JP2002116631A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002116631A
JP2002116631A JP2000304699A JP2000304699A JP2002116631A JP 2002116631 A JP2002116631 A JP 2002116631A JP 2000304699 A JP2000304699 A JP 2000304699A JP 2000304699 A JP2000304699 A JP 2000304699A JP 2002116631 A JP2002116631 A JP 2002116631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image
light
dark
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000304699A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Haneda
哲 羽根田
Kunio Shigeta
邦男 重田
Seiko Itagaki
板垣  整子
Yotaro Sato
洋太郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000304699A priority Critical patent/JP2002116631A/ja
Publication of JP2002116631A publication Critical patent/JP2002116631A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 淡、濃トナーの使用と光沢、非光沢との組み
合わせによって、写真画像や文字画像等に応じての、ハ
イライト部(低濃度部)での画像荒れの発生の防止と、
高濃度部でのダイナミックレンジでの階調性の再現の向
上とを図った画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 非光沢の濃トナーと光沢の淡トナーとを
用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法により
トナーを用いて画像形成を行う画像形成装置に係わり、
特に主として同色の、淡色のトナーと濃色のトナーとの
2種類のトナーを用いて現像し、画像形成を行う画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法を用いた画像形成装置にあっ
ては、帯電手段によって像形成体上に一様帯電がなされ
たのち像露光がなされて潜像が形成される。潜像部分は
続く現像手段によって現像が行われ、トナー像が形成さ
れる。デジタル方式の画像形成装置にあっては、像露光
は例えばパルス幅変調されたドットによって像露光が行
われ、ドット部分にトナーが付着する反転現像が行われ
る。ドット部分に付着するトナー量は、像形成体上のド
ット部分の面積や電位の状態とこれに対しての現像バイ
アスやトナーの有する電荷の状態等によって定まる。
【0003】像形成体上に像露光手段によって記録され
る高濃度の画像部分は面積当たりのドット数も多く、1
ドットの大きさも大きい。一方、低濃度の画像部分は面
積当たりのドット数も少なく1ドットの大きさも小さ
い。このことによって現像後は像形成体上の高濃度の画
像部分にはトナー付着量は多く、低濃度の画像部分には
トナー付着量は少ない。記録画像の濃淡の差異は、像形
成体上に現像によって付着する面積当たりのトナーの付
着量の多少によって表現されている。
【0004】一方、複写機等の画像形成装置では、一般
に原稿画像が忠実に再現されることが求められていて、
例えば写真原稿は光沢を有していることから、コピー画
像についても光沢画像であることが求められている。特
許第3030576号公報には光沢が求められる範囲に
ついて透明トナーを用い、当該範囲を光沢があるように
する提案がなされている。ここで用いられる透明トナー
はカラー画像の現像を行うトナーから着色剤を除いたト
ナーであって、定着器の定着温度を高く設定したり、定
着時の加圧を大にしたり、定着時間を長くしたりして透
明トナーが付着した範囲について光沢画像が得られる手
段が開示されている。トナー像は一般にトナーのガラス
転移温度等の特性と定着条件との関係によって、光沢あ
るいは非光沢の画像が得られることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一種類
のトナーによっては、良好な階調性をもった画像形成を
行うことは困難である。特にハイライト部(低濃度部)
ではドットが小さいことから面積当たり極少量のトナー
の付着は不安定であり、画像むら(画像荒れ)が生じ易
く、かつ安定した階調性を求めることは困難である。ま
た高濃度部でトナーは、過剰なトナーの付着状態にあっ
て画像濃度は飽和し易く、広い領域(ダイナミックレン
ジ)での階調性がでないという問題を有する。また一般
に、写真画像の場合には光沢画像であることが求められ
るが、文字画像等の場合には文字が読み易い等の理由か
ら非光沢画像であることが求められる。
【0006】本発明は上記の問題点を解決し、モノクロ
やカラーの画像形成装置に適用するものであり、同色の
淡色と濃色の2種類のトナー(例えば、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒色(K)の何れ
か)を用いて現像を行う画像形成装置において、淡、濃
トナーの使用と光沢、非光沢との組み合わせによって、
写真画像や文字画像等に応じての、ハイライト部(低濃
度部)での画像荒れの発生の防止と、高濃度部でのダイ
ナミックレンジでの階調性の再現の向上とを図った画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体上
に形成されたトナー像を、転写材上に転写、固定する画
像形成装置において、非光沢の濃トナーと光沢の淡トナ
ーとを用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成
装置(第1の発明)によって達成される。
【0008】また、上記目的は、像形成体上に形成され
たトナー像を、転写材上に転写、固定する画像形成装置
において、光沢の異なる濃トナーと淡トナーとの選択的
使用により、光沢画像と非光沢画像とを形成することを
特徴とする画像形成装置(第2の発明)によって達成さ
れる。
【0009】また、上記目的は、像形成体上に形成され
たトナー像を、転写材上に転写、固定する画像形成装置
において、透明性の異なる濃トナーと淡トナーとを用い
るもので、前記淡トナーの方が透明性が高く、前記濃ト
ナーの方が透明性が低いことを特徴とする画像形成装置
(第3の発明)によって達成される。
【0010】また、上記目的は、像形成体上に形成され
たトナー像を、転写材上に転写、固定する画像形成装置
において、濃トナーと淡トナーとを用いて画像形成を行
うもので、前記淡トナーの上を透明トナーで覆うことを
特徴とする画像形成装置(第4の発明)によって達成さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0012】実施形態1 本発明の請求項1、3、4、5にかかわる画像形成装置
の一実施形態の画像形成プロセス、各機構について、図
1ないし図5を用いて説明する。図1は、本発明の請求
項1、3、4、5にかかわる画像形成装置の一実施形態
を示すカラー画像形成装置の断面構成図であり、図2
は、図1の画像形成装置における画像処理システムのブ
ロック図であり、図3は、トナー付着量とプリント画像
濃度との関係を示すグラフであり、図4は、図1の画像
形成装置における静電潜像の電位状態と潜像部分へのト
ナー付着状態とを示す図であり、図5は、図1の画像形
成装置における記録紙へのトナー付着状態を示す図であ
る。
【0013】図1によれば、図1に示すカラー画像形成
装置は中間転写体を用いたタンデム方式のカラー画像形
成装置であって、中間転写体である転写ベルト14aの
周縁部には、転写ベルト14aの回転方向上流側から、
黒色(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ
ー(Y)から成る4組のカラー画像形成用のプロセスユ
ニット100と、最下流側に必要に応じて使用される、
白色(W)及び透明(T)のプロセスユニット100と
が設けられていて、K、C、M及びYのプロセスユニッ
ト100では非光沢の濃トナーと光沢を有する淡トナー
とを用いてのK、C、M及びYのカラートナー像が形成
され、さらに必要に応じて、白色(W)及び透明(T)
のプロセスユニット100において白色トナー及び/ま
たは透明トナーを用いてのトナー像が、K、C、M及び
Yのカラートナー像の上に形成され、形成された重ね合
わせトナー像は転写ベルト14aの上で重ね合わせて転
写され、転写されたトナー像は転写材である記録紙上に
一括転写され、定着されて機外に排出される構成となっ
ている。
【0014】K、C、M、Y及びW,Tの5組のプロセ
スユニット100は何れも共通した構造となっているの
で、その1組について説明する。像形成体である感光体
ドラム10は、例えばガラスや透光性アクリル樹脂等の
透光性部材によって形成される円筒状の基体の外周に、
透光性の導電層及び有機感光層(OPC)の光導電体層
を形成したものである。
【0015】感光体ドラム10は、図示しない駆動源か
らの動力により、或いは転写ベルト14aに従動し、透
光性の導電層を接地された状態で矢印で示す反時計方向
に回転される。
【0016】帯電手段としてのスコロトロン帯電器11
は、感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方向
に感光体ドラム10と対峙し近接して取り付けられ、ト
ナーと同極性のコロナ放電によって、感光体ドラム10
に対し一様な電位を与える。
【0017】画像データに基づいて像露光を行う像露光
手段である露光光学系12は、像露光の発光素子として
のLED(発光ダイオード)を感光体ドラム10の軸と
平行に複数個アレイ状に並べた線状の露光素子(不図
示)と等倍結像素子としてのセルフォックレンズ(不図
示)とがホルダに取り付けられた露光用ユニットとして
構成される。円柱状の保持部材に露光光学系12が取付
けられて、感光体ドラム10の基体内部に収容される。
露光素子としてはその他、FL(蛍光体発光)、EL
(エレクトロルミネッセンス)、PL(プラズマ放電)
等の複数の発光素子をアレイ状に並べた線状のものが用
いられる。一様帯電された感光体ドラム10上に、画像
データに基づいて露光光学系12によって像露光を行う
ことによって潜像が形成される。
【0018】非光沢の濃トナー用の現像手段である現像
器13(H)は1成分の非光沢の濃トナー又は非光沢の
濃トナーと磁性キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、感
光体ドラム10の回転方向上流側に配置され、接触又は
非接触によって反転現像を行う。また光沢を有する淡ト
ナー用の現像手段である現像器13(L)は、感光体ド
ラム10の回転方向で現像器13(H)の下流側に配置
され、トナー像を破壊せずに重ね合わせ現像を可能とす
る1成分の光沢を有する淡トナー又は光沢を有する淡ト
ナーと磁性キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、ソフト
現像あるいはより好ましくは非接触現像によって反転現
