JP4220199B2 - 採血装置及び採血システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は採血作業の効率化および採血情報の一元管理を容易に行うことのできる採血装置及び採血システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
本件特許出願人は特開2000-116767号の「採血装置及び採血システム」の発明を開示した。
前記発明は、採血情報の読取手段(バーコードリーダー)をコードを介して採血装置のバーコードリーダコネクターに接続し、当該読取手段により製造ラベルや使用ラベル等の情報を読み取ると同時に採血装置1内に入力する。
通常採血装置はテーブル等の作業台に配置して、前記読取手段を一方の手に持ち、他方の手に例えば製造ラベルや使用ラベルを貼付した採血バッグを持って、該読取手段を前記製造ラベルや使用ラベルのバーコード部に当接して前記ラベルの情報を採血装置に入力する。
ところが前記読み取り手段の使用頻度が多くなるとコードの重さや操作時の張力が負担になり、前記読み取り手段とコードの接続部(付け根)やバーコードリーダコネクターとコードの接続部(付け根)の不慮の断線が起こることが懸念される。またコードで物を引っ掛けて落としてしまうトラブルやコードがある為作業の煩わしさが指摘される。
また読取手段は、採血装置1台ごとにコードを介して接続されており、該採血装置1台に対して1台の読取り手段が使用される。そのため例えば前記読取手段が故障した場合、少なくともその採血装置は使用できなくなる。また故障した読取手段を取り外して、別の採血装置に接続している正常な読取手段と交換することができるが、少なくとも正常な読取手段を取り外した採血装置は使用できないことになる。
そこで本発明者らは以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、採血量及び採血に使用する使用ラベル(99)の採血情報の入力スイッチ(64)を配置した設定パネル(59)と、
前記使用ラベル(99)の採血情報を記憶する記憶手段(86)と、
採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ(70)と採血に使用する採血バッグ(32)の設定スイッチ及び表示ランプ(72)を配置した操作パネル(60)と、
コードレス通信手段(97)と通信する無線通信手段(111)を有し、
採血装置(1)自体の採血装置情報(BCL)を、ハウジング(5)に装着し、
前記コードレス通信手段(97)は、前記使用ラベル(99)、前記採血装置情報(BCL)に入力された情報の読み取り手段(97A)及び当該読み取り手段(97A)で読み取った前記情報を、採血装置(1)の無線通信手段(111)に送信する無線通信手段(97B)を装着した手段であり、
前記採血装置(1)の無線通信手段(111)は、前記コードレス通信手段(97)から送信される前記使用ラベル(99)及び前記採血装置情報(BCL)に入力された情報を受信して採血装置(1)内に読込むことができる、採血装置(1)を提供する。
[2]本発明は、前記採血装置(1)は、前記使用ラベル(99)の血液型を、操作パネル(60)内の表示部(73)または操作パネル(60)内のいずれか一箇所に表示できるようにした[1]に記載の採血装置(1)を提供する。
[3]本発明は、[1]または[2]に記載の採血装置(1)と、[1]に記載のコードレス通信手段(97)とから構成され、
前記コードレス通信手段(97)は、前記採血装置情報(BCL)と前記使用ラベル(99)の採血情報を読み取り、当該読み取り情報を、前記無線通信手段(111)に送信できる採血システム(1S)を提供する。
]本発明は、前記採血装置(1)の採血量及び採血に使用する使用ラベル(99)の採血情報の入力スイッチ(64)により、採血情報の入力を行い、当該採血情報を前記記憶手段(86)に記憶させ、
前記採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ(70)と使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ(72)を押すことにより、前記記憶手段(86)に記憶されている使用ラベル(99)の必要枚数を、表示部(73)に表示することができる[3]に記載の採血システム(1S)を提供する。
]本発明は、前記使用ラベル(99)の必要枚数を表示部(73)に表示した後、前記コードレス通信手段(97)で採血バッグ(32)と検体容器(S)と献血申込書(100)に貼付した前記使用ラベル(99)の情報を、1枚ずつ読み取ることにより、
前記表示部(73)に表示された使用ラベル(99)の必要枚数と実際に使用する使用ラベル(99)の枚数及び当該使用ラベル(99)の情報が同一か否か、
コードレス通信手段(97)で読込んだ使用ラベル(99)の情報と採血装置(1)の設定に矛盾がないか否か、
使用する採血装置(1)が同一か否か、について照合及び判定できる[3]または[4]に記載の採血システム(1S)を提供する。
]本発明は、前記採血装置(1)及びコードレス通信手段(97)とホストコンピュータ(HC)とから構成される[3]から[5]のいずれか一項に記載の採血システム(1S、1SS、1A、1B、1C)を提供する。
]本発明は、ホストコンピュータ(HC)は、無線通信手段(110)を装着したことを特徴とする[]に記載の採血システム(1S、1SS、1A、1B、1C)を提供する。
]本発明は、前記採血情報及び採血機情報を入力したコードレス通信手段(97)から無線通信手段(111)を介して採血装置(1)に入力した後、当該採血装置(1)の情報をホストコンピュータ(HC)に、
採血装置(1)のコンピュータリンク端子(104)から有線で送信し、または
採血装置(1)の無線通信手段(111)からホストコンピュータ(HC)の無線通信手段(110)に無線で送信し、または
コードレス通信手段(97)からホストコンピュータ(HC)の無線通信手段(110)に無線で送信し、前記採血装置(1)からホストコンピュータ(HC)に前記採血情報及び採血装置情報(BCL)のアップロードを行い、ホストコンピュータ(HC)で一元管理ができるようにした[6]または[7]に記載の採血システム(1S、1SS、1A、1B)を提供する。
]本発明は、前記採血情報及び採血機情報を入力したコードレス通信手段(97)をホストコンピュータ(HC)の無線通信手段(110)を介して当該ホストコンピュータ(HC)に送信した後、
ホストコンピュータHCの無線通信手段(110)から採血装置(1)の無線通信手段(111)に無線で送信し、または
