JP2002114885A - ラベル接着用水性エマルジョン - Google Patents
ラベル接着用水性エマルジョンInfo
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Abstract
優れるとともに、ラベルとガラス瓶との初期接着性(貼
付直後の接着性)および常態接着性(貼付、乾燥後の接
着性)に優れ、しかも、耐水性(ラベルが貼付されたガ
ラス瓶を水に浸漬しても、ラベルが剥離しないという接
着性)に優れた耐水性を有するラベル用接着剤を与え
る、合成樹脂を有効成分とする水性エマルジョンを提供
する。 【解決手段】 エチレン−ビニルエステル系
共重合体およびポリアミドエポキシ樹脂を含有すること
を特徴とする水性エマルジョンならびに該水性エマルジ
ョンを有効成分とする接着剤。
Description
エステル系共重合体エマルジョンおよびポリアミドエポ
キシ樹脂を含有する水性エマルジョンおよび該水性エマ
ルジョンを有効成分とする接着剤に関する。
瓶などのラベル用接着剤としては、カゼイン系接着剤が
使用されているが、該接着剤は天然物であるために、保
存するとともに粘度が低下するため、保存安定性の優れ
たラベル用接着剤が求められていた。一方、エチレン−
酢酸ビニル系共重合体などの合成樹脂を含有する水性エ
マルジョンは保存安定性に優れることから、ラベル用接
着剤に使用することが試みられており、例えば、エチレ
ン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンとスチレン-無
水マレイン酸共重合体などのアルカリ可溶性物質とを含
有する水性エマルジョンがプラスチック容器などのラベ
ル用接着剤として使用し得ることが報告されている(特
開平5−230427号公報)。
者らが上記接着剤について検討したところ、ガラス瓶に
ラベルを貼付した直後の接着性、すなわち、初期接着性
が十分ではなかったり、ガラス瓶にラベルを貼付し得た
としても、ラベルを貼付されたガラス瓶を水に浸漬する
と、ラベルがガラス瓶から剥離してしまう、すなわち、
耐水性が十分ではないという問題点が明らかになった。
本発明の目的は、接着剤としての保存安定性に優れると
ともに、ラベルとガラス瓶との初期接着性および常態接
着性(貼付、乾燥後の接着性)に優れ、しかも、優れた
耐水性を有するラベル用接着剤を与える、合成樹脂を有
効成分とする水性エマルジョンを提供することである。
ニルエステル系共重合体エマルジョンおよびポリアミド
エポキシ樹脂を含有することを特徴とする水性エマルジ
ョンおよび該水性エマルジョンを有効成分とする接着剤
である。
本発明に使用されるエチレン−ビニルエステル系共重合
体エマルジョンとは、ビニルエステルとエチレンとの共
重合体を含有する水性エマルジョンであり、具体的に
は、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピ
バリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、バーサチック酸ビ
ニルなどのビニルエステル単位とエチレン単位との共重
合体を含有する水性エマルジョンが例示される。中で
も、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン及びエ
チレン−酢酸ビニル−その他のビニルエステル共重合体
エマルジョンが好ましく、とりわけ、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョンが好適である。エチレン−ビ
ニルエステル系共重合体エマルジョンの固形分を100
重量%とした場合、エチレン単位含有量は、通常、5〜
35重量%程度、好ましくは10〜30重量%程度であ
る。ここで、固形分とは、JIS K6828の4.9
に準じて乾燥することにより求めた蒸発残分である。
ルエステル系共重合体にエチレンおよびビニルエステル
と共重合可能なモノマー単位であって、エチレン単位お
よびビニルエステルとは異なるモノマー単位を含有して
いても良い。このような共重合可能なモノマー単位とし
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸アミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メ
タ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリルなどの(メタ)アクリル
酸類;クロトン酸、イタコン酸(半エステルを含む)、
マレイン酸(半エステルを含む)などのカルボキシル基
含有モノマー及びその無水物;N−メチロールアクリル
アミド、N−ブトキシメチルアクリルアミドなどのN−
