JP2002119111A - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JP2002119111A
JP2002119111A JP2001267293A JP2001267293A JP2002119111A JP 2002119111 A JP2002119111 A JP 2002119111A JP 2001267293 A JP2001267293 A JP 2001267293A JP 2001267293 A JP2001267293 A JP 2001267293A JP 2002119111 A JP2002119111 A JP 2002119111A
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seedling
vehicle body
floor
state
transmission
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JP2001267293A
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English (en)
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Masabumi Saeki
正文 佐伯
Hiroyuki Niiyama
裕之 新山
Takashi Suzuki
隆 鈴木
Isao Ishida
石田  伊佐男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備苗載台を走行車体の左右両側に設けた乗
用田植機であって、運搬・格納時には、車体の左右幅が
従来よりも小さくなるようにして運搬・格納の効率を向
上し、且つ、車体側方からの乗降も容易に行えるように
しつつ、車体前部の左右両側のフロア面上を通行して乗
降できるようにして作業能率の良い乗用田植機を得るこ
とを課題とする。 【解決手段】 機体側面視で前輪4と後輪5の間に前記
左右ステップフロア8よりも低い乗降用のステップ部8
bをステップフロア8の後部に一体に設け、苗台37を
装着した支柱部36をステップフロア8よりも左右外側
に突出した乗降用のステップ部8bの左右側端部と略々
左右位置が同じになるように配置し、苗台37を支柱部
36の内側で車体前部のフロア面上に重なる状態と、該
状態より左右方向外側に位置する支柱部36の外側にあ
る状態とに移動可能に構成した乗用田植機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗用型の田植機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体前部の左右両側にフロア面を
有するステップフロアを設けた走行車体の左右両側に予
備苗載台を取り付けた乗用田植機があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の乗用田植機で
は、車体側部に設けた乗降用のステップ部から乗降可能
とするとともに、車体前部の左右両側にもフロア面を設
けてそのフロア面上を通行して機体前方からも作業者が
車体に乗降できるようにしている。これにより、畦から
苗を補給するときに、機体を旋回させずに畦に向かって
前進させて畦直前で機体走行を停止すると、作業者は水
田内に降りずに直接車体上から畦に降り又畦から直接車
体上に乗ることができるようになって、作業性が向上す
る。
【0004】また、乗用田植機では、通常、作業能率向
上のため多数の苗を機体に搭載できるよう、予備苗載台
を走行車体の左右両側に設ける。ところが、予備苗載台
を車体の左右両側に設けるにあたり、上記のように車体
前部の左右両側にフロア面を設けてそのフロア面上を通
行できるようにすると、予備苗載台が車体の左右外側方
にはみ出た状態となるよう設けられることになり、その
結果、車体の左右幅が大きいものとなって、車体を効率
良く運搬・格納できない。
【0005】そこで、この発明は、予備苗載台を走行車
体の左右両側に設けた乗用田植機であって、運搬・格納
