JP2002116211A - 分析装置 - Google Patents

分析装置

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JP2002116211A
JP2002116211A JP2000306167A JP2000306167A JP2002116211A JP 2002116211 A JP2002116211 A JP 2002116211A JP 2000306167 A JP2000306167 A JP 2000306167A JP 2000306167 A JP2000306167 A JP 2000306167A JP 2002116211 A JP2002116211 A JP 2002116211A
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JP
Japan
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error
information
analysis
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analyzer
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Application number
JP2000306167A
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English (en)
Inventor
Etsuhisa Yamamoto
悦久 山本
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Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Industrial Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光X線装置等の本体側で発生したハードウ
ェアエラーの各種の情報を表示してその発生原因を究明
することが可能な分析装置を提供する。 【解決手段】 分析装置本体1と、それとデータ通信可
能に接続された周辺装置であるパソコン2を有してお
り、装置本体1は、試料を自動的に分析するシーケンス
を実行する制御部100を備え、所定のシーケンスを実
行する際その進捗状況をパソコン側へ送信し、かつ装置
本体に発生するハードウェアエラーを検知してパソコン
側へ通知してエラー解析情報を転送する機能を備える。
他方、パソコン側2は、メモリ212とディスプレイ装
置22とを備え、そのCPU211は、装置本体の制御
部が検出したハードウェアエラーを表示装置上に表示す
ると共に、メモリ212に記憶したエラー解析情報を選
択的に表示する機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、試料から
の蛍光X線を測定して試料を分析する蛍光X線分析装置
を含む分析装置に関し、特に、装置の使用時におけるハ
ードウェアエラーの発生時におけるエラー発生原因を究
明するのに好適な分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、装置本体の真空分析室内
に載置した試料にX線を照射することにより試料から発
生する蛍光X線を測定して試料を分析する蛍光X線分析
装置は、種々の分野における種々の物質の分析におい
て、既に広く利用されている。かかる蛍光X線分析装置
においては、多数の物質の分析を自動的に行うことを可
能にするため、例えば円筒形状の試料ホルダーと呼ばれ
る冶具などを使用し、この試料ホルダーを、例えばロボ
ットアーム等を備えた試料交換機と呼ばれる機構によ
り、順次、蛍光X線分析装置の試料室内に搬送・排出し
ながら試料の分析を行うものが既に知られている。そし
て、装置本体における分析のため又は分析準備のための
制御は、通常、装置本体側に設けられた制御用コンピュ
ータが予め格納されたプログラムに従って実行される。
【0003】ところで、上述のような試料交換機を備え
て自動的な試料の分析動作が可能な蛍光X線分析装置で
は、さらに、装置本体とは別体に設けられた、通信回線
等を介して互いにデータ交信が可能に接続された周辺機
器であるパーソナルコンピュータ(以下、パソコン)を
備えており、装置による分析を行う操作者は、分析操作
用のコンピュータ装置を介して分析装置における分析動
作を設定し、あるいは、その動作状況や分析結果をその
表示画面上に表示させることにより、所望の試料の分析
測定を行うものが広く知られている。
【0004】また、上記した周辺機器であるパソコンを
備えた自動分析装置では、分析のため又は分析の準備の
ために装置側の制御用コンピュータが各種の装置を制御
している際に装置本体側のハードウェアにエラーが発生
した場合、その旨がパソコンの画面に表示され、操作者
が発生したハードウェアにエラーを認識することができ
るものも既に知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
の従来技術に述べた自動分析装置では、装置本体側で発
生したハードウェアエラーがパソコンの画面上に表示さ
れるが、しかしながら、その表示画面からは、発生した
ハードウェアエラーの発生原因を究明することは困難で
あり、特に複雑なシーケンス処理中に発生したハードウ
ェアエラーであればより困難であった。加えて、上記周
辺機器であるパソコンの画面上に発生したハードウェア
エラーを表示するだけでは、特に近年において、その処
理能力が著しく向上しているパソコンを有効に活用する