ホストコンピュータ(HC)のコンピュータリンク端子(104)を介して採血装置(1)へ有線で送信し、ホストコンピュータ(HC)から採血装置(1)へ前記採血情報及び/又は採血装置情報(BCL)のダウンロードを行い、ホストコンピュータHCで一元管理ができるようにした[6]または[7]に記載の採血システム(1C)を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の採血装置1の正面図(図2は本発明の採血装置の縦断面図、図3は本発明の採血装置の平面図、図4は図3から受皿2を除いた平面図、図5は図4の揺動手段の拡大図、図6は図5のA矢視図、図7は図5のB−B断面図、図8は受皿の揺動位置/速度検出用円板21と受皿の位置/速度検出用センサ23の一部拡大図、図9は操作パネルの拡大図、図10は設定パネルの拡大図)である。採血装置1は採血バッグの受皿2と該受皿2に載置された採血バッグへの採血重量を測定する重量測定手段3と前記受皿2の揺動手段と、これらを一体収納する収納空間10を有しかつ収納空間10を真空構造としたハウジング5とから構成されている。
前記揺動手段は駆動手段と受皿2の支持部材と該支持部材に前記駆動手段により受皿2に駆動力を伝達する手段により構成される。
前記駆動手段はモータ7よりなり、前記支持部材は支柱11とシャフト34よりなり、前記伝達手段はウォーム16とウォームホイル17よりなる。
駆動手段、支持部材、伝達手段は前記の部品に限定されるものではなく、要するに揺動手段を構成して受皿2を最初の停止位置から1°から40°前後方向上下揺動するとともに1°から40°左右方向上下揺動を行い、以後前後方向上下揺動と左右方向上下揺動の三次元複合揺動を同時に行うことのできる部品の組み合わせであれば何でも採用することができる。
揺動手段の上部に受皿2を配置し、揺動手段を逆L字状の板状の固定部材6を介して重量測定手段3の側部に装着している。固定部材6は天プレート41と側プレート44より構成され、天プレート41の下部に重量測定手段3が配置されている。
【0005】
重量測定手段3はロードセルが使用され、重量測定手段3は天プレート41と底プレート42の間に配置されている。重量測定手段3の固定端はネジ等により底プレート42を挟む形で隔壁15に固定され、他方の重量測定手段3の自由端には、天プレート41がネジ等により固定されている。底プレート42の端部には過負荷保護プレート47が溶接され、過負荷保護プレート47は天プレート41の端部に配置された過負荷保護ネジ48(2個)を上下方向に囲むよう形成され、過負荷保護ネジ48を調整することにより上下方向の過負荷に対して、重量測定手段3を保護することができるようになっている。他方揺動手段の底部は隔壁15と接触ないし固定されておらず、隔壁15との間に若干のスペースがある。
前記収納空間10の下部には隔壁15を介して真空ポンプ30と電源部31が配置され、収納空間10内は真空配管38を介して真空ポンプ30と連通されている。また、収納空間10内は圧力開放弁部39を介して大気圧開放可能な構造になっている。
前記ハウジング5の天面にはヒンジ20を介して蓋体9が装着され、蓋体9を閉じるとキャッチ13が蓋体9を保持し、圧力開放弁39aを閉じることにより、ハウジング5と蓋体9により収納空間10を密封構造とし、収納空間10内を真空ポンプ30より排気することにより真空構造とすることができる。
ハウジング5の前方上部にはチューブホルダー14が配置されている。チューブホルダー14には採血チューブ32aの装着溝14aが形成され、受皿2に載置された採血バッグ32の採血チューブ32aをハウジング5から外に引き出して保持することができる。チューブホルダー14の内部には蓋体9の開閉状態を検出するスイッチ(図示せず)が装着され、蓋体9の閉状態の検出を、真空ポンプ30及び揺動手段の運転条件としている。これらは省エネルギー対策及び操作者の安全対策として有効である。
ハウジング5の天面及び/又は蓋体9の底面には収納空間10を真空構造とすることができるようにパッキン(図示せず)が配置され、さらに採血チューブ32aをハウジング5から引き出しても収納空間10内の真空構造を維持することができるように採血チューブ32aを密着させることのできる溝及び/又はパッキン(図示せず)が形成及び/又は装着される。
【0006】
前記ハウジング5の前面には電源スイッチ45と設定パネル59と操作パネル60及び無線通信手段111が配置されている。
無線通信手段111は、後述するコードレス通信手段97から送信される情報(例えば採血に使用する使用ラベル99に入力された情報、採血装置1自体の情報等)を受信して採血装置1内に読込むことができる。
前記使用ラベル99の情報とは、例えば血液センター番号、施設番号、採血バッグの採血量、血液型等の情報で、血液センター側で採血に使用する情報等である。
前記ハウジング5の設定パネル59の正面上部には前記採血装置1自体の情報(以下、採血装置情報(BCL)と略記する)がバーコード化されて装着(貼付)されている。採血装置情報(BCL)とは、例えば製造会社名、機種名、機種番号、製造番号(製造ロット番号)等)等である。なおBCLとはバーコードラベルを意味する。
前記使用ラベル99の情報と採血装置情報(BCL)はコードレス通信手段97で読み取ることができ、前記採血装置1の無線通信手段111に送信することができる。
【0007】
次に本発明のコードレス通信手段97について説明する。
コードレス通信手段97の本体内には、読み取り手段97Aと無線通信手段97Bが装着され、さらに電源スイッチ97Cと読み取りボタン97Dと送信ボタン97Eが装着されている。これらの各部品の装着位置は、どこでも良い。
前記読み取り手段97Aとは、例えばバーコードリーダーが使用され、前記使用ラベル99や採血装置情報(BCL)のバーコード部分に入力された情報を読み取ることができる。
前記無線通信手段97Bとは、前記読み取り手段97Aで読み取った前記情報を、例えば採血装置1の無線通信手段111に送信する手段である。
前記無線通信手段97Bとして、例えば無線通信デバイスが使用されるが、これに代えて例えば光通信(例えば赤外線:IrDA)デバイスや電波通信デバイス等も使用することができる。
さらにコードレス通信手段97のその他の実施例として、携帯情報端末にコードレス通信手段97の前記無線通信手段97Bを装着して、携帯情報端末をコードレス通信手段97として使用することができる。