像を行う。また、白色トナー用の現像手段である現像器
13(W)は1成分の白色トナー又は白色トナーと磁性
キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、感光体ドラム10
の回転方向上流側に配置され、接触又は非接触によって
反転現像を行い、透明トナー用の現像手段である現像器
13(T)は、感光体ドラム10の回転方向で現像器1
3(W)の下流側に配置され、トナー像を破壊せずに重
ね合わせ現像を可能とする1成分の透明トナー又は透明
トナーと磁性キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、ソフ
ト現像あるいはより好ましくは非接触現像によって反転
現像を行う。濃トナー用の現像器13(H)の現像ロー
ラ131(H)にはトナーと同極性の現像バイアス電位
Hが印加され、接触又は非接触状態で潜像に対して非
光沢の濃トナーによる反転現像が行われる。同様に淡ト
ナー用の現像器13(L)の現像ローラ131(L)に
もトナーと同極性の現像バイアス電位VLが印加され、
非光沢の濃トナーによるトナー像の上に光沢を有する淡
トナーによる反転現像が行われる。ソフトな接触現像で
も可能であるが、ここで印加する現像バイアスには交流
成分をも重畳し非接触現像を行うことが好ましい。ここ
で印加される現像バイアス電位VHは現像バイアス電位
Lと同極性であって、|(1/2)V0|<|VH|<
|VL|<|V0|の関係に設定されている。このトナー
像は転写位置において、後段において説明する転写ベル
ト14a上に転写がなされる。転写を終えてドラム上に
残留した転写残トナーは、静電的に回収を行うクリーニ
ング装置19によって清掃が行われる。
【0019】K、C、M、Y及びW,Tの5組のプロセ
スユニット100が並列して対向する転写ベルト14a
は体積抵抗率が1010〜1015Ω・cm、表面抵抗率が
10 10〜1015Ω/□の無端ベルトであり、例えば変性
ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオ
ロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン
アロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を
分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム
基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング防止層と
して厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った、
2層構成のシームレスベルトである。転写ベルト14a
の基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタ
ンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mm
の半導電性ゴムベルトを使用することもできる。転写ベ
ルト14aは、駆動ローラ14d、従動ローラ14e、
テンションローラ14k及びバックアップローラ14j
に外接して張架され、画像形成時には、不図示の駆動モ
ータよりの駆動をうけて駆動ローラ14dが回転され、
各色毎の転写位置では1次転写器14cにより感光体ド
ラム10に転写ベルト14aが押圧され、転写ベルト1
4aが図の矢印で示す方向に回転される。
【0020】K、C、M、Y及びW,Tの転写手段であ
る転写ローラからなる1次転写器14cは、転写ベルト
14aを挟んで各々の感光体ドラム10に対向して設け
られ、転写ベルト14aと各々の感光体ドラム10との
間に各々の転写域(符号なし)を形成する。各々の1次
転写器14cにはトナーと反対極性(本実施形態におい
てはプラス極性)の直流電圧を印加し、転写域に転写電
界を形成することにより、K、C、M及びYの感光体ド
ラム10上の濃、淡トナー像、及び必要に応じて形成さ
れるW,Tの感光体ドラム10上のW、Tのトナー像を
転写ベルト14a上に転写する。
【0021】K、C、M、Y及びW,Tの除電手段であ
る除電器14mは、好ましくはコロナ放電器により構成
され、1次転写器14cにより帯電された転写ベルト1
4aを除電する。
【0022】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により黒(K)のプロセスユニット1
00の感光体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転さ
れ、同時にKのスコロトロン帯電器11の帯電作用によ
りKの感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0023】Kの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Kの露光光学系12によって第1の色信号すなわ
ちKの画像データに対応する電気信号による画像書込が
開始され、Kの感光体ドラム10の表面に原稿画像のK
の画像に対応する静電潜像が形成される。
【0024】前記のKの潜像はKの濃トナー用の現像器
13(H)により非接触状態で反転現像がなされKの感
光体ドラム10の回転に応じKの非光沢の濃トナーによ
るトナー像が形成される。続いて淡トナー用の現像器1
3(L)によってKの光沢を有する淡トナーによるトナ
ー像が先に形成されたKの非光沢の濃トナーによるトナ
ー像の上に重ねて形成される。
【0025】上記の画像形成プロセスによって像形成体
であるKの感光体ドラム10上に形成された濃、淡トナ
ーからなるKのトナー像が、Kの転写域(符号なし)に
おいて、第1の転写手段であるKの1次転写器14cに
よって、転写ベルト14a上に転写される。
【0026】次いで転写ベルト14aは、Cのトナー像
と同期が取られ、シアン(C)のプロセスユニット10
0によりCの感光体ドラム10上に形成された第2の色
信号によるCの画像データに対応するCの非光沢の濃ト
ナーと光沢を有する淡トナーとからなるトナー像が、C
の転写域(符号なし)において、第1の転写手段である
Cの1次転写器14cによって、前記のKの濃、淡トナ
ーからなるトナー像の上からCの濃、淡トナーからなる
トナー像が重ね合わせて形成される。
【0027】同様のプロセスにより、K、Cの重ね合わ
せトナー像と同期が取られ、マゼンタ(M)のプロセス
ユニット100によりMの感光体ドラム10上に形成さ
れた、第3の色信号によるMの画像データに対応するM
の非光沢の濃トナーと光沢を有する淡トナーとからなる
トナー像が、Mの転写域(符号なし)において、第1の
転写手段であるMの1次転写器14cによって、前記の
K、Cのトナー像の上からMの濃、淡トナーからなるト
ナー像が重ね合わせて形成され、更にK、C、Mの重ね
合わせトナー像と同期が取られ、イエロー(Y)のプロ
セスユニット100によりYの感光体ドラム10上に形
成された、第4の色信号によるYの画像データに対応す
るYの非光沢の濃トナーと光沢を有する淡トナーとから
なるトナー像が、Yの転写域(符号なし)において、第
1の転写手段であるYの1次転写器14cによって、前
記のK、C、Mのトナー像の上からYの濃、淡トナーか
らなるトナー像が重ね合わせて形成され、転写ベルト1
4a上にK、C、M及びYの重ね合わせカラートナー像
が形成される。
【0028】さらに後段において詳述するように、必要
に応じてW,Tのプロセスユニット100により、転写
ベルト14a上のK、C、M及びYの重ね合わせカラー
トナー像の上に透明(T)及び/または白色(W)のト
ナー像が重ね合わせて形成される。
【0029】転写後の各々の感光体ドラム10の周面上
に残った転写残トナーは、各々の像形成体のクリーニン
グ手段であるクリーニング装置19によりクリーニング
される。
【0030】転写ベルト14a上の重ね合わせカラート
ナー像形成と同期して転写材収納手段である給紙カセッ
ト15から、転写材給送手段としてのタイミングローラ
16を経て記録紙Pが第2の転写手段である2次転写器
14gの転写域(符号なし)へと搬送され、トナーと反
対極性の直流電圧が印加される2次転写器14gによ
り、転写ベルト14a上の重ね合わせカラートナー像、
或いは必要に応じてK、C、M及びYの重ね合わせカラ
ートナー像の上に透明(T)及び/または白色(W)の
トナー像が重ね合わせて形成されたカラートナー像が記
録紙P上に一括して転写される。
【0031】カラートナー像が転写された記録紙Pは、
鋸歯状電極板から成る分離手段である除電電極16bに
より除電され、定着装置17へと搬送され、定着ローラ
17aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを加えら
れることにより記録紙P上のトナー像が定着された後、
装置外部のトレイへ排出される。
【0032】転写後の転写ベルト14aの周面上に残っ
た転写残トナーは、転写ベルト14aを挟んで従動ロー
ラ14eに対向して設けられる転写ベルトのクリーニン
グ手段であるクリーニング装置19aによりクリーニン
グされる。
【0033】上記の如く、濃、淡トナーを用いて再現領
域を広め、小型で色重ねが容易になされる画像形成装置
が可能となる。なお、上記画像形成装置の例としてカラ
ー画像形成装置にて説明したが、本発明は必ずしもこれ
に限定されるものでなく、図1にて説明したと同様のプ
ロセスによるモノクロの画像形成装置にも適用されるも
のである。
【0034】図2によれば、CCD等の固体撮像素子を
用いた画像読み取り手段によって原稿像の読み取りが行
われる(F1)。CCDからの出力増幅したアナログ画
像信号は8〜10ビットのデジタル信号にA/D変換さ
れ、シェーティング補正とこれに引き続いての色空間変
換、対数変換、黒生成、色補正等の画像処理(1)が行
われる。なお、画像データは収納されたメモリから読み
取り同様処理をしてもよい。
【0035】画像処理(1)で得られた画像データ(F
5)は、トナーに対してのγ補正が行われ(F6)、M
TF補正(F7)、PWM変調が行われる(F8)。P
WM変調が行われた画像データは露光光学系12によっ
て感光体ドラム10上への像露光が行われる(F9)。
【0036】本実施形態においては、画像処理(1)で
得られた画像データは、データの濃度分布や隣接するド
ット間での濃度差をチェックすることによって、原稿像
が写真や絵等の中間調画像であるか、文字や線画等の文
字画像であるかの画像判別が行われる(F3)。また出
力形態が文字又は写真や絵の画像モードに指示されたと
きは、その指示に基づいて濃、淡トナーの使用割合を決
定する(F13)。
【0037】文字画像と判断されたときは、主として現
像器13(H)を用い、濃トナーによる現像を行う(F
14A)。
【0038】また、中間調画像と判断されたときは、現
像器13(H)による濃トナーの使用量を減らし、主と
して現像器13(L)を用い、淡トナーの使用量を増や
す方向での現像を行う(F14B)。
【0039】なお、非光沢の濃トナーと光沢を有する淡
トナーとを用いる画像形成装置について、本発明による
充分な効果を得るためには濃トナーと淡トナーとの間
で、例えば図3に示すトナー付着量とプリント画像濃度
の関係にあることが望ましい。なお、濃、淡トナーの濃
度差は、トナー粒子の中に含まれる顔料の量の差等によ
って生じる。又、飽和する時のトナー付着量はトナー粒
径に依存する。例えば濃トナーについては、白色紙への
トナー付着量が1mg/cm2程度で記録濃度は飽和状
態となる。飽和状態での飽和濃度値Dmax(H)=1.
