JP2002115180A - 既設カーペット用の消臭加工液及び既設カーペットの消臭加工方法 - Google Patents

既設カーペット用の消臭加工液及び既設カーペットの消臭加工方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水にほとんど溶けない無機系消臭剤を使用
する水分散タイプで、液の安定性に、加工性、取扱性に
優れ、そのままの液の状態で床に敷き詰められたカーペ
ットに散布して、消臭加工が行えるようにする。 【解決手段】 平均粒径が10μm以下であるアミン化
合物及び無機物質を組み合わせた消臭剤と、カーペット
パイル糸へ付着させるバインダー樹脂と、増粘剤とを含
む水分散液からなり、上記増粘剤として、全量に対して
0.01〜0.5重量%のキサンタンガムを使用したも
のを既設カーペット用の消臭加工液にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床に敷き込まれ
た既設のカーペットに、消臭加工を行うための消臭加工
液及び消臭加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホルムアルデヒド、タバコ臭、生
活環境で発生する悪臭等を吸着、除去する機能を備えた
カーペットが注目されている。
【0003】ところで、このようなカーペットは、工場
出荷時に予め悪臭成分等を吸着、分解効果のある機能性
特殊高分子材料を付着させた消臭加工が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、床に既
に敷き込まれているカーペットの中には、上記のよう
な、消臭加工が施されていないものも多い。
【0005】また、予め、消臭加工が施されていても、
時間と共に、消臭効果はだんだんと薄れてくる。
【0006】したがって、既に敷き込まれたカーペット
に後加工により、消臭加工することが望まれている。
【0007】ところで、既に敷き詰められたカーペット
に後加工により、消臭加工を施す場合、カーペットをク
リーニングした後、消臭加工液をカーペットにスプレー
するという方法が最も作業性が良い方法であると考えら
れる。
【0008】従来、スプレーにより散布が行える消臭加
工液としては、消臭剤が水に溶ける水溶性タイプのもの
と、無機系消臭剤のように水にほとんど溶けない消臭剤
を使用した水分散タイプのものとがある。
【0009】ところが、水溶性タイプのものは、消臭効
果が一時的であり、カーペットのように、長期間、消臭
効果を得たいという場合には、不向きである。
【0010】一方、水分散タイプのものは、長期間の消
臭効果が期待することはできるが、水分散液が高粘度で
あるため、そのままスプレー加工できないことが多い。
したがって、水分散タイプのものは、従来、スプレーで
きる状態にまで、水などで希釈しなけれならないという
手間があった。また、水分散タイプのものを、水で希釈
した場合、その液の安定性が悪く、消臭剤成分が分離し
やすいという問題があるため、現場において、少量ずつ
希釈して使用しなければならない。
【0011】また、スプレー加工することができたとし
ても、カーペットの表面だけに、消臭剤が白く固まり、
表面固化により、カーペットの風合を損なったり、処理
ムラができやすいという問題が生じる。
【0012】そこで、この発明は、水にほとんど溶けな
い無機系消臭剤を使用する水分散タイプの消臭加工液
で、液の安定性に優れ、加工性、取扱性に優れたものを
得ることにより、既設カーペットの消臭加工を可能にし
ようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明においては、平均粒径が10μm以下で
あるアミン化合物及び無機物質を組み合わせた消臭剤
と、カーペットパイル糸へ付着させるバインダー樹脂
と、増粘剤とを含む水分散液からなり、上記増粘剤とし
て、全量に対して0.01〜0.5重量%のキサンタン
ガムを使用したものを既設カーペット用の消臭加工液に
したものである。
【0014】キサンタンガムは、水溶性の天然高分子多
糖類で、親水性コロイドとして増粘、懸濁安定、乳化安
定など水の系を安定にする働きを有し、温度変化に対し
安定で、酸、アルカリ溶液においても安定である。ま
た、少ない添加量で強力な懸濁安定効果があり、多種の
高濃度塩溶液に対しても安定した増粘性を有し、冷・温
水を問わず溶解する。
【0015】したがって、アミン化合物及び無機物質を
組み合わせた消臭剤と、バインダー樹脂が分散する水分
散液に、全量に対して0.01〜0.5重量%のキサン
タンガムを増粘剤として使用することにより、液自体の
安定性、加工性、取扱性が良好になり、そのままの液の
