JP2002118712A - ホームページ作成システムおよびホームページ作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な書式でホームページを作成することが
できるホームページ作成システムを提供することを目的
とする。 【解決手段】 ファクシミリ装置１００は、入力装置１
と、ファクシミリデータを読み取るファクシミリ用スキ
ャナ装置２と、ホームページパターン記憶装置４と、ホ
ームページパターン選択手段３と、全体制御を行うファ
クシミリ制御手段５と、サーバ装置２００へのデータの
送信を行うデータ送信部７とを有し、サーバ装置２００
は、ファクシミリ装置１００からのデータを受信するデ
ータ受信部８と、受信データをホームページに変換する
ホームページ作成制御手段９と、ホームページパターン
記憶装置１０と、ホームページ記憶装置１１と、ホーム
ページ記憶装置１１に記憶されたホームページをインタ
ーネット上に発信するＷｅｂサーバ装置１２とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
とサーバ装置とを活用してインターネット上のホームペ
ージを作成することができるホームページ作成システ
ム、および、ファクシミリ装置とサーバ装置とを活用し
てインターネット上のホームページを作成するためのホ
ームページ作成方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネット・イントラネット
技術の発達・普及により、様々な情報交換のために、ホ
ームページの作成・閲覧が幅広く利用されている。

【０００３】従来、ホームページはワークステーション
やパーソナルコンピュータ上のブラウザソフトにより情
報交換を行うものであった。また、ホームページの作成
もパーソナルコンピュータを利用して、ホームページを
記述するＨＴＭＬ言語の作成をエディタやホームページ
作成ソフトなどを活用して行うものであった。

【０００４】しかしながら、ホームページを作成するに
あたってはパーソナルコンピュータやＨＴＭＬ言語、イ
ンターネット通信などに関する深い知識が必要であり、
またその作成に長時間を要していた。

【０００５】このような不具合を是正する装置やシステ
ムとして、特開２０００−１２５０６９号公報には、Ｗ
ＷＷホームページ作成機能を持ったファクシミリ装置が
開示され、また実用新案登録第３０５９８９４号は、手
書き文書に基づくホームページ自動作成システムが開示
されており、手軽にファクシミリ装置でホームページを
作成することができる方法を提供している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ装置によるホームページ作成方法で
は、あらかじめ固定された書式でのみホームページが登
録可能であり、様々な書式によるホームページ登録がで
きないという問題点を有していた。個人で作成するホー
ムページはただの記録ではなく、他の人に見てもらうた
めに作るものであり、それが楽しくなければならない。
個人で作成するホームページに記される内容は、一般に
は例えば、「お知らせ」、「フォトアルバム」、「料理
レシピ」などがあり、それぞれの目的に合致した書式で
登録されてしかるべきであり、そのようにすることによ
り、ホームページを閲覧する人も楽しめるホームページ
が作成できる。

【０００７】また、従来のホームページ作成システムに
おけるファクシミリ装置では、ホームページに登録した
後の削除や更新の操作は、ファクシミリ用紙に記された
記号などを通じて行っているが、大変操作性が悪いとい
う問題点を有していた。

【０００８】さらに、ファクシミリ装置は同時に受話器
を持っているのが一般的であり、音声の通話が可能であ
る。パーソナルコンピュータでは、ホームページに掲載
されている音声データも視聴できるようになっている
が、従来のホームページ作成システムでは、音声を使っ
たホームページを作成することができないという問題点
を有していた。

【０００９】さらに、従来のホームページ作成システム
では、ファクシミリ装置から画像を送信した場合、例え
ばＡ４用紙では幅と高さがそれぞれ１０００ドットを超
えるような大きさの画像となる。この大きさは、画面全
体の幅がＳＶＧＡで８００×６００ドット、ＸＧＡで１
０２４×７６８ドット程度のディスプレイを備える一般
的なパーソナルコンピュータのブラウザアプリケーショ
ンの中に張りつける画像としては大きすぎ、非常に見に
くいホームページとなってしまうという問題点を有して
いた。