7〜2.5であることが必要である。図3に示すよう
に、略飽和状態となった所の濃度値をDmax(H)と定
義する。正確には破線で示すように濃度は更に徐々に増
加する。
【0040】一方、淡トナーについては、例えば白色紙
へのトナー付着量が1mg/cm2では濃度は飽和状態
には達しない。濃トナーが飽和濃度値に達するトナー付
着量と同じトナー付着量を淡トナーによって行ったと
き、即ち濃トナーの濃度飽和時に相当する淡トナーの記
録濃度D(L)は、D(L)=0.3〜0.8の間にあ
ることが必要である。そして白色紙へのトナー付着量
が、飽和濃度値に達する以前の例えばトナー付着量が
0.5mg/cm2における淡トナーを用いたときの記
録濃度DS(L)との比、即ち淡トナーと濃トナーとの
記録濃度の傾き比DS(L)/DS(H)=0.2〜0.
5の間にあることが必要である。
【0041】記録濃度については濃トナーと淡トナーと
の間で上記のような関係にあることを必要とするが、ト
ナー粒径や帯電量については、濃、淡トナーについて同
じ状態にあることが好ましい。トナー粒径については、
濃、淡トナーともに画質や現像性を確保する関係から、
体積平均粒径が3〜10μmの間にあり、差異があって
も±20%以下であることが好ましい。また帯電量につ
いては、濃、淡トナーともに5〜30μC/gの間にあ
り、特にトナー粒径の小さい場合には高い帯電量である
ことが必要で、差異があっても±20%以下であること
が好ましい。このような条件を満たすことによって、
濃、淡トナー間では相似したγ特性が得られ、中〜高濃
度部での濃トナーと淡トナーとの付着量の和が略同じで
記録濃度変化をリニアに変化させるように設計すること
が容易になる。
【0042】なお、図3に示した階調特性はトナー粒径
や含まれる色材によっても変化する。小粒径トナーの場
合は付着量がより少ない0.5mg/cm2でも飽和す
ることがあるが、各飽和濃度や傾き比が濃、淡トナーの
設計においては重要である。
【0043】図4によれば、図4(A)に示すように、
スコロトロン帯電器11によって通常は500〜100
0Vの帯電電位V0に一様帯電した感光体ドラム10の
感光層は、露光光学系12によって像露光が行われ、ビ
ジネス文書等の文字画像に当たる高濃度部、写真、印刷
等の中間調画像に当たる中濃度部や低濃度部(ハイライ
ト部)等の電位を異にした潜像が形成される。最大の高
濃度部は残留電位の分が通常数十V残るが略0Vまで下
がる。
【0044】図4(B)に示すように、主としてビジネ
ス文書等の文字画像に当たる高濃度部での現像時におい
ては、非光沢の濃トナーを収納し現像バイアス電位VH
が印加された現像器13(H)によって第1の反転現像
が行われる。ここで印加される現像バイアス電位VH
絶対値は、V0/2以上でかつ低濃度部の潜像電位より
低い電位に設定されているので、現像ローラ131
(H)に対向した位置に感光体ドラム10上の潜像が移
動して来ると、高濃度部と、写真、印刷等の中間調画像
に当たる中濃度部においては現像ローラ131(H)と
の間で現像電界が形成され、高濃度部と中濃度部には非
光沢の濃トナーが静電的に付着して現像器13(H)に
よる現像が行われる。しかし低濃度部では現像ローラ1
31(H)との間で現像電界が形成されないので濃トナ
ーは付着することはない。現像バイアス電位VHは感光
体の帯電電位V0に対し、(0.5〜0.8)V0である
ことが望ましい。なおこれに交流バイアスを重畳しても
よい。こうすることにより、中濃度部に濃トナーを付着
させることができるので、淡トナーとの付着境界を低い
濃度迄委ねることができる。これにより、以下に説明す
る写真、印刷等の中間調画像の淡トナーによる、低濃度
部から滑らかに濃度変化を有する階調性を実現すること
ができる。また濃、淡トナーの共存領域が広いことから
安定し、画像ノイズも知覚されずらくなる。
【0045】図4(C)に示すように、高〜中濃度部の
潜像部分に非光沢の濃トナーが付着した感光体ドラム1
0が、写真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部や低
濃度部の現像時において、光沢を有する淡トナーを収容
し現像バイアス電位VLが印加された現像器13(L)
の現像ローラ131(L)に対向する位置に到達する
と、現像器13(L)による光沢を有する淡トナーの現
像が行われる。現像バイアス電位VLはV0/2以上でか
つ現像バイアス電位VHと感光体の帯電電位V0との間の
電位に設定されているので、低濃度部においては現像ロ
ーラ131(L)との間で現像電界が形成され、低濃度
部には淡トナーが静電的に付着する。また、濃トナーが
静電的に付着した高〜中濃度部では潜像電位の多く(7
0〜90%)は残っているので、高〜中濃度部にも濃ト
ナーの上に淡トナーが静電的に付着する。現像バイアス
電位VLは感光体の帯電電位V0に対しVHより高く、か
つ(0.7〜0.9)V0であることが望ましい。なお
これに交流バイアスが重畳されていてもよい。
【0046】上記の如くにして、図5(A)に示すよう
に、ビジネス文書等の文字画像に当たる高濃度部と写
真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部や低濃度部が
形成されるが、上述したように、定着時、記録紙P上に
非光沢の濃トナーによるトナー像の上に光沢を有する淡
トナーが形成される。淡トナーのみでは濃度が低く、淡
トナーに光沢性を持たせる。また、濃トナー上に光沢を
有する淡トナーを被せて濃トナー像の光沢を維持する。
【0047】下地の非光沢部分も光沢化するために、図
5(B)に示すように、記録紙P上の、少なくとも淡ト
ナーの下に、透明トナーを用いる現像器13(T)によ
り透明トナー層を形成する。また、淡トナーは淡いので
透けてしまうので、下地の光沢や色味の影響を受け易
い。これを防止するために、記録紙P上の、少なくとも
淡トナーの下で、透明トナー層の下に、さらに白色トナ
ーを用いる現像器13(W)により白色トナー層を形成
する。
【0048】上記において、濃トナーより淡トナーの光
沢度は高く設定し、定着時、淡トナーの光沢度は15〜
40°程度、濃トナーの光沢度は8〜20°程度、透明
トナーの光沢度は淡トナーの光沢度と略同程度の15〜
40°程度に設定することが好ましく、濃、淡トナーの
光沢度の差は、5〜20°程度が好ましいことが実用的
に確認されている。これにより、下地の光沢や色味の影
響を防止し、良好な画像形成が行われる。
【0049】上記の如く、非光沢の濃トナーと光沢の淡
トナーとを用いて画像形成を行うことにより、写真画像
や文字画像等に応じての、ハイライト部(低濃度部)で
の画像荒れの発生の防止と、高濃度部でのダイナミック
レンジでの階調性の再現の向上とが図られた画像形成装
置の提供が可能となる。
【0050】実施形態2 上記図1の画像形成プロセスにおいては、共通の潜像に
現像を繰り返すことから、淡トナーのみ、淡トナーと濃
トナー、濃トナーのみの選択はできるが、原稿画像の特
定の画像領域に対してのビジネス文書等の文字画像の濃
トナー使用領域や、写真、印刷等の中間調画像に当たる
淡トナー使用領域、濃淡トナー使用領域の選択的な使用
はできない。以下に、ビジネス文書等の文字画像の濃ト
ナー使用領域や、写真、印刷等の中間調画像に当たる淡
トナー使用領域、濃淡トナー使用領域の選択的な使用を
可能とする、本発明の請求項2ないし5にかかわる画像
形成装置の一実施形態の画像形成プロセス、各機構につ
いて、図6ないし図10、及び実施形態1にて前述した
図3を用いて説明する。図6は、本発明の請求項2ない
し5にかかわる画像形成装置の一実施形態を示すカラー
画像形成装置の断面構成図であり、図7は、図6の画像
形成装置における画像処理システムのブロック図であ
り、図8は、図6の画像形成装置における静電潜像の電
位状態と潜像部分へのトナー付着状態とを示す図であ
り、図9は、図6の画像形成装置における記録紙へのト
ナー付着状態を示す図であり、図10は、ビジネス文書
等の文字画像に当たる高濃度部や、写真、印刷等の中間
調画像に当たる低濃度部、中濃度部のエディタによる領
域選択を示す図である。なお、前記実施形態1にて説明
したと同一の機能、構造を有する部材には同一の番号を
付す。
【0051】本実施形態の画像形成装置は、画像形成領
域の選択に応じて、画像濃度情報を淡トナー用の画像デ
ータと濃トナー用の画像データとに分解し、淡トナー用
の画像データに基づく像露光と淡トナーを用いての現像
によって淡トナー像を形成し、濃トナーに基づく像露光
と濃トナーを用いての現像によって濃トナー像を形成
し、淡トナー像とを重ね合わせて画像形成を行う画像形
成装置であるが、像形成体上で帯電、像露光、現像の繰
り返しにより光沢の異なる濃、淡トナーによる濃、淡ト
ナー像を重ね合わせて画像形成する画像形成装置であっ
て、特にタンデム方式によりK、C、M及びYの各色に
ついての光沢の異なる淡、濃トナー像を重ねてカラー画
像形成を行うカラー画像形成装置である。
【0052】図6によれば、図6に示すカラー画像形成
装置は中間転写体を用いたタンデム方式のカラー画像形
