JP2002117489A - 移動体監視ユニット及び移動体管理システム - Google Patents

移動体監視ユニット及び移動体管理システム

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JP2002117489A
JP2002117489A JP2000307691A JP2000307691A JP2002117489A JP 2002117489 A JP2002117489 A JP 2002117489A JP 2000307691 A JP2000307691 A JP 2000307691A JP 2000307691 A JP2000307691 A JP 2000307691A JP 2002117489 A JP2002117489 A JP 2002117489A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置される位置の変化に対応することができ
る移動体監視ユニットを提供する。 【解決手段】 所定領域内に侵入する移動体に設けられ
た記憶媒体23から該移動体を識別する識別情報を取り
込む取込手段14と、該取込手段14が取り込んだ前記
識別情報を遠隔地に送信するユニット側通信手段15
と、を備え、前記所定領域内の前記移動体を監視する移
動体監視ユニット10において、装置本体は移動可能に
形成しており、前記装置本体が設置された位置を示す位
置情報を検出する位置情報検出手段13と、前記位置情
報検出手段13が検出した前記位置情報を前記ユニット
側通信手段15に送信させる制御を行う制御手段11a
1と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体監視ユニッ
ト及び移動体管理システムに監視、より詳細には、移動
可能に形成され、所定領域内に侵入する移動体が有する
記憶媒体から該移動体を識別する識別情報を取り込む取
込手段と、該取込手段が取り込んだ前記識別情報を遠隔
地に送信するユニット側通信手段と、を備え、前記所定
領域内の前記移動体を監視する移動体監視ユニット、及
び、該移動体監視ユニットを有し、前記遠隔地に設けら
れた複数の前記移動体監視ユニットから受信する前記識
別情報に基づいて前記移動体を管理する移動体管理シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラント、工場、作業所、事務所、病
院、学校等の各種施設においては、その施設内の人員、
車両等の移動体の所在の管理が必要な場合がある。この
ような移動体を管理する従来の移動体管理システムとし
ては、例えば、特開平11−249778号公報「移動
体管理システム」が提案されている。
【0003】このシステム構成は、特定領域内に存在す
る移動体の現在位置を検出する位置検出装置と、表示装
置に前記特定領域内の特定物の配置図を表示するととも
に、表示されている配置図中の位置検出装置により検出
された各移動体の現在位置に対応する位置に各移動体を
象徴する情報を表示する等の各種処理を行う中央情報処
理装置と、前記処理に必要な情報を記憶する記憶装置
と、指示などの各種入力を行う入力装置と、を有して構
成していた。また、位置検出装置にはタグリーダが用い
られており、この位置検出装置は移動体に備えられた無
線タグから読み出したタグIDを示す情報によって移動
体の所在を把握していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の移動体管理システムは、位置検出装置を予め定
められた位置に設置して移動体の現在位置を検出するこ
とを前提としていたため、工事現場やスポーツ競技の会
場等のように位置検出装置が頻繁に移動される可能性が
ある設備には用いることができないという問題が従来の
移動体管理システムにはあった。
【0005】例えば、システムを工事現場に適用しよう
とした場合、工事の進行に伴って位置検出装置が設置さ
れた環境が変化して位置検出装置が邪魔になると、装置
が移動される可能性があった。このように位置管出装置
を勝手に移動されると、管理側で認識している位置と実
際の設置位置に誤差が生じてしまい、その結果システム
を修正しなければならなかった。
【0006】また、マラソンやトライアスロン等のスポ
ーツ競技のように、競技会場が固定されてなく、異なる
会場を転戦するような競技では、競技の開催毎に位置検
出装置を異なる場所に配置しなければならなかったた
め、管理側で位置検出装置の正確な位置を検出すること
が困難であった。
【0007】さらに、移動体にGPS(global positio
ning system=全地球側位システム)等の位置検出手段
と無線手段に装備させて移動体の管理を行う移動体管理
システムもあるが、このシステムでは管理したい移動体
の全てに位置検出手段、無線手段を装備させる必要があ
ったため、移動体に装備させる装置が大型化するととも
に、システム自体が非常に高価なものとなってしまうと
いう問題があった。
【0008】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
設置される位置の変化に対応することができる移動体監
視ユニット、及び、移動体に位置を検出する機器等を持
たせることなく不特定箇所における移動体の管理を容易
に行える移動体管理システムを提供することを課題とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の移動体監視ユニッ
トは、図1の基本構成図に示すように、所定領域内に侵
入する移動体に設けられた記憶媒体23から該移動体を
識別する識別情報を取り込む取込手段14と、該取込手
段14が取り込んだ前記識別情報を遠隔地に送信するユ
ニット側通信手段15と、を備え、前記所定領域内の前
記移動体を監視する移動体監視ユニット10において、
装置本体は移動可能に形成しており、前記装置本体が設
置された位置を示す位置情報を検出する位置情報検出手
段13と、前記位置情報検出手段13が検出した前記位
置情報を前記ユニット側通信手段15に送信させる制御
を行う制御手段11a1と、を備えることを特徴とす
る。
【0010】上記請求項1に記載した本発明の移動体監
視ユニット10によれば、装置本体が設置されると、位
置情報検出手段13によって位置情報が検出される。そ
して、検出された位置情報をユニット側通信手段15に
送信させる制御が制御手段11a1によって行われる。
よって、移動体監視ユニット10が検出した位置情報
は、ユニット側通信手段15によって遠隔地に送信され
るので、遠隔地において移動体監視ユニット10が設置
されている位置を正確に把握することができる。また、
装置本来を移動可能に形成しているので、装置本体の移
動も容易である。従って、移動体監視ユニット10は設
置された位置を検出することができるので、設置されて
いる位置の変化に対応することができるため、工事現場
やスポーツ競技の会場等のように移動体検出ユニット1
0が頻繁に移動される可能性がある設備であっても移動
体検出ユニット10を設置することができる。
【0011】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1に記載の移動体監視ユニット10において、前記装
置本体を設置すべき所定位置を示す所定位置情報を記憶
する所定位置情報記憶手段12aと、前記位置情報検出
手段13が検出した前記位置情報と前記所定位置情報記
憶手段12aが記憶している前記所定位置情報とに基づ
いて、前記装置本体が前記所定位置に設置されたか否か
を判定する判定手段11a2と、前記判定手段11a2
の前記所定位置に設置されていないとの判定に応じて、
前記所定位置に設置されていないことを警報するための
警報情報を生成する警報情報生成手段11a3と、前記
警報情報生成手段11a3が生成した前記警報情報に基
づいた前記警報を行う警報手段17と、をさらに備える
ことを特徴とする。
【0012】上記請求項2に記載した本発明の移動体監
視ユニット10によれば、所定位置情報記憶手段12a
に所定位置情報が記憶されていると、この所定位置情報
と位置情報検出手段13が検出した前記位置情報とに基
づいて、装置本体が所定位置に設置されたか否かが判定
手段11a2によって判定される。そして、所定位置に
設置されていないと判定されると、警報情報生成手段1
1a3が生成した警報情報に基づいた警報が警報手段1
7によって行われる。よって、移動体監視ユニット10
は所定位置に設置されていないことを検出すると、警報
手段17によって警報するため、移動体監視ユニット1
0を所定位置に設置することができる。従って、移動体
監視ユニット10を所定位置に正確に設置することがで
きるので、所定位置における移動体の監視を正確に行う
ことができる。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1又は2に記載の移動体監視ユニット10において、
前記判定手段11a2の前記所定位置に設置されていな
いとの判定に応じて、前記所定位置へ前記装置本体を移
動させる指示を行うための指示情報を生成する指示情報
生成手段11a4と、前記指示情報生成手段11a4が
生成した前記指示情報をユニット側表示部16に表示さ
せる制御を行う表示制御手段11a5と、をさらに備え
ることを特徴とする。
【0014】上記請求項3に記載した本発明の移動体監
視ユニット10によれば、判定手段11a2にて所定位
置に装置本体が設置されていないと判定されると、指示
情報生成手段11a4によって所定位置へ装置本体を移
動させる指示を行うための指示情報が生成される。そし
て、表示制御手段11a5によって指示情報をユニット
側表示部16に表示させる制御が行われる。よって、移
動体監視ユニット10が所定位置に配置されていないこ
とを検出すると、所定位置に装置本体を移動させる指示
情報がユニット側表示部16に表示されるので、移動体
監視ユニット10を設置する作業員、管理者等は、表示
される指示情報に基づいて容易に移動体監視ユニット1
0の設置位置を調整することができる。従って、移動体
監視ユニット10を所定位置に確実に設置することがで
きるので、移動体監視ユニット10を競技における通過
ポイント等として所定位置に正確配置しなければならな
いような施設などにも用いることができる。
【0015】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項2又は3に記載の移動体監視ユニット10において、
前記装置本体の設置に応じて前記位置情報検出手段13
が検出した前記位置情報を前記設置情報として記憶する
設置情報記憶手段12bと、前記設置情報記憶手段12
bが記憶している前記設置情報と前記位置情報検出手段
13が検出した前記位置情報とに基づいて、前記装置本
体の移動を検出する移動検出手段11a6と、前記移動