時には、車体の左右幅が従来よりも小さくなるようにし
て運搬・格納の効率を更に向上し、且つ、車体側方から
の乗降も容易に行えるようにしつつ、車体前部の左右両
側のフロア面上を通行して乗降できるようにして作業能
率の良いものとした乗用田植機を得ることを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
記課題を解決するために、左右前輪4と左右後輪5を装
備した走行車体1に座席9の前側左右側部から車体前部
に至るフロア面を有する左右ステップフロア8を設け、
該左右ステップフロア8の左右外側に立設した支持フレ
−ム35に苗を載せる苗台37を備えた予備苗載台34
を取り付けた乗用田植機において、機体側面視で前輪4
と後輪5の間に前記左右ステップフロア8よりも低い乗
降用のステップ部8bをステップフロア8の後部に一体
に設け、車体平面視で乗降用のステップ部8bの左右側
端部がステップフロア8よりも左右外側に突出した形状
にすると共に、予備苗載台34の支持フレ−ム35の基
部を前輪4よりも前側に設けて、支持フレ−ム35の苗
台37を装着した上下方向の支柱部36を前記乗降用の
ステップ部8bの左右側端部と略々左右位置が同じにな
るように配置し、苗台37を支柱部36の内側で車体平
面視で車体前部の左右両側のフロア面上に重なる状態
と、該状態より左右方向外側に位置する支柱部36の外
側にある状態とに移動可能に構成した乗用田植機とした
ものである。
【0007】従って、この乗用田植機は、運搬・格納時
には、予備苗載台34の苗台37を、支柱部36の内側
で車体平面視で車体前部の左右両側のフロア面上に重な
る状態に移動しておくことで、車体前部の左右両側のフ
ロア面上の空間を利用して車体の左右幅を従来よりも小
さくすることができ、即ち、車体全体の左右端場をステ
ップフロア8よりも左右外側に突出した乗降用のステッ
プ部8bの左右幅と略々同じにすることができて、効率
良く運搬でき、狭い場所への格納も容易に行える。
【0008】一方、ステップフロア8から乗降用のステ
ップ部8bを使って車体側方から降りたり乗ったりする
時に、予備苗載台34の支持フレ−ム35の基部は前輪
4よりも前側に設けてあって邪魔にならず、また、左右
ステップフロア8よりも低い乗降用のステップ部8bは
ステップフロア8の後部に一体に設けられ且つ乗降用の
ステップ部8bの左右側端部がステップフロア8よりも
左右外側に突出しているので、その乗降が容易に行え
る。そして、予備苗載台34の苗台37を、左右方向外
側に位置する支柱部36の外側にある状態に移動してお
くことで、車体前部の左右両側のフロア面の上方が解放
され、畦の苗を機体に搭載するときなどに車体前部から
乗降することが容易に行える。
【0009】
【発明の効果】よって、この発明は、予備苗載台34の
苗台37を上記のように移動することにより、運搬・格
納時には、車体前部の左右両側のフロア面上の空間を利
用して車体の左右幅を従来よりも小さくできて、運搬・
格納の効率が良いものとなり、しかも、車体側方からの
乗降も容易に行え、また、作業時には、車体前部の左右
両側のフロア面上を通行して乗降し能率良く作業が行え
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を図面
に基づき詳細に説明する。図中の符号1は乗用型走行車
体で、後方にリンク24を介して苗移植作業機2を連結
している。3はエンジンであって、前後方向で前輪4、
4と後輪5、5の間で、ミッションケース6の後端から
後方に向けて固着された1本のフレーム7a上に搭載さ
れている。またエンジン3の上側はステップフロア8と
一体のエンジンカバー部8aで覆われ、そのカバー8a
上に座席9が配設されている。ステップフロア8は、座
席9に座る作業者の足元部分、及び座席9の左右下側、
そして、ハンドル15の左右下側即ち車体前部の左右両
側に渡ってフロア面が連続的に延設されている。更に、
座席9の左右両側には、ステップ8上への乗り降り用の
乗降ステップ部8b、8bが一体的に設けられている。
また、座席9の後側にはリヤステップ8c、8cが設け
られている。このリヤステップ8c、8cは左右所定の