成装置であって、中間転写体である転写ベルト14aの
周縁部には、転写ベルト14aの回転方向上流側から、
黒色(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロ
ー(Y)から成る4組のカラー画像形成用のプロセスユ
ニット100と、最下流側の白色(W)及び透明(T)
のプロセスユニット100とが設けられていて、K、
C、M及びYのプロセスユニット100では光沢の異な
る濃、淡トナーを用いてのK、C、M及びYのカラート
ナー像が形成され、さらに必要に応じて、白色(W)及
び透明(T)のプロセスユニット100において白色ト
ナー及び/または透明トナーを用いてのトナー像が、
K、C、M及びYのカラートナー像の上に重ね合わせて
形成され、形成された重ね合わせトナー像は転写ベルト
14aの上で転写され、転写されたトナー像は転写材で
ある記録紙上に一括転写され、定着されて機外に排出さ
れる構成となっている。
【0053】K、C、M、Y及びW,Tの5組のプロセ
スユニット100は何れも共通した構造となっているの
で、その1組について説明する。像形成体である感光体
ドラム10は、例えばガラスや透光性アクリル樹脂等の
透光性部材によって形成される円筒状の基体の外周に、
透光性の導電層及び有機感光層(OPC)の光導電体層
を形成したものである。
【0054】感光体ドラム10は、図示しない駆動源か
らの動力により、或いは転写ベルト14aに従動し、透
光性の導電層を接地された状態で矢印で示す反時計方向
に回転される。
【0055】濃トナー用の帯電手段であるスコロトロン
帯電器11(H)及び淡トナー用の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器11(L)、白色トナー用の帯電手段で
あるスコロトロン帯電器11(W)及び透明トナー用の
帯電手段であるスコロトロン帯電器11(T)は、それ
ぞれ、感光体ドラム10の移動方向に対して直交する方
向に感光体ドラム10と対峙し近接して取り付けられ、
トナーと同極性のコロナ放電によって、感光体ドラム1
0に対し一様な電位を与える。
【0056】濃トナー用の像露光手段である露光光学系
12(H)、淡トナー用の像露光手段である露光光学系
12(L)、白色トナー用の像露光手段である露光光学
系12(W)及び透明トナー用の像露光手段である露光
光学系12(T)は、それぞれ、像露光の発光素子とし
てのLED(発光ダイオード)を感光体ドラム10の軸
と平行に複数個アレイ状に並べた線状の露光素子(不図
示)と等倍結像素子としてのセルフォックレンズ(不図
示)とがホルダに取り付けられた露光用ユニットとして
構成される。円柱状の保持部材に、露光光学系12
(H)、12(L)が取付けられて感光体ドラム10の
基体内部に収容される。露光素子としてはその他、FL
(蛍光体発光)、EL(エレクトロルミネッセンス)、
PL(プラズマ放電)等の複数の発光素子をアレイ状に
並べた線状のものが用いられる。露光光学系12(H)
は濃トナー用の画像データの画像濃度データによって像
露光を行う像露光手段であり、露光光学系12(L)は
淡トナー用の画像データの画像濃度データによって像露
光を行う像露光手段である。
【0057】濃トナー用の像露光手段である露光光学系
12(H)は、感光体ドラム10上での露光位置をスコ
ロトロン帯電器11(H)と濃トナーを内蔵した現像器
13(H)との間で、現像器13(H)に対して感光体
ドラム10の回転方向上流側に設けた状態で、感光体ド
ラム10の内部に配置される。淡トナー用の像露光手段
である露光光学系12(L)の感光体ドラム10上での
露光位置は、現像器13(H)の下流側にあって、スコ
ロトロン帯電器11(L)と淡トナーを内蔵した現像器
13(L)との間で、現像器13(L)に対して感光体
ドラム10の回転方向上流側に設けた状態で感光体ドラ
ム10の内部に配置される。
【0058】また、白色トナー用の像露光手段である露
光光学系12(W)は、感光体ドラム10上での露光位
置をスコロトロン帯電器11(W)と白色トナーを内蔵
した現像器13(W)との間で、現像器13(W)に対
して感光体ドラム10の回転方向上流側に設けた状態
で、感光体ドラム10の内部に配置される。同様に、透
明トナー用の像露光手段である露光光学系12(T)の
感光体ドラム10上での露光位置は、現像器13(W)
の下流側にあって、スコロトロン帯電器11(T)と透
明トナーを内蔵した現像器13(T)との間で、現像器
13(T)に対して感光体ドラム10の回転方向上流側
に設けた状態で感光体ドラム10の内部に配置される。
【0059】濃トナー用の現像手段である現像器13
(H)は1成分の濃トナー又は濃トナーと磁性キャリア
との2成分現像剤を内蔵し、接触又は非接触によって反
転現像を行う。また淡トナー用の現像手段である現像器
13(L)は、トナー像を破壊せずに重ね合わせ現像を
可能とする1成分の淡トナー又は淡トナーと磁性キャリ
アとの2成分現像剤を内蔵し、ソフト現像あるいはより
好ましくは非接触現像によって反転現像を行う。後段に
おいて詳述するように、光沢の異なる濃、淡トナーの選
択的な使用により、光沢画像と非光沢画像との形成が行
われる。また、白色トナー用の現像手段である現像器1
3(W)は1成分の白色トナー又は白色トナーと磁性キ
ャリアとの2成分現像剤を内蔵し、感光体ドラム10の
回転方向上流側に配置され、接触又は非接触によって反
転現像を行い、透明トナー用の現像手段である現像器1
3(T)は、感光体ドラム10の回転方向で現像器13
(W)の下流側に配置され、トナー像を破壊せずに重ね
合わせ現像を可能とする1成分の透明トナー又は透明ト
ナーと磁性キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、ソフト
現像あるいはより好ましくは非接触現像によって反転現
像を行う。このトナー像は転写位置において、後段にお
いて説明する転写ベルト14a上に転写がなされる。転
写を終えてドラム上に残留した転写残トナーは、静電的
に回収を行うクリーニング装置19によって清掃が行わ
れる。
【0060】画像形成に当たっては、K、C、M及びY
の各色の画像データは、後段において詳述するように、
それぞれ画像濃度データを伴う濃トナー用の画像データ
と淡トナー用の画像データとに分けられ、濃トナー用の
画像データの画像濃度データの像露光が露光光学系12
(H)によって行われ、現像器13(H)の現像ローラ
131(H)によって濃トナーによる現像が行われる。
淡トナー用の画像データの画像濃度データの像露光が露
光光学系12(L)によって行われ、現像器13(L)
の現像ローラ131(L)によって淡トナーによる現像
が行われて、濃トナーによるトナー像の上には淡トナー
によるトナー像が感光体ドラム10上に重ねて形成され
る。この光沢の異なる濃、淡トナー像は転写位置におい
て、後に説明する転写ベルト14a上に転写がなされ
る。転写を終えて感光体ドラム10上に残留した転写残
トナーは、静電的に回収を行うクリーニング装置19に
よって清掃が行われる。
【0061】K、C、M、Y及びW,Tの5組のプロセ
スユニット100が並列して対向する転写ベルト14a
は体積抵抗率が1010〜1015Ω・cm、表面抵抗率が
10 10〜1015Ω/□の無端ベルトであり、例えば変性
ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオ
ロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン
アロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を
分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性フィルム
基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング防止層と
して厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを行った、
2層構成のシームレスベルトである。転写ベルト14a
の基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタ
ンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mm
の半導電性ゴムベルトを使用することもできる。転写ベ
ルト14aは、駆動ローラ14d、従動ローラ14e、
テンションローラ14k及びバックアップローラ14j
に外接して張架され、画像形成時には、不図示の駆動モ
ータよりの駆動をうけて駆動ローラ14dが回転され、
各色毎の転写位置では1次転写器14cにより感光体ド
ラム10に転写ベルト14aが押圧され、転写ベルト1
4aが図の矢印で示す方向に回転される。
【0062】K、C、M、Y及びW,Tの転写手段であ
る転写ローラからなる1次転写器14cは、転写ベルト
14aを挟んで各々の感光体ドラム10に対向して設け
られ、転写ベルト14aと各々の感光体ドラム10との