メチロール誘導体モノマー;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、多価アルコールのモノ(メタ)アクリレー
トや多価アルコールのモノアリルエーテルなどのヒドロ
キシ基含有モノマー;ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドなどのア
ミノ基含有モノマー;グリシジル(メタ)アクリレート
などのエポキシ基含有モノマー;アクリルアミド、メタ
アクリルアミド、マレインアミドなどのアミド基含有モ
ノマー;ビニルスルホン酸ソーダ、メタリルスルホン酸
ソーダ、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸ソーダなどのスルホン基含有モノマー;トリアリ
ルイソシアヌレート;塩化ビニルなどのハロゲン化ビニ
ル;スチレンなどの芳香族ビニル類;ブタジエン、ジシ
クロペンタジエン、プロピレンなどのエチレンを除くオ
レフィン類などが例示される。
ルジョンの製造方法としては、例えば、乳化重合法など
が挙げられる。乳化重合で使用される分散剤としては、
例えば、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性
剤、保護コロイド等が用いられ、中でも保護コロイドが
好適である。保護コロイドとしては、例えば、部分ケン
化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコ
ール等のポリビニルアルコール類やヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース等のセルロース誘導体など
の水溶性高分子が挙げられ、中でも、ポリビニルアルコ
ール類が好適である。
類を使用する場合、ポリビニルアルコール類の使用量
(固形分重量)は、エチレン−ビニルエステル系共重合
体エマルジョン(固形分重量)100部に対して、通
常、0.1〜10部程度、とりわけ好ましくは、0.3
〜6部程度である。保護コロイドの使用量が0.1部以
上の場合、水性エマルジョンの安定性が向上する傾向に
あることから好ましい。また、その使用量が10部未満
の場合、得られる接着剤の耐水性が向上する傾向にある
ことから好ましい。
テル系共重合体エマルジョンとして、例えば、住友化学
工業(株)製のスミカフレックスシリーズ(例えばS−
400、S−401、S−450、S−456、S−4
60、S−467、S−500、S−753、S−80
1、S−900、S−950)、電気化学工業(株)製
のデンカEVAテックスシリーズ、(株)クラレ製のパ
ンフレックスシリーズ、大日本インキ化学工業(株)製
のEVADICシリーズ、昭和高分子(株)製ポリゾー
ルシリーズなどの市販品のエチレン−ビニルエステル系
共重合体エマルジョンを使用しても良い。また、本発明
に使用されるエチレン−ビニルエステル系共重合体エマ
ルジョンとして、2種類以上のエチレン−ビニルエステ
ル系共重合体エマルジョンを使用しても良い。
脂としては、例えば、ポリアミンポリアミド類にエピハ
ロヒドリンを反応して得られる樹脂などが挙げられる。
ここで、ポリアミンポリアミド類としては、例えば、ジ
カルボン酸類とポリアルキレンポリアミン類との重縮合
物などが挙げられる。ポリアミンポリアミド類に使用さ
れるジカルボン酸類としては、例えば、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族
ジカルボン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
等の芳香族ジカルボン酸などのジカルボン酸;ジカルボ
ン酸類のナトリウム、カリウム等の塩;マロン酸ジエチ
ル、アジピン酸ジメチル等のジカルボン酸エステル;無
水コハク酸、無水グルタル酸等のジカルボン酸無水物な
どが挙げられる。ジカルボン酸類として、異なる2種類
以上のジカルボン酸類を混合して使用しても良い。ジカ
ルボン酸類としては、中でも、炭素数3〜10程度の脂
肪族ジカルボン酸が好ましく、とりわけアジピン酸が好
適である。
アルキレンポリアミン類としては、例えば、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、イミノビスプロピルアミン、3−アザヘキ
サン−1,6−ジアミン、4,7−ジアザデカン−1,
10−ジアミン等が挙げられる。ポリアルキレンポリア
ミン類として、異なる2種類以上のポリアルキレンポリ
アミン類を混合して使用しても良い。ポリアルキレンポ
リアミン類としては、中でもジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミンが好ましい。
応において、ポリアルキレンポリアミン類の1級アミノ
基(末端アミノ基)1当量に対してジカルボン酸類を通
常、0.9〜1.4当量程度、好ましくは0.9〜1.