前記携帯情報端末とは例えばPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話等であり、該携帯情報端末に直接又はコードあるいはコネクタを介して前記無線通信手段97Bを装着することができる。
携帯情報端末をコードレス通信手段97として使用することにより、前記コードレス通信手段97が故障した場合や緊急使用の場合、前記無線通信手段97Bを携帯情報端末に装着するだけで対応することができる。また携帯情報端末そのものがOS(Operating System)で動作しているため、採血装置1やホストコンピュータHCで、行っている判定動作を代行させることができ、採血装置1やホストコンピュータHCのシステムの負担を軽減させることができる。
【0008】
本発明の採血システム1Sでは、1台のコードレス通信手段97に対して、少なくとも1台以上の採血装置1を対応させて使用することができる。例えば2台の採血装置1を、1台のコードレス通信手段97で対応させて使用する場合、一方の採血装置1と採血バッグの情報をコードレス通信手段97で読み取り前記採血装置1に無線通信手段111を介して送信する。さらに他方の採血装置1と採血バッグの情報を前記コードレス通信手段97で読み取り前記採血装置1に無線通信手段111を介して送信する。このように1台のコードレス通信手段97に対して少なくとも1台以上の採血装置1を対応させて使用することができる。
【0009】
設定パネル59には運転モードと設定モードの切替及び採血量/風袋量/風袋処理方式/ラベルの必要枚数等設定項目の切替を行う設定モードスイッチ63、採血量/風袋量の数値設定、風袋処理方式、ラベルの必要枚数の切替、校正数値の設定等を行う数値設定スイッチ65と重量測定手段3で測定した重量及び圧力センサで測定した圧力の校正モードへ移行するための校正モードスイッチ68、各設定値の入力を行う入力スイッチ64が設けられている。
前記ラベルとは使用ラベル99を意味する。
操作パネル60には運転開始スイッチ61、運転停止スイッチ62、吸引切替スイッチ66、揺動スイッチ67、採血量(200ml/400ml)の設定スイッチ及び表示ランプ70、吸引の表示ランプ71、血液流速表示ランプ75、使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ72、採血量/真空度/風袋量/ラベルの必要枚数が表示される表示部73が設けられている。
【0010】
前記使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ72のうち「MAP」は血液保存液であるMAP液を備えたマルチプルバッグを意味し、当該マルチプルバッグは、血液保存液が入った採血バッグ1袋と採血バッグ3袋の合計4袋から構成される。「S」はシングルバッグで採血バッグが1袋、「D」はダブルバッグで該採血バッグが2袋、「T」はトリプルバッグで該採血バッグが3袋で構成されている。
前記表示部73に使用ラベル99の採血情報中の血液型情報(A、B、O、AB)が判るように、前記血液型情報(A、B、O、AB)に表示することができる。また新たに操作パネル60内の採血量の設定スイッチ及び表示ランプ70の上部または使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ72の上部に文字(A、B、O、AB)あるいは、ランプ色(A:黄、B:白、O:青、AB:赤)で血液型情報が判るように配置してもよい。
前記血液型情報を前記のように操作パネル60内に配置することによりオペレータに使用ラベルの血液型情報を与えることができると共に、オペレータが使用ラベル99の取り違い(血液型違い)を防ぐことができる。
【0011】
揺動手段を構成するモータ7のギヤヘッド8の端部とモータ7の回転をウォームホイル17に伝達するウォーム16の端部はそれぞれ側プレート37に固定されている。ウォームホイル17の外周にはウォーム16の係合溝19が形成され、ウォームホイル17の天面には球状溝18が形成されている。ウォームホイル17の下部には軸24が突設され、これは軸受26を介してベースプレート27に装着されている。
【0012】
採血バッグの受皿2は支柱11を介してウォームホイル17に装着されている。支柱11の中腹部には縦長の溝33が形成され、これにシャフト34を貫通させ、さらにシャフト34に固定されたピン35を軸受29を介して支柱11に装着している。シャフト34の両端は側プレート36、37に軸受43を介して装着されている。支柱11の上部は受皿2の底部に固定され、支柱11の下部には球体12が形成され、球体12がウォームホイル17の球状溝18に軸支されている。球状溝18はウォームホイル17の回転中心Cからはずれた位置に形成され、ウォームホイル17の回転に伴って前後方向にはシャフト34を中心に、左右方向にはピン35を中心にそれぞれ1°から40°複合揺動するため、支柱11の上部も回転し、これにより受皿2が前後左右に揺動する。
【0013】
またウォームホイル17の下部には受皿2の揺動位置と揺動速度を検出するための手段として受皿の揺動位置/速度検出用円板21が装着されている。受皿の揺動位置/速度検出用円板21の途中には切欠22が形成され、図8に示すように受皿の揺動位置/速度検出用円板21の回転に伴い切欠22が、受皿の揺動速度検出用センサ23(定位置停止用センサ97)(側プレート36の内壁面に装着される)に検出されることにより受皿2の揺動位置と揺動速度を検出することができる。
採血バッグへの採血量の増加に伴って揺動速度が若干減少するので、採血量の増加に関係なく揺動速度を終始一定に保つことができるようにハウジング5の前方内部に内蔵される制御部80により、前記受皿の揺動位置/速度検出用センサ23で検出して受皿2の揺動位置と揺動速度の変化を自動的に補正しながら前記制御することができる。
受皿2の揺動位置と揺動速度の検出手段は前記の部品に限定されるものではなく、要するに検出手段を構成し、受皿2の揺動位置と揺動速度を検出できる部品の組み合わせであれば何でも採用することができる。
【0014】
図11((A)、(B)、(C))は採血バッグの受皿2の三次元複合揺動を示す揺動状態図である。(A)はウォームホイル17の平面図でウォームホイル17の回転に伴う球状溝18の位置を示している。(B)と(C)は球状溝18が停止位置▲1▼から▲2▼、▲2▼から▲3▼、▲3▼から▲4▼、▲4▼から▲1▼と回転する時、それぞれの位置における受皿2の揺動状態を示している((B)は血液バッグの受皿2の正面図で(C)は(B)の右側面図である)。球状溝18が位置▲1▼から位置▲2▼へ移動する時に、受皿2は前後にθ1(1°から40°)揺動し、同時に左右にθ2(1°から40°)揺動する。球状溝18が位置▲2▼から位置▲3▼へ移動する時も同様に前後にθ1、左右にθ2揺動する。以下球状溝18が位置▲3▼から位置▲4▼、位置▲4▼から位置▲1▼へ移動する時も受皿2は前記と同様に揺動し、以下採血バッグの受皿2は前後方向上下揺動と左右方向上下揺動を同時にくり返す。
