JP2002118428A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JP2002118428A
JP2002118428A JP2000307275A JP2000307275A JP2002118428A JP 2002118428 A JP2002118428 A JP 2002118428A JP 2000307275 A JP2000307275 A JP 2000307275A JP 2000307275 A JP2000307275 A JP 2000307275A JP 2002118428 A JP2002118428 A JP 2002118428A
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Japan
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capacitor
inductor
frequency amplifier
series
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JP2000307275A
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Hiroshi Kushitani
洋 櫛谷
Hisayoshi Katou
久賀 加藤
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等の高周波機器に用いられる高周波
増幅器に適用でき、低域通過フィルタを用いずに増幅器
の高調波歪みを低減し、かつ高効率の高周波増幅器を実
現する、また合波回路を用いないで、異なる帯域を増幅
する二つの増幅器を接続できる回路を実現することを目
的とする。 【解決手段】 増幅回路と入力側整合回路と出力側整合
回路からなる高周波増幅器であって、前記出力側整合回
路の通過特性が少なくとも一つの減衰極を有する回路と
することにより、増幅器による高調波歪みを低減できる
ので出力側の低域通過フィルタを削除でき、出力回路の
低損失化が実現されて高効率の増幅器を実現することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として携帯電話等
の機器に用いられる高周波増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の高周波増幅器は図11に
示すように、増幅回路1101に第1のコンデンサ11
02の一端と第1のインダクタ1103の一端を接続
し、第1のインダクタ1103の他端と第2のコンデン
サ1104の一端と第3のコンデンサ1105の一端を
接続し、第3のコンデンサ1105の他端と第4のコン
デンサ1106の一端と第2のインダクタ1107の一
端を接続し、第2のインダクタ1107の他端と第5の
コンデンサ1108の一端と端子1109を接続し、第
1のコンデンサ1102の他端と第2のコンデンサ11
04の他端と第4のコンデンサ1106の他端と第5の
コンデンサ1108の他端を接地した回路で構成されて
いる。
【0003】第1のコンデンサ1102と第1のインダ
クタ1103と第2のコンデンサ1104は整合回路を
形成し、増幅回路1101の出力インピーダンスを50
オームに整合する。第3のコンデンサ1105は直流成
分を遮断する作用を行い、前記整合回路の整合条件を乱
さないように設定されている。第4のコンデンサ110
6と第2のインダクタ1107と第5のコンデンサ11
08は低域通過フィルタを形成し、増幅回路1101が
増幅した信号の周波数を通過帯域とするように設定され
る。
【0004】この結果、本回路は増幅回路1101が出
力した信号は第1のコンデンサ1102と第1のインダ
クタ1103と第2のコンデンサ1104が形成する整
合回路で50オームに整合され、増幅回路1101が出
力した高調波歪みは第4のコンデンサ1106と第2の
インダクタ1107と第5のコンデンサ1108が形成
する低域通過フィルタで低減され端子1109で出力す
る高周波増幅器として作用する。
【0005】一例として図12に増幅回路1101の出
力インピーダンスが3.2−j5.7Ωで出力する周波
数帯が900MHzである高周波増幅器の周波数特性を
示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来例の高周波増幅器
では、高調波歪みを低減させるために整合回路に続いて
低域通過フィルタを接続する必要があり、回路が大きく
なるうえに低域通過フィルタの損失が加わるために高周
波増幅器の効率を下げ、所望の電力を発生させるための
消費電流が増大するという課題を有していた。
【0007】また近年開発がすすめられている二つの帯
域で使用できるデュアルバンド端末のような機器で使用
する場合、従来例ではそれぞれの帯域で動作する高周波
増幅器とこれらを接続するスイッチのような素子、もし
くはダイプレクサのような回路が必要となり、回路の実
装面積が大きくなり損失も大きくなるため増幅器の効率
を下げてしまうという課題を有していた。
【0008】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、簡単な構成で高調波歪みを低減できる低損失の整
