JP2002112934A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2002112934A
JP2002112934A JP2001294340A JP2001294340A JP2002112934A JP 2002112934 A JP2002112934 A JP 2002112934A JP 2001294340 A JP2001294340 A JP 2001294340A JP 2001294340 A JP2001294340 A JP 2001294340A JP 2002112934 A JP2002112934 A JP 2002112934A
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JP2001294340A
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Shinichi Hagino
真一 萩野
Sadao Fukushima
定男 福島
Akihiro Yoneyama
顕啓 米山
Toshiyuki Fujiyoshi
俊行 藤吉
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、容易に紙パックを取り外すことがで
きる電気掃除機を提供することを目的とする。 【解決手段】掃除機本体1の内部に電動送風機及び集塵
室3を形成し、紙パック4の固定板10が対向する前壁
12に、前壁12の下部から紙パック4の下方に向かっ
て底壁25を延設して、この前壁12を集塵室3内に着
脱自在に形成すると共に、前面壁12に取っ手16と紙
パック4の固定板10を係止するクランプ17を設けた
電気掃除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、集塵室内部に紙パックを装着
した電気掃除機が種々提案されている。とくに近年で
は、紙パックを容易に集塵室から着脱できるように、集
塵室内部に紙パック装着用の部材としてバスケットが設
けられた掃除機が採用されている。
【0003】従来より用いられるバスケットは、紙パッ
クが装着されていないときでもバスケット内部に集塵で
きるように、箱形を呈しており、バスケットの側壁およ
び底面には通気用の開口が形成され、この開口にはフィ
ルタなどが貼りつけられている。
【0004】このようなバスケットを備えた電気掃除機
では、掃除を終えて紙パックを廃棄するときには、まず
集塵室からバスケットを取り出して、ゴミ箱の上で紙パ
ック固定用のクランプを外してバスケットを逆さまにし
て紙パックを捨てたり、または、バスケットを掃除機本
体に取り付けた状態でクランプを外し、そののち紙パッ
クだけを集塵室から取り出したりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バスケットに
装着された紙パックは、バスケットの四辺の側壁によっ
て囲まれているため、バスケットを逆さまにしないと、
紙パックを廃棄することができず、紙パックを廃棄しに
くいという問題がある。
【0006】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、紙パックを容易に廃棄することができ
る電気掃除機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
掃除機本体の内部に電動送風機及び集塵室を形成し、前
記集塵室内に紙パック装着用部材を着脱自在に装着する
電気掃除機において、前記紙パック装着用部材は、紙パ
ックの固定板が対向する前壁と該前壁下部から紙パック
下方に向かって延設される底壁とを有し、前記紙パック
装着用部材の前壁上部に取っ手を形成したことを特徴と
する。
【0008】前記紙パック装着用部材の前壁に紙パック
を装着した状態で、前記取っ手を把持して前壁を持ち上
げた際に、底壁後方が下方側に回動する位置に取っ手を
配設することが好ましい。
【0009】前記紙パック装着用部材の前壁と対向する
後壁側を開口することが好ましい。
【0010】前記紙パック装着用部材の前壁に、前記紙
パックの固定板を着脱自在に係止するクランプを形成す
ることが好ましい。
【0011】前記クランプを取っ手近傍に配設すること
が望ましい。
【0012】前記底壁に通気用に開口を形成することが
好ましい。
【0013】前記紙パック装着用部材の底壁後方に立壁
を形成することが好ましい。
【0014】前記紙パック装着用部材の底壁に、底壁と
紙パックとの密着を防止する突起を形成することが好ま
しい。
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
の電気掃除機を詳細に説明する。図1は本発明の電気掃