【００１０】このホームページ作成システム、ホームペ
ージ作成方法および記録媒体では、様々な書式でホーム
ページを作成することができ、また音声ガイダンスによ
りホームページの登録状況を変更でき、さらに音声を使
ったホームページを作成することができ、さらに画像の
品質を損なわずに縮小してパーソナルコンピュータでも
ストレスなく画像を閲覧できるホームページを作成する
ことができることが要求されている。

【００１１】本発明は、これらの要求を満たすため、様
々な書式でホームページを作成することができ、また音
声ガイダンスによりホームページの登録状況を変更で
き、さらに音声を使ったホームページを作成することが
でき、さらに画像の品質を損なわずに縮小してパーソナ
ルコンピュータでもストレスなく画像を閲覧できるホー
ムページを作成することができるホームページ作成シス
テム、および、様々な書式でホームページを作成し、ま
た音声ガイダンスによりホームページの登録状況を変更
し、さらに音声を使ったホームページを作成し、さらに
画像の品質を損なわずに縮小してパーソナルコンピュー
タでもストレスなく画像を閲覧できるホームページを作
成するためのホームページ作成方法、ならびにその方法
を実行するための記録媒体を提供することを目的とす
る。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のホームページ作成システムは、ファクシミリ
データの送受信を行うファクシミリ装置と、ファクシミ
リ装置より送信されたデータをホームページに変換する
サーバ装置であって、ファクシミリ装置は、各種入力指
示を行う入力装置と、ファクシミリデータを読み取るフ
ァクシミリ用スキャナ装置と、ホームページのパターン
を複数記憶するホームページパターン記憶装置と、ホー
ムページのパターンを選択するホームページパターン選
択手段と、全体制御を行うファクシミリ制御手段と、サ
ーバ装置へのデータの送信を行うデータ送信部とを有
し、サーバ装置は、ファクシミリ装置からのデータを受
信するデータ受信部と、受信したデータをホームページ
に変換するホームページ作成制御手段と、ホームページ
のパターンを記憶するホームページパターン記憶装置
と、ホームページ作成制御手段により作成されたホーム
ページを記憶するホームページ記憶装置と、ホームペー
ジ記憶装置に記憶されたホームページをインターネット
上に発信するＷｅｂサーバ装置とを有する構成を備えて
いる。

【００１３】これにより、様々な書式でホームページを
作成することができるホームページ作成システムが得ら
れる。

【００１４】上記課題を解決するために本発明のホーム
ページ作成方法は、ファクシミリステップとサーバステ
ップとを有するホームページ作成方法であって、ファク
シミリステップは、ホームページのパターンを選択する
ホームページパターン選択ステップと、ファクシミリ画
像を入力する入力ステップと、ファクシミリ画像を含む
データをサーバ装置に送信する送信ステップとを有し、
サーバステップは、ファクシミリ画像を含むデータをフ
ァクシミリ装置から受信する受信ステップと、ファクシ
ミリ画像を含むデータをホームページに変換する変換ス
テップと、変換ステップで得られたホームページを記憶
する記憶ステップとを有する構成を備えている。

【００１５】これにより、様々な書式でホームページを
作成するためのホームページ作成方法が得られる。

【００１６】上記課題を解決するために本発明の記録媒
体は、上記ホームページ作成方法の各ステップを実行す
るためのプログラムを記録した構成を備えている。

【００１７】これにより、上記ホームページ作成方法の
各ステップを実行するための記録媒体が得られる。

【００１８】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載のホーム
ページ作成システムは、ファクシミリデータの送受信を
行うファクシミリ装置と、ファクシミリ装置より送信さ
れたデータをホームページに変換するサーバ装置であっ
て、ファクシミリ装置は、各種入力指示を行う入力装置
と、ファクシミリデータを読み取るファクシミリ用スキ
ャナ装置と、ホームページのパターンを複数記憶するホ
ームページパターン記憶装置と、ホームページのパター
ンを選択するホームページパターン選択手段と、全体制
御を行うファクシミリ制御手段と、サーバ装置へのデー
タの送信を行うデータ送信部とを有し、サーバ装置は、
ファクシミリ装置からのデータを受信するデータ受信部
と、受信したデータをホームページに変換するホームペ
ージ作成制御手段と、ホームページのパターンを記憶す
るホームページパターン記憶装置と、ホームページ作成
制御手段により作成されたホームページを記憶するホー
ムページ記憶装置と、ホームページ記憶装置に記憶され
たホームページをインターネット上に発信するＷｅｂサ
ーバ装置とを有することとしたものである。