【0015】
ハウジング5の前方内部には制御装置80が内蔵されている。制御装置80は図12に示すように制御部81と駆動部82より構成される。
制御部81はCPU(中央処理装置)(採血装置1の一連の動作を制御するプログラムが書き込まれるメモリ含む)85、記憶手段86、入出力回路88を有する。なお入出力回路88には受皿の揺動速度検出用センサ23(定位置停止用センサ97)の検出信号が転送される。記憶手段86には採血バッグの風袋量、収納空間10に生成する陰圧力、設定採血量、ラベルの必要枚数等の情報を記憶することができる。
使用ラベルの必要枚数は、採血量等の情報とともに、入力スイッチ64より入力し、記憶手段86に記憶させておくことができる。当該記憶手段86に記憶させたラベルの必要枚数は採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ70と前記使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ72によって表示部73に表示させることができる。
制御部81にはそれぞれ表示器83、各種スイッチSW、ドライブ回路DCを有する操作パネル60と設定パネル59が接続され、これらの入力情報が制御部81に転送される。
前記使用ラベル99の情報は、前記コードレス通信手段97で読み取り無線通信手段111を介して制御部81に読込むことができる。
また採血装置番号(ID)、採血日時、採血所要時間、及び採血オペレータの氏名等の採血情報も制御部81に読込むことができる。
駆動部82は制御部81に接続され二つの変換回路A/D(アナログ→デジタル)及びD/A(デジタル→アナログ)を備える。一方の変換回路A/Dには切換器92、アンプAPを介してそれぞれ重量測定手段3と圧力センサ93が接続される。
他方の変換回路D/Aにはドライブ回路DCを介してモータ7が接続される。さらにその他の各ドライブ回路DCにはクランプソレノイド94、真空ソレノイド95、電力制御部87を介して真空ポンプ30が接続され、それぞれのドライブ回路DCによりクランプソレノイド94、真空ソレノイド95、真空ポンプ30、モータ7を制御する。
【0016】
次に採血装置1の圧力制御方法について説明する。
圧力の制御方法は自動、強、弱、切の4通りがある。
自動は最も一般的な選択である。採血量の変化量を測定しながら圧力を制御する。
強及び弱は一定の圧力で吸引を続ける。強と弱では圧力の目標値及び圧力上昇の変化率が異なる。
切は大気圧のまま圧力制御を行わない。
図13は圧力制御を行う時のブロック図で、図14は圧力と時間の変化を示すグラフである。
圧力の検出は圧力センサ93の信号で行う。圧力の制御は真空ポンプ30に供給する電力を電力制御部87で連続的に変化させて圧力開放弁39aを閉じ真空ポンプ30を動作させることで収納空間10(真空室)内を陰圧にすることができる。
なお、急速に圧力を低下させる場合は圧力開放弁39aを開放することで行う。
以下に圧力の制御方法について詳述する。
(a)一定の圧力に制御する方法
あらかじめ定めた能力で真空ポンプ30を動作させる。収納空間10(真空室)が目標の圧力に到達したならば、以降は目標の圧力を維持するように真空ポンプ30の能力を電力制御部87を使用して変化させる。但し、系には若干の空気のもれがあるため真空ポンプ30は連続して運転し、停止はさせない。
この方法は、圧力の目標値に関わらず圧力上昇の変化率を制御することができる。
なお、真空ポンプ30の能力を変化させることを圧力の目標値到達以前から行うことで、より多様な圧力制御を行うことも可能である。
(b)圧力の自動制御
採血運転開始後、収納空間10内の陰圧力を目標高圧レベルに向かって上昇させつつ重量測定手段3による採血量測定値の変化量が減少したことを条件に収納空間10内の陰圧力を目標低圧レベルに低下させた後、再び目標高圧レベルに向かって上昇させ、これらの圧力を設定採血量になるまで繰り返す。
【0017】
次に採血装置1の揺動速度制御の方法について説明する。図15は揺動速度の制御を行うときのブロック図で、図16は時間とモータ7に供給する電圧、揺動速度、採血量の変化を示すグラフである。
速度の検出は速度検出用センサ23の信号で行う。また速度の操作はモータに供給する電圧を連続的に変化させ、モータ7の回転速度を変化させることで行う。
以下に揺動速度の制御方法を詳述する。
(a)揺動開始から加速間
揺動開始時は低い電圧をモータ7に供給し、低速で運転を開始する。これにより駆動部に過大な負荷が加えられることを防止する。続けてある定まった割合で電圧を上昇させ加速する。
次に電圧が前もって定めた値に到達したら等速運転を行う。前もって定めた値とは、採血バッグの受皿のみの目標速度時で揺動を行う電圧の代表値等とする。(b)等速運転
速度の現在値と目標値の偏差をうち消すようにモータ7に供給する電圧を変化させる。これにより、採血により揺動の負荷が変化しても目的の速度で揺動を続けることができる。
なお、この制御方式では速度検出用センサ23の信号が揺動一回転あたり1から数回しか得られない場合でも、揺動開始から短時間にしかも大きな速度の超過なしに目的の速度に到達できる。
(c)減速
減速が必要になったらモータ7に供給する電圧を定まった割合で下降し減速を行う。これにより駆動部に過大な負荷が加えられることを防止するとともに、揺動停止時の位置精度を向上させることができる。
なお、定位置停止に要する時間を短くすることができる。これは、実際に減速を開始する時点を定位置停止用センサ97(速度検出用センサ23と兼用にすることも可)からの信号から、減速に要する時間を補正したときとすることで可能となる。
(d)定位置停止
定位置停止用センサ97(速度検出用センサ23と兼用にすることも可)からの信号がきたら、t1時間を待ちモータを停止させる。ここでt1とは停止位置を補正するための時間で、記憶部に保存されている。なお、モータ7の停止手段はモータ7に供給する電圧を0Vにするかあるいはモータ7に制御端子がある場合はその制御端子を操作することで行う。
また、停止位置をより正確にするためには、モータ7のオーバーランを減少させるために、モータ7を停止させた後に逆転用の信号を短時間加えることもできる。逆転用の手段はモータ7に負の電圧を供給するかあるいはモータ7に制御端子がある場合はそれを操作することで行う。