との観点からも、不充分なものでしかなかった。
【0006】そこで、本発明では、上述した従来技術に
おける問題点、特に、分析装置本体側のハードウェアに
エラーが発生した場合にそのエラーの発生をパソコンの
画面上に表示するだけではなく、さらに、装置の周辺機
器として接続されるパソコンの処理能力を利用すること
により、発生した当該ハードウェアエラーの原因の究明
をも可能にする分析装置を提供することをその目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明によれ
ば、かかる上記の目的を達成するため、試料を試料室内
に載置しながら前記試料を自動的に分析する分析装置で
あって、装置本体と、前記装置本体とデータ通信可能に
接続された周辺装置を有しており、前記装置本体は、試
料を自動的に分析するために分析手段を所定のシーケン
スを実行するための制御部を備え、そして、前記周辺装
置は、少なくとも所定の演算処理を実行する中央演算部
と、データを記憶するための記憶手段と、さらに、表示
装置とを備えており、前記装置本体の制御部は、前記所
定のシーケンスを実行する際に当該シーケンスの進捗状
況を前記周辺装置側へ送信し、かつ、前記分析手段に発
生するハードウェアエラーを検知して前記周辺装置側へ
通知してエラー解析情報を前記周辺装置側へ転送する機
能を備えており、前記周辺装置の中央演算部は、前記装
置本体の制御部が検出した前記分析手段に発生するハー
ドウェアエラーを前記表示装置上に表示すると共に、前
記記憶手段に記憶したエラー解析情報を前記表示装置上
に選択的に表示する機能を備えている分析装置が提供さ
れる。
【0008】また、本発明によれば、前記分析装置にお
いて、前記エラー解析情報は、前記装置本体の制御部が
前記分析手段の所定のシーケンスを実行する際に送信す
る進捗状況と共に、当該エラーが発生した際に前記装置
本体側の制御部が管理している状態信号を含むことがで
きる。
【0009】また、本発明によれば、前記分析装置にお
いて、前記エラー解析情報としては、当該エラーが発生
した際に前記装置本体の制御部における入出力信号の状
態情報を含むことができる。
【0010】また、本発明によれば、前記分析装置にお
いて、前記エラー解析情報としては、前記装置本体内に
当該エラーが発生した際のイベント情報であるメッセー
ジバッファー情報を含むことができる。
【0011】また、本発明によれば、前記分析装置にお
いて、前記メッセージバッファー情報としては、当該エ
ラーが検知された前記分析手段の動作開始から当該エラ
ー発生までの所要時間を含むことができる。
【0012】さらに、本発明によれば、前記分析装置に
おいて、前記エラー解析情報としては、前記装置本体で
発生したエラーを記録した履歴情報を含むことができ
る。
【0013】そして、本発明によれば、前記分析装置に
おいて、前記エラー解析情報としては、前記装置本体で
発生したエラーに関するロギングインフォメーションを
含むことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。まず、
図1には、本発明の一の実施の形態になる蛍光X線分析
装置の外観構成が示されている。
【0015】図からも明らかなように、分析装置の一種
である蛍光X線分析装置は、分析作業を行うための装置
本体1と、前記装置本体と通信回線を介して接続された
操作装置(周辺装置)としてのパーソナルコンピュータ
装置(以下、単に「パソコン」と言う)2とから構成さ
れている。
【0016】また、本発明が関わる蛍光X線分析装置で
は、その装置本体1の上部には、例えば、装置による分
析の自動化を可能にするための試料交換部(機)200
が設けられている。この試料交換部200の内部には、
図示のように、サンプルテーブル201と、上記テーブ
ル上に並べられた試料ホルダーを装置の試料室内に、順
次、搬送・排出するためのロボットアーム等の搬送機構
202が設けられている。なお、このサンプルテーブル
201の上面には、金属製の外形略円筒状の試料ホルダ
ーが、その上端面に分析すべき試料をに搭載して、複数
並べて配置されている。また、この試料交換部200の
内部と外部との開口である試料導入部(交換機の前面開
口部)には、例えば、透明なガラス板等から構成された
カバー203が開閉可能に取り付けられている。
【0017】すなわち、上述した蛍光X線分析装置によ
れば、試料の分析を行う装置の操作者は、測定試料がそ
の上端面に装着されて用意された多数の試料ホルダー
を、上記試料交換部200のカバー203を開放して上
記したサンプルテーブル201上に並べ(あるいは、テ
ーブル毎交換し)、そして、開放したカバー203を閉
止した後、装置本体1による分析作業を、装置本体1と
は別体(個別)に構成された操作装置としてのパソコン
2を介して実行する。また、装置本体1による分析作業
による分析結果は、上記パソコン2の本体21に転送さ
れて必要に応じて所定の分析演算を行った後、そのディ
スプレー装置22上に表示され、あるいは、プリンター
23等の出力手段により出力されることとなる。
【0018】図2には、上記したの実施の形態になる蛍
光X線分析装置の、装置本体1及び操作装置(周辺装
置)としてのパソコン2の内部構成が示されている。図
からも明らかなように、上記パーソナル・コンピュータ
装置2は、上記したプリンター23等に加えて、本体2
1、ディスプレー装置22、さらには、入力装置である
キーボード24やマウス25を備えており、さらに、そ
の本体21内には、所定の演算処理を実行する中央演算
処理部(CPU)211及び例えばハードディスク等の
記憶手段であるメモリ212とを備えている。
【0019】一方、ここでは図示しないが、装置本体1