状態で、カーペットのパイル糸にスプレー加工すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明において、使用する消臭
剤は、アミン化合物と無機物質との組み合わせからな
る。
【0017】上記アミン化合物としては、特に限定され
ないが、ヒドラジン誘導体が好適に用いられる。このよ
うなアミン化合物は、ホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、酢酸等の化学物質を吸着する性質を有している。
なお、このようなアミン化合物の水に対する溶解度は2
5℃において5g/L以下であるのが望ましい。水に対
する溶解度がこの範囲内である水難溶性のものであれ
ば、クリーニングの際に、水と接触することがあって
も、アミン化合物がこの水に溶解して流出してしまうこ
とが防止される。従って、除去性能を長期に亘って持続
させることができる。
【0018】上記ヒドラジン誘導体としては、例えば、
ヒドラジン系化合物と長鎖の脂肪族系化合物とを反応さ
せたもの、或いはヒドラジン系化合物と芳香族系化合物
とを反応させたもの等が挙げられる。
【0019】中でも、ヒドラジンおよびセミカルバジド
からなる群より選ばれる1種または2種の化合物と、炭
素数8〜16のモノカルボン酸、ジカルボン酸、芳香族
モノカルボン酸および芳香族ジカルボン酸からなる群よ
り選ばれる1種または2種以上の化合物との反応生成物
や、ヒドラジンおよびセミカルバジドからなる群より選
ばれる1種または2種の化合物と、炭素数8〜16のモ
ノグリシジル誘導体およびジグリシジル誘導体からなる
群より選ばれる1種または2種以上の化合物との反応生
成物が好適である。このようなヒドラジン誘導体を用い
れば、一層優れた除去性能を確保することができる。上
記反応生成物としては、具体的には、セバシン酸ジヒド
ラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒ
ドラジドなどが挙げられるが、特にこれら例示の化合物
に限定されるものではない。
【0020】この発明においては、消臭剤として更に無
機物質を併用している。上記無機物質としては、例えば
活性炭、ゼオライト、モンモリロナイト、麦飯石、シリ
カゲル、あるいはアルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸
化鉄などの金属酸化物等が挙げられるが、特にこれら例
示のものに限定されるものではない。このような無機物
質を併用することにより、上記アミン化合物の作用と相
俟って室内空間に存在する複数種の主要な化学物質に対
して除去性能を発揮させることができる。
【0021】上記無機物質としては、多孔質無機物質を
用いるのが好ましい。多孔質であるから表面積が大きく
格段に優れた除去性能が発揮される。更に、このような
多孔質無機物質の細孔内に、上記アミン化合物が取り込
まれた場合には、このような細孔内におけるアミン化合
物の吸着作用と多孔質無機物質の吸着作用、分解作用と
の相乗的効果により、除去性能が一層向上することが期
待できる点においても好ましい。このような多孔質無機
物質としては、前述の活性炭、ゼオライト等が挙げられ
る。中でも、酢酸、アンモニア等に対して特に優れた吸
着能を有するゼオライトを用いるのが好ましく、この場
合には上記アミン化合物の作用と相俟って室内空間に存
在する複数種の主要な化学物質に対して優れた除去性能
を発揮することができる。
【0022】この発明において、消臭剤として用いられ
るアミン化合物、無機物質の平均粒径は10μm以下と
する必要がある。10μmを超えると、処理したカーペ
ットに触れた時の触感においてざらつき感を生じるのみ
ならず、パイル層の風合いも低下する。中でも、平均粒
径は5μm以下とするのが好ましく、特に好ましくは3
μm以下である。
【0023】また、上記アミン化合物と無機物質との混
合比は、1:1〜1:0.25が好ましい。
【0024】次に、この発明において使用するバインダ
ー樹脂としては、そのガラス転移点(Tg)が−30℃
以下である樹脂を用いる必要がある。−30℃より高い
場合には、得られるカーペットの風合いが著しく低下す
る。中でも、ガラス転移点(Tg)が−35℃以下であ
る樹脂を用いるのが好ましい。
【0025】バインダー樹脂は、ガラス転移点(Tg)
が−30℃以下である自己架橋型アクリル酸エステル共
重合体エマルジョン樹脂を使用することがよい。カーペ
ットは日常の手入れとしてクリーナーをかける。そし
て、カーペット用クリーナーにはゴミやホコリをたたき
出すための回転ブラシがついているので、パイル糸に接
着している消臭剤の固着性が悪いと回転ブラシの衝撃に
より、消臭剤およびバインダー成分が剥がれクリーナー
