JP2002118047A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2002118047A
JP2002118047A JP2000306170A JP2000306170A JP2002118047A JP 2002118047 A JP2002118047 A JP 2002118047A JP 2000306170 A JP2000306170 A JP 2000306170A JP 2000306170 A JP2000306170 A JP 2000306170A JP 2002118047 A JP2002118047 A JP 2002118047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
groove
semiconductor device
position detection
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000306170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3979776B2 (ja
Inventor
Tatsu Shimizu
竜 清水
Satoshi Shimada
聡 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000306170A priority Critical patent/JP3979776B2/ja
Publication of JP2002118047A publication Critical patent/JP2002118047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3979776B2 publication Critical patent/JP3979776B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】下地膜上に位置検出溝を形成し、その上に成膜
した材料の平坦化を介してアラインメントマークを生成
する場合であれ、同アラインメントマークを用いての位
置合わせをより的確に行うことのできる半導体装置の製
造方法を提供する。 【解決手段】層間絶縁膜3を開口してコンタクトホール
4を形成する際、位置検出溝10と、その内側に平坦化
抑制溝20とを形成する(図2(a))。その後、導電
膜5をコンタクトホール4内に充填する(図2
(b))。次に、CMP法を用いて、層間絶縁膜3の表
面が露出するまで導電膜5を研磨する(図2(c))。
そして、配線材料6を成膜することで位置検出溝10上
方に形成されるくぼみ9を用いて位置合わせを行う(図
2(d))。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアラインメントマー
クを用いてパターンの重ね合わせを行う半導体装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴い、そ
の微細加工技術はますます重要になってきている。そし
て、これら微細加工を促進するためには、半導体装置の
各製造工程において、半導体基板全体を平坦化する技術
もますます重要になってきている。こうした平坦化を的
確に行う技術として、化学機械研磨(CMP:Chemical
Mechanical Polish)法が注目されている。このCMP
法は、エッチング手法と機械的な研磨手法とを組み合わ
せた技術であり、このCMP法を用いることでグローバ
ルな平坦化を行うことができる。
【0003】一方、半導体装置の微細加工に伴い、フォ
トリソグラフィ工程に関しては、半導体基板上に形成さ
れたパターンと次に形成されるパターンのためのフォト
マスクとを精度よく重ね合わせることもますます重要に
なってきている。そして、このようなフォトマスクの位
置合わせは、基板上に形成されたアラインメントマーク
の位置を検出することで行われる。
【0004】このアラインメントマークとしては、基板
上に形成されるパターンを用いることもできる。ただ
し、例えば配線を形成する工程において基板に一様に半
透明又は不透明な配線材料を成膜する際には、成膜され
た配線材料の下方に形成されているパターンを検出する
ことができないため、これをアラインメントマークとし
て用いることはできない。このため、同配線材料の下地
膜に予め位置検出用溝を形成しておくことが、従来より
なされてきた。このように位置検出溝を形成しておくこ
とで、その上方に配線材料が成膜されたときに、同位置
検出溝内に成膜された配線材料と基板上の他の領域に形
成された配線材料との間に段差が生じるため、この段差
をアラインメントマークとして用いることで、位置合わ
せを行うことができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ただし、半導体装置の
製造に際して上述した基板全体を平坦化する工程が用い
られる場合には、上記位置検出溝を利用した位置合わせ
を行うことが困難となる場合がある。例えば、下層パタ
ーンに重ね合わせるべくコンタクトホールを介して上層
配線層の形成を行うに、そのコンタクトホールへの埋め
込みを良好に行いつつ配線層として導電性に優れた部材