2当量程度、使用する。また、該重縮合反応においてア
ミノカルボン酸類やジアミン類を併用しても良い。アミ
ノカルボン酸類としては、例えば、グリシン、アラニ
ン、アミノカプロン酸等のアミノカルボン酸およびその
エステル、カプロラクタム等のラクタム類が挙げられ
る。ジアミン類としては、例えば、エチレンジアミン、
1,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミン、
1,6−ヘキサンジアミン等が挙げられる。
は減圧下にて、約50〜250℃程度の反応温度によ
り、生成する水またはアルコールを系外に除去する方法
などが挙げられる。得られた反応生成物の50%水溶液
の粘度が、約100 mPa・s以上程度、好ましくは約40
0 mPa・s〜1000 mPa・s程度になるまで反応せしめ
る。重縮合反応において、鉱酸およびスルホン酸類を触
媒として用いることもできる。鉱酸の例としては塩酸、
硫酸、硝酸、リン酸等が挙げられ、スルホン酸類の具体
例としては、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホ
ン酸等があげられる。触媒としては中でも硫酸またはス
ルホン酸類が好ましい。触媒の使用量としてはポリアル
キレンポリアミン1モルに対して、通常、0.005〜
0.1モル程度、好ましくは0.01〜0.05モルで
ある。
の水溶液は次に、エピハロヒドリンとの反応に供され
る。ここで用いるエピハロヒドリンとしては、エピクロ
ルヒドリンやエピブロムヒドリンなどが挙げられるが、
中でもエピクロルヒドリンが好適である。ポリアミンポ
リアミド類とエピハロヒドリンとの反応は、樹脂分濃度
約10〜70重量%程度、好ましくは25〜60重量%
の水溶液中で行われる。ここで、樹脂分濃度とは、ポリ
アミンポリアミド類とエピハロヒドリンを含有した反応
水溶液の全重量に対して、ポリアミンポリアミド類の固
形分重量とエピハロヒドリンの重量との和が占める割合
を表す。ポリアミンポリアミド類とエピハロヒドリンと
の反応において、ポリアミンポリアミド類の2級アミノ
基(分子内アミノ基)1当量に対し、通常、約0.85
〜2モル程度、好ましくは1〜1.8モル程度のエピハ
ロヒドリンを使用する。また、該反応は、通常、10〜
80℃程度で実施される。
シ樹脂を水溶液の形で得るのであるが、該水溶液の樹脂
分濃度を15重量%としたときの25℃における粘度が
10〜150 mPa・s になったときをもって、反応終点
とするのが好ましい。この粘度は、概ね 10,000〜1,00
0,000の重量平均分子量に相当する。該水溶液がこうし
た所望の粘度に到達したなら、必要により水で希釈し、
次いで酸、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、蟻酸、酢酸な
どを加えてpH2〜5に調整しても良い。
住友化学工業(株)製のスミレーズレジン650、同6
75、同690、同6615、同6625、昭和高分子
(株)製のポリフィックス203、日本PMC(株)製
のカイメン557H等、市販のポリアミドエポキシ樹脂
を使用しても良い。また、本発明に使用されるポリアミ
ドエポキシ樹脂として、2種類以上のポリアミドエポキ
シ樹脂を使用しても良い。
エポキシ樹脂およびエチレン−ビニルエステル系共重合
体エマルジョンを含有してなるものである。水性エマル
ジョンにおけるエチレン−ビニルエステル共重合体エマ
ルジョンとポリアミドエポキシ樹脂との重量比は、エチ
レン−ビニルエステル系共重合体エマルジョン(固形
分)100部に対して、ポリアミドエポキシ樹脂(固形
分)が、通常、0.5〜25部程度であり、好ましくは
2〜14部程度、とりわけ好ましくは3〜10部程度で
ある。ポリアミドエポキシ樹脂が0.5部以上である
と、耐水性が向上する傾向にあり好ましい。ここで、ポ
リアミドエポキシ樹脂の固形分は、前記に示したエチレ
ン−ビニルエステル系共重合体エマルジョンの固形分と
同様に求めることができる。
えば、接着剤などに使用し得る。本発明の接着剤は、該
水性エマルジョンを有効成分とする接着剤である。該接
着剤は、紙などのラベル用紙に塗布することから、25
℃における該接着剤のB型粘度を約1,000〜400,000 mPa
・s程度、中でも4,000〜200,000 mPa・s程度に調整するこ
