JP2002117549A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JP2002117549A
JP2002117549A JP2000309481A JP2000309481A JP2002117549A JP 2002117549 A JP2002117549 A JP 2002117549A JP 2000309481 A JP2000309481 A JP 2000309481A JP 2000309481 A JP2000309481 A JP 2000309481A JP 2002117549 A JP2002117549 A JP 2002117549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光の近接場効果を用いて、トラック位置決め精
度を向上し、トラック間隔を小さくすることで、半径方
向にも記録密度を向上することができ、また光の回折限
界より小さな記録マークを安定に形成することができる
ようにする。 【解決手段】ディスクのアドレス情報を示す記録(サー
ボ領域の記録層23)が、データ記録層8に対して異な
る層上に形成されている。なお、異なる層上としては、
逆にサーボ領域の方がデータ記録層よりも上位に形成し
てもよい。また、サーボ領域では、1対のピットを設
け、これらのピットをトラックセンタに対してディスク
径方向に互いに逆向きに等間隔だけずらして形成し、各
対のピットが互いに重ならないように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近接場光学効果を
用いた超高密度でデータの記録再生を行う光記録媒体を
含む光記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(相変化ディスクの回折限界)従来より、
データの記録再生方法の一つとして、光を用いて記録媒
体に記録、再生する方法がある。このような光記録の方
法の代表的な例としては、特定の高分子材料に所定の光
を照射して、その分子構造を変化させることによる局所
的な屈折率の変化を用いるものや、一般に希土類金属と
遷移金属からなるアモルファス合金薄膜を所定の磁界中
で光を照射し、局所的にキュリー点または補償点以上に
加熱することにより、局所的な磁化方向を変化させるも
のなどがある。これらの方法は、レーザー光をレンズ光
学系で集光したものを、記録媒体に照射し、このレーザ
ーのスポット径が記録マークの大きさを決定する重要な
パラメータになっている。しかし、このような方法で
は、光のスポット径は光の回折限界により、レーザー光
源の波長以下にすることは不可能である。
【0003】(近接場光による高密度化)光ディスク装置
の高密度化を達成する方法として、近年、近接場光を応
用した光記録が注目されている。例えば従来例1とし
て、Applied Physics Letters,61巻,2号の142頁から1
44頁(Applied Physics Letters, Vol.62,No.2,pp.14
2-144,1992)に記載されているように、光ファイバの
先端をコーン状に加工し、その先端の数10nmの領域以
外を金属の被膜で覆ったプローブを作製し、ピエゾ素子
を用いた精密アクチュエータに搭載して位置を制御し
て、直径60nmの記録マークをプラチナ/コバルトの
多層膜上に記録再生した例が報告されている。上記従来
例1では、光ファイバの先端をコーン状に加工し、その
先端の数10nmの領域以外を金属の被膜で覆ったプロー
ブを用いている。
【0004】(近接場光による書き込み例)また、例えば
従来例2として、Applied Physics Letters,73巻,15
号の2078頁から2080頁(Applied Physics Letters, Vo
l.73,No.15,pp.2078−2080,1998)に記載されている
ように、光ディスク基板上に、記録層、保護層、非線形
光学材料層を設け、非線形光学材料層をマスクにして近
接場光を発生させ記録、再生を行う方法が提案されてい
る。上記従来例2では、ポリカーボネイト光ディスク基
板にSiN保護層、Ge2Sb2Te5の記録層、Sbの保護層を積層
して蒸着し、基板側からレーザー光を入射することによ
り、直径90nmの記録マークを記録再生した例が報告さ
れている。
【0005】(トラッキング、サンプルサーボ、ウォブ
ルピット)(従来例3)また、光ディスク装置では、光
ビームスポットを正確にトラック上で走査させるため
に、トラッキング・エラー信号を検出する必要がある。
トラッキングサーボ方式としては、いわゆる連続サーボ
方式の他に、サンプルサーボ方式が知られている。この
サンプルサーボ方式では、光ディスクの各トラック上に
サーボ領域を離散的に設け、トラックセンタに対してデ
ィスク径方向の互いに逆向きに等間隔だけずらして、各
トラックに一対のいわゆるウォブルピットを形成する。
そして、いわゆる差動プッシュプル法(ファーフィール
ド法)により、検出したタイミングに基づいて一対のウ
ォブルピットで反射される反射光ビームの光量を検出
し、この光量差をいわゆるトラッキングエラー信号とす
ると共に、ウォブルピットがない領域ではサンプルホー
ルド回路によってトラッキングエラー信号が0となるよ
うに、光ビームスポットをディスク径方向にサーボ制御
する方式である(例えば、光ディスク技術、ラジオ技術
社、1990参照)。
【0006】例えば、光ディスクのサーボ領域は、トラ
ックセンタに対してディスク径方向の互いに逆向きに等
間隔(例えば1/4トラックピッチ)だけ各トラックに形
成された一対のウォブルピット、及びクロックピットに
よって構成されている。また、トラッキングエラー信号
は、上記一対のウォブルピットからのそれぞれの反射光
検出信号の差分で表される。また、上記クロックピット
からはデータの読み書きと上記ウォブルピットからの反
射光検出信号の検出ために必要なクロック信号を、それ
ぞれ検出することができる。なお、これ以外の従来例4
として、一つのグルーブの中に複数のデータマーク列を
書くときのトラッキングの取り方に関して記載されたも
のがある。実際に書き込むマークより大きい千鳥マーク
を、マーク列のトラックピッチ分だけ少しずつずらして
おき、これにサンプルサーボをかける。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】(高速回転時のギャッ
プ制御問題)(従来例1の問題点)従来、近接場光を光
記録のみならず計測など様々の分野に応用する場合、光
ファイバの先端を先鋭化したプローブが用いられてき
た。しかし、基板とプローブの距離をスキャニング・フ
ォース顕微鏡を用いて、極めて精密に制御する必要があ
るため、例えば光情報を記録したディスクを高速に回転
した場合、ディスクの偏心によって生じる高い周波数の
基板とプローブの距離の変動を制御しきれないという問
題がある。さらに、スキャンニングにピエゾ素子を用い
た精密アクチュエータを用いているため、その走査速度
に限界があり、高速でのデータ記録、読み出しが困難で
あるという問題もある。
【0008】(タンジェンシャル方向の記録密度問題)
(従来例2の問題点)また、光記録媒体に記録層、保護
層、非線形光学材料層を設け、非線形光学材料層をマス
クにして近接場光を発生させて記録、再生を行う方法で
は、光学系は従来の光ディスク同様の機構で記録再生可
能である。しかし、この場合、光ディスク基板に従来と
同様のランド・グルーブを設けたものを用い、空間伝搬
してきたレーザー光を対物レンズ等で絞り記録再生を行
っているため、光ディスクのタンジェンシャル方向の記
録密度は向上できるが、ラジアル方向の記録密度の向上
は困難であるという問題がある。上記従来例2では、ト
ラックピッチが1.2μmであり、半径方向に対する記録密
度は従来と変わらない。
【0009】(従来例4の問題点)従来例4の場合、図
1に示すように、ウォブルピット10が記録層と同一平
面にある。この場合のサーボ信号を考える。ウォブルピ
ット10は大きいが、近接場光によってスポット11は
小さく絞られているため、スポット11はウォブルピッ
ト10の一部にしか当たらない。図1のように、トラッ
ク12に対してスポット位置がずれている状態でスポッ
ト11がトラック12を掃引すると、反射光検出信号は
図2に示すようになる。すなわち、検出信号PaとPbのピ
ーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。
パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制御を
