JP5575970B1 - 疎水材投入装置、および、それを利用した疎水材充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンベア装置を不要とし、構造を簡素化し、大幅に軽量化して疎水材の積載容量を大幅に増加可能とする上、多様な運搬車両に脱着自在且つ簡便に搭載し、経済的且つ効率的に暗渠の敷設工事を実現化可能とする新たな疎水材投入技術を提供する。
【解決手段】 ダンプ機構87を有する運搬車両8荷台80に安定接地可能な荷台接地枠部2を設け、該荷台接地枠部2の要所要所に吊下繋着部25,25,……および固定繋着部26,26,……を配し、同荷台接地枠部2後端低位置から、後方に向け開口するホッパー部4を突設すると共に、同荷台接地枠部2前端から後端ホッパー部4に向けて、下り勾配を有する傾斜底壁5、および、該傾斜底壁5周縁上に周壁61を巡らせてなる天面開放型容器部3を一体化してなる疎水材投入装置1である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、配管を設置した暗渠溝に疎水材を効率的に供給可能とする粒状物投入技術に関連するものであり、特に、暗渠溝に沿って低速移動する建設用運搬車両から、疎水材を連続的に投入可能とした疎水材投入装置を製造、提供、利用する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび利用に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
近年、水田や圃場の水管理を容易にし、農作物の発育を良くしたり、地盤を強化して農業用機械による作業性を高めたりするのを目的として適所に暗渠パイプを埋設し、耕地の排水性を改善して、より生産性を高めようとする試みが、多くの農家や法人によって行われるようになってきており、広大な耕地に暗渠を埋設する工事は、油圧ショベルやミニショベルなどの掘削用建設機械を導入し、例えば、特許文献1(1)に示されているように、暗渠溝を掘削した後、該暗渠溝の底部に沿って暗渠パイプを敷設した上、ダンプ機構を有する建設用運搬車両などに搭載した瓦廃材、山砂、川砂や石礫などの疎水材を落下供給して充填・埋設するものとなる。
しかしながら、従来型の建設用運搬車両を用いて、細長く続く暗渠溝に対し、過不足無く疎水材を安定的に落下・供給するのは非常に困難なものであり、通常は止む無く、暗渠溝に沿って過不足の有る状態に疎水材を落下供給した上、油圧ショベルやミニショベルなど建設機械や、人手による作業によって均質に均すという非効率的な作業をせざるを得ないのが実情となっており、こうした工数の追加によって工期が延びたり、工費が嵩んでしまうという問題を抱えていた。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案も、これまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(2)ないし同特許文献1(4)に提案されているものに代表されるように、ダンプ機構を備えた荷台を有する不整地運搬車の、傾斜姿勢で下端がわとなる荷台後端に、ホッパーなどの供給口を設けると共に、該供給口の直下から車両左右巾寸法を超えて左右何れか一方に略水平に延伸可能なコンベア装置を設け、荷台に疎水材を搭載し、コンベア装置先端を対象となる暗渠溝上に配した上、荷台の傾斜角度を漸次大きくするよう制御しながら、該運搬車を暗渠溝に平行するよう微速走行させ、荷台から供給口を通じて徐々に滑落した疎水材をコンベア装置が、暗渠溝上まで搬送し、一定量ずつ連続的に落下・供給可能にしてなるものや、同特許文献1(5)に見られるような、不整地運搬車の荷台に脱着可能な直方体型骨格枠の上部に疎水材収納容器を設け、該疎水材収納容器に設けたホッパーの直下から、車両左右巾寸法を超えて左右何れか一方に略水平に延伸可能なコンベア装置を設けると共に、該コンベア装置を駆動可能な発電機を設け、多様な運搬車両の荷台に脱着・搭載可能としてなるものなどが散見される。
しかし、前者特特許文献1(2)ないし同特許文献1(4)に示されているような運搬車両の荷台にホッパーやコンベア装置などを一体化してなるものは、その運搬車両を暗渠溝に疎水材を供給する以外の目的に転用するのが難しく、実質的に専用車両として利用するしかなく経済的でないという致命的欠点があり、また、後者特許文献1(5)に代表する運搬車両の荷台に脱着可能に搭載するものは、ダンプ機構を持たない、例えば平ボディートラックなどにも搭載可能となり、施工現場の条件に適した運搬車両をその都度選択し、載せ替えて使用することができるから、経済性に優れているという特徴を有するが、前者特特許文献1(2)ないし同特許文献1(4)のものと同様に、コンベア装置、およびそれを駆動する発電機やモーターなどの駆動源が不可欠であり、重量の増加や、疎水材搭載スペースの減少、さらに、構造の複雑化による耐久性の低下など、作業効率や経済性の面に難点を抱えるものとなっていた。