合回路を構成する、またデュアルバンド端末のような機
器で用いるのに適した小型で部品点数の少ない高周波増
幅器を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、増幅回路と入力側整合回路と出力側整合回
路からなる高周波増幅器であって、前記出力側整合回路
の通過特性が少なくとも一つの減衰極を有するように設
定したものである。
【0010】この構成によって増幅回路の出力端子のイ
ンピーダンスを整合しながら減衰極を形成することにな
り、低域通過フィルタを用いることなく高調波歪みを低
減することができる。
【0011】また増幅回路と入力側整合回路と出力側整
合回路からなる高周波増幅器であり、かつ前記出力側整
合回路の通過特性が二つ以上の減衰極を有し、前記減衰
極のうち少なくとも一つは整合している周波数帯よりも
低い周波数で形成したものである。
【0012】この構成によって増幅回路の出力端子のイ
ンピーダンスを整合しながら減衰極を形成するととも
に、整合している帯域よりも低い周波数で高周波的に高
インピーダンス状態を形成できることになり、別の増幅
器を有する回路との接続が容易に実現することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、増幅回路と入力側整合回路と出力側整合回路からな
る高周波増幅器であって、前記出力側整合回路の通過特
性が少なくとも一つの減衰極を有することを特徴とする
高周波増幅器であり、増幅器による高調波歪みを低減で
きるので出力側の低域通過フィルタを削除でき、出力回
路の低損失化が実現されて増幅器の高効率が可能となる
効果がある。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続のインダクタと並列接続のコンデン
サからなり、前記インダクタにコンデンサが並列に接続
されていることを特徴とする請求項1記載の高周波増幅
器であり、出力側整合回路の整合条件を変更することな
く減衰極を形成でき、かつインダクタの素子値を小さく
することができる効果がある。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続のインダクタと並列接続のコンデン
サからなり、前記コンデンサにインダクタが直列に接続
されていることを特徴とする請求項1記載の高周波増幅
器であり、出力側整合回路の整合条件を変更することな
く減衰極を形成でき、また大電力の信号が伝播する経路
の素子数は変更しないので整合回路の低損失化ができる
効果がある。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、増幅回
路と入力側整合回路と出力側整合回路からなる高周波増
幅器であり、かつ前記出力側整合回路の通過特性が二つ
以上の減衰極を有し、前記減衰極のうち少なくとも一つ
は整合している周波数帯よりも低い周波数で形成されて
いることを特徴とする高周波増幅器であり、増幅器によ
る高調波歪みを低減できるので出力側の低域通過フィル
タを削除でき、出力回路の低損失化が実現されて増幅器
の高効率が可能となり、かつ増幅器が整合されている周
波数より低い帯域で動作する回路との接続が可能になる
効果がある。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続の直列共振回路と並列接続の並列共
振回路からなり、前記直列共振回路を構成するインダク
タ成分にコンデンサが並列に接続されていることを特徴
とする請求項4記載の高周波増幅器であり、出力側整合
回路の整合条件を変更することなく整合帯域より高い周
波数において減衰極を形成でき、かつインダクタの素子
値を小さくすることができる効果がある。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続の直列共振回路と並列接続の並列共
振回路からなり、前記並列共振回路を構成するコンデン
サ成分にインダクタが直列に接続されていることを特徴
とする請求項4記載の高周波増幅器であり、出力側整合
回路の整合条件を変更することなく整合帯域より高い周
波数において減衰極を形成でき、また大電力の信号が伝
播する経路の素子数は変更しないので整合回路の低損失
化ができる効果がある。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続の直列共振回路と並列接続の並列共
振回路からなり、前記直列共振回路を構成するコンデン
サ成分にインダクタが並列に接続されていることを特徴
とする請求項4記載の高周波増幅器であり、出力側整合
回路の整合条件を変更することなく整合帯域より低い周
波数において減衰極を形成できる効果がある。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続の直列共振回路と並列接続の並列共
振回路からなり、前記並列共振回路を構成するインダク
タ成分にコンデンサが直列に接続されていることを特徴
とする請求項4記載の高周波増幅器であり、出力側整合
回路の整合条件を変更することなく整合帯域より低い周
波数において減衰極を形成でき、また大電力の信号が伝
播する経路の素子数は変更しないので整合回路の低損失