【００１９】この構成により、ホームページを作成する
際にホームページのパターンを選択できるようにしたの
で、固定された書式だけではなく、様々な書式でホーム
ページを作成することができるという作用を有する。

【００２０】請求項２に記載のホームページ作成システ
ムは、請求項１に記載のホームページ作成システムにお
いて、ファクシミリ制御手段とホームページ作成制御手
段は、音声ガイダンスによるホームページの編集が可能
であることとしたものである。

【００２１】この構成により、音声ガイダンスにより操
作を行いさえすればよく、煩雑な手順を踏むことなく簡
単にホームページの編集を行うことができるという作用
を有する。

【００２２】請求項３に記載のホームページ作成システ
ムは、請求項１に記載のホームページ作成システムにお
いて、入力装置は音声を入力する機能を有し、ホームペ
ージ作成制御手段は受信した音声データをホームページ
中に配置することができることとしたものである。

【００２３】この構成により、音声を含んだホームペー
ジを作成することができるという作用を有する。

【００２４】請求項４に記載のホームページ作成システ
ムは、請求項１に記載のホームページ作成システムにお
いて、ホームページ作成制御手段は、受信したファクシ
ミリ画像を多値化し縮小してホームページ中に配置する
こととしたものである。

【００２５】この構成により、受信したファクシミリ画
像を多値化し縮小するので、パーソナルコンピュータで
閲覧した際にもストレスなく閲覧できるホームページを
作成することができるという作用を有する。

【００２６】請求項５に記載のホームページ作成方法
は、ファクシミリステップとサーバステップとを有する
ホームページ作成方法であって、ファクシミリステップ
は、ホームページのパターンを選択するホームページパ
ターン選択ステップと、ファクシミリ画像を入力する入
力ステップと、ファクシミリ画像を含むデータをサーバ
装置に送信する送信ステップとを有し、サーバステップ
は、ファクシミリ画像を含むデータをファクシミリ装置
から受信する受信ステップと、ファクシミリ画像を含む
データをホームページに変換する変換ステップと、変換
ステップで得られたホームページを記憶する記憶ステッ
プとを有することとしたものである。

【００２７】この構成により、ホームページを作成する
際にホームページのパターンを選択できるようにしたの
で、固定された書式だけではなく、様々な書式でホーム
ページを作成することができるという作用を有する。

【００２８】請求項５に記載の記録媒体は、請求項５に
記載のホームページ作成方法の各ステップを実行するた
めのプログラムを記録することとしたものである。

【００２９】この構成により、様々な書式でホームペー
ジを作成するためのホームページ作成方法を任意の場
所、任意の時刻に実行することができるという作用を有
する。

【００３０】以下、本発明の実施の形態について、図１
〜図１３を用いて説明する。

【００３１】（実施の形態１）図１は本発明の実施の形
態１におけるホームページ作成システムを示すブロック
図である。

【００３２】図１において、１００はファクシミリデー
タの送受信を行うファクシミリ装置、２００はファクシ
ミリ装置１００より送信されたファクシミリデータをホ
ームページに変換するサーバ装置である。ファクシミリ
装置１００は、各種入力指示を行う入力装置１と、ファ
クシミリデータを読み取るファクシミリ用スキャナ装置
と、ホームページのパターンを複数記憶するホームペー
ジパターン記憶装置４と、ホームページのパターンを選
択するホームページパターン選択手段３と、全体制御を
行うファクシミリ制御手段５と、様々な表示を行う表示
装置６と、サーバ装置２００へのデータの送信を行うデ
ータ送信部７とを有する。また、サーバ装置２００は、
ファクシミリ装置１００からのデータを受信するデータ
受信部８と、サーバの全体制御を行うホームページ作成
制御手段９と、ホームページのパターンを記憶するホー
ムページパターン記憶装置１０と、ホームページ作成制
御手段９により作成されたホームページを記憶するホー
ムページ記憶装置１１と、ホームページ記憶装置１１に
記憶されたホームページをインターネット３００上に発
信するＷｅｂサーバ装置１２とを有する。

