JP2002118133A - 導電性ボールの吸引配列方法及び吸引配列装置 - Google Patents

導電性ボールの吸引配列方法及び吸引配列装置

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JP2002118133A JP2000309669A JP2000309669A JP2002118133A JP 2002118133 A JP2002118133 A JP 2002118133A JP 2000309669 A JP2000309669 A JP 2000309669A JP 2000309669 A JP2000309669 A JP 2000309669A JP 2002118133 A JP2002118133 A JP 2002118133A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配列基板にボールバンプを配列する際に、配
列基板の中央近傍に容器内のボールバンプが集中してし
まうことを抑止する。 【解決手段】 容器101内に入れられた複数の導電性
ボールを吸引ヘッドを用いて吸引し、導電性ボール10
2を被配列対象物である複数の電極上に一括して配置す
るようにした導電性ボールの吸引配列方法であって、容
器102に振動を与えることにより導電性ボール102
を容器101内で跳躍させ、吸引ヘッド100に導電性
ボール102を吸着させる第1のステップと、第1のス
テップよりも容器101から吸着ヘッド100を離間さ
せるとともに、容器101に与える振動を変化させて微
小導電性ボール102の跳躍高さを低くして容器101
内における導電性ボール102の疎密状態を均一化する
第2のステップとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性ボールの吸
引配列方法及び吸引配列装置に関し、特に、ボール吸着
孔が複数個形成されている配列基板上に複数の微細ボー
ルを一括保持して、プリント基板及び半導体チップ等の
電子部品の電極上に一括配列させる方法及び装置に用い
て好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近時においては、半導体チップの電気的
接続に微小金属球を用いたボールバンプが用いられるよ
うになっている。ボールバンプを用いることにより、パ
ッケージの小型化、多ピン化等の数々のメリットを得る
ことができる。このような微小金属ボールを用いたバン
プ形成技術は、例えば、特開平7−153765号公報
に記載されている。
【0003】上記公報にて提案されているバンプ形成方
法は、少なくとも半導体チップ1つ分の金属ボール群を
吸着保持するようにしている。そして、複数の金属ボー
ル群を吸着保持するために、半導体チップ上のバンプ形
成位置に対応した全ての位置に吸着孔が形成されている
ボール配列基板を用い、上記ボール配列基板に微小金属
球を吸着保持した後、上記ボール配列基板を接合用ステ
ージまで搬送して被接合部に接合するようにしている。
【0004】従って、この場合は均一形状に形成された
ボールをバンプ形成位置に一括接合することができるの
で、高い形状精度が得られるボールバンプを容易に、か
つ効率的に形成することができる。
【0005】ところで、最近は、半導体装置の微細化が
益々進み、電極の配線ピッチは非常に小さくなってきて
いる。そのため、電極上にボールバンプを形成する場合
に用いられる金属ボールは、電極の配線ピッチの微細化
に応じて非常に微細になってきている。
【0006】このような状況において、半導体チップ1
つ分の配列を行うことは、工程の繰り返しが多くなり、
コスト面、時間的にもデメリットが大きい。このため、
ウエハを個々のチップ毎に切断する前、すなわちダイシ
ング工程を行う前に、ウエハ上の複数のチップに相当す
る全ての電極上にボールを配置することが行われてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
半導体チップが形成されたウエハ上の全ての電極上に一
括してボールを配置しようとした場合、吸着配列不良が
発生し、吸引ヘッドへの吸着配列時間が長くかかるとい
う問題が生じていた。
【0008】この問題の要因としては、第1に、半導体
チップ1つ分のボールを吸着する場合と比較して吸引の
風量が非常に大きくなることが挙げられる。風量が増大
しても、容器内のボールの跳躍高さは半導体チップ1個
分の吸着を行う場合と変わりがないため、吸引ヘッドと
容器との間に流れ込む横風の速度は非常に大きくなり、
容器に入れられたボールが容器の中央近傍に集中した
り、外部へ飛散してしまうことになり、吸引ヘッドの周
辺部で吸着を良好に行うことができず、全ての吸引配列
に時間がかかることとなっていた。特に、ウエハ1枚分
に相当するボールの数は数十万個に及ぶ。そして、この
ような膨大な数のボールを一括して吸引しようとした場
合、容器内の中央近傍に跳躍したボールが集中してしま
い、吸引ヘッドの周辺部において十分に吸着を行うこと
ができなかった。