間隔をあけて取付けられていて、その間をリンク24が
油圧シリンダ23により昇降作動する。また、リヤステ
ップ8c、8cは、苗移植作業機2の苗載台26の上位
側(前側)部の下方に入り込むように位置させて取り付
けられている。これにより、リヤステップ8c、8cに
足を載せて、容易に、苗載台26の上に体を乗り出すこ
とができ、苗載台26に載せた苗がめくれ上がったり、
逆に滑り落ちなかったり等の苗載置不良状態を起こした
ときに、安定した姿勢で、苗載台の下位側部に向かって
手を延ばして不良状態となった苗を直接手で修正するこ
とができる。
【0011】エンジン3の回転動力は、伝動ベルト10
を介してエンジン出力軸3aから油圧ポンプ駆動軸11
aに伝動し、更に、油圧ポンプ駆動軸11aから伝動ベ
ルト12を介してミッションケース6の入力軸6aに伝
動する。ミッションケース6内に伝えられた動力は、走
行系、作業機系へと伝達される。また、副変速機構とし
て、図5−(a)〜(d)に示されるように、エンジン
3の出力軸3aから油圧ポンプ11の駆動軸11aへの
伝動と、油圧ポンプ11の駆動軸11aからミッション
ケース6の入力軸6aへの伝動とが、それぞれ伝動回転
数を無段階に切替られる構成になっている。即ち、エン
ジン3の出力軸3aにはエンジン出力プ−リ−3bが一
体回転するように取付けられ、油圧ポンプ11の駆動軸
11aには割プ−リ11bが一体回転且つプ−リ−幅を
変更可能に取付けられている。この割プ−リ−11bと
エンジン出力プ−リ−3bとに伝動ベルト10が巻き掛
けられる。そして、ベルト10に張力をかけるベルトテ
ンション装置T1が設けられ、テンションロ−ラ−R1
がベルトテンションを強める側に移動すると、前記割プ
−リ−11bの可動プ−リ側が軸方向に摺動してプ−リ
−幅が広くなり、割プ−リ−11bへのベルト巻き付き
半径が小さくなって油圧ポンプ11側への伝動回転数が
増大する。尚、割プ−リ−11bの可動プ−リ−は、ス
プリングSP1によりプ−リ−幅を小さくする方向に摺
動するよう付勢されている。また、テンションロ−ラ−
R1は、回動自在に枢支されたL字状のロ−ラ−ア−ム
A1に回動自在に取付けられて枢支軸廻りに揺動するよ
うになっている。そして、ロ−ラ−ア−ムA1のロ−ラ
−R1取り付け側と反対側の端部と機体に枢着された副
変速レバ−VLに一体の操作プレ−トA1’の長孔部a
とがスプリングSP1’を介したロッドL1で連結され
ている。
【0012】次に、油圧ポンプ11の駆動軸11aには
前記割プ−リ11bの外側に油圧第2プ−リ−11cが
一体回転するように取付けられ、トランスミッション6
の入力軸6aには前記割プ−リ−11bと同様の割プ−
リ6bが一体回転且つプ−リ−幅を変更可能に取付けら
れている。この割プ−リ−6bと油圧第2プ−リ−11
cとに伝動ベルト12が巻き掛けられる。そして、ベル
ト12に張力をかけるベルトテンション装置T2が設け
られ、テンションロ−ラ−R2がベルトテンションを強
める側に移動すると、前記割プ−リ−6bの可動プ−リ
側が軸方向に摺動してプ−リ−幅が広くなり、割プ−リ
−6bへのベルト巻き付き半径が小さくなってミッショ
ンケ−ス6側への伝動回転数が増大する。尚、割プ−リ
−6bの可動プ−リ−は、スプリングSP2によりプ−
リ−幅を小さくする方向に摺動するよう付勢されてい
る。また、テンションロ−ラ−R2は、回動自在に枢支
されたL字状のロ−ラ−ア−ムA2に回動自在に取付け
られて枢支軸廻りに揺動するようになっている。そし
て、ロ−ラ−ア−ムA2のロ−ラ−R2取り付け側と反
対側の端部と機体に枢着された副変速レバ−VLに一体
の操作プレ−トA2’とがスプリングSP2’を介した
ロッドL2で連結されている。
【0013】上記構成の副変速機構は、副変速レバ−V
Lにより以下のように作動する。即ち、副変速レバ−V
Lが最低速位置P1に位置するときは、図5−(a)に
示されるように、油圧ポンプ11側の割プ−リ−11b
とミッションケ−ス6側の割プ−リ−6bとが両方とも
ベルト巻き付き半径が最大半径となる低速伝動状態とな
る。この状態が最低速伝動状態となる。次に、副変速レ
バ−VLを中速位置P2までシフトすると、図5−