化ができる効果がある。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明は、出力側
整合回路が直列接続のコンデンサと並列接続の並列共振
回路からなり、前記並列共振回路を構成するコンデンサ
成分にインダクタが直列に接続されていることを特徴と
する請求項4記載の高周波増幅器であり、出力側整合回
路の整合条件を変更することなく整合帯域より高い周波
数において減衰極を形成でき、また大電力の信号が伝播
する経路の素子数は変更しないので整合回路の低損失化
ができる効果がある。
【0022】本発明の請求項10に記載の発明は、出力
側整合回路が直列接続のコンデンサと並列接続の並列共
振回路からなり、前記並列共振回路を構成するインダク
タ成分にコンデンサが直列に接続されていることを特徴
とする請求項4記載の高周波増幅器であり、出力側整合
回路の整合条件を変更することなく整合帯域より低い周
波数において減衰極を形成でき、また大電力の信号が伝
播する経路の素子数は変更しないので整合回路の低損失
化ができる効果がある。
【0023】本発明の請求項11に記載の発明は、第1
の帯域で整合している請求項1記載の高周波増幅器と、
第1の帯域より高い周波数帯域である第2の帯域で整合
している請求項4記載の高周波増幅器と共通端子を有
し、前記請求項1記載の高周波増幅器と共通端子の間に
第1の移相回路を接続し、前記請求項4記載の高周波増
幅器と共通端子の間に第2の移相回路を接続した回路で
あり、前記請求項1記載の高周波増幅器の出力側整合回
路で形成する減衰極の少なくとも一つは第2の帯域に設
定し、前記請求項4記載の高周波増幅器の出力側整合回
路で形成する減衰極の少なくとも一つは第1の帯域に設
けたことを特徴とする高周波増幅器であり、低域通過フ
ィルタおよび合波回路素子を用いることなく二つの増幅
器の出力端子を接続することができる効果がある。
【0024】本発明の請求項12に記載の発明は、第1
の移相回路が直列接続のインダクタであることを特徴と
する請求項11記載の高周波増幅器であり、簡単な回路
で移相回路を構成できる効果がある。
【0025】本発明の請求項13に記載の発明は、第1
の移相回路が直列接続のインダクタを少なくとも一つ有
し、かつ並列接続のコンデンサを少なくとも一つ有する
回路で構成されていることを特徴とする請求項11記載
の高周波増幅器であり、容易に整合条件を満たす移相回
路を構成できる効果がある。
【0026】本発明の請求項14に記載の発明は、第2
の移相回路が直列接続のコンデンサであることを特徴と
する請求項11記載の高周波増幅器であり、簡単な回路
で移相回路を構成できる効果がある。
【0027】本発明の請求項15に記載の発明は、第1
の移相回路が直列接続のコンデンサを少なくとも一つ有
し、かつ並列接続のインダクタを少なくとも一つ有する
回路で構成されていることを特徴とする請求項11記載
の高周波増幅器であり、容易に整合条件を満たす移相回
路を構成できる効果がある。
【0028】本発明の請求項16に記載の請求項1ない
し15のいずれかに記載の高周波増幅器を用いたことを
特徴とする移動体通信機器であり、機器を小型化でき、
かつ出力効率の良い機器を構成できる効果がある。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図12を用いて説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における高周波増幅器の回路図である。図1におい
て、高周波増幅器は増幅回路101と第1のコンデンサ
102の一端と第1のインダクタ103の一端を接続
し、第1のインダクタ103の他端と第2のコンデンサ
104の一端を接続して第3のコンデンサ105を介し
て端子106を接続し、第4のコンデンサ107を第1
のインダクタ103に並列に接続し、第2のコンデンサ
104の他端と第2のインダクタ108の一端を接続
し、第1のコンデンサ102の他端と第2のインダクタ
108の他端を共に接地した回路で構成されている。
【0031】以上のように構成された高周波増幅器につ
いて、以下その動作を説明する。
【0032】第1のコンデンサ102、および第1のイ
ンダクタ103と第4のコンデンサ107からなる回路
の合成インピーダンスのインダクタ成分、および第2の
コンデンサ104と第2のインダクタ108からなる合
成インピーダンスのコンデンサ成分からなる三つの部分
は、増幅回路101が出力する信号の周波数帯域におい
て、増幅回路101の出力端子のインピーダンスを端子
106において50オームに整合するように設定する。
【0033】また、第3のコンデンサ105は上記の整
合条件を乱さない値に設定し、伝送経路の直流成分を遮
断する働きをする。
【0034】ここで第4のコンデンサ107が無い場合
の回路における第1のインダクタ103のインダクタン
スをLA0、増幅回路の整合している帯域をωA0、第4の
コンデンサ107を接続した後の回路における第1のイ
ンダクタ103のインダクタンスをLA1、第4のコンデ
ンサ107の容量をCA1、新たに形成した並列共振回路
の共振周波数をωA1として、以下の連立方程式 1/(jωA0A0)=jωA1A1+1/(JωA1A1) ωA1 2=1/(LA1A1) を満たすようにLA1、CA1を設定すると、本来の整合条