検出手段11a6が移動を検出すると、該移動を警報す
るための移動警報情報を生成する移動警報情報生成手段
11a7と、前記移動警報情報生成手段11a7が生成
した前記移動警報情報を出力する移動警報情報出力手段
11a8と、ことを特徴とする。
【0016】上記請求項4に記載した本発明の移動体監
視ユニット10によれば、装置本体が設置された位置情
報は設置情報として設置情報記憶手段12bに記憶され
る。そして、位置情報検出手段13が検出した位置情報
と設置情報記憶手段12bに記憶している設置情報とに
基づいて装置本体の移動が移動検出手段11a6によっ
て検出されると、移動警報情報が移動警報情報生成手段
11a7によって生成される。そして、この移動警報情
報は、移動警報情報出力手段11a8によって装置本体
を管理する管理装置やユニット側表示部16等に出力さ
れる。よって、位置情報検出手段13にて位置情報を検
出すると、装置本体が移動しているか否かを判定し、移
動していると判定した場合は移動警報情報を出力するの
で、設置した移動体監視ユニット10が移動したこと
を、装置本体の周囲や遠隔地に警報することができる。
従って、移動体監視ユニット10の移動を容易に把握す
ることができる。
【0017】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1〜4の何れかに記載の移動体監視ユニット10にお
いて、前記取込手段14が取り込んだ前記識別情報に、
その取り込んだ日時を示す日時情報を付加する付加手段
11a9をさらに備えることを特徴とする。
【0018】上記請求項5に記載した本発明の移動体監
視ユニット10によれば、取込手段14にて識別情報が
取り込まれると、その識別情報には付加手段11a9に
よって日時情報が付加される。よって、移動体の記憶媒
体23から移動体監視ユニット10に取り込まれた識別
情報には、その取り込まれた日時を示す日時情報を付加
しているので、移動体監視ユニット10における移動体
の履歴管理、移動体毎の履歴管理等に識別情報を利用す
ることができる。従って、移動体監視ユニット10で検
出した識別情報をより一層有効に利用することができ
る。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1〜5の何れかに記載の移動体監視ユニットにおい
て、前記請求項1〜5の何れかに記載の移動体監視ユニ
ット10と、前記移動体に設けられた前記記憶媒体23
と、を有し、前記遠隔地に設けられた複数の前記移動体
監視ユニット10から受信する前記記憶媒体23の前記
識別情報に基づいて前記移動体を管理する移動体管理シ
ステムにおいて、前記移動体監視ユニット10の前記ユ
ニット側通信手段15との間で各種情報の送受信を行う
管理側通信手段33と、前記管理側通信手段33にて受
信した前記位置情報を現在位置情報として記憶する現在
位置情報記憶手段30d1と、を備え、現在位置情報記
憶手段30d1が記憶している前記移動体監視ユニット
10毎の前記現在位置情報と前記管理側通信手段33に
て受信した前記移動体監視ユニット10からの前記識別
情報とに基づいて、前記移動体の前記管理を行うことを
特徴とする。
【0020】上記請求項6に記載した本発明の移動体監
視ユニットによれば、管理側通信手段33にて移動体監
視ユニット10から受信した位置情報は、現在位置情報
として現在位置情報記憶手段30d1に記憶される。そ
して、現在位置情報記憶手段30d1が記憶している移
動体監視ユニット10毎の現在位置情報と管理側通信手
段33にて受信した移動体監視ユニット10からの識別
情報とに基づいた移動体の管理が行われる。よって、移
動が可能な移動体監視ユニット10から受信する位置情
報を現在位置情報記憶手段30d1に記憶して管理する
とともに、移動体監視ユニット10の位置情報と移動体
監視ユニット10から受信した識別情報とに基づいた移
動体の管理を行うことで、移動体に位置を検出する機器
等を持たせる必要がなくなる。従って、移動体自体に位
置を検出する機器等を持たせることなく不特定箇所にお
ける移動体の管理を容易に行える移動体管理システムを
提供することができる。
【0021】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載の発明は、図2の基本構成図に示すように、請求
項6に記載の移動体管理システムにおいて、前記移動体
監視ユニット10の前記制御手段11a1は、前記ユニ
ット側通信手段15にて受信した位置検出要求を受ける
と、前記位置情報検出手段13に前記位置情報を検出さ
せ、該検出した前記位置情報を前記ユニット側通信手段
15を介して前記位置検出要求の送信元に送信させる構
成とし、前記移動体監視ユニット10に前記管理側通信
手段33を介して送信する前記位置検出要求を生成する
位置検出要求生成手段30a1と、前記位置検出要求に
応じて前記管理側通信手段33にて受信した前記位置情
報と前記現在位置情報記憶手段30d1が記憶している
前記現在位置情報とに基づいて、前記移動体監視ユニッ
ト10の移動を検出する管理側移動検出手段30a2
と、前記管理側移動検出手段30a2が前記移動を検出
すると、前記現在位置情報記憶手段30d1が記憶して
いる前記現在位置情報を、前記管理側通信手段33にて
受信した前記位置情報に変更する現在位置情報変更手段
30a3と、をさらに備えることを特徴とする。
【0022】上記請求項7に記載した本発明の移動体管
理システムによれば、位置検出要求生成手段30a1に
よって生成された位置検出要求を移動体監視ユニット1
0が受信されると、移動体監視ユニット10では、この
要求に応じて位置情報検出手段13にて位置情報が検出
される。そして、この検出された位置情報は、前記ユニ
ット側通信手段15を介して前記位置検出要求の送信元
に送信される。そして、管理側通信手段33にて受信さ
れた位置情報と現在位置情報記憶手段30d1が記憶し
ている現在位置情報とに基づいて、移動体監視ユニット
10の移動が管理側移動検出手段30a2によって検出
されると、現在位置情報記憶手段30d1が記憶してい
る現在位置情報が受信した位置情報に現在位置情報変更
手段30a3によって変更される。よって、移動体監視
ユニット10に位置検出要求を送信すると、この要求に
応じた位置情報を得ることができるため、この位置情報
と現在位置情報変更手段30d1が記憶している現在位
置情報とに基づいて移動体監視ユニット10の移動を検
出することができる。また、この移動の検出に応じて現
在位置情報記憶手段30d1の現在位置情報を変更する
ことで、移動体監視ユニット10の正確な位置を管理す
ることができる。さらに、移動体監視ユニット10に移
動を検出する機能がなくても、その移動を検出すること
ができる。従って、移動体監視ユニット10の正確な位
置情報に基づいた移動体の管理を行うことができるた
め、本システムの信頼性を向上することができる。
【0023】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載の発明は、図2の基本構成図に示すように、請求
項6又は7に記載の移動体管理システムにおいて、少な
くとも管理する前記移動体監視ユニット10が設置され
ている範囲の地図情報を管理側表示部32に表示させる
管理側表示制御手段30a4をさらに備え、前記管理側
表示制御手段30a4は、前記移動体監視ユニット10
を示す象徴図を前記現在位置情報記憶手段30d1が記
憶している前記現在位置情報に対応する位置となるよう
に前記地図情報上に重畳させることを特徴とする。
【0024】上記請求項8に記載した本発明の移動体管
理システムによれば、管理側表示部32に表示されてい
る地図情報上の現在位置情報記憶手段30d1が記憶し
ている現在位置情報に対応する位置に、象徴図が管理側
表示制御手段30a4によって重畳されて表示される。
よって、管理側表示部32に表示している地図情報上
に、移動体監視ユニット10の位置情報に対応した位置
にその象徴図を重畳表示するようにしているので、管理
者等は地図情報上で移動体監視ユニット10が設置され
ている位置を容易に把握することができる。また、移動
体監視ユニット10の移動を検出したときに象徴図を更
新することで、移動体監視ユニット10が移動した位置
を認識させることができる。従って、移動体監視ユニッ
ト10の配置を地図情報上で容易に認識することができ
るため、複数の移動体監視ユニット10を容易に管理す
ることができる。
【0025】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載の発明は、図2の基本構成図に示すように、請求
項8に記載の移動体管理システムにおいて、各々の前記
移動体に関する移動体情報を記憶する移動体情報記憶手
段30d2と、前記管理側表示部32に表示された前記
象徴図を選択させる選択手段31と、前記選択手段31
にて選択された前記象徴図に対応する移動体監視ユニッ
ト10にて監視している前記移動体を示す前記移動体情
報を前記移動体情報記憶手段30d2から抽出する抽出
手段30a5と、をさらに備え、前記管理側表示制御手
段30a4は、前記抽出手段30a5が抽出した前記移
動体情報を前記管理側表示部32に表示させることを特
徴とする。
【0026】上記請求項9に記載した本発明の移動体管
理システムによれば、選択手段31によって選択された
象徴図に対応する移動体監視ユニット10にて監視して
いる移動体を示す移動体情報が抽出手段30a5によっ
て移動体情報記憶手段30d2から抽出される。そし
て、この抽出された移動体情報は管理側表示制御手段3
0a4によって管理側表示部32に表示させる。よっ
て、管理側表示部32に表示している象徴図が選択され
ると、その選択に対応する移動体監視ユニット10で監
視している移動体を示す移動体情報を管理側表示部32
に表示されるので、各移動体監視ユニット10で監視し
ている移動体を容易に確認することができる。従って、
移動体監視ユニット10で監視している移動体を確認す
ることができるため、移動体を容易に管理することがで
きる。
【0027】上記課題を解決するためになされた請求項
10記載の発明は、図2の基本構成図に示すように、請
求項6〜9の何れかに記載の移動体管理システムにおい
て、前記移動体監視ユニット10は工事現場、プラン
ト、工場等の施設に設けられるものであり、前記移動体
は前記施設で用いられる車両であり、前記施設における
前記車両の在籍を管理することを特徴とする。
【0028】上記請求項10に記載した本発明の移動体
管理システムによれば、工事現場、プラント、工場等の
施設に設けられた移動体監視ユニット10によって、車
両に設けられた記憶媒体23から識別情報が取り込まれ
ると、その識別情報と移動体監視ユニット20の位置情
報とに基づいて車両の在籍が管理される。よって、移動
体監視ユニット10を設置した工事現場、プラント、工
場等の施設の変化に伴って移動体監視ユニット10が移