(e)異常対策
等速運転時に速度の現在値と目標値の偏差の絶対値が、ある値より大きい状態で、ある時間続いたら異常としてモータ7を停止させ警報する。定位置停止時に定位置停止用センサ97の信号が、ある時間なければ異常としてモータを停止し、警報する。
【0018】
採血装置1の揺動中の重量測定は揺動一周の間のA/D変換の値の平均をとることで行う。
一周の検出は速度検出用センサ23及び/又は定位置停止用センサ97で行う。この方法では揺動中のある特定のポイントで測定する場合に比べ次の利点がある。
揺動位置に対する重量測定用信号の位置調整が不要である。
また重量測定が揺動時の振動や採血バッグのチューブと採血装置ハウジングとの接触といった外乱の影響を受けにくい。
【0019】
次に採血に使用する使用ラベル99の必要枚数の表示方法の一例について説明する。
例えば400mLの採血量でMAPバッグを使用する場合、採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ70の「400」を押す。次に使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ72の「MAP」を押すと表示部73に「9」と表示される。その内訳は、前記段落番号[0006]に記載したようにMAPバッグは4袋から構成されているので、それぞれのバッグに貼付する4枚の使用ラベル99と、献血申込書100に貼付する1枚の使用ラベル99と、検体容器Sの4本に貼付する4枚の使用ラベル99の合計9枚が必要となる。同様に400mLのトリプルバッグの使用ラベル99の必要枚数は8枚、同様にダブルバッグでは7枚、シングルバッグでは6枚となりそれぞれの枚数の数値が表示される。
前記検体容器Sの4本の内訳は抗原・抗体検査、生化学検査、核酸増幅検査、血球計数検査の4項目の検査を行うため4本必要である。なお採血量が200mLの場合、400mLの採血量の検査項目のうち、血球計数検査の項目を除く3項目の検査を実施するので、検体容器Sが3本となり同様に前記検体容器Sに貼付する使用ラベルも3枚となり、200mLの採血量でMAPバッグを使用する場合の使用ラベル99の合計枚数は8枚となるので「8」と表示される。
従って採血量が200mLの時は検体容器Sの3本に貼付する3枚の使用ラベルと前記段落番号[0006]で記載したように使用バッグの採血バッグ32の枚数(MAP液を封入したMAPバッグを含む)と同数の使用ラベル99と前記献血申込書100に貼付する1枚となり、トリプルバッグの場合7枚、ダブルバッグは6枚、シングルバッグは5枚必要なのでそれぞれの枚数の数値が表示される。
採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ70と使用バッグの設定スイッチ72を押すことにより、前記記憶手段86に入力したラベルの必要枚数が表示部73に表示される。
【0020】
次にコードレス通信手段97の読み取り手段97Aで、前記献血申込書100と採血バッグ32と検体容器Sに貼付した使用ラベル99を1枚ずつ読み取り、さらに当該コードレス通信手段97の読み取り手段97Aで採血装置1の採血装置情報(BCL)を読み取る。
コードレス通信手段97より、前記使用ラベル99の情報及び採血装置情報(BCL)を無線通信手段111に送信すると、前記使用ラベル99の情報と記憶手段68に記憶されていた前記使用ラベル99の情報は、CPU85で演算処理され、照合される。
すなわち▲1▼表示部73に表示されたラベルの必要枚数と実際に使用するラベル枚数が同一か否か、それぞれの使用ラベル99の情報内容が同一か否か、▲2▼使用ラベル99の情報内容と採血装置の設定に矛盾がないか否か、▲3▼使用する採血装置1と同一か否か等を照合判定することができる。
前記▲1▼、▲2▼、▲3▼の照合結果が同一で矛盾がないと判定された場合は、操作パネル60の表示部73に採血量が表示される。もしこの時、例えば、使用ラベル99の読み取り不足があれば、表示部73に不足枚数が表示される。
また、コードレス通信手段97を無線通信手段111を介して採血装置1とオンライン(送受信可能状態)で接続して使用する場合、コードレス通信手段97で使用ラベル99のバーコード部分を読み取る都度、採血装置1に送信されCPU85で演算処理されるため、表示部73に表示されたラベルの必要枚数が1枚ずつ減算表示させることもできる。
【0021】
図17は本発明の採血システム1Sの一例を示す概略図で、図18は採血処理を開始する前の採血情報の照合確認を行う際の一例を示すフローチャートである。
採血システム1Sでは、採血装置1一台に対して、コードレス通信手段97が一台使用される。
前記コードレス通信手段97の読み取り手段97Aを使用ラベル99のバーコード部分に当てて使用ラベル99に予め入力された情報を前記コードレス通信手段97内に読み取る。
さらにコードレス通信手段97の読み取り手段97Aを、採血機1に貼付した採血装置情報コード(BCL)に当てて、情報を読み取る。
なお採血するオペレータの氏名等の個人情報は、例えば名札等にバーコード化しておき、前記コードレス通信手段97を前記バーコードに当てて読取り、該コードレス通信手段97から無線通信手段111に送信して採血装置1の記憶手段85に入力しておくこともできる。
【0022】
次に採血者が受付から採血を開始するまでの操作の一例を図17及び図18のフローチャートを基に説明する。なお本実施例では採血量400mL、MAPバッグで献血する場合の例について説明する。
(a)採血者は受付で献血申込書100に記入して受付を終えた後、問診及び事前検査を経て、使用ラベル99と献血申込書100を持って採血場所に行く。この時点で献血申込書100に使用ラベル99が1枚貼付されている。
(b)オペレータは申込書100を見て、口頭で採血者の氏名、血液型、採血量を確認し、使用する採血装置1の操作パネル60の採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ70の「400」と使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ72の「MAP」を押して設定する。設定後表示部73に必要とする使用ラベル99の枚数が表示され、この場合表示部73に「9」と表示される。
(C)オペレータは前記採血バッグ32に使用ラベル99をMAPバッグを構成する採血バッグ32の4袋に1枚ずつ貼付する。さらに検体容器Sの4本にも前記採血バッグ32と同様にそれぞれ使用ラベル99を貼付する。