(b)に示されるように、油圧ポンプ11側のテンショ
ン装置T1側はロッドL1が操作プレ−トA1’の長孔
部aを融通して引っ張られないので作動せず、油圧ポン
プ11側の割プ−リ−11bは低速伝動状態のままとな
る。しかし、ミッションケ−ス6側の割プ−リ−6b
は、副変速レバ−VLに一体の操作プレ−トA2’にロ
ッドL2が引っ張られてロ−ラ−ア−ムA2が揺動し、
テンションロ−ラ−R2が移動してベルト巻き付き半径
が最小半径となり高速伝動状態となる。この状態が中速
伝動状態となる。前記最低速伝動状態からこの中速伝動
状態までの間の変速は無段階に操作でき、しかも、この
間は、油圧ポンプ11の駆動軸11aへの伝動回転数は
変化せず(但し、エンジンアクセル一定において)、油
圧作動系(例えば油圧シリンダ23)の最低限必要な作
動スピ−ドは保持される。そして、副変速レバ−VLを
最高速位置P3までシフトすると、図5−(c)に示さ
れるように、油圧ポンプ11側のテンション装置T1は
ロッドL1が長孔部aの融通許容範囲の融通が終って引
っ張られ、ロ−ラ−ア−ムA1が揺動してテンションロ
−ラ−R1が移動し、油圧ポンプ11側の割プ−リ−1
1bのベルト巻き付き半径が最小半径となる高速伝動状
態となる。一方、ミッションケ−ス6側の割プ−リ−6
bは、前述のように、既に、ベルト巻き付き半径が最小
半径となるまでテンションロ−ラ−R2が移動している
から、ロッドL2のスプリングSP2’が伸びて高速伝
動状態が維持される。この状態が最高速伝動状態とな
る。前記中速伝動状態からこの最高速伝動状態までの間
の変速も無段階に操作でき前記最低速伝動状態から連続
的に変速操作できる。更に、この間は、油圧ポンプ11
の駆動軸11aへの伝動回転数が増大していき、油圧シ
リンダ23などの油圧作動系の作動スピ−ドが走行スピ
−ドの増大に伴って増大し、高速作業走行における苗移
植作業機2の昇降制御の追従性を高められる。
【0014】前輪4、4は、ミッションケース6の左右
両側に連結固着する前輪伝動ケース14a、14bの下
側ケース14bに軸架されている。また、前輪4、4
は、ミッションケース6から伝動されて駆動回転し、更
に、ハンドル15の回動に対応して操向回動するように
なっている。ハンドル15が回動すると、ステアリング
軸15aを介してアーム16が連動して回動し、そのア
−ム16がロッド17、17を介して上側の前輪伝動ケ
ース14aに対して回動自在な下側ケース14b、14
bと連結して、ハンドル15の回動操作が前輪4、4に
伝動されるようになっている。
【0015】後輪5、5は、フレーム7aの後端の横フ
レーム7bの中央に後方へ向けて固着されたローリング
軸18にローリング自在に取り付けられた後輪フレーム
19の左右端部の後輪ギヤケース20、20に軸架され
ている。よって、後輪5、5はローリング軸18周りに
ローリング可能な構成になっている。後輪5、5への伝
動は、ミッションケース6内の動力が、そのミッション
内の後輪用の差動装置を介して、ミッションケース6の
後端部左右2箇所から後方に突出させた後輪駆動軸2
1、21に伝動され、その駆動軸21、21と後輪ギヤ
ケース20、20の入力軸20a、20aとを自在継
手、伸縮継手を備えた後輪伝動軸22、22が連結し
て、後輪5、5へ動力が伝達されている。
【0016】23は油圧シリンダで、シリンダの基部側
はエンジン3の下側でフレーム7aに固着されたブラケ
ットに軸支され、ピストンロッドの先端は走行車体1と
作業機2を連結するリンク24のアッパーリンク24a
に一体のアーム25に連結されている。油圧シリンダ2
3のシリンダ内へオイルが流入、流出することによっ
て、ピストンロッドが突出、引退し、リンク24が走行
車体1側を回動支点として上下し、作業機が昇降する。
【0017】リンク24は、アッパーリンク24aとロ
アーリンク24b、24bが、走行車体1側の横フレー
ム7bに固着された走行車体側リンクベース24cにリ
ンク回動支点として連結され、苗移植作業機2側には植
付伝動ケ−ス27に固着のロ−リング連結軸27aを左
右ローリング自在に軸受している作業機側リンクベース
24dが連結されている。
【0018】25は作業機伝動軸で、ミッションケース
