JP2002115264A - 自走式サイロ装置 - Google Patents

自走式サイロ装置

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JP2002115264A
JP2002115264A JP2000305748A JP2000305748A JP2002115264A JP 2002115264 A JP2002115264 A JP 2002115264A JP 2000305748 A JP2000305748 A JP 2000305748A JP 2000305748 A JP2000305748 A JP 2000305748A JP 2002115264 A JP2002115264 A JP 2002115264A
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Japan
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silo
self
boom
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soil improvement
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JP2000305748A
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Junpei Kobayashi
純平 小林
Yasuharu Yamamoto
康晴 山本
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 土質改良作業を効率よく行う。 【解決手段】 左右一対のクローラ1L,1Rを有する
トラックフレーム2と、トラックフレーム2上に搭載さ
れたサイロ3と、サイロ3内の土質改良材をサイロ3の
底部から取り出し、ホッパHの上方の所定位置まで導く
フロア21、バーチカル22、ブーム23からなる搬送
装置20とを備える。これによって、土質改良材の補給
作業を中断なく行うことができ、作業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行体上にサイロを有
する自走式サイロ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス管等の埋設、上下水道工事等の基礎
工事においては、掘削により発生した土をそのまま埋め
戻したのでは地盤沈下等の支障をきたすおそれがあるた
め、土質改良処理を行って良質の土に変換するようにし
ている。この土質改良処理は、土砂に石灰やセメント等
を主成分とする土質改良材を加えて混合することで行わ
れる。このような土質改良処理を行う土質改良機械は、
例えば特開2000−230247号公報に開示されて
いる。この公報記載の土質改良機械では、土質改良材を
貯留するホッパが設けられ、ホッパから土質改良材を連
続的に供給することで土質改良作業を間断なく行うよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホッパ
の容積は限られており、ホッパが空になると新たに土質
改良材を補給しなければならず、その度に作業が中断す
る。その結果、作業効率が悪化するという問題があっ
た。また、土質改良材の補給作業にあたっては、通常、
袋入りした土質改良材をクレーンで吊ってホッパに補給
していたため、面倒であった。
【0004】本発明の目的は、土質改良作業を効率よく
行うことができる自走式サイロ装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】実施の形態の図面に対応
付けて本発明を説明する。 (1)請求項1に記載の自走式サイロ装置は、クローラ
1L,1Rを有する走行体2と、この走行体2上に搭載
されたサイロ3と、サイロ3内の貯留物をサイロ3の周
囲の所定位置まで搬送し、この所定位置から排出する搬
送排出手段20とを備えることにより上述した目的は達
成される。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の自走式サイ
ロ装置において、クローラ1L,1Rを駆動する走行用
油圧モータ31と、搬送排出手段20を駆動する作業用
アクチュエータ24〜27と、走行、作業を選択する選
択手段52と、選択手段52により走行が選択されると