(d)オペレータはコードレス通信手段97で採血バッグに貼付した4枚の使用ラベル99と検体容器Sに貼付した4枚の使用ラベル99と献血申込書100の使用ラベル99を一枚ずつ読み取る。
(e)前記コードレス通信手段97の読み取り手段97Aを採血装置情報(BCL)に当てて使用する採血装置1の情報を前記コードレス通信手段に97で読み取った後、前記コードレス通信手段97で読み取った前記使用ラベル99の情報と採血装置1の情報を使用する採血装置1の無線通信手段111に送信する。
(f)採血装置1は、▲1▼表示部73に表示されたラベルの必要枚数と実際に使用するラベル枚数が同一か否か、それぞれの使用ラベル99の情報内容が同一か否か、▲2▼使用ラベル99の情報内容と採血装置の設定に矛盾がないか否か(使用ラベル99の中の「採血量400mL」の情報が採血装置1の採血設定量「400mL」の情報と矛盾がないか否か)、▲3▼使用する採血装置1と同一か否か(受信した採血装置情報コード(BCL)がその装置自身のものであるか否か)等を照合判定し、前記▲1▼〜▲3▼の中で一つでも異常がある場合は、エラー表示を発する。
エラーが表示された場合、使用ラベル99及び採血量設定等を確認して手直しする。問題なければ、表示部73に採血量が表示される。この場合「400」と表示される。
(g)採血装置1の蓋体9を開き、受皿2に採血バッグ32を載置し、再び前記蓋体9を閉めると、自動的に、受皿2に載置した採血バッグ32の重量が、採血装置1に設定した使用バッグの重量許容範囲に収まっているか、CPU85により、照合判定される。重量許容範囲を越えていた場合、採血装置1は、エラー表示を発する。前記エラー表示とは例えば重量許容範囲を超えた場合は表示部73に「OVER」と表示され下回った場合は「UNDER」と表示される。
エラー表示を発した場合、採血バッグタイプを確認して手直し(修正)を行なう。
(h)操作パネル60に、エラー表示がなく採血量表示が表示部73に「400」と表示されれば、採血者の採血量は400mLで採血バッグ32が「MAP用」である事と、献血申込書100と検体容器Sと採血装置1の準備が整ったことを示すと共に、採血量及び使用バッグの設定が適正であることを示している。
【0023】
採血装置1は図1に示すように設定パネル59の下部に記憶媒体装着部101を配置し図19(図1の背面図)に示すように背面にコンピュータリンク端子104が配置されている。さらに背面にはヒューズホルダー102と電源コネクタ103が配置されている。
前記記憶媒体装着部101は図12に示す記憶媒体ポート105に接続され、記憶媒体ポート105はI/F(インターフェイス)を介してCPU85に接続される。
他方前記コンピュータリンク端子104は図12に示す上位通信ポート107に接続され上位通信ポート107は通信I/Fを介してCPU85に接続される。
採血装置1に配置した無線通信手段111は図12に示す無線通信手段111であり、該無線通信手段111は通信I/Fを介してCPU85に接続されている。該無線通信手段111はコードレス通信手段97の無線通信手段97Bから発信される無線信号、赤外線等を受信することができるデバイスである。また前記無線通信手段97Bが電波の場合、該無線通信手段111は電波を受信するデバイスにすることもできる。
本発明では採血装置1に図12に示した記憶媒体ポート105を介して記憶媒体に採血装置1の動作履歴を記憶させることができる。記憶媒体は採血装置1に着脱できるように設けることができるため、これによりオープン採血や1台のみの採血装置が稼動するようなコンピュータネットワークが構築しにくい使用環境であっても、記憶媒体を情報移送手段として、ホストコンピュータで採血装置1の動作履歴を管理することができる。
採血装置1に着脱可能な記憶媒体とは例えばコンパクトディスク、ミニディスク、コンパクトフラッシュ、フロッピーディスク、スマートメディア等が好ましい。
また記憶媒体の記憶情報は採血バッグ製造業者、採血バッグ採血量、採血バッグ種類、保存液タイプ、採血バッグ製造番号、血液センター番号、施設番号、血液型、採血装置番号(ID)、採血日時、採血所要時間、及び採血オペレータの氏名等である。なお、採血日時を採血装置に判断させるためカレンダー機能を持たせることができる。
【0024】
コードレス通信手段97で読取った情報(採血バッグ情報、オペレータ情報、採血装置情報)は無線通信手段111を介して採血装置1に送信されている。
採血装置1に上位通信ポート107を介してに図19(図1の背面図)に示すようにコンピュータリンク端子104を設けることができる。このため図20に例示する採血システム1SSのように、複数の採血装置1とホストコンピュータHCを有線で連結して各々の採血装置1の採血情報を、ホストコンピュータHCに送信して、採血情報のアップロードを行うことができる。またホストコンピュータHCから各々の採血装置1へ採血情報のダウンロードを行うこともできる。これらによりホストコンピュータHCで採血装置1を一元管理することが可能な採血システムを構築することが可能となる。
【0025】
図21から23は本発明の採血システムのその他の実施例を示す概略図である。
採血システム1A、1B、1Cは、前記採血装置1及びコードレス通信手段97と無線通信手段110を装着したホストコンピュータHCとから構成される。さらにホストコンピュータHCには、無線通信手段110が装着される。
【0026】
採血システム1SS、1A、1B、1Cは、前記採血情報及び採血機情報を入力したコードレス通信手段97から無線通信手段111を介して採血装置1に入力した後、当該採血装置1の情報をホストコンピュータHCに、次のいずれかの手段により送信することができる。
▲1▼例えば図20の採血システム1SSのように採血装置1のコンピュータリンク端子104からホストコンピュータHCに有線で送信する。
▲2▼例えば図21の採血システム1Aのように採血装置1の無線通信手段111からホストコンピュータHCの無線通信手段110に無線で送信する。
▲3▼例えば図22の採血システム1Bのようにコードレス通信手段97からホストコンピュータHCの無線通信手段110に無線で送信する。
以上のようにして前記複数の採血装置1からホストコンピュータHCへ採血情報及び採血機情報のアップロードを行い、ホストコンピュータHCで採血装置1を一元管理することができる。
【0027】
また前記採血情報及び採血機情報を入力したコードレス通信手段97をホストコンピュータHCの無線通信手段110を介して当該ホストコンピュータHCに送信してた後、次のいずれかの手段により送信することができる。例えば図23の採血システム1Cのように、▲1▼ホストコンピュータHCの無線通信手段110から採血装置1の無線通信手段111に無線で送信する。