動されても、その移動を容易に確認することが可能であ
り、移動体監視ユニット10が移動したことを認識した
うえで移動体の管理を継続することができる。従って、
移動体監視ユニット10が移動される可能性がある工事
現場、プラント、工場等の施設に、移動体監視システム
を適用することが可能となり、施設における車両の在籍
を正確に管理することができる。
【0029】上記課題を解決するためになされた請求項
11記載の発明は、図2の基本構成図に示すように、請
求項6〜9の何れかに記載の移動体管理システムにおい
て、前記移動体監視ユニット10はマラソン、トライア
スロン等の競技の会場に設けられるものであり、前記移
動体は前記競技の参加者であり、前記会場における前記
参加者の所在を管理することを特徴とする。
【0030】上記請求項11に記載した本発明の移動体
管理システムによれば、マラソン、トライアスロン等の
競技の会場に設けられた移動体監視ユニット10によっ
て、その競技に参加する参加者に装着された記憶媒体2
3から識別情報が取り込まれると、その識別情報と移動
体監視ユニット20の位置情報とに基づいて参加者の所
在が管理される。よって、マラソン、トライアスロン等
の競技の会場の移動、変更などによって移動体監視ユニ
ット10が移動されても、移動体監視ユニット10が設
置された位置を容易に確認することができるため、参加
者の所在を移動体監視ユニット10が設置された場所毎
に管理することができる。また、移動体監視ユニット1
0は所定位置に正確に設置することができるため、競技
の通過ポイントなどに配置することができる。従って、
移動体監視ユニット10が移動される可能性があるマラ
ソン、トライアスロン等の競技の会場に、移動体監視シ
ステムを適用することが可能となり、会場における参加
者の所在を正確に管理することができる。
【0031】上記課題を解決するためになされた請求項
12記載の発明は、図2の基本構成図に示すように、請
求項11に記載の移動体管理システムにおいて、前記記
憶媒体23は、前記参加者に着脱自在に装着される無線
タグが有する記憶媒体23であり、前記移動体監視ユニ
ット10の前記取込手段14は、前記無線タグが無線に
て送信する前記識別情報を取り込むことを特徴とする。
【0032】上記請求項12に記載した本発明の移動体
管理システムによれば、無線タグを装着した参加者が移
動体監視ユニット10が監視する所定領域に侵入する
と、無線タグの記憶媒体23から識別情報が移動体監視
ユニット10に取り込まれる。よって、識別情報を記憶
している記憶媒体を、着脱自在の無線タグの記憶媒体と
することで、マラソン、トライアスロン等の競技に影響
を与えることなく参加者に記憶媒体を装着させることが
できる。また、マラソン、トライアスロン等の競技は参
加者が多いため競技で用意しなければならない記憶媒体
の数も多くなってしまうが、低価格の無線タグを用いる
ことで移動体監視システムのコストダウンを図ることが
できる。従って、参加者数が多い競技であっても、各参
加者の所在を正確に把握することが可能で、かつ低価格
の移動体監視システムを提供することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る移動体監視ユ
ニット及び移動体管理システムの一実施の形態を、図3
〜図14の図面を参照して説明する。
【0034】ここで、図3は移動体管理システムの概略
を示すシステム構成図であり、図4は図3の移動体監視
ユニット及び無線タグの構成を示す構成図であり、図5
は図3の管理装置の構成を示す構成図であり、図6は管
理装置で用いるデータベースを説明するための図であ
り、図7は図4及び図5の各CPUが行う第1の実施の
形態における処理概要の一部を示す図であり、図8は図
4及び図5の各CPUが行う第1の実施の形態における
処理概要の他の一部を示す図であり、図9は第1の実施
の形態におけるユニット配置画面の一例を示す図であ
り、図10は第1の実施の形態における移動体一覧画面
の一例を示す図であり、図11は図4及び図5の各CP
Uが行う第2の実施の形態における処理概要の一部を示
す図であり、図12は図4及び図5の各CPUが行う第
2の実施の形態における処理概要の他の一部を示す図で
あり、図13は第2の実施の形態におけるユニット配置
画面の一例を示す図であり、図14は第2の実施の形態
における移動体管理画面の一例を示す図である。
【0035】移動体管理システムは、図3に示すよう
に、所定領域EA,EB等に侵入する移動体を監視する
複数の移動体監視ユニット10と、移動体に装備される
無線タグ20a,20bと、会社、管理センター、事業
所等に設けられ、遠隔地に配置された複数の移動体監視
ユニット10を管理し、かつ移動体監視ユニット10か
ら受信する無線タグ20a,20bの識別情報に基づい
て移動体を管理する管理装置30とを有して構成してい
る。そして、移動体監視ユニット10を設置した位置を
確認するために、GPS(global positioning system
=全地球側位システム)を構成する人工衛星40を用い
ており、位置の検出については後述するGPS受信機の
ところで説明する。
【0036】移動体監視ユニット10は、工事現場、プ
ラント、工場、作業所、事務所、病院、学校等の各種施
設や、マラソン、トライアスロン、オリエンテーリング
等の競技会場に複数設置される。この移動体監視ユニッ
ト10は、略球状の装置本体と、この装置本体の下部に
設けられる台を有する移動可能な形状となっている。そ
して、装置本体の上部には、移動を容易にすべく取っ手
を形成している。
【0037】この移動体監視ユニット10は、図4に示
すように、予め定められたプログラムに従って動作する
マイクロコンピュータ(μCOM)11を有する。μC
OM11は、周知のように、予め定めたプログラムに従
って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(C
PU)11a、CPU11aのためのプログラム等を格
納した読み出し専用のメモリであるROM11b、各種
のデータを格納するとともにCPU11aの処理作業に
必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリで
あるRAM11c等を有して構成している。
【0038】また、μCOM11には、装置本体がオフ
状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換
え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)12を
接続している。このEEPROM12は所定位置情報記
憶手段及び設置情報記憶手段に相当し、装置本体を設置
すべき所定位置を示す所定位置情報、装置本体の設置時
の位置を示す設置情報、移動体監視ユニット10を管理
するために予め割り振られたユニットNoを有する管理
情報等の各種情報を記憶している。
【0039】移動体監視ユニット10はさらに、GPS
受信機13、タグリーダ14、ユニット側送受信部1
5、ユニット側表示部16、警報部17を備える構成と
なっている。そして、GPS受信機13、タグリーダ1
4、ユニット側送受信部15、ユニット側表示部16、
警報部17の各々はインタフェース部18を介してμC
OM11に接続している。
【0040】GPS受信機13は位置情報検出手段に相
当し、GPS衛星群を形成する複数の人工衛星40が発
射する電波を受信して、このGPS受信機13の現在の
位置情報を求め、この現在の位置情報をインタフェース
部18を介してμCOM10に出力している。なお、G
PS受信機13における位置検出メカニズムは、当業者
には公知である通常のGPSによるが、少なくとも3つ
の人工衛星40からGPS受信機13まで電波が到達す
るのに要する時間を計測することによって、GPS受信
機13の正確な位置が算出される。
【0041】また、図示していないが、4つ以上の人工
衛星40を利用すると、3次元的な位置も特定すること
が可能であり、本実施の形態では、移動体を2次元で管
理する場合について説明するが、移動体を3次元で管理
する必要がある場合は4つ以上の人口衛星40を利用す
ることで対応することができる。
【0042】タグリーダ14は、図示はしていないが、
上述した無線タグ20a,20bとの無線交信を行うた
めの送受信部と、無線タグ20a,20bとの交信及び
検知情報の送信等の制御を行うための情報処理部と、情
報処理部のプログラム、データ等を記憶するメモリとを
有して構成している。そして、タグリーダ14は無線タ
グ20a,20bが接近して無線交信を行い、タグID
などの識別情報を受信すると、この識別情報をインタフ
ェース部18を介してμCOM10に出力している。
【0043】ユニット側通信手段に相当するユニット側
送受信部15には、例えば、デジタル携帯電話(PDC
=personal digital cellular)や無線装置などを用い
られることが可能であり、移動体監視ユニット10はユ
ニット側送受信部15を介して遠隔地に設けられた管理
装置30との間で通信を行う。詳細には、μCOM10
から入力される情報を指定された遠隔地の通信先に無線
にて送信するとともに、管理装置30などから受信した
情報をμCOM10に出力する。
【0044】なお、本実施の形態では、ユニット側送受
信部15としてPDCを用いることで、移動体監視ユニ
ット10と管理装置30との通信における情報の秘話性
を確保している。
【0045】ユニット側表示部16には、7セグメント
のLEDやLCD等の表示装置を用いることが可能であ
り、ユニット側表示部16はμCOM10から入力され
る情報に基づいた表示を行う。なお、本実施の形態で
は、ユニット側表示部16にLCDを用いており、警報
画面や装置本体の移動を指示するための指示画面などを
表示している。また、使用形態で各種表示を必要としな
い場合、ユニット側表示部16は移動体監視システム1
0の構成から削除される。
【0046】警報部17には、ブザー、ランプ等の警報
装置を用いることが可能であり、警報部17はμCOM
10から入力される警報情報に応じた警報を行う。な
お、本実施の形態では、警報部17としてブザーを用い
ており、移動体監視ユニット10の移動の検出に応じて
μCOM10から入力される警報信号に応じて鳴動する
ようになっている。
【0047】図3(a)に示す無線タグ20aは車両用
を示し、略直方体の箱状に形成しており、車両のダッシ
ュボード上、運転席の天井部分等に取り付けることを前
提としている。また、図3(b)に示す無線タグ20b
は競技者用を示し、無線タグ20bを腕輪に取り付ける
ことで、競技者への装着を容易にしている。また、無線
タグの他の形態としては、ICカードを応用して競技者
の胸に付ける名札など種々異なる実施の形態とすること
ができる。
【0048】無線タグ20a,20bは、上述した移動
体監視ユニット10との間で無線交信を行う送受信部2