【００３３】このように構成されたホームページ作成シ
ステムについて、その動作を図２〜図６を用いて説明す
る。図２はファクシミリ装置１００の動作を示すフロー
チャートであり、図３はサーバ装置２００の動作を示す
フローチャート、図４はホームページのパターン選択の
ための表示画面を示す表示図、図５はホームページのパ
ターンの例を示すパターン図、図６はＨＴＭＬファイル
の作成例を示すデータ図である。

【００３４】まず、図２を用いて、ファクシミリ装置１
００の動作について説明する。

【００３５】図２において、まず、入力装置１を利用し
て、ホームページパターン選択手段３により、ホームペ
ージパターン記憶装置４に記憶され表示装置６に表示さ
れたホームページのパターンの中からどのパターンを利
用するかを選択する（Ｓ１、ホームページパターン選択
ステップ）。このようすを図４に示しており、「お知ら
せ」、「フォトアルバム」、「料理レシピ」、「日記」
などのパターンの中からどのパターンを利用するかを選
ぶ。今回は料理レシピを選んだものとする。また、図５
に料理レシピの場合のホームページのパターンを示す。
この場合は４枚のファクシミリ用紙を使い、それぞれ材
料、下準備、調理、盛り付けの４つの画像をホームペー
ジ中に張りつけるパターンを選択したものとする。この
パターンは、ホームページパターン記憶装置４中に記憶
しておいても良いし、別冊の説明書などに印字物として
示し、どのパターンを選んだかだけを記憶するようにし
ても良い。

【００３６】ステップＳ１では「料理レシピ」を選択し
たので、次に、４枚のファクシミリ画像をファクシミリ
用スキャナ装置２により読み取る（Ｓ２、入力ステッ
プ）。次に、ファクシミリ制御手段５は、選択したホー
ムページのパターンおよびファクシミリ画像（この場合
は４枚の画像）をデータ送信部７を使ってサーバ装置２
００に送信する（Ｓ３、送信ステップ）。

【００３７】次に、図３を利用して、サーバ装置２００
の動作について説明する。

【００３８】図３において、まず、データ受信部８によ
り、ホームページパターンおよび対応したファクシミリ
画像データを受信する（Ｓ１１、受信ステップ）。次
に、ホームページ作成制御手段９は、ホームページパタ
ーン記憶装置１０に記憶されているホームページパター
ンを参照しながら、受信したデータをホームページの形
式に変換する（Ｓ１２、変換ステップ）。このときの変
換後のＨＴＭＬファイルの例を図６に示す。次に、作成
されたＨＴＭＬファイルおよびファクシミリ画像をＷｅ
ｂサーバ装置１２で利用できるようにした画像データを
ホームページ記憶装置１１に記憶する（Ｓ１３、記憶ス
テップ）。なお、Ｗｅｂサーバ装置１２は、ホームペー
ジ記憶装置１１に記憶されたホームページをインターネ
ット３００上に公開し、パーソナルコンピュータ上のブ
ラウザと呼ばれるホームページ閲覧ソフトにデータを送
信するものであるが、これは広く周知の技術であるので
その詳細な説明は割愛する。

【００３９】このようにして、ホームページ作成システ
ムにおいて、非常に手軽に定型以外のパターンでホーム
ページを作成することができる。

【００４０】（実施の形態２）本発明の実施の形態２に
おけるホームページ作成システムの構成は、実施の形態
１と同様、図１に示す構成である。

【００４１】本実施の形態においては、サーバ装置２０
０のホームページ作成制御手段９は音声ガイダンス機能
を持ち、ファクシミリ装置１００のファクシミリ制御手
段５は、サーバ装置２００より送られてきたガイダンス
音声を表示装置６の例えばスピーカに出力し、入力装置
１により各種操作を行うものである。