件を乱すことなく周波数ωA1において共振点を得る。従
って、整合回路における伝送経路に並列共振回路を有す
ることになり、元の整合条件を維持したまま新たに減衰
極を一つ追加した通過特性が得られる。
【0035】また第2のインダクタ108が無い場合の
回路における第2のコンデンサ104の容量をCA0、第
2のインダクタ108を接続した後の回路における第2
のインダクタ108のインダクタンスLA2、第3のコン
デンサ105の容量をCA2、新たに形成した直列共振回
路の共振周波数をωA2として、以下の連立方程式 1/(jωA0A0)=jωA2A2+1/(JωA2A2) ωA2 2=1/(LA2A2) を満たすようにLA2、CA2を設定すると、本来の整合条
件を乱すことなく周波数ωA2において共振点を得る。従
って、整合回路における伝送経路とグランドの間に直列
共振回路を有することになり、元の整合条件を維持した
まま新たに減衰極を一つ追加した通過特性が得られる。
【0036】以上のような構成により、所望の周波数で
高減衰量となる整合回路が実現できるので、本実施の形
態は低域通過フィルタを使用しなくても高効率を達成で
きる高周波増幅器として作用する。
【0037】なお、本実施の形態の減衰極は二つである
が、これは一つでもよい。この場合は回路が小型化でき
る効果がある。
【0038】また、本実施の形態の減衰極は二つである
が、これは図2に示すように第1のコンデンサ102の
他端に第3のインダクタ209の一端を接続し、第3の
インダクタ209の他端を接地した回路で構成して三ヶ
所で減衰極を構成してもよい。この場合の減衰極周波数
の計算式は上記の第2のコンデンサ104と第2のイン
ダクタ108の関係と同じであり、共振周波数はωA1
もωA2でもよく、また別でもよい。共振周波数がωA1
もωA2の場合は減衰量が大きくなり、別の場合は新たに
減衰極を構成できる効果がある。
【0039】なお、本実施の形態における二つの減衰極
は ωA1=2×ωA0 ωA2=3×ωA0 なる関係を有するか、もしくは ωA1=3×ωA0 ωA2=2×ωA0 なる関係を有することが望ましい。増幅回路は通常では
整合している帯域の2倍波および3倍波の帯域で高調波
歪みが発生するため、上記条件で減衰極を形成しておく
ことで高調波歪みを低減しやすくなる。
【0040】一例として、増幅回路101の出力端子の
インピーダンスが3.2−j5.7Ω、ωA0=900M
Hzである場合の周波数特性を図3に示す。図3に示す
ように1800MHzおよび2700MHz近傍に減衰
極が形成されていることが分かる。
【0041】なお、本実施の形態におけるインダクタお
よびコンデンサの形成方法にはさまざまな方法がある
が、本発明はそれらの細部に限定されるものではない。
【0042】また、移動体通信機器において本発明の高
周波増幅器を用いることにより低域通過フィルタを使用
しなくても不要な信号の大部分を削除でき、かつ低損失
であるため効率良く信号を出力できるので、性能の良い
移動体通信機器を構成できる。
【0043】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2における高周波増幅器の回路図である。図4におい
て、高周波増幅器は増幅回路401と第6のコンデンサ
402の一端と第4のインダクタ403の一端と第5の
インダクタ404の一端を接続し、第5のインダクタ4
04の他端と第7のコンデンサ405の一端を接続し、
第7のコンデンサ405の他端と第8のコンデンサ40
6の一端と第6のインダクタ407の一端を接続して第
9のコンデンサ408を介して端子409を接続し、第
6のコンデンサ402の他端と第7のインダクタ410
の一端を接続し、第8のインダクタ411を第7のコン
デンサ405に並列に接続し、第8のコンデンサ406
の他端と第9のインダクタ412の一端を接続し、第4
のインダクタ403の他端と第6のインダクタ407の
他端と第7のインダクタ410の他端と第9のインダク
タ412の他端はそれぞれ接地した回路で構成されてい
る。
【0044】以上のように構成された高周波増幅器につ
いて、以下その動作を説明する。
【0045】第6のコンデンサ402と第7のインダク
タ410からなる回路の合成インピーダンスのコンデン
サ成分と第4のインダクタ403が並列共振回路を構成
し、第7のコンデンサ405と第8のインダクタ411
からなる回路の合成インピーダンスのコンデンサ成分と
第5のインダクタ404が直列共振回路を構成し、第8
のコンデンサ406と第9のインダクタ412からなる
回路の合成インピーダンスのコンデンサ成分と第6のイ
ンダクタ407が並列共振回路を構成し、これらの三つ
の共振回路は増幅回路401が出力する信号の周波数帯
域において、増幅回路401の出力端子のインピーダン
スを端子409において50オームに整合するように設
定する。
【0046】また、第9のコンデンサ408は上記の整
合条件を乱さない値に設定し、伝送経路の直流成分を遮
断する働きをする。
【0047】ここで第7のインダクタ410が無い場合
の回路における第6のコンデンサ402の容量を
B01、増幅回路の整合している帯域をωB0、第7のイ
ンダクタ410を接続した後の回路における第6のコン
デンサ402の容量をCB1、第7のインダクタ410の
