JP2002111843A - 自動リダイヤル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リダイヤル操作の煩わしさをなくし、しかも
簡単に通話中の相手方へ再ダイヤルすることが可能な自
動リダイヤル装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話端末１に接続される接続部１１
と、接続部１１を介して接続された携帯電話端末１に通
話したい相手先の電話番号を送出して発信させる発信制
御部２０とを備え、発信制御部２０は、相手先の電話が
通話中である場合にはその通話中であることを知らせる
通話中信号を検出して一旦回線を切断したのち一定時間
経過後に再び相手先の電話番号を携帯電話端末１に送出
して発信を行ない、相手方の電話と通話状態になるまで
発信・切断を繰り返し行なうように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話端末に接
続する自動リダイヤル装置に関し、さらに詳しくは相手
方の電話が通話中の場合には通話状態となるまで発信・
切断を繰り返す自動リダイヤル装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電話をかけた相手方の電話が通話
中の場合には一旦電話を切り、相手方の通話が終るころ
を見計らって再び相手方に電話をかけ直す必要があっ
た。この場合、かけ直すたびごとに相手方の電話番号を
入力することを要し操作が大変煩わしかった。この点、
近年では最後にかけた相手先の電話番号を記憶しておき
僅かのボタン操作で再びその電話番号へ電話をかけてく
れるリダイヤル機能を搭載した電話も登場している。ま
た、相手が通話中の場合であっても話中とならず呼び出
しを行ない通話の相手の切り替えが可能なキャッチホン
（登録商標）サービスも行なわれている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、リダイヤル機
能を利用して通話中の相手先へ再度電話をかける場合で
あっても、発信者は相手方の電話が通話中であることを
知らせる信号音を自ら確認した後、一旦電話を切って再
びリダイヤル操作を行なわなければならなかった。ま
た、いつ相手先の通話が終了してこちらからの電話が接
続可能になるのかがわからないため電話から離れること
が出来ず再ダイヤルのために無駄な時間を費やしてい
た。しかも、しばらくたってから再ダイヤルしようと思
っても時間がたつことによって再ダイヤルするのを忘れ
てしまうということもあった。また、相手方の電話がキ
ャッチホン（登録商標）サービスを受けている場合であ
っても相手方からの応答がないと発信者側には呼び出し
音だけが流れ通話できないという問題点があった。

【０００４】そこで、本発明は、再ダイヤル操作のため
に電話から離れられないといったリダイヤル操作の煩わ
しさをなくし、しかも簡単に通話中の相手方へ再ダイヤ
ルすることが可能な自動リダイヤル装置を提供すること
を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項１に記載の発明は、携帯電話端末に接続される
接続部と、接続部を介して接続された携帯電話端末に通
話したい相手先の電話番号を送出して発信させる発信制
御部とを備え、発信制御部は、相手先の電話が通話中で
ある場合にはその通話中であることを知らせる通話中信
号を検出して一旦回線を切断したのち一定時間経過後に
再び相手先の電話番号を携帯電話端末に送出して発信を
行ない、相手方の電話と通話状態になるまで発信・切断
を繰り返し行なうように構成されている自動リダイヤル
装置を提供する。

【０００６】上記課題を解決するために請求項２に記載
の発明は、請求項１に記載の自動リダイヤル装置におい
て、発信制御部は、相手先の電話へ接続可能であるにも
かかわらず相手先の電話からの応答がない場合には予め
定められた呼出信号の発生回数に応じて一旦回線を切断
したのち一定時間経過後に再び相手先の電話番号を携帯
電話端末に送出して発信を行ない、相手方の電話と通話
状態になるまで発信・切断を繰り返し行なうようにさら
に構成されていることを特徴とする。

【０００７】上記課題を解決するために請求項３に記載
の発明は、請求項１又は２に記載の自動リダイヤル装置
において、発信制御部は、さらに、相手方の電話と通話
状態になるまで繰り返し行なわれる発信・切断の回数を
所定の回数だけ行なわせるように制御可能とされている
ことを特徴とする。