【００４２】このように構成されたホームページ作成シ
ステムについて、その動作を図７を用いて説明する。図
７はファクシミリ装置１００の動作を示すフローチャー
トである。ここでは、１０ページのホームページを持つ
ユーザが５ページ目を削除する場合を例にとり説明を行
う。

【００４３】図７において、まず、サーバ装置２００よ
り、「現在あなたには１０ページのホームページがあり
ます。削除する場合は１、更新する場合は２、新規登録
する場合は３、処理を終了する場合は４を押してくださ
い。」とのガイダンスが流れる（Ｓ２１）。次に、ユー
ザはページの削除をしたいので、ファクシミリ装置１０
０の入力装置１でボタン１を押下する（Ｓ２２）。例え
ば、入力装置１に備えた電話番号等のキーにより応答す
る。このボタン１の押下という処理は処理の終了ではな
いので先頭のステップＳ２１に戻る。ステップＳ２１で
は、サーバ装置２００より、「何枚目を削除しますか?
削除するページ番号の後に＃を押してください。キャン
セルする場合は０の後に＃を押してください。」とのガ
イダンスが流れる。次に、ユーザは５ページ目の削除を
したいので、ファクシミリ装置１００の入力装置１でボ
タン５およびボタン＃を押下する（Ｓ２２）。この処理
は処理の終了ではないので先頭に戻る。次に、サーバ装
置２００より、「５ページ目を削除しました。続けて削
除する場合は１、その他の操作をする場合は２を押して
ください。」とのガイダンスが流れる（Ｓ２１）。最終
的には、ステップＳ２１におけるガイダンスに対し、ス
テップＳ２２において、終了を示す応答が返り、ステッ
プＳ２３で終了と判定され、処理を終了する。

【００４４】このようにして、ホームページ作成システ
ムにおいて、音声ガイダンスを利用することにより、煩
雑な手順を踏むことなく、簡単にホームページの編集が
できる。

【００４５】（実施の形態３）本発明の実施の形態３に
おけるホームページ作成システムの構成は、実施の形態
１と同様、図１に示す構成である。

【００４６】本実施の形態においては、ホームページに
音声を利用できるようにしたものであり、入力装置１に
より音声を入力させ、ファクシミリ画像と同様にサーバ
装置２００に送るようにしたものであり、処理の流れは
実施の形態１とほぼ同様である。すなわち、ファクシミ
リ装置１００では、ホームページパターンを選択し、フ
ァクシミリ画像および音声データ又は音声データのみを
入力装置１から入力し、データ送信する。サーバ装置２
００では、ファクシミリ装置１００からの送信データを
受信し、その送信データをホームページに変換し、ホー
ムページ記憶装置１１に記憶する。

【００４７】図８は作成されたホームページの例を示す
パターン図であり、図９は図８のホームページに対応す
るＨＴＭＬファイルの例を示すデータ図である。

【００４８】このようにして、ホームページ作成システ
ムにおいて、音声を含んだホームページを作成すること
ができる。

【００４９】（実施の形態４）本発明の実施の形態４に
おけるホームページ作成システムの構成は、実施の形態
１と同様、図１に示す構成である。

【００５０】本実施の形態においては、ホームページ作
成制御手段９は、ファクシミリ装置１００から送られて
きた画像データをそのままホームページ記憶装置１１に
記憶するのではなく、多値化して縮小するように構成し
たものである。

【００５１】このように構成されたホームページ作成シ
ステムについて、その動作を図１０〜図１２を用いて説
明する。図１０はファクシミリ画像の一部の例を示す画
像図であり、図１１はファクシミリ画像を２値画像とし
て縮小した例を示す画像図、図１２はファクシミリ画像
を多値画像として縮小した例を示す画像図である。

【００５２】ファクシミリ画像はモノクロ２値の点の集
まりで構成されている。例えば、図１０はファクシミリ
画像のごく一部を示したものである。本実施の形態で
は、この画像を縮小すると共に、縮小した際の濃淡に応
じて多値化するものである。この画像を単に縮小すると
するならば、図１１のように非常に見づらい画像の表示
となってしまう。しかしながら、縮小時に同時に多値化
することにより、図１２に示すように、見やすい形でホ
ームページが作成できる。なお、縮小や多値化の詳細に
関しては一般に知られている汎用のアルゴリズムによっ
て実現できるので、ここでは割愛する。