間に各々の転写域(符号なし)を形成する。各々の1次
転写器14cにはトナーと反対極性(本実施形態におい
てはプラス極性)の直流電圧を印加し、転写域に転写電
界を形成することにより、K、C、M及びYの感光体ド
ラム10上の光沢の異なる濃、淡トナー像、及び必要に
応じて形成されるW,Tの感光体ドラム10上のW、T
のトナー像を転写ベルト14a上に転写する。
【0063】K、C、M、Y及びW,Tの除電手段であ
る除電器14mは、好ましくはコロナ放電器により構成
され、1次転写器14cにより帯電された転写ベルト1
4aを除電する。
【0064】画像記録のスタートにより不図示の感光体
駆動モータの始動により黒(K)のプロセスユニット1
00の感光体ドラム10が図の矢印で示す方向へ回転さ
れ、同時にKのスコロトロン帯電器11(H)の帯電作
用によりKの感光体ドラム10に電位の付与が開始され
る。
【0065】Kの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Kの濃トナー用の露光光学系12(H)によって
第1の色信号すなわちKの濃トナー用の画像データに対
応する電気信号による画像書込が開始され、Kの感光体
ドラム10の表面に原稿画像のKの画像に対応する濃ト
ナー用の静電潜像が形成される。
【0066】前記の濃トナー用の潜像はKの濃トナー用
の現像器13(H)により接触状態で反転現像がなされ
Kの感光体ドラム10の回転に応じKの濃トナーによる
トナー像が形成される。続いてスコロトロン帯電器11
(L)による帯電と、Kの淡トナー用の露光光学系12
(L)によるKの画像に対応する淡トナー用の静電潜像
が形成され、淡トナー用の現像器13(L)によってK
の淡トナーによるトナー像が先に形成されたKの濃トナ
ーによるトナー像の上に重ねて形成される。
【0067】上記の画像形成プロセスによって像形成体
であるKの感光体ドラム10上に形成された濃、淡トナ
ーからなるKのトナー像が、Kの転写域(符号なし)に
おいて、第1の転写手段であるKの1次転写器14cに
よって、転写ベルト14a上に転写される。
【0068】次いで転写ベルト14aは、Cのトナー像
と同期が取られ、シアン(C)のプロセスユニット10
0によりCの感光体ドラム10上に形成されたCの濃、
淡トナーからなるトナー像が、Cの転写域(符号なし)
において、第1の転写手段であるCの1次転写器14c
によって、前記のKの濃、淡トナーからなるトナー像の
上からCの濃、淡トナーからなるトナー像が重ね合わせ
て形成される。
【0069】同様のプロセスにより、K、Cの重ね合わ
せトナー像と同期が取られ、マゼンタ(M)のプロセス
ユニット100によりMの感光体ドラム10上に形成さ
れた、第3の色信号によるMの画像データに対応するM
の濃、淡トナーからなるトナー像が、Mの転写域(符号
なし)において、第1の転写手段であるMの1次転写器
14cによって、前記のK、Cのトナー像の上からMの
濃、淡トナーからなるトナー像が重ね合わせて形成さ
れ、更にK、C、Mの重ね合わせトナー像と同期が取ら
れ、イエロー(Y)のプロセスユニット100によりY
の感光体ドラム10上に形成された、第4の色信号によ
るYの画像データに対応するYの濃、淡トナーからなる
トナー像が、Yの転写域(符号なし)において、第1の
転写手段であるYの1次転写器14cによって、前記の
K、C、Mのトナー像の上からYの濃、淡トナーからな
るトナー像が重ね合わせて形成され、転写ベルト14a
上にK、C、M及びYの重ね合わせカラートナー像が形
成される。
【0070】さらに後段において詳述するように、必要
に応じてW,Tのプロセスユニット100により、転写
ベルト14a上のK、C、M及びYの重ね合わせカラー
トナー像の上に透明(T)及び/または白色(W)のト
ナー像が重ね合わせて形成される。
【0071】転写後の各々の感光体ドラム10の周面上
に残った転写残トナーは、各々の像形成体のクリーニン
グ手段であるクリーニング装置19によりクリーニング
される。
【0072】転写ベルト14a上の重ね合わせカラート
ナー像形成と同期して転写材収納手段である給紙カセッ
ト15から、転写材給送手段としてのタイミングローラ
16を経て記録紙Pが第2の転写手段である2次転写器
14gの転写域(符号なし)へと搬送され、トナーと反
対極性の直流電圧が印加される2次転写器14gによ
り、転写ベルト14a上の重ね合わせカラートナー像、
或いは必要に応じてK、C、M及びYの重ね合わせカラ
ートナー像の上に透明(T)及び/または白色(W)の
トナー像が重ね合わせて形成されたカラートナー像が記
録紙P上に一括して転写される。
【0073】カラートナー像が転写された記録紙Pは、
鋸歯状電極板から成る分離手段である除電電極16bに
より除電され、定着装置17へと搬送され、定着ローラ
17aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを加えら
れることにより記録紙P上のトナー像が定着された後、
装置外部のトレイへ排出される。
【0074】転写後の転写ベルト14aの周面上に残っ
た転写残トナーは、転写ベルト14aを挟んで従動ロー
ラ14eに対向して設けられる転写ベルトのクリーニン
グ手段であるクリーニング装置19aによりクリーニン
グされる。
【0075】上記の如く、濃、淡トナーを用いて再現領
域を広め、小型で色重ねが容易になされる画像形成装置
が可能となる。なお、上記画像形成装置の例としてカラ
ー画像形成装置にて説明したが、本発明は必ずしもこれ
に限定されるものでなく、図6にて説明したと同様のプ
ロセスによるモノクロの画像形成装置にも適用されるも
のである。
【0076】図7によれば、CCD等の固体撮像素子を
用いた画像読み取り手段によって原稿像の読み取りが行
われる(F1)。CCDからの出力増幅したアナログ画
像信号は8〜10ビットのデジタル信号にA/D変換さ
れ、シェーティング補正とこれに引き続いての色空間変
換、対数変換、黒生成、色補正等の画像処理(1)が行
われる。なお、画像データは収納されたメモリから読み
取り同様処理をしてもよい。
【0077】後段において詳述するように、エディタF
により、ビジネス文書等の文字画像の領域であるか、写
真、印刷等の中間調画像の領域であるかの、領域指定が
行われ、エディタFによる、ビジネス文書等の文字画像
の領域であるか、写真、印刷等の中間調画像の領域であ
るかの、領域指定された出力形態(F21)に基づい
て、画像処理(1)で得られた画像データは、画像デー
タ分解され(F4)、濃トナー用の画像データ(F5
A)と、淡トナー用の画像データ(F5B)との作成が
なされる。
【0078】分解した濃、淡トナー用画像データは各々
のトナーに対してのγ補正を行い(F6A,F6B)、
MTF補正(F7A,F7B)、PWM変調を行う(F
8A,F8B)。PWM変調に当たっては、ハイライト
部(低濃度部)でのドット再現を向上せさるよう大きな
ドットで形成し、記録単位を大きくすることが好まし
い。例えば濃トナー用画像データに対しては解像力を重
視することから1画素PWMで行う。一方、淡トナー用
画像データに対しては階調性を高めるために2画素PW
Mで行い、記録単位を大きくする。なお、PWM変調に
代えて強度変調であっても差し支えない。
【0079】PWM変調を終えた濃トナー用画像データ
は露光光学系12(H)によって感光体ドラム10上へ
の像露光を行い(F9A)、PWM変調を終えた淡トナ
ー用画像データは露光光学系12(L)によって感光体
ドラム10上への像露光を行う(F9B)。
【0080】なお、画像判別に応じてこれらの補正値は
遂次変更されることが好ましい。即ち、中間調ではγ補
正を出た形とし、MTF補正を弱めに、PWM記録単位
は大きくする。一方、文字画像ではγ補正を高めに設定
し、MTF補正を強くし、PWM記録単位を小さくする
等の変更を行うことが好ましい。
【0081】さらにエディタの領域選択による出力形態
(F21)に基づいて、必要に応じてW,Tのプロセス
ユニット100により、転写材上に透明トナー像を形成
するための白色トナー画像領域(F22A)の形成のた
めの露光光学系12(W)による感光体ドラム10上へ
の像露光(F23A)や、転写材上に透明トナー像を形
成するための透明トナー画像領域(F22B)の形成の
ための露光光学系12(T)による感光体ドラム10上
への像露光(F23B)が行われる。
【0082】画像形成に先立って、図示しない操作盤上
の濃、淡トナー領域設定釦を押釦することにより濃、淡
トナー領域指定モードとなる。領域指定を行うには、図
10に示すエディタF上の指定位置に載置して、オペレ
ータは原稿D上の濃、淡トナー層形成範囲を策定し、例
えばライトペンLPを用いて指示することにより、ビジ
ネス文書等の文字画像に当たる高濃度部の濃トナー使用
領域Wa、写真、印刷等の中間調画像に当たる低濃度部
の淡トナー使用領域Wb、同じく写真、印刷等の中間調
画像に当たる中濃度部の濃淡トナー使用領域Wcの指定
を行う。指定された各領域は記憶部のRAM(不図示)
内に一旦記憶される。濃トナーには非光沢のトナーを使
用し、濃度が高く、非光沢画像が要求されるビジネス文