を用いるなどの目的から、コンタクトホールに充填する
導電物とその上の配線とが各別に形成される場合には、
これらが形成される各工程間に基板全体を平坦化する工
程が設けられることとなる。そして、この場合には、半
透明又は不透明な配線材料が基板上で略一様に平坦化さ
れることになるために、上述した位置合わせを行うこと
が困難となる。
【0006】以下、このことについて図面を参照しつつ
説明する。図3は、配線が形成される下地膜としての層
間絶縁膜に設けられたいわゆるバー状の位置検出溝11
0の平面図である。このバー状の位置検出溝について
は、例えば「SPIE Vol.3677 pp.10
7−115(1999)」にその詳細が記述されてい
る。なお、この位置検出溝110は、図4(a)に示す
コンタクトホール104の形成時に同時に形成される。
【0007】そして、下地膜101及び下層配線102
上に堆積された層間絶縁膜103にコンタクトホール1
04と位置検出溝110とを形成した後、図4(b)に
示すように、埋め込みを良好に行うことのできる部材と
して、例えばタングステン(W)からなる導電物105
をコンタクトホール104内に充填する。そして、図4
(c)に示すように、同導電物105を層間絶縁膜10
3表面が露出するまで、例えばCMP法等を用いて、同
導電物105の表面の平坦性を保ちつつエッチングす
る。これにより、コンタクトホール104内に充填され
る導電物105の上面は、ほぼ一様な高さに形成される
ようになる。
【0008】ただしこのとき、図4(c)に示されるよ
うに、位置検出溝110は導電物105でほぼ完全に埋
められてしまう。したがって、その後、図4(d)に示
すように、導電性の良好な部材として、例えばアルミニ
ウムを主とする配線材料106を成膜したときには、こ
の配線材料106はほぼ一様に成膜されるため、位置合
わせを行うアラインメントマークを生成することができ
なくなる。
【0009】ここで、この問題を解決するために、位置
検出溝の開口幅を大きくすることが考えられるが、この
場合には位置合わせを精度よく行うことができない。以
下、図5及び図6を用いてこのことについて説明する。
【0010】すなわち、図6(a)に示す下地膜201
及び下層配線202上に堆積される層間絶縁膜203に
コンタクトホール204を開口する時において、図5に
その平面図を示す正方形状の大きな開口を有する位置検
出溝210を同時に形成する。次に、図6(b)に示す
ように、導電物205をコンタクトホール204内に充
填し、更に図6(c)に示すように、同導電物205を
層間絶縁膜203表面が露出するまで、例えばCMP法
等を用いて、同導電物205の表面の平坦性を保ちつつ
エッチングする。その後、図6(d)に示すように、例
えばアルミニウムを主とする配線材料206を成膜す
る。
【0011】ここで、先の図6(c)に示した工程のよ
うに、層間絶縁膜203の表面が露出するまで導電物2
05をエッチングすると、位置検出溝210の開口幅が
大きいために、上記CMP法を用いるとはいえ、位置検
出溝210内に形成されている導電物105は、くぼん
だ形状を有するようになる。このため、同導電物205
のエッチング後に成膜される配線材料206の上面は、
位置検出溝210上方領域においてはややくぼんだ形状
となり、これに基づいて上述した位置合わせを行うこと
はできる。しかし、上記正方形状の大きな開口を有する
位置検出溝210を採用した場合には、このくぼみが同
位置検出溝210の内周に対して非対称な形状となりや
すく、これに起因して生じる位置合わせ誤差が無視でき
ないものとなる。
【0012】なお、上記配線層に限らず、下地膜上に成
膜された部材を、同下地膜をストッパとして平坦化し、
その後、更に膜を成膜する場合等においても、アライン
メントマークを用いてパターンの重ね合わせを行う際の
こうした実情は概ね共通したものとなっている。
【0013】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、下地膜上に位置検出溝を形成し、そ
の上に成膜した材料の平坦化を介してアラインメントマ
ークを生成する場合であれ、同アラインメントマークを
用いての位置合わせをより的確に行うことのできる半導
体装置の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に記載の発明は、下地膜に位置検出溝を形成した
後、この下地膜上に第1の膜を成膜する工程と、前記下
地膜をストッパ膜として前記第1の膜を平坦化する工程
と、前記第1の膜上に第2の膜を成膜する工程とを備
え、前記第2の膜表面の前記位置検出溝に対応して生成
されるくぼみをアラインメントマークとして用いる半導
体装置の製造方法であって、前記第1の膜の成膜に先立
ち、前記位置検出溝の近傍に該位置検出溝の開口幅より
も広い開口幅を有する平坦化抑制溝を形成することをそ
の要旨とする。
【0015】上記製造方法では、第1の膜の成膜に先立
ち、位置検出溝の近傍に該位置検出溝の開口幅よりも広
い開口幅を有する平坦化抑制溝を形成する。このため平
坦化抑制溝を設けず単独で位置検出溝を形成した場合に
は、第2の膜の成膜後に段差を形成することができない
形状にて位置検出溝を形成する場合であれ、平坦化抑制