作業用アクチュエータ24〜27の駆動を禁止し、選択
手段52により作業が選択されると走行用油圧モータ3
1の駆動を禁止するアクチュエータ制御手段37,38,
51とを備えるものである。 (3)請求項3の発明は、請求項1に記載の自走式サイ
ロ装置において、搬送排出手段20が、貯留物を所定位
置まで順次搬送する複数段の搬送装置21b〜23bを
有し、搬送装置21b〜23bをそれぞれ駆動する作業
用アクチュエータ25〜27と、少なくとも上流側の搬
送装置21b(22b)は下流側の搬送装置22b,2
3b(23b)とともに駆動するように作業用アクチュ
エータ25〜27の駆動を制御する搬送制御手段39,
51とを備えるものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施の形態
について説明する。図1は、本実施の形態に係わる自走
式サイロ装置の側面図であり、図2はその平面図、図3
はその後面図(後から見た図)である。なお、図2、3
は作業姿勢を示しており、Hは土質改良機のホッパであ
る。図1〜3に示すように、左右一対のクローラ1L,
1Rを有するトラックフレーム2の上部には、下方に向
かってすぼみ形状を有するサイロ3が車両前後方向に載
置され、サイロ3の左右傾斜側面はトラックフレーム2
に固設された支持フレーム4によって支持されている。
サイロ3の前方にはトラックフレーム2から支柱5が固
設され、支柱5上にはフロントフレーム6が固設されて
いる。フロントフレーム6上には運転台7と、エンジン
ユニット8とが載置され、エンジンユニット8の上部カ
バーには回転灯9が設けられている。運転台7には走行
時に操作する走行操作盤11が設けられ、トラックフレ
ーム2の後端部には作業時に操作する作業操作盤12が
設けられている。
【0008】サイロ3は内部が密閉されており、石灰な
どの土質改良材はサイロ3の側面に取り付けられたホー
ス13を介してサイロ3内に圧送される。サイロ3の側
面および後面にはそれぞれレベルセンサ14,15が設
けられ、例えば静電容量式のセンサが用いられる。この
センサ14,15によってサイロ3内の土質改良材がセ
ンサより上方にあるか否かが計測される。ここで、セン
サ14は土質改良材の不足状態を検出し、センサ15は
土質改良材の満タン状態を検出する。回転灯9は、例え
ば青、赤、黄の三色のライトを上下に有し、後述する搬
送装置20の作動により青色ライトを回転点灯し、セン
サ14が土質改良材の不足状態を検出すると赤色ライト
を回転点灯し、土質改良材の補給によってセンサ15が
土質改良材の満タン状態を検出すると黄色ライトを回転
点灯するようになっており、これによって、搬送装置2
0の作動状態、サイロ3内の土質改良材の量を報知す
る。サイロ3の左右傾斜側面には電動またはエア駆動の
ノッカ16が設けられ、ノッカ16によりサイロ3に振
動を与えてサイロ内の土質改良材を下方へ集積する。サ
イロ3の上部には点検口17が設けられ、点検口17を
介してサイロ内の状態が確認可能である。
【0009】サイロ3内の土質改良材はフロア21、バ
ーチカル22、ブーム23からなる搬送装置20によっ
て土質改良機のホッパHまで搬送される。フロア21は
サイロ3の底部に車両前後方向に横設され、バーチカル
22はフロア21の後端部から回動軸22aを中心に回
動可能に立設されている。ブーム23はバーチカル22
の上端部に取り付けられた油圧シリンダ24によって回
動軸23aを支点に回動可能に支持され、図1に示すよ
うに、サイロ3の上部に形成された溝部3aに格納可能
となっている。ブーム23はバーチカル22の回動によ
り水平方向に所定の範囲(例えば格納位置から±210
゜)で回動し、油圧シリンダ24の伸縮により上下方向
に所定の範囲(例えば格納位置から上方に65゜、下方
に25゜)で回動する。
【0010】フロア21、バーチカル22、ブーム23
は、図4に示すように、円筒状のケーシング21a,2
2a,23aとケーシング内に回転自在に収納されたス
クリュー22a,22b,23bとをそれぞれ有してい
る。サイロ3の底部とフロア21の上面部、フロア21
の後端部とバーチカル22の下端部、バーチカル22の
上端部とブーム23の基端部はそれぞれケーシング21
a,22a,23aに設けられた不図示の開口部を介して
連通している。図1に示すように、フロア21、バーチ
カル22、ブーム23の端部にはそれぞれ油圧モータ2
5〜27が設けられ、油圧モータ25〜27の駆動によ