【0009】また、風量の増大により、吸引ヘッドと容
器との間でガスの乱れ(渦流)が発生し易くなり、容器
内のボールが吸引ヘッドに吸着されにくくなることも要
因となっていた。
【0010】更に、吸引ヘッドの面積が大きくなるた
め、容器の周辺から中心までの距離が長くなり、これに
より吸着が不十分となっていた。また、周辺部の吸引を
行うために吸引圧力を多くかけると、吸引風が増加して
吸引したボールが変形するという問題も生じており、更
に、吸引圧力を高めるためには吸引ポンプの容量を大き
くする必要もあり、製造コストの上昇も避けることがで
きなかった。
【0011】本発明はこのような問題を解決するために
成されたものであり、吸引ヘッドに導電性ボールを吸着
して配列する際に、吸引ヘッドの中央近傍に容器内の導
電性ボールが集中して吸引されてしまうことを抑止して
吸着に要する時間を短縮するとともに、大面積のウエハ
に対して一括して導電性ボールを配置することのできる
導電性ボールの吸引配列方法及び吸引配列装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の導電性ボールの
吸引配列方法は、容器内に入れられた複数の導電性ボー
ルを吸引ヘッドを用いて吸引し、前記導電性ボールを被
配列対象物である複数の電極上に一括して配置するよう
にした導電性ボールの吸引配列方法であって、前記容器
に振動を与えることにより前記導電性ボールを前記容器
内で跳躍させ、前記吸引ヘッドに前記導電性ボールを吸
着させる第1のステップと、前記第1のステップよりも
前記容器から前記吸着ヘッドを離間させるとともに、前
記容器に与える振動を変化させて前記微小導電性ボール
の跳躍高さを低くして前記容器内における前記導電性ボ
ールの疎密状態を均一化する第2のステップとを有す
る。
【0013】本発明の導電性ボールの吸引配列方法は、
容器内に入れられた複数の導電性ボールを吸引ヘッドを
用いて吸引し、前記導電性ボールを被配列対象物である
複数の電極上に一括して配置するようにした導電性ボー
ルの吸引配列方法であって、前記容器に振動を与えるこ
とにより前記導電性ボールを前記容器内で跳躍させ、前
記吸引ヘッドに前記導電性ボールを吸着させる第1のス
テップと、前記第1のステップよりも前記微小導電性ボ
ールの跳躍高さを低くして、前記容器内における前記導
電性ボールの疎密状態を均一化する第2のステップとを
有する。
【0014】本発明の導電性ボールの吸引配列方法の一
態様例においては、前記第2のステップの後、前記第1
のステップを再び行い、前記吸引ヘッドに前記導電性ボ
ールを吸引させる。
【0015】本発明の導電性ボールの吸引配列方法の一
態様例においては、前記第1のステップと、前記第2の
ステップを繰り返すことにより、前記吸引ヘッドに前記
導電性ボールを吸引させる。
【0016】本発明の導電性ボールの吸引配列方法の一
態様例においては、前記第1のステップにおいて、前記
配列板と前記容器の底面との距離が前記配列板のボール
吸着エリア幅の1/4以下である。
【0017】本発明の導電性ボールの吸引配列装置は、
容器内に入れられた複数の導電性ボールを吸引ヘッドを
用いて吸引し、前記導電性ボールを被配列対象物である
複数の電極上に一括して配置するようにした導電性ボー
ルの吸引配列装置であって、前記容器に振動を与えるこ
とにより前記導電性ボールを前記容器内で跳躍させ、前
記吸引ヘッドに前記微小導電性ボールを吸着させた後、
前記容器から前記吸着ヘッドを離間させるとともに、前
記容器に与える振動を変化させて前記導電性ボールの跳
躍高さを低くして前記容器内における前記導電性ボール
の疎密状態を均一化するようにしている。
【0018】本発明の導電性ボールの吸引配列装置は、
容器内に入れられた複数の導電性ボールを吸引ヘッドを
用いて吸引し、前記導電性ボールを被配列対象物である
複数の電極上に一括して配置するようにした導電性ボー
ルの吸引配列装置であって、前記容器に振動を与えるこ
とにより前記導電性ボールを前記容器内で跳躍させ、前
記吸引ヘッドに前記微小導電性ボールを吸着させた後、
前記容器に与える振動を変化させることにより前記導電
性ボールの跳躍高さを低くして、前記容器内における前
記導電性ボールの疎密状態を均一化するようにしてい
る。
【0019】本発明の導電性ボールの吸引配列装置の一
態様例においては、前記導電性ボールの疎密状態を均一
化した後、再び前記容器に与える振動を変化させて前記
導電性ボールの跳躍高さを高くするともに、前記容器に
前記吸着ヘッドを近接させて、前記吸引ヘッドに前記微
小導電性ボールを吸着するようにしている。
【0020】本発明の導電性ボールの吸引配列装置の一
態様例においては、前記導電性ボールの疎密状態を均一
化した後、再び前記容器に与える振動を変化させること
により前記導電性ボールの跳躍高さを高くして、前記吸
引ヘッドに前記微小導電性ボールを吸着するようにして
いる。
【0021】本発明の導電性ボールの吸引配列装置の一
態様例においては、前記導電性ボールを前記容器内で跳
躍させ、前記吸引ヘッドに前記微小導電性ボールを吸着