かける場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッ
キング信号が得られない。また、信号全体の光量が小さ
く、ウォブルピット10とそうでない部分を掃引する光
量の差が殆どないので、信号の差に対してノイズが大き
く、従ってトラッキング誤差が大きく、トラッキングサ
ーボに十分な信号が得られないという問題がある。
【0010】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、光の近接場効果を用いて高密度に光記録可
能であり、かつ安定にデータを記録再生することが可能
な光記録再生装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光記録再生装置は、光ディスク基板上に
記録層を設け、光学的に記録、再生を行う光ディスクに
おいて、ディスクのアドレス情報を示す記録が、データ
記録層に対して異なる層上に形成されている。また、
光ディスク基板上に、記録層、保護層を設け、この光デ
ィスクに近接するヘッド、スライダあるいはプローブの
先端の微少開口により光を発生させ記録、または再生を
行う光ディスクにおいて、各トラック上にサーボ領域を
離散的に設け、このサーボ領域を記録層に対して異なる
層上に設け、サーボ領域に一対のピットを設け、この一
対のピットをトラックセンタに対してディスク径方向に
互いに逆向きに等間隔だけずらして形成し、その一対の
ピットがトラック毎に形成され、各対のピットが互いに
重ならないように形成される。また、上記におい
て、記録層にGe2Sb2Te5薄膜を用いる。また、上記
において、記録層にAgInSbTe薄膜を用いる。
【0012】また、上記において、そのピット対と
隣接トラックのピット対の光ディスクの円周方向の間隔
が、光ディスクの半径方向のピット間隔に等しい。ま
た、上記において、一定トラック毎にグルーブ領域
を設け、ランド部分に上記サンプルサーボ領域を設け
る。また、光ディスク基板上に、記録層、保護層、非
線形光学材料層を設け、非線形光学材料層をマスクにし
て光を発生させ記録、再生を行う光ディスクにおいて、
各トラック上にサーボ領域を離散的に設け、そのサーボ
領域を記録層に対して異なる層上に設け、サーボ領域に
一対のピットを設け、このピットをトラックセンタに対
してディスク径方向に互いに逆向きに等間隔だけずらし
て形成し、その一対のピットがトラック毎に形成され、
各対のピットが互いに重ならないように形成される。
【0013】また、光ディスク基板上に、記録層、保
護層、非線形光学材料層を設け、非線形光学材料層をマ
スクにして近接場光を発生させ記録、再生を行う光ディ
スクにおいて、各トラック上にサーボ領域を離散的に設
け、そのサーボ領域には非線形光学材料層を設けず、サ
ーボ領域に一対のピットを設け、このピットをトラック
センタに対してディスク径方向に互いに逆向きに等間隔
だけずらして形成し、その一対のピットがトラック毎に
形成され,各対のピットが互いに重ならないように形成
される。また、上記またはにおいて、記録層にGe
2Sb2Te5薄膜を用いる。また、(10)上記またはにお
いて、記録層にAgInSbTe薄膜を用いる。また、(11)上記
またはにおいて、そのピット対と隣接トラックのピ
ット対の光ディスクの円周方向の間隔が,光ディスクの
半径方向のピット間隔に等しい。また、(12)上記また
はにおいて、一定トラック毎にグルーブ領域を設け、
ランド部分に上記サンプルサーボ領域を設ける。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。 (第1の実施例(請求項1に対応))図3は、本発明の
第1の実施例を示す光記録再生装置の光学的説明図であ
る。図3に示すように、光記録媒体としてポリカーボネ
イトなどからなる光ディスク基板20上に記録層22,
23を設け、近接場プローブ27、あるいは近接場スラ
イダヘッド、従来からの光ヘッドなどを用いて光を発生
させ、記録、再生を行う。上記第1実施例では、ポリカ
ーボネイト光ディスク基板20にSiN保護層21、記録
層22,23を積層して蒸着した。例えば、それぞれの
膜厚は記録層上下にあるSiN保護層21を20nm、データ
記録層23を15nm、アドレス情報記録層22を15nmにそ
れぞれ積層した。記録時には、本実施例の場合、記録層
側から近接場プローブ27などにより近接場光26が入
射される。データ記録層23には、光の回折限界よりも
小さい記録マークを形成することができる。また、アド
レス情報記録層22には、伝搬光25により回折限界以
上の記録マークを形成することができる。光ディスクに
は、あらかじめトラックを作ってあってもよい。アドレ
ス情報記録層22に記録されているアドレス情報は、絶
対アドレス、相対アドレス、トラックがある場合は、ト
ラックサーボ信号を発生するためのサンプルサーボ情報
など、データ以外のメディア内での位置に関する情報が
含まれている。アドレス情報の書かれている領域の直上
のデータ記録領域には、データが記録されていてもよい
が、データを記録させなくてもよい。
【0015】サンプルサーボ方式では、例えば図4に示
すように、光ディスクのサーボ領域13は、トラックセ
ンタ15,15′に対してディスク径方向に互いに逆向
きに等間隔(例えば1/4トラックピッチ)だけずらし
て、各トラックに形成された一対のウォブルピット1
0,10′によって構成されている。また、図5におい
て、上記ウォブルピット10からの反射光検出信号は、
例えば図6に示すようなグラフで得られ、上記ピット1
0に基づく反射光検出信号のパルスのピーク値をPa及
びPbとすると、トラッキングエラー信号はそれぞれの
差分Pa−Pbで表される。図5に示すように、光のス
ポット11がトラック12上を掃引しているとき、反射
光検出信号のパルスのピーク値Pa及びPbは図6のよ
うに等しくなり、Pa,Pbの差は0である。
【0016】本実施例では、このウォブルピット10
を、図7に示すようにトラック毎にずらして形成するこ
とにより、トラックピッチ14′を図4のような通常の
トラックピッチ14よりも狭くすることができる。例え
ば、ウォブルピット10の直径を0.8μmとすると、従
来はトラックピッチ14が最小で1.6μmであったが、
本実施例を適用することで、図7に示す構成で形成可能
なピット長(例えば90nm)に応じたトラックピッチ1
4′(例えば180nm)を実現することができる。本発
明では、一対のピット(ウォブルピット10)と隣接ト
ラックの一対のピット(ウォブルピット10′)との光
ディスクの円周方向の間隔が、光ディスクの半径方向の
ピット間隔に等しい。また、図示されていないが、ウォ
ブルピット対10があるトラッキング領域とは別に、ク
ロックピット領域が設けられ、このクロックピットは各
々のトラック中心に配置され、クロックピットからデー
タの読み書きと上記ウォブルピット10からの反射光検
出信号の検出のために必要なクロック信号を、それぞれ
検出することができる。トラックピッチは、記録マーク
の大きさに応じて変更することが可能である。また、各
トラック間のウォブルピット10の位置は2つのピット
の間隔と同じだけ円周方向にずらして形成することで、
隣接トラック間のトラックエラー信号のクロストークを
防ぐことができる。
【0017】第1の実施例(請求項1)の光記録再生装
置に用いる光記録媒体は、そのサーボ領域(ウォブルピ
ット10の領域)を記録層23に対して異なる層22上
に設けている。すなわち、図3に示すように、データ記
録層23とアドレス情報記録層22を重ねている。この
ような記録媒体に近接場光26を照射すると、記録面表
面で近接場光26による最小スポットが得られていたの
で、その下方の面のウォブルピットには発散する伝搬光
25が照射される。この伝搬光25は光のスポット径よ
り大きく、図3に示すように、ウォブルピット全体を照
射できる径になっている。一方、図9、図10に示すよ
うに、ウォブルピット10が記録層と同一平面にない場
合、あるいは図11に示すように、サーボ領域に非線形
光学材料層32がない場合、スポット11aの直径は図
12に示すように大きくなり,スポット11aが各ウォ
ブルピット10aと重なる面積が増えるため、反射光検
出信号は図13に示すように両方の信号の差が顕著とな
る。従って、PaとPbの検出信号のピーク値に差が現
れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に正しく検
出できる。以上のように、ウォブルピット10が記録層
と同一平面になければよいので、図9に示すようにサー
ボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すようにサー
