JP2002113791A - ジョイント保護テープの自動供給装置 - Google Patents
ジョイント保護テープの自動供給装置Info
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジョイント保護テープによるジョイント部へ
の貼着作業を実質的に自動化でき、生産性の改善や省力
化を図りうる。 【解決手段】 ジョイント保護テープ3を搬送する第1
のテープ搬送コンベヤ4と、この第1のテープ搬送コン
ベヤ4に、テープ切断手段5を介して連なる第2のテー
プ搬送コンベヤ6とを具える。第2のテープ搬送コンベ
ヤ6は、切断された保護テープ片3Aを成形ドラム7の
外周面に下方からかつ軸心方向に向けて供給する。成形
ドラム7は、供給された保護テープ片3Aを吸着して受
け取る吸引孔9を具える。
の貼着作業を実質的に自動化でき、生産性の改善や省力
化を図りうる。 【解決手段】 ジョイント保護テープ3を搬送する第1
のテープ搬送コンベヤ4と、この第1のテープ搬送コン
ベヤ4に、テープ切断手段5を介して連なる第2のテー
プ搬送コンベヤ6とを具える。第2のテープ搬送コンベ
ヤ6は、切断された保護テープ片3Aを成形ドラム7の
外周面に下方からかつ軸心方向に向けて供給する。成形
ドラム7は、供給された保護テープ片3Aを吸着して受
け取る吸引孔9を具える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ内腔面をな
す最内側のプライ(例えばインナーライナ)のジョイン
ト部に貼設されることによりこのジョイント部に離型剤
が浸入するのを防止するジョイント保護テープを、成形
ドラムに供給するジョイント保護テープの自動供給装置
に関する。
す最内側のプライ(例えばインナーライナ)のジョイン
ト部に貼設されることによりこのジョイント部に離型剤
が浸入するのを防止するジョイント保護テープを、成形
ドラムに供給するジョイント保護テープの自動供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤでは、加硫成形する際、
タイヤ内腔面をブラダにより押圧することによって生タ
イヤを金型面に押付け、加硫成形しており、このときブ
ラダと生タイヤとの間の架橋を防ぐため、タイヤ内腔面
には予め離型剤が塗付される。この離型剤(所謂インサ
イドペイント)は、溶剤により溶解或いは分散されたペ
イント状をなし、通常、スプレーガン等を用いて塗布さ
れる。
タイヤ内腔面をブラダにより押圧することによって生タ
イヤを金型面に押付け、加硫成形しており、このときブ
ラダと生タイヤとの間の架橋を防ぐため、タイヤ内腔面
には予め離型剤が塗付される。この離型剤(所謂インサ
イドペイント)は、溶剤により溶解或いは分散されたペ
イント状をなし、通常、スプレーガン等を用いて塗布さ
れる。
【0003】他方、タイヤ内腔面TSにおいては、図5
に示すように、最内側のプライP(例えばインナーライ
ナ)が周方向の両端部PEでジョイントされるジョイン
ト部Jが形成されている。
に示すように、最内側のプライP(例えばインナーライ
ナ)が周方向の両端部PEでジョイントされるジョイン
ト部Jが形成されている。
【0004】従って、前記離型剤を塗布する際、該離型
剤が前記ジョイント部Jに浸入し接着不良を発生させる
という問題がある。そのため、従来においては、離型剤
の塗布に先駆け、形成された生タイヤの内腔面に、ビニ
ールテープなどのジョイント保護テープaを貼着し、ジ
ョイント部Jを被覆保護することが行われている。
剤が前記ジョイント部Jに浸入し接着不良を発生させる
という問題がある。そのため、従来においては、離型剤
の塗布に先駆け、形成された生タイヤの内腔面に、ビニ
ールテープなどのジョイント保護テープaを貼着し、ジ
ョイント部Jを被覆保護することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、生タイヤが変
形し易いこと、タイヤ内腔面TSが大きくかつ深く凹ん
でいること、いったん成形された生タイヤではジョイン
ト部Jがどの位置に形成されているか予測できないこと
等が原因して、このジョイント保護テープaを自動貼り
付けすることが困難であり、手作業に頼らざるを得ない
という問題がある。
形し易いこと、タイヤ内腔面TSが大きくかつ深く凹ん