させる際の前記配列板と前記容器の底面との距離が、前
記配列板のボール吸着エリア幅の1/4以下である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る導電性ボール
(ボール)の吸引配列装置及び吸引配列方法の実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は、吸引ヘッド1
00に真空室3を設け、真空室3に減圧/加圧系統4及
びリーク調整弁5を設けた吸引配列装置の一例を示して
いる。
【0023】図1に示すように、本実施形態のボール吸
引配列装置は、吸引ヘッド100と容器101とを有し
て構成されている。容器101内には、複数のボール1
02が入れられており、吸引ヘッド100を用いて吸引
することにより、容器101内のボール102を吸引ヘ
ッド100下部に保持された配列基板1に一括して吸着
する。配列基板1は、ボール102を吸引する系とは別
の吸引系で真空吸引されることにより、吸引ヘッド10
0のヘッド本体2に保持されている。なお、ボール配列
基板1は周辺を固定治具等でヘッド本体2に固定しても
よく、接着等の方法によりヘッド本体2と一体に構成し
てもよい。配列基板1が薄板等で構成され、変形する可
能性がある場合には、吸引ヘッド100のヘッド本体2
と配列基板1の間に、配列基板1の吸引孔1aを完全に
ふさがない程度の開口部をもつ多孔質体7を設け、この
多孔質体7の剛性を利用して配列基板1を支持すること
が望ましい。
【0024】ヘッド本体2には真空室3が形成されてい
る。ヘッド本体2には、減圧/加圧系統4及びリーク調
整弁5が接続されており、真空室3の圧力を所定の圧力
に設定することが可能とされている。また、吸引ヘッド
100には不図示の上下移動機構が設けられており、容
器101との距離を可変できるように構成されている。
【0025】一方、容器101の下部には振動印加手段
6が装着されている。振動印加手段6は例えば超音波振
動子等から成り、容器101に所定の振動を与え、図1
(a)に示すように容器101内のボール102を跳躍
させ、配列基板1へのボール102の吸引を促進する。
【0026】本実施形態のボール吸引装着装置は、2つ
のステップを交互に繰り返すことによりボール102を
配列基板1に吸引するようにしている。第1のステップ
は、図1(a)に示すステップであり、吸引ヘッド10
0と容器101の間の距離をボール102の跳躍高さH
程度に設定する。すなわち、跳躍したボール102が配
列基板1まで到達する程度の距離とする。このように、
跳躍ボールが配列基板1に到達するように吸引ヘッド1
00の配列基板1と容器101との距離を設定すること
により、跳躍したボール102を配列基板1の吸引孔1
aに確実に吸引することができる。また、図面上では配
列基板1及び吸引ヘッド100の横幅が容器101の外
径より小さく描かれているが、同サイズでも大きくても
良い。特に第1のステップでは、吸引ヘッド100の横
幅が容器101の外径より大きい場合、吸引によって容
器101が配列基板1に張り付くことがある。従って、
第1のステップでは、容器101の縁が配列基板1に接
触しないことが必要であり、容器101の縁と配列基板
1との距離を確保することにより、吸引による横風が容
器101と配列基板1との間に流れる。真空室3の減圧
は、減圧/加圧系統4及びリーク調整弁5によって行
い、容器101内で跳躍したボール102を配列基板1
の吸引孔1aに吸着させることができる。
【0027】第1のステップでは、真空室3の減圧によ
り生じた横風によってボール102は容器101の中央
近傍に集まっているため、容器101内で跳躍したボー
ル102のうち、主として容器101の中央の領域に集
まっているボール102が配列基板1の中央部に先ず吸
着される。
【0028】第1のステップによって配列基板1の中央
近傍にボール102を吸着した後、第2のステップへ移
行する。第2のステップは、図1(b)に示すように、
配列基板1へのボール102の吸着を停止し、振動印加
手段6により容器101へ与える振動を第1のステップ
よりも低減させて、容器101の中央近傍に集中したボ
ール102を容器101の周辺部へ分散させるステップ
である。この第2のステップにより、ボール102の粗
密状態が均等な状態に戻される。
【0029】第2のステップにおいては、配列基板1へ
の吸着は行わないため、吸引ヘッド100と容器101
との距離を第1のステップよりも大きくする。そして、
振動印加手段6により容器101へ与える振動も第1の
ステップよりも振幅、若しくは周波数を変化させること
により、ボール102の跳躍高さを低減させる。この
際、容器101に与える振動は、跳躍高さがボール10
2の直径よりも高く、且つボール102が容器101の
縁から飛び出さない程度の振動とする。このように、振
動印加手段6による振動の振幅あるいは周波数を変更
し、振動を引き続き与えることで容器101内の中央に
集まったボール102を容器101の周辺部へ分散させ
ることができる。
【0030】これにより、第1のステップで横風の影響
