できる。依って、製造コス
トが安くなり、工業上顕著な効果を奏する。
延法の実施形態を示す側面説明図である。
を示すそれぞれ縦、横断面説明図である。
す縦断面説明図である。
ある。
面説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 連続溶解炉から製出される溶銅を、保持
炉内に滞留させ、前記保持炉内の溶銅を樋を通してタン
ディッシュ内に連続的に導き、前記タンディッシュ内の
溶銅を前記タンディッシュに取付けた注湯ノズルから、
ベルトとホイールにより構成される回転移動鋳型内に注
入し、注入された溶銅を冷却固化させて鋳塊とし、この
鋳塊を前記鋳型から連続的に引出してそのまま線材に連
続圧延するベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による無
酸素銅線材の製造方法であって、前記樋およびタンディ
ッシュ内に固体還元剤を配してこれらを脱酸槽となし、
前記脱酸槽内で溶銅中に含まれる酸素を前記固体還元剤
と反応させてガスとして除去し、さらに前記注湯ノズル
先端部から前方の鋳型内空間(注湯部)を還元性ガス雰
囲気にすることにより溶銅中の酸素を除去して無酸素銅
線材とすることを特徴とするベルト&ホイール式連続鋳
造圧延法による無酸素銅線材の製造方法。 - 【請求項2】 前記脱酸槽内に配する固体還元剤の量
を、前記脱酸槽内の溶銅量の40〜80容量%にするこ
とを特徴とする請求項1記載のベルト&ホイール式連続
鋳造圧延法による無酸素銅線材の製造方法。 - 【請求項3】 前記脱酸槽の所要箇所に加熱手段を設
け、前記脱酸槽の少なくとも入口と出口に多孔質材製堰
を設け、前記脱酸槽に内蓋を設けることを特徴とする請
求項1または2記載のベルト&ホイール式連続鋳造圧延
法による無酸素銅線材の製造方法。 - 【請求項4】 前記注湯ノズル先端部から前方の鋳型内
空間(注湯部)を一酸化炭素ガスを0.3容量%以上含
む還元性ガス雰囲気にすることを特徴とする請求項1、
2、3のいずれかに記載のベルト&ホイール式連続鋳造
圧延法による無酸素銅線材の製造方法。 - 【請求項5】 連続溶解炉から製出される溶銅を、保持
炉内に滞留させ、前記保持炉内の溶銅を樋を通してタン
ディッシュ内に連続的に導き、前記タンディッシュ内の
溶銅を前記タンディッシュに取付けた注湯ノズルから、
ベルトとホイールにより構成される回転移動鋳型内に注
入し、注入された溶銅を冷却固化させて鋳塊とし、この
鋳塊を前記鋳型から連続的に引出してそのまま線材に連
続圧延するベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による銅
合金線材の製造方法であって、前記樋およびタンディッ
シュ内に固体還元剤を配してこれらを脱酸槽となし、前
記脱酸槽内で溶銅中に含まれる酸素を前記固体還元剤と
反応させてガスとして除去し、酸素除去後の溶銅に合金
元素を連続的に添加し、さらに前記注湯ノズル先端部か
ら前方の前記鋳型内空間を還元性ガス雰囲気にすること
により銅合金溶湯の酸素を除去して銅合金線材とするこ
とを特徴とするベルト&ホイール式連続鋳造圧延法によ
る銅合金線材の製造方法。 - 【請求項6】 前記注湯ノズル先端部から前方の鋳型内
空間(注湯部)を一酸化炭素ガスを0.3容量%以上含
む還元性ガス雰囲気にすることを特徴とする請求項5記
載のベルト&ホイール式連続鋳造圧延法による銅合金線
材の製造方法。
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