でいること、いったん成形された生タイヤではジョイン
ト部Jがどの位置に形成されているか予測できないこと
等が原因して、このジョイント保護テープaを自動貼り
付けすることが困難であり、手作業に頼らざるを得ない
という問題がある。
【0006】そこで本発明者は、先にジョイント保護テ
ープを成形ドラムに供給し、このジョイント保護テープ
上で、最内側のプライのジョイント部を形成することに
より自動化に対応させることを案出した。そして、その
ためには、このジョイント保護テープを成形ドラムに自
動供給する新たな装置の出現が必要となる。
ープを成形ドラムに供給し、このジョイント保護テープ
上で、最内側のプライのジョイント部を形成することに
より自動化に対応させることを案出した。そして、その
ためには、このジョイント保護テープを成形ドラムに自
動供給する新たな装置の出現が必要となる。
【0007】本発明は、ジョイント保護テープを所定長
さに切断してなる保護テープ片を成形ドラムに下方から
供給する搬送コンベヤと、この保護テープ片を吸着して
受け取る吸引孔を有する成形ドラムとを用いることを基
本として、ジョイント保護テープによるジョイント部へ
の貼着作業を実質的に自動化でき、生産性の改善や省力
化を図りうるジョイント保護テープの自動供給装置の提
供を目的としている。
さに切断してなる保護テープ片を成形ドラムに下方から
供給する搬送コンベヤと、この保護テープ片を吸着して
受け取る吸引孔を有する成形ドラムとを用いることを基
本として、ジョイント保護テープによるジョイント部へ
の貼着作業を実質的に自動化でき、生産性の改善や省力
化を図りうるジョイント保護テープの自動供給装置の提
供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明は、タイヤ内腔面をなす最内側
のプライが周方向の両端部でジョイントされるジョイン
ト部をタイヤ半径方向内側から被覆し保護するジョイン
ト保護テープを、成形ドラムに供給するジョイント保護
テープの自動供給装置であって、ロール体からジョイン
ト保護テープを巻き戻して長さ方向に搬送する第1のテ
ープ搬送コンベヤと、この第1のテープ搬送コンベヤ
に、ジョイント保護テープを所定の長さで切断するテー
プ切断手段を介して連なり、切断された保護テープ片を
成形ドラムの外周面に軸心方向に供給する第2のテープ
搬送コンベヤとを具えるとともに、前記第2のテープ搬
送コンベヤは、成形ドラムとは相対的に昇降移動でき前
記保護テープ片を下方から成形ドラムに供給するととも
に、前記成形ドラムは、供給された保護テープ片を吸着
して受け取る吸引孔を具えることを特徴としている。
に、本願請求項1の発明は、タイヤ内腔面をなす最内側
のプライが周方向の両端部でジョイントされるジョイン
ト部をタイヤ半径方向内側から被覆し保護するジョイン
ト保護テープを、成形ドラムに供給するジョイント保護
テープの自動供給装置であって、ロール体からジョイン
ト保護テープを巻き戻して長さ方向に搬送する第1のテ
ープ搬送コンベヤと、この第1のテープ搬送コンベヤ
に、ジョイント保護テープを所定の長さで切断するテー
プ切断手段を介して連なり、切断された保護テープ片を
成形ドラムの外周面に軸心方向に供給する第2のテープ
搬送コンベヤとを具えるとともに、前記第2のテープ搬
送コンベヤは、成形ドラムとは相対的に昇降移動でき前
記保護テープ片を下方から成形ドラムに供給するととも
に、前記成形ドラムは、供給された保護テープ片を吸着
して受け取る吸引孔を具えることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図示例とともに説明する。図1は本発明のジョイント保
護テープの自動供給装置1(以下自動供給装置1とい
う)を概念的に示す側面図である。
図示例とともに説明する。図1は本発明のジョイント保
護テープの自動供給装置1(以下自動供給装置1とい
う)を概念的に示す側面図である。
【0010】図において、自動供給装置1は、ロール体
2からジョイント保護テープ3を巻き戻して長さ方向に
搬送する第1のテープ搬送コンベヤ4と、この第1のテ
ープ搬送コンベヤ4に、テープ切断手段5を介して連な
る第2のテープ搬送コンベヤ6とを具える。
2からジョイント保護テープ3を巻き戻して長さ方向に