内部の真空室には、計測する試料が載置される試料室が
設けられており、さらに、試料室内に載置された試料に
照射するX線を発生するX線管部、分析試料から発生す
る蛍光X線を分光する分光結晶板を所定の角度に駆動す
る分光器部、この分光器部で分光されたX線の強度を計
数・検出する、例えば、シンチレーションカウンタやX
線検出器などからなる、検出部が設けられている。ま
た、装置本体1内には、上記装置本体1内部の真空室内
を真空状態に保つための真空排気系として、真空ポン
プ、真空センサ、バルブ等が設けられており、さらには
試料分析の際にゲートバルブを開閉し、分析試料を装置
内に導入する試料導入部等が設けられており、蛍光X線
分析装置は、これらの各部や各系の一連の動作により分
析試料の計測動作を行うものである。そして、これら各
部や各系の一連の動作は、以下に説明する制御部によっ
て駆動・制御される。
【0020】また、上記試料交換部200においても、
カバー203の開閉状態を検知し、上記したロボットア
ーム等の搬送機構202を駆動・制御し、もってサンプ
ルテーブル201上の試料ホルダーを、順次、装置本体
1の分析室内へ搬入し、あるいは、分析後の試料ホルダ
ーを搬出して上記サンプルテーブル201上へ戻す動作
が行われ、そのための各部の一連の動作は、やはり、以
下に説明する制御部100によって駆動・制御されるこ
ととなる。
【0021】なお、この図2では、上記した装置に設け
れたセンサーの一例として、試料交換部200の試料導
入(開口)部に取り付けられ、カバー203の開閉状態
を検知する検知手段であるカバースイッチ(カバーS
W)301が示されており、また、装置本体1の分析動
作に必要な各部の動作を実行する各部としては、その一
例として、検出部、真空排気系等が、ブロック401、
402…により示されている。そして、上記装置本体1
内には、上記したように、その各種系を駆動・制御する
ことにより必要な分析動作を行うための制御部100が
設けられている。
【0022】なお、この制御部100は、所定の制御演
算を実行するMPU(マイクロ・プロセッシング・ユニ
ット)や各種のメモリを含んでおり、I/O装置(イン
プット・アウトプット・ユニット)101を介して上記
検出系401を含む装置本体1の各種系に対して駆動・
制御信号を出力し、また、その各種センサーからの検出
出力を入力している。また、この制御部100は、上記
パソコン装置2との間で、例えばLAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)等の通信回線3を介して接続され
ており、これにより、相互に、そのデータや指令を含む
情報の通信が可能に構成されている。そして、かかる構
成により、操作者がパソコン2側の入力手段から所望の
分析操作を指示し、この指示を受けた装置本体1側で
は、その操作指示内容に沿って、上記各種の系を所定の
シーケンスに従って駆動・制御することとなる。
【0023】次に、上記に説明した蛍光X線分析装置本
体1の動作、特に、その制御部100における動作を以
下に説明する。
【0024】上記パソコン装置2側からの指令に対応し
て、装置本体1側の制御部100におけるMPUは、蛍
光X線分析装置本体1やその試料交換部200の上記し
た各部や各系を駆動・制御するためにシーケンスを実行
することとなる。すなわち、図3にも示すように、MP
Uは、パソコン装置2側からの指令(コマンド)により
メモリ内に格納したプログラムに従って所定のシーケン
スを実行を開始する。
【0025】図からも明らかなように、MPUは、コマ
ンドによるシーケンスを開始すると、まず、シーケンス
の進捗状況をパソコン装置2側へ通知し(ステップS1
1)、その後、シーケンスの予め定めたステップ(処
理)を実行する(ステップS12)。
【0026】その後も、そのシーケンスの進捗状況の通
知を行い(ステップS13)、次に、エラーが発生した
か否かを判断する(ステップS14)。そして、上記ス
テップS14の判断の結果、エラーが発生した(「は
い」)と判断した場合にはFailure通知(誤動作通知)
を行い(ステップS15)、処理を終了する。他方、エ
ラーが発生していない(「いいえ」)と判断した場合に
は、所定の処理を実行(S15)する。その後も、図か
らも明らかなように、上記進捗状況通知、エラー発生の
判断、処理(又は、Failure通知)を繰り返し、もっ
て、コマンドによるシーケンスを実行することとなる。
そして、最後の進捗状況通知の後、MPUは、コマンド
による処理が終了したことを確認し(ステップS17)
て所定の処理シーケンスを完了する。すなわち、MPU
は、その進捗状況をパソコン装置側へ通知しながら、実
行するシーケンスを所定のステップ(処理)毎に実行し
てゆく。
【0027】そして、かかる動作を繰り返すことによっ
て、すなわち、装置本体1側の制御部100のMPU
は、パソコン装置2側からの指令された動作を実行して
装置内の各系における駆動・制御を行って所定の分析動
作を終了する。なお、実際の蛍光X線分析装置において
は、かかる動作を複数回かつ選択的に繰り返すことによ
り、装置本体1による所定の分析動作が実現されること
は言うまでもない。
【0028】なお、この時、パソコン装置2側へ通知す
る情報である装置における処理シーケンスの進捗状況の
一例が添付の図4及び図5に示されている。
【0029】図4は、MPUが管理している装置の状態
情報(ステータス情報)である。すなわち、装置本体1
側の各部(「項目」の項)に関する詳細な状態(「内
容」の項)が示されている。なお、この例では、「項
目」や「内容」の項にはその名称やその内容を日本語で
表示しているが、これらは所定のコードで表されていて