の吸い込み口や回転ブラシに付着することがある。この
ため、バインダー樹脂として自己架橋型アクリル酸エス
テル共重合体エマルジョン樹脂を用いることで、クリー
ナーの高速回転ブラシでもパイル糸に付着した消臭剤お
よびバインダー樹脂が剥がれることを防止することがで
きる。
【0026】この発明においては、上記アミン化合物を
1〜7重量%、無機物質を1〜7重量%、アクリル樹脂
を0.8〜3.5%含有するようにするのが好ましい。
【0027】消臭剤の重量比率が上記範囲より大きくな
ると、消臭剤がパイル層から離脱しやすくなって除去性
能の持続耐久性が低下するので、好ましくない。一方、
バインダー樹脂の重量比率が上記範囲より大きくなる
と、カーペットの風合いが低下するのみならず、除去性
能も低下傾向となるので、好ましくない。中でも、消臭
剤/自己架橋型アクリル酸エステル共重合体エマルジョ
ン樹脂の重量比は10/20〜10/2の範囲とするの
がより好ましい。
【0028】また、消臭剤の付与量は、2〜8g/m2
(乾燥重量)とするのが好ましい。2g/m2 未満では
十分な除去性能が得られなくなるので好ましくないし、
一方8g/m2 を超えてもこれ以上の除去性能の向上は
望めず、徒にコストを増大させるので好ましくない。
【0029】この発明に係る消臭加工液は、次のように
調整される。
【0030】まず、上記消臭剤とバインダー樹脂を水に
分散させた水分散液からなる処理剤を調合する。この
時、これらの消臭組成物(消臭剤、自己架橋型アクリル
酸エステル共重合体エマルジョン樹脂)を可能な限り均
一に分散させるのが好ましい。
【0031】上記調合の際には、予め先に消臭剤を水に
分散させておいてから、これに更に自己架橋型アクリル
酸エステル共重合体エマルジョン樹脂を分散せしめるの
が、消臭剤と自己架橋型アクリル酸エステル共重合体エ
マルジョン樹脂同士をより均一に分散させる観点から、
好ましい。
【0032】また、上記消臭加工液には、増粘剤を配合
する。この増粘剤としては、全量に対して0.01〜
0.5重量%のキサンタンガムを使用する。キサンタン
ガムは、水溶性の天然高分子多糖類で、親水性コロイド
として増粘、懸濁安定、乳化安定など水の系を安定にす
る働きを有し、温度変化に対し安定で、酸、アルカリ溶
液においても安定である。また、少ない添加量で強力な
懸濁安定効果があり、多種の高濃度塩溶液に対しても安
定した増粘性を有し、冷・温水問わず溶解する。
【0033】したがって、アミン化合物及び無機物質を
組み合わせた消臭剤と、バインダー樹脂が分散する水分
散液に、全量に対して0.01〜0.5重量%のキサン
タンガムを増粘剤として使用することにより、安定性、
加工性、取扱性が良好になり、そのままの液の状態で、
カーペットのパイル糸にスプレー加工することができ
る。
【0034】この発明に係る消臭加工液に含まれる薬剤
の好ましい混合比率は、表1の通りである。
【0035】
【表1】
【0036】このようにして得られる消臭加工液を用い
て床に敷き込まれたカーペットの処理を行う。
【0037】床に敷き込まれたカーペットに、上記のよ
うに調整した消臭加工液を散布して、消臭剤をパイル糸
に固着させる。アミン化合物と無機物質とからなる消臭
剤の付与量は、2〜8g/m2になるようにする。
【0038】床に敷き込まれたカーペットに、消臭加工
液を散布する場合、カーペットをクリーニングして、汚
れを落とした後、カーペットが湿った状態で行う。即
ち、既設カーペットのパイル糸に水分5〜200%を含
有させた状態で消臭加工液を散布するようにすると、カ
ーペットパイル糸への消臭剤の浸透性がよく、耐久性が
良好である。また、散布ムラがなく、乾燥時間が適当な
散布量は、30〜300g/m2である。
【0039】上記のようにして消臭加工液を散布した
後、カーペットを乾燥させるが、乾燥手段は特に限定さ
れず、例えば、風乾により行う。
【0040】
【実験例】消臭剤、バインダー樹脂、増粘剤、界面活性
剤を含む水分散液からなる消臭加工液を調整し、液安定
性、スプレー性、浸透性、散布ムラ、乾燥時間、ベタツ
キ、汚れやすさ、風合い、消臭能力等を評価した結果
を、表2に示す。
【0041】この実験に使用した増粘剤の種類と添加量
は、表2に記載の通りである。実験に使用した消臭加工
液には、アミン化合物として平均粒径4μmのセバシン
酸ジヒドラジドを2.2重量%と、無機物質として平均
粒径4μmのゼオライト1.3重量%を消臭剤とし、バ
インダー樹脂として、ガラス転移点が−37℃の自己架
橋型アクリル酸エステル共重合体エマルジョン樹脂を
1.5重量%、界面活性剤を0.5%含んでいる。実験
に使用したカーペットの構成は次の通りである。 カーペット基材…ポリプロピレン繊維の織布 パイル層…ポリエステル繊維からなるパイル糸を基材に
