JP2002113611A - 帯鋸盤 - Google Patents
帯鋸盤Info
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Abstract
装置37L、37Rにより切削方向へ向けて捻り、この
左右の帯鋸刃案内装置37L、37Rの間でワークWを
切断する際に、左右の帯鋸刃案内装置37L、37Rに
設けた振動発生手段41が、帯鋸刃BSを走行方向へ高
速で前進および後進させて振動させる。振動ローラ移動
機構49は、帯鋸刃案内装置37L、37Rに回転自在
に設けられた振動ローラ41L、41Rを帯鋸刃BSに
押し付けおよび開放を繰り返すことにより、帯鋸刃BS
を走行方向に直角に高速で移動させて、前後に振動させ
る。
Description
ものである。
たワークWに対して帯鋸刃BSを走行させて、帯鋸刃B
Sの主分力および背分力の作用によりワークWの切断を
行うものである。
BSでは胴部の剛性が少ないため、一つの刃の主分力お
よび背分力が小さく、高速切削に限界があるという問題
がある。
術の問題点に着目してなされたものであり、高速切削に
適する帯鋸盤を提供することにある。
めに、請求項1による発明の帯鋸盤は、駆動ホイールと
従動ホイールとに巻回されて走行する帯鋸刃を、左右の
帯鋸刃案内装置によりワークの切削方向に向けて捻り、
この左右の帯鋸刃案内装置の間においてワークの切断を
行う帯鋸盤であって、前記左右の帯鋸刃案内装置の少な
くとも一方に前記帯鋸刃を走行方向に振動させる振動発
生手段を設けたこと、を特徴とするものである。
内装置により切削方向へ向けて捻ってこの左右の帯鋸刃
案内装置の間でワークを切断する際に、左右の帯鋸刃案
内装置の少なくとも一方に設けた振動発生手段が帯鋸刃
を走行方向へ高速で前進および後進させて振動させる。
記載の帯鋸盤において、前記振動発生手段が、前記帯鋸
刃に回転自在に接触する振動ローラと、この振動ローラ
を前記帯鋸刃に対して押し付けおよび開放を繰り返すべ
く移動させる振動ローラ移動機構と、を備えてなること
を特徴とするものである。
内装置の振動ローラを帯鋸刃に押し付けおよび開放を繰
り返すことにより、帯鋸刃を走行方向に直角に高速で移
動させて、帯鋸刃を前後に振動させる。
記載の帯鋸盤において、前記振動ローラの内側および外
側位置に、前記帯鋸刃を所定位置に保持してガイドする
ガイドローラを、各々一対備えてなることを特徴とする
ものである。
ガイドローラの間において振動ローラを帯鋸刃の走行方
向に直交する方向へ移動させるので、帯鋸刃は走行方向
に直交する方向へ引っ張られることにより、走行方向に
前後に振動する。
または3に記載の帯鋸盤において、前記振動ローラ移動
機構が、前記左右の帯鋸刃案内装置の振動ローラの位相
をずらして同期して往復移動させるものであること、を
特徴とするものである。
鋸刃案内装置に設けられている振動ローラを位相をずら
して同期して帯鋸刃の走行方向に直交する方向へ往復移
動させる。
面に基づいて詳細に説明する。
型の帯鋸盤1が示されている。この帯鋸盤1は、概略的
には箱状のベース3とカッティングヘッド5より構成さ
れている。
置するワークテーブル7が設けられており、このワーク
テーブル7にはワークWを挟持固定するための固定バイ
スジョー9Fと可動バイスジョー9Mを備えたバイス装
置9が設けられている。
て帯鋸刃BSを切り込むために、ヒンジピン11を介し
てベース3上に上下方向へ揺動自在に支承されており、
油圧シリンダ13によりヒンジピン11の回りに上下に
揺動する。すなわち、油圧シリンダ13によりカッティ
ングヘッド5を持ち上げ、切断の際には油圧シリンダ1
3の作動にすることにより自重で下降する。
5、17を備えており、各ハウジング部15、17はビ
ーム部材19によって一体的に連結されていて、このビ
ーム部材19にはコントロールボックス21が設けられ
ている。
5、17の内部には、それぞれ駆動ホイール23、従動
ホイール25が軸27、29により回転自在に設けられ
ており、この駆動ホイール23と従動ホイール25とに