搬送する第1のテープ搬送コンベヤ4と、この第1のテ
ープ搬送コンベヤ4に、テープ切断手段5を介して連な
る第2のテープ搬送コンベヤ6とを具える。
【0011】そして、前記第2のテープ搬送コンベヤ6
は、成形ドラム7とは相対的に昇降移動でき、切断され
た保護テープ片3Aを成形ドラム7の外周面に下方から
かつ軸心方向に向けて供給すること、および前記成形ド
ラム7は、供給された保護テープ片3Aを吸着して受け
取る吸引孔9を具えることに大きな特徴を有している。
は、成形ドラム7とは相対的に昇降移動でき、切断され
た保護テープ片3Aを成形ドラム7の外周面に下方から
かつ軸心方向に向けて供給すること、および前記成形ド
ラム7は、供給された保護テープ片3Aを吸着して受け
取る吸引孔9を具えることに大きな特徴を有している。
【0012】ここで、ジョイント保護テープ3は、前述
した如く、タイヤ内腔面TSをなす最内側のプライPの
ジョイント部Jを被覆して離形剤の浸入を防止するため
のものであり、巾が15〜40mm程度のものが一般に
使用される。
した如く、タイヤ内腔面TSをなす最内側のプライPの
ジョイント部Jを被覆して離形剤の浸入を防止するため
のものであり、巾が15〜40mm程度のものが一般に
使用される。
【0013】なお通常のチューブレスタイヤでは、カー
カスプライの内面に、例えばブチル系ゴム等を主成分と
する耐空気透過性ゴムからなるインナーライナが配され
ており、係る場合には、このインナーライナが最内側の
前記プライPを構成する。この時、ジョイント保護テー
プ3として、ビニールテープ等の安価で取扱い容易な合
成樹脂テープが使用でき、該合成樹脂テープは加硫前
に、前記生タイヤから剥がされる。又近年、カーカスプ
ライのトッピングゴムに耐空気透過性ゴムを使用し、イ
ンナーライナ自体を排除したインナーライナレスタイヤ
も提案されている。係る場合には、このカーカスプライ
が前記最内側のプライPを構成する。この時、ジョイン
ト保護テープ3として、耐空気透過性ゴムのゴムテープ
を使用するのが好ましく、生タイヤとともに加硫成形す
ることにより、カーカスプライと一体化しタイヤの気密
性を向上できる。
カスプライの内面に、例えばブチル系ゴム等を主成分と
する耐空気透過性ゴムからなるインナーライナが配され
ており、係る場合には、このインナーライナが最内側の
前記プライPを構成する。この時、ジョイント保護テー
プ3として、ビニールテープ等の安価で取扱い容易な合
成樹脂テープが使用でき、該合成樹脂テープは加硫前
に、前記生タイヤから剥がされる。又近年、カーカスプ
ライのトッピングゴムに耐空気透過性ゴムを使用し、イ
ンナーライナ自体を排除したインナーライナレスタイヤ
も提案されている。係る場合には、このカーカスプライ
が前記最内側のプライPを構成する。この時、ジョイン
ト保護テープ3として、耐空気透過性ゴムのゴムテープ
を使用するのが好ましく、生タイヤとともに加硫成形す
ることにより、カーカスプライと一体化しタイヤの気密
性を向上できる。
【0014】又前記ジョイント保護テープ3のロール体
2は、ロールスタンド(図示しない)によって巻き戻し
自在に枢支されており、巻き戻されたジョイント保護テ
ープ3は、本例では、フェスツーン11を介して前記第
1のテープ搬送コンベヤ4に受け取られ、長さ方向(テ
ープの長さ方向)に搬送される。
2は、ロールスタンド(図示しない)によって巻き戻し
自在に枢支されており、巻き戻されたジョイント保護テ
ープ3は、本例では、フェスツーン11を介して前記第
1のテープ搬送コンベヤ4に受け取られ、長さ方向(テ
ープの長さ方向)に搬送される。
【0015】この第1のテープ搬送コンベヤ4は、本例
では、前記ロール体2の上方を通る主部4Aの下流側
に、成形ドラム7に向かって下傾斜でのびる傾斜部4B
を設けた場合を例示しており、前記主部4Aの下方に前
記ロール体2を配設することにより、設置スペースの有
効利用を計っている。
では、前記ロール体2の上方を通る主部4Aの下流側
に、成形ドラム7に向かって下傾斜でのびる傾斜部4B
を設けた場合を例示しており、前記主部4Aの下方に前
記ロール体2を配設することにより、設置スペースの有
効利用を計っている。
【0016】又前記テープ切断手段5は、第1、第2の
テープ搬送コンベヤ4、6の間に設けられ、搬送される
ジョイント保護テープ3を、所定長さ(例えば前記プラ