(1)特開2002−105936号公報 (2)特開平11−303052号公報 (3)特開2006−37656号公報 (4)実用新案登録第3179665号公報 (5)実用新案登録第3154659号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種疎水材投入用の装置類は、何れも運搬車両の左右巾寸法を超えて延伸可能なコンベア装置や、それを駆動する発電機やモーターなどの駆動源が不可欠なものとなっており、その分車載重量が増し、疎水材の積載可能量を減少させてしまう虞があり、しかも疎水材の投下作業開始時に、コンベア装置上(および/またはその中)を移送する間、疎水材が投下されず、時間的ズレを生じてしまい、さらに、投下作業終了時には、コンベア装置上(および/またはその中)に残存する疎水材を全て排出させなければならず、当然作業効率を悪くしてしまうという問題が残る上、コンベア装置の定期的メンテナンスにも工数やコストを要する上、故障や老朽化にも対処しなければならず、経済的負担が嵩むものとなっていた。
(発明の目的)
そこで、この発明は、コンベア装置を不要とし、構造を簡素化し、大幅に軽量化して疎水材の積載容量を格段に増加可能とする上、多様な運搬車両に脱着自在且つ簡便に搭載し、経済的、効率的な暗渠敷設工事を実現化可能とする新たな疎水材投入技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造からなる疎水材投入装置、および、それを利用した新規な疎水材充填方法を実現化することに成功したものであり、以下において、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の疎水材投入装置は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、荷台床に安定設置可能な荷台設置枠部を設け、該荷台置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配し、同荷台設置枠部後端低位置から、後方に向け開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁を有してなる天面開放型容器部を一体化してなるものとした構成を要旨とする疎水材投入装置である。
この基本的な構成からなる疎水材投入装置は、その表現を変えて示すならば、ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、荷台床に安定設置可能な荷台設置枠部を設け、該荷台設置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配し、同荷台設置枠部後端低位置から、後方に向け開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁を有してなる天面開放型容器部を一体化してなり、運搬車両荷台に固定し、容器部に疎水材を搭載した上、ホッパー部を暗渠溝に向け、荷台諸共ダンプ機構を次第に傾斜駆動するようにして疎水材を投入・充填可能なものとした構成からなる疎水材投入装置となる。
より具体的には、ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、荷台床に安定設置可能な荷台設置枠部を設け、該荷台設置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配し、同荷台設置枠部後端の左右何れか一方寄りとなる低位置から、後方に向け開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けて下り勾配を有する傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に周壁を巡らせてなる天面開放型容器部を一体化してなるものとした構成からなる疎水材投入装置となる。
(関連する発明1)
上記した疎水材投入装置に関連し、この発明には、それを利用した疎水材充填方法も包含している。
即ち、暗渠溝に沿って走行可能な運搬車両の荷台に、この発明の基本をなす前記疎水材投入装置を搭載し、各固定繋着部を用いて固定し、同容器部に疎水材を搭載した後、運搬車両の荷台のダンプ機構を起動させて荷台諸共、当該疎水材投入装置をホッパー部が下向きになるよう次第に傾動し、傾斜底板傾斜角度を超える傾斜姿勢とし、容器部内の疎水材に重力に伴う滑落を生じさせて、ホッパー部を通じ疎水材の一定量ずつを連続的に落下・供給可能とするように操作するようにしてなる、この発明の基本をなす疎水材投入装置を利用した疎水材充填方法である。