【０００８】上記課題を解決するために請求項４に記載
の発明は、請求項１から３のいずれか１項に記載の自動
リダイヤル装置において、発信制御部は、さらに、電話
回線の切断から次の発信までの間の時間を自由に設定す
ることが可能とされていることを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明に係る自動リダイヤル装置
の一実施形態について図面に基づいてさらに詳しく説明
する。図１は本発明に係る自動リダイヤル装置の一実施
形態のブロック図である。初めに、図１に示された自動
リダイヤル装置１０は、携帯電話１と接続するための接
続部１１と、携帯電話１へ電話番号情報を送出すると共
にその発信・切断を制御する発信制御部２０と、相手先
の電話番号を登録しておく電話番号登録部１９と、相手
方の電話番号を入力する電話番号入力部１７と、発信先
の電話番号を表示する表示部１５と、発信制御部２０に
対する指示を行なう操作部１３と、相手方の電話に接続
したことを知らせる接続確認部２１と、相手方の音声を
拡声する拡声部２３とを備えて構成されている。

【００１０】接続部１１は、携帯電話１の底部に備えら
れた図示しないコネクタ部と自動リダイヤル装置１０を
電気的に接続するものであり、接続部１１を介して携帯
電話１と自動リダイヤル装置１０との間でデータのやり
取りが行なわれる。接続部１１は、図３に示すように、
携帯電話１の図示しないコネクタ部と嵌合するコネクタ
１１ａと、コネクタ１１ａから伸びるシールド線１１ｂ
とにより構成されている。

【００１１】発信制御部２０は、予め電話番号登録部１
９に登録された電話番号あるいは電話番号入力部１７か
ら入力された電話番号を携帯電話１へ送出すると共に、
相手先の電話が話中であることを知らせる通話中信号、
又は、相手先電話へ着信があったことを知らせる呼出信
号を検出して相手方の電話と通話状態になるまで発信・
切断を繰り返し行なうように動作するプログラムが記録
された記憶装置２７と、そのようなプログラムの動作を
処理する中央処理装置２５とにより構成されている。そ
して、スタートボタン１３ａ及びリセットボタン１３ｂ
から構成される操作部１３により発信制御部２０の動作
を行なわせ、携帯電話１へ電話番号データを送出すると
共に、その発信・切断を制御する。発信制御部２０は、
さらに、相手方の電話と通話状態になるまで繰り返し行
なわれる発信・切断の回数を予め定められた回数だけ繰
り返すように設定できるようになっており、また、電話
回線を切断してから次の発信までの間の時間を自由に設
定することができるように構成されている。尚、記憶装
置２７にはメモリ等の記録媒体が用いられる。

【００１２】発信制御部２０は、また、記憶装置２７に
記録されたプログラムにより相手方の電話が通話中でな
いにもかかわらず電話に出ない場合、または、通話中で
あっても応答可能な状態であるにもかかわらず電話に出
ない場合にはその呼び出し信号を予め定められた回数だ
け発信制御部２０が検知したのち回線を切断し、予め定
められた時間が経過したら再び先の電話番号データを携
帯電話１へ送出し、発信を行なうようにも構成されてい
る。

【００１３】発信制御部２０は、さらに、上述した記憶
装置２７に記録されたプログラムにより相手方の電話と
通話状態になるまで繰り返し行なわれる発信・切断の回
数を所定の回数だけ行なわせるように設定することが出
来るようになっている。これにより発信・切断の回数を
所望の回数だけ繰り返し行なわせることができる。

【００１４】電話番号登録部１９は、テンキー１７ａと
記憶装置２７とにより構成され、テンキー１７ａから入
力された相手先の電話番号を記憶装置２７に記録保存す
る。そして、登録された相手先の電話番号は操作部１３
で所定の操作を行なうことによって複数登録された電話
番号の中から電話をかけたい相手先の電話番号を呼び出
して表示部１５に表示すると共に、その電話番号データ
を発信制御部２０に送るようになっている。尚、登録で
きる電話番号は記憶装置２７の容量が大きいほど多くの
データを登録しておくことが出来る。