イPの巾に相当する長さ)を有する保護テープ片3Aに
切断する。なおテープ切断手段5は、カッタ5Aを、テ
ープ巾方向に走行自在に支持している。
テープ搬送コンベヤ4、6の間に設けられ、搬送される
ジョイント保護テープ3を、所定長さ(例えば前記プラ
イPの巾に相当する長さ)を有する保護テープ片3Aに
切断する。なおテープ切断手段5は、カッタ5Aを、テ
ープ巾方向に走行自在に支持している。
【0017】次に、前記第2のテープ搬送コンベヤ6
は、前記第1のテープ搬送コンベヤ4と乗り継ぎ自在に
連なり前記保護テープ片3Aを長さ方向に搬送しうるコ
ンベヤ本体12と、本例では、このコンベヤ本体12を
長さ方向に移動しかつ昇降させてコンベヤ上の保護テー
プ片3Aを成形ドラム7の下面に押し当てるコンベヤ移
動具13とを具えている。
は、前記第1のテープ搬送コンベヤ4と乗り継ぎ自在に
連なり前記保護テープ片3Aを長さ方向に搬送しうるコ
ンベヤ本体12と、本例では、このコンベヤ本体12を
長さ方向に移動しかつ昇降させてコンベヤ上の保護テー
プ片3Aを成形ドラム7の下面に押し当てるコンベヤ移
動具13とを具えている。
【0018】前記コンベヤ本体12は、前記成形ドラム
7の下面と平行にのびる水平な搬送面14Sを有する基
部14を少なくとも含み、この搬送面14Sの長さが、
前記成形ドラム7の巾Wよりも大であることによって、
成形ドラム7の軸心方向に向く前記保護テープ片3A
を、ドラム下面に押し当てうる。
7の下面と平行にのびる水平な搬送面14Sを有する基
部14を少なくとも含み、この搬送面14Sの長さが、
前記成形ドラム7の巾Wよりも大であることによって、
成形ドラム7の軸心方向に向く前記保護テープ片3A
を、ドラム下面に押し当てうる。
【0019】なお本例では、前記コンベヤ本体12が、
前記基部14と、該基部14に滑らかに連なるとともに
第1のテープ搬送コンベヤ4の前記傾斜部4Bと略同傾
斜でのびる継ぎ部15とから形成される場合を例示して
いる。
前記基部14と、該基部14に滑らかに連なるとともに
第1のテープ搬送コンベヤ4の前記傾斜部4Bと略同傾
斜でのびる継ぎ部15とから形成される場合を例示して
いる。
【0020】又前記コンベヤ移動具13は、図2に示す
ように、本例では、前記コンベヤ本体12を長さ方向に
移動させる移動手段16と、前記コンベヤ本体12を成
形ドラム7に対して相対的に昇降させる昇降手段17と
を具える。
ように、本例では、前記コンベヤ本体12を長さ方向に
移動させる移動手段16と、前記コンベヤ本体12を成
形ドラム7に対して相対的に昇降させる昇降手段17と
を具える。
【0021】前記移動手段16は、本例では、架台に敷
設される長さ方向の一対のレール19と、このレール1
9に平行なネジ軸20とを具え、このネジ軸20は、例
えば前記架台に固定の駆動モータMに連結される。又移
動手段16は、前記レール19上を走行する移動台21
を含み、この移動台21には、前記ネジ軸20に螺合す
るナット部(図示しない)を設けている。
設される長さ方向の一対のレール19と、このレール1
9に平行なネジ軸20とを具え、このネジ軸20は、例
えば前記架台に固定の駆動モータMに連結される。又移
動手段16は、前記レール19上を走行する移動台21
を含み、この移動台21には、前記ネジ軸20に螺合す
るナット部(図示しない)を設けている。
【0022】従って、前記駆動モータMによるネジ軸2
0の回転により、前記移動台21は、前記基部14が成
形ドラム7の真下となるテープ供給位置Y1とその外側
の待機位置Y2(図1に示す))との間を、レール9に
沿って自在に移動しうる。なお待機位置Y2では、前記
傾斜部4Bと継ぎ部15とは乗り継ぎ可能に並ぶことと
なる。
0の回転により、前記移動台21は、前記基部14が成
形ドラム7の真下となるテープ供給位置Y1とその外側
の待機位置Y2(図1に示す))との間を、レール9に
沿って自在に移動しうる。なお待機位置Y2では、前記
傾斜部4Bと継ぎ部15とは乗り継ぎ可能に並ぶことと
なる。
【0023】なお前記移動手段16は、特に規制される
ことがなく、例えば前記レール19に代えて周知の種々
な直線軸受け機構が採用でき、又前記ネジ軸20(ボー
ルネジ機構)等に代え、チェーン・スプロケット機構、
ラック・ピニオン機構なども適宜採用しうる。