この基本的な構成の疎水材充填方法を、より具体的に示すと、暗渠溝に沿って走行可能な運搬車両の荷台に、この発明の基本をなす前記疎水材投入装置を搭載し、各固定繋着部を用いて固定し、同容器部に疎水材を搭載した後、運搬車両の荷台のダンプ機構を起動させて荷台諸共、当該疎水材投入装置をホッパー部が下向きになるよう次第に傾動し、傾斜底板傾斜角度を超える傾斜姿勢とし、容器部内の疎水材に重力に伴う滑落を生じさせて、ホッパー部を通じ疎水材の一定量ずつを連続的に落下・供給すると同時に、該ホッパー部可撓ノズルの先端寄り適所にノズル操作杆係合部を係合したノズル操作杆ハンドル部を補助作業者が把持・操作し、可撓ノズルを暗渠溝に向けるよう誘導しながら、疎水材を供給するようにしてなる、この発明の基本をなす疎水材投入装置を利用した疎水材充填方法ということができる。
以上のとおり、この発明の疎水材投入装置によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、従前まで不可欠であったコンベア装置およびそれに付随するモーターや発電機などを一切不要とし、構造を大幅に簡素化し、格段に軽量化してスペース効率を高め、疎水材の積載容量をより増量化可能とする上、多様な運搬車両に脱着自在且つ簡便に搭載し、一段と経済的且つ効率的な暗渠敷設工事を実現化可能にすることができ、しかも容器部の後方に向けて突設したホッパー部は、特に開閉弁などを設けずとも、容器部に積載した疎水材が不用意に漏出することがなく、且つ、傾斜底板上に搭載した疎水材は、運搬車両のダンプ機構によって荷台を僅かに傾けるだけで、速やかに滑落し始めるものとなるから、暗渠溝に対して疎水材を格段に円滑供給するものとなり、また、ダンプ機構によって荷台を水平姿勢方向に僅かに戻すだけで、速やかに疎水材の吐出を停止できるから、疎水材充填量を容易に微調整することができ、施工作業の効率を大幅に高めることができるという大きな効果を奏するものとなる。
加えて、荷台設置枠部後端の左右何れか一方寄りとなる低位置から、後方に向け開口するようホッパー部を突設したものは、荷台に旋回機構を備えた運搬車両に、当該疎水材投入装置を搭載した場合に、運搬車両を暗渠溝に平行するよう微速走行させながら、ホッパー部を暗渠溝直上付近に配するよう旋回機構を操作して荷台を旋回するが、その荷台旋回角度の振り巾を狭くすることができ、しかも、運搬車両のキャビンと同じがわにホッパー部を配した場合には、ホッパー部からの疎水材吐出量を目視確認しながら、運転することが可能となり、作業効率や安全性を格段に高めたものとすることができ、さらに、左右何れか一方寄りのホッパー部と、これとは反対がわである左右何れか他方の周側壁との間に、容器部後方寄りの適所から該ホッパー部に向け左右巾を漸次縮小し、水平方向の漏斗形状をなすようにした集流用後端壁を設けたことにより、容器部内の疎水材を残さずホッパー部を通じて吐出することができるから、手作業による排出作業を一切不要として作業効率をより高めることができる。
そして、この発明の疎水材投入装置を利用した疎水材充填方法によれば、各固定繋着部を用いて運搬車両の荷台に対して脱着自在に搭載し、簡便且つ確実に固定することができるから、当該疎水材投入装置を、ダンプ機構を有する様々な運搬車両に容易に乗せ替えて使用することができる上、使用しないときには、運搬車両から簡単に離脱させて降ろすことができるから、暗渠溝に疎水材を投入するための埋設専用の車両を必要とせず、建設機械をより自由且つ経済的に管理・利用することができるものとなり、加えて、ホッパー部に可撓ノズルを設けたものは、ノズル操作杆を用いて補助作業者が、可撓ノズルを暗渠溝直上に確実に誘導することができる上、可撓ノズルを誘導しながら充填量の過不足を目視し、直に微調整することができるようになるから、疎水材供給後の整地作業が一段と容易になる。
また、運搬車両の走行駆動装置と荷台との間の適所に、ダンプ機構および垂直軸心回りの旋回機構を有する不整地運搬車を用いるようにすれば、運搬車両の走行駆動装置による向き替えを殆ど必要とせず、暗渠溝に沿って平行に微速走行しながら、荷台諸共疎水材投入装置を旋回させるだけで、簡便にホッパー部を暗渠溝直上付近に配するよう制御することができ、作業効率を格段に高めることができるという大きな効果を奏することになる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