除機の一実施の形態を示す電気掃除機本体の蓋を開けた
状態における斜視説明図、図2は図1のバスケットの拡
大斜視図、図3は図1のバスケットの正面図、図4は図
1のバスケットの側面図、図5は図1のバスケットの平
面図、図6は図1のバスケットに紙パックを装着した状
態を示す断面説明図、図7は図1の掃除機本体にバスケ
ットおよび紙パックを装着した状態における部分切欠側
面図および図8は図1の掃除機本体にバスケットを装着
した状態における部分切欠平面図である。
【0016】図1および図7〜8に示される電気掃除機
は、掃除機本体1の内部に電動送風機2および集塵室3
を有しており、集塵室3内部には紙パック4(図7参
照)を装着するための部材であるバスケット5が着脱自
在に設けられている。
【0017】掃除機本体1の上部には、集塵室3を開閉
するための蓋6が設けられている。また、掃除機本体1
の下部には、掃除機本体1を床面を転がして移動できる
ように車輪7が設けられている。さらに、掃除機本体1
の前面には、吸入口1aが開口されており、かかる吸入
口1aにホースなど(図示せず)が接続される。また、
集塵室3の後側の内壁面3aには、前記電動送風機2に
通じる排気口3bが形成されている。
【0018】バスケット5は、図2〜6に示されるよう
に、上部および後部が開放された略箱形を呈しており、
後面開口を取出口9としている。取出口9の下部開口縁
に立壁(後壁)8が形成されている。バスケット5は、
合成樹脂などによって作製される。さらに、バスケット
5には、バスケット5の引き出しおよび運搬のための取
っ手16、前記紙パック4を固定するためのクランプ1
7、および前記掃除機本体1および紙パック4に対する
バスケット5のシール性を保つための円形のパッキン1
4を備えている。
【0019】図2および図6に示されるように、紙パッ
ク4をバスケット5にセットする場合、紙パック4に固
着された固定板10を溝15とクランプ17とのあいだ
に嵌め込めばよい。反対に、紙パック4を取り出して廃
棄する場合にはクランプ17を上方へ回動するだけでよ
い。
【0020】本実施の形態では、バスケット5の後面部
に取出口9が形成されているため、バスケット5の内部
に装着された紙パック4は、取出口9を通して容易に自
然落下により廃棄することができ、その結果、利便性が
向上する。しかも、紙パック4がゴミなどで膨らんでほ
ぼ満杯になっても、四辺の側壁(図2のバスケット5の
場合における後壁8、側壁11および前壁12)に嵌ま
り込んで抜けなくなるなどの不具合がない。
【0021】なお、本実施の形態では、取出口9が後面
部に形成された例を挙げて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、取出口9を側面部に形成して
も前述と同様に、取出口9を通して紙パック4をバスケ
ット5から容易に取り出して廃棄することができる。ま
た、構成を簡単にするために、後面部及び側面部を開放
した形状とすることもできる。この構成においても、バ
スケットの後面部及び側面部に紙パックを取り出すため
の取出口が形成されるので、上述した後面部に取出口を
形成した実施の形態及び側面部に取出口を形成した実施
の形態と同様に紙パックをバスケットから容易に廃棄す
ることができる。
【0022】バスケット5の前壁12には、前記掃除機
本体1の吸入口1aに連通する接続口13が形成されて
おり、当該接続口13の周縁には、パッキン14が設け
られている。
【0023】図3および図6に示されるパッキン14
は、固定板10に接触する半円形断面を呈する円環状の
リング部14aと、ホースが差し込まれる接続口13の
内周面に嵌着される円環状の嵌着部14bと、前記接続
口13を開閉自在におおう弁部14cと、集塵室3の前
壁3cの内面に接触する半円形断面を呈する円環状のリ
ング部14dとから構成されている。
【0024】リング部14aが隙間なく固定板10に接
触することにより、前壁12と固定板10とのあいだを
気密的に封止する。それとともにリング部14dが隙間
なく集塵室3の内壁に接触することにより、集塵室3の
内壁と前壁12とのあいだを気密的に封止する。
【0025】さらに、図3および図6に示されるよう
に、バスケット5にパッキン14のリング部14dの半
円形状の最大外周部14eを受けるためのリブ5aが設
けられているため、リング部14dのめくれや引掛かり
を防ぐことができる。
【0026】本実施の形態では、バスケット5の取出口
9の下部開口縁に立壁(後壁8)が形成されているた
め、細かいチリなどが紙パック4に回収されずにバスケ
ット5の中にたまった場合でも後壁8によって前記チリ
などをガードするため、紙パック4の廃棄時(バスケッ
ト5が傾いた状態)において細かいゴミがこぼれない。
【0027】後壁8の高さ(いいかえれば、取出口9の