ことがなく、例えば前記レール19に代えて周知の種々
な直線軸受け機構が採用でき、又前記ネジ軸20(ボー
ルネジ機構)等に代え、チェーン・スプロケット機構、
ラック・ピニオン機構なども適宜採用しうる。
【0024】又この長さ方向の移動の主目的は、コンベ
ヤ本体12が昇降移動する際、このコンベヤ本体12
が、前記テープ切断手段5或いは第1のテープ搬送コン
ベヤ4と衝合するのを避けることである。従って、この
テープ切断手段5等が衝合しない配置であるならば、前
記移動手段16を排除することもできる。
ヤ本体12が昇降移動する際、このコンベヤ本体12
が、前記テープ切断手段5或いは第1のテープ搬送コン
ベヤ4と衝合するのを避けることである。従って、この
テープ切断手段5等が衝合しない配置であるならば、前
記移動手段16を排除することもできる。
【0025】次に昇降手段17は、本例では、前記移動
台21上で垂直に立上がる一対のガイド22と、ロッド
上端に昇降台23を固定した昇降シリンダー24とを具
える場合を例示する。従って、前記昇降台23は、前記
移動台21と長さ方向に一体移動でき、又前記昇降シリ
ンダー24の作動によって、前記テープ供給位置Y1の
コンベヤ本体12を、成形ドラム7と離れる離間高さ位
置Z1から、搬送面14S上の保護テープ片3Aをドラ
ム下面に当接させる当接高さ位置Z2まで昇降移動しう
る。
台21上で垂直に立上がる一対のガイド22と、ロッド
上端に昇降台23を固定した昇降シリンダー24とを具
える場合を例示する。従って、前記昇降台23は、前記
移動台21と長さ方向に一体移動でき、又前記昇降シリ
ンダー24の作動によって、前記テープ供給位置Y1の
コンベヤ本体12を、成形ドラム7と離れる離間高さ位
置Z1から、搬送面14S上の保護テープ片3Aをドラ
ム下面に当接させる当接高さ位置Z2まで昇降移動しう
る。
【0026】なおこの昇降手段17も、特に規制される
ものではなく、例えば成形ドラム7自体を昇降可能に支
持することにより、前記コンベヤ本体12を成形ドラム
7と相対的に昇降させることもできる。
ものではなく、例えば成形ドラム7自体を昇降可能に支
持することにより、前記コンベヤ本体12を成形ドラム
7と相対的に昇降させることもできる。
【0027】次に、成形ドラム7は、周知の駆動手段2
5により可回転に支持される円筒状体であり、図3に示
すように、周方向に分割された複数のセグメント7Aに
よって拡縮径自在に構成されている。
5により可回転に支持される円筒状体であり、図3に示
すように、周方向に分割された複数のセグメント7Aに
よって拡縮径自在に構成されている。
【0028】ここで、該成形ドラム7の特徴としては、
その外周面に、前記当接高さ位置Z2で押し付けられた
保護テープ片3Aを吸着して受け取る吸引孔9を具える
ことである。この吸引孔9は、ドラム軸心方向に沿って
複数個配列しており、各吸引孔9は、真空ポンプなどの
減圧機(図示しない)に接続される。
その外周面に、前記当接高さ位置Z2で押し付けられた
保護テープ片3Aを吸着して受け取る吸引孔9を具える
ことである。この吸引孔9は、ドラム軸心方向に沿って
複数個配列しており、各吸引孔9は、真空ポンプなどの
減圧機(図示しない)に接続される。
【0029】なお前記成形ドラム7は、図4(A)〜
(C)に略示するように、その下面で保護テープ片3A
を吸着した後、前記保護テープ片3AがプライPの貼付
け位置Q(通常ドラム上面側)に来るまで回転移動し、
待機する。その後、前記プライPは、その先端を保護テ
ープ片3Aの中央に位置させて巻き付けが行われ、従っ
て、そのジョイント部Jを保護テープ片3Aは半径方向
内側から被覆できる。
(C)に略示するように、その下面で保護テープ片3A
を吸着した後、前記保護テープ片3AがプライPの貼付
け位置Q(通常ドラム上面側)に来るまで回転移動し、
待機する。その後、前記プライPは、その先端を保護テ
ープ片3Aの中央に位置させて巻き付けが行われ、従っ
て、そのジョイント部Jを保護テープ片3Aは半径方向
内側から被覆できる。
【0030】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0031】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成しているため、