荷台設置枠部は、運搬車両の荷台に安定且つ安全に当該疎水材投入装置を着脱自在に固定的搭載可能とすると共に、疎水材を収容する容器部と強固に一体化保持して、運搬車両荷台に容器部を確実に固定可能とする機能を担い、ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、荷台床に安定設置可能な設置部分を設け、該荷台設置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配したものとしなければならず、後述する実施例に示すように、鋼製角パイプを熔接またはボルト結合などによって枠状に組み合わせてなるものとすることができる外、一部または全部が、肉厚鋼板を箱状に組み合わせてなるものとすることが可能である。
荷台設置枠部の吊下繋着部は、当該疎水材投入装置を吊り上げる際に、クレーンフックから垂下したワイヤーロープなどを繋着可能とする機能を担い、疎水材投入装置の水平姿勢を維持しながら安全に吊り上げ移動可能とするに充分な強度および形状を有して均衡するよう配したものとしなければならず、後述する実施例に示すように、リング型やフック型のものとするのがよく、熔接やボルト結合などによって一体化し、固定型としたものや、軸着や複数のリングの組合せなどからなり、上下反転や起立および折り畳みや垂下などの姿勢変更可能なものとするなどして一部または全部を固定繋着部と供用可能なものとすることができる。
荷台設置枠部の固定繋着部は、当該疎水材投入装置を運搬車両の荷台の貨物フックなどの複数適所に対して、ワイヤーロープやチェーンなどの索条類、およびそれらに変わる金属棒などの連結用品類などを介するなどして簡便に着脱可能とするよう連結、固定可能とする機能を担い、疎水材投入装置を運搬車両の荷台床に対して荷台設置枠部を充分な強度をもって確りと固定可能なものとしなければならず、後述する実施例に示すように、リング型やフック型のものとするのがよく、熔接やボルト結合などによって一体化し、固定型としたものや、軸着や複数のリングの組合せなどからなり、上下反転や起立および折り畳みや垂下などの姿勢変更可能なものとするなどして一部または全部を吊下繋着部と供用可能なものとすることができる。
容器部は、当該疎水材投入装置に対し疎水材を簡単に投入・搭載するのを可能とし、安全に運搬可能とするよう確実に収容すると共に、ダンプ機構を有する運搬車両の荷台の下向き傾斜方向に向けて疎水材を吐出・投下可能とする機能を担い、荷台設置枠部後端低位置から、後方に向け開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端ホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁を有してなる天面開放型のものとしなければならず、後述する実施例に示すように、荷台設置枠部後端の左右何れか一方寄りとなる低位置から、後方に向け開口するホッパー部を突設し、荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板を設けてなるものとするのが良く、ホッパー部と、これとは反対がわである左右何れか他方の周側壁との間に、容器部後方寄りの適所から該ホッパー部に向け左右巾を漸次縮小し、水平方向の漏斗形状をなすようにした集流用後端壁を設けてなるものとすることができる。
容器部の傾斜底板は、当該疎水材投入装置が水平姿勢にある場合にも容器部内に収容した疎水材を、ホッパー部へ向けて滑落状に自然落下するようにし、また、当該疎水材投入装置がホッパー部に向けて下り勾配姿勢となった場合にも、容器部内疎水材をホッパー部に向けて滑落状に自然落下する作用を強め、容器部内疎水材の残量減少に従い、当該疎水材投入装置の傾斜角度を大きくするよう制御することにより、ホッパー部から吐出する疎水材の量を一定に保つのを可能とする機能を担い、容器部に満載する疎水材を安全に保持するに充分な強度を有するものとしなければならず、後述する実施例に示すように、荷台設置枠部前端から後端ホッパー部に向けた下り勾配にするものとし、充分な厚みを確保した鋼板製とするのが望ましく、疎水材の円滑な滑落流動性を確保するよう、天面が平滑面または低摩擦面状に仕上げたものとするのが良く、必要に応じて適所に吊下繋着部や固定繋着部を設けたものとすることができる外、傾斜底板のホッパー部に向かう下り勾配を、前後方向のみならず、左右方向にも設定し、より効率的に疎水材を吐出可能なものとすることが可能である。
容器部の周壁は、容器部傾斜底板以上の範囲を、その天面の一部または全部を開放した状態に囲繞し、疎水材を安全に満載可能とする機能を担い、容器部に満載した疎水材を安全に保持するに充分な強度を有するものとしなければならず、後述する実施例に示すように、ホッパー部と、少なくとも左右何れか一方の周側壁との間に、容器部後方寄りの適所から該ホッパー部に向け左右巾を漸次縮小し、水平方向の漏斗形状をなすようにした集流用後端壁を設けてなるものとすることができ、より具体的には、充分な厚みに設定した鋼板製とするのが望ましく、必要に応じて適所に吊下繋着部や固定繋着部を設けたものとすることができる。