6の後側部から後方に向けて突出させたPTO軸の回転
動力を、作業機2の入力軸へ自在継手、伸縮継手を介し
て伝達する。26は苗載台で、前側が上位に後側が下位
になるよう傾斜させて植付部伝動ケース27に固定され
ているレール上に左右スライド可能に取り付けられてい
る。伝動ケース27内の左右往復機構により苗載台26
は左右に往復移動して、植付装置28…にその植え付け
サイクルに合わせて一株づつ苗を供給する。
【0019】植付装置28…は、植付部伝動ケース26
の左右端側からそれぞれ後方に向かって延びる2本の植
付伝動フレーム29、29の後側に、左右両側2条分づ
つ取り付けられ全体で4条植え分装着されている。各条
の植え付け装置28…は植付伝動フレーム29、29内
のチェーン伝動機構を介して伝動ケース26の動力が伝
達されている。また、植付装置28は、回転ケース30
とそれに装着された2基の植付具31、31から構成さ
れている。この2基の植付具31、31のそれぞれに植
付爪が設けられ、その先端が回転ケース30の回転に伴
うケース内のギヤ列の回転伝動によって楕円状の軌跡を
描く運動を行い、苗載台26の苗供給に合わせて一株づ
つ苗を取って圃場に植え付けていく。
【0020】32a、32b、32cはそれぞれ左側、
中央側、及び右側の整地フロートで、植付伝動フレーム
29、29の下側にそれぞれ前端が上下に揺動可能に吊
り下げられ、植え付け圃場の泥面を整地しながら滑走し
ていく。尚、中央整地フロ−ト32bは、作業機2を昇
降させる油圧シリンダ23を作動させる油圧バルブ23
aのスプ−ルと連結して、作業機昇降制御のセンサ−フ
ロ−トも兼ねる。
【0021】34、34は予備苗載台で、それぞれ機体
の左右に取り付けられている。左右の予備苗載台34、
34は、それぞれ同じ構成をとっており、具体的には以
下のようになっている。即ち、予備苗載台34の支持フ
レ−ム35は、側面視逆L字状に成形されていて、その
下側基部はミッションケ−ス6の前側に固着のブラケッ
ト35aに固着され、遊端部には上下方向の支柱部であ
る回動軸36を受ける軸受部材35bが固着している。
また、苗を収容した箱或は苗そのままを一枚づつ載せら
れる苗台37、37は苗台フレ−ム38a…、38b…
に下側から固定支持され、苗台フレ−ム38…、38b
…は上下の回動軸36を貫通する軸孔を有する回動部材
39に固着されている。その回動部材39の軸孔と前記
軸受部材35bの軸孔とを上下に連ねて回動軸36を貫
通することで、苗台37、37を支持フレ−ム35に回
動軸36廻りに回動自在に取付けられる。そして、軸受
部材35bに固着のブラケット35c、35cで支持さ
れたレバ−回動支軸35dに苗台固定レバ−40の係止
プレ−ト部40aが枢支されている。このレバ−40の
係止プレ−ト部40aが前記回動部材39の下端に固着
された回動プレ−ト39aの固定位置決め用の切欠き部
39b…の一つに係合させると、苗台37、37の回動
軸36廻りの回動が阻止される。レバ−の把手部40b
を持ち上げると、係止プレ−ト部40aが回動プレ−ト
39aの切欠き部39bから外れ、苗台37、37の回
動軸36廻りの回動は許容される。そして、別の切欠き
部39bに係合させれば、再び、苗台37、37を別の
姿勢で固定できる。切欠き部39b…は、3個所設けら
れている。
【0022】まず、切欠き位置X1に係合すると、苗台
37、37がハンドル15に近接して車体平面視でステ
ップフロア8の車体前部の左右両側に設けたフロア面上
に重なる状態となり、このときハンドル15の左右を通
過して機体前方からは乗り降りするには苗台37…が邪
魔になるが、図面に示すように苗台37…は車体側面視
で車体側部に設けた乗降用のステップ部8b,8b上方
に重ならない状態にあるから、乗降ステップ部8b、8
bを用いて走行車体1の側方から乗り降りするのには苗
台37…が邪魔にならない。そして、左右の苗台37…
をこの状態に位置させれば、乗用田植機の左右最大幅
(苗植付作業機2の苗載台26下端部の苗受枠26aの
左右幅)よりも、予備苗載台34、34の左右の幅が狭
く内側に入った状態となる。したがって、運搬・格納時
に苗台37…をこの状態に移動することで、車体前部の