ジョイント保護テープによるジョイント部への貼着作業
を実質的に自動化でき、生産性の改善や省力化を図りう
る。
ジョイント保護テープによるジョイント部への貼着作業
を実質的に自動化でき、生産性の改善や省力化を図りう
る。
【図1】本発明の一実施例のジョイント保護テープの自
動供給装置を概念的に示す側面図である。
動供給装置を概念的に示す側面図である。
【図2】第2のテープ搬送コンベヤの一例を示す略断面
図である。
図である。
【図3】成形ドラムを示す斜視図である。
【図4】(A)〜(C)はプライの貼付けを説明する略
図である。
図である。
【図5】従来技術を説明する断面図である。
2 ロール体 3 ジョイント保護テープ 3A 保護テープ片 4 第1のテープ搬送コンベヤ 5 テープ切断手段 6 第2のテープ搬送コンベヤ 7 成形ドラム 9 吸引孔 J ジョイント部 P 最内側のプライ TS タイヤ内腔面
Claims (1)
- 【請求項1】タイヤ内腔面をなす最内側のプライが周方
向の両端部でジョイントされるジョイント部をタイヤ半
径方向内側から被覆し保護するジョイント保護テープ
を、成形ドラムに供給するジョイント保護テープの自動
供給装置であって、 ロール体からジョイント保護テープを巻き戻して長さ方
向に搬送する第1のテープ搬送コンベヤと、この第1の
テープ搬送コンベヤに、ジョイント保護テープを所定の
長さで切断するテープ切断手段を介して連なり、切断さ
れた保護テープ片を成形ドラムの外周面に軸心方向に供
給する第2のテープ搬送コンベヤとを具えるとともに、 前記第2のテープ搬送コンベヤは、成形ドラムとは相対
的に昇降移動でき前記保護テープ片を下方から成形ドラ
ムに供給するとともに、前記成形ドラムは、供給された
保護テープ片を吸着して受け取る吸引孔を具えることを
特徴とするジョイント保護テープの自動供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306519A JP2002113791A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | ジョイント保護テープの自動供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306519A JP2002113791A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | ジョイント保護テープの自動供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002113791A true JP2002113791A (ja) | 2002-04-16 |
Family
ID=18787197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000306519A Pending JP2002113791A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | ジョイント保護テープの自動供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002113791A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006056091A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 帯状部材の接合方法と帯状部材の接合装置 |
-
2000
- 2000-10-05 JP JP2000306519A patent/JP2002113791A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006056091A (ja) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 帯状部材の接合方法と帯状部材の接合装置 |
JP4617769B2 (ja) * | 2004-08-19 | 2011-01-26 | 横浜ゴム株式会社 | 帯状部材の接合方法と帯状部材の接合装置 |
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