1と、移動体監視ユニット10との交信、及び各種情報
の送信等の制御を行う制御部22と、この制御部22の
動作を規定するプログラムや、各無線タグ20a,20
b毎に付与されているタグID等の識別情報等を格納す
る格納エリアを有するメモリ23と、送受信部21、制
御部22、メモリ23に電力を供給するバッテリ24
と、を有して構成している。
【0049】なお、本実施の形態では、移動体を識別す
る識別情報を記憶する記憶媒体を無線タグ20a,20
bのメモリ22としているが、本発明はこれに限定する
ものではなく、例えば、車両に搭載される自動料金収受
システム(ETC:Electronic Toll Collection System)
の車載装置等のメモリというように、システム構成に応
じて種々異なる形態とすることができる。
【0050】ここで、移動体監視ユニット10の動作概
要について説明する。移動体監視ユニット10は、所定
領域EA,EBに配置されると、その領域に侵入する移
動体を検出するために無線タグ20a,20bに応答を
求めるための質問電波を送信する。そして、無線タグ2
0a,20bが装着された移動体が所定領域EA,EB
に侵入すると、無線タグ20a,20bは質問電波を受
信する。この質問電波の受信に応じて無線タグ20a,
20bはメモリ23に記憶している識別情報を読み出し
て、この識別情報を有する応答電波(無線タグ信号)を
移動監視ユニット10に送信する。
【0051】そして、この応答電波を移動体監視ユニッ
ト10のタグリーダ14が受信すると、タグリーダ14
は応答電波から識別情報を抽出し、この識別情報をμC
OM10に出力する。そして、μCOM10は入力され
た識別情報に基づいて移動体を認識するとともに、その
識別情報はユニット側送受信部15によって管理装置3
0に送信する。
【0052】次に、図2に示す管理装置30にはコンピ
ュータを用いており、管理装置30は図5に示すよう
に、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制
御などを行う中央演算処理装置(CPU)30aを有し
ている。このCPU30aには、バスBを介してCPU
30aのためのプログラム等を格納した読み出し専用の
メモリであるROM30b、CPU30aの処理作業に
必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み
出し書き込み自在のメモリであるRAM30cが接続さ
れている。
【0053】CPU30aにはさらに、記憶装置30d
がバスBを介して接続されており、この記憶装置30d
にはハードディスクなどを用いている。記憶装置30d
は、移動体を管理するための後述する移動体管理プログ
ラムファイルなどの各種ファイルや各種データベースな
どを記憶している。
【0054】CPU30aにはさらに、入力装置インタ
フェース(I/F)30e、表示装置インタフェース
(I/F)30f、無線装置インタフェース(I/F)
30gがバスBを介して接続されている。入力装置I/
F30eに、キーボードやマウスを有して構成する入力
装置(選択手段に相当)31が接続されると、入力装置
31から入力された各種入力データは、バスBに供給さ
れてCPU30aに入力される。
【0055】表示装置I/F30fには、CRTや液晶
ディスプレイなどを用いて構成される表示装置(管理側
表示部に相当)32が接続されている。そして、この表
示装置I/F30fは、表示装置32の表示内容をCP
U30aからの指示に基づいて制御するものである。
【0056】無線装置I/F30gには、管理側通信手
段に相当する無線装置33が接続されており、この無線
装置33としてはモデム等の通信機器を用いている。そ
して、電話回線等を介して、移動体監視ユニット10か
らの情報を受信するとともに、CPU30aから入力さ
れる情報を移動体監視ユニット10に送信している。
【0057】ここで、管理装置30の記憶装置30dに
記憶する情報について説明する。図6に示すように、上
述した記憶装置30dは、移動体管理プログラムファイ
ルF、地図情報データベースDB1、移動体情報データ
ベースDB2、ユニット情報データベースDB3等を記
憶している。
【0058】移動体管理プログラムファイルFは、複数
の移動体監視ユニット10から受信する無線タグ20
a,20bのメモリ(記憶媒体)23が記憶していた識
別情報に基づいて移動体を管理するための各種手段とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムなどを格
納している。
【0059】地図情報データベースDB1は、少なくと
も管理装置30にて管理する複数の移動体監視ユニット
10が設置されている範囲の地図を表示装置32に表示
するための地図情報が格納されている、なお、本実施の
形態では、複数のスケールで地図を表示するために複数
の地図情報を予め格納している。
【0060】移動体情報データベースDB2は、管理装
置30が管理すべき移動体に関する移動体情報が移動体
毎に格納されている。この移動体情報は、無線タグ20
a,20bのメモリ23に記憶している識別情報に対応
して設けており、移動体を管理するうえで必要な情報を
有する。例えば、移動体が車両の場合、移動体情報とし
ては車種、型式、レンタル、運転者などの各種データを
有する。また、移動体がマラソン、トライアスロン等の
競技の参加者である場合、移動体情報としては、氏名、
年齢、所属等の各種データを有する。
【0061】また、管理装置30が移動体監視ユニット
10から識別情報を受信すると、この識別情報に対応す
る移動体情報データベースDB2の移動体情報が検出さ
れ、その移動体情報に付加される履歴情報が更新され
る。この履歴情報の詳細については、少なくとも識別情
報を検出した移動体検出ユニット10と、識別情報を検
出した日時とを示す履歴情報が、時系列的に追加される
構成となっている。そして、この履歴情報の各履歴情報
をトレースすることで。移動体の移動過程を解析するこ
とができる。
【0062】ユニット情報データベースDB3は、管理
装置30が管理すべき移動体監視ユニット10に関する
ユニット情報が移動体監視ユニット10毎に格納してい
る。このユニット情報としては、移動体監視ユニット1
0を識別するユニットNo等を有するユニット識別情報
と、移動体管理ユニット10を設置すべき所定位置を示
す所定位置情報と、移動体監視ユニット10から受信し
た位置情報に基づいた移動体監視ユニット10の現在位
置を示す現在位置情報と、表示装置32に移動体監視ユ
ニット10を示す象徴図を表示するための象徴図情報
と、を有して構成している。
【0063】また、管理装置30が移動体監視ユニット
10から識別情報を受信したときに、この識別情報に対
応する移動体情報データベースDB2の移動体情報を関
連付けることもできる。そうすることで、ユニット情報
に関連付けられた移動体情報に基づいて移動体監視ユニ
ット10で検出した移動体を管理することができる。
【0064】なお、本実施の形態においては、上述した
移動体管理プログラムファイルF、地図情報データベー
スDB1、移動体情報データベースDB2、ユニット情
報データベースDB3等の各種ファイルを、CD−RO
Mやフロッピー(登録商標)ディスク等のコンピュータ
が読み込むことができる記憶媒体から、記憶装置30d
にインストールしている。しかしながら、本発明はこれ
に限定するものではなく、ファイルのインストールにつ
いては、通信インタフェースなどを設け、インターネッ
トや電話回線を介してダウンロードするなど種々異なる
実施の形態とすることもできる。
【0065】[第1の実施の形態]次に、第1の実施の
形態として、上述した移動体管理システムを、工事現場
における車両(移動体)を管理するシステムに適用した
場合において、移動体監視ユニット10のCPU11a
及び管理装置30のCPU30aがそれぞれ行う処理概
要を、図7及び図8の図面を参照して説明する。なお、
第1の実施の形態では、移動体はトラックなどの車両と
なり、その車両には、図3の無線タグ20aを装着して
いる。
【0066】図7において、移動体管理ユニット10が
所定の施設に設置され、装置本体の電源が投入される
と、GPS受信機13にて検出された位置情報がRAM
11cに一端取り込まれ、この位置情報を装置本体の設
置時の位置を示す設置情報としてEEPROM12に記
憶される(ステップS111)。また、検出した位置情
報にはEEPROM12に記憶している管理情報が付加
され、ユニット側送受信装部15を介して管理装置30
に送信される(ステップS112)。
【0067】一方、管理装置30において、無線装置3
3にて移動体監視ユニット10からの位置情報を受信す
ると、この受信した位置情報はRAM30cに取り込ま
れる(ステップS211)。そして、この位置情報を送
信した移動体監視ユニット10が位置情報に付加された
管理情報に基づいて認識されると、そのユニットに対応
するユニット情報データベースDB3のユニット情報が
検出され、このユニット情報の現在位置情報に受信した
位置情報が設定される(ステップS212)。この処理
によって、移動体監視ユニット10の現在位置が管理装
置30に登録されたことになる。
【0068】管理装置30にて管理する複数の移動体監
視ユニット10を設置される範囲の地図情報が地図情報
データベースDB1から抽出され、その地図情報は表示
装置I/F30fを介して表示装置32に出力される
(ステップS213)。この処理によって表示装置32
には、地図情報に基づいた図9に示す地図が表示され
る。なお、本実施の形態では、地図上には管理装置30
にて管理する工事現場A,B,Cの各領域を示すように
なっている。
【0069】そして、認識した移動体監視ユニット10
を示す象徴図を表示装置32に表示するための象徴図情
報を重畳させる表示位置情報が算出され、象徴図情報と
表示位置情報が表示装置I/F30fを介して表示装置
32に出力される(ステップS214)。この処理によ
って地図が表示されている表示装置32には、象徴図が
地図上に重畳表示されることとなる。
【0070】例えば、工事現場Aに設置されたユニット
Noが”1”の移動体監視ユニット10から位置情報を
受信した場合、象徴図として””が表示装置32に表
示されている地図上に重畳表示される。そして、図9に
示すようなユニット配置画面を表示することで、工事現
場AにユニットNo1〜3、工事現場BにユニットNo
4〜6、工事現場CにユニットNo7〜9の移動体監視
ユニット10がそれぞれ配置されたことを認識すること
ができる。よって、表示装置32の表示によって複数の
移動体監視ユニット10の配置状況を容易に確認するこ
とができる。
【0071】また、移動体監視ユニット10の位置を確
認するための所定時間が経過すると、全ての移動体監視
ユニット10に対する位置検出要求が生成され、この位