インダクタンスをLB1、新たに形成した並列共振回路の
共振周波数をωB1として、以下の連立方程式 1/(jωB0B01)=jωB1B1+1/(jω
B1B1) ωB1 2=1/(LB1B1) を満たすようにLB1、CB1を設定すると、本来の整合条
件を乱すことなく周波数ωB1において共振点を得る。従
って、整合回路における伝送経路とグランドの間に直列
共振回路を有することになり、元の整合条件を維持した
まま新たに減衰極を一つ追加した通過特性が得られる。
【0048】また同様に第9のインダクタ412が無い
場合の回路における第8のコンデンサ406の容量をC
B03、増幅回路の整合している帯域をωB0、第9のイン
ダクタ412を接続した後の回路における第8のコンデ
ンサ406の容量をCB2、第9のインダクタ412のイ
ンダクタンスをLB2、新たに形成した直列共振回路の共
振周波数をωB2として、以下の連立方程式 1/(jωB0B03)=jωB2B2+1/(jω
B2B2) ωB2 2=1/(LB2B2) を満たすようにLB2、CB2を設定すると、本来の整合条
件を乱すことなく周波数ωB2において共振点を得る。従
って、整合回路における伝送経路とグランドの間に直列
共振回路を有することになり、元の整合条件を維持した
まま新たに減衰極を一つ追加した通過特性が得られる。
【0049】また第8のインダクタ411が無い場合の
回路における第7のコンデンサ405の容量をCB02
増幅回路の整合している帯域をωB0、第8のインダクタ
411を接続した後の回路における第7のコンデンサ4
05の容量をCB3、第8のインダクタ411のインダク
タンスをLB3、新たに形成した直列共振回路の共振周波
数をωB3として、以下の連立方程式 jωB0B02=jωB3B3+1/(jωB3B3) ωB3 2=1/(LB3B3) を満たすようにLB3、CB3を設定すると、本来の整合条
件を乱すことなく周波数ωB2において共振点を得る。従
って、整合回路における伝送経路とグランドの間に直列
共振回路を有することになり、元の整合条件を維持した
まま新たに減衰極を一つ追加した通過特性が得られる。
【0050】また上記三組の数式を満たすωB0、ωB1
ωB2、ωB3には ωB3<ωB0<ωB1、ωB2 なる関係がある。
【0051】以上のような構成により、整合している帯
域より低い周波数を少なくとも一つ含む所望の周波数で
高減衰量となる整合回路が実現できるので、本実施の形
態は他の高周波回路を接続しやすく、かつ低域通過フィ
ルタを使用しなくても高効率を達成できる高周波増幅器
として作用する。
【0052】なお、本実施の形態における増幅回路で整
合している帯域より高い周波数帯域にある二つの減衰極
は ωB1=2×ωB0 ωB2=3×ωB0 なる関係を有するか、もしくは ωB1=3×ωB0 ωB2=2×ωB0 なる関係を有することが望ましい。増幅回路は通常では
整合している帯域の2倍波および3倍波の帯域で高調波
歪みが発生するため、上記条件で減衰極を形成しておく
ことで高調波歪みを低減しやすくなる。
【0053】一例として、増幅回路401の出力端子の
インピーダンスが9.5−j10.3Ω、ωB0=180
0MHz、ωB3=ωB0/2=900MHzである場合の
周波数特性を図5に示す。図5に示すように、900M
Hz、3600MHz、および5400MHz近傍に減
衰極が形成されている。
【0054】なお、本実施の形態において増幅回路で整
合している帯域より高い周波数帯域にある減衰極は二つ
であるが、これは図6に示すように第5のインダクタ4
04に第10のコンデンサ613を並列に接続した回路
で構成し、三ヶ所で減衰極を形成してもよい。この場合
の減衰極周波数の計算式は実施の形態1における第1の
インダクタ103と第4のコンデンサ107からなる回
路の関係と同じであり、共振周波数はωB1でもωB2でも
よく、また別でもよい。共振周波数がωB1でもωB2の場
合は減衰量が大きくなり、別の場合は新たに減衰極を構
成できる効果がある。
【0055】なお、本実施の形態において整合している
帯域より低い周波数帯域にある減衰極は一つであるが、
これは図7に示すように第4のインダクタ403に第1
1のコンデンサ714を直列に接続した回路、もしくは
第6のインダクタ407に第12のコンデンサ715を
直列に接続した回路で構成し、二箇所で減衰極を形成し
てもよいし、両方とも接続して三ヶ所で減衰極を形成し
てもよい。この場合の減衰極周波数の計算式は第8のコ
ンデンサ406と第9のインダクタ412の関係と同じ
であり、共振周波数はωB0でもよく、また別でもよい。
共振周波数がω B0の場合は減衰量が大きくなり、別の場
合は新たに減衰極を構成できる効果がある。
【0056】なお、本実施の形態は二つの並列共振回路
と一つの直列共振回路を主な構成要素としているが、こ
れは図8に示すように増幅回路401と第6のコンデン
サ402と第4のインダクタ403の接続点に第13の
コンデンサ816の一端を接続し、第13のコンデンサ
816の他端に第14のコンデンサ817の一端と第1
0のインダクタ818の一端と第15のコンデンサ81
9の一端を接続し、第15のコンデンサ819の他端を
第8のコンデンサ406の一端と第6のインダクタ40
7の一端と端子409に接続し、第10のインダクタ8