容器部のホッパー部は、容器部内に搭載した疎水材を、同容器部後端低位置から後方に向けて連続的にピンポイントに吐出可能とする機能を担い、当該疎水材投入装置が水平姿勢の場合には、該ホッパー部の吐出口も水平姿勢を維持するよう固定されたものとし、当該疎水材投入装置が運搬車両における荷台ダンプ機構の動作により、傾斜姿勢となるに従い、荷台および荷台設置枠部の傾斜姿勢に一致した傾斜角度となり、実質的に荷台の傾斜角度に応じて疎水材の単位時間当たりの吐出量を略制御可能なものとしなければならず、必要に応じて開閉関や開閉弁などを追加し、それらを開閉調節して疎水材の吐出量を制御可能なものとすることが可能であり、後述する実施例に示すように、該ホッパー部先端に可撓ノズルを装着し、操作杆部の先端に可撓ノズル用の係合部、同操作杆部の基端にハンドル部を設けたノズル操作杆を、該可撓ノズル先端寄りの適所に係合可能なものとし、補助作業者が該ノズル操作杆ハンドル部を把持・操作し、可撓ノズルを暗渠溝に向けて、誘導可能なものとすることができる。
ノズル操作杆は、可撓ノズルの近傍に配した補助作業者が、安全な距離を確保しながら、同可撓ノズルの先端が暗渠溝に向かうよう容易に誘導操作可能とする機能を担い、疎水材を吐出している可撓ノズルの先端を安全に誘導操作可能とする程度に充分な強度を有すると共に、可撓ノズルから安全な距離を確保できる長さに設定したものとしなければならず、可撓ノズル用の係合部が、可撓ノズルの外径よりも僅かに大きな内径の環状のものとするのが望ましいが、C字型やJ字型、F字型など一部開放したリング状のものとしたり、把持機構を有するものとしたりすることができる。
運搬車両は、その荷台に当該疎水材投入装置を脱着自在且つ固定状に搭載して走行可能であり、対象の暗渠溝に沿って平行状に微速走行しながら、ダンプ機構による荷台の傾動に従い、ホッパー部を通じて容器部内に搭載してある疎水材を連続的に吐出するよう動作可能とする機能を担い、疎水材を満載した当該疎水材投入装置を安全確実に搭載および走行可能なものとしなければならず、ダンプトラックとすることができる外、施工現場の地盤状況などに応じて無限軌道を備えた不整地運搬車とすることができ、ダンプ機構に加え、走行駆動装置上か、車台上か、ダンプ機構上か、荷台自体かの少なくとも何れかを垂直軸心回りに回転可能とする旋回機構を有するものとするのが良い。
疎水材は、暗渠溝に敷設した暗渠パイプを埋設し、周辺土壌からの排水が暗渠パイプに流入し易くするよう通水性を高める機能を担い、相互間に隙間を有するなどして通水性に秀れた粒状物としなければならず、後述する実施例に示すように、直径5乃至10mm程度の真奈子(真砂)を利用するのが望ましいが、山砂、川砂、石礫、貝殻、瓦廃材、火山灰、その他同等の通水性を確保可能な物質、およびそれらの混合物などとすることができる。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この発明の疎水材投入装置、および、それを利用した疎水材充填方法の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
疎水材投入装置の利用状態を示す斜視図である。 疎水材投入装置を示す平面図である。 疎水材投入装置の荷台設置部分を示す下面図である。 図2中A矢印視した疎水材投入装置を示す正面図である。 図2中B矢印視した疎水材投入装置を示す正面図である。 図2中C矢印視した疎水材投入装置を示す正面図である。 図2中D矢印視した疎水材投入装置を示す正面図である。 図2中E矢印視した疎水材投入装置を示す正面図である。 不整地運搬車に搭載する疎水材投入装置を示す側面図である。 不整地運搬車を示す正面図である。 不整地運搬車に搭載・固定した疎水材投入装置を示す側面図である。 不整地運搬車に搭載・固定した疎水材投入装置を示す背面図である。 不整地運搬車に搭載した疎水材投入装置を示す平面図である。 荷台を傾斜させて疎水材を投入する疎水材投入装置を示す側面図である。 埋設した暗渠パイプへの排水の流入状態を断面化して示す側面図である。 埋設した他形状の暗渠パイプへの排水の流入状態を断面化して示す側面図である。