もよい。また、例えば、図示した「装置初期化フラグ」
とは、装置本体1の初期化フラグの状態を意味してお
り、「初期化中」とは、この装置本体1の初期化フラグ
の現在の状態が初期化中であることを示している。ま
た、この例では、「ゲートバルブ」の状態は「閉位置」
にあり、また、試料交換機200の一部を構成する「リ
フトの内軸」と「リフトの外軸」は、それぞれ、「下位
置」と「上位置」に位置していることを示している。
【0030】図5は、例えば、装置本体1のゲートバル
ブを開く処理を実行した後の進捗状況を示す状態情報
(ステータス情報)である。この図からも明らかなよう
に、「ゲートバルブ」の状態が「閉位置」から「開位
置」へ移行している。このように、状態情報(ステータ
ス情報)によれば、装置本体1の側の各部や各系の詳細
な状態を判断することが可能となる。
【0031】なお、上記の図3に示したフローでは、エ
ラーが発生した場合、単に、Failure通知を実行して処
理を終了するものとして説明した。しかしながら、蛍光
X線分析装置の装置本体1やその試料交換部200にお
ける上記した各部や各系におけるエラー(ハードウェア
エラー)信号には、所定の制御対象から、本来入力(応
答)されるべき信号が来ないような場合の、いわゆる
「タイムアウト」や、あるいは、本来、発生すべきでな
い出力が発生し、予期せぬセンサーや装置から出力を検
出する場合の、「予期せぬセンサ出力」などがある。
【0032】まず、図6には、上記した「タイムアウ
ト」のハードウェアエラー信号が発生した場合における
MPUの動作の更に詳細な内容を示す。すなわち、MP
Uは、「タイムアウト」によるハードウェアエラー割り
込みを入力すると、ハードウェア動作完了割込を検出し
たか否かを判定し(ステップS21)、検出していない
(「NO」)場合には、タイマーのカウント値を入力し
て(ステップS22)、このタイマーのカウント値が所
定の値を超えている(即ち、タイムアウトが発生してい
る)ことを確認し(ステップS23)、そして、カウン
トアウト時におけるエラー解析情報をパソコン2側へ通
知して(ステップS24)その処理を終了する。
【0033】他方、「予期せぬセンサ出力」などにより
ハードウェアエラー信号が発生した(その他)場合に
は、図7に示すように、MPUは、制御対象である装置
やセンサーから出力される、ハードウェアの動作が完了
したことを知らせるハードウェア動作完了割り込みの入
力を行い(ステップS31)、このハードウェア動作完
了割り込みを検出したことを確認し(ステップS3
2)、すなわち、ハードウェア動作完了割り込みが発生
することを待って、上記と同様に、その時点でのエラー
解析情報をパソコン2側へ通知して(ステップS33)
その処理を終了する。
【0034】なお、上記したエラー解析情報とは、上記
MPUが管理している装置の状態情報(ステータス情
報)に加えて、以下にもその例を示すが、I/Oの状態
に関する情報、エベント情報であるメッセージバッファ
ー(Message buffer)情報、発生したエラーを記録するエ
ラー履歴情報、そして、切り出し情報であるロギングイ
ンフォメーション(Logging information)等を含むもの
である。
【0035】まず、I/Oの状態に関する情報の例を、
添付の図8及び図9に示す。なお、このI/Oの状態に
は、実際のセンサーからのI/Oへの入力信号や、実際
にI/O から出力している駆動信号の情報が示され
る。
【0036】すなわち、図8には、特に、試料交換機2
00の一部を構成するリフトの内外軸に関するI/O情
報の例が示されており、より具体的には、アドレス「XX
XXXXXX」、「ビット0〜3」のI/Oの入力情報を示す
図8(a)のI/Oインフォメーション<IN>は、
「外軸の上位置(Upper position of outer lift)」から
の信号は「有る (Yes 1)」ことを、「外軸の下位置(Lo
wer position of outerlift)」からの信号は「ない (No
0)」ことを、「内軸の上位置(Upper positionof inne
r lift)」からの信号は「ない (No 0)」ことを、そし
て、「内軸の下位置(Lower position of inner lift)」
からの信号は「有る (Yes 1)」ことをそれぞれ示して
いる。
【0037】また、アドレス「YYYYYYYY」、「ビット0
〜3」のI/Oの状態情報である図8(b)のI/Oイ
ンフォメーション<OUT>は、I/Oの出力情報を示
しており、より具体的には、「外軸のモータの時計回り
方向の制御(Control of motor for outer lift to C
W)」信号が「オフ(Off 0)」であり、「外軸のモータの
反時計回り方向の制御(Control of motor for outer li
ft to CCW)」信号も「オフ(Off 0)」であり、また、
「内軸のモータの時計回り方向の制御(Control ofmotor
for inner lift to CW)」信号が「オフ(Off 0)」であ
り、そして、「内軸のモータの反時計回り方向の制御(C
ontrol of motor for inner lift to CCW)」信号も「オ
フ(Off 0)」であることを示している。
【0038】一方、図9には、特に、装置本体1のゲー
トバルブに関するI/O情報の例が示されている。すな
わち、図9(a)は、アドレス「XXXXXXXX」、「ビット
4〜7」におけるゲートバルブに関するI/Oの入力情
報(I/Oインフォメーション<IN>)を示してお
り、具体的には、「ゲートバルブの入力側(OPEN side o
f gate valve」の信号は「ない (No 0)」ことを、一
