JP2002115912A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP2002115912A
JP2002115912A JP2000310331A JP2000310331A JP2002115912A JP 2002115912 A JP2002115912 A JP 2002115912A JP 2000310331 A JP2000310331 A JP 2000310331A JP 2000310331 A JP2000310331 A JP 2000310331A JP 2002115912 A JP2002115912 A JP 2002115912A
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JP
Japan
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hot water
temperature
hot
unit
heating
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JP2000310331A
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English (en)
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Yoichi Nakamura
陽一 中村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湯を大量に使用しても、湯はりを開始するま
でに湯はりに必要な湯を自動的に貯湯タンクに貯えてお
くことで、湯切れを心配することなくスムーズな湯はり
を行うことができる加熱装置を提供する。 【解決手段】 残湯熱量Qzが湯はり必要熱量Qf以下
になると(ステップS13)、時計機能部201で計時
された現在時刻が、沸上げ開始時刻になれば、上部ヒー
ター34への通電を開始し(ステップS17)、タンク
第三温度センサー39の検出温度が沸上げ目標温度Ts
jに達するまで上部ヒーター34へ通電して(ステップ
S18)湯はり不足熱量Qyfを湯はり開始直前に確保
することにより、湯切れを心配することなくスムーズな
湯はりを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯湯タンク内の水
を加熱する加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱装置として電気温水器があ
り、電力需要の平準化を目的に電力会社が設定した電気
料金制度に対応するため、深夜の割安な電力を利用して
1日に使用するお湯を貯湯タンクに貯えるタイプのもの
がある。このタイプの電気温水器においては、リモコン
で現在時刻を設定し、設定された現在時刻に基づき、電
気料金の安い深夜になるとヒーターに通電して貯湯タン
ク内の水を加熱して沸上げ、1日に使用するお湯を貯え
るようにしている。
【0003】また、貯湯タンク内の残湯が少なくなった
場合には、リモコンのスイッチ操作により昼間でも沸上
げ(以下沸増し)ができるようにしている。
【0004】また、このタイプの電気温水器には、蛇口
やシャワーへの給湯だけでなく、リモコンのスイッチ操
作により設定された温度の湯を浴槽へ給湯する湯はり機
能を備えたり、浴槽サイズに合わせて調節できるように
湯はり量を設定する機能を備えたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気温水器は、湯はりを開始する前に既に残湯が少なく
なっていたり湯切れしていたりすると、湯はりが十分に
できず入浴できないなど不快な思いをすることになる。
また、それに気づき沸増しをしても、湯はりできるまで
の熱量を確保するにはかなりの時間を要することにな
り、入浴が遅れさらに不快な思いをすることになる。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、本発明の目的は、湯を大量に使用しても、湯
はりを開始するまでに湯はりに必要な湯を自動的に貯湯
タンクに貯えておくことで、湯切れを心配することなく
スムーズな湯はりを行うことができる加熱装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために請求項1では、貯湯タンク内の水
をヒーターで加熱する加熱部と、前記加熱部への通電を
制御する本体制御部と、浴槽への湯はりを制御する湯は
り制御部と、湯はり必要熱量を算出する湯はり必要熱量
算出部と、前記貯湯タンク内の残湯熱量を算出する残湯
熱量算出部とを備えた加熱装置において、前記残湯熱量
検出部で算出した残湯熱量を前記湯はり必要熱量算出部
で算出した湯はり必要熱量以上に保持するように、前記