図1ないし図14に示してある事例は、ダンプ機構87を有する運搬車両8の荷台80に安定設置可能な荷台設置枠部2を設け、該荷台設置枠部2の要所要所に吊下繋着部25,25,……および固定繋着部26,26,……を配し、同荷台設置枠部2後端低位置から、後方に向け開口するホッパー部4を突設すると共に、同荷台設置枠部2前端から後端ホッパー部4に向けた下り勾配とする傾斜底板5、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁61を有してなる天面開放型容器部3を一体化してなるものとした、この発明の疎水材投入装置における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明の疎水材投入装置1は、搭載対象となる例えば、不整地運搬車8の後アオリを取り外した荷台80の左右側アオリ82,82、鳥居83に包囲された荷台床81の平面形状、寸法より僅かに小さな平面形状および寸法に設定した荷台設置枠部2、および、該荷台設置枠部2に一体化保持するようにした容器部3からなるものとしており、該荷台設置枠部2は、鋼製角パイプを熔接またはボルト結合などによって枠状に組み合わせ、図2および図3に示すように、底面20は、複数本の鋼製角パイプ同士を同一平面上に組合せ、荷台80荷台床81上に収まる矩形枠21、および、その後端辺に一体化し、台形状の上底部分が、例えば左後部に配するものとした台形枠22からなる設置土台20をなす骨格枠状のものとし、該変形五角形設置土台20上の全ての角部、および角部間の略等間隔を隔てた複数適所夫々から、支柱23,23,……を立設し、各支柱23,23,……上端間に渡り、変形五角形状の天面開口縁24とするよう鋼製角パイプ同士を組合せたものとした上、該天面開口縁24の均衡する4箇所夫々に上下反転U字形の吊下繋着部25,25,……を結合し、また、図4に示すように、該天面開口縁24の左右辺外側の前後各適所(前後左右合計4箇所)から、それらに対応する支柱23,23,……上端がわ適所に、夫々直線鋼棒を約45°の傾斜角度で掛け渡したものや、三角鋼板にリングを一体化したブラケットなどからなる固定繋着部26,26,……を結合したものとしてある。
図2ないし図8から判明するように、容器部3は、当該荷台設置枠部2台形枠22の台形・上底部分に相当する後端辺、同台形枠22後端辺両端から立ち上がる一対の支柱23,23間、および、その上方に対峙する天面開口縁24後端辺との間に渡り、鋼板製のホッパー周囲壁60を掛け渡し結合し、該ホッパー周囲壁60の台形枠22(底面20)後端辺に近接する低い位置から、矩形水平筒状のホッパー基部40およびホッパー基部40先端に一体化した水平漏斗状のホッパー41を突出するよう一体化したホッパー部4を設けると共に、当該荷台設置枠部2の前端からホッパー部4に向けて緩やかに傾斜(例えば勾配率5ないし25%、望ましくは17%前後)するよう鋼板製の傾斜底板5を配し、該傾斜底板5を各支柱23,23,……、および鋼製角パイプ製の補強梁(図2中に二点鎖線で示す)27,27,……上に一体化した上、当該荷台設置枠部2の前端および左右端の傾斜底板5上から天面開口縁24の間に鋼板製の周側壁61,61,……を設け、さらに、台形枠22(底面20)斜辺上に対応する傾斜底板5上から天面開口縁24の間に鋼板製の集流用後端壁62を設け、天面開放型容器を形成してある。
これら図1および図14に示す事例では、容器部3ホッパー部4ホッパー41の円筒スリーブ状先端には、直径150乃至200mm、適宜長さのサクションホース製(例えば、クリスタルホース:タイガースポリマー株式会社製)、透明可撓ノズル42を接続したものとする一方、鋼棒製所定長の操作杆部70の先端に可撓ノズル42の外径より僅かに大きな内径dの円環状係合部71、同操作杆部70の基端にハンドル部72を設けたノズル操作杆7を組合せ、使用可能なものとすることができる。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明の疎水材投入装置1は、図1ないし図16に示す事例が明確に示すとおり、この発明の疎水材充填方法に利用することができ、以下にその作業工程を示すこととする。
当該疎水材投入装置1は、適宜選択したダンプ機構87を有する運搬車両8の荷台80に搭載して利用するものであり、図1および図9ないし図14に示すように、搭載する対象運搬車両8は、無限軌道を備えた走行駆動装置89上に、垂直軸心回りに回転可能な旋回機構88を装備した車台85およびキャビン86を設け、該車台85上にダンプ機構87を介し、傾動および旋回可能とした荷台80を有する不整地運搬車8とすることができる。
図9、図11および図12に示してあるように、疎水材投入装置1の各吊下繋着部25,25,……にクレーンのワイヤーロープWを繋着して水平姿勢を維持するよう吊り上げ、対象不整地運搬車8の荷台80荷台床81上に搭載し、荷台80貨物フック84,84,……と疎水材投入装置1固定繋着部26,26,……とを、夫々固定用索条W2,W2,……で緊張状に締め付けて確りと固定し、当該疎水材投入装置1容器部3には、不整地運搬車8に搭載する前後の何れか適時に、真奈子(真砂)などの疎水材S(各図中に破線ハッチングで示す)を満載したものとしておくことが可能である。