置検出要求は無線装置I/F30gを介して無線装置3
3に出力される(ステップS215)。この処理によっ
て、位置検出要求は全ての移動体監視ユニット10に送
信される。
【0072】一方、移動体監視ユニット10において、
ユニット側送受信部15にて位置検出要求を受信する
と、この位置検出要求はRAM11cに記憶される(ス
テップS121)。そして、GPS受信機13にて検出
された位置情報がRAM11cに取り込まれる(ステッ
プS122)。そして、検出した位置情報はEEPRO
M12に記憶している管理情報が付加され、ユニット側
送受信装部15を介して管理装置30に送信される(ス
テップS123)。
【0073】一方、管理装置30において、無線装置3
3にて移動体監視ユニット10からの位置情報を受信す
ると、この受信した位置情報はRAM30cに取り込ま
れる(ステップS211)。そして、ステップS240
に進み、この位置情報に基づいてユニットが移動したか
否かを判定する処理が実行されることになるが、処理の
詳細については後述する(図8のステップS240参
照)。
【0074】一方、移動体監視ユニット10において、
移動体監視ユニット10が監視する所定領域に車両(移
動体)が侵入し、その移動体に装着された無線タグ20
aから無線タグ信号を受信すると、その無線タグ信号か
ら識別情報が抽出され、この識別情報にCPU11aが
有する時計機能から取得した日時情報が付加されてRA
M11cに格納される(ステップS131)。そして、
GPS受信機13にて検出された位置情報がRAM11
cに取り込まれる(ステップS132)。
【0075】無線タグ20aのメモリ23(記憶媒体)
から取り込んだ識別情報には、GPS受信機13で検出
した位置情報とEEPROM12に記憶している管理情
報が付加され、ユニット側送受信装部15を介して管理
装置30に送信される(ステップS133)。
【0076】一方、管理装置30において、無線装置3
3にて移動体監視ユニット10からの識別情報を受信す
ると、この受信した識別情報はRAM30cに取り込ま
れる(ステップS230)。
【0077】そして、ステップS231において、識別
情報に対応する移動体情報データベースDB2の移動体
情報が検出され、受信した識別情報とそれに付加する日
時情報、管理情報に基づいて移動体情報に付加している
履歴情報が更新される。さらに、この移動体情報が関連
付けられていたユニット情報データベースDB3のユニ
ット情報はその関連付が解除され、また、識別情報を送
信した移動体監視ユニット10に対応するユニット情報
に移動体情報が新たに関連付けられる。この処理によっ
て、ユニット情報に関連付けられた移動体情報に基づい
て移動体監視ユニット10で検出した移動体を管理する
ことができるようにしている。
【0078】図8に示すステップS240において、位
置情報を送信した移動体監視ユニット10に対応するユ
ニット情報データベースDB3のユニット情報が検出さ
れ、このユニット情報の現在位置情報と、受信した識別
情報に付加されている位置情報、若しくは、ステップS
220にて受信した位置情報とが等しいか否かを判定す
ることで、移動体監視ユニット10が移動したか否かが
判定される。移動体監視ユニット10が移動していない
と判定された場合は(ステップS240でNo)、ステ
ップS243に進む。
【0079】移動体監視ユニット10が移動していると
判定された場合は(ステップS240でYes)、検出
したユニット情報の現在位置情報が、受信した位置情報
に変更される(ステップS241)。そして、受信した
位置情報に対応する移動体監視ユニット10に対応する
象徴図情報を重畳させる表示位置情報が、受信した位置
情報に基づいて新たに算出され、この表示位置情報と象
徴図情報とが表示装置I/F30fを介して表示装置3
2に出力される(ステップS242)。この処理によっ
て、移動体監視ユニット10が移動した新たな設置位置
に対応する表示位置に象徴図が重畳表示される、つまり
象徴図の表示位置が更新されることとなる。
【0080】ステップS243では、入力装置I/F3
0eを介して入力装置31(選択手段に相当)から入力
される入力情報に基づいて、象徴図が選択されたか否か
が判定される。例えば、表示装置33に表示している象
徴図がマウス等でクリックされたか否かを入力装置31
からの入力情報に基づいて判定される。そして、象徴図
が選択されていないと判定された場合は(ステップS2
43でNo)、ステップS245に進む。
【0081】また、象徴図が選択されていると判定され
た場合は(ステップS243でYes)、入力情報に基
づいて選択されたユニットNoが認識され、このユニッ
トNoに対応するユニット情報データベースDB3のユ
ニット情報が検出される。そして、このユニット情報に
関連付けられている移動体情報の一覧を表示装置32に
表示するための一覧表示情報がRAM30cに生成さ
れ、この一覧表示情報は表示装置I/F30fを介して
表示装置32に出力される(ステップS244)。この
処理によって移動体監視ユニット10にて検出されてい
る車両(移動体)の一覧が、表示装置32に表示されて
いるユニット配置画面(図9参照)上に重畳されて表示
される。
【0082】例えば、ユニットNo1の移動体監視ユニ
ット10にて、車両C1〜Cnを監視している状態にお
いて、図9のユニット配置画面にてユニットが選択さ
れると、図10に示す移動体一覧画面が表示される。画
面の上部にユニットを示す”ユニット”が表示され、
その下に車両C1〜Cnを順次表示している。また、処
理の詳細については省略するが、第1の実施の形態では
さらに、移動体一覧画面の車両を選択すると、その車両
に対応する移動体情報が移動体情報データベースDB2
から抽出されて、図10に示すように、車種、型式、運
転者、レンタル等の詳細情報画面が連なって表示され
る。
【0083】ステップS245において、上述した移動
体監視ユニット10の位置を確認するための所定時間が
経過するのが待たれ、所定時間が経過すると、図7に示
すステップS215に戻り、位置検出要求が再度出力さ
れ、一連の処理を繰り返す。
【0084】以上説明したように、移動体監視ユニット
10において、GPS受信機13で検出した位置情報
は、ユニット側送受信部(ユニット側通信手段)15に
よって遠隔地の管理装置30に送信されるので、管理装
置30において移動体監視ユニット10が設置されてい
る位置を正確に把握することができる。
【0085】また、車両に装着された無線タグ20aの
メモリ(記憶媒体)23から移動体監視ユニット10に
取り込まれた識別情報には、その取り込まれた日時を示
す日時情報を付加しているので、管理装置30側にでは
移動体監視ユニット10における移動体の履歴管理、移
動体毎の履歴管理等に識別情報を利用することができ
る。
【0086】一方、管理装置30においては、移動が可
能な移動体監視ユニット10から受信する位置情報を記
憶装置(現在位置情報記憶手段)30d1に記憶して管
理するとともに、移動体監視ユニット10の位置情報と
移動体監視ユニット10から受信した識別情報とに基づ
いた車両の管理を行うことで、車両に位置を検出する機
器等を持たせる必要がなくなる。
【0087】また、管理装置30の表示装置(管理側表
示部)32に表示している地図情報上に、移動体監視ユ
ニット10の位置情報に対応した位置にその象徴図を重
畳表示するようにしているので、管理者等は地図情報上
で移動体監視ユニット10が設置されている位置を容易
に把握することができる。また、移動体監視ユニット1
0の移動を検出したときに象徴図を更新することで、移
動体監視ユニット10が移動した位置を認識させること
ができる。
【0088】さらに、管理装置30の表示装置(管理側
表示部)32に表示している象徴図が選択されると、そ
の選択に対応する移動体監視ユニット10で監視してい
る移動体を示す移動体情報を表示装置32に表示される
ので、各移動体監視ユニット10で監視している移動体
を容易に確認することができる。
【0089】よって、移動体監視ユニット10を設置し
た工事現場の施設の変化に伴って移動体監視ユニット1
0が移動されても、その移動を容易に確認することが可
能であり、移動体監視ユニット10が移動したことを認
識したうえで移動体の管理を継続することができる。従
って、移動体監視ユニット10が移動される可能性があ
る工事現場、プラント、工場等の施設に、移動体監視シ
ステムを適用することが可能となり、施設における車両
の在籍を正確に管理することができる。
【0090】なお、上述した第1の実施の形態におい
て、移動体監視ユニット10のCPU11aは、特許請
求の範囲に記載の制御手段、付加手段としてそれぞれ機
能し、また、管理装置30のCPU30aは、特許請求
の範囲に記載の位置検出要求生成手段、管理側移動検出
手段、現在位置情報変更手段、管理側表示制御手段、抽
出手段としてそれぞれ機能していることとなる。
【0091】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態として、上述した移動体管理システムを、トライア
スロンの競技会場における参加者(移動体)を管理する
システムに適用した場合において、移動体監視ユニット
10のCPU11a及び管理装置30のCPU30aが
それぞれ行う処理概要を、図11及び図12の図面を参
照して説明する。
【0092】なお、第2の実施の形態では、移動体は参
加者となり、その参加者には、図3の無線タグ20bを
参加者の腕等に装着している。また、競技に参加する参
加者の情報は、予め移動体情報として参加者毎に移動体
情報データベースDB2に登録される。
【0093】図11において、管理装置30にて全ての
移動体監視ユニット10の配置が決定されると、各移動
体監視ユニット10の設定位置を示す所定位置情報が生
成される(ステップS310)。そして、設定器や通信
などによって移動体監視ユニット10に入力された所定
位置情報はEEPROM12に記憶される(ステップS
410)。なお、本第2の実施の形態では、所定位置情
報を設置可能な範囲を示す設置範囲としている。
【0094】移動体監視ユニット10が競技会場の所定
の位置に設置され、装置本体の電源が投入されると、G
PS受信機13にて検出された位置情報がRAM11c
に取り込まれる(ステップS420)。
【0095】ステップS421において、受信した位置
情報とEEPROM12に記憶している所定位置情報と
を比較することで、移動体監視ユニット10が所定位置
に設置されたか否かが判定される。移動体監視ユニット
10が所定位置に設置されたと判定された場合は(ステ
ップS421でYes)、RAM11cの位置情報を装
置本体の設置時の位置を示す設置情報としてEEPRO
M12に記憶され、その後ステップS425に進む。
【0096】また、移動体監視ユニット10が所定位置
に設置されていないと判定された場合は(ステップS4
