JP2002113299A - 衣類プレス方法 - Google Patents

衣類プレス方法

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JP2002113299A
JP2002113299A JP2000311781A JP2000311781A JP2002113299A JP 2002113299 A JP2002113299 A JP 2002113299A JP 2000311781 A JP2000311781 A JP 2000311781A JP 2000311781 A JP2000311781 A JP 2000311781A JP 2002113299 A JP2002113299 A JP 2002113299A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットずれ防止と当たり防止を同時に実現で
きる衣類プレス方法を提供する。 【解決手段】 第1〜第4工程を順に実行する。第1工
程では、下鏝10に衣類100を載せてセットし、下鏝
10から衣類100をバキューム吸引して下鏝10に密
着させる。第2工程では、上鏝20を下鏝10に押し付
けて衣類100をプレスした状態で、上鏝20から蒸気
を衣類に吹き付ける。第3工程では、上鏝20と下鏝1
0との間で衣類100をプレスした状態で、下鏝10か
ら衣類100をバキューム吸引する。第4工程では、上
鏝20を下鏝10から離した状態で、下鏝10から衣類
100をバキューム吸引して衣類100を冷却する。上
記第1,第4工程でのバキューム吸引力を相対的に強く
し、上記第3工程でのバキューム吸引力を相対的に弱く
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズボン等の衣類を
プレスする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、ズボンの左右の股下
部100(衣類)はそれぞれ筒形状をなしており、前側
の布101と後側の布102の縁部を縫い合わせること
により形成されている。布101、102は、それぞれ
中央で折り目101a,102aがつけられている。図
6に示すように、上記縫い合わせ部105,106で
は、布101,102の縁部が二重をなして互いに縫い
合わされている。
【0003】上記ズボン股下部100は、下鏝と上鏝と
を有するプレス機によりプレス仕上げされるようになっ
ている。このプレスでは、一般に4つの工程が順に実行
される。第1の工程では、下鏝にズボン股下部100の
一方を載せてセットし、下鏝からバキューム吸引してズ
ボン股下部100を下鏝に密着させる。次の第2工程で
は、上鏝を下鏝に押し付けてズボン股下部100をプレ
スするとともに上鏝から蒸気を吹き付けてズボン股下部
100を柔らかくする。次の第3工程では、上鏝と下鏝
との間でズボン股下部100をプレスしたまま、下鏝か
らズボン股下部100をバキューム吸引して乾燥させ
る。次の第4工程では、上鏝を下鏝から離し、この状態
で下鏝からズボン股下部100をバキューム吸引して冷
却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記第1,第3,第4
工程では、バキューム吸引が実行されるが、このバキュ
ーム吸引力は一定であった。そのため、次の不都合が生
じていた。バキューム吸引力が強いと、上記第3工程に
おけるプレスの際、図6に示すように、布101,10
2の縁部において、一重の部分と二重の部分との境10
1b,102bにはっきりとした段差、いわゆる当たり
が現れてしまう。
【0005】バキューム吸引力を弱めると、第3工程で
の境101b,102bでの当たりをなくすことがで
き、図7に示すプレス仕上げ状態にすることができる。
しかし、第1工程でのバキューム吸引力が不足してしま
う。すなわち、第1工程で下鏝に載せたズボン股下部1
00を下鏝に強く密着できず、セットずれが生じたり、
クリーニング後の丸みを帯びた折り目101a、102
a近傍が膨らんだままとなり折り目101a,102a
のところでしっかりと畳まれた状態にならない。そのた
め、第2,第3工程でプレスを行うと、折り目101
a,102aがずれてしまうことがある。また、第3工
程に合わせてバキューム吸引力を決定すると、第4工程
でのバキューム吸引による冷却効果が弱くなり、ズボン
股下部100の折り目101a,102aに戻りが生じ
易くなり、プレス仕上げの効果が減じられてしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(イ)下鏝に
衣類を載せてセットし、下鏝から衣類をバキューム吸引