方、「ゲートバルブの入力側(CLOSED side of gate val
ve」の信号は「有る (Yes 1)」ことを示している。ま
た、図9(b)は、アドレス「YYYYYYYY」、「ビット4
〜7」におけるゲートバルブに関するI/Oの出力情報
(I/Oインフォメーション<OUT>)を示してお
り、具体的には、「ゲートバルブのモータの方向(Direc
tion of motorfor gate valve)」が「時計回りである
(CW 1)」ことを、「ゲートバルブのモータの制御(Co
ntrol of motor for gate valve)」が「オフ(Off 0)」
であることを示している。
【0039】次に、他のエラー解析情報、すなわち、エ
ベント情報であるメッセージバッファー(Message buffe
r)情報の一例を、添付の図10に示す。
【0040】この図10のエベント情報は、MPUがシ
ーケンスの実行に伴ってそのエベントの進捗状況を示す
情報である。具体的には、「No」の項には、シーケン
スを構成するステップを表すステップ番号(この例で
は、242〜256)が示されており、「Code No」の
項には、発生した事象が3桁の数字からコードで示され
ている。また、「Information」の項には、4桁づつの
2組のコードにより、ハードウェアエラーが発生した場
合の、当該ハードウェアの動作開始から割り込み発生ま
での所要時間と上記I/Oの入力状態が示され、さら
に、「Date & Time」の項には、各ステップの実行され
た年月日と時刻が示されている。
【0041】この図10の例では、例えば、ステップN
o252では、コード「806」により「リフト内軸の
下降が完了」したことを示し、次のステップNo253
では、コード「859」により「リフト内軸が上昇を開
始」したことを示している。そして、次のステップNo
254では、コード「211」により、「ゲートバルブ
が開位置を検出しない」というハードウェアエラーが発
生したことを示している。なお、このハードウェアエラ
ーについては、「Information」の内容「0066」か
ら、ゲートバルブの動作開始から割り込み発生までの所
要時間が66msecであることが、また、同じ「Info
rmation」の内容「0102」からは、割り込み発生時
のI/Oの入力状況として「ゲートバルブ開のセンサか
らの出力がない」ことが分かる。すなわち、ハードウェ
アエラーには、予め、その制御原因別にエラー番号が記
号化(例えば、通し番号を割り付けておく)されて付与
され、また、 I/Oの入力状況も同様に記号化(例え
ば、通し番号を割り付けておく)されて付与されてい
る。
【0042】また、図11には、さらに他のエラー解析
情報である、エラー履歴情報の一例が示されている。図
からも明らかなように、このエラー履歴情報では、発生
したエラーが順次、下から順番に表示される。また、発
生した各エラーについては、その「発生年月日」、その
エラーの「レベル(例えば、「異常」等)」、そして、
エラーの内容が「エラー内容」の項に示される。なお、
ここで異常レベルのエラーとは、かかるエラーの発生に
より、装置の初期化が必要な場合、あるいは、そのハー
ドウェアに問題がある場合を意味している。
【0043】加えて、図12には、さらに他のエラー解
析情報である、いわゆるロギングインフォメーション(L
ogging information)の一例が示される。なお、この例
では、特に、「No」が6であるゲートバルブ「gate v
alve」についての一例が具体的に示されており、「Newe
st」の項には、ゲートバルブに関するエラーの最新の複
数の情報が「1」、「2」、「3」…のように、最新情
報を先頭に時系列的に示される。また、「Longest」の
項には、ゲートバルブエラーについての発生状況が、そ
の所要時間が最長であるものを先頭に順次並んで表示さ
れる。また、「Timeout」の項には、ゲートバルブに関
する上記タイムアウトエラーの発生状況が示されている
が、この例では、ゲートバルブに関しては、タイムアウ
トエラーが発生していないことを示している。
【0044】なお、上記した各種の情報、すなわち、上
記MPUが管理している装置の状態情報(ステータス情
報)、I/Oの状態情報、メッセージバッファー(Messa
ge buffer)情報、発生したエラーを記録するエラー履歴
情報、そして、ロギングインフォメーション(Logging i
nformation)等からなるエラー解析情報は、蛍光X線分
析装置の装置本体1側の各部及び各系の動作に伴って生
成されて本体側で一時的に記憶されるが、本発明では、
これらの情報を、上記したように、シーケンスの所定の
ステップの完了、あるいは、ハードウェアエラーの発生
に伴って、パソコン装置2側へ通知し、そのハードディ
スク等の記憶手段であるメモリ212内に、例えばデー
タベースとして格納しておく。
【0045】次に、上記蛍光X線分析装置を構成するパ
ソコン装置2側における動作について、以下に説明す
る。
【0046】上記したエラーが蛍光X線分析装置の装置
本体1側に発生した場合のパソコン装置2側の動作が、
添付の図13に示されている。すなわち、ハードウェア
エラーが発生した場合、まずパソコン装置2側では、上
記装置本体1の制御部100を構成するMPUからのFa
ilure通知(誤動作通知、上記図3を参照)を受ける
と、例えば図14に示すように、パソコン側のディスプ
レイ22上に表示されている現在分析中の試料の分析結
果を表示する表示画面500上に、図15に示すよう
な、いわゆるエラー発生の警報を行うエラー警告ウィン
ドウ550を表示する(ステップS51)。さらには、
スピーカ等を介して警報音を発生してもよい。