左右両側のフロア面上の空間を利用して機体の左右幅を
従来よりも小さくさせられて、効率良く運搬でき、狭い
場所への格納も容易に行える。しかも、狭い場所に機体
を前進させて乗り入れるときやそこから出すときに、苗
台37…が邪魔にならないで、車体側方から降りたり乗
ったりすることが容易に行える。
【0023】また、切欠き位置X2に係合すると、上記
の状態より左右方向外側に位置する状態に移動する。し
たがって、作業時に、苗台37…をこの状態に移動する
ことで、車体前部の左右両側のフロア面の上方が解放さ
れ、畦の苗を機体に搭載するときなどに車体前部から乗
降することが容易に行える。このとき支持フレ−ム3
5、35の水平部35’、35’は乗り降り時の手摺り
となる。尚、左右の苗台37…をこの状態に位置させれ
ば、乗用田植機の左右最大幅よりも、予備苗載台34、
34の左右の幅が広く外側に出るが、前述の前側からの
乗り降りができることに加えて、前方視界が広くなり、
特に予備苗載台34、34で見えずらくなりがちな隣接
既植付条への条合せサイドマ−カ−50、50の確認も
良好となる。尚、切欠き部39b(切欠き位置X3)で
係止すると、苗台37…の長手方向が左右横方向にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の乗用田植機を示す平面図である。
【図2】実施例の乗用田植機を示す側面図である。
【図3】予備苗載台の部分断面側面図である。
【図4】予備苗載台の部分断面平面図である。
【図5】副変速機構の説明図で、(a)最低速伝動状態
の簡略側面図、(b)中速伝動状態の簡略側面図、
(c)最高速伝動状態の簡略側面図、(d)簡略平面図
である。
【符号の説明】
1 走行車体 2 苗植付作業機 4 左右前輪 5 左右後輪 8 ステップフロア 8b 乗降用のステップ部 9 座席 15 ハンドル 34 予備苗載台 35 支持フレ−ム 36 上下方向の支柱部(回動軸) 37 苗台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 伊佐男 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B064 AA02 CA02 CA11 CA28 CB01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右前輪4と左右後輪5を装備した走行
    車体1に座席9の前側左右側部から車体前部に至るフロ
    ア面を有する左右ステップフロア8を設け、該左右ステ
    ップフロア8の左右外側に立設した支持フレ−ム35に
    苗を載せる苗台37を備えた予備苗載台34を取り付け
    た乗用田植機において、機体側面視で前輪4と後輪5の
    間に前記左右ステップフロア8よりも低い乗降用のステ
    ップ部8bをステップフロア8の後部に一体に設け、車
    体平面視で乗降用のステップ部8bの左右側端部がステ
    ップフロア8よりも左右外側に突出した形状にすると共
    に、予備苗載台34の支持フレ−ム35の基部を前輪4
    よりも前側に設けて、支持フレ−ム35の苗台37を装
    着した上下方向の支柱部36を前記乗降用のステップ部
    8bの左右側端部と略々左右位置が同じになるように配
    置し、苗台37を支柱部36の内側で車体平面視で車体
    前部の左右両側のフロア面上に重なる状態と、該状態よ
    り左右方向外側に位置する支柱部36の外側にある状態
    とに移動可能に構成したことを特徴とする乗用田植機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007037450A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機
JP2009178060A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kubota Corp 乗用型田植機

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