によって容器101の中央近傍に集中していたボール1
02は、容器101内で周辺部に向かって拡散し、容器
101内の全域におけるボール102の粗密状態を略均
等に保つことが可能となる。
【0031】第2のステップでボール102の粗密状態
を均等にした後、再び第1のステップを行うことによ
り、最初の第1のステップでボール102が吸引されな
かった配列基板1の周辺部への吸引を行う。この際、配
列基板1の中央部にはボール102が既に吸着されてい
るため、再び第1のステップを行った際には、容器10
1の中央に向かう横風は最初の第1のステップと比べる
と少ない。従って、容器101の中央近傍へのボール1
02の集中は少なくなり、配列基板1の周辺部へのボー
ル吸着を効率良く行うことができる。
【0032】このようにして、第1のステップと第2の
ステップを交互に繰り返すことにより、配列基板1の周
辺へのボール102の吸引を行うことができ、配列基板
1の全ての吸引孔1aにボール102が吸着された時点
で第1及び第2のステップの繰り返しを停止する。
【0033】なお、第1のステップにおいては、配列基
板1と容器101の底面との距離が配列基板1のボール
吸着エリア幅の1/4以下とすることが好適である。ま
た、第2のステップでは、容器101の底面と配列基板
1との距離を少なくとも第1のステップにおけるボール
102の跳躍高さ以上の距離とすれば良く、具体的に
は、第1のステップの配列基板1と容器2の底面との距
離の1.2倍以上とすることが望ましい。また、第1の
ステップと第2のステップにおける配列基板1と容器2
の底面との距離を変えずに、第2のステップでボールの
跳躍高さを低くしてボールの粗密状態を均一化するよう
にしても良い。更に、第2のステップにおいて、ボール
の跳躍高さを変えずに配列基板1と容器2の底面との距
離を変えて、跳躍したボールが配列基板1に届かないよ
うにして容器2内のボールの粗密状態を均一化するよう
にしてもよい。
【0034】以上説明したように本実施形態によれば、
吸引ヘッド100を容器101に近接させた第1のステ
ップではボール跳躍高さを高くして配列基板1に到達す
るボール効率を上げて配列基板1への吸着を行い、吸引
ヘッド100を容器101から十分に離間させた第2の
ステップでは、ボール跳躍高さを低くすることによっ
て、ガス流による影響を抑えて容器101の中央に集中
したボール102の粗密状態を均一化することが可能と
なる。従って、特に300mm径ウエハ等の大面積のウ
エハに形成された複数の半導体チップの電極上に一括し
てボール102を配置する場合であっても、吸引風量の
増大により容器101内のボール102が容器101の
中央近傍に集中することを抑止することができる。
【0035】また、本実施形態によれば、ボール吸着動
作で配列ヘッド100を上下に振幅する際、ヘッド上下
動とボール跳躍高さを同期させることにより、配列基板
1の周辺部においても効率的なボール吸着を行うことが
可能となる。そして、第2のステップにおいて跳躍高さ
を低くすることで、ボールトレーからの飛散を抑えるこ
とができ、容器内でのボール102の粗密状態を均等に
することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、吸引ヘッドに導電性ボ
ールを吸着して配列する際に、吸引ヘッドの中央近傍に
容器内の導電性ボールが集中して吸引されてしまうこと
を抑止することができる。従って、吸着に要する時間を
短縮するとともに、大面積のウエハに対して一括して導
電性ボールを配置することが可能となる。また、本発明
はウエハのみならず、プリント基板等に導電性ボールを
配置する場合にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るボール吸引配列装置
の構成及び吸引装着方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 配列基板 2 ヘッド本体 3 真空室 4 減圧/加圧系統 5 リーク調整弁 6 振動印加手段 7 多孔質体 100 吸引ヘッド 101 容器 102 ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋野 英児 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内 (72)発明者 新妻 和生 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 Fターム(参考) 5E319 AA01 AC01 AC16 BB04 CD04 CD26 GG09 GG15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に入れられた複数の導電性ボール
    を吸引ヘッドを用いて吸引し、前記導電性ボールを被配
    列対象物である複数の電極上に一括して配置するように
    した導電性ボールの吸引配列方法であって、 前記容器に振動を与えることにより前記導電性ボールを
    前記容器内で跳躍させ、前記吸引ヘッドに前記導電性ボ