膜を形成することで、同段差を形成することができるよ
うになる。したがって、位置検出精度の向上に適した形
状に位置検出溝を形成することができるようになり、ひ
いては、第2の膜上に形成されるアラインメントマーク
を用いての位置合わせを的確に行うことができるように
なる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記平坦化抑制溝が前記位置検出溝に対し
て対称に形成されることをその要旨とする。上記製造方
法によれば、平坦化抑制溝が前記位置検出溝に対して対
称に形成されるために、位置検出溝に起因して第2の膜
の上面に形成される段差を、均等に形成することができ
るようになる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記位置検出溝が矩形の4辺に沿うバー状
に形成され、前記平坦化抑制溝がその内側に矩形のボッ
クス形状に形成されることをその要旨とする。
【0018】上記製造方法によれば、請求項2記載の発
明の作用効果を簡易な構成にて得ることができるように
なる。なお、この請求項3記載の発明の作用効果を好適
に奏する具体的な素子サイズについては、一例として、
請求項4によるように、前記位置検出溝及び前記平坦化
抑制溝の深さを350〜800nmとし、前記位置検出
溝である前記バー状の溝の開口幅を500〜2000n
mとし、前記平坦化抑制溝である前記矩形のボックス状
の溝が正方形からなって、その一辺の長さを14000
〜30000nmとし、前記位置検出溝である前記バー
状の溝の内側端から前記平坦化抑制溝である前記ボック
ス状の溝の辺までの距離を1500〜3500nmとす
ることもできる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明において、前記下地膜が絶縁膜から
なり、前記第1の膜がコンタクトホールへ埋め込まれる
導電膜であり、前記第2の膜が前記絶縁膜上に形成され
る配線材料であることをその要旨とする。
【0020】上記製造方法によれば、コンタクトホール
へ埋め込まれる膜と、絶縁膜上に形成される配線材料と
を別部材とすることもできるため、埋め込みを良好に行
いつつ、配線材料として導電性の良好な部材を選ぶな
ど、配線層の形成を的確に行うことができるようなる。
しかも、導電物や配線材料を介してその下方の部材をア
ラインメントマークとして用いることができない場合で
あれ、位置検出溝に起因する段差を用いて位置合わせを
行うことができるようにもなる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の発明において、前記下地膜が半導体材料
からなり、前記第1の膜が素子分離用トレンチに埋め込
まれる絶縁膜であり、前記第2の膜が前記半導体材料上
に形成される配線材料であることをその要旨とする。
【0022】上記製造方法によれば、素子分離用トレン
チを形成し、同トレンチに絶縁膜を埋め込んだ後、半導
体材料の表面を平坦化することで、同半導体材料上へ配
線等、素子形成を良好に行うことができるようになる。
また、配線となる配線材料を成膜した後、同配線材料を
介してその下方の部材をアラインメントマークとして用
いることができない場合であれ、位置検出溝に起因する
段差を用いて位置合わせを行うことができるようにもな
る。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1〜6のい
ずれかに記載の発明において、前記平坦化が、化学機械
研磨法によって行われることをその要旨とする。上記製
造方法によれば、化学機械研磨法を用いることで、グロ
ーバルな平坦化を的確に行うことができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる半導体装置
の製造方法を、層間絶縁膜上の配線層の形成工程に適用
した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態においては、パターン形成にかかる線
幅が「250nm」である半導体装置の製造工程を想定
している。
【0025】図1は、本実施形態において、配線層の形
成されるシリコン酸化膜(SiO2)からなる層間絶縁
膜に、位置合わせのために形成される溝を示す平面図で
ある。同図1に示されるように、層間絶縁膜には、4本
のバー状の溝である位置検出溝10と、同位置検出溝1
0に応じて対称的に設けられたボックス状の溝である平
坦化抑制溝20とが形成されている。
【0026】この平坦化抑制溝20は、層間絶縁膜に開
口されたコンタクトホールへ導電物を充填し、その後、
配線材料を成膜する際に、位置検出溝10上方が完全に
平坦化されることを回避するために形成される溝であ
る。この平坦化抑制溝20は、その4つの内周面がそれ
ぞれ垂直にエッチングされ、その溝底が平坦化されてい
るために、この溝底は開口上端部と略合同な正方形状と
なっている。そして、本実施形態においては、この正方
形の一辺を「16000nm」に設定した。なお、この
正方形の一辺は、「14000〜30000nm」の範
囲で任意に設定することができる。
【0027】一方、位置検出溝10は、上記平坦化抑制
溝20の開口上端部の有する正方形の各辺に沿って、同
辺と平行に形成される長方形状(バー状)の溝である。