18の他端に第16のコンデンサ820の一端を接続
し、第14のコンデンサ817の他端と第16のコンデ
ンサ820の他端を接地した回路で構成してもよい。図
8の回路において第6のコンデンサ402の容量の一部
と第13のコンデンサ816と第14のコンデンサ81
7の容量の一部はインバータ回路を構成するように設定
し、また第14のコンデンサ817の容量の一部と第1
5のコンデンサ819と第8のコンデンサ406の容量
の一部もインバータ回路を構成するように設定する。上
記条件のときに図8の回路は高周波的に図3の回路と等
価となる。この場合は信号の伝送経路にインダクタが不
要となるので、整合回路の損失が低減でき、増幅器の効
率が高くなる効果がある。また第13のコンデンサ81
6および第15のコンデンサ819が伝送経路に直列に
接続しているので、直流成分の遮断を兼ねることがで
き、図4における第9のコンデンサ408を削除するこ
とができる。
【0057】なお、本実施の形態におけるインダクタお
よびコンデンサの形成方法にはさまざまな方法がある
が、本発明はそれらの細部に限定されるものではない。
【0058】また、移動体通信機器において本発明の高
周波増幅器を用いることにより低域通過フィルタを使用
しなくても不要な信号の大部分を削除でき、かつ低損失
であるため効率良く信号を出力できるので、性能の良い
移動体通信機器を構成できる。
【0059】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3における高周波増幅器の回路図である。図9におい
て、高周波増幅器は第1の増幅回路901と第1のコン
デンサ102の一端と第1のインダクタ103の一端を
接続し、第1のインダクタ103の他端と第2のコンデ
ンサ104の一端と第3のコンデンサ105の一端を接
続し、第4のコンデンサ107を第1のインダクタ10
3に並列に接続し、第2のコンデンサ104の他端と第
2のインダクタ108の一端を接続し、第1のコンデン
サ102の他端と第3のインダクタ209の一端を接続
し、第2のインダクタ108の他端と第3のインダクタ
209の他端を共に接地し、第3のコンデンサ105の
他端を第1の出力端子903とする第1の整合回路90
2と、第2の増幅回路904と第6のコンデンサ402
の一端と第4のインダクタ403の一端と第5のインダ
クタ404の一端を接続し、第5のインダクタ404の
他端と第7のコンデンサ405の一端を接続し、第7の
コンデンサ405の他端と第8のコンデンサ406の一
端と第6のインダクタ407の一端を接続し、第6のコ
ンデンサ402の他端と第7のインダクタ410の一端
を接続し、第8のインダクタ411を第7のコンデンサ
405に並列に接続し、第8のコンデンサ406の他端
と第9のインダクタ412の一端を接続し、第6のイン
ダクタ407の他端と第12のコンデンサ715の一端
を接続し、第4のインダクタ403の他端と第7のイン
ダクタ410の他端と第9のインダクタ412の他端と
第12のコンデンサ715の他端をそれぞれ接地し、第
7のコンデンサ405と第8のコンデンサ406と第6
のインダクタ407の接続点を第2の出力端子906と
する第2の整合回路905からなり、第1の出力端子9
03に第11のインダクタ907の一端を接続し、第1
1のインダクタ907の他端に第17のコンデンサ90
8の一端と第3の出力端子911を接続し、第2の出力
端子906に第18のコンデンサ909の一端を接続
し、第18のコンデンサ909の他端に第12のインダ
クタ910の一端と第3の出力端子911を接続した回
路で構成されている。
【0060】以上のように構成された高周波増幅器につ
いて、以下その動作を説明する。
【0061】本実施の形態の高周波増幅器において第1
の整合回路902は基本的には実施の形態1で説明した
高周波増幅器を用いており、また第2の整合回路905
は基本的には実施の形態2で説明した高周波増幅器を用
いているので、同じ作用をする部分については同一番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0062】第1の増幅回路901は第1の帯域ωA0
整合がとれるように設定されており、第1の整合回路9
02は2×ωA0、3×ωA0で減衰量が大きくなるように
設定されているので、第1の出力端子903では第1の
帯域ωA0においてのみ大電力をもつ信号が出力される。
また第2の増幅回路904はωB0=2×ωA0となる第2
の帯域ωB0で整合がとれるように設定されており、第2
の整合回路905はω B0/2、2×ωB0、3×ωB0で減
衰量が大きくなるように設定されているので、第2の出
力端子906では第2の帯域ωB0においてのみ大電力を
もつ信号が出力される。
【0063】第1の整合回路902は2×ωA0、すなわ
ち第2の帯域ωB0で充分な減衰量があり、第11のイン
ダクタ907および第17のコンデンサ908からなる
移相回路で所望の位相をまわすことにより、第3の出力
端子911から第1の増幅回路901側を見た第2の帯
域ωB0のインピーダンスは非常に高くなる。
【0064】一方、第2の整合回路905はωB0/2、
すなわち第1の帯域ωA0で充分な減衰量があり、第18
のコンデンサ909および第12のインダクタ910か