ボ領域(記録層23)を記録層28の上層に設けること
でも、同様の効果が得られる。
【0018】(第2の実施例(請求項2に対応))図1
4は、本発明の第2の実施例を示す光記録再生装置の光
学的説明図である。第2の実施例では、図14に示すよ
うに、光記録媒体としてポリカーボネイトなどからなる
光ディスク基板20上に、記録層23、保護層21,2
4を設け、近接場プローブ27、あるいは近接場スライ
ダヘッドを用いて近接場光26を発生させ記録、再生を
行う。本実施例では、ポリカーボネイト光ディスク基板
20にSiN保護層21,24、記録層23を積層して蒸
着した。例えば、それぞれの膜厚は記録層上下にあるSi
N保護層21,24を20nm、記録層23を15nm積層し
た。記録時には、記録層23側から近接場プローブ27
などにより近接場光26あるいは通常の伝搬光が入射さ
れる。光の回折限界よりも微小な記録マークを形成する
ことができる。サンプルサーボ方式では、例えば図4に
示すように、光ディスクのサーボ領域13は、トラック
センタ15に対してディスク径方向の互いに逆向きに等
間隔(例えば1/4トラックピッチ)だけ各トラックに形
成された一対のウォブルピット10によって構成されて
いる。
【0019】また、図5において、上記ウォブルピット
10からの反射光検出信号は、例えば図6のようなグラ
フで得られ、上記ピット10に基づく反射光検出信号の
パルスのピーク値をPa及びPbとすると、トラッキン
グエラー信号はそれぞれの差分Pa−Pbで表される。
図5に示すように、光のスポット11がトラック12上
を掃引しているとき、反射光検出信号のパルスのピーク
値Pa及びPbは図6に示すように等しくなり、Pa,P
bの差は0である。本実施例では、このウォブルピット
10を図7(a)に示すようにトラック毎にずらして形成
することにより、トラックピッチ14′を図4のような
通常のトラックピッチ14よりも短くすることができ
る。例えば、ウォブルピット10の直径を0.8μmとす
ると、従来はトラックピッチが最小で1.6μmであった
が、本実施例を適用することで図7(a)の構成で形成
可能なピット長(例えば90nm)に応じたトラックピッ
チ(例えば180nm)を実現することができる。
【0020】また、図7(b)に示すように、ウォブル
ピット対10があるトラッキング領域とは別に、クロッ
クピット領域10″が設けられ、このクロックピット1
0″は各々のトラック中心15,15″に配置され、ク
ロックピット10″からデータの読み書きと上記ウォブ
ルピット10からの反射光検出信号の検出ために必要な
クロック信号を、それぞれ検出することができる。この
トラックピッチ14″は記録マークの大きさに応じて変
更することが可能である。また、各トラック間のウォブ
ルピット10の位置は2つのピットの間隔と同じだけ円
周方向にずらして形成することで、隣接トラック間のト
ラックエラー信号のクロストークを防ぐことができる。
第2の実施例(請求項2)の光記録再生装置に用いる光
記録媒体は、そのサーボ領域を記録層に対して異なる層
上に設けてもよい。すなわち、図9に示すように、例え
ばサーボ領域を記録面に対して凹まし、下層に設けても
よい。あるいは図3に示すように、データ記録層23と
アドレス情報記録層22を重ねている。このような記録
媒体に近接場光26を照射すると、記録面表面で近接場
光26による最小スポットが得られていたので、その下
方の面のウォブルピット10には発散する伝搬光25が
照射される。この伝搬光25は近接場光26のスポット
径より大きく、図3に示すように、ウォブルピット10
全体を照射できる径になっている。
【0021】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ットは小さく絞られているため、図1に示すようにトラ
ック12に対してスポット位置がずれている状態でスポ
ット11がトラック12を掃引すると、反射光検出信号
は図2に示すようになる。すなわちPaとPbのピーク値
は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。パルス
のピーク値を同じ値にするようにトラック制御をかける
場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッキング
信号が得られない。一方、図9、図10に示すようにウ
ォブルピット10が記録層と同一平面にない場合、ある
いは図11に示すようにサーボ領域に非線形光学材料層
32がない場合、スポット11aの直径は図12に示す
ように大きくなり、反射光検出信号は図13に示すよう
になる。従って、PaとPbの検出信号のピーク値に差が
現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に検出で
きる。以上のように、ウォブルピット10が記録層と同
一平面になければよいので、図9のようにサーボ領域を
凹ますだけではなく、図10に示すようにサーボ領域を
記録層の上層に設けることでも同様の効果が得られる。
【0022】(第3の実施例(請求項3に対応)図15
は、本発明の第3の実施例を示す光記録再生装置の光学
的説明図である。第3の実施例(請求項3)の光記録再
生装置では、図15に示すように、第2の実施例におけ
る光記録媒体の記録層にGe2Sb2Te5を用いることが特徴
である。本実施例の光記録再生装置に用いる光記録媒体
は、そのサーボ領域を記録層に対して異なる層上に設け
てもよい。すなわち、図9に示すように、例えばサーボ
領域を記録面に対して凹まし、下層に設ける方法であ
る。あるいは、図3に示すように、データ記録層23と
アドレス情報記録層22を重ねても勿論よい。このよう
な記録媒体に近接場光26を照射すると、記録面表面で
近接場光26による最小スポットが得られていたので、
その下方の面のウォブルピット10には発散する伝搬光
25が照射される。この伝搬光25は近接場光26のス
ポット径より大きく、図3に示すように、ウォブルピッ
ト全体を照射できる径になっている。
【0023】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ット11は小さく絞られているため、図1に示すように
トラック12に対してスポット位置がずれている状態で
スポット11がトラック12を掃引すると、反射光検出
信号は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピ
ーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。
パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制御を
かける場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッ
キング信号が得られない。ところが、図9、図10に示
すようにウォブルピット10が記録層と同一平面にない
場合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形
光学材料層32がない場合、スポット11aの直径は図
12に示すように大きくなり、反射光検出信号は図13
に示すようになる。その結果、PaとPbの検出信号のピ
ーク値に差が現れ、スポット11aの中心とトラック1
2のずれを高感度に検出できる。以上のように、ウォブ
ルピット10が記録層と同一平面になければよいので、
図9に示すようにサーボ領域を凹ますだけではなく、図
10に示すようにサーボ領域を記録層の上層に設けるこ
とでも同様の効果が得られる。
【0024】(第4の実施例(請求項4に対応)図16
は、本発明の第4の実施例を示す光記録再生装置の光学
的説明図である。本実施例における光記録再生装置で
は、図16に示すように、第3の実施例(図15)の光
記録媒体の記録層にGe2Sb2Te5層35ではなく、AgInSbT
e層36を用いている。この場合には、例えばディスク
の層構成はZnS-SiO2保護層21,24が記録層上下に10
nm、記録層としてAgInSbTe36が15nm、ポリカーボネト
基板20という構成になる。記録層としては上記2つの
例以外にも、通常知られている光記録材料を用いること
が可能である。本実施例の光記録再生装置に用いる光記
録媒体は、そのサーボ領域を記録層に対して異なる層上
に設けることができる。すなわち、図9に示すように、
例えばサーボ領域を記録面に対して凹まし、下層に設け
ている。あるいは図3のように、データ記録層23とア
ドレス情報記録層22を重ねている。このような記録媒