    ールを吸着させる第1のステップと、 前記第1のステップよりも前記容器から前記吸着ヘッド
    を離間させるとともに、前記容器に与える振動を変化さ
    せて前記微小導電性ボールの跳躍高さを低くして前記容
    器内における前記導電性ボールの疎密状態を均一化する
    第2のステップとを有することを特徴とする導電性ボー
    ルの吸引配列方法。
  2. 【請求項2】 容器内に入れられた複数の導電性ボール
    を吸引ヘッドを用いて吸引し、前記導電性ボールを被配
    列対象物である複数の電極上に一括して配置するように
    した導電性ボールの吸引配列方法であって、 前記容器に振動を与えることにより前記導電性ボールを
    前記容器内で跳躍させ、前記吸引ヘッドに前記導電性ボ
    ールを吸着させる第1のステップと、 前記第1のステップよりも前記微小導電性ボールの跳躍
    高さを低くして、前記容器内における前記導電性ボール
    の疎密状態を均一化する第2のステップとを有すること
    を特徴とする導電性ボールの吸引配列方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のステップの後、前記第1のス
    テップを再び行い、前記吸引ヘッドに前記導電性ボール
    を吸引させることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    導電性ボールの吸引配列方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のステップと、前記第2のステ
    ップを繰り返すことにより、前記吸引ヘッドに前記導電
    性ボールを吸引させることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の導電性ボールの吸引配列方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のステップにおいて、前記配列
    板と前記容器の底面との距離が前記配列板のボール吸着
    エリア幅の1/4以下であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の導電性ボールの吸引配列方
    法。
  6. 【請求項6】 容器内に入れられた複数の導電性ボール
    を吸引ヘッドを用いて吸引し、前記導電性ボールを被配
    列対象物である複数の電極上に一括して配置するように
    した導電性ボールの吸引配列装置であって、 前記容器に振動を与えることにより前記導電性ボールを
    前記容器内で跳躍させ、前記吸引ヘッドに前記微小導電
    性ボールを吸着させた後、前記容器から前記吸着ヘッド
    を離間させるとともに、前記容器に与える振動を変化さ
    せて前記導電性ボールの跳躍高さを低くして前記容器内
    における前記導電性ボールの疎密状態を均一化するよう
    にしたことを特徴とする導電性ボールの吸引配列装置。
  7. 【請求項7】 容器内に入れられた複数の導電性ボール
    を吸引ヘッドを用いて吸引し、前記導電性ボールを被配
    列対象物である複数の電極上に一括して配置するように
    した導電性ボールの吸引配列装置であって、 前記容器に振動を与えることにより前記導電性ボールを
    前記容器内で跳躍させ、前記吸引ヘッドに前記微小導電
    性ボールを吸着させた後、前記容器に与える振動を変化
    させることにより前記導電性ボールの跳躍高さを低くし
    て、前記容器内における前記導電性ボールの疎密状態を
    均一化するようにしたことを特徴とする導電性ボールの
    吸引配列装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性ボールの疎密状態を均一化し
    た後、再び前記容器に与える振動を変化させて前記導電
    性ボールの跳躍高さを高くするともに、前記容器に前記
    吸着ヘッドを近接させて、前記吸引ヘッドに前記微小導
    電性ボールを吸着するようにしたことを特徴とする請求
    項6に記載の導電性ボールの吸引配列装置。
  9. 【請求項9】 前記導電性ボールの疎密状態を均一化し
    た後、再び前記容器に与える振動を変化させることによ
    り前記導電性ボールの跳躍高さを高くして、前記吸引ヘ
    ッドに前記微小導電性ボールを吸着するようにしたこと
    を特徴とする請求項7に記載の導電性ボールの吸引配列
    装置。
  10. 【請求項10】 前記導電性ボールを前記容器内で跳躍
    させ、前記吸引ヘッドに前記微小導電性ボールを吸着さ
    せる際の前記配列板と前記容器の底面との距離が、前記
    配列板のボール吸着エリア幅の1/4以下であることを
    特徴とする請求項6又は8に記載の導電性ボールの吸引
    配列装置。
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