はエンドレス状の帯鋸刃BSが巻回されている。
動ガイドアーム33とにより、歯先が垂直下方に向けて
案内保持されることにより、固定ガイドアーム31と可
動ガイドアーム33との間においてワークWの切断を行
う。すなわち、固定ガイドアーム31および可動ガイド
アーム33はビーム部材19に固定されたガイド部材3
5に支承されており、下端部には帯鋸刃BSを垂直に捻
り起こして案内する左右一対の帯鋸刃案内装置37L、
37Rが各々設けられている。なお、固定ガイドアーム
31はガイド部材35に固定されており、可動ガイドア
ーム33は切断されるワークWの大きさに応じて調整す
るために移動可能に設けられている。
が示されている。なお、帯鋸刃案内装置37L、37R
は、帯鋸盤1の中心に対して対称の構造とすることがで
きるので、以後の説明では右側の帯鋸刃案内装置37R
について説明する。
手段の一例として例えば一対の振動ローラ41Rを有し
ており、この振動ローラ41Rの内側(図2中左側)お
よび外側(図2中右側)には、前述の帯鋸刃BSを所定
位置において移動自在にガイドする一対のガイドローラ
39R、43Rを有している。
L、41Rの詳細が示されているが、左右の振動ローラ
41L、41Rは同じ構造をしているので、ここでは、
右の振動ローラ41Rについて説明する。
BSを挟むようにしてベアリング軸受け45により支持
部材47に回転自在に取り付けられており、この支持部
材47は前後方向(図3(A)、(B)中左右方向)に
移動自在の振動ローラ移動機構の一例として例えばステ
ー49に取り付けられている。
を介して支持ピン53により前後方向(図3(A)、
(B)中左右方向、図2中上下方向)へ移動自在に支持
されている。また、ステー49の他方の端部には丸穴5
5が設けられており、この丸穴55にはエキセン軸57
が貫通している。
により回転自在に支持され、下端部がジョイント61を
介してモータ63に取り付けられている。エキセン軸5
7の途中に設けられている偏心部65がステー49に設
けられている丸穴55位置に位置するように設けられて
いる。
セン軸57が回転して、偏心部65がステー49を前後
方向に高速で小さく移動させるので、振動ローラ41も
左右に高速で移動する。そして、一対のガイドローラ3
9R、43Rとの協働により、帯鋸刃BSに対して走行
方向に振動を与えることになる。
動する状態が示されている。まず、右側の振動ローラ4
1Rを上方へ移動させることにより帯鋸刃BS(点Pで
位置を示す)を右方向へ引っ張り(図4(A)参照)、
次に左側の振動ローラ41Lを下方へ移動させると共に
右側の振動ローラ41Rを中心位置に戻すことにより帯
鋸刃BSを左方向へ引っ張る(図4(B)参照)。
動させると共に左側の振動ローラ41Lを中心位置に戻
すことにより帯鋸刃BSを右方向へ引っ張る(図4
(C)参照)。そして、左側の振動ローラ41Lを上方
へ移動させると共に右側の振動ローラ41Rを中心位置
に戻すことにより帯鋸刃BSを左方向へ引っ張る(図4
(D)参照)。
るように、左右の振動ローラ41L、41Rを位相をず
らして同期させて移動させる工程を繰り返すことによ
り、図4(D)および図5に示されているように、帯鋸
刃BSは走行方向にδの振幅で振動することになる。
振動して前進・後進を高速で繰り返すことにより、微量
な切削を高速で行うこととなるため、剛性が少ない帯鋸
刃BSにより高速切断が可能となる。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の発明の実施の形態においては、モータ63とエキセン
軸57との協働により振動ローラ41L、41Rを振動
させたが、この他の手段、例えばシリンダ、振動モー
タ、電磁式振動装置等を用いることもできる。
は、帯鋸刃BSを挟むようにして帯鋸刃BSの両側に振
動ローラ41L、41Rを設けた場合について説明した
が、帯鋸刃BSのいずれか一方にのみ振動ローラを設け
て、鋸刃テンションの変化で鋸刃長の変化を吸収するよ
うにしても同様の効果を得ることができる。