ってそれぞれスクリュー21b,22b,23bが回転す
る。これによって、サイロ3内の土質改良材が、フロア
21、バーチカル22、ブームへ23と順次搬送され、
土質改良材がホッパHに供給される。
【0011】図5は、本実施の形態に係わる自走式サイ
ロ装置の油圧回路図である。なお、走行用油圧モータ3
1は左右のクローラ1L,1Rに対応して一対設けられ
るが、図5ではその一方の走行用油圧モータの駆動回路
の図示を省略する。図5に示すように、走行用油圧モー
タ駆動回路はエンジンMによって駆動されるメインポン
プ32と、メインポンプ32からの吐出圧によって駆動
する走行モータ31と、メインポンプ32から走行モー
タ31への圧油の流れを制御する方向制御弁33と、方
向制御弁33のパイロットポート33a,33bにパイ
ロット圧を供給するパイロットポンプ34と、走行レバ
ー35の操作量に応じてパイロット圧を制御するパイロ
ット弁36a,36bと、パイロットポンプ34からパ
イロット弁36a,36bへの圧油の流れを制御する電
磁切換弁37とを有する。電磁切換弁37のソレノイド
37aの励磁により電磁切換弁37が位置イに切り換え
られると、パイロットポンプ34からパイロット弁36
a,36bへの圧油の供給が許容され、ソレノイド37
aの消磁により電磁切換弁37が位置ロに切り換えられ
るとパイロット弁36a,36bへの圧油の供給を禁止
する。
【0012】作業用油圧回路は、メインポンプ32から
の吐出油によって駆動される油圧シリンダ24および油
圧モータ25〜27と、メインポンプ32から油圧シリ
ンダ24および油圧モータ25〜27への圧油の流れを
制御する電磁油圧パイロット方式の方向制御弁38と、
油圧モータ25〜27に選択的に圧油を供給するために
切り換えられる電磁切換弁39と、油圧シリンダ24を
縮退する電磁弁40とを有する。方向制御弁38のソレ
ノイド38a,38bの消磁により方向制御弁38が中
立位置に切り換えられると、油圧シリンダ24および油
圧モータ25〜27への圧油の供給が阻止される。方向
制御弁33が中立位置のとき、ソレノイド38aの励磁
により方向制御弁38が位置イに切り換えられると、メ
インポンプ32から油圧モータ25〜27へと圧油が供
給される。また、ソレノイド38bの励磁により方向制
御弁38が位置ロに切り換えられると、チェック弁4
1、絞り42を介して油圧シリンダ24のボトム室へと
圧油が供給され、油圧シリンダ24が伸長する。電磁弁
40のソレノイド40aの励磁により電磁弁40が位置
イに切り換えられると、油圧シリンダ24からの圧油は
絞り42を介してタンクに戻され、油圧シリンダ24が
自重で縮退する。
【0013】方向制御弁38を位置イに切り換えた状態
で、電磁切換弁39のソレノイド39aの励磁により電
磁切換弁39が位置イに切り換えられると、方向制御弁
38からの圧油は油圧モータ27に供給され、排出され
る圧油がタンクに戻されて油圧モータ27が単独で駆動
する。ソレノイド39bの励磁により電磁切換弁39が
位置ロに切り換えられると、方向制御弁38からの圧油
は油圧モータ27,26に順次供給され、油圧モータ2
6から排出される圧油がタンクに戻されて油圧モータ2
6,27が駆動する。ソレノイド39a,39bの消磁に
より電磁切換弁39が中立位置に切り換えられると、方
向制御弁38からの圧油により油圧モータ25〜27が
全て駆動する。
【0014】図6に示すように、操作盤11には、車両
走行または作業を選択するモード選択スイッチ52が設
けられている。操作盤12には、ブーム23の起立を指
令するブーム上げスイッチ53とブームの倒回を指令す
るブーム下げスイッチ54と、スクリュー23bまたは
スクリュー22b,23bまたはスクリュー21b〜2
3bの回転を選択する回転選択スイッチ55と、選択さ
れたスクリュー21b〜23bの回転開始を指令する回
転起動スイッチ56と、スクリュー21b〜23bの回
転停止を指令する回転停止スイッチ57と、ブーム23
の起伏動作、スクリュー21b〜23bの回動動作の非
常停止を指令する非常停止スイッチ58とがそれぞれ設
けられている。なお、スイッチ53〜58はペンダント
スイッチとすることもでき、これによって、操作盤12
から離れた遠隔操作が可能となる。
【0015】これらのスイッチ52〜58は、図6に示
すようにシーケンサ51に接続されている。シーケンサ
51はこれらからの信号に基づいて電磁切換弁37のソ