そして、図1、図2、図13および図14にあるように、埋設対象の暗渠溝9近傍に移動した不整地運搬車8は、疎水材投入装置1ホッパー部4を暗渠溝9直上に配するよう旋回機構88を駆動させた上、ダンプ機構87を作動して荷台80諸共疎水材投入装置1を、同ホッパー部4とは反対がわの前端がわを高くするよう傾斜させ、傾斜底板5の相対的姿勢傾斜角度を次第に大きくするようにして、図2中の白抜き矢印に示す方向に、疎水材Sを滑落状に移動し、図1および図14に示すとおり、ホッパー部4可撓ノズル42を通じて略一定量ずつ連続的に吐出するよう操作する。
さらに、図1および図14に示すように、荷台80の左寄り後端に突出するよう配したホッパー部4は、旋回機構88の旋回角度を大きくせずとも、容易に暗渠溝9直上に到達するよう操作することが可能となり、さらに、補助作業者Pが係合部71を可撓ノズル42先端寄り適所に環装状に係合したノズル操作杆7を操作し、暗渠溝9直上に誘導するようにして、より正確な位置に疎水材Sを充填できるようにすることが可能であり、図1中の白抜き矢印に示すように、疎水材Sを供給しながら暗渠溝9に沿って不整地運搬車8を微速走行させることにより、格段に効率的に暗渠パイプ90,90,……の埋設作用を行うことが可能となり、しかも、図13に示すように、運搬車両8左がわに配したキャビン86と同じく、疎水材投入装置1のホッパー部4も運搬車両8左がわに配したものとしてあるから、運搬車両8の運転者(図示せず)がホッパー部4から吐出する疎水材Sを直接か、または再度ミラーなどを介して目視しながらダンプ機構87、旋回機構88および走行駆動装置89を効率的且つ安全に操作するのが容易になる上、疎水材Sが無くなったときには、天面開放型容器部3の上方から速やかに補充することができる。
図1および図15に示すように、所定長寸法に設定した硬質合成樹脂、陶器製、またはそれらと同等の強度を有する硬質素材製の暗渠パイプ90の一端に、他端直径より僅かに大きな内径に設定したスリーブ91を同心状一体に設け、複数本の暗渠パイプ90,90,……同士の、各一端スリーブ91と、各他端とを遊嵌状に接続し、連続状に配管して地中に埋設したものとすることにより、同図15中の実線矢印に示すように、各スリーブ91と他端との間に形成した通水用隙間92,92,……を通じ、周辺土壌から過剰な地下水が暗渠パイプ90中に流入し、迅速に排水可能なものとなる。
また、図16に示すように、軟質合成樹脂製パイプに螺旋棒状の硬質合成樹脂を一体化して補強し、可撓性をもたせた合成樹脂パイプ製であって、所定長間隔置き毎に、例えば周壁の上下左右夫々に半径方向に貫通する通水小孔93,93,……を穿設した暗渠パイプ90を地中に埋設することにより、各通水小孔93,93,……を通じ、周辺土壌から過剰な地下水が暗渠パイプ90中に流入し、速やかに排水可能となる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の疎水材投入装置、および、それを利用した疎水材充填方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの運搬車両一体型のものに比較して大幅に簡素化、軽量化および低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、施工現場の地盤状況や、車両管理の都合など各種条件に多様に対応し、ダンプトラックから不整地専用の車両に至るまで様々な運搬車両に自在に搭載して簡便且つ迅速に利用することができるから、暗渠工事の作業性を大幅に改善し得るものとなり、従前までは、多額の経費を費やして専用車両を準備しなければ、疎水材充填作業を効率的に進めるのが非常に困難であった建設業界および土木業界はもとより、短期施工と経費節減とを希望する施主においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 疎水材投入装置
2 荷台設置枠部
20 同 底面(設置土台)
21 同 矩形枠
22 同 台形枠
23 同 支柱
24 同 天面開口縁
25 同 吊下繋着部
26 同 固定繋着部
27 同 補強梁
3 容器部
4 ホッパー部
40 同 ホッパー基部
41 同 ホッパー
42 同 可撓ノズル
5 傾斜底板
6 周壁
60 同 ホッパー周囲壁
61 同 周側壁
62 同 集流用後端壁
7 ノズル操作杆
70 同 操作杆部
71 同 係合部
d 係合部内径
72 同 ハンドル部
8 運搬車両(不整地運搬車、ダンプトラック)
80 同 荷台
81 同 荷台床