▲2▼ホストコンピュータHCのコンピュータリンク端子104を介して採血装置1へ有線で送信する。
以上のようにホストコンピュータHCから前記採血情報及び/又は採血機情報を複数の各採血装置1に送信して、前記採血情報及び/又は採血機情報のダウンロードを行い、ホストコンピュータHCで採血装置1を一元管理することができる。
【0028】
さらに詳述すれば図21に示す採血システム1Aは、前記コードレス通信手段97で読み取った前記採血情報及び採血機情報を採血装置1の無線通信手段111に送信して当該採血装置1に取り込み、さらに前記無線通信手段111からホストコンピュータHCの無線通信手段110を介して無線で前記採血装置1の前記採血情報及び採血機情報をホストコンピュータHCに送信することができる。
以上のように複数の採血装置1の前記採血情報及び採血機情報をホストコンピュータHCに送信して当該情報のアップロードを行いホストコンピュータHCにより複数の採血装置1を一元管理することができる。
また図22に示す採血システム1Bは、前記コードレス通信手段97で読み取った前記採血情報及び採血機情報を、採血装置1の無線通信手段111に送信して当該採血装置1に取り込み、さらに前記コードレス通信手段97で読み取った前記採血情報及び採血機情報を、ホストコンピュータHCの無線通信手段110を介してホストコンピュータHCに無線で送信することができる。以上のように複数の採血装置1の前記採血情報及び採血機情報をホストコンピュータHCに送信して当該情報のアップロードを行いホストコンピュータHCにより複数の採血装置1を一元管理することができる。
また図23に示す採血システム1Cは、前記コードレス通信手段97で読み込んだ前記採血情報及び採血機情報をホストコンピュータHCの無線通信手段110に送信して当該ホストコンピュータHCに取り込んだ後、当該ホストコンピュータHCの無線通信手段110から採血装置1の無線通信手段111に送信して前記採血情報及び/又は採血機情報のダウンロードを行い、ホストコンピュータHCで複数の採血装置1を一元管理することができる。また前記ホストコンピュータHCと複数の採血装置1を有線で接続し前記と同様に採血情報のダウンロードを行い一元管理することができる。
【0029】
【発明の作用効果】
(1)本発明の採血装置1では採血を開始する前の採血情報及び使用する採血装置情報をコードレス通信手段97で読み取ることにより照合確認操作を容易に行うことができる。
(2)またコードレス通信手段97を採用することにより、従来の採血システムのようにコードがあるための作業の煩わしやコードを引っ掛けてしまい断線すること等の懸念が解消される。
(3)1台のコードレス通信手段97で、少なくとも1台以上の採血装置1に対応させて使用することができる。
(4)コードレス通信手段97で、使用ラベル99の情報と実際に使用する採血装置1の情報を読み込み、該コードレス通信手段97から無線通信手段111に送信し、あらかじめ前記採血装置1に入力しておいた使用ラベル99の情報と照合することにより、採血バッグ32に貼付した使用ラベル99の貼付違い及び実際に使用する採血バッグ32と採血装置1の設定違い等の採血時の人的ミスを解消することができる。
(5)採血装置1の入力情報をホストコンピュータHCに移送し、ホストコンピュータHCで採血装置1の制御や動作履歴を一元管理することができる採血システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の採血装置の正面図
【図2】本発明の採血装置の縦断面図
【図3】本発明の採血装置の平面図
【図4】図3から受皿2を除いた平面図
【図5】図4の揺動手段の拡大図
【図6】図5のA矢視図
【図7】図5のB−B断面図
【図8】受皿の揺動位置/速度検出用円板21と受皿の速度検出用センサ23(定位置停止用センサ97)の一部拡大図
【図9】操作パネルの拡大図
【図10】設定パネルの拡大図
【図11】受皿2の揺動状態図
【図12】制御装置のブロック図
【図13】圧力制御を行う時のブロック図
【図14】圧力と時間の変化を示すグラフ
【図15】揺動速度の制御を行うときのブロック図
【図16】時間とモータに供給する電圧、揺動速度、採血量の変化を示すグラフ
【図17】本発明の採血システム1Sの概略図
【図18】本発明の採血システム1を使用して採血処理を開始する前の採血情報の照合確認を行う際のフローチャート
【図19】図1の背面図
【図20】本発明のその他の実施例を示す採血システム1SSの概略図
【図21】本発明のその他の実施例を示す採血システム1Aの概略図
【図22】本発明のその他の実施例を示す採血システム1Bの概略図
【図23】本発明のその他の実施例を示す採血システム1Cの概略図
【符号の説明】
1 採血装置
2 採血バッグの受皿(受皿)
3 重量測定手段(ロードセル)
4 揺動手段
5 ハウジング
6 固定部材
7 モータ
8 ギヤヘッド
9 蓋体
10 収納空間
11 支柱
12 球体
13 キャッチ
14 チューブホルダー
14a 溝
15 隔壁
16 ウォーム
17 ウォームホイル
18 球状溝
19 係合溝
20 ヒンジ
21 受皿の揺動位置/速度検出用円板
22 切欠
23(97) 受皿の揺動速度検出用センサ(定位置停止用センサ)
24 軸
26 軸受
27 ベースプレート
29 軸受
30 真空ポンプ
31 電源部
32 採血バッグ
32a 採血チューブ
33 溝
34 シャフト
35 ピン
36、37 側プレート
38 真空配管
39 圧力開放弁部
39a 圧力開放弁
39b マフラ
41 天プレート
42 底プレート
43 軸受
44 側プレート
45 電源スイッチ
47 過負荷保護プレート
48 過負荷保護ネジ
59 設定パネル
60 採血情報の表示手段(操作パネル)
61 運転開始スイッチ
62 運転停止スイッチ
63 設定モードスイッチ
64 入力スイッチ
65 数値設定スイッチ
66 吸引切替スイッチ
67 揺動スイッチ
68 校正モードスイッチ
70 採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ
71 吸引の表示ランプ
72 使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ
73 採血量/真空度/風袋量/ラベルの必要枚数の表示部(表示部)
74 風袋処理の表示部
75 血液流速表示ランプ
80 制御装置
81 制御部
82 駆動部
83 表示器
85 採血情報の照合手段(CPU)
86 採血情報の記憶手段(記憶手段)