らなる移相回路で所望の移相をまわすことにより、第3
の出力端子911から第2の増幅回路904側を見た第
1の帯域ωA0のインピーダンスは非常に高くなる。
【0065】従って、第1の増幅回路901で増幅され
た信号は第1の整合回路902で高調波歪みが低減さ
れ、第2の増幅回路904には流れずに第3の出力端子
911から出力される。また、第2の増幅回路904で
増幅された信号は第2の整合回路905で高調波歪みが
低減され、第1の増幅回路901には流れずに第3の出
力端子911から出力される。
【0066】このとき、第18のコンデンサ909は実
施の形態2における第9のコンデンサ408の作用、す
なわち伝送経路の直流成分を遮断する作用も兼ねてい
る。
【0067】なお、本実施の形態においては第11のイ
ンダクタ907および第17のコンデンサ908からな
る移相回路および第18のコンデンサ909および第1
2のインダクタ910からなる移相回路で位相をまわし
ているが、これは条件により第17のコンデンサ908
および第12のインダクタ910を省略してもよい。こ
の場合は回路を小型化できる効果がある。
【0068】一例として、第1の増幅回路901の出力
端子のインピーダンスが3.2−j5.7Ω、ωA0=9
00MHz、また第2の増幅回路904の出力端子のイ
ンピーダンスが9.5−j10.3Ω、ωB0=1800
MHzである場合の周波数特性を図10に示す。図10
に示すように本回路の第1の増幅回路901と第3の出
力端子911との間の周波数特性1001は900MH
z帯の信号が通過し、1800MHzおよび2700M
Hz近傍は減衰量が増大し、また第2の増幅回路904
と第3の出力端子911との間の周波数特性1002は
1800MHz帯の信号が通過し、900MHzおよび
3600MHzおよび5400MHz近傍は減衰量が増
大している。
【0069】なお、本実施の形態におけるインダクタお
よびコンデンサの形成方法にはさまざまな方法がある
が、本発明はそれらの細部に限定されるものではない。
【0070】また、移動体通信機器において本発明の高
周波増幅器を用いることにより低域通過フィルタを使用
しなくても不要な信号の大部分を削除でき、かつ低損失
であるため効率良く信号を出力できるので、性能の良い
2帯域で使用可能である移動体通信機器を構成できる。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、増幅回路
と入力側整合回路と出力側整合回路からなる高周波増幅
器であって、前記出力側整合回路の通過特性が少なくと
も一つの減衰極を有する回路とすることにより、増幅器
による高調波歪みを低減できるので出力側の低域通過フ
ィルタを削除でき、出力回路の低損失化が実現されて高
効率の増幅器を実現することができる。
【0072】また増幅回路と入力側整合回路と出力側整
合回路からなる高周波増幅器であり、かつ前記出力側整
合回路の通過特性が二つ以上の減衰極を有し、前記減衰
極のうち少なくとも一つは整合している周波数帯よりも
低い周波数で形成されている回路とすることにより、増
幅器による高調波歪みを低減できるので出力側の低域通
過フィルタを削除でき、出力回路の低損失化が高効率の
増幅器を実現でき、かつ増幅器が整合されている周波数
より低い帯域で動作する回路を容易に接続できる。
【0073】また第1の帯域で整合している高周波増幅
器と、第1の帯域より高い周波数帯域である第2の帯域
で整合している高周波増幅器と共通端子を有し、第1の
帯域で整合している高周波増幅器と共通端子の間に第1
の移相回路を接続し、第2の帯域で整合している高周波
増幅器と共通端子の間に第2の移相回路を接続した回路
であり、第1の帯域で整合している高周波増幅器の出力
側整合回路で形成する減衰極の少なくとも一つは第2の
帯域に設定し、第2の帯域で整合している高周波増幅器
の出力側整合回路で形成する減衰極の少なくとも一つは
第1の帯域に設けた回路とすることにより、低域通過フ
イルタおよび合波回路素子を用いることなく二つの増幅
器の出力端子を接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における高周波増幅器の
回路図
【図2】本発明の実施の形態1における高周波増幅器の
別の構成例を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態1における高周波増幅器の
周波数特性図
【図4】本発明の実施の形態2における高周波増幅器の
回路図
【図5】本発明の実施の形態2における高周波増幅器の
周波数特性図
【図6】本発明の実施の形態2における高周波増幅器の
別の構成例を示す回路図
【図7】本発明の実施の形態2における高周波増幅器の
別の構成例を示す回路図
【図8】本発明の実施の形態2における高周波増幅器の
別の構成例を示す回路図
【図9】本発明の実施の形態3における高周波増幅器の
回路図
【図10】本発明の実施の形態3における高周波増幅器
の周波数特性図
【図11】従来の高周波増幅器の回路図
【図12】従来の高周波増幅器の周波数特性図
【符号の説明】