して下鏝に密着させる第1工程と、(ロ)上鏝を下鏝に
押し付けて衣類をプレスした状態で、上鏝,下鏝の少な
くとも一方から蒸気を衣類に吹き付ける第2工程と、
(ハ)上鏝と下鏝との間で衣類をプレスした状態で、下
鏝,上鏝の少なくとも一方から衣類をバキューム吸引す
る第3工程と、(ニ)上鏝を下鏝から離した状態で、下
鏝から衣類をバキューム吸引して衣類を冷却する第4工
程と、を備えた衣類プレス方法において、上記第1工程
でのバキューム吸引力を相対的に強くし、上記第3工程
でのバキューム吸引力を相対的に弱くする。さらに、上
記第4工程でのバキューム吸引力を、上記第3工程での
バキューム吸引力より強くするのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1に示すように、ズボンプレ
ス機(衣類プレス機)は、下鏝10と上鏝20とを備え
ている。下鏝10は基台(図示しない)に固定されてい
る。基台にはアーム(図示しない)が回動可能に連結さ
れており、このアームの先端部に上鏝20が取り付けら
れている。流体圧シリンダ等の付勢機構によりアームを
回動させることにより、上鏝20を、下鏝10から離れ
た位置と下鏝10に押し付けられたプレス位置との間で
移動することができる。
【0008】下鏝10は、空洞をなし、下側の蒸気加熱
室11と、上側のバキューム室12とに仕切られてい
る。蒸気加熱室11には、往路管と復路管を介して高温
蒸気源が接続されており、高温蒸気が充たされるように
なっている。これにより、下鏝10は加熱状態を維持さ
れるようになっている。バキューム室12の上壁には、
多数のバキューム穴13が形成されており、このバキュ
ーム穴13が下鏝10のプレス面10aに開口してい
る。バキューム室12は、弁15(以下、バキューム弁
と称す)を設けた吸引管16を介してバキュームポンプ
17に接続されている。バキュームポンプ17は、コン
トローラ18により回転数を調節され、バキューム吸引
力を調節できるようになっている。
【0009】上鏝20も空洞をなし、上側の蒸気加熱室
21と、下側の蒸気吹付室22とに仕切られている。蒸
気加熱室21には、往路管と復路管を介して高温蒸気源
が接続されており、高温蒸気が充たされるようになって
いる。これにより、上鏝20は加熱状態を維持されるよ
うになっている。蒸気吹付室22の下壁には、多数の蒸
気吹付穴23が形成されており、この蒸気吹付穴23が
上鏝20のプレス面20aに開口している。蒸気吹付室
22は、弁25(以下、蒸気弁と称す)を設けた蒸気供
給管26を介して高温蒸気源27に接続されている。な
お、この高温蒸気源27は、上述した蒸気加熱室11,
21の高温蒸気源と同じでもよいし、異なってもよい。
【0010】次に、上記構成のズボンプレス機を用いた
ズボン股下部100(衣類)のプレス方法について詳述
する。本実施形態のプレス方法では、図1〜図4に示す
第1〜第4工程を順に実行する。
【0011】図1に示す第1工程では、上鏝20を下鏝
10から離した状態で、下鏝10にズボン股下部100
を載せてセットする。それから例えばペダルを踏んでバ
キューム弁15を開き動作させる。これにより、バキュ
ームポンプ17が、下鏝10のバキューム穴13,バキ
ューム室12を介して、ズボン股下部100をバキュー
ム吸引し、下鏝10のプレス面10aに密着させる。こ
の際、バキュームポンプ17の回転数を高くし、バキュ
ーム吸引力を強くするので、ズボン股下部100は、セ
ットずれが生じず、折り目101a,102a近傍で膨
らみがなくしっかりと折り畳まれた状態でセットされ
る。このように、セットずれ等を防止できるので、後述
する第2,第3工程でのプレス時に折り目101a,1
02aがずれるのを防止できる。
【0012】次に、スタートボタンをオンすると、第2
〜第4工程が自動継続運転により実行される。まず、図
2に示す第2工程が実行される。すなわち、上鏝20が
下降して下鏝10に押し付けられ、ズボン股下部100
をプレスする。それから、蒸気弁25が開かれて、上鏝
20の蒸気吹付室22,蒸気吹付穴23を介して高温蒸
気源27からの蒸気が1秒程度ズボン股下部100に吹
き付けられる。これにより、ズボン股下部100が柔ら
かくなり、プレス効果が増大する。この第2工程では、
前記バキューム弁15は閉じられており、下鏝10から
のバキューム吸引は停止している。
【0013】次に、図3に示す第3工程が実行される。
すなわち、上述した上鏝20と下鏝10との間でのプレ
ス状態のままバキューム弁15が開かれ、下鏝10から
ズボン股下部100を2〜3秒程度バキューム吸引す
る。この第2工程では、バキュームポンプ17の回転数
を低くしてバキューム吸引力を第1工程より弱くし、図