【0047】上記パソコン側のディスプレイ22上での
警報の発生により、操作者(オペレータ)は、装置本体
1側でのハードウェアエラーを知り、その後、図からも
明らかなように、エラー警報ウィンドウ550内の「了
解」ボタン551又は「エラーメンテナンス情報」ボタ
ン552をクリックする。なお、「了解」ボタン551
をクリックした場合には、ここで処理は終了し、他方、
オペレータが「エラーメンテナンス情報」ボタン552
をクリックした場合(ステップS52)には、例えば、
添付の図16に示すような、発生したハードウェアエラ
ーに関するメンテナンス情報のウィンドウ553を表示
する(ステップS54)。
【0048】そして、本発明によれば、上記したエラー
警告ウィンドウ550やメンテナンス情報ウィンドウ5
53の表示に加え、上記図14に示した表示画面(ウィ
ンドウ)500の上方に並んだ複数のボタンから「メン
テナンス」ボタンをクリックすることにより(ステップ
S53)、上記パソコン装置2側のメモリ212内にデ
ータベースとして格納した上記エラー解析情報を表示
(ステップS55)、特に、これら複数のエラー解析情
報を選択的に表示することが可能となっている。
【0049】例えば、本実施例では、添付の図17に示
すように、上記図14に示した表示画面(ウィンドウ)
500上方の「メンテナンス」ボタン501をクリック
することにより、パソコン側では上記した複数のエラー
解析情報の中からオペレータが必要な情報を選択するた
めの画面をそのディスプレイ22上に表示し、この選択
画面により選択された情報を画面上に表示する。しかし
ながら、本発明では、必ずしも上記のように「メンテナ
ンス」ボタンを押下することによりエラー解析情報を表
示する必要はなく、他の方法によって表示するようにす
ることも可能である。また、上記エラー解析情報の表示
についても、これらを必ずしも選択的に表示する必要は
なく、全部を一時に表示してもよい。しかしながら、特
に、表示画面の大きさが不十分である場合などには、オ
ペレータが、発生したハードウェアエラーを解析するた
めに必要と思われる情報だけを表示するようにすること
が好ましいであろう。
【0050】なお、これによりれば、例えば、上記図1
5に示したエラー警告ウィンドウ550がパソコン側の
ディスプレイ22上に表示され、「ゲートバルブが開位
置を検知しない」旨が示された場合、オペレータは上記
図14の表示画面(ウィンドウ)500上方の「メンテ
ナンス」ボタンをクリックして、そこで、例えばメッセ
ージバッファー(Message buffer)情報を選択した場合
(図17を参照)には、上記図10に示す内容の情報が
表示される。そして、このメッセージバッファー情報に
よれば、オペレータは、ステップ254において上記し
たゲートバルブにおけるハードウェアエラー(即ち、Co
de No211)が発生したことを知ると共に、当該ハ
ードウェアの動作開始から割り込み発生までの所要時間
とそのI/Oの入力状態が示され、さらに、エラーが発
生した年月日と時刻を知ることとなる。
【0051】そして、例えば、特にこのメッセージバッ
ファー(Message buffer)情報によれば、オペレータは、
その前のステップ、例えばステップNo252では、コ
ード「806」により「リフト内軸の下降が完了」した
ことを確認し、次のステップNo253では、コード
「859」により「リフト内軸が上昇を開始」したこと
を確認することが出来、これにより、発生したハードウ
ェアエラーの発生原因を分析あるいは推測することが可
能となる。また、例えば、上記図11に示したエラー履
歴情報によれば、この情報は最近発生したハードウェア
エラーを表示することから、「ゲートバルブが開位置を
検知しない」とするエラーが、2000年7月7日に
も、午前8時32分と8時36分にも発生していたこと
が分かり、エラーの発生原因の分析あるいは推測の一助
となる。また、その他、上記図4や図5に示した処理シ
ーケンスの進捗状況である状態情報(ステータス情
報)、上記図8や図9に示したI/Oインフォメーショ
ン、及び、上記図12に示したロギングインフォメーシ
ョン(Logging information)も、やはり上記と同様に、
エラーの発生原因の分析あるいは推測の一助となり、こ
れによりエラー発生原因の究明に好適であることは明ら
かであろう。また、このことは、周辺機器として接続さ
れるパソコンの処理能力の利用の観点からも好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明によれば、蛍光X線分析装置等を自動的に分
析を行う分析装置本体側にハードウェアエラーが発生し
た場合、かかるエラー発生の警告情報やそれに関するメ
ンテナンス情報だけではなく、さらに、本来装置本体側
のMPUが管理している装置の状態情報(ステータス情
報)、I/Oの状態情報、メッセージバッファー(Messa
ge buffer)情報、発生したエラーを記録するエラー履歴
情報、そして、ロギングインフォメーション(Logging i
nformation)等からなるエラー解析情報についても、そ
の操作や分析演算を行う装置である周辺装置として構成
されたパソコン2側の記憶装置内にデータベースとして
格納し、もって、それらのデータを自在にかつ選択的に
パソコン側のディスプレイ上に表示することが出来るこ
とから、その表示画面からは、発生したハードウェアエ
ラーの発生原因を究明することが可能となり、特に、複
雑なシーケンス処理中に発生したハードウェアエラーで
も可能であり、また、同時に近年の処理能力が著しく向
上している装置の周辺機器としてパソコンを有効に活用
