JPH0637838Y2 - 衣類の袖プレス機 - Google Patents

衣類の袖プレス機

Info

Publication number
JPH0637838Y2
JPH0637838Y2 JP7588190U JP7588190U JPH0637838Y2 JP H0637838 Y2 JPH0637838 Y2 JP H0637838Y2 JP 7588190 U JP7588190 U JP 7588190U JP 7588190 U JP7588190 U JP 7588190U JP H0637838 Y2 JPH0637838 Y2 JP H0637838Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
stand
pad
hot plate
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7588190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0432697U (ja
Inventor
民儀 高松
Original Assignee
富士車輌株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士車輌株式会社 filed Critical 富士車輌株式会社
Priority to JP7588190U priority Critical patent/JPH0637838Y2/ja
Publication of JPH0432697U publication Critical patent/JPH0432697U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0637838Y2 publication Critical patent/JPH0637838Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Garments (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、衣類の袖をアイロン仕上げするためのプレ
ス機に関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕 従来、洗濯されたワイシャツの袖の仕上げは、第1図に
示すようにパッド台3と空気袋4から成る袖立2に袖a
を被せ、袖立2の表面に熱板1を圧着させてアイロン仕
上げする方法がとられている。
ところで、上記のプレス作業の場合、ワイシャツの袖a
を袖立2にしわのない状態でセットする必要があるた
め、袖aのわき側の側辺を空気袋4により膨張させた
り、ワイシャツの背中を押えて、袖aが位置ずれないよ
うに固定している。しかし、この方法では、ワイシャツ
の前見頃側の部分が固定できず、袖aの前見頃側にしわ
が残った状態でセットされやすい欠点がある。
また、袖口のカフス部は、カフス押え具23により袖立2
に押え付けてセットされるが、空気袋4が膨張すると、
ずれが生じやすく、確実な固定ができない欠点がある。
さらに、熱板1を袖aに圧着した場合、ワイシャツに含
まれている水分が蒸気になり、その一部は袖立2のパッ
ド台3に吸収され、パッド台3が飽和状態になると、蒸
気が袖立2表面に沿って上昇する。この上昇する蒸気
は、カフス部bを通って熱板1の上方に抜け出るため、
袖のプレス作業前にアイロン仕上げされたカフス部に、
蒸気による水滴が付着すると、仕上り状態が悪くなる欠
点があった。
この考案は、上記の欠点を解決するためになされたもの
で、袖立に対する袖のセットが確実にでき、しかもカフ
ス部の仕上り不良を防止することができる袖プレス機を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、パッド台と空
気袋から成る袖立と、その袖立に圧着する熱板とを備え
る衣類の袖プレス機において、上記パッド台を、中空の
芯胴の外側にパッドを巻き付け、その芯胴とパッドの間
にパッド支持バネを収納する環状の空間を設けて形成
し、上記芯胴の同面に多数の通気孔を設け、その芯胴の
内部と空気吸引器とを開閉バルブを介して連結すると共
に、芯胴とパッド台表面の間を通気可能に形成した構造
としたものである。
〔作用〕
上記の構造においては、衣類の袖を袖立に被せると、開
閉バルブを開き、空気吸引器により袖立をバキュームす
る。これにより、袖立の表面に袖が吸着されるため、空
気袋を膨張させたり、カフス部を固定しても、袖の位置
ずれが生じない。
また、熱板の圧着により衣類の水分が蒸発しても、その
蒸気は袖立内部に吸引されるため、カフス部へは上昇し
ない。
アイロン仕上げが終了すると、開閉バルブを閉じて袖立
のバキュームを止める。これにより、袖の吸着がなくな
り、衣類の着脱が容易にできる。
この構造では、パッド台における中空の芯胴内部に空気
吸引器を連結し、芯胴とパッドの間に環状の空間を介在
したので、プレス時に発生した蒸気は芯胴の内部が吸引
され、芯胴に環状の空間を介して巻き付くパッドに吸引
された蒸気の水分が付着又は残留せず、パッドに湿り気
を生じることが防止される。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、ベース19上に傾斜をもたせて立設
したフレーム20に、熱板1が昇降自在に取付けられ、そ
のフレーム20に向かって可動自在に設けた支持アーム21
に、袖立1が取付けられている。上記支持アーム21に
は、傾動シリンダ22が取付けてあり、この傾動シリンダ
22の作動により、袖立2は、下端を支点に回動して熱板
1に接近離反する。