レノイド37a、方向制御弁38のソレノイド38a,
38b、電磁切換弁39のソレノイド39a,39b、
電磁弁40のソレノイド40aにそれぞれ図7に示すよ
うな所定の信号を出力する。
【0016】図6において、モード選択スイッチ52に
より走行モードが選択されるとソレノイド37aが励磁
されるとともにソレノイド38a,38bが消磁され、
作業モードが選択されるとソレノイド37aが消磁され
る。ブーム上げスイッチ53によりブーム起立が指令さ
れるとソレノイド38bが励磁されるとともに、ソレノ
イド40aが消磁され、ブーム下げスイッチ54により
ブーム倒回が指令されるとソレノイド38bが消磁され
るとともにソレノイド40aが励磁される。回転選択ス
イッチ55によりスクリュー23bの回転が選択される
とソレノイド39aが励磁され、スクリュー22b,2
3bの回転が選択されるとソレノイド39bが励磁さ
れ、スクリュー21b〜23bの回転が選択されるとソ
レノイド39a,39bがともに消磁される。回転起動
スイッチ56が操作されるとソレノイド38aが励磁さ
れ、回転停止スイッチ57が操作されるとソレノイド3
8aが消磁され、非常停止スイッチ58が操作されると
ソレノイド38a,38b,40aが消磁される。
【0017】次に、本実施の形態に係わる動作を説明す
る。 (1)走行モード 走行時にはモード選択スイッチ52の操作により走行モ
ードを選択する。これによって、前述したように、ソレ
ノイド37aが励磁され、電磁切換弁37が位置(イ)
に切り換えられるとともに、ソレノイド38a,38b
が消磁され、方向制御弁38は中立位置に切り換えられ
る。この切り換えにより、パイロットポンプ34からの
圧油がパイロット弁36a,36bに導かれ、操作レバ
ー35の操作量に応じて方向制御弁33が駆動可能とな
る。その結果、メインポンプ32からの吐出油は走行モ
ータ31に供給され、走行モータ31の駆動により車両
が走行する。このとき、メインポンプ32からの圧油は
油圧シリンダ24,油圧モータ25〜27へは供給され
ず、走行中の作業は禁止される。
【0018】(2)作業モード 土質改良機への土質改良材の補給作業を行う場合には、
まず、ホッパHの近傍に車両を移動し、次いで、モード
選択スイッチ52により作業モードを選択する。これに
よって、ソレノイド37aが消磁され、電磁切換弁37
が位置ロに切り換えられて、方向制御弁33は中立状態
を保持し、車両走行が禁止される。その状態で、作業者
は運転台7を離れて車両後部に移動し、ブーム上げスイ
ッチ53の操作によりブーム起立を指令する。これによ
って、ソレノイド38bが励磁されるとともに、ソレノ
イド40aが消磁され、メインポンプ32からの圧油は
方向制御弁38、チェック弁41、絞り42を介して油
圧シリンダ24に供給される。その結果、油圧シリンダ
24が伸長し、ブーム23が起立する。ブーム23が作
業に適した所定の位置まで起立すると、ブーム上げスイ
ッチ53をオフする。これによって、ソレノイド38b
が消磁され、方向制御弁38が中立位置に切り換えられ
て、ブーム23の起立動作が停止する。その後、バーチ
カル22を手動操作により回動し、ブーム23の先端を
ホッパHの上方にセットする。
【0019】以上の操作の後、回転選択スイッチ55に
よりスクリュー21b〜23bの回転を選択し、回転起
動スイッチ56を操作する。これによって、ソレノイド
38aが励磁され、ソレノイド39a,39bが消磁さ
れて、方向制御弁38は位置イに、電磁切換弁39は中
立位置にそれぞれ切り換えられる。この切り換えによ
り、メインポンプ32からの圧油は方向制御弁38、油
圧モータ27,26,25の順に通過してスクリュー21
b〜23bがスクリュー23b、22b、21bの順に
回転起動し、サイロ3内の土質改良材はフロア21、バ
ーチカル22、ブーム23を介して搬送され、ブーム2
3の先端の開口部からホッパHに向かって排出される。
【0020】ホッパH内に十分な土質改良材が補給され
ると回転停止スイッチ57を操作する。これによってソ
レノイド38aが消磁され、方向制御弁38が中立位置
に切り換えられてスクリュー21b〜23bの回転が停
止する。この場合、ホッパ内の土質改良材の残量を不図
示のセンサによって検出しておき、残量が所定値まで減
少したら、同様な操作によってホッパH内に土質改良材
を補給する。サイロ3内の土質改良材が所定値まで減少
すると、センサ14が作動して回転灯9が赤色点灯す
る。このとき、作業者はホース13を介して土質改良材