することが可能となるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になる蛍光X線分析装置
の外観構成を示す図である。
【図2】上記蛍光X線分析装置の装置本体及びその操作
装置(周辺装置)としてのパソコンの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】上記蛍光X線分析装置の装置本体のMPUが実
行する処理シーケンスを示すフローチャート図である。
【図4】パソコン装置側へ通知する情報である処理シー
ケンスの進捗状況の一例である、MPUが管理している
装置の状態情報(ステータス情報)を示す図である。
【図5】やはり、パソコン装置側へ通知する処理シーケ
ンスの進捗状況の一例であり、ゲートバルブを開く処理
を実行した後のステータス情報を示す図である。
【図6】「タイムアウト」のハードウェアエラー信号が
発生した場合におけるMPUの動作の更に詳細な内容を
示すフローチャート図である。
【図7】その他の場合のハードウェアエラー信号が発生
した場合におけるMPUの動作の更に詳細な内容を示す
フローチャート図である。
【図8】本発明の特徴をなすエラー解析情報におけるI
/Oインフォメーションの一例を示す図である。
【図9】やはり、本発明の特徴をなすエラー解析情報に
おけるI/Oインフォメーションの一例を示す図であ
る。
【図10】本発明の特徴をなすエラー解析情報における
エベント情報であるメッセージバッファー(Message buf
fer)情報の一例を示す図である。
【図11】本発明の特徴をなすエラー解析情報における
エラー履歴情報の一例を示す図である。
【図12】本発明の特徴をなすエラー解析情報における
ロギングインフォメーション(Logging information)の
一例を示す図である。
【図13】蛍光X線分析装置側にエラーが発生した場合
のパソコン装置側の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図14】蛍光X線分析装置による試料の分析結果を表
示するパソコンのディスプレイ上の表示画面の一例を示
す図である。
【図15】蛍光X線分析装置側にエラーが発生した場合
にパソコンのディスプレイ上に表示されるエラー警告ウ
ィンドウの一例を示す図である。
【図16】蛍光X線分析装置側にエラーが発生した場合
にパソコンのディスプレイ上に表示されるエラーメンテ
ナンス情報の一例を示す図である。
【図17】複数のエラー解析情報の中からオペレータが
必要な情報を選択するための選択画面の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 蛍光X線分析装置の装置本体 2 操作装置としてのパソコン装置 21 パソコンの本体 22 ディスプレイ装置 212 メモリ 100 制御部 101 I/O装置 301 カバー・スイッチ(カバーSW) 401、402 ブロック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月21日(2001.6.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、本発明が関わる蛍光X線分析装置で
は、その装置本体1の上部には、例えば、装置による分
析の自動化を可能にするための試料交換部(機)200
が設けられている。この試料交換部200の内部には、
図示のように、サンプルテーブル201と、上記テーブ
ル上に並べられた試料ホルダーを装置の試料室内に、順
次、搬送・排出するためのロボットアーム等の搬送機構
202が設けられている。なお、このサンプルテーブル
201の上面には、金属製の外形略円筒状の試料ホルダ
ーが、その上端面に分析すべき試料を搭載して、複数並
べて配置されている。また、この試料交換部200の内
部と外部との開口である試料導入部(交換機の前面開口
部)には、例えば、透明なガラス板等から構成されたカ
バー203が開閉可能に取り付けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】図2には、上記した実施の形態になる蛍光
X線分析装置の、装置本体1及び操作装置(周辺装置)
としてのパソコン2の内部構成が示されている。図から
も明らかなように、上記パーソナル・コンピュータ装置
2は、上記したプリンター23等に加えて、本体21、
ディスプレー装置22、さらには、入力装置であるキー
ボード24やマウス25を備えており、さらに、その本
体21内には、所定の演算処理を実行する中央演算処理
部(CPU)211及び例えばハードディスク等の記憶
手段であるメモリ212とを備えている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】一方、図9には、特に、装置本体1のゲー
トバルブに関するI/O情報の例が示されている。すな
わち、図9(a)は、アドレス「XXXXXXXX」、「ビット
4〜7」におけるゲートバルブに関するI/Oの入力情
報(I/Oインフォメーション<IN>)を示してお
り、具体的には、「ゲートバルブの側(OPEN side ofg
ate valve)の信号は「ない (No 0)」ことを、一方、
「ゲートバルブの側(CLOSED side of gate valve」の
信号は「有る (Yes 1)」ことを示している。また、図
9(b)は、アドレス「YYYYYYYY」、「ビット4〜7」
におけるゲートバルブに関するI/Oの出力情報(I/
Oインフォメーション<OUT>)を示しており、具体
的には、「ゲートバルブのモータの方向(Direction of
motor for gate valve)」が「時計回りである(CW