書等の文字画像を形成する。また、淡トナーには光沢の
トナーを使用して光沢画像とし、濃度は低くして、ハイ
ライト部(低濃度部)を重視する写真、印刷等の中間調
画像を形成する。このように、エディタを用いることに
より、光沢の異なる濃、淡トナーの選択的な画像形成が
行われる。
【0083】光沢の異なる濃、淡トナーとして、濃トナ
ーより淡トナーの光沢度は高く設定することが好まし
く、定着時、淡トナーの光沢度は15〜40°程度、濃
トナーの光沢度は8〜20°程度、透明トナーの光沢度
は淡トナーの光沢度と略同程度の15〜40°程度とな
るように設定することが好ましく、また、濃、淡トナー
の光沢度の差は、5〜20°程度が好ましいことが実験
的に確認されている。
【0084】コピー釦を押釦することにより既に説明し
たところに従って画像形成を開始し、K、C、M及びY
の各プロセスユニット100による光沢の異なる濃、淡
トナーを用いた濃、淡トナー像の形成が行われる。
【0085】なお、本実施形態の光沢の異なる濃トナー
と淡トナーとを用いる画像形成装置において、本発明に
よる充分な効果を得るためには濃トナーと淡トナーとの
間で、実施形態1の図3にて前述したと同様なトナー付
着量とプリント画像濃度の関係にあることが望ましい。
なお、濃、淡トナーの濃度差は、トナー粒子の中に含ま
れる顔料の量の差等によって生じる。又、飽和する時の
トナー付着量はトナー粒径に依存する。例えば濃トナー
については、白色紙へのトナー付着量が1mg/cm2
程度で記録濃度は飽和状態となる。飽和状態での飽和濃
度値Dmax(H)=1.7〜2.5であることが必要で
ある。図3に示すように、略飽和状態となった所の濃度
値をDmax(H)と定義する。正確には破線で示すよう
に濃度は更に徐々に増加する。
【0086】一方、淡トナーについては、例えば白色紙
へのトナー付着量が1mg/cm2では濃度は飽和状態
には達しない。濃トナーが飽和濃度値に達するトナー付
着量と同じトナー付着量を淡トナーによって行ったと
き、即ち濃トナーの濃度飽和時に相当する淡トナーの記
録濃度D(L)は、D(L)=0.3〜0.8の間にあ
ることが必要である。そして白色紙へのトナー付着量
が、飽和濃度値に達する以前の例えばトナー付着量が
0.5mg/cm2における淡トナーを用いたときの記
録濃度DS(L)との比、即ち淡トナーと濃トナーとの
記録濃度の傾き比DS(L)/DS(H)=0.2〜0.
5の間にあることが必要である。
【0087】記録濃度については濃トナーと淡トナーと
の間で上記のような関係にあることを必要とするが、ト
ナー粒径や帯電量については、濃、淡トナーについて同
じ状態にあることが好ましい。トナー粒径については、
濃、淡トナーともに画質や現像性を確保する関係から、
体積平均粒径が3〜10μmの間にあり、差異があって
も±20%以下であることが好ましい。また帯電量につ
いては、濃、淡トナーともに5〜30μC/gの間にあ
り、特にトナー粒径の小さい場合には高い帯電量である
ことが必要で、差異があっても±20%以下であること
が好ましい。このような条件を満たすことによって、
濃、淡トナー間では相似したγ特性が得られ、中〜高濃
度部での濃トナーと淡トナーとの付着量の和が略同じで
記録濃度変化をリニアに変化させるように設計すること
が容易になる。
【0088】なお、図3に示した階調特性はトナー粒径
や含まれる色材によっても変化する。小粒径トナーの場
合は付着量がより少ない0.5mg/cm2でも飽和す
ることがあるが、各飽和濃度や傾き比が濃、淡トナーの
設計においては重要である。
【0089】図10にて前述したように、エディタFを
用いてビジネス文書等の文字画像に当たる高濃度部の濃
トナー使用領域Wa、写真、印刷等の中間調画像に当た
る低濃度部の淡トナー使用領域Wb、同じく写真、印刷
等の中間調画像に当たる中濃度部の濃淡トナー使用領域
Wcの指示が行われ、エディタFを用いることによる、
光沢の異なる濃、淡トナーの選択的な画像形成が行われ
るが、濃トナーを使用するビジネス文書等の文字画像に
当たる高濃度部、淡トナーを使用する写真、印刷等の中
間調画像に当たる低濃度部、濃、淡トナーを使用する写
真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部等が、以下に
説明する図8に示すようにして形成される。
【0090】図8によれば、濃、淡画像データによる静
電潜像の電位状態と濃、淡トナーのトナー付着状態との
関係は、非光沢の濃トナーを使用するビジネス文書等の
文字画像に当たる高濃度部がであり、濃、淡トナーを
使用する写真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部が
であり、淡トナーを使用する写真、印刷等の中間調画
像に当たる低濃度部がである。先ず、図8(A)に示
すように、図1にて前述した濃トナー用のスコロトロン
帯電器11(H)によって、使用するトナー極性と同極
性(本実施形態においてはマイナス極性)で、通常は−
500〜−1000Vの帯電電位V0に一様帯電した感
光体ドラム10の感光層は、濃トナー用の露光光学系1
2(H)によって像露光が行われ、ビジネス文書等の文
字画像に当たる高濃度部と、写真、印刷等の中間調画像
に当たる中濃度部との電位を異にした濃トナーの画像デ
ータに応じた潜像が形成される。絶対値で最大の高濃度
部は残留電位の分が通常、マイナス数十V残るが略0V
まで下がる。
【0091】続いて図8(B)に示すように、濃トナー
を収納し、使用するトナー極性と同極性(本実施形態に
おいてはマイナス極性)で、感光体ドラム10の帯電電
位V 0に対し、0.8V0程度の、或いはこれに交流バイ
アスを重畳する、現像バイアス電位Vbが印加される、
濃トナー用の現像器13(H)によって光沢度の低い濃
トナーの反転現像が行われる。ここで、現像バイアス電
位Vbによる感光体ドラム10と現像ローラ131
(H)との間で形成される現像電界により、光沢度の低
い濃トナーが感光体ドラム10上の潜像に静電的に付着
して光沢度の低い濃トナーの現像が行われる。
【0092】さらに図8(C)に示すように、淡トナー
用のスコロトロン帯電器11(L)によって、使用する
トナー極性と同極性(本実施形態においてはマイナス極
性)で、前記電位と同程度の−500〜−1000Vの
帯電電位V0に感光体ドラム10の感光層が一様帯電さ
れ、ビジネス文書等の文字画像に当たる高濃度部と、写
真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部との濃トナー
の電位が帯電電位V0程度迄持ち上げられる。
【0093】同様にして、図8(D)に示すように、淡
トナー用の露光光学系12(L)によって、淡トナー用
の画像データの像露光が行われ、写真、印刷等の中間調
画像に当たる中濃度部と、同じく写真、印刷等の中間調
画像に当たる低濃度部との電位を異にした淡トナーの画
像データに応じた潜像が形成される。絶対値で最大の低
濃度部は残留電位の分が通常、マイナス数十V残るが略
0Vまで下がる。
【0094】次に、図8(E)に示すように、淡トナー
を収納し、使用するトナー極性と同極性(本実施形態に
おいてはマイナス極性)で、感光体ドラム10の帯電電
位V 0に対し、前記濃トナー用の現像バイアスと同程度
の値の、0.8V0程度の直流電圧の現像バイアス電位
Vbに、交流電圧を重畳する現像バイアスが印加され
る、淡トナー用の現像器13(L)による非接触での光
沢度の高い淡トナーの反転現像が行われる。直流電圧に
よる現像バイアス電位Vbと交流電圧とによる感光体ド
ラム10と現像ローラ131(L)との間で形成される
現像電界により飛翔される淡トナーが、静電的に感光体
ドラム10の淡トナーの画像データに応じて形成され、
現像バイアス電位Vbより低い電位とされる、低濃度部
の淡トナーの潜像、及び先に感光体ドラム10上に形成
されている中濃度部の濃トナーの潜像上に付着して光沢
度の高い淡トナーの現像が行われる。
【0095】図8(E)で示されるように、得られる記
録画像濃度は、 は高濃度部であり、1回目の像露光と現像とにより、
多量の光沢度の低い濃トナーが付着されたものであり、
ビジネス文書等の文字画像に当たるものである。
【0096】は中濃度部であり、1回目の像露光と現
像とにより、少量の光沢度の低い濃トナー上に、2回目
の像露光と現像とにより、中程度の光沢度の高い淡トナ
ーが付着されたものであり、写真、印刷等の中間調画像
に当たるものである。
【0097】は低濃度部であり、2回目の像露光と現
像とにより、多量の光沢度の高い淡トナーが付着された
ものであり、写真、印刷等の中間調画像に当たるもので
ある。
【0098】上記の如くにして、図9(A)に示すよう
に、ビジネス文書等の文字画像に当たる高濃度部と写
真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部や低濃度部が
形成されるが、上述したように、定着時、ビジネス文書
等の文字画像に当たる高濃度部は、記録紙P上に光沢度
の低い濃トナーのみによるトナー像として形成される。
