JP2002115371A - 鉄筋コンクリート施工用スペーサー - Google Patents

鉄筋コンクリート施工用スペーサー

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JP2002115371A
JP2002115371A JP2000307361A JP2000307361A JP2002115371A JP 2002115371 A JP2002115371 A JP 2002115371A JP 2000307361 A JP2000307361 A JP 2000307361A JP 2000307361 A JP2000307361 A JP 2000307361A JP 2002115371 A JP2002115371 A JP 2002115371A
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concrete
reinforcing bar
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Misao Tatsumoto
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SPACER KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄筋とコンクリート施工用パネルとの距離変更
にも対応しやすいスペーサーを提供すること。 【解決手段】スペーサー本体10の一部に鉄筋挿入用の
凹欠部11が形成されてあり、当該凹欠部11内にはス
ペーサー本体10と連結して鉄筋Sを保持できる保持体
20を設けてあるスペーサーであって、スペーサー本体
10の周囲部には、保持体20にて保持する鉄筋Sとス
ペーサー本体10と接するコンクリート施工用パネルP
との距離が2種以上異なる複数の当接部12を形成し、
施工時にはそのうちの1種をコンクリート施工用パネル
Pとの接触部として選択できるようにしてあることを特
徴とする鉄筋コンクリート施工用スペーサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄筋コンクリート施
工用スペーサーに関し、コンクリート内に配筋する鉄筋
と、コンクリート施工用パネルとの距離を種々選択し易
いようにしたスペーサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるコンクリート施工用パネル
に近い位置に配筋する鉄筋コンクリート施工用スペーサ
ーとしては、例えば図9に示すようにスペーサー本体1
0′の一部に鉄筋挿入用の凹欠部11′が形成されてあ
り、当該凹欠部11′内にはスペーサー本体10′と連
結して鉄筋S′を保持できる保持体20′を設けている
が、スペーサー本体10′の外周が凹欠部11′を除い
て略円形状をなしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のスペー
サー本体10′が略円形状をなしたスペーサーの場合、
保持した鉄筋S′とコンクリート施工用パネルP′との
距離d′はスペーサーがどんな向きに配設されていても
一定であるため、コンクリート施工上、鉄筋S′とコン
クリート施工用パネルP′との距離d′を規格変更によ
り変更して施工しようとする場合には、外形の異なるス
ペーサーを用意してこれに対応させなければならないた
め、外形寸法の異なるスペーサーを複数種製造しておか
ねばならず、製造が面倒であるほか、成形コストがかさ
むという課題が生じていた。
【0004】そこで、本発明においては上記した鉄筋と
コンクリート施工用パネルとの距離変更にも対応しやす
いスペーサーを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成でき
るようにした本発明による鉄筋コンクリート施工用スペ
ーサーとしては、上記請求項1に記載したように、スペ
ーサー本体の一部に鉄筋挿入用の凹欠部が形成されてあ
り、当該凹欠部内にはスペーサー本体と連結して鉄筋を
保持できる保持体を設けてあるスペーサーであって、ス
ペーサー本体の周囲部には、保持体にて保持する鉄筋と
スペーサー本体と接するコンクリート施工用パネルとの
距離が2種以上異なる複数の当接部を形成し、施工時に
はそのうちの1種をコンクリート施工用パネルとの接触
部として形成し、選択できるようにしてあることを特徴
としている。
【0006】そして、上記請求項1記載の鉄筋コンクリ
ート施工用スペーサーによると、鉄筋とコンクリート施
工用パネルとの距離を所定の規格に適合できる距離にし
て施工しようとする場合には、複数の当接部から適合す
る距離となる1種の当接部をコンクリート施工用パネル
との接触部となるよう選択して使用すればよい。このよ