そして、この位置検出溝10は、その4つの内周面がそ
れぞれ垂直にエッチングされ、その溝底が平坦化されて
いるために、この溝底は開口上端部と略合同な長方形状
となっている。そして、この長方形の短手方向の長さ、
すなわち位置検出溝の溝幅を、本実施形態においては
「1000nm」に設定した。なお、この長さは、「5
00〜2000nm」の範囲で任意に設定することがで
きる。また、この位置検出溝10の内周面のうち平坦化
抑制溝20側の内周面と、それに対応する上記平坦化抑
制溝20の内周面との距離を、本実施形態においては、
「2000nm」に設定した。なお、この長さは、「1
500〜3500nm」で任意に設定することができ
る。
【0028】ここで、この位置検出溝10を用いた位置
合わせ工程について、図2を用いて説明する。すなわ
ち、この一連の工程においては、まず図2(a)に示す
ように、下層膜1上に下層配線2及び層間絶縁膜3を形
成した後、層間絶縁膜3の上方に形成する配線層と下層
配線2とを導通するべく、層間絶縁膜3を開口してコン
タクトホール4を形成する。そして、このコンタクトホ
ール4の形成と同時に、上記位置検出溝10と平坦化抑
制溝20とを形成する。したがって、位置検出溝10及
び平坦化抑制溝20の溝の深さは、コンタクトホール4
の深さとほぼ等しく形成される。ちなみに本実施形態に
おいては、この溝の深さを「600nm」に設定した。
なお、この深さは、「350〜800nm」の範囲で任
意に設定することができる。
【0029】次に、図2(b)に示すように、埋め込み
特性の良好なタングステン(W)からなる導電部材5
を、例えばCVD法(Chemical Vapor Deposition)や
PVD法(Physical Vapor Deposition)によって「4
00nm」堆積する。そして、図2(c)に示すよう
に、導電部材5をCMP法によって層間絶縁膜3が露出
するまで研磨する。
【0030】上記CMP法を用いた工程が終了すると、
図2(d)に示すように、アルミニウムにシリコンと銅
とをそれぞれ「1%」程度混合した合金からなる配線材
料6を「300nm」成膜する。この成膜量は、「30
0〜600nm」の範囲で任意に設定することができ
る。
【0031】上記態様にて配線材料6を形成した時点に
おいて、配線材料6の上方領域には微細なくぼみ9が形
成される。そして、このくぼみ9の幅は非常に狭いため
に、このくぼみ9を用いてコンタクトホール等、配線材
料6の下方に形成されているパターンの位置検出をする
ようにすれば、かかる位置検出を精度よく行うことがで
きる。そして、このくぼみ9をアラインメントマークと
して用いて、配線材料6の下方に形成されているパター
ンと、配線材料6をエッチングする際のパターンとの位
置合わせを行うことができるようになる。
【0032】上記位置合わせ後に、配線材料6上にレジ
ストを成膜して、所望のパターンに従って露光及び現像
することで、図2(e)に示すように、配線用パターン
7及び位置検出用パターン8を形成する。そして、この
位置検出用パターン8とくぼみ9との位置関係を検出す
ることで、配線用パターン7が所望の位置に形成された
か否かが検出され、必要に応じてフィードバックされ
る。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれば
以下の効果が得られるようになる。 (1)平坦化抑制溝20と位置検出溝10とを層間絶縁
膜に形成しておくことで、その後、配線材料6が形成さ
れたときに、位置検出溝10に起因するくぼみ9を形成
することができるようになる。
【0034】(2)くぼみ9は、その幅が狭いために、
位置検出の精度を向上させることができる。なお、上記
実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
【0035】・上記実施形態においては、コンタクトホ
ール4に埋め込む導電物3として、タングステンを用い
たが、これに限られない。この導電物3の素材として
は、埋め込み特性が良好であることなどが望ましい。
【0036】・上記実施形態においては、配線材料6と
して、アルミニウムにシリコンと銅とをそれぞれ「1
%」程度混合した合金を用いたがこれには限られない。
ここでは、エレクトロマイグレーションやストレスマイ
グレーションに対する高耐性や、低抵抗の特性を有する
素材を用いることが望ましい。
【0037】・更に、配線材料6は、多層構造としても
よい。すなわち、例えば、エレクトロマイグレーション
やストレスマイグレーションに対する耐性を高めたり、
密着性を高めたりする目的から、上記合金を、チタン
(Ti)、窒化チタン(TiN)等と多層構造をなすよ
うに形成してもよい。また、低抵抗や高耐圧を目的とし
て、銅(Cu)、チタン(Ti)、鉄(Fe)等と上記
合金とを多層構造をなすように形成してもよい。
【0038】・上記実施形態において示した位置検出溝
10等のサイズや配線材料6の成膜量等に関しても、上
記のものに限られない。要は、配線材料6の成膜後に位
置検出溝10に起因するくぼみ9が形成されるものであ
ればよい。
【0039】・更に、位置検出溝10や平坦化抑制溝2
0の形状や数、更にはその配置態様についても上記のも
のに限られず、配線材料6の成膜後に位置検出溝10に
起因するくぼみ9が形成される範囲で適宜変更してよ