とが好ましい。接着剤の粘度を調整する方法としては、
例えば、水性エマルジョン製造時における水の使用量を
低減する方法、水性エマルジョンを濃縮する方法、接着
剤に増粘剤を含有せしめる方法などが挙げられ、中でも
接着剤に増粘剤を含有せしめる方法が好適である。接着
剤に含有せしめる増粘剤としては、例えば、サンノプコ
(株)製のSNシックナー621N、SNシックナー6
03、SNシックナー612、SNシックナーA−80
3、SNシックナーA−814などのポリエーテル系増
粘剤、東亜合成(株)製のアロンA−7180等のアク
リル酸エステル共重合体系増粘剤、メチルセルロース系
増粘剤、カルボキシメチルセルロース系増粘剤等が挙げ
られ、中でもポリエーテル系増粘剤が好適である。
助剤、アンモニア水、水酸化ナトリウムなどのpH調整
剤、界面活性剤、消泡剤、可塑剤、紫外線吸収剤、浸透
剤、架橋剤、帯電防止剤、密着付与剤、表面調整剤、酸
化防止剤、シランカップリング剤等の配合剤を含有せし
めても良い。また、耐水性が大きく低下しない範囲で、
ポリビニルアルコール類を配合剤として含有せしめても
良い。ポリビニルアルコール類の配合量(固形分重量)
は、エチレン−ビニルエステル系共重合体エマルジョン
(固形分重量)100部に対し、通常、10部程度未満
である。ポリビニルアルコール類の配合量が10部以上
であると、得られた接着剤の耐水性が低下する傾向にあ
り、好ましくない。さらに、本発明の接着剤に、イソブ
チレン/無水マレイン酸共重合体、スチレン/無水マレ
イン酸共重合体などのアルカリ可溶性物質を配合剤とし
て添加すると、初期接着性や耐水性が低下する傾向にあ
るので好ましくない。接着剤の製造方法としては、例え
ば、ポリアミドエポキシ樹脂とエチレン−ビニルエステ
ル系共重合体エマルジョンを予め混合して水性エマルジ
ョンを得たのち、増粘剤、配合剤などを混合する方法、
ポリアミドエポキシ樹脂、エチレン−ビニルエステル系
共重合体エマルジョン、増粘剤、配合剤などを混合する
方法、ポリアミドエポキシ樹脂を濃縮したのち、エチレ
ン−ビニルエステル系共重合体エマルジョン、増粘剤、
配合剤などを混合する方法などが挙げられる。
接着剤を塗布してなるものである。ここで、ラベル用紙
としては、例えば、アルミ蒸着紙、コーティング紙など
の加工紙、普通紙等が挙げられ、中でもアルミ蒸着紙が
耐水性に優れることから好ましい。ラベル用紙に塗布さ
れる接着剤の量(固形分)は、通常、約0.5〜50g
/m2程度である。ラベルの製造方法としては、例え
ば、ローラー式コーティング装置、コーティングベルト
式コーティング装置またはスプレー式コーティング装置
を使用してラベル用紙に接着剤を塗布する方法、刷毛塗
り、パフ塗り、パレット転写型ロータリーラベラーなど
を用いた転写法などによりラベル用紙に接着剤を塗布す
る方法などが挙げられる。
器、金属、セメント、紙、繊維、布、ポリエチレンテレ
フタレート等のプラスチックなどの表面に接着させるこ
とができ、中でも、ガラス瓶の表面が好適である。ガラ
ス瓶の表面を保護するため、ガラス瓶の表面にラベルを
接着せしめた後に、シリコーン樹脂、合成樹脂エマルジ
ョン、光硬化性樹脂などのコーティング材を被覆しても
良い。また、コーティング材が被覆されたガラス瓶など
の表面に本発明のラベルを塗布しても良い。
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。例中、含有量ないし使用量を表す%及び部は特記
ない限り重量基準である。
記載の組成(部、固形分)で混合して、接着剤を得た。 (1)エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン スミカフレックス400、住友化学工業(株)製、 (2)ポリアミドエポキシ樹脂 スミレーズレジン675、住友化学工業(株)製 (3)ポリビニルアルコール PVA−217、(株)クラレ製 (4)ポリエーテル系増粘剤 SNシックナー621N、サンノプコ(株)製 (5)アルカリ可溶性物質(イソブチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、) イソバン04((株)クラレ製)を乳鉢で粉砕して200