をサイロ3内に圧送する。センサ15が満タン状態を検
出し、回転灯9が黄色点灯したら土質改良材の圧送を停
止する。作業時に非常停止スイッチ58を操作すると、
ソレノイド38a,38b,40aが消磁してブーム23
の起伏動作および搬送装置20のスクリュー23b、2
2b、21bの駆動が停止する。
【0021】作業終了後は、回転選択スイッチ55の操
作によりスクリュー23bの回転を選択し、回転起動ス
イッチ56を操作する。これによって、ソレノイド38
a,39aが励磁され、方向制御弁38、電磁切換弁3
9がともに位置イに切り換えられる。この切り換えによ
り、メインポンプ32からの圧油は方向制御弁38、油
圧モータ27、電磁切換弁39の順に流れてスクリュー
23bが回転し、ブーム23内の土質改良材が排出され
る。ブーム23内の土質改良材が排出されると、回転停
止スイッチ57を操作し、スクリュー23bの回転を停
止する。次いで、回転選択スイッチ55の操作によりス
クリュー22b,23bの回転を選択し、回転起動スイ
ッチ56を操作する。これによって、ソレノイド38
a,39bが励磁され、方向制御弁38が位置イに切り
換えられるとともに、電磁切換弁39が位置ロに切り換
えられる。この切り換えにより、メインポンプ32から
の圧油は方向制御弁38、油圧モータ27,26、電磁
切換弁39の順に流れてスクリュー22b,23bが回
転し、バーチカル22内の土質改良材が排出される。バ
ーチカル22内の土質改良材が全て排出されると、回転
停止スイッチ57を操作し、スクリュー22b,23b
の回転を停止する。
【0022】このように作業終了時にスクリュー22
b,23bを回転し、ケーシング22a,23a内の残留
物を除去しておくことで、次回の作業時に土質改良材が
スムーズに搬送され、ケーシング21a〜23a内のつ
まりが防止される。なお、選択スイッチ55によるスク
リュー22b,23bの回転は、土質改良材の搬送作業
前に行うようにしてもよい。以上の作業が終了すると、
バーチカル22の回動操作によってブーム23をサイロ
3の上部の溝部3aの真上まで回動し、ブーム下げスイ
ッチ54の操作によりブーム倒回を指令する。これによ
って、ソレノイド40aが励磁され、電磁弁40は位置
イに切り換えられる。その結果、油圧シリンダ24内の
圧油はブーム23の自重によりタンクに戻され、油圧シ
リンダ24が縮退し、ブーム23は溝部3aに格納され
る。
【0023】このように本実施の形態によると、クロー
ラ1L,1Rを有する走行体上にサイロ3を搭載し、サ
イロ3内の土質改良材を搬送装置20によってホッパH
に供給するようにしたので、土質改良材の補給の度に作
業を中断する必要はなく、効率的な作業を行うことがで
きる。また、走行体をクローラ式とすることで、安定し
た状態で作業を行うことができる。さらに、サイロ3内
の土質改良材をスクリュー21b〜23bの回転により
搬送するので、土質改良材の補給作業は容易である。さ
らにまた、サイロ3内の土質改良材の量をセンサ14,
15で検出し、その検出値に応じて回転灯9を点灯する
ようにしたので、作業者は土質改良材の補給の要否を容
易に認識することができる。また、ホッパHへの補給作
業を車両後方部での操作により行うので、ブーム23の
位置を目視しながらブーム23の起伏操作、バーチカル
22の回動操作を行うことができ、作業性が良好であ
る。
【0024】また、モード切換スイッチ52の操作に応
じて電磁切換弁37、方向制御弁38を切り換え、走行
時に作業を禁止し、作業時に走行を禁止するようにした
ので、不所望な走行や作業が防止される。さらに、搬送
装置20をフロア21、バーチカル22,ブーム23か
らなる複数段より構成し、それらの各スクリュー21b
〜23bを少なくとも下流側のスクリューと対になって
回転させるようにした。すなわち、ブームスクリュー2
3bのみ、またはブームスクリュー23bとバーチカル
スクリュー22b、またはブームスクリュー23bとバ
ーチカルスクリュー22bとフロアスクリュー21bの
いずれかの組合せにより回転させるようにした。したが
って、ケーシング21a,22a内に残留した土質改良
材を除去してから作業を行うことができ、土質改良材の
つまりが防止される。
【0025】なお、上記実施の形態では、搬送装置20
をフロア21、バーチカル22、ブーム23の3段構成
としたが、他の段により構成してもよい。また、上記実
施の形態では、作業終了時に回転選択スイッチ55の操