また定着時、写真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度
部は、記録紙P上に光沢度の低い濃トナーによるトナー
像の上に光沢度の高い淡トナーを形成し、濃トナー像の
光沢度を維持する。また定着時、写真、印刷等の中間調
画像に当たる低濃度部は、記録紙P上に光沢度の高い淡
トナーのみによるトナー像として形成し、光沢を維持す
る。
【0099】下地の非光沢部分も光沢化するために、図
9(B)に示すように、記録紙P上の、少なくとも淡ト
ナーの下に、透明トナーを用いる現像器13(T)によ
り透明トナー層の透明トナー画像領域を形成する。ま
た、淡トナーは淡いので透けてしまうので、下地の光沢
や色味の影響を受け易い。これを防止するために、図9
(C)に示すように、記録紙P上の、少なくとも淡トナ
ーの下で、透明トナー層の透明トナー画像領域の下に、
さらに白色トナーを用いる現像器13(W)により白色
トナー層の白色トナー画像領域を形成する。これによ
り、下地の光沢や色味の影響を防止し、良好な画像形成
が行われる。
【0100】上記の如く、濃トナーより淡トナーの光沢
度が高く設定された濃淡トナーの選択的使用により、写
真画像や文字画像等に応じての、ハイライト部(低濃度
部)での画像荒れの発生の防止と、高濃度部でのダイナ
ミックレンジでの階調性の再現の向上とが図られた画像
形成装置の提供が可能となる。
【0101】実施形態3 透明性が高い淡トナーと透明性が低い濃トナーとの使用
により、写真画像や文字画像等に応じての、ハイライト
部(低濃度部)での画像荒れの発生の防止と、高濃度部
でのダイナミックレンジでの階調性の再現の向上とを図
るための、請求項6ないし8にかかわる画像形成装置に
ついて、図11ないし図14を用いて説明する。図11
は、本発明の請求項6ないし8にかかわる画像形成装置
の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図で
あり、図12は、図11の画像形成装置における記録紙
へのトナー付着状態を示す図であり、図13は、トナー
の透明性の測定方法の説明図であり、図14は、イエロ
ー(Y)を例とする染料系トナーと顔料系トナーの透過
率を示す図である。なお、前記実施形態2にて説明した
と同一の機能、構造を有する部材には同一の番号を付
す。
【0102】本実施形態の画像形成装置は、前記実施形
態2の図6ないし図7にて説明したと同様な画像形成方
法にて画像形成を行うものであり、画像濃度情報を淡ト
ナー用の画像データと濃トナー用の画像データとに分解
し、淡トナー用の画像データに基づく像露光と淡トナー
を用いての現像によって淡トナー像を形成し、濃トナー
に基づく像露光と濃トナーを用いての現像によって濃ト
ナー像を形成し、淡トナー像とを重ね合わせて画像形成
を行う画像形成装置であり、像形成体上で帯電、像露
光、現像の繰り返しにより透明性の異なる濃、淡トナー
による濃、淡トナー像を重ね合わせて画像形成する画像
形成装置であって、特にタンデム方式によりK、C、M
及びYの各色についての光沢の異なる淡、濃トナー像を
重ねてカラー画像形成を行うカラー画像形成装置であ
る。
【0103】図11に示すように、カラー画像形成装置
は中間転写体を用いたタンデム方式のカラー画像形成装
置であって、中間転写体である転写ベルト14aの周縁
部には、転写ベルト14aの回転方向上流側から、黒色
(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー
(Y)から成る4組のカラー画像形成用のプロセスユニ
ット100により透明性の異なる濃、淡トナーを用いて
のK、C、M及びYのトナー像が形成されて、転写ベル
ト14aの上に転写され、転写されたK、C、M及びY
の重ね合わせカラートナー像が転写材である記録紙P上
に一括して転写され、定着されて機外に排出される構成
となっている。また後段において詳述するように、最上
流側には透明(T)のプロセスユニット100とが設け
られていて、記録紙P上で淡トナーによるK、C、M及
びYのカラートナー像を透明トナーで覆う構成となって
いる。
【0104】濃トナー用の現像手段である現像器13
(H)は1成分の透明性の低い濃トナー又は透明性の低
い濃トナーと磁性キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、
接触又は非接触によって反転現像を行う。また透明性の
高い淡トナー用の現像手段である現像器13(L)は、
トナー像を破壊せずに重ね合わせ現像を可能とする1成
分の透明性の高い淡トナー又は透明性の高い淡トナーと
磁性キャリアとの2成分現像剤を内蔵し、ソフト現像あ
るいはより好ましくは非接触現像によって反転現像を行
う。
【0105】透明性の低い濃トナーのみにより、ビジネ
ス文書等の文字画像に当たる高濃度部の画像形成が行わ
れ、透明性の低い濃トナーの上から透明性の高い淡トナ
ーを重ね合わせることにより写真、印刷等の中間調画像
に当たる中濃度部の画像形成が行われ、透明性の高い淡
トナーのみにより、写真、印刷等の中間調画像に当たる
低濃度部の画像形成が行われることは、前記実施形態2
にて説明したと同様である。
【0106】透明性を低くするため、濃トナーには顔料
系着色剤が用いられる。有機顔料としては従来公知のも
のを用いることができる。具体的な有機顔料を以下に例
示する。
【0107】マゼンタまたはレッド用の顔料としては、
C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッ
ド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメン
トレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピ
グメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、
C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメン
トレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:
1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメ
ントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、
C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメント
レッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.
I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッ
ド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げら
れる。
【0108】オレンジまたはイエロー用の顔料として
は、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメ
ントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、
C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメント
イエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.
I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエ
ロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.
ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロ
ー180、C.I.ピグメントイエロー185、C.
I.ピグメントイエロー155、C.I.ピグメントイ
エロー156等が挙げられる。
【0109】グリーンまたはシアン用の顔料としては、
C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブ
ルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、
C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブ
ルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられ
る。
【0110】また透明性を高くするため、淡トナーには
染料系着色剤が用いられる。染料としては従来公知のも
のを用いることができる。具体的な染料を以下に例示す
る。
【0111】C.I.ソルベントレッド1、C.I.ソ
ルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、
C.I.ソルベントレッド58、C.I.ソルベントレ
ッド63、C.I.ソルベントレッド111、C.I.