82 同 左(右)側アオリ
83 同 鳥居
84 同 貨物フック
85 同 車台
86 同 キャビン
87 同 ダンプ機構
88 同 旋回機構
89 同 走行駆動装置
9 暗渠溝
90 同 暗渠パイプ
91 同 スリーブ
92 同 通水用隙間
93 同 通水小孔
S 疎水材(真奈子)
W クレーンのワイヤーロープ
W2 固定用索条
P 補助作業者

Claims (8)

  1. ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、その荷台床に安定設置可能な荷台設置枠部を設け、該荷台設置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配し、同荷台設置枠部後端低位置から、後方に向けて開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁を有してなる天面開放型容器部を一体化してなるものとしたことを特徴とする疎水材投入装置。
  2. ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、その荷台床に安定設置可能な荷台設置枠部を設け、該荷台設置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配し、同荷台設置枠部後端低位置から、後方に向けて開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁を有してなる天面開放型容器部を一体化してなり、運搬車両の荷台に固定し、容器部に疎水材を搭載した上、ホッパー部を暗渠溝に向け、荷台諸共ダンプ機構を次第に傾斜駆動するようにして疎水材を投入・充填可能なものとしてなるものとしたことを特徴とする疎水材投入装置。
  3. ダンプ機構を有する運搬車両の荷台に搭載可能な外郭寸法に設定し、その荷台床に安定設置可能な荷台設置枠部を設け、該荷台接設置枠部の要所要所に吊下繋着部および固定繋着部を配し、同荷台設置枠部後端の左右何れか一方寄りとなる低位置から、後方に向け開口するホッパー部を突設すると共に、同荷台設置枠部前端から後端に位置するホッパー部に向けた下り勾配とする傾斜底板、および、該傾斜底板周縁上に巡らせた周壁を有してなる天面開放型容器部を一体化してなるものとしたことを特徴とする疎水材投入装置。
  4. 容器部が、ホッパー部と、これとは反対側(がわ)である左右何れか他方の周側壁との間に、容器部後方寄りの適所から該ホッパー部に向け左右巾を漸次縮小し、水平方向の漏斗形状をなすようにした集流用後端壁を設けてなるものとした、請求項3記載の疎水材投入装置。
  5. ホッパー部が、可撓ノズルを有する上、操作杆部の先端に可撓ノズル用の係合部、同操作杆部の基端にハンドル部を設けたノズル操作杆を、該可撓ノズル先端寄りの適所に係合可能なものとし、補助作業者が該ノズル操作杆ハンドル部を把持・操作し、可撓ノズルを暗渠溝に向けて誘導可能なものとしてなる、請求項1ないし4何れか一方記載の疎水材投入装置。
  6. 暗渠溝に沿って走行可能な運搬車両の荷台に、請求項1ないし5何れか一項記載の疎水材投入装置を搭載し、各固定繋着部を用いて固定し、同容器部に疎水材を搭載した後、運搬車両の荷台のダンプ機構を起動させて荷台諸共、当該疎水材投入装置をホッパー部が下向きになるよう次第に傾動し、傾斜底板傾斜角度を超える傾斜姿勢とし、容器部内の疎水材に重力に伴う滑落を生じさせて、ホッパー部を通じ疎水材の一定量ずつを連続的に落下・供給可能とするように操作するようにしてなる、請求項1ないし5何れか一項記載の疎水材投入装置を利用した疎水材充填方法。
  7. 暗渠溝に沿って走行可能な運搬車両の荷台に、請求項5記載の疎水材投入装置を搭載し、各固定繋着部を用いて固定し、同容器部に疎水材を搭載した後、運搬車両の荷台のダンプ機構を起動させて荷台諸共、当該疎水材投入装置をホッパー部が下向きになるよう次第に傾動し、傾斜底板傾斜角度を超える傾斜姿勢とし、容器部内の疎水材に重力に伴う滑落を生じさせて、ホッパー部を通じ疎水材の一定量ずつを連続的に落下・供給すると同時に、該ホッパー部可撓ノズルの先端寄り適所にノズル操作杆係合部を係合したノズル操作杆ハンドル部を補助作業者が把持・操作し、可撓ノズルを暗渠溝に向けるよう誘導しながら、疎水材を供給するようにしてなる、請求項5記載の疎水材投入装置を利用した疎水材充填方法。
  8. 運搬車両に、走行駆動装置と荷台との間の適所に、ダンプ機構および垂直軸心回りの旋回機構を有する不整地運搬車を用いるようにとした、請求項6または7何れか一方記載の疎水材充填方法。
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