い。ただし、その際、平坦化抑制溝を位置検出溝に対し
て対称に形成するようにすることが望ましい。
【0040】・上記実施形態においては、導電物5の堆
積後に平坦化を行い、更に配線材料6を堆積する場合に
本発明を適用したが、これに限られない。例えば、半導
体材料に素子分離用トレンチを形成し、該トレンチに絶
縁膜を埋め込んだ後、同半導体材料をストッパとして絶
縁膜の一部を除去し、半導体材料及び絶縁膜を平坦化し
て更に、それらの上方に配線等を形成する場合にも本発
明は有効である。要は、第1の膜の堆積後、平坦化の工
程を経て第2の膜を堆積する場合であって、それら第1
及び第2の膜の下方のパターンの位置検出が困難である
ときに本発明の適用は有効である。この際、第1の膜及
び第2の膜は、必ずしも半透明又は不透明である必要も
なく、透明な膜であれ、表面あれを起こした場合にはそ
の下方のパターンの位置検出が困難となることから本発
明は有効である。
【0041】・上記実施形態においては、導電物5の平
坦化をCMP法を用いて行ったが、これに限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体装置の製造方法を具体化
した一実施形態において用いるアラインメントマーク形
成用の溝の平面図。
【図2】同実施形態における位置合わせの手順を示す断
面図。
【図3】従来のアラインメントマーク形成用の溝の一例
を示す平面図。
【図4】同アラインメントマーク形成用の溝を用いた位
置合わせ手順を示す断面図。
【図5】従来のアラインメントマーク形成用の溝の他の
例を示す平面図。
【図6】同アラインメントマーク形成用の溝を用いた位
置合わせ手順を示す断面図。
【符号の説明】 1、101、201…下地膜、2、102、202…下
層配線、3、103、203…層間絶縁膜、4、10
4、204…コンタクトホール、5、105、205…
導電物、6、106、206…配線材料、7…配線用パ
ターン、8…位置検出用パターン、9…くぼみ、10、
110、210…位置検出溝、20、…平坦化抑制溝。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH09 HH11 HH16 HH18 HH33 JJ19 MM05 MM13 PP06 PP14 QQ01 QQ37 QQ48 WW01 XX00 5F046 AA20 EA12 EA19 EA23 FC10 JA22 JA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地膜に位置検出溝を形成した後、この下
    地膜上に第1の膜を成膜する工程と、前記下地膜をスト
    ッパ膜として前記第1の膜を平坦化する工程と、前記第
    1の膜上に第2の膜を成膜する工程とを備え、前記第2
    の膜表面の前記位置検出溝に対応して生成されるくぼみ
    をアラインメントマークとして用いる半導体装置の製造
    方法であって、 前記第1の膜の成膜に先立ち、前記位置検出溝の近傍に
    該位置検出溝の開口幅よりも広い開口幅を有する平坦化
    抑制溝を形成することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記平坦化抑制溝が前記位置検出溝に対し
    て対称に形成される請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記位置検出溝が矩形の4辺に沿うバー状
    に形成され、前記平坦化抑制溝がその内側に矩形のボッ
    クス形状に形成される請求項2記載の半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】前記位置検出溝及び前記平坦化抑制溝の深
    さを350〜800nmとし、前記位置検出溝である前
    記バー状の溝の開口幅を500〜2000nmとし、前
    記平坦化抑制溝である前記矩形のボックス状の溝が正方
    形からなって、その一辺の長さを14000〜3000
    0nmとし、前記位置検出溝である前記バー状の溝の内
    側端から前記平坦化抑制溝である前記ボックス状の溝の
    辺までの距離を1500〜3500nmとする請求項3
    記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記下地膜が絶縁膜からなり、前記第1の
    膜がコンタクトホールへ埋め込まれる導電膜であり、前
    記第2の膜が前記絶縁膜上に形成される配線材料である
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記下地膜が半導体材料からなり、前記第
    1の膜が素子分離用トレンチに埋め込まれる絶縁膜であ
    り、前記第2の膜が前記半導体材料上に形成される配線
    材料である請求項1〜4のいずれかに記載の半導体装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】前記平坦化が、化学機械研磨法によって行
    われる請求項1〜6のいずれかに記載の半導体装置の製
    造方法。