よる帯鋸盤では、走行する帯鋸刃を左右の帯鋸刃案内装
置により切削方向へ向けて捻り、この左右の帯鋸刃案内
装置の間でワークを切断する際に、左右の帯鋸刃案内装
置の少なくとも一方に設けた振動発生手段が帯鋸刃を走
行方向へ高速で前進および後進させて振動させることに
より微量な切削を高速で行うので、高速切断が可能にな
る。
ーラ移動機構が、帯鋸刃案内装置の振動ローラを帯鋸刃
に振動ローラを押し付けおよび開放を繰り返すことによ
り、帯鋸刃を走行方向に直角に高速で移動させて、帯鋸
刃を前後に振動させるので、高速切断が可能になる。
在に固定されている一対のガイドローラの間において振
動ローラを帯鋸刃の走行方向に直交する方向へ移動させ
ることにより、帯鋸刃は走行方向に直交する方向へ引っ
張られるので、帯鋸刃を走行方向に前後に振動させるこ
とができる。
ーラ移動機構は、左右の帯鋸刃案内装置に設けられてい
る振動ローラを、位相をずらして同期して往復移動させ
るので、帯鋸刃を走行方向に前進および後進を繰り返し
て振動させることができる。
平面図および断面図である。
鋸刃の前後方向への移動を示す工程図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動ホイールと従動ホイールとに巻回さ
れて走行する帯鋸刃を、左右の帯鋸刃案内装置によりワ
ークの切削方向に向けて捻り、この左右の帯鋸刃案内装
置の間においてワークの切断を行う帯鋸盤であって、前
記左右の帯鋸刃案内装置の少なくとも一方に前記帯鋸刃
を走行方向に振動させる振動発生手段を設けたこと、を
特徴とする帯鋸盤。 - 【請求項2】 前記振動発生手段が、前記帯鋸刃に回転
自在に接触する振動ローラと、この振動ローラを前記帯
鋸刃に対して押し付けおよび開放を繰り返すべく移動さ
せる振動ローラ移動機構と、を備えてなることを特徴と
する請求項1記載の帯鋸盤。 - 【請求項3】 前記振動ローラの内側および外側位置
に、前記帯鋸刃を所定位置に保持してガイドするガイド
ローラを、各々一対備えてなることを特徴とする請求項
2記載の帯鋸盤。 - 【請求項4】 前記振動ローラ移動機構が、前記左右の
振動ローラの位相をずらして同期して往復移動させるも
のであること、を特徴とする請求項2または3に記載の
帯鋸盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306447A JP4656712B2 (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | 帯鋸盤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4656712B2 JP4656712B2 (ja) | 2011-03-23 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102371399A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-03-14 | 浙江约特工具有限公司 | 带锯条分齿机的导向机构 |
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JPS6263007A (ja) * | 1985-09-12 | 1987-03-19 | Amada Co Ltd | 帯鋸盤の切削制御方法および装置 |
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JPH08197330A (ja) * | 1995-01-30 | 1996-08-06 | Amada Co Ltd | 鋸盤の制御方法およびその制御装置 |
-
2000
- 2000-10-05 JP JP2000306447A patent/JP4656712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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