本体制御部が前記加熱部への通電を制御することとし
た。よって、湯を大量に使用しても、湯はりを開始する
までに湯はりに必要な湯を自動的に貯湯タンクに確保し
ておくことで、湯切れを心配することなくスムーズな湯
はりを行うことができる。
【0008】請求項2では、請求項1記載の加熱装置に
おいて、前記加熱部に、貯湯タンク上部および下部にそ
れぞれ上部ヒーター、下部ヒーターを備え、前記残湯熱
量を前記湯はり必要熱量以上に保持するように、前記本
体制御部が前記上部ヒーターを制御することとした。よ
って、貯湯タンク上部の少ない容量の湯を沸き上げるた
め、高温の湯を確保できることにより、十分な湯温で湯
はりを行うことができる。
【0009】請求項3では、請求項1若しくは請求項2
記載の加熱装置において、現在時刻を計時する時計機能
部を備え、前記時計機能部で計時された現在時刻が所定
時間帯のときに、前記湯はり制御部により湯はりが開始
されるまで、前記残湯熱量を前記湯はり必要熱量以上に
保持するように、前記本体制御部が前記加熱部への通電
を制御することとした。よって、深夜時間帯や湯はりが
開始された後は湯はりに必要な熱量を確保することがな
く、無駄な電力使用を防止することができる。
【0010】請求項4では、請求項1ないし請求項3記
載の加熱装置において、当日の湯はり開始時刻を予想す
る湯はり開始予想部を備え、前記湯はり開始予想部で予
想した湯はり開始予想時刻に合わせて、前記残湯熱量を
前記湯はり必要熱量以上に保持できるように、前記本体
制御部が前記加熱部への通電を制御することとした。よ
って、湯はり開始の直前に湯はりに必要な熱量を確保す
るための沸上げを行うことで、無駄な電力使用を防止す
ることができる。
【0011】請求項5では、請求項1ないし請求項4記
載の加熱装置において、湯はり終了時刻を予約できる湯
はり予約部を備え、前記湯はり制御部は前記湯はり予約
部で予約された湯はり終了時刻に湯はりが終了できるよ
うに湯はりを開始し、前記湯はり予約部で湯はり終了時
刻が予約されている場合には、予約による湯はり開始時
刻に合わせて、前記残湯熱量を前記湯はり必要熱量以上
に保持できるように、前記本体制御部が前記加熱部への
通電を制御することとした。よって、湯はりが予約され
ている場合には、予約による湯はり開始の直前に湯はり
に必要な熱量を確保するための沸上げを行うことで、無
駄な電力使用を防止することができる。
【0012】請求項6では、請求項1ないし請求項5記
載の加熱装置において、前記加熱部により貯湯タンク内
の湯温が所定温度まで加熱されても前記残湯熱量を前記
湯はり必要熱量以上に保持できない場合、前記湯はり制
御部が湯はりを開始すると略同時に、前記本体制御部が
再度前記加熱部への通電を開始するように制御すること
とした。よって、湯はりに必要な熱量を確保できていな
い場合には、湯はりに不足している熱量を即座に補充す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に於ける電気
温水器の構成図である。
【0015】まず、給水源からの水は減圧弁1で減圧さ
れ、減圧弁1の下流で給水管2とバイパス管3とに分岐
される。バイパス管3は下流の給湯混合比調整弁46A
に通じており、給水温度を検出する給水温度センサー4
1、断水時など配管内に負圧が生じた際に負圧をキャン
セルするためのバキュームブレーカー51を備えてい
る。給水管2は加熱部31に通じており、加熱部31は
貯湯タンク32、貯湯タンク32の最下部付近に取付け
られている下部ヒーター33、後述するタンク第三温度
センサー39の高さ付近に取付けられている上部ヒータ
ー34から構成されている。貯湯タンク32内の水は下
部ヒーター33と上部ヒーター34により下部ヒーター
33はタンク第一温度センサー37、上部ヒーター34
はタンク第三温度センサー39の検出温度が高温になる
ように加熱される。さらに、貯湯タンク32の下部には
排水バルブ36を備える。また、貯湯タンク32の上部
には貯湯タンク32内の水の加熱時に発生する膨張水を
逃すための安全弁35を備える。
【0016】ステッピングモーターにより駆動される給
湯混合比調整弁46Aでは、バイパス管3からの水と高
温給湯管4からの高温水を混合し、適温の湯が給湯管8
へ供給される。給湯管8には給湯温度を検出するための
給湯温度センサー43A、給湯管8への湯の供給を検出
するための給湯検出手段である給湯流量センサー44を
備えている。さらに高温給湯管4には加熱部31から供
給される高温の湯の温度を検出するための高温水温度セ
ンサー42を備えている。
【0017】高温給湯管4から分岐した湯はり高温給湯
管5は、高温水の供給を開始/停止するための第一電磁
弁22を介して湯はり混合比調整弁46Bに通じてい
る。一方、バイパス管3からバキュームブレーカー51
の下流で分岐した湯はりバイパス管7は、水の供給を開
始/停止するための第二電磁弁23を介して湯はり混合