7に示すようにズボン股下部100の境部101b、1
02bに当たりが現れないようにする。バキューム吸引
力は、ズボン股下部100からの湿気除去を十分に達成
できる程度であれば、弱くしても差し支えない。ズボン
股下部100は、上記プレス状態での脱湿により、ズボ
ン股下部100の皺がなくなり折り目101a,102
aがしっかりとつけられる。なお、この第3工程では、
蒸気弁25は閉じられており、蒸気吹き付けは停止され
ている。
【0014】次に、図4に示す第4工程が実行される。
すなわち、上鏝20が下鏝10から離される。上記下鏝
10からのバキューム吸引は2〜3秒程度継続され、ズ
ボン股下部100を冷却する。この第4工程では、バキ
ュームポンプの回転数を高くしてバキューム吸引力を第
3工程より強くし、第1工程と同程度のレベルにする。
その結果、短時間で冷却が十分に行われ、プレス戻りを
防止できる。
【0015】本発明は上記実施形態に制約されず、種々
の形態が可能である。例えば、バキュームポンプ17の
回転数を一定にし、その代わりに吸引管16にダンパー
19(図1参照)を設け、このダンパー19の開度を調
節することにより、バキューム吸引力を調節するように
してもよい。第4工程でのバキューム吸引力は、第3工
程より強くするのが好ましいが、第1工程より弱くても
よいし強くもよい。第2工程において、蒸気は下鏝から
吹き付けてもよいし、上鏝と下鏝の両方から蒸気を吹き
付けてもよい。また、第3工程において、バキューム吸
引は上鏝から行ってもよいし、上鏝と下鏝の両方から行
ってもよい。上記実施形態で用いられるプレス機におい
て、第3工程でのバキューム吸引力を弱くし、第1,第
4工程でのバキューム吸引力を強くする制御モードと、
全ての工程でバキューム吸引力を一定で強くする制御モ
ードとを切り替えるようにしてもよい。本発明は、ズボ
ン以外の衣類のプレス方法に適用してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1工程でのバキューム吸引力を相対的に強くしたの
で、セットずれ等をなくして、所望のプレスを行うこと
ができ、また、第3工程でのバキューム吸引力を相対的
に弱くしたので、当たりが現れるのを防止できる。ま
た、第4工程でのバキューム吸引力を強くしたので、プ
レス後の十分な冷却を行うことができ、プレス戻りを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレス方法の一実施形態における第1
工程を示す断面図である。
【図2】同方法の第2工程を示す断面図である。
【図3】同方法の第3工程を示す断面図である。
【図4】同方法の第4工程を示す断面図である。
【図5】プレスされるべきズボン股下部の断面図であ
る。
【図6】バキューム吸引力を強くしてプレスした時のズ
ボン股下部の要部(図5において符号VIで示す部位)
の拡大断面図である。
【図7】バキューム吸引力を弱くしてプレスした時のズ
ボン股下部の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 下鏝 20 上鏝 100 ズボン股下部(衣類)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)下鏝に衣類を載せてセットし、下鏝
    から衣類をバキューム吸引して下鏝に密着させる第1工
    程と、(ロ)上鏝を下鏝に押し付けて衣類をプレスした
    状態で、上鏝,下鏝の少なくとも一方から蒸気を衣類に
    吹き付ける第2工程と、(ハ)上鏝と下鏝との間で衣類
    をプレスした状態で、下鏝,上鏝の少なくとも一方から
    衣類をバキューム吸引する第3工程と、(ニ)上鏝を下
    鏝から離した状態で、下鏝から衣類をバキューム吸引し
    て衣類を冷却する第4工程と、 を備えた衣類プレス方法において、上記第1工程でのバ
    キューム吸引力を相対的に強くし、上記第3工程でのバ
    キューム吸引力を相対的に弱くしたことを特徴とする衣
    類プレス方法。
  2. 【請求項2】上記第4工程でのバキューム吸引力を、上
    記第3工程でのバキューム吸引力より強くしたことを特
    徴とする請求項1に記載の衣類プレス方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009189670A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Dynicjuno Corp 衣類プレス装置および方法

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