1)」ことを、「ゲートバルブのモータの制御(Control
of motor for gate valve)」が「オフ(Off 0)」である
ことを示している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】この図10の例では、例えば、ステップN
o252では、コード「806」により「リフト内軸の
下降が完了」したことを示し、次のステップNo253
では、コード「859」により「リフト内軸が上昇を開
始」したことを示している。そして、次のステップNo
254では、コード「211」により、「ゲートバルブ
が開位置を検出しない」というハードウェアエラーが発
生したことを示している。なお、このハードウェアエラ
ーについては、「Information」の内容「0066」か
ら、ゲートバルブの動作開始から割り込み発生までの所
要時間が66msecであることが、また、同じ「In
formation」の内容「0102」からは、割り込み発生
時のI/Oの入力状況として「ゲートバルブ開のセンサ
からの出力がない」ことが分かる。すなわち、ハードウ
ェアエラーには、予め、その制御原因別にエラー番号が
記号化(例えば、通し番号を割り付けておく)されて付
与され、また、 I/Oの入力状況も同様に記号化(例
えば、通し番号を割り付けておく)されて付与されてい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】なお、これによれば、例えば、上記図15
に示したエラー警告ウィンドウ550がパソコン側のデ
ィスプレイ22上に表示され、「ゲートバルブが開位置
を検知しない」旨が示された場合、オペレータは上記図
14の表示画面(ウィンドウ)500上方の「メンテナ
ンス」ボタンをクリックして、そこで、例えばメッセー
ジバッファー(Message buffer)情報を選択した場合(図
17を参照)には、上記図10に示す内容の情報が表示
される。そして、このメッセージバッファー情報によれ
ば、オペレータは、ステップ254において上記したゲ
ートバルブにおけるハードウェアエラー(即ち、Code
No211)が発生したことを知ると共に、当該ハード
ウェアの動作開始から割り込み発生までの所要時間とそ
のI/Oの入力状態が示され、さらに、エラーが発生し
た年月日と時刻を知ることとなる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を試料室内に載置しながら前記試料
    を自動的に分析する分析装置であって、装置本体と、前
    記装置本体とデータ通信可能に接続された周辺装置を有
    しており、 前記装置本体は、試料を自動的に分析するために分析手
    段を所定のシーケンスを実行するための制御部を備え、
    そして、 前記周辺装置は、少なくとも所定の演算処理を実行する
    中央演算部と、データを記憶するための記憶手段と、さ
    らに、表示装置とを備えており、 前記装置本体の制御部は、前記所定のシーケンスを実行
    する際に当該シーケンスの進捗状況を前記周辺装置側へ
    送信し、かつ、前記分析手段に発生するハードウェアエ
    ラーを検知して前記周辺装置側へ通知してエラー解析情
    報を前記周辺装置側へ転送する機能を備えており、 前記周辺装置の中央演算部は、前記装置本体の制御部が
    検出した前記分析手段に発生するハードウェアエラーを
    前記表示装置上に表示すると共に、前記記憶手段に記憶
    したエラー解析情報を前記表示装置上に選択的に表示す
    る機能を備えていることを特徴とする分析装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載した分析装置におい
    て、前記エラー解析情報は、前記装置本体の制御部が前
    記分析手段の所定のシーケンスを実行する際に送信する
    進捗状況と共に、当該エラーが発生した際に前記装置本
    体側の制御部が管理している状態信号を含むことを特徴
    とする分析装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載した分析装置におい
    て、前記エラー解析情報は、当該エラーが発生した際に
    前記装置本体の制御部における入出力信号の状態情報を
    含むことを特徴とする分析装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項2に記載した分析装置におい
    て、前記エラー解析情報は、前記装置本体内に当該エラ
    ーが発生した際のイベント情報であるメッセージバッフ
    ァー情報を含むことを特徴とする分析装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載した分析装置におい
    て、前記メッセージバッファー情報は、当該エラーが検
    知された前記分析手段の動作開始から当該エラー発生ま
    での所要時間を含んでいることを特徴とする分析装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項2に記載した分析装置におい
    て、前記エラー解析情報は、前記装置本体で発生したエ
    ラーを記録した履歴情報を含むことを特徴とする分析装
    置。
  7. 【請求項7】 前記請求項2に記載した分析装置におい
    て、前記エラー解析情報は、前記装置本体で発生したエ
    ラーに関するロギングインフォメーションを含むことを
    特徴とする分析装置。
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