【００１５】電話番号入力部１７は、テンキー１７ａと
記憶装置２７により構成され、通話したい相手先の電話
番号を直接入力テンキー１７ａから入力し、その電話番
号を記憶装置２７に記録された発信プログラムに基づい
て発信制御部２０へ送るようになっている。

【００１６】表示部１５は、液晶又は光電管などにより
電話番号を表示するディスプレイ１５ａにより形成され
ている。すなわち、テンキー１７ａにより入力された相
手方の電話番号や電話番号登録部１９に入力された電話
番号をディスプレイ１５ａ上に表示する。

【００１７】操作部１３は、スタートボタン１３ａ及び
リセットボタン１３ｂ及びその他の操作ボタンとにより
構成され、スタートボタン１３ａは予め電話番号登録部
１９に登録された電話番号あるいは電話番号入力部１７
から入力された電話番号を発信制御部２０から接続部１
１を介して携帯電話１への送出を開始させるボタンであ
る。スタートボタン１３ａを押すことにより相手方の電
話と通話状態になるまで発信・切断が繰り返し行なわれ
る。また、リセットボタン１３ｂは動作の中止を促すボ
タンであり、リセットボタン１３ｂを押すことにより発
信・切断を停止させるようになっている。

【００１８】接続確認部２１は、接続表示ランプ２１ａ
により構成され、相手先の電話と接続され通話状態とな
ったときに通話信号を検出して点灯するようになってお
り、これにより相手方の電話と通話状態になったことを
通知する。そして、携帯電話１と通話状態になった場合
に携帯電話１から接続部１１を外すと接続表示ランプ２
１ａが消灯するようになっている。尚、携帯電話１から
接続部１１を外さない場合にはリセットボタン１３ｂを
押すことにより接続表示ランプ２１ａを消灯させること
ができるようになっている。拡声部２３、はスピーカ２
３ａにより構成され、通話中の相手方の音声を発する。

【００１９】次に、上述の実施形態における自動リダイ
ヤル装置１０の動作について図４のフローチャートを用
いて説明する。まず、コネクタ１１ａを携帯電話１の底
部に備えられた図示しないコネクタ部に接続し、自動リ
ダイヤル装置１０と携帯電話１を連結し、テンキー１７
ａにより相手先の電話番号を入力する（ステップＳ
１）。すると、ディスプレイ１５ａ上に相手先の電話番
号が表示される。また、既に電話番号登録部１９に登録
されている相手先の電話番号を呼び出して相手先の電話
番号をディスプレイ１５ａ上に表示させることもでき
る。表示された電話番号が正しければスタートボタン１
３ａを押す（ステップＳ２）。スタートボタン１３ａが
押されると記憶装置２７に記録されたプログラムに基づ
いて入力された電話番号を発信制御部２０から携帯電話
１へ送出して携帯電話１を発信させ（ステップＳ３）、
相手先の電話が通話中であるか否かの判断を行なう（ス
テップＳ４）。

【００２０】相手先の電話が通話中の場合には、通話中
であることを知らせる通話中信号を接続部１１を介して
発信制御部２０が検知して回線を切断する（ステップＳ
５）。そして、予め定められた時間が経過（ステップＳ
６）したら再び先の電話番号データを携帯電話１へ送出
し、発信が行なわれる（Ｓ３）。相手先の電話が通話中
の場合はこの動作が繰り返し行なわれる。もちろん、予
め定められた回数だけ繰り返すように設定することも出
来る。また、相手方が通話中でなくとも電話に出ない場
合には予め定められた回数の呼び出し信号を発信制御部
２０が検知すると回線を自動的に切断する（Ｓ６）。そ
して、予め定められた時間が経過（Ｓ６）したら再び先
の電話番号データを携帯電話１へ送出し、発信を行なう
（Ｓ３）。