タフティングしたもの(パイル目付700g/m2 ) 裏打ち層…SBRラテックス
【0042】
【表2】
【0043】 <評価方法> ・液安定性 ○=常温で放置し上澄み液ができるまでの日数 30日以上 △=常温で放置し上澄み液ができるまでの日数 10日未満 ×=常温で放置し上澄み液ができるまでの日数 1日未満 ・スプレー性 ○=スプレー加工ができる △=スプレー加工ができたが、消臭剤の処理ムラ、表面
固化ができた ×=スプレー加工ができない ・浸透性(顕微鏡でパイルの上部分、中部分、下部分を
見て、消臭剤がどの部分に付着しているかで判断) ○=スプレー加工ができる △=スプレー加工ができたが、消臭剤の処理ムラ、表面
固化ができた ×=スプレー加工ができない ・散布ムラ ○=加工乾燥後カーペットに色ムラ(白化現象)がほと
んどわからない △=加工乾燥後カーペットに色ムラ(白化現象)が少し
わかる ×=加工乾燥後カーペットに色ムラ(白化現象)が大き
くわかる ・乾燥時間 ○=室温で1時間〜10時間で乾燥 △=室温で10時間〜24時間で乾燥 ×=室温で24時間以上で乾燥 ・ベタツキ ○=カーペットへの加工前、加工後でベタツキ感がほと
んど感じられない △=カーペットへの加工前、加工後でベタツキ感が少し
感じられる ×=カーペットへの加工前、加工後でベタツキ感が顕著
に感じられる ・汚れやすさ(JIS L 1023 8の方法で判
断) ○=カーペットへの加工前、加工後で汚れ度合いがほと
んど変わらない △=カーペットへの加工前、加工後で汚れ度合いに少し
差がある ×=カーペットへの加工前、加工後で汚れ度合いに大き
く差がある ・風合い ○=カーペットへの加工前、加工後で風合いの相違がほ
とんど感じられない △=カーペットへの加工前、加工後で風合いの相違が少
し感じられる ×=カーペットへの加工前、加工後で風合いの相違が顕
著に感じられる ・消臭能力(10×20cmの試験カーペットを硫化水
素20ppmの濃度にした、ポリ容器内に入れ、20分
後の濃度を検知管にて測定、減少の割合を消臭能力とし
た) ○=減少の割合が80%以上 △=減少の割合が60%以上 ×=減少の割合が60%未満
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る消臭加工
液は、水にほとんど溶けない無機系消臭剤を使用する水
分散タイプであり、液の安定性に優れ、加工性、取扱性
に優れているので、そのままの液の状態で床に敷き込ま
れたカーペットに散布して、消臭加工が行える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B120 AA04 AA14 AB13 AD01Y AD02Y AD03Y AD09Y AD18Y BA02 DB02 EA02 EA03 EA04 EB07 EB25 4L031 BA09 BA19 DA13 4L033 AC10 BA78 CA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が10μm以下であるアミン化
    合物及び無機物質を組み合わせた消臭剤と、カーペット
    パイル糸へ付着させるバインダー樹脂と、増粘剤とを含
    む水分散液からなり、上記増粘剤として、全量に対して
    0.01〜0.5重量%のキサンタンガムを含む既設カ
    ーペット用の消臭加工液。
  2. 【請求項2】 アミン化合物と無機物質との混合比が
    1:1〜1:0.25である請求項1記載の既設カーペ
    ット用の消臭加工液。
  3. 【請求項3】 上記アミン化合物を1〜7重量%、無機
    物質を1〜7重量%、アクリル樹脂を0.8〜3.5%
    含有する請求項1又は2記載の既設カーペット用の消臭
    加工液。
  4. 【請求項4】 床に敷き込まれたカーペットに、請求項
    1〜3のいずれかの項に記載の消臭加工液を散布し、乾
    燥させて消臭剤をパイル糸に固着させることを特徴とす
    る既設カーペットの消臭加工方法。
  5. 【請求項5】 消臭加工液の付与量が、30〜300g
    /m2である請求項4記載の既設カーペットの消臭加工
    方法。
  6. 【請求項6】 平均粒径が10μm以下であるアミン化
    合物と無機物質とからなる消臭剤を、2〜8g/m2
    付着させる請求項4又は5記載の既設カーペットの消臭
    加工方法。
  7. 【請求項7】 既設カーペットのパイル糸に水分5〜2
    00%を含有させた状態で消臭加工液を散布する請求項
    4〜6のいずれかの項に記載の既設カーペットの消臭加
    工方法。
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