【００５３】このようにして、ホームページ作成システ
ムにおいて、パーソナルコンピュータで閲覧した際にも
ストレスなく閲覧できるホームページ作成ができる。

【００５４】（実施の形態５）図１３は本発明の実施の
形態５におけるホームページ作成システムを構成するフ
ァクシミリ装置とサーバ装置とを共に同じ構成で示すブ
ロック図である。

【００５５】前述の実施の形態１から実施の形態４で
は、ホームページ作成システムおよびその方法という態
様をブロック構成および処理ステップという切り口にお
ける例で説明したが、上記一連の処理を実現するプログ
ラム（以下、「ホームページ作成処理プログラム」とい
う。）を記録媒体（フロッピー（登録商標）ディスク、
磁気ディスク、光ディスク、ハードディスク、ＤＶＤ−
ＲＯＭ等）に記録し、ファクシミリ装置、サーバ装置と
もにそれぞれ汎用コンピュータなどで実行することによ
り、ホームページ作成処理を行うことも当然可能であ
る。その場合におけるハードウェア構成を図１３に示
す。

【００５６】図１３において、１０１はホームページ作
成処理プログラムの実行処理やその他制御を行う中央処
理演算装置（ＣＰＵ）、１０２はファクシミリ画像やそ
の他の入出力データを後述する外部ネットワークバスや
一般公衆回線とやり取りするための通信制御装置であ
り、通信制御装置１０２はネットワーク制御装置１２
１、ファクシミリモデム装置１２２からなる。１０３は
ＲＡＭなどに代表されるメインメモリ、１０４はハード
ディスクに代表される記憶装置である。記憶装置１０４
において、制御プログラム１４１、ホームページデータ
ファイル１４２、ファクシミリ形式データファイル１４
３などが記憶されている。１０５はＤＶＤ−ＲＯＭ、フ
ロッピーディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＰＤなどに代表され
る可搬性の記録媒体の駆動装置であり、１５１はその可
搬性の記録媒体である。１０６は本構成における信号伝
達のための内部バス、１０７は外部のネットワークとの
間でＥメールのデータのやり取りをするための外部ネッ
トワークバス、１０８はファクシミリデータのやり取り
を行うための一般公衆回線、１０９は画像のスキャンを
行うためのスキャナである。

【００５７】ファイル装置１０４に記憶されているデー
タは、メイン・メモリ１０３、ハードディスク１０４、
可搬性記録媒体の駆動装置１０５との様々な組み合わせ
により記憶されていても一向に構わない。例えば、制御
プログラム１４１はハードディスク１０４にあらかじめ
格納されているが、実行速度を得るためにメイン・メモ
リ１０３に格納されることがある。また、ホームページ
データファイル１４２およびファクシミリ形式データフ
ァイル１４３も、実行速度の点から一時的にメイン・メ
モリ１０３に蓄えられることもある。また、ホームペー
ジデータファイル１４２およびファクシミリ形式データ
ファイル１４３を可搬性の記憶媒体１５１に記録するこ
とにより、ホームページを他のホームページ作成システ
ムで利用することが可能となる。付言すると、ホームペ
ージ作成処理プログラムは、ハードディスクにあらかじ
め記憶されていたり、フロッピーディスクでその都度用
意したりなど様々である。また、ＤＶＤ−ＲＯＭ、フロ
ッピーディスク、磁気ディスク、光ディスクなどの可搬
性の記録媒体１５１にこのホームページ作成処理プログ
ラムが記録されることによって、ホームページ作成機能
の携帯化・流通化が促進され、利用者はこのホームペー
ジ作成処理を一箇所に拘束されることなく汎用コンピュ
ータのあるところならどこでも容易に実現することがで
き、その実用的効果は大きい。