作によりスクリュー23b、スクリュー22b,23b
を選択し、順次回転させるようにしたが、作業終了スイ
ッチを別途設け、作業終了スイッチの操作によりスクリ
ュー23b、スクリュー22b,23bを順次回転させ
るようにしてもよい。
【0026】以上の実施の形態において、搬送装置20
が搬送排出手段を、油圧シリンダ24と油圧モータ25
〜27が作業用アクチュエータを、モード選択スイッチ
52が選択手段を、電磁切換弁37と方向制御弁38と
シーケンサ51がアクチュエータ制御手段を、スクリュ
ー21b〜23bが搬送装置を、電磁切換弁39とシー
ケンサ51が搬送制御手段をそれぞれ構成する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏することができる。 (1)請求項1の発明によれば、クローラを有する走行
体上にサイロを搭載し、そのサイロ内の貯留物を所定位
置まで搬送して排出するようにしたので、土質改良作業
を中断せずに土質改良材の補給作業を行うことができ、
作業効率が向上する。 (2)請求項2の発明によれば、走行時に作業用アクチ
ュエータの駆動を禁止し、作業時に走行用油圧モータの
駆動を禁止するようにしたので、不所望な走行や作業が
防止される。 (3)請求項3の発明によれば、複数段の搬送装置のう
ち、少なくとも上流側の搬送装置が下流側の搬送装置と
ともに駆動するようにしたので、搬送装置内の土質改良
材の残留物を除去することができ、土質改良材をスムー
ズに搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自走式サイロ装置の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の後面図。
【図4】自走式サイロ装置を構成する搬送装置の詳細を
示す図。
【図5】本実施の形態に係わる自走式サイロ装置の構成
を示す油圧回路図。
【図6】図5のソレノイドを制御する制御回路のブロッ
ク図。
【図7】制御回路によるソレノイドの制御状態の一覧を
示す図。
【符号の説明】
1L,1R クローラ 2 トラック
フレーム 3 サイロ 20 搬送装置 21 フロア 22 バーチカ
ル 23 ブーム 21b〜23b スク
リュー 24 油圧シリンダ 25〜27 油圧モ
ータ 31 走行モータ 32 メインポ
ンプ 34 パイロットポンプ 37,39 電磁切
換弁 38 方向制御弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラを有する走行体と、 この走行体上に搭載されたサイロと、 前記サイロ内の貯留物を前記サイロの周囲の所定位置ま
    で搬送し、この所定位置から排出する搬送排出手段とを
    備えることを特徴とする自走式サイロ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自走式サイロ装置にお
    いて、 前記クローラを駆動する走行用油圧モータと、 前記搬送排出手段を駆動する作業用アクチュエータと、 走行、作業を選択する選択手段と、 前記選択手段により走行が選択されると前記作業用アク
    チュエータの駆動を禁止し、前記選択手段により作業が
    選択されると前記走行用油圧モータの駆動を禁止するア
    クチュエータ制御手段とを備えることを特徴とする自走
    式サイロ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自走式サイロ装置にお
    いて、 前記搬送排出手段は、前記貯留物を前記所定位置まで順
    次搬送する複数段の搬送装置を有し、 前記搬送装置をそれぞれ駆動する作業用アクチュエータ
    と、 少なくとも上流側の前記搬送装置は下流側の前記搬送装
    置とともに駆動するように前記作業用アクチュエータの
    駆動を制御する搬送制御手段とを備えることを特徴とす
    る自走式サイロ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114631A (ja) * 2007-11-01 2009-05-28 Hitachi Constr Mach Co Ltd 自走式処理機械の操作装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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