ソルベントレッド122、C.I.ソルベントイエロー
19、C.I.ソルベントイエロー44、C.I.ソル
ベントイエロー77、C.I.ソルベントイエロー7
9、C.I.ソルベントイエロー81、C.I.ソルベ
ントイエロー82、C.I.ソルベントイエロー93、
C.I.ソルベントイエロー98、C.I.ソルベント
イエロー103、C.I.ソルベントイエロー104、
C.I.ソルベントイエロー112、C.I.ソルベン
トイエロー162、C.I.ソルベントブルー25、
C.I.ソルベントブルー36、C.I.ソルベントブ
ルー60、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ソ
ルベントブルー93、C.I.ソルベントブルー95等
を用いることができ、またこれらの混合物も用いる事が
できる。
【0112】上記顔料系着色剤を用いる濃トナーと染料
系着色剤を用いる淡トナーとにより、ビジネス文書等の
文字画像に当たる高濃度部、写真、印刷等の中間調画像
に当たる中濃度部や低濃度部の画像形成が行われる。濃
トナーと淡トナーとによる写真、印刷等の中間調画像に
当たる中濃度部では、図12(A)に示すように、記録
紙P上で淡トナーが濃トナーの上層となるようにして、
連続性を保つ。即ち濁りなく濃トナーの色を見えるよう
にする。連続性を保つように、淡トナーと濃トナーとの
透明性の差は、10〜30%程度とすることが好まし
い。
【0113】透明性の測定方法としては、例えばYトナ
ーを例とする場合、図13に示すように、白色板、例え
ば透明フィルム上に溶かしたトナー液を塗布し、透明フ
ィルム上で測定光による照射が、図14に示すように、
濃、淡トナーがB成分で同一の透過率(%)となるよう
にトナー量を決める。この条件で、G或いはR成分の透
過率の大きい方を透過性(透明性)大とする。この差が
10〜30%程度とすることが好ましい。
【0114】上記の如く、透明性が高い淡トナーと透明
性が低い濃トナーとの使用により、写真画像や文字画像
等に応じての、ハイライト部(低濃度部)での画像荒れ
の発生の防止と、高濃度部でのダイナミックレンジでの
階調性の再現の向上とが図られた画像形成装置の提供が
可能となる。
【0115】しかしながら、上記顔料系着色剤を用いる
濃トナーと染料系着色剤を用いる淡トナーとによる画像
形成方法において、濃トナーの上に淡トナーを設ける写
真、印刷等の中間調画像に当たる中濃度部や、特に淡ト
ナーのみによる写真、印刷等の中間調画像に当たる低濃
度部では、淡トナーの劣化が大きく、淡トナーの汚れが
目立つ。これを防止するため、図12(B)に示すよう
に、淡トナーの上に前述した透明トナー用の現像器13
(T)を用いて、透明トナー層を形成し、淡トナーを覆
う。この際、透明トナーには、紫外線をブロックするた
め、紫外線吸収剤を混入しておくことが好ましい。
【0116】好ましい紫外線吸収剤としてはベンツトリ
アゾール系があげられ、特に好ましい化合物としては特
開平1−250944号に記載の一般式III−3で示さ
れる化合物、特開昭64−66646号に記載の一般式
IIIで示される化合物、特開昭63−187240号に
記載のUV−1L〜UV−27L、特開平4−1633
号に記載の一般式Iで示される化合物、特開平5−16
5144号に記載の一般式(I)、(II)で示される化
合物が挙げられる。具体的には例えば下記の如きもので
ある。
【0117】
【化1】
【0118】上記により、光劣化が大きい淡トナーの汚
れが防止される。
【0119】
【発明の効果】請求項1または3によれば、非光沢の濃
トナーと光沢の淡トナーとを用いて画像形成を行うこと
により、写真画像や文字画像等に応じての、ハイライト
部(低濃度部)での画像荒れの発生を防止と、高濃度部
でのダイナミックレンジでの階調性の再現の向上とが図
られた画像形成装置の提供が可能となる。
【0120】請求項2または3によれば、濃トナーより
淡トナーの光沢度が高く設定された濃淡トナーの選択的
使用により、写真画像や文字画像等に応じての、ハイラ
イト部(低濃度部)での画像荒れの発生の防止と、高濃
度部でのダイナミックレンジでの階調性の再現の向上と
が図られた画像形成装置の提供が可能となる。
【0121】請求項4または5によれば、下地の光沢や
色味の影響を防止し、良好な画像形成が行われる。
【0122】請求項6または8によれば、透明性が高い
淡トナーと透明性が低い濃トナーとの使用により、写真
画像や文字画像等に応じての、ハイライト部(低濃度
部)での画像荒れの発生の防止と、高濃度部でのダイナ
ミックレンジでの階調性の再現の向上とが図られた画像
形成装置の提供が可能となる。
【0123】請求項7または8によれば、光劣化が大き
い淡トナーの汚れが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1、3、4、5にかかわる画像
形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面
構成図である。
【図2】図1の画像形成装置における画像処理システム
のブロック図である。
【図3】トナー付着量とプリント画像濃度との関係を示
すグラフである。
【図4】図1の画像形成装置における静電潜像の電位状
態と潜像部分へのトナー付着状態とを示す図である。
【図5】図1の画像形成装置における記録紙へのトナー
付着状態を示す図である。
【図6】本発明の請求項2ないし5にかかわる画像形成
装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成
図である。
【図7】図6の画像形成装置における画像処理システム
のブロック図である。
【図8】図6の画像形成装置における静電潜像の電位状
態と潜像部分へのトナー付着状態とを示す図である。
【図9】図6の画像形成装置における記録紙へのトナー
付着状態を示す図である。
【図10】ビジネス文書等の文字画像に当たる高濃度部
や、写真、印刷等の中間調画像に当たる低濃度部、中濃
度部のエディタによる領域選択を示す図である。
【図11】本発明の請求項6ないし8にかかわる画像形
成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構
成図である。
【図12】図11の画像形成装置における記録紙へのト
ナー付着状態を示す図である。
【図13】トナーの透明性の測定方法の説明図である。
【図14】イエロー(Y)を例とする染料系トナーと顔
料系トナーの透過率を示す図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11,11(H),11(L),11(T),11
(W) スコロトロン帯電器 12,12(H),12(L),12(T),12
(W) 露光光学系 13(H),13(L),13(T),13(W) 現
像器 14a 転写ベルト 14c 1次転写器 14g 2次転写器 15 給紙カセット 16 タイミングローラ 17 定着装置 100 プロセスユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 洋太郎 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DD05 EA04 EB01 2H028 BD04 2H030 AA03 AD01 BB22 BB33 2H032 AA02 AA05 AA15 BA09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体上に形成されたトナー像を、転
    写材上に転写、固定する画像形成装置において、 非光沢の濃トナーと光沢の淡トナーとを用いて画像形成
    を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像形成体上に形成されたトナー像を、転
    写材上に転写、固定する画像形成装置において、 光沢の異なる濃トナーと淡トナーとの選択的使用によ
    り、光沢画像と非光沢画像とを形成することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記濃トナーより前記淡トナーの光沢度
    が高く設定されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記淡トナーの使用時は、透明トナーを
    使用することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記淡トナーの使用時は、白色トナーを
    使用することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像形成体上に形成されたトナー像を、転
    写材上に転写、固定する画像形成装置において、 透明性の異なる濃トナーと淡トナーとを用いるもので、 前記淡トナーの方が透明性が高く、前記濃トナーの方が
    透明性が低いことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像形成体上に形成されたトナー像を、転
    写材上に転写、固定する画像形成装置において、 濃トナーと淡トナーとを用いて画像形成を行うもので、 前記淡トナーの上を透明トナーで覆うことを特徴とする
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記濃トナーの色材は顔料系であり、前
    記淡トナーの色材は染料系であることを特徴とする請求
    項6または7に記載の画像形成装置。
JP2000304699A 2000-10-04 2000-10-04 画像形成装置 Pending JP2002116631A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304699A JP2002116631A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304699A JP2002116631A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002116631A true JP2002116631A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18785701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000304699A Pending JP2002116631A (ja) 2000-10-04 2000-10-04 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002116631A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113729B2 (en) 2003-07-31 2006-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of accomplishing uniformity in glossiness
JP2009156915A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Canon Inc 画像形成方法
JP2010181663A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010230971A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2018194725A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7113729B2 (en) 2003-07-31 2006-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of accomplishing uniformity in glossiness
US7522852B2 (en) 2003-07-31 2009-04-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of accomplishing uniformity in glossiness
JP2009156915A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Canon Inc 画像形成方法
JP2010181663A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010230971A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2018194725A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6498910B2 (en) Image forming with light and dark hue toners
JP2001290319A (ja) 画像形成装置
JP2007024988A (ja) 画像形成装置
JP2002148893A (ja) カラー画像形成装置及びカラー画像形成方法
JP2002236396A (ja) 画像形成装置と画像形成方法
JP2002207334A (ja) 画像形成装置
JP2002108021A (ja) 白色トナーと画像形成装置
JPH11160951A (ja) 両面カラー画像形成装置
JP2001318499A (ja) 画像形成装置
JP2002072613A (ja) 画像形成装置
JP2002182438A (ja) 画像形成装置
JP2002341606A (ja) 画像形成装置
JP2002304035A (ja) 画像形成装置
JP2002116631A (ja) 画像形成装置
JP2002099127A (ja) 画像形成装置と画像形成方法
JP2002072572A (ja) 画像形成装置及びカラー画像形成装置
JP2002139883A (ja) 画像形成装置と画像形成方法及び付加情報画像の判別方法
JP2002108039A (ja) 画像形成装置と画像形成方法
JP2002116632A (ja) 画像形成装置
JP2002214871A (ja) 画像形成装置
JP2002116594A (ja) 画像形成装置
CN1896888A (zh) 控制显影单元电压的成像装置
JP2002031949A (ja) 画像形成装置及びカラー画像形成装置
JP2002139882A (ja) カラー画像形成装置
JP2002139867A (ja) 電子写真用のトナー及び画像形成装置