101 増幅回路 102 第1のコンデンサ 103 第1のインダクタ 104 第2のコンデンサ 105 第3のコンデンサ 106 端子 107 第4のコンデンサ 108 第2のインダクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 CA27 CA36 CA61 FA19 FA20 GN01 HA29 HA33 KA13 KA16 KA29 KA42 SA13 TA03 5J092 AA01 CA27 CA36 CA61 FA19 FA20 GR00 HA29 HA33 KA13 KA16 KA29 KA42 SA13 TA03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅回路と入力側整合回路と出力側整合
    回路からなる高周波増幅器であって、前記出力側整合回
    路の通過特性が少なくとも一つの減衰極を有することを
    特徴とする高周波増幅器。
  2. 【請求項2】 出力側整合回路が直列接続のインダクタ
    と並列接続のコンデンサからなり、前記インダクタにコ
    ンデンサが並列に接続されていることを特徴とする請求
    項1記載の高周波増幅器。
  3. 【請求項3】 出力側整合回路が直列接続のインダクタ
    と並列接続のコンデンサからなり、前記コンデンサにイ
    ンダクタが直列に接続されていることを特徴とする請求
    項1記載の高周波増幅器。
  4. 【請求項4】 増幅回路と入力側整合回路と出力側整合
    回路からなる高周波増幅器であり、かつ前記出力側整合
    回路の通過特性が二つ以上の減衰極を有し、前記減衰極
    のうち少なくとも一つは整合している周波数帯よりも低
    い周波数で形成されていることを特徴とする高周波増幅
    器。
  5. 【請求項5】 出力側整合回路が直列接続の直列共振回
    路と並列接続の並列共振回路からなり、前記直列共振回
    路を構成するインダクタ成分にコンデンサが並列に接続
    されていることを特徴とする請求項4記載の高周波増幅
    器。
  6. 【請求項6】 出力側整合回路が直列接続の直列共振回
    路と並列接続の並列共振回路からなり、前記並列共振回
    路を構成するコンデンサ成分にインダクタが直列に接続
    されていることを特徴とする請求項4記載の高周波増幅
    器。
  7. 【請求項7】 出力側整合回路が直列接続の直列共振回
    路と並列接続の並列共振回路からなり、前記直列共振回
    路を構成するコンデンサ成分にインダクタが並列に接続
    されていることを特徴とする請求項4記載の高周波増幅
    器。
  8. 【請求項8】 出力側整合回路が直列接続の直列共振回
    路と並列接続の並列共振回路からなり、前記並列共振回
    路を構成するインダクタ成分にコンデンサが直列に接続
    されていることを特徴とする請求項4記載の高周波増幅
    器。
  9. 【請求項9】 出力側整合回路が直列接続のコンデンサ
    と並列接続の並列共振回路からなり、前記並列共振回路
    を構成するコンデンサ成分にインダクタが直列に接続さ
    れていることを特徴とする請求項4記載の高周波増幅
    器。
  10. 【請求項10】 出力側整合回路が直列接続のコンデン
    サと並列接続の並列共振回路からなり、前記並列共振回
    路を構成するインダクタ成分にコンデンサが直列に接続
    されていることを特徴とする請求項4記載の高周波増幅
    器。
  11. 【請求項11】 第1の帯域で整合している請求項1記
    載の高周波増幅器と、第1の帯域より高い周波数帯域で
    ある第2の帯域で整合している請求項4記載の高周波増
    幅器と共通端子を有し、前記請求項1記載の高周波増幅
    器と共通端子の間に第1の移相回路を接続し、前記請求
    項4記載の高周波増幅器と共通端子の間に第2の移相回
    路を接続した回路であり、前記請求項1記載の高周波増
    幅器の出力側整合回路で形成する減衰極の少なくとも一
    つは第2の帯域に設定し、前記請求項4記載の高周波増
    幅器の出力側整合回路で形成する減衰極の少なくとも一
    つは第1の帯域に設けたことを特徴とする高周波増幅
    器。
  12. 【請求項12】 第1の移相回路が直列接続のインダク
    タであることを特徴とする請求項11記載の高周波増幅
    器。
  13. 【請求項13】 第1の移相回路が直列接続のインダク
    タを少なくとも一つ有し、かつ並列接続のコンデンサを
    少なくとも一つ有する回路で構成されていることを特徴
    とする請求項11記載の高周波増幅器。
  14. 【請求項14】 第2の移相回路が直列接続のコンデン
    サであることを特徴とする請求項11記載の高周波増幅
    器。
  15. 【請求項15】 第1の移相回路が直列接続のコンデン
    サを少なくとも一つ有し、かつ並列接続のインダクタを
    少なくとも一つ有する回路で構成されていることを特徴
    とする請求項11記載の高周波増幅器。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    の高周波増幅器を用いたことを特徴とする移動体通信機
    器。
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