うに鉄筋とコンクリート施工用パネルとの施工時におけ
る距離に応じた当接部を選択できることにより、複数種
の上記距離の変更にも対応し易くなり、施工上至便とな
るだけでなく、製造コストの削減にも役立つことにな
る。
【0007】また、請求項2に記載したように、鉄筋を
保持できる保持体としては、保持体と一体に形成された
埋設用部をスペーサー本体内に埋設することにより、保
持体をスペーサー本体と連結してあることを特徴として
いると、どの当接部を選択使用していても、スペーサー
本体と、鉄筋を保持する保持体との連結性および一体性
が強化され、保持体による鉄筋の保持安定化がより促進
されることになる。また、請求項3に記載したように、
鉄筋を保持できる保持体としては、先端が弾力的な拡開
部であって、当該拡開部から狭隘部を介して断面円形に
近い保持部が形成されていることを特徴としていると、
どの当接部を選択使用していても、鉄筋に対する保持体
としては、スプリング状の弾性的なものとなり、施工時
には保持体への鉄筋の挿入は行い易くなり、また鉄筋に
対する保持性が良好となる。
【0008】さらに、請求項4に記載したように、スペ
ーサー本体としては、当接部がコンクリート施工用パネ
ルに対して線接触できるようにしてあることを特徴とし
ていると、コンクリートを打設した施工後において、コ
ンクリート施工用パネルを取り外した際にスペーサーに
よってコンクリート面に現れるものは目立たない線状の
ものとなり、非常に施工後の外観上における体裁が良好
となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次いで、本発明による実施形態に
ついて図を参照しながら以下に説明する。図1は正面
図、図2は側面図、図3は底面図を示しており、図中1
0はモルタル製またはコンクリート製のスペーサー本体
であり、11は凹欠部、20はスペーサー本体10の凹
欠部11内に設けた鉄筋用の保持体であり、両者は連結
されている。その連結状態を示す一例としては、図4お
よび図5の断面図に示すように、保持体20の一部とな
る折曲脚状部25が埋設用部としてスペーサー本体10
内に埋設されることにより、保持体20はスペーサー本
体10と連結されている。保持体20は先端の抜け防止
用返り部22付の弾力的な拡開部21から狭隘部23を
介して略円形に近い保持部24から前記折曲脚状部25
へと一体に形成されているもので、埋設用部としては種
々の形態による実施が想定されるが、実施形態における
折曲脚状部25は、保持体20のうち窓26を切り抜い
たうちの一部を折曲して形成したものである。保持体2
0としては、スプリング状の弾力性能を具有させる点か
らも、金属製の薄板から形成されたものが好ましいが、
合成樹脂製のものであっても実施可能であり、またスペ
ーサー本体10についても合成樹脂によって形成して実
施することもできる。
【0010】上記したスペーサー本体10の周囲部に
は、図6(図7)に示す施工時の図から分かるように、
保持体20にて保持する鉄筋Sと、スペーサー本体10
と接するコンクリート施工用パネル(型枠)Pとの距離
dが2種以上異なる距離d1,d2,d3となる複数の当
接部、図では3種の当接部12を形成しており、施工時
にはそのうちの1種をコンクリート施工用パネルPとの
接触部として選択できるようにしてある。
【0011】なお、上記3種の当接部12には、その距
離d1,d2,d3を例えば図1のごとく、40,35,
30(mm)とスペーサー本体10に表示しておくと至
便であり、スペーサーの全体がより大型や、より小型に
なると、上記3種の距離がより大きい3段階や、より小
さい3段階を有するスペーサー本体として形成して実施
すればよいことになる。上記図1〜図7においては、ス
ペーサー本体10の外周一部を弧状に刳ってその刳り部
13の両端を当接部12として形成しており、この場
合、コンクリート施工用パネルPとは線接触することと
なり、コンクリートCを打設した施工後において、コン
クリート施工用パネルPを取り外した際にスペーサーに
よってコンクリート面に現れるものは目立たない線状の
ものとなり、非常に施工後の外観上における体裁が良好
となる。
【0012】なお、図8の場合は実施の変更例であっ
て、当接部12が面状に形成された場合を示しており、
先の刳り部13を有する場合の外観上の利点は発揮でき
ないが、コンクリート施工用パネルPとの接触面積が多
くなる点で、安定性の点ではより優れている。以上に述
べた本発明によるスペーサーは、コンクリート打込み施
工時に、鉄筋Sを保持体20内に拡開部21の弾力を利
用して狭隘部23から保持部24へと押し込んで保持さ
せるもので、一旦押し込まれると、狭隘部23や抜け防
止用返り部22にて鉄筋Sの抜脱は阻止され、良好な保
持状態を維持できる。そしてスペーサー本体10の周囲