【００５８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１に
記載のホームページ作成システムによれば、ファクシミ
リデータの送受信を行うファクシミリ装置と、ファクシ
ミリ装置より送信されたデータをホームページに変換す
るサーバ装置であって、ファクシミリ装置は、各種入力
指示を行う入力装置と、ファクシミリデータを読み取る
ファクシミリ用スキャナ装置と、ホームページのパター
ンを複数記憶するホームページパターン記憶装置と、ホ
ームページのパターンを選択するホームページパターン
選択手段と、全体制御を行うファクシミリ制御手段と、
サーバ装置へのデータの送信を行うデータ送信部とを有
し、サーバ装置は、ファクシミリ装置からのデータを受
信するデータ受信部と、受信したデータをホームページ
に変換するホームページ作成制御手段と、ホームページ
のパターンを記憶するホームページパターン記憶装置
と、ホームページ作成制御手段により作成されたホーム
ページを記憶するホームページ記憶装置と、ホームペー
ジ記憶装置に記憶されたホームページをインターネット
上に発信するＷｅｂサーバ装置とを有することにより、
ホームページを作成する際にホームページのパターンを
選択できるようにしたので、固定された書式だけではな
く、様々な書式でホームページを作成することができる
という有利な効果が得られる。

【００５９】請求項２に記載のホームページ作成システ
ムによれば、請求項１に記載のホームページ作成システ
ムにおいて、ファクシミリ制御手段とホームページ作成
制御手段は、音声ガイダンスによるホームページの編集
が可能であることにより、ホームページを編集する際に
は音声ガイダンスにより操作を行いさえすればよく、煩
雑な手順を踏むことなく簡単にホームページの編集を行
うことができるという有利な効果が得られる。

【００６０】請求項３に記載のホームページ作成システ
ムによれば、請求項１に記載のホームページ作成システ
ムにおいて、入力装置は音声を入力する機能を有し、ホ
ームページ作成制御手段は受信した音声データをホーム
ページ中に配置することができることにおり、音声を含
んだホームページを作成することができるという有利な
効果が得られる。

【００６１】請求項４に記載のホームページ作成システ
ムによれば、請求項１に記載のホームページ作成システ
ムにおいて、ホームページ作成制御手段は、受信したフ
ァクシミリ画像を多値化し縮小してホームページ中に配
置することにより、受信したファクシミリ画像を多値化
し縮小するので、パーソナルコンピュータで閲覧した際
にもストレスなく閲覧できるホームページを作成するこ
とができるという有利な効果が得られる。

【００６２】請求項５に記載のホームページ作成方法に
よれば、ファクシミリステップとサーバステップとを有
するホームページ作成方法であって、ファクシミリステ
ップは、ホームページのパターンを選択するホームペー
ジパターン選択ステップと、ファクシミリ画像を入力す
る入力ステップと、ファクシミリ画像を含むデータをサ
ーバ装置に送信する送信ステップとを有し、サーバステ
ップは、ファクシミリ画像を含むデータをファクシミリ
装置から受信する受信ステップと、ファクシミリ画像を
含むデータをホームページに変換する変換ステップと、
変換ステップで得られたホームページを記憶する記憶ス
テップとを有することにより、ホームページを作成する
際にホームページのパターンを選択できるようにしたの
で、固定された書式だけではなく、様々な書式でホーム
ページを作成することができるという有利な効果が得ら
れる。

【００６３】請求項５に記載の記録媒体によれば、請求
項５に記載のホームページ作成方法の各ステップを実行
するためのプログラムを記録したことにより、様々な書
式でホームページを作成するためのホームページ作成方
法を任意の場所、任意の時刻に実行することができると
いう有利な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１におけるホームページ作
成システムを示すブロック図