また、ベース8上に設置した空気吸引器5から延びる吸
引管6が、袖立2の下面に連結されている。この吸引管
6には、その内部を開閉する電磁式の開閉バルブ7が取
付けられており、その開閉バルブ7を作動するための足
踏みペダル8が、ベース19に設けられている。
上記袖立2は、パッド台3とその後面に取付けられる膨
張収縮自在な空気袋4とから成り、そのパッド台3の上
部には、カフス部を固定するためのカフス押え具23が取
付けられている。
上記パッド台3は、第2図に示すように、内部から中空
となった芯胴9の表面に多数の通気孔10を設け、この芯
胴9の外面に形成した環状の空間に、パッド13を支持す
る多数の圧縮バネ11を設け、その圧縮バネ11の先端に、
金網12を介してパッド13を巻き付けて形成されており、
芯胴9の底面に吸引管6が連結されている。このパッド
台3の形状は、前面がタック部の腕回回り形状に沿った
曲面に形成され、前面から空気袋4が連結する後面にか
けては、幅寸法が漸次小さくなって空気袋4に連続して
いる。
上記熱板1は、第2図に示すように、圧着面の形状が上
記袖立2の外面形状に一致させて形成され、パッド台3
の前面が当接する中央部から対称形に2分割されてい
る。この両分割片1a、1aは、一方の分割片1aの端部に固
定した係合板14に、円弧状のガイド孔16を形成し、その
ガイド孔16に、他方の分割片1aに連結する係合板15に設
けたローラ17を摺動自在に嵌合させて、中央側の端縁を
回動支点として開閉可能に取付けられている。また、係
合板14、15の間には、引張バネ18が取付けられ、この引
張バネ18の弾性力により、両分割片1a、1aの端縁は、常
に圧着するように付勢されている。
さらに、上記各分割片1a、1aの背面には、プレス機構24
の開閉アーム25が連結しており、そのプレス機構24に
は、第1図に示すように、昇降シリンダ26が取付けられ
ている。熱板1は、プレス作業ごとに昇降用シリンダ26
の作動により、その下端部が袖立2にセットした袖aの
付根に位置するように昇降されるようになっており、シ
ャツの胴部側をプレスしないように位置設定される。
一方、袖立2の下方に伸びた軸27には、背中押え具28を
支持する昇降シリンダ29が揺動アーム30を介して回動自
在に取付けられており、その揺動アーム30の他端には、
背中押え具28を袖立2に向かって回動させるためのシリ
ンダ31が取付けられている。
この実施例は、上記のような構造に成っており次に作用
を説明する。
プレス作業の開始前は、第1図及び第2図に示すよう
に、袖立2は熱板1から離れた位置にあり、空気吸引器
5の開閉バルブ7は閉じた状態になっている。プレス作
業は、先ず、予めカラー部とカフス部を別機械で仕上げ
たワイシャツの袖aを、第1図に示すように、タック部
がパッド台の前面に沿うように袖立2に被せ、カフス部
をカフス押え具23により固定する。
次に、背中押え具28を袖立2に回動させてシャツaの背
中を押え、昇降シリンダ29の作動により背中押え具28を
下降させ、Yシャツを下方に引ぱってしわを伸ばすと同
時に、スリーブのタックを取る。また、同時に空気袋4
を弱く膨張させて、シャツのしわを延ばす。
袖aを袖立に被せ終ると、足踏みペダル8を踏んで開閉
バルブ7を開き、袖立2の内部をバキュームする。これ
により、袖立2の表面に袖aが吸着される。
この場合、袖aは袖立2表面に吸着されているため、位
置ずれすることなくしわが伸ばせると共に、タック部を
確実に固定することができる。また、パッド台3の全周
面で作用する吸引力により、袖a前見頃側の部分がパッ
ド台3の表面に吸着されるため、背中押え具28の引っぱ
りにより、その部分も引き延され、しわが伸ばされる。
ついで、プレスの開始ボタンを押し、袖立2を傾動させ
ると、第2図に示すように、袖立2が一端が閉じた熱板
1内に入り込み、パッド台3の前面が熱板1の中央部に
押し当てられる。このため、タック部は熱板とパッド台
3との間で圧着されてプレスされる。
その後、第3図に示すように、熱板1を閉じて袖のプレ
スを開始すると共に、空気袋4が強く膨張して、袖を前
後方向に膨張させる。このプレス時、熱板1の熱により
ワイシャツの水分が蒸発しても、空気吸引器5の空気吸
引が引き続き行われているために、その蒸気は、パッド
台13ら通気孔10を通って袖立2内部に吸引され、空気吸
引器5を介して機外へ排出される。このため、袖立2の
表面に蒸気が残留せず、蒸気の上昇によるカフス部の湿
りが防止される。
プレスが終了して熱板1が開放すると、袖立2を傾動し
て熱板1から離反させると共に、開閉バルブ7も閉じ、
袖立2内部のバキュームを止める。これにより、袖立2
表面の吸着力が失われるので、ワイシャツを袖立2に対
して容易に着脱することができる。
なお、上記実施例では、袖立を1個設けた構造について
示したが、袖立を複数設け、その袖立を交互にプレス位
置と着替え位置に移動させる構造をとった場合は、空気
吸引器から分岐した吸引管を各袖立に連結し、その各々
の吸引管に開閉バルブを設けてバキュームのタイミング
を切り換えるようにする。
また、上記例では、一端が連結し開閉する熱板を示した
が、第4図に示すように、袖立32の量側に圧着する分割
型の熱板33を備えるプレス機にも同様に適用することが
できる。
〔考案の効果〕
以上説明しように、この考案は、袖立を吸引可能な構造
としたので、袖のセットの際、袖立表面に袖を吸着する
ことにより、袖の前見頃側の固定やタック部の固定が確
実にでき、正しいセットを行なうことができる。
また、熱板によるプレス作業中袖立を吸引することによ
り、発生する蒸気を袖立内部に吸引することができるの
で、蒸気によるカフス部の仕上がり不良を防止でき、美
しい衣類の仕上りが得られる利点がある。
さらに、パッド台において芯胴の外側に環状の空間を介
してパッドを巻き付け、芯胴の内部に蒸気を吸引するよ
うにしたので、吸引された蒸気がパッドに付着又は残留
せずにパッドの湿りを防止することができ、パッドの耐
久性や良好な仕上り状態を安定して維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の袖プレス機を示す正面図、第2図は同
上の要部を示す縦断平面図、第3図は同上の他の作用状
態を示す平面図、第4図は他の袖プレス機の構造を示す
図である。 1……熱板、2……袖立、 3……パッド台、4……空気袋、 5……空気吸引器、6……吸引管、 7……開閉バルブ、8……足踏みペダル、 10……通気孔、23……カフス押え具、 28……背中押え具、a……袖。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッド台と空気袋から成る袖立と、その袖
    立に圧着する熱板とを備える衣類の袖プレス機におい
    て、上記パッド台を、中空の芯胴の外側にパッドを巻き
    付け、その芯胴とパッドの間にパッド支持バネを収納す
    る環状の空間を設けて形成し、上記芯胴の同面に多数の
    通気孔を設け、その芯胴の内部と空気吸引器とを開閉バ
    ルブを介して連結すると共に、芯胴とパッド台表面の間
    を通気可能に形成したことを特徴とする衣類の袖プレス
    機。
JP7588190U 1990-07-16 1990-07-16 衣類の袖プレス機 Expired - Lifetime JPH0637838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7588190U JPH0637838Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 衣類の袖プレス機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7588190U JPH0637838Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 衣類の袖プレス機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0432697U JPH0432697U (ja) 1992-03-17
JPH0637838Y2 true JPH0637838Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=31616853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7588190U Expired - Lifetime JPH0637838Y2 (ja) 1990-07-16 1990-07-16 衣類の袖プレス機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0637838Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0432697U (ja) 1992-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003135900A (ja) 衣類仕上げ装置
JP2004524069A (ja) 分割された風袋によりシャツを平滑整形するための装置
US7370778B1 (en) Solid finishing device for jackets
JPH0637838Y2 (ja) 衣類の袖プレス機
KR200463981Y1 (ko) 상의 다림장치
US7134581B2 (en) Apparatus for smoothing shirts
US7070073B2 (en) Pressing dummy with stiffening device at the sleeve end
US2859545A (en) Trousers pressing apparatus
KR20020053691A (ko) 옷감의 정형 마무리 방법 및 장치
GB2225592A (en) Garment pressing apparatus
US4063376A (en) Clothing presser
JPH0246880Y2 (ja)
JPH0316639Y2 (ja)
JPH0327593Y2 (ja)
JPS6312398U (ja)
EP1978147B1 (en) Solid finishing device for jackets
JP4281955B2 (ja) カラーの伸張機能付きシャツ仕上げ機
JPH02193699A (ja) シャツ仕上げ機
US3535802A (en) Garment press
JPH02193700A (ja) ジャケット仕上げ機
KR0113940Y1 (ko) 의류호형부 다림장치
JP3097947U (ja) 縦型プレス仕上げ機の袖タックプレス装置
KR200179306Y1 (ko) 다림질 장치
KR200196584Y1 (ko) 다림질이 용이한 다리미용 받침대
JPH06154495A (ja) 衣服の袖プレス機

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

EXPY Cancellation because of completion of term
R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370