体に近接場光26を照射すると、記録面表面で近接場光
26による最小スポットが得られていたので、その下方
の面のウォブルピット10には発散する伝搬光25が照
射される。この伝搬光25は近接場光26のスポット径
より大きく、図3に示すように、ウォブルピット全体を
照射できる径になっている。
【0025】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ット11は小さく絞られているため、図1に示すように
トラック12に対してスポット11の位置がずれている
状態でスポット11がトラック12を掃引すると、反射
光検出信号は図2に示すようになる。すなわち、Paと
Pbのピーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得
られる。パルスのピーク値を同じ値にするようにトラッ
ク制御をかける場合、信号の差が明確でないため、正し
いトラッキング信号が得られない。ところが、図9、図
10に示すようにウォブルピット10が記録層と同一平
面にない場合、あるいは図11に示すようにサーボ領域
に非線形光学材料層32がない場合、スポットの直径は
図12に示すように大きくなり、反射光検出信号は図1
3に示すようになる。その結果、PaとPbの検出信号の
ピーク値に差が現れ、スポット中心とトラックのずれを
高感度に検出できる。以上のように、ウォブルピット1
0が記録層と同一平面になければよいので、図9に示す
ようにサーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示す
ようにサーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様
の効果が得られる。
【0026】(第5の実施例(請求項5に対応)図22
は、本発明の第5の実施例を示す光記録再生装置の光学
的説明図である。本実施例における光記録再生装置は、
図22に示すように、メディア上の該トラック15のピ
ット対10と隣接トラック15″のピット対10″の光
ディスクの円周方向の間隔が,光ディスクの半径方向の
ピット間隔に等しく形成されている。このようにピット
10,10″を配置すると、図7のピット配置に比べて
サーボ領域13が狭くなり、記録領域が広がって、記録
容量が向上する。本実施例のようなピット10,10″
の配置をトラックの先頭から繰り返すと、図18に示す
ように各トラックごとにピットが順次ずれていくので、
トラックが進むにつれてサーボ領域は初期のピットの位
置から徐々に遠ざかることとなる。そこで、本実施例に
おいては、図17に示すように、適当なトラック数毎
(例えば、図17では6トラック毎)に一連のウォブル
ピット10A,10Bを形成し、隣接するトラック群の
一連のウォブルピット10A,10Bの先頭のピット1
0a,10bの位置を一致させる。トラック位置を大ま
かに検出する時には、該トラック群10A,10Bの一
部の(例えば先頭の)ウォブルピット10a,10bの
位置のみを順次検出すればいいので、ヘッドあるいはス
ライダをディスク半径方向に移動させるときの位置情報
を簡単かつ高速に検出することが可能である。
【0027】本実施例における光記録再生装置に用いる
光記録媒体は、そのサーボ領域を記録層に対して異なる
層上に設けている。すなわち、図9に示すように、例え
ばサーボ領域を記録面に対して凹まし、下層に設けてい
る。あるいは、図3に示すように、データ記録層23と
アドレス情報記録層22を重ねている。このような記録
媒体に近接場光26を照射すると、記録面表面で近接場
光26による最小スポットが得られていたので、その下
方の面のウォブルピット10には発散する伝搬光25が
照射される。この伝搬光25は近接場光26のスポット
径より大きく、図3に示すように、ウォブルピット全体
を照射できる径になっている。
【0028】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ットは小さく絞られているため、図1に示すようにトラ
ック12に対してスポット位置がずれている状態でスポ
ット11がトラック12を掃引すると、反射光検出信号
は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピーク
値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。パル
スのピーク値を同じ値にするようにトラック制御をかけ
る場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッキン
グ信号が得られない。ところが、図9、図10に示すよ
うにウォブルピット10が記録層と同一平面にない場
合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形光
学材料層32がない場合、スポットの直径は図12に示
すように大きくなり、反射光検出信号は図13に示すよ
うになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク値に
差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に正
しく検出できる。以上のように、ウォブルピット10が
記録層と同一平面になければよいので、図9に示すよう
にサーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すよう
にサーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様の効
果が得られる。
【0029】(第6の実施例(請求項6に対応)図19
は、本発明の第6の実施例を示す光記録再生装置の光学
的説明図である。本実施例における光記録再生装置は、
図19に示すように、一定トラック毎にグルーブ領域4
0を設け、ランド部分に上記サンプルサーボ領域を設け
ている。この場合、グルーブ領域40での回折光を2分
割フォトダイオードで検出し、各々の出力差によりトラ
ッキングエラー信号を得ることができる。この場合、上
記ウォブルピットのみの場合よりもよりトラッキング精
度が上がる。本実施例の光記録再生装置に用いる光記録
媒体は、そのサーボ領域を記録層に対して異なる層上に
設けている。すなわち、図9に示すように、例えばサー
ボ領域を記録面に対して凹まし、下層に設けている。あ
るいは、図3に示すように、データ記録層23とアドレ
ス情報記録層22を重ねている。このような記録媒体に
近接場光26を照射すると、記録面表面で近接場光26
による最小スポットが得られていたので、その下方の面
のウォブルピット10には発散する伝搬光25が照射さ
れる。この伝搬光25は近接場光26のスポット径より
大きく、図3に示すように、ウォブルピット全体を照射
できる径になっている。
【0030】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピットは大きいが、近接場光26によりスポット
は小さく絞られているため、図1に示すようにトラック
12に対してスポット位置がずれている状態でスポット
11がトラック12を掃引すると、反射光検出信号は図
2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピーク値は
変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。パルスの
ピーク値を同じ値にするようにトラック制御をかける場
合、信号の差が明確でないため、正しいトラッキング信
号が得られない。ところが、図9、図10に示すように
ウォブルピット10が記録層と同一平面にない場合、あ
るいは図11のようにサーボ領域に非線形光学材料層3
2がない場合、スポットの直径は図12に示すように大
きくなり、反射光検出信号は図13に示すようになる。
その結果、PaとPbの検出信号のピーク値に差が現れ、
スポット中心とトラックのずれを高感度に検出できる。
以上のように、ウォブルピット10が記録層と同一平面
になければよいので、図9に示すようにサーボ領域を凹
ますだけではなく、図10に示すようにサーボ領域を記
録層の上層に設けることでも同様の効果が得られる。
【0031】(第7の実施例(請求項7に対応)図8
は、本発明の第7の実施例を示す光記録再生装置の光学
的説明図である。本実施例における光記録再生装置で
は、図8に示すように、光記録媒体としてポリカーボネ
イトなどからなる光ディスク基板20上に、記録層2
8、保護層21,24,29、非線形光学材料層32を
設けて、非線形光学材料層32をマスクにして光を発生
させ記録、再生を行う。発生する光は、集光レンズ31
を通して入射光30を非線形光学材料層32に集光した
近接場光26、および通常の伝搬光等である。上記実施
例では、ポリカーボネイト光ディスク基板20にSiN保
護層21、記録層28、Sbのマスク層32を積層して蒸
着した。例えば、それぞれの膜厚は記録層28の上下に
あるSiN保護層24,29が20nm、記録層28が15nm、S
bのマスク層32が15nm、Sb層とポリカーボネート基板
20の間にSiN保護層21を170nm積層した。記録時に
は、通常の光ディスク同様に基板20側からSbマスク層
32に焦点を結ぶように集光されたレーザービームが入
射される。このとき、入射レーザーパワーに応じた領域
のSbマスク層32が透明になり、微小開口が形成され
る。このとき、この形成された微小開口から記録層28
に近接場光26が浸みだし、光の回折限界よりも微小な
記録マークを形成することができる。
【0032】サンプルサーボ方式では、例えば図4に示
すように、光ディスクのサーボ領域13は、トラックセ
ンタに対してディスク径方向の互いに逆向きに等間隔
(例えば1/4トラックピッチ)だけ各トラックに形成
された一対のウォブルピット10,10′によって構成
されている。また、図5において、上記ウォブルピット
10からの反射光検出信号は、例えば図6に示すような
グラフで得られ、上記ピットに基づく反射光検出信号の
パルスのピーク値をPa及びPbとすると、トラッキン
グエラー信号はそれぞれの差分Pa−Pbで表される。
図5に示すように、光のスポット11がトラック12上
を掃引しているとき、反射光検出信号のパルスのピーク
値Pa及びPbは図6に示すように等しくなり、Pa,P
bの差は0である。本実施例では、このウォブルピット
10を図7に示すようにトラック毎にずらして形成する
ことにより、トラックピッチ14′を図4に示すような
通常のトラックピッチ14よりも短くすることができ
る。例えば、ウォブルピット10の直径を0.8μmとす
ると、従来はトラックピッチが最小で1.6μmであった
が、本方法を適用することで、図7の構成で形成可能な
ピット長(例えば90nm)に応じたトラックピッチ(例
えば180nm)を実現することができる。
【0033】また、図示していないが、ウォブルピット
対10があるトラッキング領域とは別に、クロックピッ
ト領域が設けられ、このクロックピットは各々のトラッ
ク中心に配置され、クロックピットからデータの読み書
きと上記ウォブルピット10からの反射光検出信号の検
出ために必要なクロック信号を、それぞれ検出すること
ができる。このトラックピッチは、記録マークの大きさ
に応じて変更することが可能である。また、各トラック
間のウォブルピット10の位置は2つのピットの間隔と
同じだけ円周方向にずらして形成することで、隣接トラ
ック間のトラックエラー信号のクロストークを防ぐこと
ができる。一方、本実施例における光記録再生装置に用
いる光記録媒体も、同様に、そのサーボ領域を記録層に
対して異なる層上に設けている。すなわち、図10に示
すように、例えばサーボ領域を記録面に対して凹まし、
下層に設けている。また、サーボ領域の非線形光学材料
層32は取り除かれている。このような記録媒体にレン
ズで絞った光を照射すると、サーボ領域には非線形光学
材料層32がなく、従って近接場光26は発生せず、光
の焦点位置よりも近いところにウォブルピット10が存
在するため、光はウォブルピット全体を照射する径にな
っている。
【0034】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ット11は小さく絞られているため、図1に示すように
トラック12に対してスポット位置がずれている状態で
スポット11がトラック12を掃引すると、反射光検出
信号は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピ
ーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。
パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制御を
かける場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッ
キング信号が得られない。ところが、図9、図10に示
すようにウォブルピット10が記録層と同一平面にない
場合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形
光学材料層32がない場合、スポットの直径は図12に
示すように大きくなり、反射光検出信号は図13に示す
ようになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク値
に差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に
検出できる。以上のように、ウォブルピット10が記録
層と同一平面になければよいので、図9に示すようにサ
ーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すようにサ
ーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様の効果が
得られる。
【0035】(第8の実施例(請求項9に対応)図20
は、本発明の第8の実施例を示す光記録再生装置の光学
的説明図である。本実施例の光記録再生装置では、図2
0に示すように、第7の実施例(図8)に記載の光記録
媒体の記録層28にGe2Sb2Te5を用いている。一方、本
実施例の光記録再生装置に用いる光記録媒体も同様に、
そのサーボ領域を記録層に対して異なる層上に設けてい
る。すなわち、図10に示すように、例えばサーボ領域
を記録面に対して凹まし、下層に設けている。また、サ
ーボ領域の非線形光学材料層32は取り除かれている。
このような記録媒体にレンズ31で絞った光を照射する
と、サーボ領域には非線形光学材料層32がなく、従っ
て近接場光26は発生せず、光の焦点位置よりも近いと
ころにウォブルピット10が存在するため、光はウォブ
ルピット10全体を照射する径になっている。
【0036】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ット11は小さく絞られているため、図1に示すように
トラック12に対してスポット位置がずれている状態で
スポット11がトラック12を掃引すると、反射光検出
信号は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピ
ーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。
パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制御を
かける場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッ
キング信号が得られない。ところが、図9、図10に示
すようにウォブルピット10が記録層と同一平面にない
場合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形
光学材料層32がない場合、スポットの直径は図12に
示すように大きくなり、反射光検出信号は図13に示す
ようになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク値
に差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に
検出できる。以上のように、ウォブルピット10が記録
層と同一平面になければよいので、図9に示すようにサ
ーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すようにサ
ーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様の効果が
得られる。
【0037】(第9の実施例(請求項10に対応)図2
1は、本発明の第9の実施例を示す光記録再生装置の光
学的説明図である。第9の実施例の光記録再生装置で
は、図21に示すように、第8の実施例(図20)に記
載の光記録媒体の記録層にGe2Sb2Te5層37ではなく、A
gInSbTe層38を用いている。この場合は、例えばディ
スクの層構成はZnS-SiO2保護層24,29が記録層上下
に10nm、記録層38としてAgInSbTe が15nm、 Sbのマス
ク層32が15nm 、ZnS-SiO2 の保護層21が120nm、ポ
リカーボネト基板20という構成になる。記録層として
は、上記2つの例以外にも通常知られている光記録材料
を用いることが可能である。一方、本実施例における光
記録再生装置に用いる光記録媒体も、同様に、そのサー
ボ領域を記録層に対して異なる層上に設けている。すな
わち、図10に示すように、例えばサーボ領域を記録面
に対して凹まし、下層に設けている。また、サーボ領域
の非線形光学材料層32は取り除かれている。このよう
な記録媒体にレンズ31で絞った光を照射すると、サー
ボ領域には非線形光学材料層32がなく、従って近接場
光26は発生せず、光の焦点位置よりも近いところにウ
ォブルピット10が存在するため、光はウォブルピット
10全体を照射する径になっている。
【0038】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ットは小さく絞られているため、図1に示すようにトラ
ック12に対してスポット位置がずれている状態でスポ
ット11がトラック12を掃引すると、反射光検出信号
は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピーク
値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。パル
スのピーク値を同じ値にするようにトラック制御をかけ
る場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッキン
グ信号が得られない。ところが、図9、図10に示すよ
うにウォブルピット10が記録層と同一平面にない場
合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形光
学材料層32がない場合、スポットの直径は図12に示
すように大きくなり、反射光検出信号は図13に示すよ
うになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク値に
差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に検
出できる。以上のように、ウォブルピット10が記録層
と同一平面になければよいので、図9に示すようにサー
ボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すようにサー
ボ領域を記録層の上層に設けることでも同様の効果が得
られる。
【0039】(第10の実施例(請求項11に対応)図
22は、本発明の第10の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。本実施例の光記録再生装置は、
図22に示すように、メディア上の該トラック15のピ
ット対10と隣接トラック15″のピット対10″の光
ディスクの円周方向の間隔が、光ディスクの半径方向の
ピット間隔に等しく形成されている。このようにピット
10,10″を配置すると、図7に示すピット配置に比
べてサーボ領域13が狭くなり、記録領域が広がり、記
録容量が向上する。本実施例のようなピットの配置をト
ラックの先頭から繰り返すと、図18に示すように各ト
ラックごとにピットがずれているので、トラックが進む
につれサーボ領域13′は広くなり、初期のピットの位
置から徐々に遠ざかることとなる。そこで本実施例にお
いては、図17に示すように、適当なトラック数毎(例
えば、図17では6トラック毎)に一連のウォブルピッ
ト10A,10Bを形成し、隣接するトラック群の一連
のウォブルピット10A,10Bの先頭のピット10
a,10bの位置を一致させる。トラック位置を大まか
に検出する時には、該トラック群10A,10Bの一部
の(例えば先頭の)ウォブルピット10a,10bの位
置のみを順次検出すればいいので、ヘッドあるいはスラ
イダをディスク半径方向に移動させるときの位置情報を
簡単かつ高速に検出することが可能である。
【0040】一方、本実施例における光記録再生装置に
用いる光記録媒体も、同様に、そのサーボ領域を記録層
に対して異なる層上に設けている。すなわち、図10に
示すように、例えばサーボ領域を記録面に対して凹ま
し、下層に設けている。また、サーボ領域の非線形光学
材料層32は取り除かれている。このような記録媒体に
レンズ31で絞った光を照射すると、サーボ領域には非
線形光学材料層32がなく、従って近接場光26は発生
せず、光の焦点位置よりも近いところにウォブルピット
10が存在するため、光はウォブルピット全体を照射す
る径になっている。
【0041】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ット11は小さく絞られているため、図1に示すように
トラック12に対してスポット位置がずれている状態で
スポット11がトラック12を掃引すると、反射光検出
信号は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピ
ーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。
パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制御を
かける場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッ
キング信号が得られない。ところが、図9、図10に示
すようにウォブルピット10が記録層と同一平面にない
場合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形
光学材料層32がない場合、スポットの直径は図12に
示すように大きくなり、反射光検出信号は図13に示す
ようになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク値
に差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に
検出できる。以上のように、ウォブルピット10が記録
層と同一平面になければよいので、図9に示すようにサ
ーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すようにサ
ーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様の効果が
得られる。
【0042】(第11の実施例(請求項12に対応)図
19は、本発明の第11の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。本実施例の光記録再生装置は、
図19に示すように、一定トラック毎にグルーブ領域4
0を設け、ランド部分に上記サンプルサーボ領域を設け
ている。この場合、グルーブ領域40での回折光を2分
割フォトダイオードで検出し、各々の出力差によりトラ
ッキングエラー信号を得ることができる。この場合、上
記ウォブルピットのみの場合よりもよりトラッキング精
度が上がる。一方、本実施例の光記録再生装置に用いる
光記録媒体も、同様に、そのサーボ領域を記録層に対し
て異なる層上に設けている。すなわち、図10に示すよ
うに、例えばサーボ領域を記録面に対して凹まし、下層
に設けている。また、サーボ領域の非線形光学材料層3
2は取り除かれている。このような記録媒体にレンズで
絞った光を照射すると、サーボ領域には非線形光学材料
層32がなく、従って近接場光26は発生せず、光の焦
点位置よりも近いところにウォブルピット10が存在す
るため、光はウォブルピット全体を照射する径になって
いる。
【0043】まず、図1を用いてウォブルピット10が
記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。ウ
ォブルピット10は大きいが、近接場光26によりスポ
ット11は小さく絞られているため、図1に示すように
トラック12に対してスポット位置がずれている状態で
スポット11がトラック12を掃引すると、反射光検出
信号は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbのピ
ーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られる。
パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制御を
かける場合、信号の差が明確でないため、正しいトラッ
キング信号が得られない。ところが、図9、図10に示
すようにウォブルピット10が記録層と同一平面にない
場合、あるいは図11に示すようにサーボ領域に非線形
光学材料層32がない場合、スポットの直径は図12に
示すように大きくなり、反射光検出信号は図13に示す
ようになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク値
に差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度に
検出できる。以上のように、ウォブルピット10が記録
層と同一平面になければよいので、図9に示すようにサ
ーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示すようにサ
ーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様の効果が
得られる。
【0044】(第12の実施例(請求項8に対応)図8
は、本発明の第12の実施例を示す光記録再生装置の光
学的説明図である。本実施例の光記録再生装置では、図
8に示すように、光記録媒体としてポリカーボネイトな
どからなる光ディスク基板20上に、記録層28、保護
層21,24,29、非線形光学材料層32を設けて、
非線形光学材料層32をマスクにして近接場光を発生さ
せ記録、再生を行う。上記実施例では、ポリカーボネイ
ト光ディスク基板20にSiN保護層21,24,29、
記録層28、Sbのマスク層32を積層して蒸着した。例
えば、それぞれの膜厚は記録層28の上下にあるSiN保
護層24,29が20nm、記録層28が15nm、Sbのマスク
層32が15nm、Sb層32とポリカーボネート基板20の
間にSiN保護層21を170nm積層した。記録時には、通常
の光ディスクと同様に基板側からSbマスク層32に焦点
を結ぶようにレンズ31で集光されたレーザービームが
入射される。このとき、入射レーザーパワーに応じた領
域のSbマスク層32が透明になり、微小開口が形成され
る。このとき、この形成された微小開口から記録層28
に近接場光26が浸みだし、光の回折限界よりも微小な
記録マークを形成することができる。
【0045】サンプルサーボ方式では、例えば図4に示
すように、光ディスクのサーボ領域は、トラックセンタ
に対してディスク径方向に互いに逆向きに等間隔(例え
ば1/4トラックピッチ)だけずらして各トラックに形
成された一対のウォブルピット10によって構成されて
いる。また、図5において、上記ウォブルピット10か
らの反射光検出信号は、例えば図6に示すようなグラフ
で得られ、上記ピット10に基づく反射光検出信号のパ
ルスのピーク値をPa及びPbとすると、トラッキング
エラー信号はそれぞれの差分Pa−Pbで表される。図
5に示すように、光のスポット11がトラック12上を
掃引しているとき、反射光検出信号のパルスのピーク値
Pa及びPbは図6に示すように等しくなり、Pa,Pb
の差は0である。本実施例では、このウォブルピット1
0を図7に示すようにトラック毎にずらして形成するこ
とにより、トラックピッチ14′を図4に示すような通
常のトラックピッチ14よりも狭くすることができる。
例えば、ウォブルピット10の直径を0.8μmとする
と、従来ではトラックピッチが最小で1.6μmであった
が、本実施例を適用することで、図8の構成で形成可能
なピット長(例えば90nm)に応じたトラックピッチ
(例えば180nm)を実現することができる。
【0046】また、図示省略するが、ウォブルピット対
10があるトラッキング領域とは別に、クロックピット
領域が設けられ、このクロックピットは各々のトラック
中心に配置され、クロックピットからデータの読み書き
と上記ウォブルピット10からの反射光検出信号の検出
ために必要なクロック信号を、それぞれ検出することが
できる。このトラックピッチは、記録マークの大きさに
応じて変更することが可能である。また、各トラック間
のウォブルピット10の位置は2つのピットの間隔と同
じだけ円周方向にずらして形成することで、隣接トラッ
ク間のトラックエラー信号のクロストークを防ぐことが
できる。
【0047】また、本実施例の光記録再生装置に用いる
光記録媒体は、そのサーボ領域には非線形光学材料膜3
2がないので、図11に示すように非線形材料層32の
膜厚分だけサーボ領域は記録層に対して凹んでいる。こ
のような記録媒体にレンズ31で絞った光30を照射す
ると、サーボ領域には非線形光学材料層32がなく、従
って近接場光26は発生せず、光の焦点位置よりも近い
ところにウォブルピット10が存在するため、光はウォ
ブルピット10全体を照射する径になっている。非線形
材料層32の膜厚が薄く、フォーカス位置をずらすのに
十分な段差がとれない場合でも、サーボ領域には非線形
光学材料層32がないため、この領域にレンズ31で絞
った光30を照射しても、近接場光26は発生せずスポ
ット系の大きい光となりウォブルピット10全体を照射
する光となる。まず、図1を用いてウォブルピット10
が記録層と同一平面にある場合のサーボ信号を考える。
ウォブルピット10は大きいが、近接場光26によりス
ポット11は小さく絞られているため、図1に示すよう
にトラック12に対してスポット位置がずれている状態
でスポット11がトラック12を掃引すると、反射光検
出信号は図2に示すようになる。すなわち、PaとPbの
ピーク値は変わらず、パルス幅が異なる信号が得られ
る。パルスのピーク値を同じ値にするようにトラック制
御をかける場合、信号の差が明確でないため、正しいト
ラッキング信号が得られない。
【0048】ところが、図9、図10に示すようにウォ
ブルピット10が記録層と同一平面にない場合、あるい
は図11に示すようにサーボ領域に非線形光学材料層3
2がない場合、スポットの直径は図12に示すように大
きくなり、スポット11aが各ウォブルピット10aと
重なる面積が増えるため、反射光検出信号は図13に示
すようになる。その結果、PaとPbの検出信号のピーク
値に差が現れ、スポット中心とトラックのずれを高感度
に正しく検出できる。以上のように、ウォブルピット1
0が記録層と同一平面になければよいので、図9に示す
ようにサーボ領域を凹ますだけではなく、図10に示す
ようにサーボ領域を記録層の上層に設けることでも同様
の効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下のような効果が得られる。 (1)トラック位置決め精度が向上し、トラック間隔を
小さくすることができるため、半径方向にも記録密度を
向上することができる(請求項1,2)。 (2)光の回折限界より、小さな記録マークを安定に形
成することができる(請求項3)。 (3)高感度、高消去可能であり、また記録マークと未
記録部の境界部分がシャープであり、良好な再生信号を
得ることができる(請求項4)。
【0050】(4)各トラックにおけるトラッキングの
ためのピット対間隔を短くすることにより、より記録密
度を向上することができる(請求項5)。 (5)トラッキングをサンプルサーボに加えて、プッシ
ュプル信号も検出できるため、より安定なトラッキング
を行うことができる(請求項6)。 (6)従来の光ディスクの光学系が流用でき、トラック
位置決め精度が向上し、トラック間隔を小さくすること
ができるため、半径方向にも記録密度を向上することが
できる(請求項7)。 (7)従来の光ディスクの光学系が流用でき、光の回折
限界より小さな記録マークを安定に形成することができ
る(請求項9)。
【0051】(8)従来の光ディスクの光学系が流用で
き、高感度、高消去可能であり、また記録マークと未記
録部の境界部分がシャープであり、良好な再生信号を得
ることができる(請求項10)。 (9)従来の光ディスクの光学系が流用でき、各トラッ
クにおけるトラッキングのためのピット対間隔を短くす
ることにより、より記録密度を向上することができる
(請求項11)。 (10)従来の光ディスクの光学系が流用でき、トラッ
キングをサンプルサーボに加えて、プッシュプル信号も
検出できるため、より安定なトラッキングを行うことが
でき、トラック間隔を小さくすることができ、半径方向
にも記録密度を向上することができる(請求項12)。 (11)従来の光ディスクの光学系が流用でき、トラッ
ク位置決め精度が向上し、トラック間隔を小さくするこ
とができるため、半径方向にも記録密度を向上すること
ができる(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置のサ
ーボ領域の説明図である。
【図2】図1における反射光検出信号の波形図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す光記録再生装置の
光学的説明図である。
【図4】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置のサ
ーボ領域のウォプルピットの説明図である。
【図5】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置のサ
ーボ領域のウォプルピットの説明図である。
【図6】図5における反射光検出信号の波形図である。
【図7】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置のサ
ーボ領域のウォプルピットの説明図である。
【図8】本発明の第7および第12の各実施例を示す光
記録再生装置の光学的説明図である。
【図9】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置の光
学的説明図である。
【図10】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置の
光学的説明図である。
【図11】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置の
光学的説明図である。
【図12】本発明の各実施例に共通な光記録再生装置の
サーボ領域のウォプルピットの説明図である。
【図13】図12における反射光検出信号の波形図であ
る。
【図14】本発明の第2の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。
【図15】本発明の第3の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。
【図16】本発明の第4の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。
【図17】本発明の第5の実施例を示す狭いサーボ領域
のウォプルピットの説明図である。
【図18】本発明の第5の実施例を示す広いサーボ領域
のウォプルピットの説明図である。
【図19】本発明の第6および第11の実施例を示す一
定トラック毎にグルーブ領域を設けたサンプルサーボ領
域の説明図である。
【図20】本発明の第8の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。
【図21】本発明の第9の実施例を示す光記録再生装置
の光学的説明図である。
【図22】本発明の第10の実施例を示すサーボ領域の
ウォプルピットの説明図である。
【符号の説明】
8…データ、10…ウォブルピット、11…スポット、
12…トラック、13,13′…サーボ領域、10′,
10″…ウォブルピット、15,15′,15″…トラ
ック、14,14′,14″…トラックピッチ、20…
ポリカーボネート基板、21,24…SIN保護層、2
3…データ記録層、22…アドレス情報記録層、25…
伝搬光、26…近接場光、27…近接場プローブ、32
…SB非線形光学材料層、30…入射光、31…集光レ
ンズ、29…SIN保護層、28…記録層、40…グル
ーブ、41…データビット、42…ちどりマーク、35
…Ge2Sb2TeE、36…AglnSbTe、10
A,10B…ウォブルピットグループ、10a,10b
…先頭ピット、38…AgInSbTe。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 522 G11B 7/24 522X 565 565J Fターム(参考) 5D029 JA01 JB14 JB33 JB42 MA33 WA36 WD10 5D090 AA01 BB04 BB11 CC01 DD01 FF03 FF11 GG02 GG16 GG24 KK01 5D118 AA13 BA01 BB05 BC02 BF01 CA01 CD02 CD03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの基板上に記録層を設け、該
    記録層に光学的に記録または再生を行う光記録再生装置
    において、 前記光ディスクのアドレス情報を示す記録層が、データ
    を記録する記録層に対して異なる層上に形成されている
    ことを特徴とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクの基板上に記録層および保護
    層を設け、前記光ディスクに近接するヘッド、スライダ
    あるいはプローブの先端の微少開口により光を発生さ
    せ、前記記録層に光学的に記録または再生を行う光記録
    再生装置であって、 各トラック上にサーボ領域を離散的に設け、該サーボ領
    域を前記記録層に対して異なる層上に設け、該サーボ領
    域に一対のピットを設け、該一対のピットをトラックセ
    ンタに対してディスク径方向に互いに逆向きに等間隔だ
    けずらして形成し、該一対のピットがトラック毎に形成
    され、各対のピットが互いに重ならないように形成され
    ていることを特徴とする光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光記録再生装置におい
    て、 前記記録層がGe2Sb2Te5薄膜を用いたことを特徴とする
    光記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光記録再生装置におい
    て、 前記記録層がAgInSbTe薄膜を用いたことを特徴とする光
    記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の光記録再生装置におい
    て、 前記一対のピットと隣接トラックの一対のピットとの光
    ディスクの円周方向の間隔が、光ディスクの半径方向の
    ピット間隔に等しいことを特徴とする光記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の光記録再生装置におい
    て、 前記各トラック毎にグルーブ領域を設け、ランド部分に
    上記サンプルサーボ領域が設けられていることを特徴と
    する光記録再生装置。
  7. 【請求項7】 光ディスクの基板上に記録層、保護層、
    および非線形光学材料層を設け、該非線形光学材料層を
    マスクにして光を発生させ記録、再生を行う光記録再生
    装置であって、 各トラック上にサーボ領域を離散的に設け、該サーボ領
    域を前記記録層に対して異なる層上に設け、該サーボ領
    域に一対のピットを設け、該一対のピットをトラックセ
    ンタに対してディスク径方向に互いに逆向きに等間隔だ
    けずらして形成し、該一対のピットがトラック毎に形成
    され、各対のピットが互いに重ならないように形成され
    ていることを特徴とする光記録再生装置。
  8. 【請求項8】 光ディスク基板上に、記録層、保護層、
    および非線形光学材料層を設け、該非線形光学材料層を
    マスクにして近接場光を発生させ記録、再生を行う光記
    録再生装置であって、 各トラック上にサーボ領域を離散的に設け、該サーボ領
    域には非線形光学材料層を設けることなく、該サーボ領
    域に一対のピットを設け、該一対のピットをトラックセ
    ンタに対してディスク径方向に互いに逆向きに等間隔だ
    けずらして形成し、該一対のピットがトラック毎に形成
    され、各対のピットが互いに重ならないように形成され
    ていることを特徴とする光記録再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の光記録再生装
    置において、 前記記録層がGe2Sb2Te5薄膜を用いたことを特徴とする
    光記録再生装置。
  10. 【請求項10】 請求項7または8に記載の光記録再生
    装置において、 前記記録層がAgInSbTe薄膜を用いたことを特徴とする光
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項7または8に記載の光記録再生
    装置において、 前記一対のピットと隣接トラックの一対のピットとの光
    ディスクの円周方向の間隔が、該光ディスクの半径方向
    のピット間隔に等しいことを特徴とする光記録再生装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項7または8に記載の光記録再生
    装置において、 前記各トラック毎にグルーブ領域を設け、ランド部分に
    上記サンプルサーボ領域が設けられていることを特徴と
    する光記録再生装置。
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