大きさ)は本発明ではとくに限定されるものではない
が、取出口9を通して紙パック4を廃棄するときに自然
落下に影響がなく、引っかからない程度の高さになるよ
うに残せばよい。
【0028】なお、取出口9が側壁11に形成される場
合には側壁11の下端付近を残せば、前述と同様にチリ
などが集塵室3の内部にこぼれない。
【0029】また、本実施の形態では、取出口9が後面
部(すなわち、電動送風機2に近い側)に形成されてい
るため、取出口9が前記電動送風機2と紙パック4との
あいだを連通することにより、吸込性能を向上すること
ができる。
【0030】さらに、本実施の形態では、バスケット5
の前壁12に取っ手16および前記クランプ17が設け
られている。具体的には、アーチ型形状を呈する取っ手
16が、当該取っ手16の両端から下方に突設された爪
18(図3参照)によってバスケット5の前壁12に固
定されている。取っ手16に囲まれる空間の内側には、
クランプ17が、両側面に突出形成された一対の軸19
(図3参照)によって揺動自在に取り付けられている。
クランプ17は、図6に示されるように、バネ20によ
って前記固定板10を挟持する方向に常時付勢されてい
る。
【0031】かかる構造により、紙パック4を廃棄する
場合、つぎのようにして行なう。まず、紙パック4をバ
スケット5に取り付けたまま、バスケット5を掃除機本
体1から取っ手16を持って引き出し、取っ手16を手
で持ったまま前壁12側にあるクランプ17を上方へ回
動して外す。本実施の形態では、箱形のバスケット5の
後面を取出口9とし、取っ手16がバスケット5の前端
部に取り付けられているため、取っ手16を持ったとき
にバスケット5の後方が下がる。その結果、紙パック4
を自然落下によって容易に廃棄することができる。した
がって、取っ手16を手で持ったままバスケット5を逆
さまにすることなく紙パック4の廃棄作業を容易に行な
うことができる。また、クランプ17は、取っ手16を
持っている手で片手で操作でき、便利である。
【0032】一方、紙パック4を取り替える場合には、
掃除機本体1の外で、バスケット5に紙パック4を装着
し、そののち取っ手16を持ってバスケット5を掃除機
本体1に容易に装着することができる。
【0033】また、図6に示されるように、取っ手16
の位置は、バスケット5の最も前方側(前壁12側)に
配置されているため、掃除機本体1に装着してあるバス
ケット5を引き上げると、バスケット5の重心の関係
で、バスケット5の後側(後壁8側)が下方へ傾く。こ
れにより、紙パック4の吸込口21が上向きとなるの
で、バスケット5の運搬時のゴミやチリの洩れが生じに
くい。
【0034】しかも、紙パック4の廃棄は、前述のよう
にバスケット5の後側が傾いた状態でクランプ17を回
動するので、バスケット5の後側の取出口9を通して、
紙パック4を容易に落下させることができる。
【0035】以上のように、バスケット5の取っ手16
およびクランプ17を配設することにより、バスケット
5の取出し、取付けおよび運搬、ならびに紙パック4の
取付けおよび廃棄の利便性の向上を図ることができる。
しかも、従来のバスケットでは紙パックなしでも集塵で
きるようにバスケットの上端周縁などにゴミもれ防止用
のゴム製パッキンが設けられていたが、本実施の形態の
バスケット5は紙パック4を取り付けて使用することを
前提としたものであるため、パッキンを有しておらず、
さらに取付け、取外しが容易になる。
【0036】さらに、従来では、フィルタ付きのバスケ
ットを紙パックなしで使用する際にゴミなどによるフィ
ルタの目詰まりによって吸込性能が低下していたが、本
実施の形態では、吸込性能の低下を防止するために、図
2および図4に示されるように、紙パック4を用いるこ
とを前提として、バスケット5の少なくとも側壁11に
少なくとも1個の通気用の開口22が形成されている。
【0037】通気用の開口22の形状、個数および配置
については本発明はとくに限定するものではない。した
がって、開口22の形状は、図4に示されるような丸孔
でもよいし、角孔でもよい。開口22の個数は、図4に
示されるように小口径の孔を各側壁に16個程度形成し
てもよいし、それぞれの側壁11に大口径の孔を1個形
成して孔の周縁などに補強用のリブを形成してもよい。
さらに、開口22の配置は、図4に示されるように複数
の開口22を上下左右に規則正しく配置してもよいし、
分散して配置してもよい。
【0038】また、図8に示されるように、バスケット
5と掃除機本体1の集塵室3における内側の側壁23と
のあいだには、若干の隙間24が形成されている。その
ため、前記バスケット5の側壁11の開口22は、隙間
24および排気口3bを通して、前記電動送風機2に連
通している。かかる構成により、開口22への空気の流
路が確保されるため、紙パック4内部に均一に吸い込
み、紙パック4の後面だけでなく側面にもゴミをためる
ことができ、吸込性能の低下を防止することができる。
【0039】開口22は、図2および図7〜8に示され
るバスケット5の底壁25に形成することもでき、その
場合も前述と同様に吸込性能の低下を防止することがで
きるが、底壁25に開口22を形成する代わりに、図2
および図7〜8に示されるように、紙パック4と底壁2
5との密着を防ぐための面状の突起26を突設すれば、
バスケット5から集塵室3へゴミやチリなどがこぼれる
ことなく、吸込性能の低下を防止することができる。
【0040】以上のように、紙パック4を用い、かつ通
気用の開口22および面状の突起26を設けることによ
り、従来の紙パックを用いずにバスケットにフィルタを
貼り付けるタイプの電気掃除機と比較して、フィルタの
目詰まりがなく、吸込性能の低下を防止することがで
き、部品点数を削減してコストダウンが可能になる。
【0041】
【発明の効果】本発明の構成によれば、紙パックの取外
しが容易になり、紙パックを自然落下させて廃棄するこ
とが可能になり、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す電気
掃除機本体の蓋を開けた状態における斜視説明図であ
る。
【図2】図1のバスケットの拡大斜視図である。
【図3】図1のバスケットの正面図である。
【図4】図1のバスケットの側面図である。
【図5】図1のバスケットの平面図である。
【図6】図1のバスケットに紙パックを装着した状態を
示す断面説明図である。
【図7】図1の掃除機本体にバスケットおよび紙パック
を装着した状態における部分切欠側面図である。
【図8】図1の掃除機本体にバスケットを装着した状態
における部分切欠平面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 電動送風機 3 集塵室 4 紙パック 8 後壁 9 取出口 10固定板 12 前壁 16 取っ手 17 クランプ 25 底壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米山 顕啓 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤吉 俊行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3B062 AB38 AC06 AD01 AD14 AD32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体の内部に電動送風機及び集塵
    室を形成し、前記集塵室内に紙パック装着用部材を着脱
    自在に装着する電気掃除機において、前記紙パック装着
    用部材は、紙パックの固定板が対向する前壁と該前壁下
    部から紙パック下方に向かって延設される底壁とを有
    し、前記紙パック装着用部材の前壁上部に取っ手を形成
    したことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記紙パック装着用部材の前壁に紙パッ
    クを装着した状態で、前記取っ手を把持して紙パック装
    着用部材を持ち上げた際に、底壁後方が下方側に回動す
    る位置に取っ手を配設したことを特徴とする請求項1記
    載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 前記紙パック装着用部材の前壁と対向す
    る後壁側を開口したことを特徴とする請求項2記載の電
    気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記紙パック装着用部材の前壁に、前記
    紙パックの固定板を着脱自在に係止するクランプを形成
    したことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記クランプを取っ手近傍に配設したこ
    とを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 前記底壁に通気用の開口を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 前記紙パック装着用部材の底壁後方に立
    壁を形成したことを特徴とする請求項3記載の電気掃除
    機。
  8. 【請求項8】 前記紙パック装着用部材の底壁に、底壁
    と紙パックとの密着を防止する突起を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の電気掃除機。
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