【００２１】相手先の電話と接続され、通話状態となっ
た場合には、接続表示ランプ２１ａが点灯すると共に
（ステップＳ７）、相手先の応答する音声がスピーカ２
３ａから流れ通話可能状態となったことを知らせる。そ
して、携帯電話１から接続部１１を外して（ステップＳ
８）、携帯電話１で相手先との通話を行なう。携帯電話
１から接続部１１を外すと接続表示ランプ２１ａが消灯
して（ステップＳ１０）動作が完了し、次の電話番号の
入力を待つ。尚、携帯電話１と通話状態になった場合に
携帯電話１から接続部１１を外さない場合にはリセット
ボタン１３ｂを押す（ステップＳ９）ことにより接続表
示ランプ２１ａを消灯させることができる。

【００２２】

【発明の効果】以上のように、本発明に係る自動リダイ
ヤル装置によれば、相手先の電話が通話中である場合に
はその通話中であることを知らせる通話中信号を検出し
て一旦回線を切断したのち一定時間経過後に再び相手先
の電話番号を携帯電話端末に送出して発信を行ない、相
手方の電話と通話状態になるまで発信・切断を繰り返し
行なうように構成したので、再ダイヤル操作のために電
話から離れられないといったリダイヤル操作の煩わしさ
がなく、しかも簡単に通話中の相手方へ再ダイヤルする
ことができるという効果がある。特に、電話によるチケ
ットの申込みの場合のように電話が殺到して繋がり難い
場合に特に効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る自動リダイヤル装置の一実施形態
のブロック図である。

【図２】本発明に係る自動リダイヤル装置の一実施形態
の構成図である。

【図３】本発明に係る自動リダイヤル装置の一実施形態
の平面図である。

【図４】本発明に係る自動リダイヤル装置の一実施形態
の動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 携帯電話 １０ 自動リダイヤル装置 １１ 接続部 １１ａ コネクタ １１ｂ シールド線 １３ 操作部 １３ａ スタートボタン １３ｂ リセットボタン １５ 表示部 １５ａ ディスプレイ １７ 電話番号入力部 １７ａ テンキー １９ 電話番号登録部 ２０ 発信制御部 ２１ 接続確認部 ２１ａ 接続表示ランプ ２３ 拡声部 ２３ａ スピーカ ２５ 中央処理装置 ２７ 記憶装置

フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K027 AA11 EE04 GG08 5K036 AA07 DD04 DD48 KK14 5K067 AA34 BB04 DD13 DD24 DD26 DD30 FF05 FF07 FF15 FF23 FF24 GG07

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 携帯電話端末に接続される接続部と、 前記接続部を介して接続された前記携帯電話端末に通話
   したい相手先の電話番号を送出して発信させる発信制御
   部とを備え、 前記発信制御部は、相手先の電話が通話中である場合に
   はその通話中であることを知らせる通話中信号を検出し
   て一旦回線を切断したのち一定時間経過後に再び前記相
   手先の電話番号を前記携帯電話端末に送出して発信を行
   ない、相手方の電話と通話状態になるまで発信・切断を
   繰り返し行なうように構成されている自動リダイヤル装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の自動リダイヤル装置に
   おいて、 前記発信制御部は、相手先の電話へ接続可能であるにも
   かかわらず相手先の電話からの応答がない場合には予め
   定められた呼出信号の発生回数に応じて一旦回線を切断
   したのち一定時間経過後に再び前記相手先の電話番号を
   前記携帯電話端末に送出して発信を行ない、相手方の電
   話と通話状態になるまで発信・切断を繰り返し行なうよ
   うにさらに、構成されていることを特徴とする自動リダ
   イヤル装置。
3. 【請求項３】 請求項１又は２に記載の自動リダイヤル
   装置において、 前記発信制御部は、さらに、相手方の電話と通話状態に
   なるまで繰り返し行なわれる発信・切断の回数を所定の
   回数だけ行なわせるように制御可能とされていることを
   特徴とする自動リダイヤル装置。
4. 【請求項４】 請求項１から３のいずれか１項に記載の
   自動リダイヤル装置において、 前記発信制御部は、さらに、電話回線の切断から次の発
   信までの間の時間を自由に設定することが可能とされて
   いることを特徴とする自動リダイヤル装置。