21でNo)、警報部17に警報をさせるための警報情
報が生成され、警報部17に出力される(ステップS4
22)。そして、受信した位置情報とEEPROM12
に記憶している所定位置情報とに基づいて、所定位置へ
装置本体を移動させる指示を行うための指示情報がRA
M11cに生成される(ステップ423)。上述した指
示情報としては、例えば、移動体監視ユニット10の移
動方向、移動距離等を有する構成としている。
【0097】RAM11cに生成した指示情報はユニッ
ト側表示部16に出力されると、ユニット側表示部16
に指示情報に応じた表示が行われる(ステップS42
4)。例えば、移動方向を矢印で示し、移動距離を数値
で示すような指示画面が表示される。よって、移動体監
視ユニット10が正確に所定位置に配置されなかったと
きは、ユニット側表示部16に指示情報が表示されるの
で、作業員等はこの指示情報に基づいて容易に移動体監
視ユニット10の配置を正確に修正することができるた
め、作業員等の作業負担を低減することができる。
【0098】移動体監視ユニット10が所定位置に配置
されたことが確認されると、検出した位置情報にはEE
PROM12に記憶している管理情報が付加され、ユニ
ット側送受信装部15を介して管理装置30に送信され
る(ステップS425)。
【0099】一方、管理装置30において、無線装置3
3にて移動体監視ユニット10からの位置情報を受信す
ると、この受信した位置情報はRAM30cに取り込ま
れる(ステップS320)。そして、この位置情報を送
信した移動体監視ユニット10の位置情報に付加された
管理情報に基づいて認識されると、そのユニットに対応
するユニット情報データベースDB3のユニット情報が
検出され、このユニット情報の現在位置情報が受信した
位置情報に変更される(ステップS321)。この処理
によって、移動体監視ユニット10の現在位置が管理装
置30に登録されたことになる。
【0100】管理装置30にて管理する複数の移動体監
視ユニット10が設置される範囲の地図情報が地図情報
データベースDB1から抽出され、その地図情報は表示
装置I/F30fを介して表示装置32に出力される
(ステップS322)。この処理によって表示装置32
には、地図情報に基づいた図13に示す地図が表示され
る。
【0101】そして、認識した移動体監視ユニット10
を示す象徴図を表示装置32に表示するための象徴図情
報(”◎”)を重畳させる表示位置情報が算出され、象
徴図情報と表示位置情報が表示装置I/F30fを介し
て表示装置32に出力される(ステップS323)。こ
の処理によって地図が表示されている表示装置32に
は、象徴図が地図上に重畳表示されることとなる。
【0102】例えば、ポールAに相当するユニットNo
2の移動体ユニット10から位置情報を受信した場合、
図13に示すユニット配置画面では、象徴図が表示装置
32に表示されている地図上に重畳表示され、その象徴
図を示す”◎”とユニットの名称を示す文字列”ポール
A”が表示される。なお、ユニット配置画面上の象徴図
の周囲の破線は、移動体監視ユニット10に対する所定
設置範囲を示している。よって、表示装置32に表示さ
れるユニット配置画面によって、管理者等は各ポイント
に移動体監視ユニット10が配置されたか否かを容易に
確認することができる。
【0103】ステップS324において、全ての移動体
監視ユニット10から位置情報を受信したか否かが判定
される。つまり、この判定処理によって、全ての移動体
監視ユニットが所定位置に配置されたか否かを監視して
いる。その処理の詳細は、管理装置30にて管理すべき
移動体監視ユニット10を管理するための管理テーブル
をRAM11cに設けており、この管理テーブルにて移
動体監視ユニット10が設置されたか否かを管理してい
る。
【0104】全ての移動体ユニット10から位置情報を
受信していないと判定された場合は(ステップS324
でNo)、他の移動体ユニット10からの位置情報の受
信を待つこととなる(ステップS325)。また、全て
の移動体ユニット10から位置情報を受信していると判
定された場合は(ステップS324でYes)、ステッ
プS326に進む。
【0105】ステップS326において、移動体情報デ
ータベースDB2に予め登録されている参加者(移動
体)毎の移動体情報に基づいて、参加者を管理するため
の移動体管理画面を表示装置32に表示するための管理
表示情報がRAM11cに生成され、表示装置I/F3
0fを介して表示装置32に出力される(ステップS2
44)。この処理によって移動体管理画面が表示装置3
2に表示される。
【0106】例えば、移動体管理画面は図14に示すよ
うに、マトリックス表示で移動体を管理している。行に
競技に参加している参加者、列に監視ポイント(所定位
置)に配置される移動体監視ユニット10をそれぞれ割
り振っている。詳細には、行に選手a、選手b、選手
c、・・・、選手x、選手yを割り振り、列にブイA
(ユニットNo1)、ポールA(ユニットNo2)、ポ
ールB(ユニットNo3)、ポールC(ユニットNo
4)、ポールD(ユニットNo5)、ポールG(ユニッ
トNo6)を割り振っている。
【0107】そして、各移動体監視ユニット10から識
別情報を受信する毎に、識別情報に付加されている日時
情報の時刻が、マトリックスの対応する位置に表示され
ていく。例えば、ユニットNo2の移動体監視ユニット
10から選手aを示す識別情報を受信し、その日時情報
の時刻が時刻t6の場合、(選手a,ポールA)に対応
するマトリックスに時刻t6が表示される。このような
移動体管理画面を表示装置32に表示することで、管理
者等は参加者毎の通過経過を容易に管理することができ
る。
【0108】一方、移動体監視ユニット10が監視する
所定領域に参加者(移動体)が侵入し、その移動体に装
着された無線タグ20bから無線タグ信号を受信する
と、その無線タグ信号から識別情報が抽出され、この識
別情報にCPU11aが有する時計機能から取得した日
時情報が付加されてRAM11cに格納される(ステッ
プS430)。そして、GPS受信機13にて検出され
た位置情報がRAM11cに取り込まれる(ステップS
431)。
【0109】ステップS432において、検出した位置
情報とEEPROM12に記憶している設置情報とが等
しいか否かを判定することで、移動体監視ユニット10
が移動したか否かが判定される。移動体監視ユニット1
0が移動していないと判定された場合は(ステップS4
32でNo)、ステップS435に進む。
【0110】また、移動体監視ユニット10が移動して
いると判定された場合は(ステップS432でYe
s)、警報部17に警報をさせるための警報情報が生成
され、警報部17に出力される(ステップS434)。
この処理によって、警報部17にて警報が行われる。
【0111】無線タグ20bのメモリ23(記憶媒体)
から取り込んだ識別情報には、GPS受信機13で検出
した位置情報とEEPROM12に記憶している管理情
報が付加され、ユニット側送受信装部15を介して管理
装置30に送信される(ステップS435)。そして、
他の無線タグ20bからの無線タグ信号の受信を待つこ
ととなる(ステップS436)。その後、他の無線タグ
20bから無線タグ信号を受信した場合は、ステップS
430からの一連の処理が実行されることとなる。
【0112】一方、管理装置30において、無線装置3
3にて移動体監視ユニット10からの識別情報を受信す
ると、この受信した識別情報はRAM30cに取り込ま
れる(ステップS330)。
【0113】ステップS331において、識別情報に対
応する移動体情報データベースDB2の移動体情報が検
出され、受信した識別情報とそれに付加する日時情報、
管理情報に基づいて移動体情報に付加される履歴情報が
更新される。さらに、この移動体情報が関連付けられて
いたユニット情報データベースDB3のユニット情報は
その関連付が解除され、また、識別情報を送信した移動
体監視ユニット10に対応するユニット情報に移動体情
報が新たに関連付けられる。この処理によって、ユニッ
ト情報に関連付けられた移動体情報に基づいて移動体監
視ユニット10で検出した参加者(移動体)を管理する
ことができるようにしている。
【0114】ステップS332において、受信した識別
情報に付加されている管理情報に基づいて送信元の移動
体監視ユニット10が認識されると、表示装置32に表
示されている移動体管理画面の移動体と移動体監視ユニ
ット10に対応するマトリックスに、識別情報に付加さ
れた日時情報の時刻を追加して移動体管理画面を更新す
るための新たな管理表示情報がRAM11cに生成さ
れ、表示装置I/F30fを介して表示装置32に出力
される(ステップS244)。この処理によって、表示
装置32に表示されている移動体管理画面が更新される
こととなる。
【0115】そして、ステップS333において、移動
体監視ユニット10からの識別情報の受信を待つことと
なる)。その後、移動体監視ユニット10から識別情報
を受信した場合は、ステップS330からの一連の処理
が実行されることとなる。
【0116】以上説明したように、移動体監視ユニット
10において、GPS受信機(位置情報検出手段)13
で検出した位置情報は、ユニット側送受信部(ユニット
側通信手段)15によって遠隔地の管理装置30に送信
されるので、管理装置30において移動体監視ユニット
10が設置されている位置を正確に把握することができ
る。従って、移動体監視ユニット10は設置された位置
を検出することができるので、設置されている位置の変
化に対応することができるため、トライアスロン競技の
会場等のように移動体検出ユニット10が頻繁に移動さ
れる可能性がある設備であっても移動体検出ユニット1
0を設置することができる。
【0117】また、移動体監視ユニット10は所定位置
に設置されていないことを検出すると、警報部(警報手
段)17によって警報するため、移動体監視ユニット1
0を所定位置に設置することができる。
【0118】さらに、移動体監視ユニット10が所定位
置に配置されていないことを検出すると、所定位置に装
置本体を移動させる指示情報がユニット側表示部16に
表示されるので、移動体監視ユニット10を設置する作
業員、管理者等は、表示される指示情報に基づいて容易
に移動体監視ユニット10の設置位置を調整することが
できる。
【0119】また、GPS受信機(位置情報検出手段)
13にて位置情報を検出すると、装置本体が移動してい
るか否かを判定し、移動していると判定した場合は移動
警報情報を出力するので、設置した移動体監視ユニット
10が移動したことを、装置本体の周囲や遠隔地の管理
装置30等に警報することができる。
【0120】さらに、参加者に装着された無線タグ20
bのメモリ(記憶媒体)23から移動体監視ユニット1
0に取り込まれた識別情報には、その取り込まれた日時
を示す日時情報を付加しているので、移動体監視ユニッ
ト10における移動体の履歴管理、移動体毎の履歴管理