部に形成した当接部12のうち、施工規格となる鉄筋S
と、コンクリート施工用パネルPとの間隔距離に適した
当接部12を、上記距離が2種以上の異なる当接部12
から1種を選択して、コンクリート施工用パネルPと接
触させた状態にしてコンクリートCを打設するものであ
り、打設後コンクリートCの固化後にコンクリート施工
用パネルPを取り外してコンクリートの打込み施工を終
えることになり、スペーサーはコンクリートC内に埋設
されることになる。
【0013】
【発明の効果】本発明によると、鉄筋用保持体にて保持
する鉄筋と、スペーサー本体と接するコンクリート施工
用パネルとの距離をそれぞれの施工規格に合った距離に
保てるよう、スペーサー本体の周囲部に形成した上記距
離が2種以上異なる複数種の当接部から1種を選択でき
るようにしているため、上記距離毎に対応した寸法のス
ペーサーを使用するような面倒さをなくし、スペーサー
の製造コスト削減に寄与できるものである。
【0014】特に、スペーサー本体の上記周囲部におけ
る当接部としてコンクリート施工用パネルに対して線接
触するようにしておく場合には、施工後にコンクリート
施工用パネルを取り外した後には、埋設されたスペーサ
ーの当接部による目立たない線状のものしか現れず、外
観上の仕上がり体裁が良好となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】底面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】施工時の断面図である。
【図7】施工時の変更例を示す断面図である。
【図8】スペーサー本体の当接部についての変更例を示
す断面図である。
【図9】従来品の施工時における断面図である。
【符号の説明】
10 スペーサー本体 11 凹欠部 12 当接部 13 刳り部 d1,d2,d3 鉄筋とコンクリート施工用型枠との
距離 20 鉄筋用の保持体 21 拡開部 22 抜け防止用返り部 23 狭隘部 24 保持部 25 埋設用部となる折曲脚状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スペーサー本体の一部に鉄筋挿入用の凹欠
    部が形成されてあり、当該凹欠部内にはスペーサー本体
    と連結して鉄筋を保持できる保持体を設けてあるスペー
    サーであって、スペーサー本体の周囲部には、保持体に
    て保持する鉄筋とスペーサー本体と接するコンクリート
    施工用パネルとの距離が2種以上異なる複数の当接部を
    形成し、施工時にはそのうちの1種をコンクリート施工
    用パネルとの接触部として選択できるようにしてあるこ
    とを特徴とする鉄筋コンクリート施工用スペーサー。
  2. 【請求項2】鉄筋を保持できる保持体としては、保持体
    と一体に形成された埋設用部をスペーサー本体内に埋設
    することにより、保持体をスペーサー本体と連結してあ
    ることを特徴とする請求項1記載の鉄筋コンクリート施
    工用スペーサー。
  3. 【請求項3】鉄筋を保持できる保持体としては、先端が
    弾力的な拡開部であって、当該拡開部から狭隘部を介し
    て断面円形に近い保持部が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の鉄筋コンクリート施工用スペ
    ーサー。
  4. 【請求項4】スペーサー本体としては、当接部がコンク
    リート施工用パネルに対して線接触できるようにしてあ
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鉄筋
    コンクリート施工用スペーサー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089685A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Samii Kk 弾球遊技機の遊技球発射装置
JP2010106558A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nippon Oil Corp 鉄筋スペーサ
KR101068877B1 (ko) 2008-12-22 2011-09-30 한국수자원공사 다기능 스페이서 및 이를 이용한 철근 간격 조절 방법
US20110308099A1 (en) * 2008-10-04 2011-12-22 Kuessner Eberhard Device for determining the concrete cover of reinforcements during casting

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