メッシュ篩で濾過したものを用いた。 (6)アルカリ可溶性物質(イソブチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、) イソバン04((株)クラレ製)を4.4%のアンモニ
ア水溶液に溶解して用いた。 (7)カゼイン接着剤
を用いて塗布し、ラベル(印刷されたアルミ蒸着紙)の
アルミ蒸着されていない面に該接着剤を約8g(固形
分)/m2転写した。一方、市販のビール瓶を4%苛性
ソーダ水溶液で洗浄したのち、十分に水洗し、乾燥し
た。次に、得られたガラス瓶の表面とラベルの接着剤を
転写した面を貼りあわせたのち、アルミ蒸着面の上から
布を覆い、空気が入らないように軽くこすり接着させ
た。結果を下記の要領で分類した。 ○:ラベルがガラス瓶の表面に接着した。 ×:ラベルがガラス瓶の表面に接着しなかった。
ベルが接着したガラス瓶について、室温にて4日間、静
置した。続いて、ラベルを手でめくり、ガラス瓶から剥
離させた。結果を下記の要領で分類し、結果を表1に示
した。 ○:静置後、剥離する際にラベルが材破した。 ×:静置後、ラベルは剥離していなかったが、ラベルが
材破することなく剥離した。
塗布、接着、4日間静置した後、ガラス瓶を30℃の水
に浸漬し、水中でガラス瓶を持って数回振り、ラベルの
状態を観察した。この観察を1日毎に実施し、ガラス瓶
を振る前又は振った後にラベルが剥離した日をラベルが
剥離した日とし、剥離するまでにかかる日数を下記要領
で分類し、結果を表1に示した。 ○:10日以上 △:7〜9日 ×:6日以下
て7日間保存し、保存前と保存後の25℃における粘度
をそれぞれ測定した。保存前の粘度を100とした、保
存後の粘度の比を下記要領で分類し、結果を表1に示し
た。 ○:保存後の粘度の比が70〜130である場合。 ×:保存後の粘度の比が70未満又は130以上である
場合。
った。
ことにより粘度が低下したり、ゲル化して粘度が著しく
上昇しない、すなわち、保存安定性に優れる。さらに本
発明の接着剤は、初期接着性、常態接着性、保存安定性
および耐水性に優れることから、例えば、ビール瓶、清
涼飲料水のガラス瓶、ペットボトルなどプラスチック容
器等のラベル用接着剤などとして使用し得る。
Claims (10)
- 【請求項1】エチレン−ビニルエステル系共重合体エマ
ルジョンおよびポリアミドエポキシ樹脂を含有すること
を特徴とする水性エマルジョン。 - 【請求項2】エチレン−ビニルエステル共重合体エマル
ジョンとポリアミドエポキシ樹脂との重量比が、エチレ
ン−ビニルエステル系共重合体エマルジョン(固形分)
100部に対して、ポリアミドエポキシ樹脂(固形分)
0.5〜25部であることを特徴とする請求項1に記載
の水性エマルジョン。 - 【請求項3】エチレン−ビニルエステル系共重合体エマ
ルジョンがエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水性エ
マルジョン。 - 【請求項4】エチレン−ビニルエステル系共重合体エマ
ルジョンの分散剤が、保護コロイドであることを特徴と
する請求項1〜3のいずれかに記載の水性エマルジョ
ン。 - 【請求項5】保護コロイドがポリビニルアルコール類で
あることを特徴とする請求項4に記載の水性エマルジョ
ン。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の水性エマ
ルジョンを有効成分とする接着剤。 - 【請求項7】接着剤のB型粘度が、1,000〜400,000 mPa
・sであることを特徴とする請求項6に記載の接着剤。 - 【請求項8】請求項6又は7に記載の接着剤を塗布して
なることを特徴とするラベル。 - 【請求項9】請求項8に記載のラベルを貼付してなるこ
とを特徴とするガラス瓶。 - 【請求項10】請求項6又は7に記載の接着剤を使用す
ることを特徴とするラベルの接着方法。
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---|---|---|---|
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2001
- 2001-07-11 JP JP2001210471A patent/JP2002114885A/ja active Pending
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