JP2000306170A 2000-10-05 2000-10-05 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3979776B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306170A JP3979776B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306170A JP3979776B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002118047A true JP2002118047A (ja) 2002-04-19
JP3979776B2 JP3979776B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=18786905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000306170A Expired - Fee Related JP3979776B2 (ja) 2000-10-05 2000-10-05 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3979776B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253471A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Nec Electronics Corp 重ね合わせマーク

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253471A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Nec Electronics Corp 重ね合わせマーク
JP4627448B2 (ja) * 2005-03-11 2011-02-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3979776B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9761655B1 (en) Stacked planar capacitors with scaled EOT
KR100694566B1 (ko) Mram 기술에서 자기 스택의 표면 비평탄성을 개선하는바이레이어 cmp 공정
TW516177B (en) A semiconductor device and a method of manufacturing the same
CN110120381A (zh) 包括通路插塞的半导体器件
TWI278062B (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
CN107369686A (zh) 半导体存储器元件及其制作方法
CN103579092B (zh) 半导体器件及其制造方法
CN108615702A (zh) 具互连结构的半导体装置的制作方法
CN106469675A (zh) 用于互连的结构和方法
TW564488B (en) Damascene capacitor having a recessed plate
CN110060956A (zh) 半导体装置的制造方法
TW408443B (en) The manufacture method of dual damascene
JP2014011230A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
TW201735259A (zh) 半導體結構及其製造方法
JP3581285B2 (ja) 位置合わせマークを含む集積回路の作製方法
TW401621B (en) Semiconductor device and its manufacture method
US20070072334A1 (en) Semiconductor fabrication process employing spacer defined vias
KR100791697B1 (ko) 반도체 소자의 금속 배선 구조 및 이의 형성 방법
US20230247919A1 (en) Interconnection structure of an integrated circuit
JP4627448B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP3979776B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0766200A (ja) 半導体装置の製造方法
CN109216317A (zh) 具混合金属化的互连
JP2010165760A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR100808558B1 (ko) 엠아이엠 캐패시터 형성방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041213

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees