JP2002115520A - カム駆動装置用の潤滑装置 - Google Patents

カム駆動装置用の潤滑装置

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JP2002115520A
JP2002115520A JP2001263591A JP2001263591A JP2002115520A JP 2002115520 A JP2002115520 A JP 2002115520A JP 2001263591 A JP2001263591 A JP 2001263591A JP 2001263591 A JP2001263591 A JP 2001263591A JP 2002115520 A JP2002115520 A JP 2002115520A
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cam
piston
cam drive
hole
chamber
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JP2001263591A
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Duerr Bernhard
デュル ベルンハルト
Harald Schliemann
シュリーマン ハラルト
Reinhard Friedrich
フリードリヒ ラインハルト
Manfred Rabis
ラービス マンフレート
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Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M9/00Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
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    • F01M9/101Lubrication of valve gear or auxiliaries of cam surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/04Pressure lubrication using pressure in working cylinder or crankcase to operate lubricant feeding devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い回転数でもカム駆動装置の良好な潤滑
を保証する。 【解決手段】 本発明は、シリンダ2を備え、このシ
リンダ内に、シリンダの壁22、ピストン18およびシ
リンダヘッド3によって画成された燃焼室19が形成さ
れ、更に、シリンダヘッド内に配置されたガス交換弁4
を備え、このガス交換弁の弁軸6が揺動可能なロッカー
アーム10を介して弁タイミング装置8によって駆動さ
れ、弁タイミング装置がタイミングカム15を備えてい
る、手動操作式作業機器の内燃機関、特に弁開閉式混合
潤滑型内燃機関1のためのカム駆動装置に関する。タイ
ミングカム15はシリンダ壁22の近くに回転可能に支
承され、シリンダ壁内に貫通穴40が形成され、貫通穴
の第1の開放端部41は、下死点にあるピストン18の
高さ位置でシリンダ摺動面21内にあり、貫通穴の第2
の開放端部42はタイミングカム15の近くでカム室3
4に開口している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部
分に記載した、手動操作式作業機器の内燃機関、特に弁
開閉式混合潤滑型内燃機関のためのカム駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第198
48890公報により、弁開閉式混合潤滑型内燃機関が
知られている。この内燃機関の場合、燃焼室に供給され
る混合気は、吸気通路と吸気弁を経て供給される。動弁
機構とクランク機構を潤滑するために、弁ケースは接続
穴を介して混合気を供給する通路に接続され、クランク
ケースは通路を介して弁ケースに接続されている。吸気
ポート内の脈動に基づいて、混合気の交換と、流路を介
してのみ接続された室内の潤滑が行われる。
【0003】弁開閉式2サイクルエンジンまたは4サイ
クルエンジンは高い回転数で回転する。従って、タイミ
ングカムのカム面とカム駆動装置は自体は大きな負荷に
さらされる。これは、特に潤滑油不足が発生したとき
に、早期の摩耗を生じることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、特に混合潤滑の場合に可動部品の充分な潤滑油供
給が保証されるように、弁開閉式内燃機関のカム駆動装
置を改良することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明に従
い、請求項1記載の特徴によって解決される。シリンダ
壁内に設けられた貫通穴は、ピストンの行程運動の度
に、カム室に潤滑油を搬送する。ピストンの下降運動の
度に、ピストンリングはシリンダ摺動面上にある潤滑油
をクランクケースの方に掻き落とす。この場合、約2
0,000回転/分まで達するピストンの高速運動に基
づいて、ピストンリングの範囲内の潤滑油はピストンの
運動中圧力を加えられる。この圧力は本発明に従い、潤
滑油を貫通穴に運び、それによってカム駆動装置の潤滑
油供給を簡単な手段で保証するために利用される。
【0006】ピストンが下死点にあるときに、貫通穴の
第1の開放端部がほぼピストンリングの高さ位置に配置
されていると有利である。その際、貫通穴の第2の開放
端部は、タイミングカムの端面の高さ位置でカム室に開
口している。貫通穴は好ましくはカム駆動輪の端面に直
接向き合っている。
【0007】貫通穴の第2の開放端部がタイミングカム
の軸受室に直接開口しているかまたは軸受室に開口する
接続通路に潤滑油を供給すると合目的である。そのため
に、貫通穴の第2の開放端部は、カム駆動装置の中央の
支承ピンの端面に向き合っている。その際、接続通路は
端面から軸受室に分岐している。
【0008】カム面も潤滑するために、カム面に開口す
るほぼ半径方向に向いた潤滑通路がタイミングカム内に
配置されている。この潤滑通路は軸受室に流体接続され
ている。ピストンリングによって掻き取られた潤滑油
を、貫通穴の第1の開放端部の範囲内に適切に捕集する
ために、ピストンスカートの側壁が外周の一部におい
て、ピストン内部の方に半径方向に後退しており、それ
によって側壁、ピストンスカートのエッジおよびシリン
ダ摺動面の間に、クランクケースの方に開放した潤滑油
用捕集室が形成されている。潤滑油を更に集中させるた
めに、捕集室がピストン縦軸線の方向においてピストン
リング溝の方に特に先細になっていると合目的である。
捕集室の先細端部がピストンリング溝に接続している
と、ピストン溝内に集まる潤滑油も捕集室内に流れる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴は、他の請求
項、明細書および図から明らかになる。図には、次に詳
細に説明する本発明の実施の形態が示してある。
【0010】図1に略示した内燃機関1は実質的に、シ
リンダ2、クランクケース14およびシリンダヘッド3
からなっている。シリンダヘッド3内には、詳しく図示
していないガス交換弁(吸排気弁)4が設けられてい
る。このガス交換弁の弁軸6は弁ばね5によって取り囲
まれている。各々の弁ばね5は一方ではシリンダヘッド
3に、他方では弁頭7に支持されている。この弁頭は軸
方向に摺動不能に弁軸6に固定されている。
【0011】内燃機関の運転の際、各弁軸6は弁タイミ
ング装置8を介して操作される。この弁タイミング装置
はプッシュロッド12を介して、シリンダヘッド3に揺
動可能に支承されたロッカーアーム10の一端9に作用
する。ロッカーアーム10の揺動支承部がその両端の間
に配置されているので、プッシュロッド側の端部9の運
動はロッカーアームの他端に伝達され、それに伴い弁軸
6が操作される。
【0012】各プッシュロッド12は一端がロッカーア
ーム10に、他端が接触レバー13に保持されている。
この接触レバー13は揺動可能に支承され、一部区間が
タイミングカム15のカム面17に載り、カム面17の
カムリフトに対応して矢印16方向に操作される。その
際、プッシュロッド12は同じ方向に軸方向に摺動す
る。それによって、ロッカーアーム10はその長手方向
に対して横向きのその揺動軸の回りに揺動し、操作され
るガス交換弁4の各弁軸6を押し下げ、それに伴い吸気
弁または排気弁が開放する。吸気弁は吸気通路23に接
続され、この吸気通路を経て新鮮混合気が供給される。
排気弁は排気通路24に接続され、この排気通路は図示
していない排気消音器に開口している。
【0013】吸気弁と排気弁のために別々にまたは共通
に形成されたタイミングカム15は、内燃機関1のクラ
ンク軸11によって、好ましくは歯車装置、チェーン装
置またはベルト装置を介して駆動される。クランク軸1
1はクランクケース14内で回転する。
【0014】図2には、プッシュロッド12を操作する
ためのカム駆動装置が拡大して示してある。カム駆動装
置は図示した実施の形態では、シリンダ2の高さ位置に
設けられている。シリンダ壁22には、クランク軸11
に隣接して、支承ピン20が保持されている。この支承
ピンの支承軸25はクランク軸の軸線に対して平行であ
る。
【0015】シリンダ2内には、ピストン18、シリン
ダ壁22おおびシリンダヘッド3によって画成された燃
焼室19が形成されている。図2の右上に概略的に示す
ように、シリンダヘッド3内にガス交換弁が設けられて
いる。このガス交換弁はプッシュロッド12と図1に示
したロッカーアーム10を介して弁タイミング装置8に
よって操作される。
【0016】クランク軸11には駆動歯車26が固定さ
れ、この駆動歯車は歯付きカム駆動輪27にかみ合って
いる。このカム駆動輪27は支承ピン20に回転可能に
取付けられたハブ28に保持されている。本実施の形態
では、ハブ28は軸受29、特にころがり軸受またはニ
ードル軸受を介して、支承ピン20に保持されている。
ハブ28と支承ピン20の間には更に、軸受室30が形
成されている。
【0017】ハブ28にはタイミングカム15が装着さ
れ、所望な開閉制御時間に対応して互いに回転位置をず
らしてハブ28にコッタで固定されている。そのため
に、支承ピン20に対して平行に設けられたコッタねじ
31が、タイミングカム15とカム駆動輪27の互いに
整列した貫通穴にねじ込まれ、ナット32によって保持
されている。それによって、タイミングカム15、ハブ
28およびカム駆動輪27は、軸受29を介して支承ピ
ン20に回転可能に保持された共通の部品を形成してい
る。ハブ28は軸方向においてケーシングカバー33に
よって保持されている。このケーシングカバーはカム室
34を閉鎖し、このケーシングカバーには支承ピン20
の自由端を支持することができる。
【0018】カム駆動装置35を潤滑するために、シリ
ンダ壁22には貫通穴40が穿設されている。貫通穴4
0の第1の開放した端部41は、下死点にあるピストン
18の高さ位置でシリンダ2内に開口している。それに
よって、第1の開放端部はシリンダ摺動面21内にあ
る。ピストン18の下死点位置は図2に示してある。
【0019】貫通穴40の第2の開放端部42は、タイ
ミングカム15の近くでカム室34に開口している。図
示した実施の形態では、第2の開放端部42はほぼタイ
ミングカム15の端面の高さ位置に設けられている。そ
の際、図2に示すように、第2の開放端部42はカム駆
動輪27の端面36に向き合っている。その際、位置
は、開放端部42が半径方向においてカム駆動輪27の
歯よりも支承ピン20の近くに配置されるように選定さ
れている。
【0020】貫通穴の第1の開放端部41は図2に示す
ように、ピストン18が下死点にあるときに、ほぼピス
トンリング37,38の高さ位置に設けられている。そ
れによって、ピストン18の下降ストロークのときに、
ピストンリング37,38によって掻き取られた、掻き
取り運動に基づいて圧力下にあるオイルが、貫通穴40
内に圧入され、そしてオイル飛沫、オイルミスト39等
としてカム室34に入り込む。
【0021】図2において、貫通穴40はシリンダ上下
軸線43の方向において、貫通穴40の開放端部41が
図2に示したピストン18の下死点で上側のピストンリ
ング38の上方に位置するように配置されている。それ
によって、貫通穴40内に掻き取られたオイルは、燃焼
室19内の残留排気圧力によってカム室34内に搬送さ
れる。それによって、貫通穴40の開放端部41は運転
中、ピストンリング37,38の燃焼室側とオイル側に
交互に位置する。
【0022】図3には、図2の部分断面が示してある。
この場合、貫通穴40はシリンダ側の第1の開放端部4
1からカム室側の開放した第2の端部42に傾斜してい
る。貫通穴40はシリンダ上下軸線43に対して約30
°の角度で延びている。他の角度位置も合目的である。
【0023】図3に示すように、貫通穴40の第1の開
放端部41はピストン18が図示のように下死点にある
ときにピストンリング37と38の間にある。それによ
って、下側のピストンリング37だけがシリンダ摺動面
21内の開放端部41を通過する。
【0024】図2の実施の形態の他の変形では、貫通穴
40の第2の開放端部42がタイミングカム15のハブ
28の軸受室30内に直接開口している。これにより、
ピストンリング37によって掻き取られた圧力下のオイ
ルが軸受室30内に押され、軸受装置の良好な潤滑を保
証する。
【0025】ハブ28内に分配通路45を設けると合目
的である。この分配通路には軸受室30からオイルが供
給される。分配通路45は潤滑通路46に接続されてい
る。この潤滑通路はほぼ半径方向の通路としてタイミン
グカム15内に形成され、カム面17に開口している。
本発明に従って、ピストンリング37,38によって掻
き取られた圧力下のオイルは、圧力下で貫通穴40と軸
受室30に供給される。しかし、この圧力は、潤滑油を
カム面17まで搬送するために常に充分であるとは限ら
ない。カム駆動装置35を備えた、2サイクルエンジン
または4サイクルエンジンとして混合潤滑可能な弁開閉
制御式の内燃機関1が、約20〜120cm3 の小さな
行程容積を有し、回転数が12,000〜20,000
回転/分であるので、タイミングカム15は非常に高い
周速を有する。潤滑通路46内に入るオイルは、タイミ
ングカム15の高い回転速度に基づく遠心力の作用によ
り、カム面17に供給される。この場合同時に、分配通
路45の範囲内にやや負圧が発生し得る。この負圧は軸
受室30からの潤滑油の連続流れを良好にする。分配通
路45と潤滑通路46は更に、毛管作用に基づいて潤滑
油を分配通路45と潤滑通路46を経てカム面17に搬
送することができるように狭く形成されている。
【0026】図4のカム駆動装置の構造は実質的に図3
の構造に一致している。従って、同じ部品には同じ参照
符号が用いられている。貫通穴40はその第1の開放端
部41がピストン18の下死点位置で下側のピストンリ
ング37の下方に位置している。ピストンリング37に
よって掻き取られたオイルは、ピストン18内に形成さ
れた捕集室59の範囲内に捕集される。この捕集室は図
5〜7に詳細に示してある。この捕集室内で、潤滑油は
ピストン18の行程運動速度に基づいて圧力下にあり、
そして貫通穴40に入り、この貫通穴から他方の開放端
部42を経て支承ピン20の端面側に流出する。図4の
実施の形態では、支承ピン20は短管20′として形成
され、管外周壁内に形成された横方向通路47を備えて
いる。この横方向通路を介して、管内室48と軸受室3
0の間の接続が行われる。それによって、管内室48は
貫通穴40と軸受室30の間の接続通路49を形成す
る。支承ピン20の端面50と貫通穴40の間に、弁小
板44が配置されていると合目的である。この弁小板は
軸受室30のオイルが切れないようにする。弁小板44
は更に、クランクケース14が負圧である時間の間、接
続通路49を閉鎖する。
【0027】図5〜7には、ピストンヘッド51の近く
において周方向に延びる2本のピストンリング溝57,
58を備えたピストン18が示してある。ピストンスカ
ート52はクランクピン穴53の範囲内にピストン切欠
き54を備えている。このピストン切欠きは図2,4の
実施の形態では、ピストン18の組み立て状態で貫通穴
40に向き合っている。
【0028】クランクピン穴53を有するピストンの側
壁55は、ピストンスカート52に対して半径方向距離
tだけピストン内部の方にずれているので、ピストンの
組み立て時に、後方にずれた側壁55、ピストンスカー
ト52のエッジ56およびシリンダ摺動面21の間に、
潤滑油用捕集室59が形成されている。この捕集室59
はクランクケース14の方に開口し、ピストン縦軸線6
0の方向においてピストンリング溝57,58の方に先
細になっている。図5に示すように、ピストン縦軸線6
0の方向においてピストンリング溝57とその下方に設
けられた捕集室59の間には小さな間隔aが設けられて
いる。図7に示すように、捕集室59の先細端部61を
ピストンリング溝57に接続すると有利である。
【0029】ピストンが下死点の方に移動する際、下側
のピストンリング37によって掻き取られたオイルは捕
集室59内に捕集される。この場合、潤滑油は高速で下
死点の方に移動するピストンによって、圧力下で、捕集
室59の先細端部61に溜まる。構造的な形成は、ピス
トン18の下死点の範囲内で貫通穴40の第1の開放端
部41が捕集室59の先細端部61にほぼ一致するよう
に行われている。従って、先細端部61の圧力下にある
潤滑油は貫通穴を通ってカム室34の方に運ばれる。貫
通穴40の第1の開放端部41が、シリンダ上下方向に
生じる、捕集室59の先細端部61の運動軌道上にほぼ
位置していると有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】プッシュロッドを介して操作されるガス交換弁
を備えた、弁開閉式内燃機関の概略図である。
【図2】図1の内燃機関のカム駆動装置の部分の拡大図
である。
【図3】タイミングカム支承部の軸受室内に開口する潤
滑油通路を備えた弁開閉式内燃機関のためのカム駆動装
置の詳細図である。
【図4】支承ピンの端面側に達している潤滑油通路を備
えた図3のカム駆動装置を示す図である。
【図5】ピストンスカート内に形成された潤滑油用捕集
室を備えたピストンの側面図である。
【図6】図5のピストンを90°だけ回転して見た図で
ある。
【図7】他の実施の形態による潤滑油用捕集室を備えた
ピストンを示す図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 シリンダ 3 シリンダヘッド 4 ガス交換弁 6 弁軸 8 弁タイミング装置 9 ロッカーアームの端部 10 ロッカーアーム 13 接触レバー 14 クランクケース 15 タイミングカム 17 カム面 18 ピストン 19 燃焼室 20 支承ピン 20′ 短管 21 シリンダ摺動面 22 シリンダの壁 27 カム駆動輪 28 ハブ 30 軸受室 34 カム室 35 カム駆動装置 37,38 ピストンリング 40 貫通穴 41 第1の開放端部 42 第2の開放端部 44 弁小板 45 分配通路 46 潤滑通路 47 横方向通路 49 接続通路 50 端面 52 ピストンスカート 55 側壁 56 エッジ 57,58 ピストンリング溝 59 捕集室 60 ピストン縦軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハラルト シュリーマン ドイツ連邦共和国 デー・71334 ヴァイ ブリンゲン ガルゲンベルク 31 (72)発明者 ラインハルト フリードリヒ ドイツ連邦共和国 デー・71334 ヴァイ ブリンゲン グロース・ヘッパーヒャーシ ュトラーセ 14 (72)発明者 マンフレート ラービス ドイツ連邦共和国 デー・73614 ショル ンドルフ タンバッハシュトラーセ 36 Fターム(参考) 3G013 AA04 AB03 BA01 BA06 BC06 BD03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(2)を備え、このシリンダ内
    に、シリンダ(2)の壁(22)、ピストン(18)お
    よびシリンダヘッド(3)によって画成された燃焼室
    (19)が形成され、更に、シリンダヘッド(3)内に
    配置されたガス交換弁(4)を備え、このガス交換弁の
    弁軸(6)が揺動可能なロッカーアーム(10)を介し
    て弁タイミング装置(8)によって駆動され、弁タイミ
    ング装置(8)がタイミングカム(15)を備え、この
    タイミングカムのカム面(17)に接触レバー(13)
    が載り、この接触レバーがロッカーアーム(10)の一
    端(9)にカムリフトを伝達する、手動操作式作業機器
    の内燃機関、特に弁開閉式混合潤滑型内燃機関(1)の
    ためのカム駆動装置において、 タイミングカム(15)がシリンダ壁(22)の近くに
    回転可能に支承され、シリンダ壁(22)内に貫通穴
    (40)が形成され、貫通穴(40)の第1の開放端部
    (41)が、下死点にあるピストン(18)の高さ位置
    でシリンダ摺動面(21)内にあり、貫通穴の第2の開
    放端部(42)がタイミングカム(15)の近くでカム
    室(34)に開口していることを特徴とするカム駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 ピストン(18)が下死点にあるとき
    に、第1の開放端部(41)がほぼピストンリング(3
    7,38)の高さ位置にあることを特徴とする、請求項
    1記載のカム駆動装置。
  3. 【請求項3】 貫通穴(40)の第2の開放端部(4
    2)が、ほぼタイミングカムの端面の高さ位置で、カム
    室(34)に開口していることを特徴とする、請求項1
    または2記載のカム駆動装置。
  4. 【請求項4】 貫通穴(40)の第2の開放端部(4
    2)が、カム駆動輪(27)の端面(36)に直接向き
    合っていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    一つに記載のカム駆動装置。
  5. 【請求項5】 貫通穴(40)の第2の開放端部(4
    2)がタイミングカム(15)の内側の軸受室(30)
    に開口していることを特徴とする、請求項1または2記
    載のカム駆動装置。
  6. 【請求項6】 貫通穴(40)の第2の開放端部(4
    2)が、カム駆動装置(35)の中央の支承ピン(2
    0)の端面(50)に向き合い、支承ピン(20)が軸
    受室(30)に開口する中央の接続通路(49)を備
    え、支承ピン(20)が特に短管(20′)として形成
    され、この短管の外周壁が軸受室(30)に開口する横
    方向通路(47)を備え、特に第2の開放端部(42)
    と支承ピン(20)の端面(50)との間に弁小板(4
    4)が配置されていることを特徴とする、請求項1また
    は2記載のカム駆動装置。
  7. 【請求項7】 タイミングカム(15)がカム面(1
    7)に開口するほぼ半径方向に向いた潤滑通路(46)
    を備え、この潤滑通路が軸受室(30)に流体接続さ
    れ、潤滑通路(46)と軸受室(30)の間の流体接続
    部が特に、タイミングカム(15)のハブ(28)に設
    けられた分配通路(45)によって形成されていること
    を特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載のカ
    ム駆動装置。
  8. 【請求項8】 貫通穴(40)が第1の開放端部(4
    1)から第2の開放端部(42)に傾斜していることを
    特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載のカム
    駆動装置。
  9. 【請求項9】 ピストンスカート(52)の側壁(5
    5)が外周の一部において、ピストン内部の方に半径方
    向に後退しており、それによって側壁(55)、ピスト
    ンスカート(52)のエッジ(56)およびシリンダ摺
    動面(21)の間に、クランクケース(14)の方に開
    放した潤滑油用捕集室(59)が形成され、この捕集室
    (59)がピストン縦軸線(60)の方向においてピス
    トンリング溝(57,58)の方に特に先細になってお
    り、捕集室(59)が特にピストンリング溝(57)の
    直ぐ下方まで達しているかまたはピストンリング溝(5
    7)に接続していることを特徴とする、請求項1〜8の
    いずれか一つに記載のカム駆動装置。
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