87 電力制御部
88 入出力回路
92 切換器
93 圧力センサ
94 クランプソレノイド
95 真空ソレノイド
96 蓋体閉スイッチ
97 コードレス通信手段(コードレスバーコードリーダ)
97A 読み取り手段
97B 通信手段
97C 電源スイッチ
97D 読み取りボタン
97E 送信ボタン
98 製造ラベル
99 使用ラベル
100 献血申込書
101 記憶媒体装着部
102 ヒューズホルダー
103 電源コネクタ
104 コンピュータリンク端子
105 記憶媒体ポート
107 上位通信ポート
110 無線通信手段(HCに配置)
111 無線通信手段(採血装置に配置)
BCL 採血情報コード(バーコードラベル)
S 検体容器
HC ホストコンピュータ
DC ドライブ回路
AP アンプ
SW スイッチ
I/F 通信I/F
A/D 変換回路(アナログ→デジタル)
D/A 変換回路(デジタル→アナログ)

Claims (9)

  1. 採血量及び採血に使用する使用ラベル(99)の採血情報の入力スイッチ(64)を配置した設定パネル(59)と、
    前記使用ラベル(99)の採血情報を記憶する記憶手段(86)と、
    採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ(70)と採血に使用する採血バッグ(32)の設定スイッチ及び表示ランプ(72)を配置した操作パネル(60)と、
    コードレス通信手段(97)と通信する無線通信手段(111)を有し、
    採血装置(1)自体の採血装置情報(BCL)を、ハウジング(5)に装着し、
    前記コードレス通信手段(97)は、前記使用ラベル(99)、前記採血装置情報(BCL)に入力された情報の読み取り手段(97A)及び当該読み取り手段(97A)で読み取った前記情報を、採血装置(1)の無線通信手段(111)に送信する無線通信手段(97B)を装着した手段であり、
    前記採血装置(1)の無線通信手段(111)は、前記コードレス通信手段(97)から送信される前記使用ラベル(99)及び前記採血装置情報(BCL)に入力された情報を受信して採血装置(1)内に読込むことができる、
    ことを特徴とする採血装置(1)。
  2. 前記採血装置(1)は、前記使用ラベル(99)の血液型を、操作パネル(60)内の表示部(73)または操作パネル(60)内のいずれか一箇所に表示できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の採血装置(1)。
  3. 請求項1または請求項2に記載の採血装置(1)と、請求項1に記載のコードレス通信手段(97)とから構成され、
    前記コードレス通信手段(97)は、前記採血装置情報(BCL)と前記使用ラベル(99)の採血情報を読み取り、当該読み取り情報を、前記無線通信手段(111)に送信できることを特徴とする採血システム(1S)。
  4. 前記採血装置(1)の採血量及び採血に使用する使用ラベル(99)の採血情報の入力スイッチ(64)により、採血情報の入力を行い、当該採血情報を前記記憶手段(86)に記憶させ、
    前記採血量(200mL/400mL)の設定スイッチ及び表示ランプ(70)と使用バッグの設定スイッチ及び表示ランプ(72)を押すことにより、前記記憶手段(86)に記憶されている使用ラベル(99)の必要枚数を、表示部(73)に表示することができることを特徴とする請求項3に記載の採血システム(1S)。
  5. 前記使用ラベル(99)の必要枚数を表示部(73)に表示した後、前記コードレス通信手段(97)で採血バッグ(32)と検体容器(S)と献血申込書(100)に貼付した前記使用ラベル(99)の情報を、1枚ずつ読み取ることにより、
    前記表示部(73)に表示された使用ラベル(99)の必要枚数と実際に使用する使用ラベル(99)の枚数及び当該使用ラベル(99)の情報が同一か否か、
    コードレス通信手段(97)で読込んだ使用ラベル(99)の情報と採血装置(1)の設定に矛盾がないか否か、
    使用する採血装置(1)が同一か否か、について照合及び判定できることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の採血システム(1S)。
  6. 前記採血装置(1)及びコードレス通信手段(97)とホストコンピュータ(HC)とから構成されることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の採血システム(1S、1SS、1A、1B、1C)。
  7. ホストコンピュータ(HC)は、無線通信手段(110)を装着したことを特徴とする請求項に記載の採血システム(1S、1SS、1A、1B、1C)。
  8. 前記採血情報及び採血機情報を入力したコードレス通信手段(97)から無線通信手段(111)を介して採血装置(1)に入力した後、当該採血装置(1)の情報をホストコンピュータ(HC)に、
    採血装置(1)のコンピュータリンク端子(104)から有線で送信し、または
    採血装置(1)の無線通信手段(111)からホストコンピュータ(HC)の無線通信手段(110)に無線で送信し、または
    コードレス通信手段(97)からホストコンピュータ(HC)の無線通信手段(110)に無線で送信し、前記採血装置(1)からホストコンピュータ(HC)に前記採血情報及び採血装置情報(BCL)のアップロードを行い、ホストコンピュータ(HC)で一元管理ができるようにしたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の採血システム(1S、1SS、1A、1B)。
  9. 前記採血情報及び採血機情報を入力したコードレス通信手段(97)をホストコンピュータ(HC)の無線通信手段(110)を介して当該ホストコンピュータ(HC)に送信した後、
    ホストコンピュータHCの無線通信手段(110)から採血装置(1)の無線通信手段(111)に無線で送信し、または
    ホストコンピュータ(HC)のコンピュータリンク端子(104)を介して採血装置(1)へ有線で送信し、ホストコンピュータ(HC)から採血装置(1)へ前記採血情報及び/又は採血装置情報(BCL)のダウンロードを行い、ホストコンピュータHCで一元管理ができるようにしたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の採血システム(1C)。
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