等に識別情報を利用することができる。
【0121】一方、管理装置30においては、移動が可
能な移動体監視ユニット10から受信する位置情報を記
憶装置(現在位置情報記憶手段)30dに記憶して管理
するとともに、移動体監視ユニット10の位置情報と移
動体監視ユニット10から受信した識別情報とに基づい
た参加者(移動体)の管理を行うことで、参加者に位置
を検出する機能を持たせる必要がなくなる。
【0122】また、管理装置30の表示装置(管理側表
示部)32に表示している地図情報上に、移動体監視ユ
ニット10の位置情報に対応した位置にその象徴図を重
畳表示するようにしているので、競技開始前等に主催者
側は地図情報上で移動体監視ユニット10が設置されて
いるの位置を容易に把握することができる。また、移動
体監視ユニット10の移動を検出したときに象徴図を更
新することで、移動体監視ユニット10が移動した位置
を主催者側に認識させることができる。
【0123】よって、トライアスロン競技の会場の移
動、変更などによって移動体監視ユニット10が移動さ
れても、移動体監視ユニット10が設置された位置を容
易に確認することができ、かつ、参加者の所在を移動体
監視ユニット10が設置された場所毎に管理することが
できる。また、移動体監視ユニット10は所定位置に正
確に設置することができるため、競技の通過ポイントな
どに配置することができる。従って、移動体監視ユニッ
ト10が移動される可能性があるマラソン、トライアス
ロン等の競技の会場に、移動体監視システムを適用する
ことが可能となり、会場における参加者の所在を正確に
管理することができる。
【0124】また、識別情報を記憶しているメモリ(記
憶媒体)23を、着脱自在の無線タグ20bの記憶媒体
とすることで、トライアスロンの競技に影響を与えるこ
となく参加者に記憶媒体を装着させることができる。ま
た、トライアスロン競技は参加者が多いため競技で用意
しなければならない記憶媒体の数も多くなってしまう
が、低価格の無線タグ20bを用いることで移動体監視
システムのコストダウンを図ることができる。従って、
参加者数が多い競技であっても、各参加者の所在を正確
に把握することが可能で、かつ低価格の移動体監視シス
テムを提供することができる。
【0125】なお、上述した第2の実施の形態におい
て、移動体監視ユニット10のCPU11aは、特許請
求の範囲に記載の制御手段、判定手段、警報情報生成手
段、指示情報生成手段、表示制御手段、移動検出手段、
移動警報情報生成手段、移動警報情報出力手段、付加手
段としてそれぞれ機能し、また、管理装置30のCPU
30aは、特許請求の範囲に記載の管理側表示制御手
段、抽出手段としてそれぞれ機能していることとなる。
【0126】また、上述した第1の実施の形態では、移
動体監視ユニット10から受信した位置情報に基づい
て、移動体監視ユニット10の移動を管理装置30側で
検出する構成について説明したが、上述した第2の実施
の形態のように、移動体監視ユニット10自体に移動を
検出する機能を有する構成とすることで、正確な設置位
置を要求されるトライアスロン、マラソン等の競技にお
ける通過ポイントとして、移動体監視ユニット10を適
用することができる。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の移動体監視ユニットによれば、移動体監視ユニ
ットが検出した位置情報は、ユニット側通信手段によっ
て遠隔地に送信されるので、遠隔地において移動体監視
ユニットが設置されている位置を正確に把握することが
できる。また、装置本来を移動可能に形成しているの
で、装置本体の移動も容易である。従って、移動体監視
ユニットは設置された位置を検出することができるの
で、設置されている位置の変化に対応することができる
ため、工事現場やスポーツ競技の会場等のように移動体
検出ユニットが頻繁に移動される可能性がある設備であ
っても移動体検出ユニットを設置することができるとい
う効果を奏する。
【0128】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、移動体監視ユニットは所定
位置に設置されていないことを検出すると、警報手段に
よって警報するため、移動体監視ユニットを所定位置に
設置することができる。従って、移動体監視ユニットを
所定位置に正確に設置することができるので、所定位置
における移動体の監視を正確に行うことができるという
効果を奏する。
【0129】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加え、移動体監視ユニット
が所定位置に配置されていないことを検出すると、所定
位置に装置本体を移動させる指示情報がユニット側表示
部に表示されるので、移動体監視ユニットを設置する作
業員、管理者等は、表示される指示情報に基づいて容易
に移動体監視ユニットの設置位置を調整することができ
る。従って、移動体監視ユニットを所定位置に確実に設
置することができるので、移動体監視ユニットを競技に
おける通過ポイント等として所定位置に正確配置しなけ
ればならないような施設などにも用いることができると
いう効果を奏する。
【0130】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は3に記載の発明の効果に加え、位置情報検出手段に
て位置情報を検出すると、装置本体が移動しているか否
かを判定し、移動していると判定した場合は移動警報情
報を出力するので、設置した移動体監視ユニットが移動
したことを、装置本体の周囲や遠隔地に警報することが
できる。従って、移動体監視ユニットの移動を容易に把
握することができるという効果を奏する。
【0131】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の何れかに記載の発明の効果に加え、移動体の記憶
媒体から移動体監視ユニットに取り込まれた識別情報に
は、その取り込まれた日時を示す日時情報を付加してい
るので、移動体監視ユニットにおける移動体の履歴管
理、移動体毎の履歴管理等に識別情報を利用することが
できる。従って、移動体監視ユニットで検出した識別情
報をより一層有効に利用することができるという効果を
奏する。
【0132】以上説明したように請求項6に記載した本
発明の移動体管理システムによれば、移動が可能な移動
体監視ユニットから受信する位置情報を現在位置情報記
憶手段に記憶して管理するとともに、移動体監視ユニッ
トの位置情報と移動体監視ユニットから受信した識別情
報とに基づいた移動体の管理を行うことで、移動体に位
置を検出する機器等を持たせる必要がなくなる。従っ
て、移動体自体に位置を検出する機器等を持たせること
なく不特定箇所における移動体の管理を容易に行える移
動体管理システムを提供することができるという効果を
奏する。
【0133】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加え、移動体監視ユニットに位置
検出要求を送信すると、この要求に応じた位置情報を得
ることができるため、この位置情報と現在位置情報変更
手段が記憶している現在位置情報とに基づいて移動体監
視ユニットの移動を検出することができる。また、この
移動の検出に応じて現在位置情報記憶手段の現在位置情
報を変更することで、移動体監視ユニットの正確な位置
を管理することができる。さらに、移動体監視ユニット
に移動を検出する機能がなくても、その移動を検出する
ことができる。従って、移動体監視ユニットの正確な位
置情報に基づいた移動体の管理を行うことができるた
め、本システムの信頼性を向上することができるという
効果を奏する。
【0134】請求項8に記載の発明によれば、請求項6
又は7に記載の発明の効果に加え、管理側表示部に表示
している地図情報上に、移動体監視ユニットの位置情報
に対応した位置にその象徴図を重畳表示するようにして
いるので、管理者等は地図情報上で移動体監視ユニット
が設置されている位置を容易に把握することができる。
また、移動体監視ユニットの移動を検出したときに象徴
図を更新することで、移動体監視ユニットが移動した位
置を認識させることができる。従って、移動体監視ユニ
ットの配置を地図情報上で容易に認識することができる
ため、複数の移動体監視ユニットを容易に管理すること
ができるという効果を奏する。
【0135】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の効果に加え、管理側表示部に表示してい
る象徴図が選択されると、その選択に対応する移動体監
視ユニットで監視している移動体を示す移動体情報を管
理側表示部に表示されるので、各移動体監視ユニットで
監視している移動体を容易に確認することができる。従
って、移動体監視ユニットで監視している移動体を確認
することができるため、移動体を容易に管理することが
できるという効果を奏する。
【0136】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6〜9の何れかに記載の発明の効果に加え、移動体監視
ユニットを設置した工事現場、プラント、工場等の施設
の変化に伴って移動体監視ユニットが移動されても、そ
の移動を容易に確認することが可能であり、移動体監視
ユニットが移動したことを認識したうえで移動体の管理
を継続することができる。従って、移動体監視ユニット
が移動される可能性がある工事現場、プラント、工場等
の施設に、移動体監視システムを適用することが可能と
なり、施設における車両の在籍を正確に管理することが
できるという効果を奏する。
【0137】請求項11に記載の発明によれば、請求項
6〜9の何れかに記載の発明の効果に加え、マラソン、
トライアスロン等の競技の会場の移動、変更などによっ
て移動体監視ユニットが移動されても、移動体監視ユニ
ットが設置された位置を容易に確認することができるた
め、参加者の所在を移動体監視ユニットが設置された場
所毎に管理することができる。また、移動体監視ユニッ
トは所定位置に正確に設置することができるため、競技
の通過ポイントなどに配置することができる。従って、
移動体監視ユニットが移動される可能性があるマラソ
ン、トライアスロン等の競技の会場に、移動体監視シス
テムを適用することが可能となり、会場における参加者
の所在を正確に管理することができるという効果を奏す
る。
【0138】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明の効果に加え、識別情報を記憶してい
る記憶媒体を、着脱自在の無線タグの記憶媒体とするこ
とで、マラソン、トライアスロン等の競技に影響を与え
ることなく参加者に記憶媒体を装着させることができ
る。また、マラソン、トライアスロン等の競技は参加者
が多いため競技で用意しなければならない記憶媒体の数
も多くなってしまうが、低価格の無線タグを用いること