比調整弁46Bに通じている。
【0018】ステッピングモーターにより駆動される湯
はり混合比調整弁46Bでは、湯はりバイパス管7から
の水と湯はり高温給湯管5からの高温水を混合し、高温
水、水、適温の湯のいずれかが湯はり給湯管9へ供給さ
れる。湯はり給湯管9には、湯はり温度を検出するため
の湯はり温度センサー43Bと湯はり給湯管9へ供給さ
れる湯はり流量を検出するための湯はり流量センサー4
5および浴槽62からの逆流防止のため逆止弁52,5
3を備えている。湯はり給湯管9はさらに浴槽62の壁
面に取り付けられたアダプター61に通じている。
【0019】また、電気温水器100は本体制御部70
を備えている。本体制御部70は、タンク第一温度セン
サー37とタンク第二温度センサー38とタンク第三温
度センサー39とタンク第四温度センサー40の検出温
度に基づいて貯湯タンク32内の残湯熱量を算出する残
湯熱量算出部91、給水温度センサー41と高温水温度
センサー42と給湯温度センサー43Aと給湯流量セン
サー44と湯はり温度センサー43Bと湯はり流量セン
サー45等の検出信号とリモコン71からの運転指示に
基づき給湯混合比調整弁46Aと湯はり混合比調整弁4
6Bと第一電磁弁22と第二電磁弁23等を制御する給
湯・湯はり制御部92、給水温度センサー41と湯はり
温度センサー43Bと湯はり流量センサー45の検出信
号に基づいて湯はり必要熱量を算出する湯はり必要熱量
算出部93、後述する時計機能部で計時された現在時刻
に基づいた過去の湯はり開始時刻を記憶し、記憶された
データに基づいて当日の湯はり開始時刻を予想する湯は
り開始予想部94、タンク第一温度センサー37とタン
ク第三温度センサー39の検出信号とリモコン71から
の運転指示とリモコン71で設定した現在時刻に基づき
下部ヒーター33、上部ヒーター34を制御するヒータ
ー制御部95、タンク第一温度センサー37とタンク第
二温度センサー38とタンク第三温度センサー39とタ
ンク第四温度センサー40の検出温度に基づいて貯湯タ
ンク32内の残湯量を検出する残湯量検出部96、通信
線73を通じてリモコン71と相互通信するための本体
通信手段97を備える。
【0020】また、リモコン71は、現在時刻を設定し
計時する時計機能部201、時計機能部201で計時し
ている現在時刻が昼間(通常7時から23時までの間)
のとき、下部ヒーター33に通電を指示する際にオン操
作する全量沸増しスイッチと上部ヒーター34に通電を
指示する際にオン操作する少量沸増しスイッチとを備え
た昼間沸増し操作部202、湯はりの終了時刻を予約す
る湯はり予約部203、リモコン71で設定された給湯
温度などの設定値や残湯量検出部91で検出した残湯量
などの運転情報を表示する表示部204、給湯管8から
供給される湯の設定温度を設定する給湯温度設定スイッ
チと浴槽62へ湯はりする湯の設定温度を設定する湯は
り温度設定スイッチと貯湯タンク32内の沸上げ温度を
設定する沸上げ温度設定スイッチとを備えた温度設定部
205、浴槽62へ湯はりする際にオン操作する湯はり
スイッチと浴槽62へ湯はりする湯量を設定する湯はり
量設定スイッチとを備えた湯はり操作部206、通信線
73を通じて温度設定部205で設定された設定温度情
報や電気温水器100の運転情報などを本体制御部70
と相互通信するための通信手段208を備えている。
【0021】上記の構成により、リモコン71の時計機
能部201で計時されている現在時刻が深夜時間帯(通
常23時から翌日の7時までの間)であることを認識す
ると、本体制御部70のヒーター制御部94が、下部ヒ
ーター33に通電を指令し貯湯タンク32内の水を深夜
電力によりタンク第一温度センサー37がリモコン71
の温度設定部205で設定した沸上げ設定温度を検知す
るまで沸き上げる。電気温水器100から外部配管を介
して接続された給湯栓が開けられると、沸上がった貯湯
タンク32内のお湯が吐水される。吐水される湯の温度
は、温度設定部205で用途や好みに応じて設定できる
ようにしてある。また、貯湯タンク32内のお湯を浴槽
62への湯はりに使用する場合は、湯はり操作部206
の湯はりスイッチをオン操作する。このときの湯はり温
度は温度設定部205の湯はり温度設定スイッチで好み
に応じて設定でき、湯はり量は湯はり操作部206の湯
はり量設定スイッチで浴槽容量に応じて設定できるよう
にしてある。また、仕事などから帰宅したときにすぐに
入浴したい場合には、湯はり予約部203のスイッチ操
作により湯はり終了時刻をあらかじめ予約しておけば、
自動的に湯はり終了時刻に合わせて湯はりを終了させる
ことができる。
【0022】貯湯タンク32内はお湯を使用すると、貯
湯タンク32の下部から水が供給され残湯量が減少する
ため、使用者は残湯量を確認しながらお湯を使用する必
要がある。そこで、例えば貯湯タンク32の全容量を3
70リットルとし、貯湯タンク32の最上部からの容量
が300リットルの位置にタンク第一温度センサー3
7、150リットルの位置にタンク第二温度センサー3
8、100リットルの位置にタンク第三温度センサー3
9、50リットルの位置にタンク第四温度センサー40
が取付けられているとすると各センサーの検出温度に基
づき(例えば40℃以上であれば残湯ありと判断)、残
湯量検出部96で検出した残湯量300リットル以上、
残湯量150リットル以上300リットル未満、残湯量
100リットル以上150リットル未満、残湯量50リ
ットル以上100リットル未満、残湯量50リットル未
満などの残湯量情報を、数値や絵表示などでリモコン7
1の表示部204に表示して残湯量を確認できるように
してある。そして、来客などでお湯の使用量が多くなり
お湯が不足しそうな場合は、全量沸増しスイッチまたは
少量沸増しスイッチをオン操作することにより、昼間で
も貯湯タンク32内の水を沸き上げることができるよう
にしてある。
【0023】しかし、残湯量の確認なしに湯はりを開始
してしまった場合など、入浴に十分な湯が浴槽に溜まる
前に湯切れしてしまうようなことがないように、湯はり
開始前に自動的に湯はりに必要な熱量を確保しておくよ
うにしてある。
【0024】ここで、湯はり開始前に湯はりに必要な熱
量を確保する方法を説明する。
【0025】まず、湯はり操作部206で設定した前日
の湯はり時の湯はり設定量Vfs、温度設定部205で
設定した前日の湯はり時の湯はり設定温度Tfs、給水
温度センサー41で検出した当日の給水温度Tcとか
ら、湯はり必要熱量算出部93により、次の式で当日の
湯はり必要熱量Qfを算出する。 Qf=(Tfs−Tc)×Vfs ・・(式1)
【0026】つぎに、タンク第一温度センサー37、タ
ンク第二温度センサー38、タンク第三温度センサー3
9、タンク第四温度センサー40の検出温度をそれぞれ
Tt1、Tt2、Tt3、Tt4とし、タンク第一温度
センサー37〜貯湯タンク32の最下部、タンク第二温
度センサー38〜タンク第一温度センサー37、タンク
第三温度センサー39〜タンク第二温度センサー38、
タンク第四温度センサー40〜タンク第三温度センサー
39、貯湯タンク32の最上部〜タンク第四温度センサ
ー40の貯湯タンク32各部の容量をそれぞれVt0、
Vt1、Vt2、Vt3、Vt4とすると、貯湯タンク
32内の湯の温度分布は図2のようになり、貯湯タンク
32各部の熱量Qt0、Qt1、Qt2、Qt3、Qt
4は、残湯熱量算出部91により、次の式で算出する。 Qt0=0 ・・(式2) Qt1=(Tt1−Tc)×Vt1+(Tt2−Tt1)×Vt1/2 ・・(式3) Qt2=(Tt2−Tc)×Vt2+(Tt3−Tt2)×Vt2/2 ・・(式4) Qt3=(Tt3−Tc)×Vt3+(Tt4−Tt3)×Vt3/2 ・・(式5) Qt4=(Tt4−Tc)×Vt4 ・・(式6)
【0027】残湯熱量算出部91は、さらに式2、式
3、式4、式5、式6で求めた貯湯タンク32の各部の
熱量Qt0、Qt1、Qt2、Qt3、Qt4のうち残
湯温度の状況によって湯はり可能な部分の熱量のみを合
計して、残湯熱量Qzとして算出する。この算出の方法
の一例を図3のフローチャートを用いて説明する。ステ
ップS1で、湯はり設定温度Tfsよりタンク第四温度
センサー40の検出温度Tt4が高ければステップS3
に進み、そうでなければ、ステップS2に進む。ステッ
プS2では、残湯温度が全量湯はり設定温度Tfs以下
であると想定されるため、湯はり可能な部分はゼロと
し、残湯熱量Qzは、 Qz=0 ・・(式7) とする。ステップS3で、湯はり設定温度Tfsよりタ
ンク第三温度センサー39の検出温度Tt3が高ければ
ステップS5に進み、そうでなければ、ステップS4に
進む。ステップS4では、少なくとも貯湯タンク32の
最上部〜タンク第四温度センサー40の容量Vt4分の
残湯温度が湯はり設定温度Tfsより高いと想定される
ため、湯はり可能な部分は貯湯タンク32の最上部〜タ
ンク第四温度センサー40とし、残湯熱量Qzは、 Qz=Qt4 ・・(式8) とする。ステップS5で、湯はり設定温度Tfsよりタ
ンク第二温度センサー38の検出温度Tt2が高ければ
ステップS7に進み、そうでなければ、ステップS6に
進む。ステップS6では、少なくとも貯湯タンク32の
最上部〜タンク第三温度センサー39の容量Vt4およ
びVt3分の残湯温度が湯はり設定温度Tfsより高い
と想定されるため、湯はり可能な部分は貯湯タンク32
の最上部〜タンク第三温度センサー39とし、残湯熱量
Qzは、 Qz=Qt4+Qt3 ・・(式9) とする。ステップS7で、湯はり設定温度Tfsよりタ
ンク第一温度センサー37の検出温度Tt1が高ければ
ステップS9に進み、そうでなければ、ステップS8に
進む。ステップS8では、少なくとも貯湯タンク32の
最上部〜タンク第二温度センサー38の容量Vt4、V
t3およびVt2分の残湯温度が湯はり設定温度Tfs
より高いと想定されるため、湯はり可能な部分は貯湯タ
ンク32の最上部〜タンク第二温度センサー38とし、
残湯熱量Qzは、 Qz=Qt4+Qt3+Qt2 ・・(式10) とする。ステップS9では、少なくとも貯湯タンク32
の最上部〜タンク第一温度センサー37の容量Vt4、
Vt3、Vt2およびVt1分の残湯温度が湯はり設定
温度Tfsより高いと想定されるため、湯はり可能な部
分は貯湯タンク32の最上部〜タンク第一温度センサー
37とし、残湯熱量Qzは、 Qz=Qt4+Qt3+Qt2+Qt1 ・・(式11) とする。例えば、図2の温度分布の場合には、残湯熱量
Qzは式10で求めた、「Qz=Qt4+Qt3+Qt
2」となる。
【0028】そして、上記のように式1で求めた湯はり
必要熱量Qfと式7ないし式11のいずれかで求めた残
湯熱量Qzとを比較し、湯はり開始予想部94で予想し
た当日の湯はり開始時刻直前に、残湯熱量Qzを湯はり
必要熱量Qf以上になるように上部ヒーター34で沸き
上げる。
【0029】なお、湯はり必要熱量Qfは、式1の前日
の湯はり設定量Vfsを前日の湯はり中に湯はり流量セ
ンサー45で検出した湯はり流量から算出した湯はり積
算量Vfに、前日の湯はり時の湯はり設定温度Tfsを
前日の湯はり中に湯はり温度センサー43Bで検出した
湯はり温度Tfに置き換えて、 Qf=(Tf−Tc)×Vf ・・(式1’) とするなど、さまざまな方法が考えられ、上記した実施
例に限定されるものではない。
【0030】また、残湯熱量Qzは、当日の給湯使用中
の高温水温度センサー42で検出した高温水温度Thと
給水温度センサー41で検出した給水温度Tcと給湯温
度センサー43Aで検出した給湯温度Tmと給湯流量セ
ンサー44で検出した給湯積算量Vmより、当日に貯湯
タンク32から出湯した高温水の積算量Vhを次の式、 Vh=(Tm−Tc)×Vm/(Th−Tc) ・・(式12) で求め、貯湯タンク32の全容量Vtから式12で求め
た高温水積算量Vhを差し引いた量を残湯量Vzとする
と、 Vz=Vt−Vh ・・(式13) となり、高温水温度センサー42で検出した給湯中の最
新の高温水温度をThnとすると、 Qz=(Thn−Tc)×Vz ・・(式14) で求められるなど、さまざまな方法が考えられ、上記し
た実施例に限定されるものではない。
【0031】ここで、ヒーター制御部95の上部ヒータ
ー34の制御方法の一例を図4のフローチャートを用い
て説明する。時計機能部201で計時された現在時刻が
所定時間帯(例えば7時から23時までの間)であり
(ステップS11)、当日の湯はりをまだ開始していな
ければ(ステップS12)、式7ないし式11のいずれ
かで求めた残湯熱量Qzが式1で求めた湯はり必要熱量
Qf以下になると(ステップS13)、ステップS14
に進む。ステップS14では、湯はりに不足している熱
量Qyfを次の式で算出する。 Qyf=Qfs−Qz ・・(式15)
【0032】そこで、式15で求めた湯はり不足熱量Q
yfを上部ヒーター34によって貯湯タンク32の上部
に確保するために必要な沸上げ目標温度Tsjの算出方
法を、図5のフローチャートを用いて説明する。まず、
容量Vt3のみを沸上げて湯はり不足熱量Qyfを確保
する場合の沸上げ目標温度をTst3とすると、沸上げ
後の貯湯タンク32内の湯の温度分布は図6のようにな
るから、 Qyf=(Tst3−Tt3)×Vt3×(Tst3−Tt3) /{2×(Tt4−Tt3)} ・・(式16) が成り立ち、これを変形して、沸上げ目標温度をTst
3は、 Tst3={2×(Tt4−Tt3)×Qyf/Vt3}1/2+Tt3 ・・(式17) となる(ステップS51)。そして、この沸上げ目標温
度Tst3がタンク第四温度センサー40の検出温度T
t4よりも低い場合は(ステップS52)、求める沸上
げ目標温度Tsjは、 Tsj=Tst3 ・・(式18) となる(ステップS53)。一方、沸上げ目標温度Ts
t3がタンク第四温度センサー40の検出温度Tt4を
超える場合は(ステップS52)、沸上げ後の貯湯タン
ク32内の湯の温度分布は図7のようになるから、 Qt3+Qt4+Qyf=(Tsj−Tc)×(Vt3+Vt4) ・・(式19) が成り立ち、これを変形して、求める沸上げ目標温度T
sjは、 Tsj=Tc+(Qt3+Qt4+Qyf)/(Vt3+Vt4) ・・(式20) となる(ステップS54)。
【0033】図4のフローチャートに戻り、ステップS
15では、湯はり開始予想部94により、例えば過去7
日間の湯はり開始時刻から最も早い時刻を当日の湯はり
開始予想時刻とする。また、上部ヒーター34の加熱能
力Wjは、消費電力をPj、単位電力量当たりの熱量を
Qk、加熱効率をkとすると、 Wj=Pj×Qk×k ・・(式21) で求められるから、湯はり不足熱量Qyfを上部ヒータ
ー34によって沸上げるのに必要な時間tyfは、次の