【図２】ファクシミリ装置の動作を示すフローチャート

【図３】サーバ装置の動作を示すフローチャート

【図４】ホームページのパターン選択のための表示画面
を示す表示図

【図５】ホームページのパターンの例を示すパターン図

【図６】ＨＴＭＬファイルの作成例を示すデータ図

【図７】ファクシミリ装置の動作を示すフローチャート

【図８】作成されたホームページの例を示すパターン図

【図９】図８のホームページに対応するＨＴＭＬファイ
ルの例を示すデータ図

【図１０】ファクシミリ画像の一部の例を示す画像図

【図１１】ファクシミリ画像を２値画像として縮小した
例を示す画像図

【図１２】ファクシミリ画像を多値画像として縮小した
例を示す画像図

【図１３】本発明の実施の形態５におけるホームページ
作成システムを構成するファクシミリ装置とサーバ装置
とを共に同じ構成で示すブロック図

【符号の説明】

１ 入力装置 ２ ファクシミリ用スキャナ装置 ３ ホームページパターン選択手段 ４、１０ ホームページパターン記憶装置 ５ ファクシミリ制御手段 ６ 表示装置 ７ データ送信部 ８ データ受信部 ９ ホームページ作成制御手段 １１ ホームページ記憶装置 １２ Ｗｅｂサーバ装置 １００ ファクシミリ装置 １０１ ＣＰＵ（中央処理演算装置） １０２ 通信制御装置 １０３ メイン・メモリ（ＲＡＭ） １０４ ファイル装置 １０５ ＤＶＤドライブ １０６ 内部バス １０７ 外部ネットワークバス １０８ 一般公衆回線 １０９ スキャナ １２１ ネットワーク制御装置 １２２ ファクシミリモデム装置 １５１ ＤＶＤ−ＲＯＭ ２００ サーバ装置 ３００ インターネット

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ファクシミリデータの送受信を行うファク
   シミリ装置と、前記ファクシミリ装置より送信されたデ
   ータをホームページに変換するサーバ装置であって、 前記ファクシミリ装置は、各種入力指示を行う入力装置
   と、ファクシミリデータを読み取るファクシミリ用スキ
   ャナ装置と、ホームページのパターンを複数記憶するホ
   ームページパターン記憶装置と、ホームページのパター
   ンを選択するホームページパターン選択手段と、全体制
   御を行うファクシミリ制御手段と、サーバ装置へのデー
   タの送信を行うデータ送信部とを有し、 前記サーバ装置は、前記ファクシミリ装置からのデータ
   を受信するデータ受信部と、前記受信したデータをホー
   ムページに変換するホームページ作成制御手段と、ホー
   ムページのパターンを記憶するホームページパターン記
   憶装置と、前記ホームページ作成制御手段により作成さ
   れたホームページを記憶するホームページ記憶装置と、
   前記ホームページ記憶装置に記憶されたホームページを
   インターネット上に発信するＷｅｂサーバ装置とを有す
   ることを特徴とするホームページ作成システム。
2. 【請求項２】前記ファクシミリ制御手段と前記ホームペ
   ージ作成制御手段は、音声ガイダンスによるホームペー
   ジの編集が可能であることを特徴とする請求項１に記載
   のホームページ作成システム。
3. 【請求項３】前記入力装置は音声を入力する機能を有
   し、前記ホームページ作成制御手段は受信した音声デー
   タをホームページ中に配置することができることを特徴
   とする請求項１に記載のホームページ作成システム。
4. 【請求項４】前記ホームページ作成制御手段は、受信し
   たファクシミリ画像を多値化し縮小してホームページ中
   に配置することを特徴とする請求項１に記載のホームペ
   ージ作成システム。
5. 【請求項５】ファクシミリステップとサーバステップと
   を有するホームページ作成方法であって、 前記ファクシミリステップは、ホームページのパターン
   を選択するホームページパターン選択ステップと、ファ
   クシミリ画像を入力する入力ステップと、ファクシミリ
   画像を含むデータをサーバ装置に送信する送信ステップ
   とを有し、 サーバステップは、ファクシミリ画像を含むデータをフ
   ァクシミリ装置から受信する受信ステップと、ファクシ
   ミリ画像を含むデータをホームページに変換する変換ス
   テップと、前記変換ステップで得られたホームページを
   記憶する記憶ステップとを有することを特徴とするホー
   ムページ作成方法。
6. 【請求項６】請求項５に記載の各ステップを実行するた
   めのプログラムを記録した記録媒体。