で移動体監視システムのコストダウンを図ることができ
る。従って、参加者数が多い競技であっても、各参加者
の所在を正確に把握することが可能で、かつ低価格の移
動体監視システムを提供することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体監視ユニットの基本構成を示す
図である。
【図2】本発明の移動体管理システムの基本構成を示す
図である。
【図3】移動体管理システムの概略を示すシステム構成
図である。
【図4】図3の移動体監視ユニット及び無線タグの構成
を示す構成図である。
【図5】図3の管理装置の構成を示す構成図である。
【図6】管理装置で用いるデータベースを説明するため
の図である。
【図7】図4及び図5の各CPUが行う第1の実施の形
態における処理概要の一部を示す図である。
【図8】図4及び図5の各CPUが行う第1の実施の形
態における処理概要の他の一部を示す図である。
【図9】第1の実施の形態におけるユニット配置画面の
一例を示す図である。
【図10】第1の実施の形態における移動体一覧画面の
一例を示す図である。
【図11】図4及び図5の各CPUが行う第2の実施の
形態における処理概要の一部を示す図である。
【図12】図4及び図5の各CPUが行う第2の実施の
形態における処理概要の他の一部を示す図である。
【図13】第2の実施の形態におけるユニット配置画面
の一例を示す図である。
【図14】第2の実施の形態における移動体管理画面の
一例を示す図である。
【符号の説明】
10 移動体監視ユニット 11a1 制御手段(移動体監視ユニットのCP
U) 11a2 判定手段(移動体監視ユニットのCP
U) 11a3 警報情報生成手段(移動体監視ユニット
のCPU) 11a4 指示情報生成手段(移動体監視ユニット
のCPU) 11a5 表示制御手段(移動体監視ユニットのC
PU) 11a6 移動検出手段(移動体監視ユニットのC
PU) 11a7 移動警報情報生成手段(移動体監視ユニ
ットのCPU) 11a8 移動警報情報出力手段(移動体監視ユニ
ットのCPU) 11a9 付加手段(移動体監視ユニットのCP
U) 12a 所定位置情報記憶手段(EEPROM) 12b 設定情報記憶手段(EEPROM) 13 位置情報検出手段(GPS受信機) 14 取込手段(タグリーダ) 15 ユニット側通信手段(ユニット側送受信
部) 16 ユニット側表示部 17 警報手段(警報部) 23 記憶媒体(メモリ) 30a1 位置検出要求生成手段(管理装置のCP
U) 30a2 管理側移動検出手段(管理装置のCP
U) 30a3 現在位置情報変更手段(管理装置のCP
U) 30a4 管理側表示制御手段(管理装置のCP
U) 30a5 抽出手段(管理装置のCPU) 30d1 現在位置情報記憶手段(管理装置の記憶
装置) 30d2 移動体情報記憶手段(管理装置の記憶装
置) 31 選択手段(管理装置の入力装置) 32 管理側表示部(管理装置の表示装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AA07 AB07 AC02 AC06 AC14 5H180 AA21 AA27 AA30 BB05 BB12 BB13 BB15 EE10 FF05 FF13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定領域内に侵入する移動体に設けられ
    た記憶媒体から該移動体を識別する識別情報を取り込む
    取込手段と、該取込手段が取り込んだ前記識別情報を遠
    隔地に送信するユニット側通信手段と、を備え、前記所
    定領域内の前記移動体を監視する移動体監視ユニットに
    おいて、 装置本体は移動可能に形成しており、 前記装置本体が設置された位置を示す位置情報を検出す
    る位置情報検出手段と、 前記位置情報検出手段が検出した前記位置情報を前記ユ
    ニット側通信手段に送信させる制御を行う制御手段と、 を備えることを特徴とする移動体監視ユニット。
  2. 【請求項2】 前記装置本体を設置すべき所定位置を示
    す所定位置情報を記憶する所定位置情報記憶手段と、 前記位置情報検出手段が検出した前記位置情報と前記所
    定位置情報記憶手段が記憶している前記所定位置情報と
    に基づいて、前記装置本体が前記所定位置に設置された
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の前記所定位置に設置されていないとの判
    定に応じて、前記所定位置に設置されていないことを警
    報するための警報情報を生成する警報情報生成手段と、 前記警報情報生成手段が生成した前記警報情報に基づい
    た前記警報を行う警報手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の移動
    体監視ユニット。
  3. 【請求項3】 前記判定手段の前記所定位置に設置され
    ていないとの判定に応じて、前記所定位置へ前記装置本
    体を移動させる指示を行うための指示情報を生成する指
    示情報生成手段と、 前記指示情報生成手段が生成した前記指示情報をユニッ
    ト側表示部に表示させる制御を行う表示制御手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の移動体監視ユニット。
  4. 【請求項4】 前記装置本体の設置に応じて前記位置情
    報検出手段が検出した前記位置情報を前記設置情報とし
    て記憶する設置情報記憶手段と、 前記設置情報記憶手段が記憶している前記設置情報と前
    記位置情報検出手段が検出した前記位置情報とに基づい
    て、前記装置本体の移動を検出する移動検出手段と、 前記移動検出手段が移動を検出すると、該移動を警報す
    るための移動警報情報を生成する移動警報情報生成手段
    と、 前記移動警報情報生成手段が生成した前記移動警報情報
    を出力する移動警報情報出力手段と、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の移動体監視ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記取込手段が取り込んだ前記識別情報
    に、その取り込んだ日時を示す日時情報を付加する付加
    手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の移動体監視ユニット。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5の何れかに記載の移動
    体監視ユニットと、前記移動体に設けられた前記記憶媒
    体と、を有し、前記遠隔地に設けられた複数の前記移動
    体監視ユニットから受信する前記記憶媒体の前記識別情
    報に基づいて前記移動体を管理する移動体管理システム
    において、 前記移動体監視ユニットの前記ユニット側通信手段との
    間で各種情報の送受信を行う管理側通信手段と、 前記管理側通信手段にて受信した前記位置情報を現在位
    置情報として記憶する現在位置情報記憶手段と、 を備え、 現在位置情報記憶手段が記憶している前記移動体監視ユ
    ニット毎の前記現在位置情報と前記管理側通信手段にて
    受信した前記移動体監視ユニットからの前記識別情報と
    に基づいて、前記移動体の前記管理を行うことを特徴と
    する移動体管理システム。
  7. 【請求項7】 前記移動体監視ユニットの前記制御手段
    は、前記ユニット側通信手段にて受信した位置検出要求
    を受けると、前記位置情報検出手段に前記位置情報を検
    出させ、該検出した前記位置情報を前記ユニット側通信
    手段を介して前記位置検出要求の送信元に送信させる構
    成とし、 前記移動体監視ユニットに前記管理側通信手段を介して
    送信する前記位置検出要求を生成する位置検出要求生成
    手段と、 前記位置検出要求に応じて前記管理側通信手段にて受信
    した前記位置情報と前記現在位置情報記憶手段が記憶し
    ている前記現在位置情報とに基づいて、前記移動体監視
    ユニットの移動を検出する管理側移動検出手段と、 前記管理側移動検出手段が前記移動を検出すると、前記
    現在位置情報記憶手段が記憶している前記現在位置情報
    を、前記管理側通信手段にて受信した前記位置情報に変
    更する現在位置情報変更手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の移動
    体管理システム。
  8. 【請求項8】 少なくとも管理する前記移動体監視ユニ
    ットが設置されている範囲の地図情報を管理側表示部に
    表示させる管理側表示制御手段をさらに備え、 前記管理側表示制御手段は、前記移動体監視ユニットを
    示す象徴図を前記現在位置情報記憶手段が記憶している
    前記現在位置情報に対応する位置となるように前記地図
    情報上に重畳させることを特徴とする請求項6又は7に
    記載の移動体管理システム。
  9. 【請求項9】 各々の前記移動体に関する移動体情報を
    記憶する移動体情報記憶手段と、 前記管理側表示部に表示された前記象徴図を選択させる
    選択手段と、 前記選択手段にて選択された前記象徴図に対応する移動
    体監視ユニットにて監視している前記移動体を示す前記
    移動体情報を前記移動体情報記憶手段から抽出する抽出
    手段と、 をさらに備え、 前記管理側表示制御手段は、前記抽出手段が抽出した前
    記移動体情報を前記管理側表示部に表示させることを特
    徴とする請求項8に記載の移動体管理システム。
  10. 【請求項10】 前記移動体監視ユニットは工事現場、
    プラント、工場等の施設に設けられるものであり、前記
    移動体は前記施設で用いられる車両であり、前記施設に
    おける前記車両の在籍を管理することを特徴とする請求
    項6〜9の何れかに記載の移動体管理システム。
  11. 【請求項11】 前記移動体監視ユニットはマラソン、
    トライアスロン等の競技の会場に設けられるものであ
    り、前記移動体は前記競技の参加者であり、前記会場に
    おける前記参加者の所在を管理することを特徴とする請
    求項6〜9の何れかに記載の移動体管理システム。
  12. 【請求項12】 前記記憶媒体は、前記参加者に着脱自
    在に装着される無線タグが有する記憶媒体であり、 前記移動体監視ユニットの前記取込手段は、前記無線タ
    グが無線にて送信する前記識別情報を取り込むことを特
    徴とする請求項11に記載の移動体管理システム。
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