式、 tyf=Qyf/Wj ・・(式22) で算出でき、この式22で算出した沸上げ必要時間ty
fを上記した湯はり開始予想部94により予想した湯は
り開始予想時刻から溯った時刻を沸上げ開始時刻として
求める。なお、沸上げ開始時刻を求めた後に給湯使用さ
れる場合などがあるため、沸上げ開始時刻は所定時間
(例えば30分間)のマージンを見込んでもよい。
【0034】続いて、ステップS16に進み、時計機能
部201で計時された現在時刻が、上記のように求めた
沸上げ開始時刻になれば、上部ヒーター34への通電を
開始し(ステップS17)、タンク第三温度センサー3
9の検出温度が式17若しくは式20で求めた沸上げ目
標温度Tsjに達するまで上部ヒーター34へ通電し
(ステップS18)、沸上げ目標温度Tsjに達すれば
上部ヒーター34への通電を終了する(ステップS1
9)。
【0035】なお、ステップS14において、式20で
求めた沸上げ目標温度Tsjが所定温度(例えば温度設
定部205で設定した貯湯タンク32内の沸上げ設定温
度)より高くなる場合は、上部ヒーター34ではなく下
部ヒーター33で沸き上げることにより、式15で求め
た湯はり不足熱量Qyfを貯湯タンク32に確保するよ
うにしてもよい。この場合の湯はり不足熱量Qyfを確
保するために必要な沸上げ目標温度Tsdの算出方法
を、図8のフローチャートを用いて説明する。まず、容
量Vt0とVt1を沸上げて湯はり不足熱量Qyfを確
保する場合の沸上げ目標温度をTst1とすると、沸上
げ後の貯湯タンク32内の湯の温度分布は図9のように
なる(QyfはTst1以下の部分)から、 Qyf=(Tst1−Tt1)×Vt0+(Tst1−Tt1)×Vt1 ×(Tst1−Tt1)/{2×(Tt2−Tt1)} ・・(式23) が成り立ち、これを変形して、沸上げ目標温度をTst
1は、 Tst1=[{Vt02+2×Qyf×Vt1/(Tt2−Tt1)}1/2 −Vt0]×(Tt2−Tt1)/Vt1+Tt1 ・・(式24) となる(ステップS61)。そして、この沸上げ目標温
度Tst1がタンク第二温度センサー38の検出温度T
t2よりも低い場合は(ステップS62)、求める沸上
げ目標温度Tsdは、 Tsd=Tst1 ・・(式25) となる(ステップS63)。一方、沸上げ目標温度Ts
t1がタンク第二温度センサー38の検出温度Tt2を
超える場合は(ステップS62)、容量Vt0とVt1
とVt2を沸上げて湯はり不足熱量Qyfを確保する場
合の沸上げ目標温度をTst1'とすると、沸上げ後の貯
湯タンク32内の湯の温度分布は図9のようになる(Q
yfはTst1'以下の部分)から、 Qyf=(Tst1'−Tt1)×Vt0 +(Tt2−Tt1)×Vt1/2 +(Tst1'−Tt2)×Vt1 +(Tst1'−Tt2)×Vt2×(Tst1'−Tt2) /{2×(Tt3−Tt2)} ・・(式26) が成り立ち、これを変形して、沸上げ目標温度をTst
1'は、 Tst1'={−B+(B2−4×A×C)1/2}/(2×A) となる(ステップS64)。ここで、A、B、Cは、 A=Vt2/{2×(Tt3−Tt2)} ・・(式27) B=Vt0+Vt1−Tt2×Vt2/(Tt3−Tt2) ・・(式28) C=Tt22×Vt2/{2×(Tt3−Tt2)}−Tt1×Vt0 −(Tt1+Tt2)×Vt1/2 ・・(式29) である。そして、この沸上げ目標温度Tst1'がタンク
第三温度センサー39の検出温度Tt3よりも低い場合
は(ステップS65)、求める沸上げ目標温度Tsd
は、 Tsd=Tst1' ・・(式30) となる(ステップS66)。一方、沸上げ目標温度Ts
t1'がタンク第三温度センサー39の検出温度Tt3
を超える場合は(ステップS65)、容量Vt0とVt
1とVt2とVt3を沸上げて湯はり不足熱量Qyfを
確保する場合の沸上げ目標温度をTst1''とすると、
沸上げ後の貯湯タンク32内の湯の温度分布は図9のよ
うになる(QyfはTst1''以下の部分)から、 Qyf=(Tst1''−Tt1)×Vt0 +(Tt2−Tt1)×Vt1/2+(Tst1''−Tt2)×Vt1 +(Tt3−Tt2)×Vt2/2+(Tst1''−Tt3)×Vt2 +(Tst1''−Tt3)×Vt3×(Tst1''−Tt3) /{2×(Tt4−Tt3)} ・・(式31) が成り立ち、これを変形して、沸上げ目標温度をTst
1''は、 Tst1''={−BB+(BB2−4×AA×C
C)1/2}/(2×AA) となる(ステップS67)。ここで、AA、BB、CC
は、 AA=Vt3/{2×(Tt4−Tt3)} ・・(式32) BB=Vt0+Vt1+Vt2−Tt3×Vt3 /(Tt4−Tt3) ・・(式33) CC=Tt32×Vt3/{2×(Tt4−Tt3)} −Tt1×Vt0 −(Tt1+Tt2)×Vt1/2 −(Tt2+Tt3)×Vt2/2 ・・(式34) である。そして、この沸上げ目標温度Tst1''がタン
ク第四温度センサー40の検出温度Tt4よりも低い場
合は(ステップS68)、求める沸上げ目標温度Tsd
は、 Tsd=Tst1'' ・・(式35) となる(ステップS69)。一方、沸上げ目標温度Ts
t1''がタンク第四温度センサー40の検出温度Tt4
を超える場合は(ステップS68)、沸上げ後の貯湯タ
ンク32内の湯の温度分布は図9のようになる(Qyf
はTsd以下の部分)から、 Qt0+Qt1+Qt2+Qt3+Qt4+Qyf=(Tsd−Tc) ×(Vt0+Vt1+Vt2+Vt3+Vt4)・・(式36) が成り立ち、これを変形して、求める沸上げ目標温度T
sdは、 Tsd=Tc+(Qt0+Qt1+Qt2+Qt3+Qt4+Qyf) /(Vt0+Vt1+Vt2+Vt3+Vt4) ・・(式37) となる(ステップS70)。そして、ステップS15以
降は、下部ヒーター33への通電を開始し(ステップS
17)、タンク第一温度センサー37の検出温度が沸上
げ目標温度Tsdに達するまで下部ヒーター33へ通電
し(ステップS18)、沸上げ目標温度Tsjに達すれ
ば下部ヒーター34への通電を終了する(ステップS1
9)というように変更となる。
【0036】また、ステップS14において、式37で
求めた沸上げ目標温度が、所定温度(例えば温度設定部
205で設定した貯湯タンク32内の沸上げ設定温度)
より高くなる場合は、沸上げ目標温度Tsdは沸上げ設
定温度とする。このとき、沸上げが終了しても湯はり必
要熱量Qfを確保できていないため、給湯・湯はり制御
部92が湯はりを開始すると同時若しくは湯はりを開始
して所定時間(例えば5秒)後などに沸上げを開始する
ように上部ヒーター34に通電させ、湯はりが終了すれ
ば通電を終了させるなどするようにしてもよい。
【0037】また、ステップS15において、湯はり予
約部203で湯はり終了時刻が予約されている場合は、
湯はり開始予想部94で予想した湯はり開始予想時刻
を、例えば前日の湯はり設定量Vfs、前日の湯はり中
に湯はり流量センサー45で検出した湯はり流量Fmか
ら次の式、 tf=Vfs/Fm ・・(式38) により求めた湯はり必要時間tfから溯った湯はり開始
時刻に置き換えて、この時刻に合わせて沸上げを行うよ
うにしてもよい。
【0038】また、湯はりに使用する熱量のみならず、
湯はり後の給湯や浴槽へのたし湯などに使用する熱量を
も確保するために、湯はり必要熱量Qf、湯はり不足熱
量Qyf、沸上げ目標温度Tsj、沸上げ目標温度Ts
dはマージンを見込んでもよい。
【0039】以上のように、湯を大量に使用しても、湯
はりを開始するまでに湯はりに必要な湯を自動的に貯湯
タンクに確保しておくことで、湯切れを心配することな
くスムーズな湯はりを行うことができる。また、必要な
湯を確保する際、貯湯タンク上部の少ない容量の湯を沸
き上げるため、高温の湯が確保できることにより、十分
な湯温で湯はりを行うことができる。また、深夜時間帯
や湯はりが開始された後は湯はりに必要な熱量を確保す
ることがなく、無駄な電力使用を防止することができ
る。また、湯はり開始の直前に湯はりに必要な熱量を確
保するための沸上げを行うことで、無駄な電力使用を防
止することができる。また、所定温度に沸上げても湯は
りに必要な熱量を確保できていない場合には、湯はり開
始と略同時に沸上げを開始することで湯はりに不足して
いる熱量を即座に補充することができる。
【0040】なお、本実施例においては電気温水器とし
たが、ガスや石油給湯機、またはヒートポンプや太陽熱
温水器を組合せたものにも応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に於ける電気温水器10
0の構成図
【図2】 貯湯タンク32内の湯の温度分布の一例を示
す図
【図3】 残湯熱量Qzの算出方法の一例を示すフロー
チャート
【図4】 ヒーター制御部95の上部ヒーター34の制
御方法の一例を示すフローチャート
【図5】 沸上げ目標温度Tsjの算出方法の一例を示
すフローチャート
【図6】 目標温度に沸上げ後の貯湯タンク32内の湯
の温度分布の第一の例を示す図
【図7】 目標温度に沸上げ後の貯湯タンク32内の湯
の温度分布の第二の例を示す図
【図8】 沸上げ目標温度Tsdの算出方法の一例を示
すフローチャート
【図9】 目標温度に沸上げ後の貯湯タンク32内の湯
の温度分布の第三の例を示す図
【符号の説明】
1…減圧弁 2…給水管 3…バイパス管 4…高温給湯管 5…湯はり高温給湯管 7…湯はりバイパス管 8…給湯管 9…湯はり給湯管 22…第一電磁弁 23…第二電磁弁 31…加熱部 32…貯湯タンク 33…下部ヒーター 34…上部ヒーター 35…安全弁 36…排水バルブ 37…タンク第一温度センサー 38…タンク第二温度センサー 39…タンク第三温度センサー 40…タンク第四温度センサー 41…給水温度センサー 42…高温水温度センサー 43A…給湯温度センサー 43B…湯はり温度センサー 44…給湯流量センサー 45…湯はり流量センサー 46A…給湯混合比調整弁 46B…湯はり混合比調整弁 51…バキュームブレーカー 52…逆止弁 53…逆止弁 61…アダプター 62…浴槽 70…本体制御部 71…リモコン 73…通信線 91…残湯熱量算出部 92…給湯・湯はり制御部 93…湯はり必要熱量算出部 94…湯はり開始予想部 95…ヒーター制御部 96…残湯量検出部 97…本体通信手段 100…電気温水器 201…時計機能部 202…昼間沸増し操作部 203…湯はり予約部 204…表示部 205…温度設定部 206…湯はり操作部 208…通信手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯タンク内の水をヒーターで加熱する加
    熱部と、前記加熱部への通電を制御する本体制御部と、
    浴槽への湯はりを制御する湯はり制御部と、湯はり必要
    熱量を算出する湯はり必要熱量算出部と、前記貯湯タン
    ク内の残湯熱量を算出する残湯熱量算出部とを備えた加
    熱装置において、前記残湯熱量検出部で算出した残湯熱
    量を前記湯はり必要熱量算出部で算出した湯はり必要熱
    量以上に保持するように、前記本体制御部が前記加熱部
    への通電を制御することを特徴とした加熱装置。
  2. 【請求項2】前記加熱部に、貯湯タンク上部および下部
    にそれぞれ上部ヒーター、下部ヒーターを備え、前記残
    湯熱量を前記湯はり必要熱量以上に保持するように、前
    記本体制御部が前記上部ヒーターを制御することを特徴
    とした請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】現在時刻を計時する時計機能部を備え、前
    記時計機能部で計時された現在時刻が所定時間帯のとき
    に、前記湯はり制御部により湯はりが開始されるまで、
    前記残湯熱量を前記湯はり必要熱量以上に保持するよう
    に、前記本体制御部が前記加熱部への通電を制御するこ
    とを特徴とした請求項1若しくは請求項2記載の加熱装
    置。
  4. 【請求項4】当日の湯はり開始時刻を予想する湯はり開
    始予想部を備え、前記湯はり開始予想部で予想した湯は
    り開始予想時刻に合わせて、前記残湯熱量を前記湯はり
    必要熱量以上に保持できるように、前記本体制御部が前
    記加熱部への通電を制御することを特徴とした請求項1
    ないし請求項3記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】湯はり終了時刻を予約できる湯はり予約部
    を備え、前記湯はり制御部は前記湯はり予約部で予約さ
    れた湯はり終了時刻に湯はりが終了できるように湯はり
    を開始し、前記湯はり予約部で湯はり終了時刻が予約さ
    れている場合には、予約による湯はり開始時刻に合わせ
    て、前記残湯熱量を前記湯はり必要熱量以上に保持でき
    るように、前記本体制御部が前記加熱部への通電を制御
    することを特徴とした請求項1ないし請求項4記載の加
    熱装置。
  6. 【請求項6】前記加熱部により貯湯タンク内の湯温が所
    定温度まで加熱されても前記残湯熱量を前記湯はり必要
    熱量以上に保持できない場合、前記湯はり制御部が湯は
    りを開始すると略同時に、前記本体制御部が再度前記加
    熱部への通電を開始するように制御することを特徴とし
    た請求項1ないし請求項5記載の加熱装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125746A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯器
CN101829342A (zh) * 2010-04-26 2010-09-15 浙江省医疗器械研究所 多功能消毒装置
JP2010281489A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Daikin Ind Ltd 貯湯式給湯装置
JP2012112594A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Rinnai Corp 給湯システム
JP2012220034A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP2017